JP5100528B2 - 単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査装置、エアギャップ偏心検査方法、及びエアギャップ偏心調整方法、並びにこれらを用いて製造される単相誘導電動機 - Google Patents
単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査装置、エアギャップ偏心検査方法、及びエアギャップ偏心調整方法、並びにこれらを用いて製造される単相誘導電動機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5100528B2 JP5100528B2 JP2008160600A JP2008160600A JP5100528B2 JP 5100528 B2 JP5100528 B2 JP 5100528B2 JP 2008160600 A JP2008160600 A JP 2008160600A JP 2008160600 A JP2008160600 A JP 2008160600A JP 5100528 B2 JP5100528 B2 JP 5100528B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air gap
- rotor
- phase induction
- winding
- induction motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
本発明に基づく単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査装置、及びエアギャップ偏心検査方法について図を参照して詳細に説明する。
図1に本発明を適用する単相誘導電動機の製品例として単相誘導電動機を内在する冷凍・空調機用のロータリ圧縮機100の縦方向断面図を示す。図2は図1の矢視Aから見た横方向断面図である。
接続端子120をロータリ圧縮機100の端子112に接続することで、ロータリ圧縮機100内の単相誘導電動機に外部電源(図示しない)から交流電圧を印加することができる。主巻線110に通電する導線に電流計121aが取り付けられており、補助巻線111に通電する導線に電流計121bが取り付けられている。
補助巻線スイッチ145が接点D147側に接地されることで主巻線110に主巻線抵抗器141と主巻線コンデンサ140を接続することにより、補助巻線111によって誘起される磁束が主巻線110によって誘起される磁束よりも大きくなり、ロータ102は正回転と逆方向に回転する(以下ではこのような回転を逆回転と称し、逆回転となる通電状態を逆回転通電と称す)。
イッチ152が接地されることで、補助巻線111にのみ交流電圧が印加され、ロータ102はロック状態で不平衡磁気吸引力が働く(以下ではこのような通電状態を補助ロック通電と称す)。上記電流計121aと121bは正回転通電、逆回転通電、主ロック通電、補助ロック通電の4種類の通電状態について、それぞれ主巻線と補助巻線に流れる電流の電流波形を計測する。
クアップ122は2つあり、図4のように加速度ピックアップ122aにより主巻線110により誘起される磁束と垂直方向(以下、補助巻線方向と称す)に生ずる振動を計測し、また122bにより補助巻線により誘起される磁束と垂直方向(以下、主巻線方向と記す)に生ずる振動を計測する。加速度ピックアップ122は、加速度ピックアップシリンダ123(図3参照)により、ロータリ圧縮機100の半径方向に移動可能であり、振動計測時にはピックアップ除振材124を介してロータリ圧縮機100に押し付けられ、通電した際に生じる振動を測定する。
と増幅された振動の信号はA/Dボード(図示しない)によってコンピュータ132内に記録される。コンピュータ132は回転通電時の電流値とロック通電時の電流値の差からロータの回転数を計算するとともに、記録した電流波形と振動波形と計算したロータの回転数に基づきエアギャップ偏心方向とエアギャップ偏心量を計算し、計算された結果はコンピュータの表示器133によって表示される。電圧調整器134によって主巻線110と補助巻線111に通電する交流電圧を調整することができる。また抵抗器135、及びコンデンサ136によって電動機に流れる交流電流の大きさを調整する。上記の電気機器類は架台137によって固定される。
ST1:ロータリ圧縮機100をワーク除振材128の上に設置する。
ST2:クランプ爪125をクランプシリンダ127によって前進させ、ロータリ圧縮機100を固定する。
ST3:接続端子120を端子112に接続する。
ST4:加速度ピックアップ122を加速度ピックアップシリンダ123によって前進させ、ロータリ圧縮機100に押し付ける。
ST5-1:図5に示す単相誘導電動機の駆動回路において、主巻線スイッチ144の接続先を接点B143側とする。
ST5-2:図5に示す単相誘導電動機の駆動回路において、補助巻線スイッチ145の接続先を接点C146側とし、補助巻線111に直列に補助巻線抵抗器148と補助巻線コンデンサ149を接続する。これにより主巻線110に流れる電流を大、補助巻線111に流れる電流を小となるように個々の巻線に流れる電流を調整し、通電時に生じる主巻線110により誘起されるエアギャップの磁束の大きさを補助巻線111により誘起される磁束の大きさより大きくする。
ST5-3:交流電源の電圧を電圧調整器134により特定の電圧に調整する。
ST7:主巻線110に流れる電流波形を電流計121aにより計測する。また補助巻線方向の振動波形を加速度ピックアップ122aにより計測する。
ST8:所定の計測時間が経過したら計測を終了し、同時に通電も終了する。
ST9:計測した電流波形をA/Dボード(図示しない)を通じてコンピュータ132に取り込み、記録する。また計測した振動波形をアンプ131によって増幅し、A/Dボード(図示しない)を通じてコンピュータ132に取り込み、記録する。
ST11:ワークに交流電圧を印加し、主巻線110に流れる電流の電流波形を電流計121aによ
り計測を開始する。
ST12:主巻線110に流れる電流の電流波形を電流計121aにより計測する。
ST13:所定の計測時間が経過したら計測を終了し、同時に通電を終了する。
ST14:計測した電流波形をA/Dボード(図示しない)を通じてコンピュータ132に取り込み、記録する。
ST16:正回転通電時に計測した電流波形と補助巻線方向の振動波形と上記計算したロータの回転数より、補助巻線方向のエアギャップの偏心方向と偏心量をコンピュータ132によ
り計算する。
ST17:逆回転通電状態となるように回路を切り替える。具体的には下記ST17-1〜ST17-3による。
ST17-1:図6に示す単相誘導電動機の駆動回路において、主巻線スイッチ144の接続先を
接点A142側とし、主巻線110に直列に主巻線抵抗器141と主巻線コンデンサ140を接続する。
ST17-2:図6に示す単相誘導電動機の駆動回路において、補助巻線スイッチ145の接続先
を接点D147側とする。これにより主巻線110に流れる電流を小、補助巻線111に流れる電流を大となるように個々の巻線に流れる電流を調整し、通電時に生じる補助巻線111により誘起される磁束の大きさを主巻線110により誘起される磁束の大きさより大きくする。
ST17-3:交流電源の電圧を電圧調整器134により特定の電圧に調整する。
を開始する。
ST19:補助巻線111に流れる電流波形を電流計121bにより計測する。また主巻線方向の振
動波形を加速度ピックアップ122bにより計測する。
ST20:所定の計測時間が経過したら計測を終了し、同時に通電も終了する。
ST21:計測した電流波形をA/Dボード(図示しない)を通じてコンピュータ132に取り込み、記録する。また計測した振動波形をアンプ131によって増幅し、A/Dボード(図示しない)を通じてコンピュータ132に取り込み、記録する。
ST23:ワークに交流電圧を印加し、補助巻線111に流れる電流の電流波形を電流計121bにより開始する。
ST24:補助巻線111に流れる電流の電流波形を電流計121bにより計測を計測する。
ST25:所定の計測時間が経過したら計測を終了し、同時に通電を終了する。
ST26:計測した電流波形をA/Dボード(図示しない)を通じてコンピュータ132に取り込み、記録する。
ST28:逆回転通電時に計測した電流波形と補助巻線方向の振動波形と上記計算したロータの回転数より、主巻線方向のエアギャップの偏心方向と偏心量をコンピュータ132により
計算する。
ST29:ST16の結果から推定した補助巻線方向のエアギャップ偏心状態と、ST28の結果から推定した主巻線方向のエアギャップ偏心状態から、エアギャップ101の良否の判定を行い
、その結果をコンピュータの表示器133に表示する。
ST30:加速度ピックアップ122を加速度ピックアップシリンダ123によって後退させる。
ST31:接続端子120を端子112から取外す。
ST32:クランプ爪120をクランプシリンダ127によって後退させる。
ST33:ロータリ圧縮機100をワーク徐振材128の上から取り除く。
なお、ここでそれぞれの巻線によりエアギャップに誘起される磁束を調整する手段として、電圧調整器、コンデンサ、抵抗器を用いたが、巻線の電流を調整する電流調整器を用いてもよい。
動のうち振動の絶対値の大きい方向の振動の絶対値の平均値により求めても良い。更には正方向の振動の強さの絶対値の平均値と負方向の振動の強さの絶対値の平均値との間の平均値により求めても良い。
上記のように構成することにより、様々な機種の単相誘導電動機についても共通のパラメータを用いてエアギャップの偏心状態を検査することができるため、開発期間を短縮することができる。さらにはロータ102とステータ103の位置関係が直接目視することができない製品の完成状態において、単相誘導電動機ごとの加工や組立のばらつきや外乱がある場合でも、エアギャップ偏心状態を精度よく検査することができるようになる。
本実施の形態においては、計測時に通電する電圧の周波数を調整することによりエアギャップ偏心方向とエアギャップ偏心量を精度よく検査する検査装置について説明する。単相誘導電動機を含むロータリ圧縮機100は実施の形態1で説明したものと同様であり、説明を省略する。
検査装置の外観は図3と同様であるが、図12、図13に示す駆動回路に違いがあり、周波数調整器153が付け加えられている。
また、交流印加時に発生する主巻線110により誘起される磁束と補助巻線111により誘起される磁束の大きさの比を調整する手段にコンデンサと抵抗器を用いたが、リアクタンスを接続して各巻線のインピーダンスを調整してもよい。
図3では計測体に押し付け振動を測定するタイプのピックアップを図示したが、マグネットあるいは接着剤等にて装着するタイプを用いてもよく、その場合、シェルをクランプするクランプ機構を及びシリンダを設置する必要がないため、検出装置を安価に構成することができる。
また図3では電流を計測するための電流計として、クランプ式の電流計を図示したが、あらかじめ駆動回路中に電流計を組み込んで使用してもよい。
実施の形態1または2において、電流差とロータの回転数との関係に基づいてロータの回転数を計算する方法を説明したが、電動機の機種ごとにロータの回転数と主巻線と補助巻線に流れる電流、あるいは印加電圧の位相差の関係を調べ、位相差とロータの回転数の関係に基づいてロータの回転数を計算する方法を用いたとしても、エアギャップ偏心状態を精度よく検査することができることには変わりない。
また図9と図14のフローチャートにおいて、正回転通電を行ったあと、主ロック通電を行い、その後逆回転通電を行った後、補助ロック通電を行っているが、順番に変更があってもよい。例えば逆回転通電を行った後、正回転通電を行い、その後主ロック通電を行った後、補助ロック通電を行って電流、及び振動を計測したとしても本発明による効果を得ることができる。また、さらには計測を行う前に、電動機に計測時よりも高電圧を印加する予備通電を行い、電動機のウォームアップを行ってもよい。
本実施の形態においては、エアギャップ偏心状態を検査した後、調整するエアギャップ偏心調整方法について説明する。図15はエアギャップ偏心状態を2次元的に表すためのuv座標系を示す断面図、図16はエアギャップ偏心状態を調整するための方法を示す断面図である。
ものと同様であるとともに、ロータリ圧縮機100のエアギャップ偏心状態を検査する方法
も実施の形態1の場合と同じである。以下では、検査した結果を元にエアギャップ偏心状態を調整する方法について詳細に説明する。
機が組みつけられているため、エアギャップ偏心状態を目視やギャップゲージによる測定などの直接的な手段で検査することができない。上記実施の形態1においては、そのような状態の単相誘導電動機のエアギャップ状態を検査することができ、検査した結果は図15に示すuv座標系においてベクトルとして表すことができる。
ロータリ圧縮機100をサーボモータ(図示しない)によって回転させられる回転機構を
有する回転テーブル162上に設置し、ステータ103と溶接点109の間にバーナー160の火炎161が当たるようにバーナー160の高さを固定する。バーナー160に着火した後に回転テーブル162を回転させ、シェル104の周上に加熱する。
うにシェル104は変形する。ステータ103はシェル104に焼嵌め固定されているため、シェル104の変形に従ってステータ103の中心軸が傾き、エアギャップ偏心状態が変化する。前記エアギャップ偏心状態の検査結果に従い、エアギャップの狭い方向から加熱し、エアギャップ偏心量に応じて加熱量を調整することで、エアギャップ偏心状態を調整することができる。その結果、電動機の騒音を低減し、高効率な電動機を安定して実現することができる。
本実施の形態では、本発明による単相誘導電動機のエアギャップ偏心状態の検査方法及び調整方法を用いて製造された単相誘導電動機について説明する。一般に、単相誘導電動機の出力を向上するためには電動機の大型化を図ることが考えられるが、以下のような問題がある。
例えば、径方向に大型化を図る場合、ステータの製造時に使用されるプレス金型や電動機を保持するシェルのサイズを変更する必要がある。そのため様々な出力の電動機のラインナップを持つ場合、製造設備や周辺部材の変更が大掛かりになりコストが高くつく。
また、高さ方向に大型化を図る場合、電動機の組立時にロータがステータの軸心からわずかに傾いて組立てられるだけで大きくエアギャップが偏心することとなり、そのため高精度の組立技術が必要となる。
また、容器に密閉された状態において、実施の形態1で説明したエアギャップ偏心検査装置によってエアギャップ偏心状態を検査し、実施の形態3で説明した方法でエアギャップ偏心状態を調整することにより、電動機の高さが高い機種であっても高精度に組立てることが可能であり、低騒音で高効率な電動機を実現することができる。実施の形態3においてはエアギャップ偏心状態を調整する方法を示したが、もちろんこの方法を用いた製造設備を製作し、エアギャップ偏心の調整に用いてもよい。
105 主軸、106 フレーム、107 シリンダヘッド、108 シリンダ、109 溶接点、
110 主巻線、111 補助巻線、112 端子、113 吐出管、114 マフラ、
120 接続端子、121a 電流計、121b 電流計、122 加速度ピックアップ、
122a 加速度ピックアップ、122b 加速度ピックアップ、
123 加速度ピックアップシリンダ、124 ピックアップ除振材、125 クランプ爪、
126 クランプ除振材、127 クランプシリンダ、128 ワーク除振材、
129 計測ユニットベース板、130 防振材、131 アンプ、132 コンピュータ、
133 コンピュータの表示器、134 電圧調整器、135 抵抗器、136 コンデンサ、
137 架台、
140 主巻線コンデンサ、141 主巻線抵抗器、142 接点A、143 接点B、
144 主巻線スイッチ、145 補助巻線スイッチ、146 接点C、147 接点D、
148 補助巻線抵抗器、149 補助巻線コンデンサ、150 交流電源、
151 主巻線通電スイッチ、152 補助巻線通電スイッチ、153 電源周波数調整器。
Claims (8)
- 主軸と共に回転するロータと、主巻線と補助巻線とを備え上記ロータとの間でエアギャップを有するように配置されたステータとからなる単相誘導電動機において、
上記電動機に交流電圧を印加する手段と、
上記電動機に流れる電流の電流波形を計測する電流計測手段と、
上記電動機に上記交流電圧を印加した際に、上記ロータに発生する不平衡磁気吸引力が最大となる方向の単相誘導電動機の振動波形を計測する振動計測手段と、
上記電流計測手段によって計測された結果から上記ロータの回転数を計算し、上記計算したロータの回転数と上記計測した電流波形と振動波形から上記エアギャップの偏心状態を推定し、上記推定したエアギャップの偏心状態に基づいて上記エアギャップの良否を判定する判定手段と、
を設けたことを特徴とする単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査装置。 - 上記主巻線及び補助巻線に交流電圧を印加した際に、上記主巻線及び補助巻線のうち一方の巻線によりエアギャップに誘起される磁束が他方の巻線によりエアギャップに誘起される磁束より大きい状態で、上記ロータを回転通電させる駆動回路と、上記主巻線と補助巻線のどちらか一方にのみ通電する駆動回路とを設けたことを特徴とする請求項1に記載の単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査装置。
- 上記交流電源の電圧を変更するための電圧調整機構を備え、印加する交流電圧の周波数の2/3以下の回転周期によって上記ロータを回転させる駆動回路を設けたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査装置。
- 上記主巻線及び補助巻線の両方の巻線に通電する回転通電と、上記主巻線又は補助巻線のどちらか一方の巻線のみに通電するロック通電とを切り替えることができる手段を備え、上記回転通電の電流値とロック通電時の電流値の差から上記ロータの回転数を計算することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査装置。
- 上記交流電圧の周波数を変更するための周波数変換機構を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査装置。
- 主軸と共に回転するロータと、主巻線と補助巻線とを備えロータとの間でエアギャップを有するように配置されたステータとからなる単相誘導電動機であって、
主巻線または補助巻線のどちらか一方の巻線に交流電圧を印加して巻線に流れる電流波形を計測するステップと、
回路を切り替えて主巻線及び補助巻線の両方の巻線に交流電圧を印加して巻線に流れる電流波形を計測するとともに、ロータに発生する不平衡磁気吸引力が最大となる方向の電動機の振動の振動波形を計測するステップと、
計測した電流波形からロータの回転数を計算するステップと、
計算したロータの回転数と計測した電流波形と振動波形とからエアギャップの偏心量と偏心方向を計算するステップと、
計算したエアギャップの偏心量及び偏心方向に基づいてエアギャップの良否を判定するステップと、
を有することを特徴とする単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査方法。 - 主軸と共に回転するロータと、主巻線と補助巻線とを備え上記ロータとの間でエアギャップを有するように配置されたステータとからなる単相誘導電動機であって、
主巻線及び補助巻線の両方の巻線に交流電圧を印加し、巻線に流れる電流波形を計測し、
回路を切り替えて、主巻線または補助巻線のどちらか一方の巻線に交流電圧を印加し、巻線に流れる電流波形を計測するとともに、上記ロータに発生する不平衡磁気吸引力が最大となる方向の単相誘導電動機の振動の振動波形を計測し、
上記計測した電流波形からロータの回転数を計算し、
上記計測した電流波形と振動波形と上記計算したロータの回転数から上記エアギャップの偏心量と偏心方向とを計算し、
上記計算したエアギャップの偏心量及び偏心方向に基づいて上記エアギャップの良否を判定し、
この判定結果に基づいて上記ステータが固定されたシェルを変形させることにより上記単相誘導電動機のエアギャップを調整することを特徴とする単相誘導電動機のエアギャップ調整方法。 - 上記請求項6の方法でエアギャップ偏心状態を検査し、あるいは請求項7の方法でエアギャップ偏心状態を調整することにより製造されることを特徴とする単相誘導電動機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008160600A JP5100528B2 (ja) | 2008-06-19 | 2008-06-19 | 単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査装置、エアギャップ偏心検査方法、及びエアギャップ偏心調整方法、並びにこれらを用いて製造される単相誘導電動機 |
CN2008101821895A CN101608911B (zh) | 2008-06-19 | 2008-11-24 | 气隙偏心检测装置、方法、调整方法、以及单相感应电动机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008160600A JP5100528B2 (ja) | 2008-06-19 | 2008-06-19 | 単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査装置、エアギャップ偏心検査方法、及びエアギャップ偏心調整方法、並びにこれらを用いて製造される単相誘導電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010004644A JP2010004644A (ja) | 2010-01-07 |
JP5100528B2 true JP5100528B2 (ja) | 2012-12-19 |
Family
ID=41482747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008160600A Expired - Fee Related JP5100528B2 (ja) | 2008-06-19 | 2008-06-19 | 単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査装置、エアギャップ偏心検査方法、及びエアギャップ偏心調整方法、並びにこれらを用いて製造される単相誘導電動機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5100528B2 (ja) |
CN (1) | CN101608911B (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104965175B (zh) * | 2015-07-16 | 2017-10-10 | 华北电力大学(保定) | 一种发电机气隙静态偏心故障方位及故障程度的检测方法 |
CN105044601A (zh) * | 2015-08-25 | 2015-11-11 | 合肥工业大学 | 一种利用漏磁场检测感应电动机的偏心检测装置及其检测方法 |
CN105044602A (zh) * | 2015-08-25 | 2015-11-11 | 合肥工业大学 | 一种感应电动机的偏心检测装置及其检测方法 |
CN105490603B (zh) * | 2015-12-28 | 2018-01-12 | 浙江科技学院 | 一种轮毂电机驱动的电动汽车轮毂侧电磁减震控制方法 |
CN106403880B (zh) * | 2016-10-13 | 2020-02-04 | Tcl瑞智(惠州)制冷设备有限公司 | 一种压缩机转子和定子之间的间隙检测方法和装置 |
DE102016122862A1 (de) | 2016-11-28 | 2018-05-30 | Wobben Properties Gmbh | Messsystem und ein Messverfahren zum Vermessen eines Stators einer getriebelosen Windenergieanlage |
CN108736656A (zh) * | 2017-04-13 | 2018-11-02 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 电机、用于电机的校正装置和校正方法 |
US10514428B2 (en) * | 2017-07-13 | 2019-12-24 | Itt Manufacturing Enterprises Llc | Technique to detect motor leakage flux anomalies |
CN109323675B (zh) * | 2018-09-21 | 2020-09-08 | 南京航轩轨道交通科技有限公司 | 一种直线电机气隙在线检测方法 |
CN112230145B (zh) * | 2020-10-16 | 2024-04-19 | 中车永济电机有限公司 | 一种模块化直线感应电机旋转试验装置 |
CN112491228B (zh) * | 2020-11-06 | 2023-01-24 | 华能澜沧江水电股份有限公司 | 基于振动波形检测引起定子低频振动的关键磁极的方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60152262A (ja) * | 1984-01-20 | 1985-08-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘導電動機の磁気空隙の検査方法 |
JP3443132B2 (ja) * | 1993-03-30 | 2003-09-02 | 三洋電機株式会社 | 回転圧縮機用電動機のロ−タ部エアギャップ偏りの検出方法とその偏りの検出方法を用いたロ−タ部エアギャップ偏りの改善方法 |
JP4657048B2 (ja) * | 2005-07-28 | 2011-03-23 | 三菱電機株式会社 | 単相誘導機のエアギャップ偏心検出装置及びエアギャップ偏心検査方法 |
JP4878920B2 (ja) * | 2006-05-30 | 2012-02-15 | 三菱電機株式会社 | 電動機のエアギャップ偏心計測装置及びエアギャップ偏心計測方法 |
JP4474469B2 (ja) * | 2008-01-23 | 2010-06-02 | 三菱電機株式会社 | 単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査装置及びエアギャップ修正方法 |
-
2008
- 2008-06-19 JP JP2008160600A patent/JP5100528B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2008-11-24 CN CN2008101821895A patent/CN101608911B/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101608911A (zh) | 2009-12-23 |
CN101608911B (zh) | 2012-09-19 |
JP2010004644A (ja) | 2010-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5100528B2 (ja) | 単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査装置、エアギャップ偏心検査方法、及びエアギャップ偏心調整方法、並びにこれらを用いて製造される単相誘導電動機 | |
JP4474469B2 (ja) | 単相誘導電動機のエアギャップ偏心検査装置及びエアギャップ修正方法 | |
JP4657048B2 (ja) | 単相誘導機のエアギャップ偏心検出装置及びエアギャップ偏心検査方法 | |
JP4878920B2 (ja) | 電動機のエアギャップ偏心計測装置及びエアギャップ偏心計測方法 | |
US8225657B2 (en) | Method and apparatus for quantitatively detecting unbalanced state and method for detecting clamping state of a workpiece | |
JP2005525537A (ja) | 出力を確定する方法、測定装置及び供試体のための出力用試験台 | |
JP2008546159A5 (ja) | ||
CN101988951B (zh) | 电机的空隙调整方法 | |
JP5594160B2 (ja) | 電動モータ内蔵磁石の劣化検知方法及び装置 | |
Bellini et al. | Vibrations, currents and stray flux signals to asses induction motors rotor conditions | |
MXPA00009140A (es) | Deteccion de la posicion de reluctancia conmutada. | |
US8061028B2 (en) | Fixed scroll positioning apparatus and fixed scroll positioning method | |
JP4975123B2 (ja) | モータ駆動装置及び圧縮機及び冷凍サイクル装置及び洗濯機及び洗濯乾燥機及び送風機 | |
CN114157214A (zh) | 用于多模块同步电机的偏心故障检测及气隙磁密补偿方法 | |
KR101841577B1 (ko) | 농형 유도 전동기 회전자 결함 진단 시스템, 및 방법 | |
JP2001258290A (ja) | 磁束検出ベアリングレス回転機の独立制御システム構成法 | |
CN116679093A (zh) | 一种无壳电机测试台架及定转子同轴度调节方法 | |
JP4469185B2 (ja) | インバータ制御装置及びインバータ制御方法及び密閉型圧縮機及び冷凍空調装置 | |
JPS63177037A (ja) | セラミツクスの動的疲労試験方法および装置 | |
JP2004514394A (ja) | 電気的スターティング・ロータ角度をもとめるための装置及び方法 | |
US7023219B2 (en) | A/C generator rotor test apparatus | |
JPH06284655A (ja) | 回転圧縮機用電動機のロ−タ部エアギャップ偏りの検出方法とその偏りの検出方法を用いたロ−タ部エアギャップ偏りの改善方法 | |
Song et al. | Dynamic Compliance of Measuring Device for Force on High-speed Rotors | |
JP2007325367A (ja) | 発電機の回転速度検出方法、発電機の回転速度検出装置及び発電機の最大発電量検出装置 | |
JP2005513470A (ja) | 出力を確定する方法及び供試体のための出力用試験台 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100924 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120904 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120925 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5100528 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |