JP5099267B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
この発明は、内燃機関の制御装置に関し、より詳細には、筒内圧を利用して各種制御を実行する内燃機関の制御装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、筒内混合気への点火時期を決定する際に、筒内圧センサ(以下、「CPS」ともいう。)の検出値を絶対圧補正した値を用いて吸入空気量を求める内燃機関の制御装置が開示されている。CPSの検出値は相対圧であるため、吸入空気量を精度高く求めるためには、絶対圧補正する必要がある。この制御装置は、内燃機関の圧縮行程のうち、吸気バルブを閉じた後、筒内混合気に点火する前の期間が断熱過程であると見なし、その場合に成立するポアソンの関係式を用いた次式(1)により筒内圧補正値を求め上記絶対圧補正を行っている。
筒内圧補正値=(PbVb κ−PaVa κ)/(Va κ−Vb κ)・・・(1)
(上記式(1)において、Pa,Pbは、吸気バルブを閉じた後、筒内混合気に点火するまでの断熱圧縮行程期間におけるCPSの検出値であり、Va,VbはPa,Pb検出時の筒内(燃焼室)容積であり、κは比熱比である。)
筒内圧補正値=(PbVb κ−PaVa κ)/(Va κ−Vb κ)・・・(1)
(上記式(1)において、Pa,Pbは、吸気バルブを閉じた後、筒内混合気に点火するまでの断熱圧縮行程期間におけるCPSの検出値であり、Va,VbはPa,Pb検出時の筒内(燃焼室)容積であり、κは比熱比である。)
しかしながら、筒内圧補正値の算出に上記式(1)を用いるためには、Pa,Pbとして、断熱圧縮行程期間における2つのCPSの検出値が必要である。そのため、例えば吸気バルブを遅閉じ制御するような場合、短い断熱圧縮行程期間で取得されたPa,Pbを用いることになるので、このPa,Pb検出時の筒内容積Va,Vbの差が極端に小さくなってしまう。つまり、上記式(1)の分母がゼロに近づくことになるので、筒内圧補正値にバラツキが生じてしまう。従って、断熱圧縮行程期間が短い場合、絶対圧補正の精度が低下する可能性があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、断熱圧縮行程期間の長短に関係なく高精度に絶対圧補正可能な内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の制御装置であって、
内燃機関の吸気管圧を取得する吸気管圧取得手段と、
前記内燃機関の筒内圧を取得する筒内圧取得手段と、
前記内燃機関の気筒の吸気バルブを閉じてから前記気筒の点火手段によって前記気筒内の混合気に点火させるまでの所要期間毎に、前記所要期間内における任意の筒内圧を少なくとも2点取得すると共に、前記筒内圧取得時における筒内容積を取得し、取得した前記筒内圧と前記筒内容積と比熱比とを用いて第1補正値を算出する第1補正値算出手段と、
前記吸気バルブを開いている間に取得した前記筒内圧および前記吸気管圧を用いて第2補正値を算出する第2補正値算出手段と、
前記所要期間と、予め定めた設定期間とを比較する比較手段と、
前記所要期間が前記設定期間よりも長い場合には、前記第1補正値により前記所要期間内に取得した前記筒内圧を補正し、前記所要期間が前記設定期間よりも短い場合には、前記第2補正値により前記所要期間内に取得した前記筒内圧を補正する筒内圧補正手段と、
を備えることを特徴とする。
内燃機関の吸気管圧を取得する吸気管圧取得手段と、
前記内燃機関の筒内圧を取得する筒内圧取得手段と、
前記内燃機関の気筒の吸気バルブを閉じてから前記気筒の点火手段によって前記気筒内の混合気に点火させるまでの所要期間毎に、前記所要期間内における任意の筒内圧を少なくとも2点取得すると共に、前記筒内圧取得時における筒内容積を取得し、取得した前記筒内圧と前記筒内容積と比熱比とを用いて第1補正値を算出する第1補正値算出手段と、
前記吸気バルブを開いている間に取得した前記筒内圧および前記吸気管圧を用いて第2補正値を算出する第2補正値算出手段と、
前記所要期間と、予め定めた設定期間とを比較する比較手段と、
前記所要期間が前記設定期間よりも長い場合には、前記第1補正値により前記所要期間内に取得した前記筒内圧を補正し、前記所要期間が前記設定期間よりも短い場合には、前記第2補正値により前記所要期間内に取得した前記筒内圧を補正する筒内圧補正手段と、
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記所要期間が前記設定期間よりも長い場合における前記所要期間内の所定タイミング毎に算出した前記第1補正値の履歴から第1の度数分布を算出し、前記第1の度数分布の最頻値を第1最頻値として求める第1最頻値算出手段と、
前記所定タイミング毎に算出した前記第2補正値の履歴から第2の度数分布を算出し、前記第2の度数分布の最頻値を第2最頻値として求める第2最頻値算出手段と、
前記第1最頻値と前記第2最頻値との偏差を、最頻値間偏差として求める最頻値間偏差算出手段と、を備え、
前記筒内圧補正手段は、前記所要期間が前記設定期間よりも短い場合に、前記第2補正値および前記最頻値間偏差により前記所要期間内に取得した前記筒内圧を補正することを特徴とする。
前記所要期間が前記設定期間よりも長い場合における前記所要期間内の所定タイミング毎に算出した前記第1補正値の履歴から第1の度数分布を算出し、前記第1の度数分布の最頻値を第1最頻値として求める第1最頻値算出手段と、
前記所定タイミング毎に算出した前記第2補正値の履歴から第2の度数分布を算出し、前記第2の度数分布の最頻値を第2最頻値として求める第2最頻値算出手段と、
前記第1最頻値と前記第2最頻値との偏差を、最頻値間偏差として求める最頻値間偏差算出手段と、を備え、
前記筒内圧補正手段は、前記所要期間が前記設定期間よりも短い場合に、前記第2補正値および前記最頻値間偏差により前記所要期間内に取得した前記筒内圧を補正することを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記第1の度数分布の標準偏差を第1標準偏差として求める第1標準偏差算出手段と、
前記第2の度数分布の標準偏差を第2標準偏差として求める第2標準偏差算出手段と、
前記第1標準偏差と前記第2標準偏差との偏差を、標準偏差間偏差として求める標準偏差間偏差算出手段と、
前記標準偏差間偏差を用いて前記設定期間を補正する設定期間補正手段と、
を備えることを特徴とする。
前記第1の度数分布の標準偏差を第1標準偏差として求める第1標準偏差算出手段と、
前記第2の度数分布の標準偏差を第2標準偏差として求める第2標準偏差算出手段と、
前記第1標準偏差と前記第2標準偏差との偏差を、標準偏差間偏差として求める標準偏差間偏差算出手段と、
前記標準偏差間偏差を用いて前記設定期間を補正する設定期間補正手段と、
を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、所要期間内に取得した筒内圧を補正する前に、上記所要期間と上記設定時間とを比較できる。そして、上記所要時間が上記設定時間よりも長い場合には、上記第1補正値を用い、上記所要時間が上記設定時間よりも短い場合には、上記第2補正値を用いることができる。上記所要時間が上記設定時間よりも短い場合に、上記第2補正値を用いて補正できれば、断熱圧縮行程期間が短くなったとしても筒内圧の補正精度が低下するのを防止できる。従って、断熱圧縮行程期間の長短に関係なく筒内圧を精度高く補正できる。
第2補正値は、その算出時に第1補正値よりも多くの入力情報を必要とするため、例えば経年劣化による影響を受け、算出精度が低下し易い。その一方で、上記所要時間が上記設定時間よりも長い場合における第1補正値の算出精度は高い。第2の発明によれば、そのような所要時間内の所定タイミング毎に第1補正値を算出できるので、高精度な第1補正値を得ることができる。故に、この第1補正値の各履歴から算出した第1度数分布の第1最頻値も高精度である。従って、この第1最頻値と同時に求めた第2最頻値と、第1最頻値との偏差を用いれば、筒内圧補正時における第2補正値の精度低下分を補償できるので、筒内圧の算出精度を維持できる。
上述したように、第2補正値は、その算出時に第1補正値よりも多くの入力情報を必要とするため、算出精度が低下し易い。そのため、上記設定期間が当初設定時から変化している可能性がある。また、上述したように、上記所要時間が上記設定時間よりも長い場合における第1補正値の算出精度は高い。第3の発明によれば、そのような所要時間内の所定タイミング毎に第1補正値を算出できるので、高精度な第1補正値を得ることができる。故に、この第1補正値の各履歴から算出した第1度数分布の第1標準偏差も高精度である。従って、この第1標準偏差と同時に求めた第2標準偏差と、第1標準偏差との偏差を用いれば、上記設定期間の変化分を補償できるので、筒内圧の算出精度を維持できる。
10 エンジン
30 筒内圧センサ
38 吸気管圧センサ
60 ECU
30 筒内圧センサ
38 吸気管圧センサ
60 ECU
実施の形態1.
[システム構成の説明]
以下、図1乃至図5を参照しながら、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。本実施形態のシステムは、内燃機関としてのエンジン10を備えている。エンジン10は、複数の気筒12を有しているが、図1には、複数気筒のうちの1気筒のみを示している。
[システム構成の説明]
以下、図1乃至図5を参照しながら、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。本実施形態のシステムは、内燃機関としてのエンジン10を備えている。エンジン10は、複数の気筒12を有しているが、図1には、複数気筒のうちの1気筒のみを示している。
エンジン10は、筒内にピストン14を収納したシリンダブロック16を備えている。ピストン14は、コンロッド18を介してクランクシャフト20と接続されている。クランクシャフト20の近傍には、クランク角センサ22が設けられている。クランク角センサ22は、クランクシャフト20の回転角度(クランク角CA)を検出するように構成されている。
シリンダブロック16の上部にはシリンダヘッド24が組み付けられている。ピストン14上面からシリンダヘッド24までの空間は燃焼室26を形成している。シリンダヘッド24には、燃焼室26内の混合気に点火する点火プラグ28が設けられている。また、シリンダヘッド24には、燃焼室26の圧力(筒内圧)を検出するためのCPS30が設けられている。
また、シリンダヘッド24は、燃焼室26と連通する吸気管32を備えている。吸気管32の上流側には、吸入空気量を検出するためのエアフロメータ34が設けられている。エアフロメータ34の下流側には、サージタンク36が設けられている。サージタンク36は、吸気脈動の減衰効果等を発揮するために、吸気管32の途中に一定の広がりをもつ空間を形成している。サージタンク36の近傍には、サージタンク36内の圧力(吸気管圧)を検出する吸気管圧センサ38が設けられている。また、サージタンク36の更に下流には、エンジン10の吸気ポートに燃料を噴射するための燃料噴射弁40が設けられている。
吸気管32と燃焼室26との接続部には吸気バルブ42が設けられている。吸気バルブ42は、可変動弁機構44に接続されている。可変動弁機構44は、後述のECU60から入力される指令信号に応じて吸気バルブ42の位相(開弁タイミング及び閉弁タイミング)を進角または遅角させる。
また、シリンダヘッド24は、燃焼室26と連通する排気管46を備えている。排気管46と燃焼室26との接続部には排気バルブ48が設けられている。排気バルブ48は、可変動弁機構50に接続されている。可変動弁機構50は、後述のECU60から入力される指令信号に応じて排気バルブ48の位相(開弁タイミング及び閉弁タイミング)を進角または遅角させる。
また、本実施形態のシステムは、ECU(Electronic Control Unit)60を備えている。ECU60の入力側には、上述したクランク角センサ22、エアフロメータ34、CPS30、吸気管圧センサ38の他、空燃比を検出する空燃比センサ、アクセル開度を検出するアクセル開度センサといったエンジン10の運転状態を制御するために必要なセンサ類が接続されている。
一方、ECU60の出力側には、点火プラグ28、燃料噴射弁40、可変動弁機構44,50等を含む各種のアクチュエータが接続されている。ECU60は、上述した各種センサによりエンジン10の運転情報をリアルタイムに検出し、その検出結果に基づいて各アクチュエータを駆動することにより、エンジン10の運転状態を制御している。
[実施の形態1の特徴]
ECU60によるエンジン10の各種制御の制御パラメータにCPS30からの検出値を用いる場合、この検出値の絶対圧情報への変換を誤ると、制御精度が悪化し、エミッション、ドラビリなどが悪化するという問題がある。この問題に対しては、既に述べたように、特許文献1の変換手法が提案されているところである。
ECU60によるエンジン10の各種制御の制御パラメータにCPS30からの検出値を用いる場合、この検出値の絶対圧情報への変換を誤ると、制御精度が悪化し、エミッション、ドラビリなどが悪化するという問題がある。この問題に対しては、既に述べたように、特許文献1の変換手法が提案されているところである。
この特許文献1の変換手法およびその問題点について、図2、3を用いて詳述する。先ず、図2は、エンジン10の圧縮行程における(A)筒内圧P、(B)筒内(燃焼室26)容積V、および(C)これらの積PVκ(κは比熱比)の変化を示した図である。なお、図2の説明は、吸気バルブ42を吸気下死点以後に閉じることを前提としている。
図2(A),(B)に示すように、吸気バルブ42を閉じた(IVC)後、筒内圧Pはピストン14の上昇に伴い増加し、筒内容積Vはピストン14の上昇に伴い減少する。CPS30は吸気管圧を基準とした相対圧を検出する。そのため、同図(A)に示すように、その検出値PCPSDV(破線)と、真の圧力値PTV(実線)との間には乖離が生じることになる。従って、ECU60においては、検出値PCPSDVから、乖離に相当する誤差Prを除く絶対圧補正がされ、エンジン10の各種制御には、絶対圧補正後の補正値PCV(=PTV)が用いられることになる。
ここで、吸気管圧センサ38が省略されていると仮定すると、検出値PCPSDVを絶対圧補正し得ないことになる。そのため、上記変換手法では、補正値PCVが、検出値PCPSDVに誤差Prを上乗せした値であること(PCV=PCPSDV+Pr)と、吸気バルブ42の閉弁後、筒内混合気点火前の圧縮行程を断熱過程と見なした場合に成立するポアソンの関係式(PVκ=一定:図2(C)実線)とに基づき、誤差Prを求めている(下記式(2))。
Pr=(P2V2 κ−P1V1 κ)/(V1 κ−V2 κ) ・・・(2)
(上記式(2)において、P1,P2は吸気バルブ42の閉弁後、筒内混合気点火前の断熱圧縮行程期間における任意のCPS30の検出値であり、V1,V2は、P1,P2検出時における筒内容積であり、κは比熱比である。)
Pr=(P2V2 κ−P1V1 κ)/(V1 κ−V2 κ) ・・・(2)
(上記式(2)において、P1,P2は吸気バルブ42の閉弁後、筒内混合気点火前の断熱圧縮行程期間における任意のCPS30の検出値であり、V1,V2は、P1,P2検出時における筒内容積であり、κは比熱比である。)
上記式(2)を用いれば、吸気管圧センサ38が省略されていたとしても、検出値PCPSDVを絶対圧補正できる。ここで、エンジン10の気筒数をn(nは2以上の整数を表す。以下同じ。)とし、これら気筒の吸気バルブ42を一律に位相制御する場合、絶対圧補正の対象となる気筒12の断熱圧縮行程期間は、その気筒12よりも1/nサイクル(720°/n)先行する気筒12の断熱圧縮行程期間と概ね一致するといえる。そのため、上記式(2)を用いる際に、そのP1,P2に1/nサイクル先行する気筒12の検出値PCPSDVを適用すれば、絶対圧補正の対象となる気筒12の誤差Prを精度高く推定できる。
また、ここで、P1,P2検出時のクランク角をそれぞれCA1,CA2(CA2<CA1)とすると、CA1は、筒内混合気の点火タイミングに出来るだけ近いことが好ましく、CA2は、吸気バルブ42の閉弁タイミングよりも出来るだけ遅いことが好ましい。CA1を上記検出タイミングとすれば、検出値PCPSDVを高くできるので誤差Prを正確に求めることができ、CA2を上記検出タイミングとすれば、燃焼室26内の空気流動が安定した状態で検出値PCPSDVを取得できるからである。
ところで、エンジン10の燃費を向上させるシステムとして、アトキンソンサイクルが提案されている。アトキンソンサイクルは、圧縮比よりも膨張比を大きくしてポンプロスを低減し、熱エネルギーを有効に使うシステムである。このようなシステムを本実施形態のシステムに適用する場合、可変動弁機構44によって吸気バルブ42の閉弁タイミングを吸気下死点よりも遅角側に変更することがある。
吸気バルブ42の閉弁タイミングを吸気下死点よりも遅角側に変更することで、実圧縮比を低下させることができる。しかしながら、実圧縮比を低下させると、最適点火時期のノッキング限界が進角側にオフセットされる。そうすると、吸気バルブ42の閉弁後、筒内混合気点火前までの期間が縮小することになる。このような状況で、P1,P2を上記好ましい検出タイミングとするような場合には、P1,P2の検出間隔が非常に狭まることになる。
図3は、P1,P2の検出間隔と、上記式(2)の右辺との関係を示した図である。検出間隔(CA1−CA2)が十分に長い場合は、P2V2 κ−P1V1 κ(図3(A))、V1 κ−V2 κ(図3(B))共に大きな値を取るので、誤差Prの算出値のバラツキは小さい。一方、CA1−CA2が短くなると、P2V2 κ−P1V1 κ、V1 κ−V2 κ共に小さな値を取るので、誤差Prの算出値にバラツキが生じ、極端に短くなると、V1 κ−V2 κがゼロに近づくためバラツキが大きくなってしまう(図3(C))。
そこで、本実施形態においては、誤差Prを算出する前に断熱圧縮行程期間を別途求め、この断熱圧縮行程期間が予め設定した期間よりも短くなる場合には、上記式(2)ではなく、下記式(3)を用いて誤差Prを算出することとした。これにより、断熱圧縮行程期間が短くなるような場合でも、誤差Prのバラツキを防止しながらPCPSDVを絶対圧補正できる。
Pr=PIP−PCPSDV(IS) ・・・(3)
Pr=PIP−PCPSDV(IS) ・・・(3)
上記式(3)において、PIPは吸気バルブ42の開弁中における吸気管圧センサ38からの検出値である。また、PCPSDV(IS)は、同期間中におけるCPS30の検出値に基づく値であり、例えば同期間中における所定クランク角におけるCPS30の検出値や、同期間中におけるCPS30の検出値の平均値が挙げられる。
図4は、上記式(2)と上記式(3)とを切り替える際の閾値CATHを説明するための図である。図4のx軸は断熱圧縮行程期間(点火時期−IVC)を表し、y軸は誤差Prのバラツキ(絶対圧補正バラツキ)を表す。既に説明したとおり、断熱圧縮行程期間が短くなるにつれ、上記式(2)により求めた誤差Prのバラツキがσ1から徐々に大きくなる。一方、上記式(3)により求めた誤差Prのバラツキは、PIP、PCPSDV(IS)それぞれの算出方法に依存し、例えば、PIPのバラツキとPCPSDV(IS)の算出バラツキの二乗和平均に依存する。従って、ある閾値CATHの前後でこれらバラツキの大小が逆転する。本実施形態においては、このような閾値CATHは、別途実験やシミュレーションなどによってバラツキの境界値σ2を算出することで求められ、次に述べる算出式切り替え制御時の判定値として用いられる。なお、閾値CATHは、図4の様に断熱圧縮行程期間と誤差Prとの関係を規定した特性マップ内のデータとして予めECU60内に記憶されているものとする。
[実施の形態1における具体的処理]
次に、図5を参照して、上述した算出式切り替え制御を実現するための具体的な処理について説明する。図5は、本実施形態において、ECU60により実行される算出式切り替え制御を示すフローチャートである。
次に、図5を参照して、上述した算出式切り替え制御を実現するための具体的な処理について説明する。図5は、本実施形態において、ECU60により実行される算出式切り替え制御を示すフローチャートである。
図5に示すルーチンでは、先ず、ECU60は、絶対圧補正の対象となる気筒12よりも1/nサイクル(720°/n)先行する気筒12の断熱圧縮行程期間と、閾値CATHとを比較する(ステップ100)。ここで、上記先行気筒12の断熱圧縮行程期間は、別途算出されECU60内に一時的に記憶された上記先行気筒12の吸気バルブ42の閉弁タイミング及び点火時期を用いて求められる。また、閾値CATHには、図4で述べた手法により求められ、予めECU60内に記憶されたデータが用いられる。
ステップ100において、断熱圧縮行程期間が閾値CATHよりも長い場合には、ECU60は、PVκ=一定に基づく絶対圧補正、即ち、上記式(2)を用いた絶対圧補正を実施する(ステップ110)。一方、断熱圧縮行程期間が閾値CATHよりも短い場合には、ECU60は、吸気管32における圧力PIPに基づく絶対圧補正、即ち、上記式(3)を用いた絶対圧補正を実施する(ステップ120)。
以上、図5に示すフローによれば、誤差Prを算出する前に、先行気筒12の断熱圧縮行程期間と閾値CATHとを比較し、算出式を切り替えることができる。従って、断熱圧縮行程期間が短くなるような運転状態でエンジン10が制御されていたとしても、絶対圧補正の精度を確保できる。
尚、本実施形態においては、吸気管圧センサ38が上記第1の発明における「吸気管圧取得手段」に、CPS30が上記第1の発明における「筒内圧取得手段」に、それぞれ相当する。また、ECU60が上記式(2)を用いて誤差Prを算出することにより上記第1の発明における「第1補正値算出手段」が、上記式(3)を用いて誤差Prを算出することにより上記第1の発明における「第2補正値算出手段」が、図5のステップ100の処理を実行することにより上記第1の発明における「比較手段」が、ステップ110、120の処理を実行することにより上記第1の発明における「筒内圧補正手段」が、それぞれ実現されている。
尚、本実施形態においては、上記式(3)に吸気管圧センサ38からの検出値を適用したが、例えばクランク角センサ22が検出するクランク角CAと、エアフロメータ34が検出する吸入空気量とを公知のモデルに適用することにより推定した吸気管圧の値を適用してもよい。本変形例については、後述する実施の形態2、3においても同様に適用が可能である。
実施の形態2.
[実施の形態2の特徴]
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施形態では、実施の形態1のシステムを用い、エンジン10の所定の運転条件が成立する場合に上記式(2)、(3)からそれぞれ求めた誤差Prの最頻値の偏差ΔDVを用いて、上記式(3)を補正することをその特徴とする。従って、システム構成の詳細な説明については、省略する。
[実施の形態2の特徴]
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施形態では、実施の形態1のシステムを用い、エンジン10の所定の運転条件が成立する場合に上記式(2)、(3)からそれぞれ求めた誤差Prの最頻値の偏差ΔDVを用いて、上記式(3)を補正することをその特徴とする。従って、システム構成の詳細な説明については、省略する。
上述した実施の形態1によれば、上記式(2)を用いた誤差Prの算出値(以下、「誤差Pr(2)」と称す。)にバラツキが大きくなるような場合に、上記式(3)を用いた誤差Prの算出値(以下、「誤差Pr(3)」と称す。)で絶対圧補正できる。しかしながら、上記式(3)を用いて誤差Prを算出する場合、上記式(2)を用いる場合に比べ多くのセンサ類を必要とする。そのため、誤差Pr(3)に予期せぬバラツキが生じる可能性がある。特に、センサ類が経年劣化した場合には、誤差Prのバラツキに影響を及ぼす可能性が高くなる。このような場合には、誤差Pr(3)を用いたにも関わらず、誤差Prの算出精度が低下してしまう。
そこで、本実施形態においては、エンジン10の運転中、断熱圧縮行程期間が十分である場合に、誤差Pr(2)、誤差Pr(3)の度数分布をそれぞれ求め、その度数分布に基づいて、上記式(3)を補正することとしている。図3の説明の際に述べたように、断熱圧縮行程期間が十分に長い場合は、誤差Pr(2)のバラツキは小さい。そのため、誤差Pr(2)を複数求めると、その度数分布の最頻値Pr(2)MVは、真の誤差Prに極めて近いといえる。そこで、断熱圧縮行程期間が十分に長い場合に求めた誤差Pr(3)の最頻値Pr(3)MVを求め、これらの差ΔDV(=Pr(3)MV−Pr(2)MV)によって上記式(3)を補正する。これにより、誤差Prの算出精度を確保できる。
具体的には、先ず、絶対圧補正の対象となる気筒12の断熱圧縮行程期間が、予め定めた期間PDP1(>閾値CATH)となる毎に、誤差Pr(2)、誤差Pr(3)をそれぞれ求める。求めた誤差Pr(2)、誤差Pr(3)は、順次ECU60内に記憶させる。次に、ECU60は、記憶させておいた複数のPr(2)から最頻値Pr(2)MVを求める。同様に、誤差Pr(3)の最頻値Pr(3)MVを求める。そして、ECU60は、これらの値の偏差ΔDVを求め、上記式(3)を下記式(4)に書き換える。
Pr=PIP−PCPSDV(IS)−ΔDV ・・・(4)
Pr=PIP−PCPSDV(IS)−ΔDV ・・・(4)
以上、本実施形態によれば、上記式(3)を上記式(4)に補正できる。従って、断熱圧縮行程期間が閾値CATHよりも短い場合に、上記式(4)を用いて誤差Prを算出できるので、誤差Prの算出精度を向上できる。特に、センサ類が経年劣化した場合であっても、絶対圧補正時における誤差Pr(3)の精度低下分を補償できるので、誤差Prの算出精度を維持できる。
尚、本実施形態においては、ECU60が最頻値Pr(2)MVを算出することにより上記第2の発明における「第1最頻値算出手段」が、最頻値Pr(3)MVを算出することにより上記第2の発明における「第2最頻値算出手段」が、ΔDVを算出することにより上記第2の発明における「最頻値間偏差算出手段」が、それぞれ実現されている。
尚、本実施形態による上記式(3)の補正は、後述する実施の形態3においても同様に適用することが可能である。
実施の形態3.
[実施の形態3の特徴]
次に、図6を参照しながら、本発明の実施の形態3について説明する。本実施形態では、実施の形態1のシステムを用い、エンジン10の所定の運転条件が成立する場合に上記式(2)、(3)からそれぞれ求めた誤差Prの標準偏差の偏差ΔSDを用いて、上記閾値CATHを変更することをその特徴とする。従って、システム構成の詳細な説明については、省略する。
[実施の形態3の特徴]
次に、図6を参照しながら、本発明の実施の形態3について説明する。本実施形態では、実施の形態1のシステムを用い、エンジン10の所定の運転条件が成立する場合に上記式(2)、(3)からそれぞれ求めた誤差Prの標準偏差の偏差ΔSDを用いて、上記閾値CATHを変更することをその特徴とする。従って、システム構成の詳細な説明については、省略する。
上述した実施の形態1においては、閾値CATHを予め設定しておき、算出式を切り替える際の判定値として用いた。しかしながら、実施の形態2で述べたように、特に、センサ類が経年劣化した場合、誤差Pr(3)に予期せぬバラツキが生じる可能性がある。そのため、断熱圧縮行程期間と閾値CATHとを比較し、算出式を切り替えたにも関わらず、誤差Prの算出精度が低下する可能性がある。
そこで、本実施形態においては、エンジン10の運転中、断熱圧縮行程期間が十分である場合に、誤差Pr(2)、誤差Pr(3)の標準偏差をそれぞれ求め、閾値CATHを変更することとしている。図6は、本実施の形態における閾値CATHの変更手法を具体的に説明するための図である。図6のx軸は断熱圧縮行程期間(点火時期−IVC)を表し、y軸は誤差Prの標準偏差を表す。
図6に示す閾値CATH1を、設定当初の閾値とする。ここで、図3の説明の際に述べたように、断熱圧縮行程期間が十分に長い場合は、誤差Pr(2)のバラツキ(即ち、標準偏差Pr(2)SD)は小さい。そのため、誤差Pr(2)は、真の誤差Prに等しいと見なすことができる。そうすると、基準となる標準偏差Pr(2)SDと、誤差Pr(3)の標準偏差Pr(3)SDとの差ΔSD(=Pr(3)SD−Pr(2)SD)は、図6の標準偏差σ2からの乖離分に相当することになる。従って、閾値CATH1から、標準偏差σ2+ΔSDに対応する閾値CATH2に変更すれば、誤差Prの算出精度を確保できる。
より具体的には、先ず、絶対圧補正の対象となる気筒12の断熱圧縮行程期間が、予め定めた期間CAPDP2(>閾値CATH)となる毎に、誤差Pr(2)、誤差Pr(3)をそれぞれ求める。求めた誤差Pr(2)、誤差Pr(3)は、順次ECU60内に記憶させる。次に、ECU60は、記憶させておいた複数のPr(2)から標準偏差Pr(2)SDを求める。同様に、誤差Pr(3)から標準偏差Pr(3)SDを求める。そして、ECU60は、これらの値の偏差ΔSDを求め、特性マップから標準偏差σ2+ΔSDに対応する閾値CATH2を検索し、新たな閾値として設定する。なお、この特性マップは、実施の形態1で用いた特性マップをそのまま用いればよい。
以上、本実施形態によれば、閾値CATH1を閾値CATH2に変更できる。従って、算出式の切り替えポイントを適切に選択できるので、誤差Prの算出精度を向上できる。従って、センサ類が経年劣化した場合であっても、誤差Prの算出精度を維持できる。
尚、本実施形態においては、ECU60が標準偏差Pr(2)SDを算出することにより上記第3の発明における「第1標準偏差算出手段」が、Pr(3)SDを算出することにより上記第3の発明における「第2標準偏差算出手段」が、ΔSDを算出することにより上記第3の発明における「標準偏差間偏差算出手段」が、特性マップから閾値CATH2を検索し、新たな閾値として設定することにより上記第3の発明における「設定期間補正手段」が、それぞれ実現されている。
Claims (3)
- 内燃機関の吸気管圧を取得する吸気管圧取得手段と、
前記内燃機関の筒内圧を取得する筒内圧取得手段と、
前記内燃機関の気筒の吸気バルブを閉じてから前記気筒の点火手段によって前記気筒内の混合気に点火させるまでの所要期間毎に、前記所要期間内における任意の筒内圧を少なくとも2点取得すると共に、前記筒内圧取得時における筒内容積を取得し、取得した前記筒内圧と前記筒内容積と比熱比とを用いて第1補正値を算出する第1補正値算出手段と、
前記吸気バルブを開いている間に取得した前記筒内圧および前記吸気管圧を用いて第2補正値を算出する第2補正値算出手段と、
前記所要期間と、予め定めた設定期間とを比較する比較手段と、
前記所要期間が前記設定期間よりも長い場合には、前記第1補正値により前記所要期間内に取得した前記筒内圧を補正し、前記所要期間が前記設定期間よりも短い場合には、前記第2補正値により前記所要期間内に取得した前記筒内圧を補正する筒内圧補正手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記所要期間が前記設定期間よりも長い場合における前記所要期間内の所定タイミング毎に算出した前記第1補正値の履歴から第1の度数分布を算出し、前記第1の度数分布の最頻値を第1最頻値として求める第1最頻値算出手段と、
前記所定タイミング毎に算出した前記第2補正値の履歴から第2の度数分布を算出し、前記第2の度数分布の最頻値を第2最頻値として求める第2最頻値算出手段と、
前記第1最頻値と前記第2最頻値との偏差を、最頻値間偏差として求める最頻値間偏差算出手段と、を備え、
前記筒内圧補正手段は、前記所要期間が前記設定期間よりも短い場合に、前記第2補正値および前記最頻値間偏差により前記所要期間内に取得した前記筒内圧を補正することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記第1の度数分布の標準偏差を第1標準偏差として求める第1標準偏差算出手段と、
前記第2の度数分布の標準偏差を第2標準偏差として求める第2標準偏差算出手段と、
前記第1標準偏差と前記第2標準偏差との偏差を、標準偏差間偏差として求める標準偏差間偏差算出手段と、
前記標準偏差間偏差を用いて前記設定期間を補正する設定期間補正手段と、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
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