JP5096009B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両後方から衝突された場合の乗員のむち打ちを防止するむち打ち防止機構を備えた車両用シートに関する。
車両用シートには、通常シートバックの上部にヘッドレストが設けられており、乗員が着座した状態では、乗員の頭部とヘッドレストとの間には所定の隙間があり、車両後方から衝突された場合、身体は前方に移動するのに対し、頭部は後方に残ることで、頸部に負荷がかかりむち打ち症になることがある。
そこで、頭部とヘッドレスト間の隙間を小さくして、被害を最小限に抑えることは可能ではあるが、通常使用状態でも頭部がヘッドレストに常に触れたり、頭部を少し動かすことでヘッドレストと干渉して不快に感じるという問題がある。
また、受圧部に連結されたヘッドレストを揺動自在に取り付けるとともにコイルスプリングにより常時後方に付勢し、車両後方からの衝突に際し、受圧部に入力された荷重によりコイルスプリングの付勢力に抗してヘッドレストを前方に移動させる、所謂むち打ち防止機構も提案されているが、衝突後、頭部に当接したヘッドレストが直ちに元の位置に復帰する構成のため、やはり頸部に負荷がかかるという問題がある(例えば、特許文献1参照。)。
そこで、車両後方からの衝突時、ヘッドレストを前方に移動させ、さらにその位置に保持するようにしたむち打ち防止機構も提案されている(例えば、特許文献2あるいは3参照。)。
特開2001−39194号公報 特開2001−163097号公報 特開2002−274240号公報
しかしながら、特許文献2あるいは3に記載の車両用シートにおいては、むち打ち防止機構が作動しているかどうかをシートの外観から識別することができず、むち打ち防止機構が作動した状態で車両を運転すると、むち打ち防止機構が機能しないという問題がある。
また、車両用シートには、シートを前後方向に摺動させるためのシートスライド装置が設けられており、シートスライド装置を操作してシートを最後端まで摺動させた時の衝撃でむち打ち防止機構が誤作動を起こすことがある。この場合も同様に、むち打ち防止機構が作動しているかどうかを識別することができないため、上述した問題が発生する。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、むち打ち防止機構を備えた車両用シートにおいて、むち打ち防止機構が作動しているかどうかを容易に識別できる構成を安価に提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、シートクッションと、該シートクッションに対し傾倒自在に取り付けられたシートバックと、該シートバックの上部に取り付けられたヘッドレストとを有する車両用シートであって、シートクッションフレームに取り付けられた一対のサイドフレームと、該サイドフレームに回転ヒンジを介して取り付けられたシートバックフレームとを備え、通常着座時には、前記サイドフレームに対し前記シートバックフレームを第1の位置に保持する一方、車両後方より所定値以上の荷重が入力された場合には、前記シートバックフレームが前記回転ヒンジを中心に揺動して前記第1の位置とは異なる第2の位置に向かって移動することで前記ヘッドレストを前方に移動させ、前記回転ヒンジ回りの前記シートバックフレームの揺動を識別できる識別手段を前記シートバックフレームの一部に設け、前記識別手段が、前記シートバックフレームにおける前記サイドフレームとの対向部位に取り付けられたインジケータであり、該インジケータを外部より視認できるように構成し、前記シートバックフレームの揺動を前記インジケータにより識別できるようにしたことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記インジケータをガイドするインジケータガイドを前記サイドフレームに取り付け、前記インジケータガイドに対する前記インジケータの相対移動により前記シートバックフレームの揺動を識別できるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、回転ヒンジ回りのシートバックフレームの揺動を識別できる識別手段をシートバックの一部に設けたので、シートバックフレームの揺動機構すなわちむち打ち防止機構が作動しているかどうかを低コストで極めて容易に識別することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明にかかる車両用シートは、車体フロアに取り付けられるシートクッションと、シートクッションに対し傾倒自在に取り付けられるシートバックとを備えている。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる車両用シートのシートバックを示しており、シートクッションフレームにリクライニングアジャスタ2を介して取り付けられる左右一対のサイドフレーム4と、サイドフレーム4に取り付けられるシートバックフレーム6と、シートバックフレーム6に取り付けられるパッド材8と、パッド材8を被覆する表皮材10とにより構成されている。ヘッドレスト11(図4参照)は、シートバックフレーム6の上部に取り付けられる。
左右のリクライニングアジャスタ2は連結軸12を介して連結されており、一方のリクライニングアジャスタ2に取り付けられた操作レバー14を操作することにより、サイドフレーム4は所望の角度に設定される。
図2及び図3に示されるように、リクライニングアジャスタ2はシートクッションフレームに取り付けられる下部ブラケット16と、下部ブラケット16に対し傾倒自在に取り付けられた上部ブラケット18とを備えているが、リクライニングアジャスタ2は本発明の主眼ではないので、詳細説明は省略する。
リクライニングアジャスタ2の上部ブラケット18には、サイドフレームインナー20が取り付けられており、サイドフレームインナー20には、シートバックフレーム6に取り付けられたボルト(後述)が遊挿されるガイド孔(ガイド部)20aが形成されている。また、ガイド孔20aの前端部には弾性部材(後述)を保持するための凹部(弾性体保持部)20bが形成されている。サイドフレームインナー20の上部には、サイドフレーム4が接合されており、サイドフレームインナー20に形成された凹部20bに対向するサイドフレーム4には、ナット挿入孔4aが穿設されている。さらに、サイドフレーム4の上部には回転ヒンジ挿入孔4bが穿設されている。なお、上述したガイド孔20aは、回転ヒンジ挿入孔4bを中心とする円弧状の長孔形状に形成されている。
一方、シートバックフレーム6は、サイドフレームインナー20に形成された凹部20bに対向する部位にブラケット22が接合されており、このブラケット22に凹部20bに向かって突出する第1のボルト24が取り付けられている。また、サイドフレーム4に形成された回転ヒンジ挿入孔4bに対向するシートバックフレーム6には、別のブラケット26が接合されており、このブラケット26に回転ヒンジ挿入孔4bに向かって突出する回転ヒンジとしての第2のボルト28が取り付けられている。
シートバックフレーム6をサイドフレーム4及びサイドフレームインナー20に取り付けるに際し、第1のボルト24が皿バネ30の中心孔30aとサイドフレームインナー20の凹部20bの中心孔(ガイド孔20aの先端部)に挿通されるとともに、第2のボルト28がサイドフレーム4の回転ヒンジ挿入孔4bに挿通される。また、サイドフレーム4のナット挿入孔4aを介して第1のナット32が第1のボルト24に螺合され、第2のナット34が第2のボルト28に螺合される。
なお、弾性体あるいはバネ部材としての皿バネ30は、外方に向かって円錐状の内端部が、この内端部と相補形状をなすサイドフレームインナー20の凹部20bの円錐状の傾斜面に嵌入して保持されており、皿バネ30の外端部はブラケット22の平坦面に当接している。
上記構成の本発明にかかる車両用シートは、通常の着座時には、皿バネ30がサイドフレームインナー20の凹部20bに保持されているので、シートバックフレーム6はサイドフレーム4に固定されており、この状態で乗員の上体の荷重をシートバックフレーム6で支持している。また、シートバックフレーム6の上部に取り付けられたヘッドレスト11は、乗員の頭部とは所定の間隔をおいて離隔している。
一方、例えば車両後方から衝突(後突)され、後方から所定値以上の荷重が入力された場合、人体は相対的にシートバックに押しつけられる。このとき、人体の後方への移動により腰部がシートバックフレーム6の下部を後方に押すことになるので、皿バネ30は変形して(圧縮されて)サイドフレームインナー20の凹部20bから離脱し、第1のボルト24とともにガイド孔20aに沿ってガイド孔20aの後端部に向かって移動する。したがって、シートバックフレーム6は第2のボルト28を回転ヒンジとして揺動し、ヘッドレスト11は乗員の頭部に向かって移動して乗員の頭部を支持することになる。
図4(a)は通常の着座状態を示しており、図4(b)は後突時のシートバックフレーム6及びヘッドレスト11の作動状態を示している。また、図5(a)及び(b)は通常の着座状態と後突時におけるヘッドレスト11の取付部をそれぞれ示しており、図5(c)はヘッドレスト11のポール11aが嵌入するポールガイド36を示している。
ポールガイド36はシートバックフレーム6に固定されており、図5(c)に示されるように、ポールガイド36の上部にはシートバックフレーム6の揺動機構(むち打ち防止機構)が作動していることを示す識別刻印等の識別マーク(識別手段)38が設けられている。
すなわち、通常の着座時には、図5(a)に示されるように、ポールガイド36は表皮材10よりその頭部が僅かに突出しており、識別マーク38は外部からは視認できない。一方、車両が後突を受け、シートバックフレーム6が回転ヒンジ28回りに揺動すると、図5(b)に示されるように、シートバックフレーム6の上部が前方に向かって斜め上方に移動するので、シートバックフレーム6に固定されたポールガイド36も同様に、前方に向かって斜め上方に移動する。したがって、それまで表皮材10で隠れていた識別マーク38が外部より視認できる位置まで移動することになるので、識別マーク38によりむち打ち防止機構が作動していることを外部から容易に識別できる。
なお、第1のボルト24と第2のボルト28との間隔は、第2のボルト28とヘッドレスト11の高さ方向の間隔より大きく設定されているが、後突時に乗員頭部の荷重がヘッドレスト11に遅れて加えられると、腰部が押し戻されヘッドレスト11は元の位置に向かって移動する。しかしながら、後突時の皿バネ30の変形は弾性範囲内の変形であることから、ある程度の抵抗が生じ、乗員の頚部の負荷が軽減される。
後突試験では、人体からの荷重は最初腰部が高く、その後胸部や頭部が高くなることが分かっており、本発明においては、腰部の荷重が高くなった時点でむち打ち防止機構が働いて、一旦ヘッドレスト11が前方へ移動し頭部を保持する。その後、胸部や頭部の荷重が高くなったときには、頭部や胸部の衝撃を吸収しながら、皿バネ30が元の保持位置に向かって移動する(リバウンド)。
また、ヘッドレスト11が元の位置に完全に復帰できなかった場合、上述したように、ポールガイド36の識別マーク38によりその事実を視認できるので、ヘッドレスト11に後方への荷重を加えることにより、あるいは、シートバックフレーム6の下部に前方への荷重を加えることにより、第1のボルト24及び皿バネ30はガイド孔20aに沿って前方に向かって移動し、皿バネ30は凹部20bに再び保持される(元の位置に復帰する)。
実施の形態2.
上述した実施の形態1においては、皿バネ30及び第1のボルト24のガイド孔20aをサイドフレームインナー20に形成したが、サイドフレームインナーをサイドフレームと一体的に形成し、サイドフレームの一部にガイド孔を形成する構成も可能である。
以下、その構成を識別手段の別の例とともに本実施の形態において説明する。
図6に示される実施の形態2においては、上述した実施の形態1と同様、シートバックフレーム6Aに第1のボルト24と回転ヒンジとしての第2のボルト28が取り付けられている。また、サイドフレーム4Aには第1のボルト24と第2のボルト28がそれぞれ遊挿されるガイド孔4cと回転ヒンジ挿入孔4bが穿設されており、ガイド孔4cの前後にはインジケータガイド40の二つの取付脚40aが嵌入して係止される係止孔4dが穿設されている。なお、図6には皿バネ等の弾性体を図示していないが、実施の形態1と同様、第1のボルト24には弾性体が取り付けられる。
また、インジケータガイド40は略矩形の平板状に形成されており、サイドフレーム4Aのガイド孔4cに対向する位置にガイド孔4cと略同一形状のボルト挿通孔40bが穿設されている。二つの取付脚40aは所定距離(サイドフレーム4Aの二つの係止孔4dと同間隔)だけ離間してインジケータガイド40よりサイドフレーム4Aに向かって延び、その先端部には係止部40cが形成されるとともに、係止部40cのインジケータガイド40側には係止溝40dが形成されている。
また、パッド材8にはインジケータガイド40と略同一形状の開口部8aが穿設されており、表皮材10(図6では図示せず)にも同様の開口部が穿設されている。
上記構成のインジケータガイド40の取り付けに際し、その取付脚40aを表皮材10の開口部とパッド材8の開口部8aを介してサイドフレーム4Aの係止孔4dに対向させ、係止孔4dに向かってインジケータガイド40を押圧すると、取付脚40aが内側に変形して係止孔4dの側縁部が係止溝40dに嵌入する。係止孔4dの側縁部が係止溝40dに嵌入すると、取付脚40aはその弾性力により拡開してその係止部40cによりインジケータガイド40はその位置に保持される。
この状態では、第1のボルト24はサイドフレーム4Aのガイド孔4c及びインジケータガイド40のボルト挿通孔40bに遊挿されており、第1のボルト24の先端部にインジケータ42を冠着すると、インジケータガイド40に対するインジケータ42の位置を外部より視認することができ、むち打ち防止機構が作動しているかどうかをシートの外観から識別することができる。
なお、インジケータ42がインジケータガイド40のボルト挿通孔40bの前端位置にあるときが通常の着座状態で、後端位置にあるときがむち打ち防止機構の作動状態をそれぞれ示しているので、インジケータガイド40のこれらの位置に、例えば「初期位置」、「作動後位置」という文字を表記することにより、むち打ち防止機構の状態を容易に識別できる。
また、インジケータガイド40を設けることなく、表皮材10の開口部に透明のカバーを設けると、インジケータ42を透明のカバーを介して視認できるので、同様の効果を奏することができる。
実施の形態3.
図7乃至図9は識別手段のさらに別の例を示しており、この識別手段を作動させるリンク機構とともに以下説明する。
本実施の形態においては、サイドフレーム4Aに識別手段としての昇降部材44を取り付け、むち打ち防止機構の作動に応じて昇降部材44を昇降させるようにしている。
さらに詳述すると、サイドフレーム4Aの上部にはサポート部材46が接合されており、サポート部材46には昇降ガイド48と複数のケーブル固定部材50が取り付けられている。昇降ガイド48には昇降部材44が昇降自在に取り付けられており、昇降部材44の一端(下端)にはワイヤケーブル52を構成するインナケーブル52aの一端が接続されている。ワイヤケーブル52を構成するアウタケーブル52bはその中間部が複数のケーブル固定部材50により保持されており、インナケーブル52aの他端はL字状リンク54の一端に接続されている。
L字状リンク54の中間部はボルト56を介してサイドフレーム4Aに回動自在に取り付けられており、L字状リンク54の他端はボルト58を介してシートバックフレーム6Aに回動自在に取り付けられている。
上記構成の実施の形態3においては、図7に示される通常の着座時には、識別手段としての昇降部材44は最下端位置にあり、その頭部はシートバック(表皮材10)の上面と略面一となっている。
この状態で、車両が後突を受けると、上述したように、シートバックフレーム6Aが第2のボルト28を回転ヒンジとして図7の矢印Aの方向に揺動するので、L字状リンク54は矢印Bの方向に回転する。したがって、図8に示されるように、ワイヤケーブル52のインナケーブル52aがL字状リンク54により上方に押圧され、昇降部材44は昇降ガイド48にガイドされて上方に移動するので、むち打ち防止機構が作動していることを外部より識別することができる。
むち打ち防止機構の作動後、むち打ち防止機構が元の状態に復帰しない場合には、ヘッドレスト11に後方への荷重を加えることにより、あるいは、シートバックフレーム6Aの下部に前方への荷重を加えることにより、第1のボルト24がガイド孔4cに沿って前方に向かって移動する。また、L字状リンク54は矢印Bの逆方向に回転するので、ワイヤケーブル52のインナケーブル52aが下降し、昇降部材44が下降して初期位置(昇降ガイド48の最下端位置)に復帰する。
なお、上述した実施の形態において、皿バネ30を弾性体として採用したが、皿バネに放射状の突出部を複数設けて、突出部がブラケット22の平坦面に当接するようにしてもよく、さらに皿バネ30あるいは複数の突出部を有する皿バネと凹部20bとの間に円錐状の斜面を有する樹脂製あるいは金属製ワッシャを案内部材として介装してもよい。また、弾性体として板バネ等の他の弾性体を採用することもできる。
本発明にかかるむち打ち防止機構を備えた車両用シートは、後突時にむち打ち防止機構が作動し、その後むち打ち防止機構が初期状態に復帰していなかったとしても、識別手段を確認することでむち打ち防止機構の状態を容易に識別できるので、一般ユーザ向けの自動車等として有用である。
本発明の実施の形態1にかかる車両用シートを構成するシートバックの分解斜視図である。 図1のシートバックの部分分解斜視図である。 図1のシートバックの別の部分分解斜視図である。 本発明にかかる車両用シートの側面図を示しており、(a)は通常着座時を、(b)は後突時の状態をそれぞれ示している。 図1のシートバックとヘッドレストとの取付部を示しており、(a)は通常着座時の側面図で、(b)は後突時の状態を示す側面図で、(c)はヘッドレストのポールガイドの正面図である。 本発明の実施の形態2におけるむち打ち防止機構の作動状態を識別するための機構を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態3におけるむち打ち防止機構の作動状態を識別するための機構を示す断面図であり、特に通常の着座状態を示している。 図7の機構を示す断面図であり、特にむち打ち防止機構の作動後の状態を示している。 図7の機構の分解斜視図である。
符号の説明
2 リクライニングアジャスタ、 4,4A サイドフレーム、 4a ナット挿入孔、4b 回転ヒンジ挿入孔、 4c ガイド孔、 4d 係止孔、
6,6A シートバックフレーム、 8 パッド材、 8a 開口部、 10 表皮材、
11 ヘッドレスト、 11a ヘッドレストポール、 12 連結軸、
14 操作レバー、 16 下部ブラケット、 18 上部ブラケット、
20 サイドフレームインナー、 20a ガイド孔、 20b 凹部、
20c 長孔、 22,26 ブラケット、 22a ボール収容孔、 22b 長孔、
24 第1のボルト、 28 第2のボルト、 30 皿バネ、 32 第1のナット、
34 第2のナット、 36 ポールガイド、 38 識別マーク、
40 インジケータガイド、 40a 取付脚、 40b ボルト挿通孔、
40c 係止部、 40d 係止溝、 42 インジケータ、 44 昇降部材、
46 サポート部材、 48 昇降ガイド、 50 ケーブル固定部材、
52 ワイヤケーブル、 52a インナケーブル、 52b アウタケーブル、
54 L字状リンク、 56 ボルト、 58 ボルト。

Claims (2)

  1. シートクッションと、該シートクッションに対し傾倒自在に取り付けられたシートバックと、該シートバックの上部に取り付けられたヘッドレストとを有する車両用シートであって、
    シートクッションフレームに取り付けられた一対のサイドフレームと、該サイドフレームに回転ヒンジを介して取り付けられたシートバックフレームとを備え、通常着座時には、前記サイドフレームに対し前記シートバックフレームを第1の位置に保持する一方、車両後方より所定値以上の荷重が入力された場合には、前記シートバックフレームが前記回転ヒンジを中心に揺動して前記第1の位置とは異なる第2の位置に向かって移動することで前記ヘッドレストを前方に移動させ、前記回転ヒンジ回りの前記シートバックフレームの揺動を識別できる識別手段を前記シートバックフレームの一部に設け、前記識別手段が、前記シートバックフレームにおける前記サイドフレームとの対向部位に取り付けられたインジケータであり、該インジケータを外部より視認できるように構成し、前記シートバックフレームの揺動を前記インジケータにより識別できるようにしたことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記インジケータをガイドするインジケータガイドを前記サイドフレームに取り付け、前記インジケータガイドに対する前記インジケータの相対移動により前記シートバックフレームの揺動を識別できるようにしたことを特徴とする請求項に記載の車両用シート。
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