JP5095502B2 - フェンス又は手摺り構造 - Google Patents

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Description

本発明は、区画境界や敷地境界を仕切ったり、マンション、ビルなどの構造物における落下防止設備として設置されるフェンス構造又は通路、屋上、階段、バルコニーなどに設置される手摺り構造に関する。
従来より、例えば区画境界や敷地境界を仕切る柵やマンション、ビルなどの構造物における落下防止柵等として種々のフェンス構造が提案されている。
例えば、下記特許文献1では、地面から立設された柱材と、この柱材に支持されたフェンスユニットとからなるフェンス構造が提案されている。前記フェンスユニットは、上下の横枠材および左右の縦枠材を四周枠組みした枠体と、この枠体の一方の側面に面材としてパンチングメタルを備えて構成され、施工に当たっては、前記柱材を所定間隔で立設し、柱材の一方面側に前記フェンスユニットを順次、固定する。
また、下記特許文献2では、互いに係合部で係合させられることにより一つの支柱となる分割支柱材を、係合部を互いに相手の係合部と係合する方向に向けて所定の間隔に保ち、両分割支柱材の上下間に夫々横材を渡設するとともに、これによって囲われた空間内に立子或いはパネルを取り付けて一ユニットを構成し、かくして構成したユニットの複数を、相係合する分割支柱材で一つの支柱が形成されるように組み立てて連結し、組立てられた支柱にはキャップを被せ、或いはバンドで回りから締めるとともにその支柱を施工面に建ててなるフェンス構造が提案されている。
特開2005−226265号公報 特開昭49−19643号公報
しかしながら、前記特許文献1に係るフェンス構造の場合は、柱材の片面側にフェンスユニットを順次固定していくものであるため、外観・意匠性に乏しいとともに、フェンスの幅(厚み)寸法が大きくなってしまう。また、柱材に対するフェンスユニットの固定作業に多くの手間と時間を要するなどの問題があった。
これに対して、前記特許文献2記載のフェンス構造の場合は、ユニットの両側に備えられた分割支柱材を互いに組み合せて支柱材を構成するものであり、外観・意匠性に優れるとともに、フェンスの幅(厚み)寸法も小さくできるなどの利点を有する。しかしながら、施工に当たっては、地面や床面等に寝かせながら長手方向に複数のユニットを組立てたならば、分割支柱材が分割するのを防止するため、キャップを被せたり、バンドで締め付けたりした後、施工面に建て込む必要があるため、建込み作業に当たって、組立て作業に多くの手間と時間が掛かるとともに、建込みに複数の作業員を必要とするなどの問題があった。
また、分割支柱材同士を水平方向から噛み合わせるようにして結合する構造であるため、仮に一つのユニットに損傷が発生し、交換を余儀なくされた場合、一つのユニットのみを交換することが実質的に困難であるか、大掛かりな工事になってしまうなどの問題もあった。
そこで本発明の主たる課題は、組立ておよび施工(建込み)が容易で、かつ外観・意匠性に優れるとともに、ユニット単位の交換が簡易に行えるようにしたフェンス又は手摺り構造を提供することにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、施工面上に予め所定間隔で立設される柱用芯材と、両側部に配置された分割支柱材および上下部に配置された横材によって四周が枠組みされ、枠組内部にパネル又は複数の桟材が配置されるとともに、前記柱用芯材間に設置されたユニット材とから成るフェンス又は手摺り構造であって、
前記柱用芯材は、断面略横H形状を成し、一方側フランジの外面中央に凹状の切欠きを有するとともに、他方側フランジの外面中央に凹状の切欠きを有し、これら切欠きによって形成された右側の、ウエブを跨いだ前後対の段部が前記分割支柱材のための被係合部を構成し、前記切欠きによって形成された左側の、ウエブを跨いだ前後対の段部が前記分割支柱材のための被係合部を構成し、
前記ユニット材の分割支柱材は、断面視で前記柱用芯材の略片側半分を囲む半枠部を有するとともに、該半枠部の両端部に夫々、前記柱用芯材の被係合部に対する係合部を有し
上方側から前記分割支柱材の係合部前記柱用芯材の被係合部に係合させた状態で、前記ユニット材の半枠部を柱用芯材に落とし込むことにより、前記ユニット材の取付けが行われ、
前記柱用芯材を囲む一対の分割支柱材の組合せによって支柱が構成されているとともに、前記分割支柱材同士は直接的に係合しておらず、設置後に任意のユニットを上方に引き上げて撤去可能かつ新規のユニットを落し込みによって設置可能となっていることを特徴とするフェンス又は手摺り構造が提供される。
上記請求項1記載の発明は、施工面上に予め所定間隔で立設される柱用芯材と、両側部に配置された分割支柱材および上下部に配置された横材によって四周が枠組みされ、枠組内部にパネル又は複数の桟材が配置されるとともに、前記柱用芯材間に設置されたユニット材とから成り、前記柱用芯材は、断面略横H形状を成し、一方側フランジの外面中央に凹状の切欠きを有するとともに、他方側フランジの外面中央に凹状の切欠きを有し、これら切欠きによって形成された右側の、ウエブを跨いだ前後対の段部が前記分割支柱材のための被係合部を構成し、前記切欠きによって形成された左側の、ウエブを跨いだ前後対の段部が前記分割支柱材のための被係合部を構成し、前記ユニット材の分割支柱材は、断面視で前記柱用芯材の略片側半分を囲む半枠部を有するとともに、該半枠部の両端部に夫々、前記柱用芯材の被係合部に対する係合部を有する構造とする。そして、施工に当たっては、上方側から前記分割支柱材の係合部前記柱用芯材の被係合部に係合させた状態で、前記ユニット材の半枠部を柱用芯材に落とし込むことにより、前記ユニット材の取付けが行われる。設置完了状態では、前記柱用芯材を囲む一対の分割支柱材の組合せによって支柱が構成されているとともに、前記分割支柱材同士は直接的に係合しておらず、設置後に任意のユニットを上方に引き上げて撤去可能かつ新規のユニットを落し込みによって設置可能となっているものである。
従って、ユニットの両側に備えられた分割支柱材を互いに組合せて支柱材を構成するものであり、外観・意匠性に優れるとともに、フェンスの幅(厚み)寸法も小さくできるなどの利点を有する。また、柱用芯材を施工面上に予め所定間隔で立設し、これを支持材としてユニット材を落とし込みによって設置するようにしたため、組立ておよび施工が非常に容易となる。前記分割支柱材同士は直接的に係合しておらず、柱用芯材を介して単一の支柱材を構成するようにしてあるため、仮に一つのユニットに損傷が発生し、交換を余儀なくされた場合でも、当該損傷したユニットのみを上方に引き上げて簡単に撤去でき、かつ新規のユニット材を落とし込みによって簡単に設置できるようになる。さらに、前記柱用芯材を囲むようにユニットの分割支柱材が組み合わされ、単一の支柱材を構成するようになっているため、支柱材が破損した場合も容易に交換が可能である。
一方、本フェンス又は手摺り構造では、ユニット材の枠組み内部にパネル又は複数の桟材(縦桟、横桟、ルーバー等)を組み込んで種々の形式を採用可能とするものであり、設計当初にパネル形式、縦格子形式、横格子形式、ルーバー形式等に任意に選択可能であるとともに、これら形式の組合せとすることも可能である。また、経年後の形式変更にも容易に対応可能となる。
請求項2に係る本発明として、前記上部側横材の上面に長手通しの笠木部材を配設してある請求項1記載のフェンス又は手摺り構造が提供される。
上記請求項2記載の発明は、外観・意匠性を向上させるため、或いは手摺り材として、前記上部側横材の上面に長手通しの笠木部材を配設するようにしたものである。
請求項3に係る本発明として、前記柱用芯材を囲む一対の分割支柱材の縦目地間に固形シール材を挟入してある請求項1、2いずれかに記載のフェンス又は手摺り構造が提供される。
上記請求項3記載の発明は、分割支柱材間の縦目地の隙間を封止するため、柱用芯材を囲む一対の分割支柱材の間に固形シール材を挟入するようにしたものである。
以上詳説のとおり本発明によれば、組立ておよび施工(建込み)が容易で、かつ外観・意匠性に優れるとともに、ユニット単位の交換が簡易に行えるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は本発明に係るフェンス構造1の正面図、図2はその斜視図、図3は図1のIII−III線矢視図、図4は図1のIV−IV線矢視図である。
フェンス構造1は、図1に示されるように、施工面上に予め所定間隔で立設される柱用芯材2,2…と、これら柱用芯材2,2…によって支持されたユニット材3,3…とから成る。また、前記ユニット材3の上部側横材5の上面には長手通しの笠木部材8が配設されている。
前記ユニット材3は、詳細には図5〜図7に示されるように、両側部に配置された分割支柱材4、5と、上下部に配置された横材6,7とによって四周が枠組みされ、枠組内部にパネルP(又は後述する複数の桟材)が配置されたもので、基本的には工場製作され現場に搬入される。
前記分割支柱材4は、押出し成型されたアルミ形材とされ、図7に示されるように、断面視で前記柱用芯材2の略片側半分を囲む略溝型形状の半枠部4Aを有するとともに、該半枠部4Aの両端部に夫々、前記柱用芯材2に対する係合部4a、4bを有する。また、前記半枠部4Aに隣接する前側位置に、内方側に開口溝を向けた断面略コ字状のパネル嵌合溝部4Bを備えている。さらに、前記半枠部4Aの内部には組立て用ビスポケット10が2箇所設けられている。
一方の分割支柱材5も同様に、押出し成型されたアルミ形材とされ、図7に示されるように、断面視で前記柱用芯材2の略片側半分を囲む略溝型形状の半枠部5Aを有するとともに、該半枠部5Aの両端部に夫々、前記柱用芯材2に対する係合部5a、5bを有する。また、前記半枠部5Aに隣接する前側位置に、内方側に開口溝を向けた断面略コ字状のパネル嵌合溝部5Bを備えている。さらに、前記半枠部5Aの内部には組立て用ビスポケット10が2箇所設けられている。
前記上部側横材6は、同じく押出し成型されたアルミ形材とされ、図6に示されるように、前記分割支柱材4、5の半枠部4A、5Aに対応する部分に平板状の天板部6Aを有し、この天板部6Aに隣接する前側位置に、内方側に開口溝を向けた断面略コ字状のパネル嵌合溝部6Bを備えている。また、前記天板部6Aに形成された長孔6a、6a…は後述の笠木部材8を固定するためのボルト孔である。
前記下部側横材7も同じく押出し成型されたアルミ形材とされ、矩形状中空部7Aに隣接する前側位置に、内方側に開口溝を向けた断面略コ字状のパネル嵌合溝部7Bを備えている。また、前記矩形状中空部7Aの内部には組立て用ビスポケット10が2箇所設けられている。
前記分割支柱材4,5及び横材6,7によって四周が枠組みされ、前記パネル嵌合溝4A、5B、6B、7Bが周方向に沿って連続形成され、このパネル嵌合溝4A、5B、6B、7Bにグレチャン11が嵌合されるとともに、このグレチャン11によってパネルPが嵌合支持され、ユニット材3が構成されている。なお、図示例では、図5に示されるように、分割支柱材4,5の下端部が下部側横材7よりも若干突出し、脚部17を有するように組立てられている。
一方、柱用芯材2は、詳細には図12に示されるように、断面略横H形状を成すアルミ形材であり、ウエブ2Aの前後2箇所にアンカーボルト通孔2a、2aを有し、一方側フランジ2Bの外面中央に凹状の切欠き2Dを有するとともに、他方側フランジ2Cの外面中央に凹状の切欠き2Eを有する。これら切欠き2D、2Eによって形成された右側のウエブ2Aを跨いだ前後対の段部が前記分割支柱材4のための被係合部2b、2cを構成し、左側のウエブ2Aを跨いだ前後対の段部が前記分割支柱材5のための被係合部2d、2eを構成する。
前記柱用芯材2は、図11に示されるように、アンカーボルト通孔2a、2aの下端側にタップ加工を施すとともに、アンカーボルト12,12の上端側(ネジ部)を螺合接続しておき、アンカーボルト12の下端を施工面を構成しているコンクリート基礎Hに対して埋設固定することにより立設されている。
前記アンカーボルト12の設置に当たっては、図13に示されるアンカー用施工治具14を用いて、精度良くアンカーボルト設置孔をコンクリート基礎Hに対して穿孔する。前記アンカー用施工治具14は、部材長手方向に柱用芯材2の設置間隔に対応する間隔Lで、かつ柱用芯材2のアンカーボルト通孔2a、2aに対応する前後2箇所にボルトガイド孔14a、14aが形成されたプレート材であり、このアンカー用施工治具14をコンクリート基礎Hの上面に載置し、前記ボルトガイド孔14a、14aを通して鉛直に穿孔を行う。アンカーボルト12の固定は、公知の種々の方法を採用することができるが、例えば樹脂注入アンカー方式を好適に採用することができる。樹脂注入アンカー方式は、二液樹脂接着剤を穿孔内に充填し、アンカーボルト12を挿入し樹脂による固着によってアンカーボルト12の固定を図るものである。
この際、柱用芯材2の設置精度を確保するため、図14に示されるように、建込み用治具15,16を使用する。一方の建込み用治具15は、柱用芯材2,2…の通り芯の確保と、各柱用芯材2,2…の建込み方向を同方向に整列するための治具であり、他方の建込み用治具16は、前記建込み用治具15の倒れを調整するための位置決め治具である。
前記建込み用治具15は、図18に示されるように、上部連結部材30と、該上部連結部材30から離間を空けて上部連結部材30に平行配置される下部連結部材31と、これらの間を連結するとともに、前記上部連結部材30、下部連結部材31に対して垂直方向に沿って配置され、柱用芯材2,2…に対して上部側から落し込みによって嵌合させる複数の、図示例では4つの芯材保持部材32,32…とからなる。前記上部連結部材30は下側に開口を向けた断面略コ字状部材が使用され、前記下部連結部材31は側面に開口を向けた断面略字状部材が使用されている。前記芯材保持部材32は、図15に示されるように、矩形断面の一隅部を切り欠いた断面形状を成し、フランジ2B(2C)の嵌合部を有するとともに、ウエブ2Aの側面に対して当接する2つのブラケット部32b、32cを有し、かつ前記ブラケット部32b、32cと対面する側の側壁面に前記ブラケット部32bとによって柱用芯材2のウエブ2Aを挟持するために螺設された挟持ボルト33を備える。
前記芯材保持部材32,32…を柱用芯材2,2…に落とし込みに嵌合させることにより、柱用芯材2,2…の通り芯が確保されるとともに、各柱用芯材2,2…が同方向に整列配置されるように規制することが可能である。なお、前記建込み用治具15は、1つの治具15を繰り返し使用しても良いが、予め複数用意しておき、連結部材によって長手方向に連続して配置するようにしてもよい。
前記建込み用治具15は、前記建込み用治具16によって支持されるとともに、該建込み用治具16によって倒れ方向の位置が調整可能となっている。建込み用治具16は、図17に示されるように、コンクリート基礎Hに固定される下向きに開口するコ字状断面の取付けベース34と、前記取付けベース34の上面に、対面して立設された支柱部材36,37とからなる。
前記支柱部材36,37の上部側には対向配置された上部位置決めボルト38,38が螺設され、下部側には対向配置された下部位置決めボルト39,39が螺設されている。また、前記取付けベース34の一方側側面には螺設された固定用ボルト40を備えている。
図14に示されるように、前記取付けベース34をコンクリート基礎Hに被せるように取付け、固定用ボルト40を螺進させ、頭部をコンクリート基礎Hの側面に当接させることにより前記取付けベース34の固定を図る。上部位置決めボルト38,38は、前記建込み用治具15の上部連結部材30の側面位置に対応し、螺進させることにより前記上部連結部材30を挟持する。前記下部位置決めボルト39、39の一方側は、前記建込み用治具15の下部連結部材31の側面位置に対応し螺進させることにより先端を当接させ、下部位置決めボルト39、39の他方側は、図15に示されるように、螺進させて柱用芯材2のフランジ2A(2B)に当接させるようにする。前記上部位置決めボルト38,38及び下部位置決めボルト39,39の螺進量を調整することによって建込み用治具15の倒れを調整する。
次に、前記フェンス構造1の施工手順について図8〜図10に基づいて詳述する。
先ず、図8に示されるように、コンクリート基礎H面上に、所定の柱間隔Lの間隔で前記柱用芯材2,2…を立設する。立設方法は前述したとおりである。
次いで、ユニット材3を持ち込み、両側部の分割支柱材4,5の半枠部4A、5Aを柱用芯材2,2に落とし込むことにより、前記分割支柱材4,5を柱用芯材2,2に係合させて前記ユニット材3の取付けが順次行われる。この際、ユニット材3,3…の上下方向位置を調整するために、図19及び図20に示される上下調整用治具40を使用し、上下の位置調整を行うようにすることが望ましい。前記上下調整用治具40は、ベース40の上面に全ネジボルト42を立設し、この全ネジボルト42に上下方向に位置調整される上下調整部材43を設けたものであり、前記上下調整部材43は、前記全ネジボルト42に螺合されるソケット43Aと、このソケットの上部に溶接固定され、横材7を支持する受け材43Bとからなる。この上下調整用治具40を所定間隔で配置し、各ユニット材3の上下位置を調整するとともに、図3に示されるように、横材6,6同士を繋ぎ材23によって連結し、レベル及び通りを確保した上で、前記ユニット材3と柱用芯材2とを結合するためにビス20,20を螺入する。また、前記柱用芯材2を囲む一対の分割支柱材4,5の縦目地間には隙間を封鎖するために固形シール材21を挟入する。
ユニット材3の設置状態では、図4に示されるように、前記分割支柱材4の半枠部4Aの係合部4a、4bが柱用芯材2の被係合部2b、2cに係合し、前記分割支柱材5の半枠部5Aの係合部5a、5bが柱用芯材の被係合部2d、2eに係合するように取付けられ、前記柱用芯材2を囲む一対の分割支柱材4,5の組合せによって支柱9、9…が構成されているとともに、前記分割支柱材4,5同士は直接的に係合していない状態となっている。
各ユニット材3,3…の取付けが完了したならば、図10に示されるように、前記上部側横材6の上面に長手通しの笠木部材8を配設し、図3に示されるように笠木部材8をビス22、22…によって固定する。最後に、各支柱材9の基端部を囲むように付け根カバー24を設置して施工を完了する。なお、前記付け根カバー24は半割構造とされ、支柱材9の外側から設置可能となっている。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、ユニット材3の枠組み内部にパネルPを嵌合支持させるようにしたが、図21に示されるように、枠組み内部に複数の桟材50…、51…を配設したユニット材3とすることも可能である。図21(A)は、縦桟50、50…を配置した例であり、図21(B)は、横桟51,51…を配置した例である。これ以外に、横/縦ルーバー等を配置した形式とすることもできる。更には、図21(C)に示されるように、これらの組合せとすることも可能である。
(2)上記形態例では、ユニット材3において、周方向を巡るパネル嵌合溝4A、5B、6B、7Bが形成され、グレチャン11を介してパネルPを嵌合支持するようにしたが、図22及び図23に示されるように、バックアップ材とシール材とによる支持としてもよい。図示例は、パネルPの上縁と下縁の2辺をバックアップ材25とシール材26とによって支持し、両側縁はパネルPと分割支柱材4,5との間の空間を、ガスケット27、バックアップ材25及びシール材26によって充填した構造としてある。
(3)上記形態例では、フェンス構造1として説明したが、手摺りとしても全く同様の構造を採用することが可能である。
本発明に係るフェンス構造1の正面図である。 その斜視図である。 図1のIII−III線矢視図である。 図1のIV−IV線矢視図である。 ユニット材3の正面図である。 図5のVI−VI線矢視図である。 図5のVII−VII線矢視図である。 施工要領図(その1)である。 施工要領図(その2)である。 施工要領図(その3)である。 柱用芯材2の建込み状態を示す側面図である。 柱用芯材2の断面図である。 アンカー用施工治具14を示す平面図である。 建込み用治具15,16の取付け状態を示す柱用芯材2の側面図である。 図14のXV-XV線矢視図である。 図14のXVI-XVI線矢視図である。 建込み用治具16の斜視図 建込み用治具15の斜視図である。 上下調整用治具40によるユニット材3の上下調整要領を示す正面図である。 その断面図である。 フェンス形式を示す、(A)は縦桟形式、(B)は横桟形式、(C)は組合せ形式を示す正面図である。 パネル支持構造を変形例を示す縦断面図である。 その横断面図である。
符号の説明
1…フェンス構造、2…柱用芯材、2A…ウエブ、2B・2C…フランジ、2D・2E…切欠き、2b〜2e…被係合部、3…ユニット材、4・5…分割支柱材、4A・5A…半枠部、4a・4b・5a・5b…係合部、6・7…横材、8…笠木部材、9…支柱、P…パネル

Claims (3)

  1. 施工面上に予め所定間隔で立設される柱用芯材と、両側部に配置された分割支柱材および上下部に配置された横材によって四周が枠組みされ、枠組内部にパネル又は複数の桟材が配置されるとともに、前記柱用芯材間に設置されるユニット材とから成るフェンス又は手摺り構造であって、
    前記柱用芯材は、断面略横H形状を成し、一方側フランジの外面中央に凹状の切欠きを有するとともに、他方側フランジの外面中央に凹状の切欠きを有し、これら切欠きによって形成された右側の、ウエブを跨いだ前後対の段部が前記分割支柱材のための被係合部を構成し、前記切欠きによって形成された左側の、ウエブを跨いだ前後対の段部が前記分割支柱材のための被係合部を構成し、
    前記ユニット材の分割支柱材は、断面視で前記柱用芯材の略片側半分を囲む半枠部を有するとともに、該半枠部の両端部に夫々、前記柱用芯材の被係合部に対する係合部を有し
    上方側から前記分割支柱材の係合部前記柱用芯材の被係合部に係合させた状態で、前記ユニット材の半枠部を柱用芯材に落とし込むことにより、前記ユニット材の取付けが行われ、
    前記柱用芯材を囲む一対の分割支柱材の組合せによって支柱が構成されているとともに、前記分割支柱材同士は直接的に係合しておらず、設置後に任意のユニットを上方に引き上げて撤去可能かつ新規のユニットを落し込みによって設置可能となっていることを特徴とするフェンス又は手摺り構造。
  2. 前記上部側横材の上面に長手通しの笠木部材を配設してある請求項1記載のフェンス又は手摺り構造。
  3. 前記柱用芯材を囲む一対の分割支柱材の縦目地間に固形シール材を挟入してある請求項1、2いずれかに記載のフェンス又は手摺り構造。
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