JP5093994B2 - 排水立て管用ゴム輪伸縮継手および排水立て管の配管構造 - Google Patents

排水立て管用ゴム輪伸縮継手および排水立て管の配管構造 Download PDF

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Description

この発明は、排水立て管用ゴム輪伸縮継手に関し、特にたとえば、集合住宅や戸建住宅のベランダなど屋外に設けられるスロップシンクの合流横管部を立て管に合流させ、雑排水を排出するための、排水立て管用ゴム輪伸縮継手である。
従来のゴム輪伸縮継手の一例が、特許文献1および特許文献2に開示されている。
特許文献1のゴム輪伸縮継手では、ストッパ段部を設けた拡径受口にストッパリングを挿入した状態で合成樹脂管を挿入して、ストッパ段部と合成樹脂管の端部との間に水溶性のストッパリングを介在させている。
また、特許文献2のゴム輪伸縮継手では、変形、破壊または離脱可能な係止体を設けた管受口に接続管を挿入して、その端部を係止体に係止させている。
特開平11−82837号公報[F16L 27/12、21/04、21/08] 実開昭54−36125号公報[F16L 41/00、F16L 27/02]
特許文献1の従来技術では、ストッパリングはゴム輪伸縮継手と別部材であるため、拡径受口に合成樹脂管を挿入する前にストッパリングを挿入しておくことを忘れる恐れがある。
また、維持管理において、合成樹脂管の取替え時には、ストッパリングが必要になるが、使用中に水溶性のストッパリングは消滅するため、再度ストッパリングを挿入しておく必要がある。
特許文献2の従来技術のゴム輪伸縮継手は地中に埋設される下水管に使用されるものであるため、このゴム輪伸縮継手をスロップシンク合流継手のような屋外の露出配管に使用することはできない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、確実に施工、維持管理することができる、屋外の露出配管に使用可能な、排水立て管用ゴム輪伸縮継手を提供することである。
請求項1の発明は、ゴム輪受口を有する立て管とこの立て管と合流する合流横管部とを備え、屋外に露出配管される排水立て管に用いられる合成樹脂製の排水立て管用ゴム輪伸縮継手において、ゴム輪受口の内面に突出して管軸方向に延びる突条からなるストッパを形成し、ストッパにゴム輪受口内に挿入される立て管の端部が接触する当たり部を設け、て管の端部およびストッパの当たり部の少なくとも一方をテーパ状に形成することによって、端部と当たり部とを線接触させるようにし、ストッパの当たり部からゴム輪受口の下端部に形成される係止部までの長さを、て管が露出配管による直射日光の熱の吸収によって伸びても、当該立て管の端部が係止部に当たらない長さにし、ストッパの厚さは、人力で立て管をゴム輪受口内に挿入しても当該立て管の端部が当該ストッパの上に乗り上げず、立て管が熱の吸収によって伸びたときに当該ストッパの上に乗り上げる厚さであって、かつ立て管の乗り上げによりゴム輪受口が拡径しても当該ゴム輪受口の管壁が破損せず、立て管が温度低下により縮まって当該ストッパへの乗り上げが解除されたときにゴム輪受口が縮径して元の径に戻る厚さとしたことを特徴とする、排水立て管用ゴム輪伸縮継手である。
請求項1の発明では、排水立て管用ゴム輪伸縮継手のゴム輪受口の内面にストッパを形成した。ゴム輪受口内に立て管が挿入されると、ストッパの当たり部は立て管の端部と接触する。そして、当たり部および立て管の端部の少なくとも一方をテーパ状に形成したことにより、端部と当たり部とは線接触する。
このように、ストッパをゴム輪受口内に予め形成することにより、特許文献1のように立て管の挿入時にストッパリングを取り付ける必要がないため、立て管はストッパにより確実に係止される。
また、端部および当たり部の少なくとも一方をテーパ状に形成することにより、ゴム輪受口挿入時の立て管がストッパに対して作用する力は、テーパ面に平行な方向と直交する方向とに分かれる。この結果、立て管がテーパ面に直交する方向に当たり部を押すことにより、ゴム輪受口部の管壁応力が弾性限界内において、ゴム輪受口が拡径されるため、立て管は容易にストッパ上に乗り上げ、ストッパは破損されにくい。また、ストッパの当たり部からゴム輪受口の下端部に形成される係止部までの長さを、露出配管による直射日光の熱の吸収によって立て管が伸びても、立て管の端部が係止部に当たらない長さにしたので、屋外の露出配管に使用されたことに起因するゴム輪受口の破損は防止される。
請求項3の発明は、上部が躯体に固定される第1立て管、下層階に繋がる第2立て管、および第1立て管の下部を受容するゴム輪受口と第2立て管の上部を受容して接着接合される接着受口とを有する立て管部を備える合成樹脂製のゴム輪伸縮継手を含む、屋外に露出配管される排水立て管の配管構造において、ゴム輪受口の内面に突出して管軸方向に延びる突条からなるストッパを形成し、ストッパに第1立て管の端部が接触する当たり部を設け、第1立て管の端部およびストッパの当たり部の少なくとも一方をテーパ状に形成することによって、端部と当たり部とを線接触させるようにし、ストッパの当たり部からゴム輪受口の基端部である係止部までの長さを、第1立て管が露出配管による直射日光の熱の吸収によって伸びても、当該第1立て管の端部が係止部に当たらない長さにし、ストッパの厚さは、人力で第1立て管をゴム輪受口内に挿入しても当該第1立て管の端部が当該ストッパの上に乗り上げず、第1立て管が熱の吸収によって伸びたときに当該ストッパの上に乗り上げる厚さであって、かつ第1立て管の乗り上げによりゴム輪受口が拡径しても当該ゴム輪受口の管壁が破損せず、第1立て管が温度低下により縮まって当該ストッパへの乗り上げが解除されたときにゴム輪受口が縮径して元の径に戻る厚さとしたことを特徴とする、排水立て管の配管構造である。
請求項3の発明では、請求項1の発明と同様の作用を示す。
この発明によれば、ストッパをゴム輪受口内に設け、立て管の端部およびストッパの当たり部の少なくとも一方をテーパ状に形成し、ストッパの当たり部からゴム輪受口の下端部に形成される係止部までの長さを、ゴム輪受口内に挿入される立て管が露出配管による直射日光の熱の吸収によって伸びても、当該立て管の端部が係止部に当たらない長さにすることにより、確実な施工および使用中における維持管理を行うことができ、排水立て管用ゴム輪伸縮継手を屋外の露出配管に使用することができる
この発明の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1に示すこの発明の一実施例である排水立て管用ゴム輪伸縮継手(以下、継手と言う。)10は90°大曲がりY継手であり、塩化ビニル樹脂など合成樹脂で形成される。図2に示すように、継手10は、集合住宅や戸建住宅のベランダなど屋外に設けられるスロップシンク102に連結する排水管104を立て管106および立て管108に連結するために用いられる。立て管106内に高温の排水が流れたり、立て管106が直射日光や高温の外気にさらされたりした場合、立て管106の温度が上昇し、それに伴い立て管106の長さが長くなる。このため、図1に示す第1受口16の内面にストッパ28を設けて、立て管挿入時に予めストッパ28で立て管106の挿入を止めることにより、立て管106が熱の吸収により伸びても、第1受口16は破損しないようにしている。
なお、立て管106および立て管108に合成樹脂管が用いられるが、立て管108の長さは立て管106の長さに比べて短いため、熱の吸収による影響は受けにくく立て管108の伸びは立て管106の伸びより短い。よって、この場合、立て管108の伸びを考慮する必要がない。
継手10は立て管12および合流横管部14を備える。立て管12の一方端に第1受口16が形成され、他方端に第2受口18が形成される。合流横管部14の一方端は立て管12と連結し、他方端に第3受口20が形成される。
これら3つの受口は拡径受口であり、第1受口16はゴム輪受口であるが、他の第2受口18および第3受口20は接着受口である。
第1受口16は立て管12からテーパ状の係止部22で拡径して形成される。第1受口16の一方端部の内面にゴム輪溝24が形成され、その中にゴム輪26が装着される。他方端部に係止部22が形成され、係止部22は立て管12と連結する。ゴム輪溝24と係止部22との間に、図3に示すようにたとえば3つのストッパ28が第1受口16と一体的に形成される。ストッパ28は突条であり、第1受口16の管軸方向に延びる。図4(A)、図4(B)および図4(C)に示すように、ストッパ28のゴム輪溝24側(図1)の当たり部30はテーパ状に形成された面であり、第1辺32側から第2辺34側に向かって係止部22側へ傾斜する。当たり部30に対向する面は係止部22と接合し、ストッパ28は当たり部30から係止部22までの範囲に亘って形成される。
たとえば、第1受口16の内径が90mmの継手10の場合、第1辺32の長さaが5mm、第2辺34の長さbが3mm、第1辺32と第2辺34との間の厚さcが2mm、当たり部30の第1辺32から係止部22の上端までの長さdが19mm、当たり部30の第2辺34から係止部22の上端までの長さeが15mm、当たり部30のテーパ角度αが30°になるようにストッパ28が形成される。
ストッパ28の厚さ、つまり第1辺32と第2辺34との間の厚さcは、図5(A)に示す第1受口16に挿入される挿入管、つまり立て管106の管壁の厚さf、または立て管106の端部38にテーパ部40が設けられている場合、テーパ部40の幅gより小さい厚さであり、さらに、次の3つの条件を満たすように決められる。1つ目の条件は、後述するように第1受口16内に立て管106を人力で挿入した際に立て管106がストッパ28の上に乗り上げず、ストッパ28により係止される厚さである。2つ目の条件は、熱の吸収により立て管106の長さが伸びた際に立て管106がストッパ28により係止されず、その上に乗り上げる厚さである。3つ目の条件は、乗り上げた立て管106により第1受口16が拡径しても、それによりその管壁が破損しない厚さ、つまり拡径時の管壁応力が弾性限界内になるように設定される厚さである。
また、図4(C)に示すように当たり部30の第1辺32から係止部22の上端までの長さdは、ストッパ28の厚さcより長く設定される。
さらに、当たり部30の第2辺34から係止部22の上端までの長さeは、立て管106の長さが熱の吸収により伸びた際に立て管106の端部38が係止部22に当たらない長さである。たとえば、第1受口16の内径が90mmの継手10の場合に設定した長さ:15mmは、第1受口16に挿入される内径75mmの立て管106が、施工時の温度に比べて50℃上昇した際に14mm伸びるのに対して、さらにその長さに1mmの長さの余裕を持たせた長さである。
図2に示すように、継手10により排水管104、立て管106および立て管108を連結する場合、まず床に固定されている立て管108の上部に第2受口18を嵌めて、これらを接着接合する。次に、第3受口20に排水管104を挿入して、これらを接着接合する。そして、第1受口16に立て管106を挿入する。図5(A)に示すように、この立て管106の下側の端部38は予め面取りされて、その端部38にテーパ部40が形成されている。
立て管106の下部を第1受口16に人力で挿入すると、人力により50kgf程度の管軸方向の力Fが立て管106に働き、立て管106はゴム輪26を乗り越えて、ゴム輪26に圧着しながら第1受口16内に侵入する。侵入した立て管106のテーパ部40はストッパ28の当たり部30に当たり、テーパ部40は当たり部30に対して線接触する。
このテーパ部40は管軸に対して傾いているため、図5(B)に示すように、挿入力Fはテーパ部40に対して平行な方向と直交な方向とに作用する。平行方向の力F1は立て管106がテーパ部40に対して平行に動くように働き、直交方向の力F2は当たり部30に加わる。
直交方向の力F2は力の合成により当たり部30に対して第1受口16を押し広げる方向に働くが、第1受口16の拡径時の管壁応力が弾性限界内であるため、ストッパ28は破損や変形などせずストッパ28の機能は損なわれない。
また、ストッパ28の厚さcは、人力で挿入した立て管106をストッパ28が係止するように設定されているため、立て管106はストッパ28に係止され、停止する。こうして、立て管106と第1受口16が接合される。
最後に、立て管106の上部(図示せず)を上層階の駆体などに固定する。
施工後、上層から流下する排水は立て管106を通り、立て管12へ流れ落ちる。また、スロップシンク102から排出される排水は排水管104を流れ、合流横管部14から継手10内に流入する。そして、スロップシンク102からの排水は立て管12で上層からの排水と合流して、立て管108を通り、下層階へ流下する。
そして、立て管106は屋外に配置されるため、直射日光により、より熱を吸収することで、立て管106の温度が上昇し、それに伴い立て管106の長さが長くなる。このとき、継手10は固定された立て管108に接着接合されて動かず、また、立て管106の上部も固定されているため、立て管106は下側に伸びて、当たり部30を押す。図6(A)に示すように、この伸びにより立て管106は最大約1.5tの力Pを管軸方向に与える。テーパ部40は当たり部30に線接触するため、図6(B)に示すように、伸び力Pはテーパ部40に対して平行な方向と直交な方向とに作用して、第1受口16は拡径する。さらに、ストッパ28の厚さcは、立て管106の長さが伸びると立て管106がストッパ28により係止されないように設定されている上、立て管106の管壁の厚さfより小さく形成されているため、立て管106はストッパ28の上に容易に乗り上げて、ストッパ28の内側に侵入する。
このとき、立て管106が伸びても第1受口16の拡径時の管壁応力が弾性限界であるため、ストッパ28は破壊などされず、ストッパ28はその機能を維持し続ける。
そして、立て管106の温度が上昇するとともに立て管106は比例的に伸びて、ストッパ28上を係止部22側へ移動する。しかし、立て管106の温度が、施工時の温度に比べて50℃上昇しても、立て管106が伸びた長さはストッパ28の長さよりも短いため、端部38は係止部22に当たることはない。このため、熱の吸収により立て管106が伸びても第1受口16は破損されない。
また、立て管106の管壁の厚さは第1受口16の管壁の厚さより大きいため、立て管106がストッパ28の内側に侵入すると、立て管106の径は僅かに縮むが、第1受口16の径はほぼストッパ28の厚さcの分だけ拡げられる。しかし、拡径時の管壁応力が弾性限界内になるようにストッパ28の厚さcが設定されているため、第1受口16が拡径されてもその管壁は破損されることはない。
反対に、立て管106の温度が下がると、立て管106は縮まり、ストッパ28上をゴム輪溝24側へ移動して、元の状態に戻る。立て管106が縮まってテーパ部40が当たり部30に当接する位置に戻ると、第1受口16に拡径する力が加わらなくなるため、第1受口16は縮径して元の径に戻る。この際、拡径時の管壁応力が弾性限界内であるため、その力によるひずみが管壁に残らず、管壁の強度は低下しない。
このように、ベランダのように温度の上下変動が多く生じるような場所に継手10が配置されても立て管106の熱伸縮によりストッパ28は壊れたり、変形したり、取れたりせず、その機能を維持し続けることができる。このため、排水管路のメンテナンスの際に、継手10がその性質上使用可能であれば、継手10を取り替える必要がなく、経済的である。
また、立て管106を第1受口16内に挿入する際、ストッパ28は立て管106により破損などされないため、仮に過剰な力が作用して、立て管106を第1受口16の奥深くまで挿入しすぎてしまっても、挿入し直すことができ、施工性にも優れている。
なお、図1では、継手10に90°大曲がりY継手を用いたが、これに限定されない。
また、図5(A)ではテーパ部40のテーパ角度βを当たり部30のテーパ角度αより小さくしたが、その反対に図7に示すようテーパ部40のテーパ角度βを当たり部30のテーパ角度αより大きくしてもよい。この場合も端部38は当たり部30に対して線接触し、図5(A)の立て管106と同様の作用を示す。
これとは別に、図8に示すようにテーパ部40のテーパ角度βと当たり部30のテーパ角度αとを一致させてもよい。なお、一般的にテーパ部40は施工現場で形成されるため、施工上の誤差から実際には、テーパ部40は当たり部30とミクロ的に線接触していると考えられる。よって、この場合も図5(A)と同様の作用を示す。
さらに、図5(A)では端部38にテーパ部40を形成したが、図9に示すように端部38にテーパ部を形成しなくてもよい。ただし、ゴム輪が接合可能なレベルの糸面取りはしておく。この場合は、当たり部30がテーパ状に形成され、当たり部30は端部38と線接触する。そして、挿入力Fおよび熱の吸収による伸び力Pは力の合成により当たり部30に対して平行な方向と直交な方向とに作用して、平行方向の力により立て管106は当たり部30の上を滑り落ちることにより、第1受口16は拡径する。
図10に示すこの発明の他の実施例である継手10は図1に示す継手10とほぼ同じであるが、ストッパの管軸方向の長さが異なる。図1に示すストッパ28はその管軸方向の長さが長く、当たり部30から係止部22までの範囲の全長に亘って形成されたが、図10に示すストッパ44はその管軸方向の長さが短い。これ以外の部分に関しては図1実施例の示す継手10と同様であるため、説明は省略する。
ストッパ44は第1受口16の内面に形成され、たとえば、第1受口16の内径が90mmの継手10の場合に当たり部30の第1辺32から係止部22の上端までの長さdは19mm、当たり部30の第2辺34から係止部22の上端までの長さeは15mmに形成される。当たり部30に対向する面46は管軸に対して直交に形成され、係止部22と当たり部30との間に設けられる。当たり部30の第1辺32から対向面46までの長さhはストッパ44の厚さcより大きく形成される。
この実施例によれば、当たり部30の第1辺32から対向面46までの長さをストッパ44の厚さcより大きくすることにより、ストッパ44は上下方向に十分強度を得るため、立て管106の挿入力や熱の吸収による伸び力などによりストッパ44は破損しない。
図11に示すこの発明の他の実施例である継手10は図1に示す継手10とほぼ同じであるが、当たり部が異なる。図1に示す当たり部30はテーパ状に形成されていたが、図11に示す当たり部48はテーパ状に形成されていない。これ以外の部分に関しては図1実施例の示す継手10と同様であるため、説明は省略する。
ストッパ50は第1受口16の内面に形成され、その当たり部48は管軸に対して直交に形成される。
ストッパ50の当たり部48をテーパ状に形成しなくても、図12に示すように、端部38にテーパ部40を形成した立て管106を第1受口16内に挿入すれば、立て管106の挿入力や熱の吸収による伸び力はテーパ部40に水平な方向と直交な方向に作用するため、図1実施例と同様の作用を示す。
なお、図11ではストッパ50の管軸方向の長さが長くし、当たり部48から係止部22までの範囲の全長に亘ってストッパ50を形成したが、ストッパ50をこの範囲の全長に亘って形成しなくてもよい。図13に示すように、ストッパ52の長さを短くし、当たり部48の対向面54をテーパ形状にすることもできる。
なお、上で挙げた角度や寸法の具体的数値はいずれも単なる一例であり、必要に応じて適宜変更可能である。
この発明の一実施例の排水立て管用ゴム輪伸縮継手を示す断面図である。 立て管、立て管およびスロップシンクに連結する排水管を排水立て管用ゴム輪伸縮継手に接合した状態を示す平面図である。 図1実施例の排水立て管用ゴム輪伸縮継手を示す上面図である。 (A)はストッパの正面図であり、(B)はストッパの上面図であり、(C)はストッパの断面図である。 (A)は第1受口内に立て管を挿入した状態を示す断面図であり、(B)は立て管に作用する力を示した図解図である。 (A)は立て管がストッパの上に乗り上げた状態を示す断面図であり、(B)は立て管に作用する力を示した図解図である。 図1実施例の排水立て管用ゴム輪伸縮継手に立て管を挿入した状態を示す断面図である。 図1実施例の排水立て管用ゴム輪伸縮継手に立て管を挿入した状態を示す断面図である。 図1実施例の排水立て管用ゴム輪伸縮継手に立て管を挿入した状態を示す断面図である。 この発明の別の実施例の排水立て管用ゴム輪伸縮継手を示す断面図である。 この発明のさらに別の実施例の排水立て管用ゴム輪伸縮継手を示す断面図である。 図11実施例の排水立て管用ゴム輪伸縮継手に立て管を挿入した状態を示す断面図である。 この発明のさらに別の実施例の排水立て管用ゴム輪伸縮継手を示す断面図である。
符号の説明
10…排水立て管用ゴム輪伸縮継手
16…第1受口
28、44、50、52…ストッパ
30、48…当たり部
106…立て管
38…端部
40…テーパ部

Claims (2)

  1. ゴム輪受口を有する立て管部とこの立て管部と合流する合流横管部とを備え、屋外に露出配管される排水立て管に用いられる合成樹脂製の排水立て管用ゴム輪伸縮継手において、
    前記ゴム輪受口の内面に突出して管軸方向に延びる突条からなるストッパを形成し、
    前記ストッパに前記ゴム輪受口内に挿入される立て管の端部が接触する当たり部を設け、
    前記立て管の端部および前記ストッパの当たり部の少なくとも一方をテーパ状に形成することによって、前記端部と前記当たり部とを線接触させるようにし、
    前記ストッパの当たり部から前記ゴム輪受口の下端部に形成される係止部までの長さを、前記立て管が露出配管による直射日光の熱の吸収によって伸びても、当該立て管の端部が前記係止部に当たらない長さにし、
    前記ストッパの厚さは、人力で前記立て管を前記ゴム輪受口内に挿入しても当該立て管の端部が当該ストッパの上に乗り上げず、前記立て管が前記熱の吸収によって伸びたときに当該ストッパの上に乗り上げる厚さであって、かつ前記立て管の乗り上げにより前記ゴム輪受口が拡径しても当該ゴム輪受口の管壁が破損せず、前記立て管が温度低下により縮まって当該ストッパへの乗り上げが解除されたときに前記ゴム輪受口が縮径して元の径に戻る厚さとしたことを特徴とする、排水立て管用ゴム輪伸縮継手。
  2. 上部が躯体に固定される第1立て管、下層階に繋がる第2立て管、および前記第1立て管の下部を受容するゴム輪受口と前記第2立て管の上部を受容して接着接合される接着受口とを有する立て管部を備える合成樹脂製のゴム輪伸縮継手を含む、屋外に露出配管される排水立て管の配管構造において、
    前記ゴム輪受口の内面に突出して管軸方向に延びる突条からなるストッパを形成し、
    前記ストッパに前記第1立て管の端部が接触する当たり部を設け、
    前記第1立て管の端部および前記ストッパの当たり部の少なくとも一方をテーパ状に形成することによって、前記端部と前記当たり部とを線接触させるようにし、
    前記ストッパの当たり部から前記ゴム輪受口の基端部である係止部までの長さを、前記第1立て管が露出配管による直射日光の熱の吸収によって伸びても、当該第1立て管の端部が前記係止部に当たらない長さにし、
    前記ストッパの厚さは、人力で前記第1立て管を前記ゴム輪受口内に挿入しても当該第1立て管の端部が当該ストッパの上に乗り上げず、前記第1立て管が前記熱の吸収によって伸びたときに当該ストッパの上に乗り上げる厚さであって、かつ前記第1立て管の乗り上げにより前記ゴム輪受口が拡径しても当該ゴム輪受口の管壁が破損せず、前記第1立て管が温度低下により縮まって当該ストッパへの乗り上げが解除されたときに前記ゴム輪受口が縮径して元の径に戻る厚さとしたことを特徴とする、排水立て管の配管構造。
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