JP5093581B2 - 筒型電池 - Google Patents

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Description

本発明は、シート状の電極が筒状(典型的には円筒状)に捲回された電極体を備える筒型電池(例えばリチウムイオン電池)に関する。
シート状の電極集電体に電極活物質層が保持された正負の電極シートをセパレータとともに捲回して電極体を構成し、その捲回電極体を電解液とともに筒型(典型的には円筒型)のケースに収容した筒型電池(例えばリチウムイオン電池)が知られている。かかる捲回電極体を構成する電極シートと集電端子との接続構造の一例として、少なくとも一方の電極シートの幅方向の一端に沿って電極活物質層が保持されていない部分(活物質層非形成部)を設けておき、該活物質層非形成部が軸方向の一端においてセパレータおよび他方の電極シートからはみ出すように捲回電極体を構成し、上記はみ出し部を径方向外側から寄せ集めて捲回中心部に配置された集電端子の外側面上に接合(溶接等)する構造が提案されている。例えば特許文献1には、捲回中心に中空部を有する捲回電極体の該中空部(すなわち該電極体の内径よりもさらに中心側)に集電端子を挿設し、その集電端子の外側面に活物質層未形成部を重ね合せて接合する集電構造が記載されている。この種の集電構造に関する他の従来技術文献として特許文献2が挙げられる。
特開2000−231913号公報 特開2000−228182号公報
このように電極シートの幅方向の一端に設けられた活物質層非形成部(捲回はみ出し部)を径方向内側に寄せ集めて捲回中心部に配置された集電端子の外側面に接合する集電構造は、電極シートの幅方向の一端から引き出された多数の集電リードを集電端子に接合する集電構造に比べて生産性や電池性能(例えばエネルギー密度)等の点で有利である。その一方で、上記はみ出し部が電極体の周方向に延びる連続体として構成されているため、集電端子のうち捲回中心に配置される部分の外周長さは電極シート(はみ出し部)の捲回最内周の長さと同等以下の長さに制限され、これを超えるサイズの集電端子を無理に捲回中心に配置すると電極シートが裂ける等の不具合が生じ得る。このため、特許文献1および2に記載の技術では、電極シートの捲回最内周の直径よりも小径の円筒状の集電端子を上記中空部内に配置している。
しかし、捲回電極体の捲回厚さ(捲回外周と捲回内周との差)が比較的大きい電池、例えばハイブリッド自動車の電源等に用いられる車両搭載用大型電池では、電極シートのうち捲回外周部を構成する部分を、捲回電極体の内径よりもさらに中心側にある上記集電端子の外側表面に寄せ集めて接合することは困難である。例えば、上記寄せ集めのため捲回外周部のはみ出し部に強い応力が加わって電極シートが損傷する等の不具合が生じる虞がある。また、このように電極シートの寄せ集め自体に強い力を要する状態(電極シートに強い応力が加わった状態)では、寄せ集められた電極シート(はみ出し部)と集電端子との接合を適切に行うことができず、このため接合強度が不足しがちである。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、捲回電極体を構成する電極シートと集電端子とが高強度に接合された筒型電池(例えばリチウムイオン電池)を提供することである。関連する目的は、車両搭載用として適した筒型電池(例えば、ハイブリッド自動車等の電源に用いられる大型の筒型電池)を提供することである。
本発明により提供される筒型電池は、長尺シート状の集電体の表面に電極活物質層が形成された正負の電極シートを筒状に捲回してなる捲回電極体を備える。該電極体を構成する少なくとも一方の前記電極シートには、前記集電体表面に前記活物質層が形成されていない活物質層非形成部が、該集電体の幅方向の一端に沿って設けられている。前記捲回電極体の軸方向端部には、前記活物質層非形成部が他方の前記電極シートからはみ出して捲回されたはみ出し部が形成されている。上記筒型電池は、また、上記電極シートに接続された集電端子を備える。該集電端子は、前記はみ出し部の捲回最内周の内側に配置された接合部を備える。該接合部の横断面形状(すなわち、捲回電極体の捲回軸に垂直な平面における断面形状)は縦長形状である。この接合部は、上記縦方向の両端に、前記電極体の径方向外側を向いて形成された一対の接合平面(典型的には、上記縦方向に垂直な一対の平行な平面)を有する。それら接合平面の間隔L(上記接合部の縦方向長さに相当する。)は、前記電極体の軸方向中央部における前記電極シートの捲回最内周の差渡し長さDinより長く、且つ前記電極シートの最外周の差渡し長さDoutより短い。ここで、前記接合部は、前記接合平面に対向する箇所では前記はみ出し部の内周部分を外径側に押し広げるとともに、当該箇所の間では前記押し広げに伴い前記内周部分が内径側に引き込まれるように、前記はみ出し部の捲回最内周の内側に挿入されている。そして、前記はみ出し部は、内周側および外周側の双方から前記接合平面上に寄せ集められて該接合平面に接合されている。なお、上記はみ出し部を接合平面に接合する方法としては各種の溶接法を好ましく採用することができ、特に超音波溶接法を好ましく採用することができる。
なお、本明細書において「電池」とは、電気エネルギーを取り出し可能な蓄電デバイス一般を指す用語であって、一次電池および二次電池を含む概念である。また、本明細書において「二次電池」とは、リチウムイオン電池、金属リチウム二次電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等のいわゆる蓄電池ならびに電気二重層キャパシタ等の蓄電素子を包含する概念である。ここに開示される技術は、典型的には二次電池およびその製造に適用される。また、接合部の断面形状が「縦長である」とは、該断面形状が一方向に長い偏平形状(長方形状、長円や楕円の長軸方向の両端に直線部を有する形状等)であることをいい、該接合部の縦長方向(縦方向)と電池の外形形状や該電池の使用状態における配置との関係を特定するものではない。
上記構成の電池では、上記捲回電極体を軸方向端面からみて、該電極体の軸方向中央部における電極シートの捲回最内周よりも外径側に上記接合平面が位置している。かかる位置にある接合平面上に上記はみ出し部を寄せ集めることにより、該寄せ集めのために捲回外周部のはみ出し部(電極シート)に加わる応力を軽減することができる。また、上記接合平面は捲回最外周よりも内径側に位置しているので、該寄せ集めのために捲回内周部のはみ出し部(電極シート)に過大な応力が加わることもない。このように電極シートに加わる応力が軽減されているので、該電極シートの損傷をより確実に回避することができる。また、寄せ集めた電極シート(はみ出し部)と集電端子との接合をより適切に行うことができる。電極シート(はみ出し部)と集電端子(接合平面)との接合方法として溶接(特に超音波溶接)法を採用する場合には、本発明の適用効果が特によく発揮され得る。
上記接合平面は縦長の横断面形状を有する接合部の縦方向両端に形成されているので、例えば横断面形状が円形状や正方形状の接合部とは異なり、接合平面の間隔Lを上記差渡し長さDinよりも大きくしても、接合部の外周長さをはみ出し部の捲回最内周の周方向長さと同等以下(すなわち概ね1倍以下)とすることが可能である。したがって、電極シートの破れ等を招くことなく、上記電極シートの捲回最内周よりも外径側に張り出した位置に接合平面を配置することができる。ここに開示される筒型電池の一好適例では、集電端子のうち上記捲回最内周よりも外径側に位置する部分にのみ電極シートが接合され、上記最内周と同等またはそれより内径側に位置する部分には電極シートが接合されていない。例えば、上記接合平面にのみ電極シートが接合され、集電端子の他の部分には電極シートが接合されていない集電構造を有する筒型電池が好ましい。
前記接合部の外周長さは、典型的には前記はみ出し部の捲回最内周の周方向長さ(すなわち、該はみ出し部の内周長さ)の凡そ1倍以下の長さであり、好ましくは凡そ0.8〜1倍の長さである。接合部の外周長さが上記範囲よりも短すぎると、集電端子の外周とはみ出し部の最内周との間の隙間が大きいため捲回電極体の軸方向端部の保形性が低下し、該電極体の取扱性が低下傾向となることがある。かかる保形性(取扱性)等の観点からは、接合部の外周長さをはみ出し部の内周長さの凡そ0.85倍以上(例えば凡そ0.9倍以上)とすることが好ましい。また、はみ出し部の捲回最内周の内側に上記接合部を配置する際の操作性等の観点から、通常は、接合部の外周長さをはみ出し部の内周長さの凡そ0.98倍以下(例えば凡そ0.95倍以下)とすることが好ましい。例えば、接合部の外周長さをはみ出し部の内周長さの凡そ0.85〜0.98倍(例えば0.9〜0.95倍)とすることにより良好な結果が実現され得る。
上記接合平面とその周方向両側に続く部分とは、少なくとも鋭角を有しない形状で連なっていることが好ましい。この部分(接合平面とその両側部分との境界部分)が鋭角形状に形成されていると、はみ出し部を接合平面に接合する際や後続する工程において上記境界部分に当接するはみ出し部が損傷しやすくなる場合がある。上記境界部分を鈍角(好ましくは凡そ120°以上の鈍角)形状とするか、あるいは丸みのある形状とすることが好ましい。電極シートと集電端子との接合方法として溶接(特に超音波溶接)法を採用する場合には、このように境界部分に鋭角を有しない形状の接合部とすることによる効果がよりよく発揮され得る。また、上記のようにはみ出し部の内周と接合部の外周との隙間が少ない(例えば、接合部の外周長さがはみ出し部の内周長の凡そ0.85〜0.98倍)構成では、このように境界部分に鋭角を有しない形状の接合部とすることが特に有益である。上記境界部分のみならず、外周面のいずれの部分にも鋭角のない形状の接合部とすることがさらに好ましい。
ここに開示される筒型電池の好ましい一態様では、前記接合平面の周方向両側に続く部分が丸みのある形状に形成されている。該丸みのある形状の好適例として円筒面が挙げられる。例えば、接合平面とその周方向両側に続く部分とが半径凡そ0.5mm以上(より好ましくは半径凡そ0.7mm以上、例えば半径凡そ1mm)の円筒面で連なった形状の接合部が好ましい。上記円筒面の半径の上限は特に限定されず、例えば該上限を例えば凡そ100mmとすることができる。かかる形状の接合部の好ましい一具体例として、横断面形状において長方形の四つの角部が上記半径の円筒面により丸められた(すなわち、各コーナ部がR面取りされた)形状の接合部が挙げられる。
また、上記境界部分を鈍角形状とした接合部の好ましい具体例として、横断面形状において長方形の四つの角部が隣接する辺と135°の角度をなす辺で面取りされた(すなわち、各コーナ部がC面取りされた)形状の接合部が挙げられる。
ここに開示される筒型電池の好ましい一態様では、前記接合平面が、前記電極体の軸方向(典型的には、接合部の軸方向と概ね一致する。)に延びる帯状の平面として形成されている。該接合平面の幅は凡そ0.5mm以上(例えば凡そ0.5〜10mm)であることが好ましく、凡そ0.7mm以上(例えば凡そ0.7〜5mm)であることがより好ましい。接合平面の幅が上記範囲よりも小さすぎると、電極シートと集電端子との接合強度が低下傾向となることがある。ひとつの集電端子の有する接合平面(典型的には対向する二つの平面)の合計面積は凡そ2mm以上(例えば凡そ2〜200mm)であることが好ましく、凡そ4mm以上(例えば凡そ4〜100mm)であることがより好ましい。各接合平面の面積はいずれも凡そ1mm以上(例えば凡そ1〜100mm)であることが好ましく、凡そ2mm以上(例えば凡そ2〜50mm)であることがより好ましい。また、ひとつの集電端子に電極シートが接合された面積(接合面積、典型的には溶接面積)の合計値は凡そ2mm以上(例えば凡そ2〜200mm)であることが好ましく、凡そ4mm以上(例えば凡そ4〜100mm)であることがより好ましい。各接合平面の接合面積はいずれも凡そ1mm以上(例えば凡そ1〜100mm)であることが好ましく、凡そ2mm以上(例えば凡そ2〜50mm)であることがより好ましい。
ここに開示される筒型電池の好ましい一態様では、前記集電端子が、前記接合部の先端側(挿入側)に設けられた導入部を有する。該導入部は、前記接合平面の先端に続いて形成されたテーパ面であって前記接合部の縦方向における該導入部の長さ(サイズ)が該導入部の先端側に向けて次第に小さくなるように形成されたテーパ面を有する。かかる形状の導入部が設けられた集電端子は、上記接合部を上記はみ出し部の内側に配置する際の操作性がよいので好ましい。上記導入部の少なくとも先端では、前記接合部の縦方向における該導入部のサイズが上記捲回最内周の差渡し長さ(典型的には内周直径)よりも小さくなるように構成された集合端子が好ましい。かかる形状の導入部を有する集電端子は、上記接合部を上記はみ出し部の内側に配置する際の操作性が特に良好である。
前記接合平面上に寄せ集められる前記はみ出し部が該接合平面に向かう角度と前記電極体の軸方向とのなす角度(以下、「集箔角度」ということもある。)は、該電極体の内周側および外周側のいずれについても凡そ45°以下であることが好ましい。換言すれば、電極シートの捲回最外周から接合平面に向かう集箔角度(図2に示す角度Aout)および該電極シートの捲回最内周から接合平面に向かう集箔角度(図2に示す角度Ain)がいずれも凡そ45°以下(典型的には凡そ5°〜45°、より好ましくは凡そ10°〜45°)であることが好ましい。かかる構成によると、電極シートのはみ出し部に加わる応力(特に、最外周を構成する部分に加わる応力および最内周を構成する部分に加わる応力)をより低く抑えつつ、該電極シートのはみ出し部を上記接合平面上に寄せ集めて該接合平面に適切に接合することができる。電極シートと集電端子との接合方法として溶接(特に超音波溶接)を採用する場合には、集箔角度を上記範囲とすることによる効果がよりよく発揮され得る。
前記接合平面の位置は、前記捲回電極体を軸方向端面からみたとき、該電極体の軸方向中央部における前記電極シートの捲回最内周から接合平面までの距離(図2に示すP1)と該電極シートの捲回最外周から接合平面までの距離(図2に示すP2)との比(P1:P2)が凡そ1:4〜4:1となる位置であることが好ましい。この比P1:P2が凡そ1:4〜2:1(例えば凡そ1:4〜1:1)となる位置に接合平面が配置された構成の筒型電池がより好ましい。
ここに開示される筒型電池の好ましい一態様では、前記接合部が、前記接合平面を構成する部分における該接合部の肉厚が凡そ0.8〜3.5mm(例えば凡そ1〜3mm)となるように構成されている。電極シートと集電端子との接合方法として溶接(特に超音波溶接)法を採用する場合には、上記厚さとすることによることが効果的である。接合平面の肉厚が上記範囲よりも大きすぎると、溶接熱(超音波振動法では超音波振動のエネルギー)が集電端子自体の温度上昇により消費されてしまうため、溶接時のエネルギー効率が低下したり溶接不良(ひいては溶接強度の不足)を生じたりする場合がある。一方、接合平面の肉厚が上記範囲よりも小さすぎると、溶接時の加圧力によって集電端子が変形または損傷してしまうことがあり得る。上記接合平面の肉厚(板厚;図8に示す長さT2)は、例えば該接合平面の背面側に空洞部を設けることにより、接合部の縦方向長さ(一対の接合平面の間隔;図8に示す長さL)とは独立に調節することができる。
ここに開示される筒型電池の好ましい一態様では、前記捲回電極体が、前記電極シートを25周以上(典型的には25周〜100周程度)捲回してなる電極体である。このように電極シートの捲回回数の多い電極体は、捲回厚さ(捲回最外周から捲回最内周までの厚さ;図2に示す長さT1)が比較的大きいものとなりがちである。したがって、本発明の構成を適用することによる効果が特によく発揮され得る。
ここに開示される筒型電池を構成する捲回電極体(典型的には、円筒形すなわち横断面形状が円形となるように捲回された電極体)は、好ましくは、上記捲回最外周の差渡し長さ(典型的には捲回最外周の直径、すなわち外周直径)Doutが、上記捲回最内周の差渡し長さ(典型的には捲回最内周の直径、すなわち内周直径)Dinの凡そ2倍以上(例えば2倍〜4倍程度)の電極体であり得る。このように内周直径に対して外周直径が大きい捲回電極体を備える筒型電池では、本発明の構成を適用することによる効果が特によく発揮され得る。
上記捲回電極体は、好ましくは、上記内周直径Dinが凡そ20mm以下(典型的には凡そ5〜20mm)の電極体であり得る。このように内周直径の小さい捲回電極体は、捲回中心部の隙間が小さいので、エネルギー密度の高い電池を構成するのに有利である。また、このように内周直径の小さい捲回電極体は、該内周直径に対して外周直径が大きなものとなりがちであることから、本発明の構成を適用することによる効果が特によく発揮され得る。
ここに開示されるいずれかの筒型電池(例えばリチウムイオン電池、好ましくは円筒型の電池)は、電極シートと集電端子との良好な接合状態を確保しつつ大型化(例えば、捲回厚さT1の増大)に適することから、車両に搭載される電池(好ましくは、車両搭載用の大型電池)として好適に利用され得る。特に、ハイブリッド車両、電気車両等のような電動機を備える車両の電源に用いられる電池として好適である。したがって、本発明によると、かかる筒型電池を備える車両(例えば自動車)が提供される。
以下、本発明のいくつかの好適な実施形態例を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。
本発明に係る方法を適用して製造された筒型電池(典型的には、リチウムイオン電池等の二次電池)は、特に自動車等の車両に搭載されるモータ(電動機)用電源として好適に使用し得る。したがって本発明は、図14に模式的に示すように、かかる筒型電池10(当該電池10を複数個直列に接続して形成される組電池の形態であり得る。)を電源として備える車両(典型的には自動車、特にハイブリッド自動車、電気自動車等のような電動機を備える自動車)1を提供する。
特に限定することを意図したものではないが、以下では捲回型の電極体(捲回電極体)と非水電解質とを円筒形状の容器に収容した形態の円筒型リチウムイオン電池を例として本発明を詳細に説明する。また、以下の図面において、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は省略または簡略化することがある。
本実施形態に係る円筒型リチウムイオン電池(筒側電池)は、例えば図1に示すように、正極シート40および負極シート60が円筒状の軸芯34の周囲に捲回された電極体(捲回電極体)30と、電極体30を収容し得る形状(本実施形態では円筒型)の外装ケース20と、電極体30の軸方向の一端および他端において正極シート40および負極シート60にそれぞれ接続された正極集電端子50および負極集電端子70とを備える。
捲回電極体30は、例えば図3に示すように、シート状の正極集電体42の表面に正極活物質層44を有する正極シート40、シート状のセパレータ(セパレータシート)36、シート状の負極集電体62の表面に負極活物質層64を有する負極シート60、およびシート状のセパレータ(セパレータシート)37をこの順に積層し、次いで捲回して構成される。正極シート40の長手方向に沿う一方の端部(すなわち幅方向の一方の端部)には、正極集電体42上に正極活物質層44を有しない部分(活物質層非形成部分)46が設けられている。同様に、負極シート60の長手方向に沿う一方の端部には、負極集電体44上に負極活物質層64を有しない部分(活物質層非形成部分)66が設けられている。正負の電極シート40,60を二枚のセパレータ36,37とともに重ね合わせる際には、両活物質層44,64を重ね合わせるとともに正極シートの活物質層非形成部分と負極シートの活物質層非形成部分とが長手方向に沿う一方の端部と他方の端部に別々に配置されるように、電極シート40,60を幅方向(捲回軸方向)にややずらして重ね合わせる。この状態で計四枚のシート40,36,60,37を軸芯34(図1参照)に巻きつけることにより、これらのシートが軸芯34の周りに捲回された円筒状の捲回電極体30が形成される。
上記のとおり各シートを幅方向にずらしつつ捲回した結果として、図3に示すように、この電極体30の軸方向の一端(正極側端部)には、正極シート40の活物質非形成部分46により、該部分46が捲回コア部分32(すなわち、正極シート40の正極活物質層形成部分と負極シート60の負極活物質層形成部分とセパレータシート36,37とが密に捲回された部分)から外方にはみ出した正極はみ出し部(活物質非形成部分)46が構成されている。また、電極体30の軸方向の他端(負極側端部)には、負極シート60の活物質非形成部分66により、該部分66が捲回コア部分32から外方にはみ出した負極はみ出し部(活物質非形成部分)66が構成されている。軸芯34の軸方向長さは、例えば図1に示すように、捲回コア部分32の軸方向長さと概ね同程度の長さとすることが好ましい。
かかる捲回電極体30を構成する材料および部材自体は、従来のリチウムイオン電池に備えられる電極体と同様でよく、特に制限はない。例えば、正極集電体42としては、アルミニウム、ニッケル、チタン等の金属から成るシート材(好ましくはアルミニウム箔)を用いることができる。正極活物質層44に用いられる正極活物質としては、従来からリチウムイオン電池に用いられる物質の一種または二種以上を特に限定なく使用することができる。好適例として、LiMn、LiCoO、LiNiO等のリチウム遷移金属酸化物が挙げられる。例えば、長さ1m〜6m(本実施形態では2m)、幅6cm〜20cm(同14.1cm)、厚さ5μm〜20μm(同15μm)程度のアルミニウム箔を集電体として使用し、その表面(典型的には両面)の所定領域に(本実施形態では、幅方向の一端に幅15.5mmの活物質層非形成部を残して)常法によりニッケル酸リチウムを主体とするリチウムイオン電池用正極活物質層(例えばニッケル酸リチウム88質量%、アセチレンブラック10質量%、ポリテトラフルオロエチレン1質量%、カルボキシメチルセルロース1質量%)を形成することによって好適な正極シート40が得られる。
負極集電体62としては、例えば銅等の金属から成るシート材(好ましくは銅箔)を用いることができる。負極活物質層64に用いられる負極活物質としては、従来からリチウムイオン電池に用いられる物質の一種または二種以上を特に限定なく使用することができる。好適例として、グラファイトカーボン、アモルファスカーボン等の炭素系材料、リチウム遷移金属酸化物、リチウム遷移金属窒化物等が挙げられる。例えば、長さ1m〜6m(本実施形態では2.1m)、幅6cm〜20cm(同14.5cm)、厚さ5μm〜20μm(同10μm)程度の銅箔を集電体として使用し、その表面(典型的には両面)の所定領域に(本実施形態では、幅方向の一端に幅14.3mmの活物質層非形成部を残して)常法により黒鉛を主体とするリチウムイオン電池用負極活物質層(例えば黒鉛98質量%、スチレンブタジエンラバー1質量%、カルボキシメチルセルロース1質量%)を形成することによって好適な負極シート60が得られる。
セパレータシート36,37の好適例としては、多孔質ポリオレフィン系樹脂で構成されたものが挙げられる。例えば、長さ1m〜6m(本実施形態では2.2m)、幅6cm〜20cm(同13.5cm)、厚さ5μm〜30μm(同16μm)程度のポリプロピレン製の多孔質セパレータシートを好適に使用し得る。なお、電解質として固体電解質若しくはゲル状電解質を使用する場合には、セパレータが不要な場合(すなわちこの場合には電解質自体がセパレータとして機能し得る。)があり得る。
軸芯34の構成材料としては、使用する電解液に対して耐性を示す各種のポリマー材料を適宜選択して用いることができる。例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等のポリオレフィン系樹脂;パーフロロアルコキシアルカン(PFA)、ポリテトラフロロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂;エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)等のゴム類;等のポリマー材料を好ましく採用することができる。また、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン樹脂)、PES(ポリエーテルスルホン樹脂)等のポリマー材料を用いてもよい。あるいは、アルミニウム、ステンレス鋼、銅等の金属材料を用いてもよい。本実施形態の軸芯34はPPS製であって、その形状は外周直径8mm、内周直径4mm、軸方向長さ130mmの円筒状である。
本実施形態に係る捲回電極体30は、セパレータシート36,37とともに重ね合わせた電極シート40,60を軸芯34の周囲に約44周捲回して成る。図2に示すように、該電極体30の軸方向中央部(捲回コア部分32)における電極シート40,60の捲回最内周の差渡し長さ(内周直径)Dinは8mmであり、捲回最外周の差渡し長さ(外周直径)Doutは20mmである。したがって、この捲回電極体30の捲回厚さT1は6mmである。また、本実施形態に係るリチウムイオン電池10の容量は約3.3Ahである。
なお、軸芯34の周囲に電極シート40,60を捲回した後、正極はみ出し部46および負極はみ出し部66に外力を加えて変形させるような操作を特に加えないままの状態では、該はみ出し部46,66の捲回最内周および最外周の位置は、捲回コア部32における電極シート40,60の捲回最内周および最外周の位置と略同一であるものとみなすことができる。したがって、電極はみ出し部46,66の捲回最内周の差渡し長さ(内周直径)および最外周の差渡し長さ(外周直径)もまた、捲回コア部分32の内周直径Dinおよび外周直径Doutとそれぞれ略同一であるものとみなすことができる。
かかる構成の捲回電極体30の正極側(すなわち正極はみ出し部46側)の軸方向端部には正極集電端子50が接合されている。この正極集電端子50には、図2に示すように、電極体30への挿入先端側から順に、導入部54、接合部52および引出部56が形成されている。導入部54および接合部52の横断面形状は略長方形状であり、引出部56の横断面形状は円形状である。接合部52と引出部56との間には円板状の鍔部55が設けられている。この集電端子50の中心部には、長方形状の開口形状を有する空洞部53が、導入部54の端面から引出部56の端面まで貫通して形成されている。集電端子50のうち導入部54および接合部52は、正極はみ出し部46の軸方向端部から該はみ出し部46の捲回最内周を縦方向(径外方向)に押し広げてその内側に挿入されている。
正極集電端子50の構成材料としては、該集電端子50に接合される正極集電体42と同種の金属材料を好ましく採用することができる。本実施形態の正極集電端子50は、正極集電体42と同様にアルミニウム製である。
本実施形態に係る集電端子50の接合部52の横断面形状を図8に示す。この接合部52の横断面形状は縦長の略長方形状であって、その縦方向の両端(図8の上下端)には一対の平行な接合平面521,522が形成されている。本実施形態の接合平面521,522は、幅(図8の横方向の長さ)1mm、長さ(図2の横方向の長さ)5mmの長方形状である。これらの接合平面521,522の間隔(すなわち接合部52の縦方向長さ)Lは9.5mmである。接合部52の横方向長さWは3mmである。
接合平面521,522の周方向両側に続く部分は、半径1mm(すなわちR=1)の円筒面を経て、接合部52の縦方向に延びる平面へと滑らかに連なっている。このように接合部52は、外周面のいずれの部分にも鋭角部を有しない形状に形成されている。
接合部52の横断面における中央部には、縦方向長さ5.5mm、幅(図8の横方向の長さ)1mmの長方形状の開口形状を有する空洞部53が設けられている。かかる中空形状とすることによって、接合平面521,522が形成された部分の接合部52の板厚(肉厚)T2がそれぞれ2mmに調整されている。
接合部52の先端側に続く導入部54は、接合平面521,522の先端側に続いて形成され接合部52の縦方向における導入部54の長さ(サイズ)が集電端子50の先端側に向かって次第に小さくなるように形成されたテーパ面541,542を有する。接合平面521,522とテーパ面541,542とのなす角度は45°以下とすることが好ましい。導入部54は、少なくともその先端ではテーパ面541,542間の距離(図2の上下方向に対する導入部54の長さ)が上記内周直径Dinよりも小さくなるように構成されている。図2に示すように、導入部54の先端を軸芯34の端面に当接させることにより集電端子50の軸方向の位置決めを行い得るように構成することが好ましい。また、導入部54の先端部を軸芯34の空洞部に挿入してテーパ面541,542を軸芯34の端面内周に係止することで集電端子50の軸方向および径方向の位置決めを行い得るように構成してもよい。
正極側はみ出し部46は、図2に示すように、周方向の二箇所において(180°間隔で)、捲回内周側および外周側の双方から正極集電端子50の接合平面521,522上に寄せ集められている。その寄せ集め角度(集箔角度)が、捲回最外周から接合平面に向かう集箔角度(Aout)および該電極シートの捲回最内周から接合平面に向かう集箔角度(Ain)のいずれについても凡そ45°以下となるように、集電端子50のサイズ(例えば導入部54の軸方向長さ)、配置および接合位置が設定されている。このような集箔角度を満たすように寄せ集められた正極はみ出し部(正極シートの活物質層非形成部)46が接合平面521,522に接合されている。その接合方法としては、例えば溶接、かしめ、ロウ付け等の方法を単独であるいは組み合わせて採用し得る。
本発明にとり好ましい接合方法として、超音波溶接、抵抗溶接、レーザ溶接等の各種溶接法が挙げられる。なかでも超音波溶接法を採用することが好ましい。例えば、接合平面521,522上にそれぞれ寄せ集めされた活物質層非形成部46を、該接合平面521,522の両側から、図2に仮想線で示す超音波溶接装置80のホーン82およびアンビル84の間に挟んで、これらの平面521,522に対して垂直方向(接合部52の縦方向であって典型的には捲回電極体30の直径方向と一致する。)に押圧しつつ超音波振動を加えることにより、正極はみ出し部46を接合平面521,522に接合(超音波溶接)することができる。このような超音波溶接態様によると、一度の溶接操作によって接合平面521,522の双方にそれぞれ正極はみ出し部46を溶接することができるので、生産性およびエネルギーコスト等の観点から好ましい。かかる超音波溶接に使用する装置および溶接条件自体は、従来のリチウムイオン電池の電極シートに集電シートを超音波接合する場合と同様でよく、特に制限されない。本実施形態では、接合平面521,522への加圧力1000N、振幅40μm、溶接時間0.24秒の条件で超音波溶接を行った。溶接部の軸方向長さは5mmとした。したがって、一つの接合平面当たりの溶接面積は約5mmである。
正極はみ出し部46の捲回最内周の内側に正極集電端子50の接合部52を配置(挿入)する操作の好適例につき、図4〜図6を参照しつつ説明する。
図4は、軸芯34の周囲に電極シート40を捲回したままの状態(正極はみ出し部46に外力を加えて変形させるような操作を特に加えないままの状態)にある電極体30を正極側の軸方向端部からみた様子を示す模式図である。この状態では、正極はみ出し部46の捲回最内周の横断面形状は、軸芯34の外周直径および捲回コア部分32(図2参照)の内周直径Dinと略同一直径の円形状である。また、正極はみ出し部46の捲回最外周の断面形状は、捲回コア部分32の外周直径Doutと略同一直径の円形状である。
正極集電端子50の接合部52は、図4に仮想線で示すように、縦方向長さ(接合平面521,522の間隔)LがDinよりも大きく且つDoutよりも小さい。したがって、電極体30の正極側端面から正極はみ出し部46の最内周の内側に集電端子50の接合部52を挿入すると、図5および図6に示すように、はみ出し部46のうち接合平面521,522に対向する箇所では、該はみ出し部46の内周部分が接合平面521,522によって縦方向(電極体30の直径方向外側)に押し広げられる。その結果、図6によく示されるように、上記内周部分を構成するはみ出し部が径方向外側へと寄せ集められる。したがって上記接合平面521,522に対向する箇所の内周部分では隣接する周を構成する集電体42との間隔が狭まる。
一方、かかる押し広げの代償として、はみ出し部46のうち上記接合平面対向箇所の間に位置する部分(すなわち、正極集電体50に接合されない開放部分)では、該はみ出し部46の内周部分が内径側に引き込まれる。したがって、この部分では隣接する周を構成する集電体42との間隔が広がる。このようにはみ出し部46の内周部分が接合部52の形状に沿って縦長形状に変形することにより、該はみ出し部46を構成する正極シート40の破れを招くことなく、接合平面521,522の位置が捲回コア部分32における正極シート40の最内周よりも外側となるように接合部52を配置することができる。また、上記のように隣接する集電体42同士の間隔が広がることにより、該電極体30の内部で発生したガスを上記開放部分から電極体30の外部に効率よく排出することができる。
このようにして正極はみ出し部46の捲回最内周の内側に接合部52を挿入した後、図7に示すように接合平面521,522に垂直な方向から正極はみ出し部46をホーン82およびアンビル84で挟みつけることにより、該はみ出し部46の外周部分を接合平面521,522上に適切に寄せ集めることができる。
なお、図2に示すように先端部の縦方向長さが捲回コア部分32の内周直径Dinよりも小さく且つ接合平面521,522に連なるテーパ面541,542を有する導入部54が接合部52の先端側に設けられた形状の集電端子50によると、集電端子50(導入部54および接合部52)の挿入操作をよりスムーズに行うことができる。
一方、捲回電極体30の負極側(すなわち負極はみ出し部66側)の軸方向端部には、図1に示すように、電極体30への挿入先端側から順に導入部74、接合部72および引出部76が形成された負極集電端子70が接合されている。導入部74および接合部72の横断面形状は略長方形状であり、引出部76の横断面形状は円形状である。接合部72と引出部76との間には円板状の鍔部75が設けられている。この集電端子70の中心部には、長方形状の開口形状を有する空洞部73が、導入部74の端面から接合部72までの範囲に形成されている。集電端子70のうち導入部74および接合部72は、負極はみ出し部66の軸方向端部から該はみ出し部66の捲回最内周を縦方向(径外方向)に押し広げてその内側に挿入されている。
負極集電端子70の構成材料としては、該集電端子70に接合される負極集電体62と同種の金属材料を好ましく採用することができる。本実施形態の負極集電端子70は、負極集電体62と同様に銅製である。
その他の点については、負極集電端子70の構成は正極集電端子50の構成と同様であり、また該負極集電端子70の負極はみ出し部66の内側への配置および負極シート60との接合も正極側と同様にして行うことができるので、詳細な説明は省略する。なお、図1中の符号721,722は負極集電端子の接合平面を、符号741,742は負極集電端子のテーパ面を表している。
上述のようにして電極集電端子50,70が接合された捲回電極体30を外装ケース20に収容して本実施形態に係るリチウムイオン電池1を構築する操作は、例えば以下のようにして行うことができる。
図1に示すように、外装ケース20は、軸方向の両端に開口部を有する円筒型のケース本体22と、それらの開口部に取り付けられて該開口部を塞ぐ蓋体24,25とを備える。ケース20の材質は、従来のリチウムイオン電池と同様のものを特に限定なく使用するこおができる。軽量で熱伝導性の良い金属材料を主体に構成されたケース20が好ましく、このような金属製材料としてアルミニウム、ステンレス鋼、ニッケルめっき鋼等が例示される。本例に係るケース20(ケース本体22および蓋体24,25)はアルミニウム製である。
正負の集電端子50,70が接合された捲回電極体30を用意し、負極集電端子70の鍔部75の外面に絶縁部材26を介して蓋体25をセットする。絶縁部材26および蓋体25には集電端子70の引出部76を貫通させる開口部が設けられており、蓋体25の開口部内面と引出部76の外周面との間には絶縁性のシール材(Oリング)28が介在されている。これをケース本体22の正極側開口部から挿入し、蓋体25の外周部をケース本体22の負極側開口部の周囲に係止する。蓋体25から外方に突出した引出部76には図示しないネジ部が設けられている。このネジ部にナット78を、蓋体25との間に絶縁部材27を挟んでネジ止めする。また、正極集電端子40の鍔部55の外面に絶縁部材26を介して蓋体24をセットし、この蓋体24によりケース本体22の正極側開口部を塞ぐ。蓋体24の開口部内面と引出部56の外周面との間には絶縁性のシール材(Oリング)28が介在されている。蓋体24から外方に突出した引出部56には図示しないネジ部が設けられている。このネジ部にナット58を、蓋体24との間に絶縁部材27を介してネジ止めする。そして、ケース本体22の正極側開口部と蓋体24との合わせ目および負極側開口部と蓋体25との合わせ目を溶接(例えばレーザ溶接)により封止する。
正極集電端子50の空洞部53は、この段階では引出部56の端面に開口している(外部に開放されている)。この空洞部53を通じて外装ケース20の内部に図示しない電解液を注入する。上記電解液としては、従来からリチウムイオン電池に用いられる非水電解液と同様のものを特に限定なく使用することができる。かかる非水電解液は、典型的には、適当な非水溶媒に支持塩を含有させた組成を有する。上記非水溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン等からなる群から選択された一種または二種以上を用いることができる。また、上記支持塩としては、例えば、LiPF,LiBF,LiAsF,LiCFSO,LiCSO,LiN(CFSO,LiC(CFSO等のリチウム塩を好ましく用いることができる。本実施形態に係るリチウムイオン電池では、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとの混合溶媒(例えば質量比1:1)に支持塩としてのヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF)を約1mol/リットルの濃度で含有させた電解液を用いている。
電解液の注入後、空洞部53の開口端に安全弁59を取り付けて該開口端を塞ぐ。このようにしてリチウムイオン電池10を構築することができる。
本実施形態によると、集電端子の接合部の横断面形状を方向特異性のある形状(具体的には縦長形状)とすることにより、該接合部の外周に設けられた接合平面を捲回電極体の軸方向からみて電極シートの最内周よりも外側に、連続形状の電極シート(活物質層非形成部)を破ることなく配置することができる。この接合平面が電極シートの捲回最内周と最外周との中間部に配置され、該接合平面上に電極はみ出し部が内周側および外周側の双方から寄せ集められているので、該寄せ集めのために電極シートに加わる応力を軽減することができる。上記接合平面は、該平面上に電極シートを寄せ集める角度が内径側および外径側のいずれについても45°以下となる程度に捲回コア部分から軸方向に離れた位置に設けられているので、電極シートに加わる応力をさらによく低減することができる。したがって、寄せ集めた電極シートを例えば溶接(典型的には超音波溶接)法によって上記接合平面に適切に(高い溶接品質で)接合することができる。このように電極シートに加わる応力が低減されているので、例えば接合方法として超音波溶接法を採用する場合であっても、該超音波溶接時の振動による電極シートの破損(箔切れ)等の不具合を未然に回避することができる。接合平面の両側に続く部分(さらには接合部の外周全体)が鋭角のない形状に形成されていることによって、電極シートの破損を防止する効果がさらに高められている。また、集電端子の外周のうち電極シートが接合(溶接)される箇所に、該接合方向に対して垂直な平面部(接合平面)が設けられているので、例えば該溶接箇所が曲面状である場合よりも明らかに高い接合(溶接)強度を安定して実現することができる。また、該溶接箇所が曲面状である場合に比べて広い溶接面積を容易に確保することができるので、電極シートと集電端子との接続抵抗を低減することができる。このことは、大容量・高出力が求められる車両搭載用電池(典型的には、ハイブリッド車両、電気車両等のような電動機を備える車両の電源に用いられる大型電池)において特に有利である。
正極集電体50の接合平面521,522に正極はみ出し部46を超音波溶接により接合した上記形態のリチウムイオン電池について、接合平面521,522の板厚(肉厚)が溶接強度に及ぼす影響を確認するため、該板厚を異ならせた複数種類の集電端子を用意し、各集電端子に電極体30の正極はみ出し部46を溶接してそれらの溶接強度(引き剥がし強度)を測定した。
すなわち、接合部52の断面形状が図8に示す形状である上記実施形態で使用した正極集電端子50(接合平面521,522の板厚T2=2mm)の他に、接合平面521,522の板厚T2が0.5mmである集電端子(図9)、該板厚T2が1mmである集電端子(図10)該板厚T2が3mmである集電端子(図11)、該板厚T2が4mmである集電端子(図12)を用意した。上記板厚は、空洞部53の縦方向長さを増減することにより調節した。該板厚T2以外は上記実施形態に係る正極集電端子50と同様である。
これら接合平面の板厚T2の異なる5種類の集電端子を10個づつ用意し、上記実施形態と同様に構成された捲回電極体30の正極はみ出し部46に各集電端子を超音波溶接により接合した。超音波溶接条件としては上記実施形態と同様の条件を適用した。このようにして、集電体の種類毎に10個の正極集電端子接合電極体(試験サンプル)を得た。
その後、市販の引張試験機を用いて上記試験サンプルの溶接強度を測定した。すなわち、はみ出し部42に溶接された集電端子が上側となり軸方向が鉛直方向となるようにして各試験サンプルの捲回コア部分32を固定し、該集電端子の引出部をジグで掴んで鉛直方向上側に10mm/分の速度で引っ張りあげて、溶接部が剥がれたときの引張強度(引き剥がし強度)[N]を測定した。このようにして、集電端子の種類毎に10点の測定データを得た(すなわちn=10)。得られた結果を図13に示す。図中のプロットは集電端子の種類(板厚)毎の10個の測定データの平均値を示している。この結果からわかるように、板厚が1〜3mmの集電端子によると、該板厚が0.5mmの集電端子および4mmの集電端子に比べて顕著に高い引き剥がし強度(溶接強度)が実現された。
本発明の適用効果を確認するため、さらに以下の実験を行った。
図2に示す正極集電端子50の接合部52および導入部54に対応する部分が直径6mmの円柱状に形成された集電端子(以下、「集電端子C1」という。)、同部分が直径8mmの円柱状に形成された集電端子(以下、「集電端子C2」という。)、および、同部分が一辺6mmの正四角柱状に形成された集電端子(以下、「集電端子C3」という。)を10個づつ用意した。これらの集電端子C1〜C3を各集電端子を、上記実施形態と同様に構成された捲回電極体30(すなわち内周直径Din=8mm)の正極はみ出し部46に、上記実施形態と同様の条件で超音波溶接により接合した。このようにして、集電体の種類毎に10個の正極集電端子接合電極体(試験サンプル)を得た。これらの試験サンプルの溶接強度を上記と同様にして測定した(n=10)。その結果、集電端子C1〜3の引き剥がし強度(平均値)は、いずれも、図8に示す形状の集電端子の引き剥がし強度(平均値)の半分以下にすぎないことが確認された。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、もちろん種々の改変が可能である。例えば、上記実施形態では円筒形(横断面形状が円形)の電極体を備える円筒型電池を例として説明したが、ここに開示される技術は、横断面形状がやや偏平な形状(長円形、楕円形等)の電極体を備える筒型電池にも適用され得る。このような場合には、上記接合平面によって上記はみ出し部の内周部分を該偏平形状における長軸方向に押し広げる一方、短軸方向では上記はみ出し部の内周部分が内側に引き込まれるような構成とすることが好ましい。また、上記実施形態では正極シートと正極集電端子との接合および負極シートと負極集電端子との接合に同じ方法(例えば超音波溶接法)を採用する例につき述べたが、正極側と負極側とで接合方法を異ならせてもよい。例えば、正極側の溶接方法として超音波溶接法を、負極側の接合方法として抵抗溶接法を採用してもよい。電池の種類は上述したリチウムイオン電池に限られず、電極体構成材料や電解液の組成が異なる種々の電池、例えばリチウム金属やリチウム合金を負極とするリチウム二次電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、あるいは電気二重層キャパシタ(物理電池)であってもよい。
一実施形態に係る筒型電池の構造を示す縦断面図である。 一実施形態に係る筒型電池の要部を示す縦断面図である。 一実施形態に係る筒型電池の製造過程を示す説明図である。 一実施形態に係る筒型電池の製造過程を示す説明図である。 一実施形態に係る筒型電池の製造過程を示す説明図である。 一実施形態に係る筒型電池の製造過程を示す説明図である。 一実施形態に係る筒型電池の製造過程を示す説明図である。 実験例に使用した集電端子の接合部の横断面形状を示す断面図である。 実験例に使用した集電端子の接合部の横断面形状を示す断面図である。 実験例に使用した集電端子の接合部の横断面形状を示す断面図である。 実験例に使用した集電端子の接合部の横断面形状を示す断面図である。 実験例に使用した集電端子の接合部の横断面形状を示す断面図である。 接合平面の板厚と溶接強度との関係を示す特性図である。 本発明に係る筒型電池を備えた車両(自動車)を示す側面図である。
符号の説明
1 車両(自動車)
10 リチウムイオン電池(筒型電池)
20 外装ケース
30 捲回電極体
32 捲回コア部分
34 軸芯
36,37 セパレータシート
40 正極シート(電極シート)
42 正極集電体
46 活物質層非形成部(はみ出し部)
50 正極集電端子(集電端子)
52 接合部
521,522 接合平面
53 空洞部
54 導入部
541,542 テーパ面
60 負極シート(電極シート)
62 負極集電体
66 活物質層非形成部(はみ出し部)
70 負極集電端子(集電端子)
72 接合部
721,722 接合平面

Claims (11)

  1. 長尺シート状の集電体の表面に電極活物質層が形成された正負の電極シートを筒状に捲回してなる捲回電極体と、該電極シートに接続された集電端子と、を備える筒型電池であって、
    少なくとも一方の前記電極シートには、前記集電体表面に前記活物質層が形成されていない活物質層非形成部が該集電体の幅方向の一端に沿って設けられており、
    前記捲回電極体の軸方向端部には、前記活物質層非形成部が他方の前記電極シートからはみ出して捲回されたはみ出し部が形成されており、
    前記集電端子は、前記はみ出し部の捲回最内周の内側に配置された接合部を備え、
    該接合部の横断面形状は縦長であって該縦方向の両端には前記電極体の径方向外側を向いた一対の接合平面が形成されており、それら接合平面の間隔Lは前記電極体の軸方向中央部における前記電極シートの捲回最内周の差渡し長さDinより長く且つ最外周の差渡し長さDoutより短く、
    前記接合部は、前記接合平面に対向する箇所では前記はみ出し部の内周部分を外径側に押し広げるとともに当該箇所の間では前記押し広げに伴い前記内周部分が内径側に引き込まれるように前記はみ出し部の捲回最内周の内側に挿入されており、
    前記はみ出し部は、内周側および外周側の双方から前記接合平面上に寄せ集められて該接合平面に接合されている、筒型電池。
  2. 前記接合部の外周長さは、前記はみ出し部の捲回最内周の周方向長さの0.8〜1倍である、請求項1に記載の筒型電池。
  3. 前記接合部は、前記接合平面の周方向両側に続く部分が丸みのある形状に形成されている、請求項1または2に記載の筒型電池。
  4. 前記接合平面は前記電極体の軸方向に延びる帯状の平面であって、該接合平面の幅は0.5mm以上である、請求項1から3のいずれか一項に記載の筒型電池。
  5. 前記集電端子は前記接合部の先端側に設けられた導入部を有し、
    前記導入部は、前記接合平面の先端に続いて形成され前記接合部の縦方向における該導入部の長さが該導入部の先端側に向けて次第に小さくなるように形成されたテーパ面を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の筒型電池。
  6. 前記接合平面上に寄せ集められる前記はみ出し部が該接合平面に向かう角度と前記電極体の軸方向とのなす角度が内周側および外周側のいずれについても45°以下である、請求項1から5のいずれか一項に記載の筒型電池。
  7. 前記接合部は、前記接合平面を構成する部分における該接合部の肉厚が0.8〜3.5mmとなるように構成されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の筒型電池。
  8. 前記はみ出し部は溶接により前記接合平面に接合されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の筒型電池。
  9. 前記溶接は超音波溶接である、請求項8に記載の筒型電池。
  10. 前記捲回電極体は、前記電極シートを25周〜100周捲回してなる電極体である、請求項1から9のいずれか一項に記載の筒型電池。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の筒型電池を備える車両。
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