JP5092545B2 - 画像形成装置、像保持体および像保持体ユニット - Google Patents

画像形成装置、像保持体および像保持体ユニット Download PDF

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Description

本発明は、表面にトナー像を保持する像保持体および像保持体ユニットを備えた画像形成装置に関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置では、像保持体として、一般的に感光体が使用されている。前記感光体は、表面に感光層を有し、感光体に光が照射されると電荷が発生、輸送される。したがって、感光体が外光に暴露された場合には、前記外光に暴露された部分に光疲労が生じて、印刷画像に画像抜けや濃度差が発生することがある。また、前記感光体は、帯電器や転写器による放電や、クリーナによる表面の磨耗により経時的に劣化するため、像保持体ユニットとして、着脱交換可能に構成されることが多く、交換時に新品の感光体が光にさらされることによる光疲労も問題となる。さらに紙詰まりやトナーカートリッジの交換あるいは現像器の交換等により画像形成装置のカバーが開放された場合に内部の感光体表面が光にさらされることもある。
これらの問題に対応するために、感光体が光にさらされることを防止するためのカバーを設ける技術として特許文献1、2に記載の技術が知られている。
(J01)特許文献1(特開平8−30076号公報)記載の技術
特許文献1には、感光体ドラム(1)を露光する光学装置(22)を被覆するようにカバー(46)が設けられており、前記カバー(46)に設けられた原稿Dからの反射光が入光する第2のスリット(50)の開閉可能なシャッタ(52)を開閉制御することで、画像形成時以外に光学装置(22)に光が入射することを防止する技術が記載されている。前記特許文献1記載の技術では、画像形成動作時にはシャッタ(52)が開くため、第2のスリット(50)が開放され、露光された原稿Dからの反射光を感光体(20)側に通過させ、画像形成動作終了時には前記シャッタ(52)が遮蔽されるため、光学装置(22)に入射してくる光を遮って、感光体(20)表面を外光から保護している。
(J02)特許文献2(特開平4−172486号公報)記載の技術
特許文献2には、可撓性シートにより形成されたフィルムシート(B−1)によって、感光体ドラム(1)を保護、遮光する技術が知られている。特許文献2記載の技術では、前記感光体ドラム(1)を有するプロセスカートリッジ(B)の画像形成装置内装着時には、前記フィルムシート(B−1)は前記感光体ドラム(1)が開放されて使用可能になる開放位置に移動し、前記プロセスカートリッジ(B)の画像形成装置内未装着時には、外光から感光体ドラム(1)を保護、遮光可能な位置に前記フィルムシート(B−1)を移動し、感光体ドラム(1)を外光から保護している。
また、前記問題に対応するものとして、感光体表面の劣化に応じて画像形成に関するパラメータを補正する技術として、特許文献3の技術が記載されている。
(J03)特許文献3(特開2000−347545号公報)記載の技術
特許文献3には、電源投入直後や待機時等において、感光体(1)を一回転させる間に露光部(3)を点滅させて感光体(1)の表面電位の測定を行い、前記測定結果が通常の画像形成を行える基準値の範囲内でなければ前記基準値の範囲内になるように、帯電部2の印加電圧や露光部(3)のレーザ光の出力といった作像パラメータの補正を行う技術が記載されている。
特開平8−30076号公報(「0008」〜「0013」、「0033」〜「0034」、図3) 特開平4−172486号公報(「0010」〜「0012」、「0028」〜「0032」) 特開2000−347545号公報(「0019」〜「0020」、「0043」〜「0054」)
(従来技術の問題点)
しかしながら、前記特許文献1,2では、それぞれカバー(46)やシャッター部材等の遮光用部材を設けるので、使用する部品点数が増加するため、構成が複雑になってしまうという問題がある。
前記特許文献3では、感光体表面を外光から遮光する装置や手段を有していないため、外光にさらされやすく、また、電位センサ(8)や前記電位センサ(8)を制御する制御装置等が必要なため、使用する部品点数が増加し、構成が複雑になってしまうという問題がある。また、前記特許文献3では、感光体表面が劣化した場合に正常な画像形成が行えるように前記作像パラメータを補正するが、補正しきれない場合がある。
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01)を技術的課題とする。
(O01)簡単な構成で感光体表面を外光から保護すること。
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の構成要素と後述の実施例の構成要素との対応を容易に理解できるようにするため、本発明の構成要素の直後に実施例の構成要素の符号をカッコ()で囲んで付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するものではない。
(第1発明)
前記課題を解決するため第1発明の画像形成装置(U)は、
遮光材(3)により構成された遮光層(1,4,11,21)により、画像形成装置の内部が開放された場合に前記画像形成装置の外部に露出する露出面が被覆された像保持体(Py〜Pk)と、
前記像保持体(Py〜Pk)表面の前記遮光層(1,4,11,21)を除去して前記像保持体(Py〜Pk)を清掃する清掃器(CLy〜CLk)と、
前記遮光層(1,4,11,21)が除去された像保持体(Py〜Pk)表面を帯電させる帯電器(CCy〜CCk,CRy〜CRk)と、
前記帯電器(CCy〜CCk,CRy〜CRk)で帯電された像保持体(Py〜Pk)表面に潜像を形成する潜像形成装置(ROSy〜ROSk)と、
前記像保持体(Py〜Pk)表面の潜像を可視像に現像する現像器(GY〜GK、Gy〜Gk)と、
前記像保持体(Py〜Pk)表面の可視像を媒体に転写する転写器(T1y〜T1k)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の作用)
前記構成を備えた第1発明の画像形成装置(U)では、清掃器(CLy〜CLk)は、遮光材(3)により構成された遮光層(1,4,11,21)により、画像形成装置の内部が開放された場合に前記画像形成装置の外部に露出する露出面が被覆された像保持体(Py〜Pk)表面の前記遮光層(1,4,11,21)を除去して前記像保持体(Py〜Pk)を清掃する。潜像形成装置(ROSy〜ROSk)は、前記遮光層(1,4,11,21)が除去された像保持体(Py〜Pk)表面を帯電させる帯電器(CCy〜CCk,CRy〜CRk)で帯電された像保持体(Py〜Pk)表面に潜像を形成する。現像器(GY〜GK、Gy〜Gk)は、前記像保持体(Py〜Pk)表面の潜像を可視像に現像する。転写器(T1y〜T1k)は、前記像保持体(Py〜Pk)表面の可視像を媒体に転写する。
したがって第1発明の画像形成装置(U)では、遮光層(1,4,11,21)により、画像形成装置の内部が開放された場合に前記画像形成装置の外部に露出する露出面を、外光から保護することができるため、従来のようにシャッター等の遮光用の部材や電位センサを設ける必要がなく構成を簡素化できる。また、前記清掃器(CLy〜CLk)により遮光層(1,4,11,21)を像保持体(Py〜Pk)表面から除去してから、画像形成を行うことができる。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の画像形成装置(U)は、第1発明において、
遮光層(1,4,11,21)の形成を開始するか否かを判別する遮光層形成開始判別手段(C4a)と、
前記像保持体(Py〜Pk)、前記帯電器(CCy〜CCk,CRy〜CRk)、前記潜像形成装置(ROSy〜ROSk)および前記現像器(GY〜GK、Gy〜Gk)を制御して、前記像保持体(Py〜Pk)表面を帯電させ、帯電された前記像保持体(Py〜Pk)表面に前記潜像形成装置(ROSy〜ROSk)により遮光層(1,4,11,21)形成用画像の潜像を形成し、前記潜像を前記現像器(GY〜GK、Gy〜Gk)により可視像化することで遮光層(1,4,11,21)を形成し、前記画像形成装置(U)内部の開放時に外部に露出する前記像保持体(Py〜Pk)表面の露出面を前記遮光層(1,4,11,21)で被覆する遮光層形成制御手段(C4)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成を備えた第1発明の形態1の画像形成装置(U)では、遮光層形成開始判別手段(C4a)は、遮光層(1,4,11,21)の形成を開始するか否かを判別する。前記遮光層形成制御手段(C4)は、前記像保持体(Py〜Pk)、前記帯電器(CCy〜CCk,CRy〜CRk)、前記潜像形成装置(ROSy〜ROSk)および前記現像器(GY〜GK、Gy〜Gk)を制御して、前記像保持体(Py〜Pk)表面を帯電させ、帯電された前記像保持体(Py〜Pk)表面に前記潜像形成装置(ROSy〜ROSk)により遮光層形成用画像の潜像を形成し、前記潜像を前記現像器(GY〜GK、Gy〜Gk)により可視像化することで遮光層(1,4,11,21)を形成し、前記画像形成装置(U)内部の開放時に外部に露出する前記像保持体(Py〜Pk)表面の露出面を前記遮光層(1,4,11,21)で被覆する。
したがって、第1発明の形態1の画像形成装置(U)では、遮光層(1,4,11,21)の形成が入力指示された場合に、画像形成装置(U)内部の開放時に外部に露出し、光のさらされる可能性のある前記像保持体(Py〜Pk)表面の露出面を遮光層(1,4,11,21)によって被覆することができる。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の画像形成装置(U)は、第1発明の形態1において、
前記現像器(GY〜GK、Gy〜Gk)に対向する表面から前記像保持体(Py〜Pk)の回転方向に沿って前記清掃器(CLy〜CLk)に対向する表面までに設定された前記露出面であって、重力方向で前記像保持体(Py〜Pk)の上側に設定された前記露出面と、
前記像保持体(Py〜Pk)を画像形成動作時と同じ回転方向に回転させて前記遮光層(11,21)を形成する前記遮光層形成制御手段(C4)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成を備えた第1発明の形態2の画像形成装置(U)では、前記遮光層形成制御手段(C4)は、前記現像器(GY〜GK、Gy〜Gk)に対向する表面から前記像保持体(Py〜Pk)の回転方向に沿って前記清掃器(CLy〜CLk)に対向する表面までに設定された前記露出面であって、重力方向で前記像保持体(Py〜Pk)の上側に設定された前記露出面に、前記像保持体(Py〜Pk)を画像形成動作時と同じ回転方向に回転させて前記遮光層(11,21)を形成する。
したがって、第1発明の形態2の画像形成装置(U)では、外光が照射されることが多い重力方向で前記像保持体(Py〜Pk)の上側部分に設定された前記露出面を保護することができる。
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3の画像形成装置(U)は、第1発明の形態1において、
前記清掃器(CLy〜CLk)に対向する表面から前記像保持体(Py〜Pk)の回転方向に沿って前記現像器(GY〜GK、Gy〜Gk)に対向する表面までに設定された前記露出面であって、重力方向で前記像保持体(Py〜Pk)の上側に設定された前記露出面と、
前記像保持体(Py〜Pk)を画像形成動作時と同じ回転方向に回転させて前記遮光層(1,4)を形成した後に、前記遮光層(1,4)が前記露出面に対応する位置に移動するまで前記像保持体(Py〜Pk)を画像形成動作時とは逆回転方向に回転させる前記遮光層形成制御手段(C4)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態3の作用)
第1発明の形態3の画像形成装置(U)では、前記遮光層形成制御手段(C4)は、前記像保持体(Py〜Pk)を画像形成動作時と同じ回転方向に回転させて前記遮光層(1,4)を形成した後に、前記遮光層(1,4)が前記清掃器(CLy〜CLk)に対向する表面から前記像保持体(Py〜Pk)の回転方向に沿って前記現像器(GY〜GK、Gy〜Gk)に対向する表面までに設定された前記露出面であって、重力方向で前記像保持体(Py〜Pk)の上側に設定された前記露出面に対応する位置に移動するまで前記像保持体(Py〜Pk)を画像形成動作時とは逆回転方向に回転させる。
したがって、前記遮光層(1,4)を外光が照射されることが多い重力方向で前記像保持体(Py〜Pk)の上側部分に設定された前記露出面まで移動させ、前記外光から前記露出面を保護することができる。
(第1発明の形態4)
第1発明の形態4の画像形成装置(U)は、第1発明の形態1から3のいずれかにおいて、
前記潜像形成装置(ROSy〜ROSk)により、高濃度画像により構成された前記遮光層形成用画像(1,11)の潜像を形成させる前記遮光層形成制御手段(C4)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態4の作用)
第1発明の形態4の画像形成装置(U)では、前記遮光層形成制御手段(C4)は、前記潜像形成装置(ROSy〜ROSk)により、高濃度画像により構成された前記遮光層形成用画像(1,11)の潜像を形成させるため、従来の画像形成装置(U)に新たな装置を付加することなく前記遮光層(1,11,21)を形成することができる。
(第1発明の形態5)
第1発明の形態5の画像形成装置(U)は、第1発明の形態1から3のいずれかにおいて、
前記潜像形成装置(ROSy〜ROSk)により、前記像保持体(Py〜Pk)の回転方向に沿って前記遮光層(21)の端部の濃度が端に行くほど低い前記遮光層形成用画像(1,11)を形成させる前記遮光層形成制御手段(C4)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態5の作用)
第1発明の形態5の画像形成装置(U)では、前記潜像形成装置(ROSy〜ROSk)により、前記遮光層形成制御手段(C4)は、前記像保持体(Py〜Pk)の回転方向に沿って前記遮光層(21)の端部の濃度が端に行くほど低い前記遮光層形成用画像(1,11)を形成させる。そのため、印刷画像に前記濃度差の境界線が発生することを抑制しつつ、前記端部から離れた高い濃度部分で確実に遮光することができる。
(第1発明の形態6)
第1発明の形態6の画像形成装置(U)は、第1発明において、
前記遮光材(3)としてトナーを液体中に分散させた液体遮光材(3)を、前記像保持体(Py〜Pk)表面に吹き付けることで形成された前記遮光層(4)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態6の作用)
第1発明の形態6の画像形成装置(U)では、前記遮光層(4)は、前記遮光材(3)としてトナーを液体中に分散させた液体遮光材(3)を、前記像保持体(Py〜Pk)表面に吹き付けることで形成することで、前記外光から前記像保持体(Py〜Pk)表面を保護することができる。
(第1発明の形態7)
第1発明の形態7の画像形成装置(U)は、第1発明および第1発明の形態1から6のいずれかにおいて、
前記像保持体(Py〜Pk)に接触する清掃部材を有し、回収された遮光材により前記清掃部材と前記像保持体(Py〜Pk)との間の潤滑が行われる前記清掃器(CLy〜CLk)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態7の作用)
第1発明の形態7の画像形成装置(U)では、前記清掃器(CLy〜CLk)は、前記像保持体(Py〜Pk)に接触する清掃部材を有し、回収された遮光材により前記清掃部材と前記像保持体(Py〜Pk)との間の潤滑が行われるため、前記清掃部材と像保持体(Py〜Pk)表面との間に発生する摩擦を低減し、前記清掃部材と像保持体(Py〜Pk)表面の間の摩擦力が過大になりすぎて、清掃部材がめくれたり、欠けたりすることを防止できる。
(第1発明の形態8)
第1発明の形態8の画像形成装置(U)は、第1発明および第1発明の形態1から7のいずれかにおいて、
前記像保持体(Py〜Pk)の全表面積に対して50%以上の面積を有する前記遮光層(1,4,11,21)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態8の作用)
第1発明の形態8の画像形成装置(U)では、前記遮光層(1,4,11,21)は、前記像保持体(Py〜Pk)の全表面積に対して50%以上の面積を保護することができる。
(第2発明)
第2発明の像保持体(Py〜Pk)は、表面を清掃する清掃器(CLy〜CLk)により除去可能な遮光材により構成された遮光層(1,4,11,21)により、像保持体(Py〜Pk)が支持される画像形成装置の外部に露出した際に外光が照射される露出面が被覆されたことを特徴とする。
(第2発明の作用)
前記構成を備えた第2発明の像保持体(Py〜Pk)は、表面を清掃する清掃器(CLy〜CLk)により除去可能な遮光材により構成された遮光層(1,4,11,21)により、像保持体(Py〜Pk)が支持される画像形成装置の外部に露出した際に外光が照射される露出面を保護できる。また、前記像保持体(Py〜Pk)の表面から清掃器(CLy〜CLk)で前記遮光層(1,4,11,21)を除去した後には、前記像保持体(Py〜Pk)に画像を形成することができる。
(第3発明)
第3発明の像保持体ユニット(Uy〜Uk)は、
遮光材により構成された遮光層(1,4,11,21)により、像保持体ユニット(Uy〜Uk)が着脱される画像形成装置の外部に露出した際に外光が照射される露出面が被覆された像保持体(Py〜Pk)と、
前記像保持体(Py〜Pk)表面の遮光層(1,4,11,21)を除去して前記像保持体(Py〜Pk)を清掃する清掃器(CLy〜CLk)と、
を備えたことを特徴とする。
(第3発明の作用)
前記構成を備えた第3発明の像保持体ユニット(Uy〜Uk)では、清掃器(CLy〜CLk)は、遮光材により構成された遮光層(1,4,11,21)により、像保持体ユニット(Uy〜Uk)が着脱される画像形成装置の外部に露出した際に外光が照射される露出面が保護できる。前記像保持体(Py〜Pk)の表面から清掃器(CLy〜CLk)により前記遮光層(1,4,11,21)を除去して前記像保持体(Py〜Pk)を清掃した後には、前記像保持体(Py〜Pk)に画像を形成することができる。
前述の本発明は、下記の効果(E01)を奏する。
(E01)簡単な構成で感光体表面を外光から保護することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、画像形成装置Uは、操作部の一例としてのユーザインタフェースUI、画像情報入力装置の一例としてのイメージ入力装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および用紙処理装置U4を有している。
前記ユーザインタフェースUIは、コピースタートキー、コピー枚数設定キー、テンキー等の入力キーおよび表示器UI1を有している。
前記イメージ入力装置U1は、自動原稿搬送装置および画像読取装置の一例としてのイメージスキャナ等により構成されている。図1において、イメージ入力装置U1では、図示しない原稿を読取って画像情報に変換し、画像形成装置本体U3に入力する。
給紙装置U2は、複数の給紙部の一例としての給紙トレイTR1〜TR4、前記各給紙トレイTR1〜TR4に収容された媒体の一例としての記録用紙Sを取り出して画像形成装置本体U3に搬送する給紙路SH1等を有している。
図1において、画像形成装置本体U3は、前記給紙装置U2から搬送された記録用紙Sに画像記録を行う画像記録部、トナーディスペンサー装置U3a、および用紙搬送路SH2、用紙排出路SH3、用紙反転路SH4、用紙循環路SH6等を有している。なお、前記画像記録部については後述する。
また、画像形成装置本体U3は、制御部C、および、前記制御部Cにより制御される潜像書込装置駆動回路の一例としてのレーザ駆動回路D、前記制御部Cにより制御される電源回路E等を有している。制御部Cにより作動を制御されるレーザ駆動回路Dは、前記イメージ入力装置U1から入力されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の画像情報に応じたレーザ駆動信号を所定のタイミングで、各色の潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
前記各色の潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの下方には、像形成ユニット用引出部材U3bが左右一対の案内部材R1,R1により、画像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されている。
図2は像保持体ユニットおよび現像器を有する可視像形成装置の説明図である。
図1、図2において、黒の像保持体ユニットUKは、像保持体の一例としての感光体ドラムPk、帯電器CCk、および像保持体用清掃器の一例としてのクリーナ(清掃器)CLkを有している。そして、他の色(Y,M,C)の像保持体ユニットUY,UM,UCも、感光体ドラムPy,Pm,Pc、放電器の一例としての帯電器CCy,CCm,CCc、クリーナCLy,CLm,CLcを有している。なお、実施例1では、使用頻度の高く表面の磨耗が多いK色の感光体ドラムPkは、他の色の感光体ドラムPy,Pm,Pcに比べて大径に構成され、高速回転対応および長寿命化がされている。
前記各像保持体ユニットUY,UM,UC,UKと現像ロールR0(図2参照)を有する現像器GY,GM,GC,GKとによりトナー像形成部材(UY+GY),(UM+GM),(UC+GC),(UK+GK)が構成されている。前記像形成ユニット用引出部材U3b(図1参照)には、前記像保持体ユニットUY,UM,UC,UKおよび現像器GY,GM,GC,GKが着脱可能に装着される。
図1において、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkは、それぞれ帯電器CCy,CCm,CCc,CCkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの出力する潜像書込光の一例としてのレーザ光Ly,Lm,Lc,Lkによりその表面に静電潜像が形成される。前記感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像器GY,GM,GC,GKによりY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の色のトナー像に現像される。
感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面上のトナー像は、一次転写器の一例としての1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより、中間転写体の一例としての中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上に多色画像、いわゆる、カラー画像が形成される。中間転写ベルトB上に形成されたカラー画像は、2次転写領域(画像記録位置)Q4に搬送される。
なお、黒画像データのみの場合はK(黒)の感光体ドラムPkおよび現像器GKのみが使用され、黒のトナー像のみが形成される。
1次転写後、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の残留トナーは、感光体ドラム用のクリーナCLy,CLm,CLc,CLkによりクリーニングされる。
前記像形成ユニット用引出部材U3bの下方には、中間転写体用引出部材U3cが画像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されている。前記中間転写体用引出部材U3cにより、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが、前記感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkの下面に接触する上昇位置と前記下面から下方に離れた下降位置との間で昇降可能に支持されている。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)と、前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kとを有している。ベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)は、中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRd、張力付与部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfおよび二次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aを有する。そして、前記中間転写ベルトBは、前記ベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)により矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aの下方には2次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニットUtの二次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bは、前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに離隔および接触可能に配置されており、前記2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと圧接する領域により2次転写領域Q4が形成されている。また、前記バックアップロールT2aには電圧印加用接触部材の一例としてのコンタクトロールT2cが当接しており、前記ロールT2a〜T2cにより2次転写器T2が構成されている。
前記コンタクトロールT2cには制御部Cにより制御される電源回路から所定のタイミングでトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記ベルトモジュールBM下方には、用紙搬送路SH2が配置されている。前記給紙装置U2の給紙路SH1から給紙された記録用紙Sは、前記用紙搬送路SH2に搬送され、給紙時期調節部材の一例としてのレジロールRrにより、トナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのに時期を合わせて、媒体案内部材SGr、転写前媒体案内部材SG2を通って2次転写領域Q4に搬送される。
なお、媒体案内部材SGrは、レジロールRrとともに、画像形成装置本体U3に固定されている。
前記中間転写ベルトB上のトナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2次転写器T2により前記記録用紙Sに転写される。なお、フルカラー画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録用紙Sに2次転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBにより清掃、すなわち、クリーニングされる。なお、前記2次転写ロールT2bおよびベルトクリーナCLBは、中間転写ベルトBと離隔および接触可能に支持されている。
前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1k、中間転写ベルトB、二次転写器T2、ベルトクリーナCLB等により、感光体ドラムPy〜Pk表面の画像を記録用紙Sに転写する転写装置(T1+B+T2+CLB)が構成されている。
トナー像が2次転写された前記記録用紙Sは、転写後媒体案内部材SG2、定着前媒体搬送部材の一例としての用紙搬送ベルトBHを通って定着装置Fに搬送される。前記定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有し、加熱ロールFhと加圧ロールFpとが圧接する領域により定着領域Q5が形成されている。
前記記録用紙S上のトナー像は、定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。前記定着装置Fの下流側には搬送路切替部材GT1が設けられている。前記搬送路切替部材GT1は、用紙搬送路SH2を搬送されて定着領域Q5で加熱定着された記録用紙Sを、用紙処理装置U4の用紙排出路SH3または用紙反転路SH4側のいずれかに選択的に切り替える。前記用紙排出路SH3に搬送された用紙Sは、用紙処理装置U4の用紙搬送路SH5に搬送される。
用紙搬送路SH5の途中には、カール補正装置U4aが配置されており、前記用紙搬送路SH5には搬送路切替部材の一例としての切替ゲートG4が配置されている。前記切替ゲートG4は、前記画像形成装置本体U3の用紙搬送路SH3から搬送された記録用紙Sを、湾曲、いわゆる、カールの方向に応じて、第1カール補正部材h1または第2カール補正部材h2のいずれかの側に搬送する。前記第1カール補正部材h1または第2カール補正部材h2に搬送された記録用紙Sは、通過時にカールが補正される。カールが補正された記録用紙Sは、排出部材の一例としての排出ロールRhから用紙処理装置U4の排出部の一例としての排出トレイTH1に用紙の画像定着面が上向きの状態、いわゆる、フェイスアップ状態で排出される。
前記搬送路切替部材GT1により画像形成装置本体U3の前記用紙反転路SH4側に搬送された用紙Sは、弾性薄膜状部材により構成された搬送方向規制部材、いわゆる、マイラーゲートGT2を押しのける形で通過して、画像形成装置本体U3の前記用紙反転路SH4に搬送される。
前記画像形成装置本体U3の用紙反転路SH4の下流端には、用紙循環路SH6および用紙反転路SH7が接続されており、その接続部にもマイラーゲートGT3が配置されている。前記切替ゲートGT1を通って用紙搬送路SH4に搬送された用紙は、前記マイラーゲートGT3を通過して前記用紙処理装置U4の用紙反転路SH7側に搬送される。両面印刷を行う場合には、用紙反転路SH4を搬送されてきた記録用紙Sは、前記マイラーゲートGT3をそのまま一旦通過して、用紙反転路SH7に搬送された後、逆方向に搬送、いわゆる、スイッチバックさせられると、マイラーゲートGT3により搬送方向が規制され、スイッチバックした記録用紙Sが用紙循環路SH6側に搬送される。前記用紙循環路SH6に搬送された記録用紙Sは前記給紙路SH1を通って前記転写領域Q4に再送される。
一方、用紙反転路SH4を搬送される記録用紙Sを、記録用紙Sの後端がマイラーゲートGT2を通過後、マイラーゲートGT3を通過する前に、スイッチバックすると、マイラーゲートGT2により記録用紙Sの搬送方向が規制され、記録用紙Sは表裏が反転された状態で用紙搬送路SH5に搬送される。表裏が反転された記録用紙Sは、カール補正部材U4aによりカールが補正された後、前記用紙処理装置U4の用紙排出トレイTH1に、用紙Sの画像定着面が下向きの状態、いわゆる、フェイスダウン状態で排出することができる。
前記符号SH1〜SH7で示された要素により用紙搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,Rh,SGr,SG1,SG2,BH、GT1〜GT3で示された要素により用紙搬送装置SUが構成されている。
(制御部の説明)
図3は本発明の実施例1の画像形成装置の制御部のブロック線図である。
図3において、前記コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インタフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(前記コントローラCに接続された信号入力要素)
前記コントローラCには、次の信号出力要素UI(ユーザインタフェース)等の出力信号が入力されている。
UI:ユーザインタフェース
ユーザインタフェースUIは、表示部UI1、スタートキーUI2、感光体遮光処理開始キーUI3等を備えている。
(コントローラCに接続された被制御要素)
コントローラCは、次の被制御要素の制御信号を出力している。
IPS:イメージプロセッシングシステム
イメージプロセッシングシステムIPSは、CCDから入力された読取画像信号をデジタルの画像書込信号に変換してレーザ駆動信号出力回路DLに出力する。
DL:レーザ駆動回路
レーザ駆動回路DLは、入力された画像書込信号に応じてレーザ駆動信号をROSy〜ROSk(潜像形成装置)に出力する。前記レーザ駆動信号に応じて、ROSy〜ROSk(潜像形成装置)のレーザダイオード(図示せず)から照射されたレーザ光Ly〜Lkは、前記感光体Py〜Pk表面を走査して、前記感光体Py〜Pk表面に静電潜像を形成する。
D1:メインモータ駆動回路
メインモータ駆動回路D1は、メインモータM1を駆動することにより、前記現像器Gの現像ロールR0,R0,R0,R0、感光体Py〜Pk、帯電器CCy〜CCk、1次転写ロールT1y〜T1k、2次転写ロールT2b、定着装置Fの加熱ロールFhおよび中間転写ベルトB等を回転駆動する。
E:電源回路
電源回路Eは、現像バイアス用電源回路E1y〜E1k、帯電用電源回路E2y〜E2
k、転写用電源回路E3y〜E3k,E3tおよび定着用電源回路E4y〜E4kを有している。
E1y〜E1k:現像バイアス用電源回路
現像バイアス用電源回路E1y〜E1kは、現像器GY〜GKの現像ロールR0に現像バイアスを印加する。
E2y〜E2k:帯電用電源回路
帯電用電源回路E2は、帯電ロールCCy〜CCkに帯電バイアスを印加する。
E3y〜E3k,E3t:転写用電源回路
転写用電源回路E3y〜E3k,E3tは、転写ロールT1y〜T1kおよびT2bに転写バイアスを印加する。
E4y〜E4k:定着用電源回路
定着用電源回路E4y〜E4kは、加熱ロールFhに加熱用電力を供給する。
(前記コントローラCの機能)
前記コントローラCは、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を実現するプログラム(機能実現手段)を有している。前記コントローラCの各種機能を実現するプログラム(機能実現手段)を次に説明する。
C1:メインモータ回転制御手段
メインモータ回転制御手段C1は、前記メインモータ駆動回路D1の動作を制御して、感光体Py〜Pk、現像器GY〜GK、定着装置Fおよび中間転写ベルトB等の回転を制御する。
C2:電源回路制御手段
電源回路制御手段C2は、次の手段C2a〜C2dを有しており、前記電源回路Eを制御して、前記現像バイアス、帯電バイアス、転写バイアス、加熱ロールFhのヒータのオンオフ等を制御する。
C2a:現像バイアス制御手段
現像バイアス制御手段C2aは、前記現像バイアス用電源回路E1y〜E1kの動作を制御して現像器GY〜GKの現像ロールR0に現像バイアスを印加する。
C2b:帯電バイアス制御手段
帯電バイアス制御手段C2bは、前記帯電バイアス用電源回路E2y〜E2kの動作を制御して帯電器CCy〜CCkに印加する帯電バイアスを制御する。
C2c:転写バイアス制御手段
転写バイアス制御手段C2cは、前記転写用電源回路E3y〜E3k,E3tの動作を制御して1次転写ロールT1y〜T1kおよび2次転写ロールT2bに印加する転写バイアスを印加する。
C2d:定着用電源制御手段
定着用電源制御手段C2dは、定着用電源回路E4y〜E4kの動作を制御して、前記加熱ロールFhのヒータをオンオフ制御する。
C3:潜像形成手段
潜像形成手段C3は、レーザ駆動回路DLを介して、潜像形成装置ROSy〜ROSkから感光体Py〜Pkに照射するレーザ光Ly〜Lkの出力を制御して、感光体Py〜Pk表面の潜像を形成する。
C4:感光体遮光処理制御手段(遮光層形成制御手段)
感光体遮光処理制御手段C4は、開始キー入力検知手段C4a、遮光剤塗布制御手段C4b、遮光位置移動制御手段C4cおよび感光体遮光処理回転時間記憶手段C4dを有し、メインモータ回転制御手段C1、電源回路制御手段C2、潜像形成手段C3に制御信号を入力し、感光体Py〜Pk表面に遮光剤を塗布する遮光処理を制御する。
C4a:開始キー入力判別手段(遮光層形成開始判別手段)
開始キー入力判別手段C4aは、前記ユーザインターフェイスUIの像保持体遮光処理開始キーUI3からの入力信号を受信したか否かを判別する。
C4b:遮光剤塗布制御手段
遮光剤塗布制御手段C4bは、感光体遮光処理時において、現像器GY〜GK、帯電器CCy〜CCk、1次転写ロールT1y〜T1kおよび2次転写ロールT2bのバイアス印加のオンオフ制御や、潜像形成装置ROSy〜ROSkのレーザ光Ly〜Lkの出力の制御を行うための制御信号を、前記電源回路制御手段C2および潜像形成手段C3に対して出力することで、感光体Py〜Pk表面に遮光剤としての現像剤を塗布する。なお、実施例1の遮光剤塗布制御手段は、レーザ光Ly〜Lkにより、高濃度画像、いわゆるベタ画像を感光体Py〜Pk表面に形成する。
C4c:遮光位置移動制御手段
遮光位置移動制御手段C4cは、前記感光体Py〜Pkで遮光剤が塗布された面が、光にさらされる可能性があり且つ遮光する必要のある位置まで移動するように感光体Py〜Pkの回転位置を制御する。実施例1の遮光位置移動制御手段C4cは、遮光処理時に感光体Py〜Pkを逆回転させるための制御信号を前記メインモータ回転制御手段C1に対して出力することで、前記感光体Py〜Pk表面の回転位置を制御する。
C4d:感光体遮光処理時回転時間記憶手段
感光体遮光処理時回転時間記憶手段C4dは、正回転時間記憶手段C4d1および逆回転時間記憶手段C4d2を有し、感光体Py〜Pk表面の前記光にさらされる可能性のある面に遮光剤を塗布するための制御用の時間t1,t2を記憶する。
C4d1:正回転時間記憶手段
正回転時間記憶手段C4d1は、感光体遮光処理時において、感光体Py〜Pkを正回転させる正回転時間t1を記憶する。実施例1の正回転時間記憶手段では、前記正回転時間t1には、感光体Py〜Pk表面の円周方向の60%にあたる領域に遮光用のベタ画像が形成される時間が設定されている。
C4d2:逆回転時間記憶手段
逆回転時間記憶手段C4d2は、感光体遮光処理時において、感光体Py〜Pkを逆回転させる逆回転時間t2を記憶する。実施例1の逆回転時間記憶手段では、実施例1では、前記逆回転時間t2には、感光体Py〜Pk表面の遮光用のベタ画像の塗布部分が、上方から光が照射される恐れのある感光体Py〜Pk表面の前記クリーナCLy〜CLkから現像ロールR0の間の部分に移動するために逆回転する時間が設定されている。
TM1:正回転時間計時タイマ
正回転時間計時タイマTM1は、前記正回転時間記憶手段C4d1に記憶された感光体Py〜Pkの正回転時間t1を計時する。
TM2:逆回転時間計時タイマ
逆回転時間計時タイマTM2は、前記逆回転時間記憶手段C4d2に記憶された感光体Py〜Pkの逆回転時間t2を計時する。
(実施例1の感光体遮光処理のフローチャートの説明)
図4は実施例1の感光体遮光処理のフローチャートである。
図4のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスク等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図4に示すフローチャートは、画像形成装置Uの電源投入時に開始される。
図4のST1において、像保持体遮光処理開始キーUI6が選択されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST1を繰り返し実行し、イエス(Y)の場合はST2に移る。
ST2において、以下の処理(1)〜(5)を実行し、ST3に移る。
(1)メインモータM1を駆動して、感光体Py〜Pkを正回転させる。
(2)帯電器CCy〜CCkの帯電バイアスを印加して、感光体Py〜Pk表面を帯電する。
(3)現像器GY〜GKの現像バイアスを印加して、感光体Py〜Pk表面にトナーを現像する。なお、実施例1では、遮光用のトナーの塗布時には、感光体Py〜Pk表面に現像されたベタ画像が中間転写ベルトBに転写されないように、1次転写器T1y〜T1kには一次転写バイアスは印加されない。なお、ベタ画像が中間転写ベルトBに写されないように画像形成時とは逆極性のバイアスを印加することも可能である。
(4)ROSy〜ROSkにより感光体Py〜Pk表面にベタ画像の静電潜像の書き込みを行う。
(5)メインモータM1により中間転写ベルトBを正回転する。
ST3において、正回転時間タイマTM1に正回転時間t1をセットする。
ST4において、正回転時間タイマTM1がタイムアップしたか否か判断する。ノー(N)の場合はST4を繰り返し実行し、イエス(Y)の場合はST5に移る。
ST5において、以下の処理(1)〜(5)を実行して、感光体Py〜Pk表面に遮光剤であるトナーを塗布し、ST6に移る。
(1)メインモータM1を駆動停止して、感光体Py〜Pkをオフする。
(2)帯電器CCy〜CCkのバイアス印加を停止して、感光体Py〜Pk表面の帯電を停止する。
(3)現像器GY〜GKをバイアス印加を停止する。
(4)ROSy〜ROSkによる潜像の書き込みを停止する。
(5)メインモータM1を駆動停止して、中間転写ベルトBを停止する。
ST6において、以下の処理(1)〜(3)を実行しST7に移る。
(1)メインモータM1を駆動して、感光体Py〜Pkを逆回転させる。
(2)メインモータM1を駆動して、中間転写ベルトBを逆回転させる。
(3)逆回転時間計時タイマTM2に逆回転時間t2をセットする。
なお、ST6では、感光体Py〜Pkの逆回転は、感光体Py〜Pkの遮光剤であるトナーが塗布された面を、前記光にさらされる可能性があり且つ遮光する必要のある位置に移動させるために行われる。そのため、新たな感光体Py〜Pk表面への画像の形成は行わず、ROSy〜ROSk、帯電器CCy〜CCk、現像器GY〜GKおよび1次転写器T1y〜T1kはオフに設定する。
ST7において、逆回転時間計時タイマTM2がタイムアップしたか否か判断する。ノー(N)の場合はST7を繰り返し実行し、イエス(Y)の場合はST8に移る。
ST8において、以下の処理(1)〜(2)を実行して前記ST1に戻る。
(1)メインモータM1を駆動停止して、感光体Py〜Pkを停止する。
(2)メインモータM1を駆動停止して、中間転写ベルトBを停止する。
(実施例1の作用)
図5は実施例1の作用説明図であり、感光体遮光処理時において、遮光剤である現像剤の塗布が終了して、正回転を停止した状態を表す図である。
図6は実施例1の作用説明図であり、感光体遮光処理時において、像担持体が逆回転して、像担持体表面上に塗布された現像剤により外光が遮光可能な位置に移動した状態の図である。
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、感光体遮光処理開始キーUI3が入力されて感光体遮光処理が開始されると、感光体Py〜Pkは、通常の画像形成時と同様の回転方向に正回転を開始する。前記正回転を開始した感光体Py〜Pkは、ROSy〜ROSkにより感光体Py〜Pk表面には遮光用のベタ画像用の静電潜像が書き込まれ、現像器GY〜GKの現像ロールR0によりベタ画像が現像される。
正回転時間t1が経過すると(図4のST4参照)、図5に示すように、前記感光体Py〜Pk表面には、円周方向の60%にあたる領域に遮光用のベタ画像1が形成され、正回転を停止する。
前記正回転を停止した感光体Py〜Pkは、次に逆回転を開始する。逆回転t2が経過すると(図4のST7参照)、図6に示すように、前記ベタ画像1が、上方からの外光が感光体Py〜Pk表面に照射される恐れのある領域、すなわちクリーナCLy〜CLkと帯電器CCy〜CCkとの間と、前記帯電器CCy〜CCkと現像器GY〜GKとの間に渡る領域の全域を被覆する位置まで移動して、逆回転を停止し、感光体遮光処理を終了する。
この結果、画像形成装置の上方が開放された場合に、前記上方から感光体Py〜Pk表面に照射される外光を、感光体Py〜Pk表面に塗布された現像剤のベタ画像1により遮光することができる。したがって、感光体Py〜Pk表面を上方からの外光から保護することができる。この結果、感光体Py〜Pk表面の光疲労を抑制し、印刷画像の画像抜けや濃度差の発生を抑えることができる。なお、感光体Py〜Pk表面に塗布されたベタ画像1は、画像形成動作開始時に行われる初期化動作(いわゆるイニシャライズ)中にクリーナCLy〜CLkで回収される。
さらに実施例1の画像形成装置Uでは、通常印刷時に使用する現像剤を遮光剤として使用するため、外光を遮光するために新しく部品や装置を付加する必要がない。したがって、本発明の実施例1では簡単な構成で、感光体Py〜Pk表面を外光から保護することができる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2の説明を行うが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図7は本発明の実施例2の画像形成装置の要部拡大説明図である。
実施例2では、感光体Py〜Pkの寿命等により交換される新しい像保持体ユニットU
Y〜UKの替わりに画像形成装置Uに装着される新しい像保持体ユニットUY〜UKは、工場から出荷される前に遮光剤が感光体Py〜Pkに塗布される。図7において、実施例2の感光体Py〜Pk表面に対向して配置されたエアブラシ2は、噴出口2aから感光体Py〜Pk表面に対して遮光剤3を噴き付ける。前記エアブラシ2で遮光剤3を吹きつけながら感光体Py〜Pkを正回転させることで、遮光剤層4が形成される。遮光剤層4が形成された後で、エアブラシ2を停止し、感光体Py〜Pkを逆回転させて所定の位置に移動させることで、前記遮光剤層4で感光体Py〜Pkを遮光して保護する感光体保護位置に移動できる。
なお、実施例2の前記遮光剤3は、溶媒としてのフッ素系溶剤であるハイドロフルオロエーテル7100および前記溶媒としてのフッ素系溶剤であるハイドロフルオロエーテル7100に溶解する現像剤とにより構成されており、前記ハイドロフルオロエーテル7100と現像剤との重量比が10:1の割合で混合されている。
(実施例2の作用)
前記工場から出荷された前記新しい像保持体ユニットUY〜UKは、倉庫等での保管や運搬時に遮光剤4で保護されているため、光疲労を防止できる。また、ユーザやサービスエンジニア等の作業者が像保持体ユニットUY〜UKを交換する際に、遮光剤層4により感光体Py〜Pkが保護されているので、作業時に光にさらされても光疲労を低減できる。前記画像形成装置Uに装着された新しい像保持体ユニットUY〜UKの感光体Py〜Pk表面の遮光剤層4は、装着後の最初の印刷ジョブ開始前に行われるイニシャライズ(初期化)動作時に、クリーナCLy〜CLkにより除去、回収される。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3の説明を行うが、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図8は本発明の実施例3の画像形成装置の全体説明図である。
図8において、画像形成装置Uは自動原稿搬送装置U1と、これを支持し且つ上端に透明な原稿読取り面PGを有する画像形成装置本体U2とを備えている。
前記自動原稿搬送装置U1は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容される原稿給紙部TG1と、原稿給紙部TG1から給紙され前記原稿読取り面PG上の原稿読取位置を通過して搬送される原稿Giが排出される原稿排紙部TG2とを有している。
前記画像形成装置本体U2は、利用者が画像形成動作開始等の作動指令信号を入力操作する操作部UIと、露光光学系A等を有している。
前記自動原稿搬送装置U2で原稿読取り面PG上を搬送される原稿または手動で原稿読取り面PG上に置かれた原稿からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、固体撮像素子CCDでR(赤)、G(緑)、B(青)の電気信号に変換される。
画像情報変換部IPSは、固体撮像素子CCDから入力される前記RGBの電気信号をK(黒)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の画像情報に変換して一時的に記憶し、前記画像情報を所定のタイミングで潜像形成用の画像情報として潜像形成装置駆動回路DLに出力する。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、K(黒)のみの画像情報が潜像形成装置駆動回路DLに入力される。
前記潜像形成装置駆動回路DLは、各色Y,M,C,Kの各駆動回路(図示せず)を有し、入力された画像情報に応じたレーザ駆動信号を所定のタイミングで、潜像形成装置ROSの各色の潜像書込用レーザダイオード(図示せず)に出力する。
図9は実施例3の画像形成装置の要部拡大説明図である。
前記潜像形成装置ROSの上方に配置された可視像形成装置Uy,Um,Uc,Ukはそれぞれ、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、およびK(黒)の各色のトナー像を形成する装置である。
潜像形成装置ROSの各レーザダイオードから出射したY,M,C,Kの潜像書込光の一例としてのレーザ光Ly,Lm,Lc,Lkは、それぞれ、回転する像保持体PRy,PRm,PRc,PRkに入射する。
前記Yの可視像形成装置Uyは、回転する像保持体PRy、帯電器CRy、現像装置Gy、転写器T1y、像保持体清掃器CLyを有している。なお、実施例3では、前記現像装置Gyは画像形成装置Uに着脱可能な現像ユニットにより構成されており、前記像保持体PRy、帯電器CRyおよび像保持体清掃器CLyは、画像形成装置Uに対して一体的に着脱可能な像保持体ユニットにより構成されている。すなわち、実施例3の可視像形成装置Uyは、現像ユニット、像保持体ユニットおよび転写器T1y等により構成されている。
前記可視像形成装置Um,Uc,Ukは、いずれも前記Yの可視像形成装置Uyと同様に構成されている。
図8、図9において、前記各像保持体Py,Pm,Pc,Pkは、それぞれの帯電器Cy,Cm,Cc,Ckにより帯電された後、画像書込位置Q1y、Q1m,Q1c,Q1kにおいて、前記レーザ光Ly,Lm,Lc,Lkにより、その表面に静電潜像が形成される。前記像保持体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて、現像器Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤保持体の一例としての現像ロールGRy,GRm,GRc,GRkに保持された現像剤により可視像の一例としてのトナー像に現像される。
その現像されたトナー像は、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kには、制御部Cにより制御される電源回路Eから所定のタイミングでトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。
前記各像保持体Py〜Pk上のトナー像は、前記1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトBに1次転写される。1次転写後の像保持体Py,Pm,Pc,Pk表面の残留トナーは、像保持体清掃器CLy,CLm,CLc,CLkにクリーニングされる。クリーニングされた前記像保持体Py,Pm,Pc,Pk表面は、帯電器CRy,CRm,CRc,CRkにより再帯電される。
前記像保持体Py〜Pkの上方には、上下移動可能且つ前方に引き出し可能な中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBと、中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRd、中間転写体張架部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止用部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としてのアイドラロール(フリーロール)Rfおよび二次転写領域対向部材の一例としてのバックアップロールT2aを含む中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)と、前記1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kとを有している。そして、前記中間転写ベルトBは、前記ベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)により回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して2次転写部材の一例としての二次転写ロールT2bが配置されており、前記各ロールT2a,T2bにより2次転写器T2が構成されている。また、2次転写器T2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域には2次転写領域Q4が形成される。
前記1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kで転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトB上に順次重ねて転写された単色または多色のトナー像は、前記2次転写領域Q4に搬送される。
前記潜像形成装置ROSの下方には、給紙容器の一例としての給紙トレイTR1〜TR3を前後方向(X軸方向)に出入可能に支持するガイド部材の一例としての左右一対のガイドレールGR,GRが3段設けられている。給紙トレイTR1〜TR3に収容された媒体の一例としての記録シートSは、媒体取出し部材の一例としてのピックアップロールRpにより取り出され、媒体捌き部材の一例としてのさばきロールRsにより1枚ずつ分離される。そして、記録シートは、媒体搬送路の一例であるシート搬送路SHに沿って媒体搬送部材の一例としての複数の搬送ロールRaにより搬送され、2次転写領域Q4のシート搬送方向上流側に配置された転写領域搬送時期調節部材の一例としてのレジロールRrに送られる。前記シート搬送路SH、シート搬送ロールRa、レジロールRr等によりシート搬送装置(SH+Ra+Rr)が構成されている。
レジロールRrは、前記中間転写ベルトBに形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのにタイミングを合わせて、前記記録シートSを2次転写領域Q4に搬送する。記録シートSが前記2次転写領域Q4を通過する際、前記バックアップロールT2aは、接地され、2次転写器T2bには前記制御部Cにより制御される電源回路Eから所定のタイミングでトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。このとき、前記中間転写ベルトB上のカラートナー像は、前記2次転写器T2により前記記録シートSに転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbによりクリーニングされる。
前記トナー像が2次転写された記録シートSは、定着装置Fの加熱用定着部材の一例としての加熱ロールFhおよび加圧用定着部材の一例としての加圧ロールFpの圧接領域である定着領域Q5に搬送され、前記定着領域を通過する際に加熱定着される。加熱定着された記録シートSは、媒体排出部材の一例としての排出ローラRhから媒体排出部の一例としての排紙トレイTRhに排出される。
なお、前記加熱ロールFh表面には、記録シートSの前記加熱ロールからの離型性を良くするための離型剤が離型剤塗布装置Faにより塗布されている。
前記ベルトモジュールBMの上方にはY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(黒)の各現像剤を収容する現像剤補給容器の一例としての現像剤カートリッジKy,Km,Kc,Kkが配置されている。各現像剤カートリッジKy,Km,Kc,Kkに収容された現像剤は、前記現像器Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤の消費に応じて、図示しない現像剤補給路から前記各現像器Gy,Gm,Gc,Gkに補給される。なお、実施例3では、前記現像剤として、磁性のキャリアと、外添剤が付与されたトナーとを含む二成分現像剤により構成されている。
図8において、前記画像形成装置Uは、上側枠体UFと下側枠体LFとを有しており、上側枠体UFには、前記潜像形成装置ROSおよび潜像形成装置ROSよりも上方に配置された部材、すなわち、像保持体Py,Pm,Pc,Pk、現像器Gy,Gm,Gc,Gk、ベルトモジュールBM等が支持されている。
また、下側枠体LFには、前記給紙トレイTR1〜TR3を支持するガイドレールGRおよび前記各トレイTR1〜TR3から給紙を行う前記給紙部材、すなわち、ピックアップロールRp,さばきロールRs,シート搬送ロールRa等が支持されている。
(実施例3の制御部の説明)
図10は本発明の実施例3の画像形成装置の制御部のブロック線図であり、実施例1の前記図3に対応する図である。
(前記コントローラCの機能)
図10において、実施例3のコントローラCでは、前記実施例1の逆回転記憶手段C4d2および、逆回転時間計時タイマTM2が省略されており、正回転時間記憶手段C4d1および正回転時間計時タイマTM1に替えて、正回転時間記憶手段C4d1′および正回転時間計時タイマTM1′を有している。
C4d1′:正回転時間記憶手段
正回転時間記憶手段C4d1′は、感光体遮光処理時において、感光体Py〜Pkを正回転させる正回転時間t1′を記憶する。実施例3の正回転時間記憶手段C4d1′では、前記正回転時間t1′には、感光体Py〜Pk表面に形成される遮光用のベタ画像の塗布部分により、感光体Py〜Pk表面の現像ロールGRy〜GRkから像保持体清掃器CLy〜CLkまでの領域が被覆される時間が設定されている。
TM1′:正回転時間計時タイマ
正回転時間計時タイマTM1′は、前記正回転時間記憶手段C4d1′に記憶された感光体Py〜Pkの正回転時間t1′を計時する。
(実施例3の感光体遮光処理のフローチャートの説明)
図11は実施例3の感光体遮光処理のフローチャートであり、実施例1の前記図4に対応する図である。
なお、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
実施例3の感光体遮光処理では、前記実施例1のST3、ST4に替えて以下のST3′、ST4′を実行しており且つ、前記実施例1のST6〜ST8が省略されている。
ST3′において、正回転時間タイマTM1′に正回転時間t1′をセットする。
ST4′において、正回転時間タイマTM1′がタイムアップしたか否か判断する。ノー(N)の場合はST4′を繰り返し実行し、イエス(Y)の場合はST5に移る。
(実施例3の作用)
図12は実施例3の作用説明図であり、感光体遮光処理時において、遮光剤である現像剤の塗布が終了して、正回転を停止した状態を表す図である。
前記構成を備えた実施例3の画像形成装置Uでは、感光体遮光処理が開始されると、感光体Py〜Pkは、正回転を開始し、前記感光体Py〜Pk表面には遮光用のベタ画像11を現像する。
正回転時間t1′が経過すると(図11のST4′参照)、前記感光体Py〜Pk表面には、現像ロールGRy〜GRkから像保持体清掃器CLy〜CLkまでの部分を被覆する領域に遮光用のベタ画像11が形成され、正回転を停止する。
したがって、前記実施例3の画像形成装置Uでは、感光体Py〜Pk表面に現像により塗布された前記ベタ画像11は、像保持体清掃器CLy〜CLkから現像ロールGRy〜GRkにかけての感光体Py〜Pkの上側外周面を被覆する。
この結果、像保持体ユニットU画像形成装置の上方が開放された場合に、前記上方から感光体Py〜Pk表面に照射される外光を、感光体Py〜Pk表面に塗布された現像剤のベタ画像11により遮光することができる。また、実施例3の画像形成装置Uでは、実施例1と同様に、通常印刷時に使用する現像剤を遮光剤として使用するため、外光を遮光するために新しく部品や装置を付加する必要がなく、実施例1と同様の作用効果を奏する。
(実施例4)
次に、本発明の実施例4の説明を行うが、この実施例4の説明において、前記実施例3の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例4は、下記の点で前記実施例3と相違しているが、他の点では前記実施例3と同様に構成されている。
(実施例4の制御部の説明)
図13は本発明の実施例4の画像形成装置の制御部のブロック線図であり、実施例3の前記図10に対応する図である。
(前記コントローラCの機能)
図13において、実施例4のコントローラCでは、前記実施例3の遮光剤塗布制御手段C4bに替えて遮光剤塗布制御手段C4b′を有している。
C4b′:遮光剤塗布制御手段
実施例4の遮光剤塗布制御手段C4b′は、潜像形成手段C3に制御信号を出力することで、レーザ駆動回路DLを介して、潜像形成装置ROSy〜ROSkから感光体Py〜Pkに照射するレーザ光Ly〜Lkの出力を制御して、トナー画像の両端部に近づくほど画像濃度が薄く形成されるように、感光体Py〜Pk表面に潜像を形成させる。
図14は実施例4のROSy〜ROSkのレーザ光Ly〜Lk出力変動を表す詳細説明図である。
図14において、実施例4の遮光剤塗布制御手段C4b′は、ROSy〜ROSkが潜像書込開始時刻t3において、レーザ光Ly〜Lkの照射出力を最弱値であるP0として、感光体Py〜Pk表面に静電潜像の書き込みを開始する。
前記潜像書込開始時刻t3から、正回転する感光体Py〜Pk表面の円周方向に1cm分の遮光用のトナー像を書き込み完了する時間が経過した書込開始側濃度変化終了時刻t4までの間に、前記レーザ光Ly〜Lkの出力は、少しずつ上昇し、前記書込開始側濃度変化終了時刻t4で前記レーザ光Ly〜Lkの出力がPmaxとなるように、一定の割合で増加する。
前記書込開始側濃度変化終了時刻t4から所定時間経過した書込終了側濃度変化開始時刻t5までは、前記レーザ光Ly〜Lkの出力は、Pmaxのまま保持される。
前記書込終了側濃度変化開始時刻t5から遮光用のトナー画像の潜像書込終了時刻t6までの間で、レーザ光Ly〜Lkの出力を少しずつ減少させて、潜像書込終了時刻t6ではP0となるようにレーザ光Ly〜Lkの出力が制御される。
図14において、潜像書込終了時刻t6になると、ROSy〜ROSkのレーザ光Ly〜Lkの出力値の制御が終了する。
このようにして形成された潜像が現像器で現像されると、前記遮光用のトナー画像の両端部から円周方向1cmの領域において、前記端に近づくほど遮光用のトナー画像の濃度が薄い画像が形成される。
(実施例4の感光体遮光処理のフローチャートの説明)
図15は実施例4の感光体遮光処理のフローチャートであり、実施例3の前記図11に対応する図である。
なお、この実施例4の説明において、前記実施例3の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
実施例4の感光体遮光処理では、前記実施例3のST2およびST5に替えて以下のST2′、ST5′を実行している。
ST2′において、以下の処理(1)〜(5)を実行し、ST3′に移る。
(1)メインモータM1を駆動して、感光体Py〜Pkを正回転させる。
(2)帯電器CCy〜CCkの帯電バイアスを印加して、感光体Py〜Pk表面を帯電する。
(3)ROSy〜ROSkのレーザ光Ly〜Lkの出力を制御して遮光用の潜像を感光体Py〜Pk表面に書き込む。
(4)現像器GY〜GKの現像バイアスを印加して、感光体Py〜Pk表面の潜像をトナー像に現像する。なお、実施例4では、遮光用のトナーの塗布時には、感光体Py〜Pk表面に現像されたトナー像が中間転写ベルトBに転写されないように、1次転写器T1y〜T1kには一次転写バイアスは印加されない。なお、トナー像が中間転写ベルトBに写されないように画像形成時とは逆極性のバイアスを印加することも可能である。
(5)メインモータM1により中間転写ベルトBを正回転する。
ST5′において、以下の処理(1)〜(5)を実行して、感光体Py〜Pk表面に遮光剤であるトナーを塗布し、前記ST1に戻る。
(1)メインモータM1を駆動停止して、感光体Py〜Pkをオフする。
(2)帯電器CCy〜CCkのバイアス印加を停止して、感光体Py〜Pk表面の帯電を停止する。
(3)ROSy〜ROSkによる遮光用の潜像の書き込みを停止する。
(4)現像器GY〜GKをバイアス印加を停止する。
(5)メインモータM1を駆動停止して、中間転写ベルトBを停止する。
(実施例4の作用)
図16は実施例4の作用説明図であり、図16Aは感光体遮光処理時において遮光剤である現像剤の塗布が終了して正回転を停止した状態を表す図であり、図16Bは前記図16AのXVIB−XVIB線断面図であり、図16Cは前記実施例3の前記図16Bに対応する図である。
図16Aおよび図16Bにおいて、前記構成を備えた実施例4の画像形成装置Uでは、感光体Py〜Pk表面上に形成される遮光用のトナー像21の書き込み開始時に、潜像形成装置ROSy〜ROSkのレーザ光Ly〜Lkの出力強度がP0〜Pmaxに少しずつ上昇する。逆に書き込み終了時にはPmaxからP0に少しずつ低下する(図14参照)。そのため、前記遮光用のトナー像21の両端部21a,21aと感光体Py〜Pk表面上の前記トナー像の非形成部分22との境界部では、前記遮光用のトナー像21の濃度が低くなる。したがって、前記遮光用のトナー像21形成後の感光体Py〜Pk表面では、前記遮光用のトナー像21と感光体Py〜Pk表面上のトナー像非形成部分22との濃度差が小さい状態で隣接して配置される。
図16Cにおいて、前記実施例3の感光体Py〜Pk表面に形成された前記遮光用のベタ画像11は、全体が高濃度のベタ画像で構成されているため、感光体Py〜Pk表面上のトナー像非形成部分との境界部では、濃度差が大きくなってしまう。前記境界部で濃度差が大きくなってしまうと、前記ベタ画像11除去後の印刷時において、前記遮光用のトナー像形成部分とトナー像非形成部分とに跨って現像された印刷画像に濃度差が生じ、特に前記境界部において、濃度差の境界線が線状に発生してしまうことがある。
しかしながら実施例4では、前記遮光用のトナー像21と感光体Py〜Pk表面上のトナー像非形成部分22との境界部分の濃度差が小さく、境界から離れるに連れて濃度が上昇するため、印刷画像に前記濃度差の境界線が発生することを抑制しつつ、高い濃度部分で確実に遮光することができる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H04)を下記に例示する。
(H01)本発明は、カラーの画像形成装置Uに限定されず、モノクロの画像形成装置にも適用可能である。
(H02)前記実施例1〜4において、感光体Py〜Pk表面の円周方向の60%にあたる領域に遮光用のベタ画像もしくはトナー画像等の遮光層を形成し、前記感光体Py〜Pk表面を被覆したが、遮光層が形成される領域の割合はこれに限定されず、前記遮光層が感光体Py〜Pk表面に照射される外光から感光体Py〜Pk表面を保護する必要のある任意の幅の領域を、前記遮光層で被覆可能である。なお、このとき、クリーナCLy〜CLkを、感光体Py〜Pkに対して接触・離隔可能な構成として、遮光剤を塗布する際に離隔させて、全面に現像剤を塗布することも可能である。
(H03)前記実施例2において、感光体Py〜Pk表面に吹き付ける遮光剤3には、ハイドロフルオロエーテル7100と現像剤とを混合したものを使用したが、これに限定されず、ハイドロフルオロエーテル7100のような感光体表面への塗布可能な任意の液状の遮光剤を採用可能である。なお、クリーナCLy〜CLkで回収できるため、液状遮光剤の分散質としての現像剤を使用することが望ましいが、現像剤以外の材料も使用可能である。
(H04)前記実施例4において、前記遮光用のトナー画像の両端部から円周方向1cmの領域において、前記端部に近づくほど遮光用のトナー画像の濃度が薄い画像を形成したが、これに限定されず、前記遮光用のトナー画像の両端部の濃度が変化する領域の長さは、任意の長さに設定可能である。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は像保持体ユニットおよび現像器を有する可視像形成装置の説明図である。 図3は本発明の実施例1の画像形成装置の制御部のブロック線図である。 図4は実施例1の感光体遮光処理のフローチャートである。 図5は実施例1の作用説明図であり、感光体遮光処理時において、遮光剤である現像剤の塗布が終了して、正回転を停止した状態を表す図である。 図6は実施例1の作用説明図であり、感光体遮光処理時において、像担持体が逆回転して、像担持体表面上に塗布された現像剤により外光が遮光可能な位置に移動した状態の図である。 図7は本発明の実施例2の画像形成装置の要部拡大説明図である。 図8は本発明の実施例3の画像形成装置の全体説明図である。 図9は実施例3の画像形成装置の要部拡大説明図である。 図10は本発明の実施例3の画像形成装置の制御部のブロック線図であり、実施例1の前記図3に対応する図である。 図11は実施例3の感光体遮光処理のフローチャートであり、実施例1の前記図4に対応する図である。 図12は実施例3の作用説明図であり、感光体遮光処理時において、遮光剤である現像剤の塗布が終了して、正回転を停止した状態を表す図である。 図13は本発明の実施例4の画像形成装置の制御部のブロック線図であり、実施例3の前記図10に対応する図である。 図14は実施例4のROSy〜ROSkのレーザ光Ly〜Lk出力変動を表す詳細説明図である。 図15は実施例4の感光体遮光処理のフローチャートであり、実施例3の前記図11に対応する図である。 図16は実施例4の作用説明図であり、図16Aは感光体遮光処理時において遮光剤である現像剤の塗布が終了して正回転を停止した状態を表す図であり、図16Bは前記図16AのXVIB−XVIB線断面図であり、図16Cは前記実施例3の前記図16Bに対応する図である。
符号の説明
1,4,11,21…遮光層、
3…遮光材、
C4…遮光層形成制御手段、
C4a…遮光層形成開始判別手段、
CCy〜CCk,CRy〜CRk…帯電器、
CLy〜CLk…清掃器、
GY〜GK、Gy〜Gk…現像器、
Py〜Pk…像保持体、
ROSy〜ROSk…潜像形成装置、
T1y〜T1k…転写器、
U…画像形成装置。

Claims (11)

  1. 遮光材により構成された遮光層により、画像形成装置の内部が開放された場合に前記画像形成装置の外部に露出する露出面が被覆された像保持体と、
    前記像保持体表面の前記遮光層を除去して前記像保持体を清掃する清掃器と、
    前記遮光層が除去された像保持体表面を帯電させる帯電器と、
    前記帯電器で帯電された像保持体表面に潜像を形成する潜像形成装置と、
    前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する現像器と、
    前記像保持体表面の可視像を媒体に転写する転写器と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 遮光層の形成を開始するか否かを判別する遮光層形成開始判別手段と、
    前記像保持体、前記帯電器、前記潜像形成装置および前記現像器を制御して、前記像保持体表面を帯電させ、帯電された前記像保持体表面に前記潜像形成装置により遮光層形成用画像の潜像を形成し、前記潜像を前記現像器により可視像化することで遮光層を形成し、前記画像形成装置内部の開放時に外部に露出する前記像保持体表面の露出面を前記遮光層で被覆する遮光層形成制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像器に対向する表面から前記像保持体の回転方向に沿って前記清掃器に対向する表面までに設定された前記露出面であって、重力方向で前記像保持体の上側に設定された前記露出面と、
    前記像保持体を画像形成動作時と同じ回転方向に回転させて前記遮光層を形成する前記遮光層形成制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記清掃器に対向する表面から前記像保持体の回転方向に沿って前記現像器に対向する表面までに設定された前記露出面であって、重力方向で前記像保持体の上側に設定された前記露出面と、
    前記像保持体を画像形成動作時と同じ回転方向に回転させて前記遮光層を形成した後に、前記遮光層が前記露出面に対応する位置に移動するまで前記像保持体を画像形成動作時とは逆回転方向に回転させる前記遮光層形成制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記潜像形成装置により、高濃度画像により構成された前記遮光層形成用画像の潜像を形成させる前記遮光層形成制御手段、
    を備えたことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記潜像形成装置により、前記像保持体の回転方向に沿って前記遮光層の端部の濃度が端に行くほど低い前記遮光層形成用画像を形成させる前記遮光層形成制御手段、
    を備えたことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記遮光材としてトナーを液体中に分散させた液体遮光材を、前記像保持体表面に吹き付けることで形成された前記遮光層、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記像保持体に接触する清掃部材を有し、回収された遮光材により前記清掃部材と前記像保持体との間の潤滑が行われる前記清掃器、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記像保持体の全表面積に対して50%以上の面積を有する前記遮光層、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 表面を清掃する清掃器により除去可能な遮光材により構成された遮光層により、像保持体が支持される画像形成装置の外部に露出した際に外光が照射される露出面が被覆された像保持体。
  11. 遮光材により構成された遮光層により、像保持体ユニットが着脱される画像形成装置の外部に露出した際に外光が照射される露出面が被覆された像保持体と、
    前記像保持体表面の遮光層を除去して前記像保持体を清掃する清掃器と、
    を備えたことを特徴とする像保持体ユニット。
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