JP5092374B2 - データセンタ及びデータ転送方法 - Google Patents

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Description

本発明は一般に移動通信の技術分野に関連し、特に移動通信システムにおけるデータセンタ、キャッシュサーバ及び方法に関連する。
この種の技術分野では、携帯電話に代表される移動端末の性能向上に伴って様々なサービスが実現されつつある。特に、音楽配信、映像配信等の様々なデータ配信型サービスの進展は目覚ましい。データ配信型サービスには、ユーザ端末にダウンロードしてユーザが利用する「データダウンロード型」や「モバイルデータセンタ型」等がある。
「データダウンロード型」の場合、端末本体(又は本体に取り付けられた外部メモリカード等)に配信データが保存されるため、記憶容量は比較的少なく制限される。また、端末の紛失や故障によるデータの紛失、漏洩等により、データが失われてしまうという問題も生じ得る。
「モバイルデータセンタ型」のサービスでは、端末内に配信される配信データは、ネットワーク側のストレージに保存され、本体側には保存されない。この方法では、音楽や映像、個人の情報等に至る様々なデータがネットワーク側に保存可能である。「モバイルデータセンタ型」のサービスを用いることで、データの記憶容量を飛躍的に増やせるというメリットが生じる。また、端末を紛失、故障した際のデータの紛失、漏洩も効果的に防ぐことができる。
現在のところ、携帯電話の通信速度は飛躍的に高まり、ファイル当たりのデータサイズも大型化する傾向にある。端末本体にデータを蓄積せずに、ネットワーク経由でデータを再生することは益々実現しやすくなるので、「モバイルデータセンタ型」のサービス提供の要請は益々高まることが予想される。
モバイルデータセンタ型のサービスをキャリアが提供する場合、各キャリアはユーザのデータを保存する必要がある。サービス内容の多様化及び通信の高速大容量化に伴って、保存しなければならないデータサイズもかなり大きくなり、データ保存エリアの肥大化が懸念される。
図1はこの肥大化を防ぐ為に、データセンタに複数のユーザ装置に共通の記憶領域(共通ディスクエリア)が用意された様子を示す。共通ディスクエリアのデータが複数のユーザ装置間で共有される。図示の例では、「ファイルA」及び「ファイルB」自体は端末i,ii,iiiで共通に保存されており、各端末には「ファイルA」へのリンクファイルA及び「ファイルB」へのリンクファイルBが保存されていればよい。これにより、端末i用にファイルA,B,Cが保存され、端末ii用にファイルA,B,Eが保存され、端末iii用にファイルA,B,Fが保存されている状態を、記憶容量を節約しながら実現できる。
しかしながらデータセンタは無線アクセスネットワーク(RAN)より上位にあるので、端末からのアクセスに速やかに応答することが困難になるおそれがある。
ところで、移動通信システムに特化された技術ではないが、特許文献1は階層化されたキャッシュ方式を利用するコンピュータシステムに関連し、参照率及び閾値が比較され、データがキャッシュされるべきか否かが決定され、同一データが複数のキャッシュに格納されないようにしている。このような階層化されたキャッシュを移動通信システムで利用することが考えられるかもしれない。
特開2002-99465号公報
図2はコアネットワーク(CN)及び無線アクセスネットワーク(RAN)にそれぞれキャッシュサーバが用意された様子を示す。この通信システムでは、保存可能な容量の観点からは、データセンタのストレージ、CNのキャッシュサーバ及びRANのキャッシュサーバの順に小さくなる。データ転送速度の観点からも、図中「A」、「B」及び「C」の経路の順に遅くなる。しかしながら、移動端末i,iiに対する伝送遅延の観点からは、RAN、CN及びデータセンタの順に悪くなる。このような従来のキャッシュ方式を組み込んだシステムでは、階層化されたキャッシュメモリ各々は、基本的にはデータを受信順にキャッシュすることに変わりはない。重複したデータの格納が、ある低度は回避される点でキャッシュ効率が改善されるに過ぎない。このため、通信状況によっては、リアルタイム性の要求の少ないデータが下位ノードにキャッシュされ、リアルタイム性の要請の強いデータが上位ノードに格納されるかもしれない。この場合、ユーザ装置はリアルタイム性の要請の強いデータを取得するために、いちいち上位ノードまでアクセスしなければならない。その結果、キャッシュメモリを用意することで、データスループットを向上させようとする意図は充分に達成されないかもしれない。
更に、無線アクセス網やコアネットワーク等に用意されるキャッシュサーバの記憶容量は、一律に同じではない。従って全てのキャッシュサーバに、従来方式のように同じ判断基準でデータを記憶させることは困難である。
本発明の課題は、ユーザ装置と、無線アクセスネットワーク(RAN)と、コアネットワーク(CN)と、コアネットワークに接続されたデータセンタとを有する移動通信システムにおいて、RANに設けられたRANキャッシュサーバ及びCNに設けられたCNキャッシュサーバを高効率に利用し、データスループットの向上を図ることである。
開示される発明によるデータセンタは、
ネットワークを介してアクセス可能なデータセンタであって、
ユーザ毎に設けられた個別記憶手段と、
複数のユーザに共通に設けられた共通記憶手段と、
データの転送先を示すデータ配置リストを参照することで、所定の判断基準に従って前記個別記憶手段又は前記共通記憶手段の何れかに振り分けられている外部ノードから受信したデータの内、ユーザから要求されたデータが、前記個別記憶手段又は前記共通記憶手段の何れに格納されているかを特定し、前記要求されたデータを前記ネットワークに設けられたユーザがアクセス可能なキャッシュサーバに転送する手段と、
前記要求されたデータ前記個別記憶手段又は前記共通記憶手段の何れに格納されているかを前記ユーザに通知する手段と
を有することを特徴とするデータセンタである。
本発明によれば、RANに設けられたRANキャッシュサーバ及びCNに設けられたCNキャッシュサーバを高効率に利用し、移動通信システムにおけるデータスループットの向上を図ることができる。
本発明の一形態によるシステムでは、ユーザが例えばインターネット上の外部ノードからデータをダウンロードする場合、コアネットワークに接続されたデータセンタが外部ノードからデータを受信する。受信されたデータは共通データ又は個別データ(固有データ)に分類される。データセンタは何らかの通信事業者により運営される。通信事業者のストレージネットワークの保存領域は、共通ディスク領域及び個別ディスク領域の少なくとも二つに分けられる。複数の端末で共通に使用されているファイルは共通ディスク領域に、各端末に固有のファイルは端末毎に個別ディスク領域に保存される。保存領域に格納されたデータは、データセンタからの指示に従ってRAN又はCNに設けられたキャッシュサーバに転送される。
共通のディスク領域に保存されたファイル(例:FileA)のアクセスパス(Path)は、各端末の個別ディスク領域でリンクファイル(LinkFile)として保存され、このLinkFileにアクセスすることでFileAにアクセスすることができる。なお、個別データについては、個別ディスク領域の中でリンクファイルでなくファイル自体が保存される。
本願では、共通ディスク領域及び個別ディスク領域はキャッシュではなく、元データの格納場所としての意義を有する。本願では「キャッシュ」はRAN又はCNに設けられたノードに関して使用される。
移動端末のユーザは端末の表示画面を通じて格納済みのデータにアクセスできる。例えば、端末の表示画面にユーザの契約したディスク容量に加えて、ユーザが過去にダウンロードしたファイルが全て表示されてもよい。表示画面には更に保存可能な空き領域が表示されてもよい。空き領域については、その数値サイズの空き領域が現実に確保されていなくてもよい。空き領域の値が記録されたLinkFileが存在し、端末がこの値を読み込み、それが端末の画面上に空き領域として表示されてもよい。共通のディスク領域に保存されたファイル(例:FileA)が端末の画面上から消去されたとしても、ファイルは実際には削除されず、単にLinkFileが消えることにしてもよい(ただし、削除対象のファイルが他のどの端末にもリンクされなくなったファイルになった場合は、そのファイル自体が削除されてもよい。)。
本発明の一形態によれば、RAN又はCNのネットワーク特性に応じた適切なキャッシュデータ配置が可能になる。例えばストリーミング映像やストリーミング音声等のような遅延許容度が少ないデータやサイズの大きなデータはなるべくRAN側にキャッシュされ、静止画やプログラム等のような或る低度長い遅延が許容されるようなデータやサイズの小さなデータはなるべくCN側にキャッシュされる。これにより、キャッシュ効率の向上を図りつつネットワークサービス品質(QoS)も適切に維持することができる。端末間でのデータの共有性が高いものは共通データとして区別され、優先的にキャッシュされるので、ヒット率が向上する。
本発明の一形態では、ユーザからのデータ取得要求とは別に、データ配置リストに従ってデータセンタから転送されて来るデータを蓄積する一次キャッシュ領域(一次キャッシュサーバ)に加えて、ユーザからのデータ取得要求に起因してデータセンタから転送されて来るデータを蓄積する二次キャッシュサーバが併用されてもよい。例えば、RAN及びCNの一次キャッシュサーバにユーザの望むデータが格納されていなかった場合に、そのデータをデータセンタがRANに設けられた二次キャッシュサーバに転送する。ユーザはこの二次キャッシュサーバにアクセスすることで、所望のデータに到達できる。このように一次キャッシュサーバ及び二次キャッシュサーバを併用することで、未だキャッシュされていないデータであっても、二次キャッシュサーバに格納された後必ずキャッシュ可能になり、以後のキャッシュヒット率の向上に寄与できる。仮にそのような二次キャッシュサーバが無ければ、ユーザは今回も次回もデータセンタの元データに直接的にアクセスしてデータを取得しなければならず、キャッシュヒット率の向上に寄与しにくい。
本発明の一形態によれば、RAN側のアクセスポイント(AP)の能力(特に、データ記憶容量)に応じて、データセンタはキャッシュ配置条件を決めることができる。例えば帯域の大きいAPにはファイルサイズの大きいデータを優先して置くようにキャッシュの最適化が可能になる。
図3は本発明の一実施例によるシステムを示す。図3にはインターネット網、データセンタ、コアネットワーク(CN)、無線アクセスネットワーク(RAN)及びユーザ装置(UE)が示されている。
(I)インターネット網はデータセンタ内のゲートウエイと接続される。本システム内のユーザ装置UEはゲートウエイを介してインターネット網における適切な如何なるノードからでも所望のファイルを取得することができる。説明の便宜上、インターネットが例示されているが、インターネットだけでなく、ユーザ装置がデータ取得にアクセス可能な適切な如何なるネットワークが使用されてもよい。
(II)データセンタは、ユーザ装置UEがインターネット網から取得したファイルを、共通データ又は個別データに区別しながら保存する機能と、保存されたデータをCN及びRANのキャッシュサーバに転送する機能を有する。これらの機能を実現するため、データセンタは、(1)ゲートウエイ部、(2)共通/個別判別部、(3)共通ディスク領域部、(4)個別ディスク領域部、(5)データ管理部を含む。データ管理部は更に(5-1)判断基準情報、(5-2)データ配置情報作成部、(5-3)データ配置リスト、(5-4)データ配信部及び(5-5)キャッシュ有無確認部を有する。
(1)ゲートウエイ部は、インターネット網と共通/個別判断部との間に位置し、ユーザ装置UEから要求があったデータを受信し、中継する。
(2)共通/個別判別部は、インターネット網から取得されたデータが、共通データであるか或いは個別データであるかを判別する。例えば、該データを要求したユーザ又は他のユーザが過去に同じデータを何度か取得したことがあるか否かに応じて、その判別が行われてもよい。データが共通ディスク領域部に格納済みであった場合は、そのデータの代わりに、共通ディスク領域部の中のそのデータに至る経路又はパス(Path)を記録したリンクファイル(LinkFile)が、そのユーザ用の個別ディスク領域に送信される。データが共通ディスク領域部に格納済みでなかった場合は、個別ディスク領域にデータがそのまま転送される。共通/個別判別部は、LinkFileの配布数、元ファイルのファイルサイズ、データ種別等の受信データの属性や統計情報を記録し、リンク情報として保存する。
(3)共通ディスク領域部は、複数のユーザ装置で使用されるデータ(複数のユーザで格納対象になっているデータ)が保存される。保存の契機としては、共通/個別判別部があるデータを共通データと認定し、共通ディスク領域部に保存する場合等でもよい。この共通データは、端末がリンクファイル(LinkFile)のパスに基づいてアクセスすることで、その端末にダウンロードされる。
(4)個別ディスク領域部は、個々の端末で使用されるデータ(個々の端末で格納対象になっているデータ)がそれぞれ格納される。このデータは、共通ディスク領域に保存されていない非共通の(個別的な)データそのものだけでなく、共通データに至るリンクファイルも含む。これらのデータは、端末からアクセスされ、後述の一次キャッシュ領域又は二次キャッシュ領域から端末にダウンロードされる。個別ディスク領域におけるファイル取得部は、端末からのファイル取得要求を受信し、ユーザがファイルを得るためにどこにアクセスすればよいかを調べ、ファイルの取得先をユーザに通知する。
本願では、共通ディスク領域及び個別ディスク領域はキャッシュとは言及されず、それらは元データの格納場所を意味するものとする。本願では「キャッシュ」はRAN又はCNに設けられたノードに関して使用される。
ところで、或るデータが共通データであるか個別データであるかは常に固定されている必要はなく、状況に応じて適宜変更されてよい。
図4は或るファイルPの属性が個別データから共通データに更新される様子を示す。説明の便宜上、共通ディスク領域にも個別ディスク領域にもデータが未格納の状態であったとする。或るデータを所定値以上のユーザ(例えば、3ユーザ以上)がダウンロードした場合、そのデータの属性は共通データであり、そうでなければ個別データであるとする。先ずこの状態で、システムが始めて運用されたとする。その後、ユーザがインターネットを通じてデータのダウンロードを行ったとする。この時点ではどのデータも個別データであるので、データセンタで(ゲートウエイを通じて)受信されたデータは全て個別ディスク領域にそのまま保存される。
図4のステップ1は、或る日このようにして運用された後の様子を示す。この日の運用結果によれば、第1ユーザUE1がデータP,Qを、第2ユーザUE2もデータP,Qを、第3ユーザUE3はデータPを個別データとして保存している。
ステップ2では、例えば午前4時のような所定の時刻にデータの書き換えが行われる。目下の例では、データPが3ユーザによりダウンロードされているので、データPの属性は共通データに変わる。これに応じて、データPは共通ディスク領域に書き移され、各ユーザの個別ディスク領域のデータPは削除される。その代わりに各ユーザの個別ディスク領域にはデータPへのリンクファイルが書き込まれる。
ステップ3では、ステップ2における共通データの統合が完了した後の様子が示される。図示のように各ユーザUE1,UE2,UE3はデータPを個々に重複的に保存しておらず、それは共通ディスク領域に保存されている。以後、データPと同一データがデータセンタで受信されると、それは共通データとして取り扱われる。
ステップ2のようなデータ属性の更新は、定期的に又は不定期的に行われてよい。更に、後日第1ユーザUE1がデータPを削除した場合には(Pへのリンクファイルを削除した場合には)、データPは2ユーザでしか格納されていないので、データPの属性は共通データから個別データに変わる。この場合、ステップ2と逆の動作がなされる。即ち、共通ディスク領域のデータPが第2ユーザUE2及び第3ユーザUE3の個別ディスク領域に書き写され、共通ディスク領域のデータPは削除される。また、ステップ3の後に、第3ユーザUE3がデータQをダウンロードし、それを格納したとすると、次回の更新動作でデータQの属性が個別データから共通データに更新される。このようにデータの属性は刻々と変化してよい。
図3のデータ管理部(5)は、データセンタで受信したデータの統計及び予め定められている条件に基づいて、受信したデータがキャッシュされるべきか否か及びどのキャッシュサーバが使用されるべきかを決定する。また、データ管理部はユーザ装置からのデータ取得要求に応じて、意図されるデータがどこに格納されているかをユーザ装置に通知する。
(5-1)判断基準情報は、リンク情報及びキャッシュ配置条件を含む。リンク情報は、共通/個別判別部から取得される。リンク情報の内容は、リンクファイルの配布数、リンクファイルの元ファイル(リンク先ファイル)のファイルサイズ、リンクファイルの元ファイルのデータ種別等のような受信データの属性又は統計で表現されてよい。キャッシュ配置条件は、データ受信前に事前に決められている条件である。キャッシュ配置条件の内容は、キャッシュサーバ容量、データサイズ制限、データ種別優先度等のパラメータでキャッシュサーバ毎に用意されている。
(5-2)データ配置情報作成部は、判断基準情報(リンク情報及びキャッシュ配置条件)を基に、(5-3)データ配置リストを作成する。データ配置リストは、各キャッシュサーバにどのファイルを配信するかを示す(算出アルゴリズムは後述される)。データ配置リストは、データがキャッシュサーバに格納済みであるか否かの確認等に使用されてもよい。データ配置リストの内容は、データ名、パス、データの有無等で表現されてもよい。
(5-4)データ配信部は、データ配置リストに従って、共通ディスク領域部にあるファイルをRAN又はCNに設けられているキャッシュサーバ各々に配信する。
(5-5)キャッシュ有無確認部は、端末用ディスク領域部のファイル取得部からのキャッシュ有無確認要求に対し、キャッシュの有無についての判定結果を返す。要求されたファイルがキャッシュサーバに格納済みであった場合は、そのファイルを有するキャッシュサーバに至るパスも返される。
(III)コアネットワーク(CN: Core Network)は、3G/4G/ワイマックス(WiMAX)等の携帯電話ネットワークにおける呼制御、移動管理、課金管理等のような無線制御以外の制御を行う。本実施例では、コアネットワークにキャッシュサーバが用意されている。キャッシュサーバのキャッシュ領域は、データセンタから転送されて来るキャッシュデータを蓄積することにしか使用されない。キャッシュサーバは、端末からのデータのダウンロード要求に応じて、データを出力することができる。
(IV)無線アクセスネットワーク(RAN: Radio Area Network)は、3G/4G/WiMAX等の携帯電話ネットワークのうち、無線リソースの制御、ハンドオーバ等の無線制御を行う。本発明では、無線アクセスネットワークRANに(より正確には、RAN上の何らかのアクセスポイントAPに)キャッシュサーバが用意されている。このキャッシュサーバは、一次キャッシュ領域及び二次キャッシュ領域を含み、何れもデータセンタから転送されて来たデータを蓄積する領域である。一次キャッシュ領域は、個々のユーザからのデータ取得要求とは別に、1以上のデータのキャッシュ配置を指定するデータ配置リストに従って転送されて来たデータを蓄積する領域である。二次キャッシュサーバは個々のユーザからのデータ取得要求に起因して転送されて来たデータを蓄積する領域である。キャッシュサーバは、データセンタにより指定されたデータが二次キャッシュ領域内に有るか否かを検索するファイル検索部も有する。キャッシュサーバは、端末からのデータのダウンロード要求に応じて、データを出力することができる。ファイル検索部は、キャッシュ有無確認部(5-5)からの要求により、二次キャッシュ領域内のファイル検索を行い、所望のファイルが格納済みであった場合はそのファイルに至るパスを、無い場合はその旨を回答する。
(V)ユーザ装置(UE: User Equipment)は、ユーザが使用する端末であり、3G/4G/WiMAX等の移動通信ネットワークの端末である。ユーザ装置UEは典型的には携帯電話であるが、他の移動端末でもよいし、固定端末でさえよい。端末は、データセンタ上のデータをダウンロードし、再生する機能を有する。端末は、ファイル取得要求を個別ディスク領域部に対して行う。データのダウンロードは、共通ディスク領域から、個別ディスク領域から、CNのキャッシュサーバから、又はRANのキャッシュサーバから行われる。
以下、本発明の一実施例による動作例が説明される。動作例は、大別して、ユーザがデータを取得する以前になされる手順(データをキャッシュサーバに格納する手順)と、ユーザがデータを取得する際の手順(格納済みのデータにユーザ装置がアクセスする手順)とに分けられる。
[キャッシュサーバへの格納手順]
図5はデータセンタで受信したデータをキャッシュサーバに格納するための動作例を示す。前提として、データセンタは図4で説明されたような手順に従って、受信したデータを共通データ又は個別データに分類し、適切なタイミングでデータの属性を更新しているものとする。フローはステップ500から始まり、ステップ510に進む。
ステップ510では、データセンタの共通/個別判別部により、共通データについてのリンク情報が作成又は取得され、それがデータ管理部のデータ配置情報作成部(5-2)に入力される。リンク情報は、データ名、パス、リンクファイルの配布数、リンクファイルの元ファイルのファイルサイズ、元ファイルのデータ種別等を含んでもよい。
図6はステップ510の段階で得られたデータ及びパラメータの一例を示す。ファイルA,B,C各々について、データ名、パス、リンク配布数、元ファイルサイズ及びデータ種別がそれぞれ列挙されている。データ名はファイルを識別する何らかの情報で表現されてもよい。パスは各ファイルの保存先に至る情報で表現されてもよい。リンクファイルの配布数は、各ファイルが過去にどの程度出回っているかの度合を示す。例えば、ファイルA,Cのように人気のある音楽データファイルは過去に100人がダウンロードしたが、ファイルBのように別の音楽データファイルは過去に50人しかダウンロードしなかったこと等が表現されてもよい。リンクファイルの元ファイルのデータ種別は、QoSや遅延許容度等のような基準で区別されてもよい。一例として、#1映像ストリーミング、#2音声ストリーミング、#3映像であるが非ストリーミングのデータ、#4音声であるが非ストリーミングのデータ、#5プログラム及び#6その他によりデータ種別が表現されてもよい。後述されるように、これらのデータ種別に基づいて優先度が決定される。
図5のステップ520では、キャッシュ配置条件がデータ配置情報作成部(5-2)に入力される。図5では説明の便宜上、ステップ510の後にステップ520が行われるかのように図示されているが、この順序は必須ではなく、逆でもよいし、全部又は一部が同時に行われてもよい。キャッシュ配置条件は、各キャッシュサーバにどのような基準でデータをキャッシュすべきかを示す。例えば、RAN(AP)側の場合、データサイズが小さく、ストリーミング性の高いもの(リアルタイムデータ等)がキャッシュされることがその基準又は条件とされてもよい。CN側の場合、データサイズが大きく、ストリーミング性のやや低いものをキャッシュすることが条件とされてもよい。RAN(AP)側のキャッシュサーバ容量は、装置サイズの関係上、100GB程度のように比較的小さいかもしれない。RAN(AP)側には二次キャッシュ領域用に、100GBの一部(例えば、10GB程度)が割り当てられてもよい。データの大きいファイルがキャッシュ用のキャッシュスペース(メモリ空間)を占有してしまうことを防ぐために、キャッシュされるデータサイズに何らかの制限が設けられてもよい。例えば、RAN側でキャッシュされる個々のファイルのデータサイズは1GB以下に制限されてもよい。CN側では、キャッシュサーバ容量は10TB、個々のデータサイズは10GB以下に制限されてもよい。CN側に二次キャッシュ領域は設けられなくてもよい。
図7は各キャッシュサーバについてのキャッシュ配置条件の具体例を示す。図示の例では、CN側にCNi,CNii,…で示されるキャッシュサーバが用意され、RAN側にAPi,APii,…で示されるキャッシュサーバが用意される。各キャッシュサーバについて、キャッシュサーバ容量、一次及び/又は二次キャッシュ領域のサイズ、データサイズ制限、データ種別毎の優先度が設定されている。キャッシュ配置条件を表現する情報項目は図示のものに限定されず、それより多くてもよいし、少なくてもよい。
CN側は、比較的大きなキャッシュサーバ容量を用意することができ、ファイルサイズの上限も大きく設定されてよい。データ種別優先度については、UEに対するCNの遅延はRANの遅延よりも長引く傾向があるので、ストリーミング性の高くないものがCN側に格納されることが望ましい。
これに対して、RAN側(AP側)では比較的小さなキャッシュサーバしか用意できないかもしれないので、ファイルサイズの上限も小さく設定されるべきである。CN側とは異なり、RAN側には二次キャッシュサーバが用意されてよい。データ種別優先度については、UEに対する遅延が少ないことに起因して、ストリーミング性の高いものがRAN(AP)側に格納されることが望ましい。
図示の例では、#1映像ストリーミング及び#2音声ストリーミングはRAN側では高優先度に設定されているが、CN側では中程度の優先度に設定されている。逆に、#3映像非ストリーミング及び#4音声非ストリーミングは、RAN側では中程度の優先度に設定されているが、CN側では高優先度に設定されている。#5プログラム及び#6その他のデータについてはCN側でもRAN側でも低優先度に設定されている。簡明化のため図示の例では優先度は3段階で表現されているが、より多くの又はより少ない優先度が使用されてもよい。いずれにせよ、RAN側で高優先度に設定されているデータが、CN側ではRAN側ほど高優先度には設定されていないことを要する。また、CN側で高優先度に設定されているデータが、RAN側ではCN側ほど高優先度には設定されていないことを要する。
図5のステップ530では、データ配置情報作成部(5-2)がリンク情報及びキャッシュ配置条件に基づいてデータ配置リストを作成する。
図8はデータ配置リストを作成するための手順を示すフローチャートである。フローはステップS1から始まり、図9に示されるように、リンク情報に従ってデータ名及びパスが特定される。図示の例では、3つのファイルA,B,Cについて、/DATA/FileA, /DATA/FileB, /DATA/FileCのパスが特定されている。
図8のステップS2では、リンク情報の各データに対し、リンク配布数の多いデータの得点が高くなるように得点Xi をそれぞれに付け、図10に示されるようなリストα(データ名/ファイルサイズ/データ種別/得点Xi )を作成する。目下の例では、リンク配布数の最大値を100、最低値を1とし、その範疇で得点Xiが付けられてもよい。この基準によれば、図6に示されるようにリンク配布数がファイルA,B,Cについてそれぞれ100,50,100であったとすると、最大値は100、最低値は50であり、それらが得点100及び得点1にそれぞれ対応付けられる。従ってファイルA,B,Cの得点は、100,1,100になる。仮にファイルA,B,Cについてのリンク配布数が、200,100,150であったとすると、最大値が200、最低値が100なので、ファイルA,B,Cの得点は、100,1,50になる。これらの得点の付け方は一例に過ぎず、リンク配布数に応じて得点を付ける適切な如何なる方法が使用されてもよい。
図8のステップS3では或るキャッシュサーバについてのキャッシュ配置条件が、キャッシュ配置情報作成部により読み込まれる。
ステップS4では、リストαに列挙されているファイル全てが、CN又はRANで用意されている或る一次キャッシュ領域に格納できないほどデータ量が多いか否かが確認される。
ステップS5では、ファイル全てが格納可能であった場合に、リストα中データ名を、データ配置リストのデータ名に対応付け、データ配置の有無を「有」にして(そのファイルがキャッシュされているか否かのフラグをONにして)、格納先のパスを記入する。また、リストαに記載されていないファイルについては、データ配置の有無を「無」とし(そのファイルがキャッシュされているか否かのフラグをOFFにし)、パスは記載されない。
図11はデータ配置リストの具体例を示す。図示されているように、データがキャッシュされているものについては(「有」で示される)、パスがそれぞれ記載されている。図11では4つのキャッシュサーバCNi,CNii,APi,APiiについてのキャッシュ状態が示されているが、ステップS5の段階では1つのキャッシュサーバについての欄が記入される。図8のステップS4以降のフローがキャッシュサーバ毎に反復されることで、最終的に図11に示されるようなデータ配置リストが得られる。
図8のステップS6では、ステップS4で全てのファイルは格納できないことが確認された場合に、リストαの得点Xiが別の得点Yiに調整され、リストβが作成される。得点Yiは、データ種別優先度の高いデータの得点が高くなるように付けられる。例えば、リストαの得点Xiに対して、データ種別優先度の高であれば2倍に(Yi=2×Xi)、中であれば1.5倍に(Yi=1.5×Xi)、低であれば1倍することで(Yi=1×Xi)、得点Yiが導出されてもよい。例えば、考察対象のキャッシュサーバに関し、図10のリストαに示されるファイルA,B,C(データ種別#1,#3,#4)のデータ種別優先度が、図7のCNi,CNiiの行に示されるように中、高、高であったとする。この場合、図12に示されるように、リストβ中の各ファイルの得点Yiはそれぞれ150=(1.5×100)、100=(2×50)及び200=(2×100)になる。個々で示されている得点Xiを得点Yiに変換する方法は一例に過ぎず、別の数値が使用されてよいのはもちろんのこと、別の変換規則が使用されてもよい。
図8のステップS7では、得点Yiの高い順にリストβ中の行が並べ替えられる。図13は並べ替えられた後のリストβを示す。
ステップS8では、リストβの最下位行のデータから順にリストから削除し、リスト中に残ったデータ全てがキャッシュサーバに格納可能になるようにする。図14に示されるように、最下位からいくつかのデータがリストβから削除され、残ったデータがキャッシュサーバに格納される。
ステップS9では、並べ替え後の及び削除後のリストβ中データ名を、データ配置リストのデータ名に対応付け、データ配置の有無を「有」にして(そのファイルがキャッシュされているか否かのフラグをONにして)、格納先のパスを記入する。また、リストαに記載されていないファイルについては、データ配置の有無を「無」とし(そのファイルがキャッシュされているか否かのフラグをOFFにし)、パスは記載されない。かくて図11に示されるように、データ配置リストの中で、対象とするキャッシュサーバについての欄が記入される。
ステップS10では、データ配置リストの中で空欄のままのキャッシュサーバがあるか否かが確認される。そのようなキャッシュサーバが存在すれば、ステップS11で次のキャッシュサーバについてのキャッシュ条件が読み込まれ、フローはステップS4に戻り、説明済みの手順が反復される。
ステップS10において、データ配置リスト中のキャッシュサーバ全てについて処理が行われたことが確認されると、フローは終了する。
図15はデータ配置リストに従って、データセンタで用意されているデータがCN及びRANのキャッシュサーバ各々に転送される様子を示す。
ステップS10では、データセンタのデータ管理部(5)がデータ配置リストから、コアネットワーク側の或るキャッシュサーバ(CNi)についての情報を読み込む。この情報は例えばデータ名、パス、キャッシュ先を指定するパス等を含む。
ステップS11では、キャッシュ対象のデータの1つ(例えば、ファイルA)が特定される。
ステップS12では特定されたデータ(ファイルA)が、データリストで指定されているキャッシュ先(例えば、/DATA/CNi)に転送されるように、データ配信部(5-4)から共通ディスク領域(3)へ指示信号が送信される。
ステップS21では特定されたデータ(ファイルA)が、データリストで指定されているキャッシュ先(例えば、/DATA/CNi)に転送されるように、共通ディスク領域(3)からキャッシュサーバCNiへデータ(ファイルA)が送信される。
ステップS22 では、指示信号に応じたデータ転送の成否の情報を含む応答信号が、キャッシュサーバCNiから共通ディスク領域(3)に返される。
ステップS13では、指示信号に応じたデータ転送の成否の情報を含む応答信号が、共通ディスク領域(3)からデータ配信部(5-4)に返される。ステップS22,S13で通知される成否情報は、例えば、/DATA/CNi/FileAのようにキャッシュ先とデータ名を含んでもよい。
このようにして、或る1つのキャッシュサーバCNiについて、そこにキャッシュされるべきデータが適切に格納される。そのキャッシュサーバにキャッシュされるべき別のデータが存在するならば、そのデータについても同様な手順が行われる。更に、別のキャッシュサーバ(CNii等)についても同様な手順が行われ、データがキャッシュされる。
ステップS30では、データセンタのデータ管理部(5)がデータ配置リストから、無線アクセスネットワーク(RAN)側のアクセスポイントにおけるキャッシュサーバ(APi)についての情報を読み込む。この情報も例えばデータ名、パス、キャッシュ先を指定するパス等を含む。
ステップS31では、キャッシュ対象のデータの1つ(例えば、ファイルB)が特定される。
ステップS32では特定されたデータ(ファイルB)が、データリストで指定されているキャッシュ先(例えば、/DATA/APi)に転送されるように、データ配信部(5-4)から共通ディスク領域(3)へ指示信号が送信される。
ステップS41では特定されたデータ(ファイルB)が、データリストで指定されているキャッシュ先(例えば、/DATA/APi)に転送されるように、共通ディスク領域(3)からキャッシュサーバAPiへデータ(ファイルB)が送信される。
ステップS42 では、指示信号に応じたデータ転送の成否の情報を含む応答信号が、キャッシュサーバAPiから共通ディスク領域(3)に返される。
ステップS33では、指示信号に応じたデータ転送の成否の情報を含む応答信号が、共通ディスク領域(3)からデータ配信部(5-4)に返される。ステップS42,S33で通知される成否情報も、例えば、/DATA/APi/FileBのようにキャッシュ先とデータ名を含んでもよい。
このようにして、或る1つのキャッシュサーバAPiについて、そこにキャッシュされるべきデータが適切に格納される。目下のキャッシュサーバにキャッシュされるべき別のデータが存在するならば、そのデータについても同様な手順が行われる。更に、別のキャッシュサーバ(APii等)についても同様な手順が行われ、データがキャッシュされる。かくてデータ配置リストに従って共通ディスク領域中のデータがCN又はRANのキャッシュサーバに適切に配置される。
説明の便宜上、CNのキャッシュサーバへのデータ転送が、RANのキャッシュサーバより先に行われているが、このことは本発明に必須ではない。その順序は逆でもよいし、全部又は一部のステップが同時に行われてもよい。
[データ取得手順]
次に、キャッシュサーバに格納済みのデータをユーザが取得する際の手順が説明される。図3で説明されたように、データは、RANの一次又は二次キャッシュサーバ、CNのキャッシュサーバ(CNi)、データセンタの何れかに格納されている。
図16は5つの可能なデータアクセス形式を列挙した図表を示す。5つの場合はそれぞれ便宜上パターン1〜5で特定される。パターン1はユーザの要求するデータがRANのキャッシュサーバの一次キャッシュ領域(一次キャッシュサーバと呼んでもよい)に存在している場合に対応する。パターン2は、データがCNにキャッシュされている場合に対応する。パターン3は、RANのキャッシュサーバの二次キャッシュ領域(二次キャッシュサーバと呼んでもよい)にキャッシュされている場合に対応する。パターン4はデータがキャッシュされておらず、共通ディスク領域に未だ格納されている場合に対応する。上述したように、共通ディスク領域及び個別ディスク領域はキャッシュではなく、元データの格納場所としての意義を有する。本実施例では「キャッシュ」はRAN又はCNに設けられたノードに関して使用される。パターン5は、データがキャッシュされておらず、個別ディスク領域にしか格納されていない場合に対応する。
図17はユーザがデータを取得する際の手順を示す。ステップS12ではユーザがアクセス経路を確認する。アクセス経路は、ユーザ装置UE及びデータセンタ間でコアネットワークCN及び無線アクセスネットワークRANのどのようなノードを経由してデータが通信されるかを特定する。
ステップS13ではユーザ装置UEが何らかのデータ(例えば、共通データであるファイルA)を取得しようとする意思表示を行う。意思表示はデータの取得要求信号をユーザ装置からデータセンタに送信することでなされる。
ステップS12及びステップS13はパターン1〜5の何れにも共通する手順である。以後の手順で示される#1~#5はそれぞれパターン番号を示す。
ステップS21では、ユーザにより要求されているデータ(所望データ)−図示の例ではファイルA−が共通データであるか否かが確認される。この確認は、そのユーザ用の個別ディスク領域(4)(データセンタに用意されている)に関するファイル取得部によりなされる。所望データが共通データであればフローはステップS22に進み、そうでなければ所望データは個別データということになり、この場合フローはステップS24に進む。
ステップS23では、ユーザにより指定されたアクセス経路途中のキャッシュサーバに所望データが格納済みであるか否かが確認される。この確認はデータセンタのデータ管理部(キャッシュ有無確認部5-5)がデータ配置リストを参照することでなされる。データ配置リストで、所望データが何れかのノードの一次キャッシュ領域に格納されていることが示されていたならば、フローはステップS27に進み、そうでなければフローはステップS24 に進む。
ステップS24では、所望データ(ファイルA)がRANのアクセスポイントの二次キャッシュ領域に保存されているか否かが確認される。この確認は、データセンタからの指示に応じてRANのキャッシュサーバに関するファイル検索部によりなされる。所望データ(ファイルA)が保存されていたならばフローはステップS27に進み、そうでなければフローはステップS25に進む。
ステップS25では所望データがデータセンタの共通又は個別ディスク領域からRANの二次キャッシュ領域に転送される。
ステップS26ではRANにおけるファイルAのパス(例えば、/DATA/APi/Second/FileA)を作成する。
ステップS27ではデータの取得先がユーザに通知される。
ステップS31ではユーザ装置は受信したパスで示されるデータの取得先にアクセスし、ステップS32 で所望データ(ファイルA)のダウンロードを要求する。
ステップS33ではダウンロード要求に応じて所望データ(ファイルA)がユーザ装置に実際にダウロードされ、フローは終了する。ステップS31~S33はパターン1~5に共通する手順である。
図18は、パターン1の形式でユーザがデータを取得する際の手順を示す。パターン1の場合、所望データは共通データであり、RANのアクセスポイントの一次キャッシュ領域に格納済みである。
ステップS11では携帯端末の入出力インターフェースを介してユーザが所望データ(ファイルA)を取得する準備を行う。
ステップS12ではユーザ装置UE及びデータセンタ間でコアネットワークCN及び無線アクセスネットワークRANのどのようなノードを経由してデータが通信されるかが特定される。
ステップS13では、所望データの取得要求信号がユーザ装置からデータセンタの個別ディスク領域のファイル取得部に送信される。
ステップS51では、所望データが共通データであるか否かが確認される。目下の例では所望データは共通データであるので、どこかのノードにキャッシュされている可能性がある。
ステップS52では所望データがキャッシュされているか否かをファイル取得部がキャッシュ有無確認部に問い合わせる。
ステップS71ではキャッシュ有無確認部がデータ配置リストを参照し、所望データがキャッシュされているか否かを確認する。
ステップS72に示されるように、目下の例ではキャッシュ済みであることを示す応答信号がキャッシュ有無確認部からファイル取得部に通知される。この応答信号には、データの取得先を示す情報(例えば、/DATA/APi/FileAのようなパス)が含まれる。
ステップS58では、データの取得先を示す情報がファイル取得部からユーザ装置に通知される。
ステップS14ではユーザ装置はデータの取得先にアクセスし、ステップS15 で所望データのダウンロードを要求する。
ステップS21ではダウンロード要求に応じて所望データ(ファイルA)がユーザ装置に実際にダウロードされ、フローは終了する。
図19は、パターン2の形式でユーザがデータを取得する際の手順を示す。概して図18に示されるパターン1の場合と同様であるが、データの取得先がコアネットワークCNである点が異なる。
図20は、パターン3の形式でユーザがデータを取得する際の手順を示す。パターン3では、RANのキャッシュサーバの二次キャッシュ領域に所望データがキャッシュされている。従って、図18,19のパターン1,2と同様にキャッシュ有無確認部がステップS71でデータ配置リストを参照し、所望データを検索してもそれは見つからない。このため、どの一次キャッシュ領域にも所望データはキャッシュされていないことを示す応答信号が、ステップS72でキャッシュ有無確認部からファイル検索部に通知される。
ステップS53では、ユーザ装置に対するアクセス経路上のRANに二次キャッシュ領域が用意されているか否かを確認する。アクセス経路上に二次キャッシュ領域を有するキャッシュサーバがRANに存在していたならば、データセンタのファイル取得部からアクセス経路上のRANのファイル検索部に検索要求信号がステップS54で送信される。
ステップS21ではデータセンタからの検索要求に応じて、RANのファイル検索部が二次キャッシュ領域内で所望データを検索し、ステップS31で所望データの存在することが確認される。
ステップS32では所望データの存在することを示す検索結果がファイル検索部に報告され、その旨がRANのファイル検索部からデータセンタのファイル取得部に通知される。
ステップS58では、データの取得先を示す情報がファイル取得部からユーザ装置に通知される。
ステップS14ではユーザ装置はデータの取得先にアクセスし、ステップS15 でRANの二次キャッシュ領域に対して所望データのダウンロードを要求する。
ステップS35ではダウンロード要求に応じて所望データ(ファイルA)がユーザ装置に実際にダウロードされ、フローは終了する。
図21は、パターン4の形式でユーザがデータを取得する際の手順を示す。パターン4では所望データは一次キャッシュ領域にも二次キャッシュ領域にも保存されておらず、共通ディスク領域に格納されたままである。パターン3の場合と同様に、ステップS21及びS31で、所望データが二時キャッシュ領域に有るか否かが確認され、目下の例では無いことが確認される。
ステップS32では所望データが発見されなかったことを示す検索結果がファイル検索部に報告され、その旨がステップS22でRANのファイル検索部からデータセンタのファイル取得部に通知される。
ステップS55では、共通ディスク領域に格納されている所望データを、目下のアクセス経路上のRANの二次キャッシュ領域に保存することが決定される。
ステップS56では、所望データをRANが二次キャッシュに転送されるべきことを示す要求信号が、ファイル取得部から共通ディスク領域に送信される。
ステップS61ではその要求信号に応じて、共通ディスク領域からRANの二次キャッシュ領域に所望データが転送される。
ステップS33では所望データ(ファイルA)が二次キャッシュ領域に保存され、保存が完了したことを示す応答信号がステップS34でデータセンタに返される。
ステップS62では、所望データがRANの二次キャッシュ領域に格納されていることを示す応答信号がファイル取得部に報告される。
ステップS57では、ファイル取得部が所望データに至るためのパス(データの取得先を示す情報)を作成する。パスは例えば/DATA/APi/Second/FileAで指定されてもよい。
ステップS58では、データの取得先を示す情報がファイル取得部からユーザ装置に通知される。
ステップS14ではユーザ装置はデータの取得先にアクセスし、ステップS15 でRANの二次キャッシュ領域に対して所望データのダウンロードを要求する。
ステップS35ではダウンロード要求に応じて所望データ(ファイルA)がユーザ装置に実際にダウロードされ、フローは終了する。
ところで、ステップS22でどの一次キャッシュ領域にも所望データが保存されていなかったことが判明した後で、ユーザ装置がデータセンタの共通ディスク領域の元データに直接的にアクセスしても、ユーザは所望データを得ることはできる。この場合、以後そのデータが再びアクセスされる場合には、そのデータは依然としてどのキャッシュ領域にも格納されないままかもしれない(再びそのデータにアクセスするときは、ユーザは元データに再びアクセスすることになる。)。しかしながら、本実施例では、ステップS55,S56,S61,S33,S34を通じて、所望データがRANの二次キャッシュ領域に一旦格納され、その二次キャッシュ領域にユーザ装置がアクセスするようにしている。このようにすることで、以後、その所望データが再びアクセスされる場合に、二次キャッシュ領域にアクセスすることで、所望データを得ることができるようになる。これによりキャッシュヒット率の向上を図ることができる。
図22は、パターン5の形式でユーザがデータを取得する際の手順を示す。パターン5は、データがキャッシュされておらず、個別ディスク領域にしか格納されていない場合に対応する。概して手順は図21のパターン4の場合と同様であるが、所望データが個別ディスク領域に存在し、そこからRANの二次キャッシュ領域へデータ転送がなされる点が異なる。この場合も、所望データがRANの二次キャッシュ領域に一旦格納され、その二次キャッシュ領域にユーザ装置がアクセスするようにすることで、キャッシュヒット率の向上を図ることができる。
以下、本発明により教示される手段を例示的に列挙する。
(付記1)
ユーザ装置(UE)、無線アクセスネットワーク(RAN)及びコアネットワーク(CN)を有する移動通信システムで使用され、前記RAN及び前記CNを介して前記UEによりアクセス可能なデータセンタであって、
1以上のユーザ装置各々に用意された記憶領域を有する個別記憶手段と、
複数のユーザ装置に共通に用意された記憶領域を有する共通記憶手段と、
外部ノードから受信したデータを、所定の判断基準に従って、前記個別記憶手段又は前記共通記憶手段に振り分ける手段と、
前記受信したデータの統計及び所定のキャッシュ条件に従ってデータ配置リストを作成する手段と、
前記データ配置リストに従って、前記共通又は個別記憶手段に記憶済みのデータが、前記CNに設けられたキャッシュサーバに又は前記RANに設けられたキャッシュサーバに転送されるように前記共通又は個別記憶手段に指示信号を送信する手段と、
を有することを特徴とするデータセンタ。
(付記2)
前記ユーザ装置の要求するデータが、前記CNに設けられたキャッシュサーバ又は前記RANに設けられたキャッシュサーバのどこに存在するかを前記ユーザ装置に通知する手段
を更に有することを特徴とする付記1記載のデータセンタ。
(付記3)
所定数以上のユーザが要求したデータは前記共通記憶手段に格納されるように前記所定の判断基準が定められている
ことを特徴とする付記1記載のデータセンタ。
(付記4)
前記所定のキャッシュ条件は、前記CN又は前記RANに設けられたキャッシュサーバ毎に設定され、データ種別毎の優先度に応じてデータがキャッシュされるように規定されている
ことを特徴とする付記1記載のデータセンタ。
(付記5)
前記CNに設けられたキャッシュサーバ用に設定された或るデータ種別の優先度と、前記RANに設けられたキャッシュサーバ用に設定された該或るデータ種別の優先度とが異なるように設定されている
ことを特徴とする付記4記載のデータセンタ。
(付記6)
前記所定のキャッシュ条件は、前記CN又は前記RANに設けられたキャッシュサーバ毎に設定され、前記共通記憶手段に格納済みのデータ量が或るキャッシュサーバの記憶容量を上回る場合に、データ種別毎の優先度に応じて該キャッシュサーバにデータがキャッシュされるように規定されている
ことを特徴とする付記1記載のデータセンタ。
(付記7)
前記CNに設けられたキャッシュサーバ用に設定された或るデータ種別の優先度と、前記RANに設けられたキャッシュサーバ用に設定された該或るデータ種別の優先度とが互いに異なるように設定されている
ことを特徴とする付記6記載のデータセンタ。
(付記8)
前記RANに設けられたキャッシュサーバにおけるストリーミングデータの優先度は、前記CNに設けられたキャッシュサーバにおけるストリーミングデータの優先度より高く設定される
ことを特徴とする付記7記載のデータセンタ。
(付記9)
前記RANに設けられたキャッシュサーバにおける音声又は映像のストリーミングデータの優先度は、前記CNに設けられたキャッシュサーバにおける音声又は映像のストリーミングデータの優先度より高く設定される
ことを特徴とする付記8記載のデータセンタ。
(付記10)
前記データ配置リストが、定期的に又は不定期的に更新される
ことを特徴とする付記1記載のデータセンタ。
(付記11)
前記データ配置リストを参照し、前記ユーザ装置の要求するデータが、前記CNに設けられたキャッシュサーバ又は前記RANに設けられたキャッシュサーバのどこに存在するかを特定し、ユーザ装置に通知する手段
を更に有することを特徴とする付記1記載のデータセンタ。
(付記12)
ユーザ装置からのデータ取得要求とは別に前記データ配置リストに従って伝送されて来たデータを格納する第1キャッシュサーバと、ユーザ装置からの個々のデータ取得要求に起因して伝送されて来たデータを格納する第2キャッシュサーバとが前記RANに備わっている場合であって、前記CNのキャッシュサーバにも前記第1キャッシュサーバにもユーザの要求するデータが格納されていなかった場合に、該データを前記個別又は共通記憶手段から前記第2キャッシュサーバに転送する
ことを特徴とする付記11記載のデータセンタ。
(付記13)
ユーザ装置(UE)、無線アクセスネットワーク(RAN)、コアネットワーク(CN)及び前記CNに接続されたコアネットワークとを有する移動通信システムで使用され、前記RAN又は前記CNに設けられるキャッシュサーバであって、
1以上のユーザ装置各々に用意された記憶領域を有する個別記憶手段と、
複数のユーザ装置に共通に用意された記憶領域を有する共通記憶手段と、
外部ノードから受信したデータを、所定の判断基準に従って、前記個別記憶手段又は前記共通記憶手段に振り分ける手段と、
前記受信したデータの統計及び所定のキャッシュ条件からデータ配置リストを作成する手段と、
を有するデータセンタからの前記データ配置リストに従って、前記共通又は個別記憶手段に記憶されていたデータを受信する記憶手段と、
前記ユーザ装置からの要求に応じて、前記記憶手段に格納済みのデータを前記ユーザ装置に転送する手段と、
を有することを特徴とするキャッシュサーバ。
(付記14)
当該キャッシュサーバが前記RANに設けられ、ユーザ装置からのデータ取得要求とは別に前記データ配置リストに従って伝送されて来たデータを格納する第1キャッシュ領域と、ユーザ装置からの個々のデータ取得要求に起因して伝送されて来たデータを格納する第2キャッシュ領域とを更に備え、
前記CNのキャッシュサーバにも前記第1キャッシュサーバにもユーザの要求するデータが格納されていなかった場合に、該データが前記データセンタから前記第2キャッシュ領域に転送される
ことを特徴とする付記13記載のキャッシュサーバ。
(付記15)
ユーザ装置(UE)、無線アクセスネットワーク(RAN)及びコアネットワーク(CN)を有する移動通信システムで使用され、前記RAN及び前記CNを介して前記UEによりアクセス可能なデータセンタで使用される方法であって、
1以上のユーザ装置各々に用意された記憶領域を有する個別記憶手段又は複数のユーザ装置に共通に用意された記憶領域を有する共通記憶手段の何れかに、外部ノードから受信したデータを、所定の判断基準に従って振り分けるステップと、
前記受信したデータの統計及び所定のキャッシュ条件からデータ配置リストを作成するステップと、
前記データ配置リストに従って、前記共通又は個別記憶手段に記憶済みのデータが、前記CNに設けられたキャッシュサーバに又は前記RANに設けられたキャッシュサーバに転送されるように前記共通又は個別記憶手段に指示信号を送信するステップと、
を有することを特徴とする方法。
共通ディスクエリアを備えたデータセンタを含むシステムを示す図である。 CN及びRANにキャッシュサーバを備えたシステムを示す図である。 本発明の一実施例によるシステムを示す図である。 共通データ及び個別データの属性更新がなされる様子を示す図である。 本発明の一実施例による動作例を示すフローチャートである。 各ファイルについてのリンク情報の具体例を示す図である。 各キャッシュサーバについてのキャッシュ配置条件の具体例を示す図である。 データ配置リストを作成するための手順を示すフローチャートである。 データ配置リストの作成途中の様子(S1)を示す図である。 リンク配布数に応じて各データに得点が付けられたリストαを示す図である。 データ配置リストの具体例を示す図である。 リンク配布数及びデータ種別優先度に応じて各データに得点が付けられたリストβを示す図である。 得点順に並べ替えられたリストβを示す図である。 リストβの一部が削除される様子を示す図である。 データ配置リストに従ってデータがキャッシュサーバに転送するためのフローチャートである。 ユーザによる可能なデータ取得パターンを示す図表である。 ユーザがデータを取得する際の手順を示すフローチャートである。 ユーザがデータを取得する際の手順を示すフローチャート(パターン1)である。 ユーザがデータを取得する際の手順を示すフローチャート(パターン2)である。 ユーザがデータを取得する際の手順を示すフローチャート(パターン3)である。 ユーザがデータを取得する際の手順を示すフローチャート(パターン4)である。 ユーザがデータを取得する際の手順を示すフローチャート(パターン5)である。
符号の説明
(I) インターネット網
(II) データセンタ
(III) コアネットワーク
(IV) 無線アクセスネットワーク
(1) ゲートウエイ
(2) 共通個別判別部
(3) 共通ディスク領域
(4) 個別ディスク領域
(5) データ管理部
(5-1) 判断基準情報
(5-2) データ配置情報作成部
(5-3) データ配置リスト
(5-4) データ配信部
(5-5) キャッシュ有無確認部

Claims (5)

  1. ネットワークを介してアクセス可能なデータセンタであって、
    ユーザ毎に設けられた個別記憶手段と、
    複数のユーザに共通に設けられた共通記憶手段と、
    データの転送先を示すデータ配置リストを参照することで、所定の判断基準に従って前記個別記憶手段又は前記共通記憶手段の何れかに振り分けられている外部ノードから受信したデータの内、ユーザから要求されたデータが、前記個別記憶手段又は前記共通記憶手段の何れに格納されているかを特定し、前記要求されたデータを前記ネットワークに設けられたユーザがアクセス可能なキャッシュサーバに転送する手段と、
    前記要求されたデータ前記個別記憶手段又は前記共通記憶手段の何れに格納されているかを前記ユーザに通知する手段と
    を有することを特徴とするデータセンタ。
  2. 前記要求されたデータが、前記ユーザがアクセス可能なキャッシュサーバに格納されていない場合に、前記要求されたデータを前記アクセス可能なキャッシュサーバに転送する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータセンタ。
  3. 第1キャッシュサーバに転送されるデータと、第2キャッシュサーバに転送されるデータが重複しないように、データを転送する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータセンタ。
  4. 前記ネットワークに設けられたいずれのキャッシュサーバにも、前記要求されたデータが格納されていなかった場合に、前記要求されたデータを、前記ユーザに最も近いキャッシュサーバに転送する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータセンタ。
  5. ネットワークを介してアクセス可能なデータセンタで使用されるデータ転送方法であって、
    所定の判断基準に従って、外部ノードから受信したデータを、ユーザ毎に設けられた個別記憶手段又は複数のユーザに共通に設けられた共通記憶手段の何れかに振り分けるステップと、
    データの転送先を示すデータ配置リストを参照することで、ユーザから要求されたデータが、前記個別記憶手段又は前記共通記憶手段の何れに格納されているかを特定し、前記要求されたデータを前記ネットワークに設けられたユーザがアクセス可能なキャッシュサーバに転送するステップと、
    前記要求されたデータ前記個別記憶手段又は前記共通記憶手段の何れに格納されているかを前記ユーザに通知するステップと
    を有することを特徴とするデータ転送方法。
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