JP2000250803A - 情報配信システム、移動計算機、情報サーバ装置、キャッシュサーバ装置及び先読みキャッシュ処理方法 - Google Patents

情報配信システム、移動計算機、情報サーバ装置、キャッシュサーバ装置及び先読みキャッシュ処理方法

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JP2000250803A
JP2000250803A JP11053798A JP5379899A JP2000250803A JP 2000250803 A JP2000250803 A JP 2000250803A JP 11053798 A JP11053798 A JP 11053798A JP 5379899 A JP5379899 A JP 5379899A JP 2000250803 A JP2000250803 A JP 2000250803A
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尚久 渋谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動端末が無線ネットワークを介してインタ
ーネットに接続するときにも有効な先読みキャッシュを
可能とする情報配信システムを提供すること。 【解決手段】 WWWサーバが要求されたWWWページ
を提供する際、該要求されたページからリンクされる各
々のリンク先のページが該要求されたページをリンク元
として過去にどれだけアクセスされたかを示すカウント
情報を含む履歴情報を、該要求されたページに付加して
提供し、移動端末においてあるページに対するアクセス
が発生した場合に、該あるページに付加された履歴情報
により得られる、該あるページからリンクされる各リン
ク先へのジャンプ確率に基づいて、移動端末自身とキャ
ッシュサーバにそれぞれどのリンク先ページを先読みキ
ャッシュするかを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動計算機が無線
アクセスを介してWorld Wide Webの情報
サーバ装置からWWW情報を取得する情報配信システ
ム、移動計算機、情報サーバ装置、キャッシュサーバ装
置及び先読みキャッシュ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システムの小型化、低価格化やネ
ットワーク環境の充実に伴って、計算機システムの利用
は急速にかつ種々の分野に拡大し、特に近年では、世界
最大のコンピュータネットワーク「インターネット(I
nternet)」の利用が普及しており、インターネ
ットと接続して、公開された情報、サービスを利用する
ことが多く行われている。
【0003】一方、このようなネットワークの普及に伴
い、移動計算機(mobile computing)
に対する技術開発も行われている。移動計算機では、携
帯型の端末もしくは計算機を持ったユーザがネットワー
ク上を移動して通信する。ときには通信を行いながらネ
ットワーク上の位置を変えていく場合もあり、移動先か
らの通信アクセスには従来の有線ネットワークだけでな
く、携帯電話やPHSなどの無線ネットワークを利用す
ることもある。
【0004】さて、インターネットではWorld W
ide Web(WWW)というハイパーテキスト形式
の情報配信方式の利用が多い。これはHTML(Hyp
erText Markup Language)とい
う言語を用いて、相互に関連のある情報の間にリンクを
張り、ある情報(Webページ)から他の情報に容易に
ジャンプすることが可能である。また、このWWWを用
いることで単にWWWサーバが情報を提供するだけでな
く、クライアント装置(すなわち端末もしくは計算機)
側のユーザからの入力(例えば、アンケート、チケット
の予約、商品の注文)をWWWサーバが受け付けたり、
画像データや音声データなどを併せて送信するなど、様
々な情報のやりとりが可能になる。従って、例えば電子
商取引などの枠組みを構築することも可能である。
【0005】このようなWWWアクセスは、基本的に
は、クライアント装置とWWWサーバとの間のTCP/
HTTPプロトコルによる通信により行われる。しか
し、一般にインターネットを使用する場合、各々のクラ
イアント装置において任意のWWWページに対する取得
要求が発生する毎に全て該当するWWWサーバにアクセ
スを行うと、ネットワーク上のトラフィック量が膨大に
なり、ネットワークの帯域を浪費するため、アクセス応
答時間が遅くなってしまう。また、特定のWWWサーバ
にアクセスが集中すると、当該WWWサーバの性能も低
下してしまう。
【0006】これらを回避する方法として、クライアン
ト装置の近くに設置したキャッシュサーバ等に必要なW
WWページの内容(コンテンツ)をキャッシュ(一時的
に記憶)しておく方式がある。これにより、例えば人気
が高くヒット数(アクセスされた回数)の高いページを
キャッシュ内に常駐させることで、アクセス毎にWWW
サーバとの通信を行う必要がなくなり、トラフィックを
軽減し、応答時間を短縮することができる。
【0007】さらにWWWアクセスの応答時間を短縮さ
せる方法として、あるページを表示した際に、そのペー
ジからリンクが張られているいくつかの他のページを先
読みして、キャッシュサーバやクライアント装置のディ
スクもしくはメモリ上にキャッシュしておく方式も提案
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】無線携帯端末装置を用
いてインターネット経由でWebをモバイルアクセスす
る場合、端末装置側の無線ネットワーク帯域が限られて
いるので、毎回WWWサーバにアクセスを行うと応答時
間が長く快適に情報サービスを受けられない。これを回
避するために、経路途中のキャッシュサーバや端末装置
自身にWebページを先読みしてキャッシュすること
で、応答時間の短縮、ネットワーク上のトラフィック量
の削減を図ることが必要になる。
【0009】ところが、特に無線アクセスを使用する携
帯端末装置の場合、無線区間のデータ転送量は限られて
おり、ユーザが1つ前のページを読んでいる間に先読み
できるコンテンツ量は限られてしまう。また、先読みし
たコンテンツを携帯端末装置のメモリ、ディスク上にキ
ャッシュする場合、一般に携帯端末のメモリ、ディスク
容量には上限があり、画像データなどを大量に含んだW
ebページのデータは一定量しかキャッシュできない
(これを考慮して、携帯端末向けに画像データを間引い
て配送するプロトコルも提案されているが、仮にそれら
を使っても、携帯端末側でキャッシュできるコンテンツ
量に上限があることは同じである)。
【0010】したがって、携帯端末装置が無線アクセス
網を介してインターネットに接続するような情報配信シ
ステムに、先読みキャッシュ方式を適用しようとする場
合には、実際にアクセスされないようなコンテンツを先
読みキャッシュすることを可能な限り回避し、実際にア
クセスされる可能性の高いコンテンツを優先的に先読み
キャッシュできるようにする必要がある。しかしなが
ら、従来の先読みキャッシュ方式には、アクセス可能性
について考慮せず形式的、画一的な方法によってWWW
情報を先読みキャッシュするものしかなかった。
【0011】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、無線ネットワークを介してインターネットに接続
する移動計算機を考慮したときにも有効な先読みキャッ
シュを可能とする情報配信システム、移動計算機、情報
サーバ装置、キャッシュサーバ装置及び先読みキャッシ
ュ処理方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
移動計算機(例えば移動端末装置)が無線ネットワーク
を介してインターネットに接続しインターネット上の情
報サーバからWWW情報(例えばWebページをHTM
L言語で記述したデータ)の配信を受ける情報配信シス
テムであって、情報サーバが要求されたWWW情報を提
供する際、該要求されたWWW情報からリンクされる各
々のリンク先のWWW情報が該要求されたWWW情報を
リンク元として過去にどれだけアクセスされたかを示す
情報(例えばカウント情報)を少なくとも含む履歴情報
を、該要求されたWWW情報に付加して提供し、移動計
算機においてあるWWW情報に対するアクセスが発生し
た場合に、少なくとも、該あるWWW情報に付加された
前記履歴情報により得られる、該あるWWW情報からリ
ンクされる各リンク先へのジャンプ可能性に関する指標
(例えば、ジャンプ確率の値、ジャンプ確率の高さ順
位)に基づいて、該移動計算機自身に先読みキャッシュ
すべきWWW情報を決定することを特徴とする。
【0013】また、本発明(請求項2)は、無線ネット
ワークを介してインターネットに接続される移動計算機
(例えば移動端末装置)と、移動計算機にWWW情報を
提供する情報サーバと、情報サーバの配信する情報を移
動計算機のために先読みキャッシュするキャッシュサー
バとを含む情報配信システムであって、情報サーバが要
求されたWWW情報を提供する際、該要求されたWWW
情報からリンクされる各々のリンク先のWWW情報が該
要求されたWWW情報をリンク元として過去にどれだけ
アクセスされたかを示す情報(例えばカウント情報)を
少なくとも含む履歴情報を、該要求されたWWW情報に
付加して提供し、移動計算機においてあるWWW情報に
対するアクセスが発生した場合に、少なくとも、該ある
WWW情報に付加された前記履歴情報により得られる、
該あるWWW情報からリンクされる各リンク先へのジャ
ンプ可能性に関する指標(例えば、ジャンプ確率の値、
ジャンプ確率の高さ順位)に基づいて、先読みキャッシ
ュすべきWWW情報および先読みしたWWW情報をキャ
ッシュすべき装置(移動計算機、キャッシュサーバ)を
決定することを特徴とする。
【0014】なお、前記履歴情報は、例えば、WWW記
述言語であるHTML形式の拡張として付与することが
できる。
【0015】また、先読みキャッシュすべき装置がキャ
ッシュサーバである場合、該キャッシュサーバは、例え
ば、近隣のキャッシュサーバである。また、キャッシュ
サーバが階層的に存在するなどして、移動計算機が先読
みキャッシュして貰えるキャッシュサーバが複数存在す
る場合には、各キャッシュサーバごとに、先読みキャッ
シュすべきWWW情報に対する条件を異ならせるように
することもできる。
【0016】好ましくは、前記決定は前記移動計算機お
よびまたは前記キャッシュサーバにおいてなされるよう
にしてもよい。
【0017】なお、移動計算機において前記あるWWW
情報に対するアクセスが発生した場合とは、いくつかの
ケースが考え得るが、例えば、移動計算機においてユー
ザから前記あるWWW情報に対するアクセスの要求が入
力された場合(例えばユーザがリンクをクリックした場
合)とすることもでき、あるいは移動計算機においてユ
ーザから前記あるWWW情報に対するアクセスの要求が
入力され実際に該あるWWW情報が移動計算機の表示画
面に表示された場合とすることもできる。また、キャッ
シュサーバについてもいくつかのケースが考え得るが、
キャッシュサーバは、例えば、移動計算機が送信した前
記あるWWW情報に対する取得要求(例えばhttp要
求)を受信した場合に、該移動計算機において前記ある
WWW情報に対するアクセスが発生したと認識すること
ができる。
【0018】好ましくは、前記履歴情報に含まれる前記
各々のリンク先に関する情報は、前記要求されたWWW
情報をリンク元として各リンク先のWWW情報がアクセ
スされた回数であり、前記各リンク先へのジャンプ可能
性に関する指標は、前記各リンク先のWWW情報がアク
セスされた回数を前記要求されたWWW情報がアクセス
された回数でそれぞれ除して求めるようにしてもよい。
【0019】なお、履歴情報に、前記要求されたWWW
情報をリンク元として各リンク先のWWW情報がアクセ
スされた回数に加えてあるいはこれに代えて、前記各リ
ンク先のWWW情報がアクセスされた回数を前記要求さ
れたWWW情報がアクセスされた回数でそれぞれ除して
求めた値を含めるようにしてもよい。
【0020】好ましくは、前記決定は、前記履歴情報に
は更に前記要求されたWWW情報からリンクされる各リ
ンク先のWWW情報のデータサイズをも考慮して行うよ
うにしてもよい。
【0021】なお、データを圧縮可能な場合には、圧縮
した場合のデータサイズを併記するようにしてもよい。
【0022】好ましくは、前記決定は、動的にモニタさ
れるネットワークの利用可能帯域情報をも考慮して行う
ようにしてもよい。
【0023】好ましくは、リンク先のWWW情報が第1
の基準値以上のジャンプ可能性を持つことを前記指標が
示すならば該WWW情報を移動計算機に先読みキャッシ
ュすることを決定するとともに、リンク先のWWW情報
が第1の基準値より小さい第2の基準値以上のジャンプ
可能性を持つことを前記指標が示すならば該WWW情報
をキャッシュサーバに先読みキャッシュすることを決定
するようにしてもよい。
【0024】好ましくは、大きなジャンプ可能性を示す
指標を持つリンク先のWWW情報から優先的に、該リン
ク先のWWW情報のデータサイズと前記移動計算機に格
納可能なサイズとの関係に基づいて該リンク先のWWW
情報を該移動計算機に先読みキャッシュすることを決定
するようにしてもよい。
【0025】好ましくは、前記ジャンプ可能性に関する
指標はリンク元からリンク先へのジャンプ確率であり、
前記履歴情報には更に各リンク先のWWW情報のデータ
サイズに関する情報が含まれ、データサイズの総和が前
記移動計算機に格納可能となる範囲で、ジャンプ確率の
総和が最大となるリンク先のWWW情報の組を選択し、
それらWWW情報を該移動計算機に先読みキャッシュす
ることを決定するようにしてもよい。
【0026】好ましくは、前記決定は、予め定めた手順
を記述した先読みポリシー情報に従って行うようにして
もよい。
【0027】なお、先読みポリシー情報に関しては、移
動計算機側で専用の先読みポリシー記憶手段を設け、こ
こに必要な先読み方式をユーザもしくはシステム管理者
が記述するように構成してもよい。
【0028】好ましくは、前記先読みポリシー情報は、
リンク先のWWW情報が先読みキャッシュすると決定さ
れるために満たすべき条件と該条件を満たす場合に先読
みキャッシュすべき装置を示す情報とからなる記述を、
1または複数含んで構成されるものであるようにしても
よい。
【0029】好ましくは、前記先読みポリシー情報に
は、前記移動計算機の表示ソフトウェアが起動されたと
きに、該表示ソフトウェアに予め登録されたWWW情報
を先読みキャッシュする手順を記述可能であるようにし
ておよい。
【0030】好ましくは、前記履歴情報は、各移動計算
機が送信するリンク元のWWW情報を特定する情報とリ
ンク先のWWW情報を特定する情報とを含む所定のメッ
セージに基づき、リンク元のWWW情報を保持する各情
報サーバにおいて各リンク元のWWW情報毎に作成され
るものであるようにしてもよい。
【0031】好ましくは、前記情報サーバは、要求され
たWWW情報を提供する際、該要求されたWWW情報に
対する前記履歴情報に基づいてジャンプ可能性が高いと
判断されるリンク先のWWW情報を併せて提供するよう
にしてもよい。
【0032】以上では、本発明を情報配信システムに係
る発明として把握したものであるが、本発明は情報配信
システムに存在する各装置に係る発明としても把握する
ことができる。
【0033】なお、上記した情報配信システムに係るサ
ブクレームやその他の構成(例)等は、移動計算機、情
報サーバ装置、キャッシュサーバ装置に係る本発明につ
いても同様に成立する。
【0034】まず、本発明を移動計算機に係る発明とし
て把握すると、本発明(請求項12)は、無線ネットワ
ークを介してインターネットに接続しインターネット上
の情報サーバからWWW情報の配信を受ける移動計算機
であって、あるWWW情報に対するアクセスが発生した
場合に、少なくとも、該あるWWW情報に付加されて情
報サーバ装置から提供された該あるWWW情報からリン
クされる各々のリンク先のWWW情報が該あるWWW情
報をリンク元として過去にどれだけアクセスされたかを
示す情報を少なくとも含む履歴情報により得られる、該
あるWWW情報からリンクされる各リンク先へのジャン
プ可能性に関する指標に基づいて、該移動計算機自身に
先読みキャッシュすべきWWW情報を決定する手段と、
先読みしたWWW情報をキャッシュする手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0035】また、本発明(請求項13)は、無線ネッ
トワークを介しキャッシュサーバを通じてインターネッ
トに接続しインターネット上の情報サーバからWWW情
報の配信を受ける移動計算機であって、あるWWW情報
に対するアクセスが発生した場合に、少なくとも、該あ
るWWW情報に付加されて情報サーバ装置から提供され
た該あるWWW情報からリンクされる各々のリンク先の
WWW情報が該あるWWW情報をリンク元として過去に
どれだけアクセスされたかを示す情報を少なくとも含む
履歴情報により得られる、該あるWWW情報からリンク
される各リンク先へのジャンプ可能性に関する指標に基
づいて、先読みキャッシュすべきWWW情報と、該WW
W情報を先読みしてキャッシュすべき装置とを決定する
手段と、自装置に先読みキャッシュすべきことが決定さ
れたWWW情報がある場合に、該WWW情報を先読みし
てキャッシュするための手段と、キャッシュサーバに先
読みキャッシュすべきことが決定されたWWW情報があ
る場合に、該WWW情報を先読みキャッシュすべき旨の
要求を該キャッシュサーバに送信するための手段とを備
えたことを特徴とする。
【0036】好ましくは、自装置への先読みキャッシュ
を可能とするデータサイズに関する情報を保持する手段
を更に備え、前記履歴情報には更に各リンク先のWWW
情報のデータサイズに関する情報が含まれ、前記決定す
る手段は、前記データサイズに関する情報をも考慮して
前記決定を行うようにしてもよい。
【0037】好ましくは、前記決定する手段により行わ
れる前記決定の手順を記述した先読みポリシー情報を記
憶する手段を更に備えるようにしてもよい。
【0038】好ましくは、リンク元となったWWW情報
を保持する情報サーバに、リンク元となったWWW情報
とリンク先となったWWW情報との組を通知するための
処理を行う手段を更に備えるようにしてもよい。
【0039】次に、本発明を情報サーバ装置に係る発明
として把握すると、本発明(請求項16)は、インター
ネットに接続されWWW情報を提供する情報サーバ装置
であって、自装置が保持する各WWW情報毎に、あるW
WW情報からリンクされる各々のリンク先のWWW情報
が該あるWWW情報をリンク元として過去にどれだけア
クセスされたかを示す情報を少なくとも含む履歴情報を
作成する手段と、要求されたWWW情報を提供する際、
該要求されたWWW情報に前記履歴情報を付加して提供
するための手段とを備えたことを特徴とする。
【0040】好ましくは、要求されたWWW情報を提供
する際、該要求されたWWW情報に対する前記履歴情報
に基づいてジャンプ可能性が高いと判断されるリンク先
のWWW情報を併せて提供するための手段を更に備える
ようにしてもよい。
【0041】好ましくは、前記履歴情報をWWW記述言
語であるHTML形式の拡張として付与するようにして
もよい。
【0042】次に、本発明をキャッシュ情報サーバ装置
に係る発明として把握すると、本発明(請求項18)
は、無線ネットワークを介してインターネットに接続さ
れる移動計算機と、移動計算機にWWW情報を提供する
情報サーバとの間に設置され、情報サーバの配信する情
報を移動計算機のために先読みキャッシュするキャッシ
ュサーバ装置であって、移動計算機から指示されたWW
W情報を先読みしてキャッシュする手段を備えたことを
特徴とする。
【0043】また、本発明(請求項19)は、無線ネッ
トワークを介してインターネットに接続される移動計算
機と、移動計算機にWWW情報を提供する情報サーバと
の間に設置され、情報サーバの配信する情報を移動計算
機のために先読みキャッシュするキャッシュサーバ装置
であって、移動計算機においてあるWWW情報に対する
アクセスが発生した場合に、少なくとも、該あるWWW
情報に付加されて情報サーバ装置から提供された該ある
WWW情報からリンクされる各々のリンク先のWWW情
報が該あるWWW情報をリンク元として過去にどれだけ
アクセスされたかを示す情報を少なくとも含む履歴情報
により得られる、該あるWWW情報からリンクされる各
リンク先へのジャンプ可能性に関する指標に基づいて、
先読みキャッシュすべきWWW情報と、該WWW情報を
先読みしてキャッシュすべき装置とを決定する手段と、
自装置に先読みキャッシュすべきことが決定されたWW
W情報がある場合に、該WWW情報を先読みしてキャッ
シュするための手段と、前記移動計算機に先読みキャッ
シュすべきことが決定されたWWW情報がある場合に、
該移動計算機に該WWW情報を先読みキャッシュさせる
ための手段とを備えたことを特徴とする。
【0044】また、装置に係る各々の発明は方法に係る
発明としても成立する。
【0045】例えば、本発明(請求項20)は、無線ネ
ットワークを介してインターネットに接続される移動計
算機と、移動計算機にWWW情報を提供する情報サーバ
と、情報サーバの配信する情報を移動計算機のために先
読みキャッシュするキャッシュサーバとを含む情報配信
システムにおける先読みキャッシュ処理方法であって、
情報サーバが要求されたWWW情報を提供する際、該要
求されたWWW情報からリンクされる各々のリンク先の
WWW情報が該要求されたWWW情報をリンク元として
過去にどれだけアクセスされたかを示す情報を少なくと
も含む履歴情報を、該要求されたWWW情報に付加して
提供し、移動計算機においてあるWWW情報に対するア
クセスが発生した場合に、少なくとも、該あるWWW情
報に付加された前記履歴情報により得られる、該あるW
WW情報からリンクされる各リンク先へのジャンプ可能
性に関する指標に基づいて、先読みキャッシュすべきW
WW情報および先読みしたWWW情報をキャッシュすべ
き装置を決定することを特徴とする。
【0046】また、装置または方法に係る本発明は、コ
ンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるため
の(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段と
して機能させるための、あるいはコンピュータに当該発
明に相当する機能を実現させるための)プログラムを記
録したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても成立
する。
【0047】さて、従来のWebページの先読みキャッ
シュ方式は、関連ページの間に何ら優先制御を行わない
ため、本来アクセス頻度の少ないページを最初に先読
み、キャッシュしてしまうなど効率の悪い先読みを行っ
てしまう可能性があった。特に伝送速度の低い無線接続
された移動計算機(移動端末装置、無線端末装置)で
は、前のページが表示され、ユーザが次のページを選択
するまでの間に十分なデータを先読みできないことが起
こる。そのような場合、次に選択される確率の高いペー
ジを優先的に先読みできないとせっかく先読みしたコン
テンツが実際には表示されず、再度WWWサーバにアク
セスしなくてはいけなくなる。また、一般に携帯端末の
保持するリソース量(メモリ、ディスク容量)には限界
があるので、全てのリンクされたページをキャッシュで
きないことも起こりうる。その場合も、次に選択される
確率の高いページを優先的に先読みする制御が有効に働
かせる必要がある。
【0048】本発明では、情報サーバが要求されたWW
W情報を提供する際、該要求されたWWW情報からリン
クされる各々のリンク先のWWW情報が該要求されたW
WW情報をリンク元として過去にどれだけアクセスされ
たかを示す情報を少なくとも含む履歴情報を、該要求さ
れたWWW情報に付加して提供し、先読みキャッシュ処
理を行う際には、少なくとも、該あるWWW情報に付加
された前記履歴情報により得られる、該あるWWW情報
からリンクされる各リンク先へのジャンプ可能性に関す
る指標に基づいて、どのWWW情報を(どの装置に)先
読みキャッシュするかを決定する。また、必要に応じて
格納可能なデータサイズやネットワークの利用可能な帯
域をも考慮して、どのWWW情報を(どの装置に)先読
みキャッシュするかを決定することができる。
【0049】例えば、移動計算機においてWWWページ
を表示すると、そのジャンプ確率に基づいて、ジャンプ
確率が基準値以上のページのみ、あるいはジャンプ確率
が高いページから順に、先読みキャッシュするような制
御も可能となる。また、例えばキャッシュするディスク
容量に限界がある場合、ジャンプ確率の高い上位3つの
ページのみを先読みしキャッシュするというような制御
も可能となる。
【0050】これによって、伝送速度の遅い無線ネット
ワーク接続され、またキャッシュできるディスク、メモ
リ容量に上限のある移動計算機であっても、利用確率の
高いコンテンツを先に読み出すことで、先読みコンテン
ツの利用可能性が高まり、Web応答の高速化、トラフ
ィック量の削減に寄与することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0052】本発明は、移動端末装置(移動計算機)が
無線アクセス網を介してインターネットに接続し、もし
くは無線アクセス網を介しキャシュサーバ等を通じてイ
ンターネットに接続し、該移動端末装置とインターネッ
ト上に設置されたWWWサーバとの間で通信が行われる
ような、情報配信システムないしはそれら移動端末装
置、WWWサーバ、キャッシュサーバ等を適用対象とす
るものである。
【0053】本発明は上記のような基本構成があれば適
用可能であり、具体的なネットワーク構成については様
々なバリエーションが考えられる。特に、無線アクセス
網や移動端末装置やキャシュサーバ等がシステムにどの
ような形で含まれるかについて様々なバリエーションが
ある。例えば、無線アクセス網は、事業者が提供する公
衆網であってもよいし、一組織内のイントラネットの一
要素であってもよい。キャシュサーバ等も、例えば、公
衆網である無線アクセス網と有線網の境界(無線事業者
側)にあってもよいし、一組織内のイントラネットの内
部にあってもよいし、またキャシュサーバ等が階層的に
複数存在してもよい。
【0054】図1に、本発明を適用するネットワーク構
成の一例を示す。
【0055】図1の例では、移動端末装置1は、無線基
地局12→ルータ装置5→インターネット6の経路でW
WWサーバ2に接続されるか、あるいは、無線基地局1
2→ルータ装置5→携帯電話網もしくはPHS網16→
アクセスサーバ18→インターネット6の経路でWWW
サーバ2に接続される(例えば、いずれの経路をとるか
をユーザが選択できる)。なお、ルータ装置5は、無線
事業者側に属するものとする。また、アクセスサーバ1
8は、インターネット・プロバイダ側に属する、ダイヤ
ルアップ接続等のための接続装置である。さらに、図1
では省略しているが、インターネット上にWWWサーバ
2は複数設置されている。このようなネットワーク構成
において、無線アクセス網を介しインターネット6に接
続された移動端末装置1とインターネット6上に設置さ
れたWWWサーバ2との間で通信が行われ、WWW情報
(Webページのデータ)の転送や移動端末装置1上で
のWebページの内容の表示などがなされる。
【0056】詳しくは後述するが本実施形態では、We
bページのコンテンツには、リンク先ページへのジャン
プ履歴に関するジャンプ履歴情報(以下、履歴情報と略
記する)を付加して提供し、この履歴情報をもとに先読
みキャッシュを行う。本実施形態では、移動端末装置1
にWWW情報を先読みキャッシュする機能を設ける。ま
た、図1の例では、移動端末装置1の近隣にキャッシュ
サーバ3を設置し、キャッシュサーバ3にもWWW情報
の先読みキャッシュを行わせる場合を考える。この場
合、移動端末装置1からみると、移動端末装置1自身の
内蔵する記憶装置が(相対的に)高速小容量の一次先読
みキャッシュ、キャッシュサーバ3が(相対的に)低速
大容量の二次先読みキャッシュ、という位置付けにな
る。なお、ここでは移動端末装置1が先読みキャッシュ
の制御を司るものとする。
【0057】なお、キャッシュサーバ3は、例えば、端
末装置がプライベートアドレスで運用されるネットワー
ク内にあるときにおけるアドレス変換(NAT)処理を
行ったり、外部からの不正なアクセスを防止する、ファ
イアウォールの機能を併せ持つこともあり、また他の方
式によるキャッシュ機能、例えば、端末装置が過去に要
求したWWW情報を必要に応じて保持しておく機能や予
め登録されたWebページについてのWWW情報を格納
しておく機能を併せ持つこともある(このようにキャッ
シュサーバ3は種々の機能を併せ持つことがあるが、本
実施形態ではWWW情報の先読みキャッシュ機能に着目
して説明する)。
【0058】以下では、図1のネットワーク構成を例に
とり、移動端末装置1とWWWサーバ2とキャッシュサ
ーバ3を中心に説明することになるが、もちろん、移動
端末装置1とWWWサーバ2との間にキャッシュサーバ
3が介在する形であれば、図1とは異なるネットワーク
構成でもよい。
【0059】さて、本情報配信システムにおいて、ユー
ザは、移動端末装置1から携帯電話/PHSなどの無線
メディアを経由してインターネット6上のWWWサーバ
2にアクセスして、HTMLで記述された様々なWWW
情報を取得することができる。
【0060】前述したように、このWWW情報では相互
に関連のある情報の間にリンクを張ることができ、ある
WWW情報(Webページ)から他のWWW情報に容易
にジャンプすることが可能である。一般には、あるWe
bページを情報への入口(トップページ)とし、まずユ
ーザは所望のトップページにアクセスし、表示されたト
ップページにおいてユーザが所望する関連ページへのリ
ンクを選択して該当する箇所(例えば、文字列、画像な
どの表示部分)をマウスでクリックし、これによって該
当する関連ページが取得・表示され、さらに、この表示
されたページについてユーザが所望する関連ページへの
リンクを選択・クリックし、という簡単な操作を適宜繰
り返すだけで、次々とページをジャンプし必要な情報へ
と到達し得るような構成になっている。
【0061】また、Webページによっては、移動端末
装置1からユーザ入力をWWWサーバ2に送信すること
を通じて所定のサービスを受けることもある。
【0062】図2に、本実施形態で用いるWebページ
の構成例を示す。図2は、一例として航空会社のチケッ
ト予約のWebページを想定したものである。このWe
bページでは、最初にトップページ(航空会社入口ペー
ジ)において、このサービスで使用する言語の選択肢
(英語、日本語、中国語それぞれのトップページへのリ
ンク)を呈示して、ユーザの希望する言語を選ばせる。
例えばユーザがJapanese(日本語)を選択した
とすると、「Japanese」に関連付けられている
ページ(日本語トップページ)が表示される。このペー
ジでは、(1)チケット予約、(2)予約変更、(3)
発着情報、(4)マイレージサービス、(5)…、とい
った選択肢(各関連ページへのリンク)を呈示して、ユ
ーザの希望するサービスを選ばせる。ユーザが所望する
サービス(例えば、(4)のマイレージサービス)を選
択すると、選択したサービスに関連付けられているWe
bページ(例えば、マイレージサービスページ)が表示
され、例えばそのWebページを利用してサービスが提
供され、あるいはさらにそのページから他のページにジ
ャンプする、といった具合である。
【0063】本実施形態では、このようなWWW情報の
通信、表示を高速化するために、WWW情報の先読みキ
ャッシュを行う。概略的には、図3に示すように、移動
端末装置1においてあるページを表示した際に、そのペ
ージからリンクが張られているページを、近隣のキャッ
シュサーバ3や移動端末装置1のディスクもしくはメモ
リ上に先読みキャッシュしておくものである。その際、
どのページをどこにキャッシュするかが重要となるが、
この点については後述する。
【0064】ここでは、まず、図2のWebの具体例を
用いながら、従来の先読みキャッシュ方式の問題点につ
いて説明する。前述したように、WWWアクセスは基本
的にはクライアント装置とWWWサーバとの間の通信に
より行われるが、全てについてそれを行うと、ネットワ
ーク上のトラフィック量が膨大になりネットワークの帯
域を浪費するためアクセス応答時間が遅くなってしまっ
たり、またアクセスが集中したWWWサーバの性能が低
下してしまうので、これを回避するために従来からある
キャッシュ方式では、クライアント装置の近くのキャッ
シュサーバ等やクライアント装置内にWWW情報をキャ
ッシュしておく。そして、従来の先読みキャッシュ方式
は、例えば、端末装置側であるページが表示された際
に、そのページからリンクが張られている他のページを
先読みするようにしている。この従来の先読み方式は、
もし効果が発揮されるなら、移動端末装置1を無線アク
セス経由で使用する場合のように、そのネットワーク帯
域に制約がある場合に有効になる。
【0065】ところが、無線携帯端末を用いてWebア
クセスする場合、無線区間のデータ転送量が限られてい
るので、ユーザが1つ前のページを読んでいる間に無線
携帯端末自身に先読みできるコンテンツ量も限られてし
まう。従来の先読みキャッシュ方式では、例えばそのペ
ージにおけるリンクの出現順序に従って(例えば一定数
だけあるいはメモリが一杯になるまで)リンク先ページ
を先読みキャッシュするという形式的、画一的な方法を
とっていたので、有効な先読みキャッシュはできなかっ
た。例えば、図2の航空会社のWebの例を考えると、
トップページ(航空会社入口ページ)で使用言語を選ぶ
際に、このWebが日本の国内専用の航空会社であれば
大部分のユーザは日本語を選択するであろうと想定され
るが、もし最初に出現したリンクについてのみページの
先読みを行うというような場合、このトップページでは
選択肢の1番目がEnglishになっているので、大
部分のユーザが選択するであろう日本語のトップページ
は先読みキャッシュされず、その代わりに大部分のユー
ザが選択しないであろう英語のトップページが先読みキ
ャッシュされ、大部分のユーザについては当該先読みキ
ャッシュ処理自体が無駄になり、無線ネットワークの帯
域を浪費しただけという結果になってしまう。無線区間
のリソースはこれを他のユーザと共有するため、当該先
読みキャッシュ処理自体が無駄になることが多いようで
は、当該先読みキャッシュ処理は採用し難いものとな
る。
【0066】さらに、先読みしたコンテンツを無線携帯
端末のメモリもしくはディスク上にキャッシュする場
合、一般に無線携帯端末のメモリやディスクの容量には
上限があり、画像データなどを大量に含んだWebペー
ジのデータは一定量しかキャッシュできないという制約
がある(最近では、これを考慮して、携帯端末向けに画
像データを間引いて配送するプロトコルも提案されてい
るが、仮にそれらを使っても、携帯端末側でキャッシュ
できるコンテンツ量に上限があることには変わりな
い)。例えばそのページにおけるリンクの出現順序に従
ってメモリが一杯になるまでリンク先ページを先読みキ
ャッシュするというような場合、図2の航空会社のWe
bの例で、日本語トップページにおいて大部分のユーザ
(例えばアクセスするユーザの70%)が(4)のマイ
レージサービスを選択するにもかかわらず、選択肢
(1)〜(3)を順番にキャッシュした時点で無線携帯
端末のメモリが一杯になってしまったとすると、大部分
のユーザの要求には答えられないことになり、上記の例
と同様、先読みキャッシュ処理自体が無駄になってしま
う。
【0067】したがって、本情報配信システムにおいて
移動端末装置1に先読みキャッシュを行う場合、キャッ
シュしても実際にアクセスされないようなコンテンツを
先読みアクセスすることは可能な限り回避すべきであ
り、実際にアクセスされる可能性の高いコンテンツをで
きるだけ優先して先読みキャッシュするための仕組みが
必要になる。
【0068】これを実現するため、本実施形態では、あ
るWWWページを選択/アクセスしたユーザが、次にそ
のページにリンクされているどの関連ページを選択/ア
クセスしたかを示す履歴情報を導入する。そして、この
履歴情報をもとに先読みキャッシュすべきページ(およ
びそのキャッシュ先)を決定する。また、本実施形態で
は、この決定は、後述する「先読みポリシー」に従って
行う。
【0069】以下、図2の航空会社のトップページを例
に取ってこの履歴情報について説明する。
【0070】図4に、図2の航空会社のWebの各ペー
ジに履歴情報を付加した例を示す。
【0071】図4に示すように、各ページに付加される
履歴情報は、そのページに対するアクセス回数情報(T
otal−Hit)と、そのページにリンクされている
ページの各々に対するカウント情報(item)とを含
む。
【0072】アクセス回数情報は、そのページがアクセ
スされた回数(ヒット数)である。従来、ヒット数をカ
ウントするカウンタ処理がWWWサーバで行われている
が、アクセス回数情報には例えばこの従来のカウンタ処
理により得たカウント値を用いることができる。図4の
例では、これまで航空会社トップページに1000件の
ヒット数があった場合を示している。
【0073】カウント情報item(i)は、そのペー
ジaを前ページとして、そのページaにリンクされてい
るページiが選択/アクセスされた回数(すなわちペー
ジaからページiにジャンプした回数)を示す情報であ
る。図4の例では、英語トップページが40回選択さ
れ、日本語トップページが930回選択され、中国語ト
ップページが30回選択された場合を示している。
【0074】本実施形態では、履歴情報は(WWWサー
バ側において)HTMLデータを拡張した領域に記述す
るものとする。クライアント側は、ページを取得した
際、そのHTMLデータの所定の拡張領域からそのペー
ジの履歴情報を得ることができる。
【0075】クライアント側では取得したページの履歴
情報(アクセス回数情報やカウント情報)を参照するこ
とによって、そのページをアクセスしたユーザが次にど
のページをアクセスする(どのページにジャンプする)
可能性が高いか等を把握することができる。もちろん、
クライアント側では、履歴情報として提供された情報を
適宜加工することにより種々の形態の情報(例えばジャ
ンプ確率)を得ることができる。
【0076】なお、履歴情報には、アクセス回数情報、
カウント情報の他の情報を付加してもよいし、それらを
加工した値(例えばカウント情報をアクセス回数情報で
除したジャンプ確率)を付加するようにしてもよい。
【0077】次に、カウント情報item(i)の作成
方法について説明する。
【0078】以下、カウント情報の作成方法についてい
くつかの例を示すが、本発明はカウント情報の作成方法
を特に限定するものではなく、カウント情報の作成方法
については種々の方法が考えられる。
【0079】一般に、あるWWWサーバ#1から取得し
たあるページ#1のHTMLデータ内に記述されたWe
bリソース情報(例えばリンク先のページのURL)に
従って、移動端末装置1のWebブラウザから該当する
WWWサーバ#2に次のページ#2の取得要求を行うわ
けであるが、その際に元のWebページ#1を保持する
WWWサーバ#1内で、その元のWebページ#1の履
歴情報のうち当該次ページとして要求されたリンク先ペ
ージ#2に対する「カウント情報」を更新するためのカ
ウンタ処理が必要になる。なお、この場合、前ページを
保持するWWWサーバ#1と、次ページを保持するWW
Wサーバ#2とが、同一である場合と、異なる場合とが
あり得る。
【0080】このために、本実施形態では、移動端末装
置1は、ページの取得要求(http要求)に、当該ペ
ージのリンク元となったページを特定するための情報
(例えばリンク元のページのURL)を付加するものと
する。
【0081】例えば、図4の航空会社の例で、航空会社
入口ページにおいて日本語トップページが選択された場
合、移動端末装置1は、「日本語トップページ」に対す
るhttp要求に、直前のページが「航空会社入口ペー
ジ」である旨を示す情報を付加して、該「航空会社入口
ページ」を保持するWWWサーバに送信する。
【0082】航空会社入口ページとその次の各言語のト
ップページとが同じWWWサーバに格納されている場合
は、該WWWサーバは、移動端末装置1のhttp要求
から、「日本語トップページ」が要求されたことと、直
前のページが「航空会社入口ページ」であったことを知
ることができるので、「航空会社入口ページ」の履歴情
報のうちの「日本語トップページ」に対応するカウント
情報item(2)をインクリメントする。
【0083】一方、航空会社入口ページと各言語のトッ
プページとが別のサーバに格納されている場合には、該
WWWサーバは、移動端末装置1のhttp要求から、
「日本語トップページ」が要求されたことと、直前のペ
ージが「航空会社入口ページ」であったことを知ること
ができるが、「航空会社入口ページ」は自身が保持する
ものではないので、「航空会社入口ページ」を保持する
WWWサーバに、リンク元を「航空会社入口ページ」と
し、リンク先を「日本語トップページ」とする履歴情報
更新要求を送信する。この履歴情報更新要求を受けた
「航空会社入口ページ」を保持するWWWサーバは、
「航空会社入口ページ」の履歴情報のうちの「日本語ト
ップページ」に対応するカウント情報item(2)を
インクリメントする。
【0084】さらに、本実施形態においては、ユーザに
より選択されたリンク先ページが当該移動端末装置1内
に先読みキャッシュされている場合がある。この場合に
は、WWWページに対するhttp要求を送信しないこ
とになる。そこで、このような場合には、移動端末装置
1から上記の履歴情報更新要求をリンク元ページを保持
するWWWサーバに送信すればよい。
【0085】また、キャッシュサーバ3を設ける場合に
は、次のようにすればよい。すなわち、キャッシュサー
バ3は、移動端末装置1内から送信されたhttp要求
を受け、もし自身が要求されたページをキャッシュして
いるならば、それを移動端末装置1に転送し、もし自身
が要求されたページをキャッシュしていないならば、h
ttp要求をWWWサーバに転送する。したがって、キ
ャッシュサーバ3は、要求されたページをキャッシュし
ており、かつ、http要求にリンク元ページの情報が
含まれている場合には、上記の履歴情報更新要求をリン
ク元ページを保持するWWWサーバに送信すればよい。
【0086】以上の処理により、リンク元のページを保
持するWWWサーバにおいて、各ページの各リンク毎に
カウント情報を作成・更新することができる。
【0087】なお、上記の例では、ページのアクセスも
しくはリンクの選択毎にカウント情報item(i)を
更新するようになっているが、その代わりに、あるユー
ザの移動端末装置1上のアクセス挙動をモニタしてお
き、全てのアクセスが終了した後で、まとめて履歴情報
更新要求を送信し、該当する全カウント情報を一挙に更
新させる方式も考えられる。
【0088】なお、その他、大局的なカウント情報を矛
盾なく収集できる方法であれば、情報の更新頻度や更新
の方式等はどのようなものであってもよい。
【0089】次に、WWWサーバ2の構成について説明
する。
【0090】図6に、WWWサーバ2の構成例を示す。
【0091】WWWサーバ2は、上記のように獲得した
各WWWページの履歴情報を含むWWWデータを保持す
る。
【0092】ここで、後述する「先読みポリシー」にて
使用するために、各リンク先の履歴情報に併せて、各リ
ンク先ページのデータサイズ情報も保持すると好まし
い。この情報は例えば、画像を含む大容量のページはキ
ャッシュしない、といった制御を行うために使用する。
最近の携帯端末向けのWebプロトコルで画像の間引き
などの処理が行える場合は、その旨を記述して、複数の
サイズ情報を列挙することも可能である。
【0093】次に、移動端末装置1の構成について説明
する。
【0094】図7に、先読みキャッシュ処理を行う移動
端末装置1の構成例を示す。なお、図7では通常のWe
bアクセスに関連するモジュールは省略し、先読みキャ
ッシュ処理に関係するモジュールを中心に説明する。
【0095】移動端末装置1は、先読みキャッシュ処理
に関係するモジュールとして、先読みキャッシュ記憶部
71、メモリサイズレジスタ72、先読みポリシー記憶
部73を持つ。
【0096】先読みキャッシュ記憶部71は、WWW情
報を先読みしてキャッシュするためのもので、メモリ、
ディスクなど任意の記憶媒体でよい。
【0097】メモリサイズレジスタ72は、先読みキャ
ッシュ記憶部71のキャッシュ領域のサイズ情報を保持
する。このサイズ情報は、キャッシュ処理の可否を判断
するために用いられる。
【0098】先読みポリシー情報記憶手段73は、各W
WW情報(リンク元ページ)からリンクされるWWW情
報(リンク先ページ)をどのように先読みキャッシュ処
理するかについての基準となる先読みポリシー情報を保
持する。先読みポリシー情報には、例えば、リンク先ペ
ージのジャンプ確率、リンク先のページのデータサイズ
がどのような条件を満足したら、先読みキャッシュ処理
を実行するかなどの基準を示す記述を行う。
【0099】なお、上記の他に、移動端末装置1は、キ
ャッシュサーバ3に先読みキャッシュを行わせる場合
に、先読みキャッシュすべきページを指定する情報を含
むキャッシュ命令をキャッシュサーバ3に送信する機
能、前述した履歴情報更新要求を送信する機能などを必
要に応じて備えるものとする。
【0100】図8に、先読みポリシー情報の記述文法の
例を示す。この例は、リンク先ページのジャンプ確率や
サイズ情報といったページに関する情報をもとにした条
件部と、どこにどういう順序で先読みキャッシュするか
を示すアクション部とから、先読みポリシーの文法を定
めるものである(すなわち、ポリシー(policy)
をif…then…の形式で記述する例である)。図8
において、policy:=if ( <condition> ) then <action>
は、条件部<condition>に記述される条件が
成立した場合に、アクション部<action>に記述
される先読みキャッシュ処理を行うことを表す。なお、
policy:=<action>は、無条件で<action>に記述
される先読みキャッシュ処理を行うことを表す。
【0101】また、図8では、条件部については、先読
みキャッシュするか否かの判断対象となったページのあ
る属性値(特徴量)と、その基準値と、それらの比較方
法とを記述する例を挙げている。例えば、<condition>:
=size_of <page ID> lt SIZEは、<page ID>に
記述されるページのサイズが基準値(SIZE)よりも
小さい条件を表す。<condition>:=Prob_of <page ID> g
e PROBは、<page ID>に記述されるページのジ
ャンプ確率(例えばカウント情報item(i)をアク
セス回数情報Total−Hitで除した値)が基準値
(PROB)以上である条件を表す。<condition>:=Ran
k_of <page ID> eq NUM は、<page ID>に記述
されるページのランク(例えばカウント情報もしくはジ
ャンプ確率の順位)が基準値(NUM)と等しい条件を
表す。
【0102】また、図8では、アクション部について
は、先読みキャッシュするページのIDと、先読みキャ
ッシュする位置(装置)とを記述する例を示している。
【0103】<action>:=Cache <page ID> at <Cache_lo
cation> は、<page ID>に記述されるページの
コンテンツ(WWW情報)を先読みし、<Cache_
location>に記述される位置にキャッシュする
ことを表す。なお、<action>:=No-Cache <page ID>
は、<page ID>に記述されるページについては
先読みキャッシュしないことを表す。
【0104】先読みキャッシュする位置(<Cache
_location>)には、移動端末装置自身を示す
情報(TERM)もしくはキャッシュサーバのID(p
roxy ID)が記述される。また、ページを特定す
るための情報(page ID)には、例えばURLが
用いられる。
【0105】なお、条件部で用いる特徴量には上記のも
の以外にも種々のものが使用可能である。
【0106】また、上記ではジャンプ確率やサイズ情報
といった静的な情報のみを用いるが、例えば無線リンク
のトラフィック量が一定以上なら先読みキャッシュ処理
しないなどのように動的な情報をも参照して先読みキャ
ッシュ処理するような拡張も容易に行うことができる。
【0107】また、複数の条件をandやorで結合し
た条件部を使用することも可能である。また、アクショ
ン部に複数のアクションを併記することも可能である。
さらに、複数のif…then…文を併記したり、if
…then…else if…then…の構造を用い
たりすることも可能である。
【0108】もちろん、上記の先読みポリシー情報の記
述文法は一例であり、種々の記述文法が考えられる。
【0109】ここで、だれが先読みポリシー情報の内容
を決定するかについては、次に例示するようにいくつか
の方法が考えられる。・エンドユーザが任意に先読みポ
リシー情報を記述し、移動携帯端末1に設定する。・ネ
ットワーク利用率などを考慮して、通信事業者が先読み
ポリシーを定める。この場合、例えば、通信事業者側で
作成した先読みポリシー情報を該通信事業者の管理する
所定のサーバに保持しておき、ユーザが移動携帯端末1
を起動した時点で、該移動携帯端末1から該所定のサー
バにアクセスして該先読みポリシー情報を取得し、先読
みポリシー記憶手段73に格納する。・ユーザが企業ネ
ットワーク内で動作する場合には、企業ネットワークの
管理者が先読みポリシー情報を設定する。先読みポリシ
ー情報の各端末装置への配布方法については上記の通信
事業者の例と同様である。
【0110】なお、先読みポリシー情報、先読みキャッ
シュ処理の具体例については後述する。
【0111】次に、キャッシュサーバ3の構成について
説明する。
【0112】図9に、本実施形態に係るキャッシュサー
バ3の構成例を示す。なお、図9では通常のキャッシュ
に関連するモジュールは省略し、先読みキャッシュ処理
に関係するモジュールを中心に説明する。
【0113】移動端末装置1が先読みキャッシュの制御
を行う場合、移動端末装置1の持つ先読みポリシー情報
の内容とリンク元に相当するWWWページの履歴情報の
内容などに応じて、移動端末装置1からキャッシュサー
バ3へキャッシュ命令が与えられることがある(移動端
末装置1から指示されたWWW情報を(必要に応じて)
キャッシュすることになる)ので、図9に示すように、
キャッシュ命令レジスタ91を設け、ここに移動端末装
置1側からのキャッシュ命令を保持する。そして、この
キャッシュ命令に従って(キャッシュ命令でキャッシュ
処理順序が指定されていれば、該キャッシュ処理順序に
従って)、指示されたWWW情報を(まだキャッシュさ
れていなければ該当するWWWサーバから取得した上
で)キャッシュ領域92へ格納する。
【0114】なお、上記の他に、キャッシュサーバ3
は、前述した履歴情報更新要求を送信する機能などを必
要に応じて備えるものとする。
【0115】さて、以下では、様々なものが考えられる
先読みポリシー情報と先読みキャシュ処理の具体例のう
ちいくつかの例を挙げて説明する。
【0116】<具体例1>図10(a)は、あるリンク
先ページのジャンプ確率が50%を越えるならばそのペ
ージを移動端末装置1に先読みキャッシュし、また、あ
るリンク先ページのジャンプ確率が20%を越えるなら
ばそのページをキャッシュサーバ3にキャッシュすると
いうポリシーを記述した例である。
【0117】この場合、移動端末装置1はリンク元とな
るWWWページを表示した後に、該ページの履歴情報を
もとに各リンクに対するジャンプ確率を調べていき、ジ
ャンプ確率が50%を越えるページを見つけたら、先読
みキャッシュするために該当ページに対するhttp要
求(リンク元ページの情報は含まないもの)を該当する
WWWサーバに送信する。併せてジャンプ確率が20%
を越えるリンク先ページのリストを生成し、このリスト
を含むキャッシュ命令をproxy1で示されるキャッ
シュサーバに送信する。
【0118】例えば、図10(b)のような履歴情報の
場合、リンク3に該当するページを移動端末装置1自身
にキャッシュするとともに、該当するキャッシュサーバ
にリンク2のページとリンク3のページの2つをキャッ
シュするようにキャッシュ命令を送信することになる。
【0119】なお、WWWサーバから取得した履歴情報
にジャンプ確率のデータが含まれていなければ、移動端
末装置1は各リンクに対するカウント情報item
(i)とそのページに対するアクセス回数情報(Tot
al−Hit)から各ジャンプ確率を算出すればよい
(この点は他の例についても同様である)。
【0120】<具体例2>図11(a)は、移動端末装
置1の持つキャッシュ領域の制限を考慮した場合の先読
みポリシーの例である。すなわち、リンク元ページにお
いてジャンプ確率が一位でかつデータサイズが300K
B以下であるという条件を満たす場合に限ってそのリン
ク先ページを移動端末装置1内に先読みキャッシュし、
そのような条件を満たさない場合には、ジャンプ確率が
一位のリンク先ページをキャッシュサーバにキャッシュ
させるというポリシーを記述した例である。
【0121】なお、データサイズの条件を、メモリサイ
ズレジスタ72の値の関数として定めることが可能であ
る。
【0122】例えば、図11(b)のような履歴情報の
場合、リンク2に該当するページを移動端末装置1自身
にキャッシュすることになる。また、例えば、図11
(c)のような履歴情報の場合、キャッシュサーバにリ
ンク3のページをキャッシュするようにキャッシュ命令
を送信することになる。
【0123】なお、ジャンプ確率が高い順に、リンク先
ページのデータサイズを参照して移動端末装置に格納で
きれば移動端末装置に格納できなければキャッシュサー
バに先読みキャッシュすることを決定していくことも可
能である。また、データサイズの総和が移動端末装置に
格納可能な範囲で、ジャンプ確率の総和が最も高くなる
ように、リンク先ページの組み合わせを選択し、それら
を移動端末装置に先読みキャッシュすると決定すること
も可能である。さらに、それ以外のものはキャッシュサ
ーバに先読みキャッシュすると決定することも可能であ
る。また、それらの際に、先読みキャッシュするための
他の条件を加重することも可能である。
【0124】<具体例3>先読みキャッシュの条件は、
リンク先ページの属性に関するものだけには限らない。
例えば、無線リンクの利用可能帯域情報を動的に移動端
末装置1側でモニタできるような環境であれば、その情
報を使って先読みポリシーを構成することが可能であ
る。図12(a)はそのようなポリシー構成例で、移動
端末装置1自身に先読みキャッシュする条件として、図
10(a)のジャンプ確率が50%を越えるという条件
に、無線区間が平均20kbpsの帯域を確保できると
いう条件を加重したものである。
【0125】この場合、移動端末装置1が内蔵するモニ
タ装置もしくは図示しない別のモニタ装置(例えばルー
タ装置5あるいは無線基地局12が内蔵するもの)から
無線区間のデータ転送量モニタ情報を取得し、これが指
定の条件を満足する場合にのみ、ジャンプ確率が50%
を越えるページを先読みにいく。もし無線区間が混雑し
ている場合には、リンクのジャンプ確率が高くても、キ
ャッシュはしない。
【0126】以上のように、本実施形態では様々な情報
を用いて任意に先読みキャッシュする際のポリシーを設
定でき、柔軟なWWWアクセスを実現することができ
る。
【0127】さらに本実施形態の先読みポリシー記述を
拡張することで、様々なネットワーク形態や利用形態に
対応することが可能になる。
【0128】<具体例4>例えば、図13はキャッシュ
サーバが階層的に配置された場合への拡張例を示す。図
13(a)の例は、各リンク先ページについて、そのデ
ータサイズが、300MB未満ならproxy1で示さ
れるキャッシュサーバに先読みキャッシュし、300M
B以上かつ600MB未満ならproxy2で示される
キャッシュサーバに先読みキャッシュするというもので
ある。
【0129】例えば、図13(b)のような履歴情報の
場合、proxy1で示されるキャッシュサーバにリン
ク2のページをキャッシュするようにキャッシュ命令を
送信し、proxy2で示されるキャッシュサーバにリ
ンク1のページとリンク3のページの2つをキャッシュ
するようにキャッシュ命令を送信することになる。
【0130】このように、先読みキャッシュする条件を
キャッシュサーバ毎に個別に指定することができる。
【0131】また、移動端末装置1上のWWWブラウザ
に予め登録されているWWWページ(bookmar
k)がある場合に、それらの情報を優先的にキャッシュ
サーバ上にキャッシュさせるという制御を記述すること
もできる。これは、図14において、移動端末装置1が
ネットワークに接続しWWWブラウザを起動した時点
で、WWWブラウザに予め登録されているWWWページ
(bookmark)を先読みキャッシュするようにキ
ャッシュサーバにキャッシュ命令を送信するという制御
を行えばよい。
【0132】さらに、キャッシュサーバ側にキャッシュ
命令を出す場合には、キャッシュサーバ側で既にキャッ
シュされているWWWデータとキャシュされた時間情報
を用いて、一定時間以内にキャッシュされているデータ
が既にある場合には、移動端末装置1側でキャッシュ命
令の送信を阻止したり、またはキャッシュサーバ側でキ
ャッシュ命令を無視する、という制御も可能である。
【0133】このためには、例えばポリシー情報の記述
として、if Already cached (ID) and Cached_time lt
24 hours then …といった拡張を行うと同時に、キャ
ッシュサーバ側でキャッシュした時間を記録しておけば
よい。
【0134】これらの制御を併せて行うことにより、よ
り頻繁にアクセスされるデータを適当な階層にキャッシ
ュして、ネットワーク全体のデータトラフィックを削減
することが可能になる。
【0135】もちろん、上述した具体例は一例であり、
それらの他にも種々のバリエーションが考えられる。ま
た、先読みキャッシュしたWWWページに対してさらに
先のリンク階層のページを先読みキャッシュすることも
可能である。例えば、トップページにアクセスした際
に、トップページから最もジャンプ可能性の高いページ
を先読みキャッシュするとともに、この先読みキャッシ
ュしたページから最もジャンプ可能性の高いページをも
先読みキャッシュしておくという処理も可能である。そ
の場合に、2階層以上先のリンク先ページを先読みキャ
ッシュするか否かについてを、そのリンク先ページが選
択されることになる確率(例えば、そのリンク先ページ
に至るまでの全てのジャンプ確率の積)をもとに判断す
ることも可能である。
【0136】なお、以上では、先読みキャッシュさせる
キャッシュサーバ3を設ける場合を想定したが、先読み
キャッシュさせるキャッシュサーバ3を設けず、先読み
キャッシュを移動端末装置自身でのみ行うようにするこ
とも可能である。この場合には、移動端末装置は、ある
WWW情報を先読みキャッシュするか否かだけ決定すれ
ばよく、先読みポリシーの記述ではキャッシュ先に関す
る記述が不要となる(もちろん、キャッシュ先を自身と
する記述を行うようにしても構わない)。
【0137】さて、以上では、移動端末装置側で先読み
ポリシー情報を保持しこれをもとに先読みキャッシュの
ポリシー制御を行う場合を想定して説明したが、システ
ム中の他の装置に先読みキャッシュのポリシー制御を行
わせることも可能である。例えば、これまでのように移
動端末装置側で先読みキャッシュのポリシー制御をする
のに加えて、各キャッシュサーバが自身のキャッシュポ
リシーを保持し、先読みしたWWWページにそのキャッ
シュポリシーを適用して自律的にページの先読みを行う
ようにすることもできる。また、例えば、移動端末装置
側で先読みキャッシュのポリシー制御をする代わりに、
各キャッシュサーバが自身のキャッシュポリシーを保持
しポリシー制御を行って、自身に先読みキャッシュし、
および/または、移動端末装置に先読みキャッシュさせ
る(例えば、キャッシュサーバがWWWページを(必要
に応じて取得した上で)移動端末装置に送り付ける)、
というようにすることもできる。さらに、WWWサーバ
自体がリンクページのジャンプ確率に基づいて先読みを
決定して、先読みページを移動端末装置および/または
キャッシュサーバ側に送りつけるという制御も可能であ
る。
【0138】もちろん、移動端末装置以外の装置がポリ
シー制御する場合、移動端末装置のリソース(利用可能
な記憶領域量など)を考慮することができないので、適
切なエラー処理を行うことが必要である。また、複数の
箇所でポリシー制御をする場合、お互いが矛盾した場合
にどちらを優先するかを決めるルールを設定しておくこ
とが必要になる。
【0139】これら詳細な制御を定めれば、本実施形態
においては、先読みポリシー情報はシステムの任意の箇
所に置いて制御を行うことが可能になる。
【0140】以上のように本実施形態は、移動携帯端末
を使用する場合に、リンク元ページにおけるリンク先ペ
ージ毎のジャンプ確率やデータサイズなどをもとに、ど
のページをどこに先読みキャッシュするかというポリシ
ーを任意に設定でき、ユーザのWWWアクセス速度を高
めるとともに、不要な先読みトラフィックの増加を防止
して、無線ネットワーク全体の利用確率を高めることが
できる。また、複数のキャッシュサーバが連携したり、
無線ネットワークのステータス情報を反映したり、各端
末ユーザの嗜好を反映したキャッシュポリシーを設定し
たりといった様々な形態にも容易に拡張して実施するこ
とができる。
【0141】なお、本実施形態の各機能は、ソフトウェ
アとしても実現可能である。
【0142】また、本実施形態は、コンピュータに所定
の手段を実行させるための(あるいはコンピュータを所
定の手段として機能させるための、あるいはコンピュー
タに所定の機能を実現させるための)プログラムを記録
したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても実施す
ることもできる。
【0143】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0144】
【発明の効果】本発明によれば、伝送速度の遅い無線ネ
ットワーク接続され、またキャッシュできるディスクや
メモリの容量に上限のある移動端末装置であっても、利
用確率の高いコンテンツを優先的に先読みキャッシュす
ることができ、先読みコンテンツの利用可能性が高ま
り、Web応答の高速化、トラフィック量の削減に寄与
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ配信システム
の全体構成例を示す図
【図2】Webページの構成例を示す図
【図3】WWWページの先読みキャッシュの基本処理に
ついて説明するための図
【図4】WWWページのジャンプ履歴情報の一例を示す
【図5】WWWページのリンク先のジャンプ履歴情報の
作成について説明するための図
【図6】同実施の形態に係るWWWサーバの構成例を示
す図
【図7】同実施の形態に係る移動端末装置の構成例を示
す図
【図8】先読みキャッシュポリシーを記述するための文
法の一例を示す図
【図9】同実施の形態に係るキャッシュサーバの構成例
を示す図
【図10】先読みキャッシュポリシーの記述例とそれに
対する動作の一例を示す図
【図11】先読みキャッシュポリシーの記述例とそれに
対する動作の他の例を示す図
【図12】先読みキャッシュポリシーの記述例とそれに
対する動作のさらに他の例を示す図
【図13】先読みキャッシュポリシーの記述例とそれに
対する動作のさらに他の例を示す図
【図14】先読みキャッシュの動作のさらに他の例を示
す図
【符号の説明】
1…移動端末装置 2…WWWサーバ 3…キャッシュサーバ 5…ルータ装置 6…インターネット 12…無線基地局 16…携帯電話/PHS網 18…アクセスサーバ 71…先読みキャッシュ記憶部 72…メモリサイズレジスタ 73…先読みポリシー記憶部 91…キャッシュ命令レジスタ 92…キャッシュ領域
フロントページの続き (72)発明者 加藤 紀康 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 渋谷 尚久 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 熊木 良成 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 正畑 康郎 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5B082 AA00 GC04 HA02 HA08

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動計算機が無線ネットワークを介してイ
    ンターネットに接続しインターネット上の情報サーバか
    らWWW情報の配信を受ける情報配信システムであっ
    て、 情報サーバが要求されたWWW情報を提供する際、該要
    求されたWWW情報からリンクされる各々のリンク先の
    WWW情報が該要求されたWWW情報をリンク元として
    過去にどれだけアクセスされたかを示す情報を少なくと
    も含む履歴情報を、該要求されたWWW情報に付加して
    提供し、 移動計算機においてあるWWW情報に対するアクセスが
    発生した場合に、少なくとも、該あるWWW情報に付加
    された前記履歴情報により得られる、該あるWWW情報
    からリンクされる各リンク先へのジャンプ可能性に関す
    る指標に基づいて、該移動計算機自身に先読みキャッシ
    ュすべきWWW情報を決定することを特徴とする情報配
    信システム。
  2. 【請求項2】無線ネットワークを介してインターネット
    に接続される移動計算機と、移動計算機にWWW情報を
    提供する情報サーバと、情報サーバの配信する情報を移
    動計算機のために先読みキャッシュするキャッシュサー
    バとを含む情報配信システムであって、 情報サーバが要求されたWWW情報を提供する際、該要
    求されたWWW情報からリンクされる各々のリンク先の
    WWW情報が該要求されたWWW情報をリンク元として
    過去にどれだけアクセスされたかを示す情報を少なくと
    も含む履歴情報を、該要求されたWWW情報に付加して
    提供し、 移動計算機においてあるWWW情報に対するアクセスが
    発生した場合に、少なくとも、該あるWWW情報に付加
    された前記履歴情報により得られる、該あるWWW情報
    からリンクされる各リンク先へのジャンプ可能性に関す
    る指標に基づいて、先読みキャッシュすべきWWW情報
    および先読みしたWWW情報をキャッシュすべき装置を
    決定することを特徴とする情報配信システム。
  3. 【請求項3】前記決定は前記移動計算機およびまたは前
    記キャッシュサーバにおいてなされることを特徴とする
    請求項2に記載の情報配信システム。
  4. 【請求項4】前記履歴情報に含まれる前記各々のリンク
    先に関する情報は、前記要求されたWWW情報をリンク
    元として各リンク先のWWW情報がアクセスされた回数
    であり、 前記各リンク先へのジャンプ可能性に関する指標は、前
    記各リンク先のWWW情報がアクセスされた回数を前記
    要求されたWWW情報がアクセスされた回数でそれぞれ
    除して求めることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか1項に記載の情報配信システム。
  5. 【請求項5】前記決定は、前記要求されたWWW情報か
    らリンクされる各リンク先のWWW情報のデータサイズ
    をも考慮して行うことを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれか1項に記載の情報配信システム。
  6. 【請求項6】前記決定は、動的にモニタされるネットワ
    ークの利用可能帯域情報をも考慮して行うことを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の情報配信
    システム。
  7. 【請求項7】リンク先のWWW情報が第1の基準値以上
    のジャンプ可能性を持つことを前記指標が示すならば該
    WWW情報を移動計算機に先読みキャッシュすることを
    決定するとともに、リンク先のWWW情報が第1の基準
    値より小さい第2の基準値以上のジャンプ可能性を持つ
    ことを前記指標が示すならば該WWW情報をキャッシュ
    サーバに先読みキャッシュすることを決定することを特
    徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の情報
    配信システム。
  8. 【請求項8】大きなジャンプ可能性を示す指標を持つリ
    ンク先のWWW情報から優先的に、該リンク先のWWW
    情報のデータサイズと前記移動計算機に格納可能なサイ
    ズとの関係に基づいて該リンク先のWWW情報を該移動
    計算機に先読みキャッシュすることを決定することを特
    徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の情報
    配信システム。
  9. 【請求項9】前記決定は、予め定めた手順を記述した先
    読みポリシー情報に従って行うものであり、 前記先読みポリシー情報には、前記移動計算機の表示ソ
    フトウェアが起動されたときに、該表示ソフトウェアに
    予め登録されたWWW情報を先読みキャッシュする手順
    を記述可能であることを特徴とする請求項1ないし8の
    いずれか1項に記載の情報配信システム。
  10. 【請求項10】前記履歴情報は、各移動計算機が送信す
    るリンク元のWWW情報を特定する情報とリンク先のW
    WW情報を特定する情報とを含む所定のメッセージに基
    づき、リンク元のWWW情報を保持する各情報サーバに
    おいて各リンク元のWWW情報毎に作成されるものであ
    ることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に
    記載の情報配信システム。
  11. 【請求項11】前記情報サーバは、要求されたWWW情
    報を提供する際、該要求されたWWW情報に対する前記
    履歴情報に基づいてジャンプ可能性が高いと判断される
    リンク先のWWW情報を併せて提供することを特徴とす
    る請求項1ないし10のいずれか1項に記載の情報配信
    システム。
  12. 【請求項12】無線ネットワークを介してインターネッ
    トに接続しインターネット上の情報サーバからWWW情
    報の配信を受ける移動計算機であって、 あるWWW情報に対するアクセスが発生した場合に、少
    なくとも、該あるWWW情報に付加されて情報サーバ装
    置から提供された該あるWWW情報からリンクされる各
    々のリンク先のWWW情報が該あるWWW情報をリンク
    元として過去にどれだけアクセスされたかを示す情報を
    少なくとも含む履歴情報により得られる、該あるWWW
    情報からリンクされる各リンク先へのジャンプ可能性に
    関する指標に基づいて、該移動計算機自身に先読みキャ
    ッシュすべきWWW情報を決定する手段と、 先読みしたWWW情報をキャッシュする手段とを備えた
    ことを特徴とする移動計算機。
  13. 【請求項13】無線ネットワークを介しキャッシュサー
    バを通じてインターネットに接続しインターネット上の
    情報サーバからWWW情報の配信を受ける移動計算機で
    あって、 あるWWW情報に対するアクセスが発生した場合に、少
    なくとも、該あるWWW情報に付加されて情報サーバ装
    置から提供された該あるWWW情報からリンクされる各
    々のリンク先のWWW情報が該あるWWW情報をリンク
    元として過去にどれだけアクセスされたかを示す情報を
    少なくとも含む履歴情報により得られる、該あるWWW
    情報からリンクされる各リンク先へのジャンプ可能性に
    関する指標に基づいて、先読みキャッシュすべきWWW
    情報と、該WWW情報を先読みしてキャッシュすべき装
    置とを決定する手段と、 自装置に先読みキャッシュすべきことが決定されたWW
    W情報がある場合に、該WWW情報を先読みしてキャッ
    シュするための手段と、 キャッシュサーバに先読みキャッシュすべきことが決定
    されたWWW情報がある場合に、該WWW情報を先読み
    キャッシュすべき旨の要求を該キャッシュサーバに送信
    するための手段とを備えたことを特徴とする移動計算
    機。
  14. 【請求項14】自装置への先読みキャッシュを可能とす
    るデータサイズに関する情報を保持する手段を更に備
    え、 前記履歴情報には更に各リンク先のWWW情報のデータ
    サイズに関する情報が含まれ、 前記決定する手段は、前記データサイズに関する情報を
    も考慮して前記決定を行うことを特徴とする請求項12
    または13に記載の移動計算機。
  15. 【請求項15】リンク元となったWWW情報を保持する
    情報サーバに、リンク元となったWWW情報とリンク先
    となったWWW情報との組を通知するための処理を行う
    手段を更に備えたことを特徴とする請求項12ないし1
    4のいずれか1項に記載の移動計算機。
  16. 【請求項16】インターネットに接続されWWW情報を
    提供する情報サーバ装置であって、 自装置が保持する各WWW情報毎に、あるWWW情報か
    らリンクされる各々のリンク先のWWW情報が該あるW
    WW情報をリンク元として過去にどれだけアクセスされ
    たかを示す情報を少なくとも含む履歴情報を作成する手
    段と、 要求されたWWW情報を提供する際、該要求されたWW
    W情報に前記履歴情報を付加して提供するための手段と
    を備えたことを特徴とする情報サーバ装置。
  17. 【請求項17】要求されたWWW情報を提供する際、該
    要求されたWWW情報に対する前記履歴情報に基づいて
    ジャンプ可能性が高いと判断されるリンク先のWWW情
    報を併せて提供するための手段を更に備えたことを特徴
    とする請求項16に記載の情報サーバ装置。
  18. 【請求項18】無線ネットワークを介してインターネッ
    トに接続される移動計算機と、移動計算機にWWW情報
    を提供する情報サーバとの間に設置され、情報サーバの
    配信する情報を移動計算機のために先読みキャッシュす
    るキャッシュサーバ装置であって、 移動計算機から指示されたWWW情報を先読みしてキャ
    ッシュする手段を備えたことを特徴とするキャッシュサ
    ーバ装置。
  19. 【請求項19】無線ネットワークを介してインターネッ
    トに接続される移動計算機と、移動計算機にWWW情報
    を提供する情報サーバとの間に設置され、情報サーバの
    配信する情報を移動計算機のために先読みキャッシュす
    るキャッシュサーバ装置であって、 移動計算機においてあるWWW情報に対するアクセスが
    発生した場合に、少なくとも、該あるWWW情報に付加
    されて情報サーバ装置から提供された該あるWWW情報
    からリンクされる各々のリンク先のWWW情報が該ある
    WWW情報をリンク元として過去にどれだけアクセスさ
    れたかを示す情報を少なくとも含む履歴情報により得ら
    れる、該あるWWW情報からリンクされる各リンク先へ
    のジャンプ可能性に関する指標に基づいて、先読みキャ
    ッシュすべきWWW情報と、該WWW情報を先読みして
    キャッシュすべき装置とを決定する手段と、 自装置に先読みキャッシュすべきことが決定されたWW
    W情報がある場合に、該WWW情報を先読みしてキャッ
    シュするための手段と、 前記移動計算機に先読みキャッシュすべきことが決定さ
    れたWWW情報がある場合に、該移動計算機に該WWW
    情報を先読みキャッシュさせるための手段とを備えたこ
    とを特徴とする移動計算機。
  20. 【請求項20】無線ネットワークを介してインターネッ
    トに接続される移動計算機と、移動計算機にWWW情報
    を提供する情報サーバと、情報サーバの配信する情報を
    移動計算機のために先読みキャッシュするキャッシュサ
    ーバとを含む情報配信システムにおける先読みキャッシ
    ュ処理方法であって、 情報サーバが要求されたWWW情報を提供する際、該要
    求されたWWW情報からリンクされる各々のリンク先の
    WWW情報が該要求されたWWW情報をリンク元として
    過去にどれだけアクセスされたかを示す情報を少なくと
    も含む履歴情報を、該要求されたWWW情報に付加して
    提供し、 移動計算機においてあるWWW情報に対するアクセスが
    発生した場合に、少なくとも、該あるWWW情報に付加
    された前記履歴情報により得られる、該あるWWW情報
    からリンクされる各リンク先へのジャンプ可能性に関す
    る指標に基づいて、先読みキャッシュすべきWWW情報
    および先読みしたWWW情報をキャッシュすべき装置を
    決定することを特徴とする先読みキャッシュ処理方法。
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