JP5090019B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯タンクから給湯を行う貯湯式給湯機に関する。
従来の給湯機としては、図6に示すようなものがある(例えば、特許文献1参照)。図6に示すように、貯湯式給湯機200は、貯湯タンク102を有する貯湯タンクユニット101と、水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット103とを備えている。貯湯タンクユニット101は、配管により、蛇口やシャワーなどの給湯端末104および浴槽106に接続されている。貯湯タンク102とヒートポンプユニット103とは、ヒートポンプ入水管110およびヒートポンプ出湯管111で環状に接続されている。貯湯タンク102の底部の水は、ヒートポンプ入水管110を経由してヒートポンプユニット103の水熱交換器に送られ、高温の湯に加熱される。高温の湯は、ヒートポンプ出湯管111を経由して貯湯タンク102の上部に戻される。
貯湯タンク102の湯を給湯端末104で利用する場合、貯湯タンク102の上部に貯められた高温の湯は、出湯管108、中間水混合弁114および第1出湯管115を経由し、給湯混合弁116で給水配管109の水と混合され、所定の第1給湯温度に調節された後に給湯管117から給湯端末104に供給される。第1給湯温度は、給湯制御端末105に入力を行うことにより、ユーザーが所望の温度(通常は、最高60℃)に設定することができる。
貯湯タンク102の湯を浴槽106への湯張りに利用する場合、貯湯タンク102の上部に貯められた高温の湯は、出湯管108、中間水混合弁114および第1出湯管115を経由し、風呂混合弁118で給水配管109の水と混合され、所定の風呂湯張り温度に調節された後に湯張り管119から浴槽106に供給される。風呂湯張り温度は、風呂制御端末107に入力を行うことにより、ユーザーが所望の温度(通常は、最高60℃)に設定することができる。
さらに、貯湯式給湯機200によれば、貯湯タンク102の湯を用いて浴槽106の水を加熱する風呂加熱運転(いわゆる追焚運転)が可能である。貯湯タンク102の上部に貯められた高温の湯は、1次側往き管123から風呂熱交換器129に送られ、1次側ポンプ125および1次側戻り管124を経由して貯湯タンク102の底部に戻される。浴槽106の水は、2次側往き管126から風呂熱交換器129に送られ、2次側ポンプ128および2次側戻り管127を経由して浴槽106に戻される。風呂熱交換器129において、貯湯タンク102の湯と浴槽106の水とが熱交換することにより、浴槽106の水が加熱される。追焚温度は、風呂制御端末107で設定することができる。
このように、図6に示す貯湯式給湯機200は、貯湯タンク102の湯を給湯端末104と浴槽106に別々の温度で給湯できるだけでなく、貯湯タンク102の湯を利用した風呂加熱運転ができるという点で利便性が高い。
特開2005−274132号公報
図6に示す1ユニットの貯湯式給湯機を複数世帯、例えば、二世帯住宅や集合住宅の複数世帯で共用できれば、設備コストを大幅に削減することが可能である。しかしながら、従来の貯湯式給湯機は、複数世帯での共用を想定したものではない。
上記事情に鑑み、本発明は、貯湯タンクの湯を給湯端末や浴槽のそれぞれに個別の設定温度で供給できるとともに、複数世帯が共用するのに適した貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、
水を加熱する加熱装置と、
加熱装置で加熱した湯を貯える貯湯タンクと、
貯湯タンクの湯と給水とを第1給湯混合弁において混合し、所定の第1給湯温度に調節された湯を蛇口やシャワーなどの第1給湯端末に供給する第1給湯管路と、
第1給湯端末のユーザーが行う入力に基づき、第1給湯混合弁の制御に使用される第1給湯温度を設定する第1給湯温度設定手段と、
貯湯タンクの湯と給水とを第1風呂混合弁において混合し、所定の第1風呂給湯温度に調節された湯を第1浴槽に供給する第1風呂給湯管路と、
第1浴槽のユーザーが行う入力に基づき、第1風呂混合弁の制御に使用される第1風呂給湯温度を設定する第1風呂温度設定手段と、
貯湯タンクの湯と給水とを第2給湯混合弁において混合し、所定の第2給湯温度に調節された湯を蛇口やシャワーなどの第2給湯端末に供給する第2給湯管路と、
第2給湯端末のユーザーが行う入力に基づき、第2給湯混合弁の制御に使用される第2給湯温度を設定する第2給湯温度設定手段と、
貯湯タンクの湯と給水とを第2風呂混合弁において混合し、所定の第2風呂給湯温度に調節された湯を第2浴槽に供給する第2風呂給湯管路と、
第2浴槽のユーザーが行う入力に基づき、第2風呂混合弁の制御に使用される第2風呂給湯温度を設定する第2風呂温度設定手段と、
を備えた、貯湯式給湯機を提供する。
他の側面において、本発明は、
水を加熱する加熱装置と、
加熱装置で加熱した湯を貯える貯湯タンクと、
貯湯タンクの湯と給水とを第1給湯混合弁において混合し、所定の第1給湯温度に調節された湯を蛇口やシャワーなどの第1給湯端末に供給する第1給湯管路と、
第1給湯端末のユーザーが行う入力に基づき、第1給湯混合弁の制御に使用される第1給湯温度を設定する第1給湯温度設定手段と、
貯湯タンクの湯と給水とを風呂混合弁において混合し、所定の風呂給湯温度に調節された湯を浴槽に供給する風呂給湯管路と、
浴槽のユーザーが行う入力に基づき、風呂混合弁の制御に使用される風呂給湯温度を設定する風呂温度設定手段と、
貯湯タンクの湯と給水とを第2給湯混合弁において混合し、所定の第2給湯温度に調節された湯を蛇口やシャワーなどの第2給湯端末に供給する第2給湯管路と、
第2給湯端末のユーザーが行う入力に基づき、第2給湯混合弁の制御に使用される第2給湯温度を設定する第2給湯温度設定手段と、
を備えた、貯湯式給湯機を提供する。
上記本発明の貯湯式給湯機の前者は、貯湯タンクの湯をそれぞれ個別の給湯温度で利用できる、第1給湯管路、第1風呂給湯管路、第2給湯管路および第2風呂給湯管路を備えている。上記本発明の貯湯式給湯機の後者は、貯湯タンクの湯をそれぞれ個別の給湯温度で利用できる、第1給湯管路、第1風呂給湯管路および第2給湯管路を備えている。このように、個別の温度で給湯できる給湯管路の数が増加することにより、ユーザーの利便性が向上する。さらに、複数世帯で1ユニットの貯湯式給湯機を共用することが可能となり、貯湯式給湯機の設置スペースや設置コストを削減できる。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる貯湯式給湯機の構成図である。貯湯式給湯機100Aは、ヒートポンプユニット3、貯湯タンクユニット1A、主制御器50および制御端末8,9,10,11を備えている。複数の給湯端末4,5と複数の浴槽6,7のそれぞれに対し、個別の設定温度で湯を供給することが可能である。このような貯湯式給湯機100Aは、例えば、二世帯住宅に好適である。以下、「貯湯式給湯機」を「給湯機」と略記する。
給湯端末4,5は、第1給湯端末4と第2給湯端末5とを含む。第1給湯端末4は、例えば、蛇口4aおよび/またはシャワー4bである。同様に、第2給湯端末5は、蛇口5aおよび/またはシャワー5bである。
ヒートポンプユニット3は、水を加熱する加熱装置であり、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒を放熱させる放熱器と、放熱した冷媒を膨張させる膨張弁と、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器とを有する冷凍装置によって構成されている。放熱器において冷媒と水との熱交換が行われ、最高約90℃の湯を沸かすことができる。ヒートポンプサイクル(冷凍サイクル)を利用して水を加熱する方式によれば、電気ヒータを用いて水を加熱する方式に比べ、高いエネルギー効率を達成することができる。
ヒートポンプユニット3の冷媒として、例えば、二酸化炭素を使用することができる。自然冷媒である二酸化炭素は、オゾン層破壊係数がゼロであり、地球温暖化係数も代替冷媒であるHFC−407Cの約1700分の1と非常に小さいため、環境にも優しい。
貯湯タンクユニット1Aは、ヒートポンプユニット3で加熱した湯を貯める貯湯タンク2と、ヒートポンプユニット3と貯湯タンク2とを環状に接続する貯湯管路51と、貯湯タンク2の湯を所定の給湯温度に調節して給湯端末4,5や浴槽6,7に供給する複数の給湯管路52,53,55,56と、貯湯タンク2の湯を利用して浴槽6,7の水を加熱する複数の風呂加熱管路54,57と、貯湯タンク2の底部に水を補給するとともに湯温調節に使用する水を各給湯管路52,53,55,56に供給する給水管路14とを備えている。
貯湯タンク2の内壁面には、高さ方向に沿って複数のタンク温度センサ46が設けられている。タンク温度センサ46により貯湯タンク2に貯められた湯の高さ方向の温度分布、言い換えれば、湯量を検出することができる。タンク温度センサ46を用いて貯湯タンク2内の温度分布をモニタすることにより、適切な量の湯を貯湯タンク2に貯めることが可能となる。
貯湯タンク2の容量は特に限定されるものではないが、例えば、450リットル以上600リットル以下であることが好ましい。このような容量であれば、1ユニットの給湯機100Aを二世帯で共用する場合において、余分な沸上運転や湯切れの発生を防止でき、高い運転効率が期待できる。また、貯湯タンク2の容量を上述の範囲に設定することと併せて、ヒートポンプユニット3の定格加熱能力を、例えば、5kW以上(好ましくは5.4kW以上)7kW以下に設定するとよい。
貯湯管路51は、ヒートポンプ入水配管43、ヒートポンプ出湯配管45およびヒートポンプ循環ポンプ44によって構成されている。ヒートポンプ入水配管43は、一端が貯湯タンク2の底部、他端がヒートポンプユニット3に接続されている。ヒートポンプ出湯配管45は、一端がヒートポンプユニット3、他端が貯湯タンク2の上部に接続されている。ヒートポンプ循環ポンプ44が作動することに応じて、貯湯タンク2の底部の水は、ヒートポンプ入水配管43を流通し、ヒートポンプユニット3に送られる。ヒートポンプユニット3で加熱された湯は、ヒートポンプ出湯配管45を流通し、貯湯タンク2の上部に戻される。
給湯管路52,53,55,56は、貯湯タンク2の湯を第1給湯温度に調節して第1給湯端末4に供給する第1給湯管路52と、貯湯タンク2の湯を第2給湯温度に調節して第2給湯端末5に供給する第2給湯管路55と、貯湯タンク2の湯を第1風呂給湯温度に調節して第1浴槽6に供給する第1風呂給湯管路53と、貯湯タンク2の湯を第2風呂給湯温度に調節して第2浴槽7に供給する第2風呂給湯管路56とを含む。
第1給湯管路52は、給湯用出湯配管12、第1給湯混合弁17および第1給湯配管21によって構成されている。第1給湯配管21は、一端が第1給湯端末4に接続され、他端が第1給湯混合弁17に接続されている。給湯用出湯配管12は、一端が貯湯タンク2の上部に接続されており、他端が第1給湯混合弁17に接続されている。第1給湯混合弁17は、第1給湯端末4と貯湯タンク2との間に配置されており、給湯用出湯配管12を経由して貯湯タンク2から送られてくる湯と、給水管路14(分岐給水配管14b)から送られてくる水とを所定割合で混合し、湯の温度調節を行う。第1給湯混合弁17において温度調節された湯は、第1給湯配管21を流通し、第1給湯端末4に供給される。第1給湯配管21を流通する湯の温度を検出するために、サーミスタなどで構成される第1給湯温度センサ23が第1給湯配管21の内部に設けられている。
第2給湯管路55は、給湯用出湯配管12、第2給湯混合弁18および第2給湯配管22によって構成され、第1給湯管路52と同一の構成および同一の機能を有している。第2給湯配管22を流通する湯の温度を検出するために、第2給湯温度センサ24が第2給湯配管22の内部に設けられている。
なお、給湯用出湯配管12は、貯湯タンク2に接続されている側とは反対側において二股に分岐した端部を有しており、分岐した端部の一方が第1給湯管路52の第1給湯混合弁17に接続され、他方が第2給湯管路55の第2給湯混合弁18に接続されている。つまり、給湯用出湯配管12は、第1給湯管路52および第2給湯管路55のそれぞれの一部として共用されている。
第1風呂給湯管路53は、風呂用出湯配管13、第1風呂混合弁19、第1風呂給湯電磁弁27および第1風呂給湯配管25によって構成されている。第1風呂給湯配管25は、一端が第1風呂加熱管路54を介して間接的に第1浴槽6に接続され、他端が第1風呂混合弁19に接続されている。風呂用出湯配管13は、一端が貯湯タンク2の上部に接続されており、他端が第1風呂混合弁19に接続されている。第1風呂混合弁19は、第1浴槽6と貯湯タンク2との間に配置されており、風呂用出湯配管13を経由して貯湯タンク2から送られてくる湯と、給水管路14(分岐給水配管14b)から送られてくる水とを所定割合で混合し、湯の温度調節を行う。第1風呂混合弁19において温度調節された湯は、第1風呂給湯配管25および第1風呂加熱管路54を流通し、第1浴槽6に供給される。第1風呂給湯電磁弁27は、第1浴槽6から貯湯タンク2への湯の逆流を防止する。第1風呂給湯配管25を流通する湯の温度を検出するために、第1風呂給湯電磁弁27と第1風呂混合弁19との間における第1風呂給湯配管25の内部に、第1風呂給湯温度センサ29が設けられている。
第2風呂給湯管路56は、風呂用出湯配管13、第2風呂混合弁20、第2風呂給湯電磁弁28および第2風呂給湯配管26によって構成され、第1給湯管路52と同一の構成および同一の機能を有している。第2風呂給湯配管26を流通する湯の温度を検出するために、第2風呂給湯電磁弁28と第2風呂混合弁20との間における第2風呂給湯配管26の内部に、第2風呂給湯温度センサ30が設けられている。
なお、風呂用出湯配管13は、貯湯タンク2に接続されている側とは反対側において三ツ股に分岐した端部を有しており、分岐した端部の1つが第1風呂混合弁19に接続され、他の1つが第2風呂混合弁20に接続され、さらに他の1つが圧力逃がし弁16に接続されている。つまり、風呂用出湯配管13は、第1風呂給湯管路53および第2風呂給湯管路56のそれぞれの一部として共用されている。
風呂加熱管路54,57は、貯湯タンク2の湯を利用して第1浴槽6の水(または湯)を加熱する第1風呂加熱管路54と、貯湯タンク2の湯を利用して第2浴槽7の水(または湯)を加熱する第2風呂加熱管路57とを含む。
第1風呂加熱管路54は、1次側配管33、第1風呂追焚ポンプ35、2次側配管41、第1風呂循環ポンプ37および第1風呂熱交換器31によって構成されている。1次側配管33は、一端が風呂用出湯配管13に接続され、他端が貯湯タンク2の底部に接続されている。2次側配管41は、両端が第1浴槽6に接続されている。貯湯タンク2、風呂用出湯配管13、1次側配管33および第1風呂熱交換器31により環状の1次側管路が形成され、第1浴槽6、2次側配管41および第1風呂熱交換器31により環状の2次側管路が形成されている。第1風呂熱交換器31は、例えば、二重管式熱交換器である。第1風呂熱交換器31において、貯湯タンク2から送られてくる湯の流通方向と、第1浴槽6から送られてくる水(または湯)の流通方向とが逆向きになっている。
第1風呂追焚ポンプ35を駆動することにより、貯湯タンク2の上部に貯められている湯が1次側配管33を流通して第1風呂熱交換器31に送られる。第1風呂循環ポンプ37を駆動することにより、第1浴槽6の水(または湯)が2次側配管41を流通して第1風呂熱交換器31に送られる。第1風呂熱交換器31において、第1浴槽6の水(または湯)と貯湯タンク2の湯が熱交換する。第1風呂熱交換器31において第1浴槽6の水(または湯)と熱交換した貯湯タンク2の湯は、貯湯タンク2の底部に戻される。第1風呂熱交換器31において貯湯タンク2の湯と熱交換した第1浴槽6の湯(または水)は、第1浴槽6に戻される。第1風呂循環ポンプ37の入口部には、第1浴槽6の湯温を検出する第1風呂温度センサ39が設けられている。
第2風呂加熱管路57は、1次側配管34、2次側配管42、第2風呂追焚ポンプ36、第2風呂循環ポンプ38および第2風呂熱交換器32によって構成され、第1風呂加熱管路54と同一の構成および同一の機能を有している。第2風呂循環ポンプ38の入口部には、第2浴槽7の湯温を検出する第2風呂温度センサ40が設けられている。
本実施形態において、第1風呂加熱管路54と第2風呂加熱管路57とは、それぞれ個別に風呂熱交換器31,32を有しており、独立して機能させることが可能となっている。つまり、第1風呂熱交換器31による第1浴槽6の水または湯の加熱と、第2風呂熱交換器32による第2浴槽7の水または湯の加熱とを同時に行うことが可能であり、非常に利便性が高い。
主制御器50は、マイクロコンピュータやDSP(digital signal processor)によって構成され、必要に応じて、各種温度センサ23,24,29,30,39,40,46の検出信号を取得するとともに、検出信号に基づいて、ヒートポンプユニット3の制御、各種混合弁17〜20の制御、各種ポンプ35〜38,44の制御を行う。
制御端末8〜11は、第1給湯制御端末8、第2給湯制御端末9、第1風呂制御端末10および第2風呂制御端末11を含む。これらの制御端末8〜11は、マイクロコンピュータ、ユーザーが各種設定を行うための入力部、および、湯の使用状況や湯の設定温度を表示するモニタ等によって構成され、主制御器50と通信可能に接続されている。
第1給湯制御端末8は、第1給湯端末4がある家庭の台所や洗面所に設置される。第1給湯制御端末8を操作することにより、ユーザーは、第1給湯端末4に供給される湯の温度を所望の第1給湯温度(通常は最高60℃)に設定することができる。すなわち、第1給湯制御端末8は、第1給湯端末4のユーザーが行う入力に基づき、第1給湯混合弁17の制御に使用される第1給湯温度を設定する第1給湯温度設定手段として機能する。第1給湯制御端末8に入力および設定された第1給湯温度は、主制御器50に通知される。主制御器50は、第1給湯温度センサ23の検出温度、言い換えれば、第1給湯端末4に供給される湯の温度を第1給湯温度に一致させるべく第1給湯混合弁17の制御を行い、第1給湯混合弁17における湯と給水との混合比率を調節する。
第2給湯制御端末9は、第1給湯制御端末8と同一の機能および同一の構成を有し、第2給湯端末5がある場所に設置される。第2給湯温度設定手段としての第2給湯制御端末9に入力および設定された第2給湯温度は、主制御器50に通知される。主制御器50は、第2給湯温度センサ24の検出温度が第2給湯温度に一致するように第2給湯混合弁18の制御を行い、第2給湯混合弁18における湯と水の混合比率を調節する。
第1風呂制御端末10は、第1浴槽6がある家庭の浴室に設置される。第1風呂制御端末10を操作することにより、ユーザーは、第1浴槽6に供給される湯の温度を所望の第1風呂給湯温度(通常は32℃〜48℃程度)に設定することができ、第1浴槽6の湯(または水)の追焚温度を所望の第1風呂温度(通常は32℃〜48℃程度)に設定することができる。すなわち、第1風呂制御端末10は、第1浴槽6のユーザーが行う入力に基づき、第1風呂混合弁19の制御に使用される第1風呂給湯温度と、第1風呂加熱管路54における熱交換の制御に使用される第1風呂温度とを設定する第1風呂温度設定手段として機能する。第1風呂制御端末10に入力および設定された第1風呂給湯温度および第1風呂温度は、主制御器50に通知される。主制御器50は、第1風呂給湯温度センサ29の検出温度、言い換えれば、第1浴槽6に供給される湯の温度を第1風呂給湯温度に一致させるべく第1風呂給湯混合弁19の制御を行い、第1風呂給湯混合弁19における湯と給水との混合比率を調節する。追焚運転開始後において、主制御器50は、第1風呂温度センサ39の検出温度、言い換えれば、第1浴槽6の湯の温度が第1風呂温度に達するまで、第1風呂追焚ポンプ35および第1風呂循環ポンプ37を駆動する。
第2風呂制御端末11は、第1風呂制御端末10と同一の機能および同一の構成を有し、第2浴槽7がある家庭の浴室に設置される。第2風呂温度設定手段としての第2風呂制御端末11に入力および設定された第2風呂給湯温度および第2風呂温度は、主制御器50に通知される。主制御器50は、第2風呂給湯温度センサ30の検出温度が第2風呂給湯温度に一致するように第2風呂給湯混合弁20の制御を行い、第2風呂給湯混合弁20における湯と給水との混合比率を調節する。追焚運転開始後において、主制御器50は、第2風呂温度センサ40の検出温度が第2風呂温度に達するまで、第2風呂追焚ポンプ36および第2風呂循環ポンプ38を駆動する。
給水管路14は、主給水配管14a、分岐給水配管14b、減圧弁15および給水加圧ポンプ46によって構成されている。主給水配管14aは、貯湯タンク2、減圧弁15、給水加圧ポンプ46および外部の水道管(図示省略)をこの順番で接続する配管である。分岐給水配管14bは、一端が主給水配管14aに接続され、他端が各混合弁17,18,19,20に接続されている。分岐給水配管14bにより、湯の温度調節に使用する水が給湯管路52,53,55,56に供給される。減圧弁15は、貯湯タンク2から見て主給水配管14aと分岐給水配管14bとの接続位置よりも水の流れ方向に関する上流側に配置されている。減圧弁15の仕様により、各給湯管路52,53,55,56の給湯圧力が定まる。給水加圧ポンプ46は、貯湯タンク2から見て減圧弁15よりもさらに上流側に配置されており、例えば、給湯管路52,53,55,56の合計流量が所定値を超えた場合に作動するブースターである。
給湯端末4,5や浴槽6,7で同時に湯を使用すると、給湯端末4,5のユーザーが湯量不足を体感する程度まで給湯量が低下する可能性がある。給水加圧ポンプ46を作動させることにより、給湯端末4,5に湯を供給するための給湯管路52,55の吐出圧力を高く維持することができ、給湯端末4,5に十分な量の湯を供給することが可能となる。給水加圧ポンプ46を設ける場合、減圧弁15の設定圧力を、例えば、70kPa以上170kPa以下とすることが適切である。
給水加圧ポンプ46を作動させるタイミングは特に限定されないが、給湯端末4,5に湯を供給するための給湯管路52,55の吐出圧力が所定圧力まで低下することに応じて、給水加圧ポンプ46を作動させるとよい。一般に、シャワー4b,5bへの給湯量が約8リットル/分を下回ると、ユーザーが湯量不足を感じ始める。したがって、このような給湯量を達成できないほど給湯管路52,55の吐出圧力が低下した場合に、給水加圧ポンプ46を作動させることができる。給湯管路52,55の吐出圧力は、例えば、給湯配管21,22に圧力センサを設けることにより検出可能である。主制御部50は、このような圧力センサの検出信号を定期的に、または必要に応じて取得する。取得した検出信号に基づいて、給湯配管21,22の吐出圧力を識別する。吐出圧力が所定圧力を下回ったら給水加圧ポンプ46を始動する。
もちろん、給水加圧ポンプ46が必須というわけではない。給水加圧ポンプ46を設けない場合、例えば、減圧弁15の設定圧力を150kPa以上350kPa以下(好ましくは200kPa以上300kPa以下)とすることにより、同時給湯が行われた場合であっても十分な給湯量を確保できるようになる。しかしながら、給水加圧ポンプ46を使用することにより、給湯管路52,53,55,56の合計流量が大きく変動した場合の応答性が改善され、給湯端末4,5を使用中のユーザーの違和感を少なくすることが可能となる。
なお、本実施形態においては、給水加圧ポンプ46を減圧弁15よりも上流側に設け、給湯管路52,55の吐出圧力を上昇させる構成としているが、減圧弁15よりも下流側、例えば主給水配管14aに給水加圧ポンプ46を設けてもよい。さらに、第1給湯管路52の第1給湯配管21や第2給湯管路55の第2給湯配管22に給水加圧ポンプ46を設け、各給湯管路52,55の吐出圧力を上昇させる構成としてもよい。さらには、上記構成を併用してもよい。
次に、給湯機100Aの動作について説明する。
第1給湯端末4を開放すると、第1給湯混合弁17において貯湯タンク2の湯が分岐給水配管14bの水と混合され、第1給湯温度で第1給湯端末4に供給される。第2給湯端末5を開放した場合は、貯湯タンク2の湯が第2給湯温度に調節され、第2給湯端末5に供給される。
第1風呂制御端末10の湯張りスイッチをオンすると、第1風呂給湯電磁弁27が開き、第1浴槽6への給湯が開始される。貯湯タンク2の湯は、第1風呂混合弁19において分岐給水配管14bの水と混合され、第1風呂給湯温度で第1浴槽6に供給される。第2風呂制御端末11の湯張りスイッチをオンした場合には、第2風呂給湯電磁弁28が開き、第2風呂給湯温度に調節された湯が第2浴槽7に供給される。
第1風呂制御端末10の追焚スイッチをオンすると、第1風呂追焚ポンプ35および第1風呂循環ポンプ37が始動する、つまり第1風呂加熱運転が始まる。貯湯タンク2の上部に貯められた湯は、第1風呂追焚ポンプ35の働きにより1次側配管33を流通して第1風呂熱交換器31に送られ、第1浴槽6の水と熱交換した後に貯湯タンク2の底部に戻される。一方、第1浴槽6の水(または湯)は、第1風呂循環ポンプ37の働きにより2次側配管41を流通して第1風呂熱交換器31に送られ、貯湯タンク2の湯と熱交換して加熱された後に第1浴槽6に戻される。第1風呂温度センサ39の検出温度が第1風呂温度に到達した場合に、第1風呂追焚ポンプ35と第1風呂循環ポンプ37とが停止し、第1風呂加熱運転が終了する。
第2風呂制御端末11の追焚スイッチをオンすると、第2風呂加熱運転が始まる。第2浴槽7の湯は、貯湯タンク2の湯と熱交換を行うことにより加熱される。第2風呂温度センサ40の検出温度が第2風呂温度に到達した場合に、第2風呂追焚ポンプ36と第2風呂循環ポンプ38とが停止し、第2風呂加熱運転が終了する。
以上のように、給湯機100Aでは、第1給湯温度、第2給湯温度、第1風呂給湯温度および第2風呂給湯温度をそれぞれ個別に設定できるため、ユーザーの利便性や快適性が高い。また、貯湯タンク2の湯を給湯端末4,5に供給するだけでなく、第1浴槽6および第2浴槽7の風呂加熱運転にも利用できる。
なお、給湯端末4,5および浴槽6,7は、一世帯に設置されていてもよいし、複数の世帯に設置されていてもよい。例えば、第1給湯端末4および第1浴槽6を一世帯に、第2給湯端末5および第2浴槽7を別の世帯に設置することが可能である。すなわち、複数の世帯で1ユニットの給湯機100Aを共用することにより、給湯機100Aの設置スペースや設置コストの削減が可能となり、施工性や経済性でのメリットが得られる。
ところで、1ユニットの給湯機100Aを二世帯で共用する場合、共用に起因する問題の顕在化が想定される。例えば、一方の世帯でシャワー4aを使用している最中に、他方の世帯で浴槽7(第2浴槽7)に湯を張り始めると、その影響が使用中のシャワー4aに現れ、ユーザーに不快感を与える可能性がある。給湯量の変動の問題が顕在化することを防ぐためには、給湯管路52,53,55,56および風呂加熱管路54,57の6本の管路のそれぞれが貯湯タンク2の上部から直接かつ個別に延びていることが好ましい。しかしながら、貯湯タンク2の上部のスペースには制限があり、このような多数の管路を貯湯タンク2の上部から個別に延ばすことは困難であるとともに、配管のロウ付け等の加工コストが嵩む問題もある。
そこで、本実施形態においては、以下のような構成を採用している。給湯機100Aは、貯湯タンク2の上部に接続された給湯用出湯配管12と、給湯用出湯配管12とは別に、貯湯タンク2の上部に接続された風呂用出湯配管13とを備えており、給湯用出湯配管12を第1給湯管路52および第2給湯管路55のそれぞれの一部として共用し、風呂用出湯配管13を第1風呂給湯管路53(1次側)、第1風呂加熱管路54、第2風呂給湯管路56および第2風呂加熱管路57(1次側)のそれぞれの一部として共用している。すなわち、給湯端末4,5に湯を供給する2つの給湯管路52,55の始端を一本の配管12にまとめ、浴槽6,7に湯を供給する給湯管路53,56の始端と、浴槽6,7の湯を追い焚きする風呂加熱管路54,57の1次側の始端を一本の配管13にまとめている。圧力変動が大きいと問題になる給湯管路52,55と、多少の圧力変動があっても問題とならない風呂側の管路53,54,56,57との共用部分が存在しない。このようにすれば、給湯端末4,5の使用中に浴槽6,7の湯張りを開始しても、給湯端末4,5側に影響が及び難くなり、ひいてはユーザーの不快感を最小限に食い止めることが可能となる。
なお、本実施形態の給湯機100Aは、第2風呂給湯管路56および第2風呂加熱管路57を備えているが、第2風呂給湯管路56のみを備えるものであってもよいし、第2風呂加熱管路57のみを備えるものであってもよい。前者の場合、風呂用出湯配管13は、第1風呂給湯管路53、第1風呂加熱管路54(1次側)および第2風呂給湯管路56のそれぞれの一部として共用されうる。後者の場合、風呂用出湯配管13は、第1風呂給湯管路53、第1風呂加熱管路54(1次側)および第2風呂加熱管路57(1次側)のそれぞれの一部として共用されうる。また、風呂加熱管路54,57は省略が可能であり、このことについては他の実施形態も共通である。
(第2実施形態)
図2は、第2実施形態にかかる給湯機の構成図である。本実施形態の給湯機100Bと、第1実施形態の給湯機100Aとの相違点は、貯湯タンク2の上部における配管の共用の仕方にある。
給湯機100B(貯湯タンクユニット1B)は、貯湯タンク2の上部に接続された第1出湯配管64と、第1出湯配管64とは別に、貯湯タンク2の上部に接続された第2出湯配管65とを備えている。第1出湯配管64が第1給湯管路52、第1風呂給湯管路53および第1風呂加熱管路54(1次側)のそれぞれの一部として共用されており、第2出湯配管65が第2給湯管路55、第2風呂給湯管路56および第2風呂加熱管路57(1次側)のそれぞれの一部として共用されている。
第1給湯管路52、第1風呂給湯管路53および第1風呂加熱管路54が1つの世帯用、第2給湯管路55、第2風呂給湯管路56および第2風呂加熱管路57が他の1つの世帯用という明確な用途分けがある場合、本実施形態のような共用の仕方が好適である。なぜなら、1つの世帯において、シャワー4bを浴びている最中に浴槽6への湯張りを開始するといった状況は起こりにくいし、蛇口4aで湯を使用している最中に浴槽6への湯張りを開始する場合には、湯張りの開始をユーザーが事前に知ることができるからである。したがって、本実施形態のような構成によっても、ユーザーの不快感を最小限に食い止めることが可能である。
なお、本実施形態の給湯機100Bも、第1実施形態で触れたように、第2風呂給湯管路56および第2風呂加熱管路57のいずれか一方のみを備えるものであってもよい。
(第3実施形態)
図3は、第3実施形態にかかる給湯機の構成図である。本実施形態の給湯機100Cと、第1実施形態の給湯機100Aとの相違点は、貯湯タンク2の上部における配管の共用の仕方にある。
給湯機100C(貯湯タンクユニット1C)は、貯湯タンク2の上部に接続された第1出湯配管62と、第1出湯配管62とは別に、貯湯タンク2の上部に接続された第2出湯配管63と、第1および第2出湯配管62,63とは別に、貯湯タンク2の上部に接続された風呂用出湯配管13とを備えている。第1出湯配管62は、第1給湯管路52に専用の配管であり、第2出湯配管63は、第2給湯管路55に専用の配管である。風呂用出湯配管13については、第1実施形態で説明したように、第1風呂給湯管路53、第1風呂加熱管路54、第2風呂給湯管路56および第2風呂加熱管路57のそれぞれの一部として共用されている。このようにすれば、貯湯タンク2の上部に接続される配管の本数が増加するものの、給湯量の変動の影響が給湯端末4,5により一層及びにくくなるという利点がある。
(第4実施形態)
図4は、第4実施形態にかかる給湯機の構成図である。本実施形態の給湯機100Dは、第1実施形態の給湯機100A(図1参照)から、第2浴槽7、第2風呂給湯管路56および第2風呂加熱管路57を省略したものである。このような給湯機100Dは、風呂は1つであるが、台所は2つあるといった二世帯住宅に特に好適である。簡略化により、製品コストの低減を図りながら複数箇所からの個別温度給湯が可能なので、ユーザーの利便性は高い。
貯湯タンク2の上部における配管の共用の仕方に関して、本実施形態の給湯機100Dは、第1実施形態の給湯機100Aと思想を共にする。すなわち、給湯機100D(貯湯タンクユニット1D)は、貯湯タンク2の上部に接続された給湯用出湯配管12と、給湯用出湯配管12とは別に、貯湯タンク2の上部に接続された風呂用出湯配管13とを備えている。給湯用出湯配管12が第1給湯管路52および第2給湯管路55のそれぞれの一部として共用されており、風呂用出湯配管13が風呂給湯管路53および風呂加熱管路54のそれぞれの一部として共用されている。このような構成により、第1実施形態で説明した利益を得ることができる。
(第5実施形態)
図5は、第5実施形態にかかる給湯機の構成図である。本実施形態の給湯機100Eは、第2実施形態の給湯機100B(図2参照)から、第2浴槽7、第2風呂給湯管路56および第2風呂加熱管路57を省略したものである。また、本実施形態の給湯機100Eと、第4実施形態の給湯機100D(図4参照)との相違点は、貯湯タンク2の上部における配管の共用の仕方にある。
給湯機100E(貯湯タンクユニット1E)は、貯湯タンク2の上部に接続された第1出湯配管64と、第1出湯配管64とは別に、貯湯タンク2の上部に接続された第2出湯配管65とを備えている。第1出湯配管64が第1給湯管路52、風呂給湯管路53および風呂加熱管路54のそれぞれの一部として共用されており、第2出湯配管65が第2給湯管路55の一部として用いられている。このような構成により、第2実施形態で説明した利益を得ることができる。
なお、第3実施形態(図3)で説明したように、第1給湯管路52に専用の出湯配管を設けるようにしてもよい。すなわち、第1給湯管路52に専用の出湯配管と、第2給湯管路55に専用の出湯配管と、風呂給湯管路53と風呂加熱管路54に共用の出湯配管とを、貯湯タンク2の上部に接続することができる。
以上に説明した実施形態では、水の加熱装置として、二酸化炭素を冷媒とするヒートポンプユニット3を採用したが、代替フロンやアンモニアなどの他の冷媒を用いてもよい。ただし、二酸化炭素を用いると高効率で高温の湯を作ることが可能であるとともに、地球環境にも優しい。また、水の加熱装置として電気ヒータやガス燃焼機器を用いてもよい。
本発明の第1実施形態にかかる貯湯式給湯機の構成図 第2実施形態にかかる貯湯式給湯機の模式図 第3実施形態にかかる貯湯式給湯機の構成図 第4実施形態にかかる貯湯式給湯機の模式図 第5実施形態にかかる貯湯式給湯機の模式図 従来の貯湯式給湯機の構成図
符号の説明
1A,1B,1C,1D,1E 貯湯タンクユニット
2 貯湯タンク
3 ヒートポンプユニット
4 第1給湯端末
5 第2給湯端末
6 第1浴槽
7 第2浴槽
8 第1給湯制御端末
9 第2給湯制御端末
10 第1風呂制御端末
11 第2風呂制御端末
12 給湯用出湯配管
13 風呂用出湯配管
14 給水管路
15 減圧弁
17 第1給湯混合弁
18 第2給湯混合弁
19 第1風呂混合弁
20 第2風呂混合弁
31 第1風呂熱交換器
32 第2風呂熱交換器
46 給水加圧ポンプ
52 第1給湯管路
53 第1風呂給湯管路
54 第1風呂加熱管路
55 第2給湯管路
56 第2風呂給湯管路
57 第2風呂加熱管路
62,64 第1出湯配管
63,65 第2出湯配管
100A,100B,100C,100D,100E 貯湯式給湯機

Claims (4)

  1. 水を加熱する加熱装置と、
    前記加熱装置で加熱した湯を貯える貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクの湯と給水とを第1給湯混合弁において混合し、所定の第1給湯温度に調節された湯を蛇口やシャワーなどの第1給湯端末に供給する第1給湯管路と、
    前記第1給湯端末のユーザーが行う入力に基づき、前記第1給湯混合弁の制御に使用される前記第1給湯温度を設定する第1給湯温度設定手段と、
    前記貯湯タンクの湯と給水とを第1風呂混合弁において混合し、所定の第1風呂給湯温度に調節された湯を第1浴槽に供給する第1風呂給湯管路と、
    前記第1浴槽のユーザーが行う入力に基づき、前記第1風呂混合弁の制御に使用される前記第1風呂給湯温度を設定する第1風呂温度設定手段と、
    前記貯湯タンクの湯と給水とを第2給湯混合弁において混合し、所定の第2給湯温度に調節された湯を蛇口やシャワーなどの第2給湯端末に供給する第2給湯管路と、
    前記第2給湯端末のユーザーが行う入力に基づき、前記第2給湯混合弁の制御に使用される前記第2給湯温度を設定する第2給湯温度設定手段と、
    前記貯湯タンクの湯と給水とを第2風呂混合弁において混合し、所定の第2風呂給湯温度に調節された湯を第2浴槽に供給する第2風呂給湯管路と、
    前記第2浴槽のユーザーが行う入力に基づき、前記第2風呂混合弁の制御に使用される前記第2風呂給湯温度を設定する第2風呂温度設定手段と、
    前記貯湯タンクの上部に接続された第1出湯配管と、前記第1出湯配管とは別に、前記貯湯タンクの上部に接続された第2出湯配管と、を備え、
    前記第1出湯配管が前記第1給湯管路および前記第1風呂給湯管路のそれぞれの一部として共用され、
    前記第2出湯配管が前記第2給湯管路および前記第2風呂給湯管路のそれぞれの一部として共用されている、貯湯式給湯機。
  2. 前記第1浴槽の水または湯を前記貯湯タンクの湯と熱交換させて所定の第1風呂温度に加熱する第1風呂加熱管路と、
    前記第2浴槽の水または湯を前記貯湯タンクの湯と熱交換させて所定の第2風呂温度に加熱する第2風呂加熱管路とをさらに備え、
    前記第1出湯配管が前記第1風呂加熱管路の一部として用いられ、
    前記第2出湯配管が前記第2風呂加熱管路の一部として用いられている、請求項1記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記第1風呂温度設定手段は、前記第1浴槽のユーザーが行う入力に基づき、前記第1風呂給湯温度と、前記第1風呂加熱管路における熱交換の制御に使用される前記第1風呂温度とを設定し、
    前記第2風呂温度設定手段は、前記第2浴槽のユーザーが行う入力に基づき、前記第2風呂給湯温度と、前記第2風呂加熱管路における熱交換の制御に使用される前記第2風呂温度とを設定する、請求項2記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記貯湯タンクの下部に水を補給する給水管路をさらに備え、
    前記給水管路は、前記各給湯管路の給湯圧力を定める減圧弁と、前記貯湯タンクから見て前記減圧弁よりも水の流れ方向に関する上流側および/または下流側に配置された給水加圧ポンプとを含む、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の貯湯式給湯機。
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