JP5088537B2 - 医療用の熱交換器及び人工心肺装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医療用の熱交換器、及びそれを用いた人工心肺装置に関する。
従来から、心臓手術等においては、人工心肺装置が、手術中の患者の呼吸機能及び循環機能を代行するために利用されている。また、手術中は患者の酸素消費量を減少させるため、患者の体温を低下させて、それを維持する必要がある。このため、人工心肺装置は、熱交換部を備え、これによって患者から取り出した血液の温度調整を行っている。
ここで、図11を用いて、従来からの人工心肺装置の構成を説明する。図11は、従来からの人工心肺装置の概略構成を示す断面図である。図11に示すように、人工心肺装置は、血液の温度調整を行う熱交換部(熱交換器)130と、ガス交換部(人工肺)131とを備えている。
熱交換部130とガス交換部131とは、ハウジング122に収容されている。ハウジング122の熱交換部130に対応する部分には、熱交換用の冷温水を導入するための冷温水供給ポート123と、冷温水を排出するための冷温水排出ポート124とが設けられている。ハウジング122のガス交換部131に対応する部分には、酸素ガスを導入するためガス供給ポート125と、血液中の二酸化炭素等を排出するためのガス排出ポート126とが設けられている。
熱交換部130は、ハウジング102の内部に、互いに並列に配置された複数本の金属製の管体101を備えている。各管体101は、冷温水供給ポート123と冷温水排出ポート124とに連通し、その内部には冷温水が流される。また、ハウジング102の上面には、患者から脱血した血液を導入するための導入口106が設けられておいる。熱交換部130によって熱交換された血液は、ガス交換部131へと流れる。
また、熱交換部130の内部には、シール部材103が設けられている。シール部材103は、熱交換部130内部を管体101の表面と接触しながら流れる血液をシールすると共に、導入口106から導入された血液の血液流路108を形成する。シール部材103の形成は、複数本の管体101の両側の開口端が塞がれないように、管体間に樹脂材料を充填することによって行われている。
ガス交換部131は、中空糸シート105を複数枚積層することに形成されている。中空糸シート105は、複数本の中空糸を横糸等によってスダレ状に束ねて形成されている。ガス交換部131の内部にもシール部材104が形成されている。シール部材104は、ガス交換部131の内部を、中空糸シート105を構成する中空糸の表面と接触しながら流れる血液をシールすると共に、ガス交換部131の内部に血液流路113を形成する。
シール部材104の形成は、中空糸シート105を構成する中空糸の両側の開口端が塞がれないように、中空糸間に樹脂材料を充填することによって行われている。ガス供給ポート125とガス排出ポート126とは、中空糸シート105を構成する中空糸によって連通している。なお、図11において、シール部材104は形成された領域にハッチングを施すことによって図示している。
このような構成により、熱交換部130の血液流路108を通って熱交換された血液は、ガス交換部131の血液流路113へと流れ込み、そこで、中空糸に接触する。このとき、血液には、中空糸を流れる酸素ガスが取り込まれる。また、酸素ガスが取り込まれた血液は、ハウジング122に設けられた血液排出口107から、外部に排出され、患者に返血される。一方、血液中の二酸化炭素は、中空糸膜105に取り込まれ、その後、ガス排出ポート126から人工心肺装置の外部に排出される。
また、人工心肺装置を使用する場合は、予め、運転中に血液に空気が混入されるのを防ぐため、装置内部を血液や、生理食塩水等のプライミング液で充填するプライミングが行われる。但し、熱交換部130においては、管体間の隙間の大きさが、熱交換率を向上すべく出来る限り小さく設定されるため、プライミングの際、内部の空気が抜け難く、内部に貯留してしまうという問題がある。このため、人工心肺装置においては、熱交換部130内の空気や血液に混入している気泡を簡単に除去できる構成を備えることが求められており、従来から、種々の構成の人工心肺装置が提案されている(特許文献1〜特許文献3参照。)。
上記の問題を解消するため、例えば、特許文献1に開示の人工心肺装置では、熱交換部の管体として、中空糸が用いられている。中空糸の側壁は、多孔質膜と、その外側を覆う薄いシリコンゴムの膜とで形成されており、気体に対してのみ透過性を有している。また、この人工心肺装置では、中空糸の内側を流れる冷温水の圧力が中空糸の外側を流れる血液の圧力よりも低く設定される。よって、血液中の空気は、中空糸の側壁から中空糸の内部に取り込まれ、血液から分離される。
また、特許文献2及び3の人工心肺装置では、熱交換部は複数本の金属製の管体を有しているが、図11の例と異なり、血液が管体内部を流れ、冷温水が管体の表面を流れるように構成されている。また、熱交換部は、管体の入口側に、血液を一時的に貯留させる空間と、血液を旋回させながら空間内に流入させる流入口とを備えている。
特許文献2及び3の人工心肺装置の熱交換部においては、血液の旋回によって生じた遠心力により、血液と空気とが分離され、空気が除去された血液のみが熱交換部の管体へと送られる。更に、特許文献3においては、熱交換部は、管体の出口側にも血液を一時的に貯留させる空間を備え、この空間の壁面には外部と連通できる弁が設けられている。特許文献3の熱交換部によれば、空気の除去がより確実に行われる。
特開平8−24333号公報 特開平11−47269号公報 特公平6−14965号公報
しかしながら、特許文献1の人工心肺装置においては、熱交換部を構成する管体に、熱交換と空気除去との両方を行わせる必要がある。このため、空気除去性能と、熱交換性能との両方を同時に向上させることが難しく、空気除去性能を重視した場合は、熱交換性能が低下してしまう。また、反対に、熱交換性能を重視した場合は、空気除去性能が低下してしまう。
また、特許文献2及び3の人工心肺装置においては、血液を細い管体の内部に流す必要がある。このため、管体内部で、血栓が生成され易く、それによって熱交換部における熱交換率も低下してしまうという問題がある。また、特許文献2及び3の人工心肺装置では、構造が複雑となるため、製造コストが高いという問題もある。
本発明の目的は、上記問題を解消し、熱交換率の低下を抑制しつつ、プライミング時における空気除去を確実に行い得る熱交換器及び人工心肺装置を提供することにある。
発明における医療用の熱交換器は、内部に温度調整用の冷温水が流される複数本の管体と、前記複数本の管体を収容するハウジングと、前記複数本の管体の表面に接触しながら流れる血液を前記冷温水から隔離すると共に、前記ハウジングの内部に前記血液の流路を形成するシール部材とを備えている。
上記目的を達成するため、本発明における熱交換器は、疎水性及び通気性を有する複数本の中空糸によって形成された中空糸膜を備え、前記中空糸膜は、前記ハウジング内における前記流路の入口側に、前記血液が前記中空糸膜を通過した後に前記流路に流入するように配置され、前記ハウジングは、前記中空糸膜を形成する各中空糸の開口端を外部に露出させる開口部を備え、前記開口部の内側と前記中空糸との間の隙間はシールされており、前記ハウジングの前記開口部に取り付け可能であって、前記中空糸の開口端を密閉状態にするためのキャップ部材を備えていることを特徴とする。
また、本発明における人工心肺装置は、内部に導入された血液の温度調整を行う熱交換部と、前記血液のガス交換を行うガス交換部とを備え、前記熱交換部は、内部に温度調整用の冷温水が流される複数本の管体と、前記複数本の管体を収容するハウジングと、前記複数本の管体の表面に接触しながら流れる前記血液を前記冷温水から隔離すると共に、前記ハウジングの内部に前記血液の第1の流路を形成する第1のシール部材とを備え、前記ガス交換部は、疎水性及び通気性を有する複数本の中空糸によって形成された第1の中空糸膜と、前記血液が前記中空糸膜に接触しながら前記ガス交換部内を流れるように前記血液の第2の流路を形成する第2のシール部材とを備え、前記第1の流路と前記第2の流路とが連通している。
上記目的を達成するため、本発明における人工心肺装置は、前記熱交換部が、更に、疎水性及び通気性を有する複数本の中空糸によって形成された第2の中空糸膜を備え、前記第2の中空糸膜は、前記ハウジング内における前記第1の流路の入口側に、前記血液が前記第2の中空糸膜を通過した後に前記第1の流路に流入するように配置され、前記ハウジングは、前記第2の中空糸膜を形成する各中空糸の開口端を外部に露出させる開口部を備え、前記開口部の内側と前記中空糸との間の隙間はシールされており、前記ハウジングの前記開口部に取り付け可能であって、前記中空糸の開口端を密閉状態にするためのキャップ部材を備えていることを特徴とする。
以上のように、本発明においては、熱交換器は、流路の入口側に中空糸膜を備えるため、プライミング時においては、事前に熱交換器内部の空気を外部に放出することができる。また、プライミング後においても、血液中の気泡を外部に放出することができる。更に、本発明においては、熱交換用の管体に空気除去機能を付与する必要や、熱交換対象となる血液を旋回させる必要はなく、従来に比べて熱交換率の低下が抑制される。しかも、中空糸の開口端を密閉することが可能なキャップ部材を更に備えているので、プライミング終了後の適当な時点で中空糸の開口端を密閉すれば、中空糸内部が開放状態でなくなる。これにより、中空糸膜において血漿漏出が発生することが抑制される。
本発明における医療用の熱交換器は、内部に温度調整用の冷温水が流される複数本の管体と、前記複数本の管体を収容するハウジングと、前記複数本の管体の表面に接触しながら流れる血液を前記冷温水から隔離すると共に、前記ハウジングの内部に前記血液の流路を形成するシール部材とを備えている。そして、本発明の熱交換器は、疎水性及び通気性を有する複数本の中空糸によって形成された中空糸膜を備え、前記中空糸膜は、前記ハウジング内における前記流路の入口側に、前記血液が前記中空糸膜を通過した後に前記流路に流入するように配置され、前記ハウジングは、前記中空糸膜を形成する各中空糸の開口端を外部に露出させる開口部を備え、前記開口部の内側と前記中空糸との間の隙間はシールされており、前記ハウジングの前記開口部に取り付け可能であって、前記中空糸の開口端を密閉状態にするためのキャップ部材を備えていることを特徴とする。
上記本発明における熱交換器は、前記中空糸膜が、前記ハウジング内の前記流路の入口側に加え、出口側にも配置され、前記流路から流出した前記血液が、前記出口側に配置された中空糸膜を通過する態様とするのが好ましい。この態様によれば、入口側の中空糸膜
で除去できなかった空気も除去でき、空気除去率を更に高いものとできる。
また、本発明における人工心肺装置は、内部に導入された血液の温度調整を行う熱交換部と、前記血液のガス交換を行うガス交換部とを備え、前記熱交換部は、内部に温度調整用の冷温水が流される複数本の管体と、前記複数本の管体を収容するハウジングと、前記複数本の管体の表面に接触しながら流れる前記血液を前記冷温水から隔離すると共に、前記ハウジングの内部に前記血液の第1の流路を形成する第1のシール部材とを備え、前記ガス交換部は、疎水性及び通気性を有する複数本の中空糸によって形成された第1の中空糸膜と、前記血液が前記中空糸膜に接触しながら前記ガス交換部内を流れるように前記血液の第2の流路を形成する第2のシール部材とを備え、前記第1の流路と前記第2の流路とが連通している。そして、本発明における人工心肺装置は、前記熱交換部が、更に、疎水性及び通気性を有する複数本の中空糸によって形成された第2の中空糸膜を備え、前記第2の中空糸膜は、前記ハウジング内における前記第1の流路の入口側に、前記血液が前記第2の中空糸膜を通過した後に前記第1の流路に流入するように配置され、前記ハウジングは、前記第2の中空糸膜を形成する各中空糸の開口端を外部に露出させる開口部を備え、前記開口部の内側と前記中空糸との間の隙間はシールされており、前記ハウジングの前記開口部に取り付け可能であって、前記中空糸の開口端を密閉状態にするためのキャップ部材を備えていることを特徴とする。
上記本発明における人工心肺装置は、前記第2の中空糸膜が、前記ハウジング内の前記第1の流路の入口側に加え、出口側にも配置され、前記第1の流路から流出した前記血液が、前記出口側に配置された第2の中空糸膜を通過した後に、前記ガス交換部の前記第2の流路に流入する態様とするのが好ましい。この態様によれば、血液中の空気の除去を更に確実なものとできる。
上記本発明における熱交換器及び人工心肺装置においては、前記中空糸膜として、複数本の中空糸をスダレ状に束ねて形成した中空糸シートを複数枚積み重ねて形成したものを用いることができる。また、この場合、前記中空糸が、ポリプロピレンの多孔質体によって形成され、前記中空糸膜が、3枚〜5枚の前記中空糸シートを積み重ねて形成されているのが良い。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における熱交換器及び人工心肺装置について、図1〜図5を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態1における熱交換器及び人工心肺装置の構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における熱交換器の概略構成を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1における熱交換器及び人工心肺装置の概略構成を示す断面図である。
図1においては、熱交換器1の一部は、断面によって示されている。図1に示す本実施の形態1における熱交換器1は、患者から脱血した血液の温度調整に用いられ、図2に示す本実施の形態1における人工心肺装置の熱交換部として機能する。
図1及び図2に示すように、熱交換器1は、図11に示した従来の医療用の熱交換器と同様に、複数本の管体2と、管体2を収容するハウジング5と、シール部材6とを備えている。複数本の管体2は、ステンレス等の金属によって形成されており、その内部には、温度調整用の冷温水が流される。シール部材6は、複数本の管体2の外表面に接触しながら流れる流体を冷温水から隔離すると共に、ハウジング5の内部に血液の流路7を形成する。
本実施の形態1において、熱交換器1の流路7には、主に血液が流されるが、その他、プライミング液や薬剤が流される場合もある。また、本実施の形態1では、ハウジング5は、流路7に対応する位置に、血液をハウジング5内に導入するための導入口8と、熱交換後の血液を排出するための排出口9とを備えている。更に、ハウジング5は、管体2の開口端に対向する位置に二つの開口部5a及び5bを備えている。シール部材6は、開口部5a及び5b付近において、管体2の端部間の隙間に樹脂材料を充填することによって形成されている。
管体2の一方の開口端が露出している開口部5aは、冷温水を導入するための冷温水供給口13が設けられたカバー12によって塞がれている。管体2の他方の開口端が露出している他方の開口部5b(図2参照)は、冷温水を排出するための冷温水排出口15が設けられたカバー14によって塞がれている。
また、図2に示すように、本実施の形態1における人工心肺装置は、図1に示した熱交換器1と、ガス交換部20とを備えている。流路7から流出した血液は、排出口9から排出され、その後、ガス交換部20(図2参照)に流入する。ガス交換部20は、図11に示した従来の人工心肺装置のガス交換部と同様に構成されており、中空糸層21を備えている。中空糸層21は、複数本の中空糸22をスダレ状に束ねて形成した中空糸シートを、複数枚重ね合わせて構成されており、ハウジング25の内部に収容されている。
また、ガス交換部20のハウジング25の内部にも、シール部材24が形成されている。シール部材24の形成は、各中空糸22の両側の開口端が塞がれないように、中空糸22間に樹脂材料を充填することによって行われている。シール部材24によって、ガス交換部20の内部にも、血液の流路23が形成される。この流路23は、熱交換器1の流路7と連通している。
更に、ハウジング25の各中空糸22の両側の開口端に対向する部分には、一対の開口部が設けられている。また、このうち、一方の開口部は、ガス供給口29が設けられたカバー28によって塞がれており、他方の開口部は、ガス排出口31が設けられたカバー30によって塞がられている。
ところで、図1及び図2に示すように、本実施の形態1における熱交換器1及び人工心肺装置は、このような従来からの熱交換器と同様の構成を備えている。但し、本実施の形態1においては、熱交換器1は、ハウジング5内の流路7の入口側に、疎水性及び通気性を有する複数本の中空糸4によって形成された中空糸膜3を備えており、この点で、従来からの熱交換器と異なっている。導入口8からハウジング5内に導入された血液は、入口側の中空糸膜3を通過した後に流路7に流入する。
更に、熱交換器1において、ハウジング5は、中空糸膜3を形成する各中空糸4の開口端を外部に露出させるための開口部10も備えており、この点でも、熱交換器1は従来の熱交換器と異なっている(図1参照)。開口部10は、図示されていない中空糸4の開口端も外部に露出させるため、図示されているものの反対側にも設けられている。また、各中空糸4の両方の端部の外面と、開口部10の内面との間にできる隙間には、樹脂材料が充填されており、血液が開口部10から漏洩しないようになっている。
このような構成により、導入口8から血液等の流体を導入すると、熱交換器1のハウジング5内に存在している空気や、導入された流体に混入している空気(気泡)は、先ず、中空糸膜3に接触し、これを介して外部に排出される。よって、本実施の形態1における熱交換器1によれば、例えば、生理食塩水等のプライミング液を流入させるプライミング時において、中空糸膜3によって、予め熱交換器1の内部から空気を除去することができる。この結果、プライミング操作の簡便化及び迅速化が図られる。また、熱交換器1は、プライミング終了後の血液循環中において、血液に空気が混入している場合にも有効であり、混入している空気を排除することができる。
なお、プライミング操作が終了した後に、熱交換器1内に血液が導入されるが、この場合、血液によって中空糸4の疎水性が失われ、その結果、血漿漏出が生じる場合がある。よって、後述するように、本実施の形態1においては、血漿漏出に対処する手段が講じられるのが好ましい。
また、本実施の形態1では、熱交換用の管体2に空気除去機能を付加する必要がなく、管体2として中空糸を用いる必要は無い。管体2としては、熱伝導率の高い金属製のパイプを利用できる。更に、本実施の形態1では、熱交換対象となる血液を旋回させる必要もない。本実施の形態1によれば、従来に比べて熱交換率の低下も抑制できる。
本実施の形態1においては、中空糸膜3は、複数本の中空糸4をスダレ状に束ねて形成した中空糸シートを複数枚積み重ねて形成されている。中空糸シートの積み重ね枚数は、流入抵抗や空気除去能力を考慮して適宜設定でき、例えば、熱交換器1におけるプライミング量の増加を抑える点からは、3枚〜5枚程度とするのが良い。
なお、中空糸膜3は、中空糸シートを積み重ねることによって形成されている点で、ガス交換部20を構成する中空糸層21と同様である。本実施の形態1では、中空糸層21は、1枚〜20枚、好ましくは3枚〜5枚の中空糸シートを備えている。
更に、中空糸膜3を構成する中空糸4は、通気性及び疎水性を備えたもの、つまり、気体のみを通し、液体を通さない側壁を備えたものであれば良い。例えば、中空糸膜3を構成する中空糸4は、ガス交換部20を構成する中空糸22と同様のものであっても良い。具体的には、中空糸4としては、ポリプロピレンの多孔質体、又はポリメチルペンテンの多孔質体によって形成された中空糸が挙げられる。
上記2種類の中空糸のうち、空気除去能力の点からは、ポリプロピレンの多孔質体によって形成された中空糸が好ましい。一方、血液との長期にわたる接触が予想されるのであれば、ポリメチルペンテンの多孔質体によって形成された中空糸が好ましい。ポリメチルペンテンを用いれば、中空糸4の表面に「スキン層」と呼ばれる孔が緻密な層を形成でき、長期に渡って血液と接触することによって生じる血漿漏出の発生を抑制できる。
血漿漏出とは、中空糸の表面の疎水性が、血液中のタンパク質によって失われ、その後、中空糸4の内部に血液が滲み込み、血漿が漏れることをいう。本実施の形態1では、中空糸膜3を構成する中空糸4の内部の圧力は、空気除去の必要性から、流入する血液の圧力よりも低く設定される(大気圧)。よって、中空糸4においては、中空糸層21を構成する中空糸21に比べて、血漿漏出が生じやすくなっている。なお、プライミング液のようにタンパク質を含まない液体を流す場合は、中空糸の表面の疎水性が失われることはなく、血漿漏出のような問題が生じることはない。
このため、本実施の形態1においては、熱交換器1及び人工心肺装置は、以下の図3〜図5に示すキャップ部材を備えているのが好ましい。キャップ部材は、特に、熱交換器1の中空糸膜3が、ポリプロピレンの多孔質体の中空糸によって形成されていて、血漿漏出が発生しやすい場合に有効である。キャップ部材による血漿漏出の抑制について図3〜図5を用いて説明する。
図3は、本発明の実施の形態1における、キャップ部材を備えた人工心肺装置の外観を示す斜視図である。図4は、図3に示すキャップ部材を熱交換器に取り付けた状態を示す断面斜視図である。図5は、別のキャップ部材を熱交換器に取り付けた状態を示す断面斜視図である。
図3及び図4に示すように、キャップ部材16は、熱交換器1のハウジング5に設けられた開口部10に、それを塞ぐようにして取り付けられる。本実施の形態1においては、キャップ部材16の取付は、プライミングが終了した後に行われる。
キャップ部材16は、開口部10の形状に合わせて形成された蓋状の本体17と、本体17の内側に配置されたシート部材18とを備えている。シート部材18は、シリコンゴム等の弾性材料によって形成されている。よって、キャップ部材16を開口部に取り付けると、中空糸膜3を構成する中空糸4の開口端は、シート部材18によって密閉状態となり、開口部10は封止された状態となる。
このため、キャップ部材16を取り付けると、中空糸4は、開放状態でなくなり、中空糸4における流体の出入りは困難な状態となる。この結果、中空糸4が血液に長期にわたって接触し、その疎水性が失われたとしても、血液は、中空糸4の側壁の孔からその内部に侵入できず、血漿漏出は抑制される。
また、本実施の形態1においては、キャップ部材16は、図5に示す態様のものであっても良い。図5に示す例では、キャップ部材は、シート部材18(図4参照)の代わりに、チューブ19を備えている。チューブ19は、本体17に設けられた貫通孔17bによって、本体17の内側の空間17aに連通している。
図5に示すキャップ部材16を単に配置しただけの場合、開口部10は封止された状態になく、中空糸4は、キャップ部材16が配置されていない場合と同様に、大気に対して開放状態にある。しかし、図5に示すように、チューブ19をクランプし、チューブ19を閉塞させると、開口部10は封止された状態となり、中空糸4は、開放状態でなくなる。この場合も、中空糸4における流体の出入りは困難な状態となり、血漿漏出は抑制される。図5に示すキャップ部材16を用いれば、利用者は、開口部10の封止及び非封止を簡単な操作で行うことができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における熱交換器及び人工心肺装置について、図6〜図10を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態2における熱交換器及び人工心肺装置の構成について図6及び図7を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態1における熱交換器の概略構成を示す斜視図である。図7は、本発明の実施の形態1における熱交換器及び人工心肺装置の概略構成を示す断面図である。なお、図6及び図7において、図1〜図5に示された符号が付された部分は、図1〜図5において当該符号が示すものと同一のものである。
図6及び図7に示すように、本実施の形態2における熱交換器40においては、中空糸膜3は、ハウジング41内における流路7の入口側のみならず、出口側にも配置されている。また、ハウジング41は、図1に示したハウジング5と異なり、流路7の出口側の中空糸膜3を形成する各中空糸4の開口端を外部に露出させるために、開口部10加え、開口部11も備えている。また、開口部11の内面と、出口側の各中空糸4の両方の端部の外面との間にも、樹脂材料が充填されており、血液が開口部11から漏洩しないようになっている。
本実施の形態2においては、導入口8からハウジング5内に導入された血液は、入口側の中空糸膜3を通過して流路7に流入した後、出口側の中空糸膜3を通過してから、排出口9からガス交換部20(図2参照)内へと流入する。本実施の形態2は、上記の点のみで実施の形態1と異なっている。
このように、本実施の形態2では、熱交換器40内の流路7の入口側と出口側との両方で、空気の除去が行われる。本実施の形態2によれば、プライミング時及び血液循環時における空気除去性能の向上を図ることができる。
図6及び図7に示すように、本実施の形態2においては、入口側の中空糸膜3と、出口側の中空糸膜3とは、同一の中空糸膜であるが、これに限定されるものではない。本実施の形態2は、中空糸の形成材料や、中空糸シートの枚数等が、入口側と出口側とで異なる態様であっても良い。
また、本実施の形態2においても、熱交換器40及び人工心肺装置は、実施の形態1の場合と同様に、キャップ部材を備えているのが好ましい。本実施の形態2において用いられるキャップ部材について図8〜図10を用いて説明する。
図8は、本発明の実施の形態2における、キャップ部材を備えた人工心肺装置の外観を示す斜視図である。図9は、図8に示すキャップ部材を熱交換器に取り付けた状態を示す断面斜視図である。図10は、別のキャップ部材を熱交換器に取り付けた状態を示す断面斜視図である。
図8及び図9に示すキャップ部材42は、図3及び図4に示したキャップ部材16を2つ用意し、これらを連結することによって得られている。具体的には、キャップ部材42は、開口部10又は11のいずれか一方に取り付けられる蓋状の本体43と、残りの開口部に取り付けられる蓋状の本体44とを備えている。本体43と本体44とは、ブリッジ状の部材(ブリッジ部材)45によって連結されている。また、本体43及び44それぞれの内部には、シート部材46が配置されている。
従って、図9に示すように、ハウジング41の開口部10及び11に整合するようにキャップ部材46を取り付けると、両方の中空糸膜3において各中空糸は開放状態でなくなる。よって、本実施の形態2においても、両方の中空糸膜3の各中空糸4が血液に長期にわたって接触し、その疎水性が失われたとしても、血液は、中空糸4の側壁の孔からその内部に侵入できず、血漿漏出は抑制される。
また、本実施の形態2においては、キャップ部材42は、図10に示す態様のものであっても良い。図10に示すキャップ部材42は、図5に示したキャップ部材16と同様に、シート部材46を備えておらず、代わりに、チューブ47を備えている。チューブ47は、本体43の内側の空間43aと本体44の内側の空間44aとつなぐ連結チューブ47aと、連結チューブ47aから分岐した分岐チューブ47bとを備えている。分岐チューブ47bの開口端は開放状態となっている。
従って、図10に示す態様においても、図5に示した態様と同様に、分岐チューブ47bをクランプし、分岐チューブ47bを閉塞させると、開口部10は封止された状態となり、中空糸4は、開放状態でなくなる。この場合も、中空糸4における流体の出入りは困難な状態となり、血漿漏出は抑制される。図10に示すキャップ部材46を用いれば、図5に示したキャップ部材16の場合と同様に、利用者は、開口部10及び11の封止及び非封止を簡単な操作で行うことができる。
以上のように、本発明によれば、人工心肺装置において、熱交換率を低下させることなく、プライミング時の空気除去を確実に行うことができる。本発明における熱交換器及び人工心肺装置は、産業上の利用可能性を有するものである。
図1は、本発明の実施の形態1における熱交換器の概略構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1における熱交換器及び人工心肺装置の概略構成を示す断面図である。 図3は、本発明の実施の形態1における、キャップ部材を備えた人工心肺装置の外観を示す斜視図である。 図4は、図3に示すキャップ部材を熱交換器に取り付けた状態を示す断面斜視図である。 図5は、別のキャップ部材を熱交換器に取り付けた状態を示す断面斜視図である。 図6は、本発明の実施の形態1における熱交換器の概略構成を示す斜視図である。 図7は、本発明の実施の形態1における熱交換器及び人工心肺装置の概略構成を示す断面図である。 図8は、本発明の実施の形態2における、キャップ部材を備えた人工心肺装置の外観を示す斜視図である。 図9は、図8に示すキャップ部材を熱交換器に取り付けた状態を示す断面斜視図である。 図10は、別のキャップ部材を熱交換器に取り付けた状態を示す断面斜視図である。 図11は、従来からの人工心肺装置の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1 熱交換器
2 管体
3 中空糸膜
4 中空糸
5 熱交換器のハウジング
5a、5b 開口部
6 シール部材
7 流路
8 導入口
9 排出口
10、11 中空糸用の開口部
12 カバー
13 冷温水供給口
14 カバー
15 冷温水排出口
16 キャップ部材
17 本体
17a 空間
17b 貫通孔
18 シート部材
19 チューブ
20 ガス交換部
21 中空糸層
22 中空糸
23 血液の流路
24 シール部材
25 ハウジング
26 導入口
27 排出口
28 カバー
29 ガス供給口
30 カバー
31 ガス排出口
40 熱交換器
41 ハウジング
42 キャップ部材
43、44 本体
43a、44a 空間
43b、44b 貫通孔
45 ブリッジ部材
46 シート部材
47 チューブ
47a 連結チューブ
47b 分岐チューブ

Claims (8)

  1. 内部に温度調整用の冷温水が流される複数本の管体と、前記複数本の管体を収容するハウジングと、前記複数本の管体の表面に接触しながら流れる血液を前記冷温水から隔離すると共に、前記ハウジングの内部に前記血液の流路を形成するシール部材とを備えた医療用の熱交換器であって、
    疎水性及び通気性を有する複数本の中空糸によって形成された中空糸膜を備え、
    前記中空糸膜は、前記ハウジング内における前記流路の入口側に、前記血液が前記中空糸膜を通過した後に前記流路に流入するように配置され、
    前記ハウジングは、前記中空糸膜を形成する各中空糸の開口端を外部に露出させる開口部を備え、前記開口部の内側と前記中空糸との間の隙間はシールされており、
    前記ハウジングの前記開口部に取り付け可能であって、前記中空糸の開口端を密閉状態にするためのキャップ部材を備えていることを特徴とする医療用の熱交換器。
  2. 前記中空糸膜が、前記ハウジング内の前記流路の入口側に加え、出口側にも配置され、前記流路から流出した前記血液が、前記出口側に配置された中空糸膜を通過する請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記中空糸膜が、複数本の中空糸をスダレ状に束ねて形成した中空糸シートを複数枚積み重ねて形成されている請求項1に記載の熱交換器。
  4. 前記中空糸が、ポリプロピレンの多孔質体によって形成され、
    前記中空糸膜が、3枚〜5枚の前記中空糸シートを積み重ねて形成されている請求項に記載の熱交換器。
  5. 内部に導入された血液の温度調整を行う熱交換部と、前記血液のガス交換を行うガス交換部とを備え、
    前記熱交換部は、内部に温度調整用の冷温水が流される複数本の管体と、前記複数本の管体を収容するハウジングと、前記複数本の管体の表面に接触しながら流れる前記血液を前記冷温水から隔離すると共に、前記ハウジングの内部に前記血液の第1の流路を形成する第1のシール部材とを備え、
    前記ガス交換部は、疎水性及び通気性を有する複数本の中空糸によって形成された第1の中空糸膜と、前記血液が前記中空糸膜に接触しながら前記ガス交換部内を流れるように前記血液の第2の流路を形成する第2のシール部材とを備え、
    前記第1の流路と前記第2の流路とが連通している人工心肺装置であって、
    前記熱交換部が、更に、疎水性及び通気性を有する複数本の中空糸によって形成された第2の中空糸膜を備え、
    前記第2の中空糸膜は、前記ハウジング内における前記第1の流路の入口側に、前記血液が前記第2の中空糸膜を通過した後に前記第1の流路に流入するように配置され、
    前記ハウジングは、前記第2の中空糸膜を形成する各中空糸の開口端を外部に露出させる開口部を備え、前記開口部の内側と前記中空糸との間の隙間はシールされており、
    前記ハウジングの前記開口部に取り付け可能であって、前記中空糸の開口端を密閉状態にするためのキャップ部材を備えていることを特徴とする人工心肺装置。
  6. 前記第2の中空糸膜が、前記ハウジング内の前記第1の流路の入口側に加え、出口側にも配置され、
    前記第1の流路から流出した前記血液が、前記出口側に配置された第2の中空糸膜を通過した後に、前記ガス交換部の前記第2の流路に流入する請求項に記載の人工心肺装置。
  7. 前記第1の中空糸膜及び前記第2の中空糸膜が、複数本の中空糸をスダレ状に束ねて形成した中空糸シートを複数枚積み重ねて形成されている請求項に記載の人工心肺装置。
  8. 前記第2の中空糸膜を形成する中空糸が、ポリプロピレンの多孔質体によって形成され、
    前記第2の中空糸膜が、3枚〜5枚の前記中空糸シートを積み重ねて形成されている請求項に記載の人工心肺装置。
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