JP5086729B2 - 機器制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、宅内における人の行動に従って電気機器の操作を補助する機器制御システムに関するものである。
従来から、この種の機器制御システムとして、宅内における人の位置を監視するように宅内の各所に設けられそれぞれ検知結果を人***置情報として出力する複数のセンサ(人体検知センサ)と、それぞれの動作状態を機器状態情報として検出可能であって宅内の各所に設けられた複数台の電気機器(照明機器、エアコン、テレビ等)と、人***置情報および機器状態情報を受信するセンタ装置とを備え、センタ装置が、一定時間内に検出した人***置情報および機器状態情報に基づいて人の行動パターンを学習するものが知られている(たとえば特許文献1参照)。ここで、複数の人***置情報の集合は、宅内での人の連続した行動(たとえば寝室から階段を通ってリビングに移動する行動)を表すこととなる。
特許文献1に記載された機器制御システムでは、センタ装置は、人の行動パターンを登録(学習)後に同様の行動パターンが開始されたことを人***置情報によって認識した場合、この行動パターンに沿うように人による操作に先行して電気機器を自動的に制御する。すなわち、宅内で人が略毎日同様の行動パターンを取る場合、この行動パターンが登録され、前記行動パターンに含まれる電気機器の制御を自動的に行うことができる。
たとえば、人が起床後、寝室から階段を通ってリビングに移動し、リビングの照明機器、エアコン、テレビの運転を開始するという行動パターンが登録されている場合に、人が寝室から階段を通ってリビングに移動したことが人***置情報により認識されると、前記行動パターンに一致するものと認識して、リビングの照明機器、エアコン、テレビの運転を人の操作に先行して自動的に開始する。これにより、人による各電気機器の操作(壁スイッチで照明機器をオンし、エアコンのリモコンでエアコンをオンし、テレビのリモコンでテレビをオンするという操作)が不要となって人の負担が軽減される。
特許第3140911号公報(第4−5頁)
ところで、従来の機器制御システムでは、人の位置を表す人***置情報のみに基づいて行動パターンを認識し電気機器を制御しているから、電気機器を操作する意思が人にあるか否かにかかわらず電気機器が自動的に制御されることとなり、人の意思に反して電気機器が制御されてしまう可能性がある。たとえば、上述したように人が起床後、寝室から階段を通ってリビングに移動し、リビングの照明機器、エアコン、テレビの運転を開始するという行動パターンが登録されている場合、人が起床後リビングに置いてある新聞を取るために寝室から階段を通ってリビングに移動し、すぐに寝室に戻った際にも、センサにより人が寝室から階段を通ってリビングに移動したことが検知された時点で、不必要であるにもかかわらずリビングの照明機器、エアコン、テレビの運転を開始してしまうことになる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、電気機器の操作にかかる人の負担を軽減しつつ、人の意思に反して電気機器が制御されてしまう可能性を低減することができる機器制御システムを提供することを目的とする。
請求項1の発明では、宅内における人の位置を監視するように宅内の各所に設けられそれぞれ検知結果を人***置情報として出力する複数のセンサと、人の操作に応じた動作状態の変化を機器状態情報としてそれぞれ検出可能であって宅内の各所に設けられた複数台の電気機器と、各センサの人***置情報および各電気機器の機器状態情報をそれぞれ検出する検出手段と、検出手段で検出した人***置情報および機器状態情報をそれぞれ記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された人***置情報の中で複数のセンサから連続して検出した人***置情報を検出順に並べたものを連続行動パターンとして認識するパターン認識手段と、記憶手段に記憶された機器状態情報の中で連続行動パターンに連続して複数台の電気機器から検出した機器状態情報の集まりを制御グループとして認識するグループ認識手段と、同一の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが所定期間内に規定値以上の頻度で検出されると当該組み合わせを登録パターンとして記憶手段に設定する登録パターン設定手段と、登録パターンの連続行動パターンに一致する連続行動パターンが検出されると自動制御待ち状態に移行し、当該自動制御待ち状態において同登録パターンの制御グループに含まれる任意の一部の電気機器の機器状態情報が検出されると、同登録パターンの制御グループに従って制御グループ内の残りの電気機器を自動的に制御する制御手段とを有することを特徴とする。
この構成によれば、人の行動を登録パターンとして設定後に、登録パターンの連続行動パターンに一致する連続行動パターンが検出されると自動制御待ち状態に移行し、当該自動制御待ち状態において同登録パターンの制御グループに含まれる一部の電気機器の機器状態情報が検出された場合、制御手段が、同登録パターンの制御グループに従って制御グループ内の他の電気機器を自動的に制御するので、電気機器の操作にかかる人の負担を軽減することができる。しかも、電気機器の制御を開始するには、人が少なくとも1つの電気機器を操作することで登録パターンの制御グループに含まれる機器状態情報が検出される必要があるので、人が電気機器を一切操作しない場合に電気機器の制御が行われることはなく、人の意思に反して電気機器が制御されてしまう可能性を低減することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記一部の前記電気機器の前記機器状態情報が、前記登録パターンにおける前記制御グループ内のいずれか1つの機器状態情報であることを特徴とする。
この構成によれば、電気機器の制御を開始するには、人が登録パターンにおける制御グループ内のいずれか1つの機器状態情報に従って電気機器を操作すればよく、したがって、制御グループ内での機器状態情報の順序に関係なく電気機器の制御を行うことができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記グループ認識手段が、前記連続行動パターンより前に複数台の前記電気機器から検出した前記機器状態情報の集まりを前記制御グループとして認識し、前記制御手段が、前記登録パターンの制御グループに含まれる一部の電気機器の機器状態情報が検出された後で同登録パターンの連続行動パターンに一致する連続行動パターンが検出されると、同登録パターンの制御グループに従って制御グループ内の他の電気機器を自動的に制御することを特徴とする。
この構成によれば、たとえば、人がリビングの照明機器、エアコン、テレビをそれぞれオフし、その後リビングから階段を通って寝室まで移動するという行動が登録パターンに設定されている場合に、人が照明機器、テレビのみをオフしたことが機器状態情報によって検出され、且つリビングから階段を通って寝室に移動したことが連続行動パターンにより検出されると、残りの電気機器であるエアコンは制御手段により自動的にオフされる。その結果、電気機器の消し忘れを制御手段によって補うことができるという利点がある。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明において、前記登録パターン設定手段が、設定済みの前記登録パターンに対して、新規に設定される別の登録パターンにおける前記連続行動パターンと前記制御グループとの一方が重複するときに、設定済みの登録パターンの設定を解除して前記別の登録パターンを設定することを特徴とする。
この構成によれば、新旧2種類の登録パターンにおける連続行動パターンと制御グループとの一方が重複する場合、新しい方の登録パターンが設定されるので、古い方の登録パターンに従って誤った電気機器の制御が為されることを回避できる。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明において、前記制御手段による前記電気機器の制御後の一定時間に、前記制御時に用いた前記登録パターンの前記制御グループ内の電気機器から当該制御グループ内の前記機器状態情報とは異なる機器状態情報が規定値以上の頻度で検出されると、検出された機器状態情報に従って前記制御時に用いた登録パターンの制御グループの内容を変更する制御内容変更手段を有することを特徴とする。
この構成によれば、制御手段による電気機器の制御後に為された人による同電気機器の操作を、登録パターンの制御グループの内容に反映させることができる。たとえば、制御手段により不必要な電気機器がオンされた場合に、この電気機器をオフする操作が登録パターンの制御グループの内容に反映されることにより、この電気機器の無駄な運転を回避することができる。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明において、前記制御手段による前記電気機器の制御後の一定時間に、前記制御時に用いた前記登録パターンの前記制御グループ外の電気機器から前記機器状態情報が規定値以上の頻度で検出されると、検出された機器状態情報を前記制御時に用いた登録パターンの制御グループの内容に追加する制御内容変更手段を有することを特徴とする。
この構成によれば、制御手段による電気機器の制御後に為された人による他の電気機器の操作を、登録パターンの制御グループの内容に反映させることができる。たとえば、制御手段により電気機器がオンされた場合に、さらに他の電気機器をオンする操作を登録パターンの制御グループの内容に追加することができる。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明において、前記機器状態情報が、各電気機器において複数種類の値の中からそれぞれ人が任意に設定可能であって各電気機器の動作状態を規定する制御パラメータを含んでおり、前記制御手段が、制御パラメータを含む機器状態情報に従って電気機器の制御パラメータの制御まで行うことを特徴とする。
この構成によれば、制御手段による電気機器の制御において、電気機器の制御パラメータまで考慮した制御が可能となり、制御パラメータの設定操作が必要な場合でも人による電気機器の操作の手間を省くことができる。なお、ここでいう制御パラメータは、たとえば電気機器がエアコンであれば設定温度、電気機器がテレビであればチャンネルなどを意味する。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかの発明において、前記登録パターン設定手段が、所定の候補期間内に同一の前記連続行動パターンおよび前記制御グループの組み合わせが所定の候補回数だけ検出されると当該組み合わせを候補パターンとし、同一の候補パターンが所定の登録期間内に所定の登録回数だけ検出されると当該候補パターンを前記登録パターンとして設定することを特徴とする。
この構成によれば、同一の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが候補期間内に候補回数だけ検出されても当該組み合わせは候補パターンとなるだけであって、さらにこの候補パターンが登録期間内に登録回数以上検出されることによって初めて登録パターンに設定されるので、一過性の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが登録パターンとして登録されることを回避することができる。
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかの発明において、前記登録パターン設定手段が、時間帯別に前記連続行動パターンおよび前記制御グループの組み合わせを検出して前記登録パターンを設定し、前記制御手段が、連続行動パターンが検出された時点の該当する時間帯の登録パターンを適用することを特徴とする。
この構成によれば、登録パターンの設定および適用が時間帯別に為されるので、同一の連続行動パターンが検出された場合でも、時間帯ごとに異なる電気機器の制御を制御手段に行わせることができる。
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかの発明において、前記登録パターン設定手段が、1年を暦に従って分割した暦帯別に前記連続行動パターンおよび前記制御グループの組み合わせを検出して前記登録パターンを設定し、前記制御手段が、連続行動パターンが検出された時点の該当する暦帯の登録パターンを適用することを特徴とする。
この構成によれば、登録パターンの設定および適用が暦帯別に為されるので、同一の連続行動パターンが検出された場合でも、暦帯ごとに異なる電気機器の制御を制御手段に行わせることができる。なお、ここでいう暦帯には曜日や週、月、季節などを含む。
請求項11の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかの発明において、前記登録パターン設定手段が、経時的に変化する周囲環境別に前記連続行動パターンおよび前記制御グループの組み合わせを検出して前記登録パターンを設定し、前記制御手段が、連続行動パターンが検出された時点の該当する周囲環境の登録パターンを適用することを特徴とする。
この構成によれば、登録パターンの設定および適用が周囲環境別に為されるので、同一の連続行動パターンが検出された場合でも、周囲環境ごとに異なる電気機器の制御を制御手段に行わせることができる。なお、ここでいう周囲環境には気温、湿度、照度などを含む。
請求項12の発明は、請求項1ないし請求項11のいずれかの発明において、前記電気機器が、分電盤における各分岐ブレーカにそれぞれ1台ずつ接続されており、前記検出手段と前記記憶手段と前記パターン認識手段と前記グループ認識手段と前記登録パターン設定手段と前記制御手段とが、センタ装置として分電盤内に設けられ、センタ装置が、各分岐ブレーカを通して各電気機器に流れる電流を監視する電流監視部を分岐ブレーカごとに有し、検出手段が、電流監視部で監視される電流の大きさに基づいて各分岐ブレーカに接続された電気機器の前記機器状態情報をそれぞれ検出することを特徴とする。
この構成によれば、センタ装置は分電盤から電気機器への電力供給路を利用して電気機器の動作状態の変化を示す機器状態情報を取得するので、機器状態情報を伝送するための専用の伝送路を設ける必要がなく、機器制御システムの構成を簡略化できるという利点がある。
本発明は、登録パターンの連続行動パターンに一致する連続行動パターンが検出されると自動制御待ち状態に移行し、当該自動制御待ち状態において同登録パターンの制御グループに含まれる一部の電気機器の機器状態情報が検出された場合、同登録パターンの制御グループに従って制御グループ内の他の電気機器を制御手段により自動的に制御するので、電気機器の操作にかかる人の負担を軽減することができる。しかも、人が少なくとも1つの電気機器を操作して初めて制御手段による電気機器の制御が開始するので、人の意思に反して電気機器が制御されてしまう可能性を低減することができるという利点がある。
(実施形態1)
本実施形態の機器制御システムは、図1に示すように、宅内でのユーザ(人)の位置を監視するように宅内の各所に設けられそれぞれ検知結果を人***置情報として出力する複数個(ここではn個)のセンサX1,X2,X3,・・・,Xn(以下、個体を特に区別しない場合には「X」という)と、ユーザの操作に応じたそれぞれの動作状態の変化を機器状態情報として検出可能であって宅内の各所に設けられた複数台(ここではm台)の電気機器Y1,Y2,Y3,・・・,Ym(以下、個体を特に区別しない場合には「Y」という)と、前記人***置情報および前記機器状態情報を受信するセンタ装置1とを同一ネットワーク上に備えている。各センサXおよび各電気機器Yにはそれぞれ個別の識別子が割り当てられており、センタ装置1においては前記識別子を用いることで各センサXおよび各電気機器Yの識別が可能になっている。
ここにおいて、電気機器Yからセンタ装置1に伝送される機器状態情報は、照明機器、エアコン、テレビ等の各電気機器Yのオン・オフの他、たとえばエアコンにおける暖房・冷房の切替等を含むユーザの操作に応じた基本的な動作状態の変化を表すものであって、動作状態が変化したときにのみセンタ装置1で検出されるものとする。なお、センサXとしては寝室、階段、リビング等の各所に設置され各所の人の存否を検知する人体検知センサを用いるが、これに限らず、たとえばドアの開閉などを監視して宅内での人の位置を検知するものであってもよい。
センタ装置1は、センサXおよび電気機器Yに接続されることでセンサXおよび電気機器Yと通信を行う機器制御監視部2と、人***置情報や機器状態情報などを記憶する記憶手段としての記憶部3と、現在時刻を計時する時計部(RTC)4と、各部の動作を制御する制御部5とを有している。
センタ装置1がセンサXや電気機器Yから受信する伝送データは、図2(a)に示すように各センサX、電気機器Yの設置場所と、センサX・電気機器Yの種別と、動作内容(センサ情報および機器状態情報)とを少なくとも含んだフォーマットを採用している。しかして、センタ装置1は、宅内でのユーザの位置を示す人***置情報を図2(b)に示す伝送データによりセンサX(ここでは寝室のセンサ)から取得し、また、機器状態情報を図2(c)〜(e)に示す伝送データにより各電気機器Y(ここではリビングの照明機器、エアコン、テレビ)からそれぞれ取得する。
センタ装置1の制御部5は、上記伝送データによって人***置情報および機器状態情報を検出する検出手段としての機能を有し、検出した人***置情報および機器状態情報を記憶部3内に格納する。記憶部3は、図3に示すように履歴蓄積部6と連続行動蓄積部7と機器状態蓄積部8とカウント部9と登録パターン格納部10と自動制御待ち状態格納部11との複数の記憶領域を有しており、このうちの履歴蓄積部6に対して上記人***置情報および機器状態情報を格納する。このとき格納される人***置情報および機器状態情報はそれぞれ検出された順番に格納され、各人***置情報および各機器状態情報には図4(a)に示すように時間を示すタイムスタンプが付加される。
ここにおいて、制御部5は、履歴蓄積部6に格納された人***置情報の中で一定時間内に複数のセンサXから連続して検出された人***置情報を検出順に並べたものを一連の連続行動パターンとして認識するパターン認識手段としての機能を有する。さらに、制御部5は、履歴蓄積部6に格納された機器状態情報の中で前記一定時間内に連続行動パターンに連続して複数台の電気機器Yから検出された機器状態情報の集まりを制御グループとして認識するグループ認識手段としての機能も有する。本実施形態では、連続行動パターンや制御グループの判別基準となる一定時間を60秒(単位タイムスタンプ当たり2秒とすればタイムスタンプで「00」から「29」の範囲)とし、この一定時間内に検出される人***置情報と機器状態情報とのそれぞれから連続行動パターンと制御グループとを生成する。
すなわち、図4(a)に示すように、タイムスタンプ「00」、「05」、「10」のタイミングでそれぞれ検出された人***置情報を検出順に並べたものは連続行動パターンとして認識され、「12」、「25」、「27」のタイミングでそれぞれ検出された機器状態情報の集まりは制御グループとして認識される。一方、タイムスタンプ「00」、「29」のタイミングで人***置情報が検出され、その後タイムスタンプ「30」以降に別の人***置情報が検出された場合、図4(b)のように「00」、「29」で検出された人***置情報を並べたものは一連の連続行動パターンと認識されるものの、「30」以降に検出された人***置情報については先の2つの人***置情報と同一の連続行動パターンとは認識されず、図4(c)のように改めてタイムスタンプ「00」が付加され図4(b)の連続行動パターンに続く新たな連続行動パターンの最初の人***置情報と認識されることとなる。ここで、タイムスタンプ「30」以降に人***置情報あるいは機器状態情報が検出された場合、既に格納されている人***置情報、機器状態情報を履歴蓄積部6から消去した上で、新たに検出された人***置情報あるいは機器状態情報を格納する。
さらに制御部5は、検出した連続行動パターンを記憶部3の連続行動蓄積部7に格納し、検出した制御グループを記憶部3の機器状態蓄積部8に格納する。ここで、連続行動蓄積部7および機器状態蓄積部8のそれぞれにおいては、人***置情報および機器状態情報がそれぞれ連続行動パターン、制御グループごとに格納される。つまり、図4(a)に例示する連続行動パターンおよび制御グループが認識された場合、連続行動蓄積部7には図5に示すようにこの連続行動パターンに含まれる人***置情報が検出順に格納され、機器状態蓄積部8には図6に示すようにこの制御グループに含まれる機器状態情報がグループ化されて格納される。ここで、一定時間内に連続して検出された連続行動パターンと制御グループとは、互いに対応するように共通のパターン識別子(連続行動A、連続行動B、連続行動C、・・・)が付加される。さらに、連続行動蓄積部7に格納される連続行動パターンには、連続行動パターンの最初の人***置情報の検出時の時計部4での時刻を示すタイムスタンプが付加される。なお、このとき付加されるタイムスタンプは、履歴蓄積部6への格納時に付加した上述のタイムスタンプとは別に設定されるものであって、単位タイムスタンプ当たりの時間も上述のタイムスタンプとは異なる。
ここにおいて、制御部5は、所定期間内に同一の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが所定回数以上繰り返して連続行動蓄積部7および機器状態蓄積部8に格納された場合、言い換えれば所定期間内に規定値以上の頻度で同一の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが検出された場合に、この連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせを図7に示すように記憶部3の登録パターン格納部10に格納することで登録パターンに設定する登録パターン設定手段としての機能を有する。このとき、登録パターンとなる連続行動パターンおよび制御グループに含まれる人***置情報および機器状態情報はそれぞれの検出された順番で格納され、さらに上述のパターン識別子が付加される。一方、前記所定期間内に同一の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが前記所定回数以上検出されなければ、この組み合わせにおける人***置情報および機器状態情報は、連続行動蓄積部7および機器状態蓄積部8から消去される。本実施形態では、登録パターンの判別基準となる前記所定期間を25時間(単位タイムスタンプ当たり1時間とすればタイムスタンプで「25」)とし、また前記所定回数を2回とする。したがって、連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせは、25時間以内に2回以上認識されれば登録パターンとして設定され、25時間以内に2回以上認識されなければ登録パターンとして設定されることなく連続行動蓄積部7および機器状態蓄積部8から消去される。
なお、前記所定回数のカウントには記憶部3のカウント部9が使用される。カウント部9はパターン識別子により連続行動パターンごとに対応付けられたカウント値を保持し、各カウント値を対応する連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが検出される度に増加させることで、各組み合わせが検出された回数をカウントする。
制御部5は、設定済みの登録パターンに設定された連続行動パターンおよび制御グループに沿ったユーザの行動を検出すると、ユーザの操作に先行して電気機器Yを自動的に制御する制御手段として機能する。本実施形態では、登録パターンの連続行動パターンと同じ連続行動パターンが検出されたときに、まず、この登録パターンの制御グループ内の機器状態情報を記憶部3の自動制御待ち状態格納部11に図8に例示する形態で格納し、その後、自動制御待ち状態格納部11内のいずれかの機器状態情報に一致する機器状態情報が検出されることをトリガとして、登録パターンに従う電気機器Yの制御を開始する。ここで、自動制御待ち状態格納部11への機器状態情報の格納時には上述のパターン識別子と共にタイムスタンプが付加され、このタイムスタンプの表す時刻から所定のタイマ時間(たとえば30秒)が経過すると、自動制御待ち状態格納部11から機器状態情報が消去されるようにしてある。
また、制御部5は、機器制御監視部2から各電気機器Yに対して制御信号を伝送させることで電気機器Yの制御を行う。つまり、本実施形態では、センタ装置1から伝送される制御信号により遠隔操作可能な電気機器Yを用いている。
次に、本実施形態のセンタ装置1の動作について図9および図10のフローチャートを参照して説明する。
センタ装置1は、人***置情報を検出する度に、この人***置情報を連続行動パターンとして並べた形で連続行動蓄積部7に格納し(S2)、その連続行動パターンが登録パターン格納部10に格納されている登録パターンの連続行動パターンと一致するか否かを判断する(S3)。
ステップS3で一致すると判断された場合(S3:Yes)、電気機器Yの制御を行う必要があると判断する。この場合、ステップS2で格納された連続行動パターンを連続行動蓄積部7から消去した上で(S4)、図10に示す自動制御待ち状態の処理に移行する(S5)。自動制御待ち状態では、記憶部3の自動制御待ち状態格納部11に対して登録パターン格納部10から読み出した機器状態情報を格納する(S5−1)。このとき格納する機器状態情報は、ステップS3で一致すると判断された登録パターンの制御グループ内の機器状態情報である。その後、機器状態情報が検出されると(S5−2)、検出された機器状態情報が自動制御待ち状態格納部11に格納されている機器状態情報のいずれかと一致するか否かを判断し(S5−3)、一致するものがあれば(S5−3:Yes)、自動制御待ち状態格納部11の未実行の(つまりステップS5−3で一致したものを除いた)機器状態情報に従って残りの電気機器Yを自動的に制御する(S5−4)。検出された機器状態情報が自動制御待ち状態格納部11に格納されている機器状態情報のいずれにも一致しなければ(S5−3:No)、自動制御待ち状態格納部11をクリアして自動制御待ち状態を終了する(S5−5)。なお、この自動制御待ち状態は、自動制御待ち状態格納部11への機器状態情報の格納時に付加されるタイムスタンプの表す時刻から所定のタイマ時間(たとえば30秒)が経過すると自動的に解除される。
一方、ステップS3において、連続行動蓄積部7に格納された連続行動パターンが登録パターンの連続行動に一致しなければ(S3:No)、電気機器Yの制御を行う必要はないと判断する。この場合、機器状態情報を機器状態蓄積部8に格納した上で(S6)、ステップS2で格納された連続行動パターンが、連続行動蓄積部7に処理開始(S1)前から既に格納されている連続行動パターンに一致するか否かを判断し(S7)、さらに、ステップS6で格納された機器状態情報を含む制御グループが、機器状態蓄積部8に処理開始(S1)前から既に格納されている制御グループに一致するか否かを判断する(S8)。
このとき連続行動パターンおよび制御グループの両方が一致すると(S7:Yes、S8:Yes)、連続行動蓄積部7および機器状態蓄積部8に処理開始(S1)前から既に格納されている連続行動パターンおよび制御グループのうち、ステップS7,S8において一致すると判断されたものを消去する(S9)。そして、カウント部9を使用して前記所定回数のカウントを行い(S10,S11)、カウント値が前記所定回数に達すれば(S11:Yes)、ステップS2、S6でそれぞれ格納された連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせを登録パターン格納部10に格納し、且つ組み合わせに係る連続行動パターンおよび制御グループを連続行動蓄積部7および機器状態蓄積部8から消去することで次回の人***置情報検出時の処理に備え(S12)、処理を終了する(S14)。なお、ステップS11においてカウント値が前記所定回数に達しなければ、そのまま処理を終了し(S14)、次回の人***置情報時の処理に備える。
また、ステップS7において、ステップS2で格納された連続行動パターンが連続行動蓄積部7に既に格納されている連続行動パターンに一致しなければ(S7:No)、そのまま処理を終了する(S14)。ステップS2で格納された連続行動パターンが連続行動蓄積部7に既に格納されている連続行動パターンに一致したものの(S7:Yes)、次のステップS8において、ステップS6で格納された機器状態情報を含む制御グループが機器状態蓄積部8に既に格納されている制御グループに一致しなければ(S8:No)、連続行動蓄積部7および機器状態蓄積部8に既に格納されている連続行動パターンおよび制御グループのうち、ステップS7において一致すると判断されたものを消去することで次回の人***置情報検出時の処理に備え(S13)、処理を終了する(S14)。
以上説明した本実施形態の構成によれば、たとえば、ユーザが起床後、寝室から階段を通ってリビングに移動し、リビングの照明機器、エアコン、テレビをオンするという一連の行動が登録パターンに設定されている場合に、ユーザが寝室から階段を通ってリビングに移動したことがセンサXからの人***置情報(連続行動パターン)により検出され、且つユーザによる照明機器、エアコン、テレビのいずれかの電気機器Yのオン操作が機器状態情報によって検出されると、残りの電気機器Yの制御が自動的に開始する。したがって、ユーザによる電気機器Yの操作の手間が軽減し、ユーザの負担が軽減される。しかも、電気機器Yの上記制御は、ユーザが少なくとも1つの電気機器Yを操作したことによる機器状態情報の検出をトリガとして開始するから、ユーザの意思に反して電気機器Yが制御されてしまう可能性を低減することができる。
ところで、本実施形態では自動制御待ち状態において登録パターンの制御グループ内の機器状態情報に一致する機器状態情報が1つでも検出されれば、センタ装置1による電気機器Yの制御を開始するようにしているが、登録パターンの制御グループ内の機器状態情報に一致する機器状態情報が複数検出されて初めて電気機器Yの制御を開始するようにしてもよい。すなわち、たとえば、ユーザが寝室から階段を通ってリビングに移動し、リビングの照明機器、エアコン、テレビをオンするという一連の行動が登録パターンに設定されている場合、照明機器、エアコン、テレビのうち1台のオン操作が検出されるだけでは電気機器Yの制御を開始せず、2台以上のオン操作が検出されて初めて電気機器Yの制御を開始するようにしてもよい。
なお、本実施形態では制御グループ内における機器状態情報が検出される順番は特に考慮しておらず、自動制御待ち状態においても登録パターンの制御グループ内の機器状態情報のいずれかをトリガとして電気機器Yの制御を開始するようにしているが、この構成に限るものではなく、機器状態情報が検出される順番を考慮して、登録パターンにおける制御グループの最初の機器状態情報をトリガとして電気機器Yの制御を開始する構成としてもよい。この構成では、たとえば、ユーザが寝室から階段を通ってリビングに移動し、リビングの照明機器、エアコン、テレビを順にオンするという一連の行動が登録パターンに設定されている場合、ユーザが寝室から階段を通ってリビングに移動したことがセンサXからの人***置情報(連続行動パターン)により検出されても、その後最初に照明機器のオン操作が検出された場合にのみ、残りの電気機器(エアコン、テレビ)Yの制御を行う。連続行動パターンの検出後最初にエアコンあるいはテレビからの機器状態情報を検出した場合には、残りの電気機器Yの制御は行われない。
(実施形態2)
本実施形態の機器制御システムは、所定の候補期間内に同一の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが所定の候補回数だけ検出されると、当該組み合わせを候補パターンとし、同一の候補パターンが所定の登録期間内に所定の登録回数だけ検出されると、当該候補パターンを登録パターンとして登録パターン格納部10に格納する点が実施形態1の機器制御システムと相違する。本実施形態では、候補パターンの判別基準となる前記候補期間を25時間(単位タイムスタンプ当たり1時間とすればタイムスタンプで「25」)とし、前記候補回数を2回とする。さらに、登録パターンの判別基準となる前記登録期間を75時間(単位タイムスタンプ当たり1時間とすればタイムスタンプで「75」)とし、前記登録回数を2回とする。
すなわち、実施形態1の構成では、同一の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが25時間以内に2回検出されれば当該組み合わせが登録パターンとして設定されるのに対し、本実施形態では、同一の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが25時間以内に2回検出されても当該組み合わせは候補パターンとなるだけであって、さらにこの候補パターンが75時間以内に2回以上検出されることによって初めて登録パターンに設定される。
具体的に説明すると、記憶部3は、実施形態1で説明したカウント部9を候補回数のカウントに用いられる第1カウント部9とし、さらに、図11に示すように候補パターンを格納する候補パターン格納部12と、登録回数のカウントに用いられる第2カウント部13とを有する。制御部5は、候補期間内に同一の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが候補回数以上繰り返して連続行動蓄積部7および機器状態蓄積部8に格納された場合に、この組み合わせにタイムスタンプを付加したものを候補パターン格納部12に候補パターンとして格納する。このとき付加されるタイムスタンプは候補パターンを候補パターン格納部12に格納した時点を示し、このタイムスタンプを用いて登録期間が判断される。さらに制御部5は、同一の候補パターンが登録期間内に登録回数以上繰り返して候補パターン格納部12に格納された場合に、この候補パターンを登録パターン格納部10に登録パターンとして格納する。なお、候補期間内に同一の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが候補回数以上検出されなければ、この組み合わせに関する人***置情報および機器状態情報は、連続行動蓄積部7および機器状態蓄積部8から消去され、また、登録期間内に同一の候補パターンが登録回数以上検出されなければ、この候補パターンに関する人***置情報および機器状態情報は、候補パターン格納部12から消去される。
以上説明した構成によれば、たとえば一週間のうち月曜日と火曜日とに同一の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが検出され、水曜日には同じ連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせは検出されずに、木曜日と金曜日とに再び月曜日・火曜日と同一の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが検出された場合(月曜日・火曜日には起床後に寝室から階段を通ってリビングに直接移動したが、水曜日にはトイレに立ち寄ってからリビングに移動し、木曜日・金曜日には再び寝室から階段を通ってリビングに直接移動した場合など)、候補パターン格納部12には火曜日と金曜日とのそれぞれで同一の候補パターンが格納されるので、金曜日の候補パターンの格納時に当該候補パターンが登録パターンに設定される。したがって、土曜日以降は設定された登録パターンに従って電気機器Yの制御が為されることとなる。結果的に、月曜日・火曜日に繰り返され、水曜日を飛ばして木曜日・金曜日に再び繰り返されるといった不規則に繰り返される連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせであっても、登録パターンに設定されやすくなるという利点がある。
要するに、一過性の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせ(たとえば特定の2日間に限って繰り返されたもの)が登録パターンとして登録されることを回避するために、実施形態1の構成において登録パターンの判別に用いる所定回数を増やすことが考えられるが、所定回数を増やすと、不規則に繰り返される連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが登録パターンとして設定されにくくなる。つまり、4日間で4回以上検出された連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせを登録パターンとする場合、上述のように月曜日・火曜日に繰り返され、水曜日を飛ばして木曜日・金曜日に再び繰り返される連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせは、登録パターンに設定されない。これに対して、本実施形態の構成によれば、このような不規則に繰り返される連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせであっても登録パターンとして設定されやすくなる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態の機器制御システムは、登録パターン格納部10に既に格納されている登録パターンに対して、新規に格納される登録パターンにおける連続行動パターンあるいは制御グループが重複する場合、既に格納されている登録パターンを新規の登録パターンに更新する点が実施形態1の機器制御システムと相違する。
すなわち、本実施形態では、たとえば図12に示すように登録パターン格納部10に既に格納されている設定済みの登録パターンA(パターン識別子が「連続行動A」の登録パターン)に対して、新規に格納される登録パターンB(パターン識別子「連続行動B」の登録パターン)の制御グループ(ここでは電気機器Y1,Y2,Y3の機器状態情報の集まり)が一致する場合、既に格納されている登録パターンAを新規の登録パターンBに更新する。このとき、既に格納されている登録パターンAについては消去する。
この構成によれば、たとえば一週間のうち月曜日と火曜日とに同一の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが検出されて登録パターンが設定され、水曜日には前記登録パターンに従って電気機器Yの制御が行われたたものの、木曜日と金曜日とに前記登録パターンと連続行動パターンのみが異なる連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが検出された場合(月曜日・火曜日には起床後に寝室から階段を経てリビングに直接移動したが、木曜日・金曜日にはトイレに立ち寄ってからリビングに移動した場合など)、金曜日の時点で新たな登録パターンに更新されることとなり、土曜日以降は更新後の登録パターンに従って電気機器Yの制御が行われる。つまり、土曜日以降は更新前の登録パターンに含まれる連続行動パターンが検出されても自動制御待ち状態に移行することはなく、更新前の登録パターンに従って誤った電気機器Yの制御が行われることを回避できる。その結果、繰り返し検出されることで登録パターンとして設定された連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが一過性のもの(たとえば特定の2日間に限って繰り返されたもの)であった場合でも、この登録パターンが新たな登録パターンに更新されることにより、前記一過性の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせに従って誤った電気機器Yの制御が為されることを回避できる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態4)
本実施形態の機器制御システムは、電気機器Yからの機器状態情報をセンタ装置1による電気機器Yの制御後の一定時間(たとえば10秒間)監視し、同じ機器状態情報が第3の所定期間内に第3の所定回数だけ検出されたときに登録パターン格納部10に格納している登録パターンの制御グループの内容を変更する制御内容変更手段を制御部5に有する点が実施形態1の機器制御システムと相違する。
具体的に説明すると、記憶部3には図13に示すように、センタ装置1による電気機器Yの制御後の機器状態情報を格納する自動制御後機器状態格納部14と、前記第3の所定回数のカウントに用いられる第3カウント部15とが追加されている。自動制御後機器状態格納部14には、センタ装置1による電気機器Yの制御後の機器状態情報が当該制御に用いた登録パターンのパターン識別子とタイムスタンプとを付加して格納される。自動制御後機器状態格納部14に格納された機器状態情報はタイムスタンプの表す時刻から前記第3の所定期間を経過すると自動的に消去される。本実施形態では、前記第3の所定期間を72時間(単位タイムスタンプ当たり1時間とすればタイムスタンプで「72」)とし、前記第3の所定回数を2回とする。
次に、登録パターンの内容を変更する処理について図14のフローチャートを参照して説明する。
センタ装置1は、電気機器Yの制御後に電気機器Yの機器状態情報を検出すると、この機器状態情報を自動制御後機器状態格納部14に格納する(S21)。そして、このとき格納した機器状態情報が、自動制御後機器状態格納部14に処理開始(S20)前から既に格納されている機器状態情報の中で同一のパターン識別子を有するものに一致するか否かを判断し(S22)、一致すれば(S22:Yes)、自動制御後機器状態格納部14に既に格納されている機器状態情報のうちステップS22において一致すると判断されたものを消去する(S23)。そして、第3カウント部15を使用して前記第3の所定回数のカウントを行い(S24,S25)、カウント値が第3の所定回数に達すれば(S25:Yes)、自動制御後機器状態格納部14内の機器状態情報と同一のパターン識別子を有した登録パターンの制御グループの内容を変更する(S26)。そして、ステップS21で格納した機器状態情報を自動制御後機器状態格納部14から消去し(S27)、処理を終了する(S29)。なお、ステップS25においてカウント値が第3の所定回数に達しなければ、そのまま処理を終了する(S29)。
また、ステップS22において、ステップS21で格納した機器状態情報が自動制御後機器状態格納部14に既に格納されている機器状態情報に一致しなければ(S22:No)、自動制御後機器状態格納部14に既に格納されている機器状態情報の中で、ステップS21で格納した機器状態情報と同一のパターン識別子を有するものを消去する(S28)。
しかして、たとえば電気機器Y1,Y2,Y3の機器状態情報を含む登録パターンA(パターン識別子が「連続行動A」の登録パターン)に関して、電気機器Yの制御後に電気機器Y4の同一の機器状態情報が検出された場合、図15(a)に示すように登録パターン格納部10内の登録パターンAの制御グループに電気機器Y4の機器状態情報が追加される。また、登録パターンAに関して、電気機器Yの制御後に電気機器Y3の同一の機器状態情報(ここでは、電気機器Y3のオフ)が検出された場合、図15(b)に示すように登録パターンAの制御グループに電気機器Y3のオフ制御が機器状態情報として追加される。ただし、図15(b)のように電気機器Y3がセンタ装置1による制御によって続けてオン・オフされる場合には、無駄なオン・オフ制御を避けるために、登録パターンAの制御グループから電気機器Y3の機器状態情報を削除した形に更新することもできる。なお、電気機器Y3がオンされた後すぐにオフする具体例としては、電気機器Y3がエアコンであって当初は暖房のために電気機器Y3をオンする制御を行っていたものの、暖かい季節になったため、電気機器Y3がオンしてもすぐにユーザが手動でオフする場合などがある。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態5)
本実施形態の機器制御システムは、登録パターンを時間帯別に管理する点が実施形態1の機器制御システムと相違する。
本実施形態では、連続行動蓄積部7に記憶される連続行動パターンに、当該連続行動パターンのうち最初の人***置情報を取得した時刻を表す時刻情報を付加している。この時刻情報は、連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが登録パターンとして登録パターン格納部10に格納される際にも、図16に示すように登録パターンに付加される。そして、この時刻情報の表す時刻を中心とする1時間(つまり時刻情報の表す時刻の前後30分の範囲)を、登録パターンの属する時間帯とする。登録パターンの設定時には、同一時間帯に検出された連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせのみを対象とした検出頻度に基づいて、当該組み合わせを登録パターンに設定するか否かを判断する。電気機器Yの制御を行う際にも、連続行動パターンの最初の人***置情報を検出した時刻の該当する時間帯に属した登録パターンのみを対象として、検出した連続行動パターンが登録パターンに該当するか否かを判断する。
たとえば、7時30分にセンサX1、X2、X3から連続行動パターンを取得した場合、図16の登録パターンA,Bのうち、7時15分の時刻情報が付加されている登録パターンAが適用されることで、電気機器Y1、Y2、Y3の自動制御待ち状態に移行する。これに対して、9時50分にセンサX1、X2、X3から連続行動パターンを取得した場合、図16の登録パターンA,Bのうち、10時05分の時刻情報が付加されている登録パターンBが適用されることで、電気機器Y4、Y5の自動制御待ち状態に移行する。ちなみに、8時00分にセンサX1、X2、X3からの連続行動パターンを取得した場合、図16に示すいずれの登録パターンA,Bの時間帯にも属さないので、自動制御待ち状態に移行することはない。
この構成によれば、早朝の起床時には、寝室から階段を通ってリビングに移動した場合、リビングの照明機器、テレビ、エアコンをオンするのに対して、昼間は、同様に寝室から階段を通ってリビングに移動したとしてもリビングの照明器具はオンしないなど、時間帯別に異なる行動に合わせて最適な制御を行うことができる。
なお、本実施形態では、最初に人***置情報を取得した時刻を中心とする1時間を、連続行動パターンの属する時間帯としたが、この構成に限らず、1日(0時から24時)を所定時間(たとえば1時間)ごとに複数の時間帯に予め分割し、最初の人***置情報を取得した時刻が属する時間帯を連続行動パターンの属する時間帯とするようにしてもよい。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態6)
本実施形態の機器制御システムは、1年を暦に従って分割した暦帯別に登録パターンを管理する点が実施形態1の機器制御システムと相違する。以下、曜日(「平日」あるいは「休日」の2種類とする)を暦帯の例として説明する。
本実施形態では、連続行動蓄積部7に記憶される連続行動パターンに、当該連続行動パターンのうち最初のセンサ状態を取得した曜日を表す暦情報(ここでは「平日」あるいは「休日」)を付加している。この暦情報は、連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが登録パターンとして登録パターン格納部10に格納される際にも、図17に示すように登録パターンに付加される。そして、このように付加された暦情報を登録パターンの属する暦帯とする。登録パターンの設定時には、同じ暦帯で検出された連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせのみを対象とした検出頻度に基づいて、当該組み合わせを登録パターンに設定するか否かを判断する。電気機器Yの制御を行う際にも、連続行動パターンの最初の人***置情報を検出した日の該当する暦帯に属した登録パターンのみを対象として、検出した連続行動パターンが登録パターンに該当するか否かを判断する。
たとえば、平日にセンサX1、X2、X3からの連続行動パターンを取得した場合、図17の登録パターンA,Bのうち、平日の暦情報が付加されている登録パターンAが適用されることで、電気機器Y1、Y2、Y3の自動制御待ち状態に移行する。これに対して、休日にセンサX1、X2、X3からの連続行動パターンを取得した場合、図17の登録パターンA,Bのうち、休日の暦情報が付加されている登録パターンBが適用されることで、電気機器Y4、Y5の自動制御待ち状態に移行する。
この構成によれば、平日の起床時には、寝室から階段を通ってリビングに移動した場合、リビングの照明機器、テレビ、エアコンをオンするのに対して、休日の起床時は、同様に寝室から階段を通ってリビングに移動したとしてもリビングのテレビはオンしないなど、暦帯別に異なる行動に合わせて最適な制御を行うことができる。
なお、本実施形態では、曜日別に登録パターンを管理する例を示したが、この例に限らず、1年を暦に従って分割した暦帯別に登録パターンを管理するものであればよく、たとえば季節ごとに登録パターンを管理するようにしてもよい。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態7)
本実施形態の機器制御システムは、経時的に変化する気温、湿度、照度等の周囲環境別に登録パターンを管理する点が実施形態1の機器制御システムと相違する。以下、気温を周囲環境の例として説明する。
本実施形態では、連続行動蓄積部7に記憶される連続行動パターンに、当該連続行動パターンのうち最初の人***置情報を取得したときの気温を表す環境情報を付加している。この環境情報は、連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが登録パターンとして登録パターン格納部10に格納される際にも、図18に示すように登録パターンに付加される。そして、この環境情報の表す気温の±3℃の範囲を登録パターンの属する周囲環境とする。登録パターンの設定時には、同じ周囲環境で検出された連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせのみを対象とした検出頻度に基づいて、当該組み合わせを登録パターンに設定するか否かを判断する。電気機器Yの制御を行う際にも、連続行動パターンの最初の人***置情報を検出したときの周囲環境に属する登録パターンのみを対象として、検出した連続行動パターンが登録パターンに該当するか否かを判断する。
たとえば、気温3℃の環境下でセンサX1、X2、X3からの連続行動パターンを取得した場合、図18の登録パターンA,Bのうち、5℃の環境情報が付加されている登録パターンAが適用されることで、電気機器Y1、Y2、Y3の自動制御待ち状態に移行する。これに対して、気温17℃の環境下でセンサX1、X2、X3からの連続行動パターンを取得した場合、図18の登録パターンA,Bのうち、18℃の環境情報が付加されている登録パターンBが適用されることで、電気機器Y4、Y5の自動制御待ち状態に移行する。ちなみに、気温10度の環境下でセンサX1、X2、X3からの連続行動パターンを取得した場合、図18に示すいずれの登録パターンA,Bの周囲環境にも属さないので、自動制御待ち状態に移行することはない。
この構成によれば、気温の低い日には、寝室から階段を通ってリビングに移動した場合、リビングの照明機器、テレビ、エアコンをオンするのに対して、気温が適温の日は、同様に寝室から階段を通ってリビングに移動したとしてもリビングのエアコンはオンしないなど、気温別に異なる行動に合わせて最適な制御を行うことができる。
なお、本実施形態では、気温別に登録パターンを管理する例を示したが、この例に限らず、たとえば湿度や照度ごとに登録パターンを管理するようにしてもよい。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態8)
本実施形態の機器制御システムは、電気機器Yからセンタ装置1に伝送される機器状態情報として、電気機器Yのオン・オフやエアコンにおける冷房・暖房の切替等を含むユーザの操作に応じた基本的な動作状態の変化だけでなく、電気機器Yにおいてユーザが任意に設定可能な制御パラメータを含んでいる点が実施形態1の機器制御システムと相違する。ここでいう制御パラメータは、たとえばエアコンであれば設定温度、テレビであればチャンネルなどを意味する。本実施形態では、電気機器Yは動作状態が変化すると、制御パラメータを含む機器状態情報をセンタ装置1に対して送信するように構成される。
この構成によれば、センタ装置1による電気機器Yの制御において、電気機器Yの制御パラメータまで考慮した制御が可能となり、制御パラメータの設定操作が必要な場合でもユーザによる電気機器Yの操作の手間を省くことができる。
ところで、一般的なエアコンやテレビなどにおいては、オン時の制御パラメータに、前回オフする直前の制御パラメータが反映されるので、最終的な制御パラメータは同じでも、オン時の制御パラメータの違いに起因して最終的な制御パラメータに至るまでの過程が異なることがある。そこで、同一電気機器Yからの機器状態情報が一部異なっていても最終的な制御パラメータが同じになる場合には、機器状態蓄積部8内では制御グループは一致するものと判断するものとする。つまり、たとえば電気機器Yがエアコンの場合に、設定温度が20℃の状態でオンされた後で設定温度を21℃に変更したときに検出される制御グループと、設定温度が21℃の状態でオンされたときに検出される制御グループとは一致するものと判断される。
なお、制御グループが登録パターンに設定された以降も、制御パラメータについてはユーザの操作により頻繁に変更されることが多いので、実施形態4で説明した方法を用いて登録パターン格納部10に格納された登録パターンの制御グループの内容を最新の制御パラメータを反映したものに変更し、最新の制御パラメータで電気機器Yの制御を行う構成としてもよい。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態9)
本実施形態の機器制御システムは、連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせを検出した場合、当該組み合わせに含まれる人***置情報と機器状態情報とのそれぞれを連続行動蓄積部7および機器状態蓄積部8に格納した後で、この組み合わせが登録パターン格納部10に格納されている登録パターンに一致するか否かを判断するようにした点が実施形態1の機器制御システムと相違する。本実施形態の記憶部3は自動制御待ち状態格納部11を有さない点が実施形態1の記憶部3と異なる。
以下に、本実施形態のセンタ装置1の動作について図19のフローチャートを参照して説明する。
センタ装置1は、連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが検出されると、当該組み合わせに含まれる機器状態情報を機器状態蓄積部8に格納し(S31)、さらにこの組み合わせに含まれる連続行動パターンを連続行動蓄積部7に格納する(S32)。そして、ステップS32で格納した連続行動パターンが、登録パターン格納部10に格納されている登録パターンの連続行動パターンと一致するか否かを判断する(S33)。
ステップS33で一致すると判断された場合(S33:Yes)、電気機器Yの制御を行う必要があると判断する。この場合、ステップS31で格納した機器状態情報がステップS33で一致すると判断された登録パターンの制御グループ内のいずれかの機器状態情報に一致するか否かを判断し(S34)、一致するものがあれば(S34:Yes)、前記登録パターンにおける未実行の(つまりステップS34で一致したものを除いた)機器状態情報に従って残りの電気機器Yを制御する(S35)。そして、ステップS31で格納された機器状態情報を機器状態蓄積部8から消去し(S36)、さらにステップS32で格納された連続行動パターンを連続行動蓄積部7から消去した上で(S37)、処理を終了する(S45)。ただし、ステップS34で登録パターンの制御グループ内の機器状態情報の全てに機器状態蓄積部8内の機器状態情報が一致した場合には、この登録パターンに未実行の機器状態情報は存在しないから、ステップS35において実際に制御される電気機器Yはない。また、ステップS32で格納された連続行動パターンが登録パターンの連続行動パターンに一致したものの(S33:Yes)、次のステップS34において、ステップS31で格納された機器状態情報が登録パターンの制御グループ内の機器状態情報のいずれにも一致しなければ(S34:No)、電気機器Yの制御は行わずにステップS37を経て処理を終了する(S45)。
一方、ステップS33において、連続行動蓄積部7に格納された連続行動パターンが登録パターンにおける連続行動パターンに一致しなければ(S33:No)、電気機器Yの制御を行う必要はないと判断する。この場合、ステップS31で格納された機器状態情報を含む制御グループが、機器状態蓄積部8に処理開始(S30)前から既に格納されている制御グループに一致するか否かを判断し(S38)、さらに、ステップS32で格納された連続行動パターンが、連続行動蓄積部7に処理開始(S30)前から既に格納されている連続行動パターンに一致するか否かを判断する(S39)。
このとき制御グループおよび連続行動パターンの両方が一致すると(S38:Yes、S39:Yes)、機器状態蓄積部8および連続行動蓄積部7に処理開始(S30)前から既に格納されている連続行動パターンおよび制御グループのうち、ステップS38,S39において一致すると判断されたものを消去する(S40)。そして、カウント部9を使用して前記所定回数のカウントを行い(S41,S42)、カウント値が前記所定回数に達すれば(S42:Yes)、ステップS31、S32でそれぞれ格納された連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせを登録パターンとして登録パターン格納部10に格納し、且つこの組み合わせに係る制御グループおよび連続行動パターンを機器状態蓄積部8および連続行動蓄積部7から消去し(S43)、処理を終了する(S45)。なお、ステップS42においてカウント値が所定回数に達しなければ、そのまま処理を終了する(S45)。
また、ステップS38において、ステップS31で格納された機器状態情報を含む制御グループが機器状態蓄積部8に既に格納されている制御グループに一致しなければ(S38:No)、そのまま処理を終了する(S45)。ステップS31で格納された機器状態情報を含む制御グループが機器状態蓄積部8に既に格納されている制御グループに一致したものの(S38:Yes)、次のステップS39において、ステップS32で格納された連続行動パターンが連続行動蓄積部7に既に格納されている連続行動パターンに一致しなければ(S39:No)、機器状態蓄積部8および連続行動蓄積部7に既に格納されている連続行動パターンおよび制御グループのうち、ステップS38において一致すると判断されたものを消去し(S44)、処理を終了する(S45)。
以上説明した本実施形態の機器制御システムによれば、連続行動パターンと制御グループとのどちらが先に検出されるかにかかわらず、連続行動パターンと制御グループとのそれぞれが一致していれば連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせは同一と認識することができる。したがって、たとえば、ユーザがリビングの照明機器、エアコン、テレビをそれぞれオフし、その後リビングから階段を通って寝室まで移動するという行動が登録パターンに設定されている場合に、ユーザが照明機器、テレビのみをオフしたことが機器状態情報によって検出され、且つリビングから階段を通って寝室に移動したことがセンサXからの人***置情報(連続行動パターン)により検出されると、残りの電気機器(エアコン)Yはセンタ装置1によりオフされる。その結果、ユーザによる操作漏れ(消し忘れなど)をセンタ装置1によって補うことができるという利点がある。なお、上記構成においては、連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが検出される度に連続行動パターンが登録パターンに一致するか否かを判断するので、実施形態1のようにユーザによる電気機器Yの操作に先行してセンタ装置1による制御を行うことはない。
ところで、本実施形態では登録パターンに対して連続行動パターンが一致し且つ少なくとも1つの機器状態情報が一致すると電気機器Yの制御を開始するようにしているが、登録パターンの機器状態情報に一致する機器状態情報が複数検出されて初めて電気機器Yの制御を開始するようにしてもよい。すなわち、たとえば、ユーザがリビングの照明機器、エアコン、テレビをそれぞれオフし、その後リビングから階段を通って寝室まで移動するという行動が登録パターンに設定されている場合、照明機器、エアコン、テレビのうち1台のオフ操作が検出されるだけでは電気機器Yの制御を開始せず、2台以上のオフ操作が検出されたときのみ電気機器Yの制御を開始するようにしてもよい。
なお、本実施形態に対して、実施形態2ないし実施形態8で説明した各技術を適用してもよい。また、詳しい説明は省略するが、連続行動パターンより前に複数台の電気機器Yから検出した機器状態情報の集まりのみを制御グループとして認識する構成としてもよく、この場合でも、上述したようにユーザによる操作漏れ(消し忘れなど)をセンタ装置1によって補うことができる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態10)
本実施形態の機器制御システムは、専用の伝送路を設けることなく、電気機器Yの動作状態を示す機器状態情報をセンタ装置1に伝送できる構成とした点が実施形態1の機器制御システムと相違する。ここで、電気機器Yからセンタ装置1に伝送される機器状態情報は、各電気機器Yのオン・オフの動作状態のみを表すものであって、動作状態が変化したときに検出されるものとする。
本実施形態では、センタ装置1は図20(a)に示すように主幹ブレーカ16および複数の分岐ブレーカ17を備えた分電盤18内に設けられている。電気機器(照明機器、エアコン、テレビ等)Yは、各分岐ブレーカ17にそれぞれ1台ずつ接続される。
センタ装置1の機器制御監視部2は、図20(b)に示すように主幹ブレーカ16と各分岐ブレーカ17との間に電流監視部19をそれぞれ有し、各分岐ブレーカ17を通して各電気機器Yに流れる電流を監視する構成を採用している。すなわち、各電流監視部19でそれぞれ監視している電流の大きさに基づいて、各分岐ブレーカ17に接続された電気機器Yの動作状態(オン・オフ)を検出している。
この構成では、センタ装置1は分電盤18から電気機器Yへの電力供給路を利用して電気機器Yの動作状態の変化を示す機器状態情報を取得するので、機器状態情報を伝送するための専用の伝送路を設ける必要がなく、機器制御システムの構成を簡略化できるという利点がある。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
本発明の実施形態1の構成を示す概略システム図である。 同上で用いる伝送データを示す概略図である。 同上の記憶部の構成を示す概略図である。 同上の履歴蓄積部の使用例を示す説明図である。 同上の連続行動蓄積部の使用例を示す説明図である。 同上の機器状態蓄積部の使用例を示す説明図である。 同上の登録パターン格納部の使用例を示す説明図である。 同上の自動制御待ち状態格納部の使用例を示す説明図である。 同上の動作を示すフローチャートである。 同上の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2における記憶部の構成を示す概略図である。 本発明の実施形態3における登録パターン格納部の使用例を示す説明図である。 本発明の実施形態4における記憶部の構成を示す概略図である。 同上の動作を示すフローチャートである。 同上の登録パターン格納部の使用例を示す説明図である。 本発明の実施形態5における登録パターン格納部の使用例を示す説明図である。 本発明の実施形態6における登録パターン格納部の使用例を示す説明図である。 本発明の実施形態7における登録パターン格納部の使用例を示す説明図である。 本発明の実施形態9の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態10の構成を示す概略図である。
符号の説明
1 センタ装置
3 記憶部
5 制御部
17 分岐ブレーカ
18 分電盤
19 電流監視部
X センサ
Y 電気機器

Claims (12)

  1. 宅内における人の位置を監視するように宅内の各所に設けられそれぞれ検知結果を人***置情報として出力する複数のセンサと、人の操作に応じた動作状態の変化を機器状態情報としてそれぞれ検出可能であって宅内の各所に設けられた複数台の電気機器と、各センサの人***置情報および各電気機器の機器状態情報をそれぞれ検出する検出手段と、検出手段で検出した人***置情報および機器状態情報をそれぞれ記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された人***置情報の中で複数のセンサから連続して検出した人***置情報を検出順に並べたものを連続行動パターンとして認識するパターン認識手段と、記憶手段に記憶された機器状態情報の中で連続行動パターンに連続して複数台の電気機器から検出した機器状態情報の集まりを制御グループとして認識するグループ認識手段と、同一の連続行動パターンおよび制御グループの組み合わせが所定期間内に規定値以上の頻度で検出されると当該組み合わせを登録パターンとして記憶手段に設定する登録パターン設定手段と、登録パターンの連続行動パターンに一致する連続行動パターンが検出されると自動制御待ち状態に移行し、当該自動制御待ち状態において同登録パターンの制御グループに含まれる任意の一部の電気機器の機器状態情報が検出されると、同登録パターンの制御グループに従って制御グループ内の残りの電気機器を自動的に制御する制御手段とを有することを特徴とする機器制御システム。
  2. 前記一部の前記電気機器の前記機器状態情報は、前記登録パターンにおける前記制御グループ内のいずれか1つの機器状態情報であることを特徴とする請求項1記載の機器制御システム。
  3. 前記グループ認識手段は、前記連続行動パターンより前に複数台の前記電気機器から検出した前記機器状態情報の集まりを前記制御グループとして認識し、前記制御手段は、前記登録パターンの制御グループに含まれる一部の電気機器の機器状態情報が検出された後で同登録パターンの連続行動パターンに一致する連続行動パターンが検出されると、同登録パターンの制御グループに従って制御グループ内の他の電気機器を自動的に制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の機器制御システム。
  4. 前記登録パターン設定手段は、設定済みの前記登録パターンに対して、新規に設定される別の登録パターンにおける前記連続行動パターンと前記制御グループとの一方が重複するときに、設定済みの登録パターンの設定を解除して前記別の登録パターンを設定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  5. 前記制御手段による前記電気機器の制御後の一定時間に、前記制御時に用いた前記登録パターンの前記制御グループ内の電気機器から当該制御グループ内の前記機器状態情報とは異なる機器状態情報が規定値以上の頻度で検出されると、検出された機器状態情報に従って前記制御時に用いた登録パターンの制御グループの内容を変更する制御内容変更手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  6. 前記制御手段による前記電気機器の制御後の一定時間に、前記制御時に用いた前記登録パターンの前記制御グループ外の電気機器から前記機器状態情報が規定値以上の頻度で検出されると、検出された機器状態情報を前記制御時に用いた登録パターンの制御グループの内容に追加する制御内容変更手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  7. 前記機器状態情報は、各電気機器において複数種類の値の中からそれぞれ人が任意に設定可能であって各電気機器の動作状態を規定する制御パラメータを含んでおり、前記制御手段は、制御パラメータを含む機器状態情報に従って電気機器の制御パラメータの制御まで行うことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  8. 前記登録パターン設定手段は、所定の候補期間内に同一の前記連続行動パターンおよび前記制御グループの組み合わせが所定の候補回数だけ検出されると当該組み合わせを候補パターンとし、同一の候補パターンが所定の登録期間内に所定の登録回数だけ検出されると当該候補パターンを前記登録パターンとして設定することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  9. 前記登録パターン設定手段は、時間帯別に前記連続行動パターンおよび前記制御グループの組み合わせを検出して前記登録パターンを設定し、前記制御手段は、連続行動パターンが検出された時点の該当する時間帯の登録パターンを適用することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  10. 前記登録パターン設定手段は、1年を暦に従って分割した暦帯別に前記連続行動パターンおよび前記制御グループの組み合わせを検出して前記登録パターンを設定し、前記制御手段は、連続行動パターンが検出された時点の該当する暦帯の登録パターンを適用することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  11. 前記登録パターン設定手段は、経時的に変化する周囲環境別に前記連続行動パターンおよび前記制御グループの組み合わせを検出して前記登録パターンを設定し、前記制御手段は、連続行動パターンが検出された時点の該当する周囲環境の登録パターンを適用することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  12. 前記電気機器は、分電盤における各分岐ブレーカにそれぞれ1台ずつ接続されており、前記検出手段と前記記憶手段と前記パターン認識手段と前記グループ認識手段と前記登録パターン設定手段と前記制御手段とは、センタ装置として分電盤内に設けられ、センタ装置は、各分岐ブレーカを通して各電気機器に流れる電流を監視する電流監視部を分岐ブレーカごとに有し、検出手段は、電流監視部で監視される電流の大きさに基づいて各分岐ブレーカに接続された電気機器の前記機器状態情報をそれぞれ検出することを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の機器制御システム。
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