JP5086062B2 - 眼内レンズ挿入器具 - Google Patents

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Description

本発明は、眼内レンズを眼内に挿入するための眼内レンズ挿入器具に関する。
従来、白内障の手術方法の一つとして水晶体を摘出した後、水晶体の代わりとして折り曲げ可能な軟性の眼内レンズを挿入する手法が一般的に用いられている。眼内レンズは、折り曲げ可能な光学部と、この光学部を眼内で支えるためのループ状の支持部で構成されている。このような眼内レンズを挿入するには、インジェクターと呼ばれる眼内レンズ挿入器具を使用することにより、眼内レンズを折り曲げた状態で眼内に挿入させることによって、患者眼に設ける切開創をできるだけ小径となるようにしている。このようなインジェクターはプランジャーと呼ばれる押出棒にて内部に設置された眼内レンズの光学部を押し出すことにより、眼内レンズを小さく折り曲げつつ先端から外に出すようにしている。通常、眼内レンズの支持部は光学部の配置平面近くにあるため、挿入時において、プランジャーの先端部が後方の支持部に接触して巻き込んだ状態で押し出し、支持部を損傷してしまうことがある。このため、プランジャーによる支持部の損傷を防止するために、光学部と支持部の間にプランジャーの先端部を予め配置させ、プランジャーの上に後方支持部を載せる機構を備えた眼内レンズ挿入器具が考えられている(特許文献1)。
特開2003−325570号公報
しかしながら、特許文献1に開示される眼内レンズ挿入器具は、プランジャーの上に後方支持部を載せるために支持部に常時応力がかかることとなる。このような応力が長期間続いてしまうと支持部の変形を招く恐れがあるため、保管時においては眼内レンズの光学部を別の位置(移動軸とは別の位置)に置き、眼内レンズ挿入時に眼内レンズを移動軸上に位置させる構成としている。このため、特許文献1に開示されるような眼内レンズ挿入器具においては、挿入時において眼内レンズを所定の位置に移動させる動作が必要となる。また、このような機構を備える器具は、複雑な構造になると共に部品点数が増える。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、簡単な構成で押出棒(プランジャー)による支持部の損傷を抑制し、簡単な動作で眼内レンズを好適に押し出すことができる眼内レンズ挿入器具を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 変形可能な光学部と該光学部から延びる一対のループ状の支持部とを有した眼内レンズを眼球に設けられた切開創から挿入するための挿入部であって,該挿入部内を移動する前記眼内レンズを折り畳む内部形状を備える挿入部と、該挿入部の基端に設けられ応力を掛けない状態で前記眼内レンズを載置する載置部と、前記挿入部及び載置部を先端に持つ筒構造の挿入器具本体と、前記挿入部から前記眼内レンズを移動軸上にて押し出すために前記挿入器具本体の筒内で進退移動可能に設けられ,柔軟性を有する押出棒を備える押出手段と、を備える眼内レンズ挿入器具において、
前記載置部の後方に設けられ前記押出棒の進退移動方向をガイドするためのガイド手段であって,前記移動軸と異なる軸上に位置する前記押出棒を前記光学部に接触する前の押出し途中で屈曲させることにより前記載置部に載置される前記眼内レンズの光学部と後側の支持部との間に前記押出棒の先端を位置させると共に,前記移動軸上を前記押出棒が進退移動するようガイドするガイド手段を有することを特徴とする。
(2) (1)の眼内レンズ挿入器具において、前記ガイド手段は,前記載置部に設けられ前記押出棒の進退移動方向をガイドするために前記押出棒を受け入れる送入口と送り出す送出口とを有する管状部材であって,前記送出口が前記載置部に載置される前記眼内レンズの光学部と後側の支持部との間の前記移動軸上に位置するとともに,前記後側の支持部への変形を伴う接触を避けるために所定の長さだけ屈曲し,前記移動軸から外れて後方に延びる管状部材であることを特徴とする。
(3) (1)又は(2)の眼内レンズ挿入器具において、前記ガイド手段は,前記移動軸押出棒の進退移動方向に沿って前記載置部の後方かつ下方に向かって形成された溝を持ち、前記押出棒の下端には,前記溝と嵌合する突起が設けられ、前記溝に前記突起が嵌合され,前記押出棒が進退移動可能とされることを特徴とする。
(4) (2)の眼内レンズ挿入器具において、前記ガイド手段の前記送入口は前記載置部の載置面よりも下方に設けられていることを特徴とする。
(5) (1)〜(4)のいずれかの眼内レンズ挿入器具は、前記移動軸上に到った前記押出棒の軸出しを行うための軸出手段であって,前記載置部に設けられ前記押出棒が移動軸上に到った位置から前記挿入部に向かって直線状に形成される溝と,前記押出棒の先端部の下部に設けられ前記溝と嵌合する突起にて構成される軸出手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で押出棒(プランジャー)による支持部の損傷を抑制し、簡単な動作で眼内レンズを好適に押し出すことができる。
以下に本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1は本実施形態の眼内レンズ挿入器具に予め設置される眼内レンズ100の構成を示した図である。図示するように、眼内レンズ100は所定の屈折力を有する光学部101と光学部101を患者眼の眼内にて固定支持するための一対の支持部103とからなる。光学部101はシリコーンや、親水性又は疎水性のアクリル樹脂からなる軟性の折り曲げ可能な材料から形成されている。また、光学部101には所定の厚みを持つコバ102が設けられており、このコバ102に支持部103が接合される。また、後述する眼内レンズ100の押出し動作において、コバ102は押出棒の先端部に押されることとなる。支持部103はその一端(基端)が光学部側(コバ102)に接合され、他端(先端)を自由端としたループ形状を有している。支持部103はPMMA(ポリメチルメタクリレート)、ポリプロピレン等の樹脂にて形成される。なお、図1(b)に示すように、支持部103は、光学部101に対し、光学部101の前側に向かって所定の角度α(例えば、0〜10度程度)を持つように光学部101に接合されている。
また、図1(a)の軸Lは、眼内レンズ100が押出される際の移動軸(押出軸)であり、この軸Lに沿って眼内レンズ100が押出されることとなる。従って、図中の点Pが、押出棒6と支持部103(挿入器具内に眼内レンズを置いたときに後方となる支持部)の投影上の交点となる(詳細は後述する)。
なお、本実施形態における眼内レンズ100は光学部と支持部とを接合されて眼内レンズを製作する3ピース型の例を示しているが、これに限るものではなく、光学部と支持部とを同一の素材から一体的に成型する1ピース型の眼内レンズであってもよい。
次に、本発明の実施形態である眼内レンズ挿入器具1の構成を説明する。図2は眼内レンズ挿入器具1の概略を説明する模式図である。図2(a)は、眼内レンズ挿入器具1の概略側面図であり、図2(b)は、眼内レンズ挿入器具1の概略断面図である。図3は、載置部10の周辺の構成を説明する模式図であり、図3(a)は、載置部10を上方から見た図であり、図3(b)は、載置部10の縦断面図(軸Lでの断面図)である。図3(a)では、説明の簡便のため、カバー11は取り外した状態としている。図4は、後述する軸出手段を説明する図である。なお、説明の簡便のため、断面図にも眼内レンズ100の支持部103を図示した。
図2(a)に示すように、眼内レンズ挿入器具1は眼球に挿入する側から順に大別して、眼球に形成される切開創に挿入する挿入部2、挿入部2の基端に設けられる眼内レンズ100を載置する載置部10、載置部10に連結され内部が筒状に形成されている外筒部3、外筒部3内部を挿通し眼内レンズ100を挿入部2を通して外部に押し出すための押出手段となる棒状の押出部材4、とからなる。また、載置部10の上部に設けられたカバー11は開閉可能となっており、カバー11を開けることで、眼内レンズ100を載置部10内に置くことができる。また、詳細な説明は略すが、載置部10上方の天井はできるだけ低くなるように構成されており、カバー11が閉じられることにより、載置部10内の眼内レンズ100が上方に移動することが規制される。載置部10の載置台10aに置かれた眼内レンズ100は押出手段4にて押出され、挿入部2内にて折り畳まれ(丸め込み)ながら、挿入部2の先端2aより押出される(眼内レンズ100を眼内に挿入する)こととなる。このとき、眼内レンズ100は、軸Lに沿って前進方向に移動される。なお、図2(a)では、載置部10の内部に置かれる眼内レンズ100を点線で示し、模式的な配置位置を示した。
図2(b)に示されるように、挿入部2は眼球に設けられた切開創を必要以上に広げさせずに、眼内レンズ100を折り畳んだ状態で容易に挿入できるようにするために、後方の外筒部3より小径で先端2aに行くに従って先細りとなるテーパ形状の中空部材で構成される。また、挿入部2の横断面(軸Lに直交する断面)は、略円形状を有している。また、挿入部2の基端側には、押出される光学部101を丸める(折り畳む)ための側壁13が設けられている(図3(a)参照)。側壁13は、光学部101に対して左右に配置されており、側壁13の間の間隔は、先端2aに向かうに従って狭まるようにされている。これにより、光学部101が先端2aに向かうに従って丸められることとなる。
押出部材4は、術者が押圧する押圧部を備え、外筒部3の内部を移動する際の軸ぶれを防止するための軸基部5と、軸基部5の先端から延び、軸基部5よりも細い径にて形成された押出棒6と、押出棒6の先端部に設けられ、眼内レンズ100のコバ102に当接し、光学部101を把持する先端部7と、から構成される。なお、押出棒6は、軸基部5の中心軸(ここで、軸Lと同軸)から偏心して設けられており、本実施形態では、載置面10aよりも下方に設けられる。押出部材4は外筒3の内部を前後方向(軸L方向)に進退移動可能に取り付けられている。先端部7は、光学部101を把持して押出動作ができるように光学部101をくわえ込むような溝を備える。押出棒6及び先端部7は、眼内レンズ100を傷つけないように比較的柔軟な素材で形成されると共に、後述する屈曲部にて屈曲した状態で押出部材4が進退移動可能な程度の柔軟性を有する材料、例えば、ポリプロピレン等の樹脂にて成型される。また、押出棒6の長さは、押出部材4を外筒3内に押し込んだときに、先端部7が挿入部2の先端から充分出るような長さとされる。また、押出棒6は眼内レンズ100を押し出す前においては、眼内レンズの移動軸Lと異なった軸上に位置し、押出部材4により押出し動作が行われたときに後述する屈曲部30を通ることによって押出棒6が屈曲される。そして、移動軸Lと異なる軸上に位置する押出棒6が光学部101に接触する前の押出し途中で屈曲されることにより、先端部7が眼内レンズ100の移動軸L上に位置するようになっている。また、移動軸L上を押出棒6が進退移動することにより、眼内レンズ100が移動軸上Lを押出される。なお、先端部7の下部には突起8が形成される(詳細は後述する)。
載置部10には、眼内レンズ100の光学部101を載置する載置面10aが形成されている。載置部10の側壁は支持部103に干渉しない程度に光学部101の径よりも若干狭くなっているとともに、光学部101に対して応力を掛けない状態で固定保持させるために光学部101のコバ102が接触する部分の側壁は、光学部101の外周に沿って凹んだ形状とされている。また、載置部10には押出棒6を挿通し、押出棒6の移動をガイドするために屈曲しながら所定の長さだけ延びる屈曲部(ガイド手段、管状部材)30が設けられている。なお、屈曲部30の内径は、先端部7の径と同程度か若干大きく形成される。管状の屈曲部30の中心軸L2は、載置面10aに対して斜めになるように形成されており、屈曲部30は載置面10aとある角度を持って交差するように設けられている。屈曲部30の眼内レンズ100側(前側)の一端には、先端部7が送出される送出口31が設けられており、後側の他端には、先端部7が挿入する送入口32が設けられる。なお、送出口31から送出された先端部7を移動軸Lに沿って移動させるために、送出口31は眼内レンズ100(光学部101)と同じ高さとされるとともに、送出口31近辺の管内(屈曲部30の内部通路)は所定量だけ移動軸Lに沿った形状となるように形成される。また、送出口31は載置面10aに置かれた光学部101と後側(後方)の支持部103との間に位置するように設けられる。また、載置面10aには溝12が移動軸Lに沿って形成されている(詳細は後述する)。
また、屈曲部30の屈曲部分は、送出口31を光学部101と後側の支持部103との間に位置した状態で、後側の支持部103に屈曲部30が応力が掛けられた状態で接触しないように、屈曲部30を下方に逃がすための形状とされる。なお、ここでいう応力が掛けられた状態での接触とは、後側の支持部103が屈曲部30に変形する程度に常時接触することを指し、変形しない程度に接触(当接)している状態は含まない。したがって、屈曲部30の載置面10aに対する傾斜角度は、送出口31から後方に伸びる管状部材(屈曲部30)の外壁が後側の支持部103に接触しないように下方に逃がすことのできる角度であり、押出棒6の進退移動において押出棒6が無理なく屈曲し、その後眼内レンズを押し出せる程度の傾斜角度とされる。
なお、送出口31は、光学部101にできるだけ近い位置に配置されることが好ましい。開口部31が光学部101に近い程、屈曲部30の中心軸L2と軸Lとが平行に近づけても、上記の条件を満たすため、屈曲による押出棒6への負荷を低減できる。
次に、押出棒6及び先端部7が進退移動される際に、先端部7(押出棒6)の進退移動方向と光学部101の移動軸(軸L)とを略同一とすると共に、軸ずれを防止する軸出手段の説明をする。図4は、載置部10の横断面図(軸Lに直交する断面図)である。説明の簡便のため、先端部7と載置面10aを主に示した。
先端部7の下部に設けられた突起8と、載置面10a上に形成された溝12が嵌合し、突起8が載置面10aに対して進退可能とされることで、軸出手段が構成される。図示されるように、溝12は、断面が略台形の蟻溝(ありみぞ)とされ、上方に向かって壁面が狭まるような形状とされる。なお、突起8の先端側には、溝12に嵌り易くなるように斜めの切り欠きが設けられている。
このような構造により、溝12に嵌った突起8は上方に外れにくくなる。また、溝12は、送出口31から挿入部2に向かい、軸Lに沿って直線的に形成されている(図3(a)参照)。突起8は溝12に嵌合するように、断面が略台形の形状とされ、溝12に嵌合された際に先端部7がぶれないような長さを確保するように略台形形状が進退方向に延されて形成される。
このような突起8と溝12は、眼内レンズ100の押出動作によって先端部7が送出口31から送出されると嵌合される。これにより、先端部7は載置面10aに対して上下左右にぶれにくくされると共に、進退方向(軸Lに沿う方向)に対して移動可能とされる(光学部101の移動軸と先端部7の進退移動方向とを略同一とする)。そして、眼内レンズ100が先端部7(押出棒6)により好適に押出されていくこととなる。
なお、以上説明した実施形態では、軸出手段は蟻溝を用いる構成としたが、これに限るものではない。先端部7の軸ずれを防止できる(光学部の移動軸と先端部7の進退移動方向を略同一にできる)構成であればよい。例えば、進退方向に移動可能な溝に、先端部7の上方への抜けを防止する抜け留め構造があればよい。例えば、逆T字溝に逆T字状の突起が嵌合する構成であればよい。また、例えば、載置面10aにスリット溝を設け、先端部7の下部にスリット溝と嵌合する突起を設ける構成としてもよい。これにより、先端部7の左右方向及び下方向への軸ずれを防止できる。また、突起を進退方向にある程度長く形成することにより、突起が溝から外れにくくなり、先端部7が上方向へ軸ずれすることを抑制できる。
以上のような構成を備える眼内レンズ挿入器具1において、眼内レンズ100の押出動作を説明する。図5は、図3(b)の状態から、押出棒6が押され、開口部31から送出されて、先端部7が眼内レンズ100に到った状態を示した断面図である。
術者がカバー11を開け、載置面10aに眼内レンズ100を置いて眼内レンズ挿入器具1を使用する。又は、工場にて載置面10aに眼内レンズ100が予め置かれた状態で工場出荷されたものを術者が使用する。術者により、軸基部5の押圧部が押されると、軸Lに沿って押出棒6が前進する。さらに、押されると、先端部7は送入口32に装入(挿入)され、押出棒6は屈曲部30の内形状に沿って上方に屈曲し、移動方向を中心軸L2に沿うものとされる。このようにして、押出棒6及び先端部7は、載置面10aとは下方からある角度を持って移動される。送出口31に到った先端部7は、さらに押されることで開口部31から送出され、先端部7の突起8が溝12に嵌合される。突起8と溝12が嵌合されることで、先端部7は軸ずれを防止された状態(軸Lと先端部7の進退移動方向とが略同一とされた状態)で、押し進められる。これにより、屈曲部30内に位置する押出棒6が押出されていくに従い、先端部7が眼内レンズ100の光学部101を把持して挿入部2へと眼内レンズ100を押出す。
このとき、先端部7が光学部101に当接する前に、突起8と溝12が嵌合されるため、眼内レンズ100が好適に押出される。さらに押出しが進むと、眼内レンズ100は側壁13にて丸められ、折り畳まれた状態で挿入部2の先端2aから押出される。以上の動作において、支持部103は光学部101と先端部7との間に挟まれることなく、光学部101と共に移動され、側壁13や挿入部2により伸展され、先端2aより押出される。
なお、以上説明した本実施形態において、ガイド手段は送出口31、送入口32を持つ筒状の屈曲部(管状部材)30としたが、これに限るものではない。眼内レンズ100に押出棒6が接触する前に、押出棒6を移動軸Lとは異なる方向(ここでは、下方)から移動軸Lと同じ軸に進退方向をガイドされる構成(押出し途中で押出棒6が屈曲される構成)であればよい。例えば、ガイド手段として、載置面10aの後方を下方に向かって傾斜させ、傾斜面に先端部7の突起8が嵌合する溝(載置面10aの後方かつ下方に向かって形成される)を、移動軸Lに沿って形成する。この溝は、前述の溝12と同形状であり、溝12を後方に延長して形成する。押出動作において、押出棒6(突起8)が傾斜面の溝に嵌合した状態で進退移動されると、押出棒6は傾斜面に沿って移動すると共に移動軸Lに対して所定の角度を持って移動することなる。そして、先端部7が移動軸Lと同じ軸になったときに、突起8が溝12に嵌合し、前述と同様に、押出棒6が軸出されて、眼内レンズ100が押出される。なお、傾斜面に形成する溝は、移動軸Lに沿って、傾斜面に直線的に形成されていなくてもよい。例えば、溝の長さ(後方に向かう長さ)は短くてもよい。先端部7が載置面10aに到った際に、押出棒6の進退移動方向が移動軸Lと同じになる程度の溝の長さであればよい。
眼内レンズ100の外観を示した図である。 本実施形態における眼内レンズ挿入器具1の概略構成図である。 載置部10を説明する図である。 軸出手段を説明する図である。 光学部101に先端部7が当接した状態の載置部10の断面図である。
符号の説明
1 眼内レンズ挿入器具
2 挿入部
3 外筒部
4 押出部材
30 屈曲部
31 送出口
32 送入口
100 眼内レンズ
101 光学部
103 支持部

Claims (5)

  1. 変形可能な光学部と該光学部から延びる一対のループ状の支持部とを有した眼内レンズを眼球に設けられた切開創から挿入するための挿入部であって,該挿入部内を移動する前記眼内レンズを折り畳む内部形状を備える挿入部と、
    該挿入部の基端に設けられ応力を掛けない状態で前記眼内レンズを載置する載置部と、
    前記挿入部及び載置部を先端に持つ筒構造の挿入器具本体と、
    前記挿入部から前記眼内レンズを移動軸上にて押し出すために前記挿入器具本体の筒内で進退移動可能に設けられ,柔軟性を有する押出棒を備える押出手段と、
    を備える眼内レンズ挿入器具において、
    前記載置部の後方に設けられ前記押出棒の進退移動方向をガイドするためのガイド手段であって,前記移動軸と異なる軸上に位置する前記押出棒を前記光学部に接触する前の押出し途中で屈曲させることにより前記載置部に載置される前記眼内レンズの光学部と後側の支持部との間に前記押出棒の先端を位置させると共に,前記移動軸上を前記押出棒が進退移動するようガイドするガイド手段を
    有することを特徴とする眼内レンズ挿入器具。
  2. 請求項1の眼内レンズ挿入器具において、
    前記ガイド手段は,前記載置部に設けられ前記押出棒の進退移動方向をガイドするために前記押出棒を受け入れる送入口と送り出す送出口とを有する管状部材であって,前記送出口が前記載置部に載置される前記眼内レンズの光学部と後側の支持部との間の前記移動軸上に位置するとともに,前記後側の支持部への変形を伴う接触を避けるために所定の長さだけ屈曲し,前記移動軸から外れて後方に延びる管状部材であることを特徴とする眼内レンズ挿入器具。
  3. 請求項1又は2の眼内レンズ挿入器具において、
    前記ガイド手段は,前記移動軸押出棒の進退移動方向に沿って前記載置部の後方かつ下方に向かって形成された溝を持ち、
    前記押出棒の下端には,前記溝と嵌合する突起が設けられ、
    前記溝に前記突起が嵌合され,前記押出棒が進退移動可能とされることを特徴とする眼内レンズ挿入器具。
  4. 請求項2の眼内レンズ挿入器具において、
    前記ガイド手段の前記送入口は前記載置部の載置面よりも下方に設けられていることを特徴とする眼内レンズ挿入器具。
  5. 請求項1〜4のいずれかの眼内レンズ挿入器具は、
    前記移動軸上に到った前記押出棒の軸出しを行うための軸出手段であって,前記載置部に設けられ前記押出棒が移動軸上に到った位置から前記挿入部に向かって直線状に形成される溝と,前記押出棒の先端部の下部に設けられ前記溝と嵌合する突起にて構成される軸出手段
    を有することを特徴とする眼内レンズ挿入器具。
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