JP5084686B2 - 画像形成装置、画像形成方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
近年、画像処理の高速化を実現するため、様々なリソースの並列化技術が提案されてきている。特にプロセッサを複数保持することにより、処理の並列化を実現し高速化を実現する技術が提案されている。さらに、複数のリソースの間でデータの受渡し等を行う必要もあるため、通信負荷を軽減するためにデータを圧縮することにより、通信負荷を軽減する技術が提案されている。
また近年、プリンタの高画質化に伴い、複雑な重ねあわせ処理や透過処理等が普及してきている。特に、Adobe社が提唱するPDFやマイクロソフト社が提唱するXPS等では、オブジェクト同士の複雑な透過処理が実現されているが、複雑な演算処理が必要とされる。
このような技術的な背景において、例えば、特許文献1では、データ通信の対象となる各オブジェクトランレングス情報の圧縮を行い、通信処理を行っている。さらに、圧縮されたオブジェクト同士の重なり状態を判断し、異なる重なり状態ごとに適切な重ね合わせ処理を行うことで、重なり結果を算出している。これにより圧縮されたデータを伸張することなく重なり処理が実現される。
特開昭59−81961号公報
しかし、上記の従来技術では、異なる重なり状態ごとに一つの重ね合わせ処理を行うため、重なり状態が同一の領域において、重ね合わせ処理の切り替えを行うことが出来ない。例えば、オブジェクト同士が重なり合う領域における多値画像のランレングス情報の重ね合わせ処理を行う場合、色値が異なる領域に対しても、同一の重ね合わせ結果を算出してしまう。このため、従来技術の適用を行うことが出来ない。
本発明は、上記の課題を鑑みて、オブジェクトが重なり合う領域に含まれる、異なるランレングス情報に対して、最適な重ね合わせ処理が可能な画像形成技術の提供を目的とする。
上記の目的を達成する本発明にかかる画像形成装置は、重なりを有する複数の描画オブジェクトを含む画像データの入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段により受け付けられた前記画像データに含まれる前記複数の描画オブジェクトのそれぞれに対応する複数のピクセルデータを生成するピクセルデータ生成手段と、
前記ピクセルデータ生成手段により生成された複数のピクセルデータを、前記複数のピクセルデータに対応する複数のランレングス情報に圧縮するピクセルデータ圧縮手段と、
前記描画オブジェクトの描画情報に基づいて、前記ピクセルデータの重ね合わせを行うか、または前記ランレングス情報の重ね合わせを行うかを選択する選択手段と、
前記選択手段の選択により、前記ピクセルデータの重ね合わせを行う画素データ重ね合わせ手段と、
前記選択手段の選択により、前記ランレングス情報の重ね合わせを行う圧縮ピクセル重ね合わせ手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、オブジェクトが重なり合う領域に含まれる、異なるランレングス情報に対する最適な重ね合わせ処理が可能になる。
本発明によれば、データの傾向に影響せず、最適な重ね合わせ処理を選択することが可能となり、データ傾向に依存せず、画像形成の高速化を図ることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
<画像形成システムの概要>
情報処理装置と画像形成装置(プリンタ)を有する画像形成システムに本発明を適用した例を説明する。本発明を適用するに好適なプリンタの構成として、本実施形態では、レーザビームプリンタを例として説明しているが、本発明の趣旨は、この例に限定されず、インクジェットプリンタや他のプリント方式のプリンタでも良いことは言うまでもない。更に、本発明を適用することが可能なソフトウェア(プログラム)は、情報処理装置や画像形成システムへの適用に限ったものではなく、ワードプロセッサ系ソフトウェア、表計算系ソフトウェア、作図系ソフトウェア等に幅広く応用することが可能である。
図1は、第1実施形態にかかる画像形成システムの概略的な構成を示す図である。図1において、データ処理装置101は、例えば、情報処理装置(コンピュータ)であり、画像処理装置を有する画像形成装置を制御するための制御コードを生成し、画像形成装置に対して制御コードを出力(供給)する。データ処理装置101は、データ処理装置101とデータの送受信が可能な画像形成装置(レーザビームプリンタ102)の制御装置として機能する。
プリンタコントローラ103は、データ処理装置101から供給される画像形成装置の制御コード(例えば、ESCコード、ページ記述言語、バンド記述言語等)中の画像情報に基づいて、ページ毎にラスタデータを生成し、プリンタエンジン105に送出する。
プリンタエンジン105は、プリンタコントローラ103から供給されるラスタデータに基づいて、感光ドラム上に潜像を形成し、その潜像を記録媒体上に転写・定着(電子写真方式)することにより画像を記録する。
パネル部104は、ユーザインタフェースとして使用される。ユーザは、パネル部104を操作することにより、所望の動作を指示することができる。また、パネル部104には、レーザビームプリンタ102の処理内容や、ユーザへの警告内容が表示される。
図2は、カラー印刷が可能なタンデム方式のレーザビームプリンタ102の構成を説明する図である。図2において、201は、プリンタ筐体である。202は、ユーザが各種指示を与えるためのスイッチ、メッセージやプリンタの設定内容等を表示するためのLED表示器やLCD表示器等が配された操作パネルであり、図1に示すパネル部104の一態様である。203は、ボード収容部であり、プリンタコントローラ103及びプリンタエンジン105の電子回路部分を構成するボードを収容する。
220は、用紙(記録媒体)Sを保持する用紙カセットであり、不図示の仕切り板によって電気的に用紙サイズを検知する機構を有する。221は、カセットクラッチであり、用紙カセット220上に載置された用紙Sの最上位の一枚を取り出して、取り出した用紙Sを不図示の駆動手段から伝達される駆動力によって給紙ローラ222まで搬送するカムを有する。このカムは、給紙の度に間欠的に回転し、1回転に対応して1枚の用紙Sを給紙する。223は用紙検知センサで、それぞれ用紙カセット220に保持されている用紙Sの量を検知する。
給紙ローラ222は、用紙Sの先端部をレジストシャッタ224まで搬送するローラである。224は、レジストシャッタであり、用紙Sを押圧することにより給紙を停止することができる。
230は、手差しトレイであり、231は、手差し給紙クラッチである。手差し給紙クラッチ231は、用紙Sの先端を手差し給紙ローラ232まで搬送するために使用され、手差し給紙ローラ232は、用紙Sの先端をレジストシャッタ224まで搬送するために使用される。画像記録に供する用紙Sは、用紙カセット220及び手差しトレイ230のいずれかの給紙手段を選択して給紙される。
プリンタエンジン105は、プリンタコントローラ103と所定の通信プロトコルにしたがって通信を行い、プリンタコントローラ103からの指示にしたがって用紙カセット220または手差しトレイ230の中からいずれかの給紙手段を選択する。さらに、印刷の開始指示に応じて該当する給紙手段よりレジストシャッタ224まで用紙Sの搬送を制御する。なお、プリンタエンジン105は、給紙手段、潜像の形成、転写、定着等の電子写真プロセスに関する機構、排紙手段及びそれらの制御手段を含む。
204a、204b、204c及び204dは、感光ドラム205a、205b、205c及び205dやトナー保持部等を有する画像記録部であり、電子写真プロセスにより、用紙S上にトナー像を形成する。一方、206a、206b、206c及び206dは、レーザスキャナ部であり、画像記録部にレーザビームによる画像情報を供給する。
画像記録部204a、204b、204c、204dには、用紙Sを搬送する用紙搬送ベルト250が複数の回転ローラ251〜254によって用紙搬送方向(図の下から上方向)に扁平に張設される。その最上流部においては、バイアス電圧を印加した吸着ローラ225によって、用紙を用紙搬送ベルト250に静電吸着させる。またこのベルト搬送面に対向して4個の感光ドラム205a、205b、205c、205dが直線状に配設されており、画像形成手段を構成している。画像記録部204a、204b、204c、204dのそれぞれには、感光ドラムの周辺近傍を取り囲んで、帯電器、現像器が配置されている。
レーザスキャナ部206a、206b、206c及び206dに関して説明する。207a、207b、207c及び207dは、レーザユニットであり、プリンタコントローラ103から送出される画像信号(/VIDEO信号)に応じて、内蔵の半導体レーザを駆動し、レーザビームを照射する。レーザユニット207a、207b、207c、207dから照射されたレーザビームは、ポリゴンミラー(回転多面鏡)208a、208b、208c、208dにより走査され、感光ドラム205a、205b、205c、205d上に潜像を形成する。260は、定着器で、画像記録部204a、204b、204c、204dにより用紙Sに形成されたトナー画像を記録紙Sに熱定着させる。261は、搬送ローラで、用紙Sを排紙するために搬送する。262は、排紙センサで、用紙Sの排紙状態を検知する。263は、排紙ローラ兼両面印刷用の搬送路を切り替えるローラである。用紙Sの搬送指示が排紙の場合、ローラ263は、そのまま排紙トレイ264に排紙する。搬送指示が両面搬送の場合、用紙Sの後端が排紙センサ262を通過した直後にローラ263の回転方向が逆向きに変えられ、スイッチバックすることにより、ローラ263は、用紙Sを両面印刷用搬送路270へ搬送する。排紙積載量検知センサ265は、排紙トレイ264上に積載された用紙Sの積載量を検知する。
排紙ローラ兼両面印刷用搬送路切り替え用のローラ263により両面印刷用搬送路270に搬送された用紙Sは、両面搬送ローラ271〜274によって再びレジストシャッタ224まで搬送される。そして画像記録部204a、204b、204c、204dへの搬送指示を待つ。なお、レーザビームプリンタ102には、さらにオプションカセットや封筒フィーダ等のオプションユニットを装備することができる。
図3は、プリンタコントローラ103の内部構成を説明する図である。図3において、パネルインタフェース301は、パネル部104とのデータ通信を行う。ホストインタフェース302は、ネットワークを介してホストコンピュータ等のデータ処理装置101と双方向に通信を行う。ここで、ホストインタフェース302は、重なりを有する複数の描画オブジェクトを含む画像データの入力を受け付ける入力手段として機能する。ROM303の内部には、第1のCPUであるCPU1(305)が実行すべきプログラムが記憶されている。エンジンインタフェース304は、プリンタエンジン105との通信を行う。
第2のCPUであるCPU2(305)は、パネルインタフェース301を介して、ユーザがパネル部104において設定・指示した内容を確認することができる。また、エンジンインタフェース304を介して、プリンタエンジン105の状態を認識することができる。CPU1(305)、CPU2(306)は、ROM303に格納されている制御プログラムコードに基づいて、CPUバス320に接続されたデバイスを制御することが可能である。
また、CPU1(305)、CPU2(306)は、画像形成装置に画像形成プログラムをロードし、後に説明する処理を実行することが可能である。
図4は、第1実施形態にかかる画像形成装置の機能構成を示す図である。プログラムをロードすることにより、CPU1(305)、CPU2(306)の制御の基に実行可能な、プロセッサ1(400)、プロセッサ2(401)の機能構成が画像形成装置に構築される。画像メモリ307は、画像形成処理部308が生成したラスタデータを一時的に保持するための画像メモリである。
本実施形態において、複数のプロセッサ(プロセッサ1(400)及びプロセッサ2(401))は直列に接続している。
プロセッサ1(400)は、レンダリング処理制御部1(410)、ピクセルデータ生成部411、ピクセルデータ圧縮部412、通信部1(413)を有する。
レンダリング処理制御部1(410)は、外部からレンダリング情報421の入力を受け付けて、レンダリング情報421の入力に基づいて動作を行う。レンダリング処理制御部1(410)は、レンダリング情報421を解析し、この解析結果に基づいて、プロセッサ2(401)を制御するための情報であるレンダリング制御情報500(図5)を生成する。
また、レンダリング処理制御部1(410)は、レンダリング情報421の解析結果に基づいて、ピクセルデータ生成部411に対して、ピクセルデータの生成処理を指示する。
ピクセルデータ生成部411は、レンダリング処理制御部1(410)からの指示に応じて、ピクセルデータの生成処理を行う。ここでいうピクセルデータの生成処理とは、例えば、イメージの拡縮処理や、グラデーションピクセルの取得のための色差足しこみ処理などを示す。そして、ピクセルデータ生成部411は、生成したピクセルデータをピクセルデータ圧縮部412に渡し、ランレングスピクセルデータ501(図5)の生成を指示する。
ピクセルデータ圧縮部412は、ピクセルデータ生成部411から渡されたピクセルデータを、ランレングスピクセルデータ501に変換する処理を行う。圧縮する方法としては、同一の色値の繰り返しを検知し、ランレングス情報に変換する。
通信部1(413)は、レンダリング処理制御部1(410)が生成したレンダリング制御情報500と、必要に応じてピクセルデータ圧縮部412が生成したランレングスピクセルデータ501と、をプロセッサ2(401)に対して転送処理を行う。
次に、プロセッサ1(400)の後段に接続されるプロセッサ2(401)について説明する。
プロセッサ2(401)は、通信部2(414)、レンダリング処理制御部2(415)、重ね合わせ処理選択部416、圧縮ピクセル重ね合わせ部417、画素データ重ね合わせ部418、ピクセルデータ伸張部419を有する。
レンダリング処理制御部2(415)は、通信部2(414)が取得するレンダリング制御情報500の解析処理を行う。
そして、レンダリング処理制御部2(415)は、描画制御情報510(図5)に重ね合わせ処理の指示情報が含まれているか判定する。重ね合わせ処理の指示情報が含まれていた場合、レンダリング処理制御部2(415)は、重ね合わせ処理選択部416に重ね合わせ処理の選択を行わせ、選択された、重ね合わせ処理を実行するように指示する。
重ね合わせ処理選択部416は、レンダリング処理制御部2(415)からの指示を受け、Fill詳細情報512を解析し、重ね合わせ処理の選択を行う。詳細は後述するが、例えば、レンダリング情報421がイメージを示していた場合、拡縮率520を解析し、あらかじめ保持する拡縮率の閾値と比較を行い、閾値以上の拡縮率の場合、圧縮ピクセル重ね合わせ処理を選択する。そして、圧縮ピクセル重ね合わせ部417に処理の指示を出し、ランレングスピクセルデータ501のまま重ね合わせ処理を行う。
圧縮ピクセル重ね合わせ部417は、重ね合わせ処理選択部416からの指示を受け、ランレングスピクセルデータ501のまま重ね合わせ処理を行う。処理の詳細は後述する。
また、拡縮率が閾値より小さい場合、重ね合わせ処理選択部416は、画素データ重ね合わせ処理を選択する。そして、重ね合わせ処理選択部416は、画素データ重ね合わせ部418に処理の指示を出し、ランレングスピクセルデータを画素データに伸張し、画素ごとの重ね合わせ処理を行う。
画素データ重ね合わせ部418は、重ね合わせ処理選択部416からの指示を受け、受け取ったランレングスピクセルデータをピクセルデータ伸張部419に渡し、ランレングスデータを画素毎のデータに伸張する処理を指示する。そして伸張した画素データに対して重ね合わせ処理を行う。処理の詳細は後述する。
ピクセルデータ伸張部419は、画素データ重ね合わせ部418からの指示を受け、受け取ったランレングスデータを画素毎のデータに伸張する処理を行う。そして伸張した画素データを画素データ重ね合わせ部418に渡す処理を行う。
図5は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置において用いられるレンダリング制御情報500、ランレングスピクセルデータ501のデータの構造を説明する図である。レンダリング制御情報500は、プロセッサ1(400)がプロセッサ2(401)に対して行う描画指示を行う際の情報である。
Fill種別情報511は、ピクセルデータ生成部411が生成したピクセルデータのFill種別を示す情報である。
Fill詳細情報512は、Fillの描画を行う際の各種パラメータを示す情報である。Fill詳細情報512は、Fill種別情報511に応じて保持するデータが異なる。Fill種別情報511がイメージを示す場合、Fill詳細情報512にはイメージの拡縮率を示す拡縮率520と、元々されていた圧縮方式の情報を示す元圧縮フォーマット522を保持する構成になる。また、Fill種別情報511がグラデーションを示す場合、色の傾きを示す色差データ521を保持する構成になる。
図6は、ピクセルデータ生成部411及びピクセルデータ圧縮部412が行うピクセルの生成処理及びランレングスデータの生成処理の詳細を説明する図である。
ピクセルデータ生成部411は、ステップS601でFill種別情報511を参照し、生成するピクセルのFill種別を判断する。Fill種別がイメージであった場合、ステップS602に進み、イメージピクセル生成処理を行う。また、Fill種別がグラデーションであった場合、ステップS603に進み、グラデーションピクセル生成処理を行う。
(イメージピクセル生成処理)
図7A、図7Bは、図6で説明したイメージピクセル生成処理の詳細を説明する図である。
ステップS701において、描画するピクセル数分ループ処理を行い、必要な数のイメージピクセルを生成する。
ステップS702において、イメージの拡大処理を示す。ここで行う拡大処理は、図7Bで示されるように、例えば、元イメージ1(720)に対して拡大率2.9倍が指定された場合、元イメージの何ピクセル目のイメージを読み出すかを判断する処理を示す。つまり1ピクセル目を処理する際は、1−1ピクセルを取得するように判断する。
ステップS703において、前回繰り返したピクセルの繰り返しであるかを判断する。例えば、図7Bの拡大イメージ1(722)の2ピクセル目を処理する際、今回は1−1ピクセルを取得する必要があるが、前回も1−1ピクセルを読み出したため、同じピクセルの繰り返しであると判断する。このように繰り返しを判断し、繰り返しであると判断した場合、処理はステップS705へ進められる。本処理により、同一の特性を有するピクセルの繰り返しをカウントし、カウントの結果から繰り返し回数の最小値が算出される。例えば、ピクセルが有する色値が等しいピクセル同士を同一の特性を有するピクセルとして最小値が算出される。そして、ここで算出された最小値のピクセル分の重ね合せ処理が実行される。
一方、同一のピクセルの繰り返しでないと判断した場合、処理はステップS704に進められる。
ステップS704では、今回繰り返すピクセルが有する色値(例えば、RGBやCMYKに対応した色値)が前回処理したピクセルが有する色値と等しいか否かを判断する。例えば、図7Bの拡大イメージ1(722)の3ピクセル目の処理を行う際、今回は1−2のピクセルを読み出す。この時、今回読み出す1−2の色値と、前回処理した1−1のピクセルの色値とが等しい場合、同一のランレングスで示すことが可能となる。従って、ここで色値が等しいと判断された場合、ステップS705へ処理は進められる。一方、ステップS704において、色値が等しくないと判断された場合、処理はステップS706へ進められる。
ステップS705において、ランレングス長(RLE)を算出する。ここでは内部で保持するランレングスのカウンタをインクリメントし、何回繰り返しが存在するかを算出しておく処理を行う。
ステップS706では、ピクセルの取得処理及びランレングスピクセルデータの転送処理を行う。内部で保持していたランレングスのカウンタの値を、ランレングスピクセルデータ501の繰り返し情報1(531)、繰り返し情報2(533)、繰り返し情報n(535)に設定する。そして、内部のカウンタを0クリアし、ランレングスピクセルデータ501を、通信部1(413)に受け渡す。
(グラデーションピクセル生成処理)
図8A、図8Bは、図6で説明したグラデーションピクセル生成処理の詳細を説明する図である。
ステップS801では、描画するピクセル数分ループ処理を行い、必要な数のグラデーションピクセルを生成する。
ステップS802では、グラデーション色値の生成処理を行う。ここで行う処理は図8Bのグラデーションピクセル1(822)で示すように、2ピクセル目の色値の生成処理は、1ピクセル目の色値から色差1(820)を足しこんだ色値を適用する。
ステップS803では、前回繰り返したピクセルの繰り返しであるかを判断する。例えば、図8Bのグラデーションピクセル2(823)の2ピクセル目を処理する際、色差が1以下のため、実際に適用する色値の整数部は変わらない。従って、同じ色値のピクセルの繰り返しであると判断する。このように繰り返しであるか否かを判断し、繰り返しであると判断した場合、ステップS804へ進み、繰り返しでないと判断した場合、ステップS805に進む。
ステップS804では、ランレングス長(RLE)を算出する。ここでは内部で保持するランレングスのカウンタをインクリメントし、何回繰り返しが存在するかを算出する。
ステップS805では、ピクセルの取得処理及びランレングスピクセルデータの転送処理を行う。内部で保持していたランレングスのカウンタの値を、ランレングスピクセルデータ501の繰り返し情報1(531)、繰り返し情報2(533)、繰り返し情報n(535)に設定する。そして、内部のカウンタを0クリアし、ランレングスピクセルデータ501を、通信部1(413)に受け渡す。
(重ね合せ処理)
図9A、図9Bは、圧縮ピクセル重ね合わせ部417及び画素データ重ね合わせ部418が行う、重ね合わせ処理の詳細を説明する図である。
ステップS901では、重ね合わせ処理方法(重ね合わせ処理のモード)を選択する。詳細は後述するが、ここで、重ね合わせ処理選択部416は、圧縮ピクセル重ね合わせ処理を行うか、画素データ重ね合わせ処理を行うかを、Fill詳細情報512の情報に基づいて選択する。
ステップS902では、ステップS901で選択された、重ね合わせ処理のモードに応じて、実行すべき処理の分岐を行う。ステップS901において、画素データ重ね合わせ処理(画素データモード)が選択されていた場合、ステップS903に進み、圧縮ピクセル重ね合わせ処理(ランレングスデータモード)が選択されていた場合、ステップS911に進む。
ステップS903では、ランレングスピクセルデータの伸張処理を行う。つまり、プロセッサ1(400)から渡される、図9Bの重ね合わせピクセル1(920)及び重ね合わせピクセル2(921)を、重ね合わせピクセル3(922)及び重ね合わせピクセル4(923)に変換する処理を行う。
ステップS904では重ね合わせ処理が必要なピクセル数分繰り返す処理を示す。
ステップS905は、画素同士のピクセルの重ね合わせ処理を示す。例えば、図9Bの重ね合わせピクセル3(922)と重ね合わせピクセル4(923)の重ね合わせ処理を、図9Bに示すように重ね合わせる。
ステップS906では、繰り返す回数をデクリメントする。
ステップS907では次に処理するDestination/Sourceのピクセルを取得する。
ステップS911は、重ね合わせ処理が必要なピクセル数分繰り返す処理を示す。
ステップS912では、Destinationとなるランレングスピクセルデータと、Sourceとなるランレングスピクセルデータの繰り返し回数の最小値を取得する。
ステップS913では、ランレングスピクセルデータ同士の重ね合わせ処理を示す。例えば、図9Bの重ね合わせピクセル3(922)と重ね合わせピクセル4(923)の重ね合わせ処理を、図9Bに図示のように行う。
ステップS914では繰り返し回数の更新処理を行う。ここでは繰り返し回数の少ないランレングス分、一気に重ね合わせ処理が出来たことになる。従って、繰り返し回数の最小値の値を減算することで、処理の繰り返し回数を算出する。
ステップS915ではDestinationとSourceのランレングス長を比較する。Destinationのランレングス長(Dst_RLE_num)がSourceのランレングス長(Src_RLE_num)以上となる場合、ステップS916へ進む。一方、Sourceのランレングス長(Src_RLE_num)の方が大きい場合、ステップS917に進む。
ステップS916では、Destinationのランレングス長(Dst_RLE_num)を最小値とし、Destinationの残りのランレングス長を算出する。さらにSourceの重ね合わせ処理は終わったことになるため、次のSourceを示すランレングスピクセルデータを取得する。
ステップS917では、Sourceのランレングス長(Src_RLE_num)を最小値として、Sourceの残りのランレングス長を算出する。さらにDestinationの重ね合わせ処理は終わったことになるため、次のDestinationを示すランレングスピクセルデータを取得する。
図10は、重ね合わせ処理選択部416が行う、S901での重ね合わせモード判別処理の詳細を説明する図である。
重ね合わせ処理選択部416は、ステップS1001において、Fill種別情報511を参照し、判断処理を行うピクセルのFill種別を判断する。Fill種別がイメージであった場合、ステップS1002に進み、イメージ重ね合わせ選択処理を行う。また、Fill種別がグラデーションであった場合、ステップS1003に進み、グラデーション重ね合わせ選択処理を行う。
(イメージ重ね合わせ選択処理)
図11Aは、図10のステップS1002で説明したイメージ重ね合わせ選択処理の詳細を説明する図である。
ステップS1101では、イメージが元々何の圧縮方式で圧縮されていたかを判断する処理である。例えば、JPEGだった場合、画像にノイズがのることが多く、同じ色値の繰り返しを想定している領域においても、異なる色値が含まれることがある。従って、このような場合、本実施形態で説明しているランレングスの圧縮の効果が期待できないケースとなりうる。従って、このような場合、ステップS1105に進み、画素データ重ね合わせ処理を選択する。
また、圧縮方式がTiffやPB圧縮のような場合、ロスレス圧縮によりノイズがのるようなこともなく、効果が期待できる。従って、この場合、ステップS1102に進みさらに判断処理を続ける。
ステップS1102では、ピクセルの拡大率が、あらかじめ定めた閾値(拡大率閾値)より大きいか否かを判断する。閾値より大きい場合、S1103に進みさらに判断処理を続ける。拡大率閾値より、設定されている拡大率が小さい場合、ステップS1105に進み、画素データ重ね合わせ処理を選択する。設定されている拡大率が拡大率閾値以上の場合、処理をステップS1103に進める。
ステップS1103では、拡大率が素数や少数であるかを判断する処理である。倍率が素数の場合、重ね合わせ処理を行うランレングスピクセルデータの噛み合わせが悪くなることが予想される。例えば、図11Cに示す場合のように、素数の場合、1−3のピクセルのように、2−1のピクセル、2−2のピクセルに跨るようなケースが多発し、処理の高速化の効果が薄れてしまう。
従って、ステップS1103の判断処理を行うことで、ランレングスピクセルデータの噛み合わせが悪くなることを回避する。ここで素数や少数の倍率でない場合、ステップS1104に進み、ランレングスデータ重ね合わせ処理を選択する。ステップS1103の判断処理で、素数や小数などの倍率であった場合、ステップS1105に進み、画素データ重ね合わせ処理を選択する。
(グラデーション重ね合わせ選択処理)
図11Bは、図10のステップS1003で説明したグラデーション重ね合わせ選択処理の詳細を説明する図である。
ステップS1111では、描画オブジェクトの描画情報に含まれる主走査方向の画素間の色差(主走査色差)とあらかじめ定めておく閾値(主走査色差閾値)との大小関係を判断する。主走査色差が主走査色差閾値以上の場合、ステップS1113に進み、画素データ重ね合わせ処理を選択する。
ステップS1111の判断処理において、主走査色差が主走査色差閾値より小さい場合、ステップS1112に処理を進め、ランレングスデータ重ね合わせ処理を選択する。
本実施形態によれば、オブジェクトが重なり合う領域に含まれる、異なるランレングス情報に対する最適な重ね合わせ処理が可能になる。
本実施形態によれば、データの傾向に影響せず、最適な重ね合わせ処理を選択することが可能となり、データ傾向に依存せず、画像形成の高速化を図ることが可能となる。
(第2実施形態)
図12は、第2実施形態にかかる画像形成装置におけるプリンタコントローラ1230の内部構成を説明する図である。
図12において、パネルインタフェース1201は、パネル部104とのデータ通信を行う。
ホストインタフェース1202は、ネットワークを介してホストコンピュータ等のデータ処理装置101と双方向に通信を行う。
ROM1203の内部には、CPU1205が実行すべきプログラムが記憶されている。エンジンインタフェース1204は、プリンタエンジン105との通信を行う。
CPU1205は、パネルインタフェース1201を介して、ユーザがパネル部104において設定・指示した内容を確認することができる。
また、エンジンインタフェース1204を介して、プリンタエンジン105の状態を認識することができる。
また、CPU1205は、ROM1203に保持された制御プログラムコードに基づいて、CPUバス1220に接続されたデバイスを制御する。
また、CPU1205は、画像形成装置に画像形成プログラムをロードし、後に説明する画像形成を実行することが可能である。
図13は、第2実施形態の画像形成装置の機能構成を説明するための図である。プログラムをロードすることにより、CPU1205、画像処理専用処理部1208の制御の基に実行可能なプロセッサ3(1300)の機能構成が画像形成装置に構築される。
画像メモリ1206は、画像形成処理部1207が生成したラスタデータを一時的に保持するための画像メモリである。
画像処理専用処理部1208は、画像形成装置が行う画像処理の一部を行うことが可能であり、画像処理専用処理部1208は、CPU1205が有する専用の画像処理部である。CPU1205は、画像処理を行う過程で、必要に応じて画像処理専用処理部1208を利用して画像処理を実行することが可能である。本実施形態の画像形成装置では単一のプロセッサ3(1300)が処理を行う構成をとる。
レンダリング処理制御部1310は、外部からレンダリング情報1321の入力を受け付けて、レンダリング情報1321の入力に基づいて動作を行う。レンダリング処理制御部1310は、レンダリング情報1321を解析し、この解析結果に基づいて、必要に応じてピクセルデータ生成部1311に対して、ピクセルデータの生成処理を指示する。
ピクセルデータ生成部1311は、レンダリング処理制御部1310の指示に応じて、ピクセルデータの生成処理を行う。ここでいうピクセルデータの生成処理とは、例えば、イメージの拡縮処理や、グラデーションピクセルの取得のための色差足しこみ処理などを示す。処理の詳細は、前述した図6、図7A、図7B、図8A、図8Bで示す処理を行うものとする。
また、ピクセルデータの生成処理の中で、また例えば、本実施形態におけるS701、S705、S706、S802、S804、S805の処理を画像処理専用処理部1208で実行可能な構成をとる。そして、S701、S705、S706、S802、S804、S805の処理時にCPU1205は、画像処理専用処理部1208を呼び出し、第1実施形態で説明処理と同等の処理を実現する構成をとるものとする。
ピクセルデータ圧縮部1312は、重ね合わせ処理選択部1313の指示に応じて、ピクセルデータ生成部1311が生成するピクセルデータを、ランレングスピクセルデータ501に変換する。重ね合わせ処理選択部1313は、ピクセルデータ生成部1311の指示を受け、Fill詳細情報512を解析する。解析結果に基づいて、重ね合わせ処理選択部1313は、重ね合わせ処理の選択を行い、必要に応じてピクセルデータ圧縮部1312に対して、ピクセルデータ生成部1311が生成するピクセルデータの圧縮処理を指示する。詳細は後述するが、例えば、レンダリング情報1321がイメージを示していた場合、拡縮率520を解析し、あらかじめ定めた閾値(拡大率閾値)と比較を行う。拡大率閾値以上の拡縮率の場合、圧縮ピクセル重ね合わせ処理を選択する。
その際、ピクセルデータ圧縮部1312に対して、ピクセルデータ生成部1311が生成するピクセルデータを、ランレングスピクセルデータ501に変換する処理を指示する。そして、圧縮ピクセル重ね合わせ部1314に処理の指示を出し、ランレングスピクセルデータ501のまま重ね合わせ処理を行う。
また、拡縮率が拡大率閾値より小さい場合、重ね合わせ処理選択部1313は、画素データ重ね合わせ部1315を選択する。処理の詳細は、図10、図11A、図11Bと同様の処理を行うものとする。
圧縮ピクセル重ね合わせ部1314は、重ね合わせ処理選択部1313からの指示を受け、ランレングスピクセルデータ501のまま重ね合わせ処理を行う。処理の詳細は後述する。
画素データ重ね合わせ部1315は、重ね合わせ処理選択部1313からの指示を受け、ピクセルデータ生成部1311が生成する画素データ単位で重ね合わせ処理を行う。処理の詳細は後述する。
図14は、画素データ重ね合わせ部1315が行う、重ねあわせ処理の詳細を説明する図である。
ステップS1401は、重ね合わせ処理が必要なピクセル数分繰り返す処理を示すステップ。ステップS1402では、画素同士のピクセルの重ね合わせ処理を行う。例えば、図9Bの重ね合わせピクセル1(920)と重ね合わせピクセル2(921)の重ね合わせ処理を図9Bに示すように対応する画素同士を重ね合せるように行う。この処理は、画像処理専用処理部1208において、実行することが可能である。
ステップS1403では、繰り返す回数をデクリメントする処理である。
ステップS1404では次に処理するDestination(Dst)/Source(Src)のピクセルの取得処理を示す。
図15は、圧縮ピクセル重ね合わせ部1314が行う、重ねあわせ処理の詳細を説明する図である。
ステップS1501では、重ね合わせ処理が必要なピクセル数分繰り返す処理を示す。
ステップS1502では、Destination(Dst)となるランレングスピクセルデータと、Source(Src)となるランレングスピクセルデータの繰り返し回数の最小値を取得する処理である。
ステップS1503では、ランレングスピクセルデータ同士の重ね合わせ処理を示す。例えば、図9Bの重ね合わせピクセル3(922)と重ね合わせピクセル4(923)の重ね合わせ処理を、図9B図示のように、対応する画像同士を重ね合わせることにより行う。この処理は、画像処理専用処理部1208において、実行することが可能である。
ステップS1504では繰り返し回数の更新処理を示す。ここでは繰り返し回数の少ないランレングス分、一気に重ね合わせ処理が出来たことになる。従って、繰り返し回数の最小値の値を減算することで、処理の繰り返し回数を算出する。
ステップS1505では、DestinationとSourceのランレングス長を比較する。Destinationのランレングス長(Dst_RLE_num)がSourceのランレングス長(Src_RLE_num) 以上となる場合、ステップS1506へ進む。一方、Sourceのランレングス長(Src_RLE_num)の方が大きい場合、ステップS1507に進む。
ステップS1506では、Destinationのランレングス長(Dst_RLE_num)を最小値とし、Destinationの残りのランレングス長を算出する。さらにSourceの重ね合わせ処理は終わったことになるため、次のSourceを示すランレングスピクセルデータを取得する。
ステップS1507では、Sourceのランレングス長(Src_RLE_num)を最小値として、Sourceの残りのランレングス長を算出する。さらにDestinationの重ね合わせ処理は終わったことになるため、次のDestinationを示すランレングスピクセルデータを取得する。
本実施形態によれば、オブジェクトが重なり合う領域に含まれる、異なるランレングス情報に対する最適な重ね合わせ処理が可能になる。
本実施形態によれば、データの傾向に影響せず、最適な重ね合わせ処理を選択することが可能となり、データ傾向に依存せず、画像形成の高速化を図ることが可能となる。
(他の実施形態)
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録したコンピュータ可読の記憶媒体を、システムあるいは装置に供給することによっても、達成されることは言うまでもない。また、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラム自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される。また、プログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
第1実施形態にかかる画像形成システムの概略的な構成を示す図である。 カラー印刷が可能なタンデム方式のレーザビームプリンタの構成を説明する図である。 プリンタコントローラの内部構成を説明する図である。 第1実施形態にかかる画像形成装置の機能構成を示す図である。 画像形成装置において用いられるレンダリング制御情報と、ランレングスピクセルデータと、のデータの構造を説明する図である。 ピクセルデータ生成部及びピクセルデータ圧縮部が行うピクセルの生成処理及びランレングスデータの生成処理の詳細を説明する図である。 図6で説明したイメージピクセル生成処理の詳細を説明する図である。 図6で説明したイメージピクセル生成処理の詳細を説明する図である。 図6で説明したグラデーションピクセル生成処理の詳細を説明する図である。 図6で説明したグラデーションピクセル生成処理の詳細を説明する図である。 圧縮ピクセル重ね合わせ部及び画素データ重ね合わせ部が行う、重ね合わせ処理の詳細を説明する図である。 圧縮ピクセル重ね合わせ部及び画素データ重ね合わせ部が行う、重ね合わせ処理の詳細を説明する図である。 重ね合わせ処理選択部が行う、重ね合わせモード判別処理の詳細を説明する図である。 イメージ重ね合わせ選択処理の詳細を説明する図である。 グラデーション重ね合わせ選択処理の詳細を説明する図である。 イメージ重ね合わせ選択処理における、倍率による効果を例示的に説明する図である。 第2実施形態にかかる画像形成装置におけるプリンタコントローラの内部構成を説明するための図である。 第2実施形態の画像形成装置の機能構成を説明するための図である。 第2実施形態の画素データ重ね合わせ部が行う、重ねあわせ処理の詳細を説明する図である。 第2実施形態の圧縮ピクセル重ね合わせ部が行う、重ねあわせ処理の詳細を説明する図である。
符号の説明
400 プロセッサ1
401 プロセッサ2
411 ピクセルデータ生成部
412 ピクセルデータ圧縮部

Claims (17)

  1. 重なりを有する複数の描画オブジェクトを含む画像データの入力を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段により受け付けられた前記画像データに含まれる前記複数の描画オブジェクトのそれぞれに対応する複数のピクセルデータを生成するピクセルデータ生成手段と、
    前記ピクセルデータ生成手段により生成された複数のピクセルデータを、前記複数のピクセルデータに対応する複数のランレングス情報に圧縮するピクセルデータ圧縮手段と、
    前記描画オブジェクトの描画情報に基づいて、前記ピクセルデータの重ね合わせを行うか、または前記ランレングス情報の重ね合わせを行うかを選択する選択手段と、
    前記選択手段の選択により、前記ピクセルデータの重ね合わせを行う画素データ重ね合わせ手段と、
    前記選択手段の選択により、前記ランレングス情報の重ね合わせを行う圧縮ピクセル重ね合わせ手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数のランレングス情報から、同一の特性を有するピクセルの繰り返しをカウントし、前記カウントの結果から最小値を算出する算出手段を更に備え、
    前記圧縮ピクセル重ね合わせ手段は、前記算出手段により算出された前記最小値のピクセル分、前記ランレングス情報の重ね合わせ処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記算出手段は、前記ピクセルが有する色値が等しいピクセル同士を同一の特性を有するピクセルとして前記最小値を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記選択手段は、前記描画情報に含まれる前記描画オブジェクトの拡縮率が予め定められた閾値以上の場合、圧縮ピクセル重ね合わせ処理を選択し、
    拡縮率が予め定められた閾値より小さい場合、前記選択手段は、画素データ重ね合わせ処理を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記選択手段は、前記描画情報に含まれる主走査方向の画素間の色差が、予め定められた閾値以上の場合、前記画素データ重ね合わせ処理を選択し、
    前記主走査方向の色差が予め定められた閾値より小さい場合、前記選択手段は、前記圧縮ピクセル重ね合わせ処理を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記選択手段は、前記描画情報に設定されている圧縮方式がJPEGの場合、前記画素データ重ね合わせ処理を選択し、
    圧縮方式がTiffの場合、前記選択手段は、前記圧縮ピクセル重ね合わせ処理を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記ランレングス情報をピクセルデータに伸張する伸張処理を行う伸張手段を更に備え、
    前記画素データ重ね合わせ手段は、前記伸張手段により前記伸張処理されたピクセルデータの重ね合わせ処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 入力手段と、ピクセルデータ生成手段と、ピクセルデータ圧縮手段と、選択手段と、画素データ重ね合わせ手段と、圧縮ピクセル重ね合わせ手段と、を有する画像形成装置における画像形成方法であって、
    前記入力手段が、重なりを有する複数の描画オブジェクトを含む画像データの入力を受け付ける入力工程と、
    前記ピクセルデータ生成手段が、前記入力工程で受け付けられた前記画像データに含まれる前記複数の描画オブジェクトのそれぞれに対応する複数のピクセルデータを生成するピクセルデータ生成工程と、
    前記ピクセルデータ圧縮手段が、前記ピクセルデータ生成工程で生成された複数のピクセルデータを、前記複数のピクセルデータに対応する複数のランレングス情報に圧縮するピクセルデータ圧縮工程と、
    前記選択手段が、前記描画オブジェクトの描画情報に基づいて、前記ピクセルデータの重ね合わせを行うか、または前記ランレングス情報の重ね合わせを行うかを選択する選択工程と、
    前記画素データ重ね合わせ手段が、前記選択工程での選択により、前記ピクセルデータの重ね合わせを行う画素データ重ね合わせ工程と、
    前記圧縮ピクセル重ね合わせ手段が、前記選択工程での選択により、前記ランレングス情報の重ね合わせを行う圧縮ピクセル重ね合わせ工程と、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  9. 前記画像形成装置は、算出手段を更に備え、
    前記算出手段が、前記複数のランレングス情報から、同一の特性を有するピクセルの繰り返しをカウントし、前記カウントの結果から最小値を算出する算出工程を更に有し、
    前記圧縮ピクセル重ね合わせ工程では、前記算出工程で算出された前記最小値のピクセル分、前記ランレングス情報の重ね合わせ処理を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。
  10. 前記算出工程では、前記ピクセルが有する色値が等しいピクセル同士を同一の特性を有するピクセルとして前記最小値を算出することを特徴とする請求項9に記載の画像形成方法。
  11. 前記選択工程は、前記描画情報に含まれる前記描画オブジェクトの拡縮率が予め定められた閾値以上の場合、前記圧縮ピクセル重ね合わせ処理を選択し、
    拡縮率が予め定められた閾値より小さい場合、前記選択工程は、画素データ重ね合わせ処理を選択することを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。
  12. 前記選択工程は、前記描画情報に含まれる主走査方向の画素間の色差が、予め定められた閾値以上の場合、前記画素データ重ね合わせ処理を選択し、
    前記主走査方向の色差が予め定められた閾値より小さい場合、前記選択工程は、前記圧縮ピクセル重ね合わせ処理を選択することを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。
  13. 前記選択工程は、前記描画情報に設定されている圧縮方式がJPEGの場合、前記画素データ重ね合わせ処理を選択し、
    圧縮方式がTiffの場合、前記選択工程は、前記圧縮ピクセル重ね合わせ処理を選択することを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。
  14. 前記画像形成装置は、伸張手段を更に備え、
    前記伸張手段が、前記ランレングス情報をピクセルデータに伸張する伸張処理を行う伸張工程を更に有し、
    前記画素データ重ね合わせ工程は、前記伸張工程により前記伸張処理されたピクセルデータの重ね合わせ処理を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。
  15. 請求項8乃至14のいずれか1項に記載の画像形成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 請求項15に記載されたプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読の記憶媒体。
  17. 複数の描画オブジェクトを有する画像データを入力し、入力された画像データに基づき画像形成処理を行う画像形成装置において、
    前記描画オブジェクトのピクセルデータを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成されたピクセルデータをランレングス情報に圧縮する圧縮手段と、
    複数の前記ランレングス情報から、繰り返し情報の最小値を算出する算出手段と、
    複数の前記ランレングス情報の重ね合わせ処理を前記算出手段により算出された最小値のピクセル分の行う重ね合わせ手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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