JP5084117B2 - パック電池と電気機器 - Google Patents

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Description

本発明は、脱着できるように本体機器に装着されるパック電池と、このパック電池を装着している電気機器に関する。
パック電池は、電池を保護するための電子回路を内蔵して、電池寿命を長くできる。電
池の過放電や過充電を防止しながら充放電できるからである。ただ、電子回路は二次電池
の電力を消費するので、これが二次電池を過放電させる原因となる。電子回路が二次電池
の過放電を防止するために、たとえば電池電圧が最低電圧よりも低下すると、電子回路の
電源回路をシャットダウンして電池の放電を停止する回路は開発されている。(特許文献
1参照)
特開2005−110425号公報
パック電池は、電池電圧が最低電圧よりも低下してシャットダウンして、過放電を防止できる。しかしながら、電池の充放電電流を演算して残容量等を演算する電子回路、あるいは電池のID等の識別回路の電子回路、あるいはまた充放電の回数をカウントする電子回路等が常時動作状態にあると、パック電池を本体機器に接続しない状態においても、電子回路が無駄に電力を消費して、電池の残容量が減少する。このため、パック電池を本体機器にセットして使用するとき、使用時間が短くなる欠点がある。
この欠点は、パック電池を本体機器に接続しないときに、電子回路の電源供給をシャットダウンして解消できる。ただ、このことを実現するには、パック電池が本体機器に接続したかどうかを判定する必要がある。この判定は、本体機器からパック電池に、「装着信号」を出力する回路を実装し、パック電池には「装着信号」を検出してシャットダウンを制御する回路を実装して実現できる。このように、本体機器とパック電池の両方に装着を検出するための回路を設けると、回路構成が複雑になる。また、パック電池が本体機器に装着されるとき、パック電池と本体機器との間で情報を交互に伝送する電気機器においては、「装着信号」を伝送するタイミングを特定する必要がある。このため、回路構成が複雑になるばかりでなく、タイミングのコントロールも複雑になる。
本発明は、このような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、極めて簡単な回路構成としながら、本体機器への脱着を確実に検出して、電池の無駄な消費を低減できるパック電池と電気機器を提供することにある。
本発明のパック電池は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
パック電池は、二次電池11、51と、この二次電池11、51からパック電池10、50が内蔵する電子回路への電源供給をオンオフするシャットダウン回路12、52と、装着される本体機器30、70との信号端子13、53とを備え、パック電池10、50が内蔵する電子回路は、二次電池11、51の残容量を演算するマイコンを備え、二次電池11、51の電圧を安定化してパック電池10、50が内蔵する電子回路に供給するレギュレータ回路15、55をパック電池10、50内に備えており、このレギュレータ回路15、55と二次電池11、51との間にシャットダウン回路12、52を接続している。シャットダウン回路12、52は、信号端子13、53の電圧を検出することによって本体機器30、70との脱着を検出し、パック電池が本体機器30、70から外された状態で、シャットダウン回路12、52によって二次電池11、51から電子回路への電源供給をシャットダウンする。
本発明のパック電池は、二次電池11の電池温度を検出するサーミスタである温度センサー16を備え、この温度センサー16を信号端子13に接続して、シャットダウン回路12、52が、信号端子13の電圧を検出することによって本体機器30への脱着を検出することができる。
本発明のパック電池は、電池情報を記憶するメモリ57を備え、このメモリ57を信号端子53に接続し、シャットダウン回路52が、メモリ57に接続している信号端子53の電圧を検出して本体機器70への脱着を検出することができる。
本発明の電気機器は、パック電池10、50と、これを脱着できるように装着する本体機器30、70とからなる。パック電池10、50は、二次電池11、51と、この二次電池11、51からパック電池10、50が内蔵する電子回路への電源供給をオンオフするシャットダウン回路12、52と、装着される本体機器30、70との信号端子13、53とを備える。パック電池10、50が内蔵する電子回路は、二次電池11、51の残容量を演算するマイコンを備え、二次電池11、51の電圧を安定化してパック電池10、50が内蔵する電子回路に供給するレギュレータ回路15、55をパック電池10、50内に備えており、このレギュレータ回路15、55と二次電池11、51との間にシャットダウン回路12、52を接続している。本体機器30、70は、パック電池10、50の信号端子13、53に接続されるコネクタ端子33、73を備える。コネクタ端子33、73は、プルアップ抵抗32、72を介して本体機器30、70の電源部に接続している。この電気機器は、パック電池10、50が本体機器30、70に接続されると、プルアップ抵抗32、72が信号端子13、53の電圧を設定電圧よりも高くし、パック電池10、50のシャットダウン回路12、52が信号端子(13)、(53)の電圧が設定電圧よりも高くなったことを検出することによって本体機器30、70に装着されたことを検出し、パック電池10、50が本体機器30、70から外されると、シャットダウン回路(12)、(52)が信号端子13、53の電圧が設定電圧よりも低下したことを検出して、シャットダウン回路12、52によって二次電池11、51からパック電池10、50が内蔵する電子回路への電源供給をシャットダウンする。

本発明は、極めて簡単な回路構成としながら、パック電池の本体機器への脱着を確実に検出して、電池の無駄な消費を低減できる特徴がある。それは、本発明のパック電池が、電池温度や情報を本体機器に伝送するために設けている信号端子の電圧を検出して、本体機器への脱着を検出するからである。すなわち、本体機器側がパック電池の情報を検出するために設けている信号端子を利用して、パック電池側から本体機器への接続を検出して、脱着を判別する。この構造は、本体機器側に、パック電池の脱着を検出するための専用回路を特別に装備する必要がなく、パック電池側で脱着を確実に検出できる。それは、パック電池が本体機器に装着されると、信号端子の電圧が変化するからである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのパック電池10と電気機器を例示するものであって、本発明はパック電池10と電気機器を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1は、本体機器30に脱着できるように装着されるパック電池10と本体機器30の回路図である。この図のパック電池10は、二次電池11と、この二次電池11から内蔵する電子回路への電源供給をオンオフするシャットダウン回路12と、装着される本体機器30のコネクタ端子33に接続される信号端子13とを備える。実際のパック電池を構成するのに必要な保護回路は、図示していない。
本体機器30は、パック電池10を電源とする電動工具等の負荷である。また、本体機器30は、充電器のような電源であってもいいし、ノート型パソコンのように、負荷と充電器を兼用する機器であってもよい。
二次電池11は、リチウムイオン二次電池である。ただ、二次電池は、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池等、他の二次電池とすることもできる。図のパック電池10は、複数の二次電池11を直列に接続して出力電圧を高くしている。

電子回路は、ワンチップマイコン(MPU)14を備える。ワンチップマイコン14は、二次電池11の、電流や電圧の検出回路(図示せず)に接続されて、二次電池11の充放電電流や電圧から残容量を演算し、あるいは二次電池11の種類、定格などの初期情報、あるいは充放電回数や使用履歴をカウントして、情報を本体機器30に伝送する。電子回路は、レギュレータ回路15を介して二次電池11から電力が供給される。レギュレータ回路15は、二次電池11の電圧を安定化させて電子回路を駆動する電力を供給する。レギュレータ回路15を備えるパック電池10は、二次電池11の電圧が変化しても、電子回路に電圧変化の少ない電源電圧を供給して、電子回路を安定に動作できる。ただ、パック電池は、必ずしもレギュレータ回路を必要とせず、二次電池の電力をレギュレータ回路を介することなく供給することもできる。
図のパック電池10は、電池温度を検出する温度センサー16を備えている。この温度センサー16は信号端子13に接続している。パック電池10は、信号端子13に接続している温度センサー16の電圧を検出して、本体機器30への脱着を検出する。パック電池10が本体機器30に接続されると、信号端子13の電圧が上昇して”High”となる。パック電池10が本体機器30から外されると、信号端子13の電圧が低下して”Low”となる。パック電池10が本体機器30に接続されると、温度センサー16が本体機器30のプルアップ抵抗32を介して電源部としての電源ライン31に接続されるからである。本体機器30は、パック電池10の信号端子13に接続されるコネクタ端子33を、プルアップ抵抗32を介して本体機器30の電源ライン31に接続している。また、プルアップ抵抗32は、本体機器30の他の電源部(図示せず)に接続することもできる。
ワンチップマイコン14は、温度センサー16の電圧を検出して、電池温度を検出する。温度センサー16は、電池温度で電気抵抗が変化する、サーミスタ等の温度素子である。サーミスタは、温度が高くなると電気抵抗が急激に小さくなる温度素子である。電池温度が変化して、温度センサー16の電気抵抗が変化すると、信号端子13の電圧が変化する。本体機器30においては、プルアップ抵抗32と温度センサー16との接続点の分圧電圧を、電圧検出回路35にて検出して、電池温度を検出している。また、これに代わって、パック電池10内にて、ワンチップマイコン14は信号端子13の電圧、いいかえると温度センサー16の電圧を検出して、電池温度を検出することもできる。
電池温度で温度センサー16の電圧を変化させるために、本体機器30は信号端子13に接続されるコネクタ端子33にプルアップ抵抗32を介して電源ライン31に接続している。温度センサー16の電圧は、本体機器30の電源電圧を、プルアップ抵抗32と温度センサー16の電気抵抗の比で分圧する電圧となる。したがって、電池温度が高くなって、温度センサー16であるサーミスタの電気抵抗が小さくなると、温度センサー16の電圧は低くなる。
シャットダウン回路12は、信号端子13に接続している温度センサー16に接続している第1の入力スイッチング素子21及び第2の入力スイッチング素子22と、第1の入力スイッチング素子21でオンオフに制御されるメインスイッチング素子23と、電子回路のワンチップマイコン14でオンオフに制御されて、メインスイッチング素子23をオンオフに制御する制御スイッチング素子24とを備える。図に示すパック電池10は、シャットダウン回路12のスイッチング素子にFETを使用する。ただし、スイッチング素子にはFETに代わってトランジスターも使用できる。
第1の入力スイッチング素子21と第2の入力スイッチング素子22は、入力側の端子であるゲートを信号端子13に接続して、アース側の端子であるソースをアースに接続している。第1の入力スイッチング素子21と、第2の入力スイッチング素子22とは、入力側のゲートを信号端子13に接続しているので、信号端子13の電圧が”High”の状態でオン、”Low”の状態でオフになる。さらに、第1の入力スイッチング素子21は、出力側の端子であるドレインをメインスイッチング素子23の入力側であるゲートに接続している。したがって、第1の入力スイッチング素子21がオンになると、メインスイッチング素子23はオンとなる。第2の入力スイッチング素子22は、出力側のドレインに負荷抵抗25を接続すると共に、ワンチップマイコン14であるMPUに接続している。第2の入力スイッチング素子22は、信号端子13が”High”のときにワンチップマイコン14に”Low”を出力し、信号端子13が”Low”のときにワンチップマイコン14に”High”を出力する。
メインスイッチング素子23は、入力側のゲートを第1の入力スイッチング素子21のドレインに接続して、ソースを二次電池11に、ドレインをレギュレータ回路15に接続している。メインスイッチング素子23(pチャンネル型FETなので、ゲート電圧がLowでオンとなる)は、第1の入力スイッチング素子21と制御スイッチング素子24のいずれかがオンとなって、ゲートを”Low”とする状態ではオンに切り換えられる。オン状態のメインスイッチング素子23は、二次電池11をレギュレータ回路15に接続して、二次電池11からレギュレータ回路15に電力を供給する。レギュレータ回路15に電力が供給されると、別回路(図示せず)を介して、ワンチップマイコン14、第2の入力スイッチング素子22の上側の抵抗端に、電力を供給する。メインスイッチング素子23は、ゲートを”High”とする状態でオフになる。メインスイッチング素子23のゲートが”High”となるのは、第1の入力スイッチング素子21と制御スイッチング素子24の両方がオフになるときである。
制御スイッチング素子24は、ワンチップマイコン14でオンオフに制御される。ワンチップマイコン14は、動作状態にあるときに制御スイッチング素子24をオンとする。したがって、メインスイッチング素子23がオンに切り換えられて、ワンチップマイコン14が動作状態になると、制御スイッチング素子24はオンに切り換えられる。オン状態にある制御スイッチング素子24は、メインスイッチング素子23をオンに保持する。
メインスイッチング素子23は、図2に示すように、第1の入力スイッチング素子21と制御スイッチング素子24とでオンオフに制御される。これ等のスイッチング素子は、以下の動作をしてメインスイッチング素子23をオンオフに切り換える。
(1) パック電池10が本体機器30に接続されると、信号端子13の電圧が高くなって、第1の入力スイッチング素子21と、第2の入力スイッチング素子22のゲートに”High”が入力されて、オンに切り換えられる。信号端子13の電圧は、温度センサー16の電気抵抗で変化する。ただ、温度センサー16の電気抵抗が最低電圧まで低下しても、第1の入力スイッチング素子21と第2の入力スイッチング素子22をオンに切り換えできる”High”の電圧を入力するようにしている。パック電池10が本体機器30から外されると、信号端子13の電圧は0Vとなり”Low”となる。
(2) 第1の入力スイッチング素子21と、制御スイッチング素子24のいずれかがオンになると、メインスイッチング素子23はソースがアースに接続される。この状態になるメインスイッチング素子23は、ソースとゲート間にFETをオンにするバイアス電圧が入力されるのでオンに切り換えられる。オンのメインスイッチング素子23は、二次電池11をレギュレータ回路15に接続して、レギュレータ回路15を動作状態とする。動作状態のレギュレータ回路15は、二次電池11の電圧を安定化してワンチップマイコン14を起動する。
(3) ワンチップマイコン14が起動されると、ワンチップマイコン14は制御スイッチング素子24をオンに切り換える。したがって、メインスイッチング素子23がオンに保持されて、レギュレータ回路15は動作状態に保持される。
(4) パック電池10が本体機器30から外されると、信号端子13の電圧が低下する。信号端子13がプルアップ抵抗32で電源ライン31に接続されなくなるからである。このため、第1の入力スイッチング素子21と第2の入力スイッチング素子22はオフに切り換えられる。この状態になっても、動作状態のワンチップマイコン14が制御スイッチング素子24をオンに保持して、レギュレータ回路15を動作状態とする。
(5) オフ状態に切り換えられた第2の入力スイッチング素子22は、ワンチップマイコン14に”High”のオフ信号を入力する。パック電池10が本体機器30に接続されて、第2の入力スイッチング素子22がオンのとき、第2の入力スイッチング素子22はオンとなってワンチップマイコン14に”Low”を出力する。したがって、ワンチップマイコン14は、第2の入力スイッチング素子22から”Low”が入力されると、パック電池10が本体機器30に装着されたと判定し、”High”が入力されると、パック電池10が本体機器30から外されたと判定する。ワンチップマイコン14は、第2の入力スイッチング素子22から入力される”High”のオフ信号で、パック電池10が外されたことを検出して、データ退避等の終了処理を行った後、制御スイッチング素子24をオフに切り換える。この状態になると、制御スイッチング素子24と第1の入力スイッチング素子21の両方がオフとなるので、メインスイッチング素子23はオフに切り換えられる。なお、このような実施例に代わって、第2の入力スイッチング素子22から入力される”High”のオフ信号で、メインスイッチング素子23がオフに切り換える回路とすることもできる。
(6) メインスイッチング素子23がオフに切り換えられると、二次電池11からレギュレータ回路15に電力が供給されなくなって、レギュレータ回路15の動作が停止する。このため、レギュレータ回路15は、二次電池11の電力をワンチップマイコン14に供給しなくなる。すなわち、パック電池10が本体機器30から外されると、シャットダウン回路12はOFF動作して、二次電池11からワンチップマイコン14への電力供給を遮断する。
図3のパック電池50は、電池情報を記憶するメモリ57を備える。メモリ57はEEPROMである。メモリ57は一対の信号端子53に接続している。パック電池50は、一方の信号端子53A(SDA)の電圧を検出して、本体機器70への脱着を検出する。パック電池50が本体機器70に接続されると、信号端子53A(SDA)の電圧が上昇して”High”となる。パック電池50が本体機器70から外されると、信号端子53A(SDA)の電圧し低下して”Low”となる。パック電池50が本体機器70に接続されると、メモリ57が本体機器70のプルアップ抵抗72を介して電源ライン71に接続されるからである。本体機器70は、パック電池50の信号端子53に接続されるコネクタ端子73を、プルアップ抵抗72を介して本体機器70の電源ライン71に接続している。
ワンチップマイコン54は、メモリ57に記憶する情報を本体機器70に出力する。パック電池50が本体機器70に装着されると、本体機器70からパック電池50に、メモリ57の情報を要求する信号が出力される。ワンチップマイコン54は、この信号を検出して、メモリ57に記憶している情報を本体機器70に出力する。
このパック電池50と本体機器70は、以下の動作をして、シャットダウン回路52をOFF動作させる。
(1) パック電池50が本体機器70に接続されると、本体機器70のプルアップ抵抗72によって信号端子53A(SDA)の電圧が高くなって、第1の入力スイッチング素子61と、第2の入力スイッチング素子62のゲートに”High”が入力されて、オンに切り換えられる。
(2) 第1の入力スイッチング素子61と制御スイッチング素子64のいずれかがオンになると、メインスイッチング素子63は、ゲートがアースに接続される。この状態になるメインスイッチング素子63は、ソースとゲート間にFETをオンにするバイアス電圧が入力されるのでオンに切り換えられる。オンのメインスイッチング素子63は二次電池51をレギュレータ回路55に接続して、レギュレータ回路55を動作状態とする。動作状態のレギュレータ回路55は、二次電池51の電圧を安定化してワンチップマイコン54を起動する。
(3) ワンチップマイコン54が起動されると、ワンチップマイコン54は制御スイッチング素子64をオンに切り換える。したがって、メインスイッチング素子63がオンに保持されて、レギュレータ回路55は動作状態に保持される。
(4) パック電池50が本体機器70から外されると、信号端子53A(SDA)の電圧が低下する。信号端子53A(SDA)がプルアップ抵抗73で電源ライン71に接続されなくなるからである。このため第1の入力スイッチング素子61と第2の入力スイッチング素子62はオフに切り換えられる。この状態になっても、動作状態のワンチップマイコン54が制御スイッチング素子64をオンに保持して、レギュレータ回路55を動作状態とする。
(5) オフ状態に切り換えられた第2の入力スイッチング素子62は、ワンチップマイコン54に”High”のオフ信号を入力する。パック電池50が本体機器70に接続されて、第2の入力スイッチング素子62がオンのとき、第2の入力スイッチング素子62はオンとなってワンチップマイコン54に”Low”を出力する。したがって、ワンチップマイコン54は第2の入力スイッチング素子62から”Low”が入力されると、パック電池50が本体機器70に装着されたと判定し、”High”が入力されると、パック電池50が本体機器70から外されたと判定する。ワンチップマイコン54は、第2の入力スイッチング素子62から入力される”High”のオフ信号で、パック電池50がが外されたことを検出して制御スイッチング素子64をオフに切り換える。この状態になると、制御スイッチング素子64と第1の入力スイッチング素子61の両方がオフとなるので、メインスイッチング素子63はオフに切り換えられる。
(6) メインスイッチング素子63がオフに切り換えられると、二次電池51からレギュレータ回路55に電力が供給されなくなって、レギュレータ回路55の動作が停止する。このため、レギュレータ回路55は二次電池51の電力をワンチップマイコン54に供給しなくなる。すなわち、パック電池50が本体機器70から外されると、シャットダウン回路52はシャットダウンして、二次電池51からワンチップマイコン54への電力供給を遮断する。
図3のパック電池50は、信号端子53A(SDA)の電圧でシャットダウン回路52を動作させる。ただ、もう一方の信号端子53B(SCL)の電圧でシャットダウン回路52をオンオフに制御することもできる。
本発明の一実施例にかかるパック電池が装着される電気機器の回路図である。 図1に示すパック電池のシャットダウン回路の拡大図である。 本発明の他の実施例にかかるパック電池が装着される電気機器の回路図である。
符号の説明
10…パック電池
11…二次電池
12…シャットダウン回路
13…信号端子
14…マイコン
15…レギュレータ回路
16…温度センサー
21…第1の入力スイッチング素子
22…第2の入力スイッチング素子
23…メインスイッチング素子
24…制御スイッチング素子
25…負荷抵抗
30…本体機器
31…電源ライン
32…プルアップ抵抗
33…コネクタ端子
35…電圧検出回路
50…パック電池
51…二次電池
52…シャットダウン回路
53…信号端子 53A…信号端子
53B…信号端子
54…マイコン
55…レギュレータ回路
57…メモリ
61…第1の入力スイッチング素子
62…第2の入力スイッチング素子
63…メインスイッチング素子
64…制御スイッチング素子
70…本体機器
71…電源ライン
72…プルアップ抵抗
73…コネクタ端子

Claims (4)

  1. 二次電池(11)、(51)と、この二次電池(11)、(51)からパック電池(10)、(50)が内蔵する電子回路への電源供給をオンオフするシャットダウン回路(12)、(52)と、装着される本体機器(30)、(70)との信号端子(13)、(53)とを備えるパック電池であって、
    パック電池(10)、(50)が内蔵する電子回路は、二次電池(11)、(51)の残容量を演算するマイコンを備え、
    二次電池(11)、(51)の電圧を安定化してパック電池(10)、(50)が内蔵する電子回路に供給するレギュレータ回路(15)、(55)をパック電池(10)、(50)内に備えており、このレギュレータ回路(15)、(55)と二次電池(11)、(51)との間にシャットダウン回路(12)、(52)を接続し、
    シャットダウン回路(12)、(52)が、信号端子(13)、(53)の電圧を検出することによって本体機器(30)、(70)との脱着を検出し、パック電池が本体機器(30)、(70)から外された状態で、シャットダウン回路(12)、(52)によって二次電池(11)、(51)からパック電池(10)、(50)が内蔵する電子回路への電源供給をシャットダウンするようにしてなるパック電池。
  2. 二次電池(11)の電池温度を検出するサーミスタである温度センサー(16)を備え、この温度センサー(16)は信号端子(13)に接続され、シャットダウン回路(12)、(52)が、信号端子(13)の電圧を検出することによって本体機器(30)への脱着を検出する請求項1に記載されるパック電池。
  3. 電池情報を記憶するメモリ(57)を備え、このメモリ(57)は信号端子(53)に接続され、シャットダウン回路(52)が、メモリ(57)に接続している信号端子(53)の電圧を検出して本体機器(70)への脱着を検出する請求項1に記載されるパック電池。
  4. パック電池(10)、(50)と、これを脱着できるように装着する本体機器(30)、(70)とからなる電気機器であって、
    パック電池(10)、(50)は、二次電池(11)、(51)と、この二次電池(11)、(51)からパック電池(10)、(50)が内蔵する電子回路への電源供給をオンオフするシャットダウン回路(12)、(52)と、装着される本体機器(30)、(70)との信号端子(13)、(53)とを備え、パック電池(10)、(50)が内蔵する電子回路は、二次電池(11)、(51)の残容量を演算するマイコンを備
    え、二次電池(11)、(51)の電圧を安定化してパック電池(10)、(50)が内蔵する電子回路に供給するレギュレータ回路(15)、(55)をパック電池(10)、(50)内に備えており、このレギュレータ回路(15)、(55)と二次電池(11)、(51)との間にシャットダウン回路(12)、(52)を接続しており、
    本体機器(30)、(70)はパック電池(10)、(50)の信号端子(13)、(53)に接続されるコネクタ端子(33)、(73)を備え、コネクタ端子(33)、(73)は、プルアップ抵抗(32)、(72)を介して本体機器(30)、(70)の電源部に接続しており、
    パック電池(10)、(50)が本体機器(30)、(70)に接続されると、プルアップ抵抗(32)、(72)が信号端子(13)、(53)の電圧を設定電圧よりも高くし、パック電池(10)、(50)のシャットダウン回路(12)、(52)は信号端子(13)、(53)の電圧が設定電圧よりも高くなったことを検出することによって本体機器(30)、(70)に装着されたことを検出し、
    パック電池(10)、(50)が本体機器(30)、(70)から外されると、シャットダウン回路(12)、(52)が信号端子(13)、(53)の電圧が設定電圧よりも低下したことを検出して、シャットダウン回路(12)、(52)によって二次電池(11)、(51)からパック電池(10)、(50)が内蔵する電子回路への電源供給をシャットダウンするようにしてなる電気機器。
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