JP5082129B2 - 携帯情報端末および一時文字保存プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、携帯情報端末および一時文字保存プログラムに関し、特に、ユーザから文字の入力を受付け可能な携帯情報端末および一時文字保存プログラムに関する。
今般の携帯情報端末は、ユーザにより入力された文字をメモとして登録する機能や、キーワードを入力してウェブ検索を実行する機能などを有している。これらの機能はそれぞれ異なるアプリケーションにより実現されるため、ユーザは各機能を実行するために個別にアプリケーションを起動させる。
文字の入力を受付け可能な装置において、ユーザによる操作の負担を軽減するための提案が従来からなされている。たとえば特許文献1には、文書の書式と登録情報とを記憶した文書作成装置において、ユーザが選択した書式で文書を作成する際、その書式に対応する登録情報も読み出しておき、登録情報中の文書名データに個別情報を付加して固有の文書名を生成し、それを作成・編集した文書データに付して記憶媒体に自動的に登録することが開示されている。これにより、操作者は書式、文書名、登録情報をその都度入力する必要がなくなる。
また、ユーザが個別にアプリケーションを起動させる手間を軽減するための提案もなされている。たとえば特許文献2には、予めアプリケーション群に対して名前を与えて登録しておくことで、その名前が入力されると、関連する複数のアプリケーションが同時に起動されることが開示されている。
特開平03−40065号公報 特表2003−523568号公報
しかしながら、特許文献1の技術を用いても、ユーザが登録した文書を、簡単な操作で、別のアプリケーションでの文字情報として利用することはできない。また、特許文献2の発明では、複数のアプリケーションを同時に立ち上げることができるが、柔軟に異なるアプリケーション間で文字の受け渡しをすることができない。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、ユーザが入力した文字情報を、簡単な操作で、様々なアプリケーションでの文字情報として利用することのできる携帯情報端末および一時文字保存プログラムを提供することである。
この発明のある局面に従う携帯情報端末は、文字の入力を受付け可能な携帯情報端末であって、ユーザからの指示の入力を受付けるための操作手段と、表示手段と、文字の一時保存機能を実現するための第1のプログラムと、文字の入力に関連する複数の第2のプログラムと、携帯情報端末の動作のための情報とを記憶するための記憶手段と、操作手段より特定の指示が入力された場合に、第1のプログラムに基づき、文字の一時保存を制御するための一時保存制御手段とを備え、一時保存制御手段は、操作手段を介してユーザからの文字の入力を受付けて、入力された文字を記憶手段に一時保存する処理を行なうための入力処理手段と、入力処理手段が受付けた文字を表示手段に表示させる処理を行なうための表示処理手段と、複数の第2のプログラムのうち、記憶手段に一時保存された文字の貼り付け先に関するプログラムを特定するための貼り付け指示を受付けるための指示受付手段とを含み、指示受付手段が貼り付け指示を受付けたことに応じて、貼り付け先に関するプログラムを起動し、起動されたプログラムに応じた文字入力領域に、一時保存された文字を貼り付けるための貼り付け制御手段とをさらに備える。
好ましくは、表示処理手段は、さらに、所定の指示が入力された場合に、複数の第2のプログラムそれぞれに対応する複数種類の文字の貼り付け先を一覧表示し、指示受付手段は、貼り付け指示として、複数種類の文字の貼り付け先のうち1つの選択を受付ける。
好ましくは、一時保存制御手段は、指示受付手段が貼り付け指示を受付けたことに応じて、第1のプログラムを終了させる。
好ましくは、複数の第2のプログラムのうちの特定のプログラムに基づく制御を行なうための特定制御手段をさらに備え、特定制御手段は、表示手段に特定のプログラムに対応した表示対象領域が表示された特定起動状態で、特定の指示が入力された場合に、表示対象領域のうちの少なくとも一部の文字列を抽出するための抽出手段を含み、一時保存制御手段は、抽出手段により抽出された文字列に基づく文字を記憶手段に一時保存する。
好ましくは、表示処理手段は、抽出手段により抽出された文字列を表示手段に表示し、入力処理手段は、さらに、記憶手段に一時保存された文字列の編集を受付ける。
好ましくは、通信制御を行なうための通信制御手段をさらに備え、複数の第2のプログラムは、通信制御手段を介したメール機能に対応するメールプログラムを含み、起動されたプログラムがメールプログラムである場合、文字入力領域は、メールの本文領域を含む。
好ましくは、複数の第2のプログラムは、ウェブブラウザを含み、起動されたプログラムがウェブブラウザである場合、文字入力領域は、検索文字の入力領域を含む。
好ましくは、特定のプログラムは、メールプログラムおよびウェブブラウザのうちの少なくとも一方を含む。
好ましくは、複数の第2のプログラムは、アドレス登録の機能に対応するアドレスプログラムを含み、一時保存制御手段は、起動されたプログラムがアドレスプログラムである場合、氏名、電話番号およびメールアドレスのうち少なくともいずれかを抽出するために、一時保存された文字列の認識処理を実行するための認識処理手段をさらに含み、貼り付け制御手段は、認識処理に基づいて、抽出された文字列を、アドレスの入力領域に貼り付ける。
好ましくは、操作手段は、一時保存待受け状態または特定起動状態において、一度の操作で一時保存機能を実現させるためのボタンを含む。
好ましくは、携帯情報端末の動作のための情報は、一時保存された文字のデータを含み、記憶手段は、第1のプログラムおよび第2のプログラムを記憶するための不揮発性の記憶装置と、一時保存された文字のデータを記憶するための揮発性の記憶装置とを含む。
この発明のある局面に従う一時文字保存プログラムは、ユーザからの指示の入力を受付けるための操作部と、表示部と、文字の入力に関連する複数のプログラムを記憶するための記憶部と、演算処理部とを有する携帯情報端末において文字の一時保存機能を実現するためのプログラムであって、操作部を介してユーザからの文字の入力を受付けて、入力された文字を記憶部に一時保存する処理を行なうステップと、受付けた文字を表示部に表示させる処理を行なうステップと、複数のプログラムのうち、記憶部に一時保存された文字の貼り付け先に関するプログラムを特定するための貼り付け指示を受付けるステップとを含む。
本発明によると、一時保存された文字を、ユーザの希望する様々なアプリケーションでの文字情報として利用することが可能となる。
または、複数種類の文字の貼り付け先が一覧表示されるため、一時保存された文字は、ユーザによる簡単な選択操作で他のアプリケーションに引き渡すことができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
以下の説明において、本実施の形態における携帯情報端末1は、携帯電話であるものとして説明する。なお、携帯情報端末1は、携帯電話に限定されるものではなく、たとえばPDA(Personal Digital Assistant)などであってもよい。
<概要、外観および構成について>
はじめに、本実施の形態における携帯情報端末1の概要、外観および構成について説明する。
(概要)
図1は、本発明の実施の形態における携帯情報端末1の概要を示す図である。
図1を参照して、携帯情報端末1は、携帯端末網300と基地局302を介して接続されている。携帯端末網300は、携帯電話専用の情報提供サーバ303およびメールサーバ304と接続され、かつ、インターネット306を介して、ウェブサーバ308と接続されている。
情報提供サーバ303およびウェブサーバ308は、携帯情報端末1からの要求を受け付け、要求に合致する情報を検索する。そして、その検索結果を携帯情報端末1に送信する。
メールサーバ304は、携帯情報端末1からのメール(送信メール)を他の携帯電話やPC(Personal Computer)に送信する。また、メールサーバ304は、携帯情報端末1へのメール(受信メール)を保有し、携帯情報端末1によりアクセスされた場合に、保有していた受信メールを携帯情報端末1に送信する。
(外観)
図2(A),(B)は、本発明の実施の形態における携帯情報端末1の外観を示す図である。
携帯情報端末1は、折畳み式の携帯電話であり、図2(A)には、折畳まれた状態の携帯情報端末1を正面から見た場合の斜視図が示されている。図2(B)には、開かれた状態の携帯情報端末1の平面図が示されている。本実施の形態における携帯情報端末1は、主に折畳まれた状態で通話可能である。
携帯情報端末1は、正面側に対応する第1の筐体10と、裏面側に対応する第2の筐体20とを有している。折畳まれた状態において、第1の筐体10および第2の筐体20の表面の形状は、略長方形である。第1の筐体10と第2の筐体20とは、図2(A)における上端部に設けられたヒンジ部10Aを介して開閉される。
第1の筐体10の外表面には、たとえば、サブ表示部12と、LED(Light Emitting Diode)13と、受話スピーカ19Aと、赤外線送受信口15と、タッチキー230と、発信動作を受付けるためのオフフックキー231と、終話動作や処理の終了の指示を受付けるためのオンフックキー232とが設けられている。サブ表示部12には、たとえば、現在の日時、電話の発信者、メールの送信者などの情報が表示される。
タッチキー230は、静電キーとも呼ばれ、第1の筐体10に埋め込まれた小型の板状の装置である。タッチキー230は、カーソルキーおよび決定キーの機能を有している。タッチキー230がユーザにより操作されることで、たとえば、サブ表示部12に表示される発信履歴などから所望の発信者を選択することができる。
第2の筐体20の外表面には、たとえば、引き出し可能なアンテナ7と、被写体を撮像するための撮像部14と、マイクロフォン24と、着脱可能な記録媒体26A(図4)を差し込むためのスロット26Bとが設けられている。
図3は、本発明の実施の形態における携帯情報端末1の第1の筐体10および第2の筐体20の内表面を示す図である。図3には、第1の筐体10と第2の筐体20とがヒンジ部10Aを介して分離された様子が示されている。
図3を参照して、第1の筐体10の内表面の略全域に、メイン表示部16が設けられる。メイン表示部16には、文字入力の際の各種画面や、ウェブ検索画面などが表示される。メイン表示部16には、左右に2画面表示することができる。
第2の筐体20の内表面の略全域には、ユーザからの指示を受付けるための操作部22が設けられる。また、第2の筐体20における第1の筐体10側には、スピーカ19Bが設けられる。操作部22は、複数のキーを有している。これらのキーの具体的な配置例については後述する。なお、上述のタッチキー230、オフフックキー231およびオンフックキー232も、操作部22の機能に含まれる。
本実施の形態における携帯情報端末1は、第1の筐体10と第2の筐体20とが開かれた状態で、操作部22を介して文字の入力を受付ける。
なお、携帯情報端末1の形状は、このような形状に限定されるものではない。
(ハードウェア構成)
図4は、本発明の実施の形態における携帯情報端末1のハードウェア構成を示すハードウェアブロック図である。
図4を参照して、携帯情報端末1は、上述の構成に加え、制御部30と、記憶部40と、アンテナ7と、無線部37と、通信制御部36と、音声信号処理部38と、再生回路18と、計時部25と、アクセス部26とを備える。
制御部30は、たとえばCPU(Central Processing Unit)により構成される。制御部30は、携帯情報端末1全体の制御を行なうとともに、各種の演算処理を行なう。制御部30の機能については、図6を用いて後述する。
記憶部40は、各種データを一時的に記憶するためのRAM(Random Access Memory)401と、複数のプログラムや各種データを予め記憶するためのROM(Read Only Memory)402と、各種データやプログラムの更新が可能なフラッシュメモリ403とを含む。つまり、記憶部40は、不揮発性の記憶装置としてROM402およびフラッシュメモリ403を含み、揮発性の記憶装置としてRAM401を含んでいる。なお、ここでは、2種類の不揮発性の記憶装置を設けることとして説明するが、1種類(フラッシュメモリ403のみ)であってもよい。
無線部37は、変調/復調機能を有している。通信制御部36は、アンテナ7および無線部37を介して無線通信制御を行なう。
音声信号処理部38は、マイクロフォン24からの音声に対して信号処理を実行する。再生回路18は、スピーカ19へ音声などを出力するための信号再生処理を行なう。アクセス部26は、着脱可能な記録媒体26Aに記録されたデータやプログラムの読出しおよび記録を行なう。
図5は、操作部22が有する複数のキーの配置例を示す図である。
図5を参照して、操作部22は、携帯情報端末1が有する各種機能を実現させるための第1キー群220と、主に文字入力のために用いられる第2キー群230とを有している。第1キー群220は、第2の筐体20の内表面の上側2列に配置され、第2キー群230は、下側3列に配置されている。第2キー群230の英字は、PCと同様のQWERTY配列で割り当てられている。
第1キー群220は、第1列に、発信動作を受付けるためのオフフックキー201と、終話動作や処理の終了の指示を受付けるためのオンフックキー202と、メイン表示部16に表示された2画面のアクティブ画面を切替える指示を受付けるための切替キー204と、メール機能を実行する指示を受付けるためのメールキー205と、ブラウザ機能を実行するためのWEB(World Wide Web)キー206とを含む。第2列には、文字入力の際に、日本語のひら仮名とカタカナを切替えるためのキー221と、数字と英語とを切替えるためのキー222と、絵文字と記号とを切替えるためのキー223と、後に詳述する「文字の一時保存機能」を実行する指示を受付けるための一時メモキー224と、クリアキー225とを含む。
また、第1キー群220の第1列および第2列に共通の領域に、メイン表示部16に表示されたカーソルを上下左右に移動させるためのカーソルキー211〜214と、確定(決定)の指示を受付けるための決定キー215とが設けられる。カーソルキー211〜214および決定キー215は、メールキー205とWEBキー206との間に設けられる。
なお、上述の各キーには、説明した機能とは異なる他の機能も割り当てられていてよい。
第2キー群230に含まれる3列のキーのうち、第1列目のローマ字キーそれぞれには数字が割り当てられている。
(機能構成)
図6は、本発明の実施の形態における携帯情報端末1の機能構成を示す機能ブロック図である。
図6を参照して、ROM402は、文字の一時保存(以下「一時メモ」ともいう)機能を実現するためのプログラムPA(以下「一時メモアプリ」という)と、文字の登録に関連する他の複数のプログラム(アプリケーションプログラム)とを予め記憶する。後者の複数のプログラムは、たとえば、メモ登録機能を実現するためのプログラムPB(以下「メモアプリ」という)と、メール機能を実現するためのプログラムPC(以下「メールアプリ」という)と、スケジュール登録機能を実現するためのプログラムPD(以下「スケジュール帳アプリ」という)と、ウェブ検索機能を実現するためのプログラムPE(以下「ブラウザ」または「ブラウザアプリ」という)と、Eメールアドレスや電話番号の登録機能を実現するためのプログラムPF(以下「アドレス帳アプリ」という)と、テキストファイル登録機能を実現するためのプログラムPG(以下「ファイル登録アプリ」という)とを含んでいる。
上記プログラムのうち、一時メモアプリ以外のプログラムPB〜PGが実現する基本的な機能は従来から存在する機能であってよい。なお、ブラウザアプリは、ウェブサーバ308が提供する情報を検索するためのソフトウェアであるものとするが、情報提供サーバ303が提供する情報を検索するためのソフトウェアであってもよいし、これらの両方を設けてもよい。
ところで、従来より上記メモアプリ(プログラムPB)などのように文字の入力に関連するアプリケーションは存在している。しかしながら、ユーザが入力した文字データを他のアプリケーションにおける文字情報として利用するためには、ユーザが他のアプリケーションを立ち上げてコピー&ペースト操作をするなど複雑な操作が必要であった。
そこで、本実施の形態では、他のアプリに縛られることなく、入力された文字を一時保存することのできるソフトである一時メモアプリを用いる。このような一時メモアプリを用いることで、ユーザは、文字の入力後、簡単な選択操作で、一時保存した文字を他のどのアプリにも登録することができる。
フラッシュメモリ403は、メモアプリにより登録されたメモの内容を登録するためのメモ領域4031と、メールアプリによるメールを保存するためのメール領域4032と、スケジュール帳アプリによるスケジュールを登録するためのスケジュール領域4033と、アドレス帳アプリによるEメールアドレスや電話番号を登録するためのアドレス帳領域4034と、テキストアプリによるテキストファイルを保存するためのファイル保存領域4035とを含む。
RAM401には、携帯情報端末1の動作のための情報として、一時メモアプリにより文字データが一時的に記憶される。なお、本実施の形態において、文字とは、日本語を表わすための文字(漢字、ひら仮名、片仮名)、英字、数字、記号、顔文字(エモーティコン)などを含むものであり、絵文字などの画像を含んでいてもよい。また、文字は、文字列であってもよい。
制御部30は、主な機能として、一時メモ制御部100と、貼り付け制御部108と、特定制御部110とを含む。
一時メモ制御部100は、一時メモアプリが起動された場合に制御部30により実行される機能である。一時メモ制御部100は、入力処理部102と、表示処理部104と、指示受付部106と、文字認識部107とを含む。
入力処理部102は、操作部22を介してユーザからの文字の入力を受付けて、入力された文字をRAM401に記録(一時保存)する処理を行なう。
表示処理部104は、入力処理部102が受付けた文字すなわち、RAM401に記録された文字を、メイン表示部16へ表示する処理を行なう。これにより、メイン表示部16に、一時メモとしてユーザにより入力された文字が表示される。
指示受付部106は、操作部22を介して、一時保存された文字(一時メモ)の貼り付け先に関する貼り付け指示を受付ける。言い換えると、指示受付部106は、一時メモを何に利用するか、についての指示を受付ける。各貼り付け先は、各プログラム(PB〜PG)に対応している。
文字認識部107は、貼り付け指示としてアドレス帳アプリが選択された場合に、一時保存されていた文字に対して、所定の文字認識処理を実行する。この文字認識処理については、後に詳述する。
特定制御部110は、上述のプログラムPB〜PGのうちの特定のプログラムすなわち、メールアプリ(プログラムPC)またはブラウザアプリ(プログラムPE)が起動された場合に、その特定のプログラムに基づいて制御部30により実行される機能である。特定制御部110は抽出部112を含む。
抽出部112は、メイン表示部16に特定のプログラムに対応した表示対象領域が表示された状態(「特定起動状態」という)で、一時メモキー224が押下された場合に、上記表示対象領域のうちの少なくとも一部の文字列を抽出する。抽出部112は、抽出した文字列を、一時メモ制御部100に出力する。これにより、表示対象領域のうちの少なくとも一部の文字列も、RAM401に記録されるとともに、メイン表示部16に表示されることになる。
なお、「表示対象領域」とは、メールにおいては、1通のメールの全領域を示し、ブラウザアプリにおいては、1ページの全領域を示す。つまり、表示対象領域は、単にメイン表示部16に表示されている領域(ユーザが見える領域)だけでなく、スクロールにより表示され得る全ての領域を表わすものとする。
貼り付け制御部108は、指示受付部106が貼り付け指示を受付けたことに応じて、一時保存された文字の貼り付け制御を行なう。具体的には、ROM402に格納された複数のプログラムPB〜PGのうち、貼り付け指示に対応するプログラムを起動し、そのプログラムに応じた文字入力領域に、一時保存された文字を貼り付ける。貼り付け制御部108は、RAM401、ROM402、メイン表示部16、フラッシュメモリ403および通信制御部36と接続されている。
<動作について>
図7〜10は、本発明の実施の形態において一時メモキー224が押下された場合に実行される割り込み処理を示すフローチャートである。
図7を参照して、はじめに、一時メモ制御部100は、ROM402に記憶された一時メモアプリを起動する(ステップS102)。
続いて、一時メモ制御部100は、メールアプリが起動中であるか否かを判断する(ステップS104)。なお、ここでは、メールアプリが特定起動状態であるか否かを判断するものとする。メールアプリが特定起動状態とは、受信メールおよび送信済メールなど保存済みのメールを選択している状態を指すものとする。つまり、新規メール作成画面や編集画面が表示されていない状態を指すものとする。
メールアプリが起動中であると判断された場合(ステップS104においてYES)、ステップS302に進む。メールアプリが起動中でないと判断した場合(ステップS104においてNO)、ステップS106に進む。
ステップS106において、一時メモ制御部100は、ブラウザが起動中であるか否かを判断する(ステップS106)。ここでも、ブラウザが特定起動状態であるか否かを判断するものとする。ブラウザが特定起動状態とは、何らかのウェブページが表示された状態を指すものとする。
ブラウザが起動中であると判断した場合(ステップS106においてYES)、ステップS402に進む。ブラウザが起動中でないと判断した場合(ステップS106にてNO)、ステップS108に進む。
本実施の形態において、特定起動状態である場合に一時メモアプリを起動することを「マルチ起動」、特定起動状態でない場合に一時メモアプリを起動することを「シングル起動」という。
なお、一時メモキー224が押下された時点で、メールアプリおよびブラウザの両方が特定起動状態である場合、割り込み処理は開始されないこととしてよい。
また、メールアプリおよびブラウザ以外のプログラムのうち、一時メモアプリと同時起動し得ないアプリケーションがあってもよいものとする。一時メモアプリと同時起動できないアプリケーションがアクティブ状態である場合に、一時メモキー224が押下されたときには、割り込み処理は開始されないこととしてよい。本実施の形態において、待受け画面が表示されている状態、および、一時メモアプリと同時起動可能なアプリケーションが立ち上がっている状態を、「待受け状態」ともいう。
(シングル起動について)
まず、シングル起動の動作について、図11の画面表示例を参照しながら説明する。
図11は、シングル起動の場合の一時メモ入力画面の遷移例を示す図である。
一時メモ制御部100の入力処理部102は、RAM401上の所定バイト分の領域を確保し、確保した領域(以下「一時メモ領域」という)を初期化する(ステップS108)。また、入力処理部102は、RAM401上の所定の領域(以下「特定領域」という)に、一時メモ領域の先頭アドレスを記録する(ステップS110)。
次に、一時メモ制御部100の表示処理部104は、メイン表示部16に一時メモ入力画面を表示する(ステップS112)。図11(A)は、ステップS112で表示される画面例を示す図である。
図11(A)を参照して、メイン表示部16に、一時メモ入力画面501が表示されている。一時メモ入力画面501には、カーソル601が表示される。ユーザが、操作部22の第2キー群230のいずれかのキーを押下することによって、カーソル601の示す箇所に文字が入力される。
一時メモ入力画面が表示されると、入力処理部102は、ユーザからの文字入力を受付けるとともに、受付けた文字のデータを、RAM401上の一時メモ領域に記録する(ステップS114)。また、この処理に並行して、表示処理部104は、入力処理部102により受付けられた文字を、メイン表示部16に表示するための制御を行なう。この際、表示処理部104は、たとえば、上記一時メモ領域に記録された文字データを読み出すことで、受付けられた文字を表示する。
図11(B)は、ステップS114の処理に応じて表示される画面例を示す図である。図11(B)には、文字が入力された一時メモ入力画面502の例が示されている。図11(B)を参照して、一時メモ入力画面502には、例として「新製品展示 12月25日10:00 090-1234-5678」と入力されている。
一時メモ制御部100は、決定キー215が押下されたか否かを判断する(ステップS116)。決定キー215が押下されるまで(ステップS116においてNO)、入力処理部102は、文字入力を受付ける。なお、決定キー215が押下されたか否かの判断は、入力された文字が確定状態である場合の判断であるものとする。入力された文字が未確定状態である場合(たとえば文字の変換中)に、決定キー215が押下されると文字が確定するだけで次のステップに進まない。なお、以降の決定キー215の判断においても同様であるものとする。
決定キー215が押下されたと判断した場合(ステップS116においてYES)、表示処理部104は、メイン表示部16に、一時メモの貼り付け先に関するサブメニューを表示する(ステップS118)。図11(B)の一時メモ入力画面502が表示された状態で、決定キー215が押下されると、図11(C)のようなサブメニュー画面503が表示される。
サブメニュー画面503には、6つの項目(貼り付け先を示す項目)すなわち、「メモ帳登録」、「メール作成」、「スケジュール帳に登録」、「Web検索」、「アドレス帳に登録」および「テキストファイル保存」が一覧表示される。最初は、最上段の「メモ帳登録」が選択表示される。ユーザによりカーソルキー211,212が押下されることに応じて、選択表示される項目が遷移する。なお、貼り付け先を示す項目は、この6つに限定されるものではなく、プログラムとして記憶されているものであれば他の項目が含まれてもよい。たとえば、PDF(Portable Document Format)として保存するための「PDFに保存」や、情報提供サーバ303が提供する情報を検索するための「携帯用情報検索」などが含まれてもよい。
次に、指示受付部106は、ユーザからの指示を受付ける(ステップS120)。つまり、サブメニュー画面に表示された6項目のうち1つの選択を受付ける。
ユーザより、サブメニュー画面に表示された6項目のうちいずれか1つが選択されると、ステップS202に進む。
なお、ステップS120においてユーザがクリアキー225を押下した場合は、ステップS114の処理に戻ることとしてよい。つまり、図11(C)に示したサブメニュー画面503が表示されている状態で、クリアキー225が押下されると、メイン表示部16の表示は、図11(B)に示した一時メモ入力画面502に戻ることとしてよい。
次に、図8を参照して、ステップS202において、一時メモ制御部100は、ステップS120で受付けた指示がどの項目に対する指示であるかを判断する。選択された項目が「メモ(メモ帳登録)」であった場合、ステップS204に進む。選択された項目が「メール(メール作成)」であった場合、ステップS208に進む。選択された項目が「スケジュール(スケジュール帳に登録)」であった場合、ステップS214に進む。選択された項目が「WEB(Web検索)」であった場合、ステップS220に進む。選択された項目が「アドレス(アドレス帳に登録)」であった場合、ステップS226に進む。選択された項目が「テキスト(テキストファイル保存)」であった場合、ステップS232に進む。
以下に、6つの項目それぞれについての貼り付け制御の具体例を説明する。
(1)メモ帳登録について
メモ帳登録については、図8および図12を参照しながら説明する。図12は、図7のステップS120において「メモ帳登録」が選択された場合に表示される画面例を示す図である。
図8を参照して、ステップS204において、一時メモ制御部100は、ミドルウェアに対し、メモアプリの起動指示を出力する。これにより、ミドルウェアは、ROM402に記憶されたメモアプリを起動する。この処理が終わると、一時メモアプリは終了される(ステップS204)。ミドルウェアは、OS(Operating System)と、アプリケーションソフトウェアとの間に入り、アプリケーションが要求する様々な処理の代換えとOSへ依頼する各種手順・手続きを行う中間的なソフトウェアである。
なお、メモ帳登録に限らず、一時メモ制御部100は、貼り付け先が選択された時点で、一時メモの内容を、貼り付け先のアプリに適した態様になるようRAM401上の他の領域に書き換えるようにしてもよい。その場合、特定領域には、書き換え後の領域の先頭アドレスが記録される。
次に、貼り付け制御部108は、一時保存された文字をメモアプリの指定領域に貼り付ける(ステップS205)。メモアプリは、一時保存されたメモ(一時メモ)を、新規メモとしてメモ帳に登録する(ステップS206)。この際、図12に示されるように、メイン表示部16には、「登録しました」というメッセージが表示される。
この場合、貼り付け制御部108は、メモアプリを起動して初期化する際に、まず、上記特定領域に記憶された先頭アドレスが示す領域(一時メモ領域)の文字データを読出して、メモアプリが指定する領域(指定領域)へコピーする。メモアプリは、指定した領域に一時記憶されている文字データを読み出して、フラッシュメモリ403のメモ領域4031に読出した文字データを記録する。これにより、一時メモの内容を新規メモとして登録することができる。
このようにした場合、編集画面が表示されることなく、新規メモとして登録される(ステップS206)。したがって、簡単な操作で一時保存(一次記録)したメモを、簡単にメモ帳に本登録(二次記録)することができる。
なお、メモ帳登録の場合にも、一旦、メイン表示部16に一時メモの内容が引用された新規メモ画面(文字入力領域)が表示されてもよい。
ステップS206の処理が終わると、貼り付け制御部108は、RAM401の特定領域を初期化する。これにより、メモアプリが起動された際(初期化の際)に、制御部30は、特定領域を参照することで、上述のような貼り付け制御が必要か否かを判断することができる。
以上で割り込み処理は終了され、メイン表示部16の表示は、一時メモキー224が押下される前の状態に戻る。
なお、貼り付け制御部108が実行するRAM401における書き換え処理は、たとえば、ミドルウェアが実行してもよいし、メモアプリが実行してもよい。あるいは、一時メモアプリが実行してもよい。一時メモアプリが実行する場合、一時メモ制御部100は、たとえば、ミドルウェアを介してメモアプリの指定領域の情報(アドレスなど)を受付け、メモアプリが起動された後に、その領域に一時メモの内容を貼り付ける。後述する他のアプリケーションにおいても同様であるものとする。
(2)メール作成について
メール作成については、図8および図13を参照しながら説明する。図13は、図7のステップS120において「メール作成」が選択された場合に表示される画面の遷移例を示す図である。
ステップS208において、一時メモ制御部100は、ミドルウェアに対し、メールアプリの起動指示を出力する。これにより、ミドルウェアは、ROM402に記憶されたメールアプリを起動する。この処理が終わると、一時メモアプリは終了される(ステップS209)。
次に、貼り付け制御部108は、一時保存された文字をメールアプリの指定領域に貼り付ける(ステップS210)。メールアプリは、指定した領域に一時記憶されている文字データを本文とする新規メール作成画面を、メイン表示部16に表示する(ステップS212)。図13(A)は、ステップS212で表示される画面例を示す図である。
図13(A)を参照して、メイン表示部16には、新規メール作成画面が表示されている。新規メール作成画面には、宛先のアドレスを入力するための宛先領域511と、件名を入力するための件名領域512と、本文を入力するための本文領域513とが含まれる。
本文領域513には、図11(B)の一時メモ入力画面502で入力された文字が表示されている。このように、一時メモ登録した後に、「メール作成」が選択されると、一時メモの内容がメール本文に入力された状態で表示される。したがって、ユーザは、メール本文に入力したい内容を、前もって簡単な操作で一時保存しておくことができる。
この場合も、貼り付け制御部108は、メールアプリを起動して初期化する際に、まず、上記特定領域に記憶された先頭アドレスが示す領域(一時メモ領域)の文字データを読出して、メールアプリのワーキングエリアにコピーする(または移動させる)。これにより、メールの本文領域に一時メモが入力された状態(貼り付けられた状態)で、新規メール作成画面を表示させることができる。なお、RAM401の一時メモ領域を、メール本文用の記憶領域としてそのまま用いてもよい。
このような貼り付け処理が終わると、上記と同様の理由で、RAM401の特定領域を初期化するものとする。
図13(A)の状態で、決定キー215が押下されると、各領域における文字の編集が可能となる。図13(B)の編集画面では、図13(A)における本文領域513の文字に対する編集や、宛先領域511および件名領域512への文字の入力等が受付けられる。
ステップS212の処理の後、ユーザの操作に応じて、作成された新規メールが、通信制御部36を介して送信される(ステップS213)。図13(B)の状態で、決定キー215が押下されると、図13(C)に示されるように、「送信完了」というメッセージが表示される。
以上で割り込み処理は終了され、メイン表示部16の表示は、一時メモキー224が押下される前の状態に戻る。
(3)スケジュール帳登録について
スケジュール帳登録については、図8および図14を参照しながら説明する。図14は、図7のステップS120において「スケジュール帳に登録」が選択された場合に表示される画面の遷移例を示す図である。
ステップS214において、一時メモ制御部100は、ミドルウェアに対し、スケジュール帳アプリの起動指示を出力する。これにより、ミドルウェアは、ROM402に記憶されたスケジュール帳アプリを起動する。この処理が終わると、一時メモアプリは終了される(ステップS215)。
次に、貼り付け制御部108は、一時保存された文字をスケジュール帳アプリの指定領域に貼り付ける(ステップS216)。スケジュール帳アプリは、指定した領域に一時記憶されている文字データが引用された新規スケジュール画面を、メイン表示部16に表示する(ステップS217)。図14(A)は、ステップS217で表示される画面例を示す図である。
図14(A)を参照して、メイン表示部16には、新規スケジュール画面が表示されている。新規スケジュール画面には、件名を入力するための件名領域521と、開始日時を入力するための領域522と、終了日時を入力するための領域523と、スケジュールの具体的な内容を入力するための内容領域524とが含まれる。
件名領域521には、一時メモの先頭より所定数(たとえば32文字)の文字が貼り付けられる。なお、所定文字数のうちに改行コードが検出された場合には、改行コードまでの文字が貼り付けられる。
最初に新規スケジュール画面が表示された時点では、日時に関する領域522,523のいずれにも、たとえば、現在日時が表示される。なお、日時に関する領域522,523は、ブランクとしてもよい。
内容領域524には、図11(B)の一時メモ入力画面502で入力された文字が表示されている。このように、一時メモ登録した後に、「スケジュール帳登録」が選択されると、一時メモの内容がスケジュール内容に入力された状態で表示される。したがって、ユーザは、スケジュールに登録したい内容を、前もって簡単な操作で一時保存しておくことができる。
この場合も、貼り付け制御部108は、スケジュール帳アプリを起動して初期化する際に、まず、上記特定領域に記憶された先頭アドレスが示す領域(一時メモ領域)の文字データを、スケジュール帳アプリのワーキングエリアにコピーする(または移動させる)。これにより、スケジュール帳の内容領域に一時メモが入力された状態(貼り付けられた状態)で、新規スケジュール画面を表示させることができる。なお、一時メモ領域を、スケジュール内容の記憶領域としてそのまま用いてもよい。
このような貼り付け処理が終わると、上記と同様の理由により、RAM401の特定領域を初期化するものとする。
図14(A)の状態で、決定キー215が押下されると、各領域における文字の編集が可能となる。図14(B)の編集画面では、図14(A)における件名領域521および内容領域524の文字に対する編集や、日時に関する領域522,523への文字の入力等が受付けられる。
ステップS217の処理の後、ユーザの操作に応じて、フラッシュメモリ403のスケジュール領域4033に、新規スケジュールとして記録する(ステップS218)。図14(B)の状態で、決定キー215が押下されると、図14(C)に示されるように、「登録しました」というメッセージが表示される。
ステップS218の処理が終わると、割り込み処理は終了されて、メイン表示部16の表示は、一時メモキー224が押下される前の状態に戻る。
なお、スケジュール帳登録と同様に、予定リスト登録も行なうことができる。
(4)Web検索
Web検索については、図8および図15を参照しながら説明する。図15は、図7のステップS120において「Web検索」が選択された場合に表示される画面の遷移例を示す図である。
ステップS220において、一時メモ制御部100は、ミドルウェアに対し、ブラウザアプリの起動指示を出力する。これにより、ミドルウェアは、ROM402に記憶されたブラウザを起動する。この処理が終わると、一時メモアプリは終了される(ステップS221)。
なお、このフローチャートでは、説明の簡単のために、Web検索用のブラウザが1つだけであることとして説明するが、ステップS220の処理の前に、検索に用いるブラウザをユーザに選択させることとしてもよい。図15(A)は、検索に用いるブラウザの選択画面の一例を示す図である。
図15(A)を参照して、メイン表示部16には、「Phoneブラウザ」を選択するためのボタンと、「PCサイトブラウザ」を選択するためのボタンとが表示され、「どちらで検索しますか?」というメッセージが表示される。この場合、ユーザにより選択されたブラウザを起動させて以下の処理を実行すればよい。
次に、貼り付け制御部108は、一時メモの内容を、ブラウザアプリが指定するキーワード記憶領域(検索文字の記憶領域)に貼付ける(ステップS222)。ブラウザアプリは、指定した領域に一時記憶されている文字データを検索文字とするウェブ検索画面を、メイン表示部16に表示する。具体的には、図15(B)に示されるように、一時メモの内容のうちの少なくとも一部(たとえば、先頭から所定バイト数の文字列、あるいは、最初の改行コードまでの文字列)がキーワード入力領域531に貼り付けられる。
その後、決定キー215が押下されると、ブラウザアプリは、キーワード入力領域531に入力されたキーワードでWeb検索を実行する(ステップS223)。この場合、図15(C)に示されるように、「検索中・・・」というメッセージが表示される。
ブラウザアプリは、検索の結果、抽出された情報をメイン表示部16に表示する(ステップS224)。
この場合も、貼り付け制御部108は、ブラウザを起動して初期化する際に、まず、上記特定領域に記憶された先頭アドレスが示す領域(一時メモ領域)の文字データを、ブラウザのワーキングエリアにコピーする(または移動させる)。これにより、ユーザは、貼り付け先をWeb検索と選択するだけで、ユーザ所望の検索結果を得ることができる。なお、一時メモ領域を、検索文字用の記憶領域としてそのまま用いてもよい。ブラウザアプリは、検索文字が記録された領域を特定するための位置情報(たとえば、先頭アドレスおよび終了アドレスなど)を保持する。
このような貼り付け処理が終わると、上記と同様の理由により、RAM401の特定領域を初期化するものとする。
以上の処理が終わると、割り込み処理は終了されて、メイン表示部16の表示は、一時メモキー224が押下される前の状態に戻る。
(5)アドレス帳登録について
アドレス帳登録については、図8および図16を参照しながら説明する。図16は、図7のステップS120において「アドレス帳登録」が選択された場合に表示される画面の遷移例を示す図である。
図8を参照して、ステップS226において、文字認識部107は、一時メモの内容の文字認識処理を実行し、その結果を第二の一時メモとして一時記憶する。一時メモ制御部100は、特定領域に、第二の一時メモの先頭アドレスを記録する。
次に、一時メモ制御部100は、ミドルウェアに対し、アドレス帳アプリの起動指示を出力する(ステップS227)。これにより、ミドルウェアは、ROM402に記憶されたアドレス帳アプリを起動する。この処理が終わると、一時メモアプリは終了される(ステップS228)。
図16(A)は、ステップS114で入力された一時メモの内容を示す図であり、図16(B)は、サブメニューのうちアドレス帳登録が選択された例を示す図である。
図16(A)を参照して、一時メモ入力画面に、「山田太郎」、「090-1234-5678」、「[email protected]_」が各項目に振分けられて入力されている。
貼り付け制御部108は、一時保存された文字をアドレス帳アプリの指定領域に貼り付ける(ステップS229)。アドレス帳アプリは、指定した領域に一時記憶されている文字データを各項目に振分けられた状態で、新規アドレス画面を表示する(ステップS230)。図16(C)には、アドレス帳における名前の項目、電話番号の項目、およびEメールアドレスの項目に、それぞれ、「山田太郎」、「090-1234-5678」、「[email protected]_」が振り分けられて貼り付けられた状態が示されている。
その後、決定キー215が押下されると、アドレス帳アプリは、フラッシュメモリ403のアドレス帳領域4034に、各項目の文字データを対応付けて、新規アドレスとして登録する(ステップS231)。このとき、図16(D)に示されるように、「登録しました」というメッセージが表示される。
以上の処理が終わると、割り込み処理は終了されて、メイン表示部16の表示は、一時メモキー224が押下される前の状態に戻る。
この場合も、貼り付け制御部108は、アドレス帳アプリを起動して初期化する際に、まず、上記特定領域に記憶された先頭アドレスが示す領域(一時メモ領域)の文字データを、アドレス帳アプリのワーキングエリアにコピーする(または移動させる)。あるいは、一時メモ領域を、アドレス帳アプリのワーキングエリアとしてそのまま用いてもよい。
このような貼り付け処理が終わると、上記と同様の理由により、RAM401の特定領域を初期化するものとする。
ここで、ステップS226において実行される文字認識処理について説明する。
(i)Eメールアドレス
“@”を含む文字列であって、“@”の前後の文字が所定のメール対象文字群のうちの1以上の文字(列)で構成される文字列が、Eメールアドレスとして抽出される。ただし、Eメールアドレスとして抽出する文字列は、たとえば最大128文字とする。対象文字列が128文字を超える場合、その文字列をEメールアドレスとして認識しない。
所定のメール対象文字群は、アルファベット(大文字,小文字)、数字、所定の記号(「!」,「$」,「%」,「&」,「*」,「+」,「-」,「.」,「/」,「=」,「?」,「^」,「_」,「`」,「{」,「|」,「}」,「~」)を含む。
以下に例を記す。
・本文中に“[email protected]”が存在する場合
→“[email protected]”をメールアドレスとして抽出する。
・本文中に“abc@def:com”が存在する場合
→“abc@def“をメールアドレスとして抽出し、“:com”は含めない。
・本文中に“abc@(co.jp)”が存在する場合
→メールアドレスとして抽出しない。
(ii)電話番号
数字の「0」(半角,全角)から始まる文字列、「+」(半角,全角)から始まる文字列、「TEL:」(半角、大文字,小文字)から始まる文字列、「TEL:+」(半角、大文字,小文字)から始まる文字列が電話番号として抽出され得る。
まず、数字の「0」または「+」から始まる文字列を電話番号として認識する手法を説明する。
数字の「0」または「+」から始まり、下記で構成された文字列(各文字は、半角、全角を問わない)とし、「0」を含めて(+も含める)たとえば10桁以上32桁までとする。
(1)ナンバー 「#」
(2)アスタリスク 「*」
(3)数字 「0」〜「9」
(4)カンマ 「,」
(5)「P」,「p」
(6)ハイフン 「-」
(7)ダッシュ 「―」
(8)マイナス 「−」
(9)右カッコ 「(」
(10)左カッコ 「)」
但し、(6)〜(10)の文字が存在し、その次に続く文字が(1)〜(5)以外の場合、(6)〜(10)の文字以降を電話番号として抽出しない。
「0」(電話番号として認識する先頭の「0」)の直前の文字が(9)の場合のみ、(9)の文字も電話番号として抽出する。また、「0」(電話番号として認識する先頭の「0」)の直前の文字が数字の場合は、該当する文字列を電話番号として認識しない。
電話番号として抽出した文字列(「抽出文字列」ともいう)を、アドレス帳の該当項目に設定する際、抽出文字列を、所定の設定用文字群からなる文字列に変換する。変換の例は下記のとおりである。なお、設定用文字群は、数字「0」〜「9」、「#」、「*」、「,」、「P」を含む。
・全角文字を半角文字に変換する。
・(4)、(5)の文字が存在した場合には、これを「P」(大文字)に変換する。
・(7)、(8)の文字が存在した場合は、これをハイフン「-」に変換する。
・(9)、(10)の文字が存在した場合は、これを削除する。
以下に具体例を記す。
・文字列中に“090-1234-5678(10)”が存在する場合
→“090-1234-5678(10)”を電話番号として抽出し、“090-1234-567810”を設定する。
・文字列中に“0300001111P000p111,222”が存在する場合
→“0300001111P000p111,222”を電話番号として抽出し、“0300001111P000P111P222”を設定する。
・文字列中に“090-1234-5678(携帯)”が存在する場合
→“090-1234-5678”を電話番号として抽出、設定し、“(携帯)”は含めない。
・文字列中に“(03)-1234-5678---0000”が存在する場合
→“(03)-1234-5678”を電話番号として抽出し、“03-1234-5678”を設定する。“---0000”は含めない。
なお、電話番号として抽出する文字列は、「(」、「)」を除いて最大32桁とし、32桁を超える場合、その文字列を電話番号として認識しない。
ただし、その文字列中にポーズ(カンマ「,」、「P」、「p」)が存在する場合は、以下のように認識する。すなわち、ポーズ以降を対象文字列から除外し、対象文字列が32桁に収まる場合は、ポーズ以降を対象文字列から除外した残りを電話番号として認識する。ポーズ以降を対象文字列から除外しても、対象文字列が32桁に収まらない場合は、その文字列を電話番号として認識しない。
以下に具体例を記す。
・文字列中に“1234567890123456789012345”が存在する場合
→電話番号として抽出しない。
・文字列中に“01245678901245678901234567890123456789”が存在する場合
→電話番号として抽出しない。
・文字列中に“01234567890123456789p012345P67,890123456789”が存在する場合
→“01234567890123456789p012345P67”を1つ目の電話番号として抽出し、“01234567890123456789P012345P67”を設定する。
・文字列中に“01234567890123456789p012345P67,09011111111”が存在する場合
→“01234567890123456789p012345P67”を1つ目の電話番号として抽出し、“01234567890123456789P012345P67”を設定する。さらに、“09011111111”を2つ目の電話番号として抽出し、設定する。
次に、「TEL:」または「TEL:+」から始まる文字列を電話番号として認識する手法を説明する。
「TEL:」を先頭とし、上記(1)〜(5)で構成された文字列とし、10桁以上32桁分までとする(「TEL:」は除く、「+」は含める)。
但し、この場合も、(6)〜(10)が存在し、その次に続く文字が(1)〜(5)以外の場合、(6)〜(10)の文字以降を電話番号として抽出しない。
電話番号として抽出した文字列(抽出文字列)を、アドレス帳の該当項目に設定する際、抽出文字列をアドレス帳設定用の文字列に変換する。先頭の「TEL:」を削除する以外は、上述と同様であるので、ここでの説明を繰返さない。
以下に具体例を記す。
・文字列中に“TEL:(03)-1234-5678”が存在する場合
→“TEL:(03)-1234-5678”を電話番号として抽出し、“03-1234-5678”を設定する。
・文字列中に“TEL:0300001111P000p111,222”が存在する場合
→“TEL:0300001111P000p111,222”として抽出し、“0300001111P000P111P222”を設定する。
・文字列中に“TEL:+(81)-1234-5678”が存在する場合
→“TEL:+(81)-1234-5678”を電話番号として抽出し、“+81-1234-5678”を設定する。“+”も含める。
・文字列中に“TEL:+(81)-1234-5678(海外)”が存在する場合
→“TEL:+(81)-1234-5678”を電話番号として抽出し、“+81-1234-5678”を設定する。“(海外)”は含めない。
・文字列中に“TEL:(03)-1234-5678---0000”が存在する場合
→“TEL:(03)-1234-5678”を電話番号として抽出し、“03-1234-5678”を設定する。“---0000”は含めない。
電話番号として抽出する文字列は、「TEL:」、「(」、「)」を除いて最大32桁とし、32桁を超える場合、その文字列を電話番号として認識しない。
ただし、その文字列中にポーズが存在する場合は、上記と同様とする。
以下に具体例を記す。
・文字列中に“1234567890123456789012345”が存在する場合
→電話番号として抽出しない。
・文字列中に“01245678901245678901234567890123456789”が存在する場合
→電話番号として抽出しない。
・文字列中に“01234567890123456789p012345P67,890123456789”が存在する場合
→”01234567890123456789p012345P67”を1つ目の電話番号として抽出し、“01234567890123456789P012345P67”を設定する。
・文字列中に“01234567890123456789p012345P67,09011111111”が存在する場合
→“01234567890123456789p012345P67”を1つ目の電話番号として抽出し、“01234567890123456789P012345P67”を設定する。さらに、“09011111111”を2つ目の電話番号として抽出し、設定する。
(iii)氏名
一時メモを構成する文字列のうち、Eメールアドレスおよび電話番号として抽出した文字列を削除した文字列を、「残りの文字列」とする。
残りの文字列の先頭から最初の改行コードまでの最大32文字を、氏名(名前または姓)として抽出する。ただし、最初の改行コードまでに文字が含まれなかった場合は、次の改行コードまでを対象とする。
なお、アドレス帳にメモの項目がある場合には、残りの文字列全体をメモとして設定してもよい(氏名として抽出した文字列を削除しない)。
本実施の形態の文字認識処理によると、一度に複数の電話番号やEメールアドレスを抽出することが可能である。その場合、図16(C)の新規アドレス画面には、複数の電話番号,複数のEメールアドレスが表示されるものとする。
(6)テキストファイル保存について
テキストファイル保存については、図8および図17を参照しながら説明する。図17は、図7のステップS120において「テキスト保存」が選択された場合に表示される画面の遷移例を示す図である。
図8を参照して、ステップS232において、一時メモ制御部100は、ミドルウェアに対し、ファイル登録アプリの起動指示を出力する。これにより、ミドルウェアは、ROM402に記憶されたファイル登録アプリを起動する。この処理が終わると、一時メモアプリは終了される(ステップS233)。
次に、貼り付け制御部108は、一時保存された文字をファイル登録アプリの指定領域に貼り付ける(ステップS234)。ファイル登録アプリは、指定した領域に一時記憶されている文字データが引用された新規テキストファイルを作成し、図17(A)のようなテキスト画面551を表示する。テキスト画面551には、図11(B)に示された一時メモの内容が貼り付けられている。なお、テキスト画面551を表示することなく、後述するファイル名入力画面552に遷移してもよい。
この場合も、貼り付け制御部108は、テキストアプリを起動して初期化する際に、まず、上記特定領域に記憶された先頭アドレスが示す領域(一時メモ領域)の文字データを、テキストアプリのワーキングエリアにコピーする(または移動させる)。これにより、テキストの本文領域に一時メモが入力された状態(貼り付けられた状態)で、テキスト画面を表示させることができる。
このような貼り付け処理が終わると、上記と同様の理由でRAM401の特定領域を初期化するものとする。
テキストファイルが作成された後に決定キー215が押下されると、図17(B)に示すようなファイル名入力画面552が表示される(ステップS2335)。ファイル名入力画面552には、貼り付け制御部108が、テキストファイルの本文のうち所定数の文字を表示させる。たとえば、貼り付け制御部108は、先頭から最大196文字(改行コードが含まれていれば改行コード直前まで)をファイル名初期値に設定する。ただし、改行コードに遭遇した時点で、ファイル名有効文字が含まれなかった場合は、次に遭遇する改行コードまでとする。入力文字列末尾に達してもファイル名有効文字が含まれなかった場合は、ファイル名は未入力とする。ファイル名入力画面552において、ユーザはファイル名を編集することができる。
さらに、決定キー215が押下されると、図17(C)に示されるような、テキストファイルの保存先を選択するための画面553が表示される。
図17(C)を参照して、選択画面553には、複数のフォルダの画像が表示され、そのうちの一つが選択表示される。選択画面553の下部には、ファイル名が入力された領域554が表示される。なお、ファイル名入力画面552を表示することなく、ファイル名を自動で生成・決定し、選択画面553に遷移してもよい。
なお、ユーザに対し、フラッシュメモリ403のテキスト領域4035(本体)に保存するか、着脱可能な記録媒体26A(外部)に保存するか、などをさらに選択させてもよい。
選択画面553が表示された状態で決定キー215が押下されると、テキストファイルの保存先のフォルダが選択される。そうすると、図17(D)に示すように、選択されたフォルダが開かれて、「ここに保存」というメッセージが表示される。この状態でさらに決定キー215が押下されると、ファイル登録アプリは、ユーザからの指示に応じた保存先(たとえばフラッシュメモリ403のメモ領域4031)に、作成したテキストファイルを保存する(ステップS236)。
以上の処理が終わると、割り込み処理は終了されて、メイン表示部16の表示は、一時メモキー224が押下される前の状態に戻る。
(マルチ起動について)
次に、マルチ起動の動作について説明する。
(メールアプリとのマルチ起動)
はじめに、図9および図18を参照して、メールアプリとのマルチ起動の動作について説明する。図18は、メールアプリとのマルチ起動である場合の画面遷移例を示す図である。
図9を参照して、ステップS302において、一時メモ制御部100は、RAM401上の所定バイト分の領域を確保し、確保した領域(一時メモ領域)を初期化する。また、一時メモ制御部100は、RAM401上の特定領域に、一時メモ領域の先頭アドレスを記録する(ステップS304)。なお、このステップS302およびS304の処理は、シングル起動の場合のステップS108およびS110と同様である。
次に、メールアプリ(抽出部112)は、表示中のメールの表示対象領域の全内容を抽出し、一時メモ制御部100に出力する(ステップS306)。一時メモ制御部100は、抽出された文字データをRAM401の一時メモ領域に記録する(ステップS307)。
具体的には、メールアプリ起動中(特定起動状態)に一時メモキー224が押下されると、メールアプリは、表示中のメールにおける送信日時、タイトル、本文それぞれの文字列の先頭アドレスを抽出し、一時メモ制御部100に出力する。一時メモ制御部100は、受け取った先頭アドレスに基づいて、送信日時、タイトルおよび本文の文字データを読み出して、一時メモ領域に記録する。なお、各項目の区切りには、改行コードが挿入されることが好ましい。また、さらに送信者を示す文字データも抽出することとしてもよい。または、送信日時およびタイトルは必須ではなく、少なくとも本文の文字データが抽出されればよい。
表示処理部104は、メイン表示部16に、抽出された文字列が含まれた状態の一時メモ入力画面を表示する(ステップS308)。ステップS308において表示される画面には、抽出された文字列の先頭に引用符が付加されてもよい。
一時メモキー224が押下される直前に、図18(A)のような受信メールが表示されていたと仮定する。その場合、図18(B)に示すように、メイン表示部16の表示領域の右半分の領域に、一時メモ入力画面が表示される。一時メモ入力画面には、タイトル(件名)、送信日時、本文が、改行されて引用されている。
その状態で、決定キー215が押下されると、入力処理部102は、文字の編集を受付け、編集に基づく文字データを一時メモ領域に記録する(ステップS310)。図18(C)には、一時メモの編集画面が表示されている。
一時メモ制御部100は、さらに、決定キー215が押下されたか否かを判断する(ステップS312)。決定キーが押下されるまで文字の編集が受付けられる(ステップS312においてNO)。決定キー215が押下されたと判断した場合(ステップS312においてYES)、上述のステップS118に戻り、シングル起動の場合と同様の処理が実行される。
なお、メールアプリとのマルチ起動の際に、ステップS120で「メール作成」の項目が選択された場合には(ステップS202で「メール」)、ステップS204の処理(起動処理)をスキップして、ステップS206の処理が実行される。あるいは、サブメニューのうち「メール作成」の項目が選択できないようにしてもよい。
このように、メールアプリとのマルチ起動の場合、一時メモキー224を押下するだけで、参照しているメールの全内容が一時メモ登録される。したがって、ユーザは、文字の選択やコピー&ペーストといった操作をする必要がなく、操作負担を軽減することができる。
(ブラウザアプリとのマルチ起動)
次に、図10および図19を参照して、ブラウザアプリとのマルチ起動の動作について説明する。図19は、ブラウザアプリとのマルチ起動である場合の画面遷移例を示す図である。
図10を参照して、ステップS402において、一時メモ制御部100は、RAM401上の所定バイト分の領域を確保し、確保した領域(一時メモ領域)を初期化する。また、一時メモ制御部100は、RAM401上の特定領域に、一時メモ領域の先頭アドレスを記録する(ステップS404)。なお、このステップS402およびS404の処理も、シングル起動の場合のステップS108およびS110と同様である。
次に、ブラウザアプリ(特定制御部110)は、表示中のページにおいて、文字列が選択されているか否かを判断する(ステップS405)。文字列が選択されていないと判断した場合(ステップS405においてNO)、ステップS406に進む。一方、文字列が選択されていると判断した場合(ステップS405においてYES)、ステップS407に進む。
ステップS406において、ブラウザアプリ(抽出部112)は、表示中のページのタイトルおよびURLの文字データを抽出し、一時メモ制御部100に出力する。
ステップS407において、ブラウザアプリ(抽出部112)は、選択された文字列データを抽出し、一時メモ制御部100に出力する。
ステップS406またはS407の処理の後、一時メモ制御部100は、抽出された文字列データをRAM401の一時メモ領域に記録する(ステップS408)。
表示処理部104は、メイン表示部16に、抽出された文字列が含まれた状態の一時メモ入力画面を表示する(ステップS409)。ステップS409において表示される画面には、抽出された文字列の先頭に引用符が付加されてもよい。
ブラウザ起動中(特定起動状態)に一時メモキー224が押下されると、ブラウザアプリは、たとえば、文字列選択状態であれば、その文字列の先頭アドレスと終了アドレスとを一時メモ制御部100に出力する。文字列選択状態でなければ、表示中のページにおける所定の各項目(タイトル,URL)の先頭アドレスと終了アドレスとを一時メモ制御部100に出力する。一時メモ制御部100は、受け取った先頭アドレスおよび終了アドレスに記録された文字データを読み出して、一時メモ領域に記録する。
この場合も、各項目の区切りには、改行コードが挿入されることが好ましい。なお、文字列選択状態でない場合、タイトルおよびURLの他、たとえば、ページの本文領域の文字群のうち先頭から所定数の文字列も、抽出されることとしてもよい。
一時メモキー224が押下される直前に、図19(A)のようなページが表示されていたと仮定する。文字列が選択されていない状態で一時メモキー224が押下された場合、図19(B)に示すような一時メモ入力画面が表示される。文字列が選択された状態で一時メモキー224が押下された場合、図19(C)に示すような一時メモ入力画面が表示される。
図19(B)を参照して、メイン表示部16の表示領域の右半分の領域に、一時メモ入力画面が表示されている。一時メモ入力画面には、表示されていたページのタイトルおよびURLが改行されて表示されている。
図19(C)を参照して、メイン表示部16の表示領域の右半分の領域に、一時メモ入力画面が表示されている。一時メモ入力画面には、表示されていたページのうち選択されていた文字列が表示されている。
図19(B)または(C)の状態で、決定キー215が押下されると、入力処理部102は、文字の編集を受付け、編集に基づく文字データを一時メモ領域に記録する(ステップS410)。図19(D)には、一時メモの編集画面が表示されている。
一時メモ制御部100は、さらに、決定キー215が押下されたか否かを判断する(ステップS412)。決定キー215が押下されるまで文字の編集が受付けられる(ステップS412においてNO)。決定キー215が押下されたと判断した場合(ステップS412においてYES)、上述のステップS118に戻り、シングル起動の場合と同様の処理が実行される。
なお、ブラウザとのマルチ起動の際に、ステップS120で「Web検索」の項目が選択された場合には(ステップS202で「WEB」)、ステップS220の処理(起動処理)をスキップして、ステップS222の処理が実行されてよい。
また、ブラウザとのマルチ起動の場合、文字列が選択された状態と文字列が選択されていない状態との両方の処理を設けたが、いずれか一方のみ可能としてもよい。その場合、たとえば、文字列が選択されていない場合に一時メモキー224が押下されたときには、シングル起動の場合と同様の画面(図11(A))が表示される。
このように、ブラウザとのマルチ起動においては、選択された文字列を一時メモ入力画面に引用することができる。したがって、ユーザが利用したい情報(文字列)を選択して一時メモキー224を押下すると、その情報が引用された一時メモ入力画面が表示される。さらに、貼り付け先を選択すれば、その情報を簡単にメモ登録したり、テキストファイル保存したり、メール送信したりすることができる。
なお、メールアプリとのマルチ起動においても同様に、選択された文字列を一時メモ入力画面に引用可能としてもよい。
上述のように、携帯情報端末1によると、シングル起動およびマルチ起動のいずれの場合においても、ユーザが一時メモキー224を1回押下するだけで、一時メモ入力画面が表示される。そのため、ユーザは簡単な操作で、メモを一時保存することができる。また、ユーザは一時メモの貼り付け先をサブメニューから選択するだけで、選択されたアプリケーションに一時メモの引渡しが行なわれる。つまり、各アプリに縛られないソフトである一時メモアプリによって、簡単な操作で、選択されたアプリケーションの文字入力領域に、一時保存した文字列を貼り付けられる。したがって、簡単な操作で、一時メモの内容を、異なるアプリケーションでの文字情報として柔軟に利用することができる。
また、マルチ起動の場合、参照しているデータの全体あるいは一部を引用して一時メモ登録ができる。さらに、一時メモ入力画面において、他のアプリケーションから引用された文字の編集や、ユーザのコメントの追記も可能である。そのため、スムーズに一時メモの二次利用をすることができる。
なお、本実施の形態における携帯情報端末1は、一時メモ登録のための専用のハードウェアキー(一時メモキー224)を設けることとしたが、このような形態に限定されるものではない。携帯情報端末1(の操作部22)は、少なくとも上記待受け状態において、一度の操作(押下)で一時メモアプリを起動させることができるボタンを有していればよい。したがって、たとえば、他の機能を有するキーに一時メモアプリを起動させる機能を割り当てて、待受け状態に該当のキーが押下されると一時メモアプリが起動されるようにしてもよい。または、携帯情報端末1のメイン表示部16がタッチパネルを有し、操作部22の機能も兼ねる場合、待受け状態にメイン表示部16の所定の領域に、一時メモアプリを起動させるためのボタンを表示させてもよい。
あるいは、操作部22が必ずしも一度の操作で一時メモアプリを起動させることのできるボタンを有する必要はなく、メイン表示部16に表示されるメニューのうちの1つの項目として表示することとしてもよい。その場合、メニューから一時メモ登録の項目が選択されたときに、一時メモ制御部100は、一時メモアプリを起動する。
また、本実施の形態においては、RAM401上の特定領域を用いて、一時メモの引渡しをすることとした。しかしながら、このような手法に限定されるものではなく、たとえば、一時メモアプリが、一時メモ領域を特定するためのポインタ(先頭アドレスを含む位置情報)を、選択されたアプリケーションに出力することとしてもよい。その場合、選択されたアプリケーションにポインタが引き渡された時点で、一時メモアプリは終了される。また、一時メモアプリ以外のアプリケーションは、一時メモアプリからポインタを受付けた場合にのみ、上述のような貼り付け制御を実行するものとする。
また、上述のような一時メモアプリを、プログラム(一時文字保存プログラム)として提供することもできる。本実施の形態の一時メモアプリによると、携帯情報端末にダウンロードされるだけで、他のアプリケーションおよび/またはミドルウェアの処理手順を書き換えることなく、上述のような一時メモの引渡しを行なうことができる。
このようなプログラムは、メモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記憶された記憶媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態における携帯情報端末の概要を示す図である。 本発明の実施の形態における携帯情報端末の外観を示す図である。 本発明の実施の形態における携帯情報端末の第1の筐体および第2の筐体の内表面を示す図である。 本発明の実施の形態における携帯情報端末のハードウェア構成を示すハードウェアブロック図である。 本発明の実施の形態における携帯情報端末の操作部が有する複数のキーの配置例を示す図である。 本発明の実施の形態における携帯情報端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態において一時メモキーが押下された場合に実行される割り込み処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態において一時メモキーが押下された場合に実行される割り込み処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態において一時メモキーが押下された場合に実行される割り込み処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態において一時メモキーが押下された場合に実行される割り込み処理を示すフローチャートである。 シングル起動の場合の一時メモ入力画面の遷移例を示す図である。 図7のステップS120において「メモ帳登録」が選択された場合に表示される画面例を示す図である。 図7のステップS120において「メール作成」が選択された場合に表示される画面の遷移例を示す図である。 図7のステップS120において「スケジュール帳に登録」が選択された場合に表示される画面の遷移例を示す図である。 図7のステップS120において「Web検索」が選択された場合に表示される画面の遷移例を示す図である。 図7のステップS120において「アドレス帳登録」が選択された場合に表示される画面の遷移例を示す図である。 図7のステップS120において「テキスト保存」が選択された場合に表示される画面の遷移例を示す図である。 メールプログラムとのマルチ起動である場合の画面遷移例を示す図である。 ブラウザプログラムとのマルチ起動である場合の画面遷移例を示す図である。
符号の説明
1 携帯情報端末、7 アンテナ、10 第1の筐体、10A ヒンジ部、12 サブ表示部、14 撮像部、16 メイン表示部、18 再生回路、19 スピーカ、20 第2の筐体、22 操作部、24 マイクロフォン、25 計時部、26 アクセス部、26A 記録媒体、30 制御部、36 通信制御部、37 無線部、38 音声信号処理部、40 記憶部、100 一時メモ制御部、102 入力処理部、104 表示処理部、106 指示受付部、107 文字認識部、108 貼り付け制御部、110 特定制御部、112 抽出部、224 一時メモキー、215 決定キー、220 第1キー群、230 第2キー群、300 携帯端末網、302 基地局、303 情報提供サーバ、304 メールサーバ、306 インターネット、308 ウェブサーバ、401 RAM、402 ROM、403 フラッシュメモリ。

Claims (9)

  1. 文字の入力を受付け可能な携帯情報端末であって、
    ユーザからの指示の入力を受付けるための操作手段と、
    表示手段と、
    文字の一時保存機能を実現するための第1のプログラムと、文字の入力に関連し、かつ各々が固有の機能を有する複数の第2のプログラムと、前記携帯情報端末の動作のための情報とを記憶するための記憶手段と、
    前記操作手段より前記第1のプログラムの起動指示が入力された場合に、前記第1のプログラムに基づき、前記表示手段にメモ入力領域を表示するとともに文字の一時保存を制御するための一時保存制御手段とを備え、
    前記一時保存制御手段は、
    前記操作手段を介してユーザからの文字の入力を受付けて、入力された文字の全てを前記記憶手段に一時保存する処理を行なうための入力処理手段と、
    前記入力処理手段が受付けた文字を前記メモ入力領域に表示させる処理を行ない、かつ、ユーザの文字入力完了の指示が入力されたことに応じて、前記複数の第2のプログラムそれぞれに固有の機能を示す機能情報を一覧表示するための表示処理手段と、
    前記複数の第2のプログラムのうち、前記記憶手段に一時保存された文字の全てを引き渡す対象となるプログラムを特定するために、複数の前記機能情報のうち1つの選択を、貼り付け指示として受付けるための指示受付手段とを含み、
    前記指示受付手段が前記貼り付け指示を受付けたことに応じて、前記貼り付け指示により特定される特定プログラムが起動されると、起動されたプログラムによって前記表示手段に表示される画面の文字入力領域に、前記一時保存された文字の全てを貼り付けた状態で表示するための制御を行なう貼り付け制御手段をさらに備え、
    前記一時保存制御手段は、前記指示受付手段が前記貼り付け指示を受付けたことに応じて、前記特定プログラムの起動指令を出力し、前記特定プログラムを起動する処理が終わると、前記第1のプログラムを終了させ、
    前記一時保存制御手段は、
    前記複数の第2のプログラムのうちいずれかが起動されている状態で、前記操作手段を介してユーザからの一時保存の指示を受付けると、前記起動されている第2のプログラムを維持したまま前記第1のプログラムを起動するとともに、前記起動されている第2のプログラムが保持している文字を前記記憶手段に一時保存する処理を行ない、
    前記起動されている第2のプログラムによって前記表示手段に表示される画面上に重ねて、前記メモ入力領域を前記第2のプログラムが保持している文字を貼り付けた状態で表示する、携帯情報端末。
  2. 前記一時保存制御手段は、前記起動されている第2のプログラムを維持したまま、前記メモ入力領域に表示された文字をユーザからの指示に応じて編集するための編集手段をさらに含む、請求項1に記載の携帯情報端末。
  3. 通信制御を行なうための通信制御手段をさらに備え、
    前記複数の第2のプログラムは、前記通信制御手段を介したメール機能を実現するためのメールプログラムを含み、
    前記起動されたプログラムが前記メールプログラムである場合、前記文字入力領域は、メールの本文領域を含む、請求項1または2に記載の携帯情報端末。
  4. 前記複数の第2のプログラムは、ウェブ検索機能を実現するためのウェブブラウザを含み、
    前記起動されたプログラムが前記ウェブブラウザである場合、前記文字入力領域は、検索文字の入力領域を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯情報端末。
  5. 前記複数の第2のプログラムは、アドレス登録の機能を実現するためのアドレスプログラムを含み、
    前記アドレスプログラムは、前記文字入力領域として、氏名を表示する第1領域と、電話番号を表示する第2領域と、メールアドレスを表示する第3領域とを含み、
    前記一時保存制御手段は、前記特定プログラムが前記アドレスプログラムである場合、前記アドレスプログラムに引き渡す文字のうちから、氏名、電話番号およびメールアドレスのうち少なくともいずれかを示す文字列を互いに区別するために、前記一時保存された文字の認識処理を実行するための認識処理手段をさらに含み、
    前記貼り付け制御手段は、前記起動されたプログラムが前記アドレスプログラムである場合、前記認識処理に基づいて区別された文字列を、前記文字入力領域に含まれる前記第1領域、前記第2領域、前記第3領域のうちそれぞれ対応する領域に貼り付ける、請求項1〜4のいずれかに記載の携帯情報端末。
  6. 前記操作手段は、一度の操作で前記起動指示を受け付けるためのボタンを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の携帯情報端末。
  7. 前記携帯情報端末の動作のための情報は、前記一時保存された文字のデータを含み、
    前記記憶手段は、
    前記第1のプログラムおよび前記第2のプログラムを記憶するための不揮発性の記憶装置と、
    前記一時保存された文字のデータを記憶するための揮発性の記憶装置とを含む、請求項1〜6のいずれかに記載の携帯情報端末。
  8. 文字の入力を受付け可能な携帯情報端末であって、
    ユーザからの指示の入力を受付けるための操作手段と、
    表示手段と、
    文字の一時保存機能を実現するための第1のプログラムと、文字の入力に関連し、かつ各々が固有の機能を有する複数の第2のプログラムとを記憶するための不揮発性の記憶装置と、前記携帯情報端末の動作のための情報を記憶するための揮発性の記憶装置とを含む記憶手段と、
    前記操作手段より前記第1のプログラムの起動指示が入力された場合に、前記第1のプログラムに基づき、前記表示手段にメモ入力領域を表示するとともに文字の一時保存を制御するための一時保存制御手段とを備え、
    前記一時保存制御手段は、
    前記操作手段を介してユーザからの文字の入力を受付けて、入力された文字の全てを前記揮発性の記憶装置に一時保存する処理を行なうための入力処理手段と、
    前記入力処理手段が受付けた文字を前記メモ入力領域に表示させる処理を行ない、かつ、ユーザの文字入力完了の指示が入力されたことに応じて、前記複数の第2のプログラムそれぞれに固有の機能を示す機能情報を一覧表示するための表示処理手段と、
    前記複数の第2のプログラムのうち、前記揮発性の記憶装置に一時保存された文字の全てを引き渡す対象となるプログラムを特定するために、複数の前記機能情報のうち1つの選択を、貼り付け指示として受付けるための指示受付手段とを含み、
    前記貼り付け指示により特定されるプログラムが前記複数の第2のプログラムのうちメモ登録機能を実現するためのメモプログラムであるとき、前記メモプログラムに従い前記一時保存された文字の全てを前記不揮発性の記憶装置に登録する制御を行ない、かつ、前記貼り付け指示により特定されるプログラムが前記メモプログラム以外のプログラムのときには、前記指示受付手段が前記貼り付け指示を受付けたことに応じて、前記貼り付け指示により特定されるプログラムが起動されると、起動されたプログラムによって前記表示手段に表示される画面の文字入力領域に、前記一時保存された文字の全てを貼り付けた状態で表示するための制御を行なう貼り付け制御手段をさらに備え、
    前記一時保存制御手段は、前記指示受付手段が前記貼り付け指示を受付けたことに応じて、前記特定されるプログラムの起動指令を出力し、前記特定されるプログラムを起動する処理が終わると、前記第1のプログラムを終了させ、
    前記複数の第2のプログラムのうちいずれかが起動されている状態で、前記操作手段を介してユーザからの一時保存の指示を受付けると、前記起動されている第2のプログラムを維持したまま前記第1のプログラムを起動するとともに、前記起動されている第2のプログラムが保持している文字を前記記憶装置に一時保存する処理を行ない、
    前記起動されている第2のプログラムによって前記表示手段に表示される画面上に重ねて、前記メモ入力領域を前記第2のプログラムが保持している文字を貼り付けた状態で表示する、携帯情報端末。
  9. ユーザからの指示の入力を受付けるための操作部と、表示部と、文字の入力に関連し、かつ各々が固有の機能を有する複数のプログラムを記憶するための記憶部と、演算処理部とを有する携帯情報端末において文字の一時保存機能を実現するためのプログラムであって、
    前記表示部にメモ入力領域を表示するステップと、
    前記操作部を介してユーザからの文字の入力を受付けて、入力された文字の全てを前記記憶部に一時保存する処理を行なうステップと、
    受付けた文字を前記メモ入力領域に表示させる処理を行なうステップと、
    ユーザの文字入力完了の指示が入力されたことに応じて、前記複数のプログラムそれぞれに固有の機能を示す機能情報を一覧表示するステップと、
    前記複数のプログラムのうち、前記記憶部に一時保存された文字の全てを引き渡す対象となるプログラムを特定するために、複数の前記機能情報のうち1つの選択を、貼り付け指示として受付けるステップと、
    前記貼り付け指示を受付けたことに応じて、前記引き渡す対象となるプログラムの起動指令を出力し、前記引き渡す対象となるプログラムを起動する処理が終わると、自プログラムを終了するステップとを含み、
    前記一時保存する処理を行なうステップは、前記複数のプログラムのうちいずれかが起動されている状態で、前記操作部を介してユーザからの一時保存の指示を受付けると、当該起動されているプログラムを維持したまま一時保存する処理を有効化するとともに、前
    記起動されているプログラムが保持している文字を前記記憶部に一時保存する処理を行なうステップを含み、
    前記メモ入力領域に表示させる処理を行なうステップは、前記起動されているプログラムによって前記表示部に表示される画面上に重ねて、前記メモ入力領域を前記起動されているプログラムが保持している文字を貼り付けた状態で表示するステップを含む、一時文字保存プログラム。
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