JP5078419B2 - 発光モジュールおよび受光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、映像信号、音声信号、デジタルデータ信号などの情報データを、光空間送信器と光空間受信器との間で、自由空間を介して光信号で伝送する光空間伝送システムにおける光空間送信器および光空間受信器等に用いる発光モジュールおよび受光モジュールに関するものである。
自由空間を介して光信号で伝送する光空間伝送システムは、光の広帯域性により、電波を用いた無線伝送と比較して高速な伝送が可能となることが大きな特徴である。この光空間伝送システムの光空間送信器および光空間受信器を携帯機器へ組込む場合には、それに用いる発光モジュールおよび受光モジュールにも薄型化・小型化が必要となる。
薄型化の必要性は、光空間送信器および光空間受信器に用いる発光モジュールおよび受光モジュールに限らず、携帯機器に組み込む照明装置などの発光モジュールにおいても必要となる。薄型化を可能とする従来の発光モジュールとしては、光源からの出射光の出射角を変更するためにフレネルレンズを用いているものがあった(例えば、特許文献1参照)。図29は、前記特許文献1に記載された従来の照明装置の発光モジュールを示すものである。
図29において、発光モジュールは光源1とレンズ2から構成されている。レンズ2の出射面側には複数の屈折面3を形成することによりフレネルレンズとして作用し、光源1から出射した光を屈折して光軸4にほぼ平行な出射光を得ることができる。フレネルレンズは、連続した曲面からなる球レンズや非球面レンズと比較すると、レンズ部を板状に薄くすることができるため、薄型化が容易であるという特徴がある。しかし、屈折面3の傾斜角などの加工上の限界のために、光源1からの出射光の受入角2βに限界があった。このために、光源1が広い出射角を有する場合には、発光モジュールから効率よく光を出射することができなかった。
また、前記特許文献1には、光源1からの出射光の受入角を拡げる構成についても提示されていた。図30は、前記特許文献1に記載された、他の従来の照明装置の発光モジュールを示すものである。
図30においては、レンズ12に図29と同様の屈折面13を設けていると共に、さらに入射面側に複数の反射面15を設けていた。光源1から出射した出射角2β以上の光の一部は、この反射面15で反射して、レンズ2の出射面側の平面部16から出射する構成としていた。これにより、光源1からの出射角2β以上の光の一部も出射する構成としていた。
また、入射光を電気信号に変換する従来の受光モジュールにおいても、入射光を受光素子に集光するための集光レンズとしてフレネルレンズを用いることにより薄型化を可能とするものがあった(例えば、特許文献2参照)。図32は、前記特許文献2に記載された、従来の受光モジュールを示すものである。
図32において、受光モジュール20は、集光レンズ21と受光素子22で構成される。集光レンズ21は、入射面に複数の屈折面23を設けたフレネルレンズであり、集光レンズ21によって入射光が受光素子に集光される。集光レンズ21にフレネルレンズを用いることにより、球面等の凸レンズを用いるよりも薄型化を可能としていた。
特開2005−49367号公報 特開平3−60080号公報
図31は、図29に示した従来の構成における発光モジュールのA部拡大図であるが、屈折面13の先端には光源1からの出射光が通過しないレンズの無効部分がある。このためレンズ12からの出射光には明るさのムラがあるという課題を有していた。
また、図30に示した前記従来の構成における発光モジュールでは、反射面15からの反射光を、出射面側の屈折面13が形成されていない周囲の平面部16から出射するので、屈折面13の直径d1より大きな直径d2が必要となり、レンズ12の口径が大きくなってしまうと言う課題を有していた。また、光源が発光ダイオード(LED)などの場合には、光軸14に直角な方向への放射光も大きな放射電力を有していることが多いが、光軸14に直角な方向への放射光を利用することができないという課題も有していた。
また、図33は、図32に示した従来の構成における受光モジュールのB部拡大図である。図33に図示したとおり、集光レンズ21にフレネルレンズを用いた場合、屈折面13の先端には入射光を集光することが出来ないレンズの無効部分がある。このため入射光の非集光領域が存在し、集光の効率が低下するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、出射光の明るさムラを低減すると共に、レンズの口径の拡大を抑えつつ光源1からの出射光の受入角を拡げることにより高効率化を可能とした発光モジュールを提供することを目的とする。また、光源の光軸と直角な方向への光源からの出射光を利用することにより高効率化を可能とし、出射光の明るさムラの低減も可能とした発光モジュールを提供することを目的とする。また、非集光領域の入射光を有効に受光素子に導くことにより、集光効率の高い受光モジュールを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の第1の発明の発光モジュールは、光源と、前記光源からの光を所定の指向特性に変更するレンズ部材からなり、前記レンズ部材の出射側には、複数の第1の屈折面と複数の第2の屈折面とを、同軸状に交互に配置し、前記第1の屈折面は、前記光源からの出射光のうち光軸に対して0度以上θ 0 度以下の範囲に出射される第1の出射光を屈折することによって所定の角度で出射すると共に、前記レンズ部材はさらに前記光源からの出射光のうち光軸に対して前記θ 0 度より外側の範囲に出射される第2の出射光を反射する反射部を備え、前記第2の出射光を、前記反射部で反射することにより前記第2の屈折面に導き、前記第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射し、前記反射部を、前記複数の第2の屈折面のそれぞれに対応した複数の反射面から構成し、前記複数の反射面からの反射光を、対応する前記複数の第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射する
上記第1の発明の発光モジュールによれば、レンズの口径の拡大を抑えつつ、光源の広い出射角の光を利用して高効率化が可能であると共に、出射光の明るさムラの低減も可能とした発光モジュールを得ることができる。
また上記第1の発明の発光モジュールによれば、光源の広い出射角の光を効率よく複数の第2の屈折面に導き、高効率な発光モジュールを得ることができる。
また本発明の第2の発明の発光モジュールは、第1の発明に従属する発明であって、前記反射部は、全反射面により構成している。
上記第2の発明の発光モジュールによれば、簡単にレンズ部材に反射部を形成することができる。
また本発明の第3の発明の発光モジュールは、第1または第2の発明に従属する発明であって、前記光源は、前記レンズ部材内に配置している。
また本発明の第4の発明の発光モジュールは、第1または第2の発明に従属する発明であって、前記レンズ部材は、前記第1の出射光が通過する範囲の外側に配置された入射面を備え、前記入射面から入射した光を前記反射部で前記第2の屈折面に導き、前記第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射する。
上記第3および第4の発明の発光モジュールによれば、簡単な構成で高効率な発光モジュールを得ることができる。
また本発明の第の発明の光空間信号伝送装置は、第1から第のいずれかの発明に従属する発明であって、前記光源の光軸側から見た前記反射部の設置範囲が、前記光源の光軸側から見た前記第1の屈折面の設置範囲以内とする構成を有している。
上記第の発明の発光モジュールによれば、レンズの口径を拡大することなく光源の広い出射角の光を利用することができ、高効率な発光モジュールを得ることができる。
また本発明の第の発明の発光モジュールは、光源と、前記光源からの光を所定の指向特性に変更するレンズ部材と、前記光源からの光を反射する反射部材とからなり、前記レンズ部材の出射側には、複数の第1の屈折面と複数の第2の屈折面とを、同軸状に交互に配置し、前記第1の屈折面は、前記光源からの出射光のうち光軸に対して0度以上θ 0 度以下の範囲に出射される第1の出射光を屈折することによって所定の角度で出射すると共に、記光源からの出射光のうち光軸に対して前記θ 0 度より外側の範囲に出射される第2の出射光を反射する前記反射部材を配置し、前記第2の出射光を、前記反射部材で反射することにより前記第2の屈折面に到達させ、前記第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射し、前記反射部材は、前記光源の側面から出射する光を反射し、前記レンズ部材は反射部を有し、前記反射部材が反射した反射光を前記レンズ部材の反射部で反射したのち、前記第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射し、前記反射部を、前記複数の第2の屈折面のそれぞれに対応した複数の反射面から構成し、前記複数の反射面からの反射光を、対応する複数の第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射する
上記第の発明の発光モジュールによれば、光源の広い出射角の光を利用することができ、高効率化が可能であると共に、出射光の明るさムラの低減も可能とした発光モジュールを得ることができる。
また上記第の発明の発光モジュールによれば、光源の側面から出射する光を有効に利用し、高効率な発光モジュールを得ることができる。
また上記第の発明の発光モジュールによれば、反射部材を小型化することができる。
また上記第の発明の発光モジュールによれば、光源の広い出射角の光を効率よく複数の第2の屈折面に導き、高効率な発光モジュールを得ることができる。
また本発明の第の発明の発光モジュールは、光源と、前記光源からの光を所定の指向特性に変更するレンズ部材と、前記光源からの光を反射する反射部材とからなり、前記レンズ部材の出射側には、複数の第1の屈折面と複数の第2の屈折面とを、同軸状に交互に配置し、前記第1の屈折面は、前記光源からの出射光のうち光軸に対して0度以上θ 0 度以下の範囲に出射される第1の出射光を屈折することによって所定の角度で出射すると共に、記光源からの出射光のうち光軸に対して前記θ 0 度より外側の範囲に出射される第2の出射光を反射する前記反射部材を配置し、前記第2の出射光を、前記反射部材で反射することにより前記第2の屈折面に到達させ、前記第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射し、前記レンズ部材はさらに、前記第1の出射光が通過する範囲の外側に配置された第3の屈折部を有し、前記反射部材の反射光を前記レンズ部材の第3の屈折部で屈折したのち、前記第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射する。
上記第の発明の発光モジュールによれば、反射部材を小型化することができる。
また本発明の第の発明の発光モジュールは、第の発明に従属する発明であって、前記第3の屈折部を、前記複数の第2の屈折面のそれぞれに対応した複数の第3の屈折面から構成し、前記複数の第3の屈折面からの屈折光を対応する複数の第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射する。
上記第の発明の発光モジュールによれば、光源の広い出射角の光を効率よく複数の第2の屈折面に導き、高効率な発光モジュールを得ることができる。
また本発明の第の発明の発光モジュールは、第1から第のいずれかの発明に従属する発明であって、前記複数の第2の屈折面を、前記光源から前記第1の屈折面に到達する出射光の光線に沿った角度で形成する。
上記第の発明の発光モジュールによれば、複数の第1の屈折面からの出射する光を妨げることなく複数の第2の屈折面を形成することができる。
また本発明の第10の発明の受光モジュールは、受光素子と、前記受光素子へ光を集光するレンズ部材からなり、前記レンズ部材の入射側には、複数の第1の屈折面と複数の第2の屈折面とを、同軸状に交互に配置し、前記第1の屈折面は、該第1の屈折面に入射する第1の入射光を屈折することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光すると共に、前記レンズ部材はさらに前記第1の屈折面で屈折されて集光される光が通過する範囲の外側に配置された反射部を備え、前記第2の屈折面に入射する第2の入射光を、前記第2の屈折面で屈折することによって前記反射部に導き、前記反射部で反射することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光し、前記反射部を、前記複数の第2の屈折面のそれぞれに対応した複数の反射面から構成し、複数の第2の屈折面からの屈折光を、対応する前記複数の反射面で反射することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光する構成としている。
上記第10の発明の受光モジュールによれば、レンズの口径の拡大を抑えつつ、集光効率を高めた受光モジュールを得ることができる。また、上記第10の発明の受光モジュールによれば、レンズの厚さを抑え、かつレンズの口径の拡大を抑えつつ、集光効率を高めた受光モジュールを得ることができる。
また本発明の第11の発明の受光モジュールは、第10の発明に従属する発明であって、前記反射部は、全反射面により構成している。
上記第11の発明の受光モジュールによれば、簡単なレンズの構成で、レンズの口径の拡大を抑えつつ、集光効率を高めた受光モジュールを得ることができる。
また本発明の第12の発明の受光モジュールは、第10または第11の発明に従属する発明であって、前記受光素子を、前記レンズ部材内に配置した構成としている。
上記第12の発明の受光モジュールによれば、レンズ部材と受光素子とを一体化した簡単な受光モジュールの構成で、レンズの口径の拡大を抑えつつ、集光効率を高めた受光モジュールを得ることができる。
また本発明の第13の発明の受光モジュールは、第10または第11の発明に従属する発明であって、前記レンズ部材は前記第1の屈折面で屈折されて前記受光素子へ集光される光が通過する範囲の外側に配置された出射面を備え、前記第2の入射光を前記第2の屈折面で屈折して前記反射部に導き、前記反射部で反射して前記出射面から出射させ、前記受光素子に向かう方向に光を集光する構成としている。
上記第13の発明の受光モジュールによれば、前記第1の屈折面で屈折されて前記受光素子へ集光される光についての集光効率に影響することなく、レンズの口径の拡大を抑えつつ、集光効率を高めた受光モジュールを得ることができる。
また本発明の第14の発明の受光モジュールは、第10から第13のいずれかの発明に従属する発明であって、前記レンズ部材の光軸方向から見た前記反射部の設置範囲が、前記レンズ部材の光軸方向から見た前記第1の屈折面の設置範囲以内とする構成を有している。
上記第14の発明の受光モジュールによれば、前記反射部の設置によってレンズの口径を拡大することなく、集光効率を高めた受光モジュールを得ることができる。
また本発明の第15の発明の受光モジュールは、受光素子と、前記受光素子へ光を集光するレンズ部材と、反射部材とからなり、前記レンズ部材の入射側には、複数の第1の屈折面と複数の第2の屈折面とを、同軸状に交互に配置し、前記第1の屈折面は、該第1の屈折面に入射する第1の入射光を屈折することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光すると共に、前記第1の屈折面で屈折されて集光される光が通過する範囲の外側に前記反射部材を配置し、前記第2の屈折面に入射する第2の入射光を、前記第2の屈折面で屈折することによって前記反射部材に導き、前記反射部材で反射することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光し、前記レンズ部材は反射部を有し、前記第2の入射光を、前記第2の屈折面で屈折して前記レンズ部材の反射部に導き、前記反射部で反射した反射光を前記反射部材で反射することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光し、前記反射部を、前記複数の第2の屈折面のそれぞれに対応した複数の反射面から構成し、前記複数の第2の屈折面からの屈折光を、対応する前記複数の反射面で反射したうえ、反射光を前記反射部材で反射することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光する構成としている。
上記第15の発明の受光モジュールによれば、前記複数の第1の屈折面で屈折されて前記受光素子へ集光される光についての集光効率に影響することなく、レンズの口径の拡大を抑えつつ、集光効率を高めた受光モジュールを得ることができる。
また上記第15の発明の受光モジュールによれば、レンズの厚さを抑え、かつレンズの口径の拡大を抑えつつ、集光効率を高めた受光モジュールを得ることができる。
また本発明の第16の発明の受光モジュールは、受光素子と、前記受光素子へ光を集光するレンズ部材と、反射部材とからなり、前記レンズ部材の入射側には、複数の第1の屈折面と複数の第2の屈折面とを、同軸状に交互に配置し、前記第1の屈折面は、該第1の屈折面に入射する第1の入射光を屈折することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光すると共に、前記第1の屈折面で屈折されて集光される光が通過する範囲の外側に前記反射部材を配置し、前記第2の屈折面に入射する第2の入射光を、前記第2の屈折面で屈折することによって前記反射部材に導き、前記反射部材で反射することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光し、前記レンズ部材は、前記第1の屈折面で屈折されて集光される光が通過する範囲の外側に配置された第3の屈折部を有し、前記第2の入射光を、前記第2の屈折面で屈折して前記レンズ部材の第3の屈折部に導き、前記第3の屈折部で屈折した屈折光を前記反射部材で反射することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光する構成としている。
上記第16の発明の受光モジュールによれば、前記複数の第1の屈折面で屈折されて前記受光素子へ集光される光についての集光効率に影響することなく、レンズの口径の拡大を抑えつつ、集光効率を高めた受光モジュールを得ることができる。
また本発明の第17の発明の受光モジュールは、第16の発明に従属する発明であって、前記第3の屈折部を、前記複数の第2の屈折面のそれぞれに対応した複数の第3の屈折面から構成し、前記複数の第2の屈折面からの屈折光を対応する複数の第3の屈折面で屈折する構成としている。
上記第17の発明の受光モジュールによれば、レンズの厚さを抑え、かつレンズの口径の拡大を抑えつつ、集光効率を高めた受光モジュールを得ることができる。
また本発明の第18の発明の受光モジュールは、第10から第17のいずれかの発明に従属する発明であって、前記複数の第2の屈折面を、前記入射光が前記第1の屈折面で屈折された屈折光の光線に沿った角度で形成した構成としている。
上記第18の発明の受光モジュールによれば、前記複数の第1の屈折面で屈折されて前記受光素子へ集光される光についての集光効率に影響することなく前記第2の屈折面を形成でき、レンズの口径の拡大を抑えつつ、集光効率を高めた受光モジュールを得ることができる。
本発明の発光モジュールによれば、薄型化が可能で出射光の明るさムラを低減し、また、レンズの口径の拡大を抑えつつ光源からの出射光の受入角を拡げることにより高効率化を可能とした発光モジュールを実現することができる。また、本発明の受光モジュールによれば、非集光領域の入射光を有効に受光素子に導くことにより、レンズの口径の拡大を抑えつつ、集光効率の高い受光モジュールを実現することができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1および図2は、本発明の実施の形態1における発光モジュールの平面図、および側面断面図である。また、図3は、本発明の実施の形態1における発光モジュールの要部側面断面図である。
図1から図3において、発光モジュール100は、主要部品として光源110とレンズ部材120から構成されている。光源110は、例えばLEDや半導体レーザ等を用いる。光源110は、場合によりパッケージ111に収納され、パッケージ111とレンズ部材120とは、筐体130により、相対位置が固定されている。光源110には、端子112から電気の変調信号が供給され、変調信号に対応して発光強度等が変化する光信号を光軸113方向に広がりを持って出射する。例えば光源110にLEDを用いた場合、光源110からの出射光は、光源110の光軸113からの出射角をθとすると、放射強度がcosθに比例するランバーシャン分布に近い広がりを持つ出射光となる。レンズ部材120は、光源からの光の広がり角を適当な広がり角に変換するために用いている。出射した光信号は、対向して設置される光空間受信器(図示せず)で受信されることにより、情報データの光空間伝送が実現される。発光モジュール100からの出射光の広がりが大きすぎると放射電力密度が小さくなり、光空間伝送システムの伝送距離が短くなってしまうので、レンズ部材120は主に、光源の出射光の広がり角を小さい広がり角に変換して出射するように設計する。このため、レンズ部材120の出射側には、複数の第1の屈折面121を設けており、光源110からの出射角が図3に示したθ0以内の光を屈折して、所望の角度の方向に出射している。図3では簡単な例として、光軸113に平行な光に変換する場合を示している。つまり、複数の第1の屈折面121は、一般的なフレネルレンズとして作用している。以上は、図29および図30で示した従来の発光モジュールと同様である。
次に、本発明の実施の形態1における発光モジュール100が従来の発光モジュールと異なる点について説明する。フレネルレンズは一般に、複数の屈折面の間を、光軸にほぼ平行な面でつないで構成される。図3の破線は、この一般的なフレネルレンズの形状を示している。しかし、既に図31を用いて説明したとおり、この一般的なフレネルレンズの形状には、光が透過しないレンズの無効部分が存在する。これが図3における斜線部分である。レンズ部材120では、この無効部分を取り除いた形としており、これにより複数の第2の屈折面122を形成している。複数の第2の屈折面122は、複数の第1の屈折面121と同軸上に交互に形成されることになる。なお、複数の第2の屈折面122は、光源110からの出射角がθ0以内の光がレンズ部材120内を進む光線114に沿って、レンズの無効部分のみを取り除いて形成することが望ましい。したがって、光源110から複数の第1の屈折面の最下端に到達する光の光線に沿った面で構成することが望ましい。これにより、複数の第2の屈折面122を形成することは、光源110からの出射角がθ0以内の光をレンズ部材120から出射する上で、光の損失を与えないことになる。そして、レンズ部材120の入射側には、全反射を用いた複数の反射面123が形成されている。複数の反射面123は、光源110からの出射角がθ0以内の光の通過範囲外に設けているので、やはり光源110からの出射角がθ0以内の光をレンズ部材120から出射する上で、光の損失を与えないことになる。複数の反射面123は、それぞれ複数の第2の屈折面122に対応しており、光源110からの出射角がθ0〜θ1の光を対応する複数の第2の屈折面122に向けて反射し、複数の第2の屈折面122では、その反射光を屈折してレンズ部材120から出射する。この際、レンズ部材120からの出射光が所望の角度となるように(図3においては、光軸と平行になるように)複数の反射面123の角度を設定している。
以上のように構成することにより、光源110からの出射角がθ0〜θ1の光は、図31で示した暗部に相当する部分から出射するので、出射光の明るさムラも改善することができる。また、複数の第1の屈折面121が形成された図3における直径doの範囲から、光源110からの出射角がθ0以内の光だけでなく、光源110からの出射角がθ0〜θ1の光も出射されることになり、直径doの範囲内の放射電力密度を高め、効率的な発光モジュール100が得られる。しかも、複数の反射面123の最大範囲(直径di)を、複数の第1の屈折面121の最大範囲(直径do)以内としておけば、複数の第1の屈折面121のみの場合からレンズ部材120の口径を大きくすることなく、発光モジュール100からの放射強度を高め効率を向上することができるのである。更に詳しく説明すると、図30に示した従来の照明装置の発光モジュールの構成においては、反射面15で反射した光を、屈折面13の範囲d1より外側から出射するため、必ずレンズ12の口径を大きくしなければならなかった。これに対して、本実施の形態1においては、複数の反射面123からの反射光を、複数の第1の屈折面121の範囲内に形成された複数の第2の屈折面122から出射する構成であるため、複数の第1の屈折面121の口径より大きくすることなく効率を向上することができる。
以上の通り、本実施の形態の構成によれば、レンズ部材120の出射側に複数の第2の屈折面122を複数の第1の屈折面121と交互に配置し、入射側に設けた複数の反射面123からの反射光を複数の第2の屈折面122で所望の角度に屈折して出射することにより、出射光の明るさムラを改善できるとともに、レンズ部材120の口径を大きくすることなく放射強度を高め効率も向上した優れた発光モジュール100を得ることができるのである。
なお、図1および図2に示した本実施の形態において、光源110をパッケージ111に納め、パッケージ111とレンズ部材120を筐体130で固定する構造としたが、本実施の形態の特徴はレンズ部材120にあり、光源110とレンズ部材120との固定構造は設計事項であって、他の構成でも同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施の形態において、複数の反射面123の最大範囲(直径di)を、複数の第1の屈折面121の最大範囲(直径do)以内としてレンズ部材120の口径を拡大しない構成としたが、図4のように複数の反射面223の最大範囲(直径di2)を、複数の第1の屈折面121の最大範囲(直径do)より大きくしても、レンズの口径の拡大を少なくしながら放射強度を高め効率を向上することができるとともに、出射光の明るさムラも改善するという効果が得られる。
また、本実施の形態において、レンズ部材120における光源110からの出射角がθ0以内の光の入射面124を平面としていた。しかし、図5におけるレンズ部材320の入射面324のように曲面の場合でも、複数の第1の屈折面321と交互に複数の第2の屈折面322を設け、複数の反射面323からの反射光を複数の第2の屈折面322で屈折して出射することにより同様の効果が得られる。あるいはレンズ部材120における光源110からの出射角がθ0以内の光の入射面にフレネルレンズ面を設けても構わない。
また、本実施の形態において、複数の反射面123を設けたが、参考形態として、図6に示したレンズ部材420のように、複数の反射面123の代わりに単一の反射面423を設けても構わない。この場合、複数の第2の屈折面122からの出射光の角度を全て最適な角度にすることは困難であるが、単一の反射面423の角度を適当に設計することにより、ほぼ所望の出射光の角度を得ることができ、出射光の明るさムラを改善できるとともに、放射強度を高め効率を向上することができるという同様の効果が得られる。
また、図6に示したレンズ部材420の代わりに、別の参考形態として、図7に示したレンズ部材520のように、レンズ部材520で光源110を封止する構成としても良い。この場合も、複数の第1の屈折面521と交互に複数の第2の屈折面522を設け、反射面523からの反射光を複数の第2の屈折面522で屈折して出射することにより、出射光の明るさムラを改善できるとともに、放射強度を高め効率を向上することができるという同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図8および図9は、本発明の実施の形態2における発光モジュールの平面図、および側面断面図である。また図10は、本発明の実施の形態2における発光モジュールの要部側面断面図であり、図11は、図10におけるB部の拡大図である。図8から図11において、図1から図3と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図8から図11において、発光モジュール600は、主要部品として光源110とレンズ部材620から構成されている。光源110は例えばLED等であり、カソード電極612aにボンディングされ、アノード電極612bとワイヤー612cで電気的に接続されている。レンズ部材620と、カソード電極612a、アノード電極612bとは、樹脂などを材料とする筐体630で固定されている。また、カソード電極612aには、反射部材641が設置されている。反射部材641は例えば逆円錐の内面形状の光の反射面を有しており、カソード電極612a上に固着しても良いし、カソード電極612aの材料でカソード電極612aと一体形成することも可能である。
レンズ部材620の出射側には、図3におけるレンズ部材120と同様、複数の第1の屈折面121を設けており、光源110からの出射角がθ0以内の光を屈折して、所望の角度の方向に出射する。また、一般的なフレネルレンズにおける無効部分を取り除いた形で、複数の第2の屈折面122を形成していることも図3におけるレンズ部材120と同様である。本実施の形態2が、図3に示した実施の形態1と異なる点は、光源110の側面から出射する光を反射部材641で反射し、つぎにレンズ部材620の入射側に設けた複数の反射面623で反射し、その光を複数の第2の屈折面122によりレンズ部材620から所望の角度で出射していることである。つまり、図3に示した実施の形態1では、図3における出射角がθ0〜θ1の光を利用する構成としていたが、それに対して本実施の形態2では、光源の側面からの出射光を利用する構成としているのである。特にLEDを光源110に用いる場合には、LED側面からの出射光の電力も大きく、側面からの出射光の電力を利用することにより、発光モジュール600の効率を高めることができる。なお、複数の反射面623は、複数の第2の屈折面122に対応して設けており、複数の第2の屈折面122で屈折した光が所望の角度で出射するように、複数の反射面623の角度を設定している。これにより、複数の第1の屈折面121が形成された図10における直径doの範囲から、光源110からの出射角がθ0以内の光だけでなく、光源110の側面からの光も出射されることになり、効率的な発光モジュール600が得られる。また、光源110の側面からの光は、図31で示した暗部に相当する部分から出射するので、当然の事ながら第1の実施の形態と同様に出射光の明るさムラも改善することができる。
以上の通り、本実施の形態2の構成によれば、レンズ部材620の出射側に複数の第2の屈折面122を複数の第1の屈折面121と交互に配置し、入射側に複数の反射面623を設け、光源110の周囲に反射部材641を設けることにより、光源110の側面からの光を複数の第2の屈折面122で所望の角度に屈折して出射するので、出射光の明るさムラも改善することができるとともに、レンズ部材620の口径をあまり大きくすることなく放射強度を高め効率も向上した優れた発光モジュール600を得ることができるのである。
なお、本実施の形態2において、反射部材641からの反射光をレンズ部材620の入射側に設けた複数の反射面623により複数の第2の屈折面122に導いたが、反射部材641は、光源110から出射した光を複数の反射面623の方向に偏向するために用いているものであるから、反射部材641の代わりに例えばプリズムの様に、屈折作用を用いて偏向するなど、他の光学的な偏向素子を用いても良い。
また、本実施の形態2において、反射部材641からの反射光をレンズ部材620の入射側に設けた複数の反射面623により複数の第2の屈折面122に導いたが、図12に示すように、反射部材741からの反射光をレンズ部材720の入射側に設けた複数の第3の屈折面725により複数の第2の屈折面122に導く構成としても、光源110の側面から光を有効に利用し、放射強度を高め効率を向上することができるとともに、出射光の明るさムラも改善できるという効果が得られる。
また、図13に示すように、反射部材841からの反射光をレンズ部材820の入射側の入射面826から入射して複数の第2の屈折面122で屈折させてレンズ部材820から出射させても良い。この場合、複数の第2の屈折面122からの出射光の角度を全て最適な角度にすることは困難であるが、反射部材841の角度を適当に設計することにより、ほぼ所望の出射光の角度を得ることができ、出射光の明るさムラを改善できるとともに、放射強度を高め効率を向上することができるという同様の効果が得られる。
また、図13に示したレンズ部材820の代わりに、図14に示したレンズ部材920のように、レンズ部材920で光源110や反射部材941を封止する構成としても良い。この場合も、複数の第1の屈折面921と交互に複数の第2の屈折面922を設け、反射部材941からの反射光を複数の第2の屈折面922で屈折して出射することにより、光源110の側面から光を有効に利用し、出射光の明るさムラを改善できるとともに、放射強度を高め効率を向上することができるという同様の効果が得られる。
また、本実施の形態2においては、光源110の側面からの光を反射部材641で反射して利用することにより発光モジュール600の効率を高めていたが、図15に示すように、光源110の上面からの出射角がθ0以上の光を反射部材1041で反射し、レンズ部材1020の入射面1026から入射して、複数の第2の屈折面122で屈折して利用することにより出射光の明るさムラを改善するとともに、効率を高める構成としてもよい。
(実施の形態3)
図16および図17は、本発明の実施の形態3における受光モジュールの平面図、および側面断面図である。また、図18は、本発明の実施の形態3における受光モジュールの要部側面断面図である。
図16から図18において、受光モジュール2100は、主要部品として受光素子2110とレンズ部材2120から構成されている。受光素子2110は、例えばフォトダイオード(PD)等を用いる。受光素子2110は、場合によりパッケージ2111に収納され、パッケージ2111とレンズ部材2120とは、筐体2130により、相対位置が固定されている。受光モジュール2100は、対向して設けられた光空間送信器(図示せず)の、例えば実施の形態1における発光モジュール100から出射された光信号を、光軸2113の方向に近い方向から受光し、レンズ部材2120により受光素子2110に集光する。受光素子2110は、受光した光信号を電気信号に変換し、端子2112から電気信号を出力する。これにより、情報データの光空間伝送が実現される。受光モジュール2100への入射光の集光効率が悪いと受光電力が小さくなり、光空間伝送システムの伝送距離が短くなってしまうので、レンズ部材2120は高い集光効率が得れるように設計する必要がある。このため、レンズ部材2120の入射側には、複数の第1の屈折面2121を設けており、入射光を複数の第1の屈折面2121で屈折することにより受光素子2110に集光している。図18では簡単な例として、光軸2113に平行な入射光を集光する場合を示している。つまり、複数の第1の屈折面2121は、一般的なフレネルレンズとして作用している。以上は、図32および図33で示した従来の受光モジュールと同様である。
次に、本発明の実施の形態3における受光モジュール2100が従来の受光モジュールと異なる点について説明する。フレネルレンズは一般に、複数の屈折面の間を、光軸にほぼ平行な面でつないで構成される。図18の破線は、この一般的なフレネルレンズの形状を示している。しかし、既に図33を用いて説明したとおり、この一般的なフレネルレンズの形状には、入射光を集光することができないレンズの無効部分(非集光領域)が存在する。これが図18における斜線部分である。レンズ部材2120では、この無効部分を取り除いた形としており、これにより複数の第2の屈折面2122を形成している。複数の第2の屈折面2122は、複数の第1の屈折面2121と同軸上に交互に形成されることになる。なお、複数の第2の屈折面2122は、光軸2113と平行な入射光が第1の屈折面2121で屈折された屈折光の光線2114に沿って、レンズの無効部分のみを取り除いて形成することが望ましい。したがって、光軸2113と平行な入射光が第1の屈折面2121で屈折され、複数の第1の屈折面2121の最下端に到達する光の光線に沿った面で構成することが望ましい。これにより、複数の第2の屈折面2122を形成することは、光軸2113と平行な入射光を複数の第1の屈折面2121で受光素子2110に集光する上で、光の損失を与えないことになる。さらに、レンズ部材2120の出射側には、全反射を用いた複数の反射面2123が形成されている。複数の反射面2123は、複数の第1の屈折面2121で屈折されて受光素子2110に集光する光の通過範囲外に設けているので、やはり光軸2113と平行な入射光を複数の第1の屈折面2121で受光素子2110に集光する上で、光の損失を与えないことになる。複数の反射面2123は、それぞれ複数の第2の屈折面2122に対応しており、複数の第2の屈折面2122で屈折した入射光を受光素子2110に向かう方向に反射し、受光素子2110に集光させる。この際、レンズ部材2120からの出射光が受光素子2110に向かう方向となるように複数の反射面2123の角度を設定している。
以上のように構成することにより、図33で示した非集光領域からの入射光も複数の第2の屈折面2122、複数の反射面2123によって受光素子2110に集光することができるので、集光効率の高い受光モジュール2100が得られる。しかも、複数の反射面2123の最大範囲(直径di)を、複数の第1の屈折面2121の最大範囲(直径do)以内としておけば、複数の第1の屈折面2121のみの場合からレンズ部材2120の口径を大きくすることなく、受光モジュール2100の集光効率を向上することができるのである。更に詳しく説明すると、図30に示した従来の照明装置の発光モジュールの構成の光線を逆にたどる構成を考えると、直径d1外の入射光を集光する構成も考えられるが、その構成おいては、屈折面13の範囲d1より入射する光を集光するため、必ずレンズ12の口径を大きくしなければならなかった。これに対して、本実施の形態3においては、複数の第1の屈折面2121の範囲内に形成された複数の第2の屈折面2122から入射する屈折光を、複数の反射面2123で反射して集光する構成であるため、複数の第1の屈折面2121の口径(図18におけるdo)より大きくすることなく効率を向上することができる。
以上の通り、本実施の形態3の構成によれば、レンズ部材2120の入射側に複数の第2の屈折面2122を複数の第1の屈折面2121と交互に配置し、出射側に複数の反射面2123を設け、複数の第2の屈折面2122への入射光を複数の反射面2123に向けて屈折させ、複数の反射面2123で受光素子2110方向に反射して出射することにより、フレネルレンズの非集光領域からの入射光も受光素子2110に集光でき、レンズ部材2120の口径を大きくすることなく集光効率の高い優れた受光モジュール2100を得ることができるのである。
なお、図16および図17に示した本実施の形態3において、受光素子2110をパッケージ2111に納め、パッケージ2111とレンズ部材2120を筐体2130で固定する構造としたが、本実施の形態の特徴はレンズ部材2120にあり、受光素子2110とレンズ部材2120との固定構造は設計事項であって、他の構成でも同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施の形態3において、複数の反射面2123の最大範囲(直径di)を、複数の第1の屈折面2121の最大範囲(直径do)以内としてレンズ部材2120の口径を拡大しない構成としたが、図19のように複数の反射面2223の最大範囲(直径di2)を、複数の第1の屈折面2121の最大範囲(直径do)より大きくしても、レンズの口径の拡大を少なくしながら集光効率を高めることができるという効果が得られる。
また、本実施の形態3において、レンズ部材2120の複数の反射面2123の領域以外の出射面を平面としていた。しかし、図20におけるレンズ部材2320の出射面2324のように曲面の場合でも、複数の第1の屈折面2321と交互に複数の第2の屈折面2322を設け、複数の第2の屈折面2322で屈折した入射光を複数の反射面2323で反射して受光素子2110方向に出射することにより同様の効果が得られる。あるいは図20のレンズ部材2320における出射面2324の曲面部にフレネルレンズ面を設けても構わない。
また、本実施の形態3において、複数の反射面2123を設けたが、参考形態として、図21に示したレンズ部材2420のように、複数の反射面2123の代わりに単一の反射面2423を設けても構わない。
また、図21に示したレンズ部材2420の代わりに、別の参考形態として、図22に示したレンズ部材2520のように、レンズ部材2520で受光素子2110を封止する構成としても良い。この場合も、複数の第2の屈折面2322で屈折した入射光を反射面2523で反射して受光素子2110方向に集光することにより集光効率を高めることができるという同様の効果が得られる。
(実施の形態4)
図23および図24は、本発明の実施の形態4における受光モジュール2600の平面図、および側面断面図である。また図25は、本発明の実施の形態4における受光モジュールの要部側面断面図である。図23から図25において、図16から図18と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図23から図25において、受光モジュール2600は、主要部品として受光素子2110とレンズ部材2620から構成されている。受光素子2110は、例えばフォトダイオード(PD)等であり、アノード電極2612aにボンディングされ、カソード電極2612bとワイヤー2612cで電気的に接続されている。レンズ部材2620と、アノード電極2612a、カソード電極2612bとは、樹脂などを材料とする筐体2630で固定されている。また、アノード電極2612aには、反射部材2641が設置されている。反射部材2641は例えば逆円錐の内面形状の反射面を有しており、アノード電極2612a上に固着しても良いし、アノード電極2612aの材料でアノード電極2612aと一体形成することも可能である。
レンズ部材2620の入射面側には、図18におけるレンズ部材2120と同様、複数の第1の屈折面2121を設けており、入射光を複数の第1の屈折面2121で屈折することにより受光素子2110に集光している。また、レンズ部材2620の入射面は、一般的なフレネルレンズにおける無効部分を取り除いた形で、複数の第2の屈折面2122を形成していることも図18におけるレンズ部材2120と同様である。本実施の形態4が、図18に示した実施の形態3と異なる点は、複数の第2の屈折面2122で屈折し、複数の反射面2623で反射してレンズ部材2620から出射した光を、レンズ部材2620とは別に設けた反射部材2641で反射して受光素子2110に集光していることである。なお、複数の反射面2623は、複数の第2の屈折面2122に対応して設けており、複数の反射面2623で反射した光が所望の受光素子2110方向に向かう角度で出射するように、複数の反射面2623の角度を設定している。これにより、図33で示した非集光領域からの入射光も複数の第2の屈折面2122、複数の反射面2623、反射部材2641によって受光素子2110に集光することができるので、集光効率の高い受光モジュール2600が得られる。
以上の通り、本実施の形態4の構成によれば、レンズ部材2620の入射側に複数の第2の屈折面2122を複数の第1の屈折面2121と交互に配置し、出射側に複数の反射面2623を設け、受光素子2110の周囲に反射部材2641を設けることにより、フレネルレンズの非集光領域からの入射光も受光素子2110に集光でき、レンズ部材2620の口径をほとんど大きくすることなく集光効率の高い優れた受光モジュール2600を得ることができるのである。
なお、本実施の形態4において、レンズ部材2620の入射側に設けた複数の反射面2623からの反射光を反射部材2641により受光素子2110に集光させたが、反射部材2641は、複数の反射面2623からの反射光を受光素子2110の方向に偏向するために用いているものであるから、反射部材2641の代わりに例えばプリズムの様に、屈折作用を用いて偏向するなど、他の光学的な偏向素子を用いても良い。
また、本実施の形態4において、複数の第2の屈折面2122からの屈折光をレンズ部材2620の出射側に設けた複数の反射面2623により反射部材2641に導いたが、図26に示すように、複数の第2の屈折面2122からの屈折光をレンズ部材2720の出射側に設けた複数の第3の屈折面2725により反射部材2741に導く構成としても、フレネルレンズの非集光領域からの入射光も受光素子2110に集光でき、集光効率の高い優れた受光モジュールを得ることができる。
また、図27に示すように、複数の第2の屈折面2822からの屈折光をレンズ部材2820の出射側の出射面2826から出射して反射部材2841で反射させて受光素子2110に集光させても同様の効果が得られる。
また、図27に示したレンズ部材2820の代わりに、図28に示したレンズ部材2920のように、レンズ部材2920で受光素子2110や反射部材2941を封止する構成としても良い。この場合も、複数の第1の屈折面2921と交互に複数の第2の屈折面2922を設け、複数の第2の屈折面2922からの屈折光を反射部材2941で反射させて受光素子2110に集光させることにより、集光効率の高い優れた受光モジュールを得ることができる。
なお、全ての実施の形態において、光空間伝送システムへの用途として説明したが、実施の形態1および2の発光モジュールは、薄型で明るさのムラが低減でき、放射電力密度が高く効率が良いという特徴を有し、実施の形態3および4の受光モジュールは集光効率が高いという特徴を有するので、自由空間を伝搬する光を用いた光センサ用途や、あるいは照明用途など、他の用途に適用しても効果的である。
本発明にかかる発光モジュールは、薄型化が可能でレンズの口径の拡大を抑えつつ光源からの出射光の受入角を拡げることにより高効率化を可能とし、出射光の明るさムラの低減も可能であるという効果を有し、自由空間を介して光信号で情報を伝送する光空間伝送システム等への用途として有用である。また、空間を伝搬する光を用いた光センサや、あるいは照明等の用途にも応用できる。
また、本発明にかかる受光モジュールは、薄型化が可能でレンズの口径の拡大を抑えつつ、フレネルレンズの無効部分へ入射する非集光領域の入射光を有効に受光素子に導くことにより、集光効率高めることができるという効果を有し自由空間を介して光信号で情報を伝送する光空間伝送システム等への用途として有用である。また、空間を伝搬する光を用いた光センサや、あるいは照明等の用途にも応用できる。
本発明の実施の形態1における発光モジュールの平面図 本発明の実施の形態1における発光モジュールの側面断面図 本発明の実施の形態1における発光モジュールの要部側面断面図 本発明の実施の形態1における発光モジュールの改変例1の要部側面断面図 本発明の実施の形態1における発光モジュールの改変例2の要部側面断面図 本発明の実施の形態1における発光モジュールの改変例3の要部側面断面図 本発明の実施の形態1における発光モジュールの改変例4の要部側面断面図 本発明の実施の形態2における発光モジュールの平面図 本発明の実施の形態2における発光モジュールの側面断面図 本発明の実施の形態2における発光モジュールの要部側面断面図 本発明の実施の形態2における発光モジュールの要部側面拡大断面図 本発明の実施の形態2における発光モジュールの改変例1の要部側面断面図 本発明の実施の形態2における発光モジュールの改変例2の要部側面断面図 本発明の実施の形態2における発光モジュールの改変例3の要部側面断面図 本発明の実施の形態2における発光モジュールの改変例4の要部側面断面図 本発明の実施の形態3における受光モジュールの平面図 本発明の実施の形態3における受光モジュールの側面断面図 本発明の実施の形態3における受光モジュールの要部側面断面図 本発明の実施の形態3における受光モジュールの改変例1の要部側面断面図 本発明の実施の形態3における受光モジュールの改変例2の要部側面断面図 本発明の実施の形態3における受光モジュールの改変例3の要部側面断面図 本発明の実施の形態3における受光モジュールの改変例4の要部側面断面図 本発明の実施の形態4における受光モジュールの平面図 本発明の実施の形態4における受光モジュールの側面断面図 本発明の実施の形態4における受光モジュールの要部側面断面図 本発明の実施の形態4における受光モジュールの改変例1の要部側面断面図 本発明の実施の形態4における受光モジュールの改変例2の要部側面断面図 本発明の実施の形態4における受光モジュールの改変例3の要部側面断面図 従来の発光モジュールの側面断面図 従来の他の発光モジュールの側面断面図 従来の発光モジュールの側面断面拡大図 従来の受光モジュールの側面断面図 従来の受光モジュールの側面断面拡大図
100 発光モジュール
110 光源
120 レンズ部材
121 第1の屈折面
122 第2の屈折面
123 反射面
124 入射面
223 反射面
320 レンズ部材
321 第1の屈折面
322 第2の屈折面
323 反射面
324 入射面
423 反射面
521 第1の屈折面
522 第2の屈折面
523 反射面
600 発光モジュール
620 レンズ部材
623 反射面
641 反射部材
720 レンズ部材
741 反射部材
725 第3の屈折面
820 レンズ部材
841 反射部材
826 入射面
920 レンズ部材
921 第1の屈折面
922 第2の屈折面
941 反射部材
1020 レンズ部材
1041 反射部材
2100 受光モジュール
2110 受光素子
2120 レンズ部材
2121 第1の屈折面
2122 第2の屈折面
2123 反射面
2124 出射面
2223 反射面
2320 レンズ部材
2321 第1の屈折面
2322 第2の屈折面
2323 反射面
2324 出射面
2423 反射面
2521 第1の屈折面
2522 第2の屈折面
2523 反射面
2600 受光モジュール
2620 レンズ部材
2623 反射面
2641 反射部材
2720 レンズ部材
2741 反射部材
2725 第3の屈折面
2820 レンズ部材
2841 反射部材
2826 出射面
2920 レンズ部材
2921 第1の屈折面
2922 第2の屈折面
2941 反射部材

Claims (18)

  1. 光源と、前記光源からの光を所定の指向特性に変更するレンズ部材からなる発光モジュールであって、
    前記レンズ部材の出射側には、
    複数の第1の屈折面と複数の第2の屈折面とを、同軸状に交互に配置し、
    前記第1の屈折面は、前記光源からの出射光のうち光軸に対して0度以上θ 0 度以下の範囲に出射される第1の出射光を屈折することによって所定の角度で出射すると共に、
    前記レンズ部材はさらに前記光源からの出射光のうち光軸に対して前記θ 0 度より外側の範囲に出射される第2の出射光を反射する反射部を備え、
    前記第2の出射光を、前記反射部で反射することにより前記第2の屈折面に導き、前記第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射し、
    前記反射部を、前記複数の第2の屈折面のそれぞれに対応した複数の反射面から構成し、前記複数の反射面からの反射光を、対応する前記複数の第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射する事を特徴とする発光モジュール。
  2. 前記反射部は、全反射面により構成した請求項1記載の発光モジュール。
  3. 前記光源は、前記レンズ部材内に配置した請求項1または請求項2に記載の発光モジュール。
  4. 前記レンズ部材は、前記第1の出射光が通過する範囲の外側に配置された入射面を備え、前記入射面から入射した光を前記反射部で前記第2の屈折面に導き、前記第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射する請求項1または請求項2に記載の発光モジュール。
  5. 前記光源の光軸側から見た前記反射部の設置範囲が、前記光源の光軸側から見た前記第1の屈折面の設置範囲以内とする事を特徴とする請求項1から請求項までのいずれかに記載の発光モジュール。
  6. 光源と、前記光源からの光を所定の指向特性に変更するレンズ部材と、前記光源からの光を反射する反射部材とからなる発光モジュールであって、
    前記レンズ部材の出射側には、
    複数の第1の屈折面と複数の第2の屈折面とを、同軸状に交互に配置し、
    前記第1の屈折面は、前記光源からの出射光のうち光軸に対して0度以上θ 0 度以下の範囲に出射される第1の出射光を屈折することによって所定の角度で出射すると共に、
    記光源からの出射光のうち光軸に対して前記θ 0 度より外側の範囲に出射される第2の出射光を反射する前記反射部材を配置し、
    前記第2の出射光を、前記反射部材で反射することにより前記第2の屈折面に到達させ、前記第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射し、
    前記反射部材は、前記光源の側面から出射する光を反射し、
    前記レンズ部材は反射部を有し、前記反射部材が反射した反射光を前記レンズ部材の反射部で反射したのち、前記第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射し、
    前記反射部を、前記複数の第2の屈折面のそれぞれに対応した複数の反射面から構成し、前記複数の反射面からの反射光を、対応する複数の第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射する事を特徴とする発光モジュール。
  7. 光源と、前記光源からの光を所定の指向特性に変更するレンズ部材と、前記光源からの光を反射する反射部材とからなる発光モジュールであって、
    前記レンズ部材の出射側には、
    複数の第1の屈折面と複数の第2の屈折面とを、同軸状に交互に配置し、
    前記第1の屈折面は、前記光源からの出射光のうち光軸に対して0度以上θ 0 度以下の範囲に出射される第1の出射光を屈折することによって所定の角度で出射すると共に、
    記光源からの出射光のうち光軸に対して前記θ 0 度より外側の範囲に出射される第2の出射光を反射する前記反射部材を配置し、
    前記第2の出射光を、前記反射部材で反射することにより前記第2の屈折面に到達させ、前記第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射し、
    前記レンズ部材はさらに、前記第1の出射光が通過する範囲の外側に配置された第3の屈折部を有し、前記反射部材の反射光を前記レンズ部材の第3の屈折部で屈折したのち、前記第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射する事を特徴とする発光モジュール。
  8. 前記第3の屈折部を、前記複数の第2の屈折面のそれぞれに対応した複数の第3の屈折面から構成し、前記複数の第3の屈折面からの屈折光を対応する複数の第2の屈折面で屈折することによって所定の角度で出射する請求項に記載の発光モジュール。
  9. 前記複数の第2の屈折面を、前記光源から前記第1の屈折面に到達する出射光の光線に沿った角度で形成した請求項1から請求項までのいずれかに記載の発光モジュール。
  10. 受光素子と、前記受光素子へ光を集光するレンズ部材からなる受光モジュールであって、
    前記レンズ部材の入射側には、
    複数の第1の屈折面と複数の第2の屈折面とを、同軸状に交互に配置し、
    前記第1の屈折面は、該第1の屈折面に入射する第1の入射光を屈折することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光すると共に、
    前記レンズ部材はさらに前記第1の屈折面で屈折されて集光される光が通過する範囲の外側に配置された反射部を備え、
    前記第2の屈折面に入射する第2の入射光を、前記第2の屈折面で屈折することによって前記反射部に導き、前記反射部で反射することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光し、
    前記反射部を、前記複数の第2の屈折面のそれぞれに対応した複数の反射面から構成し、複数の第2の屈折面からの屈折光を、対応する前記複数の反射面で反射することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光する事を特徴とする受光モジュール。
  11. 前記反射部は、全反射面により構成した請求項10記載の受光モジュール。
  12. 前記受光素子は、前記レンズ部材内に配置した請求項10または請求項11に記載の受光モジュール。
  13. 前記レンズ部材は前記第1の屈折面で屈折されて前記受光素子へ集光される光が通過する範囲の外側に配置された出射面を備え、前記第2の入射光を前記第2の屈折面で屈折して前記反射部に導き、前記反射部で反射して前記出射面から出射させ、前記受光素子に向かう方向に光を集光する請求項10または請求項11に記載の受光モジュール。
  14. 前記レンズ部材の光軸方向から見た前記反射部の設置範囲が、前記レンズ部材の光軸方向から見た前記第1の屈折面の設置範囲以内とする事を特徴とする請求項10から請求項13までのいずれかに記載の受光モジュール。
  15. 受光素子と、前記受光素子へ光を集光するレンズ部材と、反射部材とからなる受光モジュールであって、
    前記レンズ部材の入射側には、
    複数の第1の屈折面と複数の第2の屈折面とを、同軸状に交互に配置し、
    前記第1の屈折面は、該第1の屈折面に入射する第1の入射光を屈折することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光すると共に、
    前記第1の屈折面で屈折されて集光される光が通過する範囲の外側に前記反射部材を配置し、
    前記第2の屈折面に入射する第2の入射光を、前記第2の屈折面で屈折することによって前記反射部材に導き、前記反射部材で反射することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光し、
    前記レンズ部材は反射部を有し、前記第2の入射光を、前記第2の屈折面で屈折して前記レンズ部材の反射部に導き、前記反射部で反射した反射光を前記反射部材で反射することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光し、
    前記反射部を、前記複数の第2の屈折面のそれぞれに対応した複数の反射面から構成し、前記複数の第2の屈折面からの屈折光を、対応する前記複数の反射面で反射したうえ、反射光を前記反射部材で反射することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光する事を特徴とする受光モジュール。
  16. 受光素子と、前記受光素子へ光を集光するレンズ部材と、反射部材とからなる受光モジュールであって、
    前記レンズ部材の入射側には、
    複数の第1の屈折面と複数の第2の屈折面とを、同軸状に交互に配置し、
    前記第1の屈折面は、該第1の屈折面に入射する第1の入射光を屈折することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光すると共に、
    前記第1の屈折面で屈折されて集光される光が通過する範囲の外側に前記反射部材を配置し、
    前記第2の屈折面に入射する第2の入射光を、前記第2の屈折面で屈折することによって前記反射部材に導き、前記反射部材で反射することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光し、
    前記レンズ部材は、前記第1の屈折面で屈折されて集光される光が通過する範囲の外側に配置された第3の屈折部を有し、前記第2の入射光を、前記第2の屈折面で屈折して前記レンズ部材の第3の屈折部に導き、前記第3の屈折部で屈折した屈折光を前記反射部材で反射することによって前記受光素子に向かう方向に光を集光する事を特徴とする受光モジュール。
  17. 前記第3の屈折部を、前記複数の第2の屈折面のそれぞれに対応した複数の第3の屈折面から構成し、前記複数の第2の屈折面からの屈折光を対応する複数の第3の屈折面で屈折する請求項16に記載の受光モジュール。
  18. 前記複数の第2の屈折面を、前記入射光が前記第1の屈折面で屈折された屈折光の光線に沿った角度で形成した請求項10から請求項17までのいずれかに記載の受光モジュール。
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