JP5077702B2 - 充電制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、充電可能な蓄電器の充電制御装置に関する。
EV(Electric Vehicle:電気自動車)やHEV(Hybrid Electrical Vehicle:ハイブリッド電気自動車)等の車両には、モータ等に電力を供給する蓄電器が搭載される。車両に搭載される蓄電器には、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池などの蓄電池が搭載される。
蓄電器として例えばリチウムイオン電池を使用する場合、蓄電器を車両に搭載したまま長期間放置したり、蓄電器を長期間にわたり使用したりすると、蓄電器に劣化が生じてくる。蓄電器の劣化は、図12に示すように、蓄電器の充電状態(SOC:State Of Charge、満充電時と完全放電時をそれぞれ100(%)と0(%)とし、蓄電器の残容量を規格化した値である)が高いときに発生しやすい。図12は、蓄電器の耐久日数(使用日数)と容量低下率との関係の一例を示す図である。つまり、高SOCの状態で蓄電器を使用したり放置したりすると、容量の低下率が高くなり、蓄電器の劣化が進行しやすくなる。
同様に、蓄電器が高SOCの状態では、蓄電器の容量劣化によって、使用可能容量が低下する。使用可能容量とは、使用可能な上限のSOCと使用可能な下限のSOCとの差である。図13は、従来の蓄電池の使用年数と使用可能容量との関係の一例を示す図である。
このような蓄電池の劣化を防止するための方法の一例として、高SOCで蓄電池が放置されるのを防ぐために、外部に接続したデバイスを用いて放電させたり、タイマーを用いて車両の使用前に充電したりする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、高温下充電状態でリチウムイオン二次電池が長期放置される前に放電させる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−199616号公報 特開2000−287372号公報
しかしながら、特許文献1および2の技術では、高SOC状態での放置を避け、使用時に所望の充電量を得るためには、蓄電器の充放電を反復しなければならない。
また、従来の蓄電器は、使用初期から末期まで、使用可能なSOCの範囲として、使用可能下限SOCから限界上限SOCまでの間において、特に規制されていなかった。このような蓄電器使用期間を通じて使用可能SOC領域を全域で使うエネルギーマネジメントでは、比較的使用初期の段階から高SOCの領域で車両を放置または使用する可能性がある。この結果、蓄電器の劣化が進行し、電動走行可能距離の減少やアシストおよび回生できる時間の減少など、電動走行の割合が少なくなり、ユーザに走行中の違和感を与えることがある。さらに、停車しているだけで蓄電器の劣化が促進されてしまい、走行距離が短くても蓄電器の劣化により車両走行不能になることがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、不要な蓄電器の充放電を行うことなく、蓄電器の劣化の進行を抑制して充電することが可能な充電制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の発明の充電制御装置は、充電可能な蓄電器(例えば、実施形態での蓄電器101)の充電制御装置であって、前記蓄電器の電圧を検出する電圧検出部(例えば、実施形態での電圧センサ133)と、前記蓄電器の充放電電流を検出する電流検出部(例えば、実施形態での電流センサ135)と、前記電圧検出部により検出された電圧に基づいて、前記蓄電器の蓄電容量(例えば、実施形態でのSOC)を推定する蓄電容量推定部(例えば、実施形態でのバッテリECU123)と、前記電流検出部により検出された充放電電流を積算することによって、前記蓄電器の充電開始からの充放電量を算出する充放電量算出部(例えば、実施形態でのマネジメントECU117)と、前記蓄電容量推定部によって推定された前記蓄電器の蓄電容量及び前記充放電量算出部によって算出された前記蓄電器の充放電量に基づいて、前記蓄電器の蓄電容量が実使用上限蓄電容量以下になるように前記蓄電器の充電を制御する充電制御部(例えば、実施形態でのマネジメントECU117)とを備え、前記充電制御部が、前記実使用上限蓄電容量を更新設定する場合、前記蓄電器の充電を行う際前記充放電量算出部により算出された充放電量が所定値に到達したときの、前記蓄電容量推定部によって推定された蓄電容量を前記実使用上限蓄電容量に更新設定することを特徴とする。
さらに、請求項2に記載の発明の充電制御装置は、前記充電制御部が、前記実使用上限蓄電容量を更新設定する場合、前記蓄電器の充電を行う際前記蓄電容量推定部によって推定された蓄電容量が使用可能下限蓄電容量であるときから前記充放電量算出部により算出された充放電量が前記所定値に到達したときの、前記蓄電容量推定部によって推定された蓄電容量を前記実使用上限蓄電容量に設定することを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明の充電制御装置は、前記充電制御部が、前記実使用上限蓄電容量を更新設定する場合、前記蓄電容量推定部により推定された蓄電容量が前記実使用上限蓄電容量に到達しても、前記充放電量算出部により算出された充放電量が所定値に到達するまで、前記蓄電器の充電を行うよう制御することを特徴とする。
さらに、請求項4に記載の発明の充電制御装置は、前記充電制御部が、前記蓄電容量推定部により推定された蓄電容量が前記実使用上限蓄電容量に到達していないが、前記充放電量算出部により算出された充放電量が所定値に到達したときには、前記蓄電器の充電を停止するよう制御することを特徴とする。
さらに、請求項5に記載の発明の充電制御装置は、前記充放電量が所定値に到達する毎に前記蓄電容量推定部によって推定された蓄電容量を記憶する記憶部(例えば、実施形態での記憶部)を備え、前記充電制御部が、前記実使用上限蓄電容量を更新設定する場合、前記記憶部が記憶する蓄電容量に基づいて前記実使用上限蓄電容量を設定することを特徴とする。
さらに、請求項6に記載の発明の充電制御装置は、前記記憶部が、前記充放電量が前記所定値に到達するたびに推定された所定数の蓄電容量を記憶することを特徴とする。
さらに、請求項7に記載の発明の充電制御装置は、前記記憶部が、所定時間の間、前記充放電量が前記所定値に到達するたびに推定された所定数の蓄電容量を記憶することを特徴とする。
さらに、請求項8に記載の発明の充電制御装置は、前記充電制御部が、前記蓄電容量推定部により推定された蓄電容量が使用可能下限蓄電容量よりも大きい状態で前記蓄電器への充電が開始される場合において第2充電モードを実行し、前記第2充電モードでは、前記充電開始時における、前記実使用上限蓄電容量と、前記使用可能下限蓄電容量と、前記蓄電容量推定部により推定された蓄電容量と、および前記所定値と、に基づき充電開始時の前記蓄電器の残存量を推定し、当該充電制御装置が、前記蓄電器の充電を行う際、前記充放電量として前記残存量を含むことを特徴とする。
さらに、請求項9に記載の発明の充電制御装置は、前記第2充電モードが、前記蓄電器が当該蓄電器が搭載される車両外の外部電源(例えば、実施形態での外部電力供給源139)と接続されたときに実行され、前記残存量が、前記蓄電器と前記外部電源との接続時における、前記実使用上限蓄電容量をB、前記使用可能下限蓄電容量をC、前記蓄電容量推定部により推定された蓄電容量をX、および前記所定値をAとした場合、(X−C)/(B−C)×Aで推定されることを特徴とする。
さらに、請求項10に記載の発明の充電制御装置は、限界上限蓄電容量が初期設定されており、前記充電制御部が、前記実使用上限蓄電容量が前記限界上限蓄電容量を超えた場合、前記蓄電器に故障が発生したものと推定し、その旨を通知部に通知させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明の充電制御装置によれば、不要な蓄電器の充放電を行うことなく、蓄電器の劣化の進行を抑制して充電することが可能である。さらに、蓄電器に対して最適な充電量を充電可能な実使用上限蓄電容量を設定可能である。
請求項2に記載の発明の充電制御装置によれば、例えば車両の走行中であっても、蓄電器に対して最適な充電量を充電可能な実使用上限蓄電容量を設定可能である。
請求項3に記載の発明の充電制御装置によれば、蓄電器の劣化等により蓄電器の実容量(実使用上限蓄電容量−使用可能下限蓄電容量)が減少した場合であっても、実使用上限を上昇方向に更新することで、蓄電器の実容量を一定に保つことができる。また、蓄電器の実容量が一定となるため、ユーザに違和感を与えることがない。
請求項4に記載の発明の充電制御装置によれば、更新により実使用上限蓄電容量を高く設定しすぎてしまった場合であっても、実使用上限蓄電容量を下降方向に更新することで、蓄電器の劣化促進を防止可能である。
請求項5に記載の発明の充電制御装置によれば、実使用上限蓄電容量を更新するための複数の候補から実使用上限蓄電容量を更新するため、最適な実使用上限蓄電容量を設定することができる。
請求項6に記載の発明の充電制御装置によれば、所定数の候補から実使用上限蓄電容量を更新するため、最適な実使用上限蓄電容量を設定することができる。
請求項7に記載の発明の充電制御装置によれば、所定の時間内に、複数の候補から最適な実使用上限蓄電容量を設定することが可能である。
請求項8に記載の発明の充電制御装置によれば、使用可能下限蓄電容量となったときをトリガとする以外のタイミングで充電を開始させ、充電開始時の蓄電器の残存量を考慮して充電を行うことが可能である。
請求項9に記載の発明の充電制御装置によれば、外部電力供給源から蓄電器の充電を行うプラグ充電によっても、車内の発電機等による充電と同様に、不要な蓄電器の充放電を行うことなく、蓄電器の劣化の進行を抑制して充電することが可能である。
請求項10に記載の発明の充電制御装置によれば、蓄電器が長期の使用により想定以上に劣化した場合であっても、車両のユーザに警告通知を行うことができ、蓄電器の交換を促すことなどができる。
本発明の実施形態における充電制御装置について、図面を参照しながら以下に説明する。
HEV(Hybrid Electrical Vehicle:ハイブリッド電気自動車)は、電動機及び内燃機関を備え、車両の走行状態に応じて電動機及び/又は内燃機関の駆動力によって走行する。HEVには、大きく分けてシリーズ方式とパラレル方式の2種類がある。シリーズ方式のHEVは、蓄電器を電源とした電動機の駆動力によって走行する。内燃機関は発電のためだけに用いられ、内燃機関の駆動力によって発電された電力は蓄電器に充電されるか、電動機に供給される。一方、パラレル方式のHEVは、電動機及び内燃機関のいずれか一方又は双方の駆動力によって走行する。また、両方式を複合したシリーズ・パラレル方式のHEVも知られている。
以下、代表してシリーズ方式のHEVを用いて説明するが、本発明は、他の方式のHEVについても適用可能である。
図1は、シリーズ方式のHEVの内部構成を示すブロック図である。図1に示すシリーズ方式のHEV(以下、単に「車両」という。)では、蓄電器101を電源とした電動機105からの駆動力がギアボックス115を介して駆動輪129に伝達される。
また、この車両の走行形態は、「EV走行」または「シリーズ走行」となる。EV走行時には、蓄電器(BATT)101からの電源供給によって駆動する電動機(MOT)105の駆動力によって走行する。また、シリーズ走行時には、蓄電器101からの電源供給及び内燃機関107の駆動により発電機(GEN)109で発生した電力の供給によって駆動する電動機105の駆動力によって走行する。
図1に示す車両は、蓄電器(BATT)101と、第1インバータ(第1INV)103と、電動機(MOT)105と、多気筒内燃機関(ENG)107と、発電機(GEN)109と、第2インバータ(第2INV)111と、ギアボックス(以下、単に「ギア」という。)115と、マネジメントECU(MG ECU)117と、モータECU(MOT ECU)119と、エンジンECU(ENG ECU)121と、バッテリECU(BATT ECU)123と、を備える。
蓄電器101は、直列に接続された複数の蓄電セルを有し、例えば100〜200Vの高電圧を供給するものであり、例えばリチウムイオン電池などの蓄電池が搭載されている。また、蓄電器101は、長期間の使用等による劣化の程度により、同一のSOCであっても満充電容量が異なる。
第1インバータ103は、蓄電器101からの直流電圧を交流電圧に変換して、3相電流を電動機105に供給する。電動機105は、車両が走行するための動力(トルク)を発生する。電動機105で発生したトルクは、ギア115を介して駆動輪129の駆動軸127に伝達される。
多気筒内燃機関(以下、単に「内燃機関」という。)107は、動力(トルク)を発生し、この動力は発電機109で消費される。発電機109は内燃機関107に直結されている。
発電機109は、内燃機関107によって駆動されることで電力を発生する。発電機109によって発電された電力は、蓄電器101に充電されるか、電動機105に供給される。第2インバータ111は、発電機109で発生した交流電圧を直流電圧に変換する。第2インバータ111によって変換された電力は蓄電器101に充電されるか、第1インバータ103を介して電動機105に供給される。
ギア115は、電動機105からの駆動力を、所望の変速比での回転数及びトルクに変換して、駆動軸127に伝達する変速機である。なお、ギア115と電動機105の回転子は直結されている。
マネジメントECU117は、EV走行またはシリーズ走行の切り替えや、電動機105や内燃機関107の制御等を行う。また、マネジメントECU117には、車両の速度を検出する車速センサ(図示せず)からの情報や、アクセル開度等のドライバによって要求された車両の駆動力を検出する要求駆動力センサ(図示せず)からの情報が入力される。また、マネジメントECU117は、蓄電器101への充電量及び蓄電器101からの放電量(これらをあわせて充放電量という)の算出や蓄電器101の充電状態(SOC:State of Charge)に関する制御を行うが、これらの詳細については後述する。なお、充放電量はエネルギー量である。
モータECU119は、マネジメントECU117からの指示に応じて、電動機105を制御する。なお、モータECU119は、マネジメントECU117から車速制限が指示されているとき、蓄電器101から電動機105に供給する電流を制限する。エンジンECU121は、マネジメントECU117からの指示に応じて、内燃機関107の始動及び停止や、各気筒におけるスロットルバルブの開閉制御及び燃料噴射制御、内燃機関107のクランク軸の回転数を制御する。
温度センサ131は、蓄電器101の温度を検出する。また、電圧センサ133は、蓄電器1の端子間電圧を検出する。また、電流センサ135は、蓄電器1への充電電流及び蓄電器1からの放電電流(あわせて充放電電流という)を検出する。これらの検出は、例えば定期的に行うことができ、検出タイミングは柔軟に設定されることが可能である。
充電器137は、車両外の外部電力供給源139から電力供給を受け、交流電圧を直流電圧に変換する。
外部電力供給源139は、充電スタンドや家庭内に配置され、交流電圧を有する電力を車両へ供給すべく充電器137へ電力供給する。
バッテリECU123は、蓄電器101の充電状態(SOC)を推定して、当該状態を示す情報をマネジメントECU117に送る。このとき、バッテリECU123は、電圧センサ133により検出された電圧に基づいて、蓄電器1のSOCをリアルタイム演算することにより推定する。以下、推定された蓄電器101のSOCを推定SOCともいう。この推定は、SOCと蓄電器101の電圧には相関性があるために実現可能である。図2は、電圧とSOCとの関係の一例を示す図である。また、電流センサ135により検出された電流や温度センサ131により検出された温度に基づいてSOCを推定してもよい。例えば、検出電圧に対して、検出電流や検出温度による補正を行い、SOCを推定してもよい。
また、マネジメントECU117は、電流センサ135により検出された充放電電流を所定期間毎に積算することによって、蓄電器101への充電量及び蓄電器1からの放電量(あわせて充放電量という)を算出する。この算出方法は電流積算法と呼ばれるものである。例えば、充電開始から積算された充放電量を算出する。
次に、マネジメントECU117が実行する蓄電器101のSOC制御について説明する。
本実施形態では、限界上限SOCと使用可能下限SOCがあらかじめ設定されており、マネジメントECU117が、その間に実使用上限SOCを設定し、上記推定SOCと上記充放電量に基づいて、蓄電器101の充電を使用可能下限SOCと実使用上限SOCとの間で行う。なお、実使用上限SOCは可変値であり、限界上限SOCと使用可能下限SOCは固定値である。
まず、マネジメントECU117は、使用可能下限SOCから所定の容量を充電したSOCを初回の実使用上限SOCとして設定する(実使用上限SOCの初期設定)。そして、実使用上限SOCにおける容量が蓄電器101の劣化により少なくなっても、常に上記所定の容量を確保できるように、使用可能下限SOCから上記所定の容量分、実使用上限SOCを上昇方向に更新する。以下、この一定に保つべき所定の容量を目標容量ともいう。
図3は、蓄電器使用期間と蓄電器101の各SOCにおける電圧との関係の一例を示す図である。また、図4は、蓄電器使用期間と蓄電器101の実使用上限SOCにおける容量との関係の一例を示す図である。初回に設定された実使用上限SOCで何度か充電を繰り返して蓄電器101を使用すると、図4に示すように、実使用上限SOCの容量として所定の切り替え閾値以上の容量を時刻t1に確保できなくなる。この切替閾値は、例えば走行に必要な必要最低限容量と同値である。このとき(時刻t1)、マネジメントECU117は、図3に示すように、実使用上限SOCを上昇方向に更新する。そして、更新された実使用上限SOCで何度か充電を繰り返して充電器101を使用すると、図4に示すように、更新された実使用上限SOCの容量として所定の切り替え閾値以上の容量を時刻t2に再度確保できなくなる。このとき(時刻t2)、マネジメントECU117は、図3に示すように、実使用上限SOCを上昇方向に再度更新する。このように、マネジメントECU117は、実使用上限SOCにおける容量が切り替え閾値を確保できなくなったら、実使用上限SOCを更新するということを繰り返す。なお、この更新を短周期で行うと、SOCの容量変動が少なくなり、車両挙動例えばENGを運転せずにEV走行となる走行距離が急激に変化することを防止することが可能である。
このようなSOC制御を行うことで、蓄電器101が想定どおりに劣化した場合には、図5に示すように、蓄電器101が寿命保障年数に到達したときには、使用する容量の確保(つまり目標容量確保)が可能な状態であるが、その後すぐに目標容量確保が不可能な状態になる。つまり、寿命保障年数経過時に、使用可能容量=目標容量となる。図5は、蓄電器101が想定どおりに劣化した場合の使用年数と使用可能容量との関係の一例を示す図である。
また、蓄電器101が想定以下の劣化である場合には、図6に示すように、蓄電器101が寿命保障年数に到達したときには、いまだ目標容量確保が可能な状態であり、その後もしばらく目標容量確保が可能な状態である。つまり、寿命保障年数経過時に、使用可能容量>目標容量となる。図6は、蓄電器101が想定以下に劣化した場合の使用年数と使用可能容量との関係の一例を示す図である。
また、蓄電器101が想定以上に劣化した場合には、図7に示すように、蓄電器101が寿命保障年数に到達したときには、すでに目標容量確保が不可能な状態となっている。つまり、寿命保障年数経過時に、使用可能容量<目標容量となる。図7は、蓄電器101が想定以上に劣化した場合の使用年数と使用可能容量との関係の一例を示す図である。なお、図7のように想定以上の劣化が発生している場合には、蓄電器101に故障が発生したものと推定し、通知するようにしてもよい。このような故障の推定はマネジメントECU117により実行され、その旨を図示しない通知部に通知させる。
図5〜7のように劣化する蓄電器101について、使用年数と実使用上限SOCとの関係は、図8に示すようになる。つまり、例えば実使用上限SOCを50(%)として使用を開始し、想定どおりの劣化の場合をL1とすると、想定以下の劣化の場合には、L2に示すように、実使用上限SOCの上昇度が比較的小さくて済む。一方、想定以上の劣化の場合には、L3に示すように、実使用上限SOCの上昇度が比較的大きくなる。図8は、劣化状況毎の蓄電器101の使用年数と実使用上限SOCとの関係の一例を示す図である。
このように、マネジメントECU117が実使用上限SOCを制御し、上記のように蓄電器101の充電を使用可能下限SOCと実使用上限SOCとの間で行うことで、蓄電器101の使用年数によらずに同じ容量を使用するため、蓄電器101の使用開始から蓄電器の使用可能容量が少なくなっても、電動走行の割合が新品時と変わらないために、ユーザに違和感を与えることがなくなる。また、蓄電器のSOC使用範囲を使用可能下限SOCから目標容量(≦使用可能容量)のみ充電した実使用上限SOCまでの間に制限しているため、高SOCの状態を維持することによる蓄電器101の劣化を抑制することが可能である。
次に、図1に示した車両の蓄電器101を充電する際の動作について説明する。
図9は、実使用上限SOCを更新する際の動作の一例を示すフローチャートである。図9では、例えば車両の走行中に、容量消費により推定SOCが使用可能下限SOCを下回ったときに、蓄電器101の充電を開始することを想定している。
車両が走行等して電力消費することで、蓄電器101の容量が消費される(ステップS101)。マネジメントECU117は、容量消費により、推定SOCが蓄電器101の使用可能下限SOCに到達したか否かを判断する(ステップS102)。使用可能下限SOCに到達したと判断した場合には、マネジメントECU117は、充放電量EをリセットしてE=0とする(ステップS103)。充放電量Eをリセットした後、充放電量の算出を開始する。
充放電量のリセット後に、マネジメントECU117の指令に基づいて、内燃機関107および発電機109による発電を開始し、蓄電器101の充電を開始する(ステップS104)。充電開始後に、マネジメントECU117は、推定SOCが蓄電器101の実使用上限SOCに到達したか否かを判断する(ステップS105)。
実使用上限SOCに到達したと判断すると、マネジメントECU117は、算出した充放電量が規定値以下であるか否かを判断する(ステップS106)。充放電量が規定値より大きいと判断した場合には、マネジメントECU117は、蓄電器101の充電を停止するよう制御する(ステップS111)。充電を停止する際には、マネジメントECU117の指令に基づいて、内燃機関107および発電機109による発電を停止し、蓄電器101の充電を停止する。なお、充放電量と比較される規定値は、あらかじめ設定されている。
充放電量が規定値以下である場合には、マネジメントECU117は、蓄電器101の充電を継続するよう制御し(ステップS107)、算出した充放電量が規定値に到達したか否かを判断する(ステップS108)。規定値に到達していないと判断した場合には、マネジメントECU117は、蓄電器101の充電を継続するよう制御する。
充放電量が規定値に到達したと判断した場合、マネジメントECU117は、蓄電器101の充電を停止するよう制御する(ステップS109)。そして、マネジメントECU117は、蓄電器101の実使用上限SOCを当該充電停止時の蓄電器101の推定SOCに更新する(ステップS110)。ここでは、実使用上限SOCを上昇方向へ更新することになる。
一方、ステップS105において、推定SOCが実使用上限SOCに到達していないと判断した場合、マネジメントECU117は、算出した充放電量が規定値に到達したか否かを判断する(ステップS112)。充放電量が規定値到達していないと判断した場合、ステップS104に戻り、マネジメントECU117は、蓄電器101の充電を継続するよう制御する。
充放電量が規定値に到達したと判断した場合、マネジメントECU117は、蓄電器101の充電を停止するよう制御する(ステップS113)。そして、マネジメントECU117は、蓄電器101の実使用上限SOCを当該充電停止時の蓄電器101の推定SOCに更新する(ステップS114)。ここでは、実使用上限SOCを下降方向へ更新することになる。
図9の処理を行うことで、ユーザに走行中の違和感を与えることなく、また不要な蓄電器の充放電を行うことなく、蓄電器の劣化の進行を抑制して充電することができ、蓄電器101の寿命を延ばすことができる。例えば、蓄電器が劣化した場合には、推定SOCが実使用上限SOCに到達しても充放電量が規定値に到達しないことが考えられる。この場合には、実使用上限SOCを上昇させる制御を行い、ユーザに違和感を与えずに蓄電器の劣化促進を最小限とすることが可能である。
また、マネジメントECU117により算出される充放電量は、所定期間毎の積算により算出されるものであるために積算誤差が大きくなりやすく、特に、車両走行時に積算を行う場合には、走行用の放電も充放電量に含まれるため一層誤差が大きくなる可能性がある。例えば、誤差により実使用上限SOCを高く設定しすぎた場合には、推定SOCが実使用上限SOCに到達しなくても充放電量が規定値に到達することが考えられる。このような場合であっても、実使用上限SOCを下げても支障がないため、実使用上限SOCを下げる制御を行うことで、さらに蓄電器101の劣化を防止することが可能となる。
次に、図10は、実使用上限SOCを更新する際の動作の別の一例を示すフローチャートである。図10では、例えば車両の停止中に、充電器137から伸びた接続部が外部電力供給源139に接続されたときに、蓄電器101の充電を開始することを想定している。
マネジメントECU117が、蓄電器137から伸びた接続部としてのプラグが外部電力供給源139に差し込まれて接続されたと判断すると(ステップS201)、当該接続時における蓄電器101の残存電量を算出する(ステップS202)。この場合、例えば、プラグ接続時に設定されている実使用可能SOCをB(%)、使用可能下限SOCをC(%)、充放電量の目標値をA(Wh)、プラグ接続時に推定された推定SOCをX(%)とした場合、プラグ接続時の残存電量E0を、
Figure 0005077702
として残存電量を算出する。また、直近に推定SOCが使用可能下限SOCとなったときからの充放電量を図示しない記憶部に記憶しておき、プラグ接続時における記憶部に記憶された充放電量を蓄電器101の残存電量としてもよい。
蓄電器101の残存電量を算出後、マネジメントECU117は、E0を初期値として充放電量を算出し(ステップS203)、外部電力供給源139から電力供給を受けて蓄電器101を充電するプラグ充電を開始するよう制御する(ステップS204)。充放電量はE0を初期値としているため、充電開始後に算出される充放電量には、プラグ充電による充放電量とともに、プラグ接続時の蓄電器101の残存電量も含まれることになる。
充電開始以降は、図9のステップS105〜ステップS114と同様の処理が行われる。ただし、ステップS106、S108、S112において、充放電量と規定値(充放電量の目標値Aに相当)とを比較する際には、先に説明したように、充放電量としてプラグ接続時の蓄電器101の残存電量も含めて比較する。また、ステップS112において、充放電量が規定値に到達していないと判断した場合、ステップS204に戻り、マネジメントECU117は、蓄電器101の充電を継続するよう制御する。
図10の処理を行うことで、ユーザに走行中の違和感を与えることなく、また不要な蓄電器の充放電を行うことなく、蓄電器の劣化の進行を抑制して充電することができ、蓄電器101の寿命を延ばすことができる。また、マネジメントECU117により算出される充放電量は、所定期間毎の積算により算出されるものであるために積算誤差が大きくなりやすく、特に、車両走行時に積算を行う場合には、走行用の放電も充放電量に含まれるため一層誤差が大きくなる可能性がある。これに対し、図10ではプラグ充電を行うので放電による誤差がなくなるために、より的確に実使用上限SOCを更新することができ、蓄電器101の劣化を防止することが可能となる。
尚、本実施例においては、車両の停止中に、充電器137から伸びた接続部が外部電力供給源139に接続されたときに、蓄電器101の充電を開始することを想定したものであるが、例えば冷寒時に暖房を作動させる際に内燃機関107が作動される際や、車両走行中において蓄電器101の電力のみでは不足するような高出力要求時において発電機109を作動させる場合等も同様に残存電量を求めることができる。
図11は、実使用上限SOCを更新する際の更に動作の一例を示すフローチャートである。図11では、複数のSOC候補の中から選択されたSOCで実使用上限SOCを更新することを想定している。
まず、図9と同様の処理を行う。ただし、ステップS109、S113における充電停止後に、ステップS110、S114における実使用上限SOCの更新を行わない。この更新を行わない代わりに、マネジメントECU117は、ステップS109、S111、S113における充電停止後に、充電停止時の推定SOCを実使用上限SOCの候補nとして、図示しない記憶部に記憶する(ステップS301)。つまり、充電開始後にマネジメントECU117が算出した充放電量が規定値に到達した際に、すぐに実使用上限SOCを更新するのではなく、充電停止時の推定SOCを一旦実使用上限SOCを更新するための候補として図示しない記憶部に記憶する。
そして、マネジメントECU117は、記憶部に記憶した候補数が規定数に到達したか否かを判断する(ステップS302)。規定数に到達していない場合には、次の候補を探索すべく、ステップS101に戻る。
候補数が規定数に到達した場合には、マネジメントECU117は、記憶部に記憶された複数の候補から最適なSOCを選択し、実使用上限SOCを選択されたSOCに更新する(ステップS303)。SOCの選択方法としては、例えば、複数候補の中央値を選択する、複数候補の平均値を選択する、複数候補の中の最大値と最小値の平均値を選択する、複数候補の最頻出値を選択する、などが考えられる。
図11の処理を行うことで、算出される充放電量が規定値に到達するたびに推定SOCを図示しない記憶部に記憶し、複数のSOC候補から最適なSOCを選択するため、たとえ、各回のSOC候補値に多少の誤差があったとしても、より正確に実使用上限SOCを更新することができる。
なお、ステップS302では、候補数が規定数に達したか否かを判断することを説明したが、例えば充電開始から所定時間が経過したか否かを判断してもよい。つまり、所定時間の間、充放電量が規定値に到達するたびに推定SOCを記憶部に記憶することになる。
また、図11では、図9と同様の処理、つまり内燃機関107および発電機109による発電により充電を行うことを想定したが、図10と同様の処理、つまりプラグ充電についても、複数のSOC候補から最適なSOC候補を選択し、実使用上限SOCを更新するようにしてもよい。
本実施形態では、HEVを用いて説明したが、他の電動車両、例えば、EV(ElectricVehicle:電気自動車)、PHEV(Plugin Hybrid Electrical Vehicle:プラグインハイブリッド電気自動車)、FCV(Fuel Cell Vehicle:燃料電池自動車)、PFCV(Plugin Fuel Cell Vehicle:プラグイン燃料電池自動車)等の電動車両であっても、本発明を適用可能である。
本発明は、不要な蓄電器の充放電を行うことなく、蓄電器の劣化の進行を抑制して充電することが可能な充電制御装置等に有用である。
本発明の実施形態における車両の内部構成の一例を示すブロック図 電圧とSOCとの関係の一例を示す図 本発明の実施形態における蓄電器の使用期間とSOCとの関係の一例を示す図 本発明の実施形態における蓄電器の使用期間と実使用上限SOCにおける容量との関係の一例を示す図 本発明の実施形態における蓄電器が想定どおりに劣化した場合の使用年数と使用可能容量との関係の一例を示す図 本発明の実施形態における蓄電器が想定以下に劣化した場合の使用年数と使用可能容量との関係の一例を示す図 本発明の実施形態における蓄電器が想定以上に劣化した場合の使用年数と使用可能容量との関係の一例を示す図 本発明の実施形態における劣化状況毎の蓄電器の使用年数と実使用上限SOCとの関係の一例を示す図 本発明の実施形態における実使用上限SOCを更新する際の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施形態における実使用上限SOCを更新する際の別の動作の一例を示すフローチャート 本発明の実施形態における実使用上限SOCを更新する際の更に別の動作の一例を示すフローチャート 蓄電器の耐久日数と容量低下率との関係の一例を示す図である。 従来の蓄電池の使用年数と使用可能容量との関係の一例を示す図である。
符号の説明
101 蓄電器(BATT)
103 第1インバータ(第1INV)
105 電動機(MOT)
107 内燃機関(ENG)
109 発電機(GEN)
111 第2インバータ(第2INV)
115 ギア
117 マネジメントECU(MG ECU)
119 モータECU(MOT ECU)
121 エンジンECU(ENG ECU)
123 バッテリECU(BATT ECU)
127 駆動軸
129 駆動輪
131 温度センサ
133 電圧センサ
135 電流センサ
137 充電器
139 外部電力供給源

Claims (10)

  1. 充電可能な蓄電器の充電制御装置であって、
    前記蓄電器の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記蓄電器の充放電電流を検出する電流検出部と、
    前記電圧検出部により検出された電圧に基づいて、前記蓄電器の蓄電容量を推定する蓄電容量推定部と、
    前記電流検出部により検出された充放電電流を積算することによって、前記蓄電器の充電開始からの充放電量を算出する充放電量算出部と、
    前記蓄電容量推定部によって推定された前記蓄電器の蓄電容量及び前記充放電量算出部によって算出された前記蓄電器の充放電量に基づいて、前記蓄電器の蓄電容量が実使用上限蓄電容量以下になるように前記蓄電器の充電を制御する充電制御部と
    を備え、
    前記充電制御部は、
    前記実使用上限蓄電容量を更新設定する場合、前記蓄電器の充電を行う際前記充放電量算出部により算出された充放電量が所定値に到達したときの、前記蓄電容量推定部によって推定された蓄電容量を前記実使用上限蓄電容量に更新設定する充電制御装置。
  2. 請求項1に記載の充電制御装置であって、
    前記充電制御部は、
    前記実使用上限蓄電容量を更新設定する場合、前記蓄電器の充電を行う際前記蓄電容量推定部によって推定された蓄電容量が使用可能下限蓄電容量であるときから前記充放電量算出部により算出された充放電量が前記所定値に到達したときの、前記蓄電容量推定部によって推定された蓄電容量を前記実使用上限蓄電容量に設定する第1充電モードを実行する充電制御装置。
  3. 請求項2に記載の充電制御装置であって、
    前記充電制御部は、
    前記実使用上限蓄電容量を更新設定する場合、前記蓄電容量推定部により推定された蓄電容量が前記実使用上限蓄電容量に到達しても、前記充放電量算出部により算出された充放電量が所定値に到達するまで、前記蓄電器の充電を行うよう制御する充電制御装置。
  4. 請求項2に記載の充電制御装置であって、
    前記充電制御部は、
    前記蓄電容量推定部により推定された蓄電容量が前記実使用上限蓄電容量に到達していないが、前記充放電量算出部により算出された充放電量が所定値に到達したときには、前記蓄電器の充電を停止するよう制御する充電制御装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の充電制御装置であって、
    前記充放電量が所定値に到達する毎に前記蓄電容量推定部によって推定された蓄電容量を記憶する記憶部を備え、
    前記充電制御部は、前記実使用上限蓄電容量を更新設定する場合、前記記憶部が記憶する蓄電容量に基づいて前記実使用上限蓄電容量を設定する充電制御装置。
  6. 請求項5に記載の充電制御装置であって、
    前記記憶部は、前記充放電量が前記所定値に到達するたびに推定された所定数の蓄電容量を記憶する充電制御装置。
  7. 請求項5に記載の充電制御装置であって、
    前記記憶部は、所定時間の間、前記充放電量が前記所定値に到達するたびに推定された所定数の蓄電容量を記憶する充電制御装置。
  8. 請求項1、3〜7のいずれか一項に記載の充電制御装置であって、
    前記充電制御部は、
    前記蓄電容量推定部により推定された蓄電容量が、使用可能下限蓄電容量よりも大きい状態で前記蓄電器への充電が開始される場合において第2充電モードを実行し、
    前記第2充電モードでは、前記充電開始時における、前記実使用上限蓄電容量と、前記使用可能下限蓄電容量と、前記蓄電容量推定部により推定された蓄電容量と、および前記所定値と、に基づき充電開始時の前記蓄電器の残存量を推定し、
    当該充電制御装置は、
    前記蓄電器の充電を行う際、前記充放電量として前記残存量を含む充電制御装置。
  9. 請求項8に記載の充電制御装置であって、
    前記第2充電モードは、前記蓄電器が当該蓄電器が搭載される車両外の外部電源と接続されたときに実行され、
    前記残存量は、前記蓄電器と前記外部電源との接続時における、前記実使用上限蓄電容量をB、前記使用可能下限蓄電容量をC、前記蓄電容量推定部により推定された蓄電容量をX、および前記所定値をAとした場合、(X−C)/(B−C)×Aで推定される充電制御装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の充電制御装置であって、
    限界上限蓄電容量が初期設定されており、
    前記充電制御部は、
    前記実使用上限蓄電容量が前記限界上限蓄電容量を超えた場合、前記蓄電器に故障が発生したものと推定し、その旨を通知部に通知させる充電制御装置。
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