JP5077698B2 - プレゼンテーション資料配信システム、及びプレゼンテーション資料上の指示位置データの配信システム - Google Patents

プレゼンテーション資料配信システム、及びプレゼンテーション資料上の指示位置データの配信システム Download PDF

Info

Publication number
JP5077698B2
JP5077698B2 JP2008253095A JP2008253095A JP5077698B2 JP 5077698 B2 JP5077698 B2 JP 5077698B2 JP 2008253095 A JP2008253095 A JP 2008253095A JP 2008253095 A JP2008253095 A JP 2008253095A JP 5077698 B2 JP5077698 B2 JP 5077698B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
presentation material
screen
presentation
vertices
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008253095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010086193A (ja
Inventor
慶 谷全
Original Assignee
サクサ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サクサ株式会社 filed Critical サクサ株式会社
Priority to JP2008253095A priority Critical patent/JP5077698B2/ja
Publication of JP2010086193A publication Critical patent/JP2010086193A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5077698B2 publication Critical patent/JP5077698B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

本発明は、発表者が、スクリーンに投射表示されているプレゼンテーション資料上で指示したポイントを遠隔地において明確に識別することができるようにしたプレゼンテーション資料配信システム、及びプレゼンテーション資料上の指示位置データの配信システムに関する。
近年、遠隔プレゼンテーションシステムにより、遠隔地でもリアルタイムにプレゼンテーションを聴講することが可能となっている。
このような遠隔プレゼンテーションシステムとして、プロジェクタによりスクリーン上に投射表示されているプレゼンテーション資料の画像を発表者(講師、説明者など)が指示しながら講義し、この様子をカメラで撮影したプレゼンテーション画像をネットワーク経由で遠隔地へ配信し、モニタやスクリーンに表示するものがある(特許文献1参照)。
しかし、このシステムの場合、発表者及びスクリーン上のプレゼンテーション資料の双方を画像として伝送するので、鮮明な画像を伝送するには、解像度の高いカメラ、高速の画像圧縮・伸張装置及び高速ネットワークが必要となるため、コストが高くなる。
そこで、発表者の発表の様子についてはカメラで撮影した画像を配信し、プレゼンテーション資料についてはプレゼンテーション資料のファイル形式で配信することにより、コストを低減することが考えられる。
しかしながら、このシステムの場合、発表者がプレゼンテーション中にレーザポインタや指し棒を用いて示した箇所が分からないため、遠隔地で聴講している聴衆に対して、発表内容が伝わり難くなり、講義に対する興味を失わせる可能性がある。
特開2006−197238号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、その目的は、プレゼンテーション資料をそのファイル形式で伝送するプレゼンテーション配信システムにおいて、発表者がプレゼンテーション資料の投射表示画像上で指示したポイントを遠隔地において明確に識別できるようにすることである。
請求項1に係る発明は、プレゼンテーション資料を作成するプレゼンテーション資料作成手段と、そのプレゼンテーション資料をスクリーンに投射表示する手段と、予め設定された位置から前記スクリーンを撮影して画像を取得する画像取得手段と、前記スクリーンに投射表示されているプレゼンテーション資料の任意の箇所を発表者が指示している時に前記画像取得手段で取得された画像を処理して、その指示箇所の撮影画像上の位置を検出する位置検出手段と、前記プレゼンテーション資料の撮影画像上の位置と、投射元のプレゼンテーション資料上の位置との対応関係を記憶する位置関係記憶手段と、その対応関係を基に、前記指示箇所の前記撮影画像上の位置を前記資料上の位置に変換する手段と、その変換された位置を示すデータを投射元のプレゼンテーション資料に付加する指示位置付加手段と、前記位置を示すデータが付加されたプレゼンテーション資料をネットワーク経由で伝送するプレゼンテーション資料伝送手段とを備えたプレゼンテーション資料配信システムであって、さらに、スクリーンに投射表示が行われていない時に画像取得手段で取得された画像と、スクリーンの色と異なる色のべた資料がスクリーンに投射表示されている時に画像取得手段で取得された画像との差分からエッジ画像を取得する手段と、そのエッジ画像の頂点を検出する手段と、そのエッジ画像の境界線追跡を行うことで、そのエッジ画像の頂点の間の点を検出する手段と、前記画像取得手段で取得された画像上の前記頂点の位置及び前記頂点の間の点の位置を、前記投射元のプレゼンテーション資料の頂点の位置及び頂点の間の点の位置に変換する射影変換行列を算出する手段とを有し、その射影変換行列が前記位置関係記憶手段に記憶されていることを特徴とするプレゼンテーション資料配信システムである。
請求項2に係る発明は、プレゼンテーション資料を作成するプレゼンテーション資料作成手段と、そのプレゼンテーション資料をスクリーンに投射表示する手段と、予め設定された位置から前記スクリーンを撮影して画像を取得する画像取得手段と、前記スクリーンに投射表示されているプレゼンテーション資料の任意の箇所を発表者が指示している時に前記画像取得手段で取得された画像を処理して、その指示箇所の撮影画像上の位置を検出する位置検出手段と、前記プレゼンテーション資料の撮影画像上の位置と、投射元のプレゼンテーション資料上の位置との対応関係を記憶する位置関係記憶手段と、その対応関係を基に、前記指示箇所の前記撮影画像上の位置を前記資料上の位置に変換する手段と、その変換された位置を示すデータをネットワーク経由で伝送する指示位置データ伝送手段とを有するプレゼンテーション資料上の指示位置データの配信システムであって、さらに、スクリーンに投射表示が行われていない時に画像取得手段で取得された画像と、スクリーンの色と異なる色のべた資料がスクリーンに投射表示されている時に画像取得手段で取得された画像との差分からエッジ画像を取得する手段と、そのエッジ画像の頂点を検出する手段と、そのエッジ画像の境界線追跡を行うことで、そのエッジ画像の頂点の間の点を検出する手段と、前記画像取得手段で取得された画像上の前記頂点の位置及び前記頂点の間の点の位置を、前記投射元のプレゼンテーション資料の頂点の位置及び頂点の間の点の位置に変換する射影変換行列を算出する手段とを有し、その射影変換行列が前記位置関係記憶手段に記憶されていることを特徴とするプレゼンテーション資料上の指示位置データの配信システムである。
本発明によれば、プレゼンテーション資料をそのファイル形式で伝送するシステムにおいて、スクリーンに投射表示されているプレゼンテーション資料が歪んでいたとしても、発表者がスクリーンに投射表示されているプレゼンテーション資料上で指示したポイントを遠隔地において明確に識別することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の実施形態であるプレゼンテーション資料配信システムの構成を示す図である。
このプレゼンテーション資料配信システムは、カメラ1と、カメラ1に接続されたPC(パーソナルコンピュータ)2と、PC2に接続されたプロジェクタ6と、プロジェクタ6によりプレゼンテーション資料が投射されるスクリーン7とからなり、PC2からインターネットなどのネットワーク3を介して、PC2により作成されたプレゼンテーション資料を遠隔地のPC4へ配信し、PC4及び図示されていないプロジェクタによりスクリーン5に投射して表示するように構成されている。
カメラ1は、スクリーン7の正面前方の所定の位置(詳細は後述)に配置され、スクリーン7を正面から撮影し、その画像を取得する。スクリーン7の表面にプロジェクタ6により投影されたプレゼンテーション資料の画像が表示されているときは、スクリーン7の全体及びその正面に投射表示されている画像を撮影して、それらの画像を取得する。
PC2は、Microsoft Power Point(登録商標)などのプレゼンテーション資料作成ソフトが内部のメモリに記憶されており、作成されたプレゼンテーション資料をビデオ信号に変換してプロジェクタ6へ出力する機能、及びプレゼンテーション資料をネットワーク3経由で遠隔地のPC4へ配信する機能を備えている。
また、PC2は、プロジェクタ6によりスクリーン7に投射表示されているプレゼンテーション資料を発表者8がレーザポインタや指し棒により指示したときにカメラ1から入力された画像を用いて、発表者8が指示した箇所の撮影画面上の位置を検出し、予めPC2により作成され、PC2内に記憶されている射影変換行列を用いて、撮影画面内の位置をプレゼンテーション資料の表示画像上の位置に変換し、プレゼンテーション資料に印を付加する機能を備えている。
従って、このプレゼンテーション資料配信システムによれば、スクリーン7に投射表示されているプレゼンテーション資料を発表者8がレーザポインタや指し棒により指示すると、その位置に印を付加したプレゼンテーション資料がスクリーン7及び遠隔地のスクリーン5に表示されることになる。このため、発表者がプレゼンテーション資料の表示画像上で指示したポイントが遠隔地において明確に識別できるようになる。
図2は、PC2の内部の各ブロックと外部装置との接続関係を示すブロック図である。
PC2は、CPU11と、それぞれがCPU11に接続されたROM12、RAM13、入力部15、ネットワーク通信部16、及び出力部17を備えている。
CPU11は、PC2全体の制御や各種演算を行う。ROM12には、CPU2が実行するプログラムや各種固定データが記憶される。RAM13には、CPU11の動作中にプログラムやデータが一時的に記憶される。入力部15には、カメラ1で取得された画像が入力される。ネットワーク通信部16は、CPU11がプレゼンテーション資料作成ソフトを用いて作成したプレゼンテーション資料をネットワーク3経由で遠隔地のPC4へ送信する。出力部17は、プレゼンテーション資料をビデオ信号に変換して、プロジェクタ6及びモニタ9へ出力する。
以上の構成を有するプレゼンテーション資料配信システムの動作を説明する。
図3は、このプレゼンテーション資料配信システムにおいて、プロジェクタ6、スクリーン7及びカメラ1を設置する作業から、PC2がプレゼンテーション資料を配信するまでの処理を示すフローチャートである。
まずプロジェクタ6、スクリーン7及びカメラ1を設置する(ステップS1)。図4に設置例を示す。ここでは、カメラ1によりスクリーン7の全体を正面から撮影することができ、かつプロジェクタ6がスクリーン7の正面に垂直な方向から画像を投射することができるように、カメラ1及びプロジェクタ6をスクリーン7の正面前方の適当な位置に配置した。
次にシステムの初期設定を行う(ステップS2)。図5に、初期設定を行うときのカメラ1の撮影画像を示す。ここには、スクリーン7の画像71及びスクリーン7に投射表示されているプレゼンテーション資料の画像81が撮影画像上に示されている。そして、画像81の外縁の4つの頂点Q1〜Q4の撮影画像上の位置を、投射元のプレゼンテーション資料の表示画像(この画像はモニタ9及びプロジェクタ6に供給される)上の位置に対応付ける。
この対応付けは図6に示す手順で実行する。まず図6Aに示すように、スクリーン7にプロジェクタ6から何も投射していない状態、即ちスクリーン7自身の画像71をカメラ1で撮影し、PC2へ入力する。PC2では、入力された画像71をCPU11がRAM13に書き込む。
次に図6Bに示すように、スクリーン7にプロジェクタ6から、プレゼンテーション資料作成ソフトにより、スクリーン7の色(例.白色)と区別がつく色(例.黒色)で全体を塗りつぶしたプレゼンテーション資料(スライド)を投射し、カメラ1でその画像を撮影し、PC2へ入力する。PC2では、入力された画像82をCPU11がRAM13に書き込む。
次いで図6Cに示すように、CPU11は、画像71と画像82の差分画像83を算出し、RAM13に書き込む。なお、正確には、差分画像83の外側にはスクリーン7の画像71は存在しないが、便宜上図示した。次に図6Dに示すように、CPU11は、差分画像83からエッジ画像84を抽出する。
次に図6Eに示すように、CPU11は、エッジ画像84からハフ変換を用いて、エッジ画像84の外縁を形成する4本の直線L1〜L4を検出する。次いで図6Fに示すように、CPU11は、直線L3とL2の交点、直線L2とL4の交点、直線L4とL1の交点、直線L1とL3の交点から、それぞれエッジの左下の頂点Q1、右下の頂点Q2、右上の頂点Q3、左上の頂点Q4を検出する。CPU11は、これらの4つの頂点の位置を、カメラ1の撮影画面上に設定されたxy直交座標の値で表現し、それをRAM13に書き込む。
次にCPU11は、これらの4つの頂点の位置を投射元のプレゼンテーション資料の位置に対応付けるための射影変換行列を下記の手順で算出し、RAM13に書き込む。
図7は、モニタ9に表示されている投射元のプレゼンテーション資料80の表示画像である。このプレゼンテーション資料80の内容は例えば黒べたである。まずスクリーン7に投射されているプレゼンテーション資料80のXY座標について初期設定を行う。この際、プレゼンテーション資料80の縦横比を考慮して設定を行う。例えば、縦の長さ:横の長さ=191:254の場合、左下の頂点R1に座標を(0,0)、右下の頂点R2の座標を(254,0)、右上の頂点R3の座標を(254,191)、左上の頂点R4の座標を(0,191)に設定する。
また前述した頂点Q1、Q2、Q3、Q4の座標をそれぞれ(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)とする。そして、P1、P2、P3、P4の対応点をそれぞれQ1、Q2、Q3、Q4とし、4つの対応点を用いて射影変換行列を算出する。以下、射影変換行列について説明する。
図8は2台のカメラを用いて、同一平面を異なる視点から撮影してステレオ画像を取得する状態を示す。この時、第1のカメラの画像中の点(x, y)と第2のカメラの画像中の点(x’, y’)は対応関係にある。このような対応関係にある全ての点の組において、第1のカメラの画像中の点が第2のカメラの画像中の点と同一の座標位置に重なるような画像変換を行う場合、それぞれの対応点には斉次座標を用いて以下の関係式[1]が成り立つ。この式で、「λ=P31x+P32y+P33」である。
Figure 0005077698
ここで射影変換行列Pは3×3で九つの要素からなるが、定数倍の不定性があるのでその自由度は8である。そこでP33=1と置いて式[1]を開き、P11、・・・、P32に関してまとめると下記の式[2]のようになる。
Figure 0005077698
このように、1点の対応から二つの拘束が得られるので、少なくとも4点の対応があれば、8自由度のPの全ての要素が決定できる。
図9は、第1のカメラの撮影画像中のスクリーン7上の投射表示画像81が歪んでいる場合を示している。この場合、上述した手順では射影変換後の座標に誤差が生じてしまうので、以下の手順により正確な座標を求める。
まず図10Aに示すように、エッジ画像84を抽出する。この手順は図6A〜Dとほぼ同様である。次に図10Bに示すように、エッジ画像84からハフ変換を用いて直線を検出する。次いで図10Cに示すように、直線と直線の交点について角度を検出し、角度が90度に近い4点を頂点Q1〜Q4として検出する。
射影変換行列については、図11Aに示すように対応点の数を増やす。投射元のプレゼンテーション資料80の縦を4等分、横を6等分する。ここでは、左下の頂点R1と右下の頂点R2との間の6等分点をR5〜R9とし、右下の頂点R2と右上の頂点R3との間の4等分点をR10〜R12とした。そして、図11Bに示すように、撮影画像81の対応する点を検出することにより、撮影画像81の縦の4等分点、横の6等分点の座標値を取得する。
即ちQ1を始点とするエッジの境界線追跡を行い、追跡された順番の座標を記憶する。記憶されたQ1の順番の座標とQ2の順番の座標との間を6等分し、それぞれの座標を投射元のプレゼンテーション資料80に対応した点として設定する。Q2とQ3の間についても同様に4等分し、それぞれの座標を投射元のプレゼンテーション資料80に対応した点と設定する。Q3とQ4との間、Q4とQ1との間も同様に行う。
例えばQ1の追跡順番が“1”、Q2は“120”であれば、Q5は追跡順番“20”の座標とし、Q6は“40”、・・・Q9は“100”の座標とする設定を行う。それぞれ検出した全ての対応点を用いて射影変換行列の作成を行うことで、歪みにも対応した精度の高い変換後座標が得られる。
射影変換行列については、図8に示す2台のカメラの画像間における対応点の組を4点以上のn個与えた場合の最小二乗法により射影変換行列Pを算出する。
まず、n個の対応点の組が与えられた場合、式[2]よりn×2個の連立方程式が得られる。これらをまとめると下記の式[3]のようになる。ここで、式[3]のU、P、Zは、それぞれ下記の式[4]、[5]、[6]とする。
Figure 0005077698
Figure 0005077698
Figure 0005077698
Figure 0005077698
求める射影変換行列Pの要素の数8に対してUの行の数はn×2と過制約であるため、このままでは解を求められない。そこで、Uが最大の階数8であると仮定し、式[3]の両辺にUの転置行列Uを掛けると式[3]は下記の式[7]のようになる。
UP=UZ・・・式[7]
ここで、Uの最大の階数が8である時、行列UUは逆行列を持つので、式[7]でU={(UU)−1}と置くと、下記の式[8]のようになる。
P=UZ・・・式[8]
式[8]より、射影変換行列Pを算出することができる。ここで、行列UをUの擬似逆行列と呼ぶ。また、対応点の組が4点でUの階数が8であった場合のUの擬似逆行列はU−1となる。
式[8]により算出された射影変換行列Pを式[1]に代入することで、片方の画像をもう片方の画像の対応点と一致させた画像に射影変換することができる。
以上の手順で初期設定が終了した後、PC2で作成したプレゼンテーション資料を遠隔地のPC4へ配信する処理を始める(図3のステップS3)。PC2内のCPU11により作成されたプレゼンテーション資料は、出力部17からプロジェクタ6に供給され、スクリーン7に投射表示される。
図4に示すように設置されているカメラ1は、スクリーン7を正面前方から撮影して画像を取得し、PC2へ出力する。PC2は、プレゼンテーション資料のページが切り替えられたかどうか確認するため、入力された撮影画像のプレゼンテーション資料に対応する部分が全体的に変化したかどうか調べる(ステップS4)。
全体的に変化していない場合は(S4:No)、発表者8が、レーザポインタを用いて、スクリーン7に投射表示されているプレゼンテーション資料の画像の任意の箇所を指示しているかどうか調べる(ステップS5、S6)。即ち例えばステップS5で入力画像をグレースケールに変換し、輝度が所定の閾値を超えた部分を検出し、ステップS6で検出されたかどうか調べる。このとき、ステップS5で検出した部分がレーザポインタの色と一致するかどうか、或いは円形であるかどうかなどを調べる処理を付加すれば、検出精度を向上させることができる。
レーザポインタを検出した場合は(S6:Yes)、その撮影画像上の位置を求め、ステップS2で算出した射影変換行列を用いて、元のプレゼンテーション資料の表示画面上の位置に対応させ、その位置に印を描画する(ステップS7)。例えば発表者8がある文に下線を引くようにレーザポインタを移動させた場合は、元の資料の該当する箇所に下線を付加する。また、ある単語を○で囲んだ場合は、元の資料の該当する箇所を○で囲む。これらの印を強調表示(点滅、色変化など)してもよい。
次いで印を描画した編集済みプレゼンテーション資料をネットワーク通信部16からネットワーク3経由で遠隔地のPC4へ配信する(ステップS8)。遠隔地では、発表者8が指示した箇所を強調表示したプレゼンテーション資料がスクリーン5に表示される。編集済みプレゼンテーション資料は、出力部17からプロジェクタ6へ出力され、スクリーン7にも表示される。
レーザポインタが検出されなかった場合は(ステップS6:No)、元のプレゼンテーション資料をそのまま編集済みプレゼンテーション資料として配信する。また、プレゼンテーション資料の撮影画像の全体的な変化を検出した場合は(S4:Yes)、プレゼンテーション資料のページが切り替えられたと判断し、前ページで付加した印を全て消去する(ステップS9)。以上のS4〜S9を繰り返す。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態は、発表者がプレゼンテーション資料の投射表示画像上で指示したポイントを示す位置データを遠隔地のPCに配信するようにしたプレゼンテーション資料上の指示位置データの配信システムである。遠隔地のPCでは、予め受信して保存しておいたプレゼンテーション資料に対し、受信した位置データを用いて印を付ける。
即ちPC2が、プロジェクタ6によりスクリーン7に投射表示されているプレゼンテーション資料を発表者8がレーザポインタや指し棒により指示したときにカメラ1から入力された画像を用いて、発表者8が指示した箇所の撮影画面上の位置を検出し、予めPC2により作成され、PC2内に記憶されている射影変換行列を用いて、撮影画面内の位置をプレゼンテーション資料の表示画像上の位置に変換するところまでは第1の実施形態と同じである。
本実施形態では、PC2は、ネットワーク通信部16及びネットワーク3を介して、遠隔地のPC4に対し、その変換された位置を示すデータを配信する。遠隔地のPC4には、予めプレゼンテーション資料が配信されて保存されている。PC2は遠隔プレゼンテーションの開始時に、遠隔地のPC4に対し、プレゼンテーション資料の識別情報を配信し、プレゼンテーションの進行とともにページ切り替え情報なども配信するので、遠隔地のPC4は保存しておいたプレゼンテーション資料を読み出し、位置データに基づいて印を付加することができる。
従って、スクリーン7に投射表示されているプレゼンテーション資料を発表者8がレーザポインタや指し棒により指示すると、第1の実施形態と同様、その位置に印を付加プレゼンテーション資料が遠隔地のスクリーン5に表示される。
本発明の第1の実施形態のプレゼンテーション資料配信システムの構成を示す図である。 図1のPCの内部の各ブロックと外部装置との接続関係を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態のプレゼンテーション資料配信システムにおいて、プロジェクタ、スクリーン及びカメラを設置する作業から、プレゼンテーション資料を配信するまでの処理を示すフローチャートである。 プロジェクタ、スクリーン及びカメラの設置例を示す図である。 図3の初期設定時の撮影画像を示す図である。 プレゼンテーション資料の撮影画像上の外縁の頂点の位置を投射元のプレゼンテーション資料の外縁の頂点の位置に対応付ける手順を示す図である。 投射元のプレゼンテーション資料の座標設定を示す図である。 2台のカメラを用いて、同一平面を異なる視点から撮影してステレオ画像を取得する状態を示す図である。 カメラの撮影画像上のスクリーン上の投射表示画像が歪んでいる場合を示す図である。 図9の場合にスクリーンに投射表示されるプレゼンテーション資料の画像の4つの頂点の位置を検出する手順を示す図である。 図9の場合に撮影画像上のプレゼンテーション資料の外縁の頂点の位置を投射元のプレゼンテーション資料の外縁の頂点の位置に対応付ける手順を示す図である。
符号の説明
1・・・カメラ、2・・・PC、3・・・ネットワーク、4・・・遠隔地のPC、5・・・遠隔地のスクリーン、7・・・スクリーン、8・・・発表者、11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、15・・・入力部、16・・・ネットワーク通信部、17・・・出力部。

Claims (2)

  1. プレゼンテーション資料を作成するプレゼンテーション資料作成手段と、
    そのプレゼンテーション資料をスクリーンに投射表示する手段と、
    予め設定された位置から前記スクリーンを撮影して画像を取得する画像取得手段と、
    前記スクリーンに投射表示されているプレゼンテーション資料の任意の箇所を発表者が指示している時に前記画像取得手段で取得された画像を処理して、その指示箇所の撮影画像上の位置を検出する位置検出手段と、
    前記プレゼンテーション資料の撮影画像上の位置と、投射元のプレゼンテーション資料上の位置との対応関係を記憶する位置関係記憶手段と、
    その対応関係を基に、前記指示箇所の前記撮影画像上の位置を前記資料上の位置に変換する手段と、
    その変換された位置を示すデータを投射元のプレゼンテーション資料に付加する指示位置付加手段と、
    前記位置を示すデータが付加されたプレゼンテーション資料をネットワーク経由で伝送するプレゼンテーション資料伝送手段と
    を備えたプレゼンテーション資料配信システムであって、
    さらに、スクリーンに投射表示が行われていない時に画像取得手段で取得された画像と、スクリーンの色と異なる色のべた資料がスクリーンに投射表示されている時に画像取得手段で取得された画像との差分からエッジ画像を取得する手段と、そのエッジ画像の頂点を検出する手段と、そのエッジ画像の境界線追跡を行うことで、そのエッジ画像の頂点の間の点を検出する手段と、前記画像取得手段で取得された画像上の前記頂点の位置及び前記頂点の間の点の位置を、前記投射元のプレゼンテーション資料の頂点の位置及び頂点の間の点の位置に変換する射影変換行列を算出する手段とを有し、その射影変換行列が前記位置関係記憶手段に記憶されていることを特徴とするプレゼンテーション資料配信システム
  2. プレゼンテーション資料を作成するプレゼンテーション資料作成手段と、
    そのプレゼンテーション資料をスクリーンに投射表示する手段と、
    予め設定された位置から前記スクリーンを撮影して画像を取得する画像取得手段と、
    前記スクリーンに投射表示されているプレゼンテーション資料の任意の箇所を発表者が指示している時に前記画像取得手段で取得された画像を処理して、その指示箇所の撮影画像上の位置を検出する位置検出手段と、
    前記プレゼンテーション資料の撮影画像上の位置と、投射元のプレゼンテーション資料上の位置との対応関係を記憶する位置関係記憶手段と、
    その対応関係を基に、前記指示箇所の前記撮影画像上の位置を前記資料上の位置に変換する手段と、
    その変換された位置を示すデータをネットワーク経由で伝送する指示位置データ伝送手段と
    を有するプレゼンテーション資料上の指示位置データの配信システムであって、
    さらに、スクリーンに投射表示が行われていない時に画像取得手段で取得された画像と、スクリーンの色と異なる色のべた資料がスクリーンに投射表示されている時に画像取得手段で取得された画像との差分からエッジ画像を取得する手段と、そのエッジ画像の頂点を検出する手段と、そのエッジ画像の境界線追跡を行うことで、そのエッジ画像の頂点の間の点を検出する手段と、前記画像取得手段で取得された画像上の前記頂点の位置及び前記頂点の間の点の位置を、前記投射元のプレゼンテーション資料の頂点の位置及び頂点の間の点の位置に変換する射影変換行列を算出する手段とを有し、その射影変換行列が前記位置関係記憶手段に記憶されていることを特徴とするプレゼンテーション資料上の指示位置データの配信システム。
JP2008253095A 2008-09-30 2008-09-30 プレゼンテーション資料配信システム、及びプレゼンテーション資料上の指示位置データの配信システム Active JP5077698B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008253095A JP5077698B2 (ja) 2008-09-30 2008-09-30 プレゼンテーション資料配信システム、及びプレゼンテーション資料上の指示位置データの配信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008253095A JP5077698B2 (ja) 2008-09-30 2008-09-30 プレゼンテーション資料配信システム、及びプレゼンテーション資料上の指示位置データの配信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010086193A JP2010086193A (ja) 2010-04-15
JP5077698B2 true JP5077698B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=42250107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008253095A Active JP5077698B2 (ja) 2008-09-30 2008-09-30 プレゼンテーション資料配信システム、及びプレゼンテーション資料上の指示位置データの配信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5077698B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101714050B1 (ko) * 2010-11-01 2017-03-08 삼성전자주식회사 휴대단말기의 데이터 표시장치 및 방법
WO2013035308A2 (en) * 2011-09-05 2013-03-14 Panasonic Corporation Television communication system, terminal, and method
CN104301657B (zh) * 2013-07-19 2019-01-01 中兴通讯股份有限公司 一种会议电视终端及其辅流数据接入方法
JP6728849B2 (ja) * 2016-03-25 2020-07-22 セイコーエプソン株式会社 表示装置及び表示装置の制御方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000081950A (ja) * 1998-07-03 2000-03-21 Sony Corp 画像処理装置、画像処理方法、及び提供媒体、並びにプレゼンテーションシステム
JP2001166881A (ja) * 1999-10-01 2001-06-22 Nikon Gijutsu Kobo:Kk ポインティング装置及びその方法
JP2002374525A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Sanyo Electric Co Ltd 配信装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP2004094679A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Ricoh Co Ltd 表示制御装置、タッチパネル付きディスプレイ装置、タッチパネル付きディスプレイ装置の制御方法および制御プログラム
JP4040046B2 (ja) * 2003-03-14 2008-01-30 富士通株式会社 ポインタ領域検出装置、方法及びプログラム、画像の対応付け装置、方法及びプログラム、並びにコンテンツ配信サーバ、コンテンツ配信方法
JP4500036B2 (ja) * 2003-11-18 2010-07-14 株式会社リコー 画像投影表示装置、画像投影表示方法および画像投影表示プログラム
JP2006178749A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置、ネットワークシステム、方法、プログラム
JP4770197B2 (ja) * 2005-02-28 2011-09-14 カシオ計算機株式会社 プレゼンテーション制御装置およびプログラム
JP2007017543A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Ricoh Elemex Corp プレゼンテーション装置、プレゼンテーションシステム、プレゼンテーション方法、およびプレゼンテーションプログラム
JP2007207056A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Seiko Epson Corp 情報入力システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010086193A (ja) 2010-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10964108B2 (en) Augmentation of captured 3D scenes with contextual information
US7589747B2 (en) Mixed reality space image generation method and mixed reality system
JP2014131257A (ja) 画像補正システム、画像補正方法及びプログラム
JP2008275341A (ja) 情報処理装置、情報処理方法
JP5077698B2 (ja) プレゼンテーション資料配信システム、及びプレゼンテーション資料上の指示位置データの配信システム
WO2017179432A1 (ja) 3次元的な投影対象のための画像投影方法及び画像投影装置
JP2004228824A (ja) スタックプロジェクション装置及びその調整方法
JP2001148025A (ja) 位置検出装置及びその方法、平面姿勢検出装置及びその方法
EP3606061B1 (en) Projection device, projection system and an image calibration method
WO2004114210A1 (ja) 情報呈示装置及び情報呈示方法
JP2004212142A (ja) 画像寸法の測定方法
JP5326816B2 (ja) 遠隔会議システム、情報処理装置、及びプログラム
JP6545033B2 (ja) 三次元温度分布表示装置
JP5162855B2 (ja) 画像処理装置、遠隔画像処理システム及び画像処理方法
US11118899B2 (en) Work support system and work support method
CN115842905B (zh) 投射方法以及投射***
JP2005277825A (ja) マルチカメラ映像表示装置
JP4839858B2 (ja) 遠隔指示システム及び遠隔指示方法
JP2014174643A (ja) 画像処理システム、その制御方法、画像処理装置、及び画像処理方法
JP2011054068A (ja) 画像処理システム、画像処理装置、及びプログラム
TWI431525B (zh) 光點遠距同步顯示系統及其方法
JP2017085234A (ja) 携帯端末、プロジェクター、投写システム、投写システムの制御方法およびプログラム
US20240087157A1 (en) Image processing method, recording medium, image processing apparatus, and image processing system
JP7091734B2 (ja) 入力装置、診断システム、入力方法、及びプログラム
JP5200141B2 (ja) 映像提示システム、映像提示方法、プログラム及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120815

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5077698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150