JP5074543B2 - フロートガラスの製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フロートガラスの製造装置に関し、より詳しくは、フロートガラス法(float glass process)によるフロートガラスの製造装置に関する。
本出願は、2009年2月13日出願の韓国特許出願第10−2009−0011982号に基づく優先権を主張し、該当出願の明細書及び図面に開示された内容は、すべて本出願に援用される。
一般に、フロートガラス法によるフロートガラス(シートガラス、フラットガラス、または板ガラスとも知られている)の製造装置は、フロート槽(float bath)に貯蔵されて流動する溶融金属(溶融錫など)上に溶融ガラスを連続的に供給して溶融金属上に溶融ガラスを浮遊させながら、表面張力と重力によって平衡厚さの付近に到達した溶融ガラスリボンを形成し、フロート槽の出口に接した徐冷炉(annealing lehr)に向いて溶融ガラスリボンを引っ張ることで、一定幅の帯またはリボン状のフロートガラスを連続的に製造する装置である。
ここで、溶融金属は、例えば、溶融錫または溶融錫合金を含んでおり、溶融ガラスより比重が大きく、還元性水素(H)及び/または窒素(N)ガスで満たされたフロートチャンバー(float chamber)内に収容されている。溶融金属が収容されるフロートチャンバー内のフロート槽は、水平に延びた構造であり、内部に耐熱性の高い材料(例えば、耐火れんが)を含む。溶融ガラスはフロート槽の上流端から下流端に向いて移動しながら溶融金属の表面で溶融ガラスリボンとして成形される。その後、溶融ガラスリボンはフロート槽の下流端に設定された、いわゆるテイクオフポイント(take−off point)で溶融金属から離されて引き上げられ、次の工程である徐冷炉に送られる。
しかし、フロートチャンバー内部の溶融金属は高温(約600〜1100℃)状態であるため、溶融金属、溶融ガラス、雰囲気中のN、H、微量のO、HO及びSなどが化学的に反応して、一般にドロス(Dross)と呼ばれる不純物を発生させる。特に、フロート槽の下流端(クールエンド)のテイクオフポイント付近はその上流端(ホットエンド)に比べて低温であるため、溶融金属の溶解度が下流端で減少することで、微細な金属酸化物、例えばSnOなどのドロスが下流端で生成され易いだけでなく、その周辺にたまり易い。このようなドロスはテイクオフポイントから溶融ガラスリボンを引き上げるとき、溶融ガラスリボンの下面に付着してフロート槽から取り出されるので、後工程及び/または最終製品のフロートガラスの品質を著しく低下させるスクラッチ、染みなどの原因になる恐れがある。
このような問題を解決するための多様な従来技術が開示されている。特許文献1に開示されているように、従来のフロートガラスの製造装置は、フロート槽の長さ方向の終端部の側壁と端壁によって幅方向に少し拡張した、平面が略T字状のポケット部を有する回収流路を備える。該回収流路は露出流域から回収流路内に収集されたドロスをポケット部に向いて誘導できるように所定の角度で設けられ、ポケット部からドロスをフロート槽の外に排出させる。
特許文献2に開示されているように、他の従来のフロートガラスの製造装置は、フロートガラスの引き抜き方向に対して交差する方向に沿って延びる第1流路、及び第1流路の端部に接続し、側壁の外側からダム部に連通するように配置された第2流路を備え、溶融金属をフロート槽に対して別の通路を用いて下流端から上流端まで還流させる。
上記のような従来技術では、フロート槽内で発生する汚染によって生じたドロスを下流端の両側で除去する。しかし、このような従来技術によれば、下流端の溶融ガラスリボンの中央下部にたまったドロスを除去し難く、このドロスを除去するためには、別の木材で作られたストラップ状のツールでサイドシーリング(side sealing)を開放しなければならない。このような作業環境下では、サイドシーリングの開放によってフロート槽の2次汚染が生じる恐れがあるだけでなく、作業の安全性が保証されないので、フロートガラス製品の品質及び工程安定性を低下させるという問題点があった。
特公昭45−30711号公報 特開2000−128552号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、フロート槽の床れんがのうち下流端部位の「リップブロック(lip block)」の幅方向に複数の排出スリットを形成し、その排出スリットを通って流入されるドロスをフロート槽の側面に回収することで、溶融金属上に浮遊するドロスを安定的に除去できるように構造が改善されたフロートガラスの製造装置を提供することをその目的とする。
上記の目的を達成するため、流動可能な溶融金属が貯蔵され、該溶融金属上で溶融ガラスが流動するフロート槽(float bath)を有する本発明によるフロートガラスの製造装置は、前記下流端の壁面に衝突する前記溶融金属及び溶融金属上で浮遊するドロスを排出するように、前記壁面に貫設された複数の排出スリットと、前記排出スリットと連通し、前記フロート槽の幅方向に形成された回収通路と、前記回収通路を通って流動する前記ドロスを回収するためのドロス回収部材とを備える。
望ましくは、前記複数の排出スリットの各々は、前記溶融金属がオーバーフローされるように前記溶融金属と実質的に同じ高さを持つ入口、及び前記入口から遠くなる方向に傾いた斜面を備える。
望ましくは、前記ドロス回収部材は、前記回収通路と連通するように前記フロート槽の下流端の両側に設けられた回収ボックス、及び前記フロート槽の両側面に沿って還流する前記溶融金属に浮遊するドロスを前記回収ボックス内に掻き集められるように前記回収ボックスの入口に回転自在に設けられたパドルを備える。
望ましくは、前記回収通路は前記フロート槽の中央から両側面に行くほど通路の面積が増加する。
望ましくは、前記複数の排出スリットの各々は前記フロート槽の中央から両側面に行くほどその幅が減少する。
望ましくは、前記複数の排出スリット及び前記回収通路を流れる前記溶融金属を加熱するための加熱部をさらに備える。
望ましくは、前記加熱部はヒーターを含む。
本発明によるフロートガラスの製造装置によれば、フロート槽の下流端部位のリップブロックにたまるドロス(不純物)をフロート槽の両側に効果的に還流させ回収することで、フロートガラス製品の品質が一層高められ、工程の安定性を図ることができる。
本明細書に添付される次の図面は、本発明の望ましい実施例を例示するものであり、発明の詳細な説明とともに本発明の技術的な思想をさらに理解させる役割をするため、本発明は図面に記載された事項だけに限定されて解釈されてはならない。
本発明の望ましい実施例によるフロートガラスの製造装置の概略平面図である。 図1の側面図である。 本発明の代案的な実施例によるフロートガラスの製造装置の概略平面図である。 図1のドロス回収部材を示した側面図である。
以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施例によるフロートガラスの製造装置を詳しく説明する。
本明細書及び請求範囲に使われた用語や単語は通常的や辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者自らは発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に則して本発明の技術的な思想に応ずる意味及び概念で解釈されねばならない。したがって、本明細書に記載された実施例及び図面に示された構成は、本発明の最も望ましい一実施例に過ぎず、本発明の技術的な思想のすべてを代弁するものではないため、本出願の時点においてこれらに代替できる多様な均等物及び変形例があり得ることを理解せねばならない。
図1は本発明の望ましい実施例によるフロートガラスの製造装置を示した概略平面図であり、図2は図1の側面図である。
図1及び図2を参照すれば、本実施例によるフロートガラスの製造装置100は、いわゆる、フロートガラス法によってフロートガラスを製造するためのものであって、下部のフロート槽110及びフロート槽110の上部を覆っている屋根120を含むフロートチャンバを備える。フロートチャンバは入口(図示せず)と出口112を持つ密閉された形態である。
フロート槽110は、溶融錫、溶融錫合金などの溶融金属Mを貯蔵する。このような溶融金属Mは、フロート槽100の上流端(図面の左側)から供給されて溶融ガラスGによって下流端(図面の右側)に移動する。また、溶融金属Mはフロート槽100内部の温度勾配によってフロート槽110の上流端から下流端に流動すると同時に、フロート槽110の中心から両側に流動する。温度勾配とは下流端と比較的高温に保持される上流端との温度の差である。溶融ガラスGは上流端から下流端に向いて移動した後、テイクオフポイントTOで溶融金属Mの表面から離されて引き上げられ、次の工程の徐冷炉(図示せず)に向いて引き抜かれる(矢印C参照)。
前記フロートチャンバー内の雰囲気は窒素と水素との混合気体からなる。このような混合気体は外部大気より少し高い圧力で維持される。溶融金属M及びリボン状の溶融ガラスGは、電気ヒーター(図示せず)によって約800ないし1300℃程度に維持される。溶融ガラスGは無アルカリガラスまたはソーダ石灰ガラスなどである。フロート槽110の内部における溶融金属Mの流動発生原理と構造、及び溶融ガラスGの投入、リボン化、移動及び排出などは一般的なフロートガラス法で公知されているため、本実施例ではその詳細な説明を省く。
前記フロート槽110は、下流端の壁面、すなわち、リップブロック114の壁面に貫設された複数の排出スリット130、それぞれの排出スリット130からフロート槽110の側面と連通する回収通路140、及び回収通路140を通って流動する溶融金属及びドロスを回収するためのドロス回収部材150を備える。
それぞれの排出スリット130は溶融金属Mがオーバーフローされるように溶融金属Mと実質的に同じ高さを持つ入口132、及び入口132から遠くなる方向に傾いた斜面134を備える。斜面134の最大深さはフロート槽110の深さと実質的に同一であることが望ましい。
前記回収通路140は、それぞれの排出スリット130に連通し、排出スリット130を通って流れ出る溶融金属Mと不純物(ドロスD)をフロート槽110の両側に復帰させるように、フロート槽110の幅方向と実質的に平行にリップブロック114の内部に形成される。また、回収通路140はフロート槽110の両側に連通した側面孔142と連結される。
前記排出スリット130と回収通路140は、リップブロック114を改造するか、改造された部分に別途の配管を設備することで形成することができ、または最初から排出スリット130と回収通路140を形成することもできる。
前記排出スリット130は、下流端の壁面(リップブロック114)に衝突する溶融金属M及びその上に浮遊し得るドロスを排出させるためのものであって、リップブロック114の壁面に所定形状で複数形成される。すなわち、それぞれの排出スリット130は一定幅を持ち、その断面は実質的に長方形である。それぞれの排出スリット130はフロート槽110の中央から両側面に行くほどその幅が減少することが望ましい(D>D>…>D)。なぜなら、フロート槽110の中央における溶融金属Mの流動量がその両側面における流動量より小さく、側面に行くほど溶融金属Mの量が増えるので、それぞれのスリットにおける入力体積と出力体積を均一に維持して溶融金属Mの渦流など不必要な流動を防止し、排出スリット130と回収通路140間の円滑な流れを維持するためである。
代案的な実施例において、前述した実施例と異なって図3に示されたように、それぞれの排出スリット130の入口の幅は同一にし、回収通路140の面積を変更させることで、溶融金属Mの流動を安定化させることができる。すなわち、フロート槽110の中央からその両側面に行くほど回収通路140の面積が広くなるようにし、中央部位の回収通路140の面積がその両側面の回収通路の面積より狭い。
図4に示されたように、前記ドロス回収部材150は回収通路140と連通するようにフロート槽110の下流端の両側に設けられた回収ボックス152、及びフロート槽110の両側面に沿って還流する溶融金属Mに浮遊するドロスDを回収ボックス152内に掻き集められるように回収ボックス152の入口付近に回転自在に設けられたパドル154を備える。
前記回収ボックス152は、フロート槽110とは別に設けられ、フロート槽110の下流端から還流する溶融金属Mの流動を収容するのに十分な程度のサイズであって、フロート槽110と同じく密閉雰囲気であることが望ましい。また、回収ボックス152はその内部に流入されるドロスDをフロート槽110から完全に除去できるように、選択的に開放可能な別のドア(図示せず)を設ける。
前記パドル154は回収ボックス152の側壁に設けられた回転軸156に設けられた複数のブレード158を備える。前記回転軸156はモーターなどのような駆動源155によって所定速度で回転される。前記ブレード158はその回転される終端が回収ボックス152の入口側の溶融金属Mの高さと実質的に同じ位置に置かれるように設けられる。すなわち、ブレード158の終端と溶融金属Mとの位置関係は、回転軸156の回転によってブレード158が回転するとき、溶融金属Mの流動には実質的に影響を及ぼさず、その上に浮遊するドロスDを回収ボックス152内に掻き集められるものであれば良い。
上述した実施例によれば、フロート槽110のテイクオフポイントTO付近で発生するドロスDはそれぞれの排出スリット130を通って下流端にさらに流れ、このようなドロスDは回収通路140を通ってフロート槽110の下流端の両側に還流する。このような還流過程でドロスDはパドル154のブレード158の回転によって回収ボックス152の内部に流入される。この過程で排出スリット130及び回収通路140の上部にはリップブロック114によって一種の天井が形成されるため、その経路に存在するドロスDは移動する溶融ガラスGに付着することがなく、特に、溶融ガラスGの全体幅に亘ってドロスDの付着を防止できるので、従来技術と比べてフロートガラスの不良率を減少させることができる。
一方、溶融金属Mに浮遊するドロスDは排出スリット130または回収通路140の周辺またはフロート槽110の下流端の両側に設けられた別の回収手段(図示せず)によって回収することもできる。ここで、回収手段としては、例えば、溶融金属Mを加熱することでドロスDを分解する手段、溶融金属Mを冷却させることで分離したドロスDを機械的に捕らえる手段などを採択することができる。
本実施例によれば、フロートガラスの製造装置100は回収通路140に沿って流れながら冷却された溶融金属Mの温度を上昇させるため、該当回収通路140に配置された加熱部160をさらに備えることができる。このような加熱部160は電気ヒーターであり得、フロート槽110の下流端で溶融金属Mの温度が減少するときに発生し得る不要のガスを防止するために備えられる。
代案的な実施例において、フロート槽110は排出スリット130を通って流れ出る溶融金属Mに対して移動磁界を印加することで排出スリット130及び回収通路140内で溶融金属M及びドロスの還流を発生させる機能を持つリニアモーター(図示せず)をさらに備えることができる。リニアモーターは、溶融金属Mの表面、またはフロート槽110の排出スリット130及び/または回収通路140の側面、下部などの場所に任意の個数を設けることができる。このようなリニアモーターは、溶融金属Mを非接触式で直接駆動できるので、流量制御が容易である。リニアモーターはコアの回りに櫛状の一次コイルを形成し、該コイルに三相交流電圧を印加し、コイルを順に磁化させることで、一定方向に移動磁界を発生させる。このように生成された移動磁界は溶融金属Mに駆動力を提供する。溶融金属Mの流動制御は、フロートガラスの製造装置の稼動前に予め制御して設定しても良く、フロートガラスの製造装置の稼動した後、ガラスを生産する過程で必要に応じて制御して設定しても良い。リニアモーターを駆動して移動磁界を励起すれば、排出スリット130及び回収通路140内に帰還流が発生する。すなわち、ドロスの浮遊し得る溶融金属Mは下流端から排出スリット130及び回収通路140を経って側面孔142を介してフロート槽110の両側に還流するようになる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、適切な変形、改良などが可能である。本発明の目的を達成できる範囲内でフロート槽、溶融金属、溶融ガラス、テイクオフポイント、排出スリット、回収通路、ドロス回収部材などの材質、形状、寸法、形態、数、配置個所などは適宜選択でき、限定されることはない。
本発明のフロートガラスの製造装置によれば、溶融金属が排出スリット及び回収通路を通って側面に還流し、この過程でドロス回収部材が溶融金属上に浮遊しているドロスを回収するため、従来技術と比べて溶融金属の下流端にドロスが滞留することを防止でき、これによってフロートガラスの不良率を低減させることができる。
以上、本発明を限定された実施例と図面に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明が属する技術分野で通常の知識を持つ者によって本発明の技術思想と特許請求の範囲の均等範囲内で多様な修正及び変形が可能であることは言うまでもない。

Claims (7)

  1. 流動可能な溶融金属が貯蔵され、該溶融金属上で溶融ガラスが流動するフロート槽(float bath)を有するフロートガラスの製造装置であって、
    下流端の壁面に衝突する前記溶融金属及び溶融金属上で浮遊するドロスを排出するように、前記壁面に貫設された複数の排出スリットと、
    前記排出スリットと連通し、前記フロート槽の幅方向に形成された回収通路と、
    前記回収通路を通って流動する前記ドロスを回収するためのドロス回収部材と、を備えることを特徴とするフロートガラスの製造装置。
  2. 前記複数の排出スリットの各々は、前記溶融金属がオーバーフローされるように前記溶融金属と実質的に同じ高さを持つ入口、及び前記入口から遠くなる方向に傾いた斜面を備えることを特徴とする請求項1に記載のフロートガラスの製造装置。
  3. 前記ドロス回収部材は、前記回収通路と連通するように前記フロート槽の下流端の両側に設けられた回収ボックス、及び前記フロート槽の両側面に沿って還流する前記溶融金属に浮遊するドロスを前記回収ボックス内に掻き集められるように前記回収ボックスの入口に回転自在に設けられたパドルを備えることを特徴とする請求項1に記載のフロートガラスの製造装置。
  4. 前記回収通路は前記フロート槽の中央から両側面に行くほど通路の面積が増加することを特徴とする請求項1に記載のフロートガラスの製造装置。
  5. 前記複数の排出スリットの各々は前記フロート槽の中央から両側面に行くほどその幅が減少することを特徴とする請求項1に記載のフロートガラスの製造装置。
  6. 前記複数の排出スリット及び前記回収通路を流れる前記溶融金属を加熱するための加熱部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のフロートガラスの製造装置。
  7. 前記加熱部はヒーターを含むことを特徴とする請求項6に記載のフロートガラスの製造装置。
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