JPS6016824A - フロ−トガラスの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフロートガラスの、ｊＪｊｌ弓４１．法に関す
る。

フロート法による平坦なガラスの製造プロセスにおいて
は、充分高温の信融ガラスをスズからなる溶融金属浴上
に送入し、浴の表面に沿ってリボンの形体で浮遊前進さ
せ表面を平滑化させ、冷却させた後浴より搬出し徐冷窯
へ送る。

溶融金属浴は耐火物製の細長い札・に収容され、浴の上
部空間には非酸化性のガス、一般には窒素と氷菓の混合
ガスが供給され金属の酸化を防止する。浴槽の出口端壁
は、溶融金属の流出を防ぐため浴面より若干高くなって
いるので、ガラスリボンは、出口端壁近傍それに接触し
ないよう上方に曲げられ、出口端後方に設けられた通常
リフトアウトロールと呼ばれるロールによって徐冷窯へ
向けて搬送される。ガラスリボンは、浴から離れる際に
はロールとの接触ニよって傷伺けられない程度に冷却さ
れていなげねばならない反面、上方へ曲げられる程度の
可塑性を必要とする。この両方の要求により、従来ガラ
スリボンは出口端で約６００〜６５０℃の温度ポアズで
浴槽より搬出される。

しかしながら、約６００℃の温度のリフトアウトでは、
ガラスリボンの下面がロールとの接触により「ローラー
インプリント」と呼ばれる欠点即ちロール表面の凹凸が
ガラスに転写され凹凸が刻み込まれる欠点を生じ、ガラ
スリボンの平坦度を低下させる。リフトアウトの際のガ
ラスリボンの温度を低下さセると、リフトアウトの際ガ
ラスリボンに亀裂が発生したり、破断が生じ、繰戸″・
ｊの中断を招く。

本発明の目的は、以上の如き何′ｃ、”Ｋを解消する溶
融金属浴のレベルとリフトアウトロールのレベルをほぼ
一致させ、ガラスリボンをほぼ水平に浴槽より搬出でき
るようなフロートガラスの製造法を提供することである
。

即ち、本発明は、浴槽に収容した溶層；金Ｆ凡の浴面に
溶融ガラスを連続的に供給し、ガラスリボンを形成しガ
ラスリボンを水平な浴面に沿って前進させ浴槽の出口端
壁の上方より搬出しフロートガラスを製造するに当り、
該浴面を該浴”檜の出口端壁より高くし、出口端壁近傍
の溶量ｉ１金属に上流方向に向う霜、磁作用による推力
を印加して溶融金属の流出を防きつつカラスリボンを浴
面よりほぼ水平方向に搬出することを特徴とするフロー
トガラスの製造法である。

本発明によれば、浴面が浴槽の出口端壁より高く保持さ
れるので、ガラスリボンを浴面よりほぼ水平に搬出して
もガラスリボンの下面が浴槽の出口端壁に接触すること
はない。それ故、ガラスリボンは浴面上で充分冷却する
ことができるので、リフトアウトローラーによる上記欠
点を生じる恐れはなく、また、従来フロート法による成
形が困輻とされていた高粘度、！１Ｉｌｔ成のガラスに
ついてもその成形を可能とした。さらに従来の製法にお
いては前述の如＜潅格出口近傍でのガラスリボンの温度
を狭い範囲内に調節する必要力あったが、本発明によれ
ばこの温度範囲を広くできるので、その分工程管理が容
易になる。

本発明において、浴槽に供給された溶融カラスは浴面上
でガラスリボンを形成し、このガラスリボンは浴面に沿
って前進する間に所定の板厚及びリボン巾にされると共
に冷却され、浴面より低いレベルにある浴槽の出目端壁
の上方を通過して、はぼ水平に搬送される。この［はぼ
水平、」とは粘度１０１　Ｑ、５ポアズの水平なガラス
リボンを折り曲けたとぎ破損を生じない範囲の水平面に
対する角度を云う。この角度は、浴面より搬送されるリ
ボンの厚さによって異なるが、例えば厚さ３％のリボン
では１５度以下、厚さ１０％のリボンでは１肋以下程度
である。

一方、浴面ば俗情の出口端；壁より高見・レベルに保持
されるが、このレベル差は少な過ぎるとガラスリボンの
下面が出口端壁に接触し入角ｌ欠点となったり、破損に
よる操東の中断を招くので好ましくない。また、このレ
ベル差を大きくし堝ぎると、溶融金７−の流出防止に多
大のエネルギーを要するばかりでなく、リニアインダク
ションモーターの推力の不均一イト１、からくる錫の流
れが増大し、錫の酸化物が生成され易（なり”、リボン
に刺着して欠点の原因ともなりうるので好ましくな（・
。このレベル差は０〜３０％の範囲が望ましいが、リボ
ンの豚さにより変る。例えば、厚さ３′Ａの場合３〜３
０％、厚さ１０％の場合５〜１５Ｘ１厚さ２０％の場合
１０〜１５Ｘの範囲が望ましい。浴槽の出口端壁近傍の
浴深さは５〜５２％の範囲が好ましいがその理由は次の
通りである。この溶融金属の浴面形状はリニアインダク
ションモーターによる上流方向の推力と１１力とにより
出口端壁より上Ｍｔ力方向向って上向きの勾断、を有す
る曲面となり、更に上流では通常の水平角）となる。ガ
ラスリボンは、この曲面部の浴には実物的に支持されな
（・ので、この曲（２）部の範囲が長くなり過きると、
ガラスリボンが破損する恐れがあるので好ましくない。

この曲面部の範囲は浴深さが深い程長くなり、この曲面
部の長さの点で出口端壁の近傍の浴深さは５２％より浅
（するのが望ましい。

一方、浅過ぎると、ガラスリボンが浴槽の底部に接触し
、下面に欠点を生じる恐れがあり好ましくない。

望ましい出口端壁の近傍の浴深さは、５〜５２％の範囲
であり、ｌＯ〜２６Ｘの範囲が特に望ましい。

かかる浴面から搬出するガラスリボンは、浴槽の出口端
壁の下流に設けたローラーに接触する際、リボン表面に
ローラーインプリンターの欠点を生じない温度に冷却さ
れていることか望ましい。一方、ガラスリボンを１紐Ｚ
出する７１％度が低過ぎると、浴槽をその発大ぎくする
心火′かあり、浴槽の設督；費が高価となるので生産コ
ストが高くなり好ましくない。ガラスリボンを搬出する
温度は通常のソーダライムシリカガラスの栃舎４５０〜
６００°Ｃの名は囲か望ましい。

以下図面に基づいて説明する。第］Ｉンルイ、本発明な
実７厄するのに好適な装置のｒ斤面ｉ′：］で力〕ろ。

溶融ガラス〕は、カラス溶ｊイ＋１ｉ１炉に続くギヤナ
ル２の前端に設けられた流量調節のための而」人物製ト
ウイール３の下をＪ＋す、キャナル先端のリップ４より
溶融金属浴５に流入される。６は溶融金属を収容する浴
槽であり、７は梗・の」二部屋根部分であり、これによ
って包囲された浴の上部空間８は還元性算囲気ガスによ
って満されている。

溶融ガラスは１０００〜１１００℃の温度で浴上に流入
され、層状に拡がり浮遊前進しつつ所定の厚みと巾を有
するガラスリボン１０に成形され、浴槽の出口端壁９よ
り浴槽外へほぼ水平方向に搬出される。１１は浴槽の下
流に設けたリフトアウトロールである。１３はシーリン
グブロックと呼ばれるグラファイト製ブロックであり、
リフトアウトロール１１の下方にロールと接して設けら
れ、リフトアウトロールの下方の空間を密閉する。１４
はシーリングドレープと呼ばれる遮蔽板であり、出口９
のガラスリボン上方の空間を密閉する。

本発明においては、溶融金灰浴桁６の出口端壁９の頂部
は操業時の浴レベルより低くなるように構成され、溶融
金属のオーバーフローを防ぐため、リニアインダクショ
ンモーター１６が、出口端付近のガラスリボンの上方に
配置される。

リニアインダクションモーターは、実公昭５Ｏ−３１８
４６−ｑに開示される如く、フロートガラス製造装置に
おいて溶融金属に誘導電磁作用による推力を与え、これ
を流動させるため従来から用いられている。リニアイン
ダクションモーター１６は、図に示される如く、平行な
多数のリムを有する鉄心１７、そのリムを巻いた中空鋼
管からなるコイル１８かうなり、全体が耐火物中に収容
されている。中空管のコイル中を冷却水が循環される。

この複数のコイルを順次励磁することによって移動磁界
を形成する。リニアインダクションモーター近傍の溶融
金属浴には前記移動磁界によって電流が誘導され、この
電流によって磁界が形成される。溶融金属には内部に発
生した磁界とコイルにより発生した移動磁界との作用に
よって移動磁界の移動方向に推力が発生する。

リニアインダクションモーター１６を、浴の出口伺近の
ガラスリボンの上方にガラスリボンに近接して配置し、
溶融金属に対して浴の一ヒｂ１１方向、即ちガラスリボ
ンの進行方向と逆方向の誘導電磁作用による推力を付与
することにより、出口部の溶融金属面に出口端より上流
方向に向って上向きの勾配を有する浴面を形成する。

第２図は第１図の一部拡大図である。

ガラスリボンは、浴面から浴槽の出口端壁よりｈだけ高
いレベルを通過し、はぼ水平にリフトアウトロール１１
へ搬出される。この際、ガラスリボンは板厚の約柿が溶
融金属（通常は錫）の浴面下となるので、実際には浴面
をそれだけ高くすることによりガラ豆リボンを水平に搬
出することができる。このレベルの差りは前記した如く
０〜３０’％の範囲が望ましい。また、浴槽の出口端壁
に隣接する浴深さｄは前記の如く５〜５２％の範囲が望
ましい。

一方、溶融金属の流出を防ぐリニアインダクションモー
ターは鉄心部が浴の渚さより下流まで突出して設けると
浴面の曲面部が短かくなり（即ち、水平部が下流まで延
びる）ガラスリボンと出口端壁との接触の恐れがその分
食なく、なるので望ましい。

更に、図には省略したが、出口端壁の頂部は下流に向っ
て上向の勾配を有するようにすると浴槽の目地に浸透し
端壁の目地よりしみ出す溶融金属が、再度上流の浴へ戻
り流出することがないので好ましい。この勾配は大き過
ぎると、出口端壁のレベルが高くなりカラスリボンの接
触の生ずる恐れがあり好ましくなく、小さ遜ぎるとその
効果が少ない。この勾配は３／１００〜６７１００程度
が望ましい。

リニアイングクションモーターの溶融金１籍に対する推
力は、モーターの巾方向（即ち、ガラスリボンの巾方向
）の両端で低下する。第３図（ａ）に示す如く、リニア
インダクションモーターの両端に耐火物の如き絶縁体２
３が配置される場合には、推力は両端部で低下する。推
力に差がある場合には、推力の高見・部分から低い部分
へ流れる渦状の循環流が生じ、金属浴面の勾配を弱める
働きをする。これに対し、第３図＋　＜ｂ＞　ｉ示すよ
うにリニアインダクションモーターの両端に金属、即ち
溶融金属より導電率の優れた良導体２２を配置すると、
推力はモーターの両端部で低下することはない。かかる
特性を有し、氾融金属浴に浸食されしい金属としては、
Ｗ。

Ｔｉ、　Ｍｏがある。

第４図は、第２図のＡＡ断面図であり、この現象を利用
した出口端の配置を示す。

即ち、出口端壁の上流側に隣接する浴中には両側壁に沿
って金属板２２が浸漬して設けである。この金属板は、
その上面が浴面より矢出し、その巾は２０〜８０’Ｘの
範囲が望ましい。金属板の１］が上記範囲より狭過ぎる
と、金属板を設けた効果が少なく、一方、金属板が上記
範囲より広くなり過ぎるとリニアインダクションモータ
ーの有効な作用領域が狭くなる妬１点を生じ、いずれも
好ましくない。

金ｒ板の長さは、リニアインダクションモーターのそれ
とはぼ同程度が好ましい。

かかる金属板は、溶融金属浴と接する表面のみを上記Ｍ
ｏ等の金属で構成し、内部を耐食性は劣るが、溶融金属
より導電率の優れたｃｕ。

Ａｌ、　Ａｇ等の金属で構成したものを使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施するのに適した装置の断面図であ
る。 第２図は第１図の一部拡大図である。 第３図はリニアインダクションモーターの巾方向の推力
の強さの分布を示す図である。 第４図は第２図のＡＡ断面図である。 １・・・溶融ガラス ５・・・溶融金属浴 ６・・・浴槽 ９・・・浴槽の出口端壁 １０・・・ガラスリボン １１・・・リフトアウトロール １６・・−リニアインダクションモーター２２・・・金
属板 才ｌ閾 才３）Ａ Ｗオ何 才４図 一′ｆ：係先補正書 昭和５９年１０月５日 特許庁長官　志賀　学　殿 １、・Ｊ￥件の表示 口１′（和５８年特許＃ｆＪＪ１２２３６９号２、発明
の名称 フロートカラスの製造文法 ３、補正をする渚 二バ件との関係　特許出願人 住　所　東京都千代田区丸の内二丁目１番２号名称　Ｃ
０Ｄ４）旭硝子株式会社 ４、代理人 ５、補正命令の８竹 自発補正 ６、補正により増加する発明の数　なし補正の内容 （１）明細肖第１２頁１２行目〜同頁第１９行目の「両
端部・・・・・・・・・低ドすることはない。」を次の
ように補正する。 ［絶縁体２３の近傍で急激に小さくなり、その界面では
推力は実質的に存在しない。それ故、そこから溶融金属
がオーバーフローするのを防ぐため、例えば推力の低ド
する部位の出口端壁のレベルを高くするとガラスリボン
の側部から中央部に向って、極めて強い溶融金属の流れ
が発生する。この流れは、カラスリボンの側部に浮遊す
る金属酸化物等の不純物をガラスリボンの下方に搬送し
、この不純物か付着してガラスの欠点となる。これに対
し、第３図（ｂ）に示すように両側部に金属板２２をけ
ると側壁近傍での推力低下を生ずることなく、従って上
記点を生し難いので９ましい。かかる金属板としては導
電率か溶融金属の０．５倍より大きいものであれば推力
の低下を補償することかできる。特に導電率が溶融金属
のそれより大きいものを使用すると、溶融金属がリボン
の中央部から側壁に向って極で遅い速度で流動するため
側部に浮遊する不純物かりホンへ４する恐れがなく好ま
しい。ｊ 以」ニ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ＋１）　浴槽に収容した溶融金属の浴面に溶融ガラスを
   連続的に供給してガラスリボンを形成しガラスリボンを
   水平な浴面に沿って前進させ浴槽の出口端壁の上方より
   搬出しフロートガラスを製造するに当り、該浴面を該浴
   槽の出口端壁より高くし、出口端壁の近傍の溶融金属に
   上流方向に向う電磁作用による推力を印加して溶融金属
   の流出を防ぎつつガラスリボンを浴面よりほぼ水平方向
   に引出すことを特徴とするフロートガラスの製造法。 （２）　前記浴面ば、浴槽の出口端壁より０〜３０％高
   いレベルに保持される特許請求の範囲鋲１功記載の製造
   法。 （８）　前記浴槽の出口端壁の近傍における溶融金属の
   浴深さは５〜５２￥ｎである特許請求の範囲第１項記載
   の製造法。 （リ　前記ガラスリボンは、４５０〜６００℃の範囲の
   粘性で浴面より搬出される特許請求の範囲第１項記載の
   製造法。 （５）　前記浴例の出口端壁の近傍の浴中には両側に金
   属部材が浸漬され、出口端近傍のｆ６融金属には、リボ
   ンの巾方向で、はぼ均一な電磁作用による推力が印加さ
   れる特許請求の範囲第１項記載の製造法。 （６）　前記金属部材はＭ□、　Ｔａ、又はＷである特
   許請求の範囲第５項記載の製造法。 （７）　前記浴槽の出口端壁の近傍の溶融金層には、浴
   面上方に設けたリニアインダクションモーターにより推
   力が印加される特許請求の範囲穿７１項記載の製造法。