JP5073848B1 - 光位相制御回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】AGCアンプ26はループ帯域の下限カットオフ周波数が微小変調信号b4の周波数よりも高く設定され、可変利得アンプ31では利得制御信号b9−1に基づいて、光電気変換後の電気信号b8を目標振幅値b10となるように増幅し、ピーク検出回路32では可変利得アンプの出力振幅を検出し、積分器では前記出力振幅と目標振幅値との差分を積分して得られる出力信号b9を利得制御信号として可変利得アンプへ出力し且つ同期検波用の信号b9−1として同期検波器27へも出力する。同期検波器は同期検波用の信号を同期検波して動作点の制御方向を判断し、制御回路28は前記制御方向に基づいて動作点制御信号を出力し、加算器29は微小変調信号を前記動作点制御信号に重畳した動作点制御信号b6を光変調器へ出力する。
【選択図】図1
Description
(1) 微小信号検出回路に求められる広いダイナミックレンジ
位相変調方式の光送信装置などでは、光変調器の構造が複雑になり、光変調器の損失や、損失ばらつきが大きくなる。光変調器の損失については、例えば、偏波多重のQPSK変調器などでは、標準化された挿入損失が最大で14dBと非常に大きく、これに損失のばらつきも加わる。更に、位相変調光にパルス変調をかけるRZ方式の場合は、1桁近いオーダーの損失ばらつきを考慮する必要がある。
また、モニタPDの変換効率のばらつきも考慮しなけらばならない。光変調器には、光変調器を制御のためのモニタPDが具備されているが、光変調器へ入力する連続光の強度が同じであれば、光変調器の損失が大きいほど、モニタPDでの受光強度が弱まる。また、一般的に、モニタPDで受光する光は、マッハツェンダ変調器の結合部分での漏れ光であるため、結合効率のばらつきに起因する変換効率のばらつきがきわめて大きく、やはり市販の光変調器のモニタPDの変換効率は1桁に及ぶばらつきが存在する。以上を考慮すると、トータルの損失ばらつきは2桁近いものとなる。
動作点制御信号に重畳された微小変調信号が、本来のデータ変調に干渉するため、符号誤り率特性に影響を及ぼしてしまう、或いは、影響を及ぼさないようにきわめて小さい振幅の変調信号しか動作点制御信号に重畳できない。
自動利得制御アンプと、同期検波器と、制御回路と、微小変調信号発生器と、加算器とを備えており、
前記自動利得制御アンプは可変利得アンプとピーク検出回路と積分器とを有し、且つ、ループ帯域の下限カットオフ周波数が前記微小変調信号発生器から出力される微小変調信号の周波数よりも高く設定されており、前記可変利得アンプでは、前記積分器から出力される利得制御信号に基づいて、前記光変調器又は前記光変調器を具備した装置から出力される光信号を光電気変換手段で光電気変換した電気信号を、目標振幅値となるように増幅し、前記ピーク検出回路では、前記可変利得アンプの出力振幅を検出し、前記積分器では、前記ピーク検出回路で検出した前記出力振幅と前記目標振幅値との差分を積分して得られる出力信号を、前記利得制御信号として前記可変利得アンプへ出力するとともに同期検波用の信号として前記同期検波器へも出力し、
前記同期検波器では、前記微小変調信号発生器から出力される前記微小変調信号に基づいて、前記積分器から出力される前記同期検波用の信号を同期検波することにより、前記光変調器の動作点の制御方向を判断し、
前記制御回路では、前記同期検波器で判断した前記制御方向に基づいて、前記光変調器の動作点が最適点になるように制御するための動作点制御信号を出力し、
前記加算器では、前記微小変調信号発生器から出力される前記微小変調信号を、前記制御回路から出力される前記動作点制御信号に重畳し、この微小変調信号を重畳した動作点制御信号を前記光変調器へ出力する、
ように構成されていることを特徴とする。
直列に接続された複数段の自動利得制御アンプと、同期検波器と、制御回路と、微小変調信号発生器と、加算器とを備えており、
前記複数段の自動利得制御アンプは何れも、可変利得アンプとピーク検出回路と積分器とを有し、後段の自動利得制御アンプほど大きな目標振幅値が設定され、且つ、前記複数段の自動利得制御アンプのうちの最後尾の自動利得制御アンプはループ帯域の下限カットオフ周波数が前記微小変調信号発生器から出力される微小変調信号の周波数よりも高く設定され、前記複数段の自動利得制御アンプのうちの最後尾以外の自動利得制御アンプはループ帯域の下限カットオフ周波数が前記微小変調信号発生器から出力される前記微小変調信号の周波数よりも低く設定されており、
前記複数段の自動利得制御アンプのうちの先頭の自動利得制御アンプにおいては、前記可変利得アンプでは、前記積分器から出力される利得制御信号に基づいて、前記光変調器又は前記光変調器を具備した装置から出力される光信号を光電気変換手段で光電気変換した電気信号を、目標振幅値となるように増幅し、前記ピーク検出回路では、前記可変利得アンプの出力振幅を検出し、前記積分器では、前記ピーク検出回路で検出した前記出力振幅と前記目標振幅値との差分を積分して得られる出力信号を、前記利得制御信号として前記可変利得アンプへ出力し、
前記複数段の自動利得制御アンプのうちの先頭以外の自動利得制御アンプにおいては、前記可変利得アンプでは、前記積分器から出力される利得制御信号に基づいて、前段の自動利得制御アンプにおける可変利得アンプから出力される信号を、目標振幅値となるように増幅し、前記ピーク検出回路では、前記可変利得アンプの出力振幅を検出し、前記積分器では、前記ピーク検出回路で検出した前記出力振幅と前記目標振幅値との差分を積分して得られる出力信号を、前記利得制御信号として前記可変利得アンプへ出力し、且つ、前記最後尾の自動利得制御アンプにおける前記積分器では、その前記出力信号を、同期検波用の信号として前記同期検波器へも出力し、
前記同期検波器では、前記微小変調信号発生器から出力される前記微小変調信号に基づいて、前記最後尾の自動利得制御アンプの前記積分器から出力される前記同期検波用の信号を同期検波することにより、前記光変調器の動作点の制御方向を判断し、
前記制御回路では、前記同期検波器で判断した前記制御方向に基づいて、前記光変調器の動作点が最適点になるように制御するための動作点制御信号を出力し、
前記加算器では、前記微小変調信号発生器から出力される前記微小変調信号を、前記制御回路から出力される前記動作点制御信号に重畳し、この微小変調信号を重畳した動作点制御信号を前記光変調器へ出力する、
ように構成されていることを特徴とする。
また、ループ帯域の異なる複数段の自動利得制御アンプを直列に接続することで、ダイナミックレンジの更なる拡大と、最後尾の自動利得制御アンプでの微小変調信号の抽出が可能となる。
また、光受信装置に適用した場合においては、受信信号に重畳される、微小変調信号による微小変調成分(強度変調成分)を目標振幅値からの誤差として検出し、利得制御信号として自動利得制御アンプへ帰還することで、微小変調振幅を低減することができ、符号誤り率特性への影響を小さくすることができる。
図1〜図4に基づき、光送信装置に装備された本発明の実施の形態例1に係る光位相制御回路について説明する。
そして、このAGCアンプ26において、可変利得アンプ31では、積分器33から出力される利得制御信号b9−1に基づいて、光電気変換手段で光電気変換した電気信号b8を、目標振幅値b10となるように増幅する。
ピーク検出回路32では、可変利得アンプ31の出力振幅を検出する。即ち、ピーク検出回路32では、可変利得アンプ31の出力信号b11の振幅情報を電圧情報b12に変換する。
積分器33では、ピーク検出回路32で検出した前記出力振幅(電圧情報b12)と、目標振幅値b10とを比較し、この出力振幅(電圧情報b12)と目標振幅値b10との差分(誤差信号)を積分して得られる出力信号b9を、利得制御信号b9−1として可変利得アンプ31へ出力する。この利得制御信号b9−1に基づいて、可変利得アンプ31では、前述のとおり、光電変換後の信号b8が目標振幅値b10となるように増幅する(即ち、可変利得アンプ31の利得を、前記差分(誤差信号)がゼロになるように制御する)。また、積分器33では、その出力信号b9を、同期検波用の信号b9−2として同期検波器27へも出力する。
制御回路28では、同期検波器27で判断した前記制御方向に基づいて、光変調器22の動作点(バイアス点)が最適点になるように制御するための動作点制御信号b5を出力する。
加算器29では、前述のとおり、微小変調信号発生器30から出力される微小変調信号b4を、制御回路28から出力される動作点制御信号b5に重畳し、この微小変調信号b4を重畳した動作点制御信号b6を光変調器22へ出力する。
なお、図2(e)、図3(e)では、簡単のため信号周波数を単一周波数で表しているが、本発明は帯域幅をもっているものについても適用できる。
図5〜図8に基づき、光送信装置に装備された本発明の実施の形態例2に係る光位相制御回路について説明する。
ピーク検出回路62では、可変利得アンプ61の出力振幅を検出する。即ち、ピーク検出回路62では、可変利得アンプ61の出力信号c12の振幅情報を電圧情報c14に変換する。
積分器63では、ピーク検出回路62で検出した前記出力振幅(電圧情報c14)と、第1の目標振幅値c10とを比較し、この出力振幅(電圧情報c14)と第1の目標振幅値c10との差分(誤差信号)を積分して得られる出力信号を、利得制御信号c13として可変利得アンプ61へ出力する。可変利得アンプ61では、前述のとおり、この利得制御信号c13に基づいて、光電変換後の信号c9が第1の目標振幅値c10となるように増幅する(即ち、可変利得アンプ61の利得を、前記差分(誤差信号)がゼロになるように制御する)。
ピーク検出回路72では、可変利得アンプ71の出力振幅を検出する。即ち、ピーク検出回路72では、可変利得アンプ71の出力信号c15の振幅情報を電圧情報c16に変換する。
積分器73では、ピーク検出回路72で検出した前記出力振幅(電圧情報c16)と、第2の目標振幅値c11とを比較し、この出力振幅(電圧情報c16)と第2の目標振幅値c11との差分(誤差信号)を積分して得られる出力信号c1を、利得制御信号c1−1として可変利得アンプ71へ出力する。この利得制御信号c1−1に基づいて、可変利得アンプ71では、前述のとおり、前段の第1のAGCアンプ41における可変利得アンプ61から出力される信号c12を、第2の目標振幅値c11となるように増幅する(即ち、可変利得アンプ71の利得を、前記差分(誤差信号)がゼロになるように制御する)。また、積分器73では、その出力信号c1を、同期検波用の信号c1−2として同期検波器49へも出力する。
制御回路50では、同期検波器49で判断した前記制御方向に基づいて、光変調器44の動作点(バイアス点)が最適点になるように制御するための動作点制御信号c6を出力する。
加算器51では、前述のとおり、微小変調信号発生器46から出力される微小変調信号c2を、制御回路50から出力される動作点制御信号c6に重畳し、この微小変調信号c4を重畳した動作点制御信号c7を光変調器22へ出力する。
・ 受信強度が2桁違っても第1及び第2のAGCアンプ41,42により、第2のAGCアンプ42(可変利得アンプ71)の出力振幅が所望の振幅(第2の目標振幅値c11)まで増幅できていること、
・ どちらの条件でも、第2のAGCアンプ42の利得制御信号c1−1には、3MHzの微小変調信号cの成分(強度変調成分)が現れていること、
・ これにより、非常に広いダイナミックレンジでの光変調器の動作点制御が可能であること、
がわかる。
前述の実施の形態例1及び2においては、光送信装置に装備された光変調器の動作点を最適なものにするために本発明の光位相制御回路を用いた。本実施の形態例3及び後述の実施の形態例4では、本発明の光位相制御回路の別な利用例として、光受信装置に装備された遅延干渉計から所望の干渉光が出力されるよう、遅延干渉計内に設けられた光位相調整器の動作点(位相調整点)を最適なものにするために本発明の光位相制御回路を用いる例を説明する。遅延干渉計内に設けられた光位相調整器の動作点(位相調整点)を変動させると変化するのは光の位相であるが、遅延干渉計により光の強度の変化(変調)となって現れるため、光位相調整器の動作点(位相調整点)が最適か否かが検知可能となる。
まず、図9〜図11に基づき、光受信装置に装備された本発明の実施の形態例3に係る光位相制御回路について説明する。
AGCアンプ84は、可変利得アンプ92の出力振幅を一定に保持できる(即ち振幅一定制御が可能な)ループ帯域の下限カットオフ周波数が、微小変調信号発生器88から出力される微小変調信号d1の周波数よりも高く設定されている。
このAGCアンプ84において、可変利得アンプ92では、積分器94から出力される利得制御信号d5−1に基づいて、光電気変換手段で光電気変換した電気信号d2を、目標振幅値d4となるように増幅する。
ピーク検出回路93では、可変利得アンプ92の出力振幅を検出する。即ち、ピーク検出回路93では、可変利得アンプ92の出力信号d6の振幅情報を電圧情報d7に変換する。
積分器94では、ピーク検出回路93で検出した前記出力振幅(電圧情報d7)と、目標振幅値d4とを比較し、この出力振幅(電圧情報d7)と目標振幅値d4との差分(誤差信号)を積分して得られる出力信号d5を、利得制御信号d5−1として可変利得アンプ92へ出力する。この利得制御信号d5−1に基づいて、可変利得アンプ92では、前述のとおり、光電変換後の信号d2が目標振幅値b10となるように増幅する(即ち、可変利得アンプ31の利得を、前記差分(誤差信号)がゼロになるように制御する)。また、積分器94では、その出力信号d5を、同期検波用の信号d5−2として同期検波器85へも出力する。
制御回路86では、同期検波器85で判断した前記制御方向に基づいて、光位相調整器89の動作点(位相調整点)が最適点になるように制御するための動作点制御信号d8を出力する。
加算器87では、微小変調信号発生器88から出力される微小変調信号d1を、制御回路86から出力される動作点制御信号d8に重畳し、この微小変調信号d1を重畳した動作点制御信号d9を光位相調整器89へ出力する。
動作点が最適点からずれるに従い、バランス型PD82の各ポート90,91への入力ピーク強度は小さくなるとともに、反対側へのポート(第1のポート90から第2のポート91、第2のポート91から第1のポート90)への漏れ光が大きくなる。このとき受信回路の出力振幅も動作最適点での振幅より小さい値となる。
制御で用いる微小変調信号d1は、定常的に光位相調整器89の動作点(位相調整点)を振動させるので、受信振幅には、周期的に減衰もしくは増大が現れる(図10(b)の波形)。
図11は、本発明に係る出力波形と、従来構成に係る出力波形の比較である。この図11から、上述の通り、従来構成の出力にみられる微小変調信号が、本発明による構成の出力では大幅に抑圧されていることがわかる。
図12に基づき、光受信装置に装備された本発明の実施の形態例4に係る光位相制御回路について説明する。
そして、上記実施の形態例2の場合と同様に(図6参照)、第1のAGCアンプ101は、可変利得アンプ111の出力振幅を一定に保持できる(即ち振幅一定制御が可能な)ループ帯域の下限カットオフ周波数が、微小変調信号発生器109から出力される微小変調信号e2の周波数よりも低く設定され、第2のAGCアンプ102は、可変利得アンプ121の出力振幅を一定に保持できる(即ち振幅一定制御が可能な)ループ帯域の下限カットオフ周波数が、微小変調信号発生器109から出力される微小変調信号e2の周波数よりも高く設定されている。
ピーク検出回路112では、可変利得アンプ111の出力振幅を検出する。即ち、ピーク検出回路112では、可変利得アンプ111の出力信号e7の振幅情報を電圧情報e9に変換する。
積分器113では、ピーク検出回路112で検出した前記出力振幅(電圧情報e9)と、第1の目標振幅値e5とを比較し、この出力振幅(電圧情報e9)と第1の目標振幅値e5との差分(誤差信号)を積分して得られる出力信号を、利得制御信号e8として可変利得アンプ111へ出力する。この利得制御信号e8に基づいて、可変利得アンプ111では、前述のとおり、光電変換後の信号e3が第1の目標振幅値e5となるように増幅する(即ち、可変利得アンプ111の利得を、前記差分(誤差信号)がゼロになるように制御する)。
ピーク検出回路122では、可変利得アンプ121の出力振幅を検出する。即ち、ピーク検出回路122では、可変利得アンプ121の出力信号e10の振幅情報を電圧情報e11に変換する。
積分器123では、ピーク検出回路122で検出した前記出力振幅(電圧情報e11)と、第2の目標振幅値e6とを比較し、この出力振幅(電圧情報e11)と第2の目標振幅値e6との差分(誤差信号)を積分して得られる出力信号e1を、利得制御信号e1−1として可変利得アンプ121へ出力する。この利得制御信号e1−1に基づいて、可変利得アンプ121では、前述のとおり、前段の第1のAGCアンプ101における可変利得アンプ111から出力される信号e7を、第2の目標振幅値e6となるように増幅する(即ち、可変利得アンプ121の利得を、前記差分(誤差信号)がゼロになるように制御する)。また、積分器123では、その出力信号e1を、同期検波用の信号e1−2として同期検波器110へも出力する。
制御回路114では、同期検波器110で判断した前記制御方向に基づいて、光位相調整器103の動作点(位相調整点)が最適点になるように制御するための動作点制御信号e12を出力する。
加算器112では、微小変調信号発生器109から出力される微小変調信号e2を、制御回路114から出力される動作点制御信号e12に重畳し、この微小変調信号e2を重畳した動作点制御信号e13を光位相調整器103へ出力する。
そして、3段以上のAGCアンプのうちの最後尾(3段の場合には3段目)のAGCアンプはループ帯域の下限カットオフ周波数が、前記微小変調信号発生器から出力される微小変調信号の周波数よりも高く設定し、3段以上のAGCアンプのうちの最後尾以外(3段の場合には1段目(先頭)及び2段目)のAGCアンプはループ帯域の下限カットオフ周波数が、前記微小変調信号発生器から出力される前記微小変調信号の周波数よりも低く設定する。
また、3段以上のAGCアンプのうちの先頭(1段目)のAGCアンプにおいては、前記可変利得アンプでは、前記積分器から出力される利得制御信号に基づいて、光変調器又は光変調器を具備した装置(遅延干渉計)から出力される光信号を光電気変換手段で光電気変換した電気信号を、目標振幅値となるように増幅し、前記ピーク検出回路では、前記可変利得アンプの出力振幅を検出し、前記積分器では、前記ピーク検出回路で検出した前記出力振幅と前記目標振幅値との差分を積分して得られる出力信号を、前記利得制御信号として前記可変利得アンプへ出力する。
前記複数段のAGCアンプのうちの先頭以外(3段の場合には2段目と3段目(最後尾))のAGCアンプにおいては、前記可変利得アンプでは、前記積分器から出力される利得制御信号に基づいて、前段(3段の場合には、2段目に対しては先頭(1段目)、最後尾(3段目)に対しては2段目)のAGCアンプにおける可変利得アンプから出力される信号を、目標振幅値となるように増幅し、前記ピーク検出回路では、前記可変利得アンプの出力振幅を検出し、前記積分器では、前記ピーク検出回路で検出した前記出力振幅と前記目標振幅値との差分を積分して得られる出力信号を、前記利得制御信号として前記可変利得アンプへ出力し、且つ、最後尾(3段の場合には3段目)のAGCアンプにおける前記積分器では、その出力信号を、同期検波用の信号として前記同期検波器へも出力する。
前記同期検波器では、前記微小変調信号発生器から出力される前記微小変調信号に基づいて、最後尾(3段の場合には3段目)のAGCアンプの前記同期検波用の信号を同期検波することにより、前記光変調器(遅延干渉計であれば光位相調整器)の動作点の制御方向を判断する。前記制御回路では、前記同期検波器で判断した前記制御方向に基づいて、前記光変調器(遅延干渉計であれば光位相調整器)の動作点を制御するための動作点制御信号を出力する。前記加算器では、前記微小変調信号発生器から出力される前記微小変調信号を、前記制御回路から出力される前記動作点制御信号に重畳し、この微小変調信号を重畳した動作点制御信号を前記光変調器(遅延干渉計であれば光位相調整器)へ出力する。
22 光変調器
23 ドライバ回路
24 モニタPD
25 TIA
26 AGCアンプ
27 同期検波器
28 制御回路
29 加算器
30 微小変調信号発生器
31 可変利得アンプ
32 ピーク検出回路
33 積分器
41 第1のAGCアンプ
42 第2のAGCアンプ
43 光源
44 光変調器
45 ドライバ回路
46 微小変調信号発生器
47 モニタPD
48 TIA
49 同期検波器
50 制御回路
51 加算器
61 可変利得アンプ
62 ピーク検出回路
63 積分器
71 可変利得アンプ
72 ピーク検出回路
73 積分器
81 遅延干渉計
82 バランス型PD
83 TIA
84 AGCアンプ
85 同期検波器
86 制御回路
87 加算器
88 微小変調信号発生器
89 光位相調整器
90 第1のポート
91 第2のポート
92 可変利得アンプ
93 ピーク検出回路
94 積分器
101 第1のAGCアンプ
102 第2のAGCアンプ
103 光位相調整器
104 遅延干渉計
105 バランス型PD
106 TIA
107 第1のポート
108 第2のポート
109 微小変調信号発生器
110 同期検波器
111 可変利得アンプ
112 ピーク検出回路
113 積分器
114 制御回路
121 可変利得アンプ
122 ピーク検出回路
123 積分器
Claims (4)
- 光変調器の動作点を制御する光位相制御回路であって、
自動利得制御アンプと、同期検波器と、制御回路と、微小変調信号発生器と、加算器とを備えており、
前記自動利得制御アンプは可変利得アンプとピーク検出回路と積分器とを有し、且つ、ループ帯域の下限カットオフ周波数が前記微小変調信号発生器から出力される微小変調信号の周波数よりも高く設定されており、前記可変利得アンプでは、前記積分器から出力される利得制御信号に基づいて、前記光変調器又は前記光変調器を具備した装置から出力される光信号を光電気変換手段で光電気変換した電気信号を、目標振幅値となるように増幅し、前記ピーク検出回路では、前記可変利得アンプの出力振幅を検出し、前記積分器では、前記ピーク検出回路で検出した前記出力振幅と前記目標振幅値との差分を積分して得られる出力信号を、前記利得制御信号として前記可変利得アンプへ出力するとともに同期検波用の信号として前記同期検波器へも出力し、
前記同期検波器では、前記微小変調信号発生器から出力される前記微小変調信号に基づいて、前記積分器から出力される前記同期検波用の信号を同期検波することにより、前記光変調器の動作点の制御方向を判断し、
前記制御回路では、前記同期検波器で判断した前記制御方向に基づいて、前記光変調器の動作点が最適点になるように制御するための動作点制御信号を出力し、
前記加算器では、前記微小変調信号発生器から出力される前記微小変調信号を、前記制御回路から出力される前記動作点制御信号に重畳し、この微小変調信号を重畳した動作点制御信号を前記光変調器へ出力する、
ように構成されていることを特徴とする光位相制御回路。 - 光変調器の動作点を制御する光位相制御回路であって、
直列に接続された複数段の自動利得制御アンプと、同期検波器と、制御回路と、微小変調信号発生器と、加算器とを備えており、
前記複数段の自動利得制御アンプは何れも、可変利得アンプとピーク検出回路と積分器とを有し、後段の自動利得制御アンプほど大きな目標振幅値が設定され、且つ、前記複数段の自動利得制御アンプのうちの最後尾の自動利得制御アンプはループ帯域の下限カットオフ周波数が前記微小変調信号発生器から出力される微小変調信号の周波数よりも高く設定され、前記複数段の自動利得制御アンプのうちの最後尾以外の自動利得制御アンプはループ帯域の下限カットオフ周波数が前記微小変調信号発生器から出力される前記微小変調信号の周波数よりも低く設定されており、
前記複数段の自動利得制御アンプのうちの先頭の自動利得制御アンプにおいては、前記可変利得アンプでは、前記積分器から出力される利得制御信号に基づいて、前記光変調器又は前記光変調器を具備した装置から出力される光信号を光電気変換手段で光電気変換した電気信号を、目標振幅値となるように増幅し、前記ピーク検出回路では、前記可変利得アンプの出力振幅を検出し、前記積分器では、前記ピーク検出回路で検出した前記出力振幅と前記目標振幅値との差分を積分して得られる出力信号を、前記利得制御信号として前記可変利得アンプへ出力し、
前記複数段の自動利得制御アンプのうちの先頭以外の自動利得制御アンプにおいては、前記可変利得アンプでは、前記積分器から出力される利得制御信号に基づいて、前段の自動利得制御アンプにおける可変利得アンプから出力される信号を、目標振幅値となるように増幅し、前記ピーク検出回路では、前記可変利得アンプの出力振幅を検出し、前記積分器では、前記ピーク検出回路で検出した前記出力振幅と前記目標振幅値との差分を積分して得られる出力信号を、前記利得制御信号として前記可変利得アンプへ出力し、且つ、前記最後尾の自動利得制御アンプにおける前記積分器では、その前記出力信号を、同期検波用の信号として前記同期検波器へも出力し、
前記同期検波器では、前記微小変調信号発生器から出力される前記微小変調信号に基づいて、前記最後尾の自動利得制御アンプの前記積分器から出力される前記同期検波用の信号を同期検波することにより、前記光変調器の動作点の制御方向を判断し、
前記制御回路では、前記同期検波器で判断した前記制御方向に基づいて、前記光変調器の動作点が最適点になるように制御するための動作点制御信号を出力し、
前記加算器では、前記微小変調信号発生器から出力される前記微小変調信号を、前記制御回路から出力される前記動作点制御信号に重畳し、この微小変調信号を重畳した動作点制御信号を前記光変調器へ出力する、
ように構成されていることを特徴とする光位相制御回路。 - 請求項1又は2に記載する光位相制御回路において、
前記光変調器は、光送信装置に装備され、光源から出力される連続光をデータ信号に基づいて位相変調するためのものであることを特徴とする光位相制御回路。 - 請求項1又は2に記載する光位相制御回路において、
前記光変調器を具備した装置は、位相変調光を受信するために光受信装置に装備された遅延干渉計であり、前記光変調器は前記遅延干渉計に具備された光位相調整器であることを特徴とする光位相制御回路。
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