JP5071322B2 - 電力制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、電源および電圧変換器からなる電源ユニットが二つ並列に接続された電力制御システムに関する。
従来から、電源側から駆動系側に電力を供給したり、駆動系側において回生発電された電力を電源側に供給したりする制御を行う電力制御システムが知られている。例えば、ハイブリッド車両には、バッテリとモータとの間での電力の送受を制御する電力制御システムが搭載されている。かかる電力制御システムの中には、電源および電圧変換器からなる電源ユニットが複数、並列に接続されたものがある(例えば、下記特許文献1,2など)。
この電源ユニットに搭載されている電圧変換器は、通常、ダイオードとトランジスタからなるアームを二つ備えており、この二つのアームを適当なデューティ比で駆動することにより、所望の昇圧動作を実現している。ここで、何らかの原因で、この電圧変換器内のアームが故障し、ON固着してしまうと並列に接続された二つの電源ユニット間での短絡(電池間短絡)や、一つの電源ユニット内での短絡(電池内短絡)を生じることになる。かかる電池間短絡や電池内短絡は、当該電力制御システムの効率の低下や寿命低下だけでなく、他部品の故障なども招く恐れがあり、早期に検出することが望ましい。
そのため、従来においても、電圧変換器に流れる電流値や電圧値に基づいて、電圧変換器のアームの故障を検知し、故障発生時には当該電圧変換器の動作を停止したり、当該電圧変換器を備えた電源ユニットをシステム全体から遮断したりする技術が提案されている(例えば下記特許文献3など)。かかる技術によれば、ある程度の故障は検知できる。
特開2004−6138号公報 特開2003−209969号公報 特開2003−244801号公報
しかしながら、従来の故障検知技術の多くは、電源ユニットが一つの場合を想定している。かかる技術を、複数の電源ユニットが並列接続されたシステムに応用した場合、短絡が生じていることは検知できるものの、複数ある電圧変換器のうち、どの電圧変換器において異常が生じているかを特定することはできないという問題がある。
そこで、本発明では、電圧変換器の故障をより適切に検知でき得る電力制御システムを提供することを目的とする。
本発明の電力制御システムは、互いに並列に接続された二つの電源ユニットであって、それぞれが放充電可能な電源と、当該電源に接続されるとともに供給された電圧を昇降する電圧変換器と、を有した二つの電源ユニットと、前記二つの電源ユニットのうち少なくとも一方の電圧変換器に流れる電流であるリアクトル電流の値および向きを取得するリアクトル電流取得手段と、前記電源ユニットの駆動を制御するとともに、取得された前記リアクトル電流の値に基づいて前記二つの電源ユニット間での短絡の有無を判断し、前記電源ユニット間での短絡が生じている場合には前記リアクトル電流の向きに基づいて短絡の原因となった電源ユニットを特定する制御手段と、を備えることを特徴とする。
好適な態様では、さらに、各電源ユニットごとに設けられ、対応する電源ユニットの電源から出力される電流値である電池電流の値を検出する電池電流検出手段を備え、前記制御手段は、前記電池電流の値に基づいて、当該電池電流に対応する電源ユニットにおける内部的短絡の有無を判断する。他の好適な態様では、さらに、各電源ごとに設けられ、当該電源をシステムから切り離す遮断手段を備え、前記制御手段は、短絡発生時には、前記遮断手段を駆動して、当該短絡の原因となった電源ユニットの電源を当該電力制御システムから切り離す。
他の好適な態様では、前記制御手段は、電動機に出力される電流値に二つの電源ユニット間での電力分配率を乗算した値をパワー収支分電流値として算出し、前記リアクトル電流の値から当該パワー収支分電流値を減算した値を電池間収支分電流値として算出し、当該電池間収支分電流値の絶対値が規定の閾値を超過する場合に電池間短絡が生じていると判断する。この場合、前記制御手段は、前記電動機を電源ユニットに接続した状態で前記電池間収支分電流値に基づいて電池間短絡の有無を判断し、電池間短絡が生じていると判断された場合には、前記電動機を前記電源ユニットから一時的に切り離した状態で前記リアクトル電流値に基づいて、再度、電池間短絡の有無を判断する、ことが望ましい。
他の好適な態様では、前記制御部は、予め、短絡有無判断の基準となる閾値を記憶しており、前記閾値は、温度に応じて変動する変動値である。
本発明によれば、リアクトル電流の値だけでなく向きも検出しており、この向きに基づいて短絡の原因となった電源ユニットを特定できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態である電力制御システム12の概略構成図である。また、図2は、電力制御システム12の一部拡大図である。この電力制御システム12は、例えば、ハイブリッド自動車や電機自動車などに搭載されるシステムであり、二つの電動機ユニット50a,50bに電力を供給したり、電動機ユニット50a,50bで発電された電力により充電されたりするシステムである。なお、以下では、二つの電動機ユニット50a,50bを、特に区別しない場合は添字a,bを省略し、単に「電動機ユニット50」と呼ぶ。各電動機ユニット50の構成要素についても同様である。
電力制御システム12は、並列に接続された二つの電源ユニット、すなわちマスタ電源ユニット14およびスレーブ電源ユニット14と、当該電源ユニット14,14を制御する制御部16(図1では図示省略)と、に大別される。なお、この電源ユニット14,14においても、マスタおよびスレーブを区別しない場合は、添字のMおよびSを省略し、単に「電源ユニット14」と呼ぶ。各電源ユニット14の構成要素についても同様である。
制御部16は、上位制御装置からの要求に従って、総要求パワーを算出し、当該パワーが得られるべく、電源ユニット14の駆動を制御する。また、制御部16は、各種電流センサS,SBM,SBSで検出された電流値や電流の向きなどに基づいて電源ユニット14の良否を判定し、不良と判定された電源ユニット14のバッテリ20をシステムから遮断するようにしている。以下、この電力制御システム12について詳説する。
はじめに、当該電力制御システム12に接続されている電動機ユニット50について簡単に説明する。電動機ユニット50は、電動機52およびインバータ54からなる回路ユニットである。電動機52は、交流電圧が供給されることにより、車両の駆動輪を駆動するためのトルクを発生させる駆動モータとして機能する。また、この電動機52は、回生制動時には、車両の制動力により駆動して発電するジェネレータとしても機能する。この電動機52で発電された電力(交流電圧)は、インバータ54により直流電圧に変換されたうえで電源ユニット14に出力される。電源ユニット14に設けられたバッテリ20は、この直流電圧が供給されることにより充電される。また、電動機52を駆動モータとして機能させる場合、インバータ54は、電源ユニット14から供給される直流電圧を交流電圧に変換したうえで、当該交流電圧を電動機52に供給する。この交流電圧の供給を受けて、電動機52は、モータとして機能し、車両の駆動輪を駆動させるためのトルクを発生する。なお、この二つの電動機52a,52bに流れる電流は、それぞれ、第一モータ電流値Ia、第二モータ電流値Ibとして検知され、電力制御システム12の制御部16に入力される。また、この電動機ユニット50と電源ユニット14との間には制御部16により開閉制御されるゲート(図示省略。例えばリレーなどから構成される)が設けられており、適宜、電動機ユニット50を電力制御システム12から切り離すことが出来るようになっている。
次に、本発明の実施形態である電力制御システム12について説明する。既述したとおり、電力制御システム12は、並列に接続されたマスタ電源ユニット14およびスレーブ電源ユニット14と、当該二つの電源ユニット14,14を制御する制御部16と、に大別される。制御部16は、二つの電源ユニット14,14からの出力合計が、総要求パワーになるように駆動制御している。
二つの電源ユニット14,14は、いずれも、ほぼ同じ構成となっている。そこで、以下では、スレーブ電源ユニット14を例に挙げて、電源ユニット14の構成を説明する。図2は、スレーブ電源ユニット14の構成を示す図である。
スレーブ電源ユニット14は、スレーブ側バッテリ20を備えている。このバッテリ20と電動機ユニット50との間には、電圧を昇降させるスレーブ側コンバータ22が接続されている。また、バッテリ20とコンバータ22の間およびコンバータ22とインバータ54との間には、供給された電圧を平滑化する第一コンデンサC1および第二コンデンサC2が設けられている。バッテリ20は、充放電可能な二次電池であり、例えば、ニッケル水素またはリチウムイオンなどからなる。
コンバータ22は、供給された電圧を、適宜、昇降する電圧変換器である。このコンバータ22は、複数のダイオードD1,D2、複数のトランジスタT1,T2、および、リアクトルLなどから構成される。リアクトルLの一端はバッテリ20の電源ラインに接続される。また、当該リアクトルLの他端は、トランジスタT1とトランジスタT2との中間点、換言すれば、トランジスタT1のエミッタとトランジスタT2のコレクタとの間に接続される。トランジスタT1,T2は、電源ラインとアースラインとの間に直列に接続される。すなわち、トランジスタT1のコレクタは電源ラインに接続され、トランジスタT2のエミッタはアースラインに接続される。また、各トランジスタT1,T2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側に電流を流すダイオードD1,D2がそれぞれ配されている。そして、スイッチング素子として機能するトランジスタT1,T2を、適宜、適当なデューティ比で駆動することで、直流電圧の昇降が行われる。なお、以下の説明では、トランジスタT1のことを「スレーブ側上アームT1」、トランジスタT2のことを「スレーブ側下アームT2」と称することがある。同様に、マスタ電源ユニット14に設けられた二つのトランジスタT1,T2のことを「マスタ側上アームT1」、「マスタ側下アームT2」と称する。
リアクトルLと二つのトランジスタT1,T2の中間点との間には、スレーブ側リアクトル電流センサSが設けられている。このリアクトル電流センサSは、コンバータ22に流れる電流値をリアクトル電流値Iとして検出するとともに、リアクトル電流の向き(正負)も検出し、制御部16に出力する。制御部16は、このリアクトル電流センサで検出されたリアクトル電流値Iに基づいて電池間短絡の有無を判定する。また、電池間短絡が生じている場合には、リアクトル電流の向きに基づいて当該電池間短絡の原因となったコンバータ22の特定を行う。なお、このリアクトル電流センサSは、マスタ電源ユニット14およびスレーブ電源ユニット14の両方に設けてもよいが、コストなどの関係上、本実施形態では、スレーブ電源ユニット14にのみ、リアクトル電流センサSを設けている(図1参照)。
バッテリ20とコンバータ22との間には、スレーブ側電池電流センサSBSが設けられている。この電池電流センサSBSは、バッテリ20近傍での電流値を検出し、スレーブ側電池電流値IBSとして制御部16に出力するセンサである。なお、この電池電流センサは、リアクトル電流センサSと異なり、マスタ電源ユニット14およびスレーブ電源ユニット14の両方に設けられており、各電源ユニット14,14における電池電流値IBM,IBSが、個別に検出されるようになっている。制御部16は、この電池電流センサSBM,SBSで検出された電流値に基づいて、電池内短絡の有無判定、および、電池内短絡の原因になった電源ユニット14,14の特定を行う。
バッテリ20とコンバータ22との間には、制御部16により駆動制御されるスレーブ側システムマスタリレー(以下「SMR」と略す)が設けられている。制御部16は、短絡が生じた場合には、当該短絡の原因となった電源ユニット14を特定する。そして、当該短絡の原因となった電源ユニット14のSMRを駆動して、短絡原因の電源ユニット14に搭載されているバッテリ20を電力制御システム12から切り離すようになっている。そして、これにより、短絡に起因するバッテリ20の損傷などが防止される。
なお、本実施形態では、マスタ電源ユニット14に、DCDCコンバータなどの補機40が接続されている。この補機40は、通常、マスタ側バッテリ20からの電力供給により駆動される。ただし、マスタ電源ユニット14の異常が検出され、マスタ側バッテリ20が電力制御システム12から切り離された場合には、スレーブ側バッテリ20からの電力供給により補機40を駆動するようになっている。
制御部16は、二つの電源ユニット14,14の駆動を制御する部位である。この制御部16は、上位制御装置からの要求に基づいて、総要求パワーなどを算出する。そして、この総要求パワーを満たすように、各コンバータ22,22のアームの駆動を制御する。なお、この制御は、電流値をフィードバックさせる電流フィードバック制御により行われてもよいし、電圧値をフィードバックさせる電圧フィードバック制御であってもよい。
また、上述したように、制御部16は、各種電流センサS,SBM,SBSでの検出結果に基づいて、電池間短絡や電池内短絡の有無判定、および、短絡発生時には、当該短絡の原因となった電源ユニット14の特定なども行う。以下、この短絡判定等の基本原理について図3を参照して詳説する。
図3は、電力制御システム12における電流の流れを示す概略図である。この図3において、黒太線の矢印はマスタ側上アームT1が固着したときの、白抜太線の矢印はスレーブ側上アームT1が固着したときの電流の流れを示している。
通常、スレーブ側コンバータ22に流れるリアクトル電流値Iは、電動機ユニット50に出力される電流量(力行時は正の値、回生時は負の値)に二つの電源ユニット14,14の間での電力分配率を乗算した値と、電池間の遣り取り分に相当する電流量と、を加算した値となる。具体的には、電流値Iは、次の式1〜式4で表される。
=I+I ・・・式1
=(Ia+Ib)×K ・・・式2
K=V/(V−VLS)×γ ・・・式3
=(VLM−VLS)×D/R ・・・式4
なお、ここで、γは、二つの電源ユニット14,14の間での電力分配率であり、Rは内部抵抗値である。V,VLM,VLSは、それぞれ、電動機ユニット50への供給電圧、マスタ側バッテリ20の出力電圧、スレーブ側バッテリ20の出力電圧である。また、Dは、VL1<VL2の場合はマスタ側上アームT1のデューティ、VL1>VL2の場合はスレーブ側上アームT1のデューティである。また、(Ia+Ib)とは、トータル力行電力またはトータル回生電力、換言すれば、電動機ユニット50に出力される電流量を意味しており、力行時にはプラス、回生充電時にはマイナスの値をとる。以下では、このトータル力行電力またはトータル回生電力に電力分配率を乗算した値であるIを、「パワー収支分電流値I」と呼ぶ。また、Iは、電池間の遣り取り分に相当する電流量を意味しており、以下では、このIを「電池間収支分電流値I」と呼ぶ。
上アームがONのまま固定される上アーム固着が生じた場合には、電池間で短絡が生じたことになり、デューティDの値が過大となる。この場合には、式4から明らかなとおり、電池間収支分電流値Iの値も過大となる。そこで、制御部16は、リアクトル電流値Iおよびパワー収支分電流値Iに基づいて、この電池間収支分電流値Iを算出する。具体的には、I=I−Iの演算を実行する。そして、この演算により得られる電池間収支分電流値Iが、規定の閾値αを超えた場合には、上アームT1,T1のON固着、すなわち、電池間短絡が生じたと判断する。また、このときのリアクトル電流の向きが、スレーブ側からマスタ側に向かう向き(すなわち、I>0、図3における黒太線の矢印の向き)の場合にはマスタ側上アームT1が固着していると判断する。逆に、リアクトル電流の向きが、マスタ側からスレーブ側に向かう向き(すなわち、IL<0、図3における白抜太線の矢印の向き)の場合にはスレーブ側上アームT1が固着していると判断する。つまり、まとめると、制御部16は、I=I−I>αの場合にはマスタ側上アームT1がON固着していると判断し、I=I−I<−αの場合にはスレーブ側上アームT1がON固着していると判断し、−α≦I−I≦αの場合には上アームT1,T1のON固着(電池間短絡)は生じていないと判断する。
上アームT1がON固着していると判断した場合、制御部16は、当該上アームT1のON固着が生じた電源ユニット14のSMRを駆動して、当該電源ユニット14に搭載されているバッテリ20を電力制御システム12から切り離す。ここで、マスタ側上アームT1が固着した場合には、当然、マスタ側バッテリ20がシステム12から切り離されることになる。この場合、マスタ電源ユニット14に接続された補機40は、スレーブ電源ユニット14からの電力供給で駆動する。
以上の説明から明らかなとおり、本実施形態では、電流値に基づく電池間短絡の有無判断だけでなく、電流の向きに基づいて上アームT1のON固着が発生している電源ユニット14の特定もしている。その結果、不良が発生した電源ユニット14のバッテリ20のみをシステム12から切り離すことができる。また、本実施形態では、リアクトル電流値Iおよびパワー収支分電流値Iに基づいて、電池間収支分電流値Iを算出し、この電池間収支分電流値Iの値に基づいて電池間短絡の有無判断を行っている。その結果、電動機への出力電流量の値が大きく変動したとしても、正確に電池間短絡の有無を判断できる。
なお、本実施形態では、I=I−Iの値に基づいて電池間短絡が生じていると判断した場合には、電動機ユニット50および電源ユニット14の間に設けられたゲートを遮断して、電動機ユニット50をシステム12から切り離し、その状態で、再度、電流値に基づく電池間短絡の有無判断を行う。
すなわち、電池間収支分電流値Iの算出に用いられるパワー収支分電流値Iは、電動機52に搭載された電流センサ(図示せず)や、電源ユニット14に設けられた電圧センサ(図示せず)などの検出値に基づいて算出される(式2、式3参照)。この各種検出値から誤差を完全に除去することは困難であり、パワー収支分電流値Iは、多少の誤差を含んだ値であると言える。かかるパワー収支分電流値Iをリアクトル電流値Iから減算して電池間収支分電流値Iを算出すると、Iの誤差にIの誤差が重畳されることになる。その結果、算出された電池間収支分電流値Iに含まれる誤差量が大きくなるという問題がある。
そこで、電動機ユニット50を電源ユニット14に接続した状態で、電池間短絡が生じていると判断された場合には、電動機ユニット50を電源ユニット14から一時的に切り離し(ゲート遮断し)、その状態で、再度、電池間短絡の有無を判断するようにしている。電動機ユニット50を電源ユニット14から切り離した場合には、電動機ユニット50への出力電流量(Ia+Ib)=0、ひいては、パワー収支分電流値I=0となる。そして、この場合、I=Iが成立することになる。したがって、電動機ユニット50を電源ユニット14から切り離した場合には、リアクトル電流値Iが、規定の閾値α´を超過するか否かで、上アームのON固着の有無を判断することができる。この場合、電池間収支分電流値Iから電動機52に搭載された電流センサや、電源ユニット14に設けられた電圧センサの誤差の影響を排除することができ、電池間短絡の有無をより正確に判断することができる。なお、より正確に判断するために、この電動機ユニット50を切り離した状態において用いられる閾値α´は、電動機ユニット50を接続した状態で用いられる閾値αよりも小さい値(α´<α)とすることが望ましい。
次に、下アームT2のON固着の有無判断について説明する。下アームT2のON固着の有無判断(電池内短絡の有無判断)は、各バッテリ20,20近傍に設けられた電池電流センサSBM,SBSで検出された電池電流値IBM,IBSに基づいて判断される。すなわち、下アームT2がON固着した電池内短絡発生時には、電池電流が過大になることが知られている。よって、制御部16は、電池電流センサSBM,SBSで検知される電池電流値IBM,IBSを監視し、当該電池電流値IBM,IBSが、規定の閾値βよりも大きい場合には、下アームT2がON固着していると判断する。より具体的には、制御部16は、IBM>βの場合にはマスタ側下アームT2が、IBS>βの場合にはスレーブ側下アームT2がON固着していると判断する。
次に、この電力制御システム12における短絡検出処理の流れについて図4を参照して説明する。図4は、短絡検出処理の流れを示すフローチャートである。
短絡を検出する場合、制御部16は、まず、電池間収支分電流値I=I−K・(Ia+Ib)=I−Iを算出し、その絶対値が規定の閾値αを超過するか否かを判断する(S10)。|I−I|≦αの場合には、ステップS22に進み、電池内短絡の有無判断を行う。一方、|I−I|>αの場合には、電池間短絡が生じていると仮判定する。そして、この場合は、電源ユニット14と電動機ユニット50との間に設けられたゲートを遮断して、電動機ユニット50を電力制御システム12から切り離す(S12)。そして、その状態で検出されたリアクトル電流値I(=I)の絶対値が、規定の閾値α´を超過するか否かを判断する(S14)。この判定によれば、パワー収支分電流値I=(Ia+Ib)Kに含まれる誤差の影響を排除できるため、電池間短絡の有無を、より高精度に判断できる。そして、|I|≦α´の場合には、電池間短絡は生じていないと判断する。この場合は、ゲートを再度開放(S40)した後、ステップS22に進み、電池内短絡の有無判断を行う。一方、|IL|>α´の場合には、電池間短絡が生じていると判断する(S16)。この場合、制御部16は、電流の向き(Iの正負)に基づいて、上アームT1のON固着が発生した電源ユニット14を特定する。具体的には、リアクトル電流値Iの正負を判断し、I>0の場合は、マスタ側上アームT1が固着していると判断する(S18,S20)。この場合は、マスタ側SMRを遮断し、マスタ側バッテリ20をシステム12から切り離す。一方、I<0の場合は、スレーブ側上アームT1が固着していると判断する(S30)。この場合は、スレーブ側SMRを遮断して、スレーブ側バッテリ20をシステム12から切り離す(S36)。
一方、電池間短絡(上アームON固着)が生じていない場合は、ステップS22に進む。ステップS22では、まず、マスタ側電池電流値IBMを規定の閾値βと比較する。比較の結果、マスタ側電池電流値IBMが閾値βを超過している場合(IBM>β)には、マスタ側下アームT2のON固着が生じていると判断する(S24)。この場合には、マスタ側SMRを遮断し、マスタ側バッテリ20をシステムから切り離す(S26)。
一方、IBMが閾値β未満である場合は、続いて、スレーブ側電池電流値IBSと閾値βとを比較する(S32)。比較の結果、IBS>βの場合は、スレーブ側下アームT2のON固着が生じていると判断する(S34)。この場合には、スレーブ側SMRを遮断し、スレーブ側バッテリ20をシステム12から切り離す(S36)。
ステップS22、ステップS32のいずれにおいてもNOであった場合、制御部は、電池間短絡、電池内短絡のいずれも生じていないと判断する。この場合は、規定時間待機した後、再度、ステップS10へと戻る。換言すれば、制御部16は、繰り返し短絡の有無検査を実行する。
以上の説明から明らかなとおり本実施形態によれば、電池間短絡・電池内短絡の発生有無だけでなく、いずれの電源ユニット14で異常が生じたかも特定もできる。その結果、異常が生じた電源ユニット14のバッテリ20のみをシステム12から切り離すこができ、バッテリの損傷を防止しつつ、より効率的な運転が可能となる。また、リアクトル電流値Iから、パワー収支分電流値I減算して電池間収支分電流値Iを算出し、このIの値に基づいて電池間短絡の有無を判断している。そのため、電動機52での消費電力の大きさに関わらず、電池間収支分電流値Iの過大を確実に検出できる。さらに、電池間短絡の疑いがある場合には、電動機ユニット50を一時的に電源ユニット14から切り離すため、より正確に電池間短絡の有無を判断できる。
なお、短絡判定の基準となる閾値α、α´、βは、固定値であってもよいし、各種条件に応じて変動する変動値であってもよい。例えば、閾値α、α´、βは、温度に応じて変動する変動値であってもよい。かかる構成とすれば、より正確に短絡の有無を判断することができる。すなわち、温度が変化すれば内部抵抗なども変化し、電流値も変化する。換言すれば、短絡発生時の電流値は温度によって異なるといえる。そこで、図5に図示するように、閾値α、α´、βを、温度に応じて変動させることが望ましい。図5において、横軸は温度、縦軸は電流値を示している。また、実線は閾値αを、破線は閾値α´を、一点鎖線は閾値βをそれぞれ示している。この図5から明らかなとおり、この例では、低温になるほど、閾値α、α´、βの絶対値が小さくなるようにしている。これは、低温になるほど内部抵抗が大きくなり、短絡時の電流値も小さくなるからである。そして、このように、閾値α、α´、βを、温度に応じて変動させれば、より正確に短絡の有無判断ができる。
また、本実施形態では、図4に示すとおり、電池間短絡の有無判定を二回行っている(S10,S14)が、ステップS10とステップS14のいずれか一方を省略してもよい。
さらに、上述の説明では、スレーブ側コンバータ22に設置されたリアクトル電流センサSでスレーブ側のリアクトル電流値Iを検出する構成としているが、電池電流センサSBM,SBSで検出された電池電流値IBM,IBSに基づいて、リアクトル電流値、ひいては、電池間収支分電流値を演算してもよい。
具体的には、マスタ側電池電流値IBMを、マスタ側のリアクトル電流値ILMと、ほぼ同じと仮定する。この場合、次の式5が成立することになる。
BM≒ILM=(Ia+Ib)×{V/(V−VLM)×(1−γ)}+Id+{(VLS−VLM)/R×D} ・・・式5
ここで、Idは、補機に流れる電流値である。この補機電流値Idは、センサなどで検出した検出値を用いてもよいし、制御の結果、得られるであろう見込みの値でもよい。この式5において、K={V/(V−VLM)×(1−γ)}、I2M=(VLS−VLM)/R×Dとおいた場合、次の式6が成立する。
BM≒(Ia+Ib)K+I2M+Id
2M≒IBM−(Ia+Ib)K−Id ・・・式6
上アームデューティを乗算して得られる値であるI2Mは、上アームのON固着が生じた場合に過大になる値であると言える。したがって、短絡の有無を判断する場合、制御部は、このI2Mと規定の閾値α(α>0)とを比較する。比較の結果、I2M<−αの場合にはマスタ側上アームT1のON固着が、I2M>αの場合にはスレーブ側上アームT1のON固着が、それぞれ、生じていると判断する。
同様に、スレーブ側電池電流値IBSを、スレーブ側のリアクトル電流値I(以下では、マスタ側リアクトル電流値ILMとの区別を明確にするために添字Sを追加してスレーブ側リアクトル電流値ILSと標記する。以下、K,Iも同じ)とみなした場合、次の式7が成立することになる。
BS≒ILS
=(Ia+Ib)×{V/(V−VLS)×γ}+(VLM−VLS)×D/R
={V/(V−VLS)×γ}、I2S=(VLM−VLS)×D/Rとした場合、
BS=(Ia+Ib)・K+I2S
2S=IBS−(Ia+Ib)・K ・・・式7
この式7におけるI2Sも、I2Mと同じく、上アームのON固着が生じた場合に過大になる値である。したがって、短絡の有無を判断する場合、このI2Sと規定の閾値α(α>0)とを比較するようにしてもよい。比較の結果、I2S<−αの場合にはスレーブ側上アームT1のON固着が、I2S>αの場合にはマスタ側上アームT1のON固着が、それぞれ、生じていると判断することができる。
本発明の実施形態である電力制御システムの構成を示す図である。 スレーブ側電源ユニットの拡大図である。 電流の流れを示す概略図である。 短絡検出処理の流れを示すフローチャートである。 閾値の一例を示すグラフである。
符号の説明
C1,C2 コンデンサ、D1,D2 ダイオード、L リアクトル、SBM,SBS 電池電流センサ、S リアクトル電流センサ、T1,T1 上アーム(トランジスタ)、T2,T2 下アーム(トランジスタ)、12 電力制御システム、14,14 電源ユニット、16 制御部、20,20 バッテリ、22,22 コンバータ、40 補機、50a,50b 電動機ユニット、52a,52b 電動機、54a,54b インバータ。

Claims (6)

  1. 互いに並列に接続された二つの電源ユニットであって、それぞれが放充電可能な電源と、当該電源に接続されるとともに供給された電圧を昇降する電圧変換器と、を有した二つの電源ユニットと、
    前記二つの電源ユニットのうち少なくとも一方の電圧変換器に流れる電流であるリアクトル電流の値および向きを取得するリアクトル電流取得手段と、
    前記電源ユニットの駆動を制御するとともに、取得された前記リアクトル電流の値に基づいて前記二つの電源ユニット間での短絡の有無を判断し、前記電源ユニット間での短絡が生じている場合には前記リアクトル電流の向きに基づいて短絡の原因となった電源ユニットを特定する制御手段と、
    を備えることを特徴とする電力制御システム。
  2. 請求項1に記載の電力制御システムであって、さらに、
    各電源ユニットごとに設けられ、対応する電源ユニットの電源から出力される電流値である電池電流の値を検出する電池電流検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記電池電流の値に基づいて、当該電池電流に対応する電源ユニットにおける内部的短絡の有無を判断する、
    ことを特徴とする電力制御システム。
  3. 請求項1または2に記載の電力制御システムであって、さらに、
    各電源ごとに設けられ、当該電源をシステムから切り離す遮断手段を備え、
    前記制御手段は、短絡発生時には、前記遮断手段を駆動して、当該短絡の原因となった電源ユニットの電源を当該電力制御システムから切り離す、
    ことを特徴とする電力制御システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の電力制御システムであって、
    前記制御手段は、電動機に出力される電流値に二つの電源ユニット間での電力分配率を乗算した値をパワー収支分電流値として算出し、前記リアクトル電流の値から当該パワー収支分電流値を減算した値を電池間収支分電流値として算出し、当該電池間収支分電流値の絶対値が規定の閾値を超過する場合に電池間短絡が生じていると判断することを特徴とする電力制御システム。
  5. 請求項4に記載の電力制御システムであって、
    前記制御手段は、前記電動機を電源ユニットに接続した状態で前記電池間収支分電流値に基づいて電池間短絡の有無を判断し、電池間短絡が生じていると判断された場合には、前記電動機を前記電源ユニットから一時的に切り離した状態で前記リアクトル電流値に基づいて、再度、電池間短絡の有無を判断する、ことを特徴とする電力制御システム。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の電力制御システムであって、
    前記制御部は、予め、短絡有無判断の基準となる閾値を記憶しており、
    前記閾値は、温度に応じて変動する変動値である、
    ことを特徴とする電力制御システム。
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