JP5062894B2 - レール締結装置 - Google Patents

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Description

この発明は、レールの上下方向及び左右方向の振動を抑えるように、このレールを支持する支持体にこのレールを締結するレール締結装置に関する。
従来のレール締結装置は、軌道スラブの上面とレールの底部下面との間に設置されるタイプレートと、このタイプレートの下面と軌道スラブの上面との間に挿入されるゴムパッドと、タイプレートの上面とレールの底部底面との間に挿入される軌道パッドと、レールの底部上面を押さえ付けて締結する締結ばねと、締結ばねを締め付ける締結ボルトと、締結ボルトと締結ばねとの間に挟み込まれる座金などを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001-81704号公報
鉄道では、レール面上の凹凸によってこのレールと車輪との間に相対的な変位が生じ、この変位によって車輪とレールとが振動して騒音が発生している。例えば、鉄道総研報告2006年1月号の「レール振動におけるレール支持機構の影響」には、衝撃加振用ハンマーによってレール頭部を上下方向及び左右方向に加振したときに、バラスト軌道、スラブ軌道及び連続支持バラスト軌道のそれぞれの場合について、レールに生じる振動加速度を測定した振動実験の結果が記載されている。この振動実験では、バラスト軌道、スラブ軌道及び連続支持バラスト軌道のいずれにおいても左右方向の振動は上下方向の振動に比べて無視できない大きさである。このように、従来のレール締結装置では、レールの底部上面を締結ばねの締結力によって押さえ付けているためレールの上下方向の振動を抑えることができるが、レールの腹部については締結ばねの締結力によって押さえ付けていないためレールの左右方向の振動を抑えることができない。その結果、従来のレール締結装置では、レール上を車両が走行するとこのレールに左右方向に大きな振動が発生し、この振動によってレール放射音が発生する問題点があった。
この発明の課題は、取り付けが簡単でありレールの左右方向の振動を抑えて騒音を低減させることができるレール締結装置を提供することである。
この発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図1及び図4に示すように、レール(R)の上下方向及び左右方向の振動を抑えるように、このレールを支持する支持体(S)にこのレールを締結するレール締結装置であって、前記レールの底部(R2)と上下方向から密着するとともに、このレールの腹部(R3左右方向から密着する密着部材(2)と、前記密着部材を前記支持体に着脱自在に取り付ける取付部材(3)と、前記レールの底部及び腹部に前記密着部材を押圧する押圧部材(4)とを備え、前記押圧部材は、前記レールの右側の底部及び腹部に前記密着部材を押圧する右側押圧部材(5R)と、前記レールの左側の底部及び腹部に前記密着部材を押圧する左側押圧部材(5L)と、前記右側押圧部材と前記左側押圧部材とを締結ボルト(6a)及び締結ナット(6b)によって前記レールの底部の下方で締結する締結部材(6)とを備えること特徴とするレール締結装置(1)である。
請求項2の発明は、図5及び図8に示すように、レール(R)の上下方向及び左右方向の振動を抑えるように、このレールを支持する支持体(S)にこのレールを締結するレール締結装置であって、前記レールの底部(R2)と上下方向から密着するとともに、このレールの腹部(R3左右方向から密着する密着部材(9)と、前記密着部材を前記支持体に着脱自在に取り付ける取付部材(12)とを備え前記密着部材は、前記レールの右側の底部及び腹部と密着する右側密着部材(10R)と、前記レールの左側の底部及び腹部と密着する左側密着部材(10L)と、前記レールの右側の底部及び腹部に右側密着部材を押圧し、前記レールの左側の底部及び腹部に前記左側密着部材を押圧するように、この右側密着部材とこの左側密着部材とを締結ボルト(11a)及び締結ナット(11b)によって前記レールの底部の下方で締結する締結部材(11)とを備えること特徴とするレール締結装置(1)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項に記載のレール締結装置において、前記密着部材は、前記レールの底部及び腹部を被覆するように、このレールの底部及び腹部と密着することを特徴とするレール締結装置である。
この発明によると、取り付けが簡単でありレールの左右方向の振動を抑えて騒音を低減させることができる。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係るレール締結装置の斜視図である。図2は、この発明の第1実施形態に係るレール締結装置の平面図である。図3は、図2のIII-III線で切断した状態を示す断面図である。図4は、図2のIV-IV線で切断した状態を示す断面図である。
図3及び図4示す車輪Wは、レールRと回転接触する部材である。車輪Wは、レール頭部R1の頭頂面R11と接触して摩擦抵抗を受ける踏面W1と、脱輪を防止するために車輪Wの外周部に連続して形成されたフランジ面W2とを備えている。
図1〜図4に示すレールRは、鉄道車両の車輪Wを支持し案内してこの鉄道車両を走行させる部材である。レールRは、図3及び図4に示すように、レール頭部R1と、レール底部(フランジ部)R2と、レール腹部(ウェブ部)R3などを備えている。レール頭部R1は、鉄道車両の車輪Wと接触する部分であり、車輪Wを直接支持する頭頂面(頭部上面)R11などを備えている。レール底部R2は、支持体S上に設置されて取り付けられる部分であり、図3に示すようにレール締結装置1の密着部材2によって押さえ付けられる底部上面R21と、支持体S上に設置される底部下面R22と、レール底部R2の左右の側面部分を構成する底部側面R23などを備えている。レール腹部R3は、レール頭部R1とレール底部R2とを繋ぐ部分であり、レール頭部R1に作用する輪重及び横圧をレール底部R2に伝達する。レール腹部R3は、図3及び図4に示すように、レール締結装置1の密着部材2によって押さえ付けられる腹部側面R31などを備えている。
図1〜図3に示す支持体(支承体)Sは、レールRを支持する部材である。支持体Sは、図1に示すように、左右のレールRを固定して軌間を正確に保持するまくらぎであり、レールRから伝達される列車荷重を、このレールRを支持する図示しない道床に分散させるために、レールRと道床との間に設置されている。図1〜図3に示す支持体Sは、レールRに対して直角に並べて敷設される横まくらぎ(一般区間で使用される並まくらぎ)であり、例えば緊張材として使用される鋼材(Prestressing Steel(PC))によってプレストレスが与えられたプレストレスコンクリート製まくらぎ(PCまくらぎ)である。支持体Sは、レールRの長さ方向に所定の間隔をあけて配置されており、レールRを離散的に支持している。支持体Sは、図3に示すように、凹状の段差部分に所定の傾斜角度で形成されたショルダ部S1と、凹状の平坦部分に形成されたレール座面S2とを備えている。
図1〜図4に示すレール締結装置1は、レールRの上下方向及び左右方向の振動を抑えるように、このレールRを支持体Sに締結する装置である。レール締結装置1は、支持体SにレールRを直接締結する直結型レール締結装置であり、列車が通過する際に発生する振動を吸収する緩衝機能を有する。レール締結装置1は、図1、図3及び図4に示す密着部材2と、図1〜図3に示す取付部材3と、図1〜図4に示す押圧部材4と、図1、図2及び図4に示す締結部材6と、図3に示す軌道パッド7と、図1〜図3に示すばね受台8などを備えている。レール締結装置1は、図3に示すように、レール底部R2の底部下面R22と支持体Sのレール座面S2との間に軌道パッド7などを挟み込み、密着部材2及び押圧部材4によってレールRを支持体Sに一体化して締結するまくらぎ一体型の締結装置である。
図1、図3及び図4に示す密着部材2は、レール底部R2及びレール腹部R3と上下方向及び左右方向から密着する部材である。密着部材2は、図3及び図4に示すように、レール底部R2及びレール腹部R3を被覆するように、これらのレール底部R2及びレール腹部R3と密着する。密着部材2は、均一な厚さを有するばね鋼のような金属製の板状の部材を、レール底部R2及びレール腹部R3の表面に沿った形状に折り曲げて形成した板ばねであり、押さえ金(ばねクリップ)として機能する。密着部材2の長さは、図1に示すように、支持体Sの両縁から両端部が突出するように、支持体Sの幅よりも長く形成されている。密着部材2は、断面形状が異なる複数の形式のレールRに選択して装着可能なように、レールRの断面形状に合わせて複数用意されている。密着部材2は、図1、図3及び図4に示すように、下側密着部2aと、上側密着部2b,2cと、屈曲部2d,2eなどを備えている。密着部材2は、図3及び図4に示すように、通常の状態ではレール底部R2及びレール腹部R3に沿った形状であるが、レールRの交換時などには屈曲部2d,2eを基部として上端部が左右に開きレールRを着脱可能なように弾性変形する。
図1、図3及び図4に示す下側密着部2aは、レール底部R2の底部下面R22と密着する部分である。上側密着部2b,2cは、レール底部R2の底部上面R21及びレール腹部R3の腹部側面R31と密着する部分であり、底部上面R21及び腹部側面R31を弾性力によって押さえ付けている。屈曲部2d,2eは、レール底部R2の底部側面R23から外側に突出して屈曲する部分である。屈曲部2d,2eは、下側密着部2aと上側密着部2b,2cとが繋がる部分を略U字状に折り曲げて形成されており、底部側面R23との間に隙間を形成している。屈曲部2d,2eは、下側密着部2aに対して上側密着部2bを弾性変形させて、底部上面R21及び腹部側面R31にこの上側密着部2bを密着させるばね部として機能する。屈曲部2d,2eは、図3に示すように、貫通孔2f,2gを備えており、この貫通孔2f,2gはレールRの長さ方向と直交する方向に伸びる長孔であり、屈曲部2d,2eを貫通して上下に形成されている。
図1〜図3に示す取付部材3は、密着部材2を支持体Sに着脱自在に取り付ける部材である。取付部材3は、図1に示すように、屈曲部2d,2eの長さ方向の中心にそれぞれ取り付けられており、図3に示すように埋込栓3aと、締結ボルト3bと、締結ナット3cと、座金3dなどを備えている。埋込栓3aは、締結ボルト3bを締結するために支持体Sに埋め込まれる部材である。埋込栓3aは、密着部材2と支持体Sとを電気的に絶縁する不飽和ポリエステル樹脂製又はナイロン製の受け栓であり、支持体Sに形成された埋込用の穴に埋め込まれてこの支持体Sに装着されている。埋込栓3aの内周部には、雌ねじ部が形成されている。締結ボルト3bは、密着部材2を支持体Sに固定する部材であり、締結ボルト3bの外周部には埋込栓3aの雌ねじ部と噛み合う雄ねじ部が形成されている。締結ナット3cは、締結ボルト3bと噛み合う部材であり、締結ボルト3bに装着されて密着部材2を支持体Sに押し付けて締結する。座金3dは、密着部材2の屈曲部2d,2eと締結ナット3cとの間に挟み込まれる部材である。
図1〜図4に示す押圧部材4は、レール底部R2及びレール腹部R3に密着部材2を押圧する部材である。押圧部材4は、レールRに密着部材2を左右から押し付けるように、レールRとの間で密着部材2を挟み込む。押圧部材4は、図1〜図4に示す右側押圧部材5Rと、左側押圧部材5Lと、図1、図2及び図4に示す締結部材6などを備えている。押圧部材4は、締結部材6を締め付けることによって密着部材2に装着され、締結部材6を緩めることによって密着部材2から取り外される。
図1〜図4に示す右側押圧部材5Rは、右側のレール底部R2及びレール腹部R3に密着部材2を押圧する部材であり、左側押圧部材5Lは左側のレール底部R2及びレール腹部R3に密着部材2を押圧する部材である。右側押圧部材5Rは、図3及び図4に示すように、密着部材2の右半分の外側表面を被覆するように密着しており、レールRの右半分の底部上面R21、底部下面R22及び腹部側面R31に密着部材2の右半分の内側表面を押し付ける。一方、左側押圧部材5Lは、密着部材2の左半分の外側表面を被覆するように密着しており、レールRの左半分の底部上面R21、底部下面R22及び腹部側面R31に密着部材2の左半分の内側表面を押し付ける。右側押圧部材5R及び左側押圧部材5Lは、図4に示すように、密着部材2の外側表面に沿った形状に形成されており、密着部材2よりも剛性の高い金属製の部材である。右側押圧部材5R及び左側押圧部材5Lの上部は、均一な厚さを有する厚板状に形成されており、右側押圧部材5R及び左側押圧部材5Lの下部はブロック状に形成されている。右側押圧部材5R及び左側押圧部材5Lは、図4に示すように、密着部材2に装着して締結部材6を締め付けたときに、密着部材2の内側表面とレールRの表面とが十分な密着力で接触するように、密着部材2の屈曲部2d,2eの外側との間に僅かに間隙を形成している。右側押圧部材5R及び左側押圧部材5Lの長さは、図1に示すように、密着部材2と同様に、支持体Sの両縁から両端部が突出するように、支持体Sの幅よりも長く形成されている。右側押圧部材5R及び左側押圧部材5Lは、密着部材2と同様に、断面形状が異なる複数の形式のレールRに選択して装着可能なように、レールRの断面形状に合わせて複数用意されている。右側押圧部材5R及び左側押圧部材5Lは、図1及び図4に示す下側押圧部5aと、上側押圧部5bと、図1〜図3に示す切欠部5cと、図4に示す挿入部5dなどを備えている。右側押圧部材5R及び左側押圧部材5Lは、図3及び図4に示すように、いずれも左右対称の同一構造であり、以下では右側押圧部材5R側の部分を中心に説明する。
図4に示す下側押圧部5aは、密着部材2の下側密着部2aをレール底部R2に押圧する部分である。下側押圧部5aは、図1及び図2に示すように、密着部材2に装着された状態では、支持体Sの両縁部の外側に位置するように上側押圧部5bの両端下部に形成されている。図3及び図4に示す上側押圧部5bは、密着部材2の上側密着部2bをレール底部R2の底部上面R21及びレール腹部R3の腹部側面R31に押圧する部分である。上側押圧部5bは、図4に示すように、密着部材2の上側密着部2bよりも厚く形成され、かつ、下側押圧部5aよりも薄く形成されている。上側押圧部5bは、密着部材2に装着された状態では下側押圧部5a側を固定端として撓む板ばねとして機能し、密着部材2を押圧することによって僅かに弾性変形する。図1〜図3に示す切欠部5cは、取付部材3と押圧部材4とが干渉するのを防ぐ部分である。切欠部5cは、取付部材3の締結ナット3c及び座金3dを避けるように、上側押圧部5bの長さ方向の中央部に形成されている。図4に示す挿入部5dは、締結部材6を挿入する部分である。挿入部5dは、下側押圧部5aを貫通する貫通孔であり、締結部材6の締結ボルト6aが貫通するようにこの締結ボルト6aの外径よりも内径が大きく形成されている。
図1及び図4に示す締結部材6は、右側押圧部材5Rと左側押圧部材5Lとを締結する部材である。締結部材6は、レールRと押圧部材4との間の密着部材2を挟み込むように、右側押圧部材5Rと左側押圧部材5Lとを締め付ける。締結部材6は、図4に示すように、締結ボルト6aと、締結ナット6bと、座金6cなどを備えている。締結ボルト6aは、密着部材2に押圧部材4を着脱自在に固定する部材であり、締結ボルト6aの外周面には雄ねじ部が形成されている。締結ナット6bは、締結ボルト6aと噛み合う部材であり、締結ボルト6aに装着されてこの締結ボルト6aの雄ねじ部とかみ合う雌ねじ部が形成されている。座金6cは、押圧部材4と締結ナット6bとの間に挟み込まれる部材である。
図3に示す軌道パッド7は、レールRと支持体Sとの間に挿入する部材である。軌道パッド7は、列車が通過する際に発生する衝撃荷重を緩和するとともに、レールRが長手方向に移動するふく進に対する抵抗力を確保するために、レール底部R2の底部下面R22と支持体Sのレール座面S2との間に挟み込まれる加硫ゴム製又はウレタン製の板状の弾性体である。軌道パッド7には、例えば、底部下面R22と接触する側の表面に鋼板が接着され固定されている。軌道パッド7は、支持体Sの表面を保護し電気的に絶縁する機能を有する。
図1〜図3に示すばね受台8は、密着部材2を支持する部材である。ばね受台8は、図3に示すように、支持体Sのショルダ部S1と密着部材2の屈曲部2d,2eとの間に挿入されており、レールRと支持体Sとを電気的に絶縁するプラスチック製のくさび状の部材である。ばね受台8は、密着部材2の屈曲部2d,2eと密着してこの密着部材2を支持し、列車が通過する際にレールRの左右方向に発生する横圧をショルダ部S1に伝達させる。ばね受台8は、ショルダ部S1と屈曲部2d,2eとの間に挿入されたときに、この挿入量を調節することによってレールRの左右方向の位置を調節する。
次に、この発明の第1実施形態に係るレール締結装置の作用を説明する。
レール底部R2及びレール腹部R3と密着部材2が密着した状態でこの密着部材2が取付部材3によって支持体Sに取り付けられると、レールRが支持体Sに強固に固定される。その結果、レールR上を車輪Wが通過したときにレールRの上下方向及び左右方向の振動が抑えられて、このレールRから発生する転動騒音が低減する。また、レール底部R2及びレール腹部R3に密着部材2を押圧部材4が押し付けた状態で、締結部材6によって密着部材2に押圧部材4が固定される。その結果、密着部材2と押圧部材4とが一体となってレールRに固定されてレールRの重量が増加し、レールRの上下方向及び左右方向の振動が抑えられる。
次に、この発明の第1実施形態に係るレール締結装置の取付方法を説明する。
例えば、図3に示すように、支持体Sのレール座面S2と密着部材2の下側密着部2aとの間に軌道パッド7が挟み込まれて、支持体Sに密着部材2を取付部材3によって取り付けた状態で、この支持体Sが現場に設置される。先ず、取付部材3の締結ナット3cを緩めて、密着部材2の上側密着部2b,2cの上端部を左右に広げて、上側密着部2bと上側密着部2cとの間にレールRを挿入し、下側密着部2aの上面にレール底部R2の底部下面R22を設置する。次に、締結ナット3cを締めて密着部材2の屈曲部2d,2eを押し付けて、底部上面R21及び腹部側面R31に上側密着部2b,2cを密着させて、レールRに密着部材2を装着する。次に、図1に示す右側押圧部材5Rと左側押圧部材5LとをそれぞれレールRの左右から密着部材2を挟み込むように装着し、締結ボルト6aを挿入部5dに挿入して締結ナット6bを締めて、押圧部材4を密着部材2に装着する。その結果、レール締結装置1によってレールRが支持体Sに締結される。
この発明の第1実施形態に係るレール締結装置は、以下に記載するような効果がある。
(1) この第1実施形態では、レール底部R2及びレール腹部R3と上下方向及び左右方向から密着部材2が密着し、この密着部材2を支持体Sに取付部材3が着脱自在に取り付ける。このため、レールRが上下方向及び左右方向から締結されて、レールRと支持体Sとを強固に一体化することができる。その結果、レールR上を車両が走行するときに発生するレールRの上下方向及び左右方向の振動が抑えられて、この振動によって発生する転動騒音を低減することができる。
(2) この第1実施形態では、レール底部R2及びレール腹部R3に密着部材2を押圧部材4が押圧する。このため、レール底部R2及びレール腹部R3に密着部材2が強固に密着して両者が一体となり、レールRの上下方向及び左右方向の振動を抑えることができる。
(3) この第1実施形態では、右側のレール底部R2及びレール腹部R3に密着部材2を右側押圧部材5Rが押圧し、左側のレール底部R2及びレール腹部R3に密着部材2を左側押圧部材5Lが押圧し、この右側押圧部材5Rとこの左側押圧部材5Lとを締結部材6が締結する。このため、押圧部材4が右側押圧部材5Rと左側押圧部材5Lとの分割構造になり密着部材2への着脱作業を容易に実施することができる。
(4) この第1実施形態では、レール底部R2及びレール腹部R3を被覆するように、レール底部R2及びレール腹部R3と密着部材2が密着する。このため、レール底部R2及びレール腹部R3の表面に密着部材2が広範囲で密着し、レールRの上下方向及び左右方向の振動を抑えることができる。
(第2実施形態)
図5は、この発明の第2実施形態に係るレール締結装置の斜視図である。図6は、この発明の第2実施形態に係るレール締結装置の平面図である。図7は、図6のVII-VII線で切断した状態を示す断面図である。図8は、図6のVIII-VIII線で切断した状態を示す断面図である。以下では、図1〜図4に示す部分と同一の部分については、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
図5〜図8に示すレール締結装置1は、図7に示す軌道パッド7と、図5〜図7に示すばね受台8と、図5〜図8に示す密着部材9と、取付部材12などを備えている。図5〜図8に示す密着部材9は、レール底部R2及びレール腹部R3と上下方向及び左右方向から密着する部材である。密着部材9は、図5及び図8に示すように、レール底部R2及びレール腹部R3を被覆するように、これらのレール底部R2及びレール腹部R3と密着する。密着部材9は、図5〜図8に示す右側密着部材10Rと、左側密着部材10Lと、図5、図6及び図8に示す締結部材11などを備えている。密着部材9は、締結部材11を締め付けることによってレールRに装着され、締結部材11を緩めることによってレールRから取り外される。
図5、図6及び図8に示す右側密着部材10Rは、右側のレール底部R2及びレール腹部R3と密着する部材であり、左側密着部材10Lは左側のレール底部R2及びレール腹部R3と密着する部材である。右側密着部材10Rは、レールRの右半分の表面を被覆するように密着しており、レールRの右半分の底部上面R21、底部下面R22及び腹部側面R31に押し付けられる。一方、左側密着部材10Lは、レールRの左半分の表面を被覆するように密着しており、レールRの左半分の底部上面R21、底部下面R22及び腹部側面R31に押し付けられる。右側密着部材10R及び左側密着部材10Lは、図5及び図8に示すように、レールRの表面に沿った形状に形成されており、図1〜図4に示す密着部材2よりも厚い金属製の部材である。右側密着部材10R及び左側密着部材10Lの上部は、厚板状に形成されており、右側密着部材10R及び左側密着部材10Lの下部はブロック状に形成されている。右側密着部材10R及び左側密着部材10Lは、図8に示すように、レールRに装着して締結部材11を締め付けたときに、レールRの表面と十分な密着力で接触するように、レールRの底部側面R23の外側との間に僅かに間隙を形成している。密着部材9の長さは、図5に示すように、支持体Sの両縁から両端部が突出するように、支持体Sの幅よりも長く形成されている。密着部材9は、断面形状が異なる複数の形式のレールRに選択して装着可能なように、レールRの断面形状に合わせて複数用意されている。右側密着部材10R及び左側密着部材10Lは、図5及び図8に示す下側密着部10aと、図5〜図8に示す上側密着部10bと、図5〜図7に示す切欠部10cと、図8に示す挿入部10dと、図5、図6及び図8に示す押さえ部10eなどを備えている。右側密着部材10R及び左側密着部材10Lは、いずれも左右対称の同一構造であり、以下では右側密着部材10R側の部分を中心に説明する。
図5及び図8に示す下側密着部10aは、レール底部R2の底部下面R22と密着する部分であり、図1及び図4に示す下側押圧部5aと略同一構造である。図5及び図8に示す上側密着部10bは、レール底部R2の底部上面R21及びレール腹部R3の腹部側面R31と密着する部分であり、図1及び図4に示す上側押圧部5bと略同一構造であるが、図に示すように上側密着部10bの表面は平坦な水平面とこの水平面と直交する平坦な垂直面とによって段状に形成されている。図5〜図7に示す切欠部10cは、取付部材12と密着部材9とが干渉するのを防ぐ部分である。切欠部10cは、図5及び図6に示すように、取付部材12の押圧部材12aを避けるように、上側密着部10bの長さ方向の中央部に形成されている。図8に示す挿入部10dは、締結部材11を挿入する部分である。挿入部10dは、図8に示すように、下側密着部10aを貫通する貫通孔であり、締結部材11の締結ボルト11aが貫通するようにこの締結ボルト11aの外径よりも内径が大きく形成されている。図5、図6及び図8に示す押さえ部10eは、取付部材12の押圧部12f,12gによって押え付けられる部分である。押さえ部10eは、図5及び図8に示すように、上側密着部10bの表面に形成された水平な平面である。
図5、図6及び図8に示す締結部材11は、右側のレール底部R2及びレール腹部R3に右側密着部材10Rを押圧し、左側のレール底部R2及びレール腹部R3に左側密着部材10Lを押圧するように、この右側密着部材10Rとこの左側密着部材10Lとを締結する部材である。締結部材11は、右側密着部材10R及び左側密着部材10LとレールRとが密着するように、右側密着部材10Rと左側密着部材10Lとを締め付ける。締結部材11は、図8に示すように、締結ボルト11aと、締結ナット11bと、座金11cなどを備えている。締結ボルト11aは、レールRに密着部材9を着脱自在に固定する部材であり、締結ボルト11aの外周面には雄ねじ部が形成されている。締結ナット11bは、締結ボルト11aと噛み合う部材であり、締結ボルト11aに装着されてこの締結ボルト11aの雄ねじ部とかみ合う雌ねじ部が形成されている。座金11cは、密着部材9と締結ナット11bとの間に挟み込まれる部材である。
図5〜図8に示す取付部材12は、密着部材9を支持体Sに着脱自在に取り付ける部材である。取付部材12は、図5〜図8に示す押圧部材12aと、図8に示す埋込栓12bと、締結ボルト12cと、締結ナット12dと、座金12eなどを備えている。取付部材12は、図5及び図6に示すように、右側密着部材10R及び左側密着部材10Lの両端部の押さえ部10eに押圧部材12aの両端部が跨るように、右側密着部材10R及び左側密着部材10Lにそれぞれ取り付けられている。
図5〜図8に示す押圧部材12aは、レール底部R2の底部上面R21を押圧するとともに、右側密着部材10R及び左側密着部材10Lの押さえ部10eを押圧する部材である。押圧部材12aは、図5に示すように、均一の厚さを有するばね鋼のような金属製の板状の部材を略U字状に折り曲げて形成した板ばねであり、押さえ金(ばねクリップ)として機能する。押圧部材12aの長さは、図5に示すように、支持体Sの両縁から両端部が突出するように、支持体Sの幅よりも長く形成されている。押圧部材12aは、図5及び図6に示す押圧部12f,12gと、図7に示す押圧部12hなどを備えている。図5及び図6に示す押圧部12f,12gは、右側密着部材10R及び左側密着部材10Lの押さえ部10eを押圧する部分であり、押圧部材12aの長さ方向の両端部に形成されている。押圧部12f,12gは、図8に示すように、押さえ部10eと接触する側の表面がこの押さえ部10eと密着するように平坦な水平面に形成されている。押圧部12f,12gは、図7に示すショルダ部S1と押圧部材12aとの間のばね受台8の挿入量を調節して、レールRの左右方向の位置を調節するときに、図8に示す押さえ部10eに対してスライド可能である。押圧部12f,12gは、押さえ部10eを押圧することによってこの押さえ部10eが上下方向及び水平方向に移動するのを規制する。図7に示す押圧部12hは、レール底部R2の底部上面R21を押圧する部分であり、押圧部材12aの長さ方向の中央部に形成されている。押圧部12hは、図7に示すように、底部上面R21と接触する側の縁部がこの底部上面R21と密着するように湾曲面に形成されている。押圧部12hは、底部上面R21を押圧することによってレールRが上下方向に移動するのを規制する。押圧部12hは、底部上面R21と接触する側とは反対側の縁部をばね受台8によって支持されている。押圧部12hは、貫通孔12iを備えており、この貫通孔12iはレールRの長さ方向と直交する方向に伸びる長孔であり、押圧部材12aの押圧部12hを貫通して形成されている。
図7に示す埋込栓12bは、締結ボルト12cを締結するために支持体Sに埋め込まれる部材である。埋込栓12bは、押圧部材12aと支持体Sとを電気的に絶縁する不飽和ポリエステル樹脂製又はナイロン製の受け栓であり、支持体Sに形成された埋込用の穴に埋め込まれてこの支持体Sに装着されている。埋込栓12bの内周部には、雌ねじ部が形成されている。図5〜図7に示す締結ボルト12cは、押圧部材12aを支持体Sに固定する部材であり、締結ボルト12cの外周部には埋込栓12bの雌ねじ部と噛み合う雄ねじ部が形成されている。締結ナット12dは、締結ボルト12cと噛み合う部材であり、締結ボルト12cに装着されて押圧部材12aを支持体Sに押し付けて締結する。座金12eは、押圧部材12aの押圧部12hと締結ナット12dとの間に挟み込まれる部材である。
次に、この発明の第2実施形態に係るレール締結装置の作用を説明する。
レール底部R2及びレール腹部R3と密着部材9が密着した状態でこの密着部材9が取付部材12によって支持体Sに取り付けられると、レールRが支持体Sに強固に固定される。その結果、レールR上を車輪Wが通過したときにレールRの上下方向及び左右方向の振動が抑えられて、このレールRから発生する転動騒音が低減する。また、レール底部R2及びレール腹部R3に密着部材9が押し付けられた状態で、締結部材11によってレールRに密着部材9が固定される。その結果、密着部材9が一体となってレールRに固定されてレールRの重量が増加し、レールRの上下方向及び左右方向の振動が抑えられる。
次に、この発明の第2実施形態に係るレール締結装置の取付方法を説明する。
先ず、図7に示すように、支持体Sのレール座面S2上にレール底部R2の底部下面R22を設置する。次に、図5に示す右側密着部材10Rと左側密着部材10LとをそれぞれレールRの左右から装着し、図8に示す締結ボルト11aを挿入部10dに挿入して締結ナット11bを締め付けて、密着部材9をレールRに装着する。次に、図5及び図6に示すように、押圧部材12aの押圧部12f,12gを密着部材9の押さえ部10eに接触させて、図7に示す押圧部12hの貫通孔12iに取付部材12の締結ボルト12cを挿入し、締結ナット12dを締め付けて取付部材12によって支持体Sに密着部材9を装着する。その結果、レール締結装置1によってレールRが支持体Sに締結される。
この発明の第2実施形態に係るレール締結装置は、第1実施形態の効果に加えて、以下に記載するような効果がある。
この第2実施形態では、右側のレール底部R2及びレール腹部R3と右側密着部材10Rが密着し、左側のレール底部R2及びレール腹部R3と左側密着部材10Lが密着し、右側のレール底部R2及びレール腹部R3に右側密着部材10Rを押圧し、左側のレール底部R2及びレール腹部R3に左側密着部材10Lを押圧するように、この右側密着部材10Rとこの左側密着部材10Lとを締結部材11が締結する。このため、密着部材9が右側密着部材10Rと左側密着部材10Lとの分割構造になりレールRへの着脱作業を容易に実施することができる。また、第1実施形態では、図1に示すように、密着部材2及び押圧部材4をレールRに重ねて装着しているが、この第2実施形態では密着部材9のみをレールRに装着すれば足りる。このため、レール締結装置1を構成する部品数が少なくなって、作業時間をより一層短縮化することができる。
(他の実施形態)
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
例えば、この実施形態では、バラストによって構成された有道床軌道を例に挙げて説明したが、橋梁上に敷設された軌道などについてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、支持体Sがまくらぎである場合を例に挙げて説明したが、まくらぎ以外の支持体Sについてもこの発明を適用することができる。例えば、左右のレールRをそれぞれ支持するプレストレスコンクリート構造(PRC構造)の縦梁を鋼管製の継材によって連結する梯子状のラダーまくらぎ、又は矩形平板状のプレキャストのコンクリート版(スラブ版)によって構成されて道床とまくらぎとを一体化させた省力化軌道の一種である軌道スラブなどの支持体についてもこの発明を適用することができる。この場合には、ラダーまくらぎや軌道スラブのほうがまくらぎに比べて重量が重いため、上下方向及び左右方向の振動をより一層抑えることができる。
この発明の第1実施形態に係るレール締結装置の斜視図である。 この発明の第1実施形態に係るレール締結装置の平面図である。 図2のIII-III線で切断した状態を示す断面図である。 図2のIV-IV線で切断した状態を示す断面図である。 この発明の第2実施形態に係るレール締結装置の斜視図である。 この発明の第2実施形態に係るレール締結装置の平面図である。 図6のVII-VII線で切断した状態を示す断面図である。 図6のVIII-VIII線で切断した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 レール締結装置
2 密着部材
2a 下側密着部
2b,2c 上側密着部
3 取付部材
3b 締結ボルト
3c 締結ナット
4 押圧部材
5R 右側押圧部材
5L 左側押圧部材
5a 下側押圧部
5b 上側押圧部
6 締結部材
6a 締結ボルト
6b 締結ナット
7 軌道パッド
8 ばね受台
9 密着部材
10R 右側密着部材
10L 左側密着部材
10a 下側密着部
10b 上側密着部
10e 押さえ部
11 締結部材
11a 締結ボルト
11b 締結ナット
12 取付部材
12a 押圧部材
12c 締結ボルト
12d 締結ナット
W 車輪
R レール
1 レール頭部
2 レール底部
3 レール腹部
21 底部上面
22 底部下面
31 腹部側面
S 支持体

Claims (3)

  1. レールの上下方向及び左右方向の振動を抑えるように、このレールを支持する支持体にこのレールを締結するレール締結装置であって、
    前記レールの底部と上下方向から密着するとともに、このレールの腹部左右方向から密着する密着部材と、
    前記密着部材を前記支持体に着脱自在に取り付ける取付部材と、
    前記レールの底部及び腹部に前記密着部材を押圧する押圧部材とを備えること、
    前記押圧部材は、
    前記レールの右側の底部及び腹部に前記密着部材を押圧する右側押圧部材と、
    前記レールの左側の底部及び腹部に前記密着部材を押圧する左側押圧部材と、
    前記右側押圧部材と前記左側押圧部材とを締結ボルト及び締結ナットによって前記レールの底部の下方で締結する締結部材とを備えること、
    特徴とするレール締結装置。
  2. レールの上下方向及び左右方向の振動を抑えるように、このレールを支持する支持体にこのレールを締結するレール締結装置であって、
    前記レールの底部と上下方向から密着するとともに、このレールの腹部左右方向から密着する密着部材と、
    前記密着部材を前記支持体に着脱自在に取り付ける取付部材とを備え
    前記密着部材は、
    前記レールの右側の底部及び腹部と密着する右側密着部材と、
    前記レールの左側の底部及び腹部と密着する左側密着部材と、
    前記レールの右側の底部及び腹部に右側密着部材を押圧し、前記レールの左側の底部及び腹部に前記左側密着部材を押圧するように、この右側密着部材とこの左側密着部材とを締結ボルト及び締結ナットによって前記レールの底部の下方で締結する締結部材とを備えること、
    特徴とするレール締結装置。
  3. 請求項1又は請求項に記載のレール締結装置において、
    前記密着部材は、前記レールの底部及び腹部を被覆するように、このレールの底部及び腹部と密着すること、
    を特徴とするレール締結装置。
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