JP5061912B2 - エンジン始動制御装置およびエンジン始動制御方法 - Google Patents

エンジン始動制御装置およびエンジン始動制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、とくにディーゼルエンジン車両におけるエンジン始動制御装置およびエンジン始動制御方法に関する。
エンジン始動制御装置として、出願人は先に特開2007−113460号公報において押しボタンタイプのエンジン始動スイッチを設けたものを提案している。
これは、当該エンジン始動スイッチを押圧操作することによりスタータモータを駆動させてクランキングを行い始動させるようにしたもので、始動操作が簡便となる利点を有する。
特開2007−113460号公報
ところで、上記特開2007−113460号公報に記載のものはガソリンエンジン車両には好適であるが、ディーゼルエンジン車両にそのまま適用するには未だ適当でない。
すなわち、ディーゼルエンジンでは先ずグロープラグを予熱する必要があり、グロープラグが暖められ、エンジン始動温度に達して予熱が完了するまでには数十秒かかる場合がある。したがって、エンジン始動スイッチを押圧操作しても、直ちにクランキングを行なう制御設定とすることができず、クランキングの前にグロープラグの予熱完了までの時間をクランキング待機時間として設定しなければならない。
このため、例えば運転席に乗車して始動スイッチを押圧操作したあと、車両を離れなければならない用件を思い出した場合に、始動スイッチから指を離しても始動制御はすでに開始されており、待機時間後のクランキングタイミングへ刻々近づいているから、もし車両を離れると乗員が車内にいないにもかかわらずエンジンのクランキングが開始されることになる。したがって、一連の始動シーケンスが終了するまでは車両を離れることができないという問題が生じる。
したがって本発明は、上記の問題点に鑑み、ディーゼルエンジン車両において、乗員が車両から離れるような場合にはクランキングが開始されないように改良されたエンジン始動制御装置およびエンジン始動制御方法を提供することを目的とする。
このため本発明は、押しボタンタイプのエンジン始動スイッチが押圧操作されることによりグロープラグの予熱を開始するエンジン始動制御装置において、予熱開始後は乗員の降車の有無を検知し、乗員の降車がなければ、所定の予熱時間の経過後にクランキングを行う一方、所定の予熱時間の経過前に乗員の降車を検知したときはクランキングを禁止するものとした。
乗員不在のままエンジンが始動してしまう心配なしに車両を離れることができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例により詳細に説明する。
図1は車両のキーレスエントリシステムと組み合わせた第1の実施例の構成を示す図である。
エンジン始動制御装置1は、送信部11と受信部12とを介してドライバなど乗員が保持する携帯機5と通信可能なコントローラ10を有するキーレスエントリシステムと組み合わせて構成される。
コントローラ10は、キーレスエントリシステムの機能として、ドアに設けられたリクエストスイッチ(不図示)を乗員が押すことで、送信部11を介して車外に存在する携帯機5に対して、携帯機5が記憶している識別符号の送信を要求する。受信部12は、送信部11から送信された識別符号の要求に応答して、携帯機5から送信された識別符号を、応答信号として受信する。コントローラ10は、受信部12で受信した携帯機5からの応答信号を登録済みの識別符号と照合することにより認証を行い、携帯機5が認証されると図示しないドアロックを開錠して、乗員の乗車を可能とする。
またコントローラ10は、送信部11と受信部12とを介して、車内に対しても、定期的に携帯機5が存在するかどうかを把握するための識別符号を送信し、この識別符号に応答する携帯機5からの応答信号を受信することで、車内に存在する携帯機5を把握する。
コントローラ10には不図示のインスツルメントパネルに設置されたエンジン始動スイッチ14と、ブレーキを踏んでいるかどうかを検知するブレーキスイッチ16と、エンジンのグロープラグ20の予熱を制御するグロー制御部18と、スタータモータ24への駆動電源を制御するモータ駆動部22とが接続されている。
エンジン始動スイッチ14は、図示しないエンジンを始動させる際に、乗員により操作される押しボタンタイプのスイッチであり、所定の条件が満たされるときに押されると、エンジンの始動制御が開始される。また、エンジン始動スイッチ14は、LOCK、OFF、ACC、IGN−ON、STといった電源ポジションを移行させるためのスイッチでもある。従来のエンジン始動制御装置では、イグニッションキーの回転操作によるイグニッションキーの回転位置に応じて、電源ポジションの制御が行なわれていたが、押しボタンタイプであるエンジン始動スイッチ14の押圧操作によりエンジン始動を行なう本実施形態では、エンジン始動スイッチ14の操作に基づいて、電源ポジションの制御が行なわれる。
なお、コントローラ10自体は停車中もON状態にあるか、あるいは携帯機5からのウエイクアップ信号を受けて動作開始して乗員が乗車した状態ではON状態にある。
インスツルメントパネルにはグロー表示部26が配置され、グロー表示部26もコントローラ10に接続されている。
コントローラ10は変速機制御装置28とも接続しており、トルクコンバータを備える不図示の自動変速機のシフトレバーのポジション(レンジ)情報を得る。
コントローラ10は、エンジン始動スイッチ14が押圧操作されると、エンジン始動制御を開始する。なお、本実施形態においては、自動変速機のシフトレバーがパーキング(P)ポジションにあって、ブレーキスイッチ16によりブレーキを踏んでいることが検知されていることをエンジン始動制御(クランキング実施)の条件としている。すなわち、シフトレバーがPポジションにあって、ブレーキスイッチ16によりブレーキが踏まれていることが検知されている場合に、エンジン始動スイッチ14が押圧操作されると、エンジン始動制御が開始、言い換えると電源ポジションがST(スタート)に移行する。一方、シフトレバーがPポジションにあって、ブレーキスイッチ16によりブレーキが踏まれていることが検知されていない場合に、エンジン始動スイッチ14が押圧操作されると電源ポジションは、LOCKからACCに移行し、エンジン始動制御(電源ポジションのSTへの移行)は行なわれないものとなっている。
エンジン始動制御において、コントローラ10はまずグロー制御部18へ指令を出してグロープラグ20へ通電させ、予熱を開始する。そして、クランキング待機時間として予め設定された所定時間が経過すると、モータ駆動部22へ指令を出してスタータモータ24を駆動させ、エンジンのクランキングを行なう。
エンジンが完爆して始動すると、クランキングは停止される。なお、エンジンが始動したことの判断は、例えばエンジン回転が所定の始動回転数以上となったことを検出するなど公知の手段で行なう。
なお、グロープラグ20への通電は、例えばエンジンの冷却水温が所定温度になるまで継続したあと、終了する。
コントローラ10は、グロープラグ20の通電中はクランキング待機時間の間、グロー表示部26を例えば赤色点灯の予熱中表示G1とし、クランキング待機時間経過後は、例えば緑色点灯の予熱完了表示G2とする。
さらに、コントローラ10は、定期的に携帯機5と通信して車内に存在する携帯機5の個数を監視しており、クランキング待機時間中に車内の携帯機5の個数が減少したときには、乗員が降車したものとしてエンジン始動制御を中止する。すなわち、グロープラグ20の予熱を中止させるとともに、クランキングを行なわせない。
図2は、コントローラ10によるエンジン始動制御の流れを示すフローチャートである。
まず、ドライバの携帯機5が認証されて例えばドライバが乗車している状態とする。
ステップ100において、コントローラ10はエンジン始動スイッチ14が押圧操作されたかどうかをチェックし、エンジン始動スイッチ14が押圧されているときはステップ101において、シフトレバーがパーキングポジションにあるかどうかをチェックする。
シフトレバーがパーキングポジションにあるときはステップ102へ進み、パーキングポジション以外にあるときはステップ100に戻る。
ステップ102では、ブレーキスイッチ16からの出力により、ブレーキペダル(以下では単にブレーキと呼ぶ)が踏まれているかどうかをチェックする。そして、ブレーキが踏まれているときはステップ103へ進み、ブレーキが踏まれていないときはステップ100へ戻る。
ステップ103において、グロー表示部26を予熱中表示G1とするとともに、ステップ104において、送信部11と受信部12により携帯機5と通信を行なって車内の携帯機5の個数を検出し、図示省略の内部メモリに個数データを記憶する。
次のステップ105において、グロー制御部18へ指令を出してグロープラグ20の予熱を開始する。
続くステップ106では、不図示のタイマを起動させる。
ステップ107ではあらためて携帯機5と通信を行なって車内の携帯機5の個数を検出し、ステップ108において、新たに検出した携帯機5の個数と内部メモリに記憶されている個数データとを比較して、携帯機5の個数が減じたかどうかをチェックする。
携帯機5の個数が減少していなければ、ステップ109へ進み、先のステップ105で起動させたタイマのカウントが予め設定されたクランキング待機時間に達したかどうかをチェックする。
クランキング待機時間に達するまでの間は、ステップ107へ戻る。
クランキング待機時間を経過したときは、ステップ110においてモータ駆動部22へ指令を出し、スタータモータ24を駆動させてクランキングを開始する。同時にグロー表示部26を予熱中表示G1から予熱完了表示G2へ変える。
クランキングを開始すると、ステップ111において、エンジンが完爆して始動したかをチェックし、エンジンが始動すると、エンジン始動制御は終了する。
なお、エンジンの始動後もグロープラグ20への通電が継続される場合は、例えば前述のように、冷却水温が所定温度に達してから通電が停止され、予熱完了表示G2も消灯される。
エンジンが始動しないときは、ステップ112で所定のクランキング時間が経過したかどうかをチェックする。クランキング時間が経過するまではステップ110へ戻ってクランキングを継続する。
なお、エンジンが始動しないままクランキング時間が経過したときには、不図示の電源バッテリの電圧低下などが想定されるため、クランキングを停止して今回のエンジン始動制御を終了する。
一方、ステップ108のチェックで携帯機5の個数が減少しているときは乗員が降車したと判断して、ステップ113へ進み、タイマをリセットするとともにグロー制御部18へ指令を出してグロープラグ20の予熱を中止させることにより、今回のエンジン始動スイッチ14の押圧操作による制御を終了する。
ステップ113では併せてグロー表示部26の予熱中表示G1も消灯される。
以上の制御によれば、携帯機5を保持した乗員がエンジン始動スイッチ14を押圧操作すると、ステップ101でシフトレバーがパーキングポジションにあることが確認されると共に、ステップ102でブレーキが踏まれていることが確認された後、ステップ103でグロー表示部26を予熱中表示G1とする。
乗員はこの予熱中表示G1により始動制御が開始したことを知ることができる。
予熱中表示G1が点灯されないときは始動制御が開始せず、したがってエンジン始動スイッチ14の押圧操作が受け付けられなかったことがわかるので、乗員はあらためてシフトレバーをパーキングポジションにすると共にブレーキを踏むという条件を満たした上でエンジン始動スイッチ14の押圧操作を行なうことになる。これにより車両の停止状態を確保することができる。
グロー表示部26を予熱中表示G1とした後、ステップ104、105の流れで車内の携帯機5の個数を記憶し、グロープラグ20の予熱が開始される。
グロープラグ20の予熱を開始した後は、ステップ107、108で車内の携帯機5の個数の変化をチェックし、携帯機5の個数が減じたかどうかをチェックする。
携帯機5の個数が減少しないまま予熱時間がクランキング待機時間に達すると、ステップ110においてクランキングを行なうことになる。
一方、クランキング待機時間に達する前に、乗員が降車するなどして車内の携帯機5の個数が減少したときは、ステップ108からステップ113へ進み、タイマのリセットとともにグロープラグ20の予熱を中止させ、これによりクランキングを禁止して今回のエンジン始動制御を終了する。
ただし、エンジン始動制御を終了するだけであるから、エンジン始動スイッチ14の押圧操作による電源ポジションの「IGN ON」状態は維持される。
本実施例では、図2のフローチャートに示したコントローラ10におけるステップ104、107および108の処理機能部分が発明における降車検知手段を構成している。そして、送信部11と受信部12とで通信手段を構成している。
また、コントローラ10におけるステップ101、102、105、106、109〜112および113の処理機能部分が始動制御手段を構成し、とくにステップ101、102は停車維持状態確認手段を構成している。
本実施例は以上のように構成され、ディーゼルエンジン車両に押しボタンタイプのエンジン始動スイッチ14を備え、コントローラ10はエンジン始動スイッチ14が押圧操作されたときグロープラグ20の予熱を開始し、予熱開始後は乗員の降車の有無を検知して、乗員の降車がなければ、所定の予熱時間(クランキング待機時間)の経過後にクランキングを行う一方、当該予熱時間の経過前に乗員の降車があったときはクランキングを禁止するように制御するものとしたので、乗員は不在の間にエンジンが始動してしまう心配なしに車両を離れることができる。
とくに、コントローラ10は乗員が保持する携帯機5と通信して車両内の携帯機5の個数を記憶し、グロープラグ20の予熱開始後に携帯機5の個数が減少したときに乗員が降車したものと判断するので、乗員の降車検知に特段の装置を要しない。
また、グロープラグ20の予熱開始に先だってシフトレバーがパーキングポジションにあると共にブレーキが踏まれていることを確認するので、クランキングの際に停車状態を確保することができる。
つぎに第2の実施例について説明する。
これは、乗員の降車を携帯機の個数によらずドアの開閉に基づいて検知するようにしたものである。
図3は第2の実施例の構成を示す図であり、エンジン始動制御装置1Aは車両の各ドアに付設されてその開閉状態を個別に検知するドアスイッチ30がコントローラ10Aに接続されている点が第1の実施例のエンジン始動制御装置1と異なる。なお、図3ではドアスイッチ30は代表して1つのみ示してある。
コントローラ10Aは、ドアスイッチ30の信号状態を監視し、車両内の携帯機の監視は行わない。
コントローラ10Aはエンジン始動スイッチ14が押圧操作されてグロープラグ20の予熱を開始したあとに、運転席のドアが開いたときは乗員であるドライバが降車したものと判断する。
図4はコントローラ10Aによるエンジン始動制御の流れを示すフローチャートである。
ドライバが乗車しており、すべてのドアは閉じているものとする。
ステップ200において、コントローラ10Aはエンジン始動スイッチ14が押圧操作されたかどうかをチェックし、エンジン始動スイッチ14が押圧されているときはステップ201において、シフトレバーがパーキングポジションにあるかどうかをチェックする。
シフトレバーがPポジションにあるときはステップ202へ進み、パーキングポジション以外にあるときはステップ200へ戻る。
ステップ202では、ブレーキスイッチ16からの出力により、ブレーキが踏まれているかどうかをチェックする。そして、ブレーキが踏まれているときはステップ203へ進み、ブレーキが踏まれていないときはステップ200へ戻る。
ステップ203において、グロー表示部26を予熱中表示G1とするとともに、ステップ204において、グロー制御部18へ指令を出してグロープラグ20の予熱を開始する。
続くステップ205で、不図示のタイマを起動させる。
ステップ200から203は第1の実施例におけるステップ100から103と同じ、ステップ204、205はステップ105、106と同じである。
ステップ206では運転席のドアスイッチ30からの信号に基づいて、当該運転席のドアが閉状態から開状態へ変化したかどうかをチェックする。
ドアが閉状態のままであれば、ステップ207へ進み、先のステップ205で起動させたタイマのカウントが予め設定されたクランキング待機時間が経過したかどうかをチェックする。
クランキング待機時間が経過しない間は、ステップ206へ戻る。
クランキング待機時間が経過したときは、ステップ208においてモータ駆動部22へ指令を出し、スタータモータ24を駆動させてクランキングを行なう。同時にグロー表示部26を予熱完了表示G2とする。
クランキングを開始すると、ステップ209においてエンジンが始動したかをチェックし、エンジンが始動すると、エンジン始動制御は終了する。
エンジンが始動しないときは、ステップ210で所定のクランキング時間が経過したかどうかをチェックする。クランキング時間が経過するまではステップ208へ戻ってクランキングを継続する。
エンジンが始動しないままクランキング時間が経過したときには、クランキングを停止して今回のエンジン始動制御を終了する。
一方、ステップ206のチェックで運転席のドアが閉状態から開状態へ変化したときは、ステップ211へ進み、タイマをリセットするとともに、グロー制御部18へ指令を出してグロープラグ20の予熱を中止させたあと、今回のエンジン始動スイッチ14の押圧操作による制御を終了する。
ステップ207から210は第1の実施例におけるステップ109から112と同じである。
なお、グロープラグ20の予熱を中止させたときは予熱中表示G1を消灯させる点も含め、その他の構成は第1の実施例と同じである。
以上の制御によれば、ドライバが乗車してドアを閉め、エンジン始動スイッチ14を押圧操作したときには、ステップ201、202でシフトレバーがパーキングポジションにあると共にブレーキが踏まれていることを条件として、ステップ203でグロー表示部26を予熱中表示G1とする。
このあとステップ204で、グロープラグ20の予熱が開始される。グロープラグ20の予熱を開始した後は、ステップ206で運転席のドアの開閉状態をチェックする。運転席のドアが開かれないまま予熱時間がクランキング待機時間に達すると、ステップ207、208の流れでクランキングを行なうことになる。
一方、クランキング待機時間が経過する前に運転席のドアが閉状態から開状態へ変化した場合は、ドライバが降車したものとして、ステップ206から211へ進み、タイマのリセットとともにグロープラグ20の予熱を中止させ、したがってクランキングを禁止して今回のエンジン始動制御を終了する。
本実施例では、図4のフローチャートに示したコントローラ10Aにおけるステップ206の処理機能部分が発明における降車検知手段を構成している。
また、コントローラ10Aにおけるステップ201、202、204、205、207、209、210および211の処理機能部分が始動制御手段を構成し、とくにステップ201、202は停車維持状態確認手段を構成している。
本第2の実施例においても、ディーゼルエンジン車両に押しボタンタイプのエンジン始動スイッチ14を備え、コントローラ10Aはエンジン始動スイッチ14が押圧操作されたときグロープラグ20の予熱を開始し、予熱開始後は乗員の降車の有無を検知して、乗員の降車がなければ、所定の予熱時間(クランキング待機時間)の経過後にクランキングを行う一方、当該予熱時間の経過前に乗員の降車があったときはクランキングを禁止するように制御するものとしたので、乗員は不在の間にエンジンが始動してしまう心配なしに車両を離れることができる。
とくに、コントローラ10Aはドアスイッチ30からの信号に基づいて、運転席のドアが閉状態から開状態へ変化したことを検知したとき乗員が降車したものと判断するので、降車の意思をもってドアを開くだけで始動制御が中止され、第1の実施例で携帯機が車外へ移動するまで待たねばならないのと比較して制御中止がより速やかに行なわれる。
また、ドアスイッチ30は車両に設置済みであるから、乗員の降車検知に特段の装置も要しない。
また、グロープラグ20の予熱開始に先だってシフトレバーがパーキングポジションにあると共にブレーキが踏まれていることを確認するので、クランキングの際に停車状態を確保することができる。
なお、第2の実施例では、乗員の降車を検知するためドアスイッチ30により運転席のドアが閉状態から開状態へ変化したことをチェックするものとしたが、運転席のドアに設けたドアスイッチに限らず、複数の各ドアに設けたドアスイッチにより、いずれかのドアが閉状態から開状態へ変化した場合に乗員の降車があったものと判断するようにしてもよい。
また、各実施例では車両がトルクコンバータを備える自動変速機を搭載しているものとしたが、手動変速機搭載車両の場合には、図2のフローチャートのステップ101、102においてパーキングポジションおよびブレーキ踏み状態をチェックする代わりに、ブレーキ踏み状態およびクラッチペダルが踏み込まれていることをチェックする。図4のフローチャートのステップ201、202についても同様である。
各実施例において、グロープラグ20への通電は、例えばエンジンの冷却水温が所定温度になるまで継続したあと終了する例を示したが、通電終了時期は適宜に設定することができ、クランキングの終了と同時に終了させてもよい。
また、グロー表示部26は、クランキングに至った後は表示態様を予熱完了表示G2に変えるものとしたが、通電を継続する場合でも予熱完了表示G2は行なわないものとして、クランキング待機時間中の予熱中表示G1のみとしてもよい。
第1の実施例の構成を示す図である。 エンジン始動制御の流れを示すフローチャートである。 第2の実施例の構成を示す図である。 第2の実施例におけるエンジン始動制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1、1A エンジン始動制御装置
5 携帯機
10、10A コントローラ
11 送信部
12 受信部
14 エンジン始動スイッチ
16 ブレーキスイッチ
18 グロー制御部
20 グロープラグ
22 モータ駆動部
24 スタータモータ
26 グロー表示部
28 変速機制御装置
30 ドアスイッチ

Claims (7)

  1. ディーゼルエンジン車両におけるエンジン始動制御装置であって、
    押しボタンタイプのエンジン始動スイッチと、
    該エンジン始動スイッチが押圧操作されたときディーゼルエンジンのグロープラグの予熱を開始し、所定の予熱時間の経過後にクランキングを行う始動制御手段と、
    乗員の降車を検知する降車検知手段とを有し、
    前記始動制御手段は、前記所定の予熱時間の経過前に前記降車検知手段が乗員の降車を検知したときは、前記クランキングを禁止することを特徴とするエンジン始動制御装置。
  2. 乗員が保持する携帯機と通信可能な通信手段を備え、
    前記降車検知手段は、前記通信手段を介して認識する車両内の携帯機の個数が前記グロープラグの予熱開始後に減少したときに乗員が降車したものとすることを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動制御装置。
  3. ドアの開閉状態を検知するドアスイッチを備え、
    前記降車検知手段は、いずれかのドアが閉状態から開状態へ変化したときに乗員が降車したものとすることを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動制御装置。
  4. 前記降車検知手段は、運転席のドアが閉状態から開状態へ変化したときに乗員が降車したものとすることを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動制御装置。
  5. 前記始動制御手段は、前記クランキングの際に停車状態を確保可能であることを確認する停車維持状態確認手段を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1に記載のエンジン始動制御装置。
  6. 前記始動制御手段は、前記所定の予熱時間の経過前に前記降車検知手段が乗員の降車を検知したときは、当該予熱も中止することを特徴とする請求項1から5のいずれか1に記載のエンジン始動制御装置。
  7. 押しボタンタイプのエンジン始動スイッチが押圧操作されることによりグロープラグの予熱を開始し、
    予熱開始後は乗員の降車の有無を検知し、
    乗員の降車がなければ、所定の予熱時間の経過後にクランキングを行う一方、所定の予熱時間の経過前に乗員の降車を検知したときは前記クランキングを禁止することを特徴とするディーゼルエンジン車両におけるエンジン始動制御方法。
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