JP5061912B2 - エンジン始動制御装置およびエンジン始動制御方法 - Google Patents
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Description
これは、当該エンジン始動スイッチを押圧操作することによりスタータモータを駆動させてクランキングを行い始動させるようにしたもので、始動操作が簡便となる利点を有する。
すなわち、ディーゼルエンジンでは先ずグロープラグを予熱する必要があり、グロープラグが暖められ、エンジン始動温度に達して予熱が完了するまでには数十秒かかる場合がある。したがって、エンジン始動スイッチを押圧操作しても、直ちにクランキングを行なう制御設定とすることができず、クランキングの前にグロープラグの予熱完了までの時間をクランキング待機時間として設定しなければならない。
図1は車両のキーレスエントリシステムと組み合わせた第1の実施例の構成を示す図である。
エンジン始動制御装置1は、送信部11と受信部12とを介してドライバなど乗員が保持する携帯機5と通信可能なコントローラ10を有するキーレスエントリシステムと組み合わせて構成される。
またコントローラ10は、送信部11と受信部12とを介して、車内に対しても、定期的に携帯機5が存在するかどうかを把握するための識別符号を送信し、この識別符号に応答する携帯機5からの応答信号を受信することで、車内に存在する携帯機5を把握する。
インスツルメントパネルにはグロー表示部26が配置され、グロー表示部26もコントローラ10に接続されている。
コントローラ10は変速機制御装置28とも接続しており、トルクコンバータを備える不図示の自動変速機のシフトレバーのポジション(レンジ)情報を得る。
なお、グロープラグ20への通電は、例えばエンジンの冷却水温が所定温度になるまで継続したあと、終了する。
コントローラ10は、グロープラグ20の通電中はクランキング待機時間の間、グロー表示部26を例えば赤色点灯の予熱中表示G1とし、クランキング待機時間経過後は、例えば緑色点灯の予熱完了表示G2とする。
まず、ドライバの携帯機5が認証されて例えばドライバが乗車している状態とする。
ステップ100において、コントローラ10はエンジン始動スイッチ14が押圧操作されたかどうかをチェックし、エンジン始動スイッチ14が押圧されているときはステップ101において、シフトレバーがパーキングポジションにあるかどうかをチェックする。
シフトレバーがパーキングポジションにあるときはステップ102へ進み、パーキングポジション以外にあるときはステップ100に戻る。
ステップ103において、グロー表示部26を予熱中表示G1とするとともに、ステップ104において、送信部11と受信部12により携帯機5と通信を行なって車内の携帯機5の個数を検出し、図示省略の内部メモリに個数データを記憶する。
続くステップ106では、不図示のタイマを起動させる。
ステップ107ではあらためて携帯機5と通信を行なって車内の携帯機5の個数を検出し、ステップ108において、新たに検出した携帯機5の個数と内部メモリに記憶されている個数データとを比較して、携帯機5の個数が減じたかどうかをチェックする。
クランキング待機時間に達するまでの間は、ステップ107へ戻る。
クランキング待機時間を経過したときは、ステップ110においてモータ駆動部22へ指令を出し、スタータモータ24を駆動させてクランキングを開始する。同時にグロー表示部26を予熱中表示G1から予熱完了表示G2へ変える。
なお、エンジンの始動後もグロープラグ20への通電が継続される場合は、例えば前述のように、冷却水温が所定温度に達してから通電が停止され、予熱完了表示G2も消灯される。
なお、エンジンが始動しないままクランキング時間が経過したときには、不図示の電源バッテリの電圧低下などが想定されるため、クランキングを停止して今回のエンジン始動制御を終了する。
ステップ113では併せてグロー表示部26の予熱中表示G1も消灯される。
乗員はこの予熱中表示G1により始動制御が開始したことを知ることができる。
グロー表示部26を予熱中表示G1とした後、ステップ104、105の流れで車内の携帯機5の個数を記憶し、グロープラグ20の予熱が開始される。
携帯機5の個数が減少しないまま予熱時間がクランキング待機時間に達すると、ステップ110においてクランキングを行なうことになる。
一方、クランキング待機時間に達する前に、乗員が降車するなどして車内の携帯機5の個数が減少したときは、ステップ108からステップ113へ進み、タイマのリセットとともにグロープラグ20の予熱を中止させ、これによりクランキングを禁止して今回のエンジン始動制御を終了する。
ただし、エンジン始動制御を終了するだけであるから、エンジン始動スイッチ14の押圧操作による電源ポジションの「IGN ON」状態は維持される。
また、コントローラ10におけるステップ101、102、105、106、109〜112および113の処理機能部分が始動制御手段を構成し、とくにステップ101、102は停車維持状態確認手段を構成している。
また、グロープラグ20の予熱開始に先だってシフトレバーがパーキングポジションにあると共にブレーキが踏まれていることを確認するので、クランキングの際に停車状態を確保することができる。
これは、乗員の降車を携帯機の個数によらずドアの開閉に基づいて検知するようにしたものである。
図3は第2の実施例の構成を示す図であり、エンジン始動制御装置1Aは車両の各ドアに付設されてその開閉状態を個別に検知するドアスイッチ30がコントローラ10Aに接続されている点が第1の実施例のエンジン始動制御装置1と異なる。なお、図3ではドアスイッチ30は代表して1つのみ示してある。
コントローラ10Aは、ドアスイッチ30の信号状態を監視し、車両内の携帯機の監視は行わない。
コントローラ10Aはエンジン始動スイッチ14が押圧操作されてグロープラグ20の予熱を開始したあとに、運転席のドアが開いたときは乗員であるドライバが降車したものと判断する。
ドライバが乗車しており、すべてのドアは閉じているものとする。
ステップ200において、コントローラ10Aはエンジン始動スイッチ14が押圧操作されたかどうかをチェックし、エンジン始動スイッチ14が押圧されているときはステップ201において、シフトレバーがパーキングポジションにあるかどうかをチェックする。
シフトレバーがPポジションにあるときはステップ202へ進み、パーキングポジション以外にあるときはステップ200へ戻る。
ステップ203において、グロー表示部26を予熱中表示G1とするとともに、ステップ204において、グロー制御部18へ指令を出してグロープラグ20の予熱を開始する。
続くステップ205で、不図示のタイマを起動させる。
ステップ200から203は第1の実施例におけるステップ100から103と同じ、ステップ204、205はステップ105、106と同じである。
ドアが閉状態のままであれば、ステップ207へ進み、先のステップ205で起動させたタイマのカウントが予め設定されたクランキング待機時間が経過したかどうかをチェックする。
クランキング待機時間が経過しない間は、ステップ206へ戻る。
クランキング待機時間が経過したときは、ステップ208においてモータ駆動部22へ指令を出し、スタータモータ24を駆動させてクランキングを行なう。同時にグロー表示部26を予熱完了表示G2とする。
エンジンが始動しないときは、ステップ210で所定のクランキング時間が経過したかどうかをチェックする。クランキング時間が経過するまではステップ208へ戻ってクランキングを継続する。
エンジンが始動しないままクランキング時間が経過したときには、クランキングを停止して今回のエンジン始動制御を終了する。
ステップ207から210は第1の実施例におけるステップ109から112と同じである。
なお、グロープラグ20の予熱を中止させたときは予熱中表示G1を消灯させる点も含め、その他の構成は第1の実施例と同じである。
このあとステップ204で、グロープラグ20の予熱が開始される。グロープラグ20の予熱を開始した後は、ステップ206で運転席のドアの開閉状態をチェックする。運転席のドアが開かれないまま予熱時間がクランキング待機時間に達すると、ステップ207、208の流れでクランキングを行なうことになる。
また、コントローラ10Aにおけるステップ201、202、204、205、207、209、210および211の処理機能部分が始動制御手段を構成し、とくにステップ201、202は停車維持状態確認手段を構成している。
また、ドアスイッチ30は車両に設置済みであるから、乗員の降車検知に特段の装置も要しない。
また、グロープラグ20の予熱開始に先だってシフトレバーがパーキングポジションにあると共にブレーキが踏まれていることを確認するので、クランキングの際に停車状態を確保することができる。
また、グロー表示部26は、クランキングに至った後は表示態様を予熱完了表示G2に変えるものとしたが、通電を継続する場合でも予熱完了表示G2は行なわないものとして、クランキング待機時間中の予熱中表示G1のみとしてもよい。
5 携帯機
10、10A コントローラ
11 送信部
12 受信部
14 エンジン始動スイッチ
16 ブレーキスイッチ
18 グロー制御部
20 グロープラグ
22 モータ駆動部
24 スタータモータ
26 グロー表示部
28 変速機制御装置
30 ドアスイッチ
Claims (7)
- ディーゼルエンジン車両におけるエンジン始動制御装置であって、
押しボタンタイプのエンジン始動スイッチと、
該エンジン始動スイッチが押圧操作されたときディーゼルエンジンのグロープラグの予熱を開始し、所定の予熱時間の経過後にクランキングを行う始動制御手段と、
乗員の降車を検知する降車検知手段とを有し、
前記始動制御手段は、前記所定の予熱時間の経過前に前記降車検知手段が乗員の降車を検知したときは、前記クランキングを禁止することを特徴とするエンジン始動制御装置。 - 乗員が保持する携帯機と通信可能な通信手段を備え、
前記降車検知手段は、前記通信手段を介して認識する車両内の携帯機の個数が前記グロープラグの予熱開始後に減少したときに乗員が降車したものとすることを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動制御装置。 - ドアの開閉状態を検知するドアスイッチを備え、
前記降車検知手段は、いずれかのドアが閉状態から開状態へ変化したときに乗員が降車したものとすることを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動制御装置。 - 前記降車検知手段は、運転席のドアが閉状態から開状態へ変化したときに乗員が降車したものとすることを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動制御装置。
- 前記始動制御手段は、前記クランキングの際に停車状態を確保可能であることを確認する停車維持状態確認手段を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1に記載のエンジン始動制御装置。
- 前記始動制御手段は、前記所定の予熱時間の経過前に前記降車検知手段が乗員の降車を検知したときは、当該予熱も中止することを特徴とする請求項1から5のいずれか1に記載のエンジン始動制御装置。
- 押しボタンタイプのエンジン始動スイッチが押圧操作されることによりグロープラグの予熱を開始し、
予熱開始後は乗員の降車の有無を検知し、
乗員の降車がなければ、所定の予熱時間の経過後にクランキングを行う一方、所定の予熱時間の経過前に乗員の降車を検知したときは前記クランキングを禁止することを特徴とするディーゼルエンジン車両におけるエンジン始動制御方法。
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