JP5061572B2 - 照明装置及び撮像装置 - Google Patents

照明装置及び撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5061572B2
JP5061572B2 JP2006282689A JP2006282689A JP5061572B2 JP 5061572 B2 JP5061572 B2 JP 5061572B2 JP 2006282689 A JP2006282689 A JP 2006282689A JP 2006282689 A JP2006282689 A JP 2006282689A JP 5061572 B2 JP5061572 B2 JP 5061572B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
light
cathode
emitting element
motomeko
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006282689A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008102199A (ja
Inventor
茂樹 本山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006282689A priority Critical patent/JP5061572B2/ja
Publication of JP2008102199A publication Critical patent/JP2008102199A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5061572B2 publication Critical patent/JP5061572B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Description

本発明は被写体を照明する照明装置及びこれを備えた撮像装置に関する。
撮影時に被写体を照明する撮像装置の照明装置として発光ダイオードを用いた照明装置が知られている。前記照明装置としては例えば特許文献1に示されたストロボ装置がある。この照明装置はレンズズーム位置に応じた画枠に最適な照射角を得るための可変配光制御機構を有している。
前記可変配光制御機構は複雑であり部品点数も多くなる。また、この制御機構では、より自由度の高い任意の照射範囲への発光照射は不可能であり、例えば少なくとも補助光が到達しない距離範囲の被写体に対しても無駄な発光を行ってしまい、電力的な無駄が生じている。
より自由度の高い照射範囲に発光できる照明装置が特許文献2〜4に例示されている。
特許文献2の照明装置は配光特性の異なる複数の発光ダイオードを撮像装置の正面側に同心円状または直線状に配置させて個々に点灯及び消灯させていることにのみならず個々に発光量を可変させている。
特許文献3の照明装置は複数の発光ダイオードを円形状に配置させて点灯させる発光ダイオードの数量を変えて必要な照射角を得ている。前記照射角は撮影画角内を適切に照明するように撮影レンズの焦点距離情報に応じて決定する。
特許文献4の照明装置は個別に点灯及び消灯可能な複数の発光ダイオードを面状に配置させて照明むらを抑えて被写体を均一に照射するようにしている。
特開2004−226509 特開2003−114462 特開2005−338280 特開2006−10746
特許文献2〜4の照明装置は、照射できる範囲の数だけの発光ダイオードの種類が必要であるので、部品点数の増加、発光面の大型化を避けられない。フラッシュ補助光をズーム位置に応じた画枠内に照射させ、被写体領域毎に最適露光が得られる光量を照射すれば、最小の電力で必要十分な補助光効果が得られるが、このような機能を簡便に具現化できる技術はない。
そこで本発明の照明装置は、撮像装置の照明装置であって、基板と、発光素子チップと、複数の第1電極と、複数の第1引き出し電極と、第2引き出し電極と、複数の電極端子と、を備える。
発光素子チップは、導電層と導電層の上に形成されたエピタキシャル層を有し、基板から電力の供給を受けて発光する。複数の第1電極は、エピタキシャル層の上に形成され、発光素子チップの発光面を複数の発光領域に区画する。複数の第1引き出し電極は、各第1電極に接続される。第2引き出し電極は、導電層上に形成される。複数の電極端子は、基板に設けられ、各第1引き出し電極又は第2引き出し電極にそれぞれ接続される。また、撮像装置の画角に応じて発光領域のうちいずれかが発光する。
また、本発明の撮像装置は、照明装置を備え、この照明装置は、基板と、発光素子チップと、複数の第1電極と、複数の第1引き出し電極と、第2引き出し電極と、複数の電極端子と、を備える。
発光素子チップは、導電層と導電層の上に形成されたエピタキシャル層を有し、基板から電力の供給を受けて発光する。複数の第1電極は、エピタキシャル層の上に形成され、発光素子チップの発光面を複数の発光領域に区画する。複数の第1引き出し電極は、各第1電極に接続される。第2引き出し電極は、導電層上に形成される。複数の電極端子は、基板に設けられ、各第1引き出し電極又は第2引き出し電極にそれぞれ接続される。また、撮像装置の画角に応じて発光領域のうちいずれかが発光する。
以上の発明によれば撮像の画角に応じて照射角領域を変えることができるので撮像装置の照明系を極めて小さく構成できる。
また、撮像装置の撮像レンズの焦点距離に応じて複数の発光領域のうち所定の発光領域発光すると、被写体の配置状況に応じて必要十分な画枠領域に限定して発光できる。
像装置の撮像レンズのズーム動作位置に応じて複数の発光領域のうち所定の発光領域発光すると、撮像装置のズーム位置に応じて必要十分な画枠領域に限定して発光できる。
リ発光の検波量に基づいて複数の発光領域のうち所定の発光領域発光すると、各被写体のフラッシュ到達距離に応じて必要十分な画枠領域に限定して発光できる。
発光領域の発光量の制御因子としては、前記発光する発光領域に対応する第1電極に供される電流値や通電時間がある。
前記複数の発光領域の配置形態としては、例えば同心に配置される形態、行列配置される形態、発光素子チップの主面においてX状に配置される形態がある。
また、複数の発光領域を封止するパッケージを備え、このパッケージの上面が凹レンズ面を成していると、前記複数の発光領域からの光を領域から放出した発光光線はパッケージの中心から離れた屈折角の比較的大きいレンズ界面から放出されるので、比較的広い放射角内に放出される。
以上の発明によれば、撮像装置のズーム位置並びに被写体の配置状況に応じ、必要十分な画枠領域に限定してフラッシュ発光できるので、より少ないエネルギーで最適な露光が得られるカメラが実現できる。これにより撮像装置及び照明装置のバッテリーが長寿命化する。また、1色当たり最低1個の発光素子で照射角可変効果が得られるので、部品点数の削減、発光面の小型化が実現する。
図1は発明の一実施形態に係る照明装置の斜視図である。図2は前記照明装置を備えた撮像装置の一実施形態に係るデジタルスチルカメラの正面図である。図3は前記撮像装置の斜視図である。
図2に示されたようにデジタルスチルカメラ5はカメラ本体50の正面にフラッシュ部51とレンズ鏡筒52とファインダー窓53と指かけフック54を備える。また、図2及び図3に示されたようにカメラ本体50の上面の略左側にはシャッターボタン55が設けられている。レンズ鏡筒52は図3に示されたようにデジタルスチルカメラ52の起動時にカメラ本体50から突出すると共に停止時にカメラ本体50内に収納可能となっている。
図4はデジタルスチルカメラ5のシステム構成を示したブロック図である。
デジタルスチルカメラ5のシステム構成は制御部(CPU)61とフラッシュ部62とレンズ駆動部63と撮像部64と内部メモリ65と外部メモリ(例えばメモリーカード)66と表示部(例えばLCD)67とを備える。レンズ駆動部63は少なくともレンズとズーム動作部とフォーカス動作部とアイリス動作部とを備えている。撮像部64はCCD(撮像素子)とCH(カメラヘッド)を備えている。制御部61はDSP(Didital Signal Processor)の機能も有している。レンズ駆動部63で得られたズーム位置情報は制御部61によって管理される。フラッシュ部62も制御部61によって発光タイミング、発光時間を制御されている。
フラッシュ部62には発明の一実施形態に係る図1に例示した照明装置1が適用されている。照明装置1は発光素子チップ2と基板3とパッケージ4とを備える。発光素子チップ2は複数の発光素子(LED)を備える。発光素子チップ2は基板3の上面の中央部に設置される。発光素子チップ2は基板3から発光のための電力の供給を受ける。基板3には発光素子チップ2を封止するパッケージ4が設けられる。パッケージ4は光学的レンズや反射板を備えるように形成するとよい。照明装置1は図1に示されたカメラ本体50の外部に取り付けられるフラッシュユニット単体にも適用してもよい。
図5は発光素子を瞬間発光駆動するための駆動回路の一例を示した回路構成図である。
駆動回路68は二つの発光素子を発光駆動させる場合の形態である。駆動回路68は昇圧回路69と蓄電素子70と発光素子チップ71と定電流回路72a,72bとコントロール回路73を備える。発光素子チップ71は発光素子711,712を備える。発光素子711,712はそれぞれ定電流回路72a,72bを介してコントロール回路73と電気的に接続されている。
電池74から供給された電荷は昇圧回路69で昇圧された後にコンデンサのような蓄電素子70での充電に供される。コントロール回路73は通電ON/OFFの制御が可能となっている。コントロール回路73は、制御部61からの指示により、蓄電素子70の充電動作制御と発光素子チップ71の動作制御とを行う。定電流回路72a,72aはそれぞれ発光素子711,712を定電流駆動する。また、定電流回路72a,72bはコントロール回路73の制御信号に基づき発光素子711,712を独立に発光制御する。
照明装置1は図1に示されたように単一の発光素子チップ2に対してカソード電極を複数の区画に独立して形成させている。すなわち、単一の発光素子チップ2に対して発光素子であるカソード電極が2つの区画に独立して形成されている。前記カソード電極は、ITO(Indium Tin Oxide)に例示される材料からなる透明電極であって、第1カソード21と第2カソード22の2つの領域から成る。
また、発光素子チップ2には第1カソード21,第2カソード22にそれぞれ独立に接続される第1カソード引き出し電極23,第2カソード引き出し電極24が設けられる。このような構成によれば発光素子チップ2の発光面内の発光領域を複数に分割して領域ごとに発光させることができる。第1カソード引き出し電極23及び第2カソード引き出し電極24は酸化金属膜または金属膜によって形成すればよい。
一方、発光素子チップ2が設けられる基板3側には、第1カソード引き出し電極23,第2カソード引き出し電極24ごとに対応した電極端子31,32が設けられて、外部回路からカソード電極ごとに順電圧を印加できるようになっている。順電圧が印加された電極直下の領域では、それ以外の領域より電流密度が高く、この領域が選択的に活性化されて発光する。
カソード電極は、酸化金属膜から成る透明性の高い導電性材料が好ましいが、通電インピーダンスを低減させる為に局所的に金属膜と組み合わせて形成させることが好ましい。また、図1に示された発光素子チップ2は、カソード電極側が電極面を複数に細分化させた形態となっているが、この形態に代えてアノード電極側が複数の電極面をITOで構成させて発光するようにしてもよい(図10の発光素子チップ6及び図11の発光素子チップ7についても同様)。
図6(a)は第一の実施形態に係る発光素子チップの構成を示した平面図である。図6(b)は前記発光素子チップの構成を示した断面図である。
第1カソード21は図6(a)及び図6(b)に示されたように主面が略正方形の板状に形成されている。第2カソード22は同一平面上で第1カソード21の周囲を囲い込むような輪形の板状に形成される。第1カソード21及び第2カソード22はそれぞれ第1カソード引き出し電極23及び第2カソード引き出し電極24と電気的に接続される。第1カソード21及び第2カソード22は図6(b)の断面構造に示すように電気的に独立した電極としてエピタキシャル層25の上に形成される。エピタキシャル層25は例示されたようにシリコン基材26の上面に導電層27を介して形成されている。発光素子チップ2の端部近傍の導電層27上にはアノード引き出し電極28が形成されている。発光素子チップ2の材料にも因るが、カソード電極すなわち第1カソード21及び第2カソード22の発光面から放射される光線は主に前記発光面の垂線方向に狭い広がり角で放出される。
発光素子チップ2は図1に示されたように基板3の上面の中央部に設置される。発光素子2の第1カソード引き出し電極23、第2カソード引き出し電極24及びアノード引き出し電極28はそれぞれボンディングワイヤ34,35及び36によって基板3上の電極端子31、電極端子32及び電極端子33と電気的に接続される。この基板3上の発光素子チップ2はパッケージ4に埋設される。パッケージ4は光透過性の既知の樹脂によってレンズ機能を有するように成形される。具体的にはパッケージ4はその上面が凹面に形成されることで凹レンズの機能を有するように形成されている。
図7はパッケージ4によって発光素子チップ2が封入された基板3の断面図である。
パッケージ4の上面は発光素子チップ2を発光源とする光学設計上の組み立て精度の観点からレンズ形状の放射面を成したレンズ面10が形成されている。レンズ面10の形態は放出方向に対し凹レンズ面となっており照射範囲が拡大するようになっている。
フラッシュ補助光として求められる配光特性の対称性を得るために、発光素子チップ2の発光面の中心点は図7に示されたようにパッケージ4のレンズ面40の中心軸上にあることが好ましい。発光素子チップ2を用いた場合、第1カソード21の領域から放出した発光光線はパッケージ4のレンズ面40の中心近傍から放出されるので、レンズ界面での屈折角は比較的小さく、結果的に比較的狭い放射角内に放出される。第2カソード22の領域から放出した発光光線はパッケージ4の中心から離れた屈折角の比較的大きいレンズ界面から放出されるので、比較的広い放射角内に放出される。
図8はレンズ面の中心軸を含む評価線上における放射角度に対する放射強度分布を示す。
縦軸Yはパッケージ4のレンズ面40の中心軸である。横軸Xは第1カソード21及び第2カソード22の発光面と同一平面上にある軸である。実線で示した強度分布は第1カソード21の領域から放出される発光光線の強度分布である。一方、破線で示した強度分布は第2カソード22の領域から放出される発光光線の強度分布である。
この特性をデジタルスチルカメラのフラッシュ補助光に応用した具体的な例について図1及び図9を参照しながら説明する。
図9に示されたデジタルスチルカメラ5のレンズ鏡筒52のズーム機構に関し、ズーム位置に応じて撮影画枠が変化するが、この撮影画枠に対し十分条件の照射範囲となるように図1に示された照明装置1の第1カソード21及び第2カソード22の発光が制御される。例えば図9に示されたようにレンズ鏡筒52のズーム位置が「細実線」を限界とする望遠側位置である場合、照射装置1は図1に示した第1カソード21の領域のみ発光させて図9に示されたような「太実線」を限界とする照射範囲を確保する。一方、ズーム位置が「細破線」を限界とする広角側位置となった場合、照明装置1は図1に示された第1カソード21、第2カソード22の両方の領域を発光させて図9に示したような「太破線」を限界とする照射範囲を確保する。この例はズーム位置を判定条件に用いているが、フラッシュ調光検波情報を判定条件に用いても有効である。
また、発光素子チップの他の実施形態としては、図10及び図11の平面図に例示された発光素子チップ6,7のように、単一のシリコン基材に対してカソード電極を3枚以上のカソードに分割させて配置させてもよい。
図10に示された発光素子チップ6は、主面が長方形である単一のシリコン基材の上面に導電層80を介してエピタキシャル層81を設け、このエピタキシャル層81に6枚の板状のカソードを行列状に配置させている。ここではエピタキシャル層81上にカソードが「2行3列」の行列状に配置されている。尚、各カソードすなわち第1カソード82a〜第六カソード82fの主面は図示されたような略長方形の形状に限定せず、例えば、略正方形、円、楕円、長円の形状に形成してもよい。
第1カソード82a〜第六カソード82fは互いに接触しないように「2行3列」の行列状に配置されている。すなわち、第1カソード82aは第1行第1列目の位置に配置されている。第2カソード82bは第1行第2列目の位置に配置されている。第3カソード82cは第1行第3列目の位置に配置されている。第4カソード82dは第2行第1列目の位置に配置されている。第5カソード82eは第2行第2列目の位置に配置されている。第六カソード82fは第2行第3列目の位置に配置されている。
また、第1カソード82aはエピタキシャル層81の上辺付近の導電層80に設置された第1カソード引き出し電極83aと電気的に接続されている。第2カソード82bは前記上辺付近の導電層80に設置された第2カソード引き出し電極83bと電気的に接続されている。第3カソード82cは前記上辺付近の導電層80に設置された第3カソード引き出し電極83cと電気的に接続されている。第4カソード82dはエピタキシャル層81の下辺付近の導電層80に設置された第4カソード引き出し電極83dと電気的に接続されている。第5カソード82eは前記下辺付近の導電層80に設置された第5カソード引き出し電極83eと電気的に接続されている。第六カソード82fは前記下辺付近の導電層80に設置された第六カソード引き出し電極83fと電気的に接続されている。尚、アノード電極84は導電層80の角付近に設けられている。
図11に示された発光素子チップ7はエピタキシャル層91に5枚の板状のカソードをX状に配置させている。ここでは、主面が長方形である単一のシリコン基材の上面に導電層90を介して設けられたエピタキシャル層91の中央部に第2カソード92bが設置されている。第1カソード92a、第3カソード92c、第4カソード92d、第5カソード92eは第2カソード92bを囲い込むように配置されている。第2カソード92bは円状若しくは楕円状、長円状に形成される。第1カソード92a、第3カソード92c、第4カソード92d及び第5カソード92eは少なくとも第2カソード92bと接触しないような形状に形成される。
第1カソード92aはエピタキシャル層91の上辺付近の導電層90に設置された第1カソード引き出し電極93aと電気的に接続されている。第2カソード92bは前記上辺付近の導電層90に設置された第2カソード引き出し電極93bと電気的に接続されている。第3カソード92cは前記上辺付近の導電層90に設置された第3カソード引き出し電極93cと電気的に接続されている。第4カソード92dはエピタキシャル層91の下辺付近の導電層90に設置された第4カソード引き出し電極93dと電気的に接続されている。第5カソード92eは前記下辺付近の導電層90に設置された第5カソード引き出し電極93eと電気的に接続されている。尚、アノード電極94は導電層90の角付近に設けられている。
以上のように例示された実施形態の発光素子チップの各電極領域すなわち各カソードから放出される光線の放射角領域は画枠領域を分割した特定領域と対応している。そして、カソードごとに独立して発光制御することにより画枠中の特定領域に対して選択的に照射することができる。フラッシュ照射領域はフラッシュ調光検波情報における画枠領域検波情報及びズーム位置情報に基づき区分選択的に調光される。
図12は照明装置に第三の実施形態に係る発光素子チップが適用された撮像装置8のシステム構成を示したブロック図である。
撮像素子100はレンズ鏡筒104のレンズ105を介して捉えた被写体の像を電気信号に変換する。画像処理部101は前記電気信号に変換された被写体の像を増幅部106及び信号処理部107を介して導入して画像処理する。画像処理部101には内部メモリ108の他にメモリスロット109から外部メモリ110がインターフェース回路111を介して電気的に接続される。駆動部102a〜102eは発光素子チップ7に具備された第1カソード92a〜第5カソード92eをそれぞれ発光動作させる。制御部103は、画像処理部101を動作制御すると共に、シャッターレリーズボタン等の機能を備えた操作部112の操作信号及び画像処理部101での画像処理の結果に基づき駆動部102a〜102eを動作制御する。
図13は撮像装置8の動作例を説明したフローチャートである。図12及び図13を参照しながら撮像装置8の動作例について説明する。
ステップS1ではシャッターレリーズボタンが押されたか否かが判断される。ステップS2では制御部103が駆動部102a〜102eのいずれかを動作させて発光素子チップ7の第1カソード92aから第5カソード92eのいずれかをプリ発光させる。ステップS3では画像処理部102が前記プリ発光によって捉えた被写体の像を画像処理する。ステップS4では前記画像処理の結果に基づいて発光させる発光領域(この事例では第1カソード92aから第5カソード92eのいずれか)とその光量を決定する。ここでは光量を規定する発光時間が決定される。ステップS5で所定の発光領域(この事例では第1カソード92aから第5カソード92eのいずれかまたはいくつかの組み合わせ)を前記決定された光量を規定する所定時間だけ点灯させながら、ステップ6で撮影する。
次に図12及び図14を参照しながらフラッシュ到達距離以内において比較的近い被写体と比較的遠い被写体とフラッシュ到達距離以遠の被写体が混在したシーンに対して撮像装置の発光制御の例について説明する。
先ず、図12に示された撮像装置8はプリ調光発光として発光素子チップ7の第1カソード92aから第5カソード92eのいずれかを微少発光させる。被写体からの反射光は撮像装置5の撮像素子100によって捉えられる。このときの照度は図14(b)の検波画のように画枠分割領域毎に検波され、発光量が発光領域毎に決定される。判定条件の例としては、図14(a)に示された比較的近い被写体141が存在する画枠分割領域に対応する発光領域(例えば第2カソード92bの発光領域)に対しては露光量オーバーにならないために発光量が低めに設定される。一方、比較的遠い被写体142が存在する領域に対応する発光領域(例えば第3カソード92c及び第5カソード92eの発光領域)に対しては露光量アンダーにならないために発光量が多めに設定される。また、フラッシュ到達距離以遠の被写体143に対応する発光領域(例えば第1カソード92a及び第4カソード92dの発光領域)は発光禁止となる。発光量は発光素子に供される電流値または通電時間によって制御される。
図15に示されたタイムチャートを参照して説明すると、シャッターが開放となっている間に、それぞれの発光領域を検波量から決定した発光時間だけ独立して発光させる。例えば、比較的近い被写体に対応する第2発光領域(第2カソード92b)は発光時間を短めにし、比較的遠い被写体に対応する第3発光領域(第3カソード92c)及び第5発光領域(第5カソード92e)は発光時間を長めにする。フラッシュ到達距離以遠の被写体に対応する第1発光領域(第1カソード92a)及び第4発光領域(第4カソード92d)は発光させない。
また、発明に係る照明装置の他の実施形態としては図16に示された撮像装置9のようにフラッシュ部に光の3原色である青色、緑色、赤色の光をそれぞれ発する照明装置161,162,163を適用させてもよい。これらの照明装置の実施形態としては、図1、図10及び図11に例示された発光素子チップを採用し、この発光素子に所定の色を呈するためのフィルターを適用させてもよい。または、前記発光素子を密閉させるパッケージを所定の色を呈するように形成してもよい。青色の光を呈する照明装置161、緑色の光を呈する照明装置162及び赤色の光を呈する照明装置163とレンズ鏡筒52の撮像レンズとのパララックスを低減するために、照明装置161,162,163は近接配置させることが好ましい。
発明の一実施形態に係る照明装置の斜視図。 前記照明装置を備えた撮像装置の正面図。 前記照明装置を備えた撮像装置の斜視図。 前記撮像装置のシステム構成を示したブロック図。 発光素子を瞬間発光駆動するための駆動回路の一例を示した回路構成図。 (a)第一の実施形態に係る発光素子チップの平面図,(b)前記発光素子チップの構成を示した断面図。 パッケージによって発光素子チップが封入された基板の断面図。 レンズ面の中心軸を含む評価線上における放射角度に対する放射強度分布。 撮像レンズのズーム範囲と照明装置の照射範囲を説明した説明図。 第二の実施形態に係る発光素子チップの平面図。 第三の実施形態に係る発光素子チップの平面図。 照明装置に第三の実施形態に係る発光素子チップが適用された撮像装置のシステム構成を示したブロック図。 照明装置に第三の実施形態に係る発光素子チップが適用された撮像装置の動作例を説明したフローチャート。 (a)被写体像の模式図,(b)検波画の模式図。 第三の実施形態に係る発光素子チップを適用した照明装置の動作例をタイムチャートで説明した動作シーケンス図。 発明の他の実施形態に係る照明装置を備えた撮像装置の正面図。
符号の説明
1,161,162,163…照明装置
2,6,7…発光素子チップ
3…基板
4…パッケージ
5,8,9…撮像装置
21…第1カソード、22…第2カソード、23…第1カソード引き出し電極、24…第2カソード引き出し電極、25…エピタキシャル層、26…シリコン基材、27…導電層28…アノード引き出し電極
31,32,33…電極端子
34,35,36…ボンディングワイヤ
40…レンズ面

Claims (11)

  1. 撮像装置の照明装置において、
    基板と、
    導電層と該導電層の上に形成されたエピタキシャル層を有し、前記基板から電力の供給を受けて発光する発光素子チップと、
    前記エピタキシャル層の上に形成され、前記発光素子チップの発光面を複数の発光領域に区画する複数の第1電極と、
    各第1電極に接続される複数の第1引き出し電極と、
    前記導電層上に形成された第2引き出し電極と、
    前記基板に設けられ、各第1引き出し電極又は前記第2引き出し電極にそれぞれ接続される複数の電極端子と、
    を備え、
    前記撮像装置の画角に応じて前記発光領域のうちいずれかが発光する
    照明装置。
  2. 記撮像装置の撮像レンズの焦点距離に応じて前記複数の発光領域のうち所定の発光領域発光する
    求項1に記載の照明装置。
  3. 記撮像装置の撮像レンズのズーム動作位置に応じて前記複数の発光領域のうち所定の発光領域発光する
    求項1に記載の照明装置。
  4. リ発光の検波量に基づいて前記複数の発光領域のうち所定の発光領域発光する
    求項1に記載の照明装置。
  5. 記発光領域の発光量は発光する発光領域に対応する前記第1電極に供される電流値によって制御され
    求項1乃至4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 記発光領域の発光量は発光する発光領域に対応する前記第1電極の通電時間によって制御され
    求項1乃至4のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記複数の発光領域は同心に配置され
    求項1乃至6のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記複数の発光領域が行列配置され
    求項1乃至6のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 前記複数の発光領域が発光素子チップの主面においてX状に配置され
    求項1乃至6のいずれか1項に記載の照明装置。
  10. 記複数の発光領域を封止するパッケージを備え、
    前記パッケージの上面は凹レンズ面を成してい
    求項1乃至9のいずれか1項に記載の照明装置。
  11. 照明装置を備える撮像装置であって、
    前記照明装置は、
    基板と、
    導電層と該導電層の上に形成されたエピタキシャル層を有し、前記基板から電力の供給を受けて発光する発光素子チップと、
    前記エピタキシャル層の上に形成され、前記発光素子チップの発光面を複数の発光領域に区画する複数の第1電極と、
    各弟1電極に接続される複数の第1引き出し電極と、
    前記導電層上に形成された第2引き出し電極と、
    前記基板に設けられ、各第1引き出し電極又は前記第2引き出し電極にそれぞれ接続される複数の電極端子と、
    を備え、
    前記撮像装置の画角に応じて前記発光領域のうちいずれかが発光する
    撮像装置。
JP2006282689A 2006-10-17 2006-10-17 照明装置及び撮像装置 Expired - Fee Related JP5061572B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006282689A JP5061572B2 (ja) 2006-10-17 2006-10-17 照明装置及び撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006282689A JP5061572B2 (ja) 2006-10-17 2006-10-17 照明装置及び撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008102199A JP2008102199A (ja) 2008-05-01
JP5061572B2 true JP5061572B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=39436594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006282689A Expired - Fee Related JP5061572B2 (ja) 2006-10-17 2006-10-17 照明装置及び撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5061572B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009047788A1 (de) * 2009-09-30 2011-03-31 Osram Opto Semiconductors Gmbh Beleuchtungseinrichtung für eine Kamera sowie Verfahren zum Betrieb derselben
JP5349521B2 (ja) * 2011-03-29 2013-11-20 富士フイルム株式会社 撮影装置、撮影プログラム、及び撮影方法
JP2012252078A (ja) 2011-06-01 2012-12-20 Stanley Electric Co Ltd 半導体発光素子およびストロボ装置
JP2016050972A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 ソニー株式会社 制御装置、制御方法、及びプログラム
WO2017125280A1 (en) * 2016-01-20 2017-07-27 Koninklijke Philips N.V. Driver for an adaptive light source
US12018832B2 (en) * 2021-09-23 2024-06-25 Apple Inc. Light source module with adaptive illumination

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003114463A (ja) * 2001-10-03 2003-04-18 Casio Comput Co Ltd 閃光機能付撮像装置及び撮像装置の発光制御方法
JP2004349628A (ja) * 2003-05-26 2004-12-09 Sharp Corp 半導体発光装置及びそれを用いた撮影用照明装置
JP2006278675A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Toshiba Corp 半導体発光装置
JP2006278889A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Sharp Corp 半導体ランプおよび電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008102199A (ja) 2008-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8687109B2 (en) Image capturing device having pulsed LED flash
US7551848B2 (en) Photographic light system, imaging device and method for providing different types of photographic light using a single multifunctional light module
KR101121716B1 (ko) 자동초점 카메라 장치를 갖는 이동통신 단말기
US8577218B2 (en) Illumination device for a camera, and method for operating the same
JP5061572B2 (ja) 照明装置及び撮像装置
KR100984731B1 (ko) 사진촬영용 광원장치
JP3584355B2 (ja) 撮影用照明装置
JP2007036492A (ja) El表示装置及びそれを用いたデジタルカメラ
EP2530519B1 (en) Semiconductor light emitting element and flash light device
JP2007079528A (ja) 照明装置及び照明装置付撮像装置
KR20190089909A (ko) 발광 디바이스 및 조명 디바이스
JP4168617B2 (ja) 撮像装置用閃光装置、閃光装置付撮像装置及び撮像方法
US20130235551A1 (en) Lighting device and photographing system including the same
US7221864B2 (en) Lighting apparatus for photographing
JP4659414B2 (ja) 発光ダイオード及びそれを用いる発光制御システム
JP2008145905A (ja) 撮像装置および撮像装置用フラッシュ装置
KR20060045494A (ko) 촬영용 조명장치
KR100713179B1 (ko) 카메라모듈의 발광장치
JP2006010745A (ja) 照明装置
KR200408502Y1 (ko) 카메라모듈의 발광장치
KR101849130B1 (ko) 발광소자 어레이
JP2004226509A (ja) ストロボ装置及びカメラ
JP2009059980A (ja) Led発光装置
JP2006067100A (ja) 撮像装置、周囲光色バランス補正システム、およびそれらに用いられる発光素子
KR20200007589A (ko) 플래시 장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20081225

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120710

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120723

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees