JP5061468B2 - 焼結鉱の整粒方法およびそれに用いる揺動式分級機 - Google Patents

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Description

本発明は、焼成された焼結鉱を破砕し分級することによって、高炉原料として適正な粒度の焼結鉱に粒度調整(整粒)する焼結鉱の整粒方法と、その際に用いる揺動式分級機に関するものである。
従来の焼結鉱の整粒方法を図7に示す。焼結機1にて、約5m×1mのパレットで焼成された焼結鉱が、一次破砕機2で、200mm程度の大きさに粗破砕される。粗破砕された焼結鉱は、冷却機3で冷却された後、100mm程度の篩目のスクリーンを有する第一段篩55で篩い分けられる。第一段篩55で篩上に篩い分けされた100mm超の塊状の焼結鉱は、二次破砕機4に供給され、50mm以下を目標に破砕される。二次破砕機4で破砕された焼結鉱は、第一段篩55の篩下と合流して、第二段篩56に供給される。そして、第二段篩56、第三段篩57、第四段篩58と順次スクリーンの篩目を小さくし、各篩56〜58の篩上に、高炉原料として適正な粒度である5mm〜50mmの粒度の焼結鉱が篩い分けられ、篩い分けられた5mm〜50mmの粒度の焼結鉱が高炉10に供給される。なお、この破砕および分級の際に生じた5mm以下の粒度の焼結鉱(以下、粉化鉱と記す)は第四段篩58の篩下として回収され、再度、焼結原料として焼結機1に返鉱される。
そして、通常、一次破砕機2としては、一本のロールに鬼歯と呼ばれる爪状の破砕片が設けられてなるシングルスパイクロール式破砕機が使用され、二次破砕機4としては、対向する二本のロールに互いに噛合する歯が設けられてなるダブルロール式破砕機が使用されている。また、分級機である第一段篩55〜第四段篩58の各篩には、振幅が数mmである振動篩が用いられている。
上記のような従来の焼結鉱の整粒方法において問題となるのは、焼成された焼結鉱に対する粉化鉱の発生割合(粉化率)がかなり大きいということであり、一般的に20〜30%に達している。このような、高炉原料として不適正で焼結機に返鉱される粉化鉱が多いということは、焼結鉱の整粒工程の生産性が低下するとともに、余分なエネルギーを消費していることとなるので、整粒工程における粉化率を低減させることは重要である。
焼結鉱の整粒工程における粉化率が高くなる原因の一つとして、多量の焼結鉱を分級するために複数段の振動篩が使用されており、焼結鉱がそれら複数段の振動篩を乗り継いでいく間に搬送落差によって粉化して粉化鉱が発生するという問題がある。
そこで、振動篩による分級プロセスの改善によって、整粒工程における粉化率の低減を図かろうとした技術がいくつか提案されている。
例えば、特許文献1には、破砕機の上流に配置した一次振動篩を用いて、粉化し易い中間サイズの焼結鉱を予め回収することにより、二次振動篩への負荷量を軽減して、分級効率の向上と粉化率の低減を図かろうとした技術が開示されている。
また、特許文献2には、破砕機の下流に配置した第2段振動篩の篩面積を減少させて、第3段振動篩への供給量を低減させることにより、第3段振動篩での粉化鉱の発生を抑制しようとした技術が開示されている。
しかし、上記特許文献1あるいは特許文献2に記載の技術では、いずれにしても、分級機として複数段の振動篩を使用しているので、焼結鉱がそれら複数段の振動篩を乗り継いでいく間に搬送落差によって粉化して粉化鉱が発生するという問題は避けられない。
さらに、図7に示したような従来の焼結鉱の整粒方法において問題となるのは、各振動篩56〜58の篩上を高炉原料用の焼結鉱として集めているため、高炉原料として不適正な50mm超えの粒度の焼結鉱が高炉に搬送される可能性があるということである。
すなわち、図8に示すように、二次破砕機4のロール間隔Gpを適正粒度範囲の上限値(50mm)に設定していたとしても、長辺が上限値(50mm)を超える楕円状の破砕物が一定の確率で発生するため、図7に示したような従来の焼結鉱の整粒方法においては、そのような長辺が上限値を超えた楕円状の破砕物が各振動篩56〜58の篩上に篩い分けられて、高炉原料として搬送され、原料ホッパーに貯留される。その結果、コンベア搬送や原料ホッパーの切り出しなどで詰まりを生じ、トラブルを起こすことがある。
そこで、上記の問題を解決するために、本出願人は、特願2005−342274号(未公開出願1)において、新たな焼結鉱の整粒方法を提案している。
すなわち、図5にその処理フロー図、図6にその際に用いる揺動式分級機を示すように、5mmの篩目寸法を有する第1スクリーン15と50mmの篩目寸法を有する第2スクリーン16とがそれぞれ傾斜して配置され、第1スクリーン15および第2スクリーン16の上の焼結鉱に対して傾斜下方への送りをかけるように上下方向および傾斜方向において往復運動するような搖動運動を第1スクリーン15および第2スクリーン16に行わせるための偏心駆動機構17を備えた揺動式分級機8を用いて、5mmより小さい粒度の焼結鉱(粉化鉱)を第1スクリーン15の篩下に分級し、5mm〜50mmの粒度の焼結鉱(適正粒)を第2スクリーン16の篩下に分級し、50mmより大きい粒度の焼結鉱(粗粒)を第2スクリーン16の篩上に分級するようにした焼結鉱の整粒方法を提案している。
この未公開出願1に記載の焼結鉱の整粒方法においては、2種類の異なる篩目寸法のスクリーンを有する揺動式分級機8を用いて、粉化鉱と適正粒と粗粒の3種に分級するようにしているので、従来のように複数の分級機(振動篩)を乗り継いでいく間の搬送落差による粉化鉱の発生が抑止されて、粉化率の低減を図ることができる。また、適正粒が第2スクリーン16の篩下に分級されて高炉原料として搬送されるとともに、不適正な粗粒が第2スクリーン16の篩上に分級されて回収されるので、不適正な粗粒が高炉原料として搬送されることがなくなり、コンベアや原料ホッパーでのトラブルを回避できる。
なお、通常、分級用のスクリーンとしては、細線を編んで所定の大きさの網目を有するようにした網目スクリーンと、平板を打ち抜いて所定の大きさの空孔を有するようにした打ち抜きスクリーンと、棒材(バー)を所定の間隔で平行に配置することで所定の大きさの間隙を有するようにしたバースクリーンが、その長所短所に基づいて使い分けられている。
網目スクリーンは、小さな網目寸法のものも製作が容易であるが、線径が2〜3mmの細線を使用しているので、多少耐久性が劣る。打ち抜きスクリーンは、耐久性があるが、製作上、スクリーンの全体面積に対する空孔部の合計面積の割合(開口率)が小さくなり、分級効率が若干劣る。バースクリーンは、耐久性があるが、バー間の間隙寸法の小さなものは製作が難しい。
したがって、上記の整粒方法においては、篩目寸法が小さい第1スクリーン15には網目スクリーンを用い、篩目寸法が大きい第2スクリーン16にはいずれかのスクリーンを用いるようにしている。
ちなみに、ここでは、網目スクリーンの網目、打ち抜きスクリーンの空孔、バースクリーンのバー間の隙間を総称して「篩目」と呼び、その大きさを「篩目寸法」と呼んでいる。
特開平6−279872号公報 特開2001−181714号公報
ただし、前述の未公開出願1に記載の焼結鉱の整粒方法において、揺動式分級機8の第1スクリーン15および第2スクリーン16の幅Wsを2m程度とするのが標準的であるのに対して、二次破砕機4で破砕された焼結鉱を搬送する搬送コンベア20の幅Wcは0.5m程度と狭く、しかも搬送コンベア20のコンベアベルトはV字形になっていることが多い。
そのため、搬送コンベア20から第1スクリーン15上に焼結鉱が局所的に投入されることになるので、投入された焼結鉱は第1スクリーン15および第2スクリーン16の全体幅の一部のみを使用して分級されることになり、分級効率(分級能率)が上がらない。また、第1スクリーン15上に局所的に投入される焼結鉱の量が増えると、第1スクリーン15の損耗が大きくなる。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、焼成された焼結鉱を破砕し分級して高炉原料として適正な粒度の焼結鉱に粒度調整するに際し、粉化鉱の発生を抑止して粉化率の低減を効率的に図ることができるとともに、適正な範囲を超えた粒度の焼結鉱が高炉原料として搬送されることのない焼結鉱の整粒方法と、それに用いるのに好適な揺動式分級機を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]焼成された焼結鉱を破砕して分級することによって、所定の粒度範囲の焼結鉱に粒度調整するための焼結鉱の整粒方法において、破砕された焼結鉱を、所定の粒度範囲より小さい粒度の焼結鉱と、所定の粒度範囲の粒度の焼結鉱と、所定の粒度範囲より大きい粒度の焼結鉱とに分級するに際し、所定の篩目寸法を有する第1スクリーンと前記第1スクリーンより大きい篩目寸法を有する第2スクリーンがそれぞれ傾斜して上方から直列にその順で配され、前記第1スクリーンと前記第2スクリーンが偏心駆動機構によって前記第1スクリーンと前記第2スクリーンの上の焼結鉱に対して傾斜下方への送りをかけるように上下方向及び傾斜方向において往復運動するような揺動運動を行う揺動式分級機を用いて、前記所定の粒度範囲より小さい粒度の焼結鉱を前記第1スクリーンの篩下に分級し、前記所定の粒度範囲の粒度の焼結鉱を前記第2スクリーンの篩下に分級する焼結鉱の整粒方法であって、破砕された焼結鉱をスクリーン幅方向に分散させてスクリーン上に投入することを特徴とする焼結鉱の整粒方法。
[2]所定の粒度範囲より大きい粒度の焼結鉱は、再度破砕して、再び前記分級機に供給することを特徴とする前記[1]に記載の焼結鉱の整粒方法。
[3]所定の篩目寸法を有する第1スクリーンと該第1スクリーンより大きい篩目寸法を有する第2スクリーンとがそれぞれ傾斜して上方から直列にその順で配置され、第1スクリーンおよび第2スクリーン上の焼結鉱に対して傾斜下方への送りをかけるように上下方向および傾斜方向において往復運動するような搖動運動を第1スクリーンおよび第2スクリーンに行わせるための偏心駆動機構を備え、第1スクリーンの篩目寸法より小さい粒度の焼結鉱と、第1スクリーンの篩目より大きく、第2スクリーンの篩目寸法より小さい粒度の焼結鉱と、第2スクリーンの篩目寸法より大きい粒度の焼結鉱に分級する搖動式分級機であって、破砕された焼結鉱をスクリーン幅方向に分散してスクリーン上に投入されるようにするための幅方向分散投入機構を備えていることを特徴とする搖動式分級機。
本発明においては、篩目寸法が異なる複数のスクリーンを有する分級機を用いて、所定の粒度範囲の焼結鉱をスクリーンの篩下に分級するようにしているので、従来技術のような搬送落差による粉化鉱の発生を抑止して、粉化率の低減を図ることができるとともに、所定の粒度範囲を超えた粒度の焼結鉱は篩上に分級されるので、不適正な粒度の焼結鉱が高炉原料として搬送されることがなくなり、コンベア搬送や原料ホッパーでのトラブルを回避できる。しかも、破砕された焼結鉱をスクリーン幅方向に分散させてスクリーン上に投入するようにしているので、スクリーン幅全体を使用して分級することができ、良好な分級効率を得ることが可能となるとともに、スクリーンの損耗も抑えられる。
本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る焼結鉱の整粒方法における処理フロー図、図2は、その際に用いる揺動式分級機の説明図である。ちなみに、前述の未公開出願1における処理フロー図(図5)および揺動式分級機の説明図(図6)とほぼ同じである。
すなわち、この実施形態においては、図1に示すように、焼結機1にて、約5m×1mのパレットで焼成された焼結鉱が、一次破砕機2で、200mm程度の大きさに粗破砕される。粗破砕された焼結鉱は、冷却機3で冷却された後、二次破砕機4に供給され、50mm以下の大きさを目標に破砕される。二次破砕機4で破砕された焼結鉱は、揺動式分級機8に供給される。そして、揺動式分級機9において、高炉原料として適正な粒度範囲(5mm〜50mm)の粒度の焼結鉱と、適正な粒度範囲の下限値(5mm)より小さい粒度の焼結鉱とに、それぞれ篩下として分級される。また、図8に示した楕円状の破砕物等のような、適正な粒度範囲の上限値(50mm)より大きい粒度の焼結鉱は篩上に分級される。その後、分級された5mm〜50mmの粒度の焼結鉱は、高炉10に供給される。また、5mmより小さい粒度の焼結鉱(粉化鉱)は回収されて、再度、焼結原料として焼結機1に返鉱される。
そして、この実施形態において用いられる揺動式分級機9は、図2に示すように、チャンバー14の内部に傾斜して上方から直列に配置された第1スクリーン15と第2スクリーン16を備えており、第1スクリーン15の篩目は、所定の粒度範囲の下限値5mmになっており、第2スクリーン16の篩目は、所定の粒度範囲の上限値50mmになっている。第1スクリーン15と第2スクリーン16は、クランク機構や遊星歯車等の偏心駆動機構17によって、第1スクリーン15および第2スクリーン16の上の焼結鉱に対して傾斜下方への送りをかけるように上下方向および傾斜方向において往復運動するような揺動運動を行う。これによって、既存の振動篩に比べて、振幅を大きくすることができ、焼結鉱に反発力を与えて分級効率をあげることができる。
そして、この実施形態が未公開出願1と異なっている点は、二次破砕機4から搬送コンベア20によって搬送されてきた焼結鉱をスクリーン幅方向に分散して第1スクリーン15上に投入されるようにするために、第1スクリーン15の上方に幅方向分散投入機構19を備えていることである。
その幅方向分散投入機構19は、例えば図3(a)、(b)に示すように、傾斜板19aと、傾斜板19aの傾斜下端の上面に取り付けられた分散用楔19bを備えたものである。二次破砕機4から搬送コンベア20によって搬送されてきた焼結鉱は、傾斜板19aの傾斜上端の上面に供給された後、分散用楔19bによってスクリーン幅方向に分散させられ、その状態で第1スクリーン15上に投入されるようになる。
このような揺動式分級機9に二次破砕機4から焼結鉱が供給されると、第1スクリーン15による分級によって、その篩下に5mmより小さい粒度の焼結鉱(粉化鉱)が回収され、第2スクリーン15による分級によって、その篩下に5mm〜50mmの粒度の焼結鉱(適正粒)が回収され、第2スクリーン15の篩上に50mmより大きい粒度の焼結鉱(粗粒)が回収される。
その後、前述のように、5mm〜50mmの粒度の焼結鉱は高炉10に供給され、5mmより小さい粒度の焼結鉱(粉化鉱)は回収されて、再度、焼結原料として焼結機1に返鉱される。
なお、この実施形態においては、二次破砕機4の入側に、冷却機3から送られてきた焼結鉱を破砕ロール間にスムースに投入できる傾斜面を備えしかもその傾斜面が焼結鉱を破砕ロール幅方向に分散する傾斜を備えた分散投入機構18が設けられている。
このように、この実施形態においては、2種類の異なる篩目寸法のスクリーンを有する揺動式分級機8を用いて、粉化鉱と適正粒と粗粒の3種に分級するようにしているので、従来のように複数の分級機(振動篩)を乗り継いでいく間の搬送落差による粉化鉱の発生が抑止されて、粉化率の低減を図ることができる。また、適正粒が第2スクリーン16の篩下に分級されて高炉原料として搬送されるとともに、不適正な粗粒が第2スクリーン16の篩上に分級されて回収されるので、不適正な粗粒が高炉原料として搬送されることがなくなり、コンベアや原料ホッパーでのトラブルを回避できる。しかも、破砕された焼結鉱を幅方向分散投入機構19によってスクリーン幅方向に分散させて第1スクリーン15上に投入するようにしているので、スクリーン幅全体を使用して分級することができ、良好な分級効率を得ることが可能となるとともに、スクリーンの損耗も抑えられる。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る焼結鉱の整粒方法における処理フロー図である。この第2の実施形態は、前述の第1の実施形態に係る焼結鉱の整粒方法において、第2スクリーン16の篩上に分級された粗粒(50mmより大きい粒度の焼結鉱)を、再度、二次破砕機4に供給して破砕した後、再び揺動式分級機8に供給するようにしたものである。すなわち、3種分級式閉回路整粒プロセスとしたものである。
このような第2の実施形態においては、二次破砕機4のロール間隔Gpを広げて、焼結鉱に過大な力をかけずに、破砕時の粉化物の発生量を抑えるとともに、ロール間隔Gpを広げたことにより生じる粗粒を、第2スクリーン16の篩上で回収して、再度破砕するようにしているので、粒径分布が整えられる。なお、ロール間隔Gpを広げたことにより、二次破砕機4のロール回転速度を第1の実施形態と同じにした場合、単位時間当りの処理量(通過量)が上がる。したがって、単位時間当りの処理量を第1の実施形態と同じにした場合は、ロール回転速度を下げることができ、破砕の際の焼結鉱への衝撃力を低減でき、粉化物の発生量を抑えることができる。
そして、この実施形態においても、2種類の異なる篩目寸法のスクリーンを有する揺動式分級機9を用いて、粉化鉱と適正粒と粗粒の3種に分級するようにしているので、従来のように複数の分級機(振動篩)を乗り継いでいく間の搬送落差による粉化鉱の発生が抑止されて、粉化率の低減を図ることができる。また、適正粒が第2スクリーン16の篩下に分級されて高炉原料として搬送されるとともに、不適正な粗粒が第2スクリーン16の篩上に分級されるので、不適正な粗粒が高炉原料として搬送されることがなくなり、コンベアや原料ホッパーでのトラブルを回避できる。しかも、破砕された焼結鉱を幅方向分散投入機構19によってスクリーン幅方向に分散させて第1スクリーン15上に投入するようにしているので、スクリーン幅全体を使用して分級することができ、良好な分級効率を得ることが可能となるとともに、スクリーンの損耗も抑えられる。
なお、上記においては、5mmの篩目寸法を有する第1スクリーン15と50mmの篩目寸法を有する第2スクリーン16が配された分級機を用いて、適正な粒径範囲の下限値(5mm)より小さい粒度の焼結鉱を第1スクリーン15の篩下に分級し、適正な粒径範囲(5mm〜50mm)の粒度の焼結鉱を第2スクリーン16の篩下に分級するようにしているが、さらに、第1スクリーン15の篩目寸法より大きくかつ第2スクリーン15の篩目寸法より小さい篩目寸法(例えば、15mm)を有する第3スクリーンが、第1スクリーン15と第2スクリーン16の中間に配された分級機を用いて、適正な粒径範囲の下限値(5mm)より小さい粒度の焼結鉱を第1スクリーン15の篩下に分級し、適正な粒径範囲(5mm〜50mm)でも小さな粒度(5mm〜15mm)の焼結鉱を第3スクリーンの篩下に分級し、適正な粒径範囲(5mm〜50mm)でも大きな粒度(15mm〜50mm)の焼結鉱を第2スクリーン16の篩下に分級することもできる。
本発明の第1の実施形態における処理フロー図である。 本発明の第1の実施形態において用いる揺動式分級機の説明図である。 本発明の第1の実施形態における幅方向分散投入機構を説明する図である。 本発明の第2の実施形態における処理フロー図である。 特願2005−342274号の処理フロー図である。 特願2005−342274号の揺動式分級機の説明図である。 従来技術における処理フロー図である。 二次破砕機での破砕状態の説明図である。
符号の説明
1 焼結機
2 一次破砕機
3 冷却機
4 二次破砕機
8 揺動式分級機
9 揺動式分級機
10 高炉
14 チャンバー
15 第1スクリーン
16 第2スクリーン
17 偏心駆動機構
18 分散投入機構
19 幅方向分散投入機構
19a 傾斜板
19b 分散用楔
20 搬送コンベア
54 二次破砕機
55 第一段篩
56 第二段篩
57 第三段篩
58 第四段篩

Claims (3)

  1. 焼成された焼結鉱を破砕して分級することによって、所定の粒度範囲の焼結鉱に粒度調整するための焼結鉱の整粒方法において、破砕された焼結鉱を、所定の粒度範囲より小さい粒度の焼結鉱と、所定の粒度範囲の粒度の焼結鉱と、所定の粒度範囲より大きい粒度の焼結鉱とに分級するに際し、所定の篩目寸法を有する第1スクリーンと前記第1スクリーンより大きい篩目寸法を有する第2スクリーンがそれぞれ傾斜して上方から直列にその順で配され、前記第1スクリーンと前記第2スクリーンが偏心駆動機構によって前記第1スクリーンと前記第2スクリーンの上の焼結鉱に対して傾斜下方への送りをかけるように上下方向及び傾斜方向において往復運動するような揺動運動を行う揺動式分級機を用いて、前記所定の粒度範囲より小さい粒度の焼結鉱を前記第1スクリーンの篩下に分級し、前記所定の粒度範囲の粒度の焼結鉱を前記第2スクリーンの篩下に分級する焼結鉱の整粒方法であって、破砕された焼結鉱をスクリーン幅方向に分散させてスクリーン上に投入することを特徴とする焼結鉱の整粒方法。
  2. 所定の粒度範囲より大きい粒度の焼結鉱は、再度破砕して、再び前記分級機に供給することを特徴とする請求項1に記載の焼結鉱の整粒方法。
  3. 所定の篩目寸法を有する第1スクリーンと該第1スクリーンより大きい篩目寸法を有する第2スクリーンとがそれぞれ傾斜して上方から直列にその順で配置され、第1スクリーンおよび第2スクリーン上の焼結鉱に対して傾斜下方への送りをかけるように上下方向および傾斜方向において往復運動するような搖動運動を第1スクリーンおよび第2スクリーンに行わせるための偏心駆動機構を備え、第1スクリーンの篩目寸法より小さい粒度の焼結鉱と、第1スクリーンの篩目より大きく、第2スクリーンの篩目寸法より小さい粒度の焼結鉱と、第2スクリーンの篩目寸法より大きい粒度の焼結鉱に分級する搖動式分級機であって、破砕された焼結鉱をスクリーン幅方向に分散してスクリーン上に投入されるようにするための幅方向分散投入機構を備えていることを特徴とする搖動式分級機。
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