JP5060452B2 - 加湿器 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池等に供給するガス(気体)を加湿する加湿器に関し、一層詳細には、水分透過性の中空糸膜を有する加湿器に関する。
固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)等の燃料電池においては、燃料電池を構成する電解質膜の湿潤状態を確保するべく、水素(燃料ガス)、酸素を含む空気(酸化剤ガス)を加湿する加湿器が必要とされる。このような加湿器は、水分透過型の中空糸膜を束ねてなる中空糸膜束と、中空糸膜束を収容するケースとを備え、例えば、燃料電池に向かう加湿すべき空気が中空糸膜内を、燃料電池のカソードから排出された多湿のカソードオフガスが中空糸膜外を、それぞれ流通するように設けられている(例えば、特許文献1〜4参照)。
特開平6−132038号公報 特開平8−273687号公報 特開平10−197016号公報 特開2004−311287号公報
しかしながら、従来技術に係る加湿器では、オフガス流入部からケース内に流入したカソードオフガスが、中空糸膜束とケースの内壁との間に形成された隙間を流通することで、本来流通すべき中空糸膜束内をバイパスし、加湿効率が低下するおそれがある。
すなわち、オフガス流入部からケース内に流入したカソードオフガスの荷重(押圧力)によって前記オフガス流入部近傍の中空糸膜束が移動して偏位し、前記偏位した中空糸膜束の外壁とケースの内壁との間で間隙が形成される。本来であれば、オフガス流入部近傍の中空糸膜束を流通すべきカソードオフガスが、バイパスである前記間隙に沿って流通するために中空糸膜に対して水分が十分に行き渡らず、前記中空糸膜内を流通する空気に対して加湿作用を好適に発揮することが困難となり加湿効率が低下するおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、従来よりも加湿効率を向上させることが可能な加湿器を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、複数の中空糸膜が束ねられてなる中空糸膜束と、前記中空糸膜束を収容するケースと、を備え、第1流入部から流入する第1流体が前記中空糸膜内を流通し、前記第1流体と異なる湿度を有し第2流入部から流入する第2流体が前記ケース内であって前記中空糸膜外を流通し、前記中空糸膜束内には、前記第2流体の流れ方向に対向して盛り上がった形状からなり、前記第2流体を通過させると共に、前記第2流入部から流入する前記第2流体が前記中空糸膜外を流通する際に前記中空糸膜に付与される荷重を支持する荷重支持部材が設けられ、前記荷重支持部材は、前記中空糸膜束の輪切り断面方向からみて略アーチ状に形成されたメッシュからなり、前記複数の中空糸膜束は、前記ケース内で前記荷重支持部材により2つに分割されることを特徴とする。
本発明によれば、中空糸膜束内に第2流体の流れ方向に対向して盛り上がった略アーチ状のメッシュからなる荷重支持部材を設け、第2流入部から流入する第2流体が中空糸膜外を流通する際、前記中空糸膜に付与される荷重を前記荷重支持部材(略アーチ状のメッシュ)の剛性によって好適に支持することにより、中空糸膜束の移動(偏位)を阻止して変形(曲がり)を抑制することができる。この結果、本発明では、従来と比較して加湿効率を向上させることができる。
また、本発明によれば、中空糸膜束と共に、荷重支持部材であるメッシュの延在方向に沿った両端部を、ケースの両端部に設けられたポッティング部によってそれぞれ保持することにより、第2流体の流れ方向に向かって凸状に湾曲した状態でその形状を保持することができ、前記メッシュの剛性をより一層向上させることができる。
本発明では、中空糸膜束内に第2流体の流れ方向に対向して盛り上がった形状からなる荷重支持部材を設けることにより、従来よりも加湿効率を向上させることが可能な加湿器を得ることができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る加湿器が組み込まれた燃料電池システムのシステム構成図である。
図1に示されるように、燃料電池システム100は、図示しない燃料電池自動車(移動体)に搭載されており、燃料電池スタック102と、水素タンク104と、コンプレッサ106と、加湿器10とを備えている。
燃料電池スタック102は、固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)であり、MEA(Membrane Electrode Assembly、膜電極接合体)をセパレータ(図示せず)で挟持してなる単セルが複数積層されて構成されている。MEAは、電解質膜(固体高分子膜)と、これを挟持するカソード及びアノードとを備えている。各セパレータには、溝や貫通孔からなるアノード流路108及びカソード流路110が形成されている。
この場合、水素が、水素タンク104から、配管112、アノード流路108を介してアノードに供給され、一方、酸素を含む空気が、外気を吸気するコンプレッサ106から、配管114、加湿器10、配管115、カソード流路110を介してカソードに供給されることにより、アノード及びカソードに含まれる触媒(Pt等)上で電極反応が起こり、燃料電池スタック102が発電可能な状態となる。
このように発電可能な状態の燃料電池スタック102と、外部負荷(例えば、図示しない走行用のモータ)とが電気的に接続され、電流が取り出されることにより、燃料電池スタック102が発電するようになっている。
また、アノード流路108から排出されたアノードオフガスは、配管116を介して、希釈器118に排出されるようになっている。一方、カソード流路110から排出されたカソードオフガスは、配管120、加湿器10、配管122を介して、希釈器118に排出され、希釈器118においてアノードオフガス中の未消費の水素を希釈するようになっている。そして、希釈後のガスは、配管124を介して、車外に排出されるようになっている。
なお、カソードオフガスは、カソードにおける電極反応により生成する水蒸気(水分)により多湿である。また、生成した水蒸気の一部は、電解質膜をアノード側に透過するので、アノードオフガスも同様に多湿である。
図2は、前記燃料電池システムに組み込まれた加湿器の斜視図である。
図1に示されるように、加湿器10は、コンプレッサ106からカソード流路110に向かう加湿すべき空気(第1流体)を、カソード流路110から排出された多湿のカソードオフガス(第2流体)で加湿するものであり、その外形形状は、略直方体状に形成されている。この場合、カソード流路110に向かう空気の湿度と、カソードオフガスの湿度とは異なり、カソードオフガスの湿度がカソード流路110に向かう空気の湿度よりも高くなっている。
図2に示されるように、加湿器10は、四角筒体からなるケース本体12と前記ケース本体12の軸方向に沿った両端開口部を閉塞する第1エンドキャップ14a及び第2エンドキャップ14bとを有し略直方体状に形成されたケース16を含む。
図3は、図2のIII−III線に沿った軸方向の縦断面図、図4(a)は、図2のIV−IV線に沿った軸方向と直交する縦断面図、図4(b)は、メッシュが設けられていない比較例に係る加湿器の軸方向と直交する縦断面図、図5は、前記加湿器からケースを省略した中空糸膜束の斜視図である。
図3及び図4(a)に示されるように、前記加湿器10は、前記ケース16内の空間部17に該ケース16の軸線と同軸に収容され複数の中空糸膜18が束ねられて構成された中空糸膜束20と、前記中空糸膜束20内に設けられカソードオフガスの下向きの流入方向(流れ方向)に対向して上向きに盛り上がった形状からなるメッシュ22と、前記第1エンドキャップ14a及び第2エンドキャップ14bに近接するケース16の軸方向に沿った両端部近傍部位にそれぞれ設けられ、前記中空糸膜束20及び前記メッシュ22を支持(保持)してケース16内に固定(封入)するポッティング部24a、24bとを有する。
ケース本体12、第1エンドキャップ14a及び第2エンドキャップ14bは、例えば、PC(ポリカーボネート)やPPO(ポリフェニレンオキサイド)等の硬質樹脂によって形成される。前記第1エンドキャップ14aには、ケース16内の空間部17と連通してコンプレッサ106からの空気が流入される空気流入部(第1流入部)26が設けられる。また、前記第2エンドキャップ14bには、前記ケース16内の空間部17に導入された空気を外部(配管115、図1参照)に流出させる空気流出部28が設けられる。
前記空気流入部26から流入された空気は、ケース16内に収容された各中空糸膜18内に流入し、各中空糸膜18内を第2エンドキャップ14b側に向かって流通した後、第2エンドキャップ14bの空気流出部28から流出される。
ケース本体12の上面部12aで第2エンドキャップ14bに近接する部位には、前記ケース16内の空間部17と連通しカソードオフガスが流入するオフガス流入部(第2流入部)30が設けられる。また、ケース本体12の底面部12bで第1エンドキャップ14aに近接する部位には、前記ケース16内の空間部17に導入されたカソードオフガスを外部(配管122、図1参照)に流出させるオフガス流出部32が設けられる。
前記オフガス流入部30から流入されたカソードオフガスは、下方に向かって、つまり、中空糸膜束20の上面に向かって流入し、中空糸膜束20を下方側に押圧するように作用する。このように流入したカソードオフガスは、中空糸膜18外であってケース16内の空間部17を第1エンドキャップ14a側に向かって流通した後、ケース本体12の底面部12bに形成されたオフガス流出部32から流出される。
このように、加湿すべき燃料電池スタック102に向かう空気は、中空糸膜18内を第1エンドキャップ14a側から第2エンドキャップ14b側に向かって流通するように設けられ、一方、多湿のカソードオフガスは、中空糸膜18外を前記とは反対に第2エンドキャップ14b側から第1エンドキャップ14a側に向かって流通するように設けられている。すなわち、空気の流通方向とカソードオフガスの流通方向とは、それぞれ対向する反対方向に設定されることにより、燃料電池スタック102に向かう空気が効率的に加湿されるように設けられている。
中空糸膜束20は、例えば、ポリイミド等によって形成され水分透過性を有する中空糸膜18が複数本(例えば、10〜10000本)束ねられて構成され、前記束ねられた中空糸膜束20の軸方向に沿った一端部側及び他端部側が、それぞれ、ポッティング部24a、24bを介してケース16に固定されている。なお、前記中空糸膜18は、水分を含むと膨潤し、多少伸長する。
中空糸膜18は、外径が3mm以下(好ましくは、0.2〜1mm)の極細の円筒状であり、その周壁に複数の数nmの微細孔を有しており、水(水蒸気)の透過性を有している。そして、含水量の低い空気が中空糸膜18の内部を、含水量が高いカソードオフガスが中空糸膜18の外部を、それぞれ流通することで、含水量の高いカソードオフガスから水分が吸い出され、この水分が毛細管現象により中空糸膜18の周壁を透過し、含水量の低い空気に供給(添加)されることで空気が加湿され、加湿空気となる。このように板状の平膜等ではなく、中空糸膜18を用いることにより、単位体積当たりの有効膜面積を飛躍的に増大させることができる。
また、中空糸膜18は細く、コンプレッサ106の圧縮により、カソードオフガスよりも高圧の空気が中空糸膜18内を流通するため、中空糸膜束20がカソードオフガスの加圧力(押圧力)によって仮に絞られたとしても、中空糸膜18自体が潰れないように構成されている。
ポッティング部24a、24bは、中空糸膜束20及び中空糸膜束20内に配設されたメッシュ22をケース16内に固定すると共に、中空糸膜束20をケース16内に封止する機能を有する。このポッティング部24a、24bは、例えば、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂によって形成されるとよい。
メッシュ22は、軸方向と直交する縦断面方向(中空糸膜束20の輪切り断面方向)からみて略円弧状のアーチ形状からなり(図4(a)参照)、ケース16の軸方向に沿って延在するように形成されている(図3参照)。このメッシュ22は、適度な目開きを有する網状体からなり、メッシュ22内外において、カソードオフガスが圧力損失を受けることがなく流通するように設けられる。
メッシュ22は、例えば、金属製材料、フッ素樹脂、PP(ポリプロピレン)系の樹脂製材料等からなり、伸張しにくく吸水性が少ない材料によって形成されるとよい。この場合、メッシュ22の軸方向に沿った一端部22a及び他端部22bは、図5に示されるように、中空糸膜束20と共に、ポッティング部24a、24bによってケース16内に固定されて、軸方向に沿って位置ずれしないように設けられていると共に、前記メッシュ22の軸方向に沿った一端部22a及び他端部22bがポッティング部24a、24bによってアーチ形状に湾曲した状態でそれぞれ保持(接着)されることにより、オフガス流入部30に向かって盛り上がった凸形状を有する前記メッシュ22の剛性を向上させることができる。
換言すると、前記メッシュ22は、カソードオフガス(第2流体)の下向きの流れ方向に対向して上向きに盛り上がった形状で前記カソードオフガス(第2流体)を通過させる多孔質体(網体、通気素材)からなり、オフガス流入部(第2流入部)30から流入する前記カソードオフガスが中空糸膜18外を流通する際に前記中空糸膜18に付与される荷重を支持する荷重支持部材として機能するものである。
本実施形態に係る加湿器10が組み込まれた燃料電池システム100は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
例えば、図4(b)に示されるように、中空糸膜束20内にメッシュ22が設けられていない比較例に係る加湿器では、オフガス流入部30から導入されたカソードオフガスの押圧力(加圧力)によって中空糸膜束20が下方側に向かって押圧され、ケース16の内壁と中空糸膜束20の凹部との間で間隙が形成される。すなわち、オフガス流入部30からケース16内に流入したカソードオフガスの荷重(押圧力)で前記オフガス流入部30近傍の中空糸膜束20が移動して偏位し、前記偏位した中空糸膜束20とケース16の内壁との間で間隙が形成される。
メッシュ22が設けられていない比較例に係る加湿器では、本来であれば、オフガス流入部30近傍の中空糸膜束20を流通すべきカソードオフガスが、バイパスである前記間隙に沿って流通するために中空糸膜18に対して水分が十分に行き渡らず、前記中空糸膜18内を流通する空気に対して加湿作用を好適に発揮することが困難となり、加湿効率が低下するおそれがある。
これに対して、図4(a)に示されるように、本実施形態に係る加湿器10では、中空糸膜束20内にカソードオフガスの下向きの流入方向に対向して上向きに盛り上がった略アーチ形状(湾曲形状)からなるメッシュ22を設け、オフガス流入部30から流入するカソードオフガスが中空糸膜18外を流通する際、前記中空糸膜18に付与される荷重を前記メッシュ22の剛性によって好適に支持することにより、中空糸膜束20の移動(偏位)を阻止して変形(曲がり)を抑制することができる。
すなわち、本実施形態に係る加湿器10では、メッシュ22を設けていない比較例に係る加湿器のようにバイパスとなる前記間隙が形成されず、カソードオフガスがオフガス流入部30から中空糸膜束20内に流入し、前記中空糸膜束20内の全体に行き渡る。この結果、全体に行き渡ったカソードオフガスにより各中空糸膜18内を流通する空気を好適に加湿することができ、従来と比較して加湿効率を向上させることができる。
また、本実施形態に係る加湿器10では、中空糸膜束20と共に、メッシュ22の延在方向に沿った両端部22a、22bをそれぞれポッティング部24a、24bによって保持(固着)することにより(図5参照)、カソードオフガスの流入方向に向かって凸状に湾曲した状態でメッシュ形状を保持することができ、メッシュ22の剛性をより一層向上させることができる。
次に、燃料電池システム100内に組み込まれる加湿器の変形例を以下に説明する。なお、以下の変形例において、図2に示される加湿器と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6は、第1変形例に係る加湿器の軸線と略直交する方向の縦断面図である。
第1変形例に加湿器10aでは、断面矩形状に形成されたケース16の上面にカソードオフガスが流入される複数のオフガス流入部30a〜30cが所定間隔離間して設けられている点に特徴がある。この場合、中空糸膜束20中に設けられたメッシュ22は、ケース16の幅方向に沿って単一の曲率半径で湾曲するように形成されると共に、複数のオフガス流入部30a〜30cから流入されるカソードオフガスの下向きの流入方向と対向して盛り上がり湾曲するように形成されている。
図7は、第2変形例に係る加湿器の軸線と略直交する方向の縦断面図である。
第2変形例に係る加湿器10bでは、断面矩形状に形成されたケース16の上面部に複数のオフガス流入部30a〜30cが設けられると共に、中空糸膜束20中に設けられたメッシュ34は、前記複数のオフガス流入部30a〜30cから流入されるカソードオフガスの下向きの流入方向とそれぞれ対向するように盛り上がった複数の断面円弧部34a〜34cからなり、前記複数の断面円弧部34a〜34cが前記ケース16の幅方向に沿って連続するように構成されている点に特徴がある。
図8は、第3変形例に係る加湿器の軸線と略直交する方向の縦断面図である。
第3変形例に係る加湿器10cでは、断面円形状に形成されたケース16aの内部に軸心に沿って延在し、周方向に沿って略90度ずつ離間する複数のオフガス流入部30a〜30dが設けられると共に、中空糸膜束20中に設けられたメッシュ36は、前記オフガス流入部30a〜30dから流入されるカソードオフガスの径方向外向きの流入方向とそれぞれ対向するように径方向内向きに盛り上がった断面円弧部36a〜36hが周方向に沿って複数連続して形成されている点に特徴がある。
換言すると、第3変形例に係る加湿器10cでは、メッシュ36を構成する複数の断面円弧部36a〜36hが、オフガス流入部30a〜30dに向かって対向するように断面円形状に形成されたケース16aの中心に向かって盛り上がった凸状となるように周方向に沿って折曲して形成されている点に特徴がある。
図9は、第4変形例に係る加湿器の軸線と略直交する方向の縦断面図である。
第4変形例に係る加湿器10dでは、断面円形状に形成されたケース16aの外周面に周方向に沿って略45度ずつ離間する複数のオフガス流入部30a〜30hを設けると共に、中空糸膜束20中に設けられたメッシュ38は、前記オフガス流入部30a〜30hから流入されるカソードオフガスの径方向内向きの流入方向とそれぞれ対向するように径方向外向きに盛り上がった断面円形部が周方向に沿って連続して形成されている点に特徴がある。
図10は、第5変形例に係る加湿器のケースを省略した斜視図である。
第5変形例に係る加湿器10eでは、断面矩形状に形成されたケース16(図示を省略している)の上面にオフガス流入部30とオフガス流出部32とが軸方向に沿って所定間隔離間してそれぞれ配置され、中空糸膜束20中に前記オフガス流入部30からのカソードオフガスの下向きの流れ方向に対向して上向きに盛り上がって湾曲する第1メッシュ22をケース16の軸方向に沿って延在するように設けると共に、前記オフガス流出部32から流出する上向きのカソードオフガスの流れ方向に対向して下向きに盛り上がって湾曲する第2メッシュ40を設けている点に特徴がある。
前記第2メッシュ40は、前記第1メッシュ22と同一構成からなり、中空糸膜束20の一端部を保持するポッティング部24aによって支持されることにより、その形状が保持される。
本発明の実施形態に係る加湿器が組み込まれた燃料電池システムのシステム構成図である。 前記加湿器の斜視図である。 図2のIII−III線に沿った前記加湿器の軸方向の縦断面図である。 (a)は、図2のIV−IV線に沿った軸方向と直交する縦断面図、(b)は、メッシュが設けられていない比較例に係る加湿器の軸方向と直交する縦断面図である。 前記加湿器からケースを省略した中空糸膜束の斜視図である。 第1変形例に係る加湿器の軸線と略直交する方向の縦断面図である。 第2変形例に係る加湿器の軸線と略直交する方向の縦断面図である。 第3変形例に係る加湿器の軸線と略直交する方向の縦断面図である。 第4変形例に係る加湿器の軸線と略直交する方向の縦断面図である。 第5変形例に係る加湿器のケースを省略した斜視図である。
符号の説明
10、10a〜10e 加湿器
16 ケース
18 中空糸膜
20 中空糸膜束
22、34、36、38、40 メッシュ(荷重支持部材)
24a、24b ポッティング部
26 空気流入部(第1流入部)
28 空気流出部
30、30a〜30h オフガス流入部(第2流入部)
32 オフガス流出部

Claims (2)

  1. 複数の中空糸膜が束ねられてなる中空糸膜束と、
    前記中空糸膜束を収容するケースと、を備え、
    第1流入部から流入する第1流体が前記中空糸膜内を流通し、前記第1流体と異なる湿度を有し第2流入部から流入する第2流体が前記ケース内であって前記中空糸膜外を流通し、
    前記中空糸膜束内には、前記第2流体の流れ方向に対向して盛り上がった形状からなり、前記第2流体を通過させると共に、前記第2流入部から流入する前記第2流体が前記中空糸膜外を流通する際に前記中空糸膜に付与される荷重を支持する荷重支持部材が設けられ
    前記荷重支持部材は、前記中空糸膜束の輪切り断面方向からみて略アーチ状に形成されたメッシュからなり、
    前記複数の中空糸膜束は、前記ケース内で前記荷重支持部材により2つに分割されることを特徴とする加湿器。
  2. 請求項記載の加湿器において、
    前記中空糸膜束及び前記メッシュは、前記ケースの両端部に設けられたポッティング部によってそれぞれ支持されることを特徴とする加湿器。
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