JP5058763B2 - 内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡にリプロセス処理を施す複数のリプロセス装置の処理履歴を管理する内視鏡リプロセス装置の履歴管理システムに関するものである。
医療機関では、内視鏡を利用した医療診断が盛んに行われている。医療診断で使用された内視鏡は、病気の感染を防ぐために内視鏡用のリプロセス装置、例えば洗浄装置によって洗浄処理が施される。
洗浄装置を用いて洗浄処理を行った際には、どの内視鏡が、いつ、どの洗浄装置で洗浄処理されたのかという洗浄処理の履歴を把握するために、洗浄処理の履歴情報の記録・管理を行っている。例えば特許文献1記載の洗浄履歴管理システムでは、内視鏡、オペレータ、リプロセス装置にそれぞれパッシブ型のRFIDタグ(パッシブタグ)を設けて、リプロセス装置に設置したタグリーダによって、内視鏡ID、リプロセス装置IDを取得して、洗浄履歴を管理している。
特開2001−327459号公報(特許第3854035号公報)
ところで、上記特許文献1に記載されている管理システムを用いて、複数の洗浄装置の洗浄履歴を一括で管理する場合には、洗浄装置とそこに投入された内視鏡とを確実に特定するために、各洗浄装置にそれぞれタグリーダを設ける必要がある。このため、洗浄履歴管理システムの構成が複雑化して、システムが高コスト化してしまうおそれがある。
また、洗浄装置の機種は多数存在しており、それぞれの機種によって履歴情報を出力する機能の有無や、履歴出力方式が異なっている。上記特許文献1記載の管理システムは、履歴情報を出力する機能を有する洗浄装置を前提として履歴管理を行うものであり、そうした機能を持たない洗浄装置の履歴を管理するためには、洗浄装置に大掛かりな改造を加えなければならず、多大なコスト負担が生じる。また、洗浄装置によっては改造が不可能な機種もあり、その場合には上記管理システムで管理することはできない。医療現場においては、機種が異なる複数の洗浄装置が混在するケースも多く、それらの履歴を、コスト負担を少なく行う対策が要望されていた。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、機種が異なる複数のリプロセス装置の処理履歴を低コストで管理することができる内視鏡リプロセス装置の履歴管理システムを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、使用済みの内視鏡にリプロセス処理を施す複数のリプロセス装置の処理履歴を管理する内視鏡リプロセス装置の履歴管理システムにおいて、前記内視鏡に設けられたアクティブ型の第1RFIDタグから、前記内視鏡のID情報を読み取る少なくとも3つのタグリーダと、前記タグリーダによる前記内視鏡のID情報の読取結果に基づいて、前記内視鏡の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の位置検出結果に基づいて、前記内視鏡が投入された前記リプロセス装置を特定するリプロセス装置特定手段と、前記リプロセス装置特定手段により特定された前記リプロセス装置から前記処理履歴を取得する取得方式を判定する取得方式判定手段と、前記取得方式判定手段により判定された取得方式で、前記リプロセス装置から前記処理履歴を取得する履歴取得手段とを備えることを特徴とする。なお、リプロセス処理とは、使用済みの内視鏡を再使用可能な状態にするための処理であり、洗浄処理、消毒処理、滅菌処理の少なくともいずれか一つを含む。
前記取得方式判定手段は、前記リプロセス装置毎の取得方式に関する情報を予め記憶した取得方式テーブルを参照して、取得方式の判定を行うことが好ましい。
前記履歴取得手段が取得した前記各リプロセス装置の前記処理履歴を、統一した記録フォーマットに変換する記録フォーマット変換手段を備えることが好ましい。記録フォーマットを統一することで、各リプロセス装置の処理履歴を一つの履歴テーブル等で一括して管理することができる。
前記取得方式には、前記リプロセス装置のID情報を記憶するアクティブ型の第2RFIDタグを有するリプロセス装置から、前記第2RFIDタグ及び前記タグリーダを通じて前記処理履歴を取得する、第1取得方式が含まれることが好ましい。これにより、リプロセス装置に大幅な改造を加えることなく、このリプロセス装置から処理履歴を取得することができる。
前記第1取得方式では、前記リプロセス装置の処理槽に給排液される液体の給排液状態が前記第2RFIDタグに記録され、前記タグリーダが前記給排液状態を読み取ることにより、前記リプロセス装置の処理履歴が取得されることが好ましい。
前記取得方式には、前記第1RFIDタグと前記タグリーダとの通信により、前記処理履歴を取得する第2取得方式が含まれることが好ましい。これにより、リプロセス装置に全く改造を加えることなく、このリプロセス装置から処理履歴を取得することができる。
前記第2取得方式では、前記第1RFIDタグと前記タグリーダとの通信を監視し、前記処理槽内で前記第1RFIDタグが前記液体に浸漬されたときに前記タグリーダとの通信が不能になることを利用して、前記液体の給排液状態を検知することにより、前記処理履歴が取得されることが好ましい。
前記取得方式には、前記タグリーダを経由せずに、前記リプロセス装置と通信を行って、前記リプロセス装置が記録した前記処理履歴を取得する第3取得方式が含まれることが好ましい。
本発明の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システムは、内視鏡の第1RFIDタグからID情報を読み取るタグリーダの読取結果に基づいて内視鏡の位置を検出し、この位置検出結果に基づいて内視鏡が投入されたと特定されたリプロセス装置から処理履歴を取得する取得方式を判定し、判定した取得方式でリプロセス装置から処理履歴を取得して管理するようにしたので、機種が異なる複数のリプロセス装置が混在している場合でも、各リプロセス装置の処理履歴を低コストで一括して管理することができる。また、処理履歴の出力機能がないリプロセス装置でも、大幅な改造または全く改造を加えることなく、処理履歴の取得及び管理を行うことができる。
図1に示す洗浄システム(リプロセス装置の履歴管理システム)9は、大別して、管理サーバ10と、内視鏡11と通信を行うためのタグリーダ12a〜12cと、内視鏡11を洗浄する洗浄装置(リプロセス装置)13a〜13cとから構成されている。なお、本実施形態では洗浄装置が3台の例で説明しているが2台以上であれば何台でもよい。
洗浄システム9(管理サーバ10)は、各タグリーダ12a〜12cを通じて各洗浄装置13a〜13cの中から、内視鏡11が投入された洗浄装置を特定し、特定した洗浄装置に対応する洗浄履歴の取得方式を判定し、判定した取得方式に基づき洗浄履歴を取得することで、各洗浄装置13a〜13cの洗浄履歴を管理する。洗浄履歴は、例えば洗浄処理の日付、開始時刻及び終了時刻、洗浄処理が施された内視鏡11の内視鏡ID、洗浄処理を行った洗浄装置の装置IDからなる。
タグリーダ12a〜12cは、例えば洗浄室に設置されており、各洗浄装置13a〜13cは、各タグリーダ12a〜12cの通信可能範囲内に設置されている。タグリーダ12a〜12cは、それぞれ管理サーバ10にLAN14を介して接続されている。タグリーダ12a〜12cは、一定周期でIDの送信要求(以下、IDリクエストという)を発信し、このIDリクエストに応じて内視鏡11から発信される内視鏡ID、及び洗浄装置13aから発信される装置IDを受信する。
内視鏡11には、内視鏡タグ16(第1RFIDタグ)が設けられている。内視鏡タグ16は、アクティブ型のRFIDタグ(アクティブタグ)である。アクティブタグは、パッシブタグとは異なり、図示しない電池から供給される電力で動作するため、内視鏡タグ16は各タグリーダ12a〜12cと約数十mの距離(パッシブタグは数十cm程度)で通信が可能である。この内視鏡タグ16には、アンテナ16aと、内視鏡IDを記憶したメモリ16bとが設けられている(図2〜図4参照)。内視鏡タグ16は、内視鏡IDを重畳した電波をアンテナ16aから発信する。
図2〜図4に示すように、洗浄装置13a〜13cは、それぞれ機種が異なっており、図中の機種A〜Cはそれぞれの機種名である。なお、機種の種類数は特に限定はされない。機種A及びBは自己の洗浄履歴情報(以下、個別洗浄履歴情報という)を記録する機能を有しておらず、機種Cは個別洗浄履歴情報の記録機能を有している。個別洗浄履歴情報には、洗浄処理の日付、開始時刻、及び終了時刻が含まれる。なお、内視鏡IDについてはタグリーダ12a〜12cを通じて取得されるため、本実施形態では、個別洗浄履歴情報には含まれないものとする。
各洗浄装置13a〜13cは、機種に関わらず、装置本体17の上部に設けられた洗浄槽18、電源スイッチやスタートスイッチなどが設けられた操作パネル19を備えている。なお、図1中に記載のNo001〜No003は、各洗浄装置13a〜13cの装置IDである。
検査で使用された内視鏡は、洗浄槽18にセットされて洗浄処理が施される。洗浄処理は、大別して洗浄、消毒、すすぎの各工程に分かれている。各工程ではそれぞれ洗浄液、消毒液、水といった洗浄処理液18a(図7参照)が洗浄槽18に給液される。これらの洗浄処理液18aは、洗浄槽18内に給液されるだけでなく、図示しない給液ポートを介して内視鏡11のチャンネル内にも供給される。
洗浄装置13aの上部には、装置タグ20(第2RFIDタグ)が設けられている。装置タグ20は、内視鏡タグ16と同様にアクティブタグであり、アンテナ20aと、装置IDを記憶したメモリ20bとを有し、各タグリーダ12a〜12cからのIDリクエストに応じて、装置IDを重畳した電波をアンテナ20aから発信する。また、装置タグ20は、洗浄装置13aの各部を制御するCPU21を介して洗浄槽18内の水位検知センサ22と接続されている。これにより、水位検知センサ22による見地結果が装置タグ20に出力(記録)される。
水位検知センサ22は、洗浄槽18内の水位が洗浄処理を実行可能な水位L(図7参照)に達したか否かを検知する。そして、水位検知センサ22は、水位Lに達していないときはOFFしており、水位Lに達したことを検知したときにONし、水位検知信号をCPU21を介して装置タグ20に出力する。装置タグ20は、水位検知センサ22より水位検知信号が入力されている場合には、装置IDと共に水位検知信号を重畳した電波をアンテナ20aから発信する。
洗浄装置13bは、図示は省略するが、洗浄装置13aと同様に洗浄層18の水位を検知する水位検知センサ(図示せず)は標準装備しているものの、装置タグ20に相当するものは設けられていない。従って、洗浄装置13bからは水位検知信号は発信されない。
洗浄装置13cは、LAN14に接続されたLANインターフェース23を備えており、管理サーバ10にLAN接続されている。洗浄装置13cのCPU21は、ストレージ24から読み出したプログラムに基づいて、個別履歴記録部25、個別履歴出力部26として機能する。なお、洗浄装置13cと管理サーバ10とを接続する通信インターフェースは、特に限定はされず、各種通信インターフェースを用いることができる。
個別履歴記録部25は、図示しない時計回路を有しており、洗浄装置13cによる洗浄処理の個別洗浄履歴情報(洗浄処理の日付、開始時刻、及び終了時刻)を記録する。日付については、上述の時計回路等から取得するなど、適宜の方法で取得することができる。また、開始時刻及び終了時刻については、例えば、CPU21による洗浄装置13cの各部の制御状況を監視することで取得することができる。個別履歴記録部25により取得された個別洗浄履歴情報は、ストレージ24の個別履歴テーブル28に記録される。
個別履歴テーブル28には、個別洗浄履歴情報を表す個別履歴レコード28aが記録される。個別履歴レコード28aには、個別履歴記録部25により取得された日付、開始時刻、及び終了時刻を記録するフィールドが設けられている。各フィールドには、個別履歴記録部25から出力された日付、開始時刻、及び終了時刻が順次記録される。
個別履歴出力部26は、管理サーバ10よりLAN14を介して洗浄履歴情報の配信要求(以下、履歴リクエストという)を受信し、それに応答して、個別履歴テーブル28内の最新の個別履歴レコード28aに記録されている個別洗浄履歴情報を、LAN14を介して管理サーバ10に出力する。なお、個別履歴出力部26は、個別洗浄履歴情報を出力する際に、前回までの履歴リクエストに応じて既に出力された情報については出力を行わず、前回の履歴リクエスト以降に新たに個別履歴レコード28aの各フィールドに記録された情報のみを管理サーバ10に出力する。
図1に戻って、各タグリーダ12a〜12cには、アンテナ29aと、検出回路29bとが設けられている(タグリーダ12a,12bでは図示を省略)。検出回路29bは、アンテナ29aで受信された各タグ16,20からの電波の強度を検出する。検出回路29bは、検出結果を管理サーバ10に出力する。電波強度は、例えば、アンテナ29aで受信した電波信号を検波し、この検波信号を整流し、さらにこの整流信号を積分して得られた直流電圧より求めることができる。なお、電波強度の検出方法は、これに限定されるものではなく、周知の各種方法を用いることができる。
電波強度の検出を行う際に、内視鏡タグ16及び装置タグ20からそれぞれ発信される電波を区別する方法としては、例えば、アンチコリジョン機能を備えるタグリーダ12a〜12c、各タグ16,20を用いる方法がある。また、例えば、各タグ16,20のそれぞれから発信される電波の周波数を異ならせておき、周波数別に電波強度の検出を行うようにしてもよい。
図5に示すように、管理サーバ10には、コンソール30と、CPU31と、ストレージ32と、LAN14に接続するためのLANポート33とが設けられており、これらはデータバス34を介して互いに接続されている。コンソール30は、入力機器やモニタなどから構成されている。入力機器は、例えば、マウスやキーボードなどといった周知の入力デバイスである。
CPU31は、ストレージ32または図示しないメモリなどから読み出した各種プログラムを逐次実行することで、管理サーバ10の各部を統括的に制御する。ストレージ27には、内視鏡11が投入された洗浄装置の特定に用いられるデータや、各洗浄装置13a〜13cから洗浄履歴情報を取得する取得方式の判定に用いられるデータを記憶したマスターデータ領域と、各洗浄装置13a〜13cから取得した洗浄履歴情報の記録・管理等に用いられるトランザクションデータ領域とが設けられている。
CPU31は、上述のプログラムを実行することにより、リーダ制御部35、位置検出部(位置検出手段)36、洗浄装置特定部(リプロセス装置特定手段)37、取得方式判定部(取得方式判定手段)38、履歴取得部(履歴取得手段)39、履歴記録部(記録フォーマット変換手段)40として機能する。
リーダ制御部35は、各タグリーダ12a〜12cによる各種情報の送受信を制御する。リーダ制御部35は、各タグリーダ12a〜12cより一定周期でIDリクエストを発信させる。これにより、各タグリーダ12a〜12cの通信範囲内にある全てのタグ16,20のIDが各タグリーダ12a〜12cで取得されるとともに、このID取得時に各タグ16,20からの電波の強度が、検出回路29bで検出されて管理サーバ10の位置検出部36に入力される。
位置検出部36は、内視鏡11、及び装置タグ20を備える洗浄装置13a(機種A)の位置を検出する。両者の位置検出は、各タグリーダ12a〜12cの検出回路29bで検出された各タグ16,20からの電波の強度の検出結果に基づき行われる。
位置検出部36は、各タグ16,20からの電波強度の検出結果に基づき、個々のタグリーダ12a〜12cと、内視鏡11及び洗浄装置13aのそれぞれとの距離を演算する。これら各間の距離は、例えば、各間の距離と電波強度との関係を予め求めておくことで、電波強度の検出結果より求められる。そして、位置検出部36は、求めた各間の距離と、既知の各タグリーダ12a〜12cとの位置に基づき、例えば3点測量や位置補正を行って内視鏡11及び洗浄装置13aの位置を検出する。なお、3点測量等で位置を検出する方法は、周知であるので説明は省略する。また、設置するリーダライタの数は3点測量には3つで十分であるが、位置検出の精度をあげるため4つ以上であってもよい。
タグリーダ12a〜12cからは一定周期でIDリクエストが発信されるため、位置検出部36による内視鏡11及び洗浄装置13aの位置検出も一定周期毎に行われる。これらの位置検出結果は、洗浄装置特定部37に検出の度に出力される。洗浄装置13aは、内視鏡11と異なり、所定の位置に設置・固定されているため移動することはない。従って、位置検出部36は、洗浄装置13aの位置検出結果をストレージ32等に記憶しておき、これ以降に検出回路29bから入力された洗浄装置13aからの電波強度の検出結果は破棄する。これにより、位置検出部36(CPU31)による位置検出処理に掛かる負荷を減らすことができる。
洗浄装置特定部37は、内視鏡11と洗浄装置13aの位置検出結果、及びストレージ32のマスターデータ領域に格納されている位置情報記憶テーブル42に基づいて、内視鏡11が投入された洗浄装置を特定する。位置情報記憶テーブル42には、洗浄装置13b,13cの位置情報がそれぞれ対応する装置IDに関連付けて予め記憶されている。洗浄装置特定部37は、内視鏡11の位置が各洗浄装置13a〜13cのいずれかの位置とほぼ一致するか否かに基づいて、内視鏡11の洗浄装置への投入を検知するとともに、内視鏡11が投入された洗浄装置の特定を行う。内視鏡11と、各洗浄装置13a〜13cの位置とが一致するか否かの判定は、例えば、洗浄装置からその半径Xcm以内に内視鏡11が存在するか否かを調べることにより行われる。ここで、半径Xcmは、例えば、隣接する洗浄装置と干渉しない大きさに設定されている。以下、図6を用いて洗浄装置の特定処理の一例について説明を行う。
各タグリーダ12a〜12cからは一定周期でIDリクエストが発信されるため、このIDリクエストに応じて各タグ16,20から発信される電波が各タグリーダ12a〜12cで一定周期ごとに受信される。これにより、上述したように位置検出部36による内視鏡11及び洗浄装置13aの位置検出が行われる。なお、洗浄装置13aの位置検出結果は、ストレージ32等に記録される。
内視鏡11が洗浄装置13a(機種A)に投入された場合には、位置検出部36により検出された内視鏡11の位置と、洗浄装置13aの位置とがほぼ一致する。これにより、内視鏡11が洗浄装置13aに投入されたと特定することができる。
また、内視鏡11が洗浄装置13bに投入された場合には、位置検出部36により検出された内視鏡11の位置と、位置情報記憶テーブル42に記憶されている洗浄装置13bの位置とがほぼ一致するため、内視鏡11が洗浄装置13bに投入されたと特定することができる。同様にして、内視鏡11が洗浄装置13cに投入された場合も、内視鏡11が洗浄装置13cに投入されたと特定することができる。
内視鏡11が各洗浄装置13a〜13bのいずれにも投入されていない場合には、内視鏡11の位置と各洗浄装置13a〜13cの位置とが異なるため、洗浄装置特定部37は、内視鏡11が洗浄装置に投入されていないと判定する。以下、各タグリーダ12a〜12cから一定周期で発信されるIDリクエストに応じて、内視鏡11の位置検出が一定周期毎に行われ、上述の処理が繰り返して実行される。なお、洗浄装置13aの位置検出結果については、既にストレージ32等に記録されているため、洗浄装置13aの位置検出処理は1回だけ行われたら、次回以降には行われない。
図5に戻って、洗浄装置特定部37による特定結果は、取得方式判定部38に入力される。取得方式判定部38は、ストレージ32のマスターデータ領域に格納されている取得方式テーブル44を参照して、洗浄装置特定部37により特定された洗浄装置から洗浄履歴情報を取得する取得方式を判定する。取得方式テーブル44には、洗浄装置13a〜13c(機種)ごとに予め定められている取得方式A1〜C1が、それぞれ対応する装置IDに関連付けて記憶されている。履歴取得部39は、取得方式判定部38で判定された取得方式に従って、洗浄装置から洗浄履歴情報を取得する。
取得方式A1は、水位検知センサ22による水位検知信号の出力機能を有する洗浄装置13a(機種A)に対応した取得方式であり、装置タグ20及び各タグリーダ12a〜12cを通じて洗浄履歴情報の取得を行うものである。取得方式B1は、水位検知信号の出力機能を有さない洗浄装置13b(機種B)に対応した取得方式であり、内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信状態に基づいて洗浄履歴情報の取得を行うものである。取得方式C1は、個別洗浄履歴情報の記録機能を有する洗浄装置13c(機種C)に対応した取得方式であり、各タグリーダ12a〜12cを経由せずに、LAN14を通じて洗浄履歴情報の取得を行うものである。
最初に、図7及び図8を用いて、履歴取得部39が取得方式A1で洗浄装置13aの洗浄履歴情報を取得する処理について説明を行う。なお、洗浄処理の日付については、例えばCPU31の時計回路(図示せず)から取得するなど、適宜の方法で取得される。また、内視鏡ID及び装置IDについては、リーダ制御部35を制御して、各タグリーダ12a〜12cで受信されるIDの中から特定された取得元のみのIDが取得される。
取得方式A1では、洗浄処理の開始及び終了時刻を洗浄装置13aから発信される水位検知信号に基づいて取得する。上述したように、各タグリーダ12a〜12cから発信されるIDリクエストに応じて、内視鏡タグ16及び洗浄装置13aの装置タグ20から発信される電波(ID)が各タグリーダ12a〜12cで受信される。
内視鏡11が洗浄装置13aに投入され、洗浄装置13aで洗浄処理が開始されると、洗浄処理の最初の工程で使用される洗浄処理液18aが洗浄槽18内に給液される。洗浄槽18内の水位が上述の水位Lに達すると、水位検知センサ22より最初の水位検知信号が装置タグ20に出力される(図8参照)。この水位検知信号は、上述したように、装置タグ20から各タグリーダ12a〜12cに電波で発信され、各タグリーダ12a〜12cからLAN経由で管理サーバ10に入力される。
管理サーバ10に最初の水位検知信号が入力されると、洗浄装置13aで洗浄処理が開始されたと判断することができる。従って、履歴取得部39は、洗浄装置13aから最初に水位検知信号を受信した時間、つまり、洗浄槽18の水位が水位Lに最初に達した時間を洗浄処理の開始時刻として取得する。
洗浄処理の終了時刻は、図5に示すタイマ回路45によって、洗浄槽18から洗浄処理液18aを排液後、次の給液が行われるまでの時間を測定することにより、取得する。洗浄処理の各工程が順に実行されると、洗浄処理液18aの給排液が繰り返し行われる。これにより、水位検知センサ22からの水位検知信号の出力がON・OFFされるため、洗浄装置13aから管理サーバ10への水位検知信号の入力・入力停止が繰り返される。
1回の洗浄処理が終了すると、別の内視鏡11が洗浄装置13aにセットされて、次の洗浄処理が開始されるまで洗浄処理液18aの給液は行われない。このため、洗浄処理が終了すると、管理サーバ10に水位検知信号が入力されなくなる。従って、履歴取得部39は、洗浄装置13aにおいて洗浄処理が開始されたら、CPU31のタイマ回路45を作動させて、洗浄装置13aから管理サーバ10への水位検知信号の入力停止時間を測定する。
タイマ回路45による測定時間が予め定められた一定時間を超えた時に、履歴取得部39は、洗浄装置13aによる洗浄処理が終了したと判断して、洗浄処理の終了時刻を取得する。この一定時間は、洗浄処理の各工程の間で行われる給排水工程よりも長く設定されている。終了時刻は、洗浄処理が終了したと判断した時間から上述の一定時間を引いた時間である。なお、洗浄処理の各工程に洗浄処理液18aを用いない乾燥工程が含まれている場合には、例えば温度センサ等を用いて乾燥工程が実行されているか否かを判別して、乾燥工程が実行されている間はタイマ回路45による測定を停止させてもよい。このように取得方式A1では、前述の日付、両IDに加えて、水位検知センサ22で洗浄槽18内の洗浄処理18aの給排液状態を検知することで、洗浄処理の開始及び終了時刻を取得する。これにより、洗浄装置13aの全ての洗浄履歴情報が取得される。
次に、図9及び図10(A),(B)を用いて、履歴取得部39が取得方式B1で洗浄装置13bの洗浄履歴情報を取得する処理について説明を行う。なお、洗浄処理の日付及び内視鏡IDについては、上述の取得方式A1で説明した方法で取得される。また、装置IDについては、位置情報記憶テーブル42や取得方式テーブル44に記憶されているIDから取得することができる。
取得方式B1では、洗浄処理の開始及び終了時刻を、洗浄装置13bにセットされた内視鏡11(内視鏡タグ16)と、各タグリーダ12a〜12cとの通信状態に基づいて取得する。洗浄装置13bに内視鏡11が投入された時に、各タグリーダ12a〜12cからのIDリクエストに応じて内視鏡タグ16から発信される電波は、各タグリーダ12a〜12cでそれぞれ受信される(図10(A)参照)。次いで、洗浄処理が開始されて、少なくとも洗浄槽18内の水位が水位Lに達した時には、内視鏡11は洗浄処理液18a中に完全に浸漬する。
内視鏡11及び内視鏡タグ16が洗浄処理液18a中に完全に浸漬すると、液中では各タグリーダ12a〜12cから発信されるIDリクエストが内視鏡タグ16に伝わらないため、内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信が遮断される(図10(B)参照)。従って、内視鏡タグ16との通信が遮断されるか否かで、内視鏡11が洗浄処理液18a中に浸漬している否かを検出することができる。
この際に、上述の水位Lと、内視鏡11が洗浄処理液18a中に完全に浸漬する水位とはほぼ同じであるため、取得方式B1では、タグリーダ12a〜12cと内視鏡タグ16との通信が遮断されるか否かに基づいて、洗浄槽18内の水位が水位Lに達したか否かを判断する。つまり、取得方式B1では、内視鏡タグ16が水位検知センサ22及び装置タグ20の代わりとして用いられる。
履歴取得部39は、内視鏡タグ16と各タグリーダ12a〜12cとの通信が遮断されたら、洗浄処理が開始されたと判断して開始時刻を取得する。そして、洗浄処理の各工程が順に実行されると、洗浄処理液18aの給排液が繰り返し行われるため、内視鏡11(内視鏡タグ16)からの電波(内視鏡ID)の発信がON・OFFされる。
1回の洗浄処理が終了すると、次の洗浄処理が開始されるまで洗浄処理液18aの給液は行われないため、両者の通信は継続する。従って、履歴取得部39は、洗浄処理の開始時刻を取得したら、タイマ回路45により両者の通信時間を測定し、この通信時間が予め定められた一定時間を超えた時に、洗浄処理が終了したと判断して終了時刻を取得する。これにより、洗浄装置13bの全ての洗浄履歴情報が取得される。
次に、図11を用いて、履歴取得部39が取得方式C1で洗浄装置13cの洗浄履歴情報を取得する取得処理について説明を行う。なお、内視鏡ID及び装置IDについては、上述の取得方式A1,B1で説明した方法で取得される。
取得方式C1では、洗浄処理の日付、開始時刻、及び終了時刻を洗浄装置13cから直接取得する。上述したように、洗浄装置13cは、履歴リクエストに応じて、個別洗浄履歴情報(日付、開始時刻、及び終了時刻)を、管理サーバ10に出力する。従って、履歴取得部39は、洗浄装置13cからの洗浄履歴情報の取得方式が取得方式C1であると判定されたら、LAN14を介して、履歴リクエストを洗浄装置13cに対して一定周期で配信する。
履歴リクエストには、洗浄装置13cの装置IDを表すデータが含まれている。洗浄装置13cの個別履歴出力部26(図4参照)は、LAN14を介して受信した履歴リクエストに含まれる装置IDと、洗浄装置13cの装置IDとが一致したら、個別洗浄履歴情報の出力を行う。これにより、履歴取得部39は、前述の両IDに加えて、洗浄処理の日付、開始時刻、及び終了時刻を取得することで、洗浄装置13cの全ての洗浄履歴情報を取得することができる。なお、履歴取得部39は、洗浄処理の終了時刻を取得したら、履歴リクエストの配信を停止する。
図5に戻って、各取得方式A1〜C1でそれぞれ各洗浄装置13a〜13cから取得された洗浄履歴情報は、その取得順に履歴記録部40に順次出力される。履歴記録部40は、各洗浄装置13a〜13cから取得された洗浄履歴情報を、ストレージ32のトランザクションデータ領域に格納されている洗浄履歴テーブル47に統一した記録フォーマットで記録する。
洗浄履歴テーブル47には、洗浄履歴情報を表す洗浄履歴レコード47aが記録される。洗浄履歴レコード47aは、履歴取得部39から履歴記録部40に出力された装置IDに対応付けて作成されている。洗浄履歴レコード47aには、日付、開始及び終了時刻、内視鏡IDを記録するフィールドが設けられている。各フィールドには、履歴取得部39から出力された日付、開始及び終了時刻、内視鏡IDが順次記録される。履歴記録部40は、取得した洗浄履歴情報を洗浄履歴レコード47aの記録フォーマット(各フィールドの形式や格納形式)に変換して、記録する。これにより、異なる取得方式A1〜C1で取得された各洗浄装置13a〜13cの洗浄履歴情報が、統一した記録フォーマットで洗浄履歴テーブル47に記録される。
次に、図12を用いて洗浄システム9の作用について説明を行う。内視鏡11が各洗浄装置のいずれかに投入されると、上述の図6で説明したように、内視鏡11の洗浄装置への投入検知と、内視鏡11が投入された洗浄装置の特定とが行われる。
管理サーバ10の取得方式判定部38は、内視鏡11が投入された洗浄装置が洗浄装置13a(機種A)であると特定された場合には、取得方式テーブル44を参照して、取得方式A1を洗浄履歴情報の取得方式として判定する。この判定結果は、履歴取得部39に出力される。履歴取得部39は、上述の図7で説明したように、取得方式A1で洗浄装置13aから洗浄履歴情報を取得して、取得した洗浄履歴情報を履歴記録部40に出力する。
また、取得方式判定部38は、内視鏡11が投入された洗浄装置が洗浄装置13b(機種B)であると特定された場合には、取得方式B1を洗浄履歴情報の取得方式として判定する。履歴取得部39は、上述の図9で説明したように、取得方式B1で洗浄装置13bから洗浄履歴情報を取得して、取得した洗浄履歴情報を履歴記録部40に出力する。
また、取得方式判定部38は、内視鏡11が投入された洗浄装置が洗浄装置13c(機種C)であると特定された場合には、取得方式C1を洗浄履歴情報の取得方式として判定する。履歴取得部39は、上述の図11で説明したように、取得方式C1で洗浄装置13cから洗浄履歴情報を取得して、取得した洗浄履歴情報を履歴記録部40に出力する。
履歴記録部40は、履歴取得部39から入力された洗浄装置の装置IDに対応する洗浄履歴レコード47aを洗浄履歴テーブル47に作成し、この洗浄履歴レコード47aの各フィールドに履歴取得部39から入力された日付、開始及び終了時刻、内視鏡IDを記録する。これにより、異なる取得方式A1〜C1で取得された各洗浄装置13a〜13cの洗浄履歴情報が、統一した記録フォーマットで洗浄履歴テーブル47に記録される。従って、機種がそれぞれ異なる洗浄装置13a〜13cの洗浄履歴を洗浄履歴テーブル47で一括して管理することができる。
以上のように本発明の洗浄システム9では、異なる位置に3つのタグリーダ12a〜12cを配置し、内視鏡11が投入された洗浄装置を特定するとともに、特定した洗浄装置から洗浄履歴を取得する取得方式を判定して、判定した取得方式で洗浄装置の洗浄履歴を取得するため、機種が異なる複数の洗浄装置が混在している場合でも、各洗浄装置の洗浄履歴を一括して低コストに管理することができる。
また、本発明では、洗浄履歴の出力機能を有していない洗浄装置であったとしても、大幅な改造を加えることなく、洗浄処理の開始時刻及び終了時刻を含む詳細な洗浄履歴を取得することができる。例えば、洗浄装置に標準装備されている水位検知センサを利用する場合には、装置タグを追加して、水位検知センサから水位検知信号が装置タグに出力されるように改造する(機種A参照)。また、標準装備の水位検知センサを利用しない場合には、装置タグと、装置タグへの水位検知信号の出力機能を有する水位検知センサを洗浄槽に取り付ける。いずれの場合でも、LANを用いる通信I/Fや履歴出力プログラムを洗浄装置に設ける場合と比較して、小改造で済ませることができる。
さらに、本発明では、少なくとも内視鏡に内視鏡タグを設けて、内視鏡タグと各タグリーダとの通信状態を監視することで、洗浄履歴の出力機能を有していない洗浄装置に対して全く改造を加えることなく、詳細な洗浄履歴を取得することができる(機種B参照)。その結果、システムをより簡易且つ安価に構成することができる。
なお、上記実施形態の洗浄装置13c(機種C)として、履歴リクエストに応じて個別洗浄履歴情報を管理サーバ10に出力する履歴出力方式を採る装置を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の履歴出力方式を採る装置であってもよい。例えば、洗浄装置13cとして、その個別履歴記録部25が個別洗浄履歴情報を記録すると同時に、個別履歴出力部26が記録された個別洗浄履歴情報を、履歴リクエストを待たずに自動的に管理サーバ10に出力する履歴出力方式を採る装置を用いてもよい。また、異なる履歴出力方式を採る複数の洗浄装置が、管理サーバ10にLAN接続されていてもよい。
また、上記実施形態では、洗浄装置13cの個別履歴記録部25により取得される個別洗浄履歴情報に内視鏡IDが含まれていない場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、洗浄装置13cの装置本体17にタグリーダ(以下、装置タグリーダという)を設け、装置タグリーダを通じて洗浄装置13cにセットされた内視鏡11の内視鏡IDを取得して、個別履歴テーブル28に記録させるようにしてもよい。具体的には、洗浄装置13cに内視鏡11がセットされると、この内視鏡11が装置タグリーダからの距離が最も近くなる。このため、洗浄装置13cにセットされた内視鏡11から装置タグリーダが受信する電波の受信強度が最も高くなるので、洗浄装置13cにセットされた内視鏡11を特定して、その内視鏡IDを個別履歴テーブル28に記録することができる。
なお、上記実施形態では、各タグ16,20から発信される電波の強度に基づいて、各タグリーダ12a〜12cと、内視鏡11及び洗浄装置13aとの距離を演算して、内視鏡11等の位置を検出するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各タグ16,20からから発信される電波が各タグリーダ12a〜12cに到達する到達時間に基づいて、各間の距離を演算して内視鏡等の位置を検出するようにしてもよい。電波の到達時間は、例えば、IDリクエストが発信されてから、各タグ16,20からから発信される電波が各タグリーダ12a〜12cで受信されるまでの時間を計測することで求められる。
また、上記実施形態では、洗浄槽18内の洗浄処理液18aの給排液を検知する給排液検知手段として、洗浄槽18内の水位を検知する水位検知センサを用いた場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、給排液用のバルブ(弁)の開閉を検知することで、洗浄処理液18aの給排液を検知するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、洗浄装置13cの個別履歴出力部26が、履歴リクエストに応じて、最新の個別履歴レコード28aに記録されている個別洗浄履歴情報(日付、開始時刻、終了時刻)を順次に管理サーバ10に出力する場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、個別履歴出力部26は、個別履歴レコード28aの全てのフィールドに個別洗浄履歴情報が記録されるまでは、履歴リクエストを受信しても個別洗浄履歴情報の出力は行わず、全てのフィールドに個別洗浄履歴情報が記録された後で履歴リクエストを受信した時に、個別洗浄履歴情報の各情報を一括して出力するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、内視鏡に洗浄、消毒、すすぎを施す洗浄装置を例に挙げて説明を行ったが、本発明は、リプロセス処理として洗浄、消毒、滅菌の少なくともいずれか一つを行うリプロセス装置にも適用可能である。
本発明の洗浄システムの構成を概略的に示す説明図である。 洗浄装置(機種A)の構成を概略的に示すブロック図である。 洗浄装置(機種B)の構成を概略的に示すブロック図である。 洗浄装置(機種C)の構成を概略的に示すブロック図である。 管理サーバの構成を概略的に示すブロック図である。 内視鏡が投入された洗浄装置を特定する処理を説明するためのフローチャートである。 取得方式A1に従った洗浄装置(機種A)の洗浄履歴の取得処理を説明するためのフローチャートである。 洗浄槽内の水位が洗浄処理の行われる水位Lに達したことが、水位検知センサにより検知されることを説明するための説明図である。 取得方式B1に従った洗浄装置(機種B)の洗浄履歴の取得処理を説明するためのフローチャートである。 (A)は洗浄槽内に洗浄処理液がなく内視鏡タグと各タグリーダとの通信が可能な状態、(B)は内視鏡タグが洗浄処理液中に浸漬されて内視鏡タグと各タグリーダとの通信が遮断された状態を説明するための説明図である。 取得方式C1に従った洗浄装置(機種C)の洗浄履歴の取得処理を説明するためのフローチャートである。 洗浄システムにおける洗浄履歴の取得処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
9 洗浄システム
10 管理サーバ
11 内視鏡
12a〜12c タグリーダ
13a〜13c 洗浄装置(機種A〜C)
16 内視鏡タグ
20 装置タグ
22 水位検知センサ
36 位置検出部
37 洗浄装置特定部
38 取得方式判定部
39 履歴取得部
40 履歴記録部
42 位置情報記憶テーブル
44 取得方式テーブル
47 洗浄履歴テーブル

Claims (8)

  1. 使用済みの内視鏡にリプロセス処理を施す複数のリプロセス装置の処理履歴を管理する内視鏡リプロセス装置の履歴管理システムにおいて、
    前記内視鏡に設けられたアクティブ型の第1RFIDタグから、前記内視鏡のID情報を読み取る少なくとも3つのタグリーダと、
    前記タグリーダによる前記内視鏡のID情報の読取結果に基づいて、前記内視鏡の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段の位置検出結果に基づいて、前記内視鏡が投入された前記リプロセス装置を特定するリプロセス装置特定手段と、
    前記リプロセス装置特定手段により特定された前記リプロセス装置から前記処理履歴を取得する取得方式を判定する取得方式判定手段と、
    前記取得方式判定手段により判定された取得方式で、前記リプロセス装置から前記処理履歴を取得する履歴取得手段とを備えることを特徴とする内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  2. 前記取得方式判定手段は、前記リプロセス装置毎の取得方式に関する情報を予め記憶した取得方式テーブルを参照して、取得方式の判定を行うことを特徴とする請求項1記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  3. 前記履歴取得手段が取得した前記各リプロセス装置の前記処理履歴を、統一した記録フォーマットに変換する記録フォーマット変換手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  4. 前記取得方式には、前記リプロセス装置のID情報を記憶するアクティブ型の第2RFIDタグを有するリプロセス装置から、前記第2RFIDタグ及び前記タグリーダを通じて前記処理履歴を取得する、第1取得方式が含まれることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  5. 前記第1取得方式では、前記リプロセス装置の処理槽に給排液される液体の給排液状態が前記第2RFIDタグに記録され、前記タグリーダが前記給排液状態を読み取ることにより、前記リプロセス装置の処理履歴が取得されることを特徴とする請求項4記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  6. 前記取得方式には、前記第1RFIDタグと前記タグリーダとの通信により、前記処理履歴を取得する第2取得方式が含まれることを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  7. 前記第2取得方式では、前記第1RFIDタグと前記タグリーダとの通信を監視し、前記処理槽内で前記第1RFIDタグが前記液体に浸漬されたときに前記タグリーダとの通信が不能になることを利用して、前記液体の給排液状態を検知することにより、前記処理履歴が取得されることを特徴とする請求項6記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  8. 前記取得方式には、前記タグリーダを経由せずに、前記リプロセス装置と通信を行って、前記リプロセス装置が記録した前記処理履歴を取得する第3取得方式が含まれることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
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