JP5056402B2 - 車両用中折れ式ドアのロッド構造及び車両用中折れ式ドア - Google Patents
車両用中折れ式ドアのロッド構造及び車両用中折れ式ドア Download PDFInfo
- Publication number
- JP5056402B2 JP5056402B2 JP2007332302A JP2007332302A JP5056402B2 JP 5056402 B2 JP5056402 B2 JP 5056402B2 JP 2007332302 A JP2007332302 A JP 2007332302A JP 2007332302 A JP2007332302 A JP 2007332302A JP 5056402 B2 JP5056402 B2 JP 5056402B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- state
- folding door
- movable
- side member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
以下、本発明をバックドアのロッド構造に具体化した第1の実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
バックドア12が全閉状態、即ち図1にAで示す位置に配置された状態と、バックドア12が半開状態、即ち図1にBで示す位置に配置された状態とにおいては、伸縮ロッド本体20は収縮状態に保持される。また、バックドア12が全開状態、即ち図1にCで示す位置に配置された状態においては、伸縮ロッド本体20は伸長状態に保持される。
(1)伸縮ロッド19は、固定側部材21及び可動側部材22を備えるとともに、バックドア12(中折れ式ドア)の全閉状態及び半開状態に対応する収縮状態と、全開状態に対応する伸長状態との間で伸縮可能、かつ固定側部材21と可動側部材22との間に可動側部材22を伸長側に付勢する付勢手段(エアダンパー24)が設けられている。したがって、この伸縮ロッド19を用いることにより、バックドア12は、半開状態と全開状態との2段階に開放状態が変化するため、車両の後方スペースが狭い場所では半開状態で開閉することにより、バックドア12が周囲のものと干渉することを防止できる。また、従来技術の案内用のレールと転動輪によりドアの開閉状態を規制する構成に比較して、車両搭載性が向上し、バックドア12の折れ方向や意匠の制約を少なくすることができる。
次に、第2の実施形態を図7を参照しながら説明する。なお、第2の実施形態は、バックドア12が全開状態から半開状態を経由せずに閉じられても、バックドア12の逆折れを防止可能に構成されている点が前記第1の実施形態と異なっている。具体的には上側ドア15及び下側ドア16を連結するヒンジの位置と、上側ドア15の下端が下側ドア16の上端にオーパラップする形状に形成されている点と、上側ドア15の前記オーパラップ箇所となる部分に規制部材が設けられている点とが第1の実施形態と異なる。伸縮ロッド19やその他の構成は第1の実施形態と基本的に同様であるため、同様の部分についてはその説明を省略する。
(7)下側ドア16には、バックドア12が全開状態から閉じられる際に、上側ドア15及び下側ドア16の連結部が車体内側に向かって折れる(逆折れする)のを規制する規制部材(ストッパ50)が設けられている。したがって、バックドア12が全開状態から半開状態を経由せずに閉じられても、ストッパ50の存在によりバックドア12の逆折れを防止することができ、バックドア12が閉じた時のバックドア12の姿勢(角度)が保たれるため、がたつき感が減少する。その結果、バックドア12の全閉時にドアロックが確実に噛み合い、ドアロックが掛からない状態になるのを防止することができる。
・切り換え手段28を構成する回転部材30が回動手段31により一定方向に回動される所定角度は60度に限らない。例えば、リセット部材37がアンロック位置に存在する状態で、リセット部材37が有する複数の係合凸部43のうちの一つの係合凸部43が、リセット手段29と係合してアンロック位置からロック位置に回動され、かつ他の係合凸部43がリセット手段29あるいは支持ベース25等の他の部材と干渉しない形状になれば所定角度は限定されない。そのためには、係合凸部43の数が奇数個で、かつ360度をその奇数個で割った値が偶数になればよく、例えば、係合凸部43を5個設け、係合凸部43の間隔を72度、係止凸部39の間隔、即ち所定角度を36度にしてもよい。
・バックドア12は、上側ドア15の上下方向の長さが下側ドア16の上下方向の長さより長く形成されている構成に限らず、両者が同じ長さであっても、下側ドア16が上側ドア15より長く形成されていてもよい。
・バックドア12の逆折れを防止する規制部材としてのストッパ50を下側ドア16に設けずに上側ドア15に設けてもよい。また、ストッパ50が複数の場合、上側ドア15及び下側ドア16の両方に設けてもよい。これらの場合も第2の実施形態と同様な効果が得られる。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
Claims (6)
- 上端部が車体側に回動可能に連結された上側ドアの下部に、下側ドアの上部が回動可能に連結され、上側ドアと下側ドアの連結部が車体外方に突出するように中折れして開放される車両用中折れ式ドアのロッド構造であって、
車体に取り付けられる支持ベースと、
前記支持ベースに回動可能に支持された固定側部材及び前記固定側部材と同軸上で軸方向に移動可能な可動側部材を備えるとともに、前記中折れ式ドアの全閉状態及び前記中折れ式ドアの半開状態に対応する収縮状態と、前記中折れ式ドアの全開状態に対応する伸長状態との間で伸縮可能、かつ前記固定側部材と前記可動側部材との間に前記可動側部材を伸長側に付勢する付勢手段が設けられた伸縮ロッド本体と、
前記固定側部材に設けられ、前記可動側部材を収縮状態に保持するロック状態と、前記可動側部材が伸長状態になるのを許容するアンロック状態に切り換える切り換え手段と、
前記支持ベースに設けられ、前記切り換え手段がアンロック状態で前記中折れ式ドアが全閉位置に移動される場合に、移動途中で前記切り換え手段と係合して前記切り換え手段をロック状態に切り換えるリセット手段と
を備えていることを特徴とする車両用中折れ式ドアのロッド構造。 - 前記切り換え手段は、筒状に形成されるとともに前記固定側部材の基端側に回動可能かつ軸方向に所定範囲で移動可能に設けられ、前記可動側部材が収縮側に移動する際に可動側部材に設けられた回動手段と係合して所定角度ずつ一定方向に回動され、前記可動側部材に設けられた係止部と係止することにより前記可動側部材の移動を規制するロック位置と、前記係止部と係止不能なアンロック位置とに交互に配置される回転部材と、
前記回転部材を前記伸縮ロッド本体の伸長側に付勢するばねと、
前記回転部材と一体回動可能に設けられ、前記所定角度の2倍のピッチで係合凸部が突設され、前記リセット手段と係合可能なリセット部材と
を備えている請求項1に記載の車両用中折れ式ドアのロッド構造。 - 前記回動手段は山部が所定角度間隔で形成されたカム部を有し、前記回転部材は、前記リセット部材を貫通する状態に設けられるとともに、前記リセット部材に対して前記可動側部材側端部には前記カム部と係合可能な鋸歯状のカムが形成され、前記リセット部材を挟んで反対側端部には所定位置に配置された固定ギヤと噛み合って前記回転部材の回転方向と逆方向への回転を規制するギヤ部が形成され、前記リセット部材は、前記回転部材とねじりばねを介して回転可能に連結され、前記ねじりばねの反力は、前記回転部材を空転させることが可能な反力以上の大きさに設定されている請求項2に記載の車両用中折れ式ドアのロッド構造。
- 前記伸縮ロッド本体は、前記中折れ式ドアが全閉状態から半開状態の位置まで開放される間は収縮状態に保持され、半開状態において前記切り換え手段をロック状態からアンロック状態に切り換えることにより、伸長状態に移行して前記中折れ式ドアが全開状態となる請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両用中折れ式ドアのロッド構造。
- 前記伸縮ロッド本体は、前記中折れ式ドアが全開状態において、前記下側ドアを前記連結部を中心に回動させて前記中折れ式ドアを半開状態にすると、伸長状態から収縮状態に変化して前記切り換え手段がアンロック状態からロック状態に切り換えられる請求項4に記載の車両用中折れ式ドアのロッド構造。
- 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の車両用中折れ式ドアのロッド構造を備えた車両用中折れ式ドアであって、前記上側ドア又は下側ドアには、前記中折れ式ドアが全開状態から閉じられる際に、前記上側ドア及び下側ドアの連結部が車体内側に向かって折れるのを規制する規制部材が設けられていることを特徴とする車両用中折れ式ドア。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007332302A JP5056402B2 (ja) | 2007-12-25 | 2007-12-25 | 車両用中折れ式ドアのロッド構造及び車両用中折れ式ドア |
PCT/JP2008/073445 WO2009081939A1 (ja) | 2007-12-25 | 2008-12-24 | 車両ドアの支持装置及び車両ドア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007332302A JP5056402B2 (ja) | 2007-12-25 | 2007-12-25 | 車両用中折れ式ドアのロッド構造及び車両用中折れ式ドア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009154584A JP2009154584A (ja) | 2009-07-16 |
JP5056402B2 true JP5056402B2 (ja) | 2012-10-24 |
Family
ID=40959084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007332302A Expired - Fee Related JP5056402B2 (ja) | 2007-12-25 | 2007-12-25 | 車両用中折れ式ドアのロッド構造及び車両用中折れ式ドア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5056402B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6021041U (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-13 | トキコ株式会社 | 支柱 |
US6068327A (en) * | 1997-10-21 | 2000-05-30 | Peregrine Incorporated | Upwardly folding vehicle door assembly |
DE20100662U1 (de) * | 2001-01-15 | 2001-04-19 | Arturo Salice S.P.A., Novedrate, Como | Hebevorrichtung für eine zweiflügelige Faltklappe |
JP2006056433A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Toyota Motor Kyushu Inc | 中折れ式ドア及び同ドアを取付けた自動車 |
-
2007
- 2007-12-25 JP JP2007332302A patent/JP5056402B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009154584A (ja) | 2009-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103998704B (zh) | 具有多部件棘爪的锁止装置 | |
US11136795B2 (en) | Latch apparatus of tailgate for vehicle | |
JP6346835B2 (ja) | プラグドア開閉装置およびプラグドア装置 | |
JP2016503473A (ja) | 車両ドア用ロック | |
JP4625332B2 (ja) | 車両に用いられるパラレルグライド式ドア | |
US7360337B2 (en) | Door closing apparatus | |
KR101662518B1 (ko) | 테일게이트의 랫치 구조 | |
JP5056402B2 (ja) | 車両用中折れ式ドアのロッド構造及び車両用中折れ式ドア | |
JP6561365B2 (ja) | 自動車用ドアロック装置 | |
WO2009081939A1 (ja) | 車両ドアの支持装置及び車両ドア装置 | |
JP7357424B2 (ja) | 車両用ステップ装置 | |
JP7355455B2 (ja) | 車両用ステップ装置 | |
JP2009167636A (ja) | ヒンジ装置及び中折れ式ドアのヒンジ装置 | |
JP4992765B2 (ja) | 車両用中折れ式ドアの支持装置 | |
JP6794007B2 (ja) | 車両ドア用開閉調節装置 | |
JP5103337B2 (ja) | 回動体のロック構造、および収納装置 | |
JP2008162382A (ja) | スライドドア装置 | |
WO2017159317A1 (ja) | ルーフロック装置 | |
JP7355453B2 (ja) | 車両用ステップ装置 | |
JP6488888B2 (ja) | 車両用ドアのドアチェック機構 | |
JP6764603B2 (ja) | 車両ドア用開閉調節装置 | |
CA2910535A1 (en) | Motor vehicle door lock | |
JP5417951B2 (ja) | ヒンジ構造 | |
KR100826577B1 (ko) | 자동차용 글로브박스의 개폐장치 | |
KR101926878B1 (ko) | 도어 엣지 프로텍터 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100420 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120703 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120716 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5056402 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |