JP5055853B2 - ファイル管理装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は,削除ファイルを復元可能なファイル管理装置及び電子機器に関し,特に,ファイルのコンテンツに基づいてユーザが復元ファイルを指定できるファイル管理装置及び電子機器に関する。
デジタルスチルカメラ,ビデオカメラなどの電子機器は,カメラの制御システムと画像データなどのファイルを管理するファイルシステム(ファイル管理装置)とを有し,制御システムからの書込要求,読み出し要求,削除要求に応答して,ファイルシステムが記録媒体内のファイルデータの書込,読み出し,削除を行う。同様に,近年において普及している携帯音楽再生装置も同様に,音楽再生の制御システムと音声データのファイルを管理するファイルシステム(ファイル管理装置)とを有し,同様のファイル管理が行われる。
ファイルシステムにおいて,削除要求に応じてファイルのデータを記録媒体から削除した後,復元要求に応答して削除したファイルのデータを復元することが従来から提案されている(例えば,特許文献1,2参照。)。
これらの特許文献によれば,削除要求に応答してファイル管理情報を消去ファイル管理情報として記録しておき,削除したファイル名を指定する復元要求に応答して指定されたファイル名の消去ファイル管理情報を元にファイル管理情報を復元する。その場合,削除要求に対してファイルアロケーションテーブル(FAT)内のFATチェイン情報は消去済みとなるが上書きは禁止される。
特開平01−019443号公報 特開平03−022152号公報
上記の削除ファイルの復元を可能にしたファイルシステムでは,キーボードや表示装置などのユーザインターフェースを有するコンピュータシステムに利用されるものであり,いずれもファイル名を指定して復元要求を行う必要がある。したがって,ユーザはファイル名を意識して削除ファイルの復元要求をする。
しかしながら,前述のデジタルスチルカメラや携帯音楽再生装置などは,ユーザインターフェースに一定の制限があるとともに,ユーザはデータのファイル名を意識することなくデータのコンテンツに基づいてファイルの管理を行っている。例えば,デジタルスチルカメラでは,データのファイル名をカメラの制御システムが与えるが,ユーザによるファイル管理は小さなモニタ画面に再生されるサムネイル画像に基づいて行われる。あるいは,携帯音楽再生装置においても,ポッドキャスティングからの音声データを復元するに際して,そのファイル名ではコンテンツを必ずしも確認できないので,音楽データの再生音に基づいて行われることが予想される。したがって,かかる携帯型の電子機器において削除ファイルの復元要求の際にファイル名の指定を要求することは,ユーザがファイル名を認識していないので不適切である。
そこで,本発明の目的は,ユーザがファイル名を認識せずにそのコンテンツに基づいて削除ファイルの復元を可能にするファイル管理装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために,本発明の第1の側面によれば,制御システムからの要求に応答してファイルのデータを管理するファイル管理装置において,
書込要求に応答して,書き込まれるファイルのデータを記録媒体内に1つまたは複数のクラスタ領域に分けて記録すると共に,少なくともファイル名と属性情報とを有するファイル情報を前記記録媒体内のディレクトリ領域に記録し,前記記録媒体内のデータ領域管理テーブルに前記ファイルのデータを記録したクラスタを示すファイルデータ領域情報を記録するファイル書込手段と,
削除要求に応答して,前記ファイル情報と前記ファイルデータ領域情報とを有するファイル復元情報をメモリ領域内に保存し,当該ファイル復元情報を識別する復元記述子を前記制御システムに返信し,前記記録媒体内のファイル情報と前記ファイルデータ領域情報とを削除するファイル削除手段と,
復元要求に応答して,前記復元記述子に対応する前記ファイル復元情報に基づいて前記記録媒体から削除済みファイルのデータを読み出して前記制御システムに返信し,当該制御システムからの復元ファイルの選択に応答して,当該選択されたファイルの前記ファイル復元情報に基づいて前記ファイル情報と前記ファイルデータ領域情報を前記記録媒体内に復元するファイル復元手段とを有する。
上記の第1の側面によれば,復元要求に応答して,ファイル復元手段は,ファイル復元情報に基づいて削除済みのファイルのデータを読み出して制御システムに返信するので,制御システムではファイルのデータを再生してユーザに復元ファイルの選択を促すことができる。よって,ファイル名を指定することなくデータのコンテンツに基づいてファイルの復元を要求することができる。
上記の目的を達成するために,本発明の第2の側面によれば,アプリケーションを制御する制御システムと,前記制御システムからの要求に応答してファイルのデータを管理するファイル管理装置とを有する電子機器において,
前記ファイル管理装置は,
書込要求に応答して,書き込まれるファイルのデータを記録媒体内に1つまたは複数のクラスタ領域に分けて記録すると共に,少なくともファイル名と属性情報とを有するファイル情報を前記記録媒体内のディレクトリ領域に記録し,前記記録媒体内のデータ領域管理テーブルに前記ファイルのデータを記録したクラスタのファイルデータ領域情報を記録するファイル書込手段と,
削除要求に応答して,前記ファイル情報と前記ファイルデータ領域情報とを有するファイル復元情報をメモリ領域内に保存し,当該ファイル復元情報を識別する復元記述子を前記制御システムに返信し,前記記録媒体内のファイル情報と前記ファイルデータ領域情報とを削除するファイル削除手段と,
復元要求に応答して,前記復元記述子に対応するファイル復元情報に基づいて前記記録媒体から削除済みファイルのデータを読み出して前記制御システムに返信し,当該制御システムからの復元ファイルの選択に応答して,当該選択されたファイルのファイル復元情報に基づいて前記ファイル情報と前記ファイルデータ領域情報を前記記録媒体内に復元するファイル復元手段とを有し,
前記制御システムは,復元処理において,前記ファイル管理装置から返信される削除済みファイルのデータを再生してユーザに復元ファイルの選択を促し,選択入力に応答して,前記ファイル管理装置に選択された復元ファイルを通知する。
上記の発明の側面によれば,ファイル復元要求が発生すると,ファイル管理装置が復元候補のファイルのデータを読み込んで制御システムに渡すので,ユーザはそのデータのコンテンツを基にして復元ファイルを選択することができる。
以下,図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し,本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
本実施の形態における用語は,請求項の用語と以下の通りの対応関係を有する。
ファイルアロケーションテーブル(FAT):データ領域管理テーブル
FATチェイン情報:ファイルデータ領域情報
エントリ情報:ファイル情報
また,クラスタとはファイルデータが記憶されるメモリ内のブロック領域の意味である。
図1は,本実施の形態における電子機器の構成図である。電子機器は,例えばデジタルスチルカメラや携帯音楽再生機器などの携帯電子機器であり,それらの機能を実現する機能ユニット21,例えばカメラ機能ユニットなどが,プログラムROM30内の制御プログラム32とCPU20とにより制御される。また,機能ユニット21により撮像された画像データは,プログラムROM30内のファイルシステム34とCPU20とにより記録媒体10に書き込まれ,読み出され,削除され,そして復元される。電子機器には,ユーザにより操作される入力操作ユニット22と,画像データの画像を表示しまた入力操作を支援するユーザインターフェースを表示する表示ユニット24と,音声データの音声を再生する音声出力ユニット26とが設けられている。
記録媒体10は,例えばメモリカードやハードディスクなどであり,電源がオフになってもデータが保持される不揮発性メモリである。プログラムROM30内のファイルシステム34は,記録媒体10においてファイル管理を行う管理プログラムであり,CPU20がファイルシステム34を実行することでファイル管理装置になる。
制御プログラム32は,例えばデジタルスチルカメラの場合であれば,入力操作ユニット22からの入力操作に応答して,機能ユニット21を制御し,機能ユニット21で撮像された画像データの記録媒体10への書込をファイルシステム34に要求する。また,制御プログラム32は,入力操作ユニット22からの操作入力に応答して,指定されたファイルの読み出しをファイルシステム34に要求し,読み出されたファイルの画像データを表示ユニット24に表示する。または読み出されたファイルの音声データを音声出力ユニット26から再生する。
さらに,制御プログラム32は,入力操作ユニット22からの入力操作に応答して,ファイルシステムにファイルの削除や削除ファイルの復元の要求を行う。よって,制御プログラム32がCPU20により実行されることにより,電子機器の制御システムとなる。
ファイルシステム34は,制御プログラム32からのファイルの書込要求に応答して,書込対象のファイルを記録媒体10内に記録する場合,ディレクトリ領域14にファイルのエントリ情報を書き込み,データ領域16内の1つまたは複数のクラスタ領域にファイルのデータを書き込み,どのクラスタにデータを書き込んだかを示すFATチェイン情報をファイルアロケーションテーブル(FAT)120に書き込む。
また,ファイルシステム34は,制御プログラム32からのファイルの読み出し要求に応答して,指定されたファイルのエントリ情報とFATチェイン情報とに基づいて,データ領域16内のFATチェイン情報に対応するクラスタからデータを読み出す。そして,ファイルシステム34は,制御プログラム32からのファイルの削除要求に応答して,そのファイルのエントリ情報とFATチェイン情報を削除する。このとき削除ファイルのファイル復元情報42をRAM40内に記録する。ファイル復元情報42には,後述するとおり,ディレクトリ情報と,エントリ情報と,FATチェイン情報などが含まれ,ファイル復元時にそのファイルのエントリ情報とFATチェイン情報とを元の状態に復元するために必要な情報が含まれる。この機能がファイル削除手段である。
また,このRAM40は,電源オンの間にデータを保持する揮発性メモリであるが,不揮発性メモリであってもよい。そして,ファイルシステム34は,ファイル復元情報42を一義的に識別できる復元記述子44を制御プログラム32に通知する。
また,ファイルシステム34は,制御プログラム32からの削除ファイルの復元要求に応答して,削除ファイルのデータをファイル復元情報42に基づいてデータ領域16から読み出して制御プログラム32に渡す。そして,制御プログラムからの復元ファイルの選択に応答して,その選択された削除ファイルのエントリ情報とFATチェイン情報とをファイル復元情報42から復元して,記録媒体10に記録する。これにより,一旦削除されたファイルが復元される。制御プログラム32は,ファイルの削除処理のときにファイルシステムから通知された復元識別子44を指定して,削除ファイルのデータの読み出しをファイルシステム34に要求する。この機能がファイル復元手段である。
図2は,本実施の形態におけるファイルシステムのファイル制御を示す図であり,削除前の記録媒体内の状態を示す図である。図2には,記録媒体10内のFAT領域120と,ディレクトリ領域14と,データ領域16の一例が示されている。ディレクトリ領域14内には,ディレクトリAとディレクトリBとが記録され,それらに3つのファイルと2つのファイルのエントリ情報がそれぞれ記録されている。エントリ情報にはファイル名142と,属性(読み出しオンリーなど),ファイルサイズ,ファイル記録日時,先頭クラスタ番号などの属性情報144とが含まれる。図2の例では,ディレクトリA内にファイル00〜02のエントリ情報が,ディレクトリB内にファイル10,11のエントリ情報がそれぞれ記録され,ファイル00の先頭クラスタは「02」,ファイル10の先頭クラスタは「06」と例示されている。
FAT120は,上段のクラスタ番号122と,それに対応する要素のFATチェイン情報124とが記録されている。FATチェイン情報124は,不使用状態「0(またはNULL)」,次のクラスタ番号,FATチェインの最後「E」のいずれかである。
データ領域16は,複数のクラスタ01〜Nに分割され,ファイルのデータが1つまたは複数のクラスタに分割して記録される。図2の例によれば,ファイル00の先頭クラスタ番号が「02」であるので,FAT120のクラスタ02を先頭クラスタとし,FATチェイン情報に対応するクラスタ列03,04,07とからなる合計で4つのクラスタに,ファイル00のデータが分割して記録されている。即ち,データ領域16に矢印で示されるとおりである。同様に,ファイル10の先頭クラスタ番号が「06」であるので,FAT120のクラスタ06を先頭クラスタとし,最終クラスタ05までの合計で2つのクラスタに,ファイル10のデータが記録されている。
したがって,ファイルの書込要求に対しては,ファイルシステム34は,ファイルのエントリ情報を適切なディレクトリ位置に記録し,FAT120を検索して不使用状態のクラスタにデータを記録し,先頭クラスタ情報をエントリ情報として記録すると共にFATチェイン情報をFAT120内に記録する。
ファイルの読み出し要求に対しては,ファイルシステム34は,指定されたファイル名のエントリ情報の先頭クラスタとFAT内のFATチェイン情報に基づいて,そのファイルのデータが記録されているクラスタからデータを読み出す。また,ファイルの削除要求に応答して,ファイルシステム34は,指定されたファイル名のエントリ情報を削除し,FATチェイン情報も削除する。つまり,FAT120のFATチェイン情報欄124には,不使用状態のコード「0」が書き込まれる。また,ファイルシステム34は,後述するとおりファイル復元情報をRAM内に記録し,その後のファイル復元要求に対応できるようにする。
図3は,本実施の形態における制御プログラムの手順を示すフローチャート図である。図1において既に説明したとおり,アプリケーションプログラムである制御プログラム32は,操作入力ユニット22からの読込要求が発生すると(S10のYES),ファイルシステム34に読込要求を出力し(S12),ファイルシステムから取得したファイルのデータを,表示ユニット24や音声出力ユニット26などから出力する(S14)。ファイルシステム34によるファイルの読み出し処理は,図2で説明した通りである。また,制御プログラム32は,書込を伴う処理要求が発生すると(S16のYES),ファイルシステム34に書込要求を出力する(S18)。ファイルシステム34による書込処理は図2で説明したとおりである。
さらに,制御プログラム32は,削除要求が発生すると(S20のYES),ファイルシステム34にファイル名を指定して削除要求を出力する(S22)。一般に,デジタルスチルカメラなどでは,ファイルのコンテンツである画像が表示ユニット24に表示された状態で削除ファイルが選択されるので,ユーザはファイル名を意識することなく削除要求を入力することができる。ファイルシステム34は,削除要求に応答して,後述するとおり記録媒体10内のエントリ情報とFATチェイン情報とを削除し,ファイル復元情報42をRAM40内に記録し, ファイル復元情報42を識別可能な復元記述子を生成する。それに応じて,制御プログラム32は,ファイルシステムからファイル復元情報の復元記述子を受領する(S22)。
そして,制御プログラム32は,復元要求の発生時に(S24のYES),ファイルシステムに復元候補ファイルの読込要求を出す(S26)。この読込要求は,復元記述子を指定して行われる。ファイルシステム34は,この要求に応答して,後述するとおり復元記述子に対応するファイル復元情報に基づいて,データ領域16からファイルのデータを読み出す。制御プログラム32は,その読み出された復元候補ファイルのデータを表示ユニットや音声出力ユニットから再生する(S28)。この再生に応答してユーザから復元ファイルの選択が行われると(S30のYES),制御プログラム32は,ファイルシステムにそのファイルの復元要求を出力する(S32)。復元ファイルの選択が行われるまで,上記の工程S26,S28が繰り返される。よって,ユーザは,復元ファイルのファイル名を指定することなく,そのコンテンツを確認しながら復元ファイルを指定することができる。
以下,ファイルシステムによるファイル削除手段,ファイル復元手段,ファイル書込手段について順に説明する。
[ファイル削除手段]
図4は,本実施の形態におけるファイルシステムの削除処理のフローチャート図である。ファイルシステムは,制御プログラムから削除対象のファイル名と共に削除要求を受けると(S40),記録媒体内の指定された削除対象ファイル名に対するエントリ情報を検索し(S42),検出したエントリ情報とそれが格納されていたディレクトリの位置を示すディレクトリ情報とを獲得して(S44),以下の削除処理を開始する(S46)。
図5は,削除後の記録媒体内の状態を示す図である。ここでは,ファイル00とファイル10とが削除されると仮定する。図4に示されるとおり,ファイルシステムは,検出したファイルのエントリ情報に削除コード146を付加し(S48),「属性,サイズ,日時,先頭クラスタ」を消去し(148),そのエントリ情報の先頭クラスタに基づいて,FATを検索し,FATチェインの先頭クラスタから最後のクラスタまでのクラスタ番号を,FATチェイン情報として獲得しながら,その要素内のFATチェイン情報124(クラスタ番号)を未使用コード「0」に変更する(S50,S52,S54)。
上記の削除処理により,図5に示されるとおり,ファイル00のエントリ情報には削除コード146が記録され,「属性,サイズ,日時,先頭クラスタ」が消去され(148),ファイル00に対応するFATチェイン情報(クラスタ番号02,03,04,07の情報)はすべて未使用コード「0」に変更される。同様に,ファイル10のエントリ情報には削除コード146が記録され,「属性,サイズ,日時,先頭クラスタ」が消去され(148),ファイル10に対応するFATチェイン情報(クラスタ番号06,05の情報)はすべて未使用コード「0」に変更される。この結果,ディレクトリ領域14とFAT120には,ファイル00,10の記録保持に必要な情報はなくなる。ただし,データ領域16内のクラスタには,元のファイルのデータが記録されたままになっている。
ファイルシステムは,上記の獲得したディレクトリ情報と,エントリ情報と,FATチェイン情報とを,ファイル復元情報としてRAM内に記録する(S56)。そして,保存したファイル復元情報を一意に識別できる復元記述子を生成し(S58),復元記述子を制御プログラムに通知する(S60)。復元記述子は,例えば,RAM内のアドレスでも良い。
図6は,ファイル復元情報の一例を示す図である。ファイル00に対するファイル復元情報42Xは,その復元記述子「X」(421)と,そのエントリ情報が記録されていたディレクトリ位置を示す情報「A」(422)と,「ファイル名,属性,サイズ,日時,先頭クラスタ」などのエントリ情報(423)と,FATチェイン情報「02,03,04,07」(424)とを有する。さらに,ファイル10に対するファイル復元情報42Yは,その復元記述子「Y」(426)と,そのエントリ情報が記録されていたディレクトリ位置を示す情報「B」(427)と,「ファイル名,属性,サイズ,日時,先頭クラスタ」などのエントリ情報(428)と,FATチェイン情報「06,05」(429)とを有する。これらのファイル復元情報は,揮発性メモリのRAM内に記録される。ただし,図示しない不揮発性メモリ内に記録されてもよい。さらに,許容されるなら,記録媒体10内に記録されてもよい。
[ファイル復元手段]
図7,8は,本実施の形態におけるファイルシステムの復元処理のフローチャート図である。図7は,復元候補ファイルの読込要求に対する処理を,図8は,ファイルの復元処理をそれぞれ示す。図7において,ファイルシステムは,制御プログラムからの復元要求の発生に応答して,復元候補ファイルの読込要求を受け付ける(S60)。復元候補ファイルの指定は,制御プログラム32に通知された復元記述子より行われる。これに応答して,ファイルシステムは,復元記述子が示すファイル復元情報42をRAM40から読み出し(S62),ファイル復元情報のエントリ情報を獲得する(S64)。
そして,ファイル復元情報のFATチェイン情報を基にしてそのファイルのデータを記録媒体10のデータ領域16から読込を開始する(S66)。この読込処理は,ファイル復元情報内のFATチェイン情報(データが格納されているクラスタ番号列)を基にデータが格納されているクラスタ番号(位置)を獲得し(S70),そのクラスタのデータをデータ領域16から読み込む(S72)。このクラスタ番号の獲得とそのクラスタのデータの読込処理(S70,S72)とが,FATチェインの要素の最後まで繰り返される(S68)。このようにして読み込まれた復元候補ファイルのデータが制御プログラム32に渡され,図3で説明したとおり,表示ユニット24や音声出力ユニット26から再生出力され,ユーザによる選択が促される。
次に,図8において,ユーザにより復元ファイルが選択されて制御プログラムにより復元記述子に基づいて復元要求が発生すると(S80),ファイルシステムは,復元記述子が示すファイル復元情報42をRAM40から読み出し(S82),エントリ情報を記録媒体10に復元するために,ファイル復元情報からディレクトリ情報を獲得し(S84),ファイル復元情報42のエントリ情報を,記録媒体10のディレクトリ領域内のディレクトリ情報の位置に記録して復元する(S86)。さらに,ファイルシステムは,ファイル復元情報のFATチェイン情報に基づいてFATチェインをFATに復元開始する(S88)。
このFATチェインの復元では,ファイルシステムは,FATチェイン情報の要素(クラスタ番号)をFAT120の対応する位置に書き込んで,FATチェインを復元する(S90,S92)。つまり,FATチェイン情報のクラスタ番号を,FAT内の先行クラスタ番号の要素に書き込む。これにより,FATの各クラスタの要素には,次のクラスタ番号が書き込まれる。そして,FATチェイン情報の最後のクラスタ番号に対応するFATの要素には,終了コード「E」が書き込まれる。これにより,記録媒体10内のFAT領域120には,復元ファイルについてのFATチェインが復元される。
以上のとおり,復元要求が発生すると,ファイルシステムは復元候補ファイルのデータをファイル復元情報に基づいて読み込み,制御プログラムに渡し,削除ファイルのデータのコンテンツに基づいてユーザが復元ファイルを選択できるようにする。そして,そこで選択された復元ファイルについて,ファイル復元情報に基づいて,記録媒体内にエントリ情報の復元とFATチェインの復元とを行う。
[ファイル書込手段]
図9は,本実施の形態におけるファイルシステムの書込処理のフローチャート図である。本実施の形態では,ファイルの復元要求の発生に応答して,ファイルシステムは,復元候補ファイルのデータを読み込んで制御プログラムにより再生出力させ,コンテンツに基づいて復元ファイルの選択を可能にする。ただし,ファイル削除処理においては,記録媒体10のデータ領域16からはデータは削除されてないものの,記録媒体10からエントリ情報とFATチェイン情報とが削除されてしまう。よって,ファイル削除処理とファイル復元要求との間に,書込を伴う処理要求が発生すると,復元候補ファイルのデータが格納されているデータ領域のクラスタに,新たなデータが上書きされるおそれがある。
そこで,図9の書込処理では,記録媒体への書込を伴う処理要求を受け付けると,ファイルシステムは,記録媒体内のFATを参照して不使用のクラスタを検出すると共に,RAM40内のファイル復元情報42のFATチェイン情報もチェックして,復元候補ファイルのクラスタか否かを確認する。そして,FATの不使用クラスタであって,復元候補ファイルのクラスタでないクラスタに,新たなデータの書込を行う。
すなわち,記録媒体への書込を伴う処理要求を受け付けると(S100),ファイルシステムは,RAM40から全てのファイル復元情報を読み出し(S102),そのFATチェイン情報を基に,復元候補ファイルのデータが格納されているクラスタ情報を獲得し(S104),処理要求に対する記録媒体への書込処理を開始する(S106)。
上記書込処理では,ファイルシステムは,書込データについて(S108),記録媒体10のFAT内のクラスタを検索し(S110),そのクラスタが使用中か否かをFATの要素によりチェックし(S112),不使用クラスタであれば,そのクラスタが復元候補ファイルのクラスタか否かを工程S104で獲得した復元候補ファイルのクラスタ情報によりチェックする(S114)。そして,FATで不使用クラスタであり且つ復元候補ファイルのクラスタでない場合に(S112のNO,S114のNO),ファイルシステムは,そのクラスタに書込データを書き込む(S116)。検索されたクラスタが,FATで使用クラスタであるかまたは復元候補ファイルのクラスタである場合には(S112のYES,S114のYES),ファイルシステムは,そのクラスタへのデータ書込は行われずにFAT内の次のクラスタを検索する(S110)。
以上の通り,本実施の形態では,記録媒体への書込を伴う処理要求があると,FATを基に不使用クラスタかをチェックし,更にファイル復元情報のFATチェイン情報のクラスタでないかをチェックし,両方の条件が満足されるときに,そのクラスタに新たなデータの書込が行われる。したがって,少なくとも,RAM内にファイル復元情報が格納されている限りは,復元候補ファイルのデータを格納したクラスタに,別のデータが上書きされることはない。
また,上記の実施の形態では,ファイル復元情報42が揮発性メモリのRAM40に記録されるので,少なくともその電源投入期間においては,ファイルの復元が可能である。そして,電源投入期間が終了すると,ファイル復元情報42は消失しファイルの復元はできなくなる。さらに,ファイル削除要求時に,記録媒体10内のエントリ情報とFATのFATチェインは削除されているので,電源投入期間の終了とともに,それ以降は記録媒体10内の削除されたファイルデータの容量は,新たな書込が可能な容量となるので,いわゆる「ゴミ箱」のように実際の記録媒体の使用中容量が増加し続けることを回避することができる。
上記の場合に,ファイル復元情報42を不揮発性メモリに格納し,例えば,ユーザが設定する所定の期間経過後にファイル復元情報が削除されるようにすることで,誤ってファイル削除した場合の救済のレベルをユーザにより設定可能にすることもできる。
上記実施の形態では,ファイルのデータを記録したクラスタを示すファイルデータ領域情報としてFATにFATチェインを記録している。しかしながら,FAT以外の形態の管理テーブルであっても,ファイルのデータがどのクラスタに記録されているかを示すファイルデータ領域情報がデータ領域管理テーブルに記録されていれば,本実施の形態を適用することができることは明らかである。
以上の実施の形態をまとめると,次の付記のとおりである。
(付記1)制御システムからの要求に応答してファイルのデータを管理するファイル管理装置において,
書込要求に応答して,書き込まれるファイルのデータを記録媒体内に1つまたは複数のクラスタ領域に分けて記録すると共に,少なくともファイル名と属性情報とを有するファイル情報を前記記録媒体内のディレクトリ領域に記録し,前記記録媒体内のデータ領域管理テーブルに前記ファイルのデータを記録したクラスタを示すファイルデータ領域情報を記録するファイル書込手段と,
削除要求に応答して,前記ファイル情報と前記ファイルデータ領域情報とを有するファイル復元情報をメモリ領域内に保存し,当該ファイル復元情報を識別する復元記述子を前記制御システムに返信し,前記記録媒体内のファイル情報と前記ファイルデータ領域情報とを削除するファイル削除手段と,
復元要求に応答して,前記復元記述子に対応する前記ファイル復元情報に基づいて前記記録媒体から削除済みファイルのデータを読み出して前記制御システムに返信し,当該制御システムからの復元ファイルの選択に応答して,当該選択されたファイルの前記ファイル復元情報に基づいて前記ファイル情報と前記ファイルデータ領域情報を前記記録媒体内に復元するファイル復元手段と
を有するファイル管理装置。
(付記2)付記1記載のファイル管理装置において,
前記メモリ領域は,電源投入期間中にデータの記憶を維持する揮発性メモリであり,前記記録媒体は,電源がオフされてもデータの記憶を維持する不揮発性メモリであり,
前記ファイル復元手段は,電源投入期間中に削除されたファイルに限り復元することができるファイル管理装置。
(付記3)付記1又は2記載のファイル管理装置において,
前記ファイル書込手段は,書込要求に応答して,前記データ領域管理テーブルの前記ファイルデータ領域情報と前記ファイル復元情報のファイルデータ領域情報とを検索して,前記データ領域管理情報内の不使用クラスタで且つ前記削除されたファイルのデータが書き込まれていないクラスタに,当該書込要求のファイルのデータを書き込むことを特徴とするファイル管理装置。
(付記4)付記3記載のファイル管理装置において,
前記ファイル書込手段は,前記データ領域管理テーブル内の前記ファイルデータ領域情報と,前記ファイル復元情報のファイルデータ領域情報とに基づいて,前記データ領域管理テーブル内の不使用クラスタで且つ前記削除されたファイルのデータが書き込まれていないクラスタを検出することを特徴とするファイル管理装置。
(付記5)付記1乃至3いずれか一項記載のファイル管理装置において,
前記ファイル復元情報は,削除対象ファイルのファイル情報のディレクトリ位置情報を更に含み,前記ファイル復元手段は,前記ファイル復元情報のディレクトリ位置情報に対応する前記ディレクトリ領域内の位置に前記ファイル情報を復元することを特徴とするファイル管理装置。
(付記6)付記1において,
前記ファイルは,画像データであり,当該ファイルのファイル名が前記制御システムにより自動的に付与されることを特徴とするファイル管理装置。
(付記7)付記1において,
前記復元記述子は,前記メモリ領域内のアドレスであることを特徴とするファイル管理装置。
(付記8)付記1において,
前記メモリ領域は,電源オフされても記録データを保持する不揮発性メモリであり,所定期間経過後に前記ファイル復元情報が削除されることを特徴とするファイル管理装置。
(付記9)アプリケーションを制御する制御システムと,前記制御システムからの要求に応答してファイルのデータを管理するファイル管理装置とを有する電子機器において,
前記ファイル管理装置は,
書込要求に応答して,書き込まれるファイルのデータを記録媒体内に1つまたは複数のクラスタ領域に分けて記録すると共に,少なくともファイル名と属性情報とを有するファイル情報を前記記録媒体内のディレクトリ領域に記録し,前記記録媒体内のデータ領域管理テーブルに前記ファイルのデータを記録したクラスタのファイルデータ領域情報を記録するファイル書込手段と,
削除要求に応答して,前記ファイル情報と前記ファイルデータ領域情報とを有するファイル復元情報をメモリ領域内に保存し,当該ファイル復元情報を識別する復元記述子を前記制御システムに返信し,前記記録媒体内のファイル情報と前記ファイルデータ領域情報とを削除するファイル削除手段と,
復元要求に応答して,前記復元記述子に対応するファイル復元情報に基づいて前記記録媒体から削除済みファイルのデータを読み出して前記制御システムに返信し,当該制御システムからの復元ファイルの選択に応答して,当該選択されたファイルのファイル復元情報に基づいて前記ファイル情報と前記ファイルデータ領域情報を前記記録媒体内に復元するファイル復元手段とを有し,
前記制御システムは,復元処理において,前記ファイル管理装置から返信される削除済みファイルのデータを再生してユーザに復元ファイルの選択を促し,選択入力に応答して,前記ファイル管理装置に選択された復元ファイルを通知する電子機器。
(付記10)付記9記載の電子機器において,
前記ファイル管理装置は,前記書込要求に応答して自動的に前記ファイル名を付与して前記ファイル情報に含めることを特徴とする電子機器。
(付記11)付記9または10記載の電子機器において,
前記メモリ領域は,電源投入期間中にデータの記憶を維持する揮発性メモリであり,前記記録媒体は,電源がオフされてもデータの記憶を維持する不揮発性メモリであり,前記ファイル復元手段は,電源投入期間中に削除されたファイルに限り復元することができることを特徴とする電子機器。
本実施の形態における電子機器の構成図である。 削除前の記録媒体内の状態を示す図である。 本実施の形態における制御プログラムの手順を示すフローチャート図である。 本実施の形態におけるファイルシステムの削除処理のフローチャート図である。 削除後の記録媒体内の状態を示す図である。 ファイル復元情報の一例を示す図である。 本実施の形態におけるファイルシステムの復元候補ファイルの読込要求に対する処理のフローチャート図である。 本実施の形態におけるファイルシステムの復元処理のフローチャート図である。 本実施の形態におけるファイルシステムの書込処理のフローチャート図である。
符号の説明
10:記録媒体 120:FAT領域
14:ディレクトリ領域 16:データ領域
32:制御プログラム(制御システム) 34:ファイルシステム(ファイル管理装置)
40:RAM 42:ファイル復元情報

Claims (8)

  1. 制御システムからの要求に応答してファイルのデータを管理するファイル管理装置において,
    書込要求に応答して,書き込まれるファイルのデータを記録媒体内に1つまたは複数のクラスタ領域に分けて記録すると共に,少なくともファイル名と属性情報とを有するファイル情報を前記記録媒体内のディレクトリ領域に記録し,前記記録媒体内のデータ領域管理テーブルに前記ファイルのデータを記録したクラスタを示すファイルデータ領域情報を記録するファイル書込手段と,
    削除要求に応答して,前記ファイル情報と前記ファイルデータ領域情報とを有するファイル復元情報と当該復元情報を識別する復元記述子とをメモリ領域内に保存し,当該ファイル復元情報を識別する復元記述子を前記制御システムに返信し,前記記録媒体内のファイル情報と前記ファイルデータ領域情報とを削除するファイル削除手段と,
    復元候補ファイルを指定する前記復元記述子を有する復元要求に応答して,前記メモリ領域内に保存した前記復元記述子に対応する前記ファイル復元情報に基づいて前記記録媒体から削除済みファイルのデータを読み出して前記制御システムに返信し,当該制御システムからの復元ファイルの選択に応答して,当該選択されたファイルの前記ファイル復元情報に基づいて前記ファイル情報と前記ファイルデータ領域情報を前記記録媒体内に復元するファイル復元手段と
    を有するファイル管理装置。
  2. 請求項1記載のファイル管理装置において,
    前記メモリ領域は,電源投入期間中にデータの記憶を維持する揮発性メモリであり,前記記録媒体は,電源がオフされてもデータの記憶を維持する不揮発性メモリであり,
    前記ファイル復元手段は,電源投入期間中に削除されたファイルに限り復元することができるファイル管理装置。
  3. 請求項1又は2記載のファイル管理装置において,
    前記ファイル書込手段は,書込要求に応答して,前記データ領域管理テーブルの前記ファイルデータ領域情報と前記ファイル復元情報のファイルデータ領域情報とを検索して,前記データ領域管理情報内の不使用クラスタで且つ前記削除されたファイルのデータが書き込まれていないクラスタに,当該書込要求のファイルのデータを書き込むことを特徴とするファイル管理装置。
  4. 請求項3記載のファイル管理装置において,
    前記ファイル書込手段は,前記データ領域管理テーブル内の前記ファイルデータ領域情報と,前記ファイル復元情報のファイルデータ領域情報とに基づいて,前記データ領域管理テーブル内の不使用クラスタで且つ前記削除されたファイルのデータが書き込まれていないクラスタを検出することを特徴とするファイル管理装置。
  5. 請求項1乃至3いずれか一項記載のファイル管理装置において,
    前記ファイル復元情報は,削除対象ファイルのファイル情報のディレクトリ位置情報を更に含み,前記ファイル復元手段は,前記ファイル復元情報のディレクトリ位置情報に対応する前記ディレクトリ領域内の位置に前記ファイル情報を復元することを特徴とするファイル管理装置。
  6. アプリケーションを制御する制御システムと,前記制御システムからの要求に応答してファイルのデータを管理するファイル管理装置とを有する電子機器において,
    前記ファイル管理装置は,
    書込要求に応答して,書き込まれるファイルのデータを記録媒体内に1つまたは複数のクラスタ領域に分けて記録すると共に,少なくともファイル名と属性情報とを有するファイル情報を前記記録媒体内のディレクトリ領域に記録し,前記記録媒体内のデータ領域管理テーブルに前記ファイルのデータを記録したクラスタのファイルデータ領域情報を記録するファイル書込手段と,
    削除要求に応答して,前記ファイル情報と前記ファイルデータ領域情報とを有するファイル復元情報と当該復元情報を識別する復元記述子とをメモリ領域内に保存し,当該ファイル復元情報を識別する復元記述子を前記制御システムに返信し,前記記録媒体内のファイル情報と前記ファイルデータ領域情報とを削除するファイル削除手段と,
    復元候補ファイルを指定する前記復元記述子を有する復元要求に応答して,前記メモリ領域内に保存した前記復元記述子に対応するファイル復元情報に基づいて前記記録媒体から削除済みファイルのデータを読み出して前記制御システムに返信し,当該制御システムからの復元ファイルの選択に応答して,当該選択されたファイルのファイル復元情報に基づいて前記ファイル情報と前記ファイルデータ領域情報を前記記録媒体内に復元するファイル復元手段とを有し,
    前記制御システムは,復元処理において,前記ファイル管理装置から返信される削除済みファイルのデータを再生してユーザに復元ファイルの選択を促し,選択入力に応答して,前記ファイル管理装置に選択された復元ファイルを通知する電子機器。
  7. 請求項6記載の電子機器において,
    前記ファイル管理装置は,前記書込要求に応答して自動的に前記ファイル名を付与して前記ファイル情報に含めることを特徴とする電子機器。
  8. 請求項6又は7記載の電子機器において,
    前記メモリ領域は,電源投入期間中にデータの記憶を維持する揮発性メモリであり,前記記録媒体は,電源がオフされてもデータの記憶を維持する不揮発性メモリであり,前記ファイル復元手段は,電源投入期間中に削除されたファイルに限り復元することができることを特徴とする電子機器。
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