JP5054909B2 - 蓄冷装置付き空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用の空気調和装置に適用される蓄冷装置付き空調装置に関する。
従来より、たとえばトラックのキャビン用空調装置として、蓄冷装置付きの冷凍サイクル(冷媒回路)を備えた蓄冷装置付き空調装置が知られている。この空調装置では、たとえば運転手が仮眠する場合などエンジンを停止した状態でキャビン内の冷房が可能となるように、車両走行中に冷熱を蓄熱しておく蓄冷用冷却コイルを備えている。
蓄冷用冷却コイルは、冷凍サイクル中において、エンジンが駆動される車両走行中等にキャビン内の空調に使用される空調用エバポレータと並列に設置され、エンジンで駆動されるコンプレッサから交互に冷媒の供給を受けて蓄冷するものである。
空調用エバポレータまたは蓄冷用コイルに供給する冷媒は、それぞれの上流側に設置した電磁弁を開閉制御することにより行われる。具体的に説明すると、空調用エバポレータ側に所定時間(たとえば45秒)冷媒を流して空調(冷房)した後、電磁弁の開閉状態を切り換えることにより、蓄冷用コイル側に所定時間(たとえば15秒)冷媒を流して蓄冷するという運転が交互に繰り返される。このような蓄冷装置付き空調装置には、高車速時や軽負荷時において空調用エバポレータが凍結するのを防止する目的でフロストサーモが設けられており、このフロストサーモが所定の低温を検出して作動するとコンプレッサの運転を停止し、空調用エバポレータへの冷媒供給を停止するというデフロスト運転が行われるようになっている。
しかし、このような空調及び蓄冷の切換では、高車速時や軽負荷時にフロストサーモが作動してデフロスト運転が行われると、運転モードに係わらずコンプレッサの運転が停止される。このため、蓄冷運転の順番になってもコンプレッサが停止して冷媒の供給を受けることができなくなるので、蓄冷運転の実施時間が短くなって冷熱の蓄熱量を減少させ、蓄冷用冷却コイルの冷却能力を十分に確保できなくなるという問題が生じてくる。
このような問題を解決するため、空調用エバポレータにフロストサーモを設け、このフロストサーモが空調用エバポレータのフロストを検知した場合には、空調用エバポレータの入口側に設置された電磁弁を閉成すると共に、蓄冷用冷却コイルの入口側に設置された電磁開閉弁を開成する手段を備えた蓄冷装置付き空調装置が提案されている。このような蓄冷装置付き空調装置は、フロストサーモが作動してデフロスト運転を行ってもコンプレッサを停止させることはなく、しかも、空調用エバポレータへの冷媒の流入を止めて蓄冷用冷却コイルへ冷媒を導入するため、蓄冷用コイルの蓄冷能力が向上するとされる。(たとえば、特許文献1参照)
特開平10−129244号公報(図2参照)
しかしながら、上述した特許文献1の従来技術によれば、フロストサーモが作動してデフロスト運転を行う場合には、蓄冷運転モードのままでコンプレッサは常に運転されている。このため、空調用エバポレータのフロストを防止するために蓄冷運転の時間が短縮されるという問題は解消される反面、コンプレッサは常に運転状態にあるため、空調用エバポレータ内で低下した冷媒蒸気圧力の復帰に時間がかかるという問題が生じてくる。すなわち、電磁弁の開閉切換のみでは、デフロスト運転を開始してから冷媒蒸気圧力がデフロスト運転終了圧力まで上昇し、デフロスト運転を完了するまでに要する時間が長くなるので、その分だけ空調運転を実施できる時間が短くなるという問題を生じてくる。
このように、停止状態にあるコンプレッサを電磁弁の開閉切換とともに運転開始して空調運転及びデフロスト運転を行う場合と比較して、コンプレッサを運転したまま電磁弁の開閉切換を行って空調運転及びデフロスト運転を開始する場合は、デフロスト運転時における冷媒蒸気圧力の上昇(回復)に時間がかかってしまい、その分空調運転の時間が短縮されるという問題が生じてくる。
このような背景から、デフロスト運転による蓄冷時間の低下を防止するとともに、デフロスト運転時における冷媒蒸気圧力の上昇(回復)を速やかにして、蓄冷運転とデフロスト運転とを両立させることができる蓄冷装置付き空調装置の開発が望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、蓄冷能力を維持しながら、デフロスト運転時における冷媒蒸気圧力の回復時間を短縮することができる蓄冷装置付き空調装置を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係る蓄冷装置付き空調装置は、冷凍サイクル中に空調用エバポレータと蓄冷用冷却コイルとを並列に設け、前記空調用エバポレータ及び前記蓄冷用冷却コイルの入口側にそれぞれ設けた開閉手段を所定時間交互に開閉制御し、前記蓄冷用冷却コイルの入口側に設けた開閉手段を閉とし前記空調用エバポレータの入口側に設けた開閉手段を開とする空調運転モードと、前記蓄冷用冷却コイルの入口側に設けた開閉手段を開とし前記空調用エバポレータの入口側に設けた開閉手段を閉とする蓄冷運転モードとを前記所定時間毎に交互に切り換えて運転する蓄冷装置付き空調装置において、前記空調用エバポレータにフロスト検知手段を設け、該フロスト検知手段が所定値以下の低温を検出した場合、コンプレッサの運転を停止し、前記蓄冷運転モードの所定時間内は前記コンプレッサを運転して蓄冷運転を行うことを特徴とするものである。
このような蓄冷装置付き空調装置によれば、前記空調用エバポレータにフロスト検知手段を設け、該フロスト検知手段が所定値以下の低温を検出した場合、コンプレッサの運転を停止し、前記蓄冷運転モードの所定時間内は前記コンプレッサを運転して蓄冷運転を行うので、冷凍サイクルに冷媒を供給するコンプレッサは、蓄冷用冷却コイルに冷媒を供給する蓄冷運転時は常に運転状態となり、さらに、空調用エバポレータに冷媒を供給する空調運転時はデフロスト運転時を除いて運転状態となる。すなわち、所定時間毎に繰り返される蓄冷運転モードでは、フロスト検知手段による所定値以下の低温検出に係わらずコンプレッサを運転して蓄冷運転が行われる。換言すれば、空調運転モード時には、コンプレッサのON・OFF制御にフロスト検知手段が関与してデフロスト運転が行われ、蓄冷運転モード時には、コンプレッサのON・OFF制御にフロスト検知手段が関与することなくコンプレッサの運転状態が維持される。このため、蓄冷運転はコンプレッサの停止による影響を受けることなく実施され、しかも、デフロスト運転時においては、コンプレッサが停止した状態から短時間で冷媒蒸気圧力を上昇(回復)させることができる。
上記の蓄冷装置付き空調装置においては、前記畜冷運転モード時に前記コンプレッサの運転状態を維持する蓄冷継続手段を備え、該蓄冷継続手段が、前記蓄冷用冷却コイルの入口側に設けられた開閉手段が開の時に前記コンプレッサを運転状態に維持するリレー回路であることが好ましく、これにより、リレーを1個追加するだけの簡単な変更で蓄冷能力を維持し、さらに、デフロスト運転の状態から短時間で回復させることができる。
上述した本発明によれば、蓄冷用冷却コイルの入口側に設けた開閉手段を開とし空調用エバポレータの入口側に設けた開閉手段を閉とする蓄冷運転モード時に、冷凍サイクルのコンプレッサを運転状態に維持する蓄冷継続手段を設けたことにより、蓄冷運転時にはコンプレッサの停止による影響を受けることはなく、しかも、デフロスト運転から正常な空調運転に短時間で回復させることもできる。このため、蓄冷能力を維持するとともに、デフロスト運転時間を短縮して空調運転の実施時間を延長することができる冷凍装置付き空調装置を提供するという顕著な効果が得られる。換言すれば、蓄冷運転時には十分な蓄冷能力を確保し、かつ、デフロスト運転を短時間で終了できるというように、蓄冷運転とデフロスト運転とを両立した蓄冷装置付き空調装置を提供することができる。
また、上述した本発明の効果は、リレー1個を追加するだけというようにプログラムの変更等を伴わない簡単な改造で達成できるため、既設の装置を容易に改造することも可能である。
以下、本発明に係る蓄冷装置付き空調装置の一実施形態を、図面に基いて具体的に説明する。
図1に示す冷媒回路図は、主として車両用空調装置に適用されるものであり、たとえばトラック等の車両に装備される蓄冷装置付き空調装置に採用されている。図1において、1はコンプレッサ、2はコンデンサ、3はレシーバ、4は空調用エバポレータ、5は感温筒6を備えた温度式の膨張弁(以下、「空調用膨張弁」ともいう)、7は空調電磁弁、8は蓄冷用冷却コイル、9は感温筒10を備えた温度式の膨張弁(以下、「蓄冷用膨張弁」ともいう)、11は蓄冷電磁弁、12は逆止弁、13は空調用エバポレータの温度を検知し作動するフロストサーモ、14は装置全体の制御装置である。
上記の各要素から構成される蓄冷装置付き空調装置において、冷媒回路中に並列に配置された空調用エバポレータ4及び蓄冷用冷却コイル8には、各々の冷媒配管上流側に空調電磁弁7及び畜冷電磁弁11が設けられている。制御装置14は、空調電磁弁7または蓄冷電磁弁11に対して交互に通電することで開閉制御し、空調用エバポレータ4と蓄冷用冷却コイル8とに冷媒を交互に流す。この場合、空調用エバポレータ4の運転時間及び蓄冷用冷却コイル8の運転時間は、たとえば所定の時間比(空調運転時間t1:蓄冷運転時間t2)となるように設定され、この時間比に基づいて制御装置14が空調電磁弁7及び蓄冷電磁弁11の開閉を制御する。
なお、上述した運転時間t1,t2の一例をあげると、たとえば空調用エバポレータ4に冷媒を流す空調運転時間t1を45秒とし、蓄冷用冷却コイル8に冷媒を流す蓄冷運転時間t2を20秒とする。
図2は、蓄冷装置付き空調装置の運転パターンを示す図である。
図2(a)において、空調電磁弁7及び蓄冷電磁弁11は、運転時間t1,t2の順で交互に導通及び閉止を繰り返すことで運転モードを切り換えており、空調電磁弁7に導通した時には、空調電磁弁7が開いて空調用エバポレータ4にコンプレッサ1から冷媒の供給を受ける。このとき、蓄冷用電磁弁11は閉止されているので、蓄冷用電磁弁11が閉じて蓄冷用コイル8への冷媒供給は行われない。
一方、空調電磁弁7の導通を閉止した時には、空調用電磁弁7が閉じて空調用エバポレータ4への冷媒供給は停止される。このとき、蓄冷用電磁弁11に導通されて開となるので、冷媒は蓄冷用冷却コイル8に供給される。
なお、空調用エバポレータ4及び蓄冷用コイル8に供給される冷媒は、膨張弁5,9で減圧された液冷媒である。
空調用エバポレータ4に液冷媒が供給される空調運転時には、液冷媒が車室内の空気から吸熱して気化するので、車室内の冷房運転が可能となる。また、蓄冷用コイル8に液冷媒が供給される蓄冷運転時には、液冷媒が水等の蓄冷材から吸熱して気化するので、蓄冷材を凍らせることにより冷熱が蓄熱される。
ところで、上述した空調運転及び蓄冷運転においては、図2(b)及び図2(c)に示すように、空調用エバポレータ4の適所に設けたフロストサーモ13が検出した温度に応じてコンプレッサ1の運転をON・OFF制御し、空調用エバポレータ4の凍結を防止している。すなわち、上述した空調運転時においては、空調用エバポレータ4が凍結するのを防止するため、フロストサーモ13が所定値(たとえば0℃)以下の低温を検出して作動(ON)すると、この作動によりコンプレッサ1の運転が停止される。そして、冷媒供給の停止により空調用エバポレータ4の温度が所定値まで上昇すると、これを検出したフロストサーモ13が不作動(OFF)となるので、この不作動により、運転モードが空調運転にあればコンプレッサ1の運転を再開する。
しかし、上述したフロストサーモ13の作動時に運転モードが蓄冷運転を選択していれば、コンプレッサ1の運転は停止することなく継続される。すなわち、蓄冷運転中にフロストサーモ13が作動すると、コンプレッサ1の運転は空調運転に切り替わるまで継続され、空調運転中にフロストサーモ13が作動した場合には、空調運転から蓄冷運転に切り替わるのと同時にコンプレッサ1の運転が再開される。そして、この蓄冷運転が終了してもフロストサーモ13が作動していれば、空調運転に切り替わるのと同時にコンプレッサ1の運転が停止される。
このように、蓄冷用冷却コイル8の入口側に設けた蓄冷電磁弁(開閉手段)11を開とし、空調用エバポレータ4の入口側に設けた空調電磁弁(開閉手段)7を閉とする蓄冷運転モード時に、制御装置14に接続された後述する蓄冷継続手段が冷凍サイクルのコンプレッサ1を運転状態に維持する。換言すれば、フロストサーモ13の作動は、蓄冷運転時においてはコンプレッサ1のON・OFF制御に関与せず、空調運転時にのみ関与することとなる。
また、蓄冷運転モード時にコンプレッサ1を運転状態に維持することにより、コンプレッサ1は、蓄冷用冷却コイル8に冷媒を供給する蓄冷運転時は常に運転状態となり、さらに、空調用エバポレータ4に冷媒を供給する空調運転時はデフロスト運転時を除いて運転状態となる。このため、蓄冷運転はコンプレッサ1の停止による影響を受けることなく実施され、しかも、デフロスト運転時においては、コンプレッサ1が停止した状態から短時間で冷媒蒸気圧力を上昇(回復)させることができる。
上述した本発明の運転制御では、フロストサーモ13が作動(ON)した場合、蓄冷運転時にコンプレッサ1がONとなるため、図2(d)に太い実線で示すように、冷媒蒸気圧力の回復はコンプレッサ1の運転時(t2)に傾斜が緩やかになるため、時間Δt1だけ長くなる。しかし、図2に破線で示す特許文献1の場合と比較すれば、デフロスト運転終了圧力に到達するまでに、時間Δt2(Δt1<Δt2)の短縮がなされる。
なお、図中に細い実線で示しているのは、フロストサーモ13が作動(ON)した場合にコンプレッサ1を完全に停止させた場合であり、最も短時間で冷媒蒸気圧力が回復している。
上述したフロストサーモ13の作動に応じたコンプレッサ1のON・OFF制御は、以下に説明する蓄冷継続手段を設けることにより実施可能となる。
図3に要部を示す回路図において、電源20に接続された制御装置14は、空調電磁弁7、蓄冷電磁弁11及びマグネットクラッチ21を操作するために3つのリレー操作スイッチ(以下、「スイッチ」と呼ぶ)R1,R2,R3を備えている。なお、図中の符号22は、吐出温度の異常を検出した場合にコンプレッサ1を停止させる目的で設けられ、通常は接続状態にある吐出温サーモスイッチである。
スイッチR1は、図示省略のエンジンにより駆動されるコンプレッサ1のON・OFF切換を行うものである。このスイッチR1は、空調運転の開始により動作してリレー接点S1をONの通電状態にする。この結果、マグネットクラッチ21が電源に接続されると、マグネットクラッチ21が繋がってエンジンからコンプレッサ1に駆動力が伝達されるため、コンプレッサ1はONとなる。また、このスイッチR1は、フロストサーモ13が作動した場合にコンプレッサ1を停止するように動作するので、すなわち、フロストサーモ13が作動するとリレー接点S1はOFFの状態となる。
スイッチR2は、制御装置14の制御により動作し、リレー接点S2をON・OFFして空調用電磁弁7の開閉操作を行うものである。このスイッチR2が動作してリレー接点S2をONの通電状態にすれば、電源20から通電を受ける空調電磁弁7が開となって空調運転モードとなる。
スイッチR3は、制御装置14の制御により動作し、蓄冷用電磁弁11の開閉操作を行うとともに、蓄冷電磁弁11が開の時にコンプレッサ1の運転状態を維持する蓄冷継続手段となる。このスイッチR3が動作すると、蓄冷電磁弁11の開閉操作を行うリレー接点S3aと、上述したリレー接点S1と並列に設けてマグネットクラッチ21に通電するリレー接点S3bとが同時にONの通電状態となる。このため、スイッチR3が動作してリレー接点S3aをONの通電状態にすれば、電源20から通電を受ける蓄冷電磁弁11は開となる。さらに、フロストサーモ13が動作してリレー接点S1がOFFの状態にあっても、マグネットクラッチ21は通電状態にあるリレー接点S3bを介して電源20に接続されるため、蓄冷運転中はコンプレッサ1の運転が継続される。
このように、リレー接点S3bをひとつ追加するだけの簡単な改良により、蓄冷運転時においては、フロストサーモ13が動作してもコンプレッサ1を停止することなく運転を継続させて蓄冷することができる。なお、図示は省略したが、冷媒回路専用に電動のコンデンサファンを備えている場合には、上述したマグネットスイッチ21と同様に蓄冷運転時にコンデンサファンの運転を継続するため、コンデンサファン駆動用の電動機を操作するリレー接点がもう一つ必要になる。
すなわち、蓄冷用冷却コイル8の入口側に設けられた蓄冷電磁弁(開閉手段)11が開の時、コンプレッサ1を運転状態に維持するためにリレー接点S3bを追加して設けたリレー回路が蓄冷継続手段として機能する。
上述したように、本発明の蓄冷装置付き空調装置は、蓄冷用冷却コイル8の入口側に設けた蓄冷電磁弁11を開とし空調用エバポレータ4の入口側に設けた空調電磁弁7を閉とする蓄冷運転モード時に、冷凍サイクルのコンプレッサ1を運転状態に維持する蓄冷継続手段としてリレー接点S3bを追加して設けたことにより、蓄冷運転時にはコンプレッサ1の停止による影響を受けることはなく、しかも、デフロスト運転から正常な空調運転に短時間で回復させることもできる。このため、蓄冷能力を維持するとともに、デフロスト運転時間を短縮して空調運転の実施時間を延長することができる。換言すれば、蓄冷運転時には十分な蓄冷能力を確保し、かつ、デフロスト運転を短時間で終了できるというように、蓄冷運転とデフロスト運転とを両立することができる。
しかも、リレー接点S3bを1個を追加するだけというように、プログラムの変更等を伴わない簡単な改造で達成できるため、既設の装置を容易に改造することも可能である。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明に係る蓄冷装置付き空調装置の一実施形態を示す冷媒回路の構成図である。 (a)運転モードの切換、(b)コンプレッサのON・OFF、(c)フロストサーモのON・OFF及び(d)冷媒蒸気圧力の上昇を横軸の時間とともに示した説明図である。 蓄冷継続手段の一例を示す要部の回路図である。
符号の説明
1 コンプレッサ
2 コンデンサ
4 空調用エバポレータ
5,9 膨張弁
7 空調電磁弁
8 蓄冷用冷却コイル
11 蓄冷電磁弁
13 フロストサーモ
14 制御装置
S1,S2,S3a,S3b リレー接点

Claims (2)

  1. 冷凍サイクル中に空調用エバポレータと蓄冷用冷却コイルとを並列に設け、前記空調用エバポレータ及び前記蓄冷用冷却コイルの入口側にそれぞれ設けた開閉手段を所定時間交互に開閉制御し、前記蓄冷用冷却コイルの入口側に設けた開閉手段を閉とし前記空調用エバポレータの入口側に設けた開閉手段を開とする空調運転モードと、前記蓄冷用冷却コイルの入口側に設けた開閉手段を開とし前記空調用エバポレータの入口側に設けた開閉手段を閉とする蓄冷運転モードとを前記所定時間毎に交互に切り換えて運転する蓄冷装置付き空調装置において、
    前記空調用エバポレータにフロスト検知手段を設け、該フロスト検知手段が所定値以下の低温を検出した場合、コンプレッサの運転を停止し、前記蓄冷運転モードの所定時間内は前記コンプレッサを運転して蓄冷運転を行うことを特徴とする蓄冷装置付き空調装置。
  2. 前記蓄冷運転モード時に前記コンプレッサの運転状態を維持する蓄冷継続手段を備え、該蓄冷継続手段が、前記蓄冷用冷却コイルの入口側に設けられた開閉手段が開の時に前記コンプレッサを運転状態に維持するリレー回路であることを特徴とする請求項1に記載の蓄冷装置付き空調装置。
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