JP5053916B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、集塵部の塵埃を検出する検出部を備えた電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機において、集塵部の塵埃を検出する発光部および受光部が設けられており、電気掃除機は、前記発光部および受光部の検出結果に基づいて、集塵部の塵埃が満量になったことを使用者に報知するゴミ捨て報知やゴミ満量警報等が行なわれていた。
従来の集塵部の塵埃の集塵量を検出する方法として、例えば、特許文献1には、検出部を用いて集塵部であるダストカップの塵埃を検出し、検出結果に基づいて使用者に報知動作を行なう技術が開示されている。
特開2002−143060号公報
ところで、検出部によって集塵部のゴミや埃等の塵埃を検出する場合、検出部からの出力値には、ノイズが含まれる場合がある。例えば、特許文献1のサイクロン式の電気掃除機の場合、ダストカップは、その内部に集塵された塵埃が見えるように、透明あるいは半透明といった光を透過する透過性のケースから形成されていた。
この場合、検出部からの出力値は、掃除機本体の外から入ってくる光(ノイズ)の影響を受けた出力値となる。そのため、塵埃が、掃除機本体の外からの光による影響を受けた検出部の出力値に応じて、集塵部の塵埃の集塵量が判断されるので、正確な判断をすることができない可能性があった。
本発明は、上記に鑑み、掃除機本体の外からの光が集塵部内に到達可能に設けられていても、掃除機本体の外からの光の影響を受けにくい、より正確に塵埃を検出できる電気掃除機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、外から光が入ってくる集塵部の塵埃を検出するための発光部および受光部が設けられ、前記発光部をONしたときの前記受光部の第1出力値と、前記発光部をOFFしたときの前記受光部の第2出力値とから、前記集塵部の塵埃の集塵量を算出する制御部を備えたことを特徴とする。
集塵部は、使用者から集塵された塵埃が見えるように、透明あるいは半透明といった光を透過するケースから形成される。発光部と受光部は、前記ケースの透光部を挟んでその両側に、互いに対向するように配置される。
受光部は、集塵部の透光部を通って入ってくる光を含んだ受光量を検出し、その受光量に応じた出力値を出力する。制御部は、受光部からの出力値から集塵部に集塵された塵埃の集塵量を算出する。そのため、制御部は、外からの光の影響を受けた出力値に基づいて集塵部の塵埃の集塵量を算出してしまう。
そこで、受光部は、発光部をONしたときの受光部の第1出力値と、発光部をOFFしたときの受光部の第2出力値を制御部に出力する。制御部は、第1出力値と第2出力値の差(以下、算出値とする)から集塵部に集塵された塵埃の集塵量を算出する。
受光部は、発光部をOFFしたときに外からの光の影響を検出する。これにより、受光部は、外からの光の影響が変化しても、再検出することですぐに対応することができ、塵埃の集塵量の誤算出を防止できる。制御部は、外からの光の変化に対応した値を常に得られるので、正確な塵埃の集塵量を算出できる。
制御部は、第1出力値と第2出力値との差、すなわち、算出値が所定値より小さくなったとき、集塵量が満量になったことを報知する。
制御部は、周囲の状況に応じて、発光部あるいは受光部のいずれか一方、あるいは、両方の感度を調整する。すなわち、制御部は、算出値が許容範囲内の時は現状の感度を保持し、前記算出値が許容範囲外の時は感度を調整する。具体的には、発光部の出力を調整するために、算出値と比較する第1基準値と第2基準値とを有する。制御部は、算出値が前記第1基準値より小のときは前記発光部の出力を増加させ、前記算出値が前記第2基準値より大のときは前記発光部の出力を減少させる。
算出値が、塵埃を検出できないときの制限値より小のとき、制御部は、異常であることを報知する。使用者は、異常が集塵部の満量によるものか、発光部および受光部のいずれか一方あるいは両方の故障によるものかを判断することができる。集塵部が満量でない場合、発光部および受光部のいずれか一方、あるいは、両方の故障であると判断することができ、正常に塵埃を検出できないことが分かり、電気掃除機の使用をやめるといった対処を行なうことができる。
算出値が、塵埃を検出できないときの制限値より小のとき、制御部は、規制動作をする。規制動作とは、電気掃除機に対する動作、あるいは、電気掃除機への動作を規制する。例えば、制御部は、電気掃除機の集塵動作を禁止する。
本発明によれば、掃除機本体の外から集塵部内に到達する光が、受光部に作用しても、集塵部に集塵された塵埃の検出の精度を低下しにくくすることができる。
本発明の電気掃除機は、図1に示すように、掃除機本体1と、接続ホース2と、吸込口体3とを備えている。掃除機本体1には、吸気を発生する電動送風機4と、塵埃を集塵するサイクロン集塵部5とが設けられている。なお、掃除機本体1の構成については後述する。
接続ホース2は、吸込口体3から吸引された空気を掃除機本体1に供給するための供給路を構成するホースである。接続ホース2の一端には、掃除機本体1の係止部10(図2参照)によって係止される被係止部が形成されている。接続ホース2の他端は、吸込口体3との接続部となっている。接続ホース2の中腹には、電気掃除機自体の駆動のON/OFFを操作する手元スイッチ部6を備える。
手元スイッチ部6は、使用者が操作を入力する操作部である。手元スイッチ部6には、運転スイッチ(強、中、弱等)、停止スイッチといった操作を入力するための各種スイッチを有する。
吸込口体3は、接続ホース2と連結され、電動送風機4の駆動により発生する吸引力で、吸込口体3の空気吸込口(図示せず)からゴミや埃等の塵埃を掃除機本体1のサイクロン集塵部5に吸引できるようになっている。
掃除機本体1は、図2に示すように、電動送風機4と、サイクロン集塵部5と、フィルタ7と、発光部8と、受光部9と、接続ホース2が着脱可能に取り付けられる係止部10とを備える。
電動送風機4は、吸込口体3、接続ホース2、および、サイクロン集塵部5を介して空気を吸引するものである。
サイクロン集塵部5は、電動送風機4によって吸引された空気を掃除機本体1の内部に導き、前記空気を旋回させて空気に含まれる集塵を分離させて、塵埃を集積するものである。サイクロン集塵部5は、サイクロン集塵室5aと、ダストカップ5bと、排気筒5cと、空気排出口5dとを有している。
サイクロン集塵室5aは、接続ホース2から供給される空気を高速旋回させ、前記空気に含まれる塵埃を遠心分離するためのダストカップ5bの内部空間である。高速旋回により空気から分離された塵埃は、ダストカップ5bに集塵される。
ダストカップ5bは、内部に集塵された塵埃が見えるように透明または半透明といった透過性のあるケースで形成される。ダストカップ5bの側壁の一部は、掃除機本体1から外部に露出される。なお、ダストカップ5bは、集塵部の一例である。
ダストカップ5bは、掃除機本体1に対して、例えば、ポップアップ動作により、上下方向に着脱可能に設けられている。ダストカップ5bの上面には、開閉可能な蓋が供えられる。この構成により、使用者は、ダストカップ5bをポップアップ動作により掃除機本体1から取り外し、蓋を開けることで、集塵された塵埃を捨てることができる。ダストカップ5bを取り付ける場合は、取り外し動作の反対の手順で行なう。
ダストカップ5bの内部上方には、排気筒5cが着脱可能に取り付けられている。排気筒5cは、塵埃が分離された後の空気をサイクロン集塵室5aから外部に排出するための筒である。排気筒5cの周面には、複数の開口部が形成されている。複数の開口部は、空気に含まれる細かい塵埃を除去するためのメッシュ状のフィルタにて被覆されている。
空気排出口5dは、ダストカップ5bの側壁の上部に形成される。空気排出口5dは、排気筒5cから排出される空気をサイクロン集塵部5の外部に排出する。空気排出口5dには、フィルタ7が取り付けられる。空気排出口5dから排出された空気中の塵埃が、フィルタ7により捕集される。
サイクロン集塵室5aの側壁には、接続ホース2から供給される空気をサイクロン集塵室5aの内部に導入するための空気導入口5eが開口されている。空気導入口5eは、ダストカップ5bの側壁に円状に開口された接続口である。空気導入口5eの周端には、接続用パッキン(図示せず)が供えられる。空気導入口5eは、接続用パッキンを介し、係止部10の他端の接続部と密接に連結される。
本実施形態の電気掃除機の制御回路は、制御部11と、手元スイッチ部6と、発光部8と、受光部9と、駆動回路部12と、電源部13と、表示部14と、ブザー部15とを備えている。
制御部11は、CPU、ROM、RAM等によって構成された回路である。制御部11は、掃除機本体1に内装されており、手元スイッチ部6と、発光部8と、受光部9と、駆動回路部12と、電源部13と、表示部14と、ブザー部15へ指示を送るとともに、それぞれからの信号を受けて機器全体の動作を制御する。
手元スイッチ部6は、図示しない各種スイッチへの入力に応じて、制御部11へと信号を送る。駆動回路部12は、掃除機本体1に内装されており、制御部11からの指示に基づいて電動送風機4を駆動させるとともに、電動送風機4に流れる電流値を検出し、その電流値を制御部11に出力する。電源部13は、機器全体に電源を供給するものであって、掃除機本体1に内装されている。
表示部14は、画像を表示する液晶パネルと、前記液晶パネルを駆動制御する液晶ドライバとを備える。表示部14は、制御部11からの指示に基づいて、動作状況を表示する。表示部14は、掃除機本体1の上面に配置される。
ブザー部15は、音声を出力するスピーカと、前記スピーカを駆動制御する音声ドライバとを備える。ブザー部15は、制御部11からの指示に基づいて、動作状況を音声によって出力する。
次に、本発明の電気掃除機の動作について説明する。先ず、使用者が、手元スイッチ部6の運転スイッチをON操作すると、制御部11の指示に基づいて電動送風機4が駆動され、吸込口体3の空気吸込口より空気の吸引を開始する。吸引された空気は、接続ホース2、サイクロン集塵部5の空気導入口5eを介して、サイクロン集塵室5aに送られる。
サイクロン集塵室5aでは、送られてきた空気を高速旋回させ、空気中に含まれる塵埃と空気とを遠心分離する。分離された塵埃は、ダストカップ5bに集積される。
一方、塵埃が除去された空気は、排気筒5c、空気排出口5d、フィルタ7、および、電動送風機4を介して掃除機本体1に設けられた排出口(図示せず)より、機外に排出される。すなわち、接続ホース2を介して掃除機本体1に吸引された空気は、掃除機本体1内を図2中の矢印で示す経路をたどる。
ダストカップ5bに集積された塵埃を捨てる場合、先ず、サイクロン集塵部5を掃除機本体1からポップアップさせる。そして、サイクロン集塵部5からダストカップ5bを分離させることで、ダストカップ5bの中身の塵埃を捨てることができる。
本発明の電気掃除機は、ダストカップ5bの塵埃の集塵量が満量になったことを使用者に報知するゴミ満量報知機能を備える。具体的には、掃除機本体1は、図2または図3に示すように、ダストカップ5bに、集塵された塵埃を検出するために、赤外発光LED等を用いて光を出力する発光部8と、その光を受光する受光部9とが設けられている。
発光部8と受光部9は、図4に示すように、お互いが対向するように、ダストカップ5bの周囲の掃除機本体1の内壁面に配置される。発光部8は、制御部11の指示に応じて光を出力し、受光部9は、受信した光量に応じた出力値を制御部11に出力する。なお、発光部8および受光部9は、ダストカップ5bの中心線上に配置しなくてもよい。
ところで、ダストカップ5bは、内部の塵埃が使用者から見えるように透光部を有するケース、例えば、プラスチックといった透明な素材で形成されている。受光部9は、ダストカップ5bを通って入ってくる外からの光(ノイズ)も受信してしまう。出力値は、ダストカップ5bを通って入ってくる外からの光の影響を受けた値となる。制御部11は、外からの光の分がプラスされた出力値からダストカップ5bの塵埃の集塵量を判断するため、正確な判断をすることができない。
そこで、制御部11は、ダストカップ5bを通って入ってくる外からの光の影響を排除するために、発光部8をONしたときの受光部9の第1出力値L1と、発光部8をOFFしたときの受光部9の第2出力値L2とから集塵量を判断する判断機能を備える。
具体的には、制御部11は、図5に示すように、ダストカップ5bの塵埃を検出するように発光部8を間欠的に制御する。すなわち、制御部11は、パルス駆動により発光部8のON/OFFを繰り返し制御する。そして、制御部11は、発光部8のON/OFFのタイミングに同期して受光した受光量に応じた出力値を受光部9から受信する。なお、受光部9は、発光部8がONのときに塵埃を検出したときの受光量の出力値を出力し、発光部8がOFFのときに外からの光の影響を検出したときの出力値を出力する。
制御部11は、掃除機の運転中、あるいは、掃除機の運転停止後のフィルタ清掃中に、発光部8をパルス駆動する。発光部8は、ON時に発光し、OFF時に光を消す。受光部9は、パルス駆動される発光部8のON/OFF動作と同期して、ON時およびOFF時それぞれの受光量に応じた出力値L1,L2を制御部11に出力する。
受光部8は、図5に示すように、発光部8がOFF時において、外からの光の受光量に応じた出力値を出力する。受光部9は、ダストカップ5bを通って入ってくる光に反応して、前記光の受光量に応じた第2出力値L2を出力している。したがって、第2出力値L2は、外からの光の受光量に基づく出力値となる。
なお、外からの光の受光量は、電気掃除機の周囲環境や時間帯によって変化する。すなわち、電気掃除機の周囲が明るい場合は、第2出力値L2が大きくなる。電気掃除機の周囲が暗い場合は、第2出力値L2が小さくなる。
受光部9は、図5に示すように、発光部8がON時の受光量に応じた第1出力値L1を出力する。この第1出力値L1は、発光部8からの受光量と外からの光の受光量の和での受光量に基づく出力値となる。なお、第1出力値L1は、ダストカップ5b内の塵埃の集塵量が増加すると、光の通過を妨げられ低下する。
制御部11は、第1出力値L1と第2出力値L2とから算出値L7を算出する。
L7=L1−L2 ・・・(1)
制御部11は、(1)式に基づいて算出した算出値L7が、あらかじめ設定された所定値L3より大か否かを比較し、ダストカップ5b内の塵埃の集塵量が満量か否かを判断する。ここで、所定値L3とは、ダストカップ5a内の塵埃の集塵量が最大時、すなわち、満量時と判断される出力値である。
次に、図6を用いて本発明の電気掃除機のゴミ満量報知動作を説明する。先ず、使用者が手元スイッチ部6の運転スイッチをON操作すると、制御部11にその信号が入力される(S01)。制御部11は、その信号に応じて電動送風機4を駆動させる(S02)。同時に、制御部11は、発光部8をONして(S03)、第1出力値L1を取得する(S04)。次に、制御部11は、発光部8をOFFして(S05)、第2出力値L2を取得する(S06)。
制御部11は、(1)式を用いて算出値L7を算出する。制御部11は、算出値L7が所定値L3より大か否かを比較する(S08)。算出値L7が所定値L3より大であれば、制御部11は、まだ満量になっていないと判断して、手元スイッチ部6の運転スイッチをOFF操作されるまで、S03〜S07の工程を繰り返す。
算出値L7が所定値L3より小であれば、制御部11は、塵埃が満量であると判断してブザー部15をONする。そして、制御部11は、表示部14に塵埃が満量である旨の表示をして電動送風機4をOFFする。
使用者が、ダストカップ5bの塵埃を捨て、再度、掃除機本体1に装着すると、制御部11は、手元スイッチ部6の運転スイッチからON操作がされるまで、待機状態となる。
なお、塵埃の検出は、電気掃除機が運転中に実施したり、あるいは、運転中以外に実施したりと、その動作は自由に設定できる。また、電気掃除機の運転が停止されたときに塵埃を検知することも可能である。塵埃の検出は、電気掃除機に電源が供給されているタイミングであれば、その実施をすることができる。
これにより、制御部11は、掃除機本体1の外から入ってくる光による影響を排除した算出値L7に基づいて正確な集塵量を検出するので、周囲の明るさ環境によらず、ダストカップ5b内の塵埃の検出の精度を低下しにくくすることができる。
ところで、発光部8の発光量や受光部9の受光感度には、機器毎にバラツキが存在する。そのため、電気掃除機を駆動させた際、誤検出や検出不良等の不具合が発生する可能性がある。また、長期の使用によるダストカップ5b、発光部8あるいは受光部9の汚れ等によって感度が低下し、不具合が発生する可能性がある。
そこで、制御部11は、機器毎のバラツキや、長期使用によるダストカップ5bの傷付きや汚れ等による光の透過不良や、発光部8または受光部9の機能低下に対して、発光部8の機能を補正する補正モードを有する。
具体的には、制御部11は、発光部8の発光量を制御する。すなわち、制御部11は、発光部8の駆動電流値を大きくして発光部8を明るく発光させたり、駆動電流値を小さくして発光部8を暗く発光させたりして、受光部9の受光量を補正する。
発光部8は、図7に示すように、3個の駆動部T1,T2,T3と、LED8gとから構成される。第1駆動部T1はトランジスタ8aと抵抗8dを、第2駆動部T2はトランジスタ8bと抵抗8eを、第3駆動部T3はトランジスタ8cと抵抗8fを備える。
トランジスタ8a,8b,8cおよび抵抗8d,8e,8fは、LED8gの駆動電流を制御する。抵抗8d,8e,8fは、それぞれが異なる抵抗値R1,R2,R3とされる。各抵抗値R1,R2,R3は、R1<R2<R3の関係となる。
発光部8は、正常時、第2駆動部T2によってLED8gが発光するように駆動する。すなわち、第2駆動部T2の駆動電流値が基準の駆動電流値である。第1駆動部T1は、駆動部T2より駆動電流値が大きい。LED8gの出力は、第2駆動部T2のときと比べて明るくなる。第3駆動部T3は、第2駆動部T2より駆動電流値が小さい。LED8gの出力は、第2駆動部T2のときと比べて暗くなる。
制御部11は、駆動部T1,T2,T3を選択することで、発光部8の発光量を制御する。具体的には、制御部11は、算出値L7があらかじめ設定した許容範囲内にあるか否かを確認し、許容範囲外のときは発光部8の発光量を調整する。
制御部11は、算出値L7が許容範囲外のときは、LED8gの出力を増加させる。あるいは、LED8gの出力を減少させる。具体的には、制御部11は、任意に設定された第1基準値L4と第2基準値L5とを設定しておく。算出値L7が第1基準値L4より小さいとき、制御部11は、第1駆動部T1を選択し、LED8gの出力を増加させる。算出値L7が第2基準値L5より大きいとき、制御部11は、第3駆動部T3を選択し、LED8gの出力を減少させる。
制御部11は、算出値L7が塵埃を検出できないときの制限値L6を設定しておく。そして、算出値L7が制限値L6よりも小さいとき、制御部11は、集塵部の満量による異常、あるいは、発光部および受光部のいずれか一方あるいは両方の故障による異常であると判断し、その旨を報知する。
感度の検出は、ダストカップ5bに塵埃がないときに行なうのが望ましい。制御部11は、塵埃の影響を受けない検出部からの出力が得られる。これにより、正確な感度の補正を行なうことができる。
次に、図8を用いて、本発明の電気掃除機の補正モード機能の動作を説明する。先ず、使用者が手元スイッチ部6の運転スイッチにある補正モードスイッチがON操作すると(S21)、制御部11は、補正モードを実行する。補正モードが実行されると、制御部11は、第2駆動部T2で発光部8を駆動させる(S22)。同時に、制御部11は、発光部8をONして(S23)、出力値L2を取得する(S24)。次に、発光部8をOFFして(S25)、出力値L1を取得する(S26)。
制御部11は、(1)式を用いて算出値L7を算出する。制御部11は、算出値L7が第1基準値L4より小さいか否かを比較する(S27)。算出値L7が第1基準値L4より小であれば、制御部11は、発光部8および受光部9の感度が低いと判断し、LED8gの駆動電流を大きくするために第1駆動部T1で駆動させる(S28)。
制御部11は、第1駆動部T1で発光部8を駆動させる。同時に、制御部11は、発光部8をONして、出力値L2を取得する。次に、発光部8をOFFして、出力値L1を取得する。制御部11は、(1)式を用いて算出値L7を算出する。制御部11は、算出値L7が制限値L6より小さいか否かを比較する(S31)。算出値L7が制限値L6より大であれば、制御部11は、LED8gを第1駆動部T1で駆動することを記憶し、通常の集塵動作を開始する。
算出値L7が制限値L6より小であれば、制御部11は、集塵部の満量による異常、あるいは、発光部および受光部のいずれか一方あるいは両方の故障による異常であると判断してブザー部15をONし、表示部14に異常である旨の表示をして(S32)、電源をOFFする。
S27において、算出値L7が第1基準値L4より大の場合、制御部11は、算出値L7が第2基準値L5より大きいか否かを比較する(S29)。算出値L7が第2基準値L5より大であれば、制御部11は、検出部の感度が高いと判断し、LED8gの駆動電流を小さくするために第3駆動部T3で駆動させる(S30)。そして、制御部11は、LED8gを第3駆動部T3で駆動することを記憶し、通常の集塵動作を開始する。
算出値L7が第2基準値L5より小であれば、制御部11は、LED8gを通常の第2駆動部T2で駆動することを記憶し、通常の集塵動作を開始する。
これにより、制御部11は、掃除機本体1の外から入ってくる光による影響を排除した算出値L7に基づいて正確な集塵量を検出することができる。発光部8は、電気掃除機の周囲の明るさに応じて駆動電流値を変更するので、電気掃除機の周囲の明るさによる影響を受けることなく正常な検出動作ができる。
つまり、制御部11は、第1出力値L1と第2出力値L2との差、すなわち、算出値L7が第1基準値L4よりも小さいと発光部8の発光量を上げるので、発光部8の発光量不足や長期の使用に伴うダストカップ5bや検出部の傷つきや汚れ等による発光部8または受光部9の光到達阻害といった異常発生時にも、塵埃の検出精度の信頼性を維持することができる。
制御部11は、算出値L7が第2基準値L5より大となると発光部8の発光量を下げるので、発光部8の発光量の過剰に伴う過剰なエネルギー消費や、発光部8の早期劣化を防止することができる。
発光部8の発光量を上げた状態にて、算出値L7が制限値L6よりも小さいとき、使用者は、発生した異状が集塵部の満量が原因であると判断できる。満量が異常の原因でない場合、発光部および受光部のいずれか一方あるいは両方の初期不良か長期使用に伴う劣化であることが原因であると判断できる。初期不良が異常の原因でない場合、長期使用に伴う劣化であることが原因であると判別できる。この様に、順々に原因を追究することができるので、それぞれに適した対応を早期に行なうことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、本実施形態では、掃除機本体に集塵室を設けたが、接続ホースや吸込口体としてもよい。すなわち、接続ホースや吸込口体に集塵室を設けてもよい。
本実施形態では、サイクロン掃除機で説明したが、サイクロン気流を発生させない集塵部を有する掃除機であってもよい。本実施形態は、いわゆるキャニスター型と呼ばれるタイプであるが、アップライト型やスティック型と呼ばれるタイプにも適用可能である。
本実施形態では、塵埃の検出感度を調整する方法として、発光部の出力を増減させているが、特にこの限りではなく、受光部の受光量に対する出力値を増減させても良い。具体的には、算出値が許容範囲より小のときは、受光量に対する閾値を増加させる。前記算出値が許容範囲より大のときは、受光量に対する閾値を減少させる。すなわち、受光量に対する閾値を増減させることで、受光量に対する出力値を制御する。
本実施形態に係る電気掃除機を示す斜視図 電気掃除機の断面図 制御回路のブロック図 ダストカップの断面図 受光部からの出力値の一例を示す図 集塵動作のフローチャート 検出部のブロック図 補正モード動作のフローチャート
符号の説明
1 掃除機本体
4 電動送風機
5 サイクロン集塵部
8 発光部
9 受光部
10 係止部
11 制御部
12 駆動回路部
L1 第1出力値
L2 第2出力値
L3 所定値
L4 第1基準値
L5 第2基準値
L6 制限値
L7 算出値

Claims (7)

  1. 外から光が入ってくる集塵部の塵埃を検出するための発光部および受光部が設けられ、
    前記発光部をONしたときの前記受光部の第1出力値と、前記発光部をOFFしたときの前記受光部の第2出力値とから、前記集塵部の塵埃の集塵量を算出する制御部を備えたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 制御部は、第1出力値と第2出力値との差から集塵量を算出することを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 制御部は、第1出力値と第2出力値との差が所定値より小さくなったとき、集塵量が満量になったことを報知することを特徴とする請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 制御部は、周囲の状況に応じて、発光部の出力を調整することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電気掃除機。
  5. 制御部は、算出値が許容範囲内の時は現状の発光部の出力を保持し、前記算出値が許容範囲外の時は前記発光部の出力を調整することを特徴とする請求項4に記載の電気掃除機。
  6. 発光部の出力を調整するために、算出値と比較する第1基準値と第2基準値とを有し、
    制御部は、算出値が前記第1基準値より小のときは前記発光部の出力を増加させ、前記算出値が前記第2基準値より大のときは前記発光部の出力を減少させることを特徴とする請求項5に記載の電気掃除機。
  7. 算出値が、塵埃を検出できないときの制限値より小のとき、制御部は、発光部および受光部のいずれか一方、あるいは、両方の異常であることを報知することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の電気掃除機。
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