JP5051411B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路に関し、特に磁性素子を含有する磁気半導体集積回路に関する。
磁気トンネル接合(MTJ:magnetic tunnel junction)を記憶素子とする磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)は、不揮発記録、高速動作、および書き換え耐性に優れ、従来型の揮発メモリを代替して、またロジック混載用途でも使用可能であるとして期待が高い。
図1は、磁気ランダム・アクセス・メモリ(MRAM:Magnetic random Access Memory)に用いられる一般的なMTJ素子の構造を示している。図1を参照して、MTJ素子の下部層111は、導体101と下部磁性層を備えている。下部磁性層は、反強磁性層102、第1強磁性層103、結合層104、第2強磁性層105を備えている。MTJの下部磁性層は、導体101およびスルーホール106を介して基板に形成された回路に接続されている。反強磁性層102は、一般的に厚さ10〜20nm程度のIrMn層、PtMn層などが用いられる。結合層104には、例えば厚さ1nm程度のRu層が用いられ、第1強磁性層103と第2強磁性層105には、厚さ3nm程度のCoFe層、CoFeB層などが一般的に用いられる。結合層104は、交換相互作用により第1強磁性層103と第2強磁性層105の磁化を互いに逆方向に結合する。第1強磁性層103と第2強磁性層105、および結合層104は、合わせて固定層(ピンド層)と呼ばれる。固定層の磁化方向は、反強磁性層102により固定され、通常動作において、MTJ素子に印加される磁場では、固定層の磁化方向は変化しない。
MTJ素子は、上部磁性層108を備えている。上部磁性層108には、例えば2〜5nmの厚さのNiFe層、CoFe層、CoFeB層などが用いられる。図1に示される素子は、この後の工程で、層間絶縁膜で覆われ、上部磁性層108上にコンタクトが形成され、上部配線が形成される。MTJ素子の場合、上部配線を流れる電流により外部磁場が生成される。外部磁場が無い場合には、上部磁性層108の磁化方向が、第2強磁性層105の磁化方向と、平行あるいは反平行のうちのいずれかの向きを取ることができるように、上部磁性層108の形状異方性、結晶異方性等が調整されている。上部磁性層108の磁化方向は、記録されるべきデータの"1"または"0"に応じて変化させることが可能である。そのため、上部磁性層108は自由層または記録層とも呼ばれている。このように、第2強磁性層105の磁化方向を基準として、上部磁性層108の相対的な磁化の向きにより、情報は記録され、保持される。
第2強磁性層105と上部磁性層108の間には、薄いトンネルバリヤ層107が形成され、トンネル接合を形成している。上部電極108の相対的な磁化の向きにより、記録された情報は、上部電極108、トンネルバリヤ層107、第2強磁性層105と、素子の垂直方向の抵抗値の変化に基づいて読み出すことが可能である。第2強磁性層105と上部電極108の磁化が反平行の時には、抵抗値は大きく、第2強磁性層105と上部電極108の磁化が平行の時には抵抗値は小さい。したがって、情報を記録している上部電極108の相対的な磁化の向きは、抵抗値を調べることで判定することが可能であり、それぞれの抵抗値が、データの"1"または"0"に対応付けられる。上部電極108の面積および幅は、それぞれ、MTJ素子の抵抗、反転磁場に影響し、MTJ素子の読み出し特性、書き込み特性を決める重要なパラメータである。
図1は、下部電極111を例えば酸化シリコンのハードマスクを用いて、加工した後の断面構造を示している。下部電極111中の反強磁性層102の材料としてIr、Ptなどの貴金属が用いられることが多い。周知のようにIr、Ptなどの貴金属は、ハロゲン化物の蒸気圧が低く、加工の際に完全に揮発させることが困難である。
MTJ素子のトンネルバリヤ層107は、1nm程度と非常に薄い。上部電極108がパターニングされる際には、加工終了の制御を正確に行う必要がある。仮に、上部電極108が形成される際に第2強磁性層105まで深く加工されてしまうと、第2強磁性層の加工時の再付着物が下部電極111の側面とトンネルバリヤ層107の側面に付着し、上部電極108と第2強磁性層105を短絡してしまう。結果として、MTJ素子としての機能が失われる。
また、トンネルバリヤ層107の側面での上部電極108と第2強磁性層105の短絡を防ぐために、上部電極108は、平面形状において、一般的に下部電極111より小さく形成されれば、下部電極111の加工時に上部磁性層108の側部は露出せず、再付着物によるトンネル素子内での短絡を防ぐことができる。しかしながら、上部磁性層108の側部が露出していないとしても、再付着物110により、下部磁性層111と上部配線とが短絡を起こしてしまうことがある。結果として、MTJ素子としての機能が失われる。
また、データの書き込み動作において、上部配線を流れる電流により上部磁性層108に発生される磁界の強度は、上部配線と上部磁性層108の距離に依存する。すなわち、データ書き込み時の低消費電力化のためには、層間絶縁膜を薄くして、上部配線をなるべく上部磁性層108に近づける必要がある。しかしながら、金属の再付着物110が下部電極111の側面に堆積している状況では、再付着物110が短絡経路となり、層間絶縁膜の薄層化は困難である。
上述のように、上下に磁性層を有する素子を用いる半導体集積回路、特にMTJなどのトンネル接合素子を有する半導体集積回路の製造歩留まりを確保するためには、上部磁性層108よりも大きい平面形状を持つように下部磁性層111を設計することが必要である。また、このような素子を用いてメモリを構成する場合、メモリセルを2次元アレイ状に配置する際には、使用される露光装置の解像度に応じた間隔で、下部磁性層111を平面的に配置することが必要である。図2は、従来技術を用いて2個の素子が配置されたときの状態を示す平面図である。図2に示されるように、半導体集積回路上で、素子密度を決定付けるのは下部磁性層111のパターン密度となっている。使用される露光装置のアライメント精度により、下部磁性層111に対する上部磁性層108の大きさが決定され、また、露光装置のパターン解像度により下部磁性層111間の距離が決められる。
磁性層加工時のパタン変換差を無視すると、下部磁性層111の大きさは、
(下部磁性層の大きさ)=(上部磁性層の大きさ)+2×(アライメント精度) (1)
で決定され、また、アレイ配置時における下部磁性層のピッチは、
(下部磁性層ピッチ)
=(下部磁性層の大きさ)+(露光装置解像度)
=(上部磁性層の大きさ)+2×(アライメント精度)+(露光装置解像度)(2)
で決定される。
上記説明と関連して、半導体装置の製造方法が特開平9−270497号公報に開示されている。この従来例によれば、誘電体膜が、半導体基板上に形成されたキャパシタの下部磁性層となる第1導電体膜上に形成され、第2導電体膜が誘電体膜上に形成される。第2導電体膜は前記キャパシタの上部磁性層形状に加工される。上部磁性層形状に加工された第2導電体膜をマスクにして誘電体膜がエッチングされる。第1絶縁膜は、誘電体膜及び第2導電体膜の側面を覆うように形成される。
また、容量の製造方法が特開2001−36024号公報に開示されている。この従来例では、下部磁性層、誘電体層、上部磁性層が基板上に順次形成される。上部磁性層上にエッチングマスクが形成される。エッチングマスクをマスクとして用いて第1エッチングにより誘電体層が所定の厚さまでエッチングされる。エッチングされた層の側面に選択的に絶縁層が形成される。エッチングマスクおよび絶縁膜をマスクとして用いて下部磁性層まで第2エッチングが行われる。
また、磁気トンネル接合素子が特開2003−174215号公報に開示されている。この従来例では、基板を覆う絶縁膜の上に、下から順に第1導電材層、反強磁性層、第1強磁性層、トンネルバリア層、第2強磁性層及び第2導電材層が形成される。その後、第1強磁性層(又は反強磁性層)から第2導電材層までの積層に選択エッチングが実行され、分離溝を形成し、溝38で分離された磁気トンネル接合部を得る。第1の導電材層及び反強磁性層の積層(又は第1導電材層の単層)に絶縁膜からなるハードマスクを選択マスクとする選択エッチング処理を施して分離溝を形成し、磁気トンネル接合部に対応したTMR素子を得る。各TMR素子において、トンネルバリア層の端部を絶縁材で覆うことにより、電気的な短絡やリーク等を防止している。
特開平9−270497号公報 特開2001−36024号公報 特開2003−174215号公報
本発明の課題は、再付着物の堆積が抑制され、短絡不良が防止できる半導体集積回路を提供することである。
本発明の他の課題は、素子歩留まりを確保しつつ、露光装置のアライメント精度とパターン解像度を超えた素子密度を有する半導体集積回路を提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と発明を実施するための最良の形態の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の観点では、半導体集積回路は、基板(301)の直接的あるいは間接的に上部に形成された、2端子素子の下部層(306)と、前記下部層(306)より小さい平面形状を有するように前記下部層(306)の上部に形成された前記2端子素子の上部層(308)と、前記下部層(306)と前記上部層(308)との間に形成された前記2端子素子の中間層(307)と、前記上部層(308)を覆うように形成され、上端部に傾斜部を有する絶縁層(309,310,311)とを備えている。前記絶縁層(309,310,311)の平面形状と前記下部層(306)と前記中間層(307)の平面形状は同一である。
また、前記絶縁層(309,310,311)は、前記中間層(307)を介して前記上部層(308)を覆う第1絶縁膜(309)と、前記上部層(308)の少なくとも一部に対応する前記第1絶縁膜(309)の上に形成された第2絶縁膜(310)と、前記第1絶縁膜(309)上で前記第2絶縁膜(310)の周囲に形成され、前記上端部に傾斜部を有する第3絶縁膜(311)とを具備してもよい。前記第3絶縁層の前記傾斜部の傾斜角は、前記基板法線に関する角度が20度から70度の範囲にあることが好ましい。
また、前記絶縁層(309,310)は、前記中間層(307)を介して前記上部層(308)を覆う第1絶縁膜(309)と、前記上部層(308)の少なくとも一部に対応する前記第1絶縁膜(309)の上に形成され、前記上端部に傾斜部を有する第2絶縁膜(310)とを具備してもよい。前記第2絶縁層の前記傾斜部の傾斜角は、前記基板法線に関する角度が20度から70度の範囲にあることが好ましい。
以上の半導体集積回路において、前記下部層(306)は、Pt、Ir、Ru、Rh、Pd、Mnの群から選択される1つ以上の元素を含む金属層を含んでもよい。それらは一般的に難エッチング性を有し、エッチング時に再付着しやすいが、本発明により再付着を軽減し、短絡不良を防止することができる。
前記下部層(306)、前記中間層(307)、前記上部層(308)は、TMR素子を構成し、前記中間層(307)はトンネルバリア層でありってもよい。前記下部層(306)は、Ni、Fe、Coの群から選択される1つ以上の元素を含む金属層を用いた多層膜であってもよい。また、前記上部層(308)は、Ni,Fe、Coの群から選択される1つ以上の元素を含む金属層が含まれてもよい。前記トンネルバリア層は、AlまたはMgのうちから選択されたものの酸化物層または窒化物層である。
本発明の他の観点では、半導体集積回路の製造方法は、基板(301)の直接的あるいは間接的に上部に2端子素子の下部層(306)を形成し、前記下部層(306)の上に前記2端子素子の中間層(307)を形成し、前記中間層(307)上に前記2端子素子の上部層(308)を形成し、前記上部層を所望の形状にパターニングし、前記上部層(308)を覆うように、また上端部に傾斜部を有するように絶縁層(309,310,311)を形成し、前記絶縁層(309,310,311)の平面形状と前記下部層(306)と前記中間層(307)の平面形状が同一となるように、前記絶縁層をマスクとして前記中間層(307)と前記下部層(306)をパターニングすることにより達成される。
ここで、前記絶縁層(309,310,311)を形成するステップは、前記上部層(308)を覆うように前記中間層(307)上に第1絶縁膜(309)を形成し、前記上部層(308)の少なくとも一部に対応するように前記第1絶縁膜(309)の上に第2絶縁膜(310)を形成し、前記第1絶縁膜(309)と前記第2絶縁膜(310)の上に第3絶縁膜(311)を堆積し、前記第3絶縁膜をエッチバックして、前記第1絶縁膜(309)上に前記第2絶縁膜(310)の周囲に絶縁傾斜部(311)を形成することにより達成されてもよい。このとき、前記絶縁傾斜部(311)の傾斜角は、前記基板法線に関する角度が20度から70度の範囲にあることが好ましい。
前記下部層(306)、前記中間層(307)、前記上部層(308)は、TMR素子を構成し、前記中間層(307)はトンネルバリア層であってもよい。
このとき、前記下部層は多層膜であり、前記下部層(306)を形成するステップは、Pt、Ir、Ru、Rh、Pd、Mnの群から選択される1つ以上の元素を含む層を形成するステップをそなえていてもよい。また、前記下部層(306)を形成するステップは、Ni、Fe、Coの群から選択される1つ以上の元素を含む金属層を形成するステップを備えていてもよい。
また、前記上部層(308)を形成するステップは、Ni、Fe、Coの群から選択される1つ以上の元素を含む金属層を形成するステップを備えていてもよい。
前記トンネルバリアは、AlまたはMgのうちから選択されたものの酸化物層または窒化物層であることが好ましい。
本発明によれば、加工時の再付着物の堆積を抑制し、層間絶縁膜の信頼性を確保しつつ、層間絶縁膜の薄層化を行うことを目的とする。本発明をMRAMに適用した場合には、層間絶縁膜の薄層化により電流磁界効率が向上し、消費電力の小さいMRAMを提供できる。また、本発明によれば、既存の製造設備での高密度化が可能であるので、より低コストな半導体集積回路の提供が可能となる。
以下に、本発明の半導体集積回路、特に磁気半導体集積回路について添付図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図3は、本発明の第1実施形態による磁気半導体集積回路の断面構造を示している。トランジスタ、多数の配線などを備える回路(図示せず)が半導体基板301に形成されている。そのような基板301上に、第1配線層302(302−1、302−2)が形成されている。配線層302は絶縁層303で埋め込まれている。絶縁層303の上には、素子305が配置されている。素子305が例えば2端子磁気トンネル接合(MTJ:magnetic tunnel junction)素子の場合、素子305は、下部磁性層306、上部磁性層308、及びそれらの間に配置された中間層としての薄い絶縁層307を備えている。下部磁性層306と上部磁性層308は、それぞれ、磁性元素を含む多層膜である。例えば上記のような構成の素子305の下部磁性層306は、コンタクト304を介して第1配線層302と接続されている。さらに、第1配線層302は、基板上の適当な位置において、基板301に形成されたトランジスタ、多数の配線などからなる回路と接続されている。
具体的には、MTJ素子の下部磁性層306は、下層から、50nm厚のTa層、20nm厚のPtMn層、3nm厚のCoFe層、1nm厚のRu層、3nm厚のCoFe層の多層膜として形成されている。強磁性体としてはCoFeの代わりにCoFeBなど、Fe、Co、Niなどから選択される1種類以上の元素を含む磁性金属、磁性合金を用いることも可能である。また、反強磁性体としては、PtMnの代わりに、IrMn、FeMnなどの他の反強磁性体を用いることも可能である。MTJ素子における上部磁性層308は、具体的には、下層から、5nm厚のNiFe層、5nm厚のTa層、50nm厚のTiN層などの多層膜として形成される。磁性体としてNiFeの代わりにCoFe、CoFeBなど、Fe、Co、Niなどから選択される1種類以上の元素を含む磁性金属、磁性合金を用いることも可能である。また、上部磁性層308は、複数の磁性層を有する多層膜であっても、本発明において本質的な差異は生じない。また、Ta層は、磁性金属の酸化防止、拡散防止のための層であり、目的に合致するならば、他の材料への置き換えは可能である。TiN層は、上部磁性層308を加工形成する際の加工マスクとコンタクト313を加工形成する際のエッチングストッパ層の役割を担っており、目的に合致するならば、他の材料への置き換えは可能である。
図3に示される断面図では、素子305は、さらに、上表面を覆う薄い保護絶縁層309を有している。この保護絶縁層309は、製造工程においてプラズマダメージ、化学的ダメージから素子305を保護するためのもので、例えば30nm厚のSiN層などが用いられる。下部磁性層306の平面の内側の領域で保護絶縁層309上に絶縁層310が形成されている。さらに、同じく保護絶縁層309上で、この絶縁層310の平面上の周囲を取り囲むように絶縁層311が形成されている。絶縁層311の上端部は、緩やかな曲部を有している。絶縁層310と絶縁層311は、下部磁性層306を加工する際の加工マスクとして用いられる。すなわち、絶縁層310と絶縁層311を足し合わせた平面形状が、下部磁性層306に対応する平面形状となっている。
図3に示されるように、素子305は、さらに例えばSiOからなる絶縁層312で埋め込まれている。絶縁層312上には配線314が形成されている。保護層309、絶縁層310、絶縁層312を貫通して上部磁性層308と配線314を接続するように、コンタクト313が形成されている。
本発明の第1実施形態による磁気半導体集積回路のMTJ素子では、従来例と同様に、下部磁性層306は、難エッチング材料であるPtを含んでいる。したがって、従来例と同様に、再付着物315が、下部磁性層306の周囲に堆積している。しかしながら、本発明における、下部磁性層306の加工のためのマスクの周辺にあたる絶縁層311の上端部には、緩やかな曲部が形成されているので、この部分には、再付着物315は成長しない。したがって、従来例より再付着物の高さが低く、絶縁層312の厚さを薄くしても、下部磁性層306と配線314の絶縁性は充分に保たれ、素子歩留まりは低下しない。
図4は、SiOのエッチング速度の、基板法線に対するArイオンの入射角依存性を示している。物理的なエッチングが主体である場合には、図4に示されるように、平坦面や垂直面よりも傾斜面でのエッチング速度が増大している。この傾斜角は、好ましくは、20度から70度の範囲であり、より好ましくは20度から50度の範囲である。本発明の第1実施形態における下部磁性層306は、難エッチング材料であるPtを含んでいるので、加工の際には、物理的なエッチングが支配的となる。したがって、マスクの周辺部に緩やかな曲部が傾斜面として形成され、あるいは、特定の傾斜角を持つ傾斜面が形成されると、その部分でのエッチング速度が増大し、再付着物315の成長は阻害され、下部磁性層306と配線314の間の短絡を防ぐことができる。ここで重要なのは、下部磁性層306の加工のためのマスクの周辺部に平坦面や垂直面でない、曲面部が存在していることである。その点では、絶縁層311の上端部が特定の角度を持つ傾斜面を有していても効果は同様である。これは、下部磁性層306の加のための工マスクの端部に、平面でも垂直でもない特定の角度を設け、相対的なイオンの入射角を変化させることで、パターン端部の加工速度を増大させ、再付着物の成長を阻害するという原理に基づいている。
次に、図5の平面図を用いて本発明の効果を説明する。一般的なフォトリソグラフィーとドライエッチング技術による半導体集積回路の製造工程では、通常、フォトリソグラフィーの解像度に比べて、エッチングの最小加工寸法の方が小さい。ここで、
2×LSW = (リソグラフィー解像度)−(最小加工寸法) (3)
と定義する。本発明の半導体集積回路のように、素子中で下部磁性層306、上部磁性層308の2つの磁性層を用い、上部磁性層308に対して下部磁性層306を平面サイズで大きく作る場合には、使用される露光装置のアライメント精度に応じて決定されるオーバーラップ量を用いて上部磁性層308に対する下部磁性層306の大きさが設計される。これは、従来技術と同様である。しかし、ここでは、式(1)のLSWを用いてオーバーラップ量を、
(オーバーラップ量)= (アライメント精度)−LSW (4)
と決定する。したがって、下部磁性層の大きさは、
(下部磁性層の設計サイズ)=(上部磁性層の大きさ)+2×(オーバーラップ量)
=(上部磁性層の大きさ)+2×(アライメント精度)
−2×LSW (5)
と決定される。フォトマスク上では、下部磁性層306は式(5)の大きさで設計され、光学的な制約を受けるのは、式(5)のサイズの下部磁性層306のマスクパターンである。したって、メモリセルのアレイの配置時における下部磁性層306のピッチは、
(下部磁性層ピッチ)=(下部磁性層の設計サイズ)+(露光装置解像度)
=(上部磁性層の大きさ)+2×(アライメント精度)
−2×LSW+(露光装置解像度) (6)
で決定される。式(2)の従来例の下部磁性層ピッチと比較して、2×LSWだけ小さくすることができることが分かる。また、このLSWの大きさは、図3に示される本発明の断面図において、絶縁層311の大きさに他ならない。
以上のように、本発明によれば、加工時の再付着物の堆積を抑制し、層間絶縁膜の信頼性の低下を防止し、層間絶縁膜を薄層化することができる。同時に、素子密度を向上させることが可能である。
また、下部磁性層306を加工する際には、マスクの端部に、基板表面に平行でも垂直でもない、角度を有する傾斜面が設けられ、相対的なイオンの入射角が変更される。こうして、パターン端部の加工速度を増大させ、再付着物315の成長を阻害することが重要であることは、前述の通りである。その点においては、絶縁層311を用いずに、絶縁層310の周辺部に、緩やかな曲部、あるいは、特定の角度を持つ傾斜面が形成され、その絶縁層310をマスクとして用いて下部磁性層306を加工しても同様の効果が達成される。この方法は、製造工程数をより少なくすることが可能であるが、前述したLSWを活用する素子の高密度化は不可能である。したがって、下部磁性層306のピッチは、従来例と同様に式(2)で規定され、リソグラフィーの解像度とアライメント精度がそのまま反映される。
次に、本発明の第1実施形態によるMTJ素子を用いる磁気半導体集積回路の製造方法を、図6Aから6Hを参照して説明する。図6Aから6Hの各図はMTJ素子の断面図と平面図を示している。平面図には2つのメモリセルが示されている。
まず、図6Aに示されるように、トランジスタ、多数の配線などからなる回路が形成された基板301上に、配線層302(302−1,302−2)が形成され、配線層302は絶縁層303で埋め込まれている。配線層302の上には、絶縁層303を貫通するように、コンタクト304が形成されている。このコンタクトに接触するように、絶縁層303上には、下部磁性層306とトンネルバリヤ膜307が順番に成膜されている。下部磁性層膜306は、下層から、50nm厚のTa層、20nm厚のPtMn層、3nm厚のCoFe層、1nm厚のRu層、3nm厚のCoFe層のような多層膜として形成される。強磁性体としてはCoFeの代わりに、CoFeBなど、Fe、Co、Niなどから選択される1種類以上の元素を含む磁性金属、磁性合金を用いることも可能である。また、反強磁性体としては、PtMnの代わりに、IrMn、FeMnなどの他の反強磁性体を用いることも可能である。トンネルバリヤ膜307は、厚さが0.5nmから3nm程度の膜厚を有し、Al、Mg、SiHf、Ta,Ca、Zrなどの酸化物、窒化物、酸窒化物、フッ化物の膜、あるいはそれらの複合膜などで形成されている。さらに、上部磁性層308が形成される。上部磁性層308は、下層から、5nm厚のNiFe層、5nm厚のTa層、50nm厚のTiN層などの多層膜として形成される。磁性体としてNiFeの代わりに、CoFe、CoFeBなど、Fe、Co、Niなどから選択される1種類以上の元素を含む磁性金属、磁性合金を用いることも可能である。また、Ta層は、磁性金属の酸化防止、拡散防止のための層であり、目的に合致するならば、他の材料への置き換えは可能である。TiN層は、上部磁性層308を加工する際のマスクとコンタクト313を形成する際のエッチング停止層の役割を担っている。目的に合致するならば、他の材料への置き換えが可能である。図6Aでは、上部磁性層膜308はすでに、MTJ素子の上部磁性層の形状にパターニングされている。
次に、図6Bに示されるように、ウェハ全面を覆うように、薄い保護絶縁層309および絶縁層310が成膜される。この保護絶縁層309は、製造工程におけるプラズマダメージ、化学的ダメージから素子を保護するためのもので、例えば30nm厚の窒化シリコン層などが用いられる。絶縁層310は、下部磁性層膜306および、トンネルバリヤ膜307を所望の素子形状に加工する際の、加工マスクとして用いられる層であり、例えば、100nm厚の酸化シリコン層などが用いられる。
図6Cに示されるように、下部磁性層膜306とトンネルバリヤ膜307を所望の素子形状に加工するために、一般的なフォトリソグラフィー工程による、レジストパターン316形成の様子を示している。図6Cに示されるように、形成されたレジストパターン316は、リソグラフィーの解像度の間隔で配置され、大きさは、式(5)で規定されている。また、レジストパターン316は、上部磁性層膜308に対してアライメントされているが、図6Cでは、露光装置のアライメント精度に依存する合わせずれが生じている状態を示している。
次に、図6Dに示されるように、絶縁層310は、レジストパターン316の形状に加工される。加工には、F系のガスを用いた反応性イオンエッチング法を用いるのが一般的である。薄い保護絶縁層309は、この加工でのエッチングストッパとして利用される。この加工の後、レジストパターン316は、例えば、酸素プラズマを用いて、除去される。このとき、保護絶縁層309は、酸素プラズマのダメージから素子を保護する役目を担っている。
次に、図6Eに示されるように、全面に絶縁層311として、例えばCVD法で、窒化シリコンが成膜される。絶縁層311は、引き続き、例えばF系のガスを用いた反応性イオンエッチング法で全面エッチバックされる。
その結果、絶縁層311は、図6Fに示されるように、絶縁層310の平面の周囲のみに残される。このとき、絶縁層310の周囲のみに残される絶縁層311の大きさLSWは、式(3)で決められる。したがって、式(3)で決められたLSWになるように、絶縁層311の成膜厚さ、エッチバック加工条件などのプロセス条件は予め決められている。窒化シリコン311の大きさLSWを得るためには、絶縁層310の厚さ調整などが必要な場合もある。図6Fにおいて、第2絶縁層310とその周囲に形成された絶縁層311は、次工程での下部磁性層306を加工する際の加工マスクとして使用される。式(3)で決められたLSW、および式(5)で決められた下部磁性層の設計サイズを用いて、適切なパターン設計をすることで、上部磁性層308と、下部磁性層306のアライメントずれは、実効的に解消されている。また、この絶縁層311のように、エッチバック法で形成されたサイドウォールでは、一般的に上端部にゆるやかな曲率もつ。
次に、図6Gに示されるように、絶縁層310とその周囲に形成された絶縁層311を加工マスクとして用い、例えばArミリング法で保護絶縁層309と下部磁性層306が加工される。この加工で素子は分離され、図6Gでは2つのMTJ素子305が形成される。下部磁性層306は、Pt、Ru、あるいはIrなどの難エッチング材料を含むので、素子305の周囲には、加工時の再付着物315が形成されている。しかしながら、絶縁層311の部分では、上端部にゆるやかな曲率を持つため、再付着物が成長しにくい。このメカニズムは前述したとおりである。
次に、図6Hに示されるように、素子305はさらに例えば酸化シリコンからなる絶縁層312で埋め込まれ、上部磁性層308上には、保護層309、絶縁層310、絶縁層312を貫通するようにコンタクト313が形成される。こうして、配線314と上部磁性層308は、コンタクト313を介して接続される。
本発明の製造方法によれば、下部磁性層306の加工マスクの周辺にあたる絶縁層311の上端部には、緩やかな曲部を有している。このため、この部分には、再付着物315は成長しない。したがって、従来例における再付着物よりも高さが低く、絶縁層312の厚さを薄くしたとしても、下部磁性層306と配線314の絶縁性は充分に保たれ、素子歩留まりは劣化しない。また、絶縁層311の大きさLSWを利用して、下部磁性層の設計寸法316はあらかじめ小さく設計することが可能となり、従来例と比較して、素子ピッチを2×LSW分小さくすることが可能となる。
また、下部磁性層306と配線314の絶縁性のみに注目した場合、絶縁層311の形成は必ずしも必須ではない。絶縁性の向上のメカニズムは第1実施形態で述べた通りである。この場合には、絶縁層311を形成する代わりに、絶縁層310の周囲領域の上面に傾斜あるいは、曲面を設ける工程を用いることになる。このときでも、下部磁性層306と配線314の絶縁信頼性は確保される。
図1は、MRAMに用いられる従来のMTJ素子の構造を示す断面図である。 図2は、従来技術を用いて、2個の素子が配置されたときの状態を示す平面図である。 図3は、本発明の第1実施形態による磁気半導体集積回路の断面構造を示す断面図である。 図4は、SiOのエッチング速度の、基板法線に対するArイオンの入射角依存性を示すグラフである。 図5は、本発明の効果を示すMTJ素子の平面図である。 図6Aは、本発明の第1実施形態による、MTJ素子を用いる磁気半導体集積回路の製造方法を示す断面図と平面図である。 図6Bは、本発明の第1実施形態による、MTJ素子を用いる磁気半導体集積回路の製造方法を示す断面図と平面図である。 図6Cは、本発明の第1実施形態による、MTJ素子を用いる磁気半導体集積回路の製造方法を示す断面図と平面図である。 図6Dは、本発明の第1実施形態による、MTJ素子を用いる磁気半導体集積回路の製造方法を示す断面図と平面図である。 図6Eは、本発明の第1実施形態による、MTJ素子を用いる磁気半導体集積回路の製造方法を示す断面図と平面図である。 図6Fは、本発明の第1実施形態による、MTJ素子を用いる磁気半導体集積回路の製造方法を示す断面図と平面図である。 図6Gは、本発明の第1実施形態による、MTJ素子を用いる磁気半導体集積回路の製造方法を示す断面図と平面図である。 図6Hは、本発明の第1実施形態による、MTJ素子を用いる磁気半導体集積回路の製造方法を示す断面図と平面図である。
符号の説明
101,301:基板
102:反強磁性層
103,105:強磁性層
104:結合層
106:コンタクト
107:トンネルバリア層
108:磁性層
109:絶縁層
302、314:配線
303:絶縁層
304,313:コンタクト
305:素子(MTJ素子)
306:下部磁性層
307:絶縁層
308:上部磁性層
309:保護絶縁膜
310,311:絶縁膜
312:層間絶縁膜

Claims (7)

  1. 基板の直接的あるいは間接的に上部に形成された、MTJ素子の下部層と、
    前記下部層より小さい平面形状を有するように前記下部層の上部に形成された前記MTJ素子の上部層と、
    前記下部層と前記上部層との間に形成された前記MTJ素子の中間層と、
    前記上部層を覆うように形成され、上端部に傾斜部を有する絶縁層と
    を備え、
    前記絶縁層の平面形状と前記下部層と前記中間層の平面形状は同一であり、
    前記絶縁層は、前記中間層上で前記上部層を覆う第1絶縁膜と、前記上部層の少なくとも一部に対応する前記第1絶縁膜の上に形成され、前記上端部に傾斜部を有する第2絶縁膜とを備える
    半導体集積回路。
  2. 請求項1に記載の半導体集積回路において、
    前記第2絶縁膜は、
    前記上部層の少なくとも一部に対応する前記第1絶縁膜の上に形成された第3絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜上で前記第3絶縁膜の周囲に形成され、前記上端部に傾斜部を有する第4絶縁膜と
    を具備する
    半導体集積回路。
  3. 請求項2に記載の半導体集積回路において、
    前記第4絶縁膜の前記傾斜部の傾斜角は、前記基板法線に関する角度が20度から70度の範囲にある
    半導体集積回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体集積回路において、
    前記下部層は、Pt、Ir、Ru、Rh、Pd、Mnの群から選択される1つ以上の元素を含む金属層を具備する
    半導体集積回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体集積回路において
    記中間層はトンネルバリア層であり、
    前記下部層は、Ni、Fe、Coの群から選択される1つ以上の元素を含む金属層を用いた多層膜である
    半導体集積回路。
  6. 請求項5に記載の半導体集積回路において、
    前記上部層は、Ni,Fe、Coの群から選択される1つ以上の元素を含む金属層が含まれる
    半導体集積回路。
  7. 請求項5又は6に記載の半導体集積回路において、
    前記トンネルバリア層は、AlまたはMgのうちから選択されたものの酸化物層または窒化物層である
    半導体集積回路。
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