JP5051040B2 - ディファレンシャル装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ディファレンシャル装置に関し、さらに詳しくは、部品点数を低減しつつデフ・ケースを小型化できるディファレンシャル装置に関する。
一般的なディファレンシャル装置は、リング・ギアと、このリング・ギアに連結されてリング・ギアと共に回転するデフ・ケースと、このデフ・ケース内に収容されてデフ・ケースと共に回転するピニオン・ギアと、このピニオン・ギアに噛み合うサイド・ギアとを備えている。ここで、ディファレンシャル装置では、リング・ギアとデフ・ケースとの連結構造として種々の構成が採用されている。例えば、従来のディファレンシャル装置には、特許文献1に記載される技術が知られている。
特開2000−304122号公報
この発明は、部品点数を低減しつつデフ・ケースを小型化できるディファレンシャル装置を提供することを目的とする。
の発明にかかるディファレンシャル装置は、リング・ギアと、前記リング・ギアに連結されて前記リング・ギアと共に回転するデフ・ケースと、前記デフ・ケース内に収容されて前記デフ・ケースと共に回転するピニオン・ギアと、前記ピニオン・ギアに噛み合うサイド・ギアとを備えるディファレンシャル装置であって、前記リング・ギアと前記デフ・ケースとが前記リング・ギアの径方向にてスプライン結合により連結され、前記リング・ギアと前記デフ・ケースとの連結状態にて前記リング・ギアを軸方向から挟み込んで保持する一対の保持部が設けられ、前記デフ・ケースと前記ピニオン・ギアとが前記デフ・ケースに挿入されたピニオン・シャフトを介して連結され、前記デフ・ケースがピン用挿入孔を有すると共に前記ピニオン・シャフトと前記デフ・ケースとが前記ピン用挿入孔に挿入された固定ピンにより固定され、前記リング・ギアが前記ピン用挿入孔の入口側開口部を塞いで配置され、且つ、前記リング・ギアが肉抜き部を有し、前記肉抜き部と前記ピン用挿入孔とが前記リング・ギアの径方向にて相互に異なる位置に配置されることを特徴とする。
また、この発明にかかるディファレンシャル装置は、リング・ギアと、前記リング・ギアに連結されて前記リング・ギアと共に回転するデフ・ケースと、前記デフ・ケース内に収容されて前記デフ・ケースと共に回転するピニオン・ギアと、前記ピニオン・ギアに噛み合うサイド・ギアとを備えるディファレンシャル装置であって、前記リング・ギアと前記デフ・ケースとが前記リング・ギアの径方向にてスプライン結合により連結され、前記リング・ギアと前記デフ・ケースとの連結状態にて前記リング・ギアを軸方向から挟み込んで保持する一対の保持部が設けられ、前記デフ・ケースと前記ピニオン・ギアとが前記デフ・ケースに挿入されたピニオン・シャフトを介して連結され、前記デフ・ケースがピン用挿入孔を有すると共に前記ピニオン・シャフトと前記デフ・ケースとが前記ピン用挿入孔に挿入された固定ピンにより固定され、前記リング・ギアが、前記ピン用挿入孔の開口部との間に所定間隔の隙間を開けつつ前記ピン用挿入孔の入口側開口部を塞いで配置され、前記固定ピンが前記ピン用挿入孔の入口側開口部に対して隙間嵌めにて配置され、且つ、前記デフ・ケースと前記ピニオン・シャフトとが隙間を有することを特徴とする。
また、この発明にかかるディファレンシャル装置は、リング・ギアと、前記リング・ギアに連結されて前記リング・ギアと共に回転するデフ・ケースと、前記デフ・ケース内に収容されて前記デフ・ケースと共に回転するピニオン・ギアと、前記ピニオン・ギアに噛み合うサイド・ギアとを備えるディファレンシャル装置であって、前記リング・ギアと前記デフ・ケースとが前記リング・ギアの径方向にてスプライン結合により連結され、前記リング・ギアと前記デフ・ケースとの連結状態にて前記リング・ギアを軸方向から挟み込んで保持する一対の保持部が設けられ、一方の前記保持部が前記デフ・ケースを回転可能に支持するベアリングから成り、前記ベアリングが前記リング・ギアのスプライン結合部を介して前記デフ・ケースの端部を回転可能に支持し、前記デフ・ケースと前記ピニオン・ギアとが前記デフ・ケースに挿入されたピニオン・シャフトを介して連結され、前記デフ・ケースがピン用挿入孔を有すると共に前記ピニオン・シャフトと前記デフ・ケースとが前記ピン用挿入孔に挿入された固定ピンにより固定され、前記リング・ギアと前記デフ・ケースとのスプライン結合部がスプラインの欠歯部を一部に有し、前記リング・ギアが、前記ピン用挿入孔の開口部との間に所定間隔の隙間を開けつつ前記ピン用挿入孔の入口側開口部を塞いで配置され、前記リング・ギアと前記デフ・ケースとが前記スプライン結合部の欠歯部から前記ピン用挿入孔の入口側開口部まで延在する隙間を有し、前記固定ピンが前記ピン用挿入孔の入口側開口部に対して隙間嵌めにて配置され、且つ、前記デフ・ケースと前記ピニオン・シャフトとが隙間を有することを特徴とする。
この発明にかかるディファレンシャル装置では、リング・ギアがデフ・ケースに対してボルト結合されて保持される構成と比較して、リング・ギアをデフ・ケースに固定するためのセット・ボルトが不要となる。これにより、部品点数が低減される利点があり、また、セット・ボルトのトルク管理が不要となる利点がある。また、セット・ボルトを取り付けるためのフランジ部(デフ・ケース・フランジ)が不要となるので、デフ・ケースを小型化できる利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施例に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1は、この発明の実施例にかかるディファレンシャル装置を示す断面図である。図2は、図1に記載したディファレンシャル装置のリング・ギアの取付構造を示す説明図である。図3は、図1に記載したディファレンシャル装置のリング・ギアを示す平面図である。図4は、図1に記載したディファレンシャル装置のピニオン・ギアの固定構造を示す説明図である。図5〜図7は、図1に記載したディファレンシャル装置の変形例を示す説明図である。
[ディファレンシャル装置]
このディファレンシャル装置1は、例えば、自動車などの車両に適用され、エンジンにて発生した動力をドライブ・シャフトに伝達する機能を有する(図1参照)。ディファレンシャル装置1は、デフ・ケース2と、リング・ギア3と、ピニオン・ギア4およびサイド・ギア5と、ピニオン・シャフト6と、これらを収容するハウジング7とを含んで構成される。
デフ・ケース2は、ハウジング7内にて一対のテーパ・ベアリング71、72により両端部を支持され、ドライブ・シャフト13を軸として回転可能に配置される。リング・ギア3は、デフ・ケース2に組み付けられて連結され、デフ・ケース2と共にドライブ・シャフト13を軸として回転可能に配置される。また、リング・ギア3は、エンジン(図示省略)側のドライブ・ピニオン11と噛み合う。このリング・ギア3とデフ・ケース2との連結構造については、後述する。
ピニオン・ギア4およびサイド・ギア5は、デフ・ケース2内に収容され、相互に噛み合わされて配置される。ピニオン・シャフト6は、デフ・ケース2に差し込まれてデフ・ケース2とピニオン・ギア4とを連結する。これにより、デフ・ケース2とピニオン・ギア4とが一体となって回転する。また、ピニオン・シャフト6は、デフ・ケース2に対して固定ピン8により固定される。このピニオン・シャフト6の固定構造については、後述する。サイド・ギア5は、ドライブ・シャフト13に嵌め込まれて固定される。
このディファレンシャル装置1では、まず、エンジンにて発生した動力がカウンタ・ドリブン・ギア10を介してドライブ・ピニオン11に伝達される。次に、この動力がドライブ・ピニオン11からリング・ギア3に伝達され、リング・ギア3とデフ・ケース2とがドライブ・シャフト13を軸として一体となって回転する。すると、デフ・ケース2と共にピニオン・ギア4が回転し、このピニオン・ギア4の回転がサイド・ギア5を介してドライブ・シャフト13に伝達される。これにより、エンジンからの動力がドライブ・シャフト13に伝達されてドライブ・シャフト13が回転する。
[リング・ギアとデフ・ケースとの連結構造]
ここで、このディファレンシャル装置1では、デフ・ケース2とリング・ギア3とがリング・ギア3の径方向にてスプライン結合により連結される(図1および図2参照)。例えば、この実施例では、デフ・ケース2が円筒形状を有しており、その径方向外側の周面にスプライン結合部21を有している。また、リング・ギア3が円環形状を有しており、その外周にギア部32を有すると共にその内周にスプライン結合部31を有している(図3参照)。そして、デフ・ケース2の端部がリング・ギア3に挿入されて、デフ・ケース2とリング・ギア3とが連結される。このとき、デフ・ケース2のスプライン結合部21とリング・ギア3のスプライン結合部31とが噛み合う。
また、リング・ギア3とデフ・ケース2との連結状態にて、リング・ギア3をリング・ギア3の軸方向から挟み込んで保持する一対の保持部(スライド防止部)71、22が設けられている(図1および図2参照)。例えば、この実施例では、一方の保持部71がハウジング7内にてデフ・ケース2の端部を支持するテーパ・ベアリングにより構成されている。また、他方の保持部22がデフ・ケース2の一部の外径を拡幅して成る段差部により構成されている。そして、リング・ギア3とデフ・ケース2との連結状態にて、リング・ギア3がデフ・ケース2の段差部22とテーパ・ベアリング71とに軸方向から挟み込まれて保持されている。
このディファレンシャル装置1の組立工程では、まず、デフ・ケース2の端部がリング・ギア3に軸方向から挿入されて、デフ・ケース2のスプライン結合部21とリング・ギア3のスプライン結合部31とが連結される(図2参照)。これにより、リング・ギア3とデフ・ケース2とが径方向にてスプライン結合される。また、このとき、デフ・ケース2の段差部(保持部)22がリング・ギア3の一方の側面に当接してリング・ギア3を保持する。次に、デフ・ケース2の端部がハウジング7のテーパ・ベアリング71により支持される。このとき、テーパ・ベアリング71がリング・ギア3の他方の側面に当接してリング・ギア3を保持する。したがって、リング・ギア3がテーパ・ベアリング71とデフ・ケース2の段差部22との間に軸方向から挟み込まれて保持される。これにより、リング・ギアが軸方向にスライドしてデフ・ケースから抜け落ちる事態が防止されている。
また、テーパ・ベアリング71がハウジング7のインナーレースに一体化されている。これにより、テーパ・ベアリング71の圧入工程が省略され、サブアッシー化のための部品点数が減少し、また、組み付けラインが短縮される利点がある(図2参照)。
[効果]
以上説明したように、このディファレンシャル装置1では、リング・ギア3がデフ・ケース2に対して径方向にてスプライン結合され、軸方向にて一対の保持部22、71により挟み込まれて保持される(図1および図2参照)。かかる構成では、リング・ギアがデフ・ケースに対してボルト結合されて保持される構成(図示省略)と比較して、リング・ギアをデフ・ケースに固定するためのセット・ボルトが不要となる。これにより、部品点数が低減される利点があり、また、セット・ボルトのトルク管理が不要となる利点がある。また、セット・ボルトを取り付けるためのフランジ部(デフ・ケース・フランジ)が不要となるので、デフ・ケース2が小型化される。すると、カウンタ・ドリブン・ギア10を支持するためのベアリングの設置スペースが増加する。これにより、例えば、ボール・ベアリングのような大型のベアリングを採用できる利点がある。
また、このディファレンシャル装置1では、一方の保持部71がデフ・ケース2を回転可能に支持するテーパ・ベアリング71により構成される(図1および図2参照)。すなわち、一方の保持部71がテーパ・ベアリング71であり、このテーパ・ベアリング71によりリング・ギア3の一方の側面が保持される。かかる構成では、既存の部品(テーパ・ベアリング71)により保持部71が構成されるので、新規の部品が設けられる構成と比較して、装置の部品点数が低減される利点がある。また、デフ・ケース2をハウジング7に組み付ける工程とリング・ギア3の組み付け工程とを一部同時に行い得るので、装置の組立工程が簡素化される利点がある。
また、上記の構成では、他方の保持部22がデフ・ケース2に形成された段差部により構成される(図1および図2参照)。すなわち、リング・ギア3がデフ・ケース2の段差部22とテーパ・ベアリング71とにより軸方向から挟み込まれて保持される。かかる構成では、他方の保持部22をデフ・ケース2に一体形成できるので、例えば、デフ・ケースに調整カラーリングが取り付けられ、この調整カラーリングに対してリング・ギアがボルト結合される構成(図示省略)と比較して、装置の部品点数が低減される利点がある。
なお、この実施例では、他方の保持部22となる段差部が、ピニオン・ギア4およびサイド・ギア5を収容するために拡幅されたデフ・ケース2の基本的な形状部分により構成されている。したがって、デフ・ケース2に新たな段差部を設けることなく、他方の保持部22が構成されている。
[リング・ギアのリブおよび肉抜き部]
なお、このディファレンシャル装置1では、リング・ギア3がそのギア部32を補強するためのリブ33を有することが好ましい(図1〜図3参照)。かかる構成では、リブ33によりギア部32が補強されるので、動力伝達時にてギア部32に押圧力が作用したときに、リング・ギア3の湾曲が抑制される。これにより、リング・ギア3とカウンタ・ドリブン・ギア10との噛み合い点のミスアライメントに起因する歯元応力が低減される利点がある。また、かかる構成では、リング・ギア3のリブ33がハウジング7内の潤滑油を掻き上げるので、装置の潤滑性が向上する利点がある。この点は、特に、エンジンの低速運転時や冷間始動時にて有益である。
例えば、この実施例では、リング・ギア3が円環構造を有しており、その外周にギア部32を有している(図1〜図3参照)。また、リング・ギア3が3本のリブ33を有し、これらのリブ33が120度の間隔を空けつつリング・ギア3の径方向に延在してしている。そして、これらのリブ33によってギア部32が補強されている。なお、例えば、リング・ギアがデフ・ケースに対してボルト結合されて保持される構成では、セット・ボルトの設置スペースや取付工具用のスペースが必要となるため、上記のようなリブ33をリング・ギア3に設けることが難しい。
また、このディファレンシャル装置1では、リング・ギア3が肉抜き部34を有することが好ましい(図1〜図3参照)。かかる構成では、リング・ギアの剛性が低減されるので、装置の稼働時における騒音が低減される利点がある。特に、この肉抜き部34と上記のリブ33との双方をリング・ギア3が有する構成では、リング・ギア3の剛性が肉抜き部34により低減され且つリブ33により必要十分に確保される利点がある。
[ピニオン・シャフトの固定構造]
また、このディファレンシャル装置1では、デフ・ケース2とピニオン・ギア4とがデフ・ケース2に挿入されたピニオン・シャフト6を介して連結される(図1および図2参照)。例えば、この実施例では、デフ・ケース2がピニオン・シャフト6を挿入するためのシャフト用挿入孔23を有している。このシャフト用挿入孔23は、デフ・ケース2およびピニオン・ギア4を径方向に貫通している。そして、このシャフト用挿入孔23にピニオン・シャフト6が挿入されることにより、デフ・ケース2とピニオン・ギア4とが連結されている。
また、ピニオン・シャフト6は、デフ・ケース2に対して固定ピン8を介して固定される。例えば、この実施例では、デフ・ケース2が固定ピン8を挿入するためのピン用挿入孔24を有している(図2および図3参照)。このピン用挿入孔24は、デフ・ケース2の段差部22を軸方向に貫通している。そして、このピン用挿入孔24に固定ピン8が挿入されることにより、デフ・ケース2とピニオン・シャフト6とが固定されている。
ここで、上記の構成では、リング・ギア3がデフ・ケース2のピン用挿入孔24の入口側開口部241を塞いで配置されることが好ましい(図2参照)。かかる構成では、リング・ギア3が固定ピン8の抜け止め部材として機能するので、装置の信頼性が向上する利点がある。また、例えば、デフ・ケースをかしめて固定ピンの抜け止めを施す構成と比較して、デフ・ケースのかしめ工程を省略できる利点がある。
例えば、この実施例では、ピン用挿入孔24がデフ・ケース2の段差部22を軸方向に貫通している(図2参照)。また、ピン用挿入孔24のリング・ギア3側の開口部241の径d1が他方の開口部242の径d2よりも広く設定(d1>d2)されている(図4参照)。また、固定ピン8がピン用挿入孔24に対してリング・ギア3側の開口部241から挿入されて固定されている。このとき、固定ピン8とピン用挿入孔24とは、リング・ギア3側の開口部241にて隙間嵌めとなり、他方の開口部242にて締まり嵌めとなっている。また、リング・ギア3の組み付け状態にて、リング・ギア3がデフ・ケース2の段差部22に当接しつつピン用挿入孔24の入口側開口部241を塞いで配置されている(図2参照)。これにより、固定ピン8がピン用挿入孔24から抜け落ちないように、リング・ギア3とピン用挿入孔24との位置関係が設定されている。
なお、リング・ギア3は、ピン用挿入孔24の入口側開口部241を密閉する必要はなく、ピン用挿入孔24から固定ピン8が抜けない程度にピン用挿入孔24の入口側開口部241を塞いでいれば良い。したがって、リング・ギア3とピン用挿入孔24の入口側開口部241との間に隙間があっても良い。
また、上記の構成では、リング・ギア3が肉抜き部34を有するときに、この肉抜き部34とデフ・ケース2のピン用挿入孔24とがリング・ギア3の径方向にて相互に異なる位置に配置されることが好ましい(図3参照)。すなわち、リング・ギアの組み付け状態にて肉抜き部とピン用挿入孔とが同位置にあると、リング・ギアによってピン用挿入孔が塞がれないのでピン用挿入孔から固定ピンが抜け落ちるおそれがある。したがって、かかる構成とすれば、リング・ギア3の組み付け工程にて、肉抜き部34とデフ・ケース2のピン用挿入孔24との位置合わせが不要となる。これにより、リング・ギア3の組み付け工程が容易化される利点がある。
例えば、この実施例では、リング・ギア3がデフ・ケース2に組み付けられたときに、デフ・ケース2のピン用挿入孔24がリング・ギア3の肉抜き部34よりも径方向内側に位置するように配置されている。したがって、ピン用挿入孔24の位置を気にすることなくリング・ギア3をデフ・ケース2に組み付け可能となっている。
[デフ・ケース内への潤滑油経路]
また、このディファレンシャル装置1では、リング・ギア3とデフ・ケース2のピン用挿入孔24の開口部(入口側開口部241)とが所定間隔の隙間g1を開けて配置されることが好ましい(図2参照)。かかる構成では、リング・ギア3が回転して潤滑油を掻き上げたときに、この潤滑油がリング・ギア3を伝ってピン用挿入孔24の入口側開口部241に供給される。すると、この潤滑油がピン用挿入孔24を通りピニオン・シャフト6を伝ってデフ・ケース2内に供給される。これにより、デフ・ケース2の外部から内部への潤滑油流路R1が形成されるので、デフ・ケース2内の潤滑性が向上する利点がある。
例えば、この実施例では、上記のように、デフ・ケース2とピニオン・ギア4とがデフ・ケース2に挿入されたピニオン・シャフト6を介して連結されており、また、リング・ギア3とデフ・ケース2の段差部22とが当接することによりリング・ギア3が保持されている(図2参照)。また、デフ・ケース2の段差部22には、デフ・ケース2の軸方向にピン用挿入孔24が明けられており、このピン用挿入孔24に固定ピン8が挿入されて、デフ・ケース2とピニオン・シャフト6とが固定されている。このとき、リング・ギア3とデフ・ケース2の段差部22とがピン用挿入孔24の入口側開口部241よりも径方向内側にて当接している。また、入口側開口部241から径方向外側では、リング・ギア3とデフ・ケース2の段差部22との間に隙間g1が設けられている。したがって、リング・ギア3により掻き上げられた潤滑油がリング・ギア3の径方向内側に伝ってピン用挿入孔24の入口側開口部241まで垂れるように構成されている。また、入口側開口部241では、固定ピン8が隙間嵌めにて配置されており、固定ピン8とピン用挿入孔24との間に隙間g2が生じている(図4参照)。また、デフ・ケース2とピニオン・シャフト6との間にも隙間g3が生じている。そして、これらの隙間g1〜g3により、デフ・ケース2の外部(リング・ギア3)から内部に至る潤滑油流路R1が形成されている。これにより、ピニオン・シャフト6、ピニオン・ギア4、ピニオン・ワッシャ等における潤滑油量が増加されている。
[保持部とデフ・ケースとの組み付け構造]
また、この実施例では、リング・ギア3の一方の保持部71がデフ・ケース2の端部を回転可能に支持するテーパ・ベアリングであり、このテーパ・ベアリング71よりもデフ・ケース2の軸方向内側にてリング・ギア3がデフ・ケース2にスプライン結合されている(図1および図2参照)。具体的には、まず、リング・ギア3がデフ・ケース2の端部から軸方向に組み付けられてスプライン結合され、その後にテーパ・ベアリング71がデフ・ケース2の端部に組み付けられてリング・ギア3をデフ・ケース2の軸方向外側から支持している。かかる構成では、リング・ギア3がテーパ・ベアリング(保持部)71により保持される上記の構成において、既存のテーパ・ベアリング71の配置構成をそのまま採用できる利点がある。
しかし、これに限らず、このディファレンシャル装置1では、一方の保持部71がデフ・ケース2の端部を回転可能に支持するテーパ・ベアリングから成るときに、このテーパ・ベアリング71がリング・ギア3のスプライン結合部31を介してデフ・ケース2の端部を回転可能に支持することが好ましい(図5参照)。すなわち、テーパ・ベアリング71がデフ・ケース2を直接的に支持するのではなく、リング・ギア3を介して間接的に支持する。かかる構成では、リング・ギア3のスプライン結合部31をデフ・ケース2の軸方向に拡大できるので、リング・ギア3とデフ・ケース2とのスプライン結合の強度を高め得る利点がある。
例えば、図5に示す実施例では、図1に示す実施例と比較して、デフ・ケース2のスプライン結合部21の幅が段差部22から軸方向端部に渡って拡大されている。同様に、リング・ギア3のスプライン結合部31の幅w2が図1に示す実施例のスプライン結合部31の幅w1よりも拡大されている。そして、デフ・ケース2とリング・ギア3とがスプライン結合された状態にて、テーパ・ベアリング71がリング・ギア3のスプライン結合部31を外側から支持することにより、デフ・ケース2の端部を回転可能に支持している。
また、上記の構成では、リング・ギア3とデフ・ケース2とのスプライン結合部31、21がスプラインの欠歯部311を一部に有することが好ましい(図6参照)。かかる構成では、ハウジング7内の潤滑油がスプライン結合部31、21の欠歯部311を通ってデフ・ケース2のピン用挿入孔24に供給される。これにより、デフ・ケース2の外部から内部への潤滑油流路R2が形成されるので、デフ・ケース2内の潤滑性が向上する利点がある。
例えば、この実施例では、デフ・ケース2のスプライン結合部21とリング・ギア3のスプライン結合部31とがデフ・ケース2の段差部22から軸方向端部まで延在している(図5参照)。このとき、リング・ギア3のスプライン結合部31がその一部のスプラインに欠歯部311を有している(図6参照)。また、リング・ギア3とデフ・ケース2の段差部22との間に隙間g4が設けられている(図7参照)。また、この隙間g4がスプライン結合部31の欠歯部311からピン用挿入孔24の入口側開口部241まで延在している。そして、これらの欠歯部311、隙間g4およびピン用挿入孔24により、デフ・ケース2の外部(リング・ギア3)から内部に至る潤滑油流路R2が形成されている。かかる構成では、デフ・ケース2が回転したときに、スプライン結合部31の欠歯部311に浸入した潤滑油が遠心力により隙間g4に流入してピン用挿入孔24に供給される。これにより、ピニオン・シャフト6、ピニオン・ギア4、ピニオン・ワッシャ等における潤滑油量が増加されている。なお、エンジンの高速回転時には潤滑油に作用する遠心力が大きくなるため、デフ・ケース2内に供給される潤滑油量が増加して、好ましい。
なお、上記の構成では、欠歯部311の数を調整することにより、潤滑油量の調整が可能となっている。
また、上記の構成では、リング・ギア3とデフ・ケース2の段差部(保持部)23とがピン用挿入孔24の入口側開口部241よりもデフ・ケース2の径方向外側にて当接することが好ましい(図5参照)。すなわち、ピン用挿入孔24の入口側開口部241よりもデフ・ケース2の径方向内側には、リング・ギア3とデフ・ケース2の段差部22との間に隙間g4が形成されるので、リング・ギア3とデフ・ケース2の段差部22との当接位置がデフ・ケース2の径方向外側に配置される。かかる構成では、リング・ギア3とデフ・ケース2の段差部22とがエンジン側のドライブ・ピニオン11との噛み合い位置に近くにて当接するので、リング・ギア3の撓み量が低減される利点がある。
以上のように、この発明にかかるディファレンシャル装置は、部品点数を低減しつつデフ・ケースを小型化できる点で有用である。
この発明の実施例にかかるディファレンシャル装置を示す断面図である。 図1に記載したディファレンシャル装置のリング・ギアの取付構造を示す説明図である。 図1に記載したディファレンシャル装置のリング・ギアを示す平面図である。 図1に記載したディファレンシャル装置のピニオン・ギアの固定構造を示す説明図である。 図1に記載したディファレンシャル装置の変形例を示す説明図である。 図1に記載したディファレンシャル装置の変形例を示す説明図である。 図1に記載したディファレンシャル装置の変形例を示す説明図である。
符号の説明
1 ディファレンシャル装置
2 デフ・ケース
21 スプライン結合部
22 段差部(保持部)
23 シャフト用挿入孔
24 ピン用挿入孔
241、242開口部
3 リング・ギア
31 スプライン結合部
311 欠歯部
32 ギア部
33 リブ
34 肉抜き部
4 ピニオン・ギア
5 サイド・ギア
6 ピニオン・シャフト
7 ハウジング
71 テーパ・ベアリング(保持部)
8 固定ピン
10 カウンタ・ドリブン・ギア
11 ドライブ・ピニオン
13 ドライブ・シャフト
14 ベアリング

Claims (5)

  1. リング・ギアと、前記リング・ギアに連結されて前記リング・ギアと共に回転するデフ・ケースと、前記デフ・ケース内に収容されて前記デフ・ケースと共に回転するピニオン・ギアと、前記ピニオン・ギアに噛み合うサイド・ギアとを備えるディファレンシャル装置であって、
    前記リング・ギアと前記デフ・ケースとが前記リング・ギアの径方向にてスプライン結合により連結され、
    前記リング・ギアと前記デフ・ケースとの連結状態にて前記リング・ギアを軸方向から挟み込んで保持する一対の保持部が設けられ、
    前記デフ・ケースと前記ピニオン・ギアとが前記デフ・ケースに挿入されたピニオン・シャフトを介して連結され、
    前記デフ・ケースがピン用挿入孔を有すると共に前記ピニオン・シャフトと前記デフ・ケースとが前記ピン用挿入孔に挿入された固定ピンにより固定され、前記リング・ギアが前記ピン用挿入孔の入口側開口部を塞いで配置され、且つ、
    前記リング・ギアが肉抜き部を有し、前記肉抜き部と前記ピン用挿入孔とが前記リング・ギアの径方向にて相互に異なる位置に配置されることを特徴とするディファレンシャル装置。
  2. リング・ギアと、前記リング・ギアに連結されて前記リング・ギアと共に回転するデフ・ケースと、前記デフ・ケース内に収容されて前記デフ・ケースと共に回転するピニオン・ギアと、前記ピニオン・ギアに噛み合うサイド・ギアとを備えるディファレンシャル装置であって、
    前記リング・ギアと前記デフ・ケースとが前記リング・ギアの径方向にてスプライン結合により連結され、
    前記リング・ギアと前記デフ・ケースとの連結状態にて前記リング・ギアを軸方向から挟み込んで保持する一対の保持部が設けられ、
    前記デフ・ケースと前記ピニオン・ギアとが前記デフ・ケースに挿入されたピニオン・シャフトを介して連結され、
    前記デフ・ケースがピン用挿入孔を有すると共に前記ピニオン・シャフトと前記デフ・ケースとが前記ピン用挿入孔に挿入された固定ピンにより固定され、
    前記リング・ギアが、前記ピン用挿入孔の開口部との間に所定間隔の隙間を開けつつ前記ピン用挿入孔の入口側開口部を塞いで配置され
    前記固定ピンが前記ピン用挿入孔の入口側開口部に対して隙間嵌めにて配置され、且つ、
    前記デフ・ケースと前記ピニオン・シャフトとが隙間を有することを特徴とするディファレンシャル装置。
  3. 一方の前記保持部が前記デフ・ケースの端部を回転可能に支持するベアリングであり、且つ、前記リング・ギアが前記ベアリングよりも前記デフ・ケースの軸方向内側にて前記デフ・ケースにスプライン結合される請求項1または2に記載のディファレンシャル装置。
  4. リング・ギアと、前記リング・ギアに連結されて前記リング・ギアと共に回転するデフ・ケースと、前記デフ・ケース内に収容されて前記デフ・ケースと共に回転するピニオン・ギアと、前記ピニオン・ギアに噛み合うサイド・ギアとを備えるディファレンシャル装置であって、
    前記リング・ギアと前記デフ・ケースとが前記リング・ギアの径方向にてスプライン結合により連結され、
    前記リング・ギアと前記デフ・ケースとの連結状態にて前記リング・ギアを軸方向から挟み込んで保持する一対の保持部が設けられ、
    一方の前記保持部が前記デフ・ケースを回転可能に支持するベアリングから成り、前記ベアリングが前記リング・ギアのスプライン結合部を介して前記デフ・ケースの端部を回転可能に支持し、
    前記デフ・ケースと前記ピニオン・ギアとが前記デフ・ケースに挿入されたピニオン・シャフトを介して連結され、前記デフ・ケースがピン用挿入孔を有すると共に前記ピニオン・シャフトと前記デフ・ケースとが前記ピン用挿入孔に挿入された固定ピンにより固定され、
    前記リング・ギアと前記デフ・ケースとのスプライン結合部がスプラインの欠歯部を一部に有し、
    前記リング・ギアが、前記ピン用挿入孔の開口部との間に所定間隔の隙間を開けつつ前記ピン用挿入孔の入口側開口部を塞いで配置され、
    前記リング・ギアと前記デフ・ケースとが前記スプライン結合部の欠歯部から前記ピン用挿入孔の入口側開口部まで延在する隙間を有し、
    前記固定ピンが前記ピン用挿入孔の入口側開口部に対して隙間嵌めにて配置され、且つ、
    前記デフ・ケースと前記ピニオン・シャフトとが隙間を有することを特徴とするディファレンシャル装置。
  5. 前記リング・ギアと他方の前記保持部とが前記ピン用挿入孔の入口側開口部よりも前記デフ・ケースの径方向外側にて当接する請求項に記載のディファレンシャル装置。
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