JP5046470B2 - Hair dye - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用直後の洗髪が不要で一時着色料としての使用を繰り返すことにより徐々に毛髪が染色していく累積染毛性のヘアマニキュアタイプの染毛料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、一般に汎用される、永久染毛料（酸化染毛料）や半永久染毛料（酸性染料）は、使用時の染毛操作が複雑で、且つ面倒であり、周囲や衣服、被施術者の皮膚が染色されてしまうなどの大きな欠点を有している。
そのため、一般的には、理美容院で施術してもらうか、若しくは汚れても直ぐに洗い流せるように入浴時に自己施術しなくてならないなど、使用者に過大な負担を強いるものであった。
【０００３】
これらの負担を軽減し、１回で染まる量は少なくても簡便に繰り返し使用することで累積的に染毛できるヘアマニキュアとして、例えば、本願出願人による着色剤として酸性染料を０．０１〜３重量％、ノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂を１．５〜１０重量％、染毛助剤を３〜２０重量％と、低級アルコールを３０〜８０重量％と、水を５〜５０重量％含有し、ｐＨが２〜５、粘度が１００ｍＰａ・ｓ以下であることを特徴とする累積染毛性一時染毛料が知られており（特許文献１参照）、また、特定の両性高分子樹脂と、酸性染料と、顔料とを含有し、両性高分子樹脂の配合量が毛髪化粧料全量に対して０．０１以上１重量％未満、両性高分子樹脂１重量部に対する酸性染料の配合量が０．０１重量部以上０．１重量部未満、両性高分子樹脂と酸性染料の総和１重量部に対する顔料の配合量が０．０００５重量部以上１重量部未満であることを特徴とするカラー毛髪化粧料（特許文献２参照）が知られている。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００１−１７２１４１号公報（特許請求の範囲等）
【特許文献２】
特開平１０−２７３４３１号公報（特許請求の範囲等）
【０００５】
しかしながら、上記特許文献１の染毛料は、累積的に染毛できるものとしては優れているが、耐水性が不十分であり、一時着色性を重視した染料濃度を上げた処方にした場合、夏季などの高温多湿期に汗で皮膚に二次付着し皮膚を汚したり、雨などで流れて衣服を汚す等の課題がある。この課題があるため、実際上、生え際専用に用途が限定されるのが現状であった。
また、上記特許文献２のカラー毛髪化粧料は、着色力、二次付着性、洗浄性及び使用感等を改良するものであり、シャンプー洗浄によって毛髪に付与された色調も完全に除去し、しかも、柔らかで自然な仕上がり感を得るために、顔料を必須とすると共に、酸性染料の配合量が０．１重量部未満とし、かつ、両性高分子樹脂の配合量も１重量％未満とする配合量であり、本願発明の累積的に毛髪を染めていくものとはその目的、技術思想などが全く相違するものである。
【０００６】
一方、頭髪白髪用一時着色料の処方構成上、濃色、特に黒色４０１号を配合することは必須成分とするものであった。しかしながら、本発明者らの知見によれば、両性アクリル樹脂と黒色４０１号染料とを水アルコール系ベヒクルで一定量以上用いると、凝集沈降を起こして処方化することが困難であるという製造技術上の課題がある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであり、累積染毛性及び使用性に優れると共に、夏季などの高温多湿期による汗、雨などに対しても優れた耐水性を有する染毛料、更に、黒色４０１号染料と両性アクリル樹脂を併用しても凝集沈降がない安定性に優れた染毛料を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記従来技術の課題等について鋭意検討を重ねた結果、水溶性染料、両性アクリル樹脂、染毛助剤及び低級アルコールの含有量を夫々特定の範囲とすると共に、ｐＨを特定の範囲とすることにより、上記目的の染毛料等が得られることを見い出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、次の（１）〜（５）に存する。
（１） 少なくとも染毛料を収容する吸蔵体を備え、塗布体が毛細管力を備える芯体である塗布具に収容され、染毛助剤２〜２０重量％と、低級アルコール２０〜８０重量％と、水５〜５０重量％とを含有した染毛料であって、
水溶性染料として、少なくとも黒色４０１号を０．０５重量％以上含有し、かつ、該水溶性染料の全量が０．１〜３重量％であると共に、両性アクリル樹脂０．３〜４重量％、更に、ノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂１．５〜６重量％含有し、かつ、ｐＨを２〜５に調整し、粘度を３〜１０．３ｍＰａ・ｓに調整されてなることを特徴とする染毛料。
（２） 少なくとも染毛料を収容する染毛料の貯留部およびノック式のバルブ装置を備え、塗布体がブラシ体である塗布具に収容され、染毛助剤２〜２０重量％と、低級アルコール２０〜８０重量％と、水５〜５０重量％とを含有した染毛料であって、
水溶性染料として、少なくとも黒色４０１号を０．０５重量％以上含有し、かつ、該水溶性染料の全量が０．１〜３重量％であると共に、両性アクリル樹脂０．３〜４重量％、更に、ノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂１．５〜６重量％含有し、かつ、ｐＨを２〜５に調整し、粘度を３〜１０．３ｍＰａ・ｓに調整されてなることを特徴とする染毛料。
（３） 前記、黒色４０１号以外の水溶性染料が、酸性染料あるいは直接染料である上記（１）又は（２）に記載の染毛料。
（４） 両性アクリル樹脂が下記式（Ｉ）で示されるＮ−メタクロイルオキシエチルＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウム−α−Ｎ−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体である上記（１）〜（３）の何れか一つに記載の染毛料。
【化２】
（５） 前記染毛助剤がベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、炭酸プロピレン、フェノキシエタノール、プロピレングリコール、Ｎ−メチルピロリドン、グルコン酸ラクトン、レブリン酸、尿素、エチレンカーボネート、Ｎ−メチル−２−ピロリドン、α−ケトグルタール酸、γ−ブチルラクトン、プロピオンアミド、酢酸アミドの中から選ばれる少なくとも１種である上記（１）〜（４）の何れか一つに記載の染毛料。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の染毛料は、特定の塗布具に収容される染毛料で、水溶性染料として少なくとも黒色４０１号を０．０５重量％以上含有し、かつ、該水溶性染料の全量が０．１〜３重量％であると共に、両性アクリル樹脂０．３〜４重量％と、染毛助剤２〜２０重量％と、低級アルコール２０〜８０重量％とを含有し、かつ、ｐＨを２〜５に調整してなることを特徴とするものである。
【００１０】
本発明で用いる水溶性染料としては、通常一時染毛料や半永久染毛料に用いられている水溶性のものであれば特に限定されない。好ましくは、優れた染毛性の点から、酸性染料、直接染料の使用が望ましい。
具体的には、人体に対して有害な作用を示さない医薬品、医薬部外品及び化粧料の着色に使用することが許可されている「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令」（昭和４１年告示、厚生省）により定められたものの中から選ばれる、１種又は２種以上の混合物として用いることができる。
【００１１】
酸性染料の具体例としては、赤色３号（エリスロシン）、赤色１０２（ニューコクシン）、橙色（オレンジ ＩＩ）、黄色４号（タートラジン）、黄色４０２号（ポーラエロー５Ｇ）、黄色４０３号の（１）（ナフトールエローＳ）、緑色３号（ファーストグリーンＦＣＦ）、緑色２０４号（ピラニンコンク）、青色１号（ブリリアントブルーＦＣＦ）、青色２０２号（パテントブルーＮＡ）、紫色４０１号（アリズロールパープル）、褐色２０１号（リゾルシンブラウン）、黒色４０１号（ナフトールブルーブラック）等が挙げられるが、黒色４０１号（ナフトールブルーブラック）以外は、これらに限定されるものではない。
直接染料の具体例としては、Ｄｉｒｅｃｔ Ｂｌａｃｋ５１、Ｄｉｒｅｃｔ Ｒｅｄ２３、Ｄｉｒｅｃｔ Ｒｅｄ８０、Ｄｉｒｅｃｔ Ｖｉｏｌｅｔ４８、Ｄｉｒｅｃｔ Ｙｅｌｌｏｗ１２、Ｄｉｒｅｃｔ Ｒｅｄ８１等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
これらの水溶性染料の含有量は、染毛料全量に対して、０．１〜３重量％（以下、単に「％」という）とすることが必要であり、好ましくは、０．１〜１％とすることが望ましい。
この水溶性染料の含有量が０．１％未満であると、染毛効果が十分に発揮されず、また、３％を越えると、皮膚等他への汚染が生じやすくなり、好ましくない。
【００１２】
本発明に用いる両性アクリル樹脂は、一時着色性、累積染毛性を損なうことなく、全頭使用時の耐汗性、耐水性を向上させると共に、夏季などの高温多湿期に生じやすかった、皮膚、衣料への二次付着による汚染を更に阻止するために含有せしめるものである。
本発明に用いる両性アクリル樹脂としては、下記式（Ｉ）で示されるＮ−メタクロイルオキシエチルＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウム−α−Ｎ−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体を用いることが望ましく、更に、使用性、取り扱い性等の点から、上記共重合体の水、エタノール、変性アルコール又はこれらの混液の溶液の使用が望ましい。
【化３】
【００１３】
上記式（Ｉ）で示される共重合体は、Ｎ−メタクロイルオキシエチルＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウム−α−Ｎ−メチルカルボキシベタインと、メタクリル酸アルキル（Ｃ１〜Ｃ４、Ｃ６、Ｃ８、Ｃ１２、Ｃ１３、Ｃ１８等）との共重合体である。
具体的に用いることができる両性アクリル樹脂としては、市販のユカフォーマーＳＭ（固形分３０％、平均分子量１３万、エタノール７０％液）、ユカフォーマー２０２（固形分３０％、平均分子量８万、エタノール７０％液）、ユカフォーマー３０１（固形分３０％、平均分子量１０万以下、エタノール７０％液）（以上、三菱化学社製）等を挙げることができる。
【００１４】
本発明における上記両性アクリル系樹脂の含有量は、後述するように、黒色４０１号を一定量以上用いない場合は、０．０３〜２．４％とする。
【００１５】
本発明に用いる染毛助剤としては、例えば、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、フェノキシエタノール、プロピレングリコール、Ｎ−メチルピロリドン、グルコン酸ラクトン、レブリン酸、尿素、エチレンカーボネート、Ｎ−メチル−２−ピロリドン、α−ケトグルタル酸、γ−ブチロラクトン、プロピオンアミド、ｎ−酢酸アミド等、一般的な酸性染毛料（半永久染毛料）で使用されるものが１種又は２種以上を混合して用いられるが、これらのうち、染毛効果や処方系の安定性より、ベンジルアルコールやフェニルエチルアルコールの使用が好ましい。
また、これらの染毛助剤の含有量は、染毛料全量に対して、２〜２０％とすることが必要であり、好ましくは、５〜１５％とすることが望ましい。
この染毛助剤の含有量が２％未満であると、染毛効果が十分に発揮されず、また、２０％を越えると、乾燥性が低下し、好ましくない。
【００１６】
本発明に用いる低級アルコールとしては、例えば、エチルアルコール（エタノール）、プロパノール、ブタノール、イソプロパノール、イソブタノール等が１種又は２種以上が用いられるが、安全性、乾燥性、匂い等からエチルアルコールが望ましい。
上記低級アルコールの含有量は、染毛料全量に対して、２０〜８０％とすることが必要であり、好ましくは、４０〜７０％とすることが望ましい。
この低級アルコールの含有量が２０％未満であると、乾燥性が低下し、また、８０％を越えると、染毛効果が十分に発揮されないこととなり、好ましくない。
【００１７】
本発明における染毛料の残部は、水で調整され、例えば、精製水、イオン交換水、純水、蒸留水、海洋深層水等を使用でき、その含有量としては、染毛料全量に対して、５〜５０％とすることが望ましく、更に好ましくは、１０〜３５％とすることが望ましい。
この水の含有量が５％未満であると、頭髪を充分に膨潤させることができず、染毛効果が低下することとなり、また、５０％を越えると、乾燥性が低下し、好ましくない。
なお、本発明の染毛料は、本発明の効果や、系の安定性を損なわない範囲でその他の任意成分を適宜含有することができる。例えば、各種界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、還元防止剤、キレート剤、紫外線吸収剤、粘度調整剤、油性成分、シリコーン誘導体、香料、動植物抽出物、公知のポリマー成分等が挙げられる。
【００１８】
本発明の染毛料のｐＨは、２〜５に調整することが必要であり、好ましくは、２〜４とすることが望ましい。
この染毛料のｐＨが２未満であると、皮膚への刺激がある場合があり、また、ｐＨが５を越えると、染毛効果が低下することとなり、好ましくない。
本発明において、ｐＨの調整は、ギ酸、酢酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、グリコール酸等の有機酸、無機酸又はその塩、場合によってはアルカリを用いて行うことができる。
【００１９】
また、本発明の染毛料の粘度は、頭髪への塗布を容易に行う観点から、１５ｍＰａ・ｓ以下、好ましくは、１０ｍＰａ・ｓ以下、更に好ましくは、３〜８ｍＰａ・ｓとすることが望ましい。
この染毛料の粘度が１５ｍＰａ・ｓを越えると、頭髪へ薄く均一に塗り延ばすことがしにくくなり、好ましくない。
【００２０】
本発明における染毛料は、上記水溶性染料、両性アクリル樹脂、染毛助剤、低級アルコールなどの各成分を上記各含有量の範囲で配合し均一に攪拌・混合することにより、製造することができる。
このように構成される本発明の染毛料では、一時着色性、累積染毛性に優れると共に、夏季などの高温多湿期による汗、雨などに対しても優れた耐水性を有するものが得られることとなる。
【００２１】
本発明の染毛料は、黒髪用一時着色料、白髪用一時着色料などとして好適に用いることができるものである。
本発明において、白髪用一時着色料として調製する場合に、水溶性染料として少なくとも黒色４０１号染料を０．０３％以上と両性アクリル樹脂とを上述の如く、水アルコール系ベヒクルで用いると、凝集沈降を起こして処方化することができないことがあるので、この場合は、両性アクリル樹脂（固形分換算）の含有量は上記０．０３〜２．４％を０．３〜４％にすると共に、更に、後記するノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂を固形分換算で１．５〜６％含有することが好ましい。これにより、凝集沈降を起こすことがなく、一時着色性、累積染毛性に優れると共に、夏季などの高温多湿期による汗、雨などに対しても優れた耐水性を有するものが得られるものとなる。
【００２２】
用いるノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂は、凝集沈降を防止して、更に、二次付着性、耐水性を向上させるために含有せしめるものである。なお、このノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂とは、ノニオン性モノマー単位及び／又はアニオン性モノマー単位とポリシロキサン単位とのブロック共重合体を意味する。
ポリシロキサン単位としては、ポリジメチルシロキサンが好ましい。
アニオン性モノマーとしては、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等が挙げられるが、中でもメタクリル酸やアクリル酸が好ましい。また、ノニオン性モノマーとしては、スチレン等の芳香族炭化水素、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル等の（メタ）クリル酸アルキル系エステルが挙げられるが、中でもメタクリル酸と炭素数６以下の脂肪族アルコールとのエステルが好ましいが、これに限定されるものではない。
【００２３】
用いる上記シリコーン系樹脂は、更なる凝集沈降の防止、二次付着性、耐水性の更なる向上の点から、特に、ポリジメチルシロキサンとメタクリル酸及び／又はメタクリル酸と炭素数６以下の脂肪族アルコールとのエステルとのブロック共重合体が好ましい。なお、上記シリコーン系樹脂であるブロック共重合体の合成方法は、ポリシロキサン化合物の末端に重合活性を残しておき、これにノニオン性モノマー若しくはアニオン性モノマーを加えて重合させることで得られる。通常は、アニオン重合開始剤の存在下にリビングポリマーとしておき、上記のノニオン性モノマー若しくはアニオン性モノマー等を共重合させることにより得られる。
【００２４】
また、シリコーン系樹脂であるブロック共重合体中のポリシロキサン化合物の構成比率は特に限定されないが、１０〜８０％、より好ましくは２０〜７０％が好ましい。この比率が１０％未満では風合いが悪くなり、また、８０％を越えると、水や低級アルコール等の溶剤に対する溶解性が悪化して、好ましくない。
更に、ブロック共重合体の数平均分子量は、特に限定されないが、分子量が小さすぎるとブロック共重合体の耐湿性が悪化し汗や雨等により色落ちしやすいものとなってしまうため、５万以上、好ましくは、６万以上とすることが望ましい。
【００２５】
上記ノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂の含有量は固形分換算で、染毛料全量に対して、１．５〜６％とすることが好ましく、更に好ましくは、２．５〜４％とすることが望ましい。
このシリコーン系樹脂の含有量が１．５％未満では、上記黒色４０１号を用いた場合の凝集沈降を防止することができず、また、６％を越えると、使用後の仕上がりでセット力が強すぎる、粘度が急激に上昇する等の不具合が生じ、好ましくない。
また、上記において、両性アクリル樹脂の含有量が４％を越えると、凝集沈降を起こして、黒色４０１号を用いた場合の課題等を解決できないこととなる。
なお、黒色４０１号染料以外の染料は上記水溶性染料の上限（３％）を越えない範囲で併用することができ、また、その他の成分である、染毛助剤、低級アルコールなどの成分、ｐＨ、粘度は上述の各範囲で調整される。
【００２６】
このように構成される本発明の染毛料を使用に供するにあたっては、毛髪用塗布具を用いるものであるが、用いる毛髪用塗布具の形状、構造等は特に限定されるものではない。
本発明において、用いることができる毛髪用塗布具としては、好ましくは、毛髪への塗布性、塗布部位に含ませる液量のコントロール性、衣服、皮膚、家具などの汚損の発生も少ない点、また、使用性の点から、内部に本発明の染毛料の貯留部を有する塗布具本体部と、該塗布具本体部の先端部に設けた塗布部とを備え、上記染毛料貯留部より塗布部に本発明の染毛料を流出させて毛髪に染毛料を塗布する毛髪用塗布具が挙げられる。
【００２７】
このような構成となる毛髪用塗布具としては、例えば、図１〜図３に示される毛髪用塗布具Ａ、図４に示される毛髪用塗布具Ｂが挙げられる。以下に、これらの毛髪用塗布具Ａ及びＢを具体的に説明する。
毛髪用塗布具Ａは、所謂中綿式（吸蔵体）の塗布具であり、図１〜図３に示されるように、塗布具本体をなす軸体１０の内部に上記構成の染毛料を吸蔵した吸蔵体１１を染毛料貯留部１０ａに収容し、複数の毛細管作用を有する塗布用の櫛態様となる芯体１２を直線状の列の配置で軸体１０の先端部に固定して、芯体１２の後端部を吸蔵体１１に接続すると共に、芯体１２の先端部を軸体１０の前方へ突出させ、芯体１２の側部には、櫛部１３を設け、軸体１０の先端部には、キャップ本体２０を螺合により着脱自在とし、芯体１２の先端部が接触するフェルトなどの芯先端受け部材２１を取り付けると共に、その側部に櫛部１３の先端部を収容する凹部２２を設けた中キャップ２３をキャップ本体２０の内部に軸方向に移動自在で、かつ円周方向に回動自在に配して、中キャップ２３をスプリング部材２４によりキャップ本体２０の開口方向へ付勢状態としたものである。
このような構成となる毛髪用塗布具Ａでは、上記貯留部１０ａに本発明の上記構成の染毛料を吸蔵した吸蔵体１１より、塗布部となる芯体１２の先端部まで必要な染毛料を供給しつつも「たれ落ち」や不本意な液体の吐出を生じることがなく、持ち運びやハンドリング性に優れると共に、使用性、耐水性、累積染毛性に優れる毛髪用塗布具とすることができる。
【００２８】
この毛髪用塗布具Ａを用いて、本発明の染毛料を使用する際には、先端塗布体として芯体１２を有するので、使用の際の頭皮への汚染を極力回避することができると共に、頭皮近辺の毛髪（生え際）へ簡単に染毛料を塗布することができ、本発明の染毛料の性質を充分に生かして吸蔵体に染毛料を一時的に保持し塗布部を介して毛髪に最適量の染毛料を塗布できるものである。
【００２９】
また、毛髪用塗布具Ｂは、ノック式のバルブ装置を備えた塗布具であり、（ａ）〜（ｃ）に示されるように、塗布具本体部３０の先端部に台座３１が固着され、該台座３１にブラシ体３２ａ，３２ａ……からなる塗布部３２が設けられている。また、台座３１の外周には先軸３３が固着されており、該先軸３３には、櫛歯部３５ａ，３５ａ……を備えた櫛体３５が着脱自在に取り付けられている。台座３１の中心孔に塗布部３２と接触するスポンジ等からなる含浸体３６が嵌着され、台座３１の後方に含浸体止め３７を挟んで後述するバルブ装置の先端に連通する染毛料誘導管３８が設けられている。
また、塗布具本体部３０内には、染毛料貯留部となる筒状体の内軸４０を有し、その先端部に弁棒４１、弁座４２、弁ばね４３、ばね受け４４からなるバルブ装置４５が取り付けられると共に、後端部にノック体４６が設けられている。
このような構成となる毛髪用塗布具Ｂでは、上記貯留部４０に本発明の上記構成の染毛料を充填し、ノック体４６をノックすることにより、染毛料が染毛料誘導管３８を介して含浸体３６に流出してブラシ体３２ａ，３２ａ……からなる塗布部３２に供給されて、使用に供されることとなる。
この毛髪用塗布具Ｂでは、染毛料が含浸体３６からブラシ体３２ａ，３２ａ……からなる塗布部３２に供給される構造となるので、「たれ落ち」や不本意な液体の吐出を生じることがなく、また、櫛体３５を有するので、直接染毛料が指等に付着することがなく、持ち運びやハンドリング性に優れると共に、使用性、耐水性、累積染毛性に優れる毛髪用塗布具とすることができる。
【００３０】
【実施例】
次に、実施例及び比較例により、本発明を更に詳述するが、本発明は下記実施例により制限されるものではない。
【００３１】
〔実施例１〜５及び比較例１〜３〕
下記表１に示す配合組成にて汎用のプロペラミキサーにより、均一に攪拌・混合して、各染毛料を得た。なお、シリコーン系樹脂は、ポリシロキサンセグメントを有するアゾ基含有ポリシロキサンアミド（平均アゾ基結合数；４．３個）・メタクリル酸・メタクリル酸ブチル（各重量比３７：４５：１８）をエタノールに溶かし、窒素還流下、７０〜８０℃で１０時間反応させて得られたメタクリル酸・メタクリル酸ブチル・ジメチルポリシロキサンブロック共重合体を用いた。
上記で得られた実施例１〜５及び比較例１〜３の各染毛料について、上記方法により、ｐＨ、粘度、低温経時安定性について測定等した。
なお、撹拌・混合の前に、ブロック共重合体のシリコーン系樹脂とエタノールとの混合ビヒクルを作製し、この混合ビヒクルに対して、下記表１に示す水、及び、その他の成分を配合し均一に攪拌・混合して、染毛料を得た。
これらの結果を下記表１に示す。
【００３２】
（ｐＨの測定方法）
ｐＨ（２５℃）をガラス電極ｐＨ計により常法にて測定した。
（粘度の評価方法）
２５℃における各粘度をＥＬＤ型粘度計（東機産業社製）にて測定した。
（低温経時安定性の評価方法）
−２０℃に１００ｍｌのサンプルビンで１週間放置した後、目視により、下記評価基準で評価した。
評価基準：
◎：変化はなく、全て均一な状態である。
○：ビン壁に若干色分かれを認める。
△：ビン底に薄く沈殿も認める。
×：明瞭な凝集物を認める。
【００３３】
次いで、上記で得られた各染毛料１０ｍｌを、図１〜図３に示す、下記構成の毛髪用塗布具に充填し、下記方法により、耐水性、一時着色性、累積染毛性、塗布後の乾燥性、凝集沈降性について評価を行った。
これらの結果を下記表１に示す。
【００３４】
（毛髪用塗布具の構成）
芯体：ＰＥＴ製、芯体と芯体の縦横の間隔：３．４ｍｍ、気孔率：８０％
櫛部：ＰＢＴ製
【００３５】
（耐水性の評価方法）
２ｇの毛髪に約０．１ｍｌを塗布し、常温で１２０分間乾燥後（以下、単に「毛髪に塗布・乾燥後」という）に、水で湿らせた濾紙を押し当て、濾紙への色の付き具合を、下記評価基準で評価した。
評価基準：
◎：濾紙に全く付着しない
○：濾紙に薄く付着する
△：濾紙にやや濃く付着する。
×：濾紙に濃く付着する。
【００３６】
（一時着色性の評価方法）
毛髪に塗布・乾燥後の、一次染毛料としての性能評価を、下記評価基準で評価した。
評価基準：
◎：市販の一時着色剤と同等。
○：実用上の問題なし。
△：やや染まりにくい。
×：染まらない。
【００３７】
（累積染毛性の評価方法）
毛髪に塗布・乾燥後、洗髪を繰り返し３回行った後の、累積染毛性の評価を下記評価基準で評価した。
評価基準：
◎：市販の酸化染毛料と同等。
○：実用上の問題なし。
△：やや染まりにくい。
×：染まらない。
【００３８】
（塗布後の乾燥性の評価方法）
２５℃−６５ＲＨ％下で、１ｇの人毛毛束に０．２ｇを塗布し、３０秒毎に指で触れ、指への付着がなくなる時間を測定し、下記評価基準で評価した。
評価基準：
◎：１分以内
○：３分以内
△：５分以内
×：５分超過
【００３９】
（凝集沈降性の評価方法）
２５℃―６５ＲＨ％下に１００ｍｌのサンプルビンで放置した後、目視により、下記評価基準で評価した。
評価基準：
◎：変化はなく、全て均一な状態である。
○：ビン壁に若干色分かれを認める。
△：ビン底に薄く沈殿も認める。
×：明瞭な凝集物を認める。
【００４０】
【表１】
【００４１】
上記表１の結果から明らかなように、本発明範囲となる実施例１〜５は、本発明の範囲外となる比較例１〜３に較べて、凝集沈降もなく、低温経時安定性、耐水性、一時着色性、累積染毛性、使用性、塗布後の乾燥性の全ての面で優れていることが判明した。
これに対して、比較例を個別的に見ると、比較例１は、両性アクリル樹脂の含有量が多い場合であり、この場合、低温経時安定性、凝集沈降性に劣ることが判明した。また、比較例２は、両性アクリル樹脂を含有しない場合であり、この場合、耐水性に劣ることが判明した。比較例３は、シリコーン系樹脂を含有しない場合であり、この場合は低温経時安定性、凝集沈降性に劣ることが判明した。
【００４２】
【発明の効果】
本発明によれば、凝集沈降もなく、安定性に優れると共に、累積染毛性及び使用性に優れ、かつ、夏季などの高温多湿期による汗、雨などに対しても優れた耐水性を有する染毛料が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態の一例を示す側面図である。
【図２】図１の側面態様の縦断面図である。
【図３】図１の正面態様の縦断面図である。
【図４】（ａ）は、本発明の実施形態の他例を示す縦断面図であり、（ｂ）はＩ−Ｉ線断面図であり、（Ｃ）は櫛体の平面図である。
【符号の説明】
Ａ 毛髪用塗布具
１０ 塗布具本体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hair dye of a cumulative hair-dyeing type, in which hair is dyed gradually by repeated use as a temporary colorant without having to wash the hair immediately after use.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, permanent hair dyes (oxidative hair dyes) and semi-permanent hair dyes (acid dyes), which are generally used in general, are complicated and troublesome in use, and the surroundings, clothes, and skin of the subject. Has a major drawback such as being dyed.
For this reason, in general, the user has to be treated at a hairdressing salon, or he / she has to perform self-treatment when taking a bath so that it can be washed away immediately even if it gets dirty.
[0003]
As a hair manicure that reduces these burdens and can be used for cumulative hair dyeing by repeated repeated use even if the amount dyed at one time is small, for example, an acid dye is used as a colorant by the present applicant. 1% by weight, 1.5 to 10% by weight of nonionic or anionic silicone resin, 3 to 20% by weight of hair dyeing assistant, 30 to 80% by weight of lower alcohol, and 5 to 50% by weight of water. A cumulative hair-dyeing temporary hair dye characterized by having a pH of 2 to 5 and a viscosity of 100 mPa · s or less is known (see Patent Document 1), and a specific amphoteric polymer resin and an acid It contains a dye and a pigment, and the blending amount of the amphoteric polymer resin is 0.01 or more and less than 1% by weight with respect to the total amount of the hair cosmetic, and the blending amount of the acidic dye with respect to 1 part by weight of the amphoteric polymer resin is 0.01. Parts by weight or more and less than 0.1 parts by weight, A color hair cosmetic (see Patent Document 2) characterized in that the amount of the pigment added is 0.0005 parts by weight or more and less than 1 part by weight based on 1 part by weight of the total of the functional polymer resin and the acid dye. .
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2001-172141 A (Claims etc.)
[Patent Document 2]
JP-A-10-273431 (Claims etc.)
[0005]
However, although the hair dye of the above-mentioned patent document 1 is excellent as a hair that can be cumulatively dyed, it has insufficient water resistance, and in the summer when the prescription is increased with an emphasis on temporary colorability. There are problems such as secondary adhesion to the skin with sweat during the hot and humid period and soiling the skin, and rain and the like to stain the clothes. Because of this problem, the actual situation is that the use is limited to the hairline.
In addition, the color hair cosmetic of Patent Document 2 improves coloring power, secondary adhesion, cleanability and feeling of use, and completely removes the color tone imparted to the hair by shampoo washing. In order to obtain a soft and natural finish, the pigment is essential, the blending amount of the acidic dye is less than 0.1 parts by weight, and the blending amount of the amphoteric polymer resin is also less than 1% by weight. It is an amount, and the object, technical idea, and the like are completely different from those of the present invention in which hair is cumulatively dyed.
[0006]
On the other hand, blending dark color, especially black No. 401, was an essential component in the formulation of the temporary colorant for gray hair. However, according to the knowledge of the present inventors, when a certain amount or more of amphoteric acrylic resin and black No. 401 dye are used in a hydroalcoholic vehicle, it is difficult to formulate due to coagulation sedimentation. There is a problem.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems of the prior art, and is intended to solve this problem. It is excellent in cumulative hair dyeability and usability, and excellent in sweat, rain, and the like due to a hot and humid period such as summer. It is another object of the present invention to provide a hair dye having excellent water resistance, and having excellent stability without aggregation and sedimentation even when black No. 401 dye and amphoteric acrylic resin are used in combination.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies on the above-mentioned problems of the prior art, the present inventors set the contents of water-soluble dyes, amphoteric acrylic resins, hair dyeing assistants and lower alcohols to specific ranges and specify the pH. It was found that the above-mentioned hair dyes and the like can be obtained by setting the above range, and the present invention has been completed.
That is, the present invention resides in the following (1) to (5).
(1)It is provided with an occlusion body that contains at least a hair dye, and the application body is accommodated in an applicator that is a core body having a capillary force. The hair dyeing assistant is 2 to 20% by weight, the lower alcohol 20 to 80% by weight, and water 5 A hair dye containing ~ 50% by weight,
As a water-soluble dye, it contains at least 0.05% by weight of black 401 orWater-soluble dyeThe total amount of0.1 to 3% by weightAndAmphoteric acrylic resin0.3 to 4% by weight, and further 1.5 to 6% by weight of nonionic or anionic silicone resin,And adjust pH to 2-5The viscosity is adjusted to 3 to 10.3 mPa · s.A hair dye characterized by comprising
(2)At least a hair dye storage section for storing hair dye and a knock type valve device are provided, and the application body is accommodated in an applicator which is a brush body, and 2 to 20% by weight of a hair dyeing assistant and 20 to 80% by weight of a lower alcohol. % And 5 to 50% by weight of water,
As a water-soluble dye, it contains at least 0.05% by weight of black 401 orWater-soluble dyeThe total amount of0.1 to 3% by weightAndAmphoteric acrylic resin0.3 to 4% by weight, and further 1.5 to 6% by weight of nonionic or anionic silicone resin,And adjust pH to 2-5The viscosity is adjusted to 3 to 10.3 mPa · s.A hair dye characterized by comprising
(3)Other than black 401Water-soluble dye,Acid dyeOrThe above (1) which is a direct dyeOr (2)The described hair dye.
(4) The above (1) to (1), wherein the amphoteric acrylic resin is an N-methacryloyloxyethyl N, N-dimethylammonium-α-N-methylcarboxybetaine / methacrylic acid alkyl ester copolymer represented by the following formula (I):Any one of (3)Hair dye described in 1.
[Chemical 2]
(5)AboveHair dyeing assistant is benzyl alcohol, phenylethyl alcohol, propylene carbonate, phenoxyethanol, propylene glycol, N-methylpyrrolidone, gluconic acid lactone, levulinic acid, urea, ethylene carbonate, N-methyl-2-pyrrolidone, α-ketoglutaric acid, The above (1) to (1), which is at least one selected from γ-butyllactone, propionamide, and acetic acid amide.4) The hair dye as described in any one of.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
The hair dye of the present invention isA hair dye housed in a specific applicator, containing at least 0.05% by weight of black 401 as a water-soluble dye,Water-soluble dyeThe total amount of0.1 to 3% by weightAndAmphoteric acrylic resin0.3-4It contains 2% by weight, 2 to 20% by weight of a hair dyeing assistant, and 20 to 80% by weight of a lower alcohol, and is adjusted to a pH of 2 to 5.
[0010]
The water-soluble dye used in the present invention is not particularly limited as long as it is a water-soluble dye usually used for temporary hair dyes and semi-permanent hair dyes. Preferably, it is desirable to use an acid dye or a direct dye from the viewpoint of excellent hair dyeability.
Specifically, “Ministerial ordinance for determining tar pigments that can be used for pharmaceuticals” that is permitted to be used for coloring pharmaceuticals, quasi-drugs, and cosmetics that do not have harmful effects on the human body. It can be used as one kind or a mixture of two or more kinds selected from those determined by (1960 announcement, Ministry of Health and Welfare).
[0011]
Specific examples of the acid dye include red No. 3 (erythrosin), red 102 (new coxin), orange (orange II), yellow No. 4 (tartrazine), yellow No. 402 (Pola Yellow 5G), yellow No. 403 (1) ) (Naphthol Yellow S), Green No. 3 (First Green FCF), Green No. 204 (Pyranin Conch), Blue No. 1 (Brilliant Blue FCF), Blue No. 202 (Patent Blue NA), Purple No. 401 (Alizol Purple), Examples include brown 201 (Resorcin Brown), black 401 (Naphthol Blue Black), etc.Other than black 401 (Naphthol Blue Black)It is not limited to these.
Specific examples of the direct dye include Direct Black 51, Direct Red 23, Direct Red 80, Direct Violet 48, Direct Yellow 12, and Direct Red 81, but are not limited thereto.
The content of these water-soluble dyes should be 0.1 to 3% by weight (hereinafter simply referred to as “%”) with respect to the total amount of the hair dye, and preferably 0.1 to 1%. Is desirable.
If the content of the water-soluble dye is less than 0.1%, the hair dyeing effect is not sufficiently exhibited, and if it exceeds 3%, contamination of the skin and the like tends to occur, which is not preferable.
[0012]
The amphoteric acrylic resin used in the present invention improves the sweat resistance and water resistance during use of all heads without impairing the temporary colorability and cumulative hair dyeing properties, and is likely to occur in a hot and humid period such as summer. In order to further prevent contamination due to secondary adhesion to clothing, it is included.
As the amphoteric acrylic resin used in the present invention, an N-methacryloyloxyethyl N, N-dimethylammonium-α-N-methylcarboxybetaine / methacrylic acid alkyl ester copolymer represented by the following formula (I) may be used. Further, from the viewpoints of usability and handleability, it is desirable to use a solution of the above copolymer water, ethanol, denatured alcohol or a mixture thereof.
[Chemical Formula 3]
[0013]
The copolymer represented by the above formula (I) includes N-methacryloyloxyethyl N, N-dimethylammonium-α-N-methylcarboxybetaine and alkyl methacrylate (C1~ C4, C6, C8, C12, C13, C18Etc.).
Specific examples of amphoteric acrylic resins that can be used include commercially available Yucaformer SM (solid content 30%, average molecular weight 130,000, ethanol 70% solution), Yucaformer 202 (solid content 30%, average molecular weight 80,000, ethanol 70%). Liquid), Yuka Former 301 (solid content 30%, average molecular weight 100,000 or less, ethanol 70% liquid) (above, manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation), and the like.
[0014]
The content of the amphoteric acrylic resin in the present invention is as follows:As will be described later, when not using a certain amount of black 401 or more,0.03 to 2.4%The
[0015]
Examples of the hair dyeing assistant used in the present invention include benzyl alcohol, phenylethyl alcohol, phenoxyethanol, propylene glycol, N-methylpyrrolidone, gluconic acid lactone, levulinic acid, urea, ethylene carbonate, N-methyl-2-pyrrolidone, α-ketoglutaric acid, γ-butyrolactone, propionamide, n-acetamide, etc., which are used in general acidic hair dyes (semi-permanent hair dyes) are used alone or in combination of two or more. Of these, benzyl alcohol and phenylethyl alcohol are preferred in view of the hair dyeing effect and the stability of the prescription system.
The content of these hair dyeing assistants is required to be 2 to 20%, preferably 5 to 15%, based on the total amount of the hair dye.
If the content of the hair dyeing assistant is less than 2%, the hair dyeing effect is not sufficiently exhibited, and if it exceeds 20%, the drying property is lowered, which is not preferable.
[0016]
As the lower alcohol used in the present invention, for example, one or more of ethyl alcohol (ethanol), propanol, butanol, isopropanol, isobutanol and the like are used, but ethyl alcohol is used from the viewpoint of safety, drying property, smell and the like. desirable.
The content of the lower alcohol is required to be 20 to 80%, preferably 40 to 70%, based on the total amount of the hair dye.
If the content of the lower alcohol is less than 20%, the drying property is lowered, and if it exceeds 80%, the hair dyeing effect is not sufficiently exhibited, which is not preferable.
[0017]
The remainder of the hair dye in the present invention is adjusted with water, for example, purified water, ion-exchanged water, pure water, distilled water, deep sea water, etc. can be used, and the content thereof is based on the total amount of the hair dye, It is desirable to set it as 5 to 50%, More preferably, it is desirable to set it as 10 to 35%.
If the water content is less than 5%, the hair cannot be sufficiently swollen and the hair dyeing effect is lowered. If it exceeds 50%, the drying property is lowered, which is not preferable.
In addition, the hair dye of this invention can contain suitably other arbitrary components in the range which does not impair the effect of this invention and the stability of a system. Examples include various surfactants, preservatives, antioxidants, anti-reduction agents, chelating agents, ultraviolet absorbers, viscosity modifiers, oily components, silicone derivatives, fragrances, animal and plant extracts, and known polymer components.
[0018]
The pH of the hair dye of the present invention needs to be adjusted to 2 to 5, preferably 2 to 4.
If the pH of the hair dye is less than 2, there may be irritation to the skin, and if the pH exceeds 5, the hair dyeing effect is lowered, which is not preferable.
In the present invention, the pH can be adjusted using formic acid, acetic acid, lactic acid, tartaric acid, malic acid, citric acid, glycolic acid and other organic acids, inorganic acids or salts thereof, and optionally alkalis.
[0019]
The viscosity of the hair dye of the present invention is preferably 15 mPa · s or less, preferably 10 mPa · s or less, more preferably 3 to 8 mPa · s, from the viewpoint of easy application to the hair.
When the viscosity of this hair dye exceeds 15 mPa · s, it is difficult to apply it thinly and uniformly to the hair, which is not preferable.
[0020]
The hair dye in the present invention can be produced by blending each component such as the above water-soluble dye, amphoteric acrylic resin, hair dyeing assistant, lower alcohol and the like within the above ranges and stirring and mixing uniformly. it can.
The hair dye of the present invention configured as described above is excellent in temporary colorability and cumulative hair dyeability, and has excellent water resistance against sweat, rain, and the like due to a hot and humid period such as summer. It will be.
[0021]
The hair dye of the present invention can be suitably used as a temporary colorant for black hair, a temporary colorant for gray hair, and the like.
In the present invention, when it is prepared as a temporary colorant for gray hair, 0.03% or more of black 401 dye is used as a water-soluble dye.Above andIf the amphoteric acrylic resin is used in a hydroalcoholic vehicle as described above, coagulation sedimentation may occur and the formulation may not be possible. In this case, the content of the amphoteric acrylic resin (in terms of solid content) is as described above. 0.03 to 2.4% from 0.3 to 4ToIn addition,See laterThe nonionic or anionic silicone resin is preferably contained in an amount of 1.5 to 6% in terms of solid content. As a result, it does not cause aggregation and sedimentation, and is excellent in temporary colorability and cumulative hair dyeability, and has excellent water resistance against sweat, rain, etc. due to high temperature and high humidity periods such as summer. Become.
[0022]
The nonionic or anionic silicone resin to be used is incorporated in order to prevent coagulation and sedimentation and to improve secondary adhesion and water resistance. The nonionic or anionic silicone resin means a nonionic monomer unit and / or a block copolymer of an anionic monomer unit and a polysiloxane unit.
As the polysiloxane unit, polydimethylsiloxane is preferred.
Examples of the anionic monomer include methacrylic acid, acrylic acid, itaconic acid, maleic acid, fumaric acid, etc. Among them, methacrylic acid and acrylic acid are preferable. Nonionic monomers include aromatic hydrocarbons such as styrene, alkyl (meth) acrylates such as methyl methacrylate, ethyl methacrylate, butyl methacrylate, methyl acrylate, ethyl acrylate, and butyl acrylate. Among them, an ester of methacrylic acid and an aliphatic alcohol having 6 or less carbon atoms is preferable, but is not limited thereto.
[0023]
The above-mentioned silicone-based resin is used in particular from the viewpoints of preventing further aggregation and sedimentation, further improving secondary adhesion and water resistance, and in particular, polydimethylsiloxane and methacrylic acid and / or methacrylic acid and aliphatic having 6 or less carbon atoms. A block copolymer with an ester with an alcohol is preferred. In addition, the synthesis | combining method of the block copolymer which is the said silicone resin is obtained by leaving polymerization activity at the terminal of a polysiloxane compound, and adding and polymerizing a nonionic monomer or an anionic monomer to this. Usually, it is obtained as a living polymer in the presence of an anionic polymerization initiator and copolymerized with the above nonionic monomer or anionic monomer.
[0024]
Moreover, the composition ratio of the polysiloxane compound in the block copolymer which is a silicone resin is not particularly limited, but is preferably 10 to 80%, more preferably 20 to 70%. If this ratio is less than 10%, the texture is poor, and if it exceeds 80%, solubility in solvents such as water and lower alcohol is deteriorated.
Further, the number average molecular weight of the block copolymer is not particularly limited, but if the molecular weight is too small, the moisture resistance of the block copolymer is deteriorated and the color tends to be discolored due to sweat or rain. As described above, preferably 60,000 or more.
[0025]
The content of the nonionic or anionic silicone resin is preferably 1.5 to 6%, more preferably 2.5 to 4%, based on the total amount of the hair dye, in terms of solid content. desirable.
If the content of the silicone resin is less than 1.5%, aggregation and sedimentation cannot be prevented when the black No. 401 is used, and if it exceeds 6%, the setting force is increased due to the finish after use. Problems such as excessive strength and a sharp increase in viscosity are not preferable.
In addition, in the above, when the content of the amphoteric acrylic resin exceeds 4%, coagulation sedimentation occurs, and problems and the like when using the black No. 401 cannot be solved.
In addition, dyes other than black No. 401 dye can be used in combination as long as the upper limit (3%) of the above water-soluble dye is not exceeded, and other components such as hair dyeing assistants and lower alcohols, The pH and viscosity are adjusted in the above ranges.
[0026]
In using the hair dye of the present invention thus configured, a hair applicator is used, but the shape, structure, etc. of the hair applicator to be used are not particularly limited.
In the present invention, as a hair applicator that can be used, preferably, the applicability to hair, the controllability of the amount of liquid contained in the application site, the occurrence of less fouling of clothes, skin, furniture, etc. From the viewpoint of usability, an applicator main body having the hair dye reservoir of the present invention inside, and an applicator provided at the tip of the applicator main body, the applicator from the hair dye reservoir And a hair applicator for applying the hair dye to the hair by allowing the hair dye of the present invention to flow out.
[0027]
Examples of the hair applicator having such a configuration include the hair applicator A shown in FIGS. 1 to 3 and the hair applicator shown in FIG. 4.B isCan be mentioned. Below, these hair applicators AAnd BWill be described in detail.
The hair applicator A is a so-called batting type (occlusion body) applicator, and, as shown in FIGS. 1 to 3, occludes the hair dye having the above-described configuration in the shaft body 10 constituting the applicator main body. The occlusion body 11 is accommodated in the hair dye storage part 10a, and a core body 12 which is a comb-like coating for application having a plurality of capillary actions is fixed to the tip of the shaft body 10 in a linear row arrangement, 12, the rear end portion of the core body 12 is connected to the occlusion body 11, the front end portion of the core body 12 is projected forward of the shaft body 10, and a comb portion 13 is provided on a side portion of the core body 12. The cap body 20 is made detachable by screwing, and a core tip receiving member 21 such as a felt that contacts the tip of the core body 12 is attached, and a concave portion 22 that accommodates the tip of the comb portion 13 is provided on the side thereof. The provided inner cap 23 is movable in the axial direction inside the cap body 20 and is circular. By disposing freely rotatable in the directions, in which the middle cap 23 was energized by the spring member 24 toward the opening of the cap body 20.
In the hair applicator A having such a configuration, the necessary hair dye is provided from the occlusion body 11 in which the hair dye having the above-described configuration of the present invention is occluded to the storage portion 10a to the tip of the core body 12 serving as the application portion. While being supplied, it does not cause dripping or unintentional liquid discharge, and is excellent in carrying and handling properties, and can be used as a hair applicator excellent in usability, water resistance and cumulative hair dyeing properties. .
[0028]
When using the hair dye of the present invention using this hair applicator A, since it has the core 12 as the tip application body, it is possible to avoid contamination to the scalp as much as possible, The hair dye can be easily applied to the hair near the scalp (the hairline), and the hair dye of the present invention is fully utilized to hold the hair dye temporarily in the occlusion body and is optimal for the hair through the application part. An amount of hair dye can be applied.
[0029]
Further, the hair applicator B is an applicator provided with a knock type valve device, and as shown in (a) to (c), a base 31 is fixed to the tip of the applicator main body 30. The pedestal 31 is provided with an application part 32 composed of brush bodies 32a, 32a. Further, a front shaft 33 is fixed to the outer periphery of the pedestal 31, and a comb body 35 having comb teeth portions 35a, 35a... Is detachably attached to the front shaft 33. An impregnated body 36 made of a sponge or the like that contacts the application portion 32 is fitted into the center hole of the base 31, and a hair dye guide tube 38 that communicates with the distal end of the valve device to be described later with an impregnated body stopper 37 sandwiched behind the base 31. Is provided.
The applicator main body 30 has a cylindrical inner shaft 40 serving as a hair dye storage portion, and a valve rod 41, a valve seat 42, a valve spring 43, and a spring receiver 44 at the tip thereof. The device 45 is attached and a knock body 46 is provided at the rear end.
In the hair applicator B having such a configuration, the hair dye is filled via the hair dye guide tube 38 by filling the storage section 40 with the hair dye having the above structure of the present invention and knocking the knock body 46. It flows out to the impregnating body 36 and is supplied to the application section 32 composed of the brush bodies 32a, 32a... For use.
The hair applicator B has a structure in which the hair dye is supplied from the impregnated body 36 to the application section 32 composed of the brush bodies 32a, 32a..., Thus causing “dripping” and unintentional liquid discharge. In addition, since it has the comb body 35, the hair coloring agent does not directly adhere to fingers, etc., and it is excellent in carrying and handling properties, and is excellent in usability, water resistance, and cumulative hair dyeing properties. can do.
[0030]
【Example】
EXAMPLES Next, although an Example and a comparative example demonstrate this invention further in full detail, this invention is not restrict | limited by the following Example.
[0031]
[Examples 1 to 5 and Comparative Examples 1 to 3]
Each hair dye was obtained by uniformly stirring and mixing with a general-purpose propeller mixer with the composition shown in Table 1 below.The silicone resin is composed of azo group-containing polysiloxane amide having polysiloxane segments (average number of azo group bonds: 4.3), methacrylic acid and butyl methacrylate (each weight ratio 37:45:18) in ethanol. A methacrylic acid / butyl methacrylate / dimethylpolysiloxane block copolymer obtained by dissolving and reacting at 70 to 80 ° C. for 10 hours under nitrogen reflux was used.
About each hair dye of Examples 1-5 obtained above and Comparative Examples 1-3, it measured about pH, a viscosity, and low temperature temporal stability by the said method.
Before mixing and mixing, a mixed vehicle of a block copolymer silicone resin and ethanol was prepared, and water and other components shown in Table 1 below were blended uniformly into this mixed vehicle. The hair dye was obtained by stirring and mixing.
These results are shown in Table 1 below.
[0032]
(Measurement method of pH)
The pH (25 ° C.) was measured by a conventional method using a glass electrode pH meter.
(Viscosity evaluation method)
Each viscosity at 25 ° C. was measured with an ELD viscometer (manufactured by Toki Sangyo Co., Ltd.).
(Evaluation method of low temperature stability over time)
The sample was allowed to stand at −20 ° C. for 1 week in a 100 ml sample bottle, and then visually evaluated according to the following evaluation criteria.
Evaluation criteria:
A: No change, all in a uniform state.
○: Some color separation is recognized on the bottle wall.
Δ: A thin precipitate is observed at the bottom of the bottle.
X: A clear aggregate is recognized.
[0033]
Next, 10 ml of each hair dye obtained above is filled in a hair applicator having the following constitution shown in FIGS. 1 to 3, and water resistance, temporary colorability, cumulative hair dyeability, after application are as follows. Dryability ofAbout coagulation sedimentationEvaluation was performed.
These results are shown in Table 1 below.
[0034]
(Configuration of hair applicator)
Core: Made of PET, vertical and horizontal distance between core and core: 3.4 mm, porosity: 80%
Comb: Made of PBT
[0035]
(Water resistance evaluation method)
Apply about 0.1 ml to 2 g of hair, dry at room temperature for 120 minutes (hereinafter simply referred to as “applied to hair and dried”), and then press the filter paper moistened with water to add color to the filter paper. The condition was evaluated according to the following evaluation criteria.
Evaluation criteria:
A: No adhesion to the filter paper
○: Thinly adheres to filter paper
Δ: Slightly adheres to the filter paper.
X: It adheres darkly to the filter paper.
[0036]
(Evaluation method of temporary colorability)
Performance evaluation as a primary hair dye after application and drying on hair was evaluated according to the following evaluation criteria.
Evaluation criteria:
A: Equivalent to a commercially available temporary colorant.
○: No practical problem.
Δ: Slightly difficult to dye
X: Not dyed.
[0037]
(Evaluation method for cumulative hair dyeing)
After applying and drying the hair, the cumulative hair dyeability after repeated washing was evaluated three times according to the following evaluation criteria.
Evaluation criteria:
A: Equivalent to commercially available oxidative hair dye.
○: No practical problem.
Δ: Slightly difficult to dye
X: Not dyed.
[0038]
(Evaluation method of dryness after application)
Under 25 ° C.-65 RH%, 0.2 g was applied to 1 g of human hair bundle, touched with a finger every 30 seconds, and the time when adhesion to the finger disappeared was measured and evaluated according to the following evaluation criteria.
Evaluation criteria:
◎: Within 1 minute
○: Within 3 minutes
△: Within 5 minutes
×: Exceeding 5 minutes
[0039]
(Evaluation method for coagulation sedimentation)
After leaving it in a 100 ml sample bottle at 25 ° C.-65 RH%, it was visually evaluated according to the following evaluation criteria.
Evaluation criteria:
A: No change, all in a uniform state.
○: Some color separation is recognized on the bottle wall.
Δ: A thin precipitate is observed at the bottom of the bottle.
X: A clear aggregate is recognized.
[0040]
【table1]
[0041]
Above table1As is apparent from the results of the examples, examples within the scope of the present invention1~5Is a comparative example outside the scope of the present invention1~3Compared to the above, it has been found that there is no aggregation and sedimentation, and that it is excellent in all aspects of low-temperature stability over time, water resistance, temporary colorability, cumulative hair dyeability, usability, and drying after coating.
On the other hand, looking at the comparative examples individually, the comparative examples1Is a case where the content of amphoteric acrylic resin is large, and in this case, it has been found that the low temperature aging stability and the coagulation sedimentation property are poor. Comparative example2Is the case where no amphoteric acrylic resin is contained, and in this case, it was found that the water resistance is poor. Comparative example3Is a case where no silicone resin is contained. In this case, it was found that the low temperature aging stability and the coagulation sedimentation property were inferior.
[0042]
【The invention's effect】
According to the present inventionIfProvided is a hair dye which has no settling, has excellent stability, is excellent in cumulative hair dyeability and usability, and has excellent water resistance against sweat, rain, and the like due to a hot and humid period such as summer. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an example of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of a side aspect of FIG.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of the front aspect of FIG. 1;
4A is a longitudinal sectional view showing another example of the embodiment of the present invention, FIG. 4B is a sectional view taken along line II, and FIG. 4C is a plan view of a comb body;
[Explanation of symbols]
A hair applicator
10 Applicator body
Claims (5)
水溶性染料として、少なくとも黒色４０１号を０．０５重量％以上含有し、かつ、該水溶性染料の全量が０．１〜３重量％であると共に、両性アクリル樹脂０．３〜４重量％、更に、ポリジメチルシロキサンと、メタクリル酸及び／又はメタクリル酸と炭素数４以下の脂肪族アルコールとのエステルとのブロック共重合体であるノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂１．５〜６重量％含有し、かつ、ｐＨを２〜５に調整し、粘度を３〜１０．３ｍＰａ・ｓに調整されてなることを特徴とする染毛料。It is provided with an occlusion body that contains at least a hair dye, and the application body is accommodated in an applicator that is a core body having a capillary force. The hair dyeing assistant is 2 to 20% by weight, the lower alcohol 20 to 80% by weight, and water 5 A hair dye containing ~ 50% by weight,
The water-soluble dye contains at least 0.05% by weight of black 401, and the total amount of the water-soluble dye is 0.1 to 3% by weight, and the amphoteric acrylic resin 0.3 to 4% by weight, Furthermore, it contains 1.5 to 6% by weight of a nonionic or anionic silicone resin which is a block copolymer of polydimethylsiloxane and methacrylic acid and / or an ester of methacrylic acid and an aliphatic alcohol having 4 or less carbon atoms. And the hair dye characterized by adjusting pH to 2-5 and adjusting a viscosity to 3-10.3 mPa * s.
水溶性染料として、少なくとも黒色４０１号を０．０５重量％以上含有し、かつ、該水溶性染料の全量が０．１〜３重量％であると共に、両性アクリル樹脂０．３〜４重量％、更に、ポリジメチルシロキサンと、メタクリル酸及び／又はメタクリル酸と炭素数４以下の脂肪族アルコールとのエステルとのブロック共重合体であるノニオン若しくはアニオンのシリコーン系樹脂１．５〜６重量％含有し、かつ、ｐＨを２〜５に調整し、粘度を３〜１０．３ｍＰａ・ｓに調整されてなることを特徴とする染毛料。At least a hair dye storage section for storing hair dye and a knock type valve device are provided, and the application body is accommodated in an applicator which is a brush body, and 2 to 20% by weight of a hair dyeing assistant and 20 to 80% by weight of a lower alcohol. % And 5 to 50% by weight of water,
The water-soluble dye contains at least 0.05% by weight of black 401, and the total amount of the water-soluble dye is 0.1 to 3% by weight, and the amphoteric acrylic resin 0.3 to 4% by weight, Furthermore, it contains 1.5 to 6% by weight of a nonionic or anionic silicone resin which is a block copolymer of polydimethylsiloxane and methacrylic acid and / or an ester of methacrylic acid and an aliphatic alcohol having 4 or less carbon atoms. And the hair dye characterized by adjusting pH to 2-5 and adjusting a viscosity to 3-10.3 mPa * s.
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