JP5044789B2 - 定着装置、画像形成装置、定着方法及び画像形成方法 - Google Patents

定着装置、画像形成装置、定着方法及び画像形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に備えられ、商用電源及びこれによって充電される補助電源によって電力供給を受け発熱する複数の発熱手段を備えた定着装置、この定着装置を備えたかかる画像形成装置、かかる複数の発熱手段を用いた定着方法及びこれらを用いた画像形成方法に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置として、被定着画像としてのトナー像を形成された用紙等のシートに、トナー像を定着するための定着装置を備えたものが知られている。
定着装置としては、回転駆動される加熱ローラと、この加熱ローラに圧接され加熱ローラに従動回転する加圧ローラとを有し、両ローラによって形成されるニップ部に、両ローラの回転によってシートを通過させ、加熱加圧してトナー像を定着するいわゆるローラ対タイプの定着装置や、無端の定着ベルト、定着ベルトを巻き掛けられた加熱ローラ及び定着ローラ、定着ベルトを介して定着ローラに対向して配置される加圧ローラ等を構成要素とし、定着ベルトと加圧ローラとによって形成されるニップ部に、定着ベルト及び加圧ローラの回転によってシートを通過させ、加熱加圧してトナー像を定着させるいわゆるベルトタイプの定着装置が知られている。
かかる加熱ローラは、〔特許文献1〕ないし〔特許文献5〕に記載されているように、シートを加熱するためのヒータを内部に有し、このヒータの発熱により昇温されるようになっている。かかるヒータは、種々の目的から、〔特許文献1〕ないし〔特許文献5〕にも記載されているように、複数備えられた構成となっているものが知られており、特に、〔特許文献1〕ないし〔特許文献3〕に記載の定着装置にあっては、加熱ローラ温度の速やかな上昇等の目的から、複数のヒータへの電力供給に、商用電源及びこれによって充電される補助電源を用いている。
〔特許文献1〕、〔特許文献2〕に記載の定着装置は、シートの幅方向において互いに異なる発熱分布を有する複数のヒータを有し、シートの幅方向における加熱ローラの温度分布を調整することが可能となっている。
具体的には、〔特許文献1〕に記載の定着装置では、商用電源によって電力供給を受けるヒータを複数備え、これらのヒータが、シートの幅方向において互いに異なる発熱分布を有しており、〔特許文献2〕に記載の定着装置では、補助電源によって電力供給を受けるヒータを複数備え、これらのヒータが、シートの幅方向において互いに異なる発熱分布を有している。
特開2003−084621号公報 特開2004−095525号公報 特開2005−092186号公報 特開昭63−280283号公報 特許第3492082号公報
しかし、商用電源によって電力供給を受けるヒータ、補助電源によって電力供給を受けるヒータのそれぞれについて、シートの幅方向において互いに異なる発熱分布を有している方が好ましい。
本発明は、商用電源及びこれによって充電される補助電源によって電力供給を受け発熱する複数の発熱手段であって、それぞれがシートの幅方向において互いに異なる発熱分布を有している定着装置、この定着装置を備えた複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置、かかる複数の発熱手段を用いた定着方法及びこれらを用いた画像形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、商用電源から電力供給を受けて発熱する第1の発熱手段と、商用電源によって充電される補助電源から電力供給を受けて発熱する第2の発熱手段と、第1の発熱手段及び第2の発熱手段の温度を検知するための温度検知手段と、前記温度検知手段が検知した温度に基づいて第1の発熱手段及び第2の発熱手段への電力供給を制御する制御手段とを有し、シートに画像を定着させる定着装置において、第1の発熱手段と第2の発熱手段とは、それぞれ、シートの幅方向において互いに異なる発熱分布を有する複数の発熱部を備えており、前記第2の発熱手段は、電気二重層キャパシタを内蔵しており、商用電源によって前記補助電源の充電を行うか、同補助電源によって第2の発熱手段に電力供給を行うかを切り換える切り換え手段を有し、第1の発熱手段における目標の検知温度Taと、第2の発熱手段における目標の検知温度Tbとが、Ta>Tbの関係であり、待機時に、前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を停止状態にして前記補助電源の充電を行う状態で第1の発熱手段への給電を切り換えて前記温度検知手段によって検知される温度を前記検知温度Taと前記検知温度Tbとの間に保ち、通紙が開始されると、第1の発熱手段への給電を行うとともに前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を開始し、前記補助電源から第2の発熱手段への電力供給の時間の経過による減少量に応じて定められた同電力供給を遮断する時間の経過以前に、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tbを一旦下回ったのち同検知温度Tbに達すると、前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を停止し前記補助電源の充電を行い、その後の通紙中は、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tb以上であるときには第1の発熱手段への給電を切り換えることで前記温度検知手段によって検知される温度を前記検知温度Taと前記検知温度Tbとの間に保ち、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tbを下回ったときのみ前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を行うことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の定着装置において、前記温度検知手段を、シートの幅方向において互いに異なる位置に複数配設したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の定着装置において、前記複数の発熱部は、シートの幅方向の中央部に偏った発熱分布を有する中央発熱部と、シートの幅方向の端部に偏った発熱分布を有する端部発熱部とを含み、前記温度検知手段は、前記中央発熱部に対応して設けられた中央温度検知手段と、前記端部発熱部に対応して設けられた端部温度検知手段とを含むことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の定着装置において、前記制御手段は、前記補助電源からの、第2の発熱手段に備えられた前記複数の発熱部それぞれへの電力供給の割合を、前記中央温度検知手段における目標の検知温度と実際の検知温度との差と、前記端部温度検知手段における目標の検知温度と実際の検知温度との差とに応じて変化させることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか1つに記載の定着装置において、前記制御手段は、画像を定着させるシートの幅が第1の発熱手段及び第2の発熱手段の幅より小さいとき、第1の発熱手段と第2の発熱手段とのそれぞれに備えられた前記複数の発熱部のうち、シートの通過領域に対応した発熱部のみに電力供給を行い発熱させることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか1つに記載の定着装置において、商用電源によって前記補助電源の充電を行うように前記切り換え手段が切り換えられたときに前記補助電源に接続され、商用電源から同補助電源に供給される電力について電圧を調整するとともに交流から直流へ整流して前記電気二重層キャパシタを充電する充電手段を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか1つに記載の定着装置を有する画像形成装置にある。
請求項8記載の発明は、商用電源から電力供給を受けて発熱する第1の発熱手段と、商用電源によって充電される補助電源から電力供給を受けて発熱する第2の発熱手段と、第1の発熱手段及び第2の発熱手段の温度を検知するための温度検知手段と、前記温度検知手段が検知した温度に基づいて第1の発熱手段及び第2の発熱手段への電力供給を制御する制御手段とを用い、シートに画像を定着させる定着方法において、第1の発熱手段と第2の発熱手段とは、それぞれ、シートの幅方向において互いに異なる発熱分布を有する複数の発熱部を備えており、前記第2の発熱手段は、電気二重層キャパシタを内蔵しており、商用電源によって前記補助電源の充電を行うか、同補助電源によって第2の発熱手段に電力供給を行うかを切り換える切り換え手段を用い、第1の発熱手段における目標の検知温度Taと、第2の発熱手段における目標の検知温度Tbとが、Ta>Tbの関係であり、待機時に、前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を停止状態にして前記補助電源の充電を行う状態で第1の発熱手段への給電を切り換えて前記温度検知手段によって検知される温度を前記検知温度Taと前記検知温度Tbとの間に保ち、通紙が開始されると、第1の発熱手段への給電を行うとともに前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を開始し、前記補助電源から第2の発熱手段への電力供給の時間の経過による減少量に応じて定められた同電力供給を遮断する時間の経過以前に、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tbを一旦下回ったのち同検知温度Tbに達すると、前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を停止し前記補助電源の充電を行い、その後の通紙中は、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tb以上であるときには第1の発熱手段への給電を切り換えることで前記温度検知手段によって検知される温度を前記検知温度Taと前記検知温度Tbとの間に保ち、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tbを下回ったときのみ前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を行うことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし6の何れか1つに記載の定着装置、または、請求項7記載の画像形成装置、または、請求項8記載の定着方法を用いて画像形成を行う画像形成方法にある。
本発明は、商用電源から電力供給を受けて発熱する第1の発熱手段と、商用電源によって充電される補助電源から電力供給を受けて発熱する第2の発熱手段と、第1の発熱手段及び第2の発熱手段の温度を検知するための温度検知手段と、前記温度検知手段が検知した温度に基づいて第1の発熱手段及び第2の発熱手段への電力供給を制御する制御手段とを有し、シートに画像を定着させる定着装置において、第1の発熱手段と第2の発熱手段とは、それぞれ、シートの幅方向において互いに異なる発熱分布を有する複数の発熱部を備えており、前記第2の発熱手段は、電気二重層キャパシタを内蔵しており、商用電源によって前記補助電源の充電を行うか、同補助電源によって第2の発熱手段に電力供給を行うかを切り換える切り換え手段を有し、第1の発熱手段における目標の検知温度Taと、第2の発熱手段における目標の検知温度Tbとが、Ta>Tbの関係であり、待機時に、前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を停止状態にして前記補助電源の充電を行う状態で第1の発熱手段への給電を切り換えて前記温度検知手段によって検知される温度を前記検知温度Taと前記検知温度Tbとの間に保ち、通紙が開始されると、第1の発熱手段への給電を行うとともに前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を開始し、前記補助電源から第2の発熱手段への電力供給の時間の経過による減少量に応じて定められた同電力供給を遮断する時間の経過以前に、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tbを一旦下回ったのち同検知温度Tbに達すると、前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を停止し前記補助電源の充電を行い、その後の通紙中は、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tb以上であるときには第1の発熱手段への給電を切り換えることで前記温度検知手段によって検知される温度を前記検知温度Taと前記検知温度Tbとの間に保ち、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tbを下回ったときのみ前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を行うことを特徴とするので、シートのサイズに応じて適切な発熱部を発熱させることが可能であり、また補助電源からの電力供給を効率よく行うことができるとともに第1の発熱手段及び第2の発熱手段への電力供給過多による加熱を抑制ないし防止することができ、無駄な電力消費を低減して省エネルギー効果を得ることが可能であるとともに、良好な定着を行うことができる定着装置を提供することができる。
前記温度検知手段を、シートの幅方向において互いに異なる位置に複数配設したこととすれば、シートのサイズに応じて適切な発熱部を発熱させる高精度の制御が可能であり、無駄な電力消費をより低減して省エネルギー効果を得ることが可能であるとともに、より良好な定着を行うことができる定着装置を提供することができる。
前記複数の発熱部は、シートの幅方向の中央部に偏った発熱分布を有する中央発熱部と、シートの幅方向の端部に偏った発熱分布を有する端部発熱部とを含み、前記温度検知手段は、前記中央発熱部に対応して設けられた中央温度検知手段と、前記端部発熱部に対応して設けられた端部温度検知手段とを含むこととすれば、発熱部の配設位置に対応するように配設された温度検知手段によって高精度の温度検知を行うことでシートのサイズに応じて適切な発熱部を発熱させる、より高精度の制御が可能であり、無駄な電力消費をより低減して省エネルギー効果を得ることが可能であるとともに、より良好な定着を行うことができる定着装置を提供することができる。
前記制御手段は、前記補助電源からの、第2の発熱手段に備えられた前記複数の発熱部それぞれへの電力供給の割合を、前記中央温度検知手段における目標の検知温度と実際の検知温度との差と、前記端部温度検知手段における目標の検知温度と実際の検知温度との差とに応じて変化させることとすれば、発熱部の配設位置に対応するように配設された温度検知手段によって高精度の温度検知を行うことでシートのサイズに応じて適切な発熱部を発熱させる、より高精度の制御が可能であり、無駄な電力消費をより低減して省エネルギー効果を得ることが可能であるとともに、シートの幅方向における温度分布を均一化することが可能であってより良好な定着を行うことができる定着装置を提供することができる。
前記制御手段は、画像を定着させるシートの幅が第1の発熱手段及び第2の発熱手段の幅より小さいとき、第1の発熱手段と第2の発熱手段とのそれぞれに備えられた前記複数の発熱部のうち、シートの通過領域に対応した発熱部のみに電力供給を行い発熱させることとすれば、シートのサイズに応じて適切な発熱部を発熱させることができ、無駄な電力消費を低減して省エネルギー効果を得ることができるとともに、良好な定着を行うことができる定着装置を提供することができる。
本発明は、請求項1ないし6の何れか1つに記載の定着装置を有する画像形成装置にあるので、上述の各効果を奏する定着装置を有し、シートのサイズに応じて適切な発熱部を発熱させることが可能であり、無駄な電力消費を低減して省エネルギー効果を得ることが可能であるとともに、良好な定着及びこれによる良好な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することができる。
本発明は、商用電源から電力供給を受けて発熱する第1の発熱手段と、商用電源によって充電される補助電源から電力供給を受けて発熱する第2の発熱手段と、第1の発熱手段及び第2の発熱手段の温度を検知するための温度検知手段と、前記温度検知手段が検知した温度に基づいて第1の発熱手段及び第2の発熱手段への電力供給を制御する制御手段とを用い、シートに画像を定着させる定着方法において、第1の発熱手段と第2の発熱手段とは、それぞれ、シートの幅方向において互いに異なる発熱分布を有する複数の発熱部を備えており、前記第2の発熱手段は、電気二重層キャパシタを内蔵しており、商用電源によって前記補助電源の充電を行うか、同補助電源によって第2の発熱手段に電力供給を行うかを切り換える切り換え手段を用い、第1の発熱手段における目標の検知温度Taと、第2の発熱手段における目標の検知温度Tbとが、Ta>Tbの関係であり、待機時に、前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を停止状態にして前記補助電源の充電を行う状態で第1の発熱手段への給電を切り換えて前記温度検知手段によって検知される温度を前記検知温度Taと前記検知温度Tbとの間に保ち、通紙が開始されると、第1の発熱手段への給電を行うとともに前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を開始し、前記補助電源から第2の発熱手段への電力供給の時間の経過による減少量に応じて定められた同電力供給を遮断する時間の経過以前に、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tbを一旦下回ったのち同検知温度Tbに達すると、前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を停止し前記補助電源の充電を行い、その後の通紙中は、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tb以上であるときには第1の発熱手段への給電を切り換えることで前記温度検知手段によって検知される温度を前記検知温度Taと前記検知温度Tbとの間に保ち、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tbを下回ったときのみ前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を行うことを特徴とするので、シートのサイズに応じて適切な発熱部を発熱させることが可能であり、また補助電源からの電力供給を効率よく行うことができるとともに第1の発熱手段及び第2の発熱手段への電力供給過多による加熱を抑制ないし防止することができ、無駄な電力消費を低減して省エネルギー効果を得ることが可能であるとともに、良好な定着を行うことができる定着方法を提供することができる。
本発明は、請求項1ないし6の何れか1つに記載の定着装置、または、請求項7記載の画像形成装置、または、請求項8記載の定着方法を用いて画像形成を行う画像形成方法にあるので、上述の各効果を奏する定着装置または上述の効果を奏する画像形成装置または上述の効果を奏する定着方法を用い、良好な定着及びこれによる良好な画像形成を行いつつ、シートのサイズに応じて適切な発熱部を発熱させることが可能であり、無駄な電力消費を低減して省エネルギー効果を得ることが可能であるとともに、良好な定着及びこれによる良好な画像形成を行うことができる画像形成方法を提供することができる。
図1に、本発明を適用した実施の形態に係る定着装置及びこれを有する画像形成装置を示している。同図に示す画像形成装置30は、デジタル複写機であり、ファクシミリ及びレーザプリンタとの複合機となっている。画像形成装置30は、他の複写機、ファクシミリ、レーザビームプリンタ等のプリンタ、これらの複合機等であってもよい。
画像形成装置30は、シート状の記録媒体としてのシートであるシート材2に画像形成を行うものである。シート材2には、普通紙のほか、厚紙やOHPシート等の特殊シートを用いることができる。画像形成装置30は、種々の大きさのシート材2に対する画像形成が可能である。画像形成装置30は単色画像を形成するものであるが、カラー画像を形成することが可能なものであっても良い。
画像形成装置30は、その上方から、光学読取系としての原稿読み取り部32と、レーザー光学系である光書込み系としての書き込み装置33と、作像系としての画像形成部34と、シート材2の両面に画像形成を行う際に画像形成部34において片面にトナー像を形成されたシート材2を反転して再度画像形成部34に送る両面装置42と、シート材2の給送装置としての給紙装置である給送装置100とを有している。
画像形成装置30はまた、符号37で示すシート材2の搬送路において画像形成部34の上流側に配設され、シート材2を所定のタイミングで画像形成部34に向けて送り出すレジストローラ6と、搬送路37において画像形成部34の下流側に配設された、シート材2上のトナー像をシート材2に定着するローラ対タイプの定着装置38とを有している。
画像形成装置30はまた、定着装置38によってトナー像を定着されたシート材2を、画像形成装置30の本体31の外に排出するか、両面装置42に送るかを選択する排紙分岐爪51と、定着装置38によってトナー像を定着されたシート材2を本体31の外に排出する、排紙ローラ39aと排紙コロ39bとを有する排紙ローラ対39と、本体31の外部に配設され排紙ローラ対39によって排出されたシート材2を積載する排紙部としての排紙トレイ40と、画像形成装置30の動作全般を制御する制御手段としての図示しない制御部とを有している。
画像形成部34は、ドラム状の潜像担持体である像担持体としての、矢印Aで示す図1における時計方向に回転する感光体ドラム35と、感光体ドラム35の周囲において方向Aに沿って配設された、感光体ドラム35を帯電するための帯電手段としての帯電装置56と、感光体ドラム35上の静電潜像を現像して可視像化するための現像手段としての現像装置36とを有している。
画像形成部34はまた、方向Aに沿って、現像装置36により感光体ドラム35上の静電潜像を現像することによって得られたトナー像を感光体ドラム35からシート材2に転写するための転写手段としての転写装置59と、転写装置59により感光体ドラム35上のトナー像をシート材2に転写した後に感光体ドラム35上に残留している残留トナーや紙粉等の異物を感光体ドラム35から除去するためのクリーニング手段としてのクリーニング装置50とを有している。
原稿読み取り部32は、図示を省略するが、原稿載置台と、原稿載置台上に載置された原稿を走査するための光源および光路変換用反射鏡を有しており、原稿からの反射光が読み取り光学系を介してCCDなどの光学素子に入射され、光学素子によって原稿の画像データである画像情報として制御部に出力されるようになっている。
書き込み装置33は、ポリゴンミラー57と、制御部に入力された原稿の画像情報等に応じて照射を行う図示しない半導体レーザと、結像光学系をなす図示しない反射鏡および結像レンズとを有しており、半導体レーザにより発せられポリゴンミラー57によって反射された走査光Lを感光体ドラム35上の帯電装置56と現像装置36との間の位置に照射して静電潜像を形成するようになっている。
半導体レーザは、制御部からの画像信号に基づいて発光制御されるようになっており、制御部では、原稿読み取り部32からの画像情報だけでなく、プリンタとして用いられる場合の画像データおよびファクシミリ装置として用いられる場合の画像データに応じた画像信号によって半導体レーザの駆動制御を行う。
反転装置42は、排紙分岐爪51による分岐によってシート材2が進入する経路である反転搬送路41と、反転搬送路41を経て搬送されてきたシート材2を積載する両面トレイ43と、両面トレイ43から画像形成部34に向けてシート材2を送り出す経路である両面搬送路44とを有している。
給送装置100は、シート材2を積載したカセット11と、カセット11を上方に向けて付勢する付勢手段としての図示しないばねと、カセット11に積載されたシート材2のうち最上位のものの先端部に圧接する分離ローラとしての給送ローラ4と、給送ローラ4との間でシート材2を一枚ずつ分離して画像形成部34に給送するための分離部材8と、分離部材8を給送ローラ4に向けて付勢する付勢手段としてのばね5と、給送ローラ4及び分離部材8によって給送された一枚のシート材2を画像形成部34に向けて搬送する搬送ローラ対7とを有している。
給紙装置100は、シート材2を、中央基準、片側基準の何れかで給紙することが可能となっているが、本形態では、中央基準で給紙するものとする。給紙装置100は、シート材2を中央基準で給紙するか、片側基準で給紙するか、及びシート材2のサイズを検知するようになっており、これらの情報を制御部に送信する。
図2に示すように、定着装置38は、シート材2を加熱するとともに図示しない駆動源としてのモータにより矢印B方向に回転駆動され回転によりシート材2を搬送する定着ローラとしての加熱ローラ61と、加熱ローラ61に圧接され加熱ローラ61に従動して矢印C方向に回転し回転により加熱ローラ61とともにシート材2を搬送する加圧ローラ62と、加熱ローラ61の内部に配設された第1の発熱手段としての主発熱体であるヒータ63および第2の発熱手段としての補助発熱体であるヒータ64と、ヒータ63、64を一体に支持する支持板60とを有している。
定着装置38はまた、加熱ローラ61と加圧ローラ62とが圧接した部分であるニップ部81にシート材2を案内する案内部材としてのガイド板65と、加熱ローラ61を覆うとともに支持板60を支持した上カバー66と、加圧ローラ62を覆うとともにガイド板65を支持した下カバー67とを有している。
定着装置38はまた、図3に示すように、ヒータ63を発熱させるためにヒータ63に電力供給を行う主電源としての主電源装置82と、ヒータ64を発熱させるためにヒータ64に電力供給を行う、主電源装置82によって充電される補助電源としての補助電源装置83と、主電源装置82からヒータ63に電力供給を行うか否かを切り換えるためのリレー回路であるメインスイッチ84とを有している。
定着装置38はまた、主電源装置82から電力供給され補助電源装置83を充電するための充電手段としての充電器である充電装置85と、充電装置85によって補助電源装置83を充電するか、補助電源装置83によってヒータ64に電力供給を行うかを切り換える切り換え手段としてのリレー回路であるスイッチ86とを有している。
定着装置38はまた、補助電源装置83を制御する補助電源制御手段87と、ヒータ63、64の温度を検知するために、シート材2を加熱する加熱部を構成する加熱ローラ61の表面の温度を検知する温度検知手段88とを有している。
加熱ローラ61は、図示を省略するが、薄肉円筒状の芯金と、この芯金表面にPFAまたはPTFEなどによって形成された離型層とを有する薄肉ローラである。加熱ローラ61の芯金の径は16mm以上40mm以下、かつ同芯金の肉厚は0.25mm以上0.6mm以下である。本形態において、加熱ローラ61の芯金は、アルミニウム合金製であり、径を30mm、肉厚を0.5mmとされている。材質は、比熱が小さく、熱伝導率が大きいものが好ましく、アルミニウム合金の他にもSTKM11、STKM12等の鉄、銅、ステンレス、アルミニウム等の金属を使用することができる。
加圧ローラ62は、図示を省略するが、その外径が25mm以上30mm以下、肉厚が5mm以上7mm以下の弾性層と、この弾性層上に30μm以上80μm以下の厚さのフッ素樹脂製のチューブを被覆した層とを有している。本形態において、かかる弾性層は熱容量の小さいスポンジタイムのゴムを用いた、外径25mm、厚さ5mmのスポンジ層とし、フッ素樹脂層の厚さは50μmとした。
このように、加熱ローラ61と加圧ローラ62とは、それぞれ低熱容量化によるウォームアップタイムすなわち電源投入時の立ち上がり時間または省エネモード下の待機状態から復帰までの時間の短縮化が図られている。
シート材2は、図2において、紙面右方から左方に向けて移動する際に、ニップ部81において、表面に担持したトナーによって構成された画像すなわちトナー像を定着される。このとき、図2における紙面に垂直な方向を、シート材2の幅方向という。以下、シート材2の幅方向を、単に、幅方向、という。
加熱ローラ61及び加圧ローラ62は、幅方向に長い形状をなしており、幅方向において、画像形成装置30に使用可能なシート材2の幅よりも大きな幅を有している。シート材2は中央基準で給紙されるので、幅方向におけるシート材2の中心と加熱ローラ61及び加圧ローラ62の中心とは一致する。なお、片側基準で給紙される場合には、シート材2の一方の端縁が、加熱ローラ61及び加圧ローラ62の端部近傍の定位置を通過する。
図示しないが、ヒータ63、64は、幅方向において、加熱ローラ61の幅より長く、加熱ローラ61を貫く態様で配設されている。支持板60は、幅方向において加熱ローラ61が延在している領域の、加熱ローラ61のそれぞれの端部の外側に配設されており、この位置でヒータ63、64の各端部を支持している。ヒータ63、64は上下方向に並んだ状態で配設され、ヒータ63は上側、ヒータ64は下側に位置する。したがって、ヒータ64は、ヒータ63よりも、シート材2の通過位置であるニップ部81に近い位置に配設されている。
なお本形態において、ヒータ63、64は赤外線ヒータであり、加熱ローラ61内側に備えられているが、ヒータ63、64は、加熱ローラ61と一体の面状発熱体であっても良いしIH方式の発熱体であっても良い。外部加熱方式であっても良い。
主電源装置82は、商用電源から電力供給を受けるものであり、周知の構成であって、例えばコンセント等から供給される電力を、ヒータ63、充電装置85等に応じた適切な電圧に調整する等の機能を有する。
補助電源装置83は、充放電可能なキャパシタを内蔵している。このキャパシタは、電気二重層キャパシタ等によって構成されており、二次電池とは異なり、化学反応を伴わないために優れた特徴を有する。すなわち、補助電源装置83に、二次電池として一般的なニッケル−カドミウム電池等を用いると、急速充電を行っても数十分から数時間という長い時間を要するが、本形態のように、補助電源装置83にキャパシタを用いると、数分程度の急速な充電が可能である。
よって、キャパシタを用いることで、待機状態と加熱状態すなわち電力供給状態とを繰り返した場合であっても、電力供給時に確実に補助電源装置83から電力を供給することができ、加熱ローラ61を短時間で所定の温度に立ち上げることができる。
また、ニッケル−カドミウム電池は充放電の許容繰り返し回数が500回から1000回程度であるため、加熱ローラ61を加熱するための補助電源装置83に用いるには寿命が短く、交換の手間やコストが問題となるが、補助電源装置83では、電気二重層キャパシタを用いることで、充放電の許容繰り返し回数が数100万回以上であると共に、充放電の繰り返しによる劣化も少なく、さらに、鉛蓄電池のように液交換や補充なども必要がないため、メンテナンスをほとんど必要とせず、長期間安定して使用することができる。
なお電気二重層キャパシタは、誘電体がなく、個体電極と溶液界面にできるイオンまたは溶媒分子の電荷が集中した電気二重層のイオン吸着層の吸、脱着反応(充、放電)を利用するもので、繰り返し充放電に強くて寿命が長く、メンテナンスの必要がなく、環境にやさしく、しかも充放電効率が高い等の優れた特徴を有し、最近では静電容量が数万F、エネルギー密度が数十wh/kgという大容量のものも開発され、一層の大容量化が図られつつあるものである。
メインスイッチ84は、主電源装置82からヒータ63に供給する電力をオン/オフするものである。
充電装置85は、主電源装置82から供給される電力で補助電源装置83に応じた電圧に調整しかつ交流から直流へ整流する等の機能を有し、キャパシタを充電する。
温度検知手段88は、加熱ローラ61の表面に接触あるいは非接触で配設され、検知信号を制御部に出力する。温度検知手段88には、加熱ローラ61に接触するタイプのサーミスタ、加熱ローラ61に擦過傷を形成することのない非接触のタイプのサーミスタ、同じく非接触のタイプのサーモパイルが適宜選択され、用いられる。例えば温度検知手段88がサーミスタの場合には、その出力値が制御部において温度に換算される。
補助電源制御手段87は、制御部の一部によって構成されており、温度検知手段88が検知した温度に基づいてヒータ64への電力供給を制御する。制御部は、温度検知手段88が検知した温度に基づいて主電源装置82やメインスイッチ84の駆動を行ってヒータ63、64への電力供給を制御する。制御部は、CPUと、ROM、RAM等のメモリと、タイマとを有するものであり、ROMには、温度検知手段88によって検知されるべき目標の検知温度すなわち設定温度が記憶されている。温度検知手段88によって検知された実際の検知温度は設定温度と比較され、これに基づいて、後述するようにヒータ63、64のオン/オフ制御等がなされる。
定着装置38の基本的な動作を説明する。
待機時には、スイッチ86により充電装置85を補助電源装置83に接続し、補助電源装置83のキャパシタを充電しておく。
加熱ローラ61を昇温させるときは、メインスイッチ84をオンにして主電源装置82からヒータ63に電力を供給し、同時にスイッチ86を切り替えて補助電源装置83からヒータ64に電力を供給し、加熱ローラ61に大容量の電力を供給する。このように加熱ローラ61の加熱を開始するときには、主電源装置82と補助電源装置83との両方から大容量の電力を加熱ローラ61に供給するから、加熱ローラ61が短時間で所定の温度に立ち上がる。
補助電源装置83でヒータ64に電力を供給して加熱を開始してから予め定めた所定の時間が経過したことが制御部のタイマによって検知されたときに、補助電源制御手段87は補助電源装置83からヒータ64に供給している電力を遮断して加熱ローラ61の過熱を防止して所定の温度に維持する。補助電源装置83からヒータ64に供給する電力は、図4に示した放電特性と同様に、供給を開始してから時間が経過するにつれて減少する。
この供給電力の減少量に応じて、補助電源装置83からヒータ64に供給している電力を遮断する時間を定め、供給電力がある程度減少したときに補助電源装置83からヒータ64に供給している電力を遮断する。よって大電力を供給している状態で遮断するときに発生する周囲回路の各部品の劣化や電磁ノイズが防止される。なお、図4において、横軸は時間、縦軸は電力量あるいは電圧をそれぞれ示している。
トナー像が転写されたシート材2は、ニップ部81に搬送され、ヒータ63、64によって一定温度に加熱された加熱ローラ61によりトナーを加熱溶融し、シート材2にトナー像を定着させる。そのためヒータ63、64にはそれぞれ主電源装置82、補助電源装置83から電力を供給し、加熱ローラ61の温度を上昇させる。なお一定温度とは、定着に適した所定幅の温度範囲を含むものである。
このとき、補助電源制御手段87が、上述の時間や、温度検知手段88によって検知された温度に基づいて、補助電源装置83からの電力供給をオン/オフ制御することにより、加熱ローラ61の温度が高くなりすぎることを防止して、定着温度すなわち加熱ローラ61の温度を一定温度に保ち、または所要の温度変化を示すように制御する。これにより、トナーを安定して加熱溶融され、良質なトナー像がシート材2上に定着される。
またこのとき、加熱ローラ61に内蔵したヒータ63、64に主電源装置82、補助電源装置83から電力を供給して加熱ローラ61の温度を上昇させるので、加熱ローラ61の表面温度が所定の定着温度まで迅速に上昇する。
画像形成装置30は以上のような構成であるから、原稿読み取り部32により読み取った画像データ等を基にして、書き込み装置33が、帯電装置56によって帯電された感光体ドラム35上に、走査光Lを照射して潜像を形成し、その潜像を現像装置36がトナーにより可視像とする。
シート材2がカセット11から給送ローラ4により給送され、分離部材8との共働によりシート材2は1枚ずつ良好に分離され、1枚のシート材2のみが搬送ローラ対7によって搬送路37を通して画像形成部34に搬送され、レジストローラ6によってタイミングを取られたうえで感光体ドラム35と転写装置59との間に送り出され、感光体ドラム35上の可視像すなわちトナー像が転写装置59によりそのシート材2上に転写される。転写後の感光体ドラム35はクリーニング装置50によりクリーニングされ、再度、帯電装置56による帯電に供される。
感光体ドラム35に密着した状態でトナー像を転写されたシート材2は感光体ドラム35の曲率により感光体ドラム35から分離され、定着装置38に搬送されて定着が行われ、排紙分岐爪51を経て排紙ローラ対39に搬送されたときには排紙ローラ対39により外部の排紙トレイ40に排出される。
両面画像形成時であって片面にのみ画像が形成された場合には、シート材2は排紙分岐爪51により反転搬送路41から両面装置42へ向けて搬送され、両面トレイ43に一旦格納された後に進行方向を逆転し、両面搬送路44から再び画像形成部34に送り込まれて裏面に画像が形成され、定着装置38、排紙分岐爪51、排紙ローラ対39を通って排紙トレイ40上に排出される。
定着装置38は、主電源装置82、補助電源装置83からヒータ63、64に電力供給を行うことで、かかる画像形成時において、ウォームアップ時には、定着装置38はヒータ63、64の点灯により速やかにウォームアップが終了し、また、定着を行う場合、ヒータ63、64の点灯が適宜行われることで、加熱ローラ61の温度が定着に適した温度に常に良好に維持され、良好な定着が行われる。またこれにより画像形成装置30による画像形成は良好に行われる。
このような定着装置38における定着動作、及びこれによる画像形成装置30における画像形成動作をより良好に行うため、定着装置38において、図5に示すように、ヒータ63は、幅方向において互いに異なる発熱分布を有する複数の発熱部63a、63bを有しており、ヒータ64は、幅方向において互いに異なる発熱分布を有する複数の発熱部64a、64bを有している。
発熱部63a、64aは、幅方向の中央部に偏った発熱分布を有する中央発熱部として機能し、発熱部63b、64bは、幅方向の両端部に偏った発熱分布を有する両端部発熱部として機能するものである。制御部は、図示しないリレー回路のオン/オフにより、発熱部63a、発熱部64a、発熱部63b、発熱部64bをそれぞれ独立して発熱させることができるようになっている。
ヒータ63、64を構成する複数の発熱部は、発熱部63a、63b、発熱部64a、64bのように2つでなく、3つ以上であっても良い。例えば、発熱部63b、64bをそれぞれ、幅方向の各端部に偏った発熱分布を有する2つの端部発熱部に分離して構成しても良い。
また、本形態では中央基準で通紙を行うことを重視して、複数の発熱部を中央発熱部と端部発熱部とによって構成したが、片側基準で通紙を行うことを重視する場合には、基準となる側の端部に偏った発熱分布を有する発熱部と、他方の端部及び中央部に偏った発熱分布を有する発熱部とによって複数の発熱部を構成しても良い。
発熱分布に偏りを有する発熱部とともに、通紙領域全体にわたってフラットな発熱分布を有する発熱部を用いても良い。
このように、複数の発熱部の発熱分布を種々組み合わせることで、シート材2の幅方向における大きさすなわちシート幅、シート材2の種類等の様々な条件に適応可能となる。
温度検知手段88は、幅方向における発熱部63a、63b、発熱部64a、64bの発熱分布に対応して、幅方向において互いに異なる位置すなわち幅方向における中央部、端部にそれぞれ、中央温度検知手段88a、端部温度検知手段88bを有している。
中央温度検知手段88a、端部温度検知手段88bによる検知信号は制御部に送信される。制御部のROMには、シート材2がニップ部81を通過するタイミングを含む通紙時に、中央温度検知手段88a、端部温度検知手段88bのそれぞれによって検知されるべき目標の検知温度が記憶されている。制御部は、中央温度検知手段88aによって検知された実際の検知温度が目標の検知温度に達するまで発熱部63a、64aを発熱させ、端部温度検知手段88bによって検知された実際の検知温度が目標の検知温度に達するまで発熱部63b、64bを発熱させる。
このように、温度検知手段88を幅方向において互いに異なる位置に複数配設することで、加熱ローラ61の幅方向における温度分布がより詳細把握しより高精度に検知される。また、かかる互いに異なる位置が、ヒータ63、64を構成する複数の発熱部63a、63b、発熱部64a、64bの配設位置に対応しているので、発熱部63a、63b、発熱部64a、64bの制御が適切に行われ高精度の定着及びこれによる高精度の画像形成が行われるとともに、無駄な電力消費を抑制して省エネルギー効果が得られる。
ここで、幅方向においてヒータ63、ヒータ64が配設され加熱ローラ61を加熱することが可能な最大幅よりも、シート材2の幅である通紙幅が小さい場合すなわち例えばハガキ、A5縦幅、B5縦幅の通紙を行った場合に、図6(a)に示すように、かりに発熱部63a、63b、発熱部64a、64bのすべてを発熱させるとすると、中央部の通紙幅においてはシート材2が熱を奪うために適正温度に保たれるが、両端部においては温度が過剰となり、端部温度上昇状態が生じる。
よって、制御部は、給紙装置100から送信された、中央基準、片側基準の何れの給紙か、及びシート材2のサイズの情報に応じ、発熱部63a、63b、発熱部64a、64bの何れを発熱させるかを決定するようになっており、この場合には、同図(b)に示すように、発熱部63a、発熱部64aのみを発熱させる。
このように、シート材2の幅がヒータ63、64の幅よりも小さいときには、制御部が、これらに備えられた複数の発熱部63a、63b、発熱部64a、64bのうち、シート材2の通過領域に対応した発熱部のみに電力供給を行い発熱させることで、同図(c)に示されているように、加熱ローラ61の温度分布が幅方向全体において均一且つ適正に保たれる。
なお、このような制御は、通紙を行っているときに行うものであり、待機時のような非通紙時には、加熱ローラ61の温度分布を幅方向全体において均一に保つように、発熱部63a、63b及び/又は発熱部64a、64bのすべてを同時に発熱させるか、発熱部63a、64aと発熱部63b、64bとを交互に発熱させる。
補助電源制御手段87は、通紙時に、補助電源装置83からの、ヒータ64に備えられた発熱部64a、64bのそれぞれへの電力供給の割合を、中央温度検知手段88aにおける目標の検知温度と実際の検知温度との差と、端部温度検知手段88bにおける目標の検知温度と実際の検知温度との差との比率に応じて変化させるようになっている。
例えば、通紙時に、図7(b)、(c)に示すように、発熱部64a、64bのそれぞれへの電力供給の割合すなわち配電量を50%ずつとしたときに、同図(a)に示すように、幅方向における中央部の温度は目標の検知温度に達しているが、同方向における両端部の温度は目標の検知温度に達しておらず、端部温度落ち込み状態が発生しているとする。
このときには、シート材2の両端部において定着がうまく行われないなど、定着品質が確保されない場合がる。このような場合には、図8(b)、(c)に示すように、発熱部64aへの電力供給の割合を50%から25%に減らし、発熱部64bへの電力供給の割合を50%から75%に増加させることで同図(a)に示すように、加熱ローラ61の温度分布が幅方向全体において均一且つ適正になるようにする。なおこれら25%、75%という値は例示であって、加熱ローラ61の温度分布を幅方向全体において均一且つ適正とするように適宜変化されるが、総和は100%となるように調整される。
制御部のROMには、ヒータ63における目標の検知温度Taと、ヒータ64における目標の検知温度Tbとが互いに異なる値として記憶されている。具体的には、前者の検知温度Taの方が高い。これらの検知温度Ta、Tbは、少なくとも通紙時に用いられるものである。
図9に示すように、待機時には、同図の例においては、ヒータ63への給電を適時切り換えるとともに、ヒータ64への給電を停止状態に維持することで、加熱ローラ61の温度をかかる目標の検知温度Taと目標の検知温度Tbとの間に保つ。
通紙が開始されると、ヒータ64への給電を開始するが、実際の検知温度が目標の検知温度Tbに達すると、ヒータ64への給電を停止する。なおこの場合は上述の所定の時間の経過以前に実際の検知温度が目標の検知温度Tbに達したものとする。その後は実際の検知温度がTb以上であるときにはヒータ63への給電をオン/オフすることで加熱ローラ61の温度を目標の検知温度Taと目標の検知温度Tbとの間に保ち、実際の検知温度がTbを下回ったときのみ、ヒータ64への給電を行う。
このように、通紙初期における加熱ローラ61の温度の低下が著しい時にはヒータ64による電力補助を行って加熱ローラ61の温度低下を回避・抑制し、加熱ローラ61の温度上昇をアシストする。加熱ローラ61の温度が復帰してきた後は基本的にヒータ63のみへの給電で加熱ローラ61の温度を制御するので、補助電源装置83に蓄えられた電力を無駄に浪費しないため、省エネルギー効果が得られて好ましい。なお、待機時においても、目標の検知温度Ta、Tbを用いてヒータ63の制御を行っても良いし、通紙時と同様にヒータ63、64の制御を行っても良い。
以上本発明の好ましい実施の形態として、本発明を適用した定着装置、この定着装置を備えた画像形成装置、定着方法及びこれらを用いた画像形成方法について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、定着装置は、ローラ対タイプの定着装置でなく、ベルトタイプの定着装置であっても良い。ベルトタイプの定着装置としては、図10に示すように、トナーを定着されるシート材2を搬送するための無端の定着ベルト91と、定着ベルト91を巻き掛けられた加熱ローラ61及び定着ローラ92と、定着ベルト91を介して定着ローラ92に対向して配置された加圧ローラ62と、加熱ローラ61の内部に配設されたヒータ63、64とを有する定着装置94が挙げられる。
この定着装置94においては、定着ベルト91と加圧ローラ62とが当接するニップ部93において、シート材2は、その表面に担持したトナー像を定着される。この定着装置94は、その余の部分では定着装置38と同様に構成されている。このようなベルトタイプの定着装置94およびこれを備えた画像形成装置30、定着方法及びこれらを用いた画像形成方法によっても、定着装置38およびこれを備えた画像形成装置30、定着方法及びこれらを用いた画像形成方法と同様の作用効果が奏される。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明を適用した定着装置及びこれを有する画像形成装置の概略正面図である。 図1に示した定着装置の拡大概略正面図である。 図1に示した定着装置の概略的な回路ブロック図である。 図2に示した定着装置に備えられた補助電源の放電の様子を表す、時間との相関図である。 図2に示した定着装置の要部の回路ブロック図である。 シートの幅方向における温度分布を均一且つ適正にするための1つの条件を示す概念図である。 シートの幅方向における温度分布を均一且つ適正にするための他の条件を説明するために図8と比較して用いる概念図である。 シートの幅方向における温度分布を均一且つ適正にするための他の条件を示す概念図である。 第1、第2の発熱手段の目標の検知温度が互いに異なることによる、これら発熱手段への給電の態様及び実際の検知温度の推移の一例を示す概念図である。 本発明を適用した他の構成の定着装置の概略図である。
符号の説明
2 シート
30 画像形成装置
38 定着装置
63 第1の発熱手段
63a 中央発熱部
63b 端部発熱部
63a、63b 第1の発熱手段に備えられた複数の発熱部
64 第2の発熱手段
64a 中央発熱部
64b 端部発熱部
64a、64b 第2の発熱手段に備えられた複数の発熱部
83 補助電源
87 制御手段(一部)
88 温度検知手段
88a 中央温度検知手段
88b 端部温度検知手段
88a、88b 複数の温度検知手段
94 定着装置
Ta 第1の発熱手段における目標の検知温度
Tb 第2の発熱手段における目標の検知温度

Claims (9)

  1. 商用電源から電力供給を受けて発熱する第1の発熱手段と、
    商用電源によって充電される補助電源から電力供給を受けて発熱する第2の発熱手段と、
    第1の発熱手段及び第2の発熱手段の温度を検知するための温度検知手段と、
    前記温度検知手段が検知した温度に基づいて第1の発熱手段及び第2の発熱手段への電力供給を制御する制御手段とを有し、シートに画像を定着させる定着装置において、
    第1の発熱手段と第2の発熱手段とは、それぞれ、シートの幅方向において互いに異なる発熱分布を有する複数の発熱部を備えており、
    前記第2の発熱手段は、電気二重層キャパシタを内蔵しており、
    商用電源によって前記補助電源の充電を行うか、同補助電源によって第2の発熱手段に電力供給を行うかを切り換える切り換え手段を有し、
    第1の発熱手段における目標の検知温度Taと、第2の発熱手段における目標の検知温度Tbとが、Ta>Tbの関係であり、
    待機時に、前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を停止状態にして前記補助電源の充電を行う状態で第1の発熱手段への給電を切り換えて前記温度検知手段によって検知される温度を前記検知温度Taと前記検知温度Tbとの間に保ち、通紙が開始されると、第1の発熱手段への給電を行うとともに前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を開始し、前記補助電源から第2の発熱手段への電力供給の時間の経過による減少量に応じて定められた同電力供給を遮断する時間の経過以前に、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tbを一旦下回ったのち同検知温度Tbに達すると、前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を停止し前記補助電源の充電を行い、その後の通紙中は、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tb以上であるときには第1の発熱手段への給電を切り換えることで前記温度検知手段によって検知される温度を前記検知温度Taと前記検知温度Tbとの間に保ち、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tbを下回ったときのみ前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を行うことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1記載の定着装置において、前記温度検知手段を、シートの幅方向において互いに異なる位置に複数配設したことを特徴とする定着装置。
  3. 請求項2記載の定着装置において、
    前記複数の発熱部は、シートの幅方向の中央部に偏った発熱分布を有する中央発熱部と、シートの幅方向の端部に偏った発熱分布を有する端部発熱部とを含み、
    前記温度検知手段は、前記中央発熱部に対応して設けられた中央温度検知手段と、前記端部発熱部に対応して設けられた端部温度検知手段とを含むことを特徴とする定着装置。
  4. 請求項3記載の定着装置において、
    前記制御手段は、前記補助電源からの、第2の発熱手段に備えられた前記複数の発熱部それぞれへの電力供給の割合を、前記中央温度検知手段における目標の検知温度と実際の検知温度との差と、前記端部温度検知手段における目標の検知温度と実際の検知温度との差とに応じて変化させることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1つに記載の定着装置において、
    前記制御手段は、画像を定着させるシートの幅が第1の発熱手段及び第2の発熱手段の幅より小さいとき、第1の発熱手段と第2の発熱手段とのそれぞれに備えられた前記複数の発熱部のうち、シートの通過領域に対応した発熱部のみに電力供給を行い発熱させることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか1つに記載の定着装置において、
    商用電源によって前記補助電源の充電を行うように前記切り換え手段が切り換えられたときに前記補助電源に接続され、商用電源から同補助電源に供給される電力について電圧を調整するとともに交流から直流へ整流して前記電気二重層キャパシタを充電する充電手段を有することを特徴とする定着装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか1つに記載の定着装置を有する画像形成装置。
  8. 商用電源から電力供給を受けて発熱する第1の発熱手段と、
    商用電源によって充電される補助電源から電力供給を受けて発熱する第2の発熱手段と、
    第1の発熱手段及び第2の発熱手段の温度を検知するための温度検知手段と、
    前記温度検知手段が検知した温度に基づいて第1の発熱手段及び第2の発熱手段への電力供給を制御する制御手段とを用い、シートに画像を定着させる定着方法において、
    第1の発熱手段と第2の発熱手段とは、それぞれ、シートの幅方向において互いに異なる発熱分布を有する複数の発熱部を備えており、
    前記第2の発熱手段は、電気二重層キャパシタを内蔵しており、
    商用電源によって前記補助電源の充電を行うか、同補助電源によって第2の発熱手段に電力供給を行うかを切り換える切り換え手段を用い、
    第1の発熱手段における目標の検知温度Taと、第2の発熱手段における目標の検知温度Tbとが、Ta>Tbの関係であり、
    待機時に、前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を停止状態にして前記補助電源の充電を行う状態で第1の発熱手段への給電を切り換えて前記温度検知手段によって検知される温度を前記検知温度Taと前記検知温度Tbとの間に保ち、通紙が開始されると、第1の発熱手段への給電を行うとともに前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を開始し、前記補助電源から第2の発熱手段への電力供給の時間の経過による減少量に応じて定められた同電力供給を遮断する時間の経過以前に、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tbを一旦下回ったのち同検知温度Tbに達すると、前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を停止し前記補助電源の充電を行い、その後の通紙中は、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tb以上であるときには第1の発熱手段への給電を切り換えることで前記温度検知手段によって検知される温度を前記検知温度Taと前記検知温度Tbとの間に保ち、前記温度検知手段によって検知された温度が前記検知温度Tbを下回ったときのみ前記切り換え手段によって第2の発熱手段への給電を行うことを特徴とする定着方法。
  9. 請求項1ないし6の何れか1つに記載の定着装置、または、請求項7記載の画像形成装置、または、請求項8記載の定着方法を用いて画像形成を行う画像形成方法。
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