JP5044363B2 - 便器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、便器装置に関するものである。
従来から、図7のように、ボウル部15内を洗剤で洗浄する洗剤供給手段2を備えた便器装置1が知られている(たとえば非特許文献1参照)。この洗剤供給手段2は、水源からボウル部15内に至る洗浄水流路に対して洗剤タンク3から至る洗剤供給路が接続され、洗剤供給路を介して洗剤タンク3内の洗剤を洗浄水流路に流れるボウル洗浄水に混入させて洗剤混合水を生成するようにされている。このように洗剤は使用により目減りするものであるため、洗剤タンク3には洗剤を補充するなど定期的なメンテナンスが必要とされる。
ここで、この便器装置1にあって洗剤タンク3は、すっきりとした良好な外観を確保するべく、便器装置1の外殻ケース16内の後部の下部に収めているが、外殻ケース16の一部16aを取外し自在にしてできる開口1aを通じて外部から着脱できるようにされ、洗剤タンク3への洗剤の補充等のメンテナンス作業を可能にしている。
しかしながら、洗剤タンク3への補充等のメンテナンス作業は、比較的狭いトイレルームの中で行われるものであり、したがって、使用者は身体をかがめた状態で、便器装置1の後部の下部に向けて便器装置1の前方から手を伸ばして行う洗剤タンク3の便器装置1への着脱作業が強いられる場合もある。このように洗剤タンク3への補充等のメンテナンス作業は簡単な作業とは言えない場合があり、その改善が切望されるものであった。
松下電工株式会社、カタログ「アラウーノ」、2006年11月発行
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、洗剤タンクの補充等のメンテナンス作業を容易に行うことのできる便器装置を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る便器装置にあっては、便器装置1の外殻ケース16内に洗剤タンク3を備えると共に、この洗剤タンク3に貯留した洗剤を洗剤供給路8を介してボウル洗浄水に混ぜてボウル部15に供給することで、ボウル部15の汚れを落とすことを可能にした便器装置1であって、洗剤タンク3を収納して洗剤供給路8に接続するタンク収納空間4を便器装置1の外殻ケース16内に設け、このタンク収納空間4を外殻ケース16の後部の上部に設けたメンテ用開口5に連通すると共に、このメンテ用開口5を開閉するカバー体6を設け、このカバー体6に洗剤タンク3を着脱自在に保持すると共に、このカバー体6を、メンテ用開口5を閉塞してタンク収納空間4に洗剤タンク3を収納するタンク配備位置と、メンテ用開口5を開放して外殻ケース16の外方に位置するタンク着脱位置との間で、移動自在にし、カバー体6のタンク配備位置への移動によって洗剤供給路8に接続される接続継手3aを洗剤タンク3に設けたことを特徴とする。
これによると、タンク収納空間4が連通するメンテ用開口5が位置する便器装置1の後部の上部は、着座する部分では無くて便器装置1の上方に広がる開けた空間Aに臨む部位であり、この開けた空間Aを利用してメンテ用開口5を介して洗剤タンク3をタンク収納空間4に簡単に着脱できるから、洗剤タンク3への洗剤補充等のメンテナンス作業を容易にできたものである。
また、カバー体6のタンク着脱位置への移動操作によって、洗剤タンク3をカバー体6と共に外殻ケース16の外方に引き出すことができるから、洗剤タンク3への洗剤補充等のメンテナンス作業の容易化を図ることができる。
また、請求項に係る便器装置にあっては、タンク収納空間4を、便器装置1の他の内部部位と水密的に隔絶する隔壁9によって囲繞して形成したことを特徴とする。これによると、外殻ケース16内のタンク収納空間4で洗剤タンク3の液漏れが生じても、隔壁9によって、上記漏れ出た洗剤を便器装置1の他の内部部位に配設した各種機器に至らせないようにでき、便器装置1の不具合発生を防止できる。
また、請求項に係る便器装置にあっては、カバー体6に洗剤タンク3の洗剤残量を視認できる残量表示部50を設けたことを特徴とする。これによると、便器装置1の上方に広がる開けた空間Aに現出する残量表示部50によって、便器装置1への配備状態にある洗剤タンク3の洗剤残量を容易に視認できる。
本発明にあっては、洗剤タンクの補充等のメンテナンス作業を容易に行うことができる、という利点を有する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本例の便器装置1は、図2のように、主体を構成する便器本体10に対して、洗剤供給手段2を付設した洗浄水吐水装置11や局部洗浄装置12やトラップ装置13などの各種装置を一体に収めて配備して構成された水洗便器装置1である。
便器本体10は上記各種装置11〜13を収容するハウジングであり、本例では合成樹脂製であって、ボウル部15を形成するボウル形成パーツ15a、便器装置1の外殻を形成する外殻ケース16を溶着一体化させて形成している。便器本体10の前部域には上面に開口するボウル部15が設けられている。便器本体10の後部域では、ボウル形成パーツ15aや外殻ケース16にて囲繞された空間である機器収納部17が形成され、この機器収納部17に対して洗浄水吐水装置11や局部洗浄装置12やトラップ装置13が収められて配設されている。
詳しくは、本例の外殻ケース16は、便器装置1の後部下部の側面となる左右一対の後部側壁用外殻ピース材16a、ボウル部15の外側を覆うスカート用外殻ピース材16b、後述の立上り部20の後部外殻となる立上り部後部用外殻ピース材16c、立上り部20の側面外殻となる左右一対の立上り部側面用外殻ピース材16d、便器装置1の後面外殻となる後面壁用外殻ピース材16e、立上り部20の前部とボウル部15の上縁部位とを形成する上面用外殻ピース材16fとで構成される。これら各ピース材16a〜16fは、床に設置した金属製の支持フレーム14に対して取り付けることで、所定形状の便器装置1の外殻を形成する。ボウル形成パーツ15aの上縁は上面用外殻ピース材16fの下縁に溶着されるのであるが、上面用外殻ピース材16fの下縁にはボウル部15の上縁に設けるリム部15bが形成されている。なお、外殻ケース16は上記構成に特定されず、任意区画の外殻ピース材を組み合わせて形成することも可能である。
トラップ装置13は、便器本体10の機器収納部17の下部域に設けられる。本例のトラップ装置13は、図3のように節水効果の期待できるターントラップ方式であり、つまりボウル部15の下部から後方に突設した排水筒部18に対して接続したフレキシブルなトラップ筒19が、モータにより上下に回動駆動にされて、ボウル部15内の溜水35を排水できる構造を有する。
洗浄水吐水装置11や局部洗浄装置12は、図2及び図3のように、便器本体10の機器収納部17におけるトラップ装置13の上方域に設けられる。ここで、便器本体10の後部域の上部は、ボウル部15が位置する便器本体10の前部域の上面レベルよりも上方に立ち上がった立上り部20とされており、洗浄水吐水装置11や局部洗浄装置12を収める機器収納部17を広く採り得る構造となっている。立上り部20の左右方向の両側端部にはボウル部15上に位置される便座21や便蓋22が起倒自在に枢支されている。ボウル部15の開口縁後部に臨む立上り部20の前部の下縁部位にあって、左右方向の中央部には用便後の使用者の局部に向けて局部洗浄水を噴射させる局部洗浄装置12の洗浄ノズル12aが伸縮自在に設けられ、左右方向の一方の端部には用便後にボウル洗浄水を流す洗浄水吐水装置11の洗浄水吐出口23が開設されている。
本例の洗浄水吐水装置11は、図3のように、装置の小型化を期待できるタンクレス方式であり、つまり水源である上水道からボウル部15に至る洗浄水流路24を有し、洗浄水流路24に配置した洗浄水開閉弁25の開閉によって、ボウル洗浄水を洗浄水流路24の下流端の洗浄水吐出口23からボウル部15内に吐出できる構造のものが採用されている。タンクレス方式の場合、ボウル洗浄水の搬送圧として水道圧をそのまま利用したり、洗浄水流路24にポンプを設けてボウル洗浄水を圧送させることもできる。洗浄水吐水装置11の洗浄水開閉弁25の開閉動作やトラップ装置13のトラップ筒19の回動動作は、使用者の操作部26の操作に基づいて機器収納部17に内装した制御部(図示せず)によって適宜制御される。上記のように洗浄水吐出口23はボウル部15の開口縁後部における幅方向の一方に設けられているので、図2の矢印のように、吐出されたボウル洗浄水はボウル部15内を隈なく且つ勢い良く旋回する旋回流となり、ボウル部15内の汚物を一気に流し得るようにされている。
更に言うと、本例の洗浄水吐水装置11には、図4のように、ボウル洗浄水に空気を混入してこの空気を微細化して微細気泡を生成してボウル洗浄水に含有させる微細気泡発生手段27が設けられる。微細気泡をボウル洗浄水に含有させると、嵩比重の低下による節水効果、ボウル洗浄水のボウル部15の内面への衝突の際の摩擦低減による静音化や水跳ね防止効果は勿論のこと、微細気泡がボウル部15の内壁に衝突して破裂する際に発生する衝撃波や気泡界面が有する吸着特性などによって、ボウル部15の内壁に付着する汚物を強力に剥がして吸着できる気泡洗浄効果も期待できる。
具体的に、微細気泡発生手段27は、図5のように、洗浄水流路24に空気混入部28を設けると共にこの下流にベンチュリー管状の圧力急変部29を設けて成る管材27aにて構成される。空気混入部28は、洗浄水流路24の径を絞ったノズル部28aの周辺に逆止弁30を備えた空気供給管31を接続して成り、ノズル部28aに生じる負圧によって空気をボウル洗浄水内に隈なく混入させ得るようにしてある。圧力急変部29は、上流側から順に、径を絞る縮径部32、絞られた径の咽喉部33、径を拡げる拡径部34が連設された構造を有し、上記空気混入部28にてボウル洗浄水に混入した空気は、ボウル洗浄水が圧力急変部29を流れる際に、まず縮径部32及び咽喉部33での内圧降下にて膨張され、続けて拡径部34での内圧上昇にて剪断力や衝撃波が作用されて破砕され微細化される。微細気泡発生手段27としては混入空気をボウル洗浄水内に溶解させた後に析出させるタイプも用いることができるが、このタイプだと溶解タンクが必要になって大型化するので、本例のような剪断力等を利用して混合空気を破砕して微細化させる管材27aで構成されるタイプのものを好適に用いることができる。
洗剤供給手段2は、図3乃至図5のように、洗浄水流路24に設けた洗剤混合部7に対して洗剤タンク3から至る洗剤供給路8が接続され、洗剤供給路8に設けた洗剤用ポンプ36を駆動すると共に洗剤供給路8に設けた洗剤用開閉弁37が開かれることで、洗剤混合部7にてボウル洗浄水に対して洗剤タンク3内に貯留した液状の中性洗剤から成る洗剤を混合させて洗剤混合水を生成するようにされている。詳しくは、本例の洗剤供給路8は、往路部の始端と復路部の終端とが洗剤タンク3内に位置する循環経路部38と、循環経路部38の途中から分岐して洗浄水流路24の洗剤混合部7に至る供給経路部39とを有している。洗剤用ポンプ36は循環経路部38に設けられ、洗剤用開閉弁37は供給経路部39の下流端に設けられている。洗剤用ポンプ36を駆動すると洗剤タンク3に貯留された洗剤が循環経路部38を循環するので、洗剤が洗剤供給路8内で固化等して詰まることが防止されている。また、洗剤混合部7は、洗浄水流路24の流路径を絞って流れるボウル洗浄水に負圧を発生させる部位となっており、本例では管材27aの咽喉部33で構成されている。洗剤用開閉弁37は、洗剤混合部7でのボウル洗浄水の負圧がかかると共に、洗剤用ポンプ36が駆動してポンプ圧がかかった場合に開くようにされていて、一定の洗剤がボウル洗浄水内に混入されるようになっている。
洗剤混合水は洗浄水流路24を経て洗浄水吐出口23からボウル部15内に供給される。洗浄水吐出口23から吐出された洗剤混合水は、上述したように旋回流になってボウル部15の内面に隈なく行きわたり、洗剤混合水に含有する洗剤による洗剤洗浄効果をボウル部15の内面に隈なく発揮させて効果的な洗浄が可能にされている。更に言うと、洗剤混合水はボウル洗浄水に比べて水の表面張力(粘性)が低下し、微細気泡発生手段27で発生する微細気泡の径をmmオーダーからμmオーダーにまで小さくできる効果も有する。μmオーダーの微細気泡はmmオーダーの微細気泡に比べて格段に割れにくい性質を有する。したがって、本例の便器装置1では、ボウル部15の洗浄動作におけるボウル部15内に溜水35が形成されるタイミングで洗剤混合水を生成させ、気泡を長期に亙って残留させた溜水35を形成させて、溜水35の喫水線付近の汚れ付着防止を図るように、制御部による制御がなされている。
ところで、洗剤は洗剤供給手段2の使用により目減りするため、洗剤タンク3には洗剤を補充するなど定期的なメンテナンスが必要とされる。本例の便器装置1にあっては、洗剤タンク3への洗剤補充等のメンテナンス作業の容易化を図るため、洗剤タンク3を便器装置1に簡単に着脱可能にする工夫が施されており、以下に詳述する。
すなわち、図1のように、洗剤タンク3を収納して洗剤供給路8に接続するタンク収納空間4を便器装置1の外殻ケース16内に設け、このタンク収納空間4を外殻ケース16の後部の上部に設けたメンテ用開口5に連通すると共に、このメンテ用開口5を開閉するカバー体6を設けている。タンク収納空間4が連通するメンテ用開口5が位置する便器装置1の後部の上部は、着座する部分では無いいわゆる立上り部20であって、便器装置1の上方に広がる開けた空間Aに臨む部位である(図3)。したがって、本例の便器装置1では、この開けた空間Aを利用して洗剤タンク3をメンテ用開口5を介してタンク収納空間4に簡単に着脱できるのであり、洗剤タンク3への洗剤補充等のメンテナンス作業が容易にできたものである。
詳しくは、タンク収納空間4は、立上り部20内の左右方向の一端部に設けられている。メンテ用開口5は、立上り部20を形成する外殻ケース16の部位(詳しくは立上り部後部用外殻ピース材16c)において、上面20aに開口する上面開口部40と、側面20bに開口する側面開口部41とを連続して穿設させている。つまり、タンク収納空間4は、メンテ用開口5を介して立上り部20の上方及び側方に開口すると共に、立上り部20の上面20a及び側面20bから内方に凹んだ凹状空間に形成されている。
また、このタンク収納空間4は、立上り部20の他の内部部位と水密的に隔絶する隔壁9によって囲繞して形成されている。隔壁9は、タンク収納空間4の下底面を構成する下壁部42と、タンク収納空間4の内底面を構成する内壁部43と、タンク収納空間4の前後面を構成する前壁部44及び後壁部45とで構成されている。この内壁部43には便器本体10側の洗剤供給路8の接続端8aがタンク収納空間4に臨むように配設されている。隔壁9は、洗剤供給路8の接続端8aや立上り部20を構成する外殻ケース16との間にパッキン(図示せず)を介して取り付けられたことで、タンク収納空間4の立上り部20への水密性が確保されている。これによると、外殻ケース16内のタンク収納空間4で洗剤タンク3の液漏れが生じても、隔壁9によって上記漏れ出た洗剤を便器装置1の他の内部部位に配設した各種機器に至らせないようにできるから、便器装置1のショート等の不具合発生の防止が図られている。
カバー体6は、メンテ用開口5の上面開口部40を閉塞する上面板部60と、メンテ用開口5の側面開口部41を閉塞する側面板部61とで縦断面逆L字状に形成されている。側面板部61の下端部には、メンテ用開口5の側面開口部41の下縁部に設けた軸受部46に枢支される軸部62が形成されている。このカバー体6にはその上面板部60と側面板部61との間に洗剤タンク3が保持される。洗剤タンク3は略直方体状の容器であり、その上面部には洗剤供給路8の接続端8aに接続させる接続継手3aと洗剤投入口3bとが設けられている。カバー体6の側面板部61には内方へ一対の弾性変形可能なタンク把持片63が突設されており、洗剤タンク3はその下端を軸部62に載せた上で一対のタンク把持片63で抱きかかえられるようにしてカバー体6に着脱自在に保持される。
このカバー体6は、上記軸部62と軸受部46との軸支構造によって立上り部20の側面20bで上下に回動自在に取り付けられ、洗剤タンク3を保持した状態においてもメンテ用開口5の開閉が可能にされている。詳しくは、カバー体6を上方に回動操作すると、カバー体6によりメンテ用開口5が閉塞された状態になる。このときには、保持した洗剤タンク3がタンク収納空間4に収まるタンク配備位置になり、またこのときには、洗剤タンク3の接続継手3aが洗剤供給路8の接続端8aに自動的に接続するようになっている。
なお、上記カバー体6によりメンテ用開口5が閉塞された状態では、カバー体6の上面板部60及び側面板部61の各外面は、立上り部20を形成する外殻ケース16の上面20a及び側面20bと略面一状に連なる連続面を形成するようにされ、便器装置1にすっきりとした良好な外観が現出される。また、本例のカバー体6の上面板部60の外面には指引っ掛け凹所64が形成され、カバー体6の回動操作を行う際の指の引っ掛かりを良くしてその操作性の向上が図られている。また、本例のカバー体6の上面板部60の内面とメンテ用開口5の上面開口部40の縁部とには、カバー体6によりメンテ用開口5が閉塞された状態で適度なクリック感を伴って嵌合する凹凸嵌合部47が形成されており、カバー体6のメンテ用開口5への閉塞時の操作感付与や該閉塞姿勢の保持作用が図られている。
一方、このカバー体6を下方に回動操作すると、カバー体6は立上り部20の側方に突出され、メンテ用開口5が開放された状態になる。本例では、カバー体6はその側面板部61が略水平状態になる程度にまで下方に回動可能にされている。このようにカバー体6を下方に回動操作すると、カバー体6に保持された洗剤タンク3もカバー体6と共に外殻ケース16の外方に引き出された状態になる。この外殻ケース16の外方に引き出された状態にある洗剤タンク3は、上記便器装置1の上方に広がる開けた空間Aを利用して、タンク把持片63の間から上方に引き出してカバー体6から容易に取り外すことができる。無論、下方に回動位置したカバー体6のタンク把持片63の間には、上記便器装置1の上方に広がる開けた空間Aを利用して、洗剤タンク3を容易に挿入することもできる。つまり、下方に回動位置したカバー体6はタンク着脱位置となるのであり、このタンク着脱位置では、便器装置1の外方(外殻ケース16の外方)に洗剤タンク3が引き出された状態になり、便器装置1の上方に広がる開けた空間Aを利用して、上記洗剤タンク3を容易にカバー体6に着脱できるのであり、洗剤タンク3への洗剤補充等のメンテナンス作業の容易化が図られているのである。
なお、本例のカバー体6の側面板部61には、カバー体6に保持された状態の洗剤タンク3の洗剤残量を視認できる窓孔状の残量表示部50が設けられている。これによると、便器装置1の上方に広がる開けた空間Aに現出する残量表示部50によって、便器装置1への配備状態にある洗剤タンク3の洗剤残量を容易に視認でき、洗剤タンク3への洗剤補充等のメンテナンス作業のタイミングを容易に判別することを可能にしている。ここで、タンク収納空間4内にはLED等の照明装置を配設してもよい。これによると洗剤タンク3の残量の視認性を向上できる。更に、洗剤タンク3を透光性のある材料で形成すると、洗剤の有無の陰影を現出することができて、更なる視認性の向上を期待できて好ましい。
また詳しくは、本例では、接続継手3aは洗剤タンク3の上面において略水平内方に向けて突設され、洗剤供給路8の接続端8aは隔壁9の垂直壁状の内壁部43において略水平外方に向けて臨むように設けられ、接続継手3aと洗剤供給路8の接続端8aとは便器装置1の左右方向で且つ略水平方向に着脱するようにされているが、機器収納部17内における局部洗浄装置12等の機器の収納形態によってはたとえば図6のように、接続継手3aの先端を下方に向けて屈曲させると共に、洗剤供給路8の接続端8aを隔壁9の内壁部43に形成した段部48の上面48aにおいて上方に向けて臨ませるように設けて、接続継手3aと洗剤供給路8の接続端8aとを便器装置1の上下方向(略鉛直方向)に着脱するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、ボウル部15や各種機器を合成樹脂製の外殻ケース16で一体化させて成る便器装置1における後部の上部の立上り部20に対して洗剤タンク3を着脱自在に内装した例を例示したが、便器装置1はこれに限られず、たとえば図示はしないが陶器製の便器本体10の後部の上部に温水洗浄便座装置を載設して成る便器装置1において、便器装置1の後部の上部を構成する温水洗浄便座装置内に洗剤タンク3を着脱自在に内装しても、実施形態と同様に、便器装置1の上方に広がる開けた空間Aを利用した洗剤タンク3への洗剤補充等の容易なメンテナンス作業を確保できて好ましい。
本発明の実施の形態の例の便器装置の要部の分解斜視図である。 同上の便器装置の全体の分解斜視図である。 同上の便器装置の概略側断面図である。 同上の便器装置の要部の斜視図である。 図4の部位の側断面図である。 実施の形態の他例の便器装置の要部の分解斜視図である。 従来技術の例の便器装置の斜視図である。
符号の説明
1 便器装置
2 洗剤供給手段
3 洗剤タンク
4 タンク収納空間
5 メンテ用開口
6 カバー体
7 洗剤混合部
8 洗剤供給路
9 隔壁
15 ボウル部
16 外殻ケース
20 立上り部
24 洗浄水流路
50 残量表示部
A 開けた空間

Claims (3)

  1. 便器装置の外殻ケース内に洗剤タンクを備えると共に、この洗剤タンクに貯留した洗剤を洗剤供給路を介してボウル洗浄水に混ぜてボウル部に供給することで、ボウル部の汚れを落とすことを可能にした便器装置であって、
    洗剤タンクを収納して洗剤供給路に接続するタンク収納空間を便器装置の外殻ケース内に設け、
    このタンク収納空間を外殻ケースの後部の上部に設けたメンテ用開口に連通すると共に、このメンテ用開口を開閉するカバー体を設け
    このカバー体に洗剤タンクを着脱自在に保持すると共に、このカバー体を、メンテ用開口を閉塞してタンク収納空間に洗剤タンクを収納するタンク配備位置と、メンテ用開口を開放して外殻ケースの外方に位置するタンク着脱位置との間で、移動自在にし、
    このカバー体のタンク配備位置への移動によって洗剤供給路に接続される接続継手を洗剤タンクに設けたことを特徴とする便器装置。
  2. タンク収納空間を、便器装置の他の内部部位と水密的に隔絶する隔壁によって囲繞して形成したことを特徴とする請求項1記載の便器装置。
  3. カバー体に洗剤タンクの洗剤残量を視認できる残量表示部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の便器装置。
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