JP5044108B2 - 電池間接続装置 - Google Patents

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Description

本発明は、平行配列した電池の端子間を接続する電池間接続装置に関するものである。
近年では、AV機器あるいはパソコンや携帯型通信機器などの電子機器のポータブル化やコードレス化が急速に促進されており、これらの電子機器の駆動用電源として、信頼性も高く、メンテナンスも容易であることから、ニッケルカドミウム蓄電池やニッケル水素蓄電池、リチウム二次電池などが代表的に用いられている。また、これらの電池は、その他の各種用途にも幅広く使用されており、特に電動アシスト自転車、芝刈機、さらに電気自動車などの大きな負荷特性を必要とする駆動用電源としての用途が拡大している。この種の駆動用電源の電池においては、一層の大電流の充放電特性が求められ、それに適した電池の開発が要望されている。
上述の駆動用電源としての電池は、複数個の電池の異極性間を互いに接続して電池パックや電池モジュールとして組み立てることが一般的であり、その電池間接続には、従来、 図11に示すように、フープ状の金属を所定の長さに切断して得られた金属板からなる電池間接続板34が使用され、その両端の接続部を電池31aのケース底面32と電池31bの封口板33にそれぞれ溶接箇所35で溶接して接続されている。
また、1枚の板状体からなり、一方の単電池の底部に当接する第1の接続部と他方の単電池の封口板に当接する環状凹部若しくは段差部にて形成された第2の接続部とを設けた電池用接続部材も知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−246003号公報
ところで、大電流放電に用いられる電池パックや電池モジュールにおいて、より大電流放電に適した構造とするためには、図11の構造では、電池間接続板34の肉厚を厚くしたり、幅を広くする必要がある。しかし、電池間接続板34の幅を封口板33の直径以上に大きくすることは難しいので、電池間接続板34の板厚を厚くすることが考えられるが、板厚を厚くすると電池ケース及び封口板への溶接性が劣ってしまう。また、直線的に接続された2本の電池モジュールをそれぞれの一端間において接続する場合、端面位置が同一平面になるように調整するが、同一平面から少しでも位置ずれがあると、電池間接続板34の板厚が厚くなるほど追随が困難である。
そのため、溶接部の剥がれが発生し電気抵抗の上昇を生じるという問題があり、また電池ケース、封口板の変形を生じたりし、また過大なエネルギーで溶接することにより電池ケースに穴あきが発生するなどの問題がある。
また、電池間接続板の材質を銅等の固有抵抗の低い金属に変更して厚さを抑える方法が知られているが、電池間接続板の固有抵抗が低くなると溶接性が劣ったり、溶接強度が確保できないという問題がある。
また、特許文献1に開示されている電池用接続部材でも、大電流放電に対応するためには肉厚を厚くする必要があり、肉厚を厚くすると電池ケース底面への溶接性が劣り、溶接強度が低下したり、ケース底面の溶接部に穴があく恐れがあるとともに、互いに接続すべき端面の位置ずれに追従できないという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、電気抵抗を低減しながらも溶接性に優れた電池間接続装置を提供することを目的とするものである。
本発明の電池間接続装置は、一方の電池の封口板に対する溶接部を一端に有し、中間部から他端に向けて略同じ厚さで延出する接続片部を有する接続板と、他方の電池の電池ケース底部に対する溶接部を構成する接続リングとを備え、接続片部を接続リング上に当接させるとともに接続リングに設けられた前記接続片部より板厚の薄い保持翼片にて上から保持し、かつ保持翼片を接続片部に溶接した構成とすることができる
この構成によると、板厚の薄い接続リングの保持翼片側から板厚の厚い接続板の接続片部に接合するので、容易にかしめにて接合したり、安定して高い信頼性をもって溶接することができ、少なくとも電池ケースに穴あきが生じる恐れが無く、かつ保持翼片の変形によって、溶接する電池の端面の位置ずれに柔軟に追従できるとともに、接続リング上面と保持翼片の間への接続片部の挿入量調整によって電池の軸芯間距離の自由度も高くなる。
また、接続リングは、電池ケースの底部外周に嵌合するとともに外周側面に溶接するように構成するのが好適である。そうすると、電池ケースの側面は底面と比較して変形が発生し難く、溶接品質が安定し、電池ケースに穴をあける恐れなく、信頼性の高い溶接ができる。
また、材質としては、ニッケル、鉄、銅、あるいは鉄または銅の少なくとも片面にニッケルを表面加工したものから選択された何れか1種若しくは複数種からなるのが好適である。
また、溶接部に、中央部の開口部と、開口部の周囲の複数の切欠溝と、切欠溝間に配設された電池端子との抵抗溶接のためのプロジェクションとが形成されていると、切欠溝間が可撓性を有して電池端子に容易かつ確実にフィットするとともに、切欠溝にて溶接時の無効電流を抑制することができ、かつ切欠溝間に確実に接触させて溶接するためのプロジェクションを設けているので、信頼性の高い溶接を実現できて好適である。
また、プロジェクションは、平面視円形の点状でも良いが、直線状または円弧状などの曲線状を呈する線状に形成されていると、溶接面積が大きくなって接続抵抗を低減できるとともに大きな溶接強度を確保できて好適である。
本発明の電池間接続装置によれば、中間部の厚みが厚いため、電池間接続抵抗の低減を図ることができて大電流の充放電特性に適し、その上両端の溶接部の厚みは薄いため、溶接する電池の端子端面の位置ずれに柔軟に追従でき、かつ抵抗溶接における分流電流も少ないので、溶接性に優れるとともに強固な溶接が得られ、高出力の電池パック、電池モジュールに適用することで、大きな効果を発揮する。
以下、本発明の電池間接続装置の各実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。図1は、電池パックの接続工程を示す正面図である。電池パック10は、2本の電池1a、1bと、これら電池1a、1bの異極性の端子間、具体的には電池ケース底面2と電池の封口板3の間を接続する電池間接続装置としての電池間接続板11とにより構成されている。電池間接続板11は、両端の溶接部4、4と両端の溶接部4、4間を接続する中間部5にて構成されており、中間部5は溶接部4より板厚が厚く形成されている。図1の例では、電池間接続板11は、両端の溶接部4、4間にわたる基板部6とその中間部5に接合された中間金属板7にて構成されている。
両端の溶接部4にはプロジェクション8が突出され、両端の溶接部4はプロジェクション8を介して電池ケース底面2と電池の封口板3にそれぞれ抵抗溶接されている。
このように電池間接続板11の中間部5の板厚を厚くすることで、溶接部4を厚くすることなく、電池間接続板11の電気抵抗を低減することができる。その結果、溶接部4は、抵抗溶接時における分流の影響が少なく、また溶接に伴う熱や圧力による変形にも柔軟に追随できるので、溶接性に優れている。
図2(a)〜(c)に、基板部6に中間金属板7を接合して中間部5を構成した電池間接続板11のいくつかの具体例を示している。図2(a)に示す電池間接続板11aは、基板部6の中間部に単一の中間金属板7aを接合して中間部5を構成している。図2(b)に示す電池間接続板11bは、基板部6の中間部に複数枚の薄い金属板を積層接合して構成された中間金属板7bを接合して構成されている。これら電池間接続板11a、11bにおいて、その中間部5における基板部6と中間金属板7a、7b、若しくは中間金属板7bを形成する薄い金属板同士を接合する方法は、抵抗溶接、超音波溶接、レーザー溶接、または摩擦攪拌接合のいずれでも良い。
これら電池間接続板11a、11bでは、それぞれ基板部6の中間部に金属板7a、7bを接合したことにより、基板部6の両端の溶接部4における溶接性を損なうことなく、通電抵抗を減らすことができる。さらに、電池間接続板11bでは、その中間金属板7bが薄い金属板が積層されて形成されているので、全体として表面積が増大し、放熱しやすく電気抵抗を減ずる効果が大きい。しかも、可撓性を有するので、接続する2本の電池1a、1bの端面位置ずれに対して追随しやすい。
図2(c)に示す電池間接続板11cは、基板部6の中間部に中間金属板7cを配置し、この中間金属板7cを爪状部9によってかしめ固定して構成されている。爪状部9は、電池間接続板11cの基板部6の側縁より延出させて形成されている。爪状部9によるかしめ固定に代えて結束帯により中間金属板7cを固定して電池間接続板(図示せず)を形成しても良い。
図2に示す各電池間接続板11の基板部6と中間金属板7(7a、7b、7c)の材質は、同一材質でも異種材質でも良い。また、これらの材質は、ニッケル、鉄、銅、または鉄、銅の表面をニッケルで被覆したものが好ましい。鉄、銅への表面被覆は、クラッド加工、あるいはメッキ等により形成することができる。
図3に示す電池間接続板11dは、所定厚みの金属板を鍛造加工若しくは削り出し加工により、溶接部4を中間部5より薄く形成したものである。この電池間接続板11dは、図2に示す各構成例に対し、その作用効果は殆ど遜色が無く、簡便に製作可能なので、コストを安くすることができる。
図3に示す電池間接続板11dの材質は、ニッケル、鉄、銅が好ましい。銅あるいは鉄を用いる場合は、加工後にニッケルメッキすることにより、耐腐食性や溶接性を改善することができる。
図4は、並列する2本の電池1a、1bを本実施形態における電池間接続板11aで、抵抗溶接により接続する工程を示す正面図である。電池1bの正極端子には、仮想線で示すように、予め絶縁リング20が嵌合されて、電池間接続板11aにより封口板3と電池ケースが短絡するのを防止している。また、溶接部4の溶接面にプロジェクション8を形成することで、溶接の強度と信頼性の向上が図られている。抵抗溶接は、溶接無効電流を抑制するために形成されている切欠溝13(図2、図3参照。)の両側にあるプロジェクション8上に一対の溶接電極12を接触させてシリーズ溶接するのが良い。また、電池1aの電池ケース底面2と溶接部4を溶接する場合には、溶接電極12の片側を溶接部4の中央部に形成された開口部14(図2、図3参照。)を通じて電池ケース底面2に接触させ、他方をプロジェクション8上に接触させるインダイレクト溶接により溶接を行っても良い。
図5に、図4に示した電池間接続板11aによる接続を、2本の電池モジュール15a、15b間の接続に適用した例を示している。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図6〜図10を参照して説明する。上記第1の実施形態では、電池間接続装置を単一部材の電池間接続板11にて構成した例を示したが、本実施形態では、接続板16と接続リング18の2部材を接合して構成している。なお、本実施形態の説明では、上記第1の実施形態と同一の構成要素については同一参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電池間接続装置は、図6(a)、(b)、(c)に示すように、電池1bの封口板3に対する板厚の薄い溶接部4を一端に有するとともに板厚の厚い中間部5を有し、さらに中間部5から他端に向けて同じ厚さで延出する接続片部17を有している接続板16と、電池1aの電池ケース底部2aに対する溶接部4を構成する板厚の薄い接続リング18にて構成されている。接続リング18は、電池1aの電池ケース底部2aの外周に嵌合する概略円形皿形状の部材から成り、その周側壁に配置した複数の溶接箇所19にて電池ケース底部2aの外周面に抵抗溶接されて固着される。なお、23は、溶接箇所19、19間に形成された溶接無効電流を抑制する切欠溝である。接続リング18の端壁には、接続片部17を保持する一対の保持翼片21が断面L字状に切り起こし形成されており、接続片部17を接続リング18の端壁と保持翼片21の間に挿入することで保持されるように構成されている。さらに、保持翼片21側から保持翼片21と接続片部17が溶接箇所22で溶接されて一体接続されている。
接続板16には、図7に示すように、封口板3に当接するように薄肉状態で突出する溶接部4が形成され、かつその溶接部4には封口板3との溶接の強度と信頼性の向上を図るために複数の円弧状のプロジェクション24が開口部14の周囲に切欠溝13を間に介在させて形成されている。このような円弧状のプロジェクション24を介して線状に溶接することで、円形のプロジェクション8を介して点状に溶接する場合よりも、溶接面積が大きくなるので接続抵抗を低減できるとともに大きな溶接強度を確保することができる。
また、接続板16の接続片部17は中間部5の両側部から互いに間隔をあけて一対延出されており、それに対応して接続リング18の保持翼片21は、これら接続片部17をその内側から保持するように、外向きに断面L字状に切り起こし形成されている。
以上の構成の電池間接続装置における接続工程においては、図8に示すように、互いに接続する電池1a、1bの内、電池1bの電池ケース底部2aに、予め接続リング18を溶接にて固着しておき、接続時に電池1aの封口板3に接続板16の溶接部4を溶接して接続板16を電池1aに固着し、次いで接続リング18の保持翼片21に対して接続板16の接続片部17を挿入することで、接続片部17が接続リング18上に当接されるとともに保持翼片21にて上から保持された状態にし、電池1aと1bの間隔及び軸芯方向の位置合わせを行い、その状態で、図6に示すように、溶接箇所22を抵抗溶接することで、電池1a、1bが相互に連結固定されるとともに、封口板3と電池ケース底部2aが小さい電気抵抗で電気的に接続される。
本実施形態によれば、接続リング18を、電池1bの電池ケース底部2aの外周に嵌合させて外周側面に溶接しており、その電池ケース底部2aの側面は底面と比較して変形が発生し難いので、溶接品質が安定し、電池ケースに穴をあける恐れなく、信頼性の高い溶接ができる。また、板厚の薄い接続リング18の保持翼片21側から板厚の厚い接続板16の接続片部17に溶接しているので、安定して高い信頼性をもって溶接することができ、少なくとも電池ケースに穴あきが生じる恐れが無く、かつ保持翼片21の変形によって互いに接続する電池1a、1bの端面の位置ずれに柔軟に追従できるとともに、接続リング18上面と保持翼片21の間への接続片部17の挿入量調整によって電池1a、1b間の軸芯間距離の自由度も高くなる。
図6〜図8に示した図示例の接続板16では、中間部5の両側部から他端に向けて1対の接続片部17を延出し、接続リング18側に一対の保持翼片21を外向き形成した例を示したが、図9、図10に示すように、接続板16の中間部5から他端に向けてほぼ同幅で単一の接続片部17aを延出し、接続リング18側には一対の保持翼片21aを内向きに形成し、接続片部17aの両側部をこれら一対の保持翼片21aにて外側から保持するように構成しても良い。なお、この例では溶接部4に第1の実施形態と同様に円形のプロジェクション8を形成しているが、円弧状のプロジェクション24を形成しても良いことは勿論である。
(実施例)
本発明の実施例として、図2(a)に示す電池間接続板11aを用いて電池1a、1bを接続して電池パックを作製した。電池間接続板11aは、厚さ0.4mmのニッケル板から成る基板部6の中間部に、厚さ2.6mmのニッケルメッキを施した鉄製の中間金属板7aを接合(抵抗溶接、超音波溶接、摩擦攪拌接合、レーザー溶接の何れでも良い)し、中間部5を3.0mmの総厚みに形成した。
この電池間接続板11aによる接続工程では、電池間接続板11aの溶接部4のプロジェクション8に、図4に示すように、2本の溶接電極8を当て、一方の電池1aの直径32mmの電池ケース底面2に接合し、他端の溶接部4を他方の電池1bの電池封口板3に同様に溶接を行い、電池間接続板11aを使用した電池パックを作製した。
(従来例)
上記実施例と比較するため、中間金属板を接合しない厚さ0.4mmのニッケル板製の電池間接続板を溶接した電池パック(従来例A)と、厚さ0.6mmのニッケルメッキを施した鉄板製の電池間接続板を溶接した電池パック(従来例B)とを作製した。
これら実施例と従来例A、Bの3種の電池パックに対し、接続板抵抗値と、電池ケース及び封口板に電池間接続板を溶接した際の溶接電流値を測定し、比較を行った。
Figure 0005044108
表1に示すように、2.6mmのニッケルメッキを施した鉄を中間部5に接合した電池間接続板11aを用いた電池パックである実施例の接続板抵抗値が最も低いことが分かる。これは中間金属板7aの固有抵抗が低く、電池間接続板の板厚が厚いほど2本の電池間の経路抵抗が小さくなることによるものであり、この結果、接続板の電気抵抗が低減し、高率放電が可能となる。
また、従来例A、Bの電池パックの電池間接続板34に対して、実施例の電池パックの電池間接続板11aでは総厚みが厚くなっても、電池ケース底面2及び封口板3に溶接する際に必要とする溶接電流値は従来と同じか、それより小さい。
さらに、実施例の電池パックは、電池間接続板11aの表面積が増えたことによる放熱性の向上から電池間接続板11aの発熱が少なく、溶接性に優れ、安定した溶接が行えることにより、溶接部4の剥がれによる接続抵抗の上昇、電池ケース底面2や封口板3の変形による電池1a、1bの高さ寸法不良、過大なエネルギーで溶接をすることによるケースの穴あき不良の発生を抑制することが可能である。
本発明の電池間接続装置は、大電流で充放電が行われるため大きな負荷特性を必要とする電池パック及び電池モジュールにおける、電池ケースと電池封口板の接続に大きな効果を発揮し、電動補助付自転車、芝刈機、さらに電気自動車などの駆動電源に適用される電池パック及び電池モジュールに好適に適用できる。
本発明の電池間接続装置の第1の実施形態における接続工程を示す正面図。 同実施形態における電池間接続板の各種具体構成例を示す斜視図。 同実施形態における電池間接続板の更に別の構成例を示す斜視図。 同実施形態における電池間接続板の溶接工程を示す正面図。 同実施形態により接続された電池モジュールの斜視図。 本発明の電池間接続装置の第2の実施形態を示し、(a)は接続状態を示す斜視図、(b)は同要部の平面図、(c)は端面図。 同実施形態における接続板の斜視図。 同実施形態における接続板と接続リングの接続工程を示す斜視図。 同実施形態における変形構成例の接続状態を示す斜視図。 同変形構成例における接続板と接続リングの接続工程を示す斜視図。 従来例の電池間接続装置による接続状態を示す斜視図。
符号の説明
1a、1b 電池
2 電池ケース底面
3 封口板
4 溶接部
5 中間部
6 基板部
7(7a、7b、7c) 中間金属板
8 プロジェクション
9 爪状部
11(11a、11b、11c、11d) 電池間接続板(電池間接続装置)
16 接続板
17、17a 接続片部
18 接続リング
19 溶接箇所
21、21a 接続翼片
22 溶接箇所
24 円弧状のプロジェクション

Claims (5)

  1. 一方の電池の封口板に対する溶接部を一端に有し、
    中間部から他端に向けて略同じ厚さで延出する接続片部を有する接続板と、
    他方の電池の電池ケース底部に対する溶接部を構成する接続リングとを備え、
    前記接続片部を前記接続リング上に当接させるとともに前記接続リングに設けられた前記接続片部より板厚の薄い保持翼片にて上から保持し、
    かつ前記保持翼片を前記接続片部に溶接したことを特徴とする電池間接続装置。
  2. 接続リングは、電池ケースの底部外周に嵌合するとともに外周側面に溶接されたことを特徴とする請求項1記載の電池間接続装置。
  3. ニッケル、鉄、銅、あるいは鉄または銅の少なくとも片面にニッケルを表面加工したものから選択された何れか1種若しくは複数種の材質からなることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の電池間接続装置。
  4. 溶接部には、中央部の開口部と、前記開口部の周囲の複数の切欠溝と、前記切欠溝間に配設された電池端子との抵抗溶接のためのプロジェクションとが形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電池間接続装置。
  5. プロジェクションは、線状に形成されていることを特徴とする請求項4記載の電池間接続装置。
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