JP5043986B2 - 折り畳み椅子及びシャワーチェア - Google Patents

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Description

本発明は、折り畳み椅子及びシャワーチェアに関し、特に、被介護者及び高齢者等が入浴時に使用する折り畳み椅子及びシャワーチェアに関する。
従来、入浴時に被介護者及び高齢者等が腰掛ける椅子が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、前脚および後脚の開脚時に座部が水平状態で支持される一方、前脚および後脚の閉脚時に座部が略垂直状態に格納される浴室用折り畳み椅子が開示されている。
特開2007−37608号公報
上記特許文献1の浴室用折り畳み椅子では、座面の前端部を把持して持ち上げることにより座面が回動して略垂直状態となって椅子が折り畳まれる。すなわち、特許文献1に開示される浴室用折り畳み椅子を折り畳む際には、作業者は、腰を屈めて座部を操作しなければならない。特に、浴室等の狭いスペースにおいて、腰を屈めた作業者が、一方の手で被介護者及び高齢者等を支えつつ、他方の手で椅子折り畳む作業は、非常に大きな負担となっていた。
そこで、本発明の目的は、作業者への負担を軽減することが可能な折り畳み椅子及びシャワーチェアを提供することである。
第1の局面に係る折り畳み椅子は、脚部と、背もたれ部を有する背面部と、背もたれ部を持ち上げることにより回転する座部とを備える。
この場合、背もたれ部を持ち上げることにより、座部が回転して椅子が折り畳まれる。すなわち、折り畳み時の操作位置が背もたれ部の高さとなり、作業者は、直立姿勢の状態で、椅子を折り畳むことができる。その結果、作業者の腰に加わる負担が軽減される。
また、片手で背もたれ部を持ち上げるという簡単な作業で、椅子を折り畳むことができる。その結果、一方の手で被介護者及び高齢者等を支持しつつ、もう一方の手で折り畳み椅子を収納することができるので、作業者に加わる負担を軽減することができる。特に、本発明では、直立姿勢の状態で被介護者及び高齢者等の支持と椅子の折り畳みとを行えるので、腰を曲げた状態で両作業を行う場合と比べて、作業者に加わる負担が大幅に軽減される。
また、背もたれ部を持ち上げるという作業は、椅子の前からでも行うことができるので、浴室等の狭い作業スペースでの作業も簡単になる。
折り畳み椅子において、背面部は、脚部に対してスライド移動可能に連結されると共に、座部は、脚部及び背面部のそれぞれに回転可能に軸支される。そして、背もたれ部が持ち上げられた場合、背面部が上方にスライド移動するのに伴って、座部の後方が持ち上がると共に、座部の前方が後方下方に回転移動する。
この場合、背もたれ部を持ち上げるだけで背面部がスライド移動し、座部が回転して椅子が折り畳まれる。すなわち、片手で背もたれ部を持ち上げるという簡単な作業で、座部が回転し椅子が折り畳まれる。
折り畳み椅子において、脚部と背面部との連結部分は、2重筒である。
この場合、2重筒という簡単な構成で脚部に対する背面部のスライド移動を実現することができる。
また、脚部と背面部との連結部分において、一方が他方の内部に入り込む構造を採用することによって、当該スライド移動を実現する構造として、椅子の構造が煩雑になるのを抑制できると共に椅子のコンパクト化を図ることができる。
折り畳み椅子において、脚部は、側面視においてX字状に交差して配置される前脚及び後脚を含むと共に、前脚及び後脚は、該交差した部分で回転可能に連結され、背面部は、当該前脚に対してスライド移動可能であり、且つ、座部は、当該後脚に回転可能に軸支される。
この場合、背もたれ部を持ち上げるだけで背面部がスライド移動し、座部が回転すると共に前脚及び後脚が回転して、椅子が折り畳まれる。すなわち、片手で背もたれ部を持ち上げるという簡単な作業で、座部及び脚部を含めて椅子を折り畳むことが可能となる。その結果、不使用時に折り畳み椅子をよりコンパクトに収納することが可能となる。
折り畳み椅子において、脚部に対する背もたれ部の移動を規制するロック機構をさらに備え、ロック機構のロック解除部は、背もたれ部に設けられている。
この場合、背もたれ部を把持して持ち上げるだけで、背面部のスライド移動のロック解除と、背面部のスライド移動とを同時に行うことができる。
また、ロック解除部を背もたれ部に設けることによって、スライド移動のロック解除時の操作位置が背もたれ部の高さとなり、作業者の腰に加わる負担を軽減することができる。
折り畳み椅子において、背もたれ部のロック解除部が設けられる部分とは異なる部分に、持ち手用開口部が設けられている。
この場合、持ち手用開口部とロック解除部とが離れて設けられるので、椅子の持ち運び時にロック解除部を誤操作し、折り畳み椅子が作業者の意図しない場合に折り畳まれるのを防止することができる。
折り畳み椅子において、背もたれ部の移動に連動して折り畳まれる肘掛部をさらに備える。
この場合、背面部のスライド移動に連動して肘掛部が折り畳まれるので、片手で背面部を引き上げるという簡単な作業で、座部及び脚部だけでなく肘掛部も含めて椅子を折り畳むことができる。その結果、不使用時に折り畳み椅子をよりコンパクトに収納することが可能となる。
折り畳み椅子において、肘掛部の一端は、座部から着脱可能である。
この場合、座部から横方向に移動する妨げとなる肘掛部を座部から外すことができる。これにより、被介護者及び高齢者等は座部に座った状態のまま横方向に移動することができる。
第2の局面に係るシャワーチェアは、浴室で使用される上記したいずれか1項に係る折り畳み椅子である。
この場合、背もたれ部を持ち上げることにより、座部が回転してシャワーチェアが折り畳まれる。すなわち、折り畳み時の操作位置が背もたれ部の高さとなり、作業者は、直立姿勢の状態で、椅子を折り畳むことができる。その結果、作業者の腰に加わる負担が軽減される。
また、片手で背もたれ部を持ち上げるという簡単な作業で、シャワーチェアを折り畳むことができる。その結果、一方の手で被介護者及び高齢者等を介護しつつ、もう一方の手でシャワーチェアを収納することができるので、作業者に加わる負担を軽減することができる。特に、本発明では、直立姿勢の状態で被介護者及び高齢者等の支持とシャワーチェアの折り畳みとを行えるので、腰を曲げた状態で両作業を行う場合と比べて、作業者に加わる負担が大幅に軽減される。
また、背もたれ部を持ち上げるという作業は、シャワーチェアの前からでも行うことができるので、浴室のような狭い作業スペースでの作業も簡単になる。
この発明による折り畳み椅子及びシャワーチェアを利用することにより、作業者への負担を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係る折り畳み椅子の斜視図である。 図1に示した折り畳み椅子の側面図である。 図1に示した折り畳み椅子の正面図である。 図1に示した折り畳み椅子の背面図である。 背面部と脚部との連結部分の内部構造を示した断面図である。 肘掛部の固定構造を説明するための模式図である。 図1に示した折り畳み椅子の折り畳み動作を説明するための図である。 図1に示した折り畳み椅子の肘掛部の収納方法を説明するための図である。 図1に示した折り畳み椅子の肘掛部の収納方法を説明するための図である。
(折り畳み椅子の全体構成)
本実施形態に係る折り畳み椅子(以下、適宜「椅子」と略記する)100は、被介護者及び高齢者等(以下、被介護者等とする)が入浴時に浴室で使用するシャワーチェアであって、不使用時に略平面的に折り畳むことが可能な折り畳み椅子である。図1に示すように、本実施形態の折り畳み椅子100は、脚部200と、背もたれ部310を有する背面部300と、座部400と、肘掛部500と、ロック機構600とを備えている。以下、折り畳み椅子100の詳細を説明する。
(脚部)
図1及び図2に示すように、脚部200は、椅子100の前方(矢印Y1方向)で当該椅子100を支持する前脚210と、椅子100の後方(矢印Y2方向)で当該椅子100を支持する後脚220とを有している。図2に示すように、側面視において、前脚210と後脚220とはX字状に交差して配置されると共に、前脚210と後脚220とは、該交差した部分で回転可能に連結されている。
(前脚)
図1及び図2に示すように、前脚210は、左右一対の前脚フレーム211と、前脚フレーム211の各々の下端に装着される脚ゴム212と、一対の前脚フレーム211間にわたって設けられた連結部213とを含んでいる。図2に示すように、前脚フレーム211は、略S字状に屈曲された金属製パイプ(例えば、耐水性、耐腐食性、防カビ性に優れたステンレス製のパイプ)であって、設置面Sに対して略平行に延びる水平パイプ部214と、水平パイプ部214の前端から下方(設置面S)に向かって延びる前方パイプ部215と、水平パイプ部214の後端から上方(設置面Sから遠ざかる方向)に向かって延びる後方パイプ部216とを有している。前方パイプ部215の下端に設けられる脚ゴム212は、椅子100が浴室内の水で滑るのを防止するために取り付けられている。図3に示すように、連結部213は、正面視において前脚フレーム211の各々に対して直交するように溶接により接合されている。
(後脚)
図1及び図2に示すように、後脚220は、左右一対の後脚フレーム221と、後脚フレーム221の各々の下端に装着される脚ゴム222と、一対の後脚フレーム221間にわたって設けられた連結部223とを含んでいる。一対の後脚フレーム221は、それぞれ、上記した一対の前脚フレーム211の外側に配置されている。そして、図2に示すように、後脚フレーム221は、略S字状に屈曲された金属製パイプ(例えば、耐水性、耐腐食性、防カビ性に優れたステンレス製のパイプ)であって、設置面Sに対して略平行に延びる水平パイプ部224と、水平パイプ部224の後端から下方(設置面S)に向かって延びる後方パイプ部225と、水平パイプ部224の前端から上方(設置面Sから遠ざかる方向)に向かって延びる前方パイプ部226とを有している。前述した前脚フレーム211とこの後脚フレーム221とは、その水平パイプ部214及び224において、互いに回転可能に連結されている。後方パイプ部225の下端に設けられる脚ゴム222は、上記した脚ゴム212と同様に、椅子100が浴室内の水で滑るのを防止するために取り付けられている。図4に示すように、連結部223は、背面視において後脚フレーム221の各々に対して直交するように溶接により接合されている。
また、図3に示すように、本実施形態の後脚220は、一対の後脚フレーム221の上部(前方パイプ部226)に設けられる回転軸227を含んでいる。この回転軸227は、正面視において、後脚フレーム221の各々に対して直交するように取り付けられている。また、回転軸227は、後述する座部400の軸受部420に回転可能に支持されている。
(背面部)
図1〜図3に示すように、背面部300は、椅子100に腰掛けた使用者の背中を支持する背もたれ部310と、当該背もたれ部310が上部に取り付けられる背面フレーム320とを含んでいる。この背面部300は、上記した前脚210に対してスライド移動可能に連結されており、椅子100の折り畳み時に、背もたれ部310を持ち上げることにより、背面部300が前脚210に対して上方(設置面Sから遠ざかる方向)にスライド移動する。図4に示すように、背もたれ部310の表面には、クッション性に優れたラバー材が設けられている。このラバー材は、耐水性、耐腐食性、防カビ性に優れた材料であることが好ましい。また、背面フレーム320は、背面視において、略逆U字状に屈曲された金属製のパイプであって、左右一対の側方パイプ部321と、一対の側方パイプ部321の上端をつなぐ上方パイプ部322とを有している。図5に示すように、側方パイプ部321の内径R1は、前述した前脚フレーム211の後方パイプ部216の外径R2より大きく設計されており、側方パイプ部321の内部に後方パイプ216が入り込むことが可能となっている。すなわち、本実施形態では、前脚210と背面部300との連結部分が2重筒構造となっている。これにより、側方パイプ部321が、その内部に入り込んだ後方パイプ部216に沿って(矢印L1方向)移動することによって、背面部300が前脚210に対してスライド移動可能となる。なお、ここでは、側方パイプ部321の内部に後方パイプ部216が入り込む例について説明したが、当然、後方パイプ部216の内部に側方パイプ部321が入り込む構造でも良い。
図4に示すように、背もたれ部310の下部には、後述するロック機構600が設けられている。ロック機構600の詳細については、後述する。また、背もたれ部310の外縁より内側の部分には、持ち手用開口部311が形成されている。この持ち手用開口部311は、椅子100を持ち運ぶ際に作業者が把持するための開口部である。
また、背面部300は、図4に示すように、背面フレーム320の下部に設けられる回転軸330を含んでいる。この回転軸330は、背面視において、一対の側方パイプ部321の各々に対して直交するように溶接により接合されている。回転軸330は、後述する座部400の軸受部430に回転可能に支持されている。
(座部)
図2に示すように、座部400は、使用者が着座する本体部410と、該本体部410の裏面に設けられる軸受部420及び430とを含んでいる。本体部410の表面には、クッション性に優れたラバー材が設けられている。このラバー材は、耐水性、耐腐食性、防カビ性に優れた材料であることが好ましい。また、軸受部420は、後脚220の回転軸227を回転可能に軸支するために設けられている。また、軸受部430は、背面部300の回転軸330を回転可能に軸支するために設けられている。この軸受部420は、本体部410の前後方向(矢印Y1方向及び矢印Y2方向)の中心より前方側(矢印Y1方向側)に設けられると共に、軸受部430は、本体部410の前後方向(矢印Y1方向及び矢印Y2方向)の中心より後方側(矢印Y2方向側)に設けられている。
また、図1及び図2に示すように、本実施形態の座部400は、後述する肘掛部500(ライトアーム500R及びレフトアーム500L)を固定するためのアーム固定部440R及び440Lを有している。このアーム固定部440R及び440Lの各々は、前述した軸受部420の外側に回転可能に取り付けられている。
(肘掛部)
肘掛部500は、椅子100に腰掛けた使用者の右肘を支持するライトアーム500Rと、該使用者の左肘を支持するレフトアーム500Lとを含んでいる。なお、ライトアーム500Rとレフトアーム500Lとの構成は同様であるので、ここでは、ライトアーム500Rについて説明し、レフトアーム500Lについては、その説明を適宜割愛する。なお、レフトアーム500Lのライトアーム500Rに対応する部分については、「R」の代わりに「L」の符号を付す。
図2に示すように、ライトアーム500Rは、プラスチック製のアーム部510Rと、金属製パイプのアーム部520Rとを有し、該アーム部510Rと該アーム部520Rとは互いに回転可能に連結されている。アーム部510Rは、椅子100の前後方向(矢印Y1方向及び矢印Y2方向)に沿って配置されると共に、アーム部520Rは、椅子100の高さ方向(矢印Z1方向及び矢印Z2方向)に沿って配置される。アーム部510Rの一端は、背面部300の背面フレーム320に回転可能に軸支されると共に、アーム部510Rの他端は、アーム部520Rの一端に回転可能に軸支されている。また、アーム部520Rの一端は、アーム部510Rの他端に回転可能に軸支されると共に、アーム部520Rの他端は、アーム固定部440Rに固定されている。なお、本実施形態では、アーム部520Rの他端は、アーム固定部440Rから着脱可能に構成されている。
(肘掛部と座部との固定構造)
ここで、図6を参照して、肘掛部500(アーム部520Rの他端)と座部400(アーム固定部440R)との固定構造について詳細に説明する。図6に示すように、アーム固定部440Rは、座部400の軸受部420に対して回転可能に取り付けられており、本体部441Rと、当該本体部441Rから上方に突出する突出部442Rと、板ばね等の付勢部材により当該突出部442Rの外側に向かって付勢される嵌合ピン443Rとを有している。また、アーム部520Rの他端には、樹脂製のキャップ530Rが取り付けられている。このキャップ530Rは、突出部442Rが内部に入り込む筒形状であって、その側面には、嵌合ピン443Rが嵌る嵌合孔531Rが形成されている。上記構成により、キャップ530Rの嵌合孔531Rにアーム固定部440Rの嵌合ピン443Rが嵌ることによって、肘掛部500と座部400との固定が行われる。なお、図6の括弧書は、ライトアーム500Rとレフトアーム500Lと対応関係を示している。
(ロック機構)
次に、背面部300のスライド移動を規制するためのロック機構600について説明する。図4に示すように、ロック機構600は、背面部300のスライド移動の規制を解除するロック解除ボタン610を有している。このロック解除ボタン610は、背もたれ部310の幅方向中央の下端部に設けられており、背もたれ部310を下方から把持することによって押し下げられて、当該スライド移動の規制を解除する。
(折り畳み椅子100の折り畳み動作)
次に、図7を参照して、本実施形態の折り畳み椅子100の折り畳み動作について説明する。本実施形態の折り畳み椅子100は、不使用時にコンパクトに収容することができるように、略平面的に折り畳むことが可能である。
作業者が行う操作としては、背もたれ部310を下方から把持して上方(矢印Z1方向)に持ち上げるだけである。上記操作により、背もたれ部310の下端部に設けられるロック解除ボタン610(図1参照)が押し下げられて、前脚210に対する背面部300のスライド移動の規制が解除される。これにより、図7に示すように、背面部300が前脚210の後方パイプ部216が延びる方向(矢印L1方向)に沿ってスライド移動する。この際、背面部300の回転軸330がスライド移動することによって、当該回転軸330を軸支する軸受部430が持ち上がる。これにより、座部400の後方が矢印L1方向に持ち上がると共に、座部400の前方が当該回転軸330を中心に後方下方(矢印L2方向)に回転する。その結果、背面部300と座部400とが略平面的に配置される。
上記した背面部300のスライド移動と座部400の回転とが行われる間、肘掛部500(ライトアーム500R)に着目すると、肘掛部500のアーム部510Rの一端は、背面フレーム320に取り付けられているので、背面部300のスライド移動に伴って、矢印L1方向に移動する。一方、アーム部520Rの他端は、アーム固定部440Rに固定されているので、座部400の回動に伴って、矢印L2方向に移動する。これにより、側面視において略垂直に連結されたアーム部510R及び520Rを有する肘掛部500は、背面部300のスライド移動に連動して、略直線的に折り畳まれる。ここでは、ライトアーム500Rについて説明したが、背面部300のスライド移動に連動して、当然、レフトアーム500Lも略直線的に折り畳まれる。
また、上記した背面部300のスライド移動と座部400の回転とが行われる間、脚部200に着目すると、座部400の後方下方(矢印L2方向)への回転に伴って、後脚220の前方パイプ部226は、後方上方(矢印L3方向)に回動すると共に、後脚220の後方パイプ部225は、前方下方(矢印L4方向)に回動する。その結果、略X字状に配置された前脚210及び後脚220が、互いに近づくように回転して、折り畳まれる。
上記のようにして、背もたれ部310を下方から把持して上方(矢印Z1方向)に持ち上げるだけで、背面部300がスライド移動するのに連動して、座部400が回転すると共に、前脚210及び後脚220が互いに近づくように回転し、さらに、肘掛部500が略直線的に延びることによって、折り畳み椅子100が略平面的に折り畳まれる。
(肘掛部500の収納方法)
次に、図6,図8及び図9を参照して、本実施形態の折り畳み椅子100の肘掛部500の収納方法について説明する。肘掛部500は、座部400に着座する被介護者等の肘掛けとして機能するが、当該被介護者等をバスタブに移動させる場合等、被介護者等を折り畳み椅子100から横方向(矢印X1方向又は矢印X2方向)に移動させる場合に、当該肘掛部500は横方向への移動の妨げとなる。そこで、本実施形態では、肘掛部500を収納可能に構成すると共に、その折り畳まれた肘掛部500を被介護者等の横から退避させることにより、被介護者等の横方向への移動を可能にしている。
ここでは、ライトアーム500Rの収納方法について説明し、レフトアーム500Lについては、その説明を省略する。図8(a)に示すように、肘掛部500の他端が座部400に固定された状態から、作業者は、まず、図8(b)に示すように、アーム部520Rの他端をアーム固定部440Rから取り外す。具体的には、図6(a)に示すように、アーム部520Rの他端に取り付けられるキャップ530Rがアーム固定部440Rに固定されている状態から、図6(b)に示すように、作業者は、アーム固定部440Rの嵌合ピン443Rを押し下げて、キャップ530Rとアーム固定部440Rとの固定を解除する。
次に、図8(c)に示すように、アーム部520Rをアーム部510Rに近づくように矢印D1方向に回転させる。これにより、図9(d)に示すように、アーム部510Rとアーム部520Rとが重なるように折り畳まれる。そして、図9(e)に示すように、折り畳まれたアーム部510R及びアーム部520Rを、背面フレーム320側(矢印D2方向)に回転させる。これにより、座部400に腰掛ける被介護者の横方向への移動の妨げになる肘掛部500が、当該移動の妨げにならない位置に退避される。
(本実施形態における効果)
本実施形態では、上記のように、背もたれ部310を持ち上げるだけで、椅子100が折り畳まれる。すなわち、折り畳み時の操作位置が背もたれ部310の高さとなる。これにより、作業者は、従来のように作業者が屈んで座部を折り畳む必要がないので、直立姿勢の状態で、椅子100を折り畳むことができるので、作業者の腰に加わる負担が軽減される。
また、本実施形態では、片手で背もたれ部310を持ち上げるという簡単な作業で、椅子100を折り畳むことができる。その結果、一方の手で被介護者等を介護しつつ、もう一方の手で折り畳み椅子100を収納することができるので、作業者に加わる負担を軽減することができる。特に、本実施形態では、直立姿勢の状態で被介護者等の支持と椅子100の折り畳みとを行えるので、腰を曲げた状態で両作業を行う場合と比べて、作業者に加わる負担が大幅に軽減される。
また、本実施形態では、背もたれ部310を持ち上げるという作業は、椅子100の前からでも行うことができるので、浴室などの限られた狭い作業スペースでの作業も簡単になる。
また、本実施形態では、脚部200と背面部300との連結部分を2重筒(側方パイプ部321の内部に後方パイプ216が入り込む構成)にすることによって、2重筒という簡単な構成で脚部200に対する背面部300のスライド移動を実現することができる。
また、本実施形態では、脚部200と背面部300との連結部分において、一方が他方の内部に入り込む構造を採用することによって、椅子100の構造が煩雑になるのを抑制できると共に椅子100のコンパクト化を図ることができる。
また、本実施形態では、側面視において前脚210及び後脚220がX字状に交差して配置されると共に、前脚210及び後脚220は、該交差した部分で回転可能に連結されることによって、背もたれ部310を持ち上げるだけで背面部300がスライド移動し、座部400が回転すると共に前脚210及び後脚220が回転して、椅子100が折り畳まれる。すなわち、片手で背もたれ部310を持ち上げるという簡単な作業で、座部400及び脚部200を含めて椅子100を折り畳むことが可能となる。その結果、不使用時に椅子100をよりコンパクトに収納することが可能となる。
また、本実施形態では、ロック機構600のロック解除ボタン610を背もたれ部310に設けることによって、背もたれ部310を把持して持ち上げるだけで、背面部300のスライド移動のロック解除と、背面部300のスライド移動とを同時に行うことができる。
また、本実施形態では、ロック解除ボタン610を背もたれ部310に設けることによって、スライド移動のロック解除時の操作位置が背もたれ部310の高さとなり、作業者の腰に加わる負担を軽減することができる。
また、本実施形態では、持ち手用開口部311とロック解除ボタン610とが離れて設けられるので、椅子100の持ち運び時にロック解除ボタン610を誤操作し、折り畳み椅子100が作業者の意図しない場合に折り畳まれるのを防止することができる。
また、本実施形態では、背面部300のスライド移動に連動して肘掛部500が折り畳まれるので、片手で背面部300を引き上げるという簡単な作業で、座部400及び脚部200だけでなく肘掛部500も含めて椅子100を折り畳むことができる。その結果、不使用時に折り畳み椅子を略平面的に折り畳むことが可能となり、よりコンパクトに収納することが可能となる。
また、本実施形態では、ライトアーム500Rのアーム部510R及び520Rを互いに回転可能に連結し、且つ、アーム部510Rを背面部300に回転可能に軸支すると共にアーム部520Rを座部400から着脱可能に構成することによって、座部400から横方向に移動する妨げとなる肘掛部500をコンパクトに収納することができる。これにより、被介護者等は座部400に座った状態のまま横方向に移動することができる。レフトアーム500Lについても同様の効果が奏する。
(請求項の各構成要素と上記実施形態の各部との対応関係)
上記実施形態においては、折り畳み椅子100が「折り畳み椅子」及び「シャワーチェア」に相当し、脚部200が「脚部」に相当し、前脚210が「前脚」に相当し、後脚220が「後脚」に相当し、背面部300が「背面部」に相当し、背もたれ部310が「背もたれ部」に相当し、持ち手用開口部311が「持ち手用開口部」に相当し、座部400が「座部」に相当し、肘掛部500が「肘掛部」に相当し、ロック機構600が「ロック機構」に相当し、ロック解除ボタン610が「ロック解除部」に相当する。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
(変形例)
上記実施形態では、背面部300と脚部200との連結部分を2重筒構造にする例について説明したが、本発明はこれに限らず、リニアガイド等の様々なスライド手段により、背面部300が脚部200に対してスライド移動可能に構成されていても良い。
また、上記実施形態では、側面視においてX字状に配置された脚部200の前脚210に対して背面部300をスライド移動可能に構成する例について説明したが、本発明はこれに限らず、脚部200に対して背面部300がスライド移動可能であれば、後脚220に対して背面部300がスライド移動可能であっても良い。
また、上記実施形態では、ロック解除ボタン610を背もたれ部310の下端部に設ける例について説明したが、本発明はこれに限らず、持ち手用開口部311内にロック解除ボタン610を設けても良い。
100 折り畳み椅子
200 脚部
210 前脚
220 後脚
300 背面部
310 背もたれ部
311 持ち手用開口部
400 座部
500 肘掛部
600 ロック機構
610 ロック解除ボタン

Claims (4)

  1. 脚部と、
    背もたれ部を有する背面部と、
    前記背もたれ部を持ち上げることにより回転する座部と
    前記脚部に対する前記背もたれ部の移動を規制するロック機構と、
    前記背もたれ部の外縁より内側の部分に設けられた持ち手用開口部と、
    前記背もたれ部の幅方向中央の外縁の下端部に設けられた前記ロック機構のロック解除部と、を備え、
    前記背面部は、前記脚部に対してスライド移動可能に連結されると共に、
    前記座部は、前記脚部及び前記背面部のそれぞれに回転可能に軸支され、
    前記ロック解除部によりロックを解除するとともに、前記背もたれ部が持ち上げられた場合、前記背面部が前記脚部との連結部分である2重筒の構成により上方にスライド移動するのに伴って、前記座部の後方が持ち上がると共に、前記座部の前方が後方下方に回転移動することを特徴とする折り畳み椅子。
  2. 前記脚部は、側面視においてX字状に交差して配置される前脚及び後脚を含むと共に、前記前脚及び前記後脚は、該交差した部分で回転可能に連結され、
    前記背面部は、当該前脚に対してスライド移動可能であり、且つ、前記座部は、当該後脚に回転可能に軸支されることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み椅子。
  3. 前記背もたれ部の移動に連動して折り畳まれる肘掛部をさらに備え、
    前記肘掛部の一端は、前記座部から着脱可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の折り畳み椅子。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の折り畳み椅子は、浴室で使用されることを特徴とするシャワーチェア。
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