JP5040924B2 - 歪補償装置 - Google Patents

歪補償装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5040924B2
JP5040924B2 JP2008554937A JP2008554937A JP5040924B2 JP 5040924 B2 JP5040924 B2 JP 5040924B2 JP 2008554937 A JP2008554937 A JP 2008554937A JP 2008554937 A JP2008554937 A JP 2008554937A JP 5040924 B2 JP5040924 B2 JP 5040924B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distortion compensation
power amplifier
coefficient
failure
compensation coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008554937A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008090613A1 (ja
Inventor
英治 車古
康人 舟生
健 大庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2008090613A1 publication Critical patent/JPWO2008090613A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5040924B2 publication Critical patent/JP5040924B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/60Amplifiers in which coupling networks have distributed constants, e.g. with waveguide resonators
    • H03F3/602Combinations of several amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3241Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using predistortion circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Description

本発明は歪補償装置に関し、特に並列接続されたパワーアンプの歪補償を行う歪補償装置に関する。
近年、無線通信において、デジタル化による高能率伝送が多く採用されるようになっている。無線通信に多値位相変調方式を適用する場合では、基地局などの送信側で送信用電力増幅器の増幅特性を直線化して非線形歪を抑え、隣接チャネル漏洩電力を低減する技術が重要である。また、線形性に劣る増幅器を使用して電力効率の向上を図る場合は、そのために生じる非線形歪を補償する技術が必須である(例えば、特許文献1参照)。
図7は、従来の歪補償装置のブロック図である。図のTx部101には、ベースバンドデータが入力される。また、Tx部101には、アンテナに出力される信号の一部がFB(Feed Back)回路107およびSW(Switch)108a,108bを介して入力される。Tx部101は、ベースバンドデータとアンテナに出力される信号の一部(フィードバック信号)とを比較し、その差がゼロとなるように、LMS(Least Mean Square)による適応信号処理を行う。Tx部101は、適応信号処理したベースバンドデータをアナログのベースバンド信号に変換し、さらに、無線周波数に変換してハイブリッド回路(図中H)102に出力する。Tx部101は、例えば、特許文献1の図4に示されている歪補償部9、D/A(Digital Analog)変換器3、直交変調器4、周波数変換器5、および基準搬送波8が対応する。
歪補償装置では、パワーアンプ103a,103bを並列接続して同相合成することにより大きい送信出力を出すことができる。ハイブリッド回路102は、Tx部101から出力される無線信号をパワーアンプ103a,103bに分配して出力し、ハイブリッド回路106は、パワーアンプ103a,103bから出力される無線信号を合成してアンテナに出力する。
故障検出回路104a,104bは、パワーアンプ103a,103bの入出力を監視し、パワーアンプ103a,103bの故障検出を行う。
図8は、故障検出回路のブロック図である。図には、図7に示した故障検出回路104aが示してある。また、図7のパワーアンプ103aおよび制御部105も示してある。
故障検出回路104aのオペアンプ122には、パワーアンプ103aの入力側の信号がLOGアンプ121aを介して入力される。また、オペアンプ122には、パワーアンプ103aの出力側の信号がLOGアンプ121bを介して入力される。オペアンプ122は、パワーアンプ103aの入出力信号の差分値を比較器123に出力する。
比較器123には、閾値電圧とオペアンプ122からの差分値とが入力され、これらを比較する。比較器123は、オペアンプ122からの差分値が閾値電圧より小さければ、パワーアンプ103aは無線信号を正常に増幅していないと判断し、制御部105にその旨の信号を出力する。つまり、故障検出回路104aは、パワーアンプ103aの増幅率を監視し、パワーアンプ103aが正常に増幅動作をしているか検出する。なお、故障検出回路104bも、図8と同様の回路構成を有し、パワーアンプ103bの故障検出を行っている。
図7の説明に戻る。アンテナに出力される無線信号の一部は、方向性結合器によってFB回路107に出力される。FB回路107は、無線信号の無線周波数をダウンコンバートして、SW108aに出力する。SW108a,108bは、制御部105の制御によって、FB回路107から出力されるフィードバック信号の出力経路を切替える。
制御部105は、故障検出回路104a,104bのパワーアンプ103a,103bの故障検出に基づいて、SW108a,108bのスイッチを制御し、FB回路107から出力されるフィードバック信号の出力経路を切替える。制御部105は、パワーアンプ103a,103bが正常に動作しているときには、フィードバック信号が減衰器109を通過するように、SW108a,108bを制御する。パワーアンプ103a,103bの一方が故障した場合には、フィードバック信号が減衰器109を通過せず、Tx部101に入力されるように、SW108a,108bを制御する。
減衰器109は、フィードバック信号を6dB減衰させる減衰器である。減衰器109は、パワーアンプ103a,103bの一方が故障したとき、正常な方のパワーアンプ103a,103bの入力に過大な無線信号が入力されないように設けられる。
例えば、SW108a,108bと減衰器109とを設けずに、フィードバック信号を直接Tx部101に入力するようにしたとする。この場合において、パワーアンプ103a,103bの一方が故障したとすると、フィードバック信号のレベルは、6dB減衰してTx部101に入力される。Tx部101は、フィードバック信号のレベルが6dB下がったことにより、ハイブリッド回路102に出力する無線信号のレベルを6dB上昇させる。これにより、正常な方のパワーアンプ103a,103bには、過大な無線信号が入力されてしまう。正常な方のパワーアンプ103a,103bは、飽和点に近いところで動作するため、歪特性が劣化するばかりか、最悪の場合、故障してしまう。
一方、図のようにSW108a,108bと減衰器109とを設け、正常時には減衰器109を介してフィードバック信号をTx部101に入力し、故障時には、減衰器109を介さずにフィードバック信号をTx部に入力するようにした場合、故障時のパワーアンプ103a,103bへの信号の過入力を防止することができる。
例えば、パワーアンプ103a,103bの一方が故障したとする。この場合、フィードバック信号のレベルは6dB下がるが、減衰器109を通さずにTx部101に入力することにより、Tx部101には、正常時と同レベルのフィードバック信号が入力される。すなわち、パワーアンプ103a,103bの一方に故障が発生しても、見かけ上、減衰器109によってTx部101に入力されるフィードバック信号にレベル変化がないようにし、パワーアンプ103a,103bの過入力を防止する。
なお、従来、単位増幅器が故障しても、故障していない単位増幅器の非線形歪を安定に補償することができる送信システムが提供されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−270246号公報 特開2003−60447号公報
しかし、パワーアンプの故障を検出するには、アンプや比較器を備えた故障検出回路が必要であり、回路規模、消費電力、およびコストが大きくなるという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、パワーアンプの故障を検出するための専用の回路を不要とし、回路規模、消費電力、およびコストを抑制する歪補償装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、図1に示すような並列接続されたパワーアンプ1a,1bの歪補償を行う歪補償装置において、指定された書き込みアドレスに歪補償係数を記憶し、指定された読み出しアドレスに記憶している歪補償係数を出力する係数記憶手段2と、係数記憶手段2から出力された歪補償係数を用いて、送信信号に歪補償処理を施すプリディストーション手段3と、歪補償処理の前の送信信号とパワーアンプ1a,1bによる増幅後の送信信号との誤差成分に基づいて歪補償係数の更新値を演算する歪補償演算手段4と、係数記憶手段2の歪補償係数を読み出し、歪補償係数に基づいてパワーアンプ1a,1bの故障を検出する中央演算処理装置5と、を有することを特徴とする歪補償装置が提供される。
このような歪補償装置によれば、中央演算処理装置5が係数記憶手段2に記憶されている歪補償係数を読み出し、読み出した歪補償係数からパワーアンプ1a,1bの故障を検出する。これにより、パワーアンプ1a,1bの故障を検出するための専用の回路が不要となる。
本発明の歪補償装置では、中央演算処理装置が係数記憶手段に記憶されている歪補償係数を読み出し、読み出した歪補償係数からパワーアンプの故障を検出するようにした。これにより、パワーアンプの故障を検出するための専用の回路が不要となり、回路規模、消費電力、およびコストを抑制することができる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
本発明の歪補償装置の概要を示した図である。 本発明の歪補償装置のブロック図である。 Tx部の詳細なブロック図である。 歪補償係数の平均値の変動を示した図である。 パワーアンプの一方が故障したときの信号レベル変化を説明する図である。 Tx部の動作を説明するフローチャートである。 従来の歪補償装置のブロック図である。 故障検出回路のブロック図である。
以下、本発明の原理を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の歪補償装置の概要を示した図である。図に示すように歪補償装置は、パワーアンプ1a,1b、係数記憶手段2、プリディストーション手段3、歪補償演算手段4、および中央演算処理装置5を有している。
係数記憶手段2は、指定された書き込みアドレスに歪補償係数を記憶し、指定された読み出しアドレスに記憶している歪補償係数を出力する。
プリディストーション手段3は、係数記憶手段2から出力された歪補償係数を用いて、送信信号に歪補償処理を施す。
歪補償演算手段4は、歪補償処理を行う前の送信信号とパワーアンプ1a,1bによる増幅後の送信信号との誤差成分に基づいて歪補償係数の更新値を演算する。
中央演算処理装置5は、係数記憶手段2の歪補償係数を読み出し、読み出した歪補償係数に基づいてパワーアンプ1a,1bの故障を検出する。
ところで、パワーアンプ1a,1bが故障すると、送信信号のパワーアンプ1a,1bによる増幅後の信号レベルが低下する。これにより、歪補償演算手段4は、パワーアンプ1a,1bの出力レベルが上がるよう、大きな値の方向に制御するための歪補償係数を算出するようになる。従って、中央演算処理装置5は、例えば、係数記憶手段2に記憶されている歪補償係数の更新前の値と更新後の値との変動量が所定の閾値を超えた場合に、パワーアンプ1a,1bの故障を検出することができる。
このように本発明の歪補償装置は、中央演算処理装置5が係数記憶手段2に記憶されている歪補償係数を読み出し、読み出した歪補償係数からパワーアンプ1a,1bの故障を検出するようにした。これにより、パワーアンプ1a,1bの故障を検出するための回路が不要となり、回路規模、消費電力、およびコストを抑制することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の歪補償装置のブロック図である。図に示すように歪補償装置は、Tx部11、ハイブリッド回路12,14、パワーアンプ13a,13b、およびFB回路15を有している。図に示す歪補償装置は、例えば、携帯電話の無線通信システムの基地局に適用され、送信電力の非線形歪を補償する。
図のTx部11には、ベースバンドデータが入力される。また、Tx部11には、アンテナに出力される信号の一部がフィードバック信号としてFB回路15を介して入力される。Tx部11は、ベースバンドデータとフィードバック信号とを比較し、その差がゼロとなるように、LMSによる適応信号処理を行う。Tx部11は、適応信号処理したベースバンドデータをアナログのベースバンド信号に変換し、さらに、無線周波数に変換してハイブリッド回路12に出力する。
Tx部11は、適応信号処理で使用する歪補償係数を記憶するルックアップテーブル(LUT)と、LUTの歪補償係数にアクセスできるCPU(Central Processing Unit)とを有している。Tx部11は、このCPUによってパワーアンプ13a,13bの故障を検出し、FB回路15から出力されるフィードバック信号のゲインを制御する。
例えば、パワーアンプ13a,13bの一方が故障したとする。この場合、FB回路15を介してTx部11に入力されるフィードバック信号のレベルは6dB下がる。Tx部11は、フィードバック信号が6dB下がったことにより、ハイブリッド回路12に出力する無線信号のレベルを6dB上昇させるよう、LUTの歪補償係数を大きい値に変更する。従って、CPUがLUTの歪補償係数の値を監視することにより、パワーアンプ13a,13bの故障を検出することができる。
また、CPUは、パワーアンプ13a,13bの故障を検出すると、FB回路15から入力されるフィードバック信号のレベルを6dB上げる。CPUは、パワーアンプ13a,13bの一方の故障時に、フィードバック信号のレベルを6dB上げることによって、見かけ上、フィードバック信号にレベル変化がないようにしてパワーアンプ13a,13bへの信号の過入力を防止する。
これにより、パワーアンプ13a,13bの故障を検出するための故障検出回路、6dBの減衰量を制御するための減衰器、およびSWが不要となる。
なお、歪補償係数は、環境温度など外部の要因によって変化するが、パワーアンプ13a,13bが正常に動作している範囲では、極端な変化は発生しない。つまり、歪補償係数は、一般にパワーアンプ13a,13bの一方が故障したときのように大きく変更されることはない。従って、CPUは、歪補償係数の大きさを監視することにより、パワーアンプ13a,13bの故障を検出することができる。
ただし、入力されるベースバンドデータが極端に変化した場合、歪補償係数も大きく変化することがある。そこで、CPUは、誤ってパワーアンプ13a,13bの故障検出をしないよう、ベースバンドデータの大きさを監視し、ベースバンドデータが瞬時に大きく変化した場合には、歪補償係数が大きく変化しても故障検出を行わないようにする。
パワーアンプ13a,13bおよびハイブリッド回路12,14、およびFB回路15は、図7で説明したパワーアンプ103a,103bおよびハイブリッド回路102,106と同様であり、その説明を省略する。
図3は、Tx部の詳細なブロック図である。図に示すようにTx部11は、乗算器21、D/A変換器(図中D/A)22、発振器23、QMOD(Quadrature MODulation)24、アドレス生成部25、LUT26、LMS部27、遅延部28,32、減算器29、A/D(Analog Digital)変換器(図中A/D)30、乗算器31、積分器33、およびCPU34を有している。
アドレス生成部25は、ベースバンドデータのパワー(I2+Q2)に応じたアドレスを生成する。LUT26は、歪補償係数を記憶しており、アドレス生成部25から出力されるアドレスに対応した歪補償係数を乗算器21に出力する。また、LUT26は、LMS部27によって更新される歪補償係数を、アドレス生成部25によって指定されるアドレスに格納する。LUT26は、例えば、RAM(Random Access Memory)などの記憶装置によって構成される。
乗算器21は、ベースバンドデータにLUT26から出力される歪補償係数を乗算して、D/A変換器22に出力する。すなわち、乗算器21は、ベースバンドデータに歪補償処理を施す。D/A変換器22は、ベースバンドデータをアナログのベースバンド信号に変換し、QMOD24に出力する。QMOD24は、発振器23から出力される信号によって、ベースバンド信号の周波数を無線周波数に変換し、パワーアンプ41に出力する。
パワーアンプ41は、図2に示したパワーアンプ13a,13bが対応する。パワーアンプ41は、Tx部11から出力される信号を増幅し、アンテナに出力する。
乗算器43には、パワーアンプ41の出力の一部が入力される。乗算器43は、発振器42から出力される信号によって、パワーアンプ41から出力される信号の周波数をダウンコンバートし、A/D変換器30に出力する。なお、乗算器43および発振器42は、図2のFB回路15に対応する。
A/D変換器30は、乗算器43から出力されるフィードバック信号をデジタル信号に変換し、乗算器31に出力する。乗算器31は、A/D変換器30から出力されるデジタルのフィードバック信号に、CPU34から指示される値を乗算し、遅延部32に出力する。
遅延部28は、ベースバンドデータを遅延して、減算器29へ出力する。遅延部32は、乗算器31から出力されるフィードバック信号を遅延して、減算器29へ出力する。遅延部28は、例えば、ベースバンドデータをベースバンドデータの1クロック単位で遅延するのに対し、遅延部32は、例えば、nタップの遅延フィルタを用いることにより回路動作クロック周波数の、1/n倍の精度で、フィードバック信号を遅延することができる。これにより、ベースバンドデータとフィードバック信号との遅延を合わせることができる。
減算器29は、遅延部28から出力されるベースバンドデータと、遅延部32から出力されるフィードバック信号との差分を算出し、LMS部27に出力する。LMS部27は、LMSに基づいて、減算器29から出力される差分値がゼロとなるように、LUT26の歪補償係数を更新する。
このように、乗算器21は、入力されるベースバンドデータに、LUT26に記憶されている歪補償係数を乗算してパワーアンプ41に出力する。そして、LMS部27は、入力されるベースバンドデータと、パワーアンプ41からのフィードバック信号との差分がゼロとなるように、LMSによる適応信号処理によって、LUT26の歪補償係数を更新する。
なお、上記の処理は、特許文献1の段落番号〔0021〕〜〔0030〕にも記述されている。アドレス生成部25は、特許文献1の図5のアドレス生成回路25dに対応し、LUT26は、ルックアップテーブル15eに対応し、LSM部27は、歪補償係数演算部16に対応する。また、D/A変換器22は、特許文献1の図4のD/A3に対応し、QMOD24および発振器23は、直交変調器4、周波数変換器5および基準搬送波8に対応する。
CPU34は、バスを介してLUT26、積分器33、および乗算器31と接続されている。CPU34は、LUT26の歪補償係数が更新されると、LUT26にアクセスして歪補償係数を読み出し、歪補償係数の平均値を算出する。CPU34は、前回算出した歪補償係数(更新前の歪補償係数)の平均値と、更新後の歪補償係数の平均値とを比較し、歪補償係数の平均値の変動量を算出する。歪補償係数の平均値の変動量を算出する式を次の式(1)に示す。
変動量=LUT更新後の歪補償係数の平均値−LUT更新前の歪補償係数の平均値 …(1)
パワーアンプ41が故障(パワーアンプ13a,13bの一方が故障)すると、フィードバック信号が小さくなる。そのため、減算器29でのベースバンドデータとフィードバック信号との差分が大きくなり、LMS部27は、パワーアンプ13a,13bの出力が大きくなるように、LUT26の歪補償係数を更新する。従って、CPU34は、式(1)で算出した歪補償係数の変動量が予め設定されている閾値より大きい場合、パワーアンプ13a,13bが故障していると判断する。変動量が予め設定されている閾値より小さい場合、パワーアンプ13a,13bは、故障していないと判断する。
図4は、歪補償係数の平均値の変動を示した図である。図の縦軸は歪補償係数の平均値を示している。横軸は時間を示している。図に示すように、時刻t1においてパワーアンプ13a,13bの一方が故障したとする。この場合、LMS部27は、パワーアンプ13a,13bの出力が大きくなるように、歪補償係数の値を大きくするように更新する。CPU34は、この歪補償係数の変動量を検出して閾値と比較することにより、パワーアンプ13a,13bの故障を検出する。
CPU34は、乗算器31にアクセスして、A/D変換器30から出力されるフィードバック信号のゲインを制御する。CPU34は、パワーアンプ13a,13bが故障したと判断した場合、A/D変換器30から出力されるフィードバック信号のサンプリングデータの振幅が6dB上がるように、乗算器31の乗算係数を設定する。パワーアンプ13a,13bが故障していない場合は、フィードバック信号のデジタルゲインが1倍となるような乗算係数を乗算器31に設定する。
なお、CPU34は、Tx部11に入力されるベースバンドデータを監視し、ベースバンドデータの瞬間的な変動が大きい場合には、式(1)に基づいてパワーアンプ13a,13bの故障を検出しても、故障検出と判断しない。CPU34は、式(1)の歪補償係数の変動量が閾値を超えた場合でも、これがベースバンドデータの変動によるものである場合には、パワーアンプ13a,13bの故障検出を行わないようにするためである。
積分器33には、ベースバンドデータの積分値が格納される。CPU34は、一定期間ごとに積分器33にアクセスし、ベースバンドデータの積分値を取得する。CPU34は、例えば、100msecごとに積分器33にアクセスし、ベースバンドデータの積分値を取得する。
CPU34は、積分器33に格納されている一定期間のベースバンドデータの積分値により、LUT26の歪補償係数が主に更新されているアドレス領域を推測する。歪補償係数は、ベースバンドデータのパワーに基づいたアドレスによってLUT26に格納されるため(例えば、特許文献1の段落番号〔0021〕参照)、ベースバンドデータの積分値により、どのアドレス領域の歪補償係数が頻繁に更新されているか推測できるからである。
これにより、CPU34は、LUT26に格納されている全ての歪補償係数の平均値を求めて、式(1)の演算をしなくて済む。つまり、CPU34は、LUT26の歪補償係数の更新される範囲を特定し、その範囲の歪補償係数を算出することによって、歪補償係数の平均値の計算精度を保ったまま計算時間を短縮できる。
Tx部11は、特許文献1の図8,9にも示されているように一般にCPU34を有している。図3のTx部11は、このCPU34によってLUT26にアクセスし、歪補償係数を取得する。そして、取得した歪補償係数によって、パワーアンプ13a,13bの故障を検出する。これにより、図7に示したような故障検出回路104a,104bが不要となり、また、新たな回路等を設けることなくパワーアンプ13a,13bの故障検出ができる。
また、ベースバンドデータの変動を監視し、ベースバンドデータの変動が大きい場合には、CPU34は、パワーアンプ13a,13bの故障を検出しても、故障検出と判断しない。これにより、故障検出の誤検出を防止することができる。
次に、パワーアンプ13a,13bの一方が故障したときの信号レベルの変化について説明する。
図5は、パワーアンプの一方が故障したときの信号レベル変化を説明する図である。図の(A)は、故障前の信号レベル変化を示し、図の(B)は、故障後の信号レベル変化を示している。
図の(A),(B)のTx部入力は、Tx部11に入力されるベースバンドデータの信号レベルを示している。パワーアンプ入力は、パワーアンプ13a,13bに入力される信号の信号レベルを示している。パワーアンプ出力は、パワーアンプ13a,13bから出力される信号の信号レベルを示している。
Tx部11に入力されるベースバンドデータには、乗算器21によって歪補償係数が乗算される。よって、ベースバンドデータがパワーアンプ13a,13bに入力されるときには、その信号レベルが変化している。図の(A)の例の場合、パワーアンプ入力は、Tx部入力より、信号レベルが少し大きくなっている。
パワーアンプ13a,13bは、乗算器21から出力される信号を増幅して出力する。よって、図の(A)のパワーアンプ出力は、パワーアンプ入力より大きくなっている。
パワーアンプ13a,13bの一方に故障が生じた場合、パワーアンプ出力の信号レベルは、6dB下がる。LMS部27は、パワーアンプ出力の信号レベルを一定にしようと、歪補償係数を約2倍(+6dB相当)となるように更新する。これにより、図の(B)に示すパワーアンプ入力は、図の(A)のパワーアンプ入力に対し、信号レベルが約2倍となっている。よって、パワーアンプ13a,13bの一方が故障しても、図の(B)のパワーアンプ出力に示すように、図の(A)のパワーアンプ出力と同様の信号レベルを保つことができる。
しかし、パワーアンプ入力の信号レベルが約2倍となるため、パワーアンプ13a,13bの入力は過入力状態となり、歪特性が劣化するばかりか、最悪の場合、故障してしまう。次に、上記の過入力状態になる過程を、式を用いて説明する。
次の式(2)は、パワーアンプ13a,13bの一方に故障が発生したときのフィードバック信号(パワーアンプ13a,13bの出力)を示す。
y(t)=hn-1(p)×x(t)×f(p)÷2 …(2)
n-1(p)は、更新前の歪補償係数を示す。x(t)は、ベースバンドデータを示す。f(p)は、パワーアンプ13a,13bの増幅率を示す。パワーアンプ13a,13bの一方の故障により、y(t)は2で除算されている。
LMS部27は、y(t)が1/2になったことにより、その減少分を補正する。つまり、新たな歪補償係数hn(p)は、次の式(3)に示すようにhn-1(p)の2倍となる。
n=hn-1(p)×2 …(3)
式(2)、式(3)より、現在のフィードバック信号は、次の式(4)に示すようになる。
y(t)=hn(p)×x(t)×f(p)÷2
=hn-1(p)×2×x(t)×f(p)÷2
=hn-1(p)×x(t)×f(p) …(4)
式(2)、(4)より、フィードバック信号は、更新前に対し2倍になっていることが分かる。すなわち、パワーアンプ13a,13bの故障によって、パワーアンプ13a,13bの入力レベルが2倍となることが分かる。これにより、パワーアンプ13a,13bは、歪特性が劣化するばかりか、最悪の場合、故障してしまう恐れがある。
これに対し、図2、図3の歪補償装置では、CPU34がパワーアンプ13a,13bの故障を検出すると、乗算器31でフィードバック信号のゲインを6dB上げる。これにより、見かけ上、フィードバック信号が低下していないようにして、減算器29での差がゼロとなるようにし、パワーアンプ13a,13bの過入力状態を防止する。
次に、フローチャートを用いて図3のTx部11の動作を説明する。
図6は、Tx部の動作を説明するフローチャートである。
ステップS1において、CPU34は、積分器33からベースバンドデータの積分値を取得する。CPU34は、取得した積分値から、LUT26の歪補償係数が頻繁に更新された領域を推定する。CPU34は、LUT26の推定した領域から歪補償係数を取得し、その平均値を算出する。
ステップS2において、LMS部27は、LUT26を更新する。
ステップS3において、CPU34は、積分器33からベースバンドデータの積分値を取得する。CPU34は、取得した積分値から、LUT26の歪補償係数が頻繁に更新された領域を推定する。CPU34は、LUT26の推定した領域から歪補償係数を取得し、その平均値を算出する。
ステップS4において、CPU34は、LUT26の歪補償係数の、更新後の平均値と更新前の平均値との変動量を算出する。すなわち、CPU34は、ステップS3で算出した歪補償係数の平均値と、ステップS1で算出した歪補償係数の平均値との差を算出する。
ステップS5において、CPU34は、ステップS4で算出した変動量が閾値より大きいか否か判断する。閾値より大きければ、ステップS6へ進む。閾値以下であれば、処理を終了し、再びステップS1から処理を実行する。
ステップS6において、CPU34は、乗算器31のゲインを6dB上げるようにする。これにより、パワーアンプ13a,13bの過入力を防止する。
このように、Tx部11は、CPU34によってLUT26の歪補償係数を監視し、パワーアンプ13a,13bの故障を検出する。CPU34は、特許文献1に示されているような従来から歪補償装置に搭載されているものを使用するので、パワーアンプ13a,13bの故障を検出するための特別な回路等を設けることなく、回路規模、消費電力、およびコストを抑制することができる。
また、パワーアンプ13a,13bの故障を検出した場合、フィードバック信号を6dB上げることにより、パワーアンプ13a,13bの過入力状態を抑制することができる。
なお、上記では、CPU34は、パワーアンプ13a,13bの故障を検出すると、フィードバック信号を6dB上げるとしたが、SWと減衰器とを設け、SWを切替えてフィードバック信号のゲインを上げるようにしてもよい。例えば、図2のFB回路15とTx部11との間に、図7と同様のSWと減衰器を設ける。CPU34は、パワーアンプ13a,13bの故障を検出すると、SWを切替え、フィードバック信号が減衰器の経路を通らずに、Tx部11に入力されるようにする。この場合、図2の回路に比べ、SWと減衰器分、回路規模が大きくなるが、故障検出回路が不要であるため、図7で示した歪補償装置よりも回路規模は小さくなる。
また、CPU34は、パワーアンプ13a,13bの故障を検出すると、フィードバック信号を6dB上げるようにしたが、Tx部11に入力されるベースバンドデータを6dB下げるようにしてもよい。例えば、図3の乗算器21の前段に乗算器を設ける。CPU34は、パワーアンプ13a,13bの故障を検出すると、乗算器21の前段に設けた乗算器によって、ベースバンドデータを6dB下げるようにする。これにより、パワーアンプ13a,13bの一方が故障しても、減算器29での差はゼロに近い値となり、パワーアンプ13a,13bの過入力を防止できる。
また、ベースバンドデータの積分値より、LUT26の歪補償計数の更新される範囲を推定して、その範囲の歪補償係数の平均値を算出するようにしたが、LUT26の全範囲における歪補償係数(全アドレスの歪補償係数)の平均を算出して、歪補償係数の変動量を計算してもよい。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1a,1b パワーアンプ
2 係数記憶手段
3 プリディストーション
4 歪補償演算手段
5 中央演算処理装置

Claims (7)

  1. 並列接続されたパワーアンプの歪補償を行う歪補償装置において、
    指定された書き込みアドレスに歪補償係数を記憶し、指定された読み出しアドレスに記憶している前記歪補償係数を出力する係数記憶手段と、
    前記係数記憶手段から出力された前記歪補償係数を用いて、送信信号に歪補償処理を施すプリディストーション手段と、
    前記歪補償処理の前の前記送信信号と前記パワーアンプによる増幅後の前記送信信号との誤差成分に基づいて前記歪補償係数の更新値を演算する歪補償演算手段と、
    前記係数記憶手段の前記歪補償係数を読み出し、前記歪補償係数に基づいて前記パワーアンプの故障を検出する中央演算処理装置と、を備え、
    前記中央演算処理装置は、前記送信信号の異なる時間における2点間の瞬間的な変動量が大きい場合、前記パワーアンプの故障の検出を行わないことを特徴とする歪補償装置。
  2. 前記中央演算処理装置は、前記歪補償係数の更新前と更新後の変動量から前記パワーアンプの故障を検出することを特徴とする請求項1記載の歪補償装置。
  3. 前記係数記憶手段の前記歪補償係数が頻繁に更新される領域を検出する更新領域検出手段と、
    をさらに有し、
    前記中央演算処理装置は、前記領域の前記歪補償係数を読み出し、前記歪補償係数に基づいて前記パワーアンプの故障を検出することを特徴とする請求項1記載の歪補償装置。
  4. 前記中央演算処理装置は、前記パワーアンプの故障を検出すると、前記歪補償処理前の前記送信信号または前記パワーアンプによる増幅後の前記送信信号のゲインを変化させることを特徴とする請求項1記載の歪補償装置。
  5. 前記中央演算処理装置は、前記パワーアンプの故障を検出すると、前記パワーアンプによる増幅後の前記送信信号のゲインを上げることを特徴とする請求項1記載の歪補償装置。
  6. 前記中央演算処理装置は、前記パワーアンプの故障を検出すると、前記歪補償処理前の前記送信信号のゲインを下げることを特徴とする請求項1記載の歪補償装置。
  7. 前記パワーアンプと前記歪補償演算手段との間に設けられるスイッチと、
    前記パワーアンプと前記歪補償演算手段との間に設けられる減衰器と、
    をさらに有し、
    前記中央演算処理装置は、前記スイッチの切替えによって、前記パワーアンプによる増幅後の前記送信信号を前記減衰器で減衰させ、前記歪補償演算手段に入力することを特徴とする請求項1記載の歪補償装置。
JP2008554937A 2007-01-25 2007-01-25 歪補償装置 Expired - Fee Related JP5040924B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2007/051161 WO2008090613A1 (ja) 2007-01-25 2007-01-25 歪補償装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008090613A1 JPWO2008090613A1 (ja) 2010-05-13
JP5040924B2 true JP5040924B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=39644195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008554937A Expired - Fee Related JP5040924B2 (ja) 2007-01-25 2007-01-25 歪補償装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5040924B2 (ja)
WO (1) WO2008090613A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5611527B2 (ja) * 2009-01-08 2014-10-22 日本カーバイド工業株式会社 粘着剤及び光学フィルム
JP5299298B2 (ja) * 2010-01-29 2013-09-25 富士通株式会社 歪補償装置、送信装置、歪補償方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000201040A (ja) * 1999-01-08 2000-07-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 出力増幅回路
JP2002232305A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Fujitsu Ltd 故障判定機能を備えた非線形歪補償送信装置
JP2003008360A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Nec Mobiling Ltd プリディストーション形リニアライザ及びそのアラーム検出方法
JP2003060447A (ja) * 2001-08-20 2003-02-28 Fujitsu Ltd 送信システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000201040A (ja) * 1999-01-08 2000-07-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 出力増幅回路
JP2002232305A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Fujitsu Ltd 故障判定機能を備えた非線形歪補償送信装置
JP2003008360A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Nec Mobiling Ltd プリディストーション形リニアライザ及びそのアラーム検出方法
JP2003060447A (ja) * 2001-08-20 2003-02-28 Fujitsu Ltd 送信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2008090613A1 (ja) 2010-05-13
WO2008090613A1 (ja) 2008-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5071370B2 (ja) 歪補償装置及び方法
JP3823296B2 (ja) 歪み補償機能を有する無線機
JP4417174B2 (ja) プリディストータ
JP4863729B2 (ja) 歪補償装置及び歪補償方法
JP5301831B2 (ja) 歪補償回路を有する電力増幅器
US8022763B2 (en) Amplifier failure detection apparatus
JP2002076785A (ja) 歪補償装置
JP2007221245A (ja) 歪補償装置及び歪補償方法
US8514019B2 (en) Distortion compensation amplifier
US6856196B2 (en) Distortion compensator
KR100782587B1 (ko) 왜곡보상장치 및 왜곡보상방법
JP4641715B2 (ja) 歪補償装置及び無線基地局
KR101931150B1 (ko) Ics_apd 비선형성 특성이 개선된 전력증폭기의 선형화 장치 및 그 제어 방법
WO2003103137A1 (ja) 増幅装置
JP2010278992A (ja) Rf増幅装置
JP6098178B2 (ja) 増幅装置、歪補償装置および歪補償方法
JP2004015769A (ja) 送信増幅器
JP5040924B2 (ja) 歪補償装置
JP2003298429A (ja) 非線形歪補償装置
JP4223194B2 (ja) 故障判定機能を備えた非線形歪補償送信装置
JP2003078360A (ja) 歪み補償装置
JP3952359B2 (ja) 送信電力制御装置及び送信電力制御方法
US8004358B2 (en) Distortion compensation device
US20070159245A1 (en) Apparatus for calibrating non-linearity of radio frequency power amplifier
WO2007049474A1 (ja) プリディストーション方式歪補償増幅装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees