JP5037799B2 - テレビコンセント - Google Patents

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Description

本発明は、双方向CATV用配線系等の信号伝送システムの末端において、そのシステムと、テレビ受像機やチューナ等の受信機器又はケーブルモデム等の情報端末とを接続するテレビコンセントに関するものである。
一般に、双方向CATVの信号伝送システムにおいては、CATV局から加入者に向けての下り方向に対応する信号とその反対方向の上り方向に対応する信号とを周波数帯域で分けることにより、一本の同軸ケーブルで双方向通信が行われている。この上り方向の信号に加入者側からノイズ等が混入すると、通信の性能が低下するなどの影響を生じる。このため、下り方向のみの片方向通信のみを行うときには、信号伝送システムの末端となる端子を備えたテレビコンセントとして、上り方向に対応する周波数帯域の信号をカットするフィルタを備えたものが用いられている。
このようなテレビコンセントの中には、フィルタを適用するかどうかをスイッチにより選択して、双方向通信を行うか片方向通信を行うかを選択可能としたものが知られている。また、双方向/片方向を選択可能なテレビコンセントとしては、例えば特許文献1に示されるように、2つのテレビ端子を有し、これらのテレビ端子についてそれぞれ双方向通信用か片方向通信用かを切り替える2つの切り替えスイッチを有するものがある。
図6(a)、(b)、(c)は、上述の特許文献1に記載されたテレビコンセントの一例を示す。このテレビコンセント81の筐体810の前面の上部及び下部には、それぞれ第1のテレビ端子82a及び第2のテレビ端子82bが設けられている。また、筐体810の上部は、後述のように開口部が設けられた部位の背面から後方に出っ張った形状となっており、この後方に出っ張った部位の下面には、入力端子82cが下向きに露出されるように立設されている。筐体810の前面の、第2のテレビ端子82bの近傍には、筐体810に設けられている操作孔83を通して外部から操作可能となるように、2つの切り替えスイッチ(以下、スイッチと称する)84が設けられている。これらの2つのスイッチ84は、図6(a)に示すように、互いに略水平に並んで設けられている。筐体810の第1のテレビ端子82aと操作孔83との間の部位は、幅方向の寸法が狭くなるように形成されている。入力端子82cは、この筐体810の幅方向の寸法が狭くなることにより発生した空間810eの後方に設けられている。
図7は、フィルタ回路基板86を示す。筐体810の背面の後方に出っ張った部位の下方には開口部が設けられており、フィルタ回路基板86は、この開口部から筐体810の内部に配される。筐体810の開口部は、フィルタ回路基板86が筐体810の内部に配された状態で、封止板811bが圧入されて封止される。このフィルタ回路基板86は、入力端子82cと第1のテレビ端子82a及び第2のテレビ端子82bとの間に接続されるフィルタ88を搭載している。スイッチ84は、このフィルタ88を適用するかどうかを切り替えることによって双方向通信と片方向通信とを切り替える。
このテレビコンセント81は、図8(a)、(b)に示すように、筐体810の前面がカバー820により覆われて、室内等にカバー820と第1のテレビ端子82a及び第2のテレビ端子82bとが露出するように、壁面890に配置されて用いられる。テレビコンセント81の後方には、アウトレットボックス880が設けられている。テレビコンセント81は、壁面890の背面側からアウトレットボックス880内に配された同軸ケーブル860の端部の端子861が入力端子82cに接続された状態で壁面890に配される。一般的には、同軸ケーブル860がアウトレットボックス880の内部で略U字状に曲げられ、筐体810から下向きに突出した入力端子82cに対して端子861が上向きに接続されている。
ところで、近年廃棄後の環境への影響を低減するために、例えばポリエチレン等のノンハロゲン樹脂を絶縁材として用いた同軸ケーブルが実用化されている。このようなノンハロゲン樹脂は従来のものに比べて硬く、テレビコンセント81を壁面890に配置するときに、同軸ケーブル860自体が曲げにくい。また、端子861の長さが長く、同軸ケーブル860をアウトレットボックス内で曲げて入力端子82cに下方から接続した状態とすることが困難な場合がある。このような場合には、図9に示すように、テレビコンセント81の上下方向の向きを通常とは逆にして、入力端子82cが筐体810から上向きに立設する向きとして用いられることがある。
しかしながら、テレビコンセント81を上述のように上下方向の向きを逆にして用いると、同軸ケーブル860に結露が発生したときに、結露した水滴が同軸ケーブル860を伝う等して筐体810の後方に出っ張った部分の入力端子82cが設けられている面上に落ちることがある。この面上に落ちた水滴は、筐体810の開口部と封止板811bとの隙間から筐体810の内部へと流れ込むことがあり、内部のフィルタ回路基板86等に付着してテレビコンセント81の動作不良や故障の原因となることがある。
同軸ケーブルに結露した水滴が筐体の内部に入り込まないようにしたテレビコンセントとしては、例えば特許文献2に記載されているように、筐体の入力端子が設けられている上面に、切り替えスイッチが配される穴部から筐体内部に水滴が流れ込むことを防ぐような溝を設けたものがある。しかしながら、このテレビコンセントは、切り替えスイッチから流れ込む水滴を防ぐことができるが、フィルタ回路基板86を配するための開口部に上述のように水滴が流れ込むのを防ぐことができるものではない。
特開2002−171180号公報 特開2002−134217号公報
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、テレビコンセントを上下方向を逆にして用いたときに同軸ケーブルに結露等が発生しても、水滴が筐体の入力端子が設けられている面から開口部に流れ込ませないような防滴構造を有することで、動作不良や故障を防止することが可能なテレビコンセントを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1の発明は、筐体前面から露出されるように設けられた第1のテレビ端子及び第2のテレビ端子と、筐体外部に露出するように筐体の背面側に配され、同軸ケーブルと接続される入力端子とが筐体に形成され、筐体内部に収納され、前記入力端子に接続されて前記同軸ケーブルを経由して送られる信号を2分配する2分配回路を有する2分配回路基板と、前記2分配回路と第1のテレビ端子とを前記信号を伝送可能に接続する第一の経路と、第一の経路とは異なり前記2分配回路と第2のテレビ端子とを前記信号を伝送可能に接続する第二の経路と、これら第一、第二の経路それぞれに個別に挿入可能なフィルタとを有し、筐体内部に収納されたフィルタ回路基板と、前記筐体前面に外部から操作可能に設けられ、第一の経路に接続され、前記フィルタを第一の経路に挿入するかどうかによって第1のテレビ端子を双方向通信と片方向通信とに切り替えるための第1の切り替えスイッチと、前記筐体前面に外部から操作可能に設けられ、第二の経路に接続され、前記フィルタを第二の経路に挿入するかどうかによって第2のテレビ端子を双方向通信と片方向通信とに切り替えるための第2の切り替えスイッチとを備え、前記第1の切り替えスイッチ及び第2の切り替えスイッチは、共に前記第1のテレビ端子又は第2のテレビ端子のいずれか一方の近傍に配置されており、前記筐体は、前記第1のテレビ端子又は第2のテレビ端子のうち他方が設けられた部位と前記第1の切り替えスイッチ及び第2の切り替えスイッチが設けられた部位との間の部位が、幅方向の寸法が狭くなるように成形され、また、前記2分配回路基板が収納されている部位は前記フィルタ回路基板が設けられている部位の背面から後方に出っ張った形状であるとともに、このフィルタ回路基板が設けられている部位の背面が開口部となっているテレビコンセントにおいて、前記入力端子は、前記2分配回路基板が収納されている部位の外面上であって、一方から他方への向きかまたは他方から一方への向きに凹む形状に設けられた段部に、立設され
前記段部は、テレビコンセントを上下方向を逆にして用いたとき、水平面ではなく前記筐体の下方となる外方へ傾き落ちる傾斜を付けるようにして形成されているものである。
請求項1の発明によれば、入力端子が筐体の後方に出っ張った部位の外面上に、一方から他方の向きか又は他方から一方の向きに凹む形状に設けられた段部に立設されているので、テレビコンセントを上下方向を逆にして用いたときに同軸ケーブルに結露等が発生しても、水滴は段部に落ちる。水滴が段部に溜まるとしても、水滴が段部の範囲からあふれれば、表面張力で開口部へ流れ込むよりも先に下方へ落滴する。従って、水滴が筐体の入力端子が設けられている面から開口部に流れ込むことがなくなり、テレビコンセントの動作不良や故障を防止することが可能となる。また、段部を、水平面にせずに筐体の下方となる外方へ傾き落ちる傾斜を付けるようにして形成することで、確実に早めに水滴を排除することが可能となる。
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1(a)、(b)、及び図2は、本実施形態に係るテレビコンセントを示す。なお、図2は、後述する封止板11bが取り付けられていない状態のテレビコンセントを示す。このテレビコンセント1の筐体10の上部及び下部には、筐体10の前面から露出されるように、それぞれ第1のテレビ端子2a及び第2のテレビ端子2bが設けられている。筐体10の背面側には、筐体10の外部に露出するように、同軸ケーブル(図示せず)と接続される入力端子2cが設けられている。第1のテレビ端子2a、第2のテレビ端子2b、及び入力端子2cは、例えばF型コネクタの端子である。筐体10の前面の第2のテレビ端子2bの近傍には、2つの操作孔3a,3bが設けられている。この操作孔3a,3bを通して筐体10の外部から操作可能となるように、筐体10の内部に、第1の切り替えスイッチ(以下、第1のスイッチと称する)4a、第2の切り替えスイッチ(以下、第2のスイッチと称する)4bがそれぞれ設けられている。筐体10の上部の内部には、入力端子2cと接続され、同軸ケーブルを経由して送られる信号を2分配する2分配回路を有する2分配回路基板5が略水平に収納され、また、2分配された信号を第1のテレビ端子2a及び第2のテレビ端子2bに伝送するフィルタ回路基板6が2分配回路基板5よりも下方に略垂直に収納されている。このテレビコンセント1は、入力端子2cに同軸ケーブルが接続された状態で、例えば室内の壁面等に取り付けられて用いられる。
筐体10は、例えばダイキャスト等、金属により成形される。図1(b)に示すように、筐体10の2分配回路基板5が収納されている部位はフィルタ回路基板6が設けられている部位の背面から後方に出っ張った形状とされている。また、筐体10の上面と、フィルタ回路基板6が設けられている部位の背面とは、それぞれ外部に解放された開口部10a,10bとなっている。開口部10a,10bは、それぞれ封止板11a,11bによって覆われている。本実施形態において、図2に示すように、筐体10の後方に出っ張った部分の下面10cの側面寄りの部位には、この下面10cよりも上方(一方から他方への向き)に凹むような形状の段部10dが設けられている。そして、入力端子2cは、この段部10dから下方(他方から一方への向き)へ立設されている。
また、本実施形態において、図1(a)に示すように、筐体10の第1のテレビ端子2aと操作孔3a,3bとの間の部位は、幅方向の寸法が狭くなるように成形されており、その部位の左右両側は空間10eとなっている。筐体10は、この空間10eが大きくなるような形状に成形されており、これにより、入力端子2cの周囲には広い空間が確保され、入力端子2cに同軸ケーブルを容易に接続可能となっている。
操作孔3aは、図1(a)に示すように、操作孔3bよりも第1のテレビ端子2aに近い位置に配置され、操作孔3bは、操作孔3aよりも第2のテレビ端子2bに近い位置に配置されている。すなわち、第1のスイッチ4a及び第2のスイッチ4bは、共に第2のテレビ端子2bの近傍に設けられており、第1のスイッチ4aは、第2のスイッチ4bよりも第1のテレビ端子2aに近い位置に配置され、第2のスイッチ4bは、第1のスイッチ4aよりも第2のテレビ端子2bに近い位置に配置されている。第1のスイッチ4a及び第2のスイッチ4bは、例えばスライド型のスイッチであり、本実施形態においては、操作孔3a,3bを通して上下方向に切り替えることができるように配されている。
2分配回路基板5は、上述のように、筐体10の上部の後方に出っ張った部位の内部の空間に収納されており、入力端子2cと接続されている。この2分配回路基板5は2分配回路(図示せず)を有しており、この2分配回路により、同軸ケーブルを経由して入力端子2cから入力された信号を2分配する。
図3(a)、(b)は、フィルタ回路基板6を示す。フィルタ回路基板6は、両面パターン基板であって、筐体10の内部形状に対応し角形状を落とされた形状とされており、上述のように、筐体10の内部に、筐体10の前面と平行に収納されている。このフィルタ回路基板6は、第一の経路7a及び第二の経路7bと、これらの経路7a,7bそれぞれに挿入可能に設けられるフィルタ8と、上述の第1のスイッチ4a及び第2のスイッチ4bにそれぞれ接続されるスイッチ接続部41a,41bを有している。第1のテレビ端子2a及び第2のテレビ端子2bと、2分配回路基板上の2分配回路は、このフィルタ回路基板6に接続されている。第一、第二の経路7a,7bは、この第1のテレビ端子2a及び第2のテレビ端子2bと、2分配回路基板5の2分配回路とを、信号を伝送可能にそれぞれ接続している。スイッチ接続部41a,41bは、それぞれ第一、第二の経路7a,7bの途中に配されており、スイッチ4a,4bが切り替わると、フィルタ8が第一、第二の経路7a,7bに挿入されるかどうかが切り替わるように構成されている。
フィルタ8は、CATV用の信号のうち、加入者(ユーザ)側からCATV局側に向かう上り方向に対応する周波数帯域の成分を除去する帯域阻止フィルタである。フィルタ8は、第一、第二の経路7a,7bにそれぞれ挿入されたとき、この第一、第二の経路7a,7bを伝送されるCATV用の信号のうち、第1のテレビ端子2a及び第2のテレビ端子2bから入力端子2cに向かう上り方向に対応する周波数帯域の信号をカットする。このため、第一、第二の経路7a,7bは、入力端子2cから第1のテレビ端子2a及び第2のテレビ端子2bに向かう下り方向に対応する周波数帯域の信号のみを通過可能な片方向通信用の経路となる。フィルタ8が第一、第二の経路7a,7bに挿入されていないときには、第一、第二の経路7a,7bは双方向通信用の経路となる。すなわち、上述のように、第1のスイッチ4a又は第2のスイッチ4bが切り替わり、フィルタ8がそれぞれ第一、第二の経路7a,7bに挿入されるかどうかが切り替わると、第1のテレビ端子2a、第2のテレビ端子2bについて、双方向通信用か片方向通信用かの設定が切り替わる。なお、本実施形態においては、第1のテレビ端子2aと第2のテレビ端子2bとのそれぞれについての双方向通信と片方向通信との切り替え作業は、筐体10の外部から第1のスイッチ4a又は第2のスイッチ4bの双方向/片方向の設定を切り替えることにより行われる。この作業は、テレビコンセント1が壁面等に設置されている状態で行うことができる。
ここで、このテレビコンセント1は、第1のテレビ端子2aが上側、第2のテレビ端子2bが下側となるように例えば壁面等に取り付けられて用いられるものであるが、上下方向を逆にして取り付けることも可能である。すなわち、テレビコンセント1を、入力端子2cが立設された向きが上向きとなるようにして、上方から同軸ケーブルをこの入力端子2cに接続して用いることが可能である。このようにテレビコンセント1が設置されたとき、筐体10の段部10dは、筐体10の後方に出っ張った部分の下面10cよりも下方に凹んだ状態となる。
上述のようにテレビコンセント1を上下方向を逆にして用いたとき、同軸ケーブルに結露等が発生すると、結露した水滴が同軸ケーブルを伝う等して、入力端子2cが設けられている段部10dに落ちる。このとき、筐体10の後方に出っ張った部分の下面10cは段部10dよりも上方であるので、水滴は下面10cに溜まるとしても、段部10dの範囲内であり、段部10dの範囲からあふれれば表面張力で開口部10bへ流れ込むよりも先に下方へ落滴する。従って、この水滴が筐体10の後方に出っ張った部分の下面10cから開口部10bに流れ込むことがなく、テレビコンセントの動作不良や故障を防止することが可能となる。なお、段部10dを、水平面にせずに筐体1の下方となる外方へ傾き落ちる傾斜を付けるようにして形成してもよく、このように形成することで、確実に早めに水滴を排除することが可能となる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るテレビコンセントを示す。以下の各実施形態において、上述の実施形態と同様の構成部材のものは同一の符号を付し、上述の実施形態と相違する部分についてのみ説明する。本実施形態において、テレビコンセント1は、筐体10の後方に出っ張った部分の下面10cに、上述の段部10dに替えて、溝部110dを有しており、その他のテレビコンセント1の構成部材は上述の第1の実施形態と同様である。なお、図4は、封止板11bが取り付けられていない状態のテレビコンセント1を示す。
溝部110dは、図に示すように、筐体10の後方に出っ張った部位の下面10cの入力端子2cが立設された部位と開口部10b近傍の部位との間に設けられている。溝部110dは、筐体10の外側面に通じるように形成されている。
本実施形態においても、上述の第1の実施形態と同様に、テレビコンセント1を、入力端子2cが立設された向きが上向きとなるようにして、上方から同軸ケーブルを入力端子2cに接続して用いることが可能である。このとき、溝部110dは、筐体10の後方に出っ張った部分の下面10cよりも下方に凹んでいる状態となる。ここで、同軸ケーブルに結露等が発生すると、結露した水滴が同軸ケーブルを伝う等して、入力端子2cが設けられている下面10cに落ちる。下面10c上に落ちた水滴の量が増えると、水滴は溝部110dを通り筐体10の外側面に流れるので、水滴が下面10cに溜まるとしても、溝部110dを越えられないので開口部10bにまでは至らない。従って、水滴が筐体10の後方に出っ張った部分の下面10cから開口部10bに流れ込むことがなく、テレビコンセント1の動作不良や故障を防止することが可能となる。
図5は、本発明の第3の実施形態に係るテレビコンセントを示す。以下の各実施形態において、上述の実施形態と同様の構成部材のものは同一の符号を付し、上述の実施形態と相違する部分についてのみ説明する。本実施形態において、テレビコンセント1の筐体10の後方に出っ張った部分の下面10cには敷居部210dが設けられており、上述の段部10dは設けられていない。その他のテレビコンセント1の構成部材は上述の第1の実施形態と同様である。なお、図5は、封止板11bが取り付けられていない状態のテレビコンセント1を示す。
敷居部210dは、図に示すように、筐体10の後方に出っ張った部位の下面10cに、開口部10bの下面10c側の部位を塞ぐように、筐体10と一体に形成されている。なお、敷居部210dは、開口部10bの下面10c側の部位を塞ぐように設けられるものに限らず、例えば、開口部10bの下面10c側の部位を囲むように、下面10cの入力端子2cが設けられている部位と開口部10bとの間に立設されるような衝立状のものであってもよい。
本実施形態においても、上述の第1及び第2の実施形態と同様に、テレビコンセント1を、入力端子2cが立設された向きが上向きとなるようにして、上方から同軸ケーブルを入力端子2cに接続して用いることが可能である。このとき、同軸ケーブルに結露等が発生すると、結露した水滴が同軸ケーブルを伝う等して、入力端子2cが設けられている下面10c上に落ちて溜まることがある。ここで、下面10c上に溜まった水滴は、敷居部210dに遮られて、敷居部210dよりも開口部10b側には流れない。従って、水滴が筐体10の後方に出っ張った部分の下面10cから開口部10bに流れ込むことがなく、テレビコンセント1の動作不良や故障を防止することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、テレビコンセント1は、筐体10の背面側に、入力端子2cの他に送り配線用の出力端子が設けられているようなものであってもよい。このとき、例えば出力端子も入力端子2cと同様に上述のような段部10dから立設されているような構成とすることにより、テレビコンセント1を上下方向を逆に用いているときに同軸ケーブルに結露等が発生しても、開口部10bに水滴が流れ込むことがなく、テレビコンセント1の動作不良や故障を防止することが可能となる。
(a)は本発明の第1の実施形態に係るテレビコンセントを示す正面図、(b)は同テレビコンセントを示す側断面図。 同上テレビコンセントを示す斜視図。 (a)は同上テレビコンセントのフィルタ回路基板を示す正面図、(b)は同フィルタ回路基板を示す背面図。 本発明の第2の実施形態に係るテレビコンセントを示す斜視図。 本発明の第3の実施形態に係るテレビコンセントを示す斜視図。 (a)は従来のテレビコンセントの一例を示す正面図、(b)は同テレビコンセントを示す側面図、(c)は同テレビコンセントを示す斜視図。 同上テレビコンセントのフィルタ回路基板を示す平面図。 (a)は同上テレビコンセントにカバーを配したときの正面図、(b)は同テレビコンセントを壁面に設置したときを示す図。 同上テレビコンセントを通常とは上下逆方向に壁面に設置したときを示す図。
符号の説明
1 テレビコンセント
2a 第1のテレビ端子
2b 第2のテレビ端子
2c 入力端子
4a 第1の切り替えスイッチ
4b 第2の切り替えスイッチ
5 2分割回路基板
6 フィルタ回路基板
7a 第一の経路
7b 第二の経路
8 フィルタ
10 筐体
10b 開口部
10c 下面
10d 段部
110d 溝部
210d 敷居部

Claims (1)

  1. 筐体前面から露出されるように設けられた第1のテレビ端子及び第2のテレビ端子と、
    筐体外部に露出するように筐体の背面側に配され、同軸ケーブルと接続される入力端子とが筐体に形成され、
    筐体内部に収納され、前記入力端子に接続されて前記同軸ケーブルを経由して送られる信号を2分配する2分配回路を有する2分配回路基板と、
    前記2分配回路と第1のテレビ端子とを前記信号を伝送可能に接続する第一の経路と、第一の経路とは異なり前記2分配回路と第2のテレビ端子とを前記信号を伝送可能に接続する第二の経路と、これら第一、第二の経路それぞれに個別に挿入可能なフィルタとを有し、筐体内部に収納されたフィルタ回路基板と、
    前記筐体前面に外部から操作可能に設けられ、第一の経路に接続され、前記フィルタを第一の経路に挿入するかどうかによって第1のテレビ端子を双方向通信と片方向通信とに切り替えるための第1の切り替えスイッチと、前記筐体前面に外部から操作可能に設けられ、第二の経路に接続され、前記フィルタを第二の経路に挿入するかどうかによって第2のテレビ端子を双方向通信と片方向通信とに切り替えるための第2の切り替えスイッチとを備え、
    前記第1の切り替えスイッチ及び第2の切り替えスイッチは、共に前記第1のテレビ端子又は第2のテレビ端子のいずれか一方の近傍に配置されており、
    前記筐体は、前記第1のテレビ端子又は第2のテレビ端子のうち他方が設けられた部位と前記第1の切り替えスイッチ及び第2の切り替えスイッチが設けられた部位との間の部位が、幅方向の寸法が狭くなるように成形され、
    また、前記2分配回路基板が収納されている部位は前記フィルタ回路基板が設けられている部位の背面から後方に出っ張った形状であるとともに、このフィルタ回路基板が設けられている部位の背面が開口部となっているテレビコンセントにおいて、
    前記入力端子は、前記2分配回路基板が収納されている部位の外面上であって、一方から他方への向きかまたは他方から一方への向きに凹む形状に設けられた段部に、立設され
    前記段部は、テレビコンセントを上下方向を逆にして用いたとき、水平面ではなく前記筐体の下方となる外方へ傾き落ちる傾斜を付けるようにして形成されていることを特徴とするテレビコンセント。
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