JP5035542B2 - ポイント利用予約管理方法、および、ポイント管理サーバ - Google Patents

ポイント利用予約管理方法、および、ポイント管理サーバ Download PDF

Info

Publication number
JP5035542B2
JP5035542B2 JP2007318042A JP2007318042A JP5035542B2 JP 5035542 B2 JP5035542 B2 JP 5035542B2 JP 2007318042 A JP2007318042 A JP 2007318042A JP 2007318042 A JP2007318042 A JP 2007318042A JP 5035542 B2 JP5035542 B2 JP 5035542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reservation
points
customer
point
identification data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007318042A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009140384A (ja
Inventor
武雄 塩川
剛 小原
晶子 村上
真理 難波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2007318042A priority Critical patent/JP5035542B2/ja
Publication of JP2009140384A publication Critical patent/JP2009140384A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5035542B2 publication Critical patent/JP5035542B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、クレジットサービスなどで顧客に与えられるポイントを利用して、店舗やホテルなどを予約する方法、および、顧客に与えられるポイントを管理するサーバに関する。
インターネットの普及により、顧客は、飲食店やホテルで提供されているサービスや、商品の購入などの予約を、顧客は容易に行えるようになったが、予約がキャンセルされてしまうと、予約先の店舗側で損害が発生してしまうため、店舗側では予約のキャンセルに対応したスキームが必要となる。
予約のキャンセルに対応した仕組みとして、古くから、キャンセル日と予約日の日数差に応じて、キャンセル料を顧客から徴収するスキームが用いられているが、近年、広く普及しているポイントシステムで顧客に与えられるポイントを利用し、予約のキャンセルに対応したスキームが考案されている。
例えば、特許文献1では、顧客が予約したとき、予約内容に応じたポイント数を顧客に与え、顧客が予約をキャンセルしたときに、キャンセルの内容に応じて、予約時に与えたポイント数よりも大きなペナルティポイント数を、顧客の累計ポイント数から減算するシステムが開示されている。
また、特許文献2では、利用ポイント数をともなう顧客からのポイントの利用要求に基づいて、利用ポイント数に対する承認コードを顧客に発行すると共に、承認コードを発行した利用ポイント数を顧客の累計ポイント数から減算し、承認コードを伴う顧客からのキャンセル要求を受けたときは、承認コードに応じたポイント数を顧客の累計ポイント数に加算するポイント管理システムが開示されている。
特開2002−15191号公報 特開2002−32857号公報
しかしながら、特許文献1で開示されている発明のような、予約がキャンセルされた時に、キャンセルに伴うペナルティ分のポイント数を累計ポイント数から減算するスキームでは、キャンセル時に、ペナルティ分のポイント数が累計ポイント数を超えていると、キャンセルに伴うペナルティ分のポイント数を累計ポイント数から減算できない問題がある。
また、特許文献2で開示されている発明のように、予約を受付けたときにポイントの減算を行い、キャンセル時にポイントを返却するスキームでは、顧客に与えるポイントに有効期限が設定されている場合、返却するポイントの有効期限が更新されてしまう問題がある。
このような問題を鑑みて、本発明は、顧客に与えられたポイントを利用して予約のキャンセルを管理するときに、キャンセルに対応したペナルティ分のポイント数を顧客の累計ポイント数から減算できなくなることがなく、更に、キャンセル時に、顧客にポイントを返却する必要のない方法、および、ポイントを管理するサーバを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は、顧客に与えられたポイントを利用して、予約を管理するポイント利用予約管理方法であって、顧客に与えられたポイントと、予約のキャンセル時にペナルティとして徴収する保証ポイント数とを、顧客を識別する顧客識別データに関連付けて記憶し管理しているサーバが、顧客の予約要求を受付けたとき、予約要求されたサービスに応じて前記保証ポイント数を決定し、予約要求に含まれる前記顧客識別データに関連付けられた前記保証ポイント数の累計に、決定した前記保証ポイント数を加算したポイント数が、予約要求に含まれる前記顧客識別データに関連付けられたポイント数の累計である累計ポイント残高を超えていない場合、予約要求された予約を受付けて、予約を識別する予約識別データに関連付けて、決定した前記保証ポイント数と前記顧客識別データとを含む予約データを記憶する予約受付工程と、顧客が予約内容を履行したことを示す予約履行通知を受信したときは、前記サーバが、前記予約履行通知に含まれる前記予約識別データに関連付けて記憶している前記予約データを抹消し、顧客が予約内容を不履行したことを示す予約不履行通知を受信したときは、前記サーバが、前記予約不履行通知に含まれる前記予約識別データに関連付けて記憶している前記予約データを抹消すると共に、抹消した前記予約データに含まれる前記保証ポイント数を、抹消した前記予約データに含まれる前記顧客識別データから得られる前記累計ポイント残高から減算する予約管理工程と、顧客のポイントが利用されるときに、前記サーバが、ポイントを利用する顧客の前記顧客識別データから得られる前記累計ポイント残高から、ポイントを利用する顧客の前記顧客識別データに関連付けられた前記保証ポイント数の累計を差し引いたポイント数を超えたポイントの利用を許可しないように管理するポイント利用工程とを含むことを特徴とするポイント利用予約管理方法である。
上述した第1の発明によれば、顧客からサービスの予約を受付けたとき、予約したサービスに応じて、予約のキャンセル時にペナルティとして顧客から徴収する保証ポイント数を設定し、予約受付時における顧客の累計ポイント残高から、予約受付前における保証ポイント数の累計を差し引いたポイント数より、設定した保証ポイント数が小さい場合のみ、予約を受付けて、予約を特定する予約特定データに関連付けて保証ポイント数を記憶し、更に、顧客のポイントが利用されるときに、サーバが、ポイント利用時における顧客の累計ポイント残高から、ポイント利用時点における保証ポイント数の累計を差し引いたポイント数を超えたポイントの利用を許可しないようにポイントの利用を管理することで、キャンセルが発生したときに、キャンセルのペナルティとなるポイント数を顧客の累計ポイント残高から減算できなくなることがなるばかりか、予め、顧客の累計ポイント残高からポイント数を減算することはないので、キャンセルが発生したときに、予約したときの顧客から徴収したポイント数そのものを顧客に返却する必要はなくなる。
なお、ここで、予約特定データとは、予約を識別するために利用できるデータであって、予約ごとに割り振られたID番号でもよいが、更には、店舗のID番号や予約日時などの組合わせを予約特定データとして利用することもできる。また、顧客識別データとは、会員IDやクレジットカード番号など、顧客ごとに異なるデータを意味する。
更に、第2の発明は、第1の発明に記載のポイント利用予約管理方法であって、顧客に与えられるポイントに有効期限が設けられている場合、前記予約受付工程において、予約要求に含まれる前記顧客識別データから得られる前記累計ポイント残高の中から、予約受付時から予約日までに失効するポイント数を割出し、予約日までに失効するポイント数、予約要求に含まれる前記顧客識別データに関連付けられた前記保証ポイント数の累計、および、決定した前記保証ポイント数を加算したポイント数が、予約要求に含まれる前記顧客識別データから得られる前記累計ポイント残高を超えていない場合、予約要求された予約を受付けることを特徴とするポイント利用予約管理方法である。
上述した第2の発明によれば、予め、予約日までに失効しているポイント数を考慮して、サーバが、予約の可否を判断しているため、顧客に与えられるポイントに有効期限が設けられている場合であっても、キャンセルが発生したときに、キャンセルのペナルティとなるポイント数を顧客の累計ポイント残高から減算できなくなることがない。
更に、第3の発明は、第1の発明または第2の発明に記載のポイント利用予約管理方法であって、前記予約受付工程において、前記サーバに記憶される前記予約データには予約日が含まれ、前記サーバが、定められた期間が経過するごとに、予約日が過ぎている前記予約データを検索し、検索した前記予約データを無効にすると共に、無効にした前記予約データに含まれる前記顧客識別データから得られる前記累計ポイント残高から、無効にした前記予約データに含まれる前記保証ポイント数を減算する予約失効工程とを含むことを特徴とするポイント利用予約管理方法である。
上述した第3の発明によれば、店舗端末装置から不履行通知を受けなくても、失効した予約に対して顧客にペナルティを与えることができるようになる。
更に、第4の発明は、顧客に与えられたポイントを利用して、予約を管理するポイント管理サーバであって、顧客に与えられたポイントと、予約のキャンセル時にペナルティとして徴収する保証ポイント数とを、顧客識別データに関連付けて記憶する手段と、顧客の予約要求を受付けたとき、予約要求されたサービスに応じて前記保証ポイント数を決定し、予約要求に含まれる顧客識別データに関連付けられた前記保証ポイント数の累計に、決定した前記保証ポイント数を加算したポイント数が、予約要求に含まれる顧客識別データに関連付けられたポイントの累計である累計ポイント残高を超えていない場合、予約要求された予約を受付けて、予約識別データに関連付けて、決定した前記保証ポイント数と顧客識別データとを含む予約データを記憶する予約受付手段と、顧客が予約内容を履行したことを示す予約履行通知を受信したときは、前記サーバが、前記予約履行通知に含まれる前記予約識別データに関連付けて記憶している前記予約データを抹消し、顧客が予約内容を不履行したことを示す予約不履行通知を受信したときは、前記サーバが、前記予約不履行通知に含まれる前記予約識別データに関連付けて記憶している前記予約データを抹消すると共に、抹消した前記予約データに含まれる前記保証ポイント数を、抹消した前記予約データに含まれる前顧客識別データから得られる累計ポイント残高から減算する予約管理手段と、顧客のポイントが利用されるときに、前記サーバが、ポイントを利用する顧客の前記顧客識別データから得られる累計ポイント残高から、ポイントを利用する顧客の前記顧客識別データに関連付けられた前記保証ポイント数の累計を差し引いたポイント数を超えたポイントの利用を許可しないように管理するポイント利用手段と、
を備えたことを特徴とするポイント管理サーバである。
更に、第5の発明は、第4の発明に記載のポイント管理サーバであって、前記ポイント管理サーバに備えられた前記予約受付手段は、顧客に与えられるポイントに有効期限が設けられている場合、予約要求に含まれる前記顧客識別データから得られる累計ポイント残高の中から、予約受付時から予約日までに失効するポイント数を割出し、予約日までに失効するポイント数、予約要求に含まれる前記顧客識別データに関連付けられた前記保証ポイント数の累計、および、決定した前記保証ポイント数をそれぞれ加算したポイント数が、予約要求に含まれる前記顧客識別データから得られる累計ポイント残高を超えていない場合、予約要求された予約を受付けることを特徴とするポイント管理サーバである。
更に、第6の発明は、第4の発明または第5の発明に記載のポイント管理サーバであって、前記ポイント管理サーバに備えられた前記予約受付手段が記憶する前記予約データには予約日が含まれ、定められた期間が経過するごとに、予約日が過ぎている前記予約データを検索し、検索した前記予約データを無効にすると共に、無効にした前記予約データに含まれる前記顧客識別データから得られる前記累計ポイント残高から、無効にした前記予約データに含まれる前記保証ポイント数を減算する予約失効手段を備えていること特徴とするポイント管理サーバである。
上述した第4の発明から第6の発明によれば、上述した第1の発明から第3の発明と同様の効果が得られる。
このように、上述した本発明によれば、顧客に与えられたポイントを利用して予約のキャンセルを管理するときに、キャンセルに対応したペナルティ分のポイント数を顧客の累計ポイント数から減算できなくなることがなく、更に、キャンセル時に、顧客にポイントを返却する必要のない方法、および、ポイントを管理するサーバを提供できる。
ここから、本実施の形態に係るポイント管理サーバ10、ポイントを利用した予約方法について、図を参照しながら詳細に説明する。図1は、ポイント管理サーバ10を配置したシステムの構成図である。
本実施の形態は、クレジット会社が提供しているポイントサービスに、本発明を適用した形態で、図1に図示したシステムは、顧客に与えられたポイントを管理するサーバであるポイント管理サーバ10と、顧客がサービスを予約するときに利用する端末装置である予約端末装置20と、顧客が予約をしたサービスを受ける店舗に設置された端末装置である店舗端末装置21と、顧客がポイントを利用する店舗に設置された端末装置である利用端末装置22とから構成され、ポイント管理サーバ10と予約端末装置20、ポイント管理サーバ10と店舗端末装置21、および、ポイント管理サーバ10と利用端末装置22は、それぞれの端末装置に対応した伝送路を介して接続されている。
図1において、端末装置として、予約端末装置20、店舗端末装置21および利用端末装置22の3つの端末装置を図示しているが、これは、発明の内容をわかり易くするために、役割に応じて端末装置を区別しているに過ぎず、実際は、一つの端末装置を、予約端末装置20、店舗端末装置21および利用端末装置22として利用することができる。
例えば、顧客が頻繁に利用する店舗に設置された一つの端末装置を、店舗で提供しているサービスを顧客が予約するときに利用する予約端末装置20、予約したサービスを顧客が受付けるときに利用する店舗端末装置21、そして、顧客がポイントを利用するときに利用する利用端末装置22とすることもできる。更には、インターネット上に存在するショッピングモールを利用して顧客が予約した場合には、顧客の予約を受け付けた店舗のWebサーバが予約端末装置20の役割を果たす。
図1で図示したポイント管理サーバ10は、クレジットサービスを利用したときに顧客に与えられるポイントを管理するために設けられたサーバで、顧客に与えられたクレジットサービスのポイントを利用して、ホテルや飲食店などの店舗で提供されているサービスの予約のキャンセルを管理する機能を備えている。
具体的には、ポイント管理サーバ10は、顧客が予約をするとき、顧客に与えられているクレジットサービスの累計ポイント残高に、予約がキャンセルされる時にペナルティとして顧客から徴収するポイント数を保証ポイント数として設定し、予約がキャンセルされなかったとき、この保証ポイント数の設定を解消し、予約がキャンセルされたとき、この保証ポイント数を顧客の累計ポイント残高から減算する機能を備えている。
具体的に、ポイント管理サーバ10は、予約を受付けるごとに保証ポイント数を記憶しておき、顧客のポイントが利用されるときに、ポイント利用時における顧客の累計ポイント残高から、ポイント利用時点における保証ポイント数の累計を差し引いたポイント数を超えたポイントの利用を許可しないようにポイントの利用を管理することで、顧客の累計ポイント残高に保証ポイント数を設定する。
ポイント管理サーバ10が、予約のキャンセル時にペナルティとして顧客から徴収するポイント数を、予約受付時の顧客の累計ポイント残高に保証ポイント数として設定しておくことで、キャンセルが発生したときに、キャンセルのペナルティとなるポイント数を顧客の累計ポイント残高から減算できなくなることがなる。また、予め、顧客の累計ポイント残高からポイント数を減算することはないので、キャンセルが発生したときに、予約したときの顧客から徴収したポイント数そのものを顧客に返却する必要はなくなる。
ここから、ポイント管理サーバ10が、ホテルや飲食店などの予約のキャンセル時にペナルティとして顧客から徴収する保証ポイント数を、予約受付時の顧客の累計ポイント残高に設定する内容について詳細に説明する。
まず、ポイント管理サーバ10が管理する顧客のポイントについて詳細に説明する。図2は、顧客の予約と保証ポイント数の時間的関係を説明する図である。ホテルや飲食店で提供されるサービスなどを顧客が予約した日付である予約受付日には、予約のキャンセル時にペナルティとして顧客に課せられるポイント数が、予約に対する保証ポイント数として顧客の累計ポイント残高内に設定され、顧客の累計ポイント残高内に保証ポイント数が予約される。
そして、顧客がサービスを予約した日付である予約日に、顧客がサービスを受け、予約内容に不履行が無い場合、顧客が受けたサービスの予約をしたときに設定された保証ポイント数は解消するが、顧客が予約をキャンセルするなど、予約内容に不履行があった場合は、顧客が受けたサービスの予約をしたときに設定された保証ポイント数は解消され、更に、顧客の累計ポイント残高から、保証ポイント数を最大値として、不履行の度合いに応じたポイント数が減算される。
図3は、ポイント管理サーバ10が管理する顧客のポイントを説明する図である。図3に図示したように、ポイント管理サーバ10は、本発明を実施するために、顧客のポイントとして、少なくとも、顧客に与えられ、顧客が使用していないポイント数の累計である累計ポイント残高と、予約ごとに設定された保証ポイント数を、顧客を識別するための顧客識別データ(ここでは、会員ID)に関連付けて管理する。
累計ポイント残高とは、顧客に与えられ、顧客が使用していないポイント数の累計で、クレジット会社のクレジットサービスのように、月間利用額に応じたポイント数が月ごとに顧客に与えられ、月ごとのポイント数の残高(以下、月別ポイント残高)が管理されている場合、累計ポイント残高は月別ポイント残高の累計になる。
保証ポイント数とは、顧客が予約をキャンセルしたときに、キャンセルに対するペナルティとして顧客から徴収するポイント数で、ポイント管理サーバ10は、顧客がサービスの予約をするごとに、予約を特定する予約識別データに関連付けて、会員IDと保証ポイント数を記憶し、顧客が実質的に利用可能なポイント数である利用限度ポイント数は、図3で図示したように、累計ポイント残高から、保証ポイント数の合計である合計保証ポイント数を減算した値になる。
このように、顧客が実質的に利用可能なポイント数である利用限度ポイント数を算出するときには、顧客の予約に設定された保証ポイント数を合計することが必要になるため、ポイント管理サーバ10は、予約ごとに設定された保証ポイント数に加え、合計保証ポイント数をも顧客ごとに管理するとよい。
図4は、顧客が新規に予約したときの各ポイント数の増減を説明する図である。図3の状態から、顧客が新たに予約を利用し、そのときの保証ポイント数を保証ポイント数_n+1とすると、予約後の合計保証ポイント数は、予約前の合計保証ポイント数に保証ポイント数_n+1を加算した値になり、利用限度ポイント数は、予約前の合計保証ポイント数から保証ポイント数_n+1を減算した値になる。
すなわち、顧客が予約することによって、合計保証ポイント数は増加し、利用限度ポイント数は減少する。しかし、保証ポイント数は、見かけ上、予約の担保として扱われるため、予約受付日の時点で、実質的に累計ポイント残高の増減はない。
更に、図4を見ればわかるように、予約後の合計保証ポイント数が、予約受付時の累計ポイント残高を超えることは、受付けた予約に対応する保証ポイント数の設定が行えないことを意味するため、ポイント管理サーバ10は、予約を受付けたとき、予約する前の利用限度ポイント数を演算し、予約に対応する保証ポイント数がこの利用限度ポイント数を超えていない場合のみ、顧客の予約を受付ける。
なお、クレジット会社で提供されているポイントサービスのように、顧客に与えられたポイントに有効期限が設けられているときは、予約受付日から予約日までの期間に失効するポイント(ここでは、月別ポイント残高)が存在することになるため、ポイント管理サーバ10は、予約受付日から予約日までの期間に失効するポイント数を考慮して、利用限度ポイント数を演算し、顧客の予約の受付可否を判断するとよい。
具体的には、ポイント管理サーバ10は、予約受付日の時点における顧客の累計ポイント残高から、予約受付日から予約日までに失効するポイント数の累計を減算することで予約日ポイント残高を算出し、この予約日ポイント残高から合計保証ポイント数を減算することで、予約受付日における利用限度ポイント数を算出する。
予約日ポイント残高は、予約受付日から予約日までにポイントが全く顧客に与えられなかった場合における予約日の累計ポイント残高を示すため、ポイント管理サーバ10は、受付けた予約に対応する保証ポイント数に、予約前の顧客の合計保証ポイント数を加算したポイント数を演算し、このポイント数が予約日累計ポイント残高を超えていない場合のみ、顧客の予約を受付けることになる。
次に、顧客が予約したサービスを受けたときの各ポイント数の増減について説明する。図5は、顧客が予約したサービスを受けたときの各ポイント数の増減を説明する図である。図5(a)は、顧客が予約したサービスを受ける前のポイントの状態を示し、図5(b)は、顧客が予約したサービスを受けた後のポイントの状態で、図5(c)は、予約内容に対する不履行として、顧客が予約をキャンセルしたときのポイントの状態である。
図5(a)の状態から、顧客が予約したサービスを受けると、図5(b)に図示したように、顧客の累計ポイント残高に設定された保証ポイント数の中から、顧客が受けたサービスの予約に対応する保証ポイント数(ここでは、保証ポイント数_1)が削除され、結果として、顧客が受けたサービスの予約に対応する保証ポイント数_1だけ合計保証ポイント数は減少し、顧客が受けたサービスの予約に対応する保証ポイント数_1だけ、顧客の利用限度ポイント残高数は増加する。
また、図5(a)の状態から、顧客が予約内容に対する不履行として、予約したサービスをキャンセルすると、図5(c)に図示したように、顧客の累計ポイント残高に設定された保証ポイント数の中から、顧客が受けたサービスの予約に対応する保証ポイント数_1が削除され、更に、顧客が受けたサービスの予約に対応する保証ポイント数_1が顧客の累計ポイント残高から減算されるため、顧客が受けたサービスの予約に対応する保証ポイント数_1だけ累計ポイント残高および合計保証ポイント数は減少し、利用限度ポイント数は増減しない。
ここから、図1で図示したポイント管理サーバ10の詳細について、具体的な例を示しながら説明する。図6は、ポイント管理サーバ10のブロック図である。
図6に図示したように、ポイント管理サーバ10は、顧客がサービス予約するときに作動する予約受付手段11と、顧客が予約内容通りにサービスを受けるときや、顧客が予約内容に対して不履行したときに作動する予約管理手段12と、一定期間ごとに作動する予約失効手段13と、顧客がポイントを利用するときに作動するポイント利用手段14とを備え、更に、ポイント管理サーバ10は、顧客のポイントを記憶するためのポイントデータベース15(DB: Data Base)を備えている。
ポイント管理サーバ10に備えられた予約受付手段11、予約管理手段12、予約失効手段13およびポイント利用手段14は、ポイント管理サーバ10のCPUを各々の手段として機能させるためのコンピュータプログラムで実現され、ポイントDB15は、ハードディスクなどの大容量の記憶装置を利用して実現される。
図7は、ポイントDB15に記憶されるデータテーブルを説明する図である。本実施の形態では、ポイントDB15には、店舗テーブル150、取引テーブル151、会員テーブル152、ポイント残高テーブル153、予約テーブル154、予約種別テーブル155、取引種別テーブル156およびポイントレートテーブル157の合計8個のデータテーブルが設けられる。
店舗テーブル150には、店舗を特定するための店舗IDに関連付けて、店舗IDで特定される店舗の店舗名、および、店舗IDで特定される店舗への連絡先(例えば、住所や電話番号)を示す店舗連絡先が記憶される。
取引テーブル151は、顧客に与えられるポイントを管理するために設けられたテーブルで、取引を特定するための取引IDに関連付けて、取引の種別を示す取引種別ID、取引された店舗の店舗ID、複数のサービスでポイントを共有するときのポイントの換算レートを示すポイントレートID、取引の金額、および、取引によって顧客に与えられたポイント数が記憶される。取引種別テーブル156には、取引種別を特定するための取引種別IDに関連付けて取引種別名が記憶される。ポイントレートテーブル157には、換算レートを特定するためのポイントレートIDに関連付けて、換算レートを示すポイント倍率が記憶される。
会員テーブル152には、顧客を特定するための会員IDに関連付けて、会員種別ID、会員名、会員連絡先、ポイントカードのカード番号、および、会員IDで特定される顧客が予約したときに設定した保証ポイント数の合計である合計保証ポイント数が記憶される。
予約テーブル154は、顧客が予約するごとに生成され、予約に係るデータが記憶されるデータテーブルで、予約テーブル154には、予約を特定するためのデータとして、予約ごとに割り振られる予約IDに関連付けて、予約したサービスを示す予約種別ID、予約した会員の会員ID、サービスを予約した店舗ID、予約をキャンセルしたときに顧客に与えるペナルティとなる保証ポイント数、予約した日時である予約日時、予約した店舗に顧客が実際に来店したときの日時である来店日時が記憶される。
予約種別テーブル155には、顧客が予約したサービスを特定するための予約種別IDに関連付けて、予約種別名および、予約種別IDで特定されるサービスを予約したときに設定する保証ポイント数が記憶される。
まず、顧客がサービスを予約するときのポイント管理サーバ10の動作について説明する。図8は、顧客がサービスを予約するときに、ポイント管理サーバ10の予約受付手段11が実行する処理を示したフロー図である。
顧客がサービスを予約するときとき、顧客は、予約端末装置20を操作してサービスの予約をポイント管理サーバ10に要求し、ポイント管理サーバ10は、予約端末装置20からサービスの予約要求を受信する(S1)。顧客は、予約端末装置20を操作してサービスの予約をポイント管理サーバ10に要求するとき、サービスを予約する顧客のカード番号或いは会員ID、サービスを予約する店舗の店舗ID、そして、サービスの予約日時などが、予約端末装置20からポイント管理サーバ10に送信される。
ポイント管理サーバ10は、サービスの予約要求を予約端末装置20から受信すると、予約受付手段11を作動させ、予約受付手段11は、サービスを予約する顧客のレコードを会員テーブル152から検索する(S2)。レコードの検索には、予約端末装置20から受信したサービスを予約する顧客のカード番号或いは会員IDが利用され、ポイント管理サーバ10の予約受付手段11は、予約端末装置20から受信したカード番号或いは会員IDを含むレコードを、予約する顧客のレコードとして会員テーブル152から検索する。
ポイント管理サーバ10の予約受付手段11は、顧客のレコードの検索結果を確認し(S3)、顧客のレコードが会員テーブル152から検索できたときはS4に進み、顧客のレコードが会員テーブル152から検索できなかったときはS13に進み、S13では、ポイント管理サーバ10に登録されていない顧客であることを示すエラーコードを予約端末装置20に返信してこの手順を終了する。
顧客のレコードが会員テーブル152から検索できたとき、ポイント管理サーバ10の予約受付手段11は、ポイント管理サーバ10に登録されている顧客であると判断し、予約受付時における顧客の利用限度ポイント数を算出する(S4)。顧客に与えられたポイントに有効期限が設定されていない場合、ポイント管理サーバ10の予約受付手段11は、顧客の累計ポイント残高から、予約受付時における顧客の合計保証ポイント数を減算することで利用限度ポイント数を算出し、顧客に与えられたポイントに有効期限が設定されている場合、ポイント管理サーバ10の予約受付手段11は、予約日における顧客の予約日ポイント残高を算出し、顧客の予約日ポイント残高から顧客の合計保証ポイント数を減算することで利用限度ポイント数を算出する。
利用限度ポイント数をポイント管理サーバ10の予約受付手段11が演算すると、ポイント管理サーバ10の予約受付手段11は、予約端末装置20から受信した店舗IDで特定される店舗のサーバなどに予約状況を確認し、予約端末装置20から送信された予約日時にサービスの予約が可能か確認する(S5)。
ポイント管理サーバ10の予約受付手段11は、店舗のサーバからの返答を参照し、予約日時に予約が可能であるか判断し(S6)、予約日時に予約できるときはS7に進み、予約日時に予約できないときはS14に進み、S14では、予約日時に予約できないことを示すエラーコードを予約端末装置20に返信してこの手順を終了する。
予約日時に予約できるとき、ポイント管理サーバ10の予約受付手段11は、予約端末装置20から受信した会員ID、店舗IDおよび予約日時等を、店舗IDで特定する店舗に設置されたサーバ(例えば、店舗端末装置21)に送信することで、店舗から予約種別IDを取得する(S7)。
ポイント管理サーバ10の予約受付手段11が、会員ID、店舗IDおよび予約日時等を店舗に対して送信するのは、店舗、利用時間帯などによって予約内容(例えば、料金)が異なるためで、店舗に設置されたサーバは、ポイント管理サーバ10から送信されたデータに基づき予約種別IDを決定し、決定した予約種別IDをポイント管理サーバ10に返信する。
ポイント管理サーバ10の予約受付手段11は、店舗のサーバから予約種別IDを取得すると、予約種別テーブル155を参照し、予約種別IDに対応する保証ポイント数を取得し(S8)、S4で算出した利用限度ポイント数と保証ポイント数を比較することで、予約の可否を確認する(S9)。
ポイント管理サーバ10の予約受付手段11は、保証ポイント数が利用限度ポイント数以下であればS10に進み、保証ポイント数が利用限度ポイント数を超えていればS15に進み、S15では、保証ポイント数が利用限度ポイント数を超えていることを示すエラーコードを予約端末装置20に返信してこの手順を終了する。
例えば、レストランやホテルの予約においては、コースや客室のランクが高いほど、保証ポイント数は高くなるように設定されるため、高いコースやランクの高い客室の予約をするときには、より多くの利用限度ポイント数を必要とする。
保証ポイント数が利用限度ポイント数以下であるとき、ポイント管理サーバ10の予約受付手段11は、予約テーブル154に、予約内容を記憶するための新規レコードを作成する(S11)。本実施の形態では、予約テーブル154に記憶される予約IDから予約を特定でき、更には、予約種別ID、会員ID、店舗IDおよび予約日時を組合わせて利用することで予約を特定することもできる。
予約テーブル154に、予約内容を記憶するための新規レコードを作成すると、ポイント管理サーバ10の予約受付手段11は、会員テーブル152の顧客のレコードに含まれる合計保証ポイント数にS8で取得した保証ポイント数を加算した後、予約に成功したことを表すコードを予約端末装置20に送信して(S12)、この手順を終了する。
次に、顧客が予約したサービスを受付けるときのポイント管理サーバ10の動作について説明する。図9は、顧客が予約したサービスの受付するときに、ポイント管理サーバ10の予約管理手段12が実行する処理を示したフロー図である。
店舗端末装置21が、顧客が予約したサービスの受付けをすると、店舗端末装置21は、サービスの予約状況の確認をポイント管理サーバ10に要求する(S20)。店舗端末装置21は、サービスの予約状況の確認をポイント管理サーバ10に要求するとき、サービスを受ける顧客のカード番号或いは会員ID、顧客がサービスを受ける店舗の店舗ID、そして、店舗への来店日時などをポイント管理サーバ10に送信する。
ポイント管理サーバ10は、サービスの予約状況の確認要求を店舗端末装置21から受けると、ポイント管理サーバ10の予約管理手段12が作動し、サービスを受ける顧客のレコードを会員テーブル152から検索する(S21)。このレコードの検索には、店舗端末装置21から受信したカード番号或いは会員IDが利用され、ポイント管理サーバ10の予約管理手段12は、店舗端末装置21から受信したカード番号或いは会員IDを含むレコードを、サービスを受付ける顧客のレコードとして会員DBから検索する。
ポイント管理サーバ10の予約管理手段12は、顧客のレコードの検索結果を確認し(S22)、顧客のレコードが会員テーブル152から検索できたときはS23に進み、顧客のレコードが会員テーブル152から検索できなかったときはS34に進み、S34では、登録されていない顧客であることを示すエラーコードを店舗端末装置21に返信してこの手順を終了する。
顧客のレコードが会員テーブル152から検索できたとき、ポイント管理サーバ10の予約管理手段12は、登録された顧客であると判断し、検索した会員テーブル152のレコードに含まれる会員ID、および、S20で店舗端末装置21から受信した店舗IDを含むレコードを予約テーブル154から検索する(S23)。
ポイント管理サーバ10の予約管理手段12は、予約テーブル154のレコードの検索結果を確認し(S24)、予約テーブル154から所定のレコードが検索されたときは、S25に進み、予約テーブル154からレコードが検索されなかったときはS35に進み、S35では、予約テーブル154からレコードが検索されなかったことを示すエラーコードを店舗端末装置21に返信してこの手順を終了する。
予約テーブル154から、顧客の会員ID、および、S20で店舗端末装置21から受信した店舗IDを含むレコードを予約テーブル154から検索すると、ポイント管理サーバ10の予約管理手段12は、検索した予約テーブル154のレコードすべてをリスト化して店舗端末装置21に通知する(S25)。
店舗端末装置21は、予約テーブル154のレコードのリストをポイント管理サーバ10から受信すると、予約テーブル154のレコードのリストを確認した後、顧客が受けるサービスの予約に対応したレコードに記載された予約IDをポイント管理サーバ10の予約管理手段12に送信する(S26)。
ポイント管理サーバ10の予約管理手段12は、店舗端末装置21から予約IDを受信すると、S25で店舗端末装置21に送信した予約テーブル154のレコードのリストから、店舗端末装置21から受信した予約IDを含むレコードを検索する(S27)。
ポイント管理サーバ10の予約管理手段12は、店舗端末装置21から受信した予約IDを含むレコードの検索結果を確認し(S28)、予約テーブル154のレコードのリストから、店舗端末装置21から受信した予約IDを含むレコードが検索されたときはS29に進み、予約テーブル154のレコードのリストから、店舗端末装置21から受信した予約IDを含むレコードが検索されなかったときはS36に進み、S36では、ポイント管理サーバ10の予約管理手段12は、店舗端末装置21から誤った予約IDが送信されたと判断し、受信した予約IDを含むレコードが検索されなかったことを示すエラーコードを端末装置に返信してこの手順を終了する。
店舗端末装置21から受信した予約IDを含むレコードを検索すると、ポイント管理サーバ10の予約管理手段12は、顧客が予約内容を履行しているか店舗端末装置21に問い合わせ、予約内容の不履行に伴うペナルティがないか確認する(S29)。ここで、予約内容の履行状況を確認するのは、店舗によっては、予約時間よりも所定時間以上、顧客の来店時間が遅れた場合、顧客の予約を自動的にキャンセルしたり、あるいは、その分のペナルティを顧客に要求したりするケースがあるからである。
予約内容に対して不履行があったとき、店舗端末装置21は、不履行に対するペナルティとして、保証ポイント数の100%としたときの割合をポイント管理サーバ10に送信する。例えば、顧客が予約をキャンセルしたとき、店舗端末装置21はこの割合を100%とし、顧客の来店時間が遅れた場合、店舗端末装置21は、0%から100%までの間で、遅れた時間に対する割合を決定する。
ホテルの予約においては、顧客がホテルに到着した時刻は問題にならないが、レストランの予約においては、顧客の来店時間が所定時間より遅れた場合は、予約のキャンセルと同じの扱いとなり、ペナルティは100%となる。
ポイント管理サーバ10の予約管理手段12は、顧客に与えるペナルティの内容を確認し(S30)、ペナルティがなければS31に進み、ペナルティがあればS32に進む。
顧客に与えるペナルティがないときは、ポイント管理サーバ10はS21で検索した会員テーブル152のレコードに含まれる合計保証ポイント数から保証ポイント数を減算し(S31)、S27で検索した予約テーブル154のレコードに、顧客の来店日時を記述する。
また、顧客に与えるペナルティがあるときは、ポイント管理サーバ10の予約管理手段12は、S21で検索した会員テーブル152のレコードに含まれる合計保証ポイント数から保証ポイント数を減算すると共に、S27で検索した予約テーブル154のレコードに、顧客の来店時間を記述した後、保証ポイント数にペナルティの割合を掛けたポイント数を、顧客の累計ポイント残高から減算する(S32)。
上述しているように、レストランやホテルの予約においては、コースや客室のランクが高いほど、保証ポイント数は高くなるように設定されるため、レストランのコースやホテルの客室の予約をキャンセルしたときには、コースや客室のランクに応じた保証ポイント数が顧客の累計ポイント残高から減算されることになる。
そして、S31或いはS32の処理が終了すると、ポイント管理サーバ10の予約管理手段12は、サービスの受付に係る処理が正常に終了したことを示すコードを端末装置に返信し(S33)、この手順を終了する。
次に、失効した予約に対するポイント管理サーバ10の処理について説明する。図10は、ポイント管理サーバ10の予約失効手段13の処理を示したフロー図である。なお、失効した予約とは、顧客が予約したサービスを受けることなく、予約日が経過してしまった予約を意味する。
ポイント管理サーバ10の予約失効手段13は、一定期間ごと(例えば、1日ごと)に、失効した予約に対する処理の実行を開始する(S40)。次のループ処理L1は、ポイントDB15の予約テーブル154に含まれ、失効した予約に対応するレコードごとに実行される処理である。なお、失効した予約に対応するレコードとは、予約日が、失効した予約に対する処理の開始日より前の日付で、かつ、来店日時が空白のレコードである。
ポイント管理サーバ10の予約失効手段13は、ポイントDB15の予約テーブル154を参照し、失効している予約のレコードを検索し、失効している予約のレコードを検索すると、検索した予約テーブル154のレコードに含まれる会員IDを含むレコードを会員テーブル152の中から検索する(S41)。
ポイント管理サーバ10の予約失効手段13は、会員テーブル152のレコードの検索結果を確認し(S42)、レコードが検索できたときはS43に進み、検索できなかったときはS44に進む。
ポイント管理サーバ10の予約失効手段13は、検索した予約テーブル154のレコードの会員IDを含むレコードを会員テーブル152から検索すると、検索した会員テーブル152のレコードに記述された累計ポイント残高から、検索した予約テーブル154のレコードの保証ポイント数を減算することで、顧客に予約の不履行に対するペナルティを与える(S43)。
累計ポイント残高から保証ポイント数を減算した後、或いは、会員テーブル152からレコードを検索できなかったときは、検索した予約テーブル154のレコードを予約テーブル154から消去したり、来店日時に無効を示すデータを記述するなどして、検索した予約テーブル154のレコードを無効処理した後(S44)、新規に、失効している予約に対応するレコードを予約テーブル154から検索する。
なお、L1からL2で定義されるループ処理は、失効している予約に対応するレコードが予約テーブル154から検索できなかったときに終了する。
次に、顧客がポイントを利用するときのポイント管理サーバ10の動作について説明する。図11は、ポイント管理サーバ10のポイント利用手段14の処理を示したフロー図である。
顧客がポイントを利用するとき、ポイントを利用する店舗に設置された端末装置である利用端末装置22がポイント管理サーバ10にポイントの利用要求をする(S50)。利用端末装置22がポイント管理サーバ10にポイントの利用要求をするとき、利用端末装置22からポイント管理サーバ10に、ポイントを利用する顧客の会員IDと、顧客が利用するポイント数である利用ポイント数が少なくとも送信される。
ポイント管理サーバ10は、利用端末装置22からポイントの利用要求を受けると、ポイント管理サーバ10はポイント利用管理手段を作動させ、ポイント管理サーバ10のポイント利用手段14は、利用端末装置22から受信した会員IDを含むレコードを会員テーブル154から検索する(S51)。
ポイント管理サーバ10のポイント利用手段14は、会員テーブル152のレコードの検索結果を確認し(S52)、利用端末装置22から受信した会員IDを含むレコードを会員テーブル152から検索できたときはS53に進み、利用端末装置22から受信した会員IDを含むレコードを会員テーブル152から検索できなかったときはS57に進み、S57では、顧客がポイント管理サーバ10に登録されていないことを示すエラーコードを利用端末に返信して、この手順を終了する。
利用端末装置22から受信した会員IDを含むレコードを会員テーブル152から検索すると、ポイント管理サーバ10のポイント利用手段14は、顧客の利用限度ポイント数を算出する(S53)。利用端末装置22から送信された会員IDを含むポイント残高テーブルの各々のレコードに記述された月別ポイント数の累計から、顧客の累計ポイント残高を算出し、算出した累計ポイント残高から、検索した会員テーブル152のレコードに記述された合計保証ポイント数を減算することで、顧客の利用限度ポイント数は算出される。
ポイント管理サーバ10のポイント利用手段14は、顧客の利用限度ポイント数を算出すると、利用端末装置22から送信された利用ポイント数が、ポイント管理サーバ10のポイント利用手段14が算出した利用限度ポイント数を超えていないか確認する(S54)。利用端末装置22から送信された利用ポイント数が、ポイント管理サーバ10のポイント利用手段14が算出した利用限度ポイント数を超えていないときはS55に進み、ポイント管理サーバ10のポイント利用手段14が算出した利用限度ポイント数を超えているときはS58に進み、利用ポイント数の利用をできないことを示すエラーコードを利用端末装置22に返信して、この手順は終了する。
利用端末装置22から送信された利用ポイント数が、ポイント管理サーバ10のポイント利用手段14が算出した利用限度ポイント数を超えていないとき、利用端末装置22から送信された会員IDを含むポイント残高テーブルに含まれるレコードの付与年月の古い順から利用して月別ポイント数を減算することで、累計ポイント残高から利用ポイント数を減算する(S56)。
利用端末装置22から送信された会員IDを含むポイント残高テーブル153に含まれるレコードの月別ポイント残高から、利用ポイント数を減算すると、ポイント管理サーバ10のポイント利用手段14は、顧客のポイント利用に係る処理が正常終了したことを示すコードを利用端末装置22に送信し、この手順を終了する。
ポイント管理サーバを配置したシステムの構成図。 顧客の予約と保証ポイントの時間的関係を説明する図。 ポイント管理サーバが管理する顧客のポイントを説明する図。 顧客が新規に予約したときの各ポイント数の増減を説明する図。 顧客が予約したサービスを受けたときの各ポイント数の増減を説明する図。 ポイント管理サーバのブロック図。 ポイントDBに記憶されるデータテーブルを説明する図。 ポイント管理サーバの予約受付手段が実行する処理を示したフロー図。 ポイント管理サーバの予約管理手段が実行する処理を示したフロー図。 ポイント管理サーバの予約失効手段の処理を示したフロー図。 ポイント管理サーバのポイント利用手段の処理を示したフロー図。
符号の説明
10 ポイント管理サーバ
11 予約受付手段
12 予約管理手段
13 予約失効手段
14 ポイント利用手段
15 ポイントデータベース
152 会員テーブル
154 予約テーブル

Claims (6)

  1. 顧客に与えられたポイントを利用して、予約を管理するポイント利用予約管理方法であって、
    顧客に与えられたポイントと、予約のキャンセル時にペナルティとして徴収する保証ポイント数とを、顧客を識別する顧客識別データに関連付けて記憶し管理しているサーバが、顧客の予約要求を受付けたとき、予約要求されたサービスに応じて前記保証ポイント数を決定し、予約要求に含まれる前記顧客識別データに関連付けられた前記保証ポイント数の累計に、決定した前記保証ポイント数を加算したポイント数が、予約要求に含まれる前記顧客識別データに関連付けられたポイント数の累計である累計ポイント残高を超えていない場合、予約要求された予約を受付けて、予約を識別する予約識別データに関連付けて、決定した前記保証ポイント数と前記顧客識別データとを含む予約データを記憶する予約受付工程と、
    顧客が予約内容を履行したことを示す予約履行通知を受信したときは、前記サーバが、前記予約履行通知に含まれる前記予約識別データに関連付けて記憶している前記予約データを抹消し、顧客が予約内容を不履行したことを示す予約不履行通知を受信したときは、前記サーバが、前記予約不履行通知に含まれる前記予約識別データに関連付けて記憶している前記予約データを抹消すると共に、抹消した前記予約データに含まれてる前記保証ポイント数を、抹消した前記予約データに含まれている前記顧客識別データから得られる前記累積ポイント残高から減算する予約管理工程と、
    顧客のポイントが利用されるときに、前記サーバが、ポイントを利用する顧客の前記顧客識別データから得られる前記累計ポイント残高から、ポイントを利用する顧客の前記顧客識別データに関連付けられた前記保証ポイント数の累計を差し引いたポイント数を超えたポイントの利用を許可しないように管理するポイント利用工程とを含むことを特徴とするポイント利用予約管理方法。
  2. 請求項1に記載のポイント利用予約管理方法であって、顧客に与えられるポイントに有効期限が設けられている場合、前記予約受付工程において、予約要求に含まれる前記顧客識別データから得られる前記累計ポイント残高の中から、予約受付時から予約日までに失効するポイント数を割出し、予約日までに失効するポイント数、予約要求に含まれる前記顧客識別データに関連付けられた前記保証ポイント数の累計、および、決定した前記保証ポイント数を加算したポイント数が、予約要求に含まれる前記顧客識別データから得られる前記累計ポイント残高を超えていない場合、予約要求された予約を受付けることを特徴とするポイント利用予約管理方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のポイント利用予約管理方法であって、前記予約受付工程において、前記サーバに記憶される前記予約データには予約日が含まれ、前記サーバが、定められた期間が経過するごとに、予約日が過ぎている前記予約データを検索し、検索した前記予約データを無効にすると共に、無効にした前記予約データに含まれる前記顧客識別データから得られる前記累計ポイント残高から、無効にした前記予約データに含まれる前記保証ポイント数を減算する予約失効工程とを含むことを特徴とするポイント利用予約管理方法。
  4. 顧客に与えられたポイントを利用して、予約を管理するポイント管理サーバであって、 顧客に与えられたポイントと、予約のキャンセル時にペナルティとして徴収する保証ポイント数とを、顧客識別データに関連付けて記憶する手段と、顧客の予約要求を受付けたとき、予約要求されたサービスに応じて前記保証ポイント数を決定し、予約要求に含まれる顧客識別データに関連付けられた前記保証ポイント数の累計に、決定した前記保証ポイント数を加算したポイント数が、予約要求に含まれる顧客識別データに関連付けられたポイントの累計である累計ポイント残高を超えていない場合、予約要求された予約を受付けて、予約識別データに関連付けて、決定した前記保証ポイント数と顧客識別データとを含む予約データを記憶する予約受付手段と、
    顧客が予約内容を履行したことを示す予約履行通知を受信したときは、前記サーバが、前記予約履行通知に含まれる前記予約識別データに関連付けて記憶している前記予約データを抹消し、顧客が予約内容を不履行したことを示す予約不履行通知を受信したときは、前記サーバが、前記予約不履行通知に含まれる前記予約識別データに関連付けて記憶している前記予約データを抹消すると共に、抹消した前記予約データに含まれる前記保証ポイント数を、抹消した前記予約データに含まれる前顧客識別データから得られる累積ポイント残高から減算する予約管理手段と、
    顧客のポイントが利用されるときに、前記サーバが、ポイントを利用する顧客の前記顧客識別データから得られる累計ポイント残高から、ポイントを利用する顧客の前記顧客識別データに関連付けられた前記保証ポイント数の累計を差し引いたポイント数を超えたポイントの利用を許可しないように管理するポイント利用手段と、
    を備えたことを特徴とするポイント管理サーバ。
  5. 請求項4に記載のポイント管理サーバであって、前記ポイント管理サーバに備えられた前記予約受付手段は、顧客に与えられるポイントに有効期限が設けられている場合、予約要求に含まれる前記顧客識別データから得られる累計ポイント残高の中から、予約受付時から予約日までに失効するポイント数を割出し、予約日までに失効するポイント数、予約要求に含まれる前記顧客識別データに関連付けられた前記保証ポイント数の累計、および、決定した前記保証ポイント数をそれぞれ加算したポイント数が、予約要求に含まれる前記顧客識別データから得られる累計ポイント残高を超えていない場合、予約要求された予約を受付けることを特徴とするポイント管理サーバ。
  6. 請求項4または請求項5に記載のポイント管理サーバであって、前記ポイント管理サーバに備えられた前記予約受付手段が記憶する前記予約データには予約日が含まれ、定められた期間が経過するごとに、予約日が過ぎている前記予約データを検索し、検索した前記予約データを無効にすると共に、無効にした前記予約データに含まれる前記顧客識別データから得られる前記累計ポイント残高から、無効にした前記予約データに含まれる前記保証ポイント数を減算する予約失効手段を備えていること特徴とするポイント管理サーバ。
JP2007318042A 2007-12-10 2007-12-10 ポイント利用予約管理方法、および、ポイント管理サーバ Expired - Fee Related JP5035542B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007318042A JP5035542B2 (ja) 2007-12-10 2007-12-10 ポイント利用予約管理方法、および、ポイント管理サーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007318042A JP5035542B2 (ja) 2007-12-10 2007-12-10 ポイント利用予約管理方法、および、ポイント管理サーバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009140384A JP2009140384A (ja) 2009-06-25
JP5035542B2 true JP5035542B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=40870897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007318042A Expired - Fee Related JP5035542B2 (ja) 2007-12-10 2007-12-10 ポイント利用予約管理方法、および、ポイント管理サーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5035542B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012042996A (ja) * 2010-08-12 2012-03-01 Hiroshi Nakajima 飲食店予約システム
KR101644687B1 (ko) * 2014-04-17 2016-08-01 중소기업은행 위치 기반 금융 서비스 제공 방법 및 이를 이용한 금융 서비스 관리 장치와 고객 단말
JP6558552B2 (ja) * 2017-11-27 2019-08-14 株式会社セガゲームス 予約管理装置、予約管理方法及びプログラム
JP6516821B1 (ja) * 2017-12-05 2019-05-22 WAmazing株式会社 サーバ装置、通信システム、通信方法及びプログラム
JP6868603B2 (ja) * 2018-11-03 2021-05-12 株式会社Skiyaki 顧客管理システム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3963204B2 (ja) * 2000-03-16 2007-08-22 富士通株式会社 取引予約受付方法、取引予約受付システム、取引予約受付装置及び記録媒体
JP2001344495A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Toyota Motor Corp ポイント情報管理方法及び管理システム
JP2002015191A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Yosuke Mizoguchi インターネット予約ポイントシステム
JP2003141427A (ja) * 2001-10-31 2003-05-16 Nri & Ncc Co Ltd 福利厚生サービスを利用するためのポイント管理システム
JP2003196419A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Toshiba Digital Media Engineering Corp 入場者管理システム
JP2003208480A (ja) * 2002-01-16 2003-07-25 I Data Kk ホテル客室予約システム
JP2003281421A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Fujitsu Ltd 商品販売方法および商品販売プログラム
JP2004094334A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Aimu System Service:Kk 顧客ポイント総合管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009140384A (ja) 2009-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI405138B (zh) A provider device, a provider method, a provider product, and a recording medium
US20010047313A1 (en) Method and system for electronic commerce using transaction management computer on network
KR101757126B1 (ko) 카드사 통합 대행 승인 서비스를 제공하는 방법 및 이를 수행하는 카드사 서버
JP5035542B2 (ja) ポイント利用予約管理方法、および、ポイント管理サーバ
CN111727428A (zh) 基于区块链的房间库存管理***
KR20180038651A (ko) 숙박 예약 시스템 및 방법
KR101898045B1 (ko) 전세렌터카 운영 방법
WO2013136795A1 (ja) 市場取引支援装置およびその方法
JP5269221B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体
JP2017084241A (ja) 予約管理装置
JP6131133B2 (ja) 電子記録債権情報処理装置、電子記録債権情報処理方法およびプログラム
JP5714712B2 (ja) サーバ装置、クーポン管理方法及び通信システム
JP4970629B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体
TWI668661B (zh) A reservation method, a reservation system, a computer program product, a computer program product for storing a reservation method, and an operator terminal device used in the method
JP2019169115A (ja) 無断キャンセル防止システム
JP6480296B2 (ja) 賃貸時リスク補償システムおよび賃貸時リスク補償方法
JP2005018691A (ja) 敷金代替役務支援装置、及び敷金代替役務支援プログラム
JP3906193B2 (ja) 敷金代替役務支援装置、及び敷金代替役務支援プログラム
JP2008107968A (ja) 予約システム及び予約方法
JP5485955B2 (ja) 就労マッチング装置
JP5548033B2 (ja) 予約処理装置、予約処理プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体及び予約処理方法
JP2008276641A (ja) ビジネスプロセス管理方法及びシステム
JP2024046505A (ja) 情報処理装置、及びプログラム
JP2019079221A (ja) 料金精算機、料金精算サーバおよびコンピュータプログラム
KR20200111589A (ko) Oa기기 제로 렌탈 운영 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120606

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120619

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees