JP5034890B2 - 撮像装置、及び、移動制御プログラム - Google Patents

撮像装置、及び、移動制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、手ブレ補正が可能な撮像装置、及び、移動制御プログラムに関する。
現在、デジタルカメラ等の撮像装置には、いわゆる手ブレ補正機能を備えるものがある。手ブレ補正機能の動作方式として、例えば、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子をブレ量に合わせて移動させる方式や光学レンズをブレ量に合わせて移動させる方式などがある。これらの方式において、撮像素子又は光学レンズの可動範囲は有限である。
そこで、特許文献1には、手ブレ補正を効果的に行うために、撮影者が装置を保持したことを検知した場合に撮像素子又は光学レンズを可動範囲の中心に移動させる動作(以下、センタリング)を行う、静止画を撮像するための撮像装置が提案されている。
特開2004−241922号公報
しかし、特許文献1に開示された技術を、動画を撮像する撮像装置に適用した場合、撮影中にセンタリングが行われないため、撮像素子又は光学レンズが可動範囲の境界に移動したときの手ブレ補正が不可能となる。
また、撮像素子又は光学レンズが可動範囲の境界に移動した場合にセンタリングが行われるようにしたとしてもセンタリングにより動画の画質が悪化する。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、動画の撮影において手ブレ補正に係るセンタリングを適切に行うことができる撮像装置、及び、移動制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、撮像素子から出力される画像のブレ要因となる当該装置の移動方向を取得し、この移動方向に基づいてレンズを移動させるよう制御する撮像装置において、前記撮像素子は前記画像を逐次出力し、この逐次出力された画像をフレーム間予測方式で符号化処理する符号化処理手段と、前記撮像素子が撮像すべき画像が、前記符号化処理手段によって予測フレームとして符号化処理されるべき画像か否かを判断する判断手段と、この判断手段により予測フレーム対象であると判断すると、前記レンズを予め定められた移動可能な範囲の中央付近に位置させるように移動させるよう制御する移動制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項記載の発明は、撮像素子から出力される画像のブレ要因となる撮像装置の移動方向を取得し、この移動方向に基づいてレンズを移動させるよう制御するよう機能する当該撮像装置が有するコンピュータを、前記撮像素子は前記画像を逐次出力し、この逐次出力された画像をフレーム間予測方式で符号化処理する符号化処理手段、前記撮像素子が撮像すべき画像が、前記符号化処理手段によって予測フレームとして符号化処理されるべき画像か否かを判断する判断手段、この判断手段により予測フレーム対象であると判断すると、前記レンズを予め定められた移動可能な範囲の中央付近に位置させるように移動させるよう制御する移動制御手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、動画の撮影において手ブレ補正に係るセンタリングを適切に行うことができる。
以下、本発明の実施形態に係る撮影装置を、図面を参照しながら説明する。尚、本実施形態では、撮影装置をデジタルカメラとして説明する。
(実施形態1)
実施形態1に係るデジタルカメラ1の構成を図1に示す。
デジタルカメラ1は、静止画撮影モードにおいて静止画像を撮影し、動画撮影モードにおいて動画像を撮影する。また、デジタルカメラ1は、CCDシフト方式による手ブレ補正機能を備える。
実施形態1に係るデジタルカメラ1は、CCD(Charge Coupled Device)11と、タイミング発生器(図中、「TG」と記す。)12と、光学系駆動回路13と、レンズ14と、レンズ駆動回路15と、ユニット回路16と、カラープロセス回路17と、画像処理部18と、CCDベース19と、CCDシフトドライバ20と、手ブレ補正制御部21と、姿勢センサ22と、制御部23と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)24と、ROM(Read
Only Memory)25と、フラッシュメモリ26と、入力部27と、表示部28とから構成される。
CCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)11は、受光(撮影)範囲内の光を受光して、この受光範囲内の撮影画像を取得する撮像素子である。CCD11は、受光した光の信号を光電変換により電気信号に変換してRGB信号による画像を出力する。
尚、このデジタルカメラ1は、高解像度画像と低解像度画像との取得可能なものである。高解像度画像は、CCD11の全画素から出力される信号を用いて得られる画像である。
低解像度画像は、CCD11の全画素の出力信号を間引いて得られる画像である。低解像度画像の場合、画像解像度は、例えば、1024×768ドット(XGA;eXtended Graphics Array)程度であり、解像度は低いものの30fps(フレーム/秒)の速さで画像読み出しが可能になる。低解像度画像は、スルー(through)画像として定期的に表示部28に表示される。
タイミング発生器(図中、「TG」と記す。)12は、CCD11を駆動して映像信号を取り込むためのタイミング信号を生成するものである。タイミング発生器12は、制御部22から、シャッタ速度を示すシャッタ速度信号が供給され、供給されたシャッタ速度に基づいてタイミング信号を生成する。そして、タイミング発生器12は、生成したタイミング信号を光学系駆動回路13に供給する。
光学系駆動回路13は、CCD11を駆動するものである。光学系駆動回路13は、タイミング発生器12から供給されたタイミング信号に従ってフレームシフトパルス信号及びライン転送パルス信号を生成し、生成したフレームシフトパルス信号及びライン転送パルス信号を用いてCCD11を駆動する。
レンズ14は、CCD11の撮像面上に、撮影対象からの光による画像を結像させるためのものであり、撮影レンズ、フォーカスレンズ、(図示せず)、ズームレンズ(図示せず)によって構成される。レンズ14は、デジタルカメラ1の前面に設けられる。
レンズ駆動回路15は、レンズ14を駆動するものである。レンズ駆動回路15は、制御部23から、ピントが合うようにレンズ14の位置を制御するためのレンズ制御信号が供給され、供給されたレンズ制御信号に基づいてピントが合う位置までレンズ14を駆動する。
ユニット回路16は、CCD11から出力されたアナログRGB信号に含まれるCCD11の駆動ノイズを減少させる相関二重サンプリング回路(CDS回路)と、ノイズ低減後における信号のゲインを調整する自動利得制御回路(AGC)と、ゲイン調整後の信号をデジタル信号に変換するA/D変換器とから構成される。ユニット回路は、CCD11から出力されたアナログのRGB信号をデジタルのRGB信号に変換してカラープロセス回路17に供給する。
カラープロセス回路17は、ユニット回路16から出力されたデジタルのRGB信号に対して画素補間処理及び補正処理を含むカラープロセス処理を施すものである。
カラープロセス回路17は、カラープロセス処理として、ユニット回路16から出力されたデジタルのRGB信号に対して、ホワイトバランス補正、γ補正を行い、このような補正が行われたRGB信号から輝度(Y)信号及び色差(UV)信号を生成する。
画像処理部18は、カラープロセス回路17から供給された画像、又は、DRAM24に取り込まれている画像に対して符号化処理を行うためのものである。
画像処理部18は、静止画撮影モードでは、カラープロセス回路17から供給された静止画像データ、又は、DRAM24に取り込まれている静止画像データをJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式により符号化処理(データ圧縮)してフラッシュメモリ26に記録保存する。
画像処理部18は、動画撮影モードでは、カラープロセス回路17から供給された一連の動画像データ、又は、DRAM24に取り込まれている一連の動画像データをMPEG(Moving Picture Experts Group)方式により符号化処理(データ圧縮)してフラッシュメモリ26に記録保存する。また、動画像データは、30fpsで、Iフレーム(Intra-Coded Frame):Pフレーム(Predicted Frame):Bフレーム(Bi-directional Predicted Frame)=1:5:24の割合で記録保存される。
CCDベース19は、手ブレ補正機能が実施されているときに、手ブレ補正制御部21の制御に基づいてCCD11を動作可能範囲内でレンズ14の光軸に対して垂直に縦横方向に移動させる。
CCDベース19は、例えば、図2(a)(b)に示すように、プレート19−1と、磁石19−2と、スペーサスタッド19−3と、CCD取り付けプレート19−4と、コイル19−5〜19−8とから構成される。
中心部にCCD11が取り付けられるCCD取り付けプレート19−4の周辺部にコイル19−5〜19−8が配設される。複数組の磁石19−2が配設されるスチール製のプレート19−1とそのスペーサスタッド19−3とによってCCD取り付けプレート19−4が保持され、CCD11の周囲に4つのリニアモータが構成される。コイル19−5〜19−8のうち、任意のものに通電することにより、CCD11が所望の方向にシフト駆動される。その際には、CCD11は、動作可能範囲X1内で、X方向、またはY方向の並進動作のみを行う。なお、X軸とY軸とは、互いに垂直であり、XY平面は、デジタルカメラ1のレンズ14(光学系)の光軸(以下、Z軸)に対して垂直に配置される。
CCDシフトドライバ20は、手ブレ補正制御部21からの制御信号に基づいた電力をCCDベース19のリニアモータに供給する。また、CCDシフトドライバ20は、CCDベース19のリニアモータの駆動状況等の情報を手ブレ補正制御部21に供給する。
手ブレ補正制御部21は、姿勢センサ22から供給されるX方向及びY方向それぞれについてのデジタルカメラ1の角速度(以下、ブレ量)に基づいてCCD11を移動させるべき移動量を算出する。また、姿勢センサ22から供給される角速度の方向(以下、ブレ方向)に基づいてCCD11を移動させるべき移動方向を決定する。そして、手ブレ補正制御部21は、CCDシフトドライバ20を制御し、算出した移動量でCCD11を決定された移動させるべき移動方向へ移動させて手ブレ補正を行う。また、手ブレ補正制御部21は、所定の条件がみたされた場合には、CCD11を動作可能範囲X1の中心に移動させるセンタリングを行う。
姿勢センサ22は、例えば、図3に示すような、X方向及びY方向それぞれについてデジタルカメラ1の角速度を検知する二つの加速度センサから構成され、X方向及びY方向それぞれについてデジタルカメラ1の角速度を検知して、検知した角速度のデータと方向とを含むブレ検出信号を手ブレ補正制御部21に供給する。
制御部23は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、デジタルカメラ1全体を制御する。また、制御部23は、入力部27から供給された操作情報に基づいてROMから各処理のプログラムデータを読み出し、このプログラムに従って各処理を実行する。また、制御部23は、動画撮影モードにおいて、MPEG方式のIフレーム(Intra-Coded Frame)、Pフレーム(Predicted Frame)、Bフレーム(Bi-directional Predicted Frame)のそれぞれになる撮像画像をCCD11が取得するタイミングを算出する。そして、制御部23は、算出したタイミングの情報を順次、手ブレ補正制御部21に供給する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)24は、制御部23から送られてきた画像データを一時記憶するバッファメモリとして使用されるとともに、制御部23のワーキングメモリとして使用される。
ROM25は、制御部23の動作プログラムを記憶する。
フラッシュメモリ(flash memory)26は、不揮発性のメモリであり、JPEG方式、または、MPEG方式により符号化処理された画像データ等を記憶する。
入力部27は、電源キー、シャッターキー、各種の動作モードの設定に使用されるモード設定キー、メニューキー、十字キー及びセットキー等から構成され、それらのキー操作に伴う信号を制御部23に供給する。また、入力部27は、ユーザが各キーを操作することによって静止画撮影モードと動画撮影モードとの何れかを選択したことに伴う信号を制御部23に供給し、制御部23は、選択されたモードの撮影処理を行う。
表示部28は、ビデオエンコーダ、VRAMコントローラ、VRAM、液晶モニタ及びその駆動回路を含み、制御部22より供給されたデジタル信号に基づくビデオ信号をビデオエンコーダによって生成して、生成したデータに基づく表示画像、すなわちCCD11により撮像された被写体のスルー画像やメニューデータ等を画面に表示する。
以下、上記構成を有するデジタルカメラ1の動作を説明する。
先ず、図4を参照しながら、動作可能範囲X1内のCCD11の位置とCCD11が移動できる方向との関係と手ブレ補正制御部21の判断とについて説明する。
例えば、図4(a)に示すように、CCD11が動作可能範囲X1の境界に接していない場合には、CCD11は、上下左右方向の何れにも移動可能である。よって、手ブレ補正制御部21は算出した移動量で決定した移動方向がどの方向である場合にも、手ブレ補正可能と判断する。
また、図4(b)に示すように、CCD11が動作可能範囲X1の右側境界に接している場合には、CCD11は、右方向に移動不可能であり、上下方向と左方向とに移動可能である。手ブレ補正制御部21は決定した移動方向に右方向が含まれる場合には、手ブレ補正は不可能と判断する。
尚、CCD11が動作可能範囲X1の右側境界近傍に存在する場合は、更に、算出した移動量とCCD11の動作可能範囲X1における右側境界までの距離とを比較し、右側境界までの距離が算出した移動量に満たないことを、手ブレ補正不可能と判断するための条件として加える。
また、図4(c)に示すように、CCD11が動作可能範囲X1の右側境界と下側境界とに接している場合には、CCD11は、右方向と下方向とに移動不可能であり、上方向と左方向とに移動可能である。よって、手ブレ補正制御部21は決定した移動方向に右方向または下方向が含まれる場合には、手ブレ補正は不可能と判断する。
尚、CCD11が動作可能範囲X1の右側境界と下側境界との近傍に存在する場合は、更に、算出した移動量に含まれるX方向及びY方向の移動量とCCD11の動作可能範囲X1における右側境界と下側境界までの距離とを夫々比較し、右側境界までの距離が算出したX方向の移動量に満たないか、及び又は、下側境界までの距離が算出したY方向の移動量に満たないことを、手ブレ補正不可能と判断するための条件として加える。
また、図4(d)に示すように、CCD11が動作可能範囲X1の下側境界に接している場合には、CCD11は、上方向と左右方向とに移動可能である。よって、手ブレ補正制御部21は決定した移動方向に下方向が含まれる場合には、手ブレ補正は不可能と判断する。
尚、CCD11が動作可能範囲X1の下側境界近傍に存在する場合は、更に、算出した移動量とCCD11の動作可能範囲X1における下側境界までの距離とを比較し、下側境界までの距離が算出した移動量に満たないことを、手ブレ補正不可能と判断するための条件として加える。
同様に、CCD11が動作可能範囲X1の左側境界と下側境界とに接している場合には、CCD11は、左方向と下方向とに移動不可能であり、上方向と右方向とに移動可能である。よって、手ブレ補正制御部21は決定した移動方向に左方向または下方向が含まれる場合には、手ブレ補正は不可能と判断する。また、CCD11が動作可能範囲X1の左側境界と下側境界との近傍に位置する場合は、更に算出した移動量に含まれる各方向の移動量と動作可能範囲X1における各境界までの距離とを比較して判断する。
同様に、CCD11が動作可能範囲X1の左側境界に接している場合には、CCD11は、左方向に移動不可能であり、上下方向と右方向とに移動可能である。よって、手ブレ補正制御部21は決定した移動方向に左方向が含まれる場合には、手ブレ補正は不可能と判断する。また、CCD11が動作可能範囲X1の左側境界近傍に位置する場合は、更に算出した移動量と動作可能範囲X1における左側境界までの距離とを比較して判断する。
同様に、CCD11が動作可能範囲X1の左側境界と上側境界とに接している場合には、CCD11は、左方向と上方向とに移動不可能であり、下方向と右方向とに移動可能である。よって、手ブレ補正制御部21は決定した移動方向に左方向または上方向が含まれる場合には、手ブレ補正は不可能と判断する。また、CCD11が動作可能範囲X1の左側境界と上側境界との近傍に位置する場合は、更に算出した移動量に含まれる各方向の移動量と動作可能範囲X1における各境界までの距離とを比較して判断する。
同様に、CCD11が動作可能範囲X1の上側境界に接している場合には、CCD11は、上方向に移動不可能であり、下方向と左右方向とに移動可能である。よって、手ブレ補正制御部21は決定した移動方向に上方向が含まれる場合には、手ブレ補正は不可能と判断する。また、CCD11が動作可能範囲X1の上側境界近傍に位置する場合は、更に算出した移動量と動作可能範囲X1における上側境界までの距離とを比較して判断する。
同様に、CCD11が動作可能範囲X1の右側境界と上側境界とに接している場合には、CCD11は、右方向と上方向とに移動不可能であり、下方向と左方向とに移動可能である。よって、手ブレ補正制御部21は決定した移動方向に右方向または上方向が含まれる場合には、手ブレ補正は不可能と判断する。また、CCD11が動作可能範囲X1の右側境界と上側境界との近傍に位置する場合は、更に算出した移動量に含まれる各方向の移動量と動作可能範囲X1における各境界までの距離とを比較して判断する。
更に、手ブレ補正制御部21は、動画撮影モードにおいて上記の様に手ブレ補正は不可能であると判断された場合には、手ブレ補正制御部21は、さらに所定の条件が満たされることを契機に、CCD11を動作可能範囲X1の中心に移動させるセンタリング処理を行う。さらに詳しく説明すると、手ブレ補正制御部21は、動画撮影モードにおいて上記の判断により手ブレ補正不可能であると判断した場合には、Bフレームになる撮像画像をCCD11が取得するタイミングにセンタリング処理を行う。その理由は、図5に示すように、Bフレームは、他のフレームを予測するために使用されないので、Bフレームになる撮像画像をCCD11が取得するタイミングでセンタリング処理を行っても動画像の画質に対して影響が少ないからである。
また、手ブレ補正制御部21は、他のフレームを予測するために使用される頻度の高いIフレームにおいては手ブレ補正が可能になるように、Iフレームの一枚前のBフレームになる撮像画像をCCD11が取得するタイミングにもセンタリング処理を行う。本実施例においては、30fpsであるため、Iフレームから数えたフレーム数が30のフレームになる撮像画像をCCD11が取得するタイミング(図5に示すf=30の場合)に、手ブレ補正制御部21は、センタリング処理を行う。ただし、f=1の場合が、Iフレームになる撮像画像をCCD11が取得するタイミングである。
次に、図6のフローチャートを参照しながら、デジタルカメラ1の手ブレ補正制御部21が行う手ブレ補正処理を詳細に説明する。図6に示すフローチャートは、上記で説明した手ブレ補正とセンタリングとの処理を行う手順の一例である。
制御部23より動画撮影モードにおける手ブレ補正開始の要求を受信すると、手ブレ補正制御部21は、割り込み処理で、手ブレ補正処理を開始する。
先ず、手ブレ補正制御部21は、制御部23より取得した情報に基づいて、Iフレームから数えたフレーム数が30のフレームになる撮像画像をCCD11が取得するタイミングであるか否か(f=30であるか否か)を判別する(ステップS101)。
f=30であると判別すると(S101;YES)、手ブレ補正制御部21は、CCDシフトドライバ20を制御してCCD11を動作可能範囲X1の中心に移動させるセンタリング処理を行い(ステップS109)、処理をステップS101に戻す。
f=30ではないと判別すると(S101;NO)、手ブレ補正制御部21は、CCDシフトドライバ20より動作可能範囲X1におけるCCD11の位置の情報を取得する(ステップS102)。
次に、手ブレ補正制御部21は、姿勢センサ22よりデジタルカメラ1のブレ量及びブレ方向を取得する(ステップS103)。
手ブレ補正制御部21は、ステップS103で取得したブレ量に基づいてCCD11の移動量を算出する(ステップS104)。
手ブレ補正制御部21は、ステップS102で取得した動作可能範囲X1におけるCCD11の位置情報に基づいて、CCD11が移動可能な方向を導出する。続いて、手ブレ補正制御部21は、ステップS104で算出した移動量で、先に導出された移動可能な方向に移動が可能であるか否かを判別する(ステップS105)。
移動が可能であると判別すると(S105;YES)、手ブレ補正制御部21は、その移動量によりCCD11を移動させて手ブレ補正を行い(ステップS106)、処理をステップS101に戻す。
一方、移動が可能でないと判別すると(S105;NO)、手ブレ補正制御部21は、制御部23より取得した情報に基づいて、Bフレームになる撮像画像をCCD11が取得するタイミングであるか否かを判別する(ステップS107)。
Bフレームになる撮像画像をCCD11が取得するタイミングであると判別すると(S107;YES)、手ブレ補正制御部21は、センタリング処理を行い(ステップS109)、処理をステップS101に戻す。
Bフレームになる撮像画像をCCD11が取得するタイミングではないと判別すると(S107;NO)、手ブレ補正制御部21は、そのタイミングまで待機して(ステップS108)、そのタイミングが来るとセンタリング処理を行い(ステップS109)、処理をステップS101に戻す。
このようにして、手ブレ補正処理によれば、手ブレ補正を行いながら、動画像の画質を落とさないようにしてセンタリングを行うことができる。
以上、実施形態1に係るデジタルカメラ1は、符号化処理後にBフレームになる画像を撮影するタイミングにのみセンタリングを行うことによって、画質の良い動画像を撮影することができる。
(実施形態2)
実施形態1に係るデジタルカメラ1のCCDベース19は、圧電素子を利用したCCDベース19’であってもよい。CCDベース19’は、図7に示すように、Xアクチュエータ19aと、Yアクチュエータ19bと、X台板19cと、Y台板19dと、台板19eとから構成される。
台板19eにはCCD11を横方向に駆動するための補正駆動手段として機能するXアクチュエータ19aが搭載されている。Xアクチュエータ19aは、圧電(ピエゾ)素子の伸び縮みを利用したSIDM(Smooth Impact Drive Mechanism : スムーズインパクト駆動機構)であり、Xアクチュエータ19aに取り付けられたX台板19cを横方向に駆動する。
X台板19cにはCCD11を縦方向に駆動する補正駆動手段として機能するYアクチュエータ19bが搭載されている。Yアクチュエータ19bもXアクチュエータ19aと同様に、圧電(ピエゾ)素子の伸び縮みを利用したSIDMが用いられており、Yアクチュエータ19bに取り付けられたY台板19dを縦方向に駆動する。Y台板19dにはCCD11が搭載されている。
CCD11は、Xアクチュエータ19a及びYアクチュエータ19bによって、動作可能範囲X2内で駆動する。
(実施形態3)
実施形態1及び2においては、CCDシフト方式が適用されたが、実施形態3においては、補正レンズによって手ブレ補正を行うレンズシフト方式を適用してもよい。
実施形態3に係るデジタルカメラ2は、図8に示すように、CCD(Charge Coupled Device)11と、タイミング発生器(図中、「TG」と記す。)12と、光学系駆動回路13と、レンズ14と、レンズ駆動回路15と、ユニット回路16と、カラープロセス回路17と、画像処理部18と、手ブレ補正制御部21と、姿勢センサ22と、制御部23と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)24と、ROM(Read
Only Memory)25と、フラッシュメモリ26と、入力部27と、表示部28と、補正レンズ29と、補正レンズベース30と、補正レンズシフトドライバ31とから構成される。
CCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)11は、実施形態1及び2においては、CCDベース19によって光軸方向に対して垂直に駆動可能であったが、実施形態3においては固定されて使用される。
補正レンズ29は、デジタルカメラ2のブレに応じて、レンズ14の光軸に対して垂直に縦横方向に移動して手ブレ補正を行う。
補正レンズベース30は、手ブレ補正機能が実施されているときに、手ブレ補正制御部21の制御に基づいて補正レンズ29を動作可能範囲内でレンズ14の光軸に対して垂直に縦横方向に移動させる。
補正レンズシフトドライバ31は、手ブレ補正制御部21からの制御信号に基づいた電力を補正レンズベース30に供給する。また、補正レンズシフトドライバ31は、補正レンズベース30の駆動状況等の情報を手ブレ補正制御部21に供給する。
実施形態3において手ブレ補正制御部21が行う手ブレ補正処理は、実施形態1及び2と同様である。ただし、手ブレ補正を行うために、CCD11ではなく補正レンズ29を駆動させる。また、センタリングにおいては、補正レンズ29をその動作可能範囲の中心に移動させる。
以上、実施形態3によれば、レンズシフト方式を用いても、符号化処理後にBフレームになる画像を撮影するタイミングにのみセンタリングを行うことによって、画質の良い動画像を撮影することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
上記実施形態では、MPEG方式のBフレームになる画像を撮像するタイミングにセンタリングを行ったが、他の動画像の符号化処理方式を適用して他のフレームを予測するために使用される頻度が少ない、又は、使用されないフレームになる画像を撮像するタイミングにセンタリングを行うようにしてもよい。また、MPEG方式のPフレームになる画像を撮像するタイミングにセンタリングを行うようにしてもよい。
実施形態1及び2において、CCDベース19がCCD11を駆動させる手段としてDCモータを使用してもよい。
実施形態3において、補正レンズベース30が補正レンズ29を駆動させる手段として、揺動コイルを用いてもよいし、DCモータを用いてもよいし、圧電素子を用いてもよい。
また、その他、具体的な細部構成等についても適宜変更可能である。
本発明の実施形態1に係るデジタルカメラの構成図である。 図1の実施形態1のCCDベースの構成図である。 図1の姿勢センサが検出する角速度の方向を示す斜視図である。 CCDと動作可能範囲との関係を示す図である。 MPEG方式においてI,P,Bフレームになる画像を撮像するタイミングとセンタリングのタイミングとを説明するための図である。 手ブレ補正処理を説明するためのフローチャートである。 図1の実施形態2のCCDベースの構成図である。 本発明の実施形態3に係るデジタルカメラの構成図である。
符号の説明
1・・・デジタルカメラ、2・・・デジタルカメラ、11・・・CCD、12・・・タイミング発生器、13・・・光学系駆動回路、14・・・レンズ、15・・・レンズ駆動回路、16・・・ユニット回路、17・・・カラープロセス回路、18・・・画像処理部、19・・・CCDベース、19−1・・・プレート、19−2・・・磁石、19−3・・・スペーサスタッド、19−4・・・CCD取り付けプレート、19−5〜19−8・・・コイル、19’・・・CCDベース、19a・・・Xアクチュエータ、19b・・・Yアクチュエータ、19c・・・X台板、19d・・・Y台板、19e・・・台板、20・・・CCDシフトドライバ、21・・・手ブレ補正制御部、22・・・姿勢センサ、23・・・制御部、24・・・DRAM、25・・・ROM、26・・・フラッシュメモリ、27・・・入力部、28・・・表示部、29・・・補正レンズ、30・・・補正レンズベース、31・・・補正レンズシフトドライバ、X1・・・動作可能範囲、X2・・・動作可能範囲

Claims (2)

  1. 撮像素子から出力される画像のブレ要因となる当該装置の移動方向を取得し、この移動方向に基づいてレンズを移動させるよう制御する撮像装置において、
    前記撮像素子は前記画像を逐次出力し、この逐次出力された画像をフレーム間予測方式で符号化処理する符号化処理手段と、
    前記撮像素子が撮像すべき画像が、前記符号化処理手段によって予測フレームとして符号化処理されるべき画像か否かを判断する判断手段と、
    この判断手段により予測フレーム対象であると判断すると、前記レンズを予め定められた移動可能な範囲の中央付近に位置させるように移動させるよう制御する移動制御手段
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像素子から出力される画像のブレ要因となる撮像装置の移動方向を取得し、この移動方向に基づいてレンズを移動させるよう制御するよう機能する当該撮像装置が有するコンピュータを、
    前記撮像素子は前記画像を逐次出力し、この逐次出力された画像をフレーム間予測方式で符号化処理する符号化処理手段、
    前記撮像素子が撮像すべき画像が、前記符号化処理手段によって予測フレームとして符号化処理されるべき画像か否かを判断する判断手段、
    この判断手段により予測フレーム対象であると判断すると、前記レンズを予め定められた移動可能な範囲の中央付近に位置させるように移動させるよう制御する移動制御手段
    として機能させることを特徴とする移動制御プログラム。
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