JP5034595B2 - 音響再生装置および音響再生方法 - Google Patents

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Description

本発明は、音響再生装置および音響再生方法に関し、特に、相手に到達する音声にノイズが混入するのを防ぐと共に周囲の騒音を低減して音声を聴き取ることができる音響再生装置および音響再生方法に関する。
無線または有線によって音声のやり取りを行う音響再生装置がある。このような音響再生装置は音声信号の送受信機能を有しており、離れた場所にいる通話相手との間で音声のやり取りを行うことができる。
このような音響再生装置は、相手に到達する音声にノイズが混入するのを防ぐため、音声を收音した後に收音した音声に含まれるノイズを低減する手段を設けて、相手に対して音声を送信していた。このような技術を開示したものとして、例えば特許文献1がある。
特開平2−231899号公報
しかし、これまでの音声をやり取りする音響再生装置には、音声を入力する入力側にノイズを低減する装置しか搭載されておらず、騒音が混在する環境では通信相手からの音を聴き取り難くなるという問題があった。また、騒音が混在して通信相手からの音が聞き取りづらい状況では、自然と会話の声も大きくなり、周囲に迷惑を掛けてしまうという問題もあった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、音声を入力する入力側にノイズを低減する手段を設け、かつ音響を出力する出力側にも騒音を低減することで、ノイズを低減させた音を送受信することが可能な、新規かつ改良された音響再生装置および音響再生方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、信号の送受信を行う通信部と;通信部で受信した受信信号に基づいて音響を出力する少なくとも1つの音響出力部と;音を收音して音声データを生成する收音部と;通信部で受信した受信信号にエコー信号が含まれていた場合に、エコー信号を記憶し、記憶したエコー信号を用いて擬似エコー信号を生成するエコーキャンセラ部と;收音部で收音した音に、騒音源から発せられる騒音が含まれていた場合に、音声データを用いて騒音を打ち消す打消し信号を生成し、エコーキャンセラ部の出力信号と打消し信号とを合成して出力する騒音低減部と;を含むことを特徴とする、音響再生装置が提供される。
かかる構成によれば、通信部は信号の送受信を行い、音響出力部は通信部で受信した受信信号に基づいて音響を出力し、エコーキャンセラ部は通信部で受信した受信信号にエコー信号が含まれていた場合に、エコー信号を記憶し、記憶したエコー信号を用いて擬似エコー信号を生成し、騒音低減部は、收音部で收音した音に、騒音源から発せられる騒音が含まれていた場合に、音声データを用いて騒音を打ち消す打消し信号を生成し、エコーキャンセラ部の出力信号と打消し信号とを合成して出力する。その結果、音声を入力する入力側にノイズを低減する手段を設け、かつ音響を出力する出力側にも騒音を低減することで、ノイズを低減させた音を送受信することができる。
上記音響再生装置は、通話の開始を検知する通話検知部をさらに含み、通話検知部は、通話の開始を検知すると騒音低減部に対し所定の信号を出力し、騒音低減部は、通話検知部からの所定の信号が入力されると帯域を限定して打消し信号を生成してもよい。かかる構成によれば、通話検知部は、通話の開始を検知すると騒音低減部に対し所定の信号を出力し、騒音低減部は、通話検知部からの所定の信号が入力されると帯域を限定して打消し信号を生成する。その結果、通話の開始を検知して帯域を限定して打消し信号を生成することで、音声帯域が打ち消されてしまって、騒音だけでなく通話相手の声も小さくなって通話がし難くなることを防ぐことができる。
上記音響再生装置は、通信部からの出力を入力し、所定の周波数帯域に対してイコライザ処理を施してエコーキャンセラ部に出力する第1のイコライザをさらに含んでいてもよい。かかる構成によれば、第1のイコライザは所定の周波数帯域に対してイコライザ処理を施してエコーキャンセラ部に出力する。その結果、騒音低減部で騒音が除去されたとしても、音響再生装置を使用する者の耳に聴こえて欲しい音の波形を保つことができる。
上記音響再生装置は、エコーキャンセラ部からの出力を入力し、低周波数帯域をカットして通信部に出力する第2のイコライザをさらに含んでいてもよい。かかる構成によれば、第2のイコライザは低周波数帯域をカットして通信部に出力する。その結果、低周波数部分をカットすることで、低周波部分の騒音が通話相手に伝わるのを防ぐことができる。
上記音響再生装置は、音響出力部を覆うハウジングをさらに含み、收音部は、ハウジングの内部に設けられていてもよい。かかる構成によれば、ハウジングは音響出力部を覆い、收音部は、音響出力部を覆うハウジングの内部に設けられる。その結果、騒音源から出力される騒音と音響出力部から出力される音とを收音部で收音することで、ハウジングの内部に到達する騒音を打ち消す打消し信号を騒音低減部で生成することができる。
上記音響再生装置は、音響出力部を覆うハウジングをさらに含み、收音部は、ハウジングの外部に設けられていてもよい。かかる構成によれば、ハウジングは音響出力部を覆い、收音部は、音響出力部を覆うハウジングの外部に設けられる。その結果、騒音源から出力される騒音を收音部で收音することで、ハウジングの内部に到達する騒音を打ち消す打消し信号を騒音低減部で生成することができる。
上記音響再生装置は、骨伝導による骨伝導音を收音する骨伝導音收音部をさらに含んでいてもよい。かかる構成によれば、骨伝導音收音部は骨伝導による骨伝導音を收音する。その結果、骨を伝わってくる声帯の振動を音声信号に変換することができる。
音響出力部は1つであってもよい。その結果、片方の耳で通話相手からの音声を聴くことができる。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、信号の送受信を行う通信ステップと;通信ステップで受信した受信信号に基づいて音響を出力する音響出力ステップと;通信ステップで受信した受信信号にエコー信号が含まれていた場合に、エコー信号を記憶し、エコー信号を減衰させてエコー信号が送信側に戻ることを防止する擬似エコー信号を記憶したエコー信号を用いて生成する擬似エコー信号生成ステップと;音を收音して音声データを生成する收音ステップと;收音ステップで收音した音に、騒音源から発せられる騒音が含まれていた場合に、音声データを用いて騒音を打ち消す打消し信号を生成する打消し信号生成ステップと;を含むことを特徴とする、音響再生方法が提供される。
かかる構成によれば、通信ステップは信号の送受信を行い、音響出力ステップは通信ステップで受信した受信信号に基づいて音響を出力し、擬似エコー信号生成ステップは通信ステップで受信した受信信号にエコー信号が含まれていた場合に、エコー信号を記憶し、エコー信号を減衰させてエコー信号が送信側に戻ることを防止する擬似エコー信号を記憶したエコー信号を用いて生成し、收音ステップは音を收音して音声データを生成し、打消し信号生成ステップは收音ステップで收音した音に、騒音源から発せられる騒音が含まれていた場合に、音声データを用いて騒音を打ち消す打消し信号を生成する。その結果、入力された音声に含まれるノイズを低減させ、かつ出力される音響を聴く際に耳に達する騒音源からの騒音を低減させることで、ノイズを低減させた音を送受信することができる。
以上説明したように本発明によれば、音声を入力する入力側にノイズを低減する手段を設け、かつ音響を出力する出力側にも騒音を低減することで、ノイズの少ない音の送受信が可能な、新規かつ改良された音響再生装置および音響再生方法を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置および音響再生方法について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10の概要について説明する説明図である。図1は、話者1の頭にかけて使用する音響再生装置10について示すものである。以下、図1を用いて本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10の概要について説明する。
音響再生装置10は、アンテナ102によって無線で通話相手との間で音声データの送受信を行ったり、音楽の再生を行ったりするものである。通話相手から送られた音声データは、アンテナ102で受信し、音響再生装置10の内部で音声データに対するデータ処理が行われ、ハウジング116の内部に配置されたスピーカから音声となって出力される。
一方、話者1が発する声は、ハウジング116の内部に配置されたマイクによって收音され、音響再生装置10の内部で收音された音声に対するデータ処理が行われ音声データとなり、アンテナ102から空間を通して通話相手に無線で送信される。
このように、アンテナ102とハウジング116の内部に配置されたマイクとによって通話相手との会話を行うことができる。しかし、音響再生装置10は騒音源からの騒音が混在する環境で使用することが多い。騒音が混在する環境とは、例えば人通りの多い道路や例えば来客の多い店舗の中などである。そのような騒音が混在する環境では、通話相手からの音声が騒音によって聞き取りづらくなるだけでなく、話者1からの音声に騒音が混在し、通話相手が話者1の音声を聞き取りづらくなるという問題があった。
そこで本発明の第1の実施形態においては、通話相手からの音声だけでなく、自分の話し声に混在する騒音を低減することで、通話相手のとの会話を円滑に行うことができる音響再生装置および音響再生方法について説明する。
なお、図1に示した音響再生装置10は話者1の頭に掛けて使用するものであるが、もちろん、音響再生装置10の構造は図1に示した例に限られないことは言うまでも無い。
以上、図1を用いて本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10の概要について説明した。次に、本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10の構成について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10の構成について説明する説明図である。以下、図2を用いて本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10の構成について説明する。
図2に示したように、本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10は、アンテナ102と、無線通信部104と、通話検知部106と、イコライザ(EQ)108aおよび108bと、エコーキャンセラ110と、ノイズキャンセリングシステム112と、第1のアンプ114と、ハウジング116と、第2のアンプ122と、を含んで構成される。そしてハウジング116は、スピーカ118と、マイク120と、を含んで構成される。
アンテナ102は、電波の送受信を行うものである。アンテナ102を通じて空気中に電波を放出し、または放出された電波を受信することによって電波の送受信が行われ、電波の送受信を行うことで、通話相手との音声のやり取りを行うことができる。アンテナ102で受信した電波は無線通信部104に入力される。
無線通信部104は、アンテナ102で受信した電波を復調して通話相手の音声データを生成したり、音響再生装置10を使用する話者1の音声データを変調してアンテナ102で送出する電波を生成したりするものである。なお、本実施形態では無線によって音声データの送受信を行っているが、本発明はこれに限られず、有線によって音声データの送受信を行ってもよい。
なお、無線通信部104で行う電波の復号処理は、音響再生装置10の間の通信プロトコルに依存するものであり、特定の復号処理に限定されるものではなく、任意に決定できる設計事項である。
通話検知部106は、音響再生装置10による通話の開始を検知するものである。通話が行われていない状態で、通話相手からの電波をアンテナ102で受信し、無線通信部104で電波の復調が行われると、通話検知部106で通話の開始を検知し、所定の信号を出力する。本実施形態においては、通話検知部106で通話の開始を検知すると、ノイズキャンセリングシステム112に信号を送出して、通話の開始をノイズキャンセリングシステム112に動作する。通話検知部106は、所定の信号が入力されれば、その入力に応じて信号を出力するようなものであればよく、例えば所定のレベルの信号が入力されると、信号の入力に応じて所定の信号を出力するような回路で構成することができる。通話検知部106の動作については後に詳述する。
イコライザ108aは、本発明の第1のイコライザの一例であり、アンテナ102で受信して無線通信部104で変調された音声データについて、特定の周波数の範囲の周波数特性を変化させ、変化させた音声データをエコーキャンセラ110に入力するものである。イコライザ108aで特定の周波数の範囲の周波数特性を変化させることで、ノイズキャンセリングシステム112によって騒音が除去されたとしても、話者1の耳に聴こえて欲しい音の波形をある程度保つことができる。
同様に、イコライザ108bは、本発明の第2のイコライザの一例であり、エコーキャンセラ110から出力された話者1の音声データについて特定の周波数の範囲の周波数特性を変化させ、変化させた音声データを無線通信部104に入力するものである。イコライザ108aおよび108bで変化させる周波数特性については後に詳述する。
エコーキャンセラ110は、無線通信部104で受信した音声データにエコー信号が含まれていた場合に、そのエコー信号を記憶し、記憶したエコー信号を減算することでエコー信号を減衰させて送信側に戻ることを防止する擬似エコー信号を生成するものである。エコーキャンセラ110の動作原理について簡単に説明すると、エコーキャンセラ110の内部には、ここでは図示しないが、例えば適応フィルタを備え、通話相手からの受信信号に対して該適応フィルタを用いて畳み込み演算を行う。畳み込み演算を行うことによって、エコーキャンセラ110は疑似エコー信号を生成することができ、エコー信号の相手側への送信を防ぐことができる。
本実施形態においては、イコライザ108aから入力された音声信号にエコー信号が含まれていた場合に、そのエコー信号を一旦記憶し、第2のアンプ122から入力された音声信号から記憶したエコー信号を減算する。このように、エコーキャンセラ110でエコー信号を取り除くことで、受信音声信号の一部が送信音声信号に周り込むエコー信号成分を除去して、音声品質の劣化を防ぐことができる。
ノイズキャンセリングシステム112は、本発明の騒音低減部の一例である。ノイズキャンセリングシステム112は、マイク120で收音した音に騒音源から発せられる騒音が含まれていた場合に、その騒音を打ち消すような打消し信号を生成し、マイク120からの出力信号と生成した打消し信号とを合成して、スピーカ118から出力される音声から騒音を低減するものである。ノイズキャンセリングシステム112からの出力信号は第1のアンプ114に入力される。ノイズキャンセリングシステム112で生成する打消し信号については後に詳述する。
第1のアンプ114は、ノイズキャンセリングシステム112からの出力信号を入力し、任意の増幅量で増幅して出力するものである。第1のアンプ114で増幅する増幅量はスピーカ118の特性に応じて任意に設定が可能な設計事項であり、本発明においては特定の増幅量に限定されるものではない。第1のアンプ114で増幅された信号はスピーカ118に入力される。
スピーカ118は、第1のアンプ114からの信号が入力されると、入力された信号に基づいて内蔵の振動板(図示せず)を振動させ、振動板を振動させることによって音声を出力するものである。マイク120は、本発明の收音部の一例である。マイク120は、スピーカ118から出力される音声および話者1の口から発せられる音声を收音し、收音した音声を音声データに変換して、変換した音声データを第2のアンプ122に入力するものである。
第2のアンプ122は、マイク120で收音された音声データを入力して、任意の増幅量で増幅して出力するものである。第2のアンプ122で増幅する増幅量は設計事項であり、特定の増幅量に限定されるものではない。第2のアンプ122で増幅された信号はエコーキャンセラ110およびノイズキャンセリングシステム112に入力される。
以上、図2を用いて本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10の構成について説明した。次に、本発明の第1の実施形態にかかるノイズキャンセリングシステム112の構成について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態にかかるノイズキャンセリングシステム112の構成について説明する説明図である。以下、図3を用いて本発明の第1の実施形態にかかるノイズキャンセリングシステム112の構成について説明する。
図3に示したように、本発明の第1の実施形態にかかるノイズキャンセリングシステム112は、第1のフィルタ124と、第2のフィルタ126と、スイッチ128と、を含んで構成される。
第1のフィルタ124および第2のフィルタ126は、マイク120で收音され、第2のアンプ122で増幅された音声データに対して、騒音を打ち消すために、音声データとは逆の位相を有する打消し信号を生成して出力するものである。ここで、第1のフィルタ124と第2のフィルタ126との違いは、第1のフィルタ124が全ての周波数帯域に対して打消し信号を生成するのに対し、第2のフィルタ126は人間が発する音声以外の周波数帯域に対して打消し信号を生成するところにある。
図4は、騒音を低減するノイズキャンセリングシステムの概要について説明する説明図である。図4の(a)は騒音源から発せられる騒音の周波数特性を模式的に表すものである。このような騒音が騒音源から発せられている場合には、騒音を打ち消すために、図4の(b)に示すような、騒音とは逆の位相を有する信号を生成する。そして、図4の(a)に示した波形と(b)に示した波形とを空間上で合成することによって、図4の(c)のように平坦な波形を得ることが可能になり、騒音を打ち消すことができる。
第1のフィルタ124と第2のフィルタ126との切り換えは、スイッチ128によって行われる。そして、スイッチ128の切り換えは図2に示した通話検知部106からの出力信号によって行われる。通常は、スイッチ128は騒音を打ち消すために第1のフィルタ124側に接続されており、マイク120が騒音を收音すると、第1のフィルタ124には騒音が含まれる音声データが入力され、第1のフィルタ124は騒音を打ち消すための逆位相の信号を生成して出力する。
ここで、通話検知部106が通話の開始を検知すると、通話検知部106からスイッチ128に信号が送られる。通話検知部106からの信号を受けたスイッチ128は、第1のフィルタ124から第2のフィルタ126に接続を切り換える。この状態で、マイク120が騒音を收音すると、第2のフィルタ126には騒音が含まれる音声データが入力され、第2のフィルタ126は音声以外の周波数帯域に対して、騒音を打ち消すための打消し信号を生成して出力する。
このように、音響再生装置10同士で通話が開始されると、打消し信号を出力するフィルタを切り換えることで、音声帯域が打ち消されてしまって、騒音だけでなく通話相手の声も小さくなり、通話がし難くなる現象を防ぐことができる。
以上、図3を用いて本発明の第1の実施形態にかかるノイズキャンセリングシステム112の構成について説明した。次に、本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10を用いた音響再生方法について説明する。
図5および図6は、本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10を用いた音響再生方法について説明する流れ図である。以下、図5および図6を用いて本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10を用いた音響再生方法について説明する。
図5は、音響再生装置10同士で通話が開始され、通話相手から最初に音声データが到達した場合の流れについて説明する流れ図である。音響再生装置10同士で通話が始まると、アンテナ102に電波に乗って音声データが到達する(ステップS102)。アンテナ102で電波を受信すると、無線通信部104で受信した電波の復号処理を行って、音声データを取り出す(ステップS104)。上述したように、無線通信部104で行う電波の復号処理は、音響再生装置10の間の通信プロトコルに依存するものであり、特定の復号処理に限定されるものではなく、任意に決定できる設計事項である。
音声データを取り出すと、通話の開始を通話検知部106が検知する(ステップS106)。通話の開始を検知した通話検知部106は、ノイズキャンセリングシステム112に対して通話の開始を通知する(ステップS108)。上述したように、ノイズキャンセリングシステム112は通話検知部106から通話開始通知を受信すると、フィルタを第2のフィルタに切り換えて、人間が発する音声以外の周波数帯域に対して打消し信号を生成する。そして、通話検知部106による通話開始通知と並行して、イコライザ108aで受信した音声データのイコライザ処理を行う(ステップS110)。
図7は、本発明の第1の実施形態にかかるイコライザ処理の概要について説明する説明図である。図7の(a)はイコライザ処理を行う前の波形を模式的に表したものであり、図7の(b)は、イコライザ処理を行った後の波形を模式的に表したものである。
符号132は、他の音響再生装置10から送信された音声データの波形を示すものである。本実施形態においては、ノイズキャンセリングシステム112で騒音の除去を行う。従って、符号132で示された波形から騒音が除去された形で話者1の耳に届くことになる。しかし、騒音が除去されることで、話者1の耳に本来ならば聴こえて欲しい1kHz程度までの周波数帯域において、符号134に示す波形のように、音が小さくなって話者1の耳に届いてしまうおそれがある。
そこで、図7の(b)に示すように、ノイズキャンセリングシステム112に音声データを入力する前に、予め符号136に示すような波形となるように、イコライザ108aにおいてイコライザ処理を行う。このようにイコライザ処理を行うことで、ノイズキャンセリングシステム112によって騒音が除去されたとしても、話者1の耳に聴こえて欲しい音の波形をある程度保つことができる。
イコライザ108aは、受信した音声データのイコライザ処理を行うと、イコライザ処理を施した音声データをエコーキャンセラ110に入力する。エコーキャンセラ110では、入力された音声データにエコー信号が含まれているかどうかを判断し、エコー信号が含まれていたならば、当該エコー信号を記憶し、記憶したエコー信号から、当該エコー信号を減衰させて当該エコー信号が送信側に戻ることを防止する擬似エコー信号を生成する(ステップS112)。
一方で、騒音源からの騒音がマイク120に入力されると(ステップS114)、第2のアンプ122でマイクに入力された騒音の増幅処理が行われ(ステップS116)、増幅された騒音はノイズキャンセリングシステム112に入力される。
エコーキャンセラ110で疑似エコー信号が生成されると、音声データはエコーキャンセラ110からノイズキャンセリングシステム112に入力される。ノイズキャンセリングシステム112では、マイク120で入力された騒音源からの騒音を打ち消すためのノイズキャンセリング処理が行われる(ステップS118)。ノイズキャンセリングシステム112におけるノイズキャンセリング処理は、上述のように騒音とは逆の位相を有する打消し信号を生成し、入力された音声データと打消し信号とを足し合わせて出力する。
そして、ノイズキャンセリングシステム112で行われるノイズキャンセリング処理は、通話検知部106からの通話開始通知により、音声データの全帯域ではなく、音声以外の周波数帯域に絞って行ってもよい。このように音声以外の周波数帯域に絞ってノイズキャンセリング処理を行うことにより、騒音源からの騒音だけでなく、話者1自身が発する声および通話相手の声も打ち消されてしまうことを防ぐことができ、その結果、自分の声が遠く感じる現象を防ぎつつ、円滑な通話を行うことができる。
ノイズキャンセリングシステム112でノイズキャンセリング処理が行われると、ノイズキャンセリングシステム112からの出力信号を第1のアンプ114に入力し、第1のアンプ114で増幅処理を行う(ステップS120)。第1のアンプ114での増幅量は、上述したようにスピーカ118の特性に応じて変更が可能な設計事項であり、特定の増幅量に限定されるものではない。
第1のアンプ114で信号の増幅を行うと、信号はスピーカ118に入力され、スピーカ118から音声が出力される(ステップS122)。ここでスピーカ118から出力される信号は、通話相手からの音声データに騒音を打ち消す打消し信号が加算されたものである。従って、スピーカ118から出力される音声によって騒音源からの騒音が打ち消され、話者1の耳には騒音が低減された音が達するため、通話相手との間で円滑な通話を行うことができる。
図6は、通話相手からの音声を聞き取った話者1が、通話相手に応答するために話者1の口から音声を入力し、通話相手に音声を送る場合について説明する流れ図である。通話相手からの音声を聞き取った話者1は、マイク120に音声を入力する(ステップS132)。ここで、マイク120に入力される音声は、話者1の身体内部を伝搬する伝搬音と、話者1の口から直接到達する直接音になる。
マイク120に音声が入力されると、マイク120は入力された音声から信号を生成し、第2のアンプ122に信号を入力する。第2のアンプ122は、マイク120から入力された信号に対して所定量増幅する増幅処理を行う(ステップS134)。上述したように、第2のアンプ122で増幅する増幅量は設計事項であり、特定の増幅量に限定されるものではない。
第2のアンプ122で増幅された音声データ信号は、ノイズキャンセリングシステム112およびエコーキャンセラ110に入力される。エコーキャンセラ110に第2のアンプ122からの音声データ信号が入力されると、入力された音声データ信号と上記ステップS112で生成した擬似エコー信号とを合成して、エコー信号を減衰させるエコーキャンセル処理が行われる(ステップS136)。
エコーキャンセラ110でエコーキャンセル処理が行われると、エコーキャンセル処理を行った後の音声データ信号をイコライザ108bに入力する。イコライザ108bでは、入力された音声データ信号に対してイコライザ処理を行う(ステップS138)。イコライザ108bで行うイコライザ処理は、特性を補償して通話相手が聞き取りやすい音声に変換する処理である。イコライザ108bでイコライザ処理を行う際には、低域周波数部分をカットする処理を併せて行ってもよい。イコライザ108bで人間の声より低い低域周波数部分をカットすることで、騒音源からの騒音のうち、低周波部分の騒音が通話相手に伝わるのを防ぐことができる。
イコライザ108bでのイコライザ処理が終わると、イコライザ処理が施された音声データ信号を無線通信部104に入力する。無線通信部104では、音声データ信号の符号化処理が行われ(ステップS140)、符号化処理が行われた音声データ信号はアンテナ102を介して空気中に放出する(ステップS142)。
一方、ノイズキャンセリングシステム112に第2のアンプ122からの音声データ信号が入力されると、上述のように入力された信号に含まれる騒音源からの騒音を打ち消すための打消し信号を生成するノイズキャンセリング処理が行われる(ステップS144)。ノイズキャンセリング処理が施された音声データは、第1のアンプ114で増幅処理が行われ(ステップS146)、増幅された信号はスピーカ118に入力され、スピーカ118から音声が出力される(ステップS148)。
以上、本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10を用いた音響再生方法について説明した。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、ハウジング116の内部にマイク120を設けて、ハウジング116の内部の騒音をノイズキャンセリングシステム112で低減する。これにより、通話相手からの音声だけでなく、自分の話し声に混在する騒音を低減することで、通話相手のとの会話を円滑に行うことができる。
(第2の実施形態)
本発明の第1の実施形態では、ハウジング116の内部にマイク120を設けることで騒音を低減する音響再生装置10および音響再生方法について説明した。本発明の第2の実施形態では、ハウジングの外部にマイクを設けることで騒音を低減する音響再生装置および音響再生方法について説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態にかかる音響再生装置20の構成について説明する説明図である。以下、図8を用いて本発明の第2の実施形態にかかる音響再生装置20の構成について説明する。
図8に示したように、本発明の第2の実施形態にかかる音響再生装置20は、アンテナ102と、無線通信部104と、通話検知部106と、イコライザ108bと、エコーキャンセラ110と、ノイズキャンセリングシステム112と、第1のアンプ114と、ハウジング216と、第2のアンプ122と、を含んで構成される。
そして、ハウジング216は、スピーカ118と、マイク220と、を含んで構成される。
図8に示した音響再生装置20は、図2に示した音響再生装置10と比較して、イコライザ108aが存在しない点およびマイク220がハウジング216の外部に設けられている点で相違している。従って、以下においてはこれらの相違点を中心に説明する。
図8に示した音響再生装置20は、図2に示した音響再生装置10と比較して、通話相手からの音声データのイコライザ処理を行うイコライザ108aが存在しない。これは、マイク220がハウジング216の外部に設けられている点と関係がある。つまり、第1の実施形態と違い、本実施形態ではマイク220が収録するのは騒音源からの騒音と話者1の口からの声であり、スピーカ118から出力される通話相手からの音声は収録されない。従って、本実施形態にかかる音響再生装置20は、ノイズキャンセリングシステム112でノイズキャンセリング処理を行う際に、通話相手からの音声を打ち消すような打消し信号が生成されないという効果がある。
そして、音響再生装置20は、図2に示した音響再生装置10と比較して、マイク220がハウジング216の外部に設けられている。第1の実施形態では、騒音源からの騒音と通話相手からの音声を共にマイク120で収録し、収録した音をノイズキャンセリングシステム112に入力することで騒音を打ち消す打消し信号を生成していた。一方、本実施形態では騒音源からの騒音をマイク220で収録し、通話相手からの音声はマイク220では収録しない。つまり、予め騒音源からの騒音をマイク220で収録しておき、ノイズキャンセリングシステム112で収録した騒音から打消し信号を生成して通話相手から送られてきた音声データと合成することで、話者1は騒音が低減された音を聴くことができることを特徴としている。
以上、図8を用いて本発明の第2の実施形態にかかる音響再生装置20の構成について説明した。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態によれば、ハウジング216の外部にマイク220を設けて、ハウジング116の内部の騒音をノイズキャンセリングシステム112で低減する。これにより、通話相手からの音声だけでなく、自分の話し声に混在する騒音を低減することで、通話相手のとの会話を円滑に行うことができる。そして、この場合にはイコライザで通話相手からの音声のイコライザ処理を行う必要が無く、通話相手の自然な音声を聴き取ることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、マイクをハウジングの内外のいずれかに設けたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、ハウジングの内外のいずれかに設けられるマイクとは別に、骨伝導用のマイクをさらに設けてもよい。骨伝導用のマイクを設けることで、骨を伝わってくる声帯の振動を音声信号に変換することができる。
また、例えば上記実施形態ではスピーカを1つのみ図示して説明したが、本発明はスピーカが2つであってもよい。スピーカが1つである場合には片耳で通話相手からの音声を聞き取る形になり、スピーカが2つである場合には両耳で通話相手からの音声を聞き取る形になる。
また、上記実施形態にかかる音響再生装置10は、無線によって通話相手と直接音声データのやり取りを行うものであったが、本発明の音響再生装置はかかる例に限定されない。例えば、無線によって基地局を介して通話相手と音声データのやり取りを行うような音響再生装置であっても、本発明を適用可能であることはいうまでもない。
本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10の概要について説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10の構成について説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかるノイズキャンセリングシステム112の構成について説明する説明図である。 騒音を低減するノイズキャンセリングシステムの概要について説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10を用いた音響再生方法について説明する流れ図である。 本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置10を用いた音響再生方法について説明する流れ図である。 本発明の第1の実施形態にかかるイコライザ処理の概要について説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかる音響再生装置20の構成について説明する説明図である。
符号の説明
10、20 音響再生装置
102 アンテナ
104 無線通信部
106 通話検知部
108a、108b イコライザ
110 エコーキャンセラ
112 ノイズキャンセリングシステム
114 第1のアンプ
116、216 ハウジング
118 スピーカ
120、220 マイク
122 第2のアンプ
124 第1のフィルタ
126 第2のフィルタ
128 スイッチ

Claims (9)

  1. 信号の送受信を行う通信部と;
    前記通信部で受信した受信信号に基づいて音響をユーザへ出力する少なくとも1つの音響出力部と;
    前記ユーザが発する音を含んだ音を收音して音声データを生成する收音部と;
    前記通信部で受信した受信信号にエコー信号が含まれていた場合に、前記エコー信号を記憶し、記憶した前記エコー信号を用いて擬似エコー信号を生成するエコーキャンセラ部と;
    前記收音部で收音した前記ユーザが発する音を含んだ音に、騒音源から発せられる騒音が含まれていた場合に、前記音声データを用いて前記騒音を打ち消す打消し信号を生成し、前記エコーキャンセラ部の出力信号と前記打消し信号とを合成して出力する騒音低減部と;
    を含むことを特徴とする、音響再生装置。
  2. 通話の開始を検知する通話検知部をさらに含み、
    前記通話検知部は、通話の開始を検知すると前記騒音低減部に対し所定の信号を出力し、前記騒音低減部は、前記通話検知部からの所定の信号が入力されると帯域を限定して前記打消し信号を生成することを特徴とする、請求項1に記載の音響再生装置。
  3. 前記通信部からの出力信号を入力し、入力した信号の所定の周波数帯域に対してイコライザ処理を施して前記エコーキャンセラ部に出力する第1のイコライザをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の音響再生装置。
  4. 前記エコーキャンセラ部からの出力信号を入力し、入力した信号の低周波数帯域をカットして前記通信部に出力する第2のイコライザをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の音響再生装置。
  5. 前記音響出力部を覆うハウジングをさらに含み、前記收音部は、前記ハウジングの内部に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の音響再生装置。
  6. 前記音響出力部を覆うハウジングをさらに含み、前記收音部は、前記ハウジングの外部に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の音響再生装置。
  7. 骨伝導による骨伝導音を收音する骨伝導音收音部をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の音響再生装置。
  8. 前記音響出力部は1つであることを特徴とする、請求項1に記載の音響再生装置。
  9. 信号の送受信を行う通信ステップと;
    前記通信ステップで受信した受信信号に基づいて音響をユーザへ出力する音響出力ステップと;
    前記通信ステップで受信した受信信号にエコー信号が含まれていた場合に、前記エコー信号を記憶し、前記エコー信号を減衰させて前記エコー信号が送信側に戻ることを防止する擬似エコー信号を記憶した前記エコー信号を用いて生成する擬似エコー信号生成ステップと;
    前記ユーザが発する音を含んだ音を收音して音声データを生成する收音ステップと;
    前記收音ステップで收音した前記ユーザが発する音を含んだ音に、騒音源から発せられる騒音が含まれていた場合に、前記音声データを用いて前記騒音を打ち消す打消し信号を生成する打消し信号生成ステップと;
    を含むことを特徴とする、音響再生方法。
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