JP5034361B2 - 液体収容容器及び液体充填方法 - Google Patents

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Description

本発明は液体収容容器及び液体充填方法に関し、例えば、微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等の液体消費装置に所定の液体を供給する液体収容容器と、該液体収容容器の液体検出部に液体を充填する液体充填方法に関する。
捺染装置やマイクロデスペンサ、さらには超高品質での印刷が求められる商業用記録装置等の液体噴射装置における液体噴射ヘッドは、液体収容容器から被吐出液の供給を受けるが、液体が供給されていない状態で作動させると、いわゆる空打ちとなって噴射ヘッドが損傷を受けるため、これを防止すべく容器の液体残量を監視する必要がある。
そこで、記録装置に例を採ると、液体収容容器であるインクカートリッジ自体にインク残量を検出する為の液体検出部を装備したものが各種提案されている。
この様な液体検出部の具体的な構成としては、特許文献1に記載された発明のように、液体を収容する可撓性袋の相対向する扁平な面の一方に液収容用の凹部を形成するとともに、凹部の外面に圧電振動子を配置し、また他方の面に剛体を配置して、剛体と圧電振動子との間の液量(液の深さ)による振動状態から検出することも提案されている。
特開2004−136670号公報
しかしながら、特許文献1に記載された液体検出部では、比較的高い精度で液残量を検出することができるものの、可撓性袋に収容されたインクの残量を、可撓性袋の変形に追従させて剛体を移動させる関係上、袋の撓みやシワ等に影響を受けて、それにより検出精度が低下する虞があった。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、液体の残量が所定量になったことを検出する機能を備えた液体収容容器と、該液体収容容器の液体検出部に液体を充填する良好な液体充填方法を提供することである。
本発明の上記目的は、加圧手段に加圧されて貯留している液体を液体排出口から排出する液体収容部と、外部の液体消費装置に前記液体を供給するための液体供給口と、前記液体収容部と前記液体供給口との間に介在する液体検出部とを備えた液体収容容器であって、
前記液体検出部は、前記液体収容部の液体排出口に接続される液体流入口と前記液体供給口に接続される液体流出口を備えた液体検出室と、前記液体検出室の液体収容量に応動して移動可能に収容された移動部材と、前記液体検出室の液体収容量が所定以下になると前記移動部材の一面と協働して検出空間を区画形成する凹部と、前記凹部に振動を印加すると共に印加した振動に伴う自由振動状態を検出する圧電型検出手段とを備え、
前記移動部材には、前記凹部と協働して区画形成した前記検出空間を前記液体検出室に連通させる2つの流路が設けられることを特徴とする液体収容容器により達成される。
上記構成によれば、液体検出室における液体収容量が所定以下になると、移動部材が振動作用領域である凹部と協働して検出空間を区画形成するので、圧電型検出手段が検出する自由振動状態の変化が顕著になり、液体検出室における液体収容量が所定レベルに達した時点又は状態を、正確に確実に検出することができる。
更に、液体検出室へ液体を充填する為に、液体消費装置に接続される液体供給口から吸引された場合には、吸引力が移動部材に設けた2つの流路に作用し、この吸引力が作用する経路を遡って液体供給口に液体供給がなされる。
即ち、振動作用領域である凹部にも確実に液体が充填され、凹部に気泡が残存することがないので、気泡の残存による検出精度の低下を防止できる。
尚、上記構成の液体収容容器において、前記2つの流路の一方が、前記液体流出口の近傍まで延設されていることが望ましい。
このような構成によれば、液体検出室へ液体を充填する為に液体供給口を吸引する吸引力が、液体流出口を介して2つの流路の一方に作用し易くなり、一方の流路に連通した凹部にも確実に作用する。
そこで、液体検出室内の液体が、これら2つの流路に連通した凹部を介して吸引され易くなり、凹部に残留する気泡の排除が容易になる。
また、上記構成の液体収容容器において、前記2つの流路の他方が、前記液体流入口の近傍まで延設されていることが望ましい。
このような構成によれば、液体検出室へ液体を充填する為に液体供給口を吸引する吸引力が、2つの流路の他方を介して液体流入口に確実に作用する。
そこで、液体収容部から液体流入口に供給された液体が他方の流路を介して凹部に流れ易くなり、凹部に残留する気泡の排除が容易になる。
更に、上記構成の液体収容容器において、前記2つの流路が、それぞれ前記液体流出口の近傍及び前記液体流入口の近傍まで延設されていることが望ましい。
このような構成によれば、液体検出室へ液体を充填する為に液体供給口を吸引する吸引力が、液体流出口を介して2つの流路の一方に確実に作用すると共に、2つの流路の他方を介して液体流入口に確実に作用する。
そこで、液体収容部内の液体が、これら2つの流路に連通した凹部を介して吸引され易くなり、凹部に残留する気泡の排除が容易になる。
また、上記構成の液体収容容器において、前記液体検出室が、上面に形成された開口部を液体収容量に応じて変形可能なフィルムにより封止して構成され、前記圧電型検出手段が、前記液体検出室の底部に配置されることが望ましい。
このような構成によれば、液体検出室が液体収容量の変化(圧力変化)に対応して容易に変形し、かつ容易に密閉空間として構成でき、簡単な構造でインクの漏れを防止することができる。
更に、上記構成の液体収容容器において、前記移動部材が、前記液体検出室の液体収容量の変化に対応した前記フィルムの変形によって移動することが望ましい。又、上記構成の液体収容容器において、前記移動部材が、前記フィルムに固着されることが望ましい。
このような構成によれば、フィルムの容易な変形により、移動部材を液位や圧力にスムーズに追従させることができる。
更に、上記構成の液体収容容器において、前記移動部材が、前記圧電型検出手段の振動面に対向する領域に、前記振動面に対して略平行となる面を有することが望ましい。
このような構成によれば、液位に応動して容積を変化させる検出空間を容易に形成することができる。
更に、上記構成の液体収容容器において、前記移動部材が、前記圧電型検出手段を配置した方向に付勢手段により付勢されていることが望ましい。又、上記構成の液体収容容器において、前記付勢手段が、弾性部材により構成されていることが望ましい。
このような構成によれば、付勢手段による付勢力を調整することにより、移動部材の一面が凹部と協働して検出空間を区画形成する時期を変更できると共に、検出すべき液体検出室の内圧(残存液量)を容易に設定することができる。
更に、上記構成の液体収容容器において、前記移動部材が前記凹部と協働して検出空間を区画形成する時点を、前記液体収容部の液体が消尽された状態に設定されていることが望ましい。
また、上記構成の液体収容容器において、前記移動部材が前記凹部と協働して検出空間を区画形成する時点を、前記液体収容部の液体が略消尽された状態に設定されていることが望ましい。
このような構成によれば、例えば液体収容容器をインクカートリッジとして使用した場合に、液体検出部の圧電型検出手段を、液体収容部におけるインク残量がゼロになったことを検知するインクエンド検出機構や、もうすぐゼロになる状態を検知するインクニアエンド検出機構として有効に活用することができる。
更に、上記構成の液体収容容器において、前記凹部は2つの開口部を有し、前記移動部材と協働して前記検出空間を区画形成する際に、前記2つの開口部と前記移動部材の2つの流路が連通することが望ましい。
このような構成によれば、液体検出室へ液体を充填する為に、液体消費装置に接続される液体供給口から吸引された場合には、吸引力が移動部材に設けた2つの流路と連通する2つの開口部を有した凹部に確実に作用し、この吸引力が作用する経路を遡って液体供給口に液体供給がなされる。即ち、前記凹部が2つの開口部を有する流路形状とされることで、気泡排出性がより向上する。
更に、上記構成の液体収容容器において、少なくとも前記液体検出室に液体を充填する際の姿勢において、前記凹部の2つの開口部が高低差を有しない場合にも、前記移動部材の2つの流路における前記凹部と接続されない側の2つの開口部が高低差を有するように配置されることが望ましい。
このような構成によれば、圧電型検出手段の電極配置等の理由により、液体検出室に液体を充填する際における凹部の2つの開口部が高低差を有しない水平となってしまうようなレイアウトであっても、移動部材の2つの流路における前記凹部と接続されない側の2つの開口部が高低差を有するように配置されることで、凹部へ液体が充填される際の低い側の前記移動部材の開口部を液体流入口とし、流れ方向を明確にできる。そこで、液体検出室へ液体を充填する際の凹部の気泡排出性を確保できる。
また、本発明の上記目的は、上記構成の液体収容容器の液体検出部に液体を充填する液体充填方法であって、
前記移動部材の2つの流路における前記凹部と接続されない側の2つの開口部に高低差を確保した状態で、前記液体検出部に液体を充填することを特徴とする液体充填方法により達成される。
上記構成の液体充填方法によれば、液体消費装置に接続される液体供給口から液体を吸引して液体検出部へ液体を充填する際、移動部材の前記2つの開口部に高低差があることで、凹部へ液体が充填される際の低い側の移動部材の開口部が液体流入口になり、流れ方向が明確になるので、液体検出部の気泡排出性が向上する。
本発明の液体収容容器によれば、液体検出室における液体収容量が所定以下になると、移動部材が凹部と協働して検出空間を区画形成するので、自由振動状態の変化が顕著になり、液体検出室における液体収容量が所定レベルに達した時点又は状態を、正確に確実に検出することができる。
更に、液体検出室へ液体を充填する為に、液体消費装置に接続される液体供給口から吸引された場合には、吸引力が移動部材に設けた2つの流路に作用し、この吸引力が作用する経路を遡って液体供給口に液体供給がなされる。
即ち、振動作用領域である凹部にも確実に液体が充填され、凹部に気泡が残存することがないので、気泡の残存による検出精度の低下を防止して、高精度な液体収容量の検出が可能となる。
また、本発明の液体充填方法によれば、液体消費装置に接続される液体供給口から吸引して液体検出部へ液体を充填する際、移動部材の前記2つの開口部に高低差があることで、凹部へ液体が充填される際の低い側の移動部材の開口部が液体流入口になり、流れ方向が明確になるので、液体検出部の気泡排出性が向上する。
従って、液体の残量が所定量になったことを検出する機能を備えた液体収容容器と、該液体収容容器の液体検出部に液体を充填する良好な液体充填方法を提供できる。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る液体収容容器を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る液体収容容器の縦断面図であり、非加圧状態の液体収容部から液体供給口を介して液体が吸引される状態を示す。図2は、図1に示した液体収容容器の液体収容部が加圧状態時の縦断面図である。
本第1実施形態の液体収容容器1は、図示しないインクジェット式記録装置(液体消費装置)のカートリッジ装着部に着脱可能に装着されて、記録装置に装備された印字ヘッドにインク(液体)を供給するインクカートリッジである。
この液体収容容器1は、図1に示すように、図示しない加圧手段によって加圧される加圧室3を区画形成した容器本体5と、インクを貯留して加圧室3内に収容されて加圧室3の加圧により貯留しているインクを排出口(液体排出口)7bから排出するインクパック(液体収容部)7と、外部の液体消費装置であるインクジェット式記録装置の印字ヘッドにインクを供給するためのインク供給口(液体供給口)9と、インクパック7とインク供給口9との間に介在してインク残量の検出を行うインク検出部(液体検出部)11とを備えている。
容器本体5は、樹脂によって形成された扁平な直方体状の筐体であり、密閉状態の加圧室3と、この加圧室3に矢印Aで示すように不図示の加圧手段が加圧空気を送給するための加圧気体注入部である加圧口13と、インク検出部11を収容する検出部収容室15と、を備えている。検出部収容室15は、加圧室3に供給される加圧気体の圧力から遮断された領域である。
尚、容器本体5は、加圧室3を密閉状態にできれば、必ずしも一体成形された樹脂部材である必要はない。
インクパック7は、可撓性を有する樹脂フィルム層の上にアルミニウム層が積層形成されたアルミラミネート複層フィルム相互の周縁部を互いに貼り合わせることにより形成した可撓性袋体7aの一端側に、インク検出部11のインク流入口(液体流入口)11aが接続される筒状の排出口7bを接合したものである。このインクパック7は、アルミラミネート複層フィルムを使用したことで、高いガスバリア性を確保している。
インクパック7とインク検出部11は、排出口7bにインク流入口11aを嵌合接続させることで、互いに接続した状態になる。即ち、排出口7bとインク流入口11aとの嵌合を解除することで、互いに分離可能になっている。
なお、排出口7bには、インク流入口11aとの間を気密に接続するためのパッキン17が装備されている。そして、インクパック7には、インク検出部11を接続する前に、予め脱気度の高い状態に調整されたインクが充填される。
インク検出部11は、インクパック7の排出口7bに接続されるインク流入口11aとインク供給口9に接続されるインク流出口(液体流出口)11bとを扁平な直方体状の容器本体5の長手方向(図1中左右方向)に沿って連通させた凹空間19aを有した検出部ケース19と、凹空間19aの開口を封止してセンサ室(液体検出室)21を区画形成した可撓性フィルム23と、凹空間19aの底部に装備された圧力検出部25と、この圧力検出部25に対向して可撓性フィルム23に固着された受圧板(移動部材)127と、この受圧板127と検出部収容室15の上壁との間に圧装されてセンサ室21の容積が縮小する方向に受圧板127及び可撓性フィルム23を弾性付勢する圧縮コイルばね(付勢部材)29と、を備えている。
検出部ケース19は、凹空間19aを区画形成している周壁の一端側に、インク流入口11aが一体形成され、また、このインク流入口11aと対向する周壁に、インク供給口9に連通するインク流出口11bが貫通形成されている。図示していないが、インク供給口9には、インクジェット式記録装置のカートリッジ装着部に装着した際に、カートリッジ装着部に装備されているインク供給針の挿入により流路を開く弁機構が装備される。
インク検出部11における圧力検出部25は、インクパック7からインク供給口9にインクが導出されない時には、圧縮コイルばね29の付勢力で受圧板127が密着した状態に当接する底板31と、該底板31に形成された凹部であるインク誘導路33と、インク誘導路33に振動を印加すると共に、前記振動に伴う自由振動の状態を検出する圧電型センサ(圧電型検出手段)35とを備えたものである。
この圧電型センサ35は、インク誘導路33が受圧板127により覆われているか否かで、異なる自由振動の状態を検出することができる。
そこで、例えばインクジェット式記録装置に設けた制御部は、圧電型センサ35が検出した自由振動の状態に応じて、受圧板127を支持している可撓性フィルム23の変形を検出することで、センサ室21内の圧力を検知できる。
圧縮コイルバネ29の付勢方向は、前述したようにセンサ室21の容積が縮小する方向であると同時に、圧電型センサ35が配置された方向となっている。
底板31に形成された凹部であるインク誘導路33は、2つの開口部33a,33bを有して容器本体5の長手方向に連通形成された流路形状とされており、図1に示すように受圧板127が底板31に密着した状態では、受圧板127の一面127cと協働して検出空間を区画形成すると共に、該受圧板127の後述する第1流路127a及び第2流路127bとこれら開口部33a,33bとが連通する。一方、図2に示すように受圧板127が底板31から離れた状態になると、インク誘導路33は、2つの開口部33a,33bを介してセンサ室21に開放される。受圧板127の一面127cは、圧電型センサ35の振動面に対向する領域において前記振動面に対して略平行となる面である。
インク検出部11は、図2に示すように、加圧室3に供給される加圧空気によるインクパック7の加圧で、インクパック7からセンサ室21にインクが供給されると、それによるセンサ室21内のインク収容量(液面レベル)の変化に相応して、可撓性フィルム23が上方に膨出変形する。この可撓性フィルム23の変形により、センサ室21の隔壁の一部を構成している受圧板127が上方に移動して、受圧板127が底板31から離れる。受圧板127が底板31から離れることにより、インク誘導路33がセンサ室21に開放した状態になると共に、センサ室21を通ってインク供給口9から記録ヘッド側にインクが供給されることになる。
加圧室3が所定の加圧状態になっていても、インクパック7に収容されているインクが低減すると、インクパック7からセンサ室21に供給されるインク量が減少する。それにより、センサ室21内の圧力が減少するため、受圧板127がインク誘導路33を有した底板31に近づいてゆく。
本実施形態では、センサ室21内の圧力の減少によって受圧板127が底板31に密着し、インク誘導路33と協働して検出空間を区画形成する時点を、インクパック7のインクが消尽された状態に設定している。
可撓性フィルム23は、センサ室21に供給されるインクの圧力に応じて受圧板127に変位を付与するダイヤフラムとして機能する。インクの微少な圧力変化を検出可能にして、検出精度を向上させるためには、可撓性フィルム23には十分な可撓性を持たせると良い。
本実施形態の受圧板127には、図1に示すように、インク誘導路33と協働して区画形成した検出空間をセンサ室21に連通させる2つの流路である第1流路127a及び第2流路127bが設けられている。
更に、2つの流路の一方である第2流路127bは、インク流出口11bの近傍まで延設されている。
以上に説明した本実施形態の液体収容容器1では、センサ室21における液体収容量が所定以下になると、受圧板127が底板31に当接し、振動作用領域であるインク誘導路33と協働して検出空間を区画形成するので、圧電型センサ35が検出する自由振動状態の変化が顕著になり、センサ室21における液体収容量が所定レベルに到達した時点又は状態を、正確に確実に検出することができる。
更に、センサ室21へインクを充填する為に、インクジェット式記録装置に接続されるインク供給口9から吸引された場合には、吸引力が受圧板127に形成した第2流路127b、インク誘導路33及び第1流路127aを経て、センサ室21に接続したインクパック7の排出口7bに作用し、この吸引力が作用する経路を遡ってインク供給口9にインク供給がなされる。ここで、本実施形態のインク誘導路33は、2つの開口部33a,33bを有する流路形状とされているので、インク供給口9からの吸引力は、第1流路127a及び第2流路127bと連通する2つの開口部33a,33bを有したインク誘導路33に確実に作用することができ、気泡排出性がより向上している。
即ち、振動作用領域であるインク誘導路33にも確実にインクが充填され、インク誘導路33に気泡が残存することがないので、気泡の残存による検出精度の低下を防止して、高精度なインク収容量の検出が可能となる。
従って、本実施形態の液体収容容器1は、インクの残量が所定量になったことを検出する機能を備えることができる。
ここで参考のために、上記第1流路127a及び第2流路127bを設けていない受圧板27を備えた液体収容容器100を図5及び図6に示す。なお、この液体収容容器100は、受圧板27が第1流路127a及び第2流路127bを設けられていない他は、上記液体収容容器1と同様の構成である。
液体収容容器100の場合、センサ室21へインクを充填する為に、インクジェット式記録装置に接続されるインク供給口9から吸引される時には、図5に示すように、受圧板27が圧縮コイルばね29の付勢力で底板31に密着した状態に当接しており、インク誘導路33は受圧板27により閉塞された状態となっている。
そこで、インク供給口9から吸引を実施しても、液体収容容器100の場合に吸引力はインク誘導路33には作用せず、図6に示すように、インク誘導路33にはインクが充填され難い。その結果、インク誘導路33に残留する気泡が記録ヘッド側に流れて障害を招いたり、或いは、残留する気泡のために圧電型センサ35の検出する自由振動状態が不正になったりして、残量検出の精度低下を招く可能性がある。
なお、本実施形態の液体収容容器1では、受圧板127に形成された第2流路127bがインク流出口11b近傍まで延設されているため、センサ室21にインクを充填するためにインク供給口9から吸引された場合には、吸引力がインク流出口11bを介して第2流路127bに作用し易くなり、第2流路127bに連通したインク誘導路33にも確実に作用する。
そこで、センサ室21内のインクが、これら第1流路127a及び第2流路127bに連通したインク誘導路33を介して吸引され易くなり、インク誘導路33に残留する気泡の排除が容易になる。
更に、本実施形態の液体収容容器1では、センサ室21が、上面に形成された開口部をインク収容容量に応じて変形可能な可撓性フィルム23により封止して構成され、圧電型センサ35が、センサ室21の底部に配置される構成である。
このため、センサ室21が液体収容量の変化(圧力変化)に対応して容易に変形し、かつ容易に密閉空間として構成でき、簡単な構造でインクの漏れを防止することができる。
また、本実施形態の液体収容容器1では、受圧板127が、可撓性フィルム23に固着され、センサ室21の液体収容量の変化に対応した該可撓性フィルム23の変形によって移動する。
そこで、可撓性フィルム23の容易な変形により、受圧板127を液位や圧力にスムーズに追従させることができる。
更に、本実施形態の液体収容容器1では、受圧板127の一面127cが、圧電型センサ35の振動面に対向する領域において前記振動面に対して略平行となる面であるので、液位に応動して容積を変化させる検出空間を容易に形成することができる。
また、本実施形態の液体収容容器1では、受圧板127が、弾性部材により構成された付勢手段である圧縮コイルバネ29によって圧電型センサ35を配置した方向に付勢されている。
そこで、圧縮コイルバネ29の付勢力を調整することにより、受圧板127の一面127cがインク誘導路33と協働して検出空間を区画形成する時期を任意に変更できると共に、検出すべきセンサ室21の内圧(残存液量)を容易に設定することができる。
また、本実施形態の液体収容容器1では、受圧板127がインク誘導路33と協働して検出空間を区画形成する時点を、インクパック7のインクが消尽された状態に設定しているため、上記のようにインクカートリッジとして使用した場合に、インク検出部11の圧電型センサ35を、インクパック7におけるインク残量がゼロになったことを検知するインクエンド検出機構として有効に活用することができる。
図3は、本発明の第2実施形態に係る液体収容容器の縦断面図である。
本第2実施形態の液体収容容器101は、上記第1実施形態の液体収容容器1における受圧板27に換えて受圧板227を用いたものであり、受圧板227以外の構成は上記液体収容容器1と同様の構成であるので、同符号を付して詳細な説明を省略する。
図3に示すように、本第2実施形態の液体収容容器101における受圧板227には、インク誘導路33と協働して区画形成した検出空間をセンサ室21に連通させる2つの流路である第1流路227a及び第2流路227bが設けられている。
更に、2つの流路の他方である第1流路227aは、インク流入口11aの近傍まで延設されている。
そこで、本第2実施形態の液体収容容器101では、センサ室21へインクを充填する為に、インクジェット式記録装置に接続されるインク供給口9から吸引された場合には、吸引力が第1流路227aを介してインク流入口11aに確実に作用する。
そこで、インクパック7からインク流入口11aに供給されたインクが第1流路227aを介してインク誘導路33に流れ易くなり、インク誘導路33に残留する気泡の排除が容易になる。
図4は、本発明の第3実施形態に係る液体収容容器の縦断面図である。
本第3実施形態の液体収容容器102は、上記第1実施形態の液体収容容器1における受圧板27に換えて受圧板327を用いたものであり、受圧板327以外の構成は上記液体収容容器1と同様の構成であるので、同符号を付して詳細な説明を省略する。
図4に示すように、本第3実施形態の液体収容容器102における受圧板327には、インク誘導路33と協働して区画形成した検出空間をセンサ室21に連通させる2つの流路である第1流路327a及び第2流路327bが設けられている。
更に、2つの流路である第1流路327a及び第2流路327bは、それぞれインク流入口11a及びインク流出口11bの近傍まで延設されている。
そこで、本第3実施形態の液体収容容器102では、センサ室21へインクを充填する為に、インクジェット式記録装置に接続されるインク供給口9から吸引された場合には、吸引力がインク流出口11bを介して第2流路327bに確実に作用すると共に、第1流路327aを介してインク流入口11aに確実に作用する。
そこで、インクパック7内のインクが、これら第1流路327a及び第2流路327bに連通したインク誘導路33を介して吸引され易くなり、インク誘導路33に残留する気泡の排除が容易になる。
更に、本発明のインク充填方法(液体充填方法)により液体収容容器102のインク検出部11にインクを充填する際には、例えば図7に示すように、液体収容容器102の長手方向端のインク供給口9側を持ち上げて液体収容容器102を傾斜させ、受圧板327の第1流路327a及び第2流路327bにおけるインク誘導路33と接続されない側の2つの開口部であるインク流入口側開口327dとインク流出口側開口327eとに高低差hを確保した状態とする。
即ち、インクジェット式記録装置に接続されるインク供給口9を吸引してインクパック7からインク検出部11へインクを充填する際には、インク供給口9近傍のインク流出口側開口327eが排出口7b近傍のインク流入口側開口327dより高くなった状態とする。
すると、インク誘導路33へインクが充填される際の低い側の受圧板327のインク流入口側開口327dがインク流入口になり、流れ方向が明確になるので、液体収容容器102を水平にした状態でインクを充填した場合に比べて、インク検出部11の気泡排出性が向上する。
なお、本発明のインク充填方法においては、インクを充填する際に、インク供給口9近傍のインク流出口側開口327eが、排出口7b近傍のインク流入口側開口327dより高ければ良いので、インク供給口9側が上方を向くように液体収容容器102を垂直に立てた状態で、インク検出部11のインク充填を行っても良い。
図8は、本発明の第4実施形態に係る液体収容容器の水平断面図である。
本第4実施形態の液体収容容器401は、上記第3実施形態の液体収容容器102におけるインク検出部11に換えてインク検出部411を用いたものであり、インク検出部411の配置が異なる以外の構成は上記液体収容容器102と同様の構成であるので、同符号を付して詳細な説明を省略する。
図8に示すように、本第4実施形態の液体収容容器401におけるインク検出部411は、インクパック407の排出口407bに接続されるインク流入口(液体流入口)411aとインク供給口409に接続されるインク流出口(液体流出口)411bとを扁平な直方体状の容器本体405の短手方向(図8中上下方向)に沿って連通させた凹空間419aを有する検出部ケース419と、凹空間419aの開口を封止してセンサ室21を区画形成した可撓性フィルム23と、凹空間419aの底部に装備された圧力検出部25と、この圧力検出部25に対向して可撓性フィルム23に固着された受圧板327と、この受圧板327と検出部収容室415の前壁との間に圧装されてセンサ室21の容積が縮小する方向に受圧板327及び可撓性フィルム23を弾性付勢する圧縮コイルばね29と、を備えている。
検出部ケース419は、凹空間419aを区画形成している周壁の一端側に、L字状のインク流入口411aが一体形成され、また、このインク流入口411aと対向する周壁に、インク供給口409に連通するL字状のインク流出口411bが貫通形成されている。そこで、インクパック407の排出口407bからセンサ室21に流入したインクは、インク流出口411bを経て、容器本体405の短手方向にオフセットして開口されたインク供給口409から記録ヘッド側に供給される。
容器本体405は、密閉状態の加圧室403と、この加圧室403に矢印Aで示すように不図示の加圧手段が加圧空気を送給するための加圧気体注入部である加圧口413と、インク検出部411を収容する検出部収容室415と、を備えている。検出部収容室415は、加圧室403に供給される加圧気体の圧力から遮断された領域である。
即ち、本第4実施形態の液体収容容器401のインク検出部411にインクを充填する際には、図8に示すように、容器本体405の短手方向が垂直になるように立てた状態とすることで、受圧板327の第1流路327a及び第2流路327bにおけるインク誘導路33と接続されない側の2つの開口部であるインク流入口側開口327dとインク流出口側開口327eとに高低差hを確保した状態とすることができる。
即ち、インクジェット式記録装置に接続されるインク供給口409を吸引してインクパック407からインク検出部411へインクを充填する際には、インク供給口409近傍のインク流出口側開口327eが排出口407b近傍のインク流入口側開口327dより高くなった状態となる。
すると、インク誘導路33へインクが充填される際の低い側の受圧板327のインク流入口側開口327dがインク流入口になり、流れ方向が明確になる。また、センサ室21内の気泡も、浮力により上方のインク流出口側開口327deに移動する。そこで、インク検出部411の気泡排出性が向上する。
図9は、本発明の第5実施形態に係る液体収容容器の縦断面、図10は図9に示したインク検出部を説明する平面図及び断面図である。なお、本第5実施形態に係る液体収容容器501は、インク検出部511以外の構成は上記第3実施形態の液体収容容器102と同様の構成であるので、同符号を付して詳細な説明を省略する。
図9に示すように、本第5実施形態に係るインク検出部511は、インクパック7の排出口7bに接続されるインク流入口(液体流入口)511aとインク供給口9に接続されるインク流出口(液体流出口)511bとを連通させた凹空間519aを有する検出部ケース519と、凹空間519aの開口を封止してセンサ室21を区画形成した可撓性フィルム23と、凹空間519aの底部に装備された圧力検出部525と、この圧力検出部525に対向して可撓性フィルム23に固着された受圧板(移動部材)527と、この受圧板527と検出部収容室15の上壁との間に圧装されてセンサ室21の容積が縮小する方向に受圧板527及び可撓性フィルム23を弾性付勢する圧縮コイルばね29と、を備えている。
圧力検出部525の底板531に形成された凹部であるインク誘導路533は、2つの開口部533a,533bを有する流路形状とされており、受圧板527が底板531に密着した状態では、受圧板527の一面527cと協働して検出空間を区画形成すると共に、該受圧板527の後述する第1流路527a及び第2流路527bとこれら開口部533a,533bとが連通する。一方、受圧板527が底板531から離れた状態になると、インク誘導路533は、2つの開口部533a,533bを介してセンサ室21に開放される。受圧板527の一面527cは、圧電型センサ535の振動面に対向する領域において前記振動面に対して略平行となる面である。
図10に示すように、本第5実施形態の液体収容容器501における受圧板527には、インク誘導路533と協働して区画形成した検出空間をセンサ室21に連通させる2つの流路である第1流路527a及び第2流路527bが設けられている。
更に、2つの流路である第1流路327a及び第2流路327bは、それぞれインク流入口511a及びインク流出口511bの近傍まで延設されている。
そして、本実施形態の圧力検出部525の底板531に形成されたインク誘導路533は、圧電型センサ535の電極配置の都合により、図10に示すように、扁平な直方体状の容器本体5の短手方向に沿って連通形成された流路形状とされている。
そして、本発明のインク充填方法に基づいて液体収容容器501のインク検出部511にインクを充填する際には、液体収容容器501の長手方向端のインク供給口9側を矢印B方向に持ち上げて液体収容容器501を傾斜させても、インク誘導路533の2つの開口部533a,533bが高低差を有しない水平となってしまうが、受圧板527の第1流路527a及び第2流路527bにおけるインク誘導路533と接続されない側の2つの開口部であるインク流入口側開口527dとインク流出口側開口527eとは、高低差を確保した状態とすることができる。
即ち、インクジェット式記録装置に接続されるインク供給口9を吸引してインクパック7からインク検出部511へインクを充填する際には、インク供給口9近傍のインク流出口側開口527eが排出口7b近傍のインク流入口側開口527dより高くなった状態となる。
そこで、インク誘導路533へインクが充填される際の低い側の受圧板527のインク流入口側開口527dが液体流入口となって、流れ方向が明確になるので、水平となっているインク誘導路533の気泡排出性を確保できる。
なお、上記各実施形態では、可撓性フィルム23及び受圧板127(227,327)を圧電型センサ35側に付勢する付勢手段として圧縮コイルばね29を使用した。
しかしながら、圧縮コイルばね29の代わりに、ゴムその他の弾性部材により構成される付勢手段を使用するようにしても良い。
さらに、上記各実施形態では、受圧板127(227,327)がインク誘導路33と協働して検出空間を区画形成する時点を、インクパック7のインクが完全に消尽された状態に設定して、圧電型センサ35をインクパック7におけるインク残量がゼロになったことを検知するインクエンド検出機構として機能させるようにした。
しかしながら、受圧板127(227,327)がインク誘導路33と協働して検出空間を区画形成する時点を、インクパック7のインクが略消尽された状態(所定の小量が残っている状態)に設定すれば、圧電型センサ35をインクパック7におけるインク残量がもうすぐゼロになる状態を検知するインクニアエンド検出機構として活用することもできる。
また、本発明の液体収容容器において、移動部材の一面と協働して検出空間を区画形成すると共に圧力検出部が振動を作用させる振動作用領域である凹部は、上記各実施形態に示したような2つの開口部33a,33bを有するインク誘導路33に限らない。本発明に係る凹部は、管状の通路ではなく、底板31の上面に開放する単純な切欠き部状に形成するようにしても良い。
また、本発明の液体収容容器の用途は、インクジェット記録装置のインクカートリッジに限らない。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体消費装置に流用可能である。
液体消費装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレー等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレー、面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置、捺染装置やマイクロデスペンサ等が挙げられる。
本発明の第1実施形態に係る液体収容容器の縦断面図であり、非加圧状態の液体収容部から液体供給口を介して液体が吸引される状態を示す。 図1に示した液体収容容器の液体収容部が加圧状態時の縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液体収容容器の縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る液体収容容器の縦断面図である。 本発明に係る液体収容容器の受圧板から第1流路及び第2流路を削除した比較例としての液体収容容器の縦断面図である。 図5に示した液体収容容器の拡大断面図であり、非加圧状態の液体収容部から液体供給口を介して液体が吸引される状態を示す。 図4に示した液体収容容器の液体検出部に液体を充填する際の液体充填方法を説明するための縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る液体収容容器の水平断面図である。 本発明の第5実施形態に係る液体収容容器の縦断面図である。 図9に示した液体収容容器の液体検出部を説明する上面図及び断面図である。
符号の説明
1…液体収容容器、3…加圧室、5…容器本体、7…インクパック(液体収容部)、7a…可撓性袋体、7b…排出口(液体排出口)、9…インク供給口(液体供給口)、11…インク検出部(液体検出部)、11a…インク流入口(液体流入口)、11b…インク流出口(液体流出口)、13…加圧口、15…検出部収容室、19…検出部ケース、19a…凹空間、21…センサ室(液体検出室)、23…可撓性フィルム、25…圧力検出部、29…圧縮コイルバネ(付勢手段)、31…底板、33…インク誘導路(凹部)、35…圧電型センサ(圧電型検出手段)、127…受圧板(移動部材)、127a…第1流路、127b…第2流路

Claims (5)

  1. 内部に貯留された液体を排出するための液体排出口を備えた液体収容部と、外部の液体消費装置に前記液体を供給するための液体供給口と、前記液体収容部と前記液体供給口との間に介在する液体検出部とを備えた液体収容容器であって、
    前記液体検出部は、前記液体収容部の液体排出口に接続される液体流入口と前記液体供給口に接続される液体流出口を備えた液体検出室と、前記液体検出室の液体収容量に応動して移動可能に収容された移動部材と、前記液体検出室の液体収容量が所定以下になると前記移動部材の一面と協働して検出空間を区画形成する凹部と、前記凹部に印加された振動に伴う自由振動状態を検出するために設けられた圧電型検出手段とを備え、
    前記移動部材には、前記凹部と協働して区画形成した前記検出空間を前記液体検出室に連通させる2つの流路が設けられることを特徴とする液体収容容器。
  2. 前記2つの流路の一方が、前記液体流出口の近傍まで延設されていることを特徴とする請求項1に記載の液体収容容器。
  3. 前記2つの流路の他方が、前記液体流入口の近傍まで延設されていることを特徴とする請求項1に記載の液体収容容器。
  4. 前記2つの流路が、それぞれ前記液体流出口の近傍及び前記液体流入口の近傍まで延設されていることを特徴とする請求項1に記載の液体収容容器。
  5. 請求項1に記載した液体収容容器の液体検出部に液体を充填する液体充填方法であって、
    前記移動部材の2つの流路における前記凹部と接続されない側の2つの開口部に高低差を確保した状態で、前記液体検出部に液体を充填することを特徴とする液体充填方法。
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