JP5033185B2 - 食器前洗い用給水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、業務用厨房において食器洗浄を行うに当たり、その前処理として食器の前洗いを行うための食器前洗い用給水装置に関するものである。
従来から、業務用厨房において用いられる業務用の食器洗浄装置が、例えば、日本特許公開公報(特開2001−238842号公報)により知られている。この食器洗浄装置は、汚れた食器の前洗いを行うための食器前洗い部と、前洗い部で前洗いされた食器を洗浄する食器本洗浄部とを備えている。前洗い部は、汚れた食器を置くための台と、汚れた食器の前洗いを行うための前洗い用シンクと、前洗い用シンクに上方から給水(又は給湯)する給水装置とを備えている。上記従来の給水装置は、給水、給水停止を手動で行う手動開閉弁が設けてあり、汚れた食器の前洗いに当たっては、作業者が手動開閉弁を手で操作して給水口から給水して前洗い用シンクに水張りをし、このように前洗い用シンクに水張りをした状態で、汚れた食器を前洗い作業をする毎に、手動開閉弁を操作して給水口から水を垂れ流ししながら、手洗いにより汚れた食器に付着した油分、ソース、卵の黄身等の残滓を落とす前洗いをしている。
ところで、ホテル、旅館、レストラン等の業務用の厨房における食器の前洗い作業においては、大別して中華料理、西洋料理、日本料理に使用した3種類の汚れた食器が発生する。ここで、上記3種類の汚れた食器のうち、一般的には中華料理に使用した食器や西洋料理に使用した食器は油分やソースが付着しているため、前洗いにおいて残滓を落とすのに手間がかかり、これに対して日本料理に使用した食器は中華料理や西洋料理に使用した食器に比べて残滓を落とすのが簡単である。
しかしながら、一般に食器の前洗い作業に当たっては、前洗いする食器が上記中華料理、西洋料理、日本料理のどれに使用したか、あるいは、汚れ状態に関係なく、前洗い用シンクの上方に配置した給水口から水又は湯(以下、単に水と称する)を垂れ流ししながら、手洗いにより食器の前洗いをおこなっているのが現状である。
したがって、このような従来例においては以下に示すような問題点がある。
a.手動開閉弁を手で操作して前洗い用シンクに水張りをするので、前洗い用シンクが満水になるのを目で確認して手動開閉弁を閉じる操作が必要となり、操作が面倒であるばかりでなく、前洗い用シンクが満水になったのを気づかず、オーバーフローして水を無駄に使用してしまう。
b.食器の前洗いをする際、給水口から水を垂れ流しにしたまま食器の前洗いを行うので、食器の前洗い作業を連続して行っている時に作業を一次中断したり、あるいは、食器の前洗い作業中に、ある食器の前洗い完了から次の食器の前洗いを開始するまでに時間がある場合であっても、その間中ずっと給水口から水を垂れ流し続け、水を無駄に使用してしまう。
c.食器の前洗いをする際、前洗いする食器が中華料理、西洋料理、日本料理のどれに使用したか、あるいは汚れ状態に関係なく、前洗い用シンクの上方に配置した給水口から水を垂れ流して行うため、汚れ状態に応じた効果的な前洗いができず、特に、日本料理に使用した食器のように、中華料理や西洋料理に使用した食器に比べると油分、ソース等の付着が少なく、残滓が比較的取れ易いものの場合も、前洗いに当たって必要以上に水を使用してしまう。
d.作業者が自分自身の水の使用状態を把握せずに作業を行っているため、節水、省エネルギーに対しての動機付けがなく、また、作業効率、エネルギー効率が悪い。
e.業務用厨房の管理者は、前洗い作業における一日当たりの一定時間毎の水の使用量が確認できず、したがって、その時々の使用量が適正であるか否かという管理ができず、結果的に、水の使用量が多くなる。
f.作業者が給水装置をマニュアル操作で操作しているため、作業者への負担が大きく、給水装置への接触回数が多くなって不衛生である。
上記の結果、従来にあっては、水の使用量が多く、更に、洗浄作業であるので、湯の使用比が高く、給湯加熱用燃料の消費量が多くなり、地球温暖化ガスの排出量が多くなるという問題があり、また、食器の前洗いのためのコストも高くなり、作業者による給水装置の操作も面倒で、衛生的でないという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、食器の前洗い作業における水の給水目的に対応して給水モードを選択することで、前洗いシンクへの適切な水張りができると共に、不必要な水の垂れ流しを防止しながら食器の汚れ状態に対応した適切な前洗いのための給水ができて、節水、省エネルギーを図ることができ、また、作業者自身に水の使用状態を把握させることができると共に、食器前洗い用給水装置を導入したことによる節水効果を、食器前洗い用給水装置を導入する前の水の使用量と、食器前洗い用給水装置を導入した場合における水使用の目標値との比較により一目で認識させることができて、現在の水の使用量が適切か否かという節水、省エネルギーのための強い動機付けを与えることができ、更に、業務用厨房の管理者は、食器の前洗い作業における一日当たりの一定時間毎の水の使用量が適正であるか否か、あるいは、どの程度節水されているかということを知ることができ、水の使用量の管理を適切に行うことができ、食器の前洗いのコストダウンを図ることができる食器前洗い用給水装置を提供することを課題とするものである。
本発明に係る食器前洗い用給水装置は、汚れた食器を前洗いするために前洗い用シンクに上方から給水する給水口と、給水口への給水及び停水を行うための電磁弁と、給水口の下方に被検知物が存在することを検知する検知センサとを備えている。食器前洗い用給水装置における給水モードとしては、給水口の下方に被検知物が存在することを検知センサで検知した場合に自動的に電磁弁を開いて給水口から給水し且つ検知センサで給水口の下方に被検知物の存在を検知しない場合に自動的に電磁弁を閉にして給水を停止するセンサ自動給・停止モードと、電磁弁を開いて給水口から給水を開始して所定時間経過するか、又は、給水口からの給水が所定量になると自動的に電磁弁を閉じて給水停止をする前洗い用シンクへの自動水張りモードと、電磁弁の開と閉とを交互に間欠的に行って給水口から間欠的に給水する間欠給水モードの3つの給水モードを有している。上記3つの給水モードのうちいずれかの給水モードを選択して設定するためのモード設定手段と、給水口から給水される給水使用量を表示する表示画面とを備えている。表示画面には、上記食器前洗い用給水装置を設置する以前における食器の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の実測値を表示する設置前表示と、上記食器前洗い用給水装置を設置することによる食器の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の目標値を表示する目標値表示と、上記食器前洗い用給水装置を設置した状態での食器の前洗いのための本日における給水の一定時間毎の使用量の変化の実測値を表示する現在使用量表示とが表示される。
このように、3つの給水モードを設け、前洗いシンクへの水張りの際は自動水張りモードに設定することで正確に水はりができ、中華料理や西洋料理に使用した食器や汚れがひどい食器の前洗いの場合は、センサ自動給・停止モードに設定することで、給水口の下方に汚れた食器を位置さて前洗いをしている間中連続して給水して効果的に汚れのひどい食器の前洗いができると共に、前洗い作業を一時中断したり、次の食器の洗浄までに時間がある時はセンサで被検知物(食器)を検知しないので自動的に給水が停止されて、不必要にな水を垂れ流しにすることがなく、また、日本料理に使用した食器や汚れの程度が比較的少ない食器の場合は、間欠給水モードに設定することで、前洗いシンク内に水張りした水で汚れを取り、間欠的に給水される水ですすぎをするといったように、少ない給水量で効果的に前洗いができ、これにより効果的に節水、省エネルギーを図ることができる。
また、表示画面には、食器前洗い用給水装置を設置する以前における食器の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の実測値を表示する設置前表示と、食器前洗い用給水装置を設置することによる食器の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の目標値を表示する目標値表示と、食器前洗い用給水装置を設置した状態の前洗い用シンクにおける食器の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の実測値を表示する現在使用量表示とを表示するので、設置前表示と、現在使用量表示とを見比べることで、本発明の食器前洗い用給水装置を設置する以前の使用量と、現在の使用量との差が一目で判って本発明の食器前洗い用給水装置を設置したことによる節水効果が具体的な節水量として認識でき、また、目標値表示と、現在使用量表示とを見比べることで、現在の使用量が目標値表示に示された目標使用量に達しているか、否かが把握でき、現在の水の使用状態が適切であるか否かを作業者に分からせることができ、また、作業者に対して節水に対する強い動機付けを与えることができ、更に、管理者に対しては、食器の前洗い作業の一日における一定時間毎の水の使用量が適正であるか否か、あるいは、どの程度節水されているかということを知ることができ、水の使用量の管理を適切に行うことができ、食器の前洗いのコストダウンを図ることができる。
また、一日における一定時間毎の給水使用量の変化を示す設置前表示と、目標値表示と、現在使用量表示とが、縦軸又は横軸の一方が使用量で他方が時間となった棒グラフにより表示され、一定時間毎に設置前表示と目標値表示と現在使用量表示とが重なって表示されるように構成することが好ましい。
このように、設置前表示と、目標値表示と、現在使用量表示との一日における一定時間毎の水の使用量の変化が、棒グラフの重なりとして表示されることで、設置前表示と現在使用量表示の差、設置前表示と目標値表示の差、目標値表示と現在使用量表示との差が一目で視認でき、現在の水の使用状態が適切であるか否か、どの程度節水しているかといったことが把握しやすい。
また、操作パネルに、表示画面と、モード設定手段を構成するセンサ自動給・停止モード用の操作部と、自動水張りモード用の操作部と、間欠給水モード用の操作部とを備え、センサ自動給・停止モード用の操作部、自動水張りモード用の操作部、間欠給水モード用の操作部を選択的に操作して給水モード設定を行うことが好ましい。
これにより、自動水張りモード用の操作部を操作することで、前洗い用シンクへの水張りを行うことができ、また、センサ自動給・停止モード用の操作部を操作することで、中華料理や西洋料理に使用した食器や汚れのひどい食器を前洗いするための給水モードにすることができ、また、日本料理に使用した食器や汚れが比較的少ない食器を前洗いするための給水モードにすることができ、しかも、各モードの操作部が別々なので、誤操作することなく目的とする給水モードに設定できる。
また、操作パネルに、自動水張りモードにおける給水量の初期設定を行うための初期設定用操作部を設けることが好ましい。
業務用厨房毎に前洗い用シンクの容量が異なるが、本発明の食器前洗い用給水装置を設置する業務用厨房に設けられる前洗い用シンクに対応して、初期設定用操作部を操作することで、自動水張りモードにおける給水量の初期設定(つまり、前洗い用シンクが満水となる設定)を行うことができ、実際の使用に当たって、自動水張りモードに設定して前洗いシンクに自動水張りをする際、不必要にオーバーフローすることがない。
また、自動水張りモードにおける上記初期設定用操作部による初期設定が最大給水量となり、自動水張りモード運転の際に上記最大給水量と、これよりも少ない給水量とを選択する水張り量選択スイッチを設けることが好ましい。
このような構成とすることで、作業者によっては、あるいは、食器の汚れ状態などによっては、前洗い作業をする際に、前洗い用シンクを満水に水張りした状態で給水口から給水しながら食器の前洗い作業を行う場合と、前洗い用シンクを満水以下の水位に水張りした状態で給水口から給水しながら食器の前洗い作業を行う場合とがあるが、本発明においては水張り量選択スイッチを操作して水張り量を選択して対応することができ、使い勝手が良くなる。
また、操作パネルに、電磁弁の開閉を間欠的に行う間欠給水モードにおける電磁弁の1回毎の開時間を設定する開時間設定用操作部と、間欠給水モードにおける電磁弁の1回毎の閉時間を設定する閉時間設定用操作部とを設けることが好ましい。
間欠給水モードに設定して日本料理に使用した食器や汚れが比較的少ない食器を前洗いするに当たり、開時間設定用操作部と、閉時間設定用操作部をそれぞれ操作して電磁弁の一回毎の開時間と閉時間とを自由に設定でき、厨房毎に間欠給水モードにおける最適の給水ができる。
また、電磁弁を備えた給水管路と電磁弁を備えた給湯管路の各下流側端部を湯水混合装置に接続し、湯水混合装置の下流側を給水口に連通していることが好ましい。
これにより簡単な構成で、上記3つの給水モードを備えて節水効果を上げるようにして汚れた食器の前洗いを行うに当たって、汚れた食器を湯で効果的に前洗いすることができると共に、使用する湯の使用量を少なくすることができ、エネルギーコストを下げることができる。
また、湯水混合装置に給水管路から供給される水と給湯管路から供給される湯との混合割合を手動で調整する湯温調整操作部を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、湯温調整操作部を手動で操作して、上記3つの給湯モードにおいてそれぞれ最適の湯温にして給湯ができ、効果的に食器の前洗いができる。
また、湯水混合装置に手動で給水量の調整を行う給水量調整操作部を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、上記3つの給水モードを備えて節水効果を上げながら汚れた食器の前洗いを行う際に、食器の汚れ状態に応じて更に給水量の調整をおこなうことができ、より効果的に食器の前洗いができる。
本発明の食器前洗い用給水装置を設置した状態の斜視図。 (a)は同上の側面図、(b)は正面図。 同上に用いる操作パネルの正面図。 同上の食器前洗い用給水装置を設置した食器洗浄装置の概略構成図。 同上の食器前洗い用給水装置の制御ブロック図。 同上の食器前洗い用給水装置における自動水張りモードのフロー図。 同上の食器前洗い用給水装置におけるセンサ自動給・停止モードのフロー図。 同上の食器前洗い用給水装置における間欠給水モードのフロー図。
本発明の一実施形態に係る食器前洗い用給水装置を添付図面に基づいて説明する。
図4には業務用厨房に設置される食器洗浄装置1の概略構成図が示してあり、食器洗浄装置1は、汚れた食器2の前洗いを行うための食器前洗い部3と、前洗い部3で手洗いにより前洗いされた食器2を洗浄する食器本洗浄部4とを備えている。
前洗い部3は、汚れた食器2を置くための台5と、台5に隣接して設けた前洗い用シンク7と、汚れた食器2を手洗いにより前洗いするために前洗い用シンク7に給水するための本発明の食器前洗い用給水装置6を備えている。
本発明の食器前洗い用給水装置6は、前洗い用シンク7に給水するための給水機構部8と、給水機構部8からの給水を制御する制御部9及び給水使用量を表示する表示画面10を有する操作パネル11とで構成してある。
給水機構部8は、図1に示すように、前洗い用シンク7に上方から給水する給水口12と、給水口12への給水及び停水を行うための電磁弁14と、給水口12の下方に被検知物が存在することを検知する検知センサ15とを備えたもので、添付図面に示す実施形態では、電磁弁14(14a)を備えた給水管路16と、電磁弁14(14b)を備えた給湯管路18の各下流側端部を湯水混合装置19に接続し、湯水混合装置19の出口側に蛇口菅20を接続し、蛇口菅20の先端の給水口12の近くに上記検知センサ15を備えることで構成してある。また、給水機構部8には流量センサ17が設けてあり、電磁弁14を開にした際の瞬間流量を求めるようになっている。
操作パネル11に設けた制御部9には図5の制御ブロック図に示すように、電磁弁制御部9a、モード切換処理部9b、水張り初期設定処理部9c、水張り量選択処理部9d、間欠時間設定処理部9e、表示処理部9f、登録部9gが設けてある。
制御部9に設けた電磁弁制御部9aは、モード切換処理部9bや水張り初期設定処理部9cや水張り量選択処理部9dや間欠時間設定処理部9eにおける情報に基づいて電磁弁14(14a、14b)の開閉制御を行うものであり、この電磁弁制御部9aによる動作制御モードとしては、給水口12の下方に被検知物が存在することを検知センサ15で検知した場合に自動的に電磁弁14を開いて給水口12から給水し且つ検知センサ15で給水口12の下方に被検知物の存在を検知しない場合に自動的に電磁弁14を閉にして給水を停止するセンサ自動給・停止モードと、電磁弁14を開いて給水口12から給水を開始して給水口12からの給水が所定量(実施形態では電磁弁14の開時間が所定時間)になると自動的に電磁弁14を閉じて給水停止をする前洗い用シンク7への自動水張りモードと、電磁弁14の開と閉とを交互に間欠的に行って給水口12から間欠的に給水する間欠給水モードとの、3つの給水モードがある。
操作パネル11には、図3に示すように、制御部9、表示画面10の他に、上記3つの給水モードを選択していずれかの給水モードに設定するためのモード設定手段21を構成するセンサ自動給・停止モード用の操作部21aと、自動水張りモード用の操作部21bと、間欠給水モード用の操作部21cを備え、これら、3つの操作部21a、21b、21cのいずれかを操作することで、モード切換処理部9bによりいずれか1つの給水モードとなるように処理され、設定された給水モードで電磁弁制御部9aにより電磁弁14(14a、14b)の開閉制御がなされる。
操作パネル11には、更に、自動水張りモードにおける給水量の初期設定を行うための初期設定用操作部22と、初期設定表示部23が設けてあり、初期設定用操作部22を操作することで、水張り初期設定処理部9cにより自動水張りモードにおける給水量の初期設定処理がなされて登録部9gに登録されると共に、初期設定用操作部22により設定した給水量の初期設定量が初期設定表示部23に表示されるようになっている。添付図面に示す実施形態では、自動水張りモードにおける給水量の初期設定に当たっては、給水時間の設定を行うことで、給水時間から給水流量を求めるようにしている。
操作パネル11には、更に、間欠給水モードにおける電磁弁14の1回毎の開時間を設定する開時間設定用操作部24と、開時間表示部25と、間欠給水モードにおける電磁弁14の1回毎の閉時間を設定する閉時間設定用操作部26と、閉時間表示部27とが設けてあり、開時間設定用操作部24や閉時間設定用操作部26を操作することで、間欠時間設定処理部9eにより間欠給水モードにおける電磁弁14の1回毎の開時間や、間欠給水モードにおける電磁弁14の1回毎の閉時間が設定処理がなれて登録部9gに登録されると共に、設定した開時間や閉時間を開時間表示部25や閉時間表示部27に表示する処理がなされる。
操作パネル11には、更に、自動水張りモード運転の際に上記最大給水量(実施形態では給水時間により給水量を求めている)と、これよりも少ない給水量(実施形態では給水時間で給水量を求めているので、短い給水時間)とを選択する水張り量選択スイッチ28と、水張り量選択スイッチ28で設定した給水量を表示する給水量表示部29(実施形態では給水時間で表示している)とを備えている。上記自動水張りモードにおける最大給水量とは上記初期設定用操作部22によって設定した初期設定値(初期設定した給水時間から求めた給水量)のことである。
そして、水張り量選択スイッチ28を操作することで、水張り量選択処理部9dにより自動水張りモード運転の際に上記最大給水量、又はこれよりも少ない給水量を選択処理して、水張りモードにおける電磁弁制御部9aによる電磁弁14の開閉処理がなされ、同時に、給水量表示部29に水張り量選択スイッチ28で設定した給水量を表示する処理がなされる。図3に示す実施形態においては、水張り量選択スイッチ28と自動水張りモード用の操作部21bとが一つのスイッチで兼用してある。すなわち、実施形態においては自動水張りモード用の操作部21bを1回押すと自動水張りモード運転となると共にこの場合の給水量が例えば最大給水量の1/3に設定され、自動水張りモード用の操作部21bを2回押すと自動水張りモード運転となると共にこの場合の給水量が例えば最大給水量の2/3に設定され、自動水張りモード用の操作部21bを3回押すと自動水張りモード運転となると共にこの場合の給水量が最大給水量に設定されるようになっている。
更に操作パネル11には電源スイッチ30が設けてある。
操作パネル11に設けた表示画面10は液晶などのディスプレー表示装置により構成してあり、該表示画面10には、食器前洗い用給水装置6を設置する以前における食器2の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の実測値を表示する設置前表示31と、上記食器前洗い用給水装置6を設置することによる食器2の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の目標値を表示する目標値表示32と、上記食器前洗い用給水装置6を設置した状態での食器2の前洗いのための本日における給水の一定時間毎の使用量の変化の実測値を表示する現在使用量表示33とが表示されるようになっている。
表示画面10にはグラフ表示部が生成形成される。図3に示す実施形態ではグラフ表示部として、縦軸又は横軸の一方が使用量(給水量)で他方が時間となった棒グラフ表示部34が生成表示され、該一つの共通の棒グラフ表示部34に、設置前表示31と、目標値表示32と、現在使用量表示33とが棒グラフとして表示されるようになっている。この場合、図3に示すように一つの共通の棒グラフ表示部34に一定時間毎に設置前表示31と目標値表示32と現在使用量表示33とが重なって表示される。
設置前表示31として表示される食器前洗い用給水装置6を設置する以前における食器2の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の実測値は、実際に、本発明の食器前洗い用給水装置6を設置しようとする特定の業務用厨房における食器の前洗いのために一日における一定時間(例えば1時間)毎の給水の使用量を実測し、この測定を一定期間(例えば5日、あるいは1週間、あるいは10日)行い、一定期間における一定時間毎の測定値の平均値を求めることで、当該業務用厨房に特徴的な食器前洗い用給水装置6を設置する以前における食器2の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の実測値を求めるものであり、このようにして求めたデータを制御部9の登録部9gに入力して登録するようになっている。
上記データが登録部9gに登録されると、該登録されたデータに基づいて表示処理部9fによりグラフ作成処理が行われて、図3のように一つの共通の棒グラフ表示部34に一日における一定時間(例えば1時間)毎の設置前表示31が表示される。
この棒グラフ表示部34に表示された設置前表示31を見ることで、本発明の食器前洗い用給水装置6を設置する以前における食器2の前洗いのための一日における給水の一定時間(例えば1時間)毎の使用量の変化が一目で判ることになる。
目標値表示32として表示される食器前洗い用給水装置6を設置することによる食器2の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の目標値は、上記のようにして求めた食器前洗い用給水装置6を設置する以前における食器2の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の実測値を基準にして求める。
つまり、業務用厨房において、本発明の食器前洗い用給水装置6を設置した場合と、設置しなかった場合との、給水の使用量の違いを実験により求めた結果、本発明の食器前洗い用給水装置6を設置した場合は、設置しない場合に比べて使用量が略58%であったので、本実施形態においては、上記食器前洗い用給水装置6を設置する以前における食器2の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の実測値の58%が目標値となり、これに基づき、表示処理部9fによりグラフ作成処理が行われて、図3のように一つの共通の棒グラフ表示部34に一定時間(例えば1時間)毎の目標値表示32が表示される。
この目標表示32は、一つの共通の棒グラフ表示部34に一定時間(例えば1時間)毎に表示された設置前表示31に重ねて表示されるもので、実施形態では、一定時間(例えば1時間)毎に設置前表示31の58%の位置に太線として表示され、設置前表示31の先端と、太線の目標表示32の差がそれぞれ、一日の一定時間(例えば1時間)毎の節水目標量となる。これにより、例えば、食器前洗い用給水装置6を設置した当該業務用厨房における午前8時から午前9時までの1時間の節水目標量がどのくらいか、あるいは、午後6時から午後7までの1時間の節水目標量がどのくらいかといったことが一目で把握できる。
現在使用量表示33に表示される食器前洗い用給水装置6を設置した状態での食器2の前洗いのための本日における給水の一定時間毎の使用量の変化の実測値は、電磁弁制御部9aによる電磁弁14(14a、14b)の開時間と、電磁弁14(14a、14b)を開にした際の流量センサ17で求めた瞬間流量に基づいて演算が行われて一定時間毎の実測値を求め、表示処理部9fによりグラフ作成処理が行われ、図3のように一つの共通の棒グラフ表示部34に一定時間(例えば1時間)毎の現在使用量表示33が表示される。
この現在使用量表示33は、一つの共通の棒グラフ表示部34に一定時間(例えば1時間)毎に表示された設置前表示31、目標値表示32に重ねて棒グラフとして表示されるもので、一定時間(例えば1時間)毎に表示された設置前表示31の先端と現在使用量表示33の先端との差がそれぞれ、一日の一定時間(例えば1時間)毎の節水量となる。これにより、例えば、食器前洗い用給水装置6を設置した当該業務用厨房における午前8時から午前9時までの1時間の実際の節水量がどのくらいか、あるいは、午後6時から午後7までの1時間の実際の節水量がどのくらいかといったことが一目で把握できる。
また、一定時間(例えば1時間)毎に表示された目標値表示32と現在使用量表示33の先端とを見比べることで、現在使用している給水の使用量が目標とする使用量に対してどのくらい少ないかあるいはどのくらい多いかが一目で把握できるようになっている。
次に、上記のような構成の本発明の食器前洗い用給水装置6を用いた業務用厨房における食器2の前洗い作業について説明する。
本発明の食器前洗い用給水装置6を設置すると、初期設定用操作部22を操作して当該食器前洗い用給水装置6を設置した業務用厨房の前洗い用シンク7に対する水張り水量の初期設定を行う。この場合、初期設定される水張り水量とは当該業務用厨房の前洗い用シンク7が満水となる水量のことであり、この水量は本発明の食器前洗い用給水装置6が設置される業務用厨房の前洗い用シンク7毎に異なる。
上記のようにして水張り水量の初期設定がなされた後、実際に使用されることになる。以下、その使用例を詳細に説明する。
図4に示す実施形態の業務用厨房においては、当日の食器の前洗い作業を行うには、まず、作業者が操作パネル11の電源スイッチ30をオン操作をし、更に、自動水張りモード用の操作部21bを操作して自動水張りモードに設定する。図6には本発明の食器前洗い用給水装置6における自動水張りモードの制御フロー図が示してあり、この制御フロー図の流れにしたがって、電磁弁電磁弁14(14a、14b)の開閉制御がなされて前洗い用シンク7に自動的に水張りがされる。
ここで、添付図面に示す実施形態では、自動水張りモード用の操作部21bが水張り量選択スイッチ28を兼用しているので、自動水張りモード用の操作部21bを1回又は2回又は3回押すことで、初期設定された水張り水量の1/3、又は、2/3、初期設定された水張り水量(満水)の何れかに設定する。これにより、電磁弁14が自動的に開いて給水口12から給水を開始して給水口12からの給水が所定量(実施形態では電磁弁14の開時間が所定時間)になると自動的に電磁弁14(14a、14b)を閉じて給水を停止し、前洗い用シンク7に水張りがなされる(前洗い用シンク7内に満水の1/3又は満水の2/3又は満水の水張りがされる)。
このように、前洗い用シンク7に水張りをして、食器2の前洗いの待機をする。次に、汚れた食器2が発生すると、汚れた食器2はいったん台5に置かれ、この台5に置かれた汚れた食器2を手洗いにより前洗いする。この場合、食器2の汚れ状態に応じて、センサ自動給・停止モード用の操作部21a又は間欠給水モード用の操作部21cのいずれかを操作して、センサ自動給・停止モード又は間欠給水モードのいずれかの給水モードに設定する。
食器2が中華料理や西洋料理に使用して油分やソースの残滓が洗い流し難いものや汚れのひどいものの場合は、センサ自動給・停止モード用の操作部21aを操作してセンサ自動給・停止モードに設定する。図7にはセンサ自動給・停止モードにおける制御フロー図が示してあり、この制御フロー図の流れにしたがって、電磁弁電磁弁14(14a、14b)の開閉制御がなされ、給水口12からの給水、給水停止がなされる。
すなわち、センサ自動給・停止モードに設定すると、検知センサ15により給水口12の下方の一定の領域に被検知物(食器や作業者の手)を検知することで、検知センサ15が食器や作業者の手を検知している間中自動的に電磁弁14(14a、14b)を開いて連続給水を行う。したがって、給水口12の下方の一定領域において食器2の手洗い作業をしている間中給水が継続され、油分やソースの残滓やひどい汚れを確実に前洗いにより洗い流すことができる。
上記汚れのひどい食器2の前洗いに当たっては、食器2の全体又は一部を前洗い用シンク7内に張った水内浸けたり、あるいは、食器2の全体を前洗い用シンク7内に張った水の水面上に出したりしながら給水口12から供給する水により残滓を洗い流し、すすぎを行って前洗いを行うものである。
センサ自動給・停止モードにおける運転中、食器2のすすぎが終わって検知センサ15により給水口12の下方の一定の領域に被検知物を検知しなくなると、つまり、給水口12の下方の一定の領域に食器や作業者の手が存在しなくなると、自動的に電磁弁14(14a、14b)を閉じ、センサ自動給・停止モードにおいて一時的に給水が停止される。その後、検知センサ15が給水口12の下方の一定の領域に被検知物である食器や作業者の手を検知すると、再び、自動的に電磁弁14(14a、14b)を開いて検知センサ15が食器や作業者の手を検知している間中自動的に電磁弁14(14a、14b)を開いて連続給水を行い、汚れのひどい食器2の前洗いを行うことになる。
このように、センサ自動給・停止モードにおいては、給水口12の下方の一定領域において食器2の手洗い作業をしている間中給水が継続されるので、油分やソースの残滓やひどい汚れを確実に前洗いにより洗い流すことができると共に、センサ自動給・停止モードにおいて一時的に食器2の前洗いを中止している間は給水が停止されるので、センサ自動給・停止モードにおける給水の無駄がなくなって、節水することができる。
上記センサ自動給・停止モードを終了するには、センサ自動給・停止モード用の操作部21aをもう一度操作することでセンサ自動給・停止モードがオフになって該モードが終了する。
一方、食器2が日本料理に使用されたものや汚れが比較的少ないものの場合は、間欠給水モード用の操作部21cを操作して間欠給水モードに設定する。図8には間欠給水モードにおける制御フロー図が示してあり、この制御フロー図の流れにしたがって、電磁弁14(14a、14b)の開閉制御がなされ、給水口12からの給水、給水停止がなされる。
すなわち、間欠給水モードに設定すると、電磁弁14(14a、14b)の開と閉が交互に間欠的に行われて、給水口12から間欠的に給水される。したがって、作業者は間欠的な給水を利用した食器2の手洗いと、前洗い用シンク7に張った水に漬けての食器2の手洗いとを併用しながら、食器2の手洗い作業を行って、最後にすすぎを行う。この場合、食器2の汚れが比較的少ないので、給水口12からの給水を連続給水することなく間欠的に給水するものであっても、十分に前洗いを行うことができて、節水をすることができる。
上記間欠給水モード用の操作部21cを終了するには、間欠給水モード用の操作部21cをもう一度操作することで間欠給水モードをオフにして終了することができる。
上記、食器2の前洗いにおけるセンサ自動給・停止モードの際の食器2の手洗い作業や間欠給水モードの際の食器の手洗い作業に当たって、洗剤を適宜使用して手洗いをする。使用する洗剤は作業者がその都度必要に応じて手作業で食器2や洗浄スポンジなどに付けて使用したり、あるいは、洗剤自動供給装置から自動的に供給して使用するようにする。
また、前洗い用シンク7に張った水が汚れてくると、必要に応じて前洗い用シンク7に設けた排水弁(図示せず)を開いて前洗い用シンク7内の汚れた水を排水し、排水後排水弁を閉じて、前述と同様にして自動水張りモード用の操作部21bを操作して前洗い用シンク7に水張りを行い、その後、センサ自動給・停止モード又は間欠給水モードのいずれかを選択して食器2の手洗いによる前洗いを行う。
上記のように、センサ自動給・停止モード又は間欠給水モードを選択して前洗い処理された食器は、食器本洗浄部4に送られて本洗浄される。この食器本洗浄部4においてはコンベアのような自動搬送手段により食器2を搬送しながら、洗剤を使った自動洗浄、自動すすぎを行う。
ところで、本発明においては、上記のようにしてセンサ自動給・停止モード、間欠給水モードを選択して、給水口12から給水しながら食器2の前洗い作業を行うのであるが、これら給水口12からの実際に供給されている本日の給水量を一定時間毎(実施形態では1時間毎)表示画面10に表示することに特徴がある。
すなわち、電源スイッチ30をオン操作をすると、表示画面10の棒グラフ表示部34に設置前表示31と、目標値表示32がなされる。
次に、前述のように給水モードを選択し、設定した給水モードに応じて電磁弁14(14a、14b)の開閉制御をして給水口12から給水しながら食器2の前洗い作業をするのであるが、このときの電磁弁制御部9aにより電磁弁14(14a、14b)の開閉を監視し、開にした際の瞬間流量に基づいて演算が行われて一定時間毎の実測値を求め、棒グラフ表示部34に表示されている設置前表示31、目標値表示32に重ねて現在使用量表示33が一定時間(例えば1時間)毎に表示される。この一定時間毎の表示に当たっては、例えば、電磁弁14が1分開放する毎に現在の時間帯(例えば図3の例では14時から15時)に瞬時流量(例えば10L/min)分グラフが積み上がって表示される。
この現在使用量表示33は本日における電源スイッチ30をオンにしてから現時点までの給水量が一定時間(例えば1時間)毎に表示されるので、本日における食器の前洗いに使用する一定時間毎の水の使用量が、設置前表示31、目標値表示32に対してどの程度の使用量であるかが、作業者が一目で把握でき、設置前表示31と現在使用量表示33との差により本発明の食器前洗い用給水装置6を設置したことによる節水量を把握できる。
また、現在使用量表示33が目標値表示32を下回っていると、前洗い作業が効率よく行なわれて節水効果が上がっていることを作業者に強く意識させ、よりいっそう目標表示32より下回るような効率のよい前洗い作業をしようとする強い意欲を作業者に与えることができる。
また、現在使用量表示33が目標値表示32を上回っていると、現在おこなっている前洗い作業のやり方に改善の余地があることを作業者に強く認識させ、食器2の汚れに応じて選択した給水モードの設定が適切であったか、あるいは、食器2を手洗いする際の作業手順や手洗いに要する時間が適切であったか、といった手洗い作業上の問題点を意識させるという効果がある。
一方、業務用厨房の管理者は、食器2の前洗い作業の一日における一定時間毎の水の使用量が適正であるか否か、あるいは、どの程度節水されているかということを知ることができ、水の使用量の管理を適切に行うことができる。
このように、設置前表示31、目標値表示32、現在使用量表示33の表示をする表示画面10を設けることで、作業者、管理者の双方に対して、本発明の食器前洗い用給水装置6を設置したことによる節水効果をアピールすると共に、節水に対する強い動機付けを与え、食器の前洗い作業の効率化とコストダウンを図ることができる。また、給水モードを選択して選択した給水モードに基づいて自動的に給水するので、作業者が機器に触れて操作する回数を少なくし、衛生的である。
ところで、本発明においては、給水口12から給水するに当たり、給水管路16から供給される水と、給湯管路18から供給される湯とが湯水混合装置19で混合されて給水口12から供給されるようになっている。
湯水混合装置19には水と湯との混合割合を手動で調整する湯温調整操作部19aが設けてあり、湯温調整操作部19aを調整することで、食器2の前洗いの際に給水口12から供給する水(湯)の湯温を調整することができるようになっている。
また、図1に示す実施形態では、湯水混合装置19に混合した混合水の給水量を手動で調整するための給水量調整操作部19bとを設けてある。
図1に示す実施形態においては湯水混合装置19に設けた一つの操作レバーが湯温調整操作部19aと給水量調整操作部19bを兼用しており、操作レバーを手に持って左右方向に回動することで水と湯との混合割合を変えて混合湯温の調整を行い、操作レバーを手に持って上下方向に回動することで湯量の調整、つまり、給水口12からの単位時間当たりの給水量の調整を行うようにしている。もちろん、湯温調整操作部19aと給水量調整操作部19bとが別々の手動の操作部であってもよい。
この給水量調整操作部19bの調整は例えば以下のようにして行う。例えば、自動水張りモードにおいて前洗い用シンク7に水張りするに当たっては短時間で水張りする必要があるので、給水量調整操作部19bを操作して単位時間当たりの給水量を最大(例えば、20L/min)にして給水する。したがって、自動水張りモードにおける給水量の初期設定を、添付図面に示す実施形態のように、初期設定用操作部22を操作して給水時間の設定を行うことで給水量の初期設定をする場合は、給水量調整操作部19bを操作して最大に開放して単位時間当たりの給水量を最大にした状態において給水口12から連続給水して前洗い用シンク7を満水にするまでの給水時間を設定することになる。
したがって、給水量調整操作部19bを設けた実施形態においては、自動水張りモード用の操作部21bを操作して自動水張りモードに設定する際に、給水量調整操作部19bを操作して給水量を最大にし、この状態で前洗い用シンク7に自動的に水張りをするものである。これにより最短時間で前洗い用シンク7に目的とする水量の水張りができる。
一方、センサ自動給・停止モードや間欠給水モードの場合は、給水量調整操作部19bを操作して開放度を調整して、センサ自動給・停止モードや間欠給水モードにおける単位時間当たりの給水量を任意に調整する(例えば、約10L/min)。これにより、食器2の前洗いに当たっての単位時間当たりの最適の給水量で前洗いができて、よりいっそうの節水を図りながら作業性を向上することができる。

Claims (9)

  1. 汚れた食器を前洗いするために前洗い用シンクに上方から給水する給水口と、
    給水口への給水及び停水を行うための電磁弁と、
    給水口の下方に被検知物が存在することを検知する検知センサと、
    給水口の下方に被検知物が存在することを検知センサで検知した場合に自動的に電磁弁を開いて給水口から給水し且つ検知センサで給水口の下方に被検知物の存在を検知しない場合に自動的に電磁弁を閉にして給水を停止するセンサ自動給・停止モードと、電磁弁を開いて給水口から給水を開始して所定時間経過するか、又は、給水口からの給水が所定量になると自動的に電磁弁を閉じて給水停止をする前洗い用シンクへの自動水張りモードと、電磁弁の開と閉とを交互に間欠的に行って給水口から間欠的に給水する間欠給水モードを有し、上記3つの給水モードのうちいずれかの給水モードを選択して設定するためのモード設定手段と、
    給水口から給水される給水使用量を表示する表示画面と、
    を備えた食器前洗い用給水装置であって、
    表示画面に、
    上記食器前洗い用給水装置を設置する以前における食器の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の実測値を表示する設置前表示と、
    上記食器前洗い用給水装置を設置することによる食器の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の目標値を表示する目標値表示と、
    上記食器前洗い用給水装置を設置した状態の前洗い用シンクにおける食器の前洗いのための一日における給水の一定時間毎の使用量の変化の実測値を表示する現在使用量表示と、
    を表示することを特徴とする食器前洗い用給水装置。
  2. 一日における一定時間毎の給水使用量の変化を示す設置前表示と、目標値表示と、現在使用量表示とが、縦軸又は横軸の一方が使用量で他方が時間となった棒グラフにより表示され、一定時間毎に設置前表示と目標値表示と現在使用量表示とが重なって表示されることを特徴とする請求項1記載の食器前洗い用給水装置。
  3. 操作パネルに、表示画面と、モード設定手段を構成するセンサ自動給・停止モード用の操作部と、自動水張りモード用の操作部と、間欠給水モード用の操作部とを備え、センサ自動給・停止モード用の操作部、自動水張りモード用の操作部、間欠給水モード用の操作部を選択的に操作して給水モード設定を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の食器前洗い用給水装置。
  4. 操作パネルに、自動水張りモードにおける給水時間の初期設定または給水量の初期設定を行うための初期設定用操作部を設けて成ることを特徴とする請求項3記載の食器前洗い用給水装置。
  5. 自動水張りモードにおける上記初期設定用操作部による初期設定が最大給水量となり、自動水張りモード運転の際に上記最大給水量と、これよりも少ない給水量とを選択する水張り量選択スイッチを設けて成ることを特徴とする請求項4記載の食器前洗い用給水装置。
  6. 操作パネルに、電磁弁の開閉を間欠的に行う間欠給水モードにおける電磁弁の1回毎の開時間を設定する開時間設定用操作部と、間欠給水モードにおける電磁弁の1回毎の閉時間を設定する閉時間設定用操作部とを設けて成ることを特徴とする請求項3乃至請求項5記載の食器前洗い用給水装置。
  7. 電磁弁を備えた給水管路と電磁弁を備えた給湯管路の各下流側端部を湯水混合装置に接続し、湯水混合装置の下流側を給水口に連通して成ることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の食器前洗い用給水装置。
  8. 湯水混合装置に給水管路から供給される水と給湯管路から供給される湯との混合割合を手動で調整する湯温調整操作部を設けて成ることを特徴とする請求項7記載の食器前洗い用給水装置。
  9. 湯水混合装置に手動で給水量の調整を行う給水量調整操作部を設けて成ることを特徴とする請求項7記載の食器前洗い用給水装置。
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