JP5032271B2 - 記録媒体積載装置、及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

記録媒体積載装置、及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、電子写真式の複写機、プリンタ、ファクシミリや、インクジェットプリンタ等の画像形成装置に関する。特に、記録媒体としての用紙に風を送りながら搬送をする場合に、用紙を円滑に搬送できるように積載された用紙に処理を施す用紙積載装置に関する。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、送風部により用紙に風を送り、用紙積載部に積載された用紙束から一枚ずつ用紙を分離させて、画像形成部、または印字部等に搬送する用紙積載装置が知られている。(例えば、特許文献1又は特許文献2)
また、用紙束に送風を行う前に、積載された用紙束に熱風を吹き付けることにより、用紙を乾燥させ、搬送を円滑に行うことを目的とする給紙装置が知られている。(例えば、特許文献3)
特許第3592275号公報 特開2005−35690号公報 特開2001−48366号公報
近年、用紙積載装置を使用して、画像形成部に用紙を搬送する場合、用紙の多様化に伴い、用紙積載装置にコート紙やアート紙等の特殊な記録媒体を積載することが増加する傾向にある。
一般に、このコート紙やアート紙等の特殊な記録媒体は、その表面が平滑化されており、用紙間の密着性が高いため、普通紙に比べて給紙性が悪く、重送しやすい傾向にある。また、画像形成装置において、用紙は、束状に積載され、用紙束の状態で、長時間に渡り用紙積載装置内に配置された状態になる。特に、用紙積載装置を備えた画像形成装置であるプリンタや複写機等は、オフィス等のスペースの隅や端など、比較的湿度の高い環境に配置される。このため、用紙積載装置内の用紙束は、用紙束全体として、吸湿しやすい状況である。また、これらの用紙束は、一旦吸湿してしまうと、通気性が比較的悪いため、用紙の分離性が非常に悪くなる。
このような吸湿しやすい状況においては、特にコート紙やアート紙等の特殊な記録媒体は、空気中に含まれる水分を吸湿した結果、用紙束の外周部に水分が蓄積された状態となる。そして、外周部の水分が多くなるにつれて、外周部が糊のようになり、用紙間の密着性が高くなってしまう。この結果、用紙束は、用紙束全体として、ブロック状の塊のように形成されてしまう。このように、水分により用紙の密着性が非常に高くなると、用紙束から用紙を一枚ずつ分離搬送することが難しくなる。
図10(a)及び(b)を参照して、上述した従来技術の課題を説明する。図10(a)及び(b)は、用紙搬送方向から見たサイドフェンス108の断面図である。図10(a)に示すように、給紙トレイ102の底板101に用紙束123が積載されている。また、底板101は、不図示の上昇モータにより、矢印Bの方向に上昇させられる。そして、用紙束123には、サイドフェンス108の送風口118から用紙束123が積載された状態で側方から、矢印F方向に風が送られる。図10(b)に示すように、用紙123aと用紙123bの間には、ダクト127からの風が入り込んでいる。しかしながら、用紙123bと用紙123cは、密着しているので、これらの間にはダクト127からの風が入り込んでいない。このため、密着した複数枚の用紙が、給紙ローラに進入して重送を発生させてしまう。そして、重送を発生させてしまうと、搬送不良が検知される結果となり、搬送の高効率化が図れない虞がある。
特許文献1又は特許文献2には、用紙搬送方向側方から風を吹付けることにより、用紙を分離する技術が開示されている。 しかしながら、単に、用紙束に風を吹付けることによっては、高湿度環境下では密着した複数枚の用紙を確実に分離することができず、用紙を複数枚重ねて搬送してしまうという課題がある。
この発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、送風を行う前の効果的な記録媒体の分離を行うことができ、かつ簡易な構成で用紙を適切に搬送することができる、記録媒体積載装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明にかかる記録媒体積載装置は、記録媒体を積載する記録媒体積載装置において、前記記録媒体を積載し、上昇させる板と、前記板によって積載され上昇した前記記録媒体に風を送る送風部と、前記送風部より鉛直方向下方に設けられ、前記板によって上昇した前記記録媒体に曲げを発生させる曲げ発生部とを備えたことを特徴とする
本発明は、記録媒体を積載する記録媒体積載装置において、前記記録媒体を積載し、上昇させる板と、前記板によって積載され上昇した前記記録媒体に風を送る送風部と、前記送風部より鉛直方向下方に設けられ、前記板によって上昇した前記記録媒体に曲げを発生させる曲げ発生部を備えたことにより、記録媒体に曲げを発生させてから記録媒体間に風を送るので、密着した複数の記録媒体を確実に分離して搬送することができ、記録媒体を複数重ねて送ってしまうことを防ぐことが可能となる。

以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、重複する説明は、適宜に簡略化ないし省略する。
図1を参照して、大容量給紙トレイ400(LCT、Large Capacity Trey)と、この大容量給紙トレイ400を備えた画像形成装置であるプリンタ300の構成図を説明する。図1に示すように、大容量給紙トレイ400は、給紙装置100を備える。また、大容量給紙トレイ400は、画像形成装置本体部200の一側面に接続される。大容量給紙トレイ400は、大量の用紙を積載可能に構成されている。本実施形態においては、用紙は、大容量給紙トレイ400内に備えられた給紙装置100を用いて搬送され、画像形成装置本体部200に搬送される。その後、用紙は、画像形成装置本体部200内の図示しない画像形成部により、画像が形成され、画像形成装置本体部200から排出される。
なお、給紙装置100は、画像形成装置本体部200の側方に配置されるだけでなく、画像形成装置本体部200内に備えられていてもよい。
次に、図2(a)を参照して、本実施形態における給紙装置100を説明する。図2(a)は、給紙装置100の斜視図である。図2に示すように、給紙装置100は、複数枚の用紙を積載する用紙積載部である底板101を備える。さらに、給紙装置100は、この底板101を備える用紙収納部である給紙トレイ102と、用紙束の最上部の用紙を一枚ずつ取り出して画像形成装置本体200側に矢印D方向へ給紙する給紙部103と、を備える。また、給紙トレイ102は、底板101上に積載された複数枚の用紙束の用紙搬送方向側方から用紙を規制する用紙規制部材としてのサイドフェンス108を用紙幅方向の両側に備える。そして、給紙トレイ102は、複数枚の用紙の用紙搬送方向上流側において、用紙の端面を押さえるエンドフェンス110を備える。さらに、給紙装置100は、両側のサイドフェンス108に、用紙に風を送る送風部118を備える。
また、給紙トレイ102は、用紙束の給紙位置上限検知を行う検知手段であるフォトインタラプタセンサ112を備える。また、給紙トレイ102は、用紙の残量が少なくなっても用紙の給紙位置をばらつかないようにするため、底板101を上昇モータMで上下動させることにより、用紙の給紙位置を制御するように構成される。このように、本実施形態の給紙装置100においては、給紙分離条件を一定に保つようにするため、用紙積載量が増減しても給紙位置が一定となるように、用紙上限位置の最適化を制御するように構成されている。
次に、図2(b)を参照して、給紙部103を説明する。図2(b)は、給紙部103を拡大した斜視図である。給紙部103は、用紙を給紙する給紙コロ104と、分離コロ106aと、戻しコロ106bと、を備える。給紙部103は、これらの給紙コロ104、分離コロ106a、戻しコロ106bが、予め設定されたそれぞれの給紙タイミングによって回転駆動されることにより、用紙の給紙を行う。
底板101の上昇に伴い、用紙束が用紙搬送面まで達すると、図示しない駆動ユニットから給紙トレイ102に駆動が伝達される。そして、用紙束は、給紙コロ104で給紙、分離コロ106a及び戻しコロ106bで分離搬送が行われる。また、給紙トレイ102は、用紙束最上面から1枚ずつ用紙を画像形成部200に向けて搬送する。従来であれば、用紙束は、前述した分離コロ106aと戻しコロ106bで分離搬送されている。しかしながら、コート紙やアート紙のような用紙間の密着力が高い記録媒体の場合に、分離コロ106aと戻しコロ106bでは、用紙間の密着力を上回るような分離力がない虞がある。このため、本実施形態においては、給紙トレイ102は、サイドフェンス108の裏面に不図示のファンを備えている。さらに、ファンからの風は、サイドフェンス108の送風口118から送風される。
なお、給紙装置100は、大容量給紙トレイ400から着脱可能に構成される。このため、ユーザーは、複数枚の用紙を給紙装置100に収納する場合には、給紙トレイ102を給紙装置100から取り出して、給紙トレイ102に用紙束を収納すればよい。
次に、図3を参照して、本実施形態における特徴的な曲げ発生部である突起部301の構成を説明する。図3は、一対のサイドフェンス108の片側面の拡大図である。図3に示すように、給紙トレイ102は、用紙を幅方向から規制する用紙規制部材としてのサイドフェンス108を備え、このサイドフェンス108に、風を送る送風口118を備える。さらに、サイドフェンス108は、その送風口118の鉛直方向下方に、用紙に曲げを発生させる曲げ発生部としての突起部301を備える。突起部301は、用紙を搬送する面である用紙搬送面の鉛直方向下部に配置されている。なお、突起部301は、一対で備えられるサイドフェンス108の一方のサイドフェンスだけでなく、両方のサイドフェンスの用紙側に備えられてもよい。突起部301は、両方のサイドフェンスの用紙側に備えられた場合には、一方のサイドフェンスのみに備えられた場合よりも、用紙を両側面から曲げることができる点で優れる。また、突起が両方に備えられることにより、用紙の幅方向端部に両側で曲げが発生し、用紙端部が効果的に分離される。このため、用紙の中心まで風が送られることにより、用紙間の分離性が高まる点で優れる。
なお、図2に示したような上昇モータMにより、底板101を移動させる例でなくても、曲げ発生部である突起部301を、用紙束に対して鉛直方向に沿って上下に移動させるように構成してもよい。また、突起部301を、用紙の幅方向だけではなく、用紙の搬送方向において用紙を曲げるように形成してもよい。その一例として、図2に示したようなエンドフェンス110に、突起部301である曲げ発生部が備えられる形態であってもよい。この場合、さらに風がエンドフェンス側から送られる場合には、用紙搬送方向後方からの用紙束の分離性の点で優れる。
また、この曲げ発生部は、記録媒体に対して、加圧する加圧部であってもよい。加圧部である場合には、曲げの量を制御することができ、紙種等に対応させて重送を防止することができる。加圧部の一例として、バネ等の弾性体による押圧であってもよい。また、突起部301は、一例として、底板101の上昇モータMによる上下動作と連動してもよい。この場合、ソレノイド等のアクチュエータによって、曲げ発生部が動作され、用紙を撓ませる又は曲げる状態となればよい。また、曲げ発生部は、送風口118よりも鉛直方向下方に配置されていればよい。少なくとも、曲げ発生部は、少なくとも送風される領域よりも鉛直方向下方であればよい。
次に、図4(a)乃至(c)を参照して、本実施形態における突起部301と、前述した上昇モータM及び給紙トレイ102の底板101を用いて、用紙搬送方向から見たサイドフェンス108の断面図により用紙を曲げる動作を説明する。
図4(a)に示すように、用紙搬送面Pを、本図では不図示の給紙コロ104の最下点に接する水平方向の面と規定する。図4(a)に示すように、給紙トレイ102の底板101に用紙束123が収納された場合、不図示の上昇モータMにより、給紙トレイ102の底板101が用紙搬送面Pに向けて、矢印B方向に上昇を開始する。給紙トレイ102の底板101が上昇動作された場合、不図示のブロワが作動し、送風口118から送風が開始される。
次に、図4(b)には、最上の用紙のみが突起部301を通過した状態が示されている。用紙束は、上昇されてくると、突起部301に接触後、突起部301を通過する。そして、図4(b)に示すように、最上の用紙は、突起部301から外れ、突起部301の鉛直方向上部にある。また、最上から2乃至4枚目の用紙は、突起部301によって、用紙の幅方向の端部に横方向の力がかかり、曲げられた状態となる。これにより、用紙束の端部に、1枚ずつ曲げが発生することによって、用紙が分離された状態となる。この状態は、用紙に風があたる前にブロック状の塊に形成された用紙束123の端部が自由端となり、用紙間に風が吹きとおりやすくなった状態である。本実施形態においては、突起部301では、風があたる前に用紙を捌く効果を奏する。このため、送風する前に、用紙が捌かれていることによって、その後の送風動作をさらに行うことにより、確実に用紙を分離搬送する効果を奏する。
次に、図4(c)に示すように、最上面の用紙と最上から2番目の用紙に風が当たった状態になる。図4(c)に示すように、最上面と最上から2番目の用紙は、突起部301の加圧により曲げられ分離したので、矢印Fに示すような風が入りこみやすくなる。このため、風が最上の用紙と最上から2番目の用紙との間に入り込み、重送を防止することができる。このように、本実施形態においては、用紙束123の端部に力が加わり、用紙端部が曲げられることにより、用紙に凹凸等の影響を与えることなく、用紙の搬送を行うことができる。なお、図4(c)に示すように、aとbの幅が示されている。本実施形態においては、一対のサイドフェンス108は、鉛直方向下方から鉛直方向上方に向かって、一対のサイドフェンスの記録媒体幅方向の距離が、小さくなるように形成されている。すなわち、図4(c)に示すように、鉛直方向下方はbであり、鉛直方向上方はaであり、その幅は、b>aの関係になる。これにより、幅が小さくなることで、用紙束123に対する押圧力が増し、横方向から用紙束123を加圧することができ、比較的簡易な構成で用紙を分離可能となる。なお、突起部301を形成しない場合であって、サイドフェンス108が用紙束側に傾いた状態で、サイドフェンス108は、鉛直方向下方から鉛直方向上方に向かって、一対のサイドフェンスの記録媒体幅方向の距離が、小さくなるように形成されてもよい。
また、突起部301は、サイドフェンス108と一体成形を行うことによって、形成される。したがって、本実施形態においては、突起部301を比較的安価に作成することができる。なお、突起部301のサイドフェンス108に対する角度については、用紙の状態によって異なるため、後述する。
なお、この曲げ発生部は、突起部301に限定されるものではなく、用紙束123の端部に曲げを発生可能な形態であればよい。その一例としては、突起形状でなくても、用紙束の端部を加圧し、座屈させるようなものであればよい。または、撓ませる形態であればよい。
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。図5は、用紙搬送方向から見たサイドフェンス108の断面図である。
図5に示すように、曲げ発生部としての突起部303は軸307により可動するように構成される。また、溝306は、突起部303を固定するネジ305が取り付けられるように構成される。ネジ305は、溝306を通して不図示のネジ穴にはまり込む。そして、ネジ305を締めることにより、突起部303のサイドフェンス108に対する角度を固定することによって、紙種に応じた曲げを発生させることができる。なお、本実施形態においては、角度は、図5に示すように、サイドフェンス108と突起部303との延長線がなす角度θである。本実施形態においては、特に紙厚が異なる場合、用紙の腰が異なるため、角度θを可変にすることで、用紙の腰に合わせた曲げの発生が可能となる。なお、紙厚が大きい場合には、紙厚が小さい場合に比べて、延長線がなす角度θを大きくする。θを大きくすることによって、用紙束123に対する押圧力を高めることができる。
次に、図6を参照して、本発明の第3の実施形態を説明する。図6は、用紙搬送方向から見たサイドフェンス108の断面図である。本実施形態においては、突起部303を可動するように構成される軸307と、この突起部303の一端に接続された縮小方向に張力を有する縮小スプリング309が備えられている。さらに、縮小スプリング309は、他端が、縮小スプリング309よりも鉛直方向上方に接続されている。本実施形態において、用紙束をセットする場合には、突起部303をサイドフェンス108側へ押し込むことで、用紙の収納を円滑にできる。また、縮小スプリング309は、この縮小の張力によって、常に矢印E方向に付勢されている。したがって、用紙束の上昇に伴い、用紙束に対して、横方向に力を加えることができ、用紙の端部を曲げることが可能となる。
次に、図7(a)及び(b)を参照して、本発明の第4の実施形態を説明する。図7は、サイドフェンス108の斜視図(a)と用紙搬送方向から見たサイドフェンス108の断面図(b)である。図7(a)及び(b)に示すように、本実施形態においては、曲げ発生部である突起部313を設け、さらに、突起部313の鉛直方向上方に、用紙の緩衝を吸収する緩衝吸収部材としてのスポンジ315が配置されている。また、本実施形態において、突起部313は、金属等で形成されている。この金属がそのまま突起部313として配置されている場合であれば、用紙束の収納の妨げになる場合がある。本実施形態において、スポンジ315は、用紙束を鉛直方向上方から給紙トレイ102内に収納する場合に、その用紙束の衝撃を吸収する機能を奏する。第1乃至第3の実施形態に比べて、本実施形態において、用紙を収納する場合に、突起部313に用紙束が接触することを防止することができ、用紙束の給紙トレイへの収納性を向上させることができる点で優れる。
次に、図8(a)及び(b)を参照して、第5の実施形態を説明する。図8は、サイドフェンス108の斜視図(a)と用紙搬送方向から見たサイドフェンス108の断面図(b)である。図8(a)に示すように、突起部317は、用紙搬送方向矢印Dに沿って、断片的に間が開くように形成されている。一例としては、櫛状に形成されていると言える。さらに、図8(b)に示すように、本実施形態においては、用紙束123の端部が曲げられている場合に、櫛状の開いた部分から送風により風の入り込みが可能となる。したがって、用紙束が突起部317により曲げられている場合に、矢印F方向の風を用紙間に風を入り込ませることができ、用紙の分離性を向上させることができる点で優れる。
次に、図9を参照して、用紙搬送方向から見た断面図により突起部301にサイドフェンス108よりも摩擦係数が高い部材319を配置した実施形態を説明する。このように形成することによって、サイドフェンス108との摩擦差により、用紙端部の曲げ量を大きくすることができ、用紙束の分離性を向上させることができる。この部材は、ウレタン、ゴム、又はコルク等の部材であれば、サイドフェンス108よりも摩擦係数が大きい部材となる。また、部材319は、突起部301の用紙束側を覆うように形成されている。本実施形態において、用紙束の端部にサイドフェンスよりも摩擦負荷がかかることにより、曲げ量が大きくなり、さらに矢印F方向の風により、分離性を向上させることができる点で優れる。
なお、本発明は、本実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施形態の中で開示した以外にも、適宜変更され得る。また、前記構成部材等は本実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内で本発明を実施する上で好適にすることができる。
本実施形態であるプリンタ300の全体の構成を示す図である。 本実施形態における給紙装置100の斜視図と給紙部103を拡大した斜視図である。 本実施形態における特徴的な曲げ発生部である突起部301の構成を示す、一対のサイドフェンス108の片側面の拡大図である。 本実施形態における用紙を曲げる動作を説明するための用紙搬送方向から見たサイドフェンス108の断面図である。 本発明の第2の実施形態を説明するための用紙搬送方向から見たサイドフェンス108の断面図である。 本発明の第3の実施形態を説明するための用紙搬送方向から見たサイドフェンス108の断面図である。 本発明の第4の実施形態を説明するためのサイドフェンス108の斜視図と用紙搬送方向から見たサイドフェンス108の断面図である。 本発明の第5の実施形態を説明するためのサイドフェンス108の斜視図と用紙搬送方向から見たサイドフェンス108の断面図である。 突起部301にサイドフェンス108よりも摩擦係数が高い部材319を配置した実施形態を示す図である。 従来技術の課題を説明する図である。
符号の説明
100 給紙装置
101 底板
102 給紙トレイ
103 給紙部
104 給紙コロ
106a 分離コロ
106b 戻しコロ
108 サイドフェンス
110 エンドフェンス
123 用紙束
118 送風口
123a乃至d 用紙
127 ダクト
M 上昇モータ
200 画像形成装置本体部
300 プリンタ
301 突起部
303 突起部
307 軸
306 溝
305 ネジ
309 縮小スプリング
313 突起部
315 スポンジ
317 突起部
319 部材
400 大容量給紙トレイ

Claims (10)

  1. 記録媒体を積載する記録媒体積載装置において、
    前記記録媒体を積載し、上昇させる板と、
    前記板によって積載され上昇した前記記録媒体に風を送る送風部と、
    前記送風部より鉛直方向下方に設けられ、前記板によって上昇した前記記録媒体に曲げを発生させる曲げ発生部とを備えたことを特徴とする記録媒体積載装置。
  2. 請求項1に記載の記録媒体積載装置において、前記曲げ発生部は、前記板に積載された記録媒体を規制する記録媒体規制部に設けられることを特徴とする記録媒体積載装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録媒体積載装置において、前記曲げ発生部は、前記記録媒体に向かって突起形状を備えることを特徴とする記録媒体積載装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の記録媒体積載装置において、前記曲げ発生部は、前記記録媒体を加圧する加圧部を備えることを特徴とする記録媒体積載装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の記録媒体積載装置において、前記曲げ発生部は、前記記録媒体に対して角度が可変に構成されることを特徴とする記録媒体積載装置。
  6. 請求項に記載の記録媒体積載装置において、前記記録媒体規制部は前記記録媒体を搬送直交方向から規制することを特徴とする記録媒体積載装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の記録媒体積載装置において、前記曲げ発生部は、少なくとも記録媒体搬送方向と直交する方向で幅方向に備えられることを特徴する記録媒体積載装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の記録媒体積載装置において、前記曲げ発生部は、櫛状に形成されていることを特徴とする記録媒体積載装置。
  9. 請求項2または6に記載の記録媒体積載装置において、前記曲げ発生部は、前記記録媒体規制部より、摩擦係数が高い部材を備えることを特徴とする記録媒体積載装置。
  10. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の記録媒体積載装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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