JP5031130B1 - 電力変換装置、及び電力変換システム - Google Patents

電力変換装置、及び電力変換システム Download PDF

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Abstract

電力変換装置は、電力供給線及びアース線を介して第2の電力変換装置に接続された電力変換装置であって、前記第2の電力変換装置に送信すべき情報に応じて複数の候補周波数又は候補周波数範囲のうちから選択した周波数に切り替え、切り替えられた周波数を有するキャリア信号を発生させるキャリア信号生成部と、前記発生されたキャリア信号を用いてPWM信号を発生させるPWM信号生成部と、制御対象を制御するためのスイッチング素子であって、前記発生されたPWM信号に従ってスイッチングすることにより、電力変換のための動作を行うとともに、前記電力供給線及び前記アース線を介して前記送信すべき情報に対応した対アース電圧信号を前記第2の電力変換装置へ送信するスイッチング素子とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力変換装置、及び電力変換システムに関する。
従来から、複数の半導体電力変換装置を有するシステムにおいて、複数の半導体電力変換装置を協調して制御することなどのため、複数の半導体電力変換装置の間で情報通信を行うことがある。複数の半導体電力変換装置の間で情報通信を行う場合、専用の通信線にて通信することが一般的である。しかし、専用の通信線を敷設するため敷設工数が必要であり、また通信線を介してノイズ電流が流れノイズによるトラブルが発生することがある。
それに対して、特許文献1には、電力線に複数の照明装置が接続された電力線搬送通信システムにおいて、親機の照明装置が、各子機の照明装置に信号をコモンモード通信により送信し、親機の照明状態とともに各子機の照明状態が連動するように制御することが記載されている。具体的には、親機の照明装置では、制御部が、子機の照明装置の照明状態を制御する信号に応じて電界効果トランジスタをオンオフ制御し、接地側に流れる波形の振幅の大小により形成される信号をコモンモード通信によって子機の照明装置へ送信する。子機の照明装置では、検出回路が、接地コンデンサを通じて信号成分を抽出して矩形波形とした信号を制御部に入力することで、コモンモード通信によって送信されてくる信号を受信する。これにより、特許文献1によれば、コモンモード通信によって信号を送受信できるので、電力線の給電を遮断することなく、電力線搬送通信ができるとされている。
特開2008−66828号公報
特許文献1に記載の方式では、接地側に流れる波形(対アース電圧信号)の振幅の大小により形成される信号をコモンモード通信より送受信する。そのため、親機の照明装置では、電力線のアースに対するインピーダンスを変化させるための通信専用のスイッチング素子および周辺回路が必要になる。これにより、親機の照明装置(送信側の照明装置)の製造コストが増大する可能性がある。
また、特許文献1に記載の方式は、電力線のアースに対する電圧の振幅の大小を検出する方式であるため、双方向通信や同一電力線においての3台以上の機器間での通信は困難である。また、電力線のインピーダンスより振幅は変化してしまうためシステムによっては個別に信号レベルの調整が必要であったり、通信の信頼性が低下したりする懸念がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、情報に応じた対アース電圧信号を通信でき、送信側の製造コストを低減できる電力変換装置、及び電力変換システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の1つの側面にかかる電力変換装置は、電力供給線及びアース線を介して第2の電力変換装置に接続された電力変換装置であって、前記第2の電力変換装置に送信すべき情報に応じて複数の候補周波数又は候補周波数範囲のうちから選択した周波数に切り替え、切り替えられた周波数を有するキャリア信号を発生させるキャリア信号生成部と、前記発生されたキャリア信号を用いてPWM信号を発生させるPWM信号生成部と、制御対象を制御するためのスイッチング素子であって、前記発生されたPWM信号に従ってスイッチングすることにより、電力変換のための動作を行うとともに、前記電力供給線及び前記アース線を介して前記送信すべき情報に対応した対アース電圧信号を前記第2の電力変換装置へ送信するスイッチング素子とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、スイッチング素子は、そのスイッチング動作が、電力変換のための動作と対アース電圧信号を送信するための動作とを兼ねている。これにより、送信側の電力変換装置において通信専用の大規模な回路構成を追加することなく、送信すべき情報に応じた対アース電圧信号を送信側の電力変換装置から受信側の電力変換装置へ送信することができる。すなわち、情報に応じた対アース電圧信号を通信でき、送信側の製造コストを低減できる。
図1は、実施の形態1にかかる電力変換システムの構成を示す図である。 図2は、実施の形態1にかかる電力変換システムの構成を示す図である。 図3は、実施の形態1にかかる電力変換システムの動作を示す図である。 図4は、実施の形態1におけるスイッチング素子の構成を示す図である。 図5は、実施の形態1におけるキャリア信号周波数抽出部の構成を示す図である。 図6は、実施の形態1の変形例におけるキャリア信号周波数抽出部の構成を示す図である。 図7は、実施の形態1の変形例におけるキャリア信号周波数抽出部の動作を示す図である。 図8は、実施の形態1の他の変形例にかかる電力変換システムの構成を示す図である。 図9は、実施の形態2にかかる電力変換システムの構成を示す図である。 図10は、実施の形態2におけるキャリア信号周波数抽出部の構成及び動作を示す図である。 図11は、実施の形態2の変形例におけるキャリア信号周波数抽出部の構成を示す図である。 図12は、実施の形態2の変形例におけるキャリア信号周波数抽出部の動作を示す図である。 図13は、実施の形態3にかかる電力変換システムの構成を示す図である。 図14は、実施の形態4におけるキャリア信号周波数抽出部の構成及び動作を示す図である。 図15は、実施の形態5におけるキャリア信号周波数抽出部の構成及び動作を示す図である。 図16は、実施の形態5の変形例におけるキャリア信号周波数抽出部の動作を示す図である。 図17は、比較例を示す図である。 図18は、比較例を示す図である。
以下に、本発明にかかる電力変換システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
実施の形態1にかかる電力変換システム1について図1を用いて説明する。図1は、電力変換システム1の構成を示す図である。
電力変換システム1は、所定の電力変換動作を行い、複数の制御対象M1、M2を制御する。制御対象M1、M2は、例えば、モータや機械などである。具体的には、電力変換システム1は、電源装置2、電力変換装置10、及び電力変換装置20を備える。
電源装置2は、電力供給線Lp及び電力供給線Lnを介して電力変換装置10及び電力変換装置20に接続されている。電力変換装置10及び電力変換装置20は、電源装置2に対して並列に接続されている。
電源装置2は、直流電力を発生させ、発生させた直流電力を電力供給線Lp及び電力供給線Lnを介して電力変換装置10及び電力変換装置20のそれぞれへ供給する。
電力変換装置10は、電力供給線Lp及び電力供給線Lnを介して電源装置2及び電力変換装置20に接続されている。電力変換装置10は、アース線Leを介して接地電位に接続されている。電力変換装置10は、動力線Lu1、Lv1、Lw1を介して制御対象M1に接続されている。
電力変換装置10は、電力供給線Lp及び電力供給線Lnを介して、電源装置2から直流電力を受ける。電力変換装置10は、直流電力を主回路10aで交流電力に変換する電力変換動作を行う。具体的には、主回路10aにおける複数のスイッチング素子15−up〜15−wn(図4参照)がそれぞれ所定のタイミングでオンオフする。電力変換装置10は、変換された交流電力を、動力線Lu1、Lv1、Lw1を介して制御対象M1へ供給する。これにより、電力変換装置10は、制御対象M1を駆動制御する。
電力変換装置20は、電力供給線Lp及び電力供給線Lnを介して電源装置2及び電力変換装置10に接続されている。電力変換装置10は、アース線Leを介して接地電位に接続されている。電力変換装置20は、動力線Lu2、Lv2、Lw2を介して制御対象M2に接続されている。
電力変換装置20は、電力供給線Lp及び電力供給線Lnを介して、電源装置2から直流電力を受ける。電力変換装置20は、直流電力を主回路20aで交流電力に変換する電力変換動作を行う。具体的には、主回路20aにおける複数のスイッチング素子(図4参照)がそれぞれ所定のタイミングでオンオフする。電力変換装置20は、変換された交流電力を制御対象M2へ供給する。これにより、電力変換装置20は、制御対象M2を駆動制御する。
ここで、電力変換装置10では、等価的に、主回路10aとアース線Leとが浮遊容量Cf1を介して接続されている。同様に、電力変換装置20では、等価的に、浮遊容量Cf2を介して主回路20aとアース線Leとが浮遊容量Cf1を介して接続されている。これにより、主回路10aにおける各スイッチング素子15(図2参照)がオンオフ動作を行った際に、図1に一点鎖線で示すように、対アース電圧信号Ve(図3(c)参照)が例えば電力供給線Lp及びアース線Leを介して電力変換装置20へ伝達される。そこで、本実施の形態では、このことを利用して、電力変換装置10から電力変換装置20へ所定の情報に対応した対アース電圧信号Ve(図3(c)参照)を送信する。すなわち、本実施の形態では、電力変換装置10は送信側の電力変換装置として機能し、電力変換装置20は受信側の電力変換装置として機能する。
次に、電力変換装置10における通信に関連した構成について図2を用いて説明する。図2は、電力変換装置10における通信に関連した構成を示す図である。
電力変換装置10は、図2に示すように、基本周波数生成部11、PWMキャリア信号生成部12、PWM信号生成部13、駆動回路14、及び主回路10aの各スイッチング素子15を有する。なお、主回路10aにおける複数のスイッチング素子15−up〜15−wnが対アース電圧信号Veの送信に関して等価な動作を行うため、図2では、複数のスイッチング素子15−up〜15−wnのそれぞれを各スイッチング素子15として示している。
基本周波数生成部11は、基本周波数を有する基準信号を発生させる。基本周波数生成部11は、例えば、発信器や水晶振動子が使われる。基本周波数生成部11は、発生させた基準信号をPWMキャリア信号生成部12へ供給する。
PWMキャリア信号生成部12は、基準信号を基本周波数生成部11から受ける。PWMキャリア信号生成部12は、基準信号を用いて、キャリア信号を発生させる。このとき、PWMキャリア信号生成部12は、電力変換装置20に送信すべき情報(すなわち、ビットパターン)に応じてキャリア信号の周波数を変調する。すなわち、PWMキャリア信号生成部12は、周波数変調部12a及び発生部12bを有する。
周波数変調部12aは、電力変換装置20に送信すべき情報を外部(例えば、図示しない上位のコントローラ)から受ける。周波数変調部12aには、複数の候補周波数が予め設定されている。複数の候補周波数は、送信すべき対アース電圧信号Veの取りうるビット値の数に対応した個数が予め設定されている。なお、周波数変調部12aには、離散的な複数の候補周波数に代えてある程度の連続性を有する候補周波数範囲が予め設定されていてもよい。
例えば、電力変換装置10から電力変換装置20へ2値の対アース電圧信号Veを送信する場合、ビット値“0”に対応した候補周波数f1とビット値“1”に対応した候補周波数f2(図3(a)参照)とが周波数変調部12aに設定されている。言い換えると、周波数変調部12aには、取りうるビット値と候補周波数との相関情報が複数の候補周波数について予め設定されている。なお、複数の候補周波数f1、f2は、いずれも、受信側の電力変換装置20で用いられるキャリア信号の周波数f3と異なる値に設定されている(図7参照)。
周波数変調部12aは、複数の候補周波数f1、f2(又は候補周波数範囲)のうちから、電力変換装置20に送信すべき情報に応じて例えば1つの周波数を選択し、発生部12bに対して要求すべき周波数をその選択された周波数へ切り替える。すなわち、周波数変調部12aは、発生部12bに対して要求すべき周波数をデジタル的に選択して切り替えてもよいし、アナログ的に選択して切り替えてもよい。周波数変調部12aは、切り替えられた周波数でキャリア信号を発生させるように発生部12bに要求する。発生部12bは、その要求を受けて、基準信号を基準(例えばクロック)として、切り替えられた周波数を有するキャリア信号を発生させる。
例えば、図3(a)に示すように、期間TP2において、ビット値“1”に対応した周波数f2でキャリア信号を発生させる。また、期間TP1において、ビット値“0”に対応した周波数f1でキャリア信号を発生させる。すなわち、キャリア信号には、電力変換装置20に送信すべき情報が周波数の形態で埋め込まれている。
PWMキャリア信号生成部12は、発生されたキャリア信号をPWM信号生成部13へ供給する。
PWM信号生成部13は、キャリア信号をPWMキャリア信号生成部12から受ける。PWM信号生成部13は、キャリア信号を用いて、PWM信号を発生させる。このとき、PWM信号生成部13は、周波数指令に応じてPWM信号のパルス幅(デューティー比)を変調する。すなわち、PWM信号生成部13は、PWM変調部13a及び発生部13bを有する。
PWM変調部13aは、周波数指令を外部(例えば、図示しない上位のコントローラ)から受ける。PWM変調部13aは、周波数指令に応じた閾値を生成し発生部13bへ供給する。発生部13bは、キャリア信号をPWMキャリア信号生成部12から受け、閾値をPWM変調部13aから受ける。発生部13bは、キャリア信号と閾値とを比較し、比較結果に応じてPWM信号を発生させる。このとき、発生されたPWM信号の周波数は、キャリア信号の周波数に対応したものとなっている。
例えば、図3(b)に示すように、期間TP2において、ビット値“1”に対応した周波数f2aでPWM信号を発生させながら、そのPWM信号のパルス幅(デューティー比)を周波数指令に応じたものに変化させている。また、期間TP1において、ビット値“0”に対応した周波数f1aでPWM信号を発生させながら、そのPWM信号のパルス幅(デューティー比)を周波数指令に応じたものに変化させている。すなわち、PWM信号には、電力変換装置20に送信すべき情報が周波数の形態で埋め込まれているとともに、周波数指令に応じたパラメータがパルス幅(デューティー比)の形態で埋め込まれている。
PWM信号生成部13は、発生されたPWM信号を駆動回路14へ供給する。
駆動回路14は、PWM信号をPWM信号生成部13から受ける。駆動回路14は、PWM信号に従って、主回路10aにおける複数のスイッチング素子15−up〜15−wn(図4参照)のそれぞれ、すなわち主回路10aの各スイッチング素子15に対する駆動信号を発生させる。このとき、駆動信号にも、電力変換装置20に送信すべき情報が周波数の形態で埋め込まれているとともに、周波数指令に応じたパラメータがパルス幅(デューティー比)の形態で埋め込まれている。
主回路10aの各スイッチング素子15は、駆動信号を駆動回路14から受ける。主回路10aの各スイッチング素子15は、駆動信号に従って、所定のタイミングでオンオフする。これにより、電力変換装置10は、直流電力を交流電力に変換し、変換された交流電力を、動力線Lu1、Lv1、Lw1を介して制御対象M1へ供給し、制御対象M1を駆動制御する。主回路10aの各スイッチング素子15は、制御対象M1を制御するためのスイッチング素子である。
すなわち、主回路10aの各スイッチング素子15は、PWM信号生成部13により発生されたPWM信号に従ってスイッチングする。これにより、主回路10aの各スイッチング素子15は、電力変換のための動作を行うとともに、例えば電力供給線Lp及びアース線Leを介して送信すべき情報に対応した対アース電圧信号Veを電力変換装置20へ送信する。言い換えると、主回路10aの各スイッチング素子15は、そのスイッチング動作(オンオフ動作)が、電力変換のための動作と情報を埋め込んで対アース電圧信号Veを送信するための動作とを兼ねている。
例えば、図3(c)に示すように、期間TP2において、ビット値“1”に対応した周波数f2bで対アース電圧信号Veを送信させている。また、期間TP1において、ビット値“0”に対応した周波数f1bで対アース電圧信号Veを送信させている。すなわち、対アース電圧信号Veには、電力変換装置20に送信すべき情報が周波数の形態で埋め込まれている。
次に、電力変換装置20における通信に関連した構成について図2を用いて説明する。図2は、電力変換装置20における通信に関連した構成を示す図である。
電力変換装置20は、図2に示すように、対アース電圧検出部26、キャリア信号周波数抽出部27、復調部(復元部)28、及び情報処理部29を有する。
対アース電圧検出部26は、電力供給線Lp及びアース線Leを介して対アース電圧信号Veを検出する。例えば、対アース電圧検出部26は、電力供給線Lpの電位とアース線Leの電位とをそれぞれ取得し、例えば差動増幅器を用いて両者の差分を求めることにより、対アース電圧信号Veを検出してもよい。あるいは、例えば、対アース電圧検出部26は、浮遊容量Cf2の主回路20a側の電極に接続されたノードの電位と浮遊容量Cf2の主回路20aと反対側の電極に接続されたノードの電位とをそれぞれ取得し、例えば差動増幅器を用いて両者の差分を求めることにより、対アース電圧信号Veを検出してもよい。対アース電圧検出部26は、検出された対アース電圧信号Veをキャリア信号周波数抽出部27へ供給する。
キャリア信号周波数抽出部27は、対アース電圧信号Veを対アース電圧検出部26から受ける。キャリア信号周波数抽出部27は、対アース電圧信号Veから、キャリア信号の複数の候補周波数(例えば、f1、f2)(又は候補周波数範囲FR1)におけるいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する。
例えば、キャリア信号周波数抽出部27は、図5に示すように、複数のバンドパスフィルタ27a、27b及び特定部27cを有する。
複数のバンドパスフィルタ27a、27bは、キャリア信号の複数の候補周波数に対応した通過帯域を有している。言い換えると、複数のバンドパスフィルタ27a、27bは、対アース電圧信号Veの取りうるビット値の数に対応して設けられている。
例えば、バンドパスフィルタ27aは、候補周波数f1に対応した通過帯域を有している。すなわち、バンドパスフィルタ27aは、ビット値“0” に対応した通過帯域を有している。図3(a)〜(c)に示す場合、バンドパスフィルタ27aは、候補周波数f1に対応した、すなわちビット値“0”に対応した周波数f1b近傍を選択的に通過させるような通過帯域を有している。
例えば、バンドパスフィルタ27bは、候補周波数f2に対応した通過帯域を有している。すなわち、バンドパスフィルタ27bは、ビット値“1” に対応した通過帯域を有している。図3(a)〜(c)に示す場合、バンドパスフィルタ27bは、候補周波数f2に対応した、すなわちビット値“1”に対応した周波数f2b近傍を選択的に通過させるような通過帯域を有している。
特定部27cは、複数のバンドパスフィルタ27a、27bのうちの一方から信号を受けた場合、その受けた信号を複数の候補周波数(又は候補周波数範囲)のうちいずれの周波数に対応した周波数成分であるのかを特定する。
例えば、特定部27cは、バンドパスフィルタ27aから周波数f1bの周波数成分を受けた場合、候補周波数f1に対応した、すなわちビット値“0”に対応した周波数成分であることを特定する。
例えば、特定部27cは、バンドパスフィルタ27bから周波数f2bの周波数成分を受けた場合、候補周波数f2に対応した、すなわちビット値“1”に対応した周波数成分であることを特定する。
すなわち、キャリア信号周波数抽出部27は、対アース電圧信号Veを複数のバンドパスフィルタ27a、27bに通すことにより、複数の候補周波数f1、f2のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する。キャリア信号周波数抽出部27は、抽出された周波数成分を復調部28へ供給する。
復調部28は、抽出された周波数成分及び/又はその対応する候補周波数の特定結果をキャリア信号周波数抽出部27から受ける。復調部(復元部)28は、抽出された周波数成分及び/又はその対応する候補周波数の特定結果に応じて、電力変換装置10から送信された情報を復元する。復調部28には、周波数変調部12aに設定されているものに対応した複数の候補周波数(又は候補周波数範囲)が予め設定されている。複数の候補周波数は、周波数変調部12aに設定されているものと同様に、送信すべき対アース電圧信号Veの取りうるビット値の数に対応した個数(又は範囲長さ)が予め設定されている。
電力変換装置10から電力変換装置20へ2値の対アース電圧信号Veを送信する場合、ビット値“0”に対応した候補周波数f1とビット値“1”に対応した候補周波数f2(図3(a)参照)とが復調部28に設定されている。言い換えると、復調部28には、周波数変調部12aに設定されているものに対応した、取りうるビット値と候補周波数との相関情報が複数の候補周波数について予め設定されている。なお、周波数変調部12aに設定されている相関情報が更新された場合、復調部28に設定されている相関情報もそれに同期して更新されることが好ましい。
例えば、図3(c)に示すように、期間TP2において、候補周波数f2に対応した周波数f2bの対アース電圧信号Veを受信していることを認識すると、復調部28は、周波数f2をその対応するビット値“1”に変換する。また、期間TP1において、候補周波数f1に対応した周波数f1bの対アース電圧信号Veを受信していることを認識すると、復調部28は、周波数f1をその対応するビット値“0” に変換する。すなわち、復調部28は、対アース電圧信号Veに埋め込まれていた情報(すなわち、ビットパターン)を復元する。復調部28は、復元された情報を情報処理部29へ供給する。
情報処理部29は、復元された情報を復調部28から受ける。情報処理部29は、受けた情報を用いて、所定の情報処理を行う。例えば、情報処理部29は、受けた情報を用いて、電力変換装置10に連動して電力変換装置20を制御するための情報処理を行う。
ここで、仮に、図17に示すように、送信側の電力変換装置910において、キャリア信号生成部912が周波数変調部12a(図2参照)を有しない場合を考える。この場合、図18(a)、(b)に示すように、送信側の電力変換装置910において、送信すべき情報に応じて対アース電圧信号の振幅の大きさを変調することになる。すなわち、送信すべき情報に応じて、電力供給線Lpのアース線Leに対するインピーダンスを変化させる必要がある。そのため、図17に示すように、浮遊容量Cf1を介して主回路10aとアース線Leとを等価的に接続するラインLfをバイパスして電力供給線Lpとアース線Leとを接続するバイパスラインLbを設け、バイパスラインLbにインピーダンス素子943とスイッチング素子942との並列接続された構成を挿入するとともに、バイパスラインLbにその構成と直列にインピーダンス素子944を挿入することになる。さらに、スイッチング素子942をオンオフ制御するための駆動回路941を追加し、駆動回路941内に、送信すべき情報に応じてスイッチング素子942をオンオフ制御するためのON/OFF制御部941aを設けることになる。
すなわち、送信側の電力変換装置910において、通信専用の大規模な回路構成940を追加することが必要になる。これにより、送信側の電力変換装置910が大型化し、送信側の電力変換装置910の製造コストが増大する傾向にある。
また、インピーダンス素子943及びインピーダンス素子944が容量素子である場合、容量をかせぐために電極面積を大きくする必要がある。これにより、送信側の電力変換装置910がさらに大型化し、送信側の電力変換装置910の製造コストがさらに増大する傾向にある。
それに対して、実施の形態1では、送信側の電力変換装置10において、キャリア信号生成部12が周波数変調部12aを有する。この場合、キャリア信号生成部12は、電力変換装置20に送信すべき情報に応じて複数の候補周波数f1、f2(又は候補周波数範囲FR1)のうちから選択した周波数に切り替え、切り替えられた周波数を有するキャリア信号を発生させる。PWM信号生成部13は、発生されたキャリア信号を用いてPWM信号を発生させる。主回路10aの各スイッチング素子15は、発生されたPWM信号に従ってスイッチングすることにより、電力変換のための動作を行うとともに、電力供給線Lp及びアース線Leを介して送信すべき情報に対応した対アース電圧信号Veを電力変換装置20へ送信する。このように、主回路10aの各スイッチング素子15は、そのスイッチング動作(オンオフ動作)が、電力変換のための動作と情報を埋め込んで対アース電圧信号Veを送信するための動作とを兼ねている。これにより、送信側の電力変換装置10において通信専用の大規模な回路構成940(図17参照)を追加することなく、送信すべき情報に応じた対アース電圧信号を電力変換装置10から電力変換装置20へ送信することができる。すなわち、情報に応じた対アース電圧信号を通信でき、送信側の製造コストを低減できる。
また、実施の形態1では、受信側の電力変換装置20において、対アース電圧検出部26が、電力供給線Lp及びアース線Leを介して対アース電圧信号Veを検出する。キャリア信号周波数抽出部27は、対アース電圧検出部26により検出された対アース電圧信号Veから、キャリア信号の複数の候補周波数f1、f2(又は候補周波数範囲FR1)のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する。復調部28は、キャリア信号周波数抽出部27により抽出された周波数成分に応じて、電力変換装置10から送信された情報を復元する。これにより、対アース電圧信号Veに埋め込まれた情報を取り出すことができ、上記のような送信側の電力変換装置10から送信されてきた情報に応じた対アース電圧信号Veを受信できる。すなわち、情報に応じた対アース電圧信号を通信できる。
また、実施の形態1では、キャリア信号周波数抽出部27が、複数の候補周波数f1、f2(又は候補周波数範囲FR1)に対応した複数のバンドパスフィルタ27a、27bを有する。キャリア信号周波数抽出部27は、対アース電圧検出部26により検出された対アース電圧信号Veを複数のバンドパスフィルタ27a、27bに通すことにより、複数の候補周波数f1、f2(又は候補周波数範囲FR1)のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する。これにより、対アース電圧信号Veから、キャリア信号の複数の候補周波数f1、f2(又は候補周波数範囲FR1)のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出することができる。
また、実施の形態1では、電力変換システム1において、すでに配線されている電力供給線Lp及びアース線Leを利用して通信を行うため、通信専用の配線作業が不要となる。また、通信線が不要となるため、長配線時などの通信線を回り込んでくるノイズによるトラブルの懸念がなくなる。
あるいは、図17に示す送信側の電力変換装置910では、送信すべき情報に応じて、電力供給線Lpのアース線Leに対するインピーダンスを変化させ、送信すべき情報に応じて対アース電圧信号の振幅の大きさを変調するので、電力供給線のインピーダンスより振幅は変化してしまうため、システムによっては個別に信号レベルの調整が必要であったり、通信の信頼性が低下したりする懸念がある。
それに対して、実施の形態1では、情報を周波数の形態で対アース電圧信号Veに埋め込んで通信するので、電力供給線のインピーダンスに依存しない通信方式であるため、個別に信号レベルの調整する必要がなく、通信の汎用性の向上できる。
あるいは、図17に示す送信側の電力変換装置910では、送信すべき情報に応じて対アース電圧信号の振幅の大きさを変調するので、外部から単発サージなどが流入した場合、振幅に影響を及ぼすため、通信エラー発生が懸念される。
それに対して、実施の形態1では、対アース電圧信号の振幅に依存しない通信方式であり、振幅が一時的に変化しても通信に影響は及ぼさないため、通信の信頼性が低下しにくい。
あるいは、仮に、図17に示す送信側の電力変換装置910において、多値通信を行おうとした場合、インピーダンス素子943、スイッチング素子942、駆動回路941、及びON/OFF制御部941aに相当する構成を増やすビット値の個数分の組で増やす必要がある。これにより、送信側の電力変換装置910がさらに大型化し、送信側の電力変換装置910の製造コストがさらに増大する傾向にある。
それに対して、実施の形態1では、電力変換システム1において、PWMキャリア信号生成部12の周波数変調部12aには、対アース電圧信号Veの取りうるビット値と候補周波数との相関情報が複数の候補周波数(又は候補周波数範囲)について予め設定されている。復調部28には、周波数変調部12aに設定されているものに対応した、取りうるビット値と候補周波数との相関情報が複数の候補周波数について予め設定されている。これにより、周波数変調部12aに設定された相関情報と復調部28に設定された相関情報とを更新することで、送信すべき対アース電圧信号Veの取りうるビット値の数を増やすことができる。すなわち、ハードウェアの更新を行うことなく、送信すべき対アース電圧信号Veの取りうるビット値の数を増やすことができるので、多値通信を容易に実現できる。言い換えると、送信側の電力変換装置10の製造コストの増大を抑制しながら、多値通信を実現できる。
なお、同時にPWM波に埋め込まれている周波数指令の情報は、通常PWMキャリア波の周波数に対して1/100程度と十分小さく、情報伝達に影響を及ぼすことはない。例えば、周波数指令はモータ運転する場合60Hzとすることが考えられるが、通常キャリア波周波数はkHzオーダであるため、受信側で区別が容易である。
また、主回路10aの各スイッチング素子15は、ワイドバンドギャップ半導体を用いて形成されていてもよい。主回路10aの各スイッチング素子15は、例えば、SiC素子を適用してもよい。これにより、キャリア波の周波数を高く設定することができるため、使用できる周波数帯域を大幅に拡大でき、さらなる通信の信頼性向上、汎用性拡大が可能である。
また、図6に示すように、受信側の電力変換装置20iのキャリア信号周波数抽出部27iは、対アース電圧検出部26により検出された対アース電圧信号Veを周波数解析することにより、複数の候補周波数(又は候補周波数範囲)のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出してもよい。この場合、キャリア信号周波数抽出部27iは、例えば、フーリエ変換部27ai及び特定部27biを有する。フーリエ変換部27aiは、対アース電圧検出部26により検出された対アース電圧信号Veをフーリエ変換して図7に示すような周波数スペクトルを求める。特定部27biは、求められた周波数スペクトルが、複数の候補周波数(又は候補周波数範囲)のうちいずれの周波数に対応した周波数成分であるのかを特定する。
例えば、フーリエ変換部27aiのフーリエ変換により、候補周波数f1に対応した周波数f1bの位置にピークPk1が現れた場合、そのピークPk1が、候補周波数f1に対応した、すなわちビット値“0”に対応した周波数成分であることを特定する。
例えば、フーリエ変換部27aiのフーリエ変換により、候補周波数f2に対応した周波数f2bの位置にピークPk2が現れた場合、そのピークPk2が、候補周波数f2に対応した、すなわちビット値“0”に対応した周波数成分であることを特定する。
このように、対アース電圧検出部26により検出された対アース電圧信号Veを周波数解析することによっても、対アース電圧信号Veから、キャリア信号の複数の候補周波数f1、f2(又は候補周波数範囲FR1)におけるいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出することができる。
また、実施の形態1では、電力変換装置10及び電力変換装置20がそれぞれインバータである場合について例示的に説明しているが、電力変換装置10及び電力変換装置20は、供給された電力を他の電力に変換し、変換された電力を出力するようなものであれば、他の形態であってもよい。例えば、電力変換装置10及び電力変換装置20は、それぞれ、例えばコンバータであり、供給された交流電力を直流電力に変換し、変換された直流電力を所定の制御対象(例えば、インバータなど)に出力するものでもよい。あるいは、電力変換装置10及び電力変換装置20は、それぞれ、例えば昇圧チョッパ又は降圧チョッパであり、供給された直流電力を電力レベルの異なる直流電力に変換し、変換された直流電力を所定の制御対象に出力するものであってもよい。
あるいは、図8に示すように、電力変換システム1jにおいて、電力変換装置10及び電力変換装置20は、電源装置2jから電力供給線Lr、Ls、Ltを介して交流電力(例えば、3相交流電力)を受けて、供給された交流電力を電力レベルの異なる交流電力に変換し、変換された交流電力を制御対象M1、M2に出力するものであってもよい。
実施の形態2.
次に、実施の形態2にかかる電力変換システム100について説明する。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態1では、電力変換システム1において電力変換装置10が送信側の電力変換装置であり電力変換装置20が受信側の電力変換装置であるが、実施の形態2では、電力変換システム100において電力変換装置110と電力変換装置120とが双方向に通信を行う。
具体的には、電力変換装置110は、対アース電圧信号を受信するための構成をさらに有する。すなわち、電力変換装置110は、対アース電圧検出部116、キャリア信号周波数抽出部117、復調部(復元部)118、及び情報処理部119をさらに有する。対アース電圧検出部116、キャリア信号周波数抽出部117、復調部(復元部)118、及び情報処理部119の機能は、それぞれ、実施の形態1における、対アース電圧検出部26、キャリア信号周波数抽出部27、復調部(復元部)28、及び情報処理部29(図2参照)と同様である。
電力変換装置120は、対アース電圧信号を送信するための構成をさらに有する。すなわち、電力変換装置120は、基本周波数生成部121、PWMキャリア信号生成部122、PWM信号生成部123、駆動回路124、及び主回路20aの各スイッチング素子125を有する。基本周波数生成部121、PWMキャリア信号生成部122、PWM信号生成部123、駆動回路124、及び主回路20aの各スイッチング素子125の機能は、それぞれ、実施の形態1における、基本周波数生成部11、PWMキャリア信号生成部12、PWM信号生成部13、駆動回路14、及び主回路20aの各スイッチング素子15(図2参照)と同様である。
また、電力変換装置110のキャリア信号周波数抽出部117は、例えば、図10に示すように、複数のバンドパスフィルタ117a、117b及び特定部117cを有する。
複数のバンドパスフィルタ117a、117bは、電力変換装置120のキャリア信号の複数の候補周波数f11、f12(又は候補周波数範囲FR11)に対応した通過帯域を有している。電力変換装置120のキャリア信号の複数の候補周波数f11、f12(又は候補周波数範囲FR11)は、電力変換装置110のキャリア信号の複数の候補周波数f1、f1と重ならず、かつ、互に区別可能な差を有するように予め設定されている(図12参照)。
例えば、バンドパスフィルタ117aは、候補周波数f11に対応した通過帯域を有している。すなわち、バンドパスフィルタ117aは、ビット値“0” に対応した通過帯域を有している。例えば、バンドパスフィルタ117bは、候補周波数f12に対応した通過帯域を有している。すなわち、バンドパスフィルタ117bは、ビット値“1” に対応した通過帯域を有している。
特定部117cは、複数のバンドパスフィルタ117a、117bのうちの一方から信号を受けた場合、その受けた信号を複数の候補周波数のうちいずれの周波数に対応した周波数成分であるのかを特定する。
例えば、特定部117cは、バンドパスフィルタ117aから周波数f1bの周波数成分を受けた場合、候補周波数f1に対応した、すなわちビット値“0”に対応した周波数成分であることを特定する。例えば、特定部117cは、バンドパスフィルタ117bから周波数f2bの周波数成分を受けた場合、候補周波数f2に対応した、すなわちビット値“1”に対応した周波数成分であることを特定する。
すなわち、キャリア信号周波数抽出部117は、対アース電圧信号Veを複数のバンドパスフィルタ117a、117bに通すことにより、複数の候補周波数f11、f12(又は候補周波数範囲FR11)のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する。キャリア信号周波数抽出部117は、抽出された周波数成分を復調部118へ供給する。
このように、実施の形態2では、電力変換装置110が、対アース電圧信号を受信するための構成をさらに有し、電力変換装置120は、対アース電圧信号を送信するための構成をさらに有し、電力変換装置110のキャリア信号の複数の候補周波数f1、f2(又は候補周波数範囲FR1)と電力変換装置120のキャリア信号の複数の候補周波数f11、f12(又は候補周波数範囲FR11)とが互に区別可能な差(又は周波数間隔)を有している。これにより、電力変換装置110と電力変換装置120とが双方向に通信を行うことができる。
なお、図11に示すように、キャリア信号周波数抽出部117iは、対アース電圧検出部116により検出された対アース電圧信号Veを周波数解析することにより、複数の候補周波数(又は候補周波数範囲)のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出してもよい。この場合、キャリア信号周波数抽出部117iは、例えば、フーリエ変換部117ai及び特定部117biを有する。フーリエ変換部117aiは、対アース電圧検出部116により検出された対アース電圧信号Veをフーリエ変換して図12に示すような周波数スペクトルを求める。特定部117biは、求められた周波数スペクトルが、複数の候補周波数f11、f12(又は候補周波数範囲FR11)のうちいずれの周波数に対応した周波数成分であるのかを特定する。
例えば、フーリエ変換部117aiのフーリエ変換により、候補周波数f11に対応した周波数の位置にピークPk11が現れた場合、そのピークPk11が、候補周波数f11に対応した、すなわちビット値“0”に対応した周波数成分であることを特定する。
例えば、フーリエ変換部117aiのフーリエ変換により、候補周波数f12に対応した周波数の位置にピークPk12が現れた場合、そのピークPk12が、候補周波数f12に対応した、すなわちビット値“0”に対応した周波数成分であることを特定する。
このように、対アース電圧検出部116により検出された対アース電圧信号Veを周波数解析することによっても、対アース電圧信号Veから、キャリア信号の複数の候補周波数f11、f12のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出することができる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3にかかる電力変換システム200について説明する。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態1では、電力変換システム1が1台の送信側の電力変換装置10と1台の受信側の電力変換装置20とを備えているが、実施の形態3では、電力変換システム200が1台の送信側の電力変換装置10と複数台の受信側の電力変換装置20、230(図13参照)とを備えている。
すなわち、電力変換システム200は、電力変換装置230をさらに備える。電力変換装置10、電力変換装置20、及び電力変換装置230は、同一の電力供給線Lpで共通に接続され、同一の電力供給線Lnで共通に接続され、同一のアース線Leで共通に接続されている。
電力変換装置230は、電力供給線Lp及び電力供給線Lnを介して電源装置2、電力変換装置10、及び電力変換装置20に接続されている。電力変換装置230は、アース線Leを介して接地電位に接続されている。電力変換装置230は、動力線Lu3、Lv3、Lw3を介して制御対象M3に接続されている。
電力変換装置230は、電力供給線Lp及び電力供給線Lnを介して、電源装置2から直流電力を受ける。電力変換装置230は、直流電力を主回路230aで交流電力に変換する電力変換動作を行う。具体的には、主回路230aにおける複数のスイッチング素子(図4参照)がそれぞれ所定のタイミングでオンオフする。電力変換装置230は、変換された交流電力を制御対象M3へ供給する。これにより、電力変換装置230は、制御対象M3を駆動制御する。
ここで、電力変換装置230では、等価的に、主回路230aとアース線Leとが浮遊容量Cf3を介して接続されている。これにより、電力変換装置10の主回路10aにおける各スイッチング素子15(図2参照)がオンオフ動作を行った際に、対アース電圧信号Ve(図3(c)参照)が例えば電力供給線Lp及びアース線Leを介して電力変換装置20だけでなく電力変換装置230へも伝達される。そこで、本実施の形態では、このことを利用して、電力変換装置10から電力変換装置20及び電力変換装置230へ所定の情報に対応した対アース電圧信号Ve(図3(c)参照)を送信する。すなわち、本実施の形態では、電力変換装置10は送信側の電力変換装置として機能し、電力変換装置20及び電力変換装置230は受信側の電力変換装置として機能する。
このように、実施の形態3では、電力変換装置10から電力変換装置20及び電力変換装置230へ所定の情報を同時に配信することができる。
なお、実施の形態3では、受信側の電力変換装置が2台の場合について例示したが、受信側の電力変換装置は3台以上であってもよい。
実施の形態4.
次に、実施の形態4にかかる電力変換システム300について説明する。以下では、実施の形態1、3と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態1では、電力変換システム1が1台の送信側の電力変換装置10と1台の受信側の電力変換装置20とを備えているが、実施の形態4では、電力変換システム300が複数台の送信側の電力変換装置10、230(図13参照)と1台の受信側の電力変換装置320(図14参照)とを備えている。
すなわち、電力変換システム300では、送信側の電力変換装置10、230が複数台存在するため、受信側の電力変換装置320においてどの送信側の電力変換装置10、230から送信されたのかを区別する必要がある。
そこで、受信側の電力変換装置320は、例えば図14に示すように、電力変換装置10のキャリア信号の複数の候補周波数f1、f2に対応した複数のバンドパスフィルタ327a、327bと、電力変換装置230のキャリア信号の複数の候補周波数f11、f12に対応した複数のバンドパスフィルタ327c、327dと、特定部327eとを有する。
複数のバンドパスフィルタ327a、327bは、電力変換装置10のキャリア信号の複数の候補周波数f1、f2(又は候補周波数範囲FR1)に対応した通過帯域を有している。複数のバンドパスフィルタ327c、327dは、電力変換装置230のキャリア信号の複数の候補周波数f11、f12(又は候補周波数範囲FR11)に対応した通過帯域を有している。電力変換装置230のキャリア信号の複数の候補周波数f11、f12(又は候補周波数範囲FR11)は、電力変換装置10のキャリア信号の複数の候補周波数f1、f2(又は候補周波数範囲FR1)と重ならず、かつ、互に区別可能な差を有するように予め設定されている(図12参照)。
特定部327eは、複数のバンドパスフィルタ327a、327b、327c、327dのうちのいずれかから信号を受けた場合、その受けた信号を、どの電力変換装置から送信されたものであるかを特定するとともに、特定された電力変換装置の複数の候補周波数のうちいずれの周波数に対応した周波数成分であるのかを特定する。
すなわち、キャリア信号周波数抽出部327は、対アース電圧信号Veを複数のバンドパスフィルタ327a、327b、327c、327dに通すことにより、複数の候補周波数f1、f2、f11、f12(又は候補周波数範囲FR1、FR11)のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する。キャリア信号周波数抽出部117は、抽出された周波数成分を復調部118へ供給する。
このように、実施の形態4では、複数台の送信側の電力変換装置10、230から受信側の電力変換装置320へ対アース電圧信号Veが送信可能な電力変換システム300において、電力変換装置10のキャリア信号の複数の候補周波数f1、f2(又は候補周波数範囲FR1)と電力変換装置230のキャリア信号の複数の候補周波数f11、f12(又は候補周波数範囲FR11)とが互に区別可能な差を有している。これにより、受信側の電力変換装置320が、電力変換装置10と電力変換装置1230とのそれぞれから情報を正しく受信できる。
なお、実施の形態4では、送信側の電力変換装置が2台の場合について例示したが、送信側の電力変換装置は3台以上であってもよい。その場合、各送信側の電力変換装置のキャリア信号の候補周波数が互に重ならずかつ互に区別可能な差を有するように予め設定されているようにする。これにより、受信側の電力変換装置320が、各送信側の電力変換装置から情報を正しく受信できる。
また、実施の形態4では、受信側の電力変換装置が1台の場合について例示したが、受信側の電力変換装置は2台以上であってもよい。あるいは、上記の実施の形態4の変形例において、受信側の電力変換装置は2台以上であってもよい。
実施の形態5.
次に、実施の形態5にかかる電力変換システム400について説明する。以下では、実施の形態2と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態2では、電力変換システム100において2台の電力変換装置110、120が双方向に通信を行うが、実施の形態5では、電力変換システム400において3台以上の電力変換装置410(図15参照)、20(図1参照)、230(図13参照)が双方向に通信を行う。
すなわち、電力変換システム400では、例えば電力変換装置410から見た場合に、送信側となり得る電力変換装置20、230が複数台存在するため、受信側となり得る電力変換装置410においてどの電力変換装置20、230から送信されたのかを区別する必要がある。
そこで、受信側の電力変換装置410は、例えば図15に示すように、電力変換装置20のキャリア信号の複数の候補周波数f21、f22(図16参照)(又は候補周波数範囲FR21)に対応した複数のバンドパスフィルタ427a、427bと、電力変換装置230のキャリア信号の複数の候補周波数f11、f12(又は候補周波数範囲FR11)に対応した複数のバンドパスフィルタ427c、427dと、特定部427eとを有する。
複数のバンドパスフィルタ427a、427bは、電力変換装置20のキャリア信号の複数の候補周波数f21、f22(又は候補周波数範囲FR21)に対応した通過帯域を有している。複数のバンドパスフィルタ427c、427dは、電力変換装置230のキャリア信号の複数の候補周波数f11、f12(又は候補周波数範囲FR11)に対応した通過帯域を有している。電力変換装置20のキャリア信号の複数の候補周波数f21、f22(又は候補周波数範囲FR21)は、電力変換装置410のキャリア信号の複数の候補周波数f1、f2(又は候補周波数範囲FR1)と電力変換装置230のキャリア信号の複数の候補周波数f11、f11(又は候補周波数範囲FR11)とのいずれにも重ならず、かつ、互に区別可能な差を有するように予め設定されている(図16参照)。
特定部427eは、複数のバンドパスフィルタ427a、427b、427c、427dのうちのいずれかから信号を受けた場合、その受けた信号を、どの電力変換装置から送信されたものであるかを特定するとともに、特定された電力変換装置の複数の候補周波数のうちいずれの周波数に対応した周波数成分であるのかを特定する。
すなわち、キャリア信号周波数抽出部417は、対アース電圧信号Veを複数のバンドパスフィルタ427a、427b、427c、427dに通すことにより、複数の候補周波数f1、f2、f21、f22、f11、f12(又は候補周波数範囲FR1,FR11、FR21)のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する。キャリア信号周波数抽出部417は、抽出された周波数成分を復調部118へ供給する。
なお、電力変換装置410について例示的に説明したが、他の電力変換装置20、230についても同様である。
このように、実施の形態5では、電力変換装置410のキャリア信号の複数の候補周波数f1、f2(又は候補周波数範囲FR1)と、電力変換装置20のキャリア信号の複数の候補周波数f21、f22(又は候補周波数範囲FR21)と、電力変換装置230のキャリア信号の複数の候補周波数f11、f12(又は候補周波数範囲FR11)とが、互に区別可能な差を有している。これにより、3台以上の電力変換装置の間で双方向に情報を送受信する場合、情報を正しく通信できる。
なお、図16に示すように、キャリア信号周波数抽出部417iは、対アース電圧検出部116により検出された対アース電圧信号Veを周波数解析することにより、複数の候補周波数(又は候補周波数範囲)のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出してもよい。この場合、キャリア信号周波数抽出部417iは、例えば、フーリエ変換部及び特定部を有する(図11参照)。フーリエ変換部は、対アース電圧検出部116により検出された対アース電圧信号Veをフーリエ変換して図16に示すような周波数スペクトルを求める。特定部は、求められた周波数スペクトルが、どの電力変換装置から送信されたものであるかを特定するとともに、特定された電力変換装置の複数の候補周波数のうちいずれの周波数に対応した周波数成分であるのかを特定する。
このように、対アース電圧検出部により検出された対アース電圧信号Veを周波数解析することによっても、対アース電圧信号Veから、キャリア信号の複数の候補周波数f1、f2、f21、f22、f11、f12(又は候補周波数範囲FR1、FR11、FR21)のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出することができる。
なお、実施の形態5では、同一の電力供給線Lp、Ln、同一のアース線Leで共通に接続されている電力変換装置が3台の場合について例示したが、同一の電力供給線Lp、Ln、同一のアース線Leで共通に接続されている電力変換装置は4台以上存在してもよい。
以上のように、本発明にかかる電力変換装置、及び電力変換システムは、複数の電力変換装置の間の通信に有用である。
1 電力変換システム
2 電源装置
10 電力変換装置
10a 主回路
11 基本周波数生成部
12 PWMキャリア信号生成部
12a 周波数変調部
12b 発生部
13 PWM信号生成部
13a PWM変調部
13b 発生部
14 駆動回路
15 スイッチング素子
20 電力変換装置
20a 主回路
26 対アース電圧検出部
27 キャリア信号周波数抽出部
27a、27b バンドパスフィルタ
27ai フーリエ変換部
27c 特定部
28 復調部
29 情報処理部
100 電力変換システム
110 電力変換装置
116 対アース電圧検出部
117、117i キャリア信号周波数抽出部
117a、117b バンドパスフィルタ
117ai フーリエ変換部
117c 特定部
118 復調部
119 情報処理部
120 電力変換装置
121 基本周波数生成部
122 PWMキャリア信号生成部
123 PWM信号生成部
124 駆動回路
125 スイッチング素子
200 電力変換システム
230 電力変換装置
230a 主回路
300 電力変換システム
320 電力変換装置
327 キャリア信号周波数抽出部
327a〜327d バンドパスフィルタ
327e 特定部
400 電力変換システム
410 電力変換装置
417、417i キャリア信号周波数抽出部
427a〜427d バンドパスフィルタ
427e 特定部
910 電力変換装置
912 キャリア信号生成部
940 回路構成
941 駆動回路
941a ON/OFF制御部
942 スイッチング素子
943 インピーダンス素子
944 インピーダンス素子
Cf1、Cf2、Cf3 浮遊容量
M1、M2、M3 制御対象

Claims (17)

  1. 電力供給線及びアース線を介して第2の電力変換装置に接続された電力変換装置であって、
    前記第2の電力変換装置に送信すべき情報に応じて複数の候補周波数又は候補周波数範囲のうちから選択した周波数に切り替え、切り替えられた周波数を有するキャリア信号を発生させるキャリア信号生成部と、
    前記発生されたキャリア信号を用いてPWM信号を発生させるPWM信号生成部と、
    制御対象を制御するためのスイッチング素子であって、前記発生されたPWM信号に従ってスイッチングすることにより、電力変換のための動作を行うとともに、前記電力供給線及び前記アース線を介して前記送信すべき情報に対応した対アース電圧信号を前記第2の電力変換装置へ送信するスイッチング素子と、
    を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記電力供給線及び前記アース線を介して対アース電圧信号を検出する検出部と、
    前記検出された対アース電圧信号から、キャリア信号の複数の候補周波数又は候補周波数範囲のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する抽出部と、
    前記抽出された周波数成分に応じて、前記第2の電力変換装置から送信された情報を復元する復元部と、
    をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記スイッチング素子は、ワイドバンドギャップ半導体を用いて形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 電力供給線及びアース線を介して第1の電力変換装置に接続された電力変換装置であって、
    前記電力供給線及び前記アース線を介して対アース電圧信号を検出する検出部と、
    前記検出された対アース電圧信号から、キャリア信号の複数の候補周波数又は候補周波数範囲のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する抽出部と、
    前記抽出された周波数成分に応じて、前記第1の電力変換装置から送信された情報を復元する復元部と、
    を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  5. 前記抽出部は、前記複数の候補周波数又は候補周波数範囲に対応した複数のバンドパスフィルタを有し、前記検出された対アース電圧信号を前記複数のバンドパスフィルタに通すことにより、前記複数の候補周波数又は候補周波数範囲のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記抽出部は、前記検出された対アース電圧信号を周波数解析することにより、前記複数の候補周波数又は候補周波数範囲のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  7. 第1の電力変換装置と、
    電力供給線及びアース線を介して第1の電力変換装置に接続された第2の電力変換装置と、
    を備え、
    前記第1の電力変換装置は、
    前記第2の電力変換装置に送信すべき情報に応じて複数の候補周波数又は候補周波数範囲のうちから選択した周波数に切り替え、切り替えられた周波数を有するキャリア信号を発生させるキャリア信号生成部と、
    前記発生されたキャリア信号を用いてPWM信号を発生させるPWM信号生成部と、
    制御対象を制御するためのスイッチング素子であって、前記発生されたPWM信号に従ってスイッチングすることにより、電力変換のための動作を行うとともに、前記電力供給線及び前記アース線を介して前記送信すべき情報に対応した対アース電圧信号を前記第2の電力変換装置へ送信するスイッチング素子と、
    を有し、
    前記第2の電力変換装置は、
    前記電力供給線及び前記アース線を介して対アース電圧信号を検出する検出部と、
    前記検出された対アース電圧信号から、キャリア信号の複数の候補周波数又は候補周波数範囲のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する抽出部と、
    前記抽出された周波数成分に応じて、前記第1の電力変換装置から送信された情報を復元する復元部と、
    を有する
    ことを特徴とする電力変換システム。
  8. 前記第1の電力変換装置は、
    前記電力供給線及び前記アース線を介して対アース電圧信号を検出する第1の検出部と、
    前記検出された対アース電圧信号から、キャリア信号の複数の候補周波数又は候補周波数範囲のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する抽出部と、
    前記抽出された周波数成分に応じて、前記第2の電力変換装置から送信された情報を復元する復元部と、
    をさらに有し、
    前記第2の電力変換装置は、
    前記第1の電力変換装置に送信すべき情報に応じて複数の候補周波数又は候補周波数範囲のうちから選択した周波数に切り替え、切り替えられた周波数を有するキャリア信号を発生させるキャリア信号生成部と、
    前記発生されたキャリア信号を用いてPWM信号を発生させるPWM信号生成部と、
    第2の制御対象を制御するためのスイッチング素子であって、前記発生されたPWM信号に従ってスイッチングすることにより、電力変換のための動作を行うとともに、前記電力供給線及び前記アース線を介して前記送信すべき情報に対応した対アース電圧信号を前記第1の電力変換装置へ送信するスイッチング素子と、
    をさらに有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の電力変換システム。
  9. 前記第1の電力変換装置のキャリア信号生成部が選択すべき複数の候補周波数又は候補周波数範囲と、前記第2の電力変換装置のキャリア信号生成部が選択すべき複数の候補周波数又は候補周波数範囲とは、互に重ならないように調整されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の電力変換システム。
  10. 前記スイッチング素子は、ワイドバンドギャップ半導体を用いて形成されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の電力変換システム。
  11. 前記抽出部は、前記複数の候補周波数又は候補周波数範囲に対応した複数のバンドパスフィルタを有し、前記検出された対アース電圧信号を前記複数のバンドパスフィルタに通すことにより、前記複数の候補周波数又は候補周波数範囲のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する
    ことを特徴とする請求項7に記載の電力変換システム。
  12. 前記抽出部は、前記検出された対アース電圧信号を周波数解析することにより、前記複数の候補周波数又は候補周波数範囲のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する
    ことを特徴とする請求項7に記載の電力変換システム。
  13. 前記電力供給線及び前記アース線を介して前記第1の電力変換装置及び前記第2の電力変換装置に接続された第3の電力変換装置をさらに備え、
    前記第3の電力変換装置は、
    前記第2の電力変換装置に送信すべき情報に応じて複数の候補周波数又は候補周波数範囲のうちから選択した周波数に切り替え、切り替えられた周波数を有するキャリア信号を発生させるキャリア信号生成部と、
    前記発生されたキャリア信号を用いてPWM信号を発生させるPWM信号生成部と、
    第3の制御対象を制御するためのスイッチング素子であって、前記発生されたPWM信号に従ってスイッチングすることにより、電力変換のための動作を行うとともに、前記電力供給線及び前記アース線を介して前記送信すべき情報に対応した対アース電圧信号を前記第2の電力変換装置へ送信するスイッチング素子と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の電力変換システム。
  14. 前記第1の電力変換装置のキャリア信号生成部が選択すべき複数の候補周波数又は候補周波数範囲と、前記第2の電力変換装置のキャリア信号生成部が選択すべき複数の候補周波数又は候補周波数範囲とは、互に重ならないように調整されている
    ことを特徴とする請求項13に記載の電力変換システム。
  15. 前記電力供給線及び前記アース線を介して前記第1の電力変換装置及び前記第2の電力変換装置に接続された第3の電力変換装置をさらに備え、
    前記第3の電力変換装置は、
    前記電力供給線及び前記アース線を介して対アース電圧信号を検出する検出部と、
    前記検出された対アース電圧信号から、キャリア信号の複数の候補周波数又は候補周波数範囲のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する抽出部と、
    前記抽出された周波数成分に応じて、前記第1の電力変換装置から送信された情報を復元する復元部と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の電力変換システム。
  16. 前記電力供給線及び前記アース線を介して前記第1の電力変換装置及び前記第2の電力変換装置に接続された第3の電力変換装置をさらに備え、
    前記第3の電力変換装置は、
    前記第1の電力変換装置又は前記第2の電力変換装置に送信すべき情報に応じて複数の候補周波数又は候補周波数範囲のうちから選択した周波数に切り替え、切り替えられた周波数を有するキャリア信号を発生させるキャリア信号生成部と、
    前記発生されたキャリア信号を用いてPWM信号を発生させるPWM信号生成部と、
    第3の制御対象を制御するためのスイッチング素子であって、前記発生されたPWM信号に従ってスイッチングすることにより、電力変換のための動作を行うとともに、前記電力供給線及び前記アース線を介して前記送信すべき情報に対応した対アース電圧信号を前記第1の電力変換装置又は前記第2の電力変換装置へ送信するスイッチング素子と、
    前記電力供給線及び前記アース線を介して対アース電圧信号を検出する検出部と、
    前記検出された対アース電圧信号から、キャリア信号の複数の候補周波数又は候補周波数範囲のいずれかの周波数に対応した周波数成分を抽出する抽出部と、
    前記抽出された周波数成分に応じて、前記第1の電力変換装置又は前記第2の電力変換装置から送信された情報を復元する復元部と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の電力変換システム。
  17. 前記第1の電力変換装置のキャリア信号生成部が選択すべき複数の候補周波数又は候補周波数範囲と、前記第2の電力変換装置のキャリア信号生成部が選択すべき複数の候補周波数又は候補周波数範囲と、前記第3の電力変換装置のキャリア信号生成部が選択すべき複数の候補周波数又は候補周波数範囲とは、互に重ならないように調整されている
    ことを特徴とする請求項16に記載の電力変換システム。
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