JP5030046B2 - ハンガー取付構造及び椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、オフィス等で好適に利用されるハンガー取付構造及び椅子に関するものである。
オフィス等で使用される椅子は、背凭れに衣類を掛けた状態で使用されることが少なくない。しかし、その状態で着座者が背凭れに凭れると、衣類が押し潰されて型崩れ等の原因になる。このため、近時の椅子には、背凭れに出し入れ自在にハンガー機能を備えたものが増えている。
例えば、特許文献1に示されるものは、取付ベースと押さえ具との間にハンガー支柱を挟持するようにしたものであり、押さえ具は板バネ状をなしていて、この押さえ具をねじで固定することにより、押さえ具の両端部をハンガー支柱の背面に弾接させるようにしている。また、ハンガー支柱の一部には凹部が設けてあり、ハンガー支柱が昇降して受け部の所定位置に設けた円柱体にその凹部が係合することにより、ハンガー支柱を上方に突出した使用位置と下方に没入した収納位置とに保持し得るようにしている。
一方、特許文献2に示されるものは、2本のハンガー支柱を取付ベースと抱持手段との間に形成される挿通部に挿通し、その挿通部内に弾性体よりなる正面視V字形の係止具が仕込んである。そして、この係止具の外側に向く弾性を利用し、両端をハンガー支柱の互いに向き合う対向縁に設けた凹部に弾性係合させて、ハンガー支柱を上方に突出した使用位置と下方に没入した収納位置とに保持し得るようにしている。
特開2004−159747号公報 特開2005−168748号公報
ところが、特許文献1のものは、ハンガー支柱が背面を板バネ状の押さえ具に強く押し付けられた状態で昇降するため、当該ハンガー支柱の目立ち易い背面側の外周に傷が付き易く、これが椅子の外観を損ねる大きな要因となる。同文献では、これを避けるためにハンガー支柱を湾曲させて押さえ具の上縁又は下縁とハンガー支柱との当たりを避ける工夫をしているが、これだと当たりが小さくなるため、ハンガー保持力の低下に繋がるものである。
一方、特許文献2のものは、ハンガー支柱間の目立ち難い内縁部にV字形の係止具が押圧された状態で摺動することになるため、たとえ傷がついても、場所がら、外観を大きく損ねることはない。しかしながら、V字形の係止具の外側に向くバネ力にさほど多くを期待できないため、ハンガーに過剰な力が加わると容易に所定昇降位置から離脱してしまう恐れがあり、ハンガーのぐらつきも生じ易い。これを防ぐために抱持手段の内空を緊密にすると、やはりハンガー支柱の目立ち易い背面側の外周等に傷が入るという特許文献1と同様の結果を招くことになる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、ハンガー保持力を低下させることなく、昇降動作によってハンガー支柱の目立ち易い部位に傷が生じる問題を有効に解消しようとするものである。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明のハンガー取付構造は、ハンガー本体より垂下する一対のハンガー支柱を取付ベースと押さえ具との間に昇降可能に挟み込み、かつ所定昇降位置に保持し得るようにしたものであって、各ハンガー支柱の対向する内縁部に長手方向に沿ってリブ状の突起を設け、これらの突起の複数箇所に前記挟持方向に向かって凹部を形成する一方、押さえ具に、前記凹部に係合可能な凸部を設け、これら凹部と凸部とを凹凸係合させた所定昇降位置で押さえ具の一部に設定した押圧部をハンガー支柱の一部に押し付けることにより当該ハンガー支柱を保持するとともに、その凹凸係合を解除した状態で押さえ具の一部を突起に沿って摺動させつつハンガー支柱を昇降させ得るようにしており、さらに、押さえ具の押圧部がハンガー支柱の外周部に添設するものであって、この押圧部は凹凸係合を解除した際に当該外周部から離反し、その状態で押さえ具側に設けた凸部を突起に沿って摺動させるようにしたことを特徴とする。
このようにすると、突起はハンガー支柱間の比較的目立ち難い内縁部に位置することになるので、この内縁部に摺動によってたとえ傷がついても、外観を大きく損ねることを有効に防止することができる。しかも、取付ベースと押さえ具とでハンガー支柱の突起を挟み込む形態をとり、押圧部の押し付け力次第で押さえ具と突起の間の凹凸係合力を高めることができるので、ハンガー本体に過剰な力が加わることを想定して十分な保持力を付与し、ハンガーのぐらつきも有効に抑えることが可能となる。
さらに、押さえ具の押圧部がハンガー支柱の外周部に添設するものであり、この押圧部が凹凸係合を解除した際に当該外周部から離反し、その状態で押さえ具側に設けた凸部を突起に沿って摺動させるようにしていることから、ハンガー支柱の外周部を利用してハンガー保持力をより有効に高めるとともに、ハンガー支柱に傷が入ることを回避することが可能となる。
また、ハンガー保持力を的確に高め、かつハンガー支柱の円滑な昇降動作を実現するためには、押さえ具の押圧部がハンガー支柱に設けた突起に押し付けられるものであり、この押圧部が凹凸係合を解除した際に当該突起から離反し、その状態で押さえ具側に設けた凸部を突起に沿って摺動させるようにしていることが好ましい。
本発明の具体的な実施の態様としては、押さえ具が弾性体を主体とし、その弾性体が弾性変形しなければ凹部と凸部との凹凸係合が解除しないように構成して、この弾性体を通じて少なくとも所定昇降位置における押さえ具と突起の間の凹凸係合力及び押圧部からハンガー支柱への押し付け力を与えるようにしているものが挙げられる。
或いは、本発明の他の具体的な実施の態様としては、押さえ具が剛体を主体とし、この剛体に弾性付勢体を添設させて、その弾性付勢体が弾性変形しつつ剛体が変位しなければ凹部と凸部との凹凸係合が解除しないように構成して、その弾性付勢体を通じて少なくとも所定昇降位置における押さえ具と突起の間の凹凸係合力及び押圧部からハンガー支柱への押し付け力を与えるようにしているものが挙げられる。
本発明は、以上のような構成であるから、特に露出の大きい椅子の背凭れにハンガーを取り付ける際の取付構造として極めて有用なものとなる。
本発明は、以上説明した構成であるから、ハンガー支柱を押さえ具を用いて所定昇降位置に確実に保持することができ、しかも、昇降動作時に押さえ具によってハンガー支柱の目立ち易い部位に傷が生じることも有効に回避した有用なハンガー取付構造及びこれを利用した椅子を提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示す本実施形態のハンガー取付構造は、ハンガー1を椅子Zの背凭れ2に取り付けるためのもので、ハンガー本体11より垂下する一対のハンガー支柱12を図2及び図3(a)に示すように取付ベース31と押さえ具32との間に昇降可能に挟み込み、かつ所定昇降位置に保持し得るようにしている。
具体的に説明すると、ハンガー1は、背凭れ2の幅方向に沿って配置されるハンガー本体11の下端部から下方に向けて対をなすハンガー支柱12を平行に垂下させてなるもので、その垂下端12aはU字状に連なっている。このハンガー支柱12の直線部の平断面は基本的に任意の高さで同一形状をなし、具体的には外縁部12aから内縁部12bに向かって漸次前後に肉厚となる概略外向き台形状をなしている。そして、各ハンガー支柱12の内縁部12bの肉厚方向中心部に、長手方向に沿って延びるリブ状の突起12cを平断面内向き概略台形状をなして突設し、この突起12cの後向面12c1(すなわち椅子の後方に向かう面)における上下2箇所をこの実施形態では部分球面状に肉盗みして、凹部12d1、12d2を形成している。凹部12d1はハンガー支柱12の上端近傍に位置し、凹部12d2はハンガー支柱12の下端近傍に位置している。
これに対して、取付ベース31は、背面視長円プレート状のもので、左右両端近傍に肉厚方向に貫通するねじ挿通孔31aを有し、それらのねじ挿通孔31aに挿通したねじV1によって椅子Zの背凭れ2の背面にねじ止めされる。取付ベース31の中央部には押さえ具32をねじV2を用いて取り付けるためのねじ孔31bが肉厚方向に設けてあり、そのねじ孔31bと左右のねじ挿通孔31aとの間に、ハンガー支柱12の前半部と部分的に嵌合する縦溝状の支柱嵌合部31cを凹設している。
一方、押さえ具32は、合成樹脂や板バネ、スチール等の素材等の弾性体Sを主体として構成したもので、前記ハンガー支柱12の内縁部12b、12b間において突起12cの後向面12c1に対向する位置に配置される基端片32aと、この基端片32aの左右両端より持出し部32bを介して後方に持ち出した位置に連設される先端片32cとからなる。基端片32aには、前記取付ベース31のねじ孔31bに対応する位置にねじ挿通孔32dが設けてあり、ハンガー支柱12の後向面12c1に添設する両端には、前記凹部12d1、12d2に嵌まり込むことの可能な凸部32e(図2及び図3(b)参照)が前方に向けて突設されている。図3(a)は凸部32e以外の部位を通る平断面図であり、同図(b)は凸部32eが凹部12d1、12d2と凹凸係合した際の凸部32eを通る平断面図である。この実施形態の凸部32eは前記凹部12d1、12d2の形状に対応する部分球体状をなしている。持出し部32bはハンガー支柱12の突起12cの付け根から当該ハンガー支柱12の外周部12eに至る部位にほぼ密接する形状をなし、先端片32cはハンガー支柱12の内縁部12bから外縁部12aに至る間の外周部12eに沿う形状をなしている。
そして、押さえ具32の主体をなす弾性体Sのねじ挿通孔32dに挿通したねじV2を取付ベース31のねじ孔31bに締着することによって、基端片32aの両端における前向面に設定した第1の押圧部Aを突起12cの後向面12c1に弾接させ、同時に先端片32cの前向面に設定した第2の押圧部Bをハンガー支柱12の外周部12eに弾接させており、その状態で押さえ具32及び取付ベース31を覆うようにカバー部材33を装着している。
このようにして取付ベース31と押さえ具32との間に挟持させて取り付けられるハンガー支柱12を図1に矢印で示すように昇降させると、ハンガー支柱12の上端側の凹部12d1が押さえ具32の凸部32eに凹凸係合した位置でハンガー本体11が背凭れ2の上端2aよりも低くなる収納状態をとり、ハンガー支柱12の下端側の凹部12d2が押さえ具32の凸部32eに凹凸係合した位置でハンガー本体11が背凭れ2の上端2aよりも突出する使用状態をとり、その間を、凹部12d1、12d2と凸部32eとの凹凸係合を解除した状態で昇降移動させることが可能となる。解除時には、図3(b)→図4(b)に示すように基端片32aをねじV2で止着されている部位を中心に弾性変形させつつ凸部32eを凹部12d1、12d2から離脱させて突起12cの後向面12c1に乗り上げさせる必要があり、そのための操作力をハンガー支柱12に加える必要があるが、その操作力、裏を返せばハンガー1を所定位置に保持しておくための保持力は、ねじV2の締着力によって自由に調整することができる。そして、凸部32eが突起12cの後向面12c1に乗り上げた後、この凸部32eの先端部Cが突起12cの後向面12c1に押し付けられた状態で当該突起12cに沿って摺動する際は、第1の押圧部Aを図3(a)→図4(a)に示すように突起12cの後向面12c1から離反させ、第2の押圧部Bをハンガー支柱12の外周部12eから離反させるようにしている。
以上のように、本実施形態は、ハンガー本体11より垂下する一対のハンガー支柱12を取付ベース31と押さえ具32との間に昇降可能に挟み込み、かつ所定昇降位置に保持するものである。そして、そのために各ハンガー支柱12の対向する内縁部12bに長手方向に沿ってリブ状の突起12cを設け、これらの突起12cの複数箇所に前記挟持方向(具体的には後方)に向かって凹部12d1、12d2を形成する一方、押さえ具32に、前記凹部12d1、12d2に係合可能な凸部32eを設け、これら凹部12d1、12d2と凸部32eとを凹凸係合させた所定昇降位置で押さえ具32の一部に設定した押圧部A、Bをハンガー支柱12の一部に押し付けることにより当該ハンガー支柱12を保持するとともに、その凹凸係合を解除した状態で凸部32eの先端部Cを突起12cに沿って摺動させつつハンガー支柱12を昇降させ得るようにしており、さらに、押さえ具32の押圧部Bをハンガー支柱12の外周部12eに添設させるようにしており、この押圧部Bを凹凸係合を解除した際に当該外周部12eから離反させ、その状態で上記のように押さえ具32側に設けた凸部32eを突起12cに沿って摺動させるようにしたものである。
このように、突起12cがハンガー支柱12、12間の奥まった部位にあって比較的目立ち難い内縁部12b側に位置することになるので、凸部32eが突起12cに押し付けられた状態で摺動することにより突起12cの後向面12c1に傷がついても、外観を大きく損ねることを有効に防止することができる。しかも、取付ベース31と押さえ具32とでハンガー支柱12を挟み込む形態をとり、押圧部A、Bの押圧力次第で所定昇降位置における押さえ具32と突起12cの間の凹凸係合力を有効に高めることができるので、ハンガー本体11に過剰な力が加わることを想定して十分な保持力を付与し、安定した使用状態を確保するとともに、ハンガー1のぐらつきも的確に抑えることが可能となる。
加えて、押さえ具32の押圧部Bをハンガー支柱12の外周部12eに添設させるようにしているので、接触面積を広く確保することのできるハンガー支柱12の外周部12eを利用してハンガー保持力をより有効に高めることができ、しかもハンガー支柱12に傷が入ることも効果的に回避することが可能となる。
また、押さえ具32の押圧部Aをハンガー支柱12に設けた突起12cに押し付けるようにしており、この押圧部Aを凹凸係合を解除した際に当該突起12cから離反させ、その状態で押さえ具32側に設けた凸部32eを突起12cに沿って摺動させるようにしているので、使用状態や収納状態でのハンガー保持力を的確に高め、かつハンガー支柱12の円滑な昇降動作も確保することができる。
そして、前記押さえ具32は、左右のハンガー支柱12、12間の間隙を介して、後方から前方に差し込んだねじV2により取付ベース31に固定しており、その固定部位の左右両側部に前記押圧部A、Bを設定しているため、押さえ具32を確実に取り付けるためのスペースを容易に確保することができ、同時に、止着箇所から左右の押圧部A、Bを介して対をなすハンガー支柱12、12に均等に押圧力を作用させることができる。
また、押圧部A、Bを共に押さえ具32の主体をなす単一の弾性体S上に設けているので、部品点数の増加に繋がることも有効に回避することが可能となる。
具体的には、弾性体Sが弾性変形しなければ凹部12d1、12d2と凸部32eとの凹凸係合が解除しないように構成しており、この弾性体Sを通じて少なくとも所定昇降位置における押さえ具32と突起12cの間の凹凸係合力及び押圧部A、Bからハンガー支柱12への押し付け力を与えるようにしているので、別段の付勢手段を持ち込まずとも所要のハンガー保持力を有効かつ持続的に発揮させることができる。
そして、本実施形態の椅子は、上記のようなハンガー取付構造を利用して、背凭れ2の背面に取付ベース31を固定し、この取付ベース31と押さえ具32との間にハンガー支柱12を介してハンガー1を支持させているため、露出の大きい背凭れ2の背面に対して外観を損なうことなくハンガー1を有効に取り付けることを可能ならしめているものである。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、突起12c側に凹部12d1、12d2を形成し、押さえ具32側に凸部32eを形成したが、図5に示すように、突起12c側に凸部112d1、112d2を形成し、押さえ具32側に凹部132eを形成したものであってもよい。同図の凸部112d1、112d2は、柱軸mを突起12cの長手方向と直交する方向(すなわち左右の支柱12の対向方向)に配向した円柱の一部を突起12cの後向面12c1より後方に突出させた形態をなすもので、これに対応する押さえ具側の凹部132eは押さえ具32の基端片32aと持出し部32bとのコーナー部に形成された開口窓状をなしている。このように構成する場合、基端片32aの両端を押圧部Aとして機能させることは上記実施形態と同様であるが、凹凸係合が解除された後もこの押圧部Aを突起12cに設けた凸部112d1、112d2又は突起12cの後向面12c1に対して摺動させることとなる。この場合、先端片32cの前向面は支柱12の外周部12eに近接配置することによりハンガー全体のガタツキを防止する程度に止どめて、昇降移動時に支柱12の外周部12eに接触させない構成としておくことが望ましい。かかる凸部112d1、112d2の形状は、ハンガー保持力が適切に発揮できることを前提に、所定昇降位置への引き込み時或いはそこからの離脱時におけるハンガー支柱12の動作に円滑性を期待できるものである。勿論、前記実施形態のように凹部を部分球面状にし凸部を部分球体状にしても構わない。
また、図6に示すように押さえ具232が剛体Tを主体とし、この剛体Tに弾性付勢体4を添設させて、その弾性付勢体4が弾性変形しつつ剛体Tが変位しなければ前述した凹部と凸部との凹凸係合が解除しないように構成して、その弾性付勢体4を通じて少なくとも所定昇降位置における押さえ具232と突起12cの間の凹凸係合力及び押圧部A、B等からハンガー支柱12への押し付け力を与えるようにしても構わない。このように、押さえ具232とは別に弾性付勢体4を設ければ、部品点数は増えるものの、押さえ具232を押圧に一層適した形状にし、かつ所要の凹凸係合力や押し付け力を発現し得る適切な弾性付勢体4を採用することができるようになる。図示の弾性付勢体4はコイルバネ状のものであるが、板バネ等であってもよいのは勿論である。
さらに、上記実施形態は2箇所に押圧部A、Bを設定したが、押圧部Aのみ、或いは押圧部Bのみであっても本発明の基本的作用効果を奏することは可能である。
その他、凸部や凹部の形状等も上記実施形態に限定されるものではないし、本発明のハンガー取付構造を椅子以外の取付対象に適用するなど、その目的用途等も本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態を適用した椅子の後方斜視図。 同実施形態のハンガー取付構造を示す分解斜視図。 同平断面図。 同実施形態の作用説明図。 本発明の変形例を示す図2に対応した図。 本発明の他の変形例を示す図3に対応した図。
符号の説明
1…ハンガー
2…背凭れ
4…弾性付勢体
11…ハンガー本体
12…ハンガー支柱
12b…内縁部
12c…突起
12d1、12d2…凹部
31…取付ベース
32…押さえ具
32e…凸部
112d1、112d2…凸部
232…押さえ具
132e…凹部
A、B…押圧部
C…前向面
Z…椅子

Claims (5)

  1. ハンガー本体より垂下する一対のハンガー支柱を取付ベースと押さえ具との間に昇降可能に挟み込み、かつ所定昇降位置に保持し得るようにしたものであって、
    各ハンガー支柱の対向する内縁部に長手方向に沿ってリブ状の突起を設け、これらの突起の複数箇所に前記挟持方向に向かって凹部を形成する一方、押さえ具に、前記凹部に係合可能な凸部を設け、これら凹部と凸部とを凹凸係合させた所定昇降位置で押さえ具の一部に設定した押圧部をハンガー支柱の一部に押し付けることにより当該ハンガー支柱を保持するとともに、その凹凸係合を解除した状態で押さえ具の一部を突起に沿って摺動させつつハンガー支柱を昇降させ得るようにしており、さらに、
    押さえ具の押圧部がハンガー支柱の外周部に添設するものであって、この押圧部は凹凸係合を解除した際に当該外周部から離反し、その状態で押さえ具側に設けた凸部を突起に沿って摺動させるようにしていることを特徴とするハンガー取付構造。
  2. 押さえ具の押圧部がハンガー支柱に設けた突起に押し付けられるものであり、この押圧部は凹凸係合を解除した際に当該突起から離反し、その状態で押さえ具側に設けた凸部を突起に沿って摺動させるようにしている請求項1記載のハンガー取付構造。
  3. 押さえ具が弾性体を主体とし、その弾性体が弾性変形しなければ凹部と凸部との凹凸係合が解除しないように構成して、この弾性体を通じて少なくとも所定昇降位置における押さえ具と突起の間の凹凸係合力及び押圧部からハンガー支柱への押し付け力を与えるようにしている請求項1又は2に記載のハンガー取付構造。
  4. 押さえ具が剛体を主体とし、この剛体に弾性付勢体を添設させて、その弾性付勢体が弾性変形しつつ剛体が変位しなければ凹部と凸部との凹凸係合が解除しないように構成して、その弾性付勢体を通じて少なくとも所定昇降位置における押さえ具と突起の間の凹凸係合力及び押圧部からハンガー支柱への押し付け力を与えるようにしている請求項1又は2に記載のハンガー取付構造。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のハンガー取付構造を利用したものであって、背凭れの背面に取付ベースを固定若しくは一体に設け、この取付ベースと押さえ具との間にハンガー支柱を介してハンガーを支持させてなることを特徴とする椅子。
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